JP2003152892A - 通信システム、通信方法及び通信路選択装置 - Google Patents

通信システム、通信方法及び通信路選択装置

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JP2003152892A
JP2003152892A JP2001349826A JP2001349826A JP2003152892A JP 2003152892 A JP2003152892 A JP 2003152892A JP 2001349826 A JP2001349826 A JP 2001349826A JP 2001349826 A JP2001349826 A JP 2001349826A JP 2003152892 A JP2003152892 A JP 2003152892A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、ユーザーにとって煩雑な作業を必
要とせずに通信路を自動的に選択して音声通話を可能と
する通信方路選択装置及び通信システムを提供する。 【解決手段】 本発明の一側面としての通信路選択装置
は、発信者の通信端末、一般加入回線、及び、データ通
信が可能な回線に接続される通信路選択装置であって、
前記発信者が前記通信端末に入力した着信者の電話番号
に対応して、前記データ通信が可能な回線を介して接続
されたネットワーク上で前記着信者を識別するためのネ
ットワークアドレスが存在するかどうかを判断する判断
部と、前記ネットワークアドレスが存在する場合には前
記データ通信が可能な回線及び前記ネットワークアドレ
スを利用した音声通信を選択し、前記ネットワークアド
レスが存在しない場合には前記一般加入回線及び前記電
話番号を利用した音声通信を選択する選択部とを有す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般に、通信シス
テムに係り、xDSL技術を用いたディジタル専用回線
と音声回線網との通信方路を選択的に使用する通信シス
テムに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、xDSL(Digital Su
bscriber Line:ディジタル加入者線)と
呼ばれる銅線(電話線)を使ってディジタル通信を行う
技術の発達が目覚しい。xDSLには種々の方式が存在
するが、これらのうちADSLは下り方向の通信速度を
上り方向の通信速度よりも早くしたDSL通信方法であ
り、インターネットに代表される近年のデータ通信網の
発達により、高速データ通信の要求が高まっている現
在、注目を集めている。ADSLは、現在のアナログ電
話回線では0乃至4kHzくらいまでの音声帯域しか利
用してないのに対して、それよりも高い部分の周波数帯
域(例えば、20kHz乃至1.1MHz)を利用する
ことで、高速なディジタル通信を行っている。
【0003】ADSLにおいて、電話局と加入者宅を結
ぶ加入者線(アナログ電話線)の両端にはアナログ音声
信号とディジタル信号を分離、合成するために、POT
S(Plain Old Telephone Serv
ice)スプリッタが設けられ、これらのデータが周波
数帯域に応じてそれぞれ分離されている。このスプリッ
タを介しアナログ電話線は、一方は音声信号として既存
の電話機や交換機に接続され、もう一方はモデムを介し
PCなどを含むネットワーク機器に接続されている。
【0004】一方、電話局側にも同様のスプリッタが設
けられており、アナログ電話線を介して通信されるアナ
ログ音声信号とディジタルデータ信号はそれぞれ分離可
能に構成されている。かかる信号のうち分離されたアナ
ログ音声信号は電話局が提供する公衆回線網を経由して
(更に電話局を経由することもあるが)ユーザーの所望
とする電話機へ送信される。一方、分離されたディジタ
ルデータ信号は、電話局でモデムなどを介しディジタル
信号に変換された後に、ディジタル専用線によってIS
P(Internet Service Provide
r)を介してインタネート上に存在するサーバーやイン
ターネットに接続するネットワーク機器に送信されてい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
通信システムでは、これらアナログ音声信号とディジタ
ル信号はそれぞれが必ず所定の通信路、即ち、公衆回線
網とディジタル専用線とのいずれかを通ることが決定さ
れている。通常、音声通信のアナログ音声信号は、公衆
回線網を使用するため、かかる回線網を使用する回線使
用料を使用時間に応じて通信会社に支払わなければなら
ない。即ち、従来の通信システムでは、音声通話を行う
には時間に応じて使用料がかかるため、音声通話を頻繁
に利用するユーザーにとって、回線使用料が莫大な金額
になってしまう。
【0006】一方、ディジタル信号は、ディジタル専用
線を使用するためこの公衆回線網の回線使用料を必要と
されず、例えば、ディジタル専用線の使用料として月額
の固定料金を支払うシステムが一般的である。そこで、
専用の端末を備えるユーザー間でディジタル専用線を利
用した音声通信の通信システム(IP電話などと称され
る場合もある)も確立されており、公衆回線網を利用し
ない低額な音声通話サービスが提供されている。
【0007】しかしながら、このようなシステムを使用
したとしても、専用端末を持たないユーザーと通話を行
うには、従来通りの手法(公衆回線網を利用した音声通
話)で通話を行わなければならい。即ち、ユーザーは通
信相手に応じて通話方法を変更しなければならず、ユー
ザーにとって非常に煩雑な手間を必要とするものであっ
た。
【0008】そこで、本発明は、ユーザーにとって煩雑
な作業を必要とせずに通信路を自動的に選択して音声通
話を可能とする通信路選択装置及び通信システムを提供
することを例示的な目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明の一側面としての通信路選択装置は、発信者の
通信端末、一般加入回線、及び、データ通信が可能な回
線に接続される通信路選択装置であって、前記発信者が
前記通信端末に入力した着信者の電話番号に対応して、
前記データ通信が可能な回線を介して接続されたネット
ワーク上で前記着信者を識別するためのネットワークア
ドレスが存在するかどうかを判断する判断部と、前記ネ
ットワークアドレスが存在する場合には前記データ通信
が可能な回線及び前記ネットワークアドレスを利用した
音声通信を選択し、前記ネットワークアドレスが存在し
ない場合には前記一般加入回線及び前記電話番号を利用
した音声通信を選択する選択部とを有する。かかる通信
路選択装置によれば、着信側の電話番号に対応するネッ
トワークアドレスの存在を判断することで、音声通信を
行う通信路を一般加入者線とデータ通信が可能な回線と
を自動的に選択することができる。これにより、通信端
末を利用するユーザーは、通信端末を使用した通常の通
話方法を行ったとしても、自動的に通信路が決定される
ので通信相手に応じて通話方法を変更するなどの従来の
通話システムに要求された煩雑な作業を解消することが
できる。また、本発明の通信路選択装置を有する利用者
間では、データ通信が可能な回線を利用して音声通信を
行うことができるので、一般加入者回線を使用せずに音
声通信を行うことができる。
【0010】上述した本発明の通信路選択装置におい
て、前記ネットワークに接続されたサーバーであって当
該ネットワークに接続してクライアントとして機能する
前記着信者の前記ネットワークアドレスを利用可能にす
るサーバーから前記着信者の電話番号に対応する前記ネ
ットワークアドレスを取得することができる。かかる通
信路選択装置によれば、ネットワークに接続されたサー
バーと交信することで着信者のネットワークアドレスを
取得することができるので、上述した判断部により判断
可能となる。
【0011】また、本発明の通信路選択装置は、前記判
断部に使用され、前記電話番号と前記ネットワークアド
レスとの対応表を格納する記憶部を更に有してもよい。
かかる通信路選択装置によれば、記憶部に対応表を格納
することで、上述した判断部により判断可能となる。な
お、この通信路選択装置は、前記ネットワークに接続さ
れたサーバーであって前記ネットワークに接続するクラ
イアントの前記電話番号と前記ネットワークアドレスと
の対応表を利用可能にするサーバーから当該対応表を取
得してもよい。かかる通信路選択装置によれば、上述し
た記憶部に格納する対応表をサーバーから取得すること
ができる。更に、この通信路選択装置は、前記通信路選
択装置は、前記サーバーに格納された前記対応表が変更
されたことを示す情報を取得可能で、当該情報を取得し
た場合には前記サーバーから変更された前記対応表を取
得し、前記記憶部は、変更された前記対応表を利用して
前記記憶部に格納されている前記対応表を更新すること
ができる。かかる通信路選択装置によれば、ネットワー
クに接続された着信者の最新のネットワークアドレスを
取得することができる。
【0012】また、本発明の通信路選択装置において、
前記電話番号及び前記一般回線を利用して前記着信者と
通信を行い、当該着信者に存在し得る当該着信者の前記
ネットワークアドレスを取得してもよい。かかる通信路
選択装置によれば、ネットワークアドレスを有するかど
うかを、着信者から直接判断することもができる。
【0013】更に、本発明の通信路選択装置は通信機能
を有し、前記通信端末と前記通信路選択装置は一体型で
あってもよい。また、前記通信路選択装置は、ネットワ
ーク機器を接続可能なルーター機能を有してもよい。ま
た、前記通信路選択装置は、前記通信路選択装置は、複
数の着信者に対して前記データ通信が可能な回線及び前
記ネットワークアドレスを利用した音声通信を行うって
もよい。かかる通信路選択装置によれば、複数の相手と
も同時に通信を行うことができる。更に、前記通信端末
は、例えば、電話又はFAXである。
【0014】また、本発明の別の側面としての通信路選
択方法は、通信端末を用いて音声通信を行うための通信
路を一般加入回線又はデータ通信が可能な回線とで選択
する方法であって、前記通信端末に着信者の電話番号を
入力するステップと、データ通信が可能な回線が接続可
能なネットワークであって当該ネットワークに接続され
たサーバーと交信し、前記着信者の電話番号に対応する
前記ネットワーク上で前記着信者を識別するためのネッ
トワークアドレスが存在するかどうか判断するステップ
と、前記判断ステップで前記ネットワークアドレスが存
在すると判断した場合には前記データ通信が可能な回線
及び前記ネットワークアドレスを利用した音声通信を行
うステップと、前記判断ステップで前記ネットワークア
ドレスが存在しないと判断した場合には前記一般加入回
線及び前記電話番号を利用した音声通信を行うステップ
とを有する。かかる方法は、上述した通信路選択装置が
サーバーと交信して通信路を選択する方法であって、上
述した装置と同様の作用及び効果を奏することができ
る。
【0015】また、本発明の別の側面としての通信路選
択方法は、通信端末を用いて音声通信を行うための通信
路を一般加入回線又はデータ通信が可能な回線とで選択
する方法であって、電話番号と、データ通信が可能な回
線を介して接続されたネットワークであって当該ネット
ワーク上での識別を可能にする前記電話番号に対応した
ネットワークアドレスとの対応表を記憶部に格納するス
テップと、前記通信端末に着信者の電話番号を入力する
ステップと、前記記憶部と交信し、前記着信者の電話番
号に対応する前記ネットワークアドレスが存在するかど
うか判断するステップと、前記判断ステップで前記ネッ
トワークアドレスが存在すると判断した場合には前記デ
ータ通信が可能な回線及び前記ネットワークアドレスを
利用した音声通信を行うステップと、前記判断ステップ
で前記ネットワークアドレスが存在しないと判断した場
合には前記一般加入回線及び前記電話番号を利用した音
声通信を行うステップとを有する。かかる方法は、上述
した通信路選択装置が記憶部と交信して通信路を選択す
る方法であって、上述した装置と同様の作用及び効果を
奏することができる。
【0016】また、本発明の別の側面としての通信路選
択装置は、通信端末を用いて音声通信を行うための通信
路を一般加入回線又はデータ通信が可能な回線とで選択
する方法であって、前記通信端末に着信者の電話番号を
入力するステップと、前記一般加入回線及び前記電話番
号を利用して前記着信者と交信し、当該着信者に前記デ
ータ通信が可能な回線が接続可能なネットワークであっ
て当該ネットワーク上で識別を可能にする前記電話番号
に対応したネットワークアドレスを有するかどうか判断
するステップと、前記判断ステップで前記ネットワーク
アドレスを有すると判断した場合には前記データ通信が
可能な回線及び前記ネットワークアドレスを利用した音
声通信を行うステップと、前記判断ステップで前記ネッ
トワークアドレスが有さないと判断した場合には前記一
般加入回線及び前記電話番号を利用した音声通信を行う
ステップとを有する。かかる方法は、上述した通信路選
択装置が着信者と直接交信して通信路を選択する方法で
あって、上述した装置と同様の作用及び効果を奏するこ
とができる。
【0017】また、本発明の別の側面としての対応表作
成方法は、ネットワークに接続されたクライアントが、
着信側のクライアントの電話番号と、前記ネットワーク
上で前記着信側のクライアントを識別するためのネット
ワークアドレスとの対応表を作成する方法であって、前
記ネットワークを介して接続されて前記対応表を格納す
るサーバーに対して前記対応表の取得を要求するステッ
プと、前記サーバーから前記対応表を受信するステップ
と、前記対応表を記憶部に格納するステップとを有す
る。かかる対応表作成方法は、上述した記憶部に格納さ
れた対応表を用いた通信路選択装置及び方法において使
用可能な対応表を作成することができる。
【0018】また、本発明の別の側面としての更新方法
は、ネットワークに接続されたクライアントが、着信側
のクライアントの電話番号と前記ネットワーク上で前記
着信側のクライアントを識別するためのネットワークア
ドレスとの対応表を更新する方法であって、前記対応表
を記憶部に格納するステップと、前記ネットワークを介
して接続されて前記対応表を格納するサーバーから更新
された前記対応表を受信するステップと、前記格納ステ
ップで格納された前記記憶部の前記対応表を前記受信ス
テップで受信した更新された前記対応表に更新するステ
ップとを有する。かかる更新方法によれば、上述した記
憶部に格納された対応表を用いた通信路選択装置及び方
法において使用される対応表を最新の状態に交信するこ
とができる。
【0019】また、本発明の別の側面としても通信路選
択装置は、着信者の通信端末、一般加入回線、及び、デ
ータ通信が可能な回線に接続された通信路選択装置であ
って、発信者から受信した音声通信が、前記データ通信
可能な回線及び前記データ通信が可能な回線を介して接
続されたネットワークであって当該ネットワーク上で前
記着信者を識別するためのネットワークアドレスを利用
した音声通信であるか、前記ネットワークアドレスが存
在しない場合には前記一般加入回線及び前記電話番号を
利用した音声通信であるかを判断する判断部と、前記判
断部が判断した結果に従って通信路を選択する選択部と
を有する。かかる通信路選択装置によれば、着信側の通
信端末に設けられる装置として機能し、上述した発信側
の装置と同様一般加入者回線及びデータ通信が可能な回
線を選択的に経由する音声通信を行うことができる。こ
れもまた、上述した発信側の装置と同様な効果を得るこ
とができる。
【0020】また、本発明の別の側面としてのサーバー
は、複数のクライアントにネットワークを介して接続さ
れて前記クライアントと交信可能な通信部と、前記クラ
イアントの電話番号と、前記ネットワーク上で前記クラ
イアントを識別するためのネットワークアドレスとを対
応付けた対応表を格納する記憶部と、前記クライアント
から所定の電話番号を受信した際に、前記記憶部に格納
された前記対応表に基づいて前記所定の電話番号に対応
する前記ネットワークアドレスを前記クライアントに利
用可能にする制御部とを有する。かかるサーバーによれ
ば、上述した通信路選択装置と交信可能で、電話番号に
対応するネットワークアドレスを通信路選択装置に利用
可能にすることができる。
【0021】上述した本発明のサーバーにおいて、前記
制御部は、前記記憶部に格納された前記対応表を前記ク
ライアントに利用可能にする。かかるサーバーは、電話
番号に対応するネットワークアドレスを利用可能にする
だけではなく、対応表を利用可能にしてもよい。これに
より、上述した通信路選択装置は、対応表を記憶部に格
納することができる。また、かかるサーバーにおいて、
前記制御部は、前記ネットワークに接続した前記クライ
アントにネットワークアドレスを付与すると共に、前記
対応表のネットワークアドレスと前記クライアントに付
与したネットワークアドレスとが一致するかどうか判断
し、前記制御部が前記記憶部に格納された前記対応表の
ネットワークアドレスと前記クライアントに付与したネ
ットワークアドレスとが一致しないと判断した場合には
前記記憶部が前記対応表のネットワークアドレスを前記
クライアントに付与したネットワークアドレスに更新す
ることもできる。かかるサーバーによれば、クライアン
トのネットワークアドレスが変更しても対応表を更新す
ることができる。また、かかるサーバーにおいて、前記
通信部は、前記対応表の一部又は全部が更新された場合
に前記クライアントに対して前記更新された対応表の一
部又は全部を配布する、又は、前記対応表が更新された
ことを前記クライアントに通知してもよい。かかるサー
バーによれば、交信された対応表をクライアントに配
布、又は対応表が交信されたことを通知可能であるの
で、クライアントは最新の対応表を利用することができ
る。
【0022】また、本発明の別の側面としての作成方法
は、ネットワークに接続されるクライアントの電話番号
と前記ネットワーク上で前記クライアントを識別するた
めのネットワークアドレスとの対応表を作成する方法で
あって、前記クライアントの電話番号を登録するステッ
プと、前記ネットワークにログオンした前記クライアン
トにネットワークアドレスを付与するステップと、前記
付与ステップで付与された前記クライアントのネットワ
ークアドレスを前記登録ステップで登録された前記クラ
イアントの電話番号に対応付けて登録するステップとを
有する。かかる作成方法によれば、上述したサーバーが
格納する対応表を作成可能であり、同様の作用を奏する
ことができる。
【0023】また、本発明の別の側面としての更新方法
は、ネットワークに接続されるクライアントの電話番号
と前記ネットワーク上で前記クライアントを識別するた
めのネットワークアドレスとが対応付けて登録された対
応表を更新する方法であって、前記ネットワークにログ
オンした前記クライアントに対してネットワークアドレ
スを付与するステップと、前記付与ステップが前記クラ
イアントに対して付与したネットワークアドレスと前記
対応表に登録された前記クライアントの電話番号に対応
するネットワークアドレスとが一致するかどうか判断す
るステップと、前記判断ステップが、前記付与ステップ
が前記クライアントに対して付与したネットワークアド
レスと前記対応表に登録された前記クライアントの電話
番号に対応するネットワークアドレスとが一致しないと
判断した場合に、前記対応表に登録された前記クライア
ントの電話番号に対応するネットワークアドレスを前記
付与ステップで付与したネットワークアドレスに書き換
えるステップとを有する。かかる更新方法によれば、上
述したサーバーの記憶部に格納される対応表をネットワ
ーク上のクライアントの状況に応じて最新の状態にする
ことができる。
【0024】また、本発明の別の側面としての通信シス
テムは、発信者の第1の通信端末、一般加入回線、及
び、データ通信が可能な回線に接続される第1の通信路
選択装置と、前記一般加入回線に接続される着信者の第
2の通信端末、又は、着信者の第2の通信端末と前記一
般加入回線と前記データ通信が可能な回線とに接続され
る第2の通信路選択装置と、前記データ通信が可能な回
線が接続するネットワークに接続されたサーバーとを有
する通信システムであって、前記サーバーは、前記着信
者の電話番号と、前記ネットワーク上にログオンして存
在し得る前記第2の通信路選択装置を識別するためのネ
ットワークアドレスとを対応付けた対応表を格納する記
憶部と、当該記憶部に格納された前記対応表に基づいて
前記着信者の電話番号に対応する前記ネットワークアド
レスを前記発信者に利用可能にする制御部とを有し、前
記第1の通信路選択装置は、前記サーバーにアクセスし
て前記着信者の電話番号に対応する前記ネットワークア
ドレスが存在するかどうかを判断し、前記第1の通信路
選択装置は、前記ネットワークアドレスが存在すると判
断した場合には、前記データ通信が可能な回線及び前記
ネットワークアドレスを利用して前記ネットワークにロ
グオンした前記第2の通信路選択装置を介して前記発信
者と前記着信者との音声通信を行い、前記第1の通信路
選択装置は、前記ネットワークアドレスが存在しないと
判断した場合には、前記一般加入回線及び前記電話番号
を利用して前記発信者と前記着信者との音声通信を行
う。かかる通信システムは、上述した通信路選択装置、
及び、サーバーを用いた通信システムであって、これら
と同様の作用及び効果を奏することができる。
【0025】かかる通信システムにおいて、前記ネット
ワークアドレスはIPアドレスであってもよい。また、
前記通信システムは、xDSL環境である。
【0026】また、本発明の別の側面としての通信シス
テムは、発信者の第1の通信端末、一般加入回線、及
び、データ通信が可能な回線に接続される第1の通信路
選択装置と、前記一般加入回線に接続される着信者の第
2の通信端末、又は、着信者の第2の通信端末と前記一
般加入回線と前記データ通信が可能な回線とに接続され
る第2の通信路選択装置とを有する通信システムであっ
て、前記第1の通信路選択装置は、前記着信者の電話番
号と、前記データ通信が可能な回線に接続されたネット
ワーク上にログオンして存在し得る前記第2の通信路選
択装置を識別するためのネットワークアドレスとを対応
付けた対応表を格納する記憶部と、前記記憶部にアクセ
スして前記着信者の電話番号に対応する前記ネットワー
クアドレスが存在するかどうかを判断する判断部とを有
し、前記第1の通信路選択装置は、前記ネットワークア
ドレスが存在すると判断した場合には、前記データ通信
が可能な回線及び前記ネットワークアドレスを利用して
前記ネットワークにログオンした前記第2の通信路選択
装置を介して前記発信者と前記着信者との音声通信を行
い、前記第1の通信路選択装置は、前記ネットワークア
ドレスが存在しないと判断した場合には、前記一般加入
回線及び前記電話番号を利用して前記発信者と前記着信
者との音声通信を行うことができる。かかる通信システ
ムによれば、第1の通信路選択装置が記憶部に格納され
たネットワークアドレスを参照し通信路を選択する通信
システムであって、これらを構成する装置と同様の作用
及び効果を奏するものである。
【0027】また、本発明の別の側面としての通信シス
テムは、発信者の第1の通信端末、一般加入回線、及
び、データ通信が可能な回線に接続される第1の通信路
選択装置と、前記一般加入回線に接続される着信者の第
2の通信端末、又は、着信者の第2の通信端末と前記一
般加入回線と前記データ通信が可能な回線とに接続され
る第2の通信路選択装置とを有する通信システムであっ
て、前記第1の通信路選択装置は、前記着信者の電話番
号及び前記一般回線を利用して前記着信者と通信を行
い、前記データ通信可能な回線に接続されるネットワー
クにログオンされて前記着信者を識別するための前記ネ
ットワークアドレスが存在するかどうか判断し、前記第
1の通信路選択装置は、前記ネットワークアドレスが存
在すると判断した場合には、前記データ通信が可能な回
線及び前記ネットワークアドレスを利用して前記ネット
ワークにログオンした前記第2の通信路選択装置を介し
て前記発信者と前記着信者との音声通信を行い、前記第
1の通信路選択装置は、前記ネットワークアドレスが存
在しないと判断した場合には、前記一般加入回線及び前
記電話番号を利用して前記発信者と前記着信者との音声
通信を行うことができる。かかる通信システムによれ
ば、第1の通信路選択装置が着信者側に直接ネットワー
クアドレスを参照し通信路を選択する通信システムであ
って、これらを構成する装置と同様の作用及び効果を奏
するものである。
【0028】本発明の他の目的及び更なる特徴は、以下
添付図面を参照して説明される好ましい実施の形態によ
って明らかにされるであろう。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して、本発
明の通信システム1及び当該通信システム1に適用可能
な通信路選択装置200について説明する。ここで、図
1は、本発明の通信システム1の構成図である。図2
は、図1に示す通信路選択装置200を示すブロック図
である。本発明の通信システム1は、通信端末100
と、通信路選択装置200と、局側装置300と、サー
バー400とを有する。図1に良く示されるように、通
信端末100は通信路選択装置200を介し電話回線
(メタルケーブル)10に接続されており、電話回線1
0の他端は局側装置300に接続されている。局側装置
300は、電話局(又は、通信事業者)が提供する一般
加入者回線網30を介して別の局側装置300と相互に
接続されている。また、局側装置300は、局間IP網
20に接続されており(図1に示す点線)、局間IP網
20に接続されるISP(Internet Sarv
ice Provider)を介してインターネット4
0とデータ通信することができる。そして、ISP、又
はISPを介したインターネット40上にはサーバー4
00が設けられている。かかるシステムにおいて、通信
端末100及び通信路選択装置200は、本発明の通信
システム1を利用する利用者宅(一般家庭や、企業など
を含む)に設けられている。このように、本発明の通信
システムは、ADSLのようなDSL環境に通信路選択
装置200を適用したものであり、電話回線10、局間
IP網20、一般加入者回線網30、局側装置300な
どは既存の設備として利用している。
【0030】なお、図1に示すように、本実施例では、
発側の通信端末100及び通信路選択装置200を利用
する利用者を利用者Aとし、着側の通信端末100及び
通信路選択装置200を利用する利用者を利用者B、又
は、着側の通信端末100を利用する利用者を利用者C
として例示的に区別するが、かかる区別は説明のために
区別されているに過ぎず、これは特定の装置からの発信
だけを意図するものではない。また、利用者の数もこれ
に限定されるものでなく、電話局の局側装置300には
複数の加入者宅に設けられた通信端末100が図示しな
い電話回線を介して接続されている。なお、本発明にお
いて、電話加入者宅のすべてに通信路選択装置200が
設けられている必要はない。本発明は、着側の利用者が
通信路選択装置200を有するか否かを判断し(即ち、
ネットワークアドレスを用いてデータ通信可能な回線を
使用可能か、又は電話番号を用いて一般加入回線を使用
するかどうかを判断し)、これにより通信路を局間IP
網20又は一般加入者回線網30のうちいずれかに選択
して音声通信を行うことも特徴の一つである。また、図
1に示されるように、本実施形態の通信システム1では
例示的に3つの局側装置300より構成されるが、後述
するように既存の設備として存在する局側装置300の
全てに対して本発明の通信システムが適用可能であるこ
とは言うまでもない。
【0031】ここで、電話回線10はメタリックケーブ
ルとも呼ばれ、撚り対線(ツイストペア)からなる電話
線を利用して、電話加入者宅から電話局までの接続を行
っている。例えば、電話回線10は、電話局の局側装置
300から所定の利用者のもとへ電話番号に対応付けら
れて引き込まれている。電話回線10は、0乃至1.1
MHzのアナログ信号が伝送可能とされる。一方、局間
IP網20は、光ファイバケーブルなどから構成される
通信網(データ通信が可能な回線)であり、ディジタル
信号専用の回線である。また、一般加入者回線網30
は、電話局の局側装置300間を接続する回線網であ
り、0乃至4kHzの周波数帯域を有するアナログ音声
信号を用いた音声通信線用の回線網であり、公衆回線網
などと称される場合もある。なお、これら電話回線1
0、局間IP網20及び一般加入者回線網30は、当該
周知のいかなる技術をも適用することが可能であり、ま
た当業者にとって容易に理解することができるので、こ
こでの詳細な説明は省略する。
【0032】通信端末100は、本実施形態において
は、電話器、FAXを含み電話回線10に接続して、
(音声)通信を行う端末を広く含む。かかる通信端末1
00は当業者にとって容易に理解可能であるため、ここ
での詳細な説明は省略する。電話器は、一般的に、電話
器が設けられる加入者宅に引き込まれた電話回線10が
接続されたモジュラ・ジャックを介してモジュラ・ケー
ブルなどで接続されている。本実施形態において、通信
路選択装置200を有する加入者宅の通信端末100
は、通信路選択装置200の後述するインターフェース
210に接続されることで電話回線10に接続されてい
る。電話器を使用したアナログ音声信号は、一般的に、
0乃至4kHzの周波数帯域を使用したアナログ信号と
して電話回線10に出力される。
【0033】通信路選択装置200は、通信端末100
によって行われる音声通信の通信路を選択する。より詳
細には、通信路選択装置200は、利用者Aの通信端末
100が通信(通話)しようとする別の通信端末100
(例えば、利用者B又は利用者C)までの通信路を、局
間IP網20を経由するか、一般加入者回線網30を経
由するかどうかを選択する。通信路選択装置200は、
図2に良く示されるように、制御部202、RAM20
4、ROM206、記憶部208、インターフェース2
10、コントローラ212、AD・DA変換部214、
パケット化手段216、変復調部218、分波部22
0、表示部224、入力部226を有する。図2におい
て、通信端末100から電話回線10までのデータ経路
が点線(経路A及びB)で示されている。かかる構成に
おいて、制御部202は、RAM204、ROM20
6、記憶部208、コントローラ212、パケット化手
段216、変復調部218、表示部224、入力部22
6と、例えばHUBなどを介して互いに交信可能に構成
されている。
【0034】本実施形態の通信路選択装置200におい
て、インターフェース210に伝送されたアナログ音声
信号は、コントローラ212によって通信経路が選択さ
れ、一の経路においては伝送されたアナログ音声信号の
まま、即ち、一般加入者回線網30にて通信される0乃
至4kHzの周波数帯域のアナログ信号として電話回線
10に伝送することができる。なお、図2において、か
かる経路を経路Aとして図示している。また、他の経路
においては、伝送されたアナログ音声信号は局間IP網
20にて伝送可能にされるためディジタル化及びパケッ
ト化されたのちに、さらには20kHz乃至1.1MH
zの周波数帯域のアナログ信号に変換されて電話回線1
0に伝送することができる(ここで、20kHz乃至
1.1MHzの周波数帯域は例示的な値を示したもので
あり、周知のADSLなどの技術で適用されるデータ通
信帯域を指すものである)。なお、図2において、かか
る経路を経路Bとして図示している。
【0035】一方、通信路選択装置200において、電
話回線10から伝送されるアナログ信号は、0乃至4k
Hzの周波数帯域を有するアナログ信号と、20kHz
乃至1.1MHzの周波数帯域を有するアナログ信号と
に分離され、上述した手順と逆の手順を辿り各々がそれ
ぞれ通信路選択装置200の経路Aと経路Bを通り通信
端末100に伝送される。
【0036】制御部202は、CPU、MPUなど名称
の如何を問わない処理装置を広く含み、通信路選択装置
200の各部を制御する。なお、必要があれば、通信路
選択装置200は、図示しない上位装置に接続されて、
制御部202はかかる上位装置と交信することができ
る。制御部202は、本実施形態においては、サーバー
400と交信することで、通信端末100の音声通信の
通信方路を決定する。より詳細には、制御部202は着
信側の利用者(例えば、利用者B又は利用者C)が電話
番号に対応するネットワーク情報が存在するかどうかを
判断する。また、後述するように、制御部202は、記
憶部208に通信情報テーブルが格納された場合、当該
テーブルに基づき通信端末100の音声データの通信経
路を決定することもできる。更に、後述するように、制
御部202は、通信を希望する利用者(即ち、着側の利
用者)が通信路選択装置200を有するか(即ち、ネッ
トワーク情報を有するか)どうかを一般加入者回線20
を介して直接通信して判断して、かかる通信端末100
との音声通信の通信方路を決定することもできる。
【0037】更に、制御部202は、後述するパケット
化手段216を介してディジタル信号を送信することで
サーバー400と通信することができる。また、制御部
202は、パケット化手段216に供給されたパケット
のうち所望とする情報の一部を受信するができる。これ
により制御部202は、サーバー400又は別の通信路
選択装置200と交信することができる。
【0038】また、制御部202は、後述するコントロ
ーラ212と交信し、アナログ音声信号に対する経路A
又は経路Bの制御したり、コントローラ212に伝送さ
れた信号が一般加入者回線網30を経由したものか局間
IP網20を経由したものか判断したりすることができ
る。
【0039】RAM204は、ROM206や記憶部2
08などから読み出すデータ又は記憶部208などへ書
き込むデータを一時的に記憶する。ROM206は、制
御部202の動作に必要な各種ソフトウェアやファーム
ウェアその他のソフトウェアを格納する。
【0040】記憶部208は、ROM206と同様に制
御部202の動作に必要な各種ソフトウェアやファーム
ウェア、その他のソフトウェアを格納することができ
る。本実施形態において、記憶部208はサーバー40
0のネットワークアドレスを格納している。また、記憶
部208は自分自身に接続される通信端末100の電話
番号及び当該通信路選択装置200のネットワーク情報
を格納している。更に、後述するように、記憶部208
は、サーバー400の記憶部408に格納される通信情
報テーブル409と同一なテーブルを格納することもで
きる。かかる構成において、制御部202は記憶部20
8のテーブルに基づき通信端末100の通信方路を決定
することができる。また、記憶部208に格納されたテ
ーブルは、制御部202によって更新されたり、新たに
作成されたりすることができる。
【0041】インターフェース210は通信端末100
を通信路選択装置200に接続する。インターフェース
210は、少なくとも一の2線式のアナログ用モジュラ
・ジャックを有するものであればよい。但し、本実施形
態において、インターフェース210はかかる構成に限
定されず、通信端末100と通信可能な接続方法を排除
するものではない。
【0042】コントローラ212は、インターフェース
210を介して通信端末100から伝送されたアナログ
音声信号が、適当な通信路(即ち、局間IP網20又は
一般加入者回線網30)を経由するために、制御部20
2に制御され通信路選択装置200内の通信経路を切り
替える。より詳細には、コントローラ212によって切
り替えられる通信経路は、一の経路(図中、経路A)に
おいては伝送されたアナログ音声信号のまま、即ち、電
話番号を使用して一般加入者回線網30にて通信される
0乃至4kHzの周波数帯域のアナログ信号として電話
回線10に伝送される。一方、他方の経路(図中、経路
B)においては、伝送されたアナログ音声信号はAD・
DA変換部214、パケット化手段216を経由してネ
ットワーク情報を使用して局間IP網20で通信可能と
されるディジタル信号に変換され、そして変復調部21
8を経由して20kHz乃至1.1MHzの周波数帯域
のアナログ信号として電話回線10に伝送される。
【0043】また、コントローラ212は、コントロー
ラ212に伝送された信号を一時的に停止させることが
できる。更に、コントローラ212は、通信端末100
又は電話回線10より伝送された信号を検出し、かかる
情報を制御部202に通知することができる。例えば、
コントローラ212は、スイッチ回路などにより実現す
ることができる。また、コントローラ212は、コント
ローラ212に入力される電圧を所定のスライスレベル
と比較することによってデータを検出するなど当業界で
既知のいかなる構造をも適用することができる。
【0044】AD・DA変換部214は通信端末100
より伝送されたアナログ音声信号をディジタル音声信号
に変換する。また、逆に、AD・DA変換部214は、
電話回線10を経て変復調部218及びパケット化手段
216を介したディジタル音声信号をアナログ音声信号
に変換する。AD・DA変換部214はAD(Anal
og to Digital)変換回路を備えるADコン
バータや、DA(Digital to Analog)
変換回路を備えるDAコンバータにより実現可能であ
る。
【0045】パケット化手段216は、通信端末100
から伝送されたアナログ音声信号であってAD・DA変
換部214によってディジタル化されたパルス列のディ
ジタル信号をデータ通信用のパケット化されたディジタ
ル信号に変換する。より詳細には、パケット化手段21
6は、パルス列のディジタル信号を固定長のセルとし
(セル化)、かかるセルに通信先の行き先アドレス(ネ
ットワーク情報)を付与する。また、逆に、パケット化
手段216は、電話回線10側から伝送されるパケット
化された信号をパルス列のディジタル信号に変換するこ
ともできる。更に、パケット化手段210は制御部20
2と交信可能であって、当該制御部202がサーバー4
00と通信するために、制御部202から出力されるパ
ルス列のディジタル信号のパケット化、及び、パケット
化された信号のパルス列のディジタル信号への変換処理
を行うことができる。
【0046】変復調部218は、パケット化手段216
によりパケット化されたディジタル信号を変調し電話回
線10に適したアナログ信号に変換すると共に、電話回
線10から伝送されたアナログ信号を復調し元のパケッ
ト化されたディジタル信号に変換する。変復調部218
は、変調方式としてQAM(QuadratureAm
plitude Modulation)、CAP(C
arrierless Amplitude Phas
e)、DMT(Discrete MultiTone
Moduration)などのDSLシステムと同様の
変調方式を適用可能であり、電話局の局側装置300の
ADSLモデム304に対応した変調方式を利用するこ
とができる。本実施形態では、例示的にDMT方式を用
いて説明を行う。ここで、DMT方式とは、多重搬送波
を用いており、各多重搬送波の伝送信号はそれぞれ帯域
幅が同一で、その中心周波数が異なるQAM変調された
多数個のサブチャネルの和で構成された方法である。
【0047】変復調部218は、送信方向に対して(即
ち、通信端末100から電話回線10側への方向)、例
えば、パケットに変換されたディジタル信号をデコード
するデコーダと、デコードされた周波数域のディジタル
信号を逆フーリエ変換して時間域のディジタル信号とす
るIFFT(Inverse Fast Fourier
Transform)とを備えている。また、変復調
部218は、受信方向に対して(即ち、電話回線10か
ら通信端末100側への方向に対して)、透過された時
間域のディジタル信号をそれぞれ異なる周波数を中心周
波数とする多数のサブキャリアを形成するためにフーリ
エ変換して周波数域のディジタル信号とするためのFF
T(Fast Fourier Transform)と、
周波数域のディジタル信号をエンコードするためのエン
コーダとを備えている。かかる構成において、パケット
化手段216より伝送されたディジタル信号は変復調部
218を通過することにより20kHz乃至1.1MH
z(送信方向においては、20乃至140kHz)の周
波数帯域のアナログ信号に変換される。また、後述する
分波部220より伝送された20kHz乃至1.1MH
z(受信方向においては、140kHz乃至1.1MH
z)の周波数帯域のアナログ信号は変復調部218を通
過することによりディジタル信号に変換される。
【0048】分波部220は、典型的に、電話回線10
から伝送されるアナログ信号を0乃至4kHzと20k
Hz乃至1.1MHzの周波数帯域に分離する。図2に
よく示されるように、分波部220は、電話回線10か
ら伝送された信号のうち20kHz乃至1.1MHzの
周波数帯域のアナログ信号を通過させる高域通過フィル
タ(HPF:High Pass Filter)221
と、通信端末100から伝送されたアナログ音声信号の
うち0乃至4kHzの周波数帯域のアナログ信号を通過
させ電話回線10に伝送すると共に、電話回線10から
伝送されたアナログ信号のうち0乃至4kHzの周波数
帯域のアナログ信号を経路A側に伝送する低域通過フィ
ルタ(Low Pass Filter)222とから構
成される。なお、電話回線10から伝送されたアナログ
信号のうち4kHz乃至1.1MHzの周波数帯域のア
ナログ信号は経路B側に伝送され、HPF221により
20kHz乃至1.1MHzの周波数帯域のアナログ信
号のみが経路Bを通り通信端末100に伝送される。但
し、本発明において分波部220は上述した機能を達成
し得る限り、かかる構成に限定されず当該周知の技術を
適用可能である。
【0049】表示部224は、通信端末100が通信し
ている別の通信端末100の電話番号や、通信路や、着
信状態を表示することができる。表示部224は、LC
Dなどの表示手段を適用することができる。入力部22
6は、記憶部208に情報を格納したり、ユーザーがコ
ントローラ212を制御したり、通信状態(保留や三者
間通話)を変更することができる。入力部226は、例
えば、テンキー、キーボード、ポインティングデバイ
ス、各種スイッチのうち少なくとも一つ又は複数の組み
合わせより構成することができる。
【0050】なお、本明細書において、通信路選択装置
200は、通信端末100が接続可能に構成されるもの
であるが、通信路選択装置200に通信機能を搭載し、
通信端末100を別途設ける必要のない構成としてもよ
い。また、同様に、通信端末100に通信路選択装置2
00の機能が搭載されるものであってもよい。
【0051】局側装置300は、ADSLに対応した既
存の設備として電話局に設けられており、電話回線10
から伝送された信号を局間IP網20又は一般加入者回
線網30に伝送する。より詳細には、局側装置300
は、電話回線10から伝送されたアナログ信号を0乃至
4kHzと20kHz乃至1.1MHzの周波数帯域で
分離し、0乃至4kHzのアナログ音声信号を一般加入
者回線網30側に、20kHz乃至1.1MHzの信号
を局間IP網20側に転送する。局側装置300は、典
型的に、分波器302と、交換機304と、(ADS
L)モデム306とを有する。図3に良く示されるよう
に、局側装置300において、分波器302は電話回線
10に接続されており、かかる分波器302を介して交
換機304とADSLモデム306が並列に接続されて
いる。かかる交換機304には一般加入者回線網30が
更に接続されており、ADSLモデム306には局間I
P網20が更に接続されている。ここで、図3は、図1
に示す局側装置300を示すブロック図である。
【0052】分波器302は、電話回線10から伝送さ
れたアナログ信号を0乃至4kHzと20kHz乃至
1.1MHzの2つの周波数帯域に分離する。かかる分
波器302は、上述した通信路選択装置200の分波部
220と同様、例えば、HPF及びLPFより構成可能
であり、ここでの詳細な説明は省略する。但し、分波器
302を構成する上で留意しなければいけないことは、
0乃至4kHzの周波数帯域のアナログ信号が交換機3
04側に伝送され、20kHz乃至1.1MHzの周波
数帯域のアナログ信号がADSLモデム側に伝送される
ようにしなければならない。
【0053】交換機304は、通信端末100(例え
ば、利用者A)が通話を要求する別の通信端末100
(例えば、利用者B又は利用者C)が接続された局側装
置に対して一般加入者回線網30を介して通信経路を確
立する。また、交換機304は更に通信端末100が通
話を要求する通信端末100に対応する電話回線10の
通信経路を確立する。
【0054】ADSLモデム306は、上述した通信路
選択装置200の変復調部218と同様の変調及び復調
処理を行い、電話回線網10から伝送されたアナログ信
号をディジタル信号に変換して局間IP網20へ供給す
る、又は、局間IP網20から伝送されたディジタル信
号をアナログ信号に変換して電話回線10に伝送する。
なお、かかる交換機304及びADSLモデム306
は、ADSLを使用する既存のいかなる技術をも適用可
能であり、ここでの詳細な説明は省略する。
【0055】図4によく示されるように、サーバー40
0は、制御部402、RAM404、ROM406、記
憶部408、通信ポート410を有する。ここで、図4
は、サーバー400の概略ブロック図である。なお、図
4においては、サーバー400に付随する入出力装置
(キーボード、マウス、その他のポインティングデバイ
ス及び表示装置(ディスプレイなど)は省略されてい
る。入力装置を介してサーバー400のオペレータは、
記憶部408にネットワーク情報を入力したり、必要な
ソフトウェアをRAM404及びROM406や記憶部
408にダウンロードしたりすることができる。
【0056】制御部402は、CPU、MPUなど名称
の如何を問わない処理装置を広く含み、サーバー400
の各部を制御する。必要があれば、サーバー400は、
図示しない上位装置に接続されて、制御部402はかか
る上位装置と交信することができる。本実施形態におい
て、制御部402は、記憶部408に格納された通信情
報テーブル409を参照し、通信路選択装置200から
供給された電話番号情報に対応するネットワーク情報を
通信路選択装置200に利用可能することができる。ま
た、制御部402は、記憶部408にかかる電話番号情
報に対応するネットワーク情報がない場合、その旨を通
知することもできる。また、制御部402は記憶部40
8に格納される通信情報テーブル409を通信路選択装
置200に利用可能にすることができる。更に、制御部
402は、ネットワークに接続するクライアント(通信
路選択装置200)に当該ネットワーク上でクライアン
トを識別するためのネットワーク情報を付与することが
できる。また、制御部402は記憶部408に格納され
た通信情報テーブル409を最新の状態に更新すること
もできる。また、制御部408は通信路選択装置200
に最新の通信情報テーブル409を配布したり、最新の
通信情報テーブル409が存在することを通知すること
ができる。
【0057】RAM404は、ROM406や記憶部4
08などから読み出すデータ又は記憶部408などへ書
き込むデータを一時的に記憶する。ROM406は、制
御部402の動作に必要な各種ソフトウェアやファーム
ウェアその他のソフトウェアを格納する。
【0058】記憶部408は、図5に示す通信情報テー
ブル409を格納する。更に、記憶部408は、通信路
選択装置200から供給された電話番号情報に基づき通
信情報テーブル409を検索する検索プログラムを格納
することができる。なお、検索プログラムは独立の取引
対象として流通可能である。従って、CD−ROMなど
の記録媒体に格納されて販売されたり、インターネット
などのネットワークを通じてオンラインで頒布及び更新
されたりすることができる。
【0059】図5によく示されるように、本実施形態の
通信情報テーブル409は、利用者情報、電話番号、ネ
ットワーク情報を格納する。ここで、図5は、通信情報
テーブル409の一例を示す図である。利用者情報は、
通信路選択装置200を有する利用者の情報である。利
用者情報は、利用者の氏名、利用者を識別するためのI
D、パスワード、住所などの情報のうちの一部又はこれ
らの組み合わせから構成することができる。電話番号
は、電話局(又は、通信会社)より付与される利用者情
報に対応する通信端末100の電話番号である。ネット
ワーク情報は、ネットワーク上で識別されるための通信
路選択装置200の識別情報である。即ち、ネットワー
ク上(即ち、インターネット60上)で当該通信路選択
装置200までのあて先を示すアドレスの情報である。
ネットワーク情報は、例えば、IPアドレスであり、そ
の他のアドレス情報を広く含むものである。
【0060】通信ポート410は、インターネットに
(必要があれば、インターネット・サービス・プロバイ
ダ(ISP)を介して)接続される公衆電話回線網、I
SDN、各種専用線にモデム、ターミナルアダプタ(T
A)などを介して接続可能なUSBポートやIEEE1
394ポートなどを含む。
【0061】かかる構成において、本発明の通信システ
ム1は、後述する動作から更に明らかとなるように、通
信路選択装置200が音声通信の通信路として局間IP
網20と一般加入者回線網30とを自動的に選択するこ
とができる。これにより、通信端末100を利用するユ
ーザーは、通信端末100を使用して電話番号を入力す
るだけで、自動的に通信路が決定される。よってユーザ
ーは通信相手に応じて通話方法を変更するなどの従来の
通話システムに煩雑さを解消することができる。また、
本発明の通信路選択装置200を有する利用者間では、
局間IP網20を利用して音声通信を行うことができる
ので、一般加入者回線網30の使用せずに音声通信を行
うことができる。これにより、通信料金を抑えた音声通
話を実現することができるので、ユーザーにとって経済
的な負担がすくない。
【0062】まず、図9乃至図10を参照し、サーバー
400の記憶部408に格納される通信情報テーブル4
09の作成方法を説明する。ここで、図9は、通信情報
テーブル409の作成動作を示すフローチャートであ
る。図10は、図9に示す通信情報テーブル409の更
新動作を示すフローチャートである。サーバー400は
通信路選択装置200の利用者(通信路選択装置20
0)からオンライン又はオフラインで電話番号を登録す
る(ステップ3000)。このとき利用者が、サーバー
400が管理するネットワークにログオンしている状態
であるならば(即ち、オンライン)、当該利用者に対し
ネットワーク情報を付与する(ステップ3002)。そ
して、登録された電話番号に対応付けて利用者に付与し
たネットワークアドレスを記憶部408の通信情報テー
ブル409に登録する(ステップ3004)。これによ
り、サーバー400が使用可能な通信情報テーブル40
9を作成することができる。
【0063】一方、オフラインで電話番号を登録した利
用者に対しては次回ネットワークへログオンしたときに
上述した動作(ステップ3002乃至3004)を実行
すればよい。なお、サーバー400がログオンした利用
者と、登録された電話番号の利用者とを認識する方法と
しては、ログオンした利用者に当該利用者の電話番号を
再度要求してもよいし、事前(例えば、電話番号の登録
時)に利用者とサーバー400の管理者で決定したユー
ザーIDやパスワードを利用することで、利用者の電話
番号とネットワークにログオンした利用者を対応付ける
ことができる。
【0064】また、サーバー400はネットワークにロ
グオンするたびにネットワーク情報を付与する。即ち、
一度ログオンした利用者が一度ログオフして再度ログオ
ンした場合、通信情報テーブル409に格納されたネッ
トワーク情報と再度ログオンしたときに付与されたネッ
トワーク情報が異なってしまう場合がある。そこで、サ
ーバー400はログオンしたクライアントにネットワー
ク情報を付与すると共に以下の動作を実行する。
【0065】まず、サーバー400はネットワークにロ
グオンした利用者にネットワーク情報を付与する(ステ
ップ3100)。そして、記憶部408に格納された通
信情報テーブル409を参照して、ステップ3100で
付与したネットワーク情報が通信情報方テーブル409
に登録されたネットワーク情報と一致するかどうか判断
する(ステップ3102)。ステップ3102で一致す
ると判断した場合にはサーバー400はテーブル409
を現状のまま維持する(ステップ3106)。一方、ス
テップ3102で一致しないと判断した場合にはサーバ
ー400は通信情報テーブル409に登録されているネ
ットワーク情報をステップ3100で付与したネットワ
ーク情報に書き換える(ステップ3104)。これによ
り通信情報テーブル409は常に最新の状態に維持する
ことができるので、通信システム1を円滑に実行するこ
とができる。
【0066】なお、サーバー400は通信情報テーブル
409が更新された場合に、通信路選択装置200が通
信情報テーブルを格納する構成であるなら、この変更し
た情報を利用者(通信路選択装置200)に配布しても
よいし、利用者にテーブル409の取得要求を送信して
もよい。これにより、通信路選択装置200の記憶部に
も最新の通信情報テーブルを格納することができる。
【0067】以下、図6乃至図7を参照して、本発明の
通信システム1の動作について説明する。ここで、図6
は、本発明の通信システム1において、通信路選択装置
200を有する利用者同士間の通信動作を示すフローチ
ャートである。図7は、本発明の通信システム1におい
て、通信路選択装置200を有する利用者から通信端末
100のみを有する利用者間の通信動作を示すフローチ
ャートである。なお、以下の動作の説明において、図1
に示すネットワークに接続している利用者Aがネットワ
ークに接続している利用者B又は利用者Cに電話をかけ
る場合について説明を行うものとする。ここで、利用者
Cは、本発明の通信路選択装置200を使用しない利用
者である。即ち、サーバー400の記憶部408に格納
された通信情報テーブルには利用者A及び利用者Bのネ
ットワーク情報が存在し、利用者Cのネットワーク情報
は存在していない。
【0068】また、以下の説明において、便宜上、利用
者Aが利用する通信端末100及び通信路選択装置20
0を通信端末100A及び通信路選択装置200Aとし
て表現し、また利用者Aに引き込まれた電話回線10が
接続する局側装置300を局側装置300Aとして表現
する。同様に、利用者Bが利用する通信端末100及び
通信路選択装置200を通信端末100B及び通信路選
択装置200Bとして表現し、また利用者Bに引き込ま
れた電話回線10が接続する局側装置300を局側装置
300Bとして表現する。更に、利用者Cが利用する通
信端末100を通信端末100Cとして表現し、また利
用者Cに引き込まれた電話回線10が接続する局側装置
300を局側装置300Cとして表現する。なお、各装
置の構成要素に対しても同様の表現にて、説明の便宜を
図るものとする。
【0069】また、これらの通信路選択装置200は、
ネットワーク40に接続されてログオンし、ネットワー
ク情報が付与されている。そして、かかるネットワーク
情報はサーバー400の記憶部408の上述したテーブ
ル409に格納されている。
【0070】まず、利用者Aは通信端末100Aを用い
て利用者B(又は、利用者C)の電話番号を入力する。
これにより、通信端末100Aから利用者B(又は、利
用者C)の電話番号を含む呼出情報が信号として出力さ
れる。通常、この信号は上述したように0乃至4kHz
の周波数帯域を有するアナログ信号として出力される。
出力された信号は、通信路選択装置200Aに伝送され
る。即ち、通信路選択装置200Aのインターフェース
210Aを介しコントローラ212Aに伝送される。コ
ントローラ212Aはかかる信号を認識し、制御部20
2Aに通信端末100A側からの信号を検出したことを
通知する。なお、このときコントローラ212Aは、経
路Aと経路Bのどちらにも接続されておらず、信号は一
時的にストップされているものとする。
【0071】通知を受けた制御部202Aは、コントロ
ーラ212Aと交信して、かかる呼出情報を取得する
(ステップ1000乃至1002)。そして、制御部2
02は通信端末100の通信方路を局間IP網20にす
るか一般加入者回線網30にするかどうかを決定するた
めに、サーバー400の記憶部408に格納された通信
情報テーブル409にかかる電話番号に対応するネット
ワーク情報が存在するかどうか確認を要求する(ステッ
プ1004)。より詳細には、制御部202は、呼出情
報から利用者B(又は、利用者C)の電話番号を認識
し、かかる電話番号を含む信号をパケット化手段216
Aに出力する。パケット化手段216Aは制御部202
Aに制御され、伝送されたディジタル信号を所定の長さ
を有するセルに分割し、このセルに対してサーバー40
0のネットワークアドレスを付加する。パケット化手段
216Aはパケット化の際に、送信元のアドレスとして
利用者Aの電話番号(又は、当該通信路選択装置200
に付与されたネットワークアドレス)を更に付加するも
のとする。これにより、かかるパケットを受信するサー
バー400は、この電話番号に対応するネットワーク情
報に基づき返信を行うことができる。
【0072】そして、パケット化されたディジタル信号
は変復調部218Aに伝送され、変復調部218Aにて
20kHz乃至1.1MHzのアナログ信号に変調され
る。この変調されたアナログ信号は、分波部220Aを
経由して電話回線10に伝送される。そして、電話回線
10に伝送されたアナログ信号は局側装置300Aに伝
送される。
【0073】局側装置300Aに伝送された20kHz
乃至1.1MHzのアナログ信号は、分波器302Aに
よりADSLモデム306A側に伝送され、ADSLモ
デム306Aにより復調処理が施されることによりパケ
ット化したディジタル信号に変換される。このディジタ
ル信号はADSLモデム306Aから出力されたあとに
局間IP網20を経由して、パケットに付加されたネッ
トワークアドレスに基づきサーバー400に伝送され
る。
【0074】そして、かかるパケットは、サーバー40
0の通信ポート410を介して制御部402によって受
信される(ステップ1006)。制御部402は記憶部
408に格納された通信情報テーブル409を参照し受
信した電話番号情報を検索し、電話番号に対応するネッ
トワーク情報が存在するかどうか判断する(ステップ1
008乃至1010)。制御部402が通信情報テーブ
ル409に受信した電話番号情報があると判断した場合
(即ち、利用者Bの電話番号)、通信情報テーブル40
9から対応するネットワーク情報を取得する(ステップ
1012)。そして、制御部402は、このネットワー
ク情報を通信路選択装置200Aに対して出力する(ス
テップ1014)。より詳細には、制御部402は、こ
のネットワーク情報を含む信号に対して通信路選択装置
200のアドレス(即ち、利用者Aのネットワーク情
報)を付して通信ポート410を介して出力する。
【0075】一方、制御部402が通信情報テーブル4
09に受信した電話番号情報がないと判断した場合(即
ち、利用者Cの電話番号)、制御部402は、図7に示
すように、ネットワーク情報が存在しない旨の通知を通
信路選択装置200Aに対して出力する(ステップ10
26)。より詳細には、制御部402は、ネットワーク
情報がないことを表す信号(例えば、サーバー400と
通信路選択装置200によって予め取り決められた所定
周期のパルス信号など)に通信路選択装置200Aのネ
ットワークアドレス(即ち、利用者Aのネットワーク情
報)を付して通信ポート410を介して出力する。
【0076】サーバー400より出力された信号は、パ
ケットに付されたネットワークアドレスをもとに局間I
P網20を経由して局側装置300Aに伝送される。局
側装置300Aに伝送された信号は、ADSLモデム3
06Aにて変調処理が施され、20kHz乃至1.1M
Hzのアナログ信号に変換される。そして、変換された
アナログ信号は分波器302Aを経由して電話回線10
に出力される。そして、電話回線10に伝送されたアナ
ログ信号は通信路選択装置200Aに伝送される。
【0077】通信路選択装置200Aに伝送された20
kHz乃至1.1MHzのアナログ信号は、分波部22
0Aにより経路B側に伝送される。より詳細には、分波
器220AのLPF222A入力したアナログ信号はH
PF221A側に伝送され、HPF221Aを介して変
復調部218Aに伝送される。変復調部218Aに入力
されたアナログ信号は復調処理が施されることによりパ
ケット化されたディジタル信号に変換され、パケット化
手段216Aに伝送される。パケット化手段216Aで
は、かかるディジタル信号をパルス列のディジタル信号
に変換する。また、このとき制御部202Aはパケット
化手段216と交信し、要求に対する返答信号であるこ
とを認識すると、かかる情報をパケット化手段216A
より取得する(ステップ1016)。
【0078】次に、制御部202Aは受信した情報より
通信先の利用者が局間IP網20を利用した通信が可能
であるかどうか判断する。即ち、制御部202Aは、受
信した情報がネットワーク情報を含むものであるかどう
か判断する(ステップ1018)。
【0079】制御部202Aが受信した情報からネット
ワーク情報を取得した場合(即ち、利用者Bに対する通
信である場合)、制御部202Aは通信端末100Aに
対して局間IP網20を利用した音声通話を許可する
(ステップ1020)。より詳細には、制御部202A
はコントローラ212Aを制御して、コントローラ21
2Aのスイッチを経路B側に切り替える。これにより、
コントローラ212Aによりストップされていた呼出情
報は、AD・DA変換部214Aに入力される。入力さ
れた呼出情報は、パルス列のディジタル信号に変換され
パケット化手段216Aに伝送される。パケット化手段
216Aは制御部202Aに制御され、伝送されたディ
ジタル信号を所定の長さを有するセルに分割し、このセ
ルに対して利用者Bのネットワーク情報(ネットワーク
アドレス)を付加する。このとき、パケット化手段21
6Aはパケット化の際に、送信元のネットワークアドレ
スとして当該通信路選択装置200Aのネットワーク情
報を更に付加するものとする。そして、パケット化され
たディジタル信号は変復調部218Aに伝送され、変復
調部218Aにて20kHz乃至1.1MHzのアナロ
グ信号に変調される。この変調されたアナログ信号は、
分波部220Aを経由して電話回線10に伝送される。
そして、電話回線10に伝送されたアナログ信号は局側
装置300Aに伝送される。
【0080】局側装置300Aに伝送された20kHz
乃至1.1MHzのアナログ信号は、分波器302Aに
よりADSLモデム306A側に伝送され、ADSLモ
デム306Aにより復調処理が施されパケット化したデ
ィジタル信号に変換される。このディジタル信号はAD
SLモデム306Aから出力されたあとに局間IP網2
0を経由して、パケットに付加されたネットワークアド
レスに基づき利用者Bの通信路選択装置200Bが接続
された電話回線10を有する局側装置300Bに伝送さ
れる。
【0081】局側装置300Bに伝送された信号は、A
DSLモデム306Bにて変調処理が施され、20kH
z乃至1.1MHzのアナログ信号に変換される。そし
て、変換されたアナログ信号は分波器302Bを経由し
て電話回線10に出力される。そして、電話回線10に
伝送されたアナログ信号は通信路選択装置200Bに伝
送される。
【0082】通信路選択装置200Bに伝送された20
kHz乃至1.1MHzのアナログ信号は、分波部22
0Bにより経路B側に伝送される。より詳細には、分波
器220BのLPF222B入力したアナログ信号はH
PF221B側に伝送され、HPF221Bを介して変
復調部218Bに伝送される。変復調部218Bに入力
されたアナログ信号は復調処理が施されることによりパ
ケット化されたディジタル信号に変換され、パケット化
手段216Bに伝送される。パケット化手段216Bで
は、かかるディジタル信号をパルス列のディジタル信号
に変換する。また、このとき制御部202Bはパケット
化手段216Bと交信し、通信端末100Aからの通信
端末100Bに対する呼出信号であることを認識し、か
かる信号をAD・DA変換部214Bに通過させる(ス
テップ1022)。
【0083】AD・DA変換部214Bに伝送されたデ
ィジタル信号は、アナログ信号に変換されてコントロー
ラ212Bに伝送される。コントローラ212Bはかか
る信号を認識し、制御部202Bに経路B側からの信号
を検出したことを通知する。かかる通知を受けた制御部
202Bは、局間IP網20を利用した通話を許可すべ
くコントローラ212Bを制御して、コントローラ21
2Bのスイッチを経路B側に切り替える(ステップ10
24)。そして、呼出情報を含むアナログ信号が通信端
末100Bに伝送される。
【0084】呼出情報が通信端末100Bに受信される
ことで通信端末100Bは動作され、利用者Bがこれに
応じて通信端末100を使用する。このとき、通信端末
100Aから出力されるアナログ音声信号は、通信路選
択装置200の経路Bを通り、局間IP網20を経由し
て、通信路選択装置200Bに伝送される。当然、通信
路選択装置200Bに伝送された信号も経路Bを経由し
て、通信端末100に伝送される。これにより、通信方
路は異なるものの、通常の電話システムと同様に、利用
者Aは利用者Bと通話を確立することができる。そし
て、通話終了と共に、本発明の通信システム1は終了さ
れる。
【0085】一方、図7を参照するに、制御部202A
が受信した情報からネットワーク情報がない旨の情報を
取得した場合(即ち、利用者Cの電話番号である場
合)、制御部202Aは通信端末100Aに対して一般
加入者回線網30を利用した音声通話を許可する(ステ
ップ1028)。より詳細には、制御部202Aはコン
トローラ212Aを制御して、コントローラ212Aの
スイッチを経路A側に切り替える。これにより、コント
ローラ212Aによりストップされていた呼出情報は、
経路Aを経由して電話回線10に伝送される。
【0086】局側装置300Aに伝送された0乃至4k
Hzのアナログ信号は、分波器302Aにより交換機3
04A側に伝送され、一般加入者回線網30を介して利
用者Cの通信端末100Cに接続する電話回線10を有
する局側装置300Cに伝送される。
【0087】そして、局側装置300Bに伝送されたア
ナログ信号は分波器302Cを経由して電話回線10に
出力される。そして、電話回線10に伝送されたアナロ
グ信号は通信端末100Cに伝送される。呼出情報が通
信端末100Cに受信されることで通信端末100Cは
動作され、利用者Cがこれを使用する。このとき、通信
端末100Aのアナログ音声信号は、通信路選択装置2
00Aの経路Aを通り、一般加入者回線網30を経由し
て、通信端末100Cに伝送される。これにより、通常
の電話システムと同様に、利用者Aは利用者Cと通話を
確立することができる。そして、通話終了と共に、本発
明の通信システム1は終了される。
【0088】以上説明したように、本発明の通信システ
ム1によれば、利用者は通常の通話方法を行うだけで通
信路を通信路選択装置200が自動的に決定するので、
従来のように通話方法を通話先に対して変更する必要が
ない。これにより、利用者にとって煩雑な通話方法の変
更するための動作を省略でき、非常に容易に通話を行う
ことができる。
【0089】次に、通信路選択装置200の着信動作に
ついて説明する。なお、通信路選択装置200を有する
利用者間の着信動作は上述した利用者Bの動作で明らか
なため、ここでは利用者Cから利用者Aへの通信につい
て説明する。まず、利用者Cは通信端末100Cを用い
て利用者Aの電話番号を入力する。これにより、通信端
末100Cから利用者Aの電話番号を含む呼出情報が信
号として出力される。通常、この信号は上述したように
0乃至4kHzの周波数帯域を有するアナログ信号とし
て出力される。出力されたアナログ信号は、電話回線1
0を経て局側装置300Cへ伝送される。
【0090】局側装置300Cに伝送された0乃至4k
Hzのアナログ信号は、分波器302Aにより交換機3
04C側に伝送され、一般加入者回線網30を介して利
用者Aの通信端末100Aに接続する電話回線10を有
する局側装置300Aに伝送される。そして局側装置3
00Aから交換機304Aを通過し、電話回線10を経
由して通信路選択装置200Aに伝送される。
【0091】通信路選択装置200Aに伝送された0乃
至4kHzのアナログ信号は、分波部220Aにより経
路A側に伝送される。より詳細には、分波器220Aの
LPF222A入力したアナログ信号はコントローラ2
12Aに伝送される。コントローラ212Aはかかる信
号を認識し、制御部202Aに経路A側からの信号を検
出したことを通知する。かかる通知を受けた制御部20
2Aは、一般加入者回線網30を利用した通話を許可す
べくコントローラ212Aを制御して、コントローラ2
12Aのスイッチを経路A側に切り替える。そして、呼
出情報を含むアナログ信号が通信端末100Aに伝送さ
れる。
【0092】呼出情報が通信端末100Aに受信される
ことで通信端末100Aは動作され、利用者Aがこれに
応じて通信端末100Aを使用する。このとき、通信端
末100Cのアナログ音声信号は、一般加入者回線網3
0を経由して、通信路選択装置200Aに伝送される。
通信路選択装置200Aに伝送された信号は、経路Aを
経由して、通信端末100Aに伝送される。これによ
り、通常の電話システムと同様に、利用者Cは利用者A
と通話を確立することができる。そして、通話終了と共
に、本発明の通信システム1は終了される。
【0093】なお、本実施形態では、通信路選択装置2
00を利用する利用者間の通話は自動的に局間IP網2
0を利用することになるが、かかる利用者間の通信方路
を局間IP網20のみに限定するものではない。即ち、
利用者Aが通話の際に、入力部226Aを介しコントロ
ーラ212Aを制御して、任意に経路Aを選択し、一般
加入者回線網30を利用した通話を行ってもよい。この
ように本発明の通信路選択装置200は、利用者によっ
て通信方路を決定することを排除するものではない。
【0094】なお、図8に示すように、制御部202は
通話中の通信状態を監視してもよい。ここで、図8は、
通信状態を監視する動作を示すフローチャートである。
制御部202は、パケット化手段216と交信すること
で、現在通話中の送信元アドレスを認識することができ
る(ステップ2000)。この状態で、別の送信元アド
レスを有するパケットを受信した場合(ステップ200
2)、制御部202は表示部224に異なる着信が存在
する旨の表示を行う(ステップ2004)。例えば、
「着信あり」と表示させたり、異なる着信の番号を表示
させたりしてもよい。これに応じて利用者が入力部22
6を介して異なる着信を受け付けることを入力する。な
お、このとき利用者は入力部226を介して異なる着信
を受けつかないことを入力してもよい。
【0095】利用者が異なる着信を受け付けることを入
力した場合(ステップ2006)、制御部202は、こ
れに応じて現在通話中の送信元アドレスを有する信号を
一時的に中断(保留)させ、異なる送信元アドレスを有
する信号のみを通信端末100に伝送する(ステップ2
008)。これにより利用者は、異なる着信相手と通話
を行うことができる。なお、この通話を行う際には、制
御部202は、パケット化手段216に対して異なる送
信元のアドレスを付加して電話回線10側に信号を出力
する。そして、かかる通話が終わると、利用者は入力部
226を介して保留の解除を行うことの旨の入力を行
う。制御部202が入力部226から保留解除の信号を
認識すると(ステップ2100)、制御部202は中断
されていた元の通信相手からの信号を再開させる(ステ
ップ2102)。このとき制御部202は、パケット化
手段216に対して元の送信元のアドレスを付加して電
話回線10側に信号を出力する。
【0096】利用者が異なる着信を受け付けないことを
入力した場合(ステップ2006)、制御部202は、
異なる送信元アドレスに対して通話中の信号を出力する
ことができる(ステップ2014)。これにより、現在
通話中であることを発信側の利用者に認識させることが
できる。
【0097】なお、本発明において、利用者は通話中の
相手と異なる着信の相手と同時に通話を行ってもよい。
例えば、利用者が異なる相手からの着信を認識したと
き、又は異なる相手と通話中(即ち、元の通信相手に対
して保留動作を行っているとき)に、複数間の通話を許
可することを入力部を介して入力する。かかる信号を制
御部202が認識すると、制御部202は両者の信号を
伝送することを許可する。これにより、通信端末100
には、現在通話中の信号と異なる相手からの信号とが送
信される。また、制御部202はパケット化手段206
を制御して、複数分のパケットを作成し、それにそれぞ
れのネットワーク情報を付して伝送を行う。これにより
本発明を利用することで複数間の通話を行うことができ
る。
【0098】また、上述した実施形態では、通信路選択
装置200はサーバー400と交信することで通信路を
決定したが、通信路選択装置200自身にサーバー40
0が行う通信路選択機能を持たせてもよい。第1の方法
としては、通信路選択装置200の記憶部208には、
サーバー400と同様の通信情報テーブルを格納する方
法である。例えば、通信路選択装置200は、一度交信
した相手の電話番号及びネットワーク情報を通信情報テ
ーブルとして記憶部208に格納してもよい。また、定
期的にサーバー400と交信したり、通信情報テーブル
409の内容が更新された場合にサーバー400がテー
ブル409の更新情報を送信しこれに応じて通信路選択
装置200がサーバー400と交信したりすることでサ
ーバー400の有する通信情報テーブル409を取得し
て、かかるテーブルを記憶部208に格納してもよい。
これにより、通信路選択装置200は、サーバー400
と交信することなく記憶部208に格納された通信情報
テーブルを検索することで、呼出情報に含まれた電話番
号がネットワーク情報を有するものであるか独自に方路
を判断することができる。
【0099】また、第2の方法としては、通信先の利用
者が通信路選択装置200を有するものであるかどうか
直接確認してもよい。このような場合においては、例え
ば、通信路選択装置200は自動的に一般加入者回線網
30を利用して呼出情報を伝送する。即ち、通信路選択
装置200の通信経路は経路Aを経由するようにコント
ローラ212を設定する。そして、このとき制御部20
2は通信路選択装置200のみが認識可能で通信端末1
00には認識不能となるような信号を出力可能に構成
し、呼出情報とともにかかる信号を伝送する。そして、
かかる呼出情報が通信路選択装置200によって受信さ
れた場合にのみ、これに応呼する信号を発信側の通信路
選択装置200に伝送させるなどの構成にすればよい。
この信号を発信側の通信路選択装置200が理解するこ
とで、通信路選択装置200の有無を理解して、サーバ
ー400を経由した上述の通信方法で通信を行うことが
できる。更には、応呼信号に自分のネットワーク情報を
含めさせることで、発信側の通信路選択装置200がこ
れを理解して、通信方路を局間IP網20を利用した通
信方法に切り替えてもよい。一方、通信路選択装置20
0を有し得ない利用者宅では、通信端末100にかかる
信号は認識されないので、通常の呼出情報のみが通信端
末100によって理解され、一般加入者回線網30を利
用した通信を行うことができる。
【0100】また、本発明の別の一側面として、通信路
選択装置200はルーター機能を有してもよい。図2に
示すパケット化手段216にPCなどのネットワーク機
器に接続可能な一又は複数のインターフェースを接続
し、制御部202がそれらインターフェースに接続され
るネットワーク機器に対してパケットのルーティングを
行うことで、音声通信と同時にデータ通信を可能とする
こともできるであろう。
【0101】また、上述した実施形態ではADSLなど
のDSL環境下で説明を行ったが、通信路選択装置20
0はデータ通信が可能な回線及びネットワークアドレス
を利用した音声通信と、一般加入回線及び電話番号を利
用した音声通信とを選択的に行えるに足りるものであ
る。従って、図11に示すように、データ通信が可能な
回線及び一般加入者回線にそれぞれ接続され、通信路選
択装置200から出力される時点でそれぞれの通信路に
分離されるような構成であってもよい。ここで、図11
は、図2に示す通信路選択装置200の変形例である通
信路選択装置200aを示すブロック図である。かかる
構成において、変復調部218や分波部220は省略す
ることができる。
【0102】以上、本発明の好ましい実施例を説明した
が、本発明はその要旨の範囲内で様々な変形や変更が可
能である。また、本実施の形態は、以下に記載する発明
も同様に開示している。
【0103】発信者の通信端末、一般加入回線、及び、
データ通信が可能な回線に接続される通信路選択装置で
あって、前記発信者が前記通信端末に入力した着信者の
電話番号に対応して、前記データ通信が可能な回線を介
して接続されたネットワーク上で前記着信者を識別する
ためのネットワークアドレスが存在するかどうかを判断
する判断部と、前記ネットワークアドレスが存在する場
合には前記データ通信が可能な回線及び前記ネットワー
クアドレスを利用した音声通信を選択し、前記ネットワ
ークアドレスが存在しない場合には前記一般加入回線及
び前記電話番号を利用した音声通信を選択する選択部と
を有する通信路選択装置において、前記通信路選択装置
は通信機能を有し、前記通信端末と前記通信路選択装置
は一体型である通信路選択装置である。
【0104】発信者の通信端末、一般加入回線、及び、
データ通信が可能な回線に接続される通信路選択装置で
あって、前記発信者が前記通信端末に入力した着信者の
電話番号に対応して、前記データ通信が可能な回線を介
して接続されたネットワーク上で前記着信者を識別する
ためのネットワークアドレスが存在するかどうかを判断
する判断部と、前記ネットワークアドレスが存在する場
合には前記データ通信が可能な回線及び前記ネットワー
クアドレスを利用した音声通信を選択し、前記ネットワ
ークアドレスが存在しない場合には前記一般加入回線及
び前記電話番号を利用した音声通信を選択する選択部と
を有する通信路選択装置において、前記通信路選択装置
は、ネットワーク機器を接続可能なルーター機能を有す
る通信路選択装置である。
【0105】発信者の通信端末、一般加入回線、及び、
データ通信が可能な回線に接続される通信路選択装置で
あって、前記発信者が前記通信端末に入力した着信者の
電話番号に対応して、前記データ通信が可能な回線を介
して接続されたネットワーク上で前記着信者を識別する
ためのネットワークアドレスが存在するかどうかを判断
する判断部と、前記ネットワークアドレスが存在する場
合には前記データ通信が可能な回線及び前記ネットワー
クアドレスを利用した音声通信を選択し、前記ネットワ
ークアドレスが存在しない場合には前記一般加入回線及
び前記電話番号を利用した音声通信を選択する選択部と
を有する通信路選択装置において、前記通信路選択装置
は、複数の着信者に対して前記データ通信が可能な回線
及び前記ネットワークアドレスを利用した音声通信を行
うことを特徴とする通信路選択装置である。
【0106】発信者の通信端末、一般加入回線、及び、
データ通信が可能な回線に接続される通信路選択装置で
あって、前記発信者が前記通信端末に入力した着信者の
電話番号に対応して、前記データ通信が可能な回線を介
して接続されたネットワーク上で前記着信者を識別する
ためのネットワークアドレスが存在するかどうかを判断
する判断部と、前記ネットワークアドレスが存在する場
合には前記データ通信が可能な回線及び前記ネットワー
クアドレスを利用した音声通信を選択し、前記ネットワ
ークアドレスが存在しない場合には前記一般加入回線及
び前記電話番号を利用した音声通信を選択する選択部と
を有する通信路選択装置において、前記通信端末は、電
話器又はFAXである通信路選択装置である。
【0107】通信端末を用いて音声通信を行うための通
信路を一般加入回線又はデータ通信が可能な回線とで選
択する方法を実行するコンピュータプログラムであっ
て、着信者の電話番号を認識するステップと、前記着信
者の電話番号に対応するアドレス情報が存在するかどう
か判断するステップと、前記判断ステップにもとづき通
信路を設定するステップとを有するコンピュータプログ
ラムである。
【0108】ネットワークに接続されたクライアント
が、着信側のクライアントの電話番号と、前記ネットワ
ーク上で前記着信側のクライアントを識別するためのネ
ットワークアドレスとの対応表を作成する方法であっ
て、前記ネットワークを介して接続されて前記対応表を
格納するサーバーに対して前記対応表の取得を要求する
ステップと、前記サーバーから前記対応表を受信するス
テップと、前記対応表を記憶部に格納するステップとを
有する対応表作成方法である。
【0109】ネットワークに接続されたクライアント
が、着信側のクライアントの電話番号と前記ネットワー
ク上で前記着信側のクライアントを識別するためのネッ
トワークアドレスとの対応表を更新する方法であって、
前記対応表を記憶部に格納するステップと、前記ネット
ワークを介して接続されて前記対応表を格納するサーバ
ーから更新された前記対応表を受信するステップと、前
記格納ステップで格納された前記記憶部の前記対応表を
前記受信ステップで受信した更新された前記対応表に更
新するステップとを有する更新方法である。
【0110】ネットワークに接続されるクライアントの
電話番号と前記ネットワーク上で前記クライアントを識
別するためのネットワークアドレスとの対応表を作成す
る方法であって、前記クライアントの電話番号を登録す
るステップと、前記ネットワークにログオンした前記ク
ライアントにネットワークアドレスを付与するステップ
と、前記付与ステップで付与された前記クライアントの
ネットワークアドレスを前記登録ステップで登録された
前記クライアントの電話番号に対応付けて登録するステ
ップとを有する対応表の作成方法である。
【0111】ネットワークに接続されるクライアントの
電話番号と前記ネットワーク上で前記クライアントを識
別するためのネットワークアドレスとが対応付けて登録
された対応表を更新する方法であって、前記ネットワー
クにログオンした前記クライアントに対してネットワー
クアドレスを付与するステップと、前記付与ステップが
前記クライアントに対して付与したネットワークアドレ
スと前記対応表に登録された前記クライアントの電話番
号に対応するネットワークアドレスとが一致するかどう
か判断するステップと、前記判断ステップが、前記付与
ステップが前記クライアントに対して付与したネットワ
ークアドレスと前記対応表に登録された前記クライアン
トの電話番号に対応するネットワークアドレスとが一致
しないと判断した場合に、前記対応表に登録された前記
クライアントの電話番号に対応するネットワークアドレ
スを前記付与ステップで付与したネットワークアドレス
に書き換えるステップとを有する更新方法である。
【0112】本実施形態の通信システムにおいて、ネッ
トワークアドレスはIPアドレスである。
【0113】本実施形態の前記通信システムは、xDS
L環境である。
【0114】
【発明の効果】本実施形態に示した通信システム及び通
信路選択装置によれば、通信路選択装置を利用すること
で音声通信の方路として局間IP網と一般加入者回線と
を自動的に選択することができる。これにより、通信端
末を利用するユーザーは、通信端末を使用した通常の通
話方法であっても、自動的に方路が決定されるので通信
相手に応じて通話方法を変更するなどの従来の通話シス
テムに煩雑さを解消することができる。また、本発明の
通信路選択装置を有する利用者間では、局間IP網を利
用して音声通信を行うことができるので、局間電話回線
の使用せずに音声通信を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の通信システムの構成図である。
【図2】 図1に示す通信路選択装置を示すブロック図
である。
【図3】 図1に示す局側装置を示すブロック図であ
る。
【図4】 図1に示すサーバー400の概略ブロック図
である。
【図5】 通信情報テーブルの一例を示す図である。
【図6】 本発明の通信システムにおいて、通信路選択
装置を有する利用者同士間の通信動作を示すフローチャ
ートである。
【図7】 本発明の通信システムにおいて、通信路選択
装置を有する利用者から通信端末のみを有する利用者間
の通信動作を示すフローチャートである。
【図8】 通信状態を監視する動作を示すフローチャー
トである。
【図9】 通信情報テーブルの作成動作を示すフローチ
ャートである。
【図10】 図9に示す通信情報テーブルの更新動作を
示すフローチャートである。
【図11】 図2に示す通信路選択装置の変形例である
通信路選択装置を示すブロック図である。
【符号の説明】
10 電話回線 20 局間IP網 30 一般加入者回線 40 インターネット 100 通信端末 200 通信路選択装置 202 制御部 204 RAM 206 ROM 208 記憶部 210 インターフェース 212 コントローラ 214 AD・DA変換部 216 パケット化手段 218 変復調部 220 分波部 224 表示部 226 入力部 300 局側装置 302 分波器 304 交換機 306 ADSLモデム 400 サーバー 402 制御部 404 RAM 406 ROM 408 記憶部 409 通信情報テーブル 410 通信ポート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5K030 HB01 HC01 JL08 KA01 KA05 LB05 5K051 BB01 BB02 CC01 CC02 DD01 DD12 FF11 FF16 KK01 5K101 KK20 LL01 LL02 MM06 MM07 NN34 QQ07 QQ09 RR11 SS07 SS08

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発信者の通信端末、一般加入回線、及
    び、データ通信が可能な回線に接続される通信路選択装
    置であって、 前記発信者が前記通信端末に入力した着信者の電話番号
    に対応して、前記データ通信が可能な回線を介して接続
    されたネットワーク上で前記着信者を識別するためのネ
    ットワークアドレスが存在するかどうかを判断する判断
    部と、 前記ネットワークアドレスが存在する場合には前記デー
    タ通信が可能な回線及び前記ネットワークアドレスを利
    用した音声通信を選択し、前記ネットワークアドレスが
    存在しない場合には前記一般加入回線及び前記電話番号
    を利用した音声通信を選択する選択部とを有する通信路
    選択装置。
  2. 【請求項2】 前記ネットワークに接続されたサーバー
    であって当該ネットワークに接続してクライアントとし
    て機能する前記着信者の前記ネットワークアドレスを利
    用可能にするサーバーから前記着信者の電話番号に対応
    する前記ネットワークアドレスを取得することを特徴と
    する請求項1記載の通信路選択装置。
  3. 【請求項3】 前記判断部に使用され、前記電話番号と
    前記ネットワークアドレスとの対応表を格納する記憶部
    を更に有する請求項1記載の通信路選択装置。
  4. 【請求項4】 前記ネットワークに接続されたサーバー
    であって前記ネットワークに接続するクライアントの前
    記電話番号と前記ネットワークアドレスとの対応表を利
    用可能にするサーバーから当該対応表を取得することを
    特徴とする請求項3記載の通信路選択装置。
  5. 【請求項5】 前記通信路選択装置は、前記サーバーに
    格納された前記対応表が変更されたことを示す情報を取
    得可能で、当該情報を取得した場合には前記サーバーか
    ら変更された前記対応表を取得し、 前記記憶部は、変更された前記対応表を利用して前記記
    憶部に格納されている前記対応表を更新する請求項3記
    載の通信路選択装置。
  6. 【請求項6】 前記電話番号及び前記一般回線を利用し
    て前記着信者と通信を行い、当該着信者に存在し得る当
    該着信者の前記ネットワークアドレスを取得することを
    特徴とする請求項1記載の通信路選択装置。
  7. 【請求項7】 通信端末を用いて音声通信を行うための
    通信路を一般加入回線又はデータ通信が可能な回線とで
    選択する方法であって、 前記通信端末に着信者の電話番号を入力するステップ
    と、 データ通信が可能な回線が接続可能なネットワークであ
    って当該ネットワークに接続されたサーバーと交信し、
    前記着信者の電話番号に対応する前記ネットワーク上で
    前記着信者を識別するためのネットワークアドレスが存
    在するかどうか判断するステップと、 前記判断ステップで前記ネットワークアドレスが存在す
    ると判断した場合には前記データ通信が可能な回線及び
    前記ネットワークアドレスを利用した音声通信を行うス
    テップと、 前記判断ステップで前記ネットワークアドレスが存在し
    ないと判断した場合には前記一般加入回線及び前記電話
    番号を利用した音声通信を行うステップとを有する通信
    路選択方法。
  8. 【請求項8】 通信端末を用いて音声通信を行うための
    通信路を一般加入回線又はデータ通信が可能な回線とで
    選択する方法であって電話番号と、データ通信が可能な
    回線を介して接続されたネットワークであって当該ネッ
    トワーク上での識別を可能にする前記電話番号に対応し
    たネットワークアドレスとの対応表を記憶部に格納する
    ステップと、 前記通信端末に着信者の電話番号を入力するステップ
    と、 前記記憶部と交信し、前記着信者の電話番号に対応する
    前記ネットワークアドレスが存在するかどうか判断する
    ステップと、 前記判断ステップで前記ネットワークアドレスが存在す
    ると判断した場合には前記データ通信が可能な回線及び
    前記ネットワークアドレスを利用した音声通信を行うス
    テップと、 前記判断ステップで前記ネットワークアドレスが存在し
    ないと判断した場合には前記一般加入回線及び前記電話
    番号を利用した音声通信を行うステップとを有する通信
    路選択方法。
  9. 【請求項9】 通信端末を用いて音声通信を行うための
    通信路を一般加入回線又はデータ通信が可能な回線とで
    選択する方法であって、 前記通信端末に着信者の電話番号を入力するステップ
    と、 前記一般加入回線及び前記電話番号を利用して前記着信
    者と交信し、当該着信者に前記データ通信が可能な回線
    が接続可能なネットワークであって当該ネットワーク上
    で識別を可能にする前記電話番号に対応したネットワー
    クアドレスを有するかどうか判断するステップと、 前記判断ステップで前記ネットワークアドレスを有する
    と判断した場合には前記データ通信が可能な回線及び前
    記ネットワークアドレスを利用した音声通信を行うステ
    ップと、 前記判断ステップで前記ネットワークアドレスが有さな
    いと判断した場合には前記一般加入回線及び前記電話番
    号を利用した音声通信を行うステップとを有する通信路
    選択方法。
  10. 【請求項10】 着信者の通信端末、一般加入回線、及
    び、データ通信が可能な回線に接続された通信路選択装
    置であって、 発信者から受信した音声通信が、前記データ通信可能な
    回線及び前記データ通信が可能な回線を介して接続され
    たネットワークであって当該ネットワーク上で前記着信
    者を識別するためのネットワークアドレスを利用した音
    声通信であるか、前記ネットワークアドレスが存在しな
    い場合には前記一般加入回線及び前記電話番号を利用し
    た音声通信であるかを判断する判断部と、 前記判断部が判断した結果に従って通信路を選択する選
    択部とを有する通信路選択装置。
  11. 【請求項11】 複数のクライアントにネットワークを
    介して接続されて前記クライアントと交信可能な通信部
    と、 前記クライアントの電話番号と、前記ネットワーク上で
    前記クライアントを識別するためのネットワークアドレ
    スとを対応付けた対応表を格納する記憶部と、 前記クライアントから所定の電話番号を受信した際に、
    前記記憶部に格納された前記対応表に基づいて前記所定
    の電話番号に対応する前記ネットワークアドレスを前記
    クライアントに利用可能にする制御部とを有するサーバ
    ー。
  12. 【請求項12】 前記制御部は、前記記憶部に格納され
    た前記対応表を前記クライアントに利用可能にする請求
    項11記載のサーバー。
  13. 【請求項13】 前記制御部は、前記ネットワークに接
    続した前記クライアントにネットワークアドレスを付与
    すると共に、前記対応表のネットワークアドレスと前記
    クライアントに付与したネットワークアドレスとが一致
    するかどうか判断し、 前記制御部が前記記憶部に格納された前記対応表のネッ
    トワークアドレスと前記クライアントに付与したネット
    ワークアドレスとが一致しないと判断した場合には前記
    記憶部が前記対応表のネットワークアドレスを前記クラ
    イアントに付与したネットワークアドレスに更新する請
    求項11記載のサーバー。
  14. 【請求項14】 前記通信部は、前記対応表の一部又は
    全部が更新された場合に前記クライアントに対して前記
    更新された対応表の一部又は全部を配布する、又は、前
    記対応表が更新されたことを前記クライアントに通知す
    る請求項13記載のサーバー。
  15. 【請求項15】 発信者の第1の通信端末、一般加入回
    線、及び、データ通信が可能な回線に接続される第1の
    通信路選択装置と、 前記一般加入回線に接続される着信者の第2の通信端
    末、又は、着信者の第2の通信端末と前記一般加入回線
    と前記データ通信が可能な回線とに接続される第2の通
    信路選択装置と、 前記データ通信が可能な回線が接続するネットワークに
    接続されたサーバーとを有する通信システムであって、 前記サーバーは、前記着信者の電話番号と、前記ネット
    ワーク上にログオンして存在し得る前記第2の通信路選
    択装置を識別するためのネットワークアドレスとを対応
    付けた対応表を格納する記憶部と、当該記憶部に格納さ
    れた前記対応表に基づいて前記着信者の電話番号に対応
    する前記ネットワークアドレスを前記発信者に利用可能
    にする制御部とを有し、 前記第1の通信路選択装置は、前記サーバーにアクセス
    して前記着信者の電話番号に対応する前記ネットワーク
    アドレスが存在するかどうかを判断し、 前記第1の通信路選択装置は、前記ネットワークアドレ
    スが存在すると判断した場合には、前記データ通信が可
    能な回線及び前記ネットワークアドレスを利用して前記
    ネットワークにログオンした前記第2の通信路選択装置
    を介して前記発信者と前記着信者との音声通信を行い、 前記第1の通信路選択装置は、前記ネットワークアドレ
    スが存在しないと判断した場合には、前記一般加入回線
    及び前記電話番号を利用して前記発信者と前記着信者と
    の音声通信を行う通信システム。
  16. 【請求項16】 発信者の第1の通信端末、一般加入回
    線、及び、データ通信が可能な回線に接続される第1の
    通信路選択装置と、 前記一般加入回線に接続される着信者の第2の通信端
    末、又は、着信者の第2の通信端末と前記一般加入回線
    と前記データ通信が可能な回線とに接続される第2の通
    信路選択装置とを有する通信システムであって、 前記第1の通信路選択装置は、前記着信者の電話番号
    と、前記データ通信が可能な回線に接続されたネットワ
    ーク上にログオンして存在し得る前記第2の通信路選択
    装置を識別するためのネットワークアドレスとを対応付
    けた対応表を格納する記憶部と、前記記憶部にアクセス
    して前記着信者の電話番号に対応する前記ネットワーク
    アドレスが存在するかどうかを判断する判断部とを有
    し、 前記第1の通信路選択装置は、前記ネットワークアドレ
    スが存在すると判断した場合には、前記データ通信が可
    能な回線及び前記ネットワークアドレスを利用して前記
    ネットワークにログオンした前記第2の通信路選択装置
    を介して前記発信者と前記着信者との音声通信を行い、 前記第1の通信路選択装置は、前記ネットワークアドレ
    スが存在しないと判断した場合には、前記一般加入回線
    及び前記電話番号を利用して前記発信者と前記着信者と
    の音声通信を行う通信システム。
  17. 【請求項17】 発信者の第1の通信端末、一般加入回
    線、及び、データ通信が可能な回線に接続される第1の
    通信路選択装置と、 前記一般加入回線に接続される着信者の第2の通信端
    末、又は、着信者の第2の通信端末と前記一般加入回線
    と前記データ通信が可能な回線とに接続される第2の通
    信路選択装置とを有する通信システムであって、 前記第1の通信路選択装置は、前記着信者の電話番号及
    び前記一般回線を利用して前記着信者と通信を行い、前
    記データ通信可能な回線に接続されるネットワークにロ
    グオンされて前記着信者を識別するための前記ネットワ
    ークアドレスが存在するかどうか判断し、 前記第1の通信路選択装置は、前記ネットワークアドレ
    スが存在すると判断した場合には、前記データ通信が可
    能な回線及び前記ネットワークアドレスを利用して前記
    ネットワークにログオンした前記第2の通信路選択装置
    を介して前記発信者と前記着信者との音声通信を行い、 前記第1の通信路選択装置は、前記ネットワークアドレ
    スが存在しないと判断した場合には、前記一般加入回線
    及び前記電話番号を利用して前記発信者と前記着信者と
    の音声通信を行う通信システム。
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