JP2003154635A - 印刷装置 - Google Patents

印刷装置

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JP2003154635A
JP2003154635A JP2001355537A JP2001355537A JP2003154635A JP 2003154635 A JP2003154635 A JP 2003154635A JP 2001355537 A JP2001355537 A JP 2001355537A JP 2001355537 A JP2001355537 A JP 2001355537A JP 2003154635 A JP2003154635 A JP 2003154635A
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Kuniharu Okuda
邦治 奥田
Akira Murata
章 村田
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Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 繁雑な作業を要することなく、高品質な印刷
を実行することが可能な印刷装置を提供することを目的
とする。 【解決手段】 ブリッジローラ361は、エアシリンダ
365の駆動により離隔位置とならし位置との間を移動
する。ここで、離隔位置とは、ブリッジローラ361が
水着けローラ351には当接するがインキ着けローラ2
93からは離隔する位置である。また、ならし位置と
は、ブリッジローラ361が水着けローラ351とイン
キ着けローラ293の両方に当接する位置である。ま
た、このブリッジローラ361は、揺動機構の作用によ
りその軸芯と平行な方向に揺動する構成となっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ブリッジローラ
を備えた印刷装置に関する。
【0002】
【従来の技術】オフセット印刷機等の印刷装置において
は、水着けローラにより印刷版に湿し水を供給した後
に、インキ着けローラにより印刷版にインキを供給する
ことで、印刷版の画線部にのみインキを供給する構成と
なっている。
【0003】このような印刷装置においては、水着けロ
ーラがインキ供給後の印刷版の表面に当接することによ
り、印刷版上のインキが水着けローラ上に転移する。こ
のため、印刷を連続して実行した場合においては、水着
けローラ上においてインキがたまり、このインキが乳化
するという現象が発生する。このような現象は、網点面
積率が小さく非画線部が多い絵柄を印刷した場合に、特
に顕著に発生する。水着けローラ上に乳化したインキが
蓄積された場合には、非画線部に地汚れ等が発生し、印
刷品質が悪化する。
【0004】このため、水着けローラとインキ着けロー
ラの両方に当接するブリッジローラを設け、水着けロー
ラ上の乳化したインキをインキ着けローラ上のインキと
混ぜ合わせることにより水着けローラとインキ着けロー
ラとの間でインキをならし、水着けローラ上のインキの
乳化状体を適正に保つようにした印刷装置も提案されて
いる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このような印刷装置に
おいては、ブリッジローラを水着けローラとインキ着け
ローラの両方に当接させたままの状態、または、ブリッ
ジローラを水着けローラとインキ着けローラのいずれに
も当接させない状態のいずれかの状態でしか印刷を行う
ことはできないことから、オペレータが印刷の状況を監
視し、水着けローラ上に乳化したインキが蓄積された時
点で、印刷を停止したり水着けローラを洗浄したりして
いた。このため、作業が繁雑になるばかりではなく、印
刷状況の監視が不十分となれば、非画線部に地汚れ等が
発生して印刷品質が悪化する。
【0006】この発明は上記課題を解決するためになさ
れたものであり、繁雑な作業を要することなく、高品質
な印刷を実行することが可能な印刷装置を提供すること
を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、印刷版の表面に当接して回転することにより印刷版
に湿し水を供給する水着けローラを備えた湿し水供給装
置と、印刷版の表面に当接して回転することにより印刷
版にインキを供給するインキ着けローラを備えたインキ
供給装置と、前記水着けローラと前記インキ着けローラ
の両方に当接するならし位置と、前記水着けローラに当
接し前記インキ着けローラからは離隔した離隔位置との
間を移動可能なブリッジローラと、前記ブリッジローラ
を移動させる移動機構を制御することにより、前記ブリ
ッジローラを前記ならし位置または前記離隔位置に移動
させる制御部とを備えたことを特徴とする。
【0008】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の発明において、前記ブリッジローラは前記水着けロー
ラの軸芯を中心に回動することにより、前記ならし位置
と前記離隔位置との間を移動する。
【0009】請求項3に記載の発明は、請求項2に記載
の発明において、前記ブリッジローラはその軸芯と平行
な方向に揺動する。
【0010】請求項4に記載の発明は、請求項1乃至請
求項3のいずれかに記載の発明において、前記制御部
は、印刷される画像の網点面積率から予め実験的に求め
られた限界印刷枚数だけ印刷を行うたびに、前記ブリッ
ジローラを前記離隔位置から前記ならし位置に移動させ
る。
【0011】
【発明の実施の形態】
【0012】[印刷装置の全体構成]
【0013】最初に、この発明を適用する印刷装置の全
体構成について説明する。図1はこの発明を適用する印
刷装置の概要図である。
【0014】この印刷装置は、第1、第2の版胴11、
12に保持された画像が記録されていない印刷版に画像
を記録して製版した後、この印刷版に供給されたインキ
を第1、第2のブランケット胴13、14を介して圧胴
15に保持された印刷用紙に転写することにより印刷を
行うものである。
【0015】この印刷装置は、図1において実線で示す
第1の印刷位置と二点鎖線で示す画像記録位置との間を
移動可能な第1の版胴11と、図1において実線で示す
第2の印刷位置と上記画像記録位置との間を移動可能な
第2の版胴12とを有する。
【0016】第1の印刷位置に移動した第1の版胴11
の周囲には、印刷版に例えばブラック(K)のインキを
供給するためのインキ供給装置20aと、印刷版に例え
ばマゼンタ(M)のインキを供給するためのインキ供給
装置20bと、印刷版に湿し水を供給するための湿し水
供給装置21a、21bとが配置されている。また、第
2の印刷位置に移動した第2の版胴12の周囲には、印
刷版に例えばシアン(C)のインキを供給するためのイ
ンキ供給装置20cと、印刷版に例えばイエロー(Y)
のインキを供給するためのインキ供給装置20dと、印
刷版に湿し水を供給するための湿し水供給装置21c、
21dとが配置されている。さらに、画像記録位置に移
動した第1の版胴11または第2の版胴12の周囲に
は、給版部23と、排版部24と、画像記録装置25
と、現像処理装置26とが配置されている。
【0017】また、この印刷装置は、第1の版胴11と
当接可能に設けられた第1のブランケット胴13と、第
2の版胴12と当接可能に設けられた第2のブランケッ
ト胴14と、第1、第2のブランケット胴13、14に
対して互いに異なる位置で当接可能に設けられた圧胴1
5と、給紙部27から供給された印刷用紙を圧胴15に
渡すための給紙胴16と、圧胴15から受け取った印刷
済の印刷用紙を排紙部28に排出するためのチェーン1
9を巻回した排紙胴17と、ブランケット洗浄装置29
とを有する。
【0018】上記第1、第2の版胴11、12は、それ
ぞれ図示しない版胴移動機構と連結されており、この版
胴移動機構の駆動により、上述した第1または第2の印
刷位置と画像記録位置との間を往復移動する。また、図
示しないモータの駆動により、第1の版胴11は、第1
の印刷位置において第1のブランケット胴13と同期し
て回転し、第2の版胴12は、第2の印刷位置において
第2のブランケット胴14と同期して回転するよう構成
されている。さらに、画像記録位置近傍には、図示しな
い版胴回転機構が配設されており、第1、第2の版胴1
1、12は、いずれも、画像記録位置に移動した状態に
おいて、この版胴回転機構の駆動により回転するよう構
成されている。
【0019】画像記録位置に移動した第1の版胴11ま
たは第2の版胴12の周囲には、給版部23と排版部2
4とが配置されている。
【0020】給版部23には、画像が記録されていない
長尺ロール状の印刷版を光密な状態で収納する供給カセ
ット63と、この供給カセット63から引き出した印刷
版の先端部を第1の版胴11または第2の版胴12の表
面に案内するためのガイド部材64およびガイドローラ
65と、長尺の印刷版を切断してシート状の印刷版とす
るためのカッター66とが配設されている。また、第
1、第2の版胴11、12には、給版部23より供給さ
れた印刷版の先端部と後端部とをくわえるための図示し
ない一対のくわえ爪が配設されている。
【0021】排版部24は、印刷完了後に第1の版胴1
1または第2の版胴12上に保持された印刷版を剥がす
ための爪機構73と、爪機構73の作用により剥がされ
た印刷版を排出カセット68に搬送するためのコンベア
機構69と、排出カセット68を有する。
【0022】給版部23における供給カセット63から
引き出された印刷版の先端部は、ガイドローラ65およ
びガイド部材64により案内され、第1の版胴11また
は第2の版胴12の一方のくわえ爪にくわえられる。そ
して、第1の版胴11または第2の版胴12が版胴回転
機構30の駆動により回転し、印刷版が第1の版胴11
または第2の版胴12の外周部に巻き付けられる。そし
て、カッター66で切断された印刷版の後端部は、他方
のくわえ爪によりくわえられる。この状態において、第
1の版胴11または第2の版胴12を低速で回転させな
がら、画像記録装置25により第1の版胴11または第
2の版胴12の外周部に保持された印刷版の表面に変調
されたレーザビームを照射し、画像を記録する。
【0023】なお、第1の版胴11の外周部に装着され
た印刷版Pには、画像記録装置25により、図2(a)
に示すように、ブラックのインキで印刷を行うための画
像領域67aと、マゼンタのインキで印刷を行うための
画像領域67bとが記録される。また、第2の版胴12
の外周部に装着された印刷版Pには、画像記録装置25
により、図2(b)に示すように、シアンのインキで印
刷を行うための画像領域67cと、イエローのインキで
印刷を行うための画像領域67dとが記録される。画像
領域67aと画像領域67bとは、第1の版胴11の外
周部に装着された状態において、均等に振り分けられた
状態(すなわち互いに180度離隔した状態)となる位
置に記録される。同様に、画像領域67cと画像領域6
7dとは、第2の版胴12の外周部に装着された状態に
おいて、均等に振り分けられた状態(すなわち互いに1
80度離隔した状態)となる位置に記録される。
【0024】再度図1を参照して、上述したように、第
1の印刷位置に移動した第1の版胴11の周囲には、イ
ンキ供給装置20aとインキ供給装置20bとが、ま
た、第2の印刷位置に移動した第2の版胴12の周囲に
は、インキ供給装置20cとインキ供給装置20dとが
配置されている。これらのインキ供給装置20a、20
b、20cおよび20d(これらを総称する場合には
「インキ供給装置20」という)は、各々、複数のイン
キローラとインキつぼ72とを有する。
【0025】インキ供給装置20a、20bのインキロ
ーラは、図示しないカム等の作用で揺動動作を行う。そ
して、この揺動動作により、第1の版胴11の外周部に
保持した印刷版Pに形成された2個の画像領域67a、
67bのうちの任意の画像領域に、インキ供給装置20
aまたは20bのインキローラが接触することにより、
必要な画像領域にのみインキを供給しうる構成となって
いる。また、同様に、インキ供給装置20c、20dの
インキローラも、図示しないカム等の作用で揺動動作を
行う。そして、この揺動動作により、第2の版胴12の
外周部に保持した印刷版Pに形成された2個の画像領域
67c、67dのうちの任意の画像領域に、インキ供給
装置20cまたは20dのインキローラが接触すること
により、必要な画像領域にのみインキを供給しうる構成
となっている。
【0026】再度図1を参照して、湿し水供給装置21
a、21b、21cおよび21d(これらを総称する場
合には「湿し水供給装置21」という)は、上記インキ
供給装置20により印刷版Pにインキを供給する前に、
印刷版Pに湿し水を供給するものである。これらの湿し
水装置21のうち、湿し水供給装置21aは印刷版Pに
おける画像領域67aに、湿し水供給装置21bは印刷
版Pにおける画像領域67bに、湿し水供給装置21c
は印刷版Pにおける画像領域67cに、また、湿し水供
給装置21dは印刷版Pにおける画像領域67dに、各
々湿し水を供給する。
【0027】また、各湿し水供給装置21a、21b、
21cおよび21dと各インキ供給装置20a、20
b、20cおよび20dとの間には、おのおの、後述す
るブリッジローラが配設されている。
【0028】画像記録位置に移動した第1の版胴11ま
たは第2の版胴12の下方には、現像処理装置26が配
設されている。この現像処理装置26は、現像部、定着
部および絞り部を有し、図1において二点鎖線で示す待
機位置と実線で示す現像処理位置との間を昇降可能に構
成されている。
【0029】この現像処理装置26によって画像記録装
置25により画像が記録された印刷版Pを現像処理する
場合においては、第1の版胴11または第2の版胴とと
もに回転する印刷版Pに対して、現像部、定着部および
絞り部を順次接触させる。
【0030】第1、第2の版胴11、12と当接可能に
設けられた第1、第2のブランケット胴13、14は、
第1、第2の版胴11、12と同一の直径を有し、その
外周部にはインキ転写用のブランケットが装着されてい
る。そして、この第1、第2のブランケット胴13、1
4は、第1、第2の版胴11、12および圧胴15に対
し、図示しない胴入れ機構により接離自在な構成となっ
ている。
【0031】第1、第2のブランケット胴13、14の
間に配設されたブランケット洗浄装置29は、巻き出し
ロールから複数の圧接ローラを介して巻き取りロールに
至る経路に貼張された長尺の洗浄布に洗浄液を供給し、
この洗浄布を第1、第2のブランケット胴13、14に
対して当接させた上、摺動させることにより、第1、第
2のブランケット胴13、14の表面を洗浄するもので
ある。
【0032】第1、第2のブランケット胴13、14と
当接可能に設けられた圧胴15は、第1、第2の版胴1
1、12および第1、第2のブランケット胴13、14
の直径の1/2の直径を有する。また、圧胴15は、印
刷用紙の先端を保持して搬送するための図示しないグリ
ッパを有する。
【0033】また、圧胴15に隣接して配設された給紙
胴16は、圧胴15と同一の直径を有する。この給紙胴
16は、往復移動する吸着盤74により給紙部27から
1枚ずつ供給された印刷用紙の先端部を図示しないグリ
ッパにより保持して搬送する。グリッパにより保持され
た印刷用紙の先端部は、給紙胴16から圧胴15への印
刷用紙の受け渡し時に、圧胴15のグリッパにより保持
される。
【0034】また、圧胴15に隣接して配設された排紙
胴17は、圧胴15と同一の直径を有する。この排紙胴
17は、その両端部に一対のチェーン19を巻回した構
造を有し、この一対のチェーン19を連結する図示しな
い連結部材上に、各々後述するグリッパ41が配設され
ている。圧胴15のグリッパにより保持された印刷用紙
の先端部は、圧胴15から排紙胴17への印刷用紙の受
け渡し時に、排紙胴17のいずれかのグリッパ41によ
り保持される。そして、この印刷用紙は、チェーン19
の移動に伴って、排紙部28上に搬送されて排出され
る。
【0035】前記給紙胴16は、図示しないベルトを介
して駆動モータと連結されている。そして、給紙胴1
6、圧胴15、排紙胴17、第1、第2のブランケット
胴13、14は、各々その端部に付設された歯車により
連結されている。さらに、第1のブランケット胴13と
第1の印刷位置に移動した第1の版胴11、および、第
2のブランケット胴14と第2の印刷位置に移動した第
2の版胴12とは、その端部に付設された歯車により各
々連結されている。従って、図示しない駆動モータの駆
動により、これらの給紙胴16、圧胴15、排紙胴1
7、第1、第2のブランケット胴13、14、第1、第
2の版胴11、12は、互いに同期して回転する。
【0036】次に、この印刷装置による製版および印刷
動作について説明する。図3は、この印刷装置による製
版および印刷動作の概要を示すフローチャートである。
なお、この印刷および製版動作は、印刷用紙にイエロ
ー、マゼンタ、シアン、ブラックの4色のインキで多色
印刷を行う場合のものである。
【0037】まず、第1、第2の版胴11、12上にお
いて印刷版Pに画像を記録し、現像処理を行う製版工程
を実行する(ステップS1)。この製版工程は、サブル
ーチンとしての図4のフローチャートに示す工程に従っ
て実行される。
【0038】すなわち、最初に第1の版胴11を、図1
において二点鎖線で示す画像記録位置に移動させる(ス
テップS11)。
【0039】次に、第1の版胴11の外周に印刷版Pを
供給する(ステップS12)。この印刷版Pの供給は、
供給カセット63から引き出した印刷版Pの先頭部とカ
ッター66で切断された印刷版Pの後端部とを図示しな
い一対のくわえ爪でくわえることにより実行される。
【0040】続いて、第1の版胴11の外周に保持され
た印刷版Pに画像を記録する(ステップS13)。この
画像の記録は、第1の版胴11を低速で回転させるとと
もに、画像記録装置25から第1の版胴11の外周に保
持された印刷版Pに変調されたレーザビームを照射する
ことにより実行される。
【0041】次に、画像が記録された印刷版Pを現像処
理する(ステップS14)。この現像処理は、現像処理
装置26を図1において二点鎖線で示す待機位置から実
線で示す現像処理位置まで上昇させた後、第1の版胴1
1とともに回転する印刷版Pに対して、現像部、定着部
および絞り部を順次接触させることにより実行される。
【0042】上記現像処理が終了すれば、第1の版胴1
1を図1において実線で示す第1の印刷位置まで移動さ
せる(ステップS15)。
【0043】続いて、上記ステップS11〜15と同様
の動作により、第2の版胴12の外周に保持される印刷
版Pに対する製版工程を実行する(ステップS16〜2
0)。 そして、第1、第2の版胴11、12の外周に
保持される印刷版Pへの製版が終了すれば、製版工程を
終了する。
【0044】再度図3を参照して、製版工程が完了すれ
ば、第1、第2の版胴11、12上の印刷版Pを用いて
印刷用紙に印刷を行う印刷工程を実行する(ステップS
2)。
【0045】この印刷工程においては、先ず、各湿し水
供給装置21および各インキ供給装置20を第1、第2
の版胴11、12上に保持された印刷版Pのうちの対応
する画像領域とのみ当接させる。これにより、各画像領
域67a、67b、67c、67dには対応する各湿し
水供給装置21および各インキ供給装置20から湿し水
とインキとが供給される。そして、印刷版Pに供給され
たインキは、第1、第2のブランケット胴13、14の
対応する領域に転写される。
【0046】そして、印刷用紙を給紙胴16に供給す
る。この印刷用紙は、給紙胴16から圧胴15に渡され
る。この状態で、圧胴15が回転を続けると、圧胴15
は、第1、第2の版胴11、12および第1、第2のブ
ランケット胴13、14の1/2の直径を有することか
ら、圧胴15の外周部に保持された印刷用紙には、その
1回転目においてブラックとシアンのインキが、また、
その2回転目においてマゼンタとイエローのインキが転
写される。
【0047】このようにして、4色の印刷が終了した印
刷用紙の先端部は、圧胴15から排紙胴17に渡され
る。そして、4色の印刷が終了した印刷用紙は、一対の
チェーン19の駆動により、排紙部28に向けて搬送さ
れ、撮像部40において画像を読み取られた後、排紙部
28上に排出される。
【0048】なお、この印刷工程においては、後述する
ブリッジローラによるならし動作が実行される。
【0049】印刷工程が終了すれば、印刷に使用した印
刷版Pを排出する(ステップS3)。この印刷版Pの排
出を行うためには、最初に第1の版胴11を、図1にお
いて二点鎖線で示す画像記録位置に移動させる。そし
て、第1の版胴11を反時計回りに回転させるととも
に、第1の版胴11上に保持された印刷版Pの端部を爪
機構73により剥がした後、この印刷版Pをコンベア機
構69により案内して、排出カセット68内に排出す
る。そして、第1の版胴11を第1の印刷位置に復帰さ
せた後、第2の版胴12を第2の印刷位置から画像記録
位置に移動させ、上記同様の動作を実行することによ
り、第2の版胴12上に保持された印刷版Pを排出カセ
ット68内に排出する。
【0050】印刷版Pの排出工程が完了すれば、ブラン
ケット胴洗浄装置29により第1、第2のブランケット
胴13、14を洗浄する(ステップS4)。
【0051】第1、第2のブランケット胴13、14の
洗浄が終了すれば、さらに別の印刷用紙の印刷作業を行
うか否かを確認する(ステップS5)。他の印刷作業を
行う場合には、ステップ1〜4の動作を繰り返す。
【0052】印刷作業が終了した場合には、インキの洗
浄を行う(ステップS6)。このインキの洗浄は、各イ
ンキ供給装置20に配設された図示しないインキ洗浄装
置により、各インキ供給装置20におけるインキローラ
やインキつぼ72に付着するインキを除去および洗浄す
ることにより実行される。
【0053】インキの洗浄工程が終了すれば、全ての工
程を完了する。
【0054】[本発明の特徴部分の構成]
【0055】次に、この発明の特徴部分の構成について
説明する。
【0056】最初に、上述したインキ供給装置20dの
構成について説明する。図5および図6は、インキ供給
装置20dの側面概要図である。なお、以下の説明にお
いては、4個のインキ供給装置20a、20b、20
c、20dのうちインキ供給装置20dについて説明す
るが、他のインキ供給装置20a、20b、20cもイ
ンキ供給装置20dと同等の構成を有する。
【0057】このインキ供給装置20dは、インキつぼ
72を構成するインキ元ローラ290と、第2の版胴1
2に装着された印刷版Pと当接することにより印刷版P
にインキを供給する3本のインキ着けローラ291、2
92、293と、その軸線方向に往復移動する揺動動作
によりインキ練りを行う3本のインキ練りローラ29
4、295、296と、インキ元ローラ290上のイン
キをインキ練りローラ296に転移させるためのインキ
呼び出しローラ297と、2本のインキ移しローラ29
8、299とを有する。なお、この明細書において、こ
れらのローラ290、291、292、293、29
4、295、296、297、298、299を総称す
る場合には、単に「インキローラ」という。
【0058】上記インキローラおよびインキつぼ72等
を含むインキ供給装置20dは、左右一対の側板315
に直接、または、間接的に支持されている。そして、こ
の左右一対の側板315は、図示しない左右一対のエア
シリンダの駆動により、軸251を中心に揺動可能に構
成されている。
【0059】上述したインキローラのうち、インキ着け
ローラ291は、軸301を中心に揺動する左右一対の
アーム302に軸支されている。また、このアーム30
2は、左右一対のバネ303により、インキ着けローラ
291が第2の版胴12に当接する方向(図5および図
6における反時計方向)に付勢されている。さらに、こ
のアーム302には、解除カム304に当接する左右一
対の当たり部材306が付設されている。
【0060】また、インキ着けローラ292は、軸30
7を中心に揺動する左右一対のアーム308に軸支され
ている。また、このアーム308は、左右一対のバネ3
09により、インキ着けローラ292が第2の版胴12
に当接する方向(図5および図6における反時計方向)
に付勢されている。さらに、このアーム308には、解
除カム305に当接する左右一対の当たり部材311が
付設されている。
【0061】さらに、インキ着けローラ293は、軸3
07を中心に揺動する左右一対のアーム312に軸支さ
れている。また、このアーム312は、左右一対のバネ
313により、インキ着けローラ293が第1の版胴1
1に当接する方向(図5および図6における時計方向)
に付勢されている。さらに、このアーム312には、解
除カム305に当接する左右一対の当たり部材314が
付設されている。
【0062】このインキ供給装置20dにおいては、イ
ンキつぼ72に貯留されたインキは、インキ元ローラ2
90からインキ呼び出しローラ297によってインキ練
りローラ296に転移され、インキ練りローラ294、
295、296およびインキ移しローラ298、299
により練られた後、インキ着けローラ291、292、
293に供給される。
【0063】このとき、このインキ供給装置20dにお
いては、第2の版胴12の側面に配設されたカムが第2
の版胴12の回転に伴って解除カム304、305を時
計方向に回動させることにより、各アーム302、30
8、312が図5に示す位置から図6に示す位置まで回
動する。このアーム302、308、312の回動動作
に伴って、インキ着けローラ291、292、293
は、第2の版胴12に装着された印刷版Pの表面から離
隔する。このため、第2の版胴12に適切な形状のカム
を付設することにより、第2の版胴12の外周部に保持
した印刷版Pに形成された2個の画像領域67c、67
dのうちの任意の画像領域に、インキ供給装置20dの
インキ着けローラ291、292、293が接触するこ
とにより、必要な画像領域にのみインキを供給しうる構
成となっている。
【0064】次に、上述した湿し水供給装置21dの構
成について説明する。図7および図8は、湿し水供給装
置21dを上述したインキ着けローラ293およびイン
キ練りローラ295とともに示す側面概要図である。な
お、以下の説明においては、4個の湿し水供給装置21
a、21b、21c、21dのうち湿し水供給装置21
dについて説明するが、他の湿し水供給装置21a、2
1b、21cもインキ供給装置21dと同等の構成を有
する。
【0065】この湿し水供給装置21dは、第2の版胴
12に装着された印刷版Pと当接することにより印刷版
Pに湿し水を供給する水着けローラ351と、その一部
が水舟352内に貯留された湿し水中に浸漬した水元ロ
ーラ353と、水元ローラ353から水着けローラ35
1に湿し水を転移させる水中間ローラ354とを備え
る。
【0066】水元ローラ353は、支持板355に回転
可能に支持されている。また、水中間ローラ354は、
支持板356に回転可能に支持されている。そして、調
整ねじ357により、水元ローラ353と水中間ローラ
354の間に所定のニップ圧が付与される構成となって
いる。一方、水着けローラ351は、支持板358に軸
364を中心として回転可能に支持されている。そし
て、エアシリンダ359により、水着けローラ351と
水中間ローラ354の間に所定のニップ圧が付与される
構成となっている。
【0067】水着けローラ351の回転中心となる軸3
64には、支持板362が回転可能に付設されている。
この支持板362には、エアシリンダ365が連結され
ている。そして、この支持板362には、ブリッジロー
ラ361が軸363を中心に回転可能に支持されてい
る。すなわち、このブリッジローラ361は、エアシリ
ンダ365の駆動を受けて軸364を中心に回転する支
持板362により、水着けローラ351の軸芯たる軸3
64を中心に回動可能に支持されていることになる。
【0068】このブリッジローラ361は、エアシリン
ダ365の駆動により、図7に示す離隔位置と図8に示
すならし位置との間を移動する。ここで、離隔位置と
は、ブリッジローラ361が水着けローラ351には当
接するがインキ供給装置20dのインキ着けローラ29
3からは離隔する位置である。また、ならし位置とは、
ブリッジローラ361が水着けローラ351とインキ供
給装置20dのインキ着けローラ293の両方に当接す
る位置である。
【0069】また、このブリッジローラ361は、揺動
機構の作用によりその軸芯と平行な方向に揺動する構成
となっている。
【0070】図9は、ブリッジローラ361の揺動機構
を示す断面概要図である。
【0071】この図に示すように、水着けローラ351
における軸364の一端には、ギヤ372が付設されて
いる。そして、このギヤ372は、ブリッジローラ36
1における軸363の一端に付設されたギヤ371と噛
合している。このため、軸364と軸363とは同期し
て回転する。このとき、水着けローラ351と軸364
とは互いに固定されている。一方、ブリッジローラ36
1と軸363とはスラストベアリング376を介して接
続されており、ブリッジローラ361は軸363の周り
を回転自在な構成となっている。このため、ブリッジロ
ーラ361は、水着けローラ351との間の摩擦力によ
り、軸363とは無関係に回転する。
【0072】また、ブリッジローラ361の両端部は互
いに平行な傾斜面375として構成されており、この傾
斜面375は、軸363に立設されたピン374の周り
を回転可能な一対のベアリング373の外周面と当接し
ている。このため、軸363が軸363と同期して回転
した場合においては、ブリッジローラ361は、その軸
芯と平行な方向に揺動することになる。
【0073】このブリッジローラ361の揺動動作によ
り、水着けローラ351上のインキを水着けローラ35
1の軸線方向にならすことが可能となる。すなわち、こ
のブリッジローラ351は、通常の印刷装置に使用され
るライダーローラの機能を有することになる。
【0074】図10は、この印刷装置の主要な電気的構
成を示すブロック図である。
【0075】この印刷装置は、装置の制御に必要な動作
プログラムが格納されたROM141と、制御時にデー
タ等が一時的にストアされるRAM142と、論理演算
を実行するCPU143とからなる制御部140を備え
る。この制御部は140は、インタフェース144を介
して、インキ供給装置20、画像記録装置25、現像処
理装置26、ブランケット胴洗浄装置29、第1、第2
のブランケット胴13、14の胴入れ機構等における駆
動部等の駆動信号を発生させる駆動回路145と接続さ
れている。印刷装置はこの制御部140により制御さ
れ、後述する製版動作および印刷動作を実行する。
【0076】また、制御部140におけるRAM142
には、後述する限界印刷枚数と網点面積率との関係や、
実際に印刷を行うべき画像の網点面積率のデータが記憶
されている。制御部140は、これらのデータに基づい
てエアシリンダ365等を駆動することにより、ブリッ
ジローラ361の動作を制御する。
【0077】[インキならし動作の説明]
【0078】次に、上述したインキ供給装置20および
湿し水供給装置21を備えた印刷装置による、印刷時の
インキならし動作について説明する。図11は印刷工程
において実行されるインキならし動作を示すフローチャ
ートである。
【0079】上述した印刷装置を利用して印刷を行う際
には、予め、印刷される画像の網点面積率に基づいて、
これ以上連続して印刷を実行した場合には水着けローラ
351上に乳化したインキが蓄積して適正な印刷が行え
なくなる限界の印刷枚数(この明細書において「限界印
刷枚数」という)を測定しておく。
【0080】図12は、限界印刷枚数と網点面積率の関
係を示すグラフである。
【0081】この図に示すように、一般的に、限界印刷
枚数は網点面積率が小さくなるほど少なくなる。これ
は、網点面積率が小さいほど、消費されるインキ量が少
ないため、水着けローラ351上に乳化したインキがた
まりやすくなるためと考えられる。このため、印刷を行
うべき画像の網点面積率とそのときの限界印刷枚数との
関係を実験的に求めておく。そして、印刷を実行するに
先立って、実際に印刷を行うべき画像の網点面積率nか
ら、その画像を印刷する場合の限界印刷枚数mを認識し
ておく。
【0082】なお、実際に印刷を行う画像の網点面積率
nは、画像全体の平均的な網点面積率を全体の網点面積
率として利用してもよく、また、画像全体のうちで比較
的網点面積率が低い領域の網点面積率を全体の網点面積
率として利用してもよい。
【0083】しかる後、印刷を実行する。この印刷動作
は、図3に示す印刷工程(ステップS2)のサブルーチ
ンとして実行される。
【0084】印刷動作が実行されている状態において
は、図5および図7に示すように、各インキ着けローラ
291、292、293は印刷版Pと当接している。ま
た、図7に示すように、水着けローラ351は印刷版P
と当接している。さらに、ブリッジローラ361は、水
着けローラ351には当接するがインキ着けローラ29
3からは離隔した離隔位置に配置されている。
【0085】印刷動作時においては、印刷が完了した印
刷枚数を積算し、積算された印刷枚数が予め認識した限
界印刷枚数mに到達したか否かを確認する(ステップS
21)。そして、積算された印刷枚数が、例えば100
0枚程度の限界印刷枚数に到達した場合には、インキな
らし動作を実行する。
【0086】すなわち、図1に示す給紙部27を制御し
て印刷用紙の供給を一旦停止する(ステップS22)。
そして、各インキ着けローラ291、292、293を
上昇させることにより各インキ着けローラ291、29
2、293を印刷版Pから離隔させる(ステップS2
3)。また、エアシリンダ365の作用により、ブリッ
ジローラ361を図7に示す離隔位置から、図8に示す
ブリッジローラ361が水着けローラ351とインキ着
けローラ293の両方に当接するならし位置に移動させ
る(ステップS24)。
【0087】この状態においては、水着けローラ351
上の乳化したインキがインキ着けローラ293上のイン
キと混ぜ合わされることにより、水着けローラ351と
インキ着けローラ293との間でインキがならされる。
このため、水着けローラ351上のインキは適正なもの
となる。
【0088】ブリッジローラ361がならし位置に移動
してから例えば2秒程度の時間が経過すれば(ステップ
S25)、エアシリンダ365の駆動によりブリッジロ
ーラ361を図8に示すならし位置から図7に示す離隔
位置に移動させる(ステップS26)。
【0089】そして、各インキ着けローラ291、29
2、293を下降させることにより、各インキ着けロー
ラ291、292、293を印刷版Pに当接する位置に
移動させるとともに(ステップS27)、給紙部27に
より印刷用紙の供給を再開する(ステップS28)こと
により、印刷動作を再開する。
【0090】なお、上述した実施形態においては、イン
キならし動作を実行する際に、各インキ着けローラ29
1、292、293のみを印刷版Pから離隔させ、水着
けローラ351は印刷版Pと当接させた状態のままとし
ている。これは、インキならし動作中に印刷版Pが乾燥
することを防止するためである。但し、印刷版Pの乾燥
が問題とならない場合には、水着けローラ351も印刷
版Pから離隔させるようにしてもよい。
【0091】また、上述した実施形態においては、給紙
を一時的に停止することで印刷動作を一旦中断した後、
インキならし動作を実行している。しかしながら、この
実施形態に係る印刷装置においては、各インキ供給装置
20を第1、第2の版胴11、12上に保持された印刷
版Pのうちの対応する画像領域とのみ当接させることに
より、各画像領域67a、67b、67c、67dには
対応する各インキ供給装置20からインキが供給される
構成となっていることから、各インキ供給装置20が印
刷版Pにインキを供給していないときに上述したインキ
ならし動作を行うことにより、印刷動作を停止させるこ
となくインキならし動作を実行することが可能となる。
【0092】さらに、上述した実施形態においては、画
像データを受け取って印刷版を製版するとともに、製版
後の印刷版を使用して印刷を実行する印刷装置を使用し
ているが、この発明は、印刷のみを実行する通常の印刷
装置を使用した場合にも同様に適用可能である。
【0093】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、ならし
位置と離隔位置との間を移動可能なブリッジローラと、
このブリッジローラを移動させる移動機構を制御するこ
とによりブリッジローラをならし位置または離隔位置に
移動させる制御部を備えたことから、繁雑な作業を要す
ることなく高品質な印刷物を得ることが可能となる。
【0094】請求項2に記載の発明によれば、ブリッジ
ローラが水着けローラの軸芯を中心に回動することによ
りならし位置と離隔位置との間を移動することから、簡
易な構成により、ブリッジローラをならし位置と離隔位
置の間で正確に移動させることが可能となる。
【0095】請求項3に記載の発明によれば、ブリッジ
ローラがその軸芯と平行な方向に揺動することから、ブ
リッジローラの揺動動作により、水着けローラ上のイン
キをその軸線方向にならすことが可能となる。
【0096】請求項4に記載の発明によれば、制御部
が、印刷される画像の網点面積率から予め実験的に求め
られた限界印刷枚数だけ印刷を行うたびにブリッジロー
ラを離隔位置からならし位置に移動させることから、自
動的にインキならし動作を実行することができ、繁雑な
作業を要することなく高品質な印刷物を得ることが可能
となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明を適用する印刷装置の側面概要図であ
る。
【図2】印刷版P上における画像領域67の配置を示す
説明図である。
【図3】印刷装置による製版および印刷動作の概要を示
すフローチャートである。
【図4】製版工程を示すフローチャートである。
【図5】インキ供給装置20dの側面概要図である。
【図6】インキ供給装置20dの側面概要図である。
【図7】湿し水供給装置21dを上述したインキ着けロ
ーラ293およびインキ練りローラ295とともに示す
側面概要図である。
【図8】湿し水供給装置21dを上述したインキ着けロ
ーラ293およびインキ練りローラ295とともに示す
側面概要図である。
【図9】ブリッジローラ361の揺動機構を示す断面概
要図である。
【図10】印刷装置の主要な電気的構成を示すブロック
図である。
【図11】印刷工程において実行されるインキならし動
作を示すフローチャートである。
【図12】限界印刷枚数と網点面積率の関係を示すグラ
フである。
【符号の説明】
11 第1の版胴 12 第2の版胴 13 第1のブランケット胴 14 第2のブランケット胴 15 圧胴 16 給紙胴 17 排紙胴 18 スプロケット 19 チェーン 20 インキ供給装置 21 湿し水供給装置 23 給版部 24 排版部 25 画像記録装置 26 現像処理装置 27 給紙部 28 排紙部 72 インキつぼ 290 インキ元ローラ 291 インキ着けローラ 292 インキ着けローラ 293 インキ着けローラ 294 インキ練りローラ 295 インキ練りローラ 296 インキ練りローラ 297 インキ呼び出しローラ 304 解除カム 305 解除カム 351 水着けローラ 352 水舟 353 水元ローラ 354 水中間ローラ 355 支持板 356 支持板 357 調整ねじ 358 支持板 359 エアシリンダ 361 ブリッジローラ 362 支持板 363 軸 364 軸 365 エアシリンダ 371 ギヤ 372 ギヤ 373 ベアリング 374 ピン 375 傾斜面 376 スラストベアリング
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 村田 章 京都市上京区堀川通寺之内上る4丁目天神 北町1番地の1 大日本スクリーン製造株 式会社内 Fターム(参考) 2C250 DC03 DC04 DC05 DC07 EA29 EB34 FA09 FB03 FB12

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 印刷版の表面に当接して回転することに
    より印刷版に湿し水を供給する水着けローラを備えた湿
    し水供給装置と、 印刷版の表面に当接して回転することにより印刷版にイ
    ンキを供給するインキ着けローラを備えたインキ供給装
    置と、 前記水着けローラと前記インキ着けローラの両方に当接
    するならし位置と、前記水着けローラに当接し前記イン
    キ着けローラからは離隔した離隔位置との間を移動可能
    なブリッジローラと、 前記ブリッジローラを移動させる移動機構を制御するこ
    とにより、前記ブリッジローラを前記ならし位置または
    前記離隔位置に移動させる制御部と、 を備えたことを特徴とする印刷装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の印刷装置において、 前記ブリッジローラは前記水着けローラの軸芯を中心に
    回動することにより、前記ならし位置と前記離隔位置と
    の間を移動する印刷装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の印刷装置において、 前記ブリッジローラはその軸芯と平行な方向に揺動する
    印刷装置。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至請求項3のいずれかに記載
    の印刷装置において、 前記制御部は、印刷される画像の網点面積率から予め実
    験的に求められた限界印刷枚数だけ印刷を行うたびに、
    前記ブリッジローラを前記離隔位置から前記ならし位置
    に移動させる印刷装置。
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