JP2003348115A - ネットワーク接続システム - Google Patents

ネットワーク接続システム

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JP2003348115A
JP2003348115A JP2002151915A JP2002151915A JP2003348115A JP 2003348115 A JP2003348115 A JP 2003348115A JP 2002151915 A JP2002151915 A JP 2002151915A JP 2002151915 A JP2002151915 A JP 2002151915A JP 2003348115 A JP2003348115 A JP 2003348115A
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JP
Japan
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gateway device
home gateway
unit
network connection
telephone line
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JP2002151915A
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Inventor
Yoshikazu Fukuhara
義和 福原
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 実用レベルの通話品質を確保し、かつ経済的
な通信を実現することができるネットワーク接続システ
ムを提供することを目的とする。 【解決手段】 集合住宅の各部屋に設置するホームゲー
トウェイ装置3と、ホームゲートウェイ装置からの全パ
ケットを収容するゲートウェイ装置5と、ホームゲート
ウェイ装置とゲートウェイ装置とを接続する既設構内電
話線aとを有するネットワーク接続システムであって、
ホームゲートウェイ装置とゲートウェイ装置とはそれぞ
れ、送信レベルを制御する送信レベル制御部11a、1
6aと、音声パケットを優先的に処理する優先制御部3
1、32とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、集合住宅において
インターネットに接続するネットワーク接続システムに
関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、既設電話線を利用したネットワー
ク接続システムは、低コストで実現できることから、集
合住宅向けやホテル向けのインターネット接続システム
として注目されている。
【0003】図11は、集合住宅向けの従来のネットワ
ーク接続システムを示す構成図である。
【0004】図11において、1はPC(パソコン)、
2はアナログ電話機、6は回線接続用機器、7はホーム
ゲートウェイ装置(HGW)、4は主配電盤(MD
F)、8はゲートウェイ装置、a、dは既設構内電話
線、b、fはイーサネットケーブル、eは増設構内電話
線、gは専用線である。
【0005】図12は、従来のホームゲートウェイ装置
7と従来のゲートウェイ装置8とを既設構内電話線aを
介して接続した場合を示すブロック図である。
【0006】図12において、ホームゲートウェイ装置
7は、電話線インタフェース部(電話線IF部)10
と、バッファ部17と、LANインタフェース部(LA
N IF部)18とから構成され、ゲートウェイ装置8
は、電話線インタフェース部(電話線IF部)9と、バ
ッファ部12と、パケット処理部13と、管理部14
と、WANインタフェース部(WAN IF部)15と
から構成されている。
【0007】このように構成されたネットワーク接続シ
ステムについて、その動作を説明する。
【0008】まず、図11に示す従来の集合住宅向けの
ネットワーク接続システムは、インターネットサービス
を低コストで提供する目的から、既設構内電話線aを利
用して、各部屋のホームゲートウェイ装置7と、各部屋
のホームゲートウェイ装置7からの全パケットデータを
収容するゲートウェイ装置8とを新たに設置することで
実現される。インターネットを行う送信データの流れ
は、まずPC1からのイーサネットパケットデータがイ
ーサネットケーブルbを介してホームゲートウェイ装置
7に伝送される。ここで、ホームゲートウェイ装置7で
は、図12に示すように、LANインタフェース部18
で受信したイーサネットパケットデータをバッファ部1
7に一旦格納し、電話線インタフェース部10にて電話
線で伝送するための伝送方式(例えば、HomePNA
やxDSL等の伝送方式)に変調する。このとき、変調
する周波数帯域は音声周波数3.4kHzと干渉しない
数MHzから数十MHzの帯域を使用している。そし
て、既設構内電話線aを介して、集合住宅に設置されて
いる主配電盤(MDF)4に伝送される。ここで、アナ
ログ電話機2からの一般の加入者電話のアナログ信号は
NTTの公衆回線網へ電話線dを介して伝送されるが、
PC1からのパケットデータは電話線eを介してゲート
ウェイ装置8に送られる。そして、ゲートウェイ装置8
では、図12に示すように、各部屋からの全パケットデ
ータは、複数の電話線インタフェース部9で受信して復
調された後、バッファ部12に格納されて、順次パケッ
ト処理部13で1つの出力系に統合してWANインタフ
ェース部15に伝送される。そして、WANインタフェ
ース部15にてイーサネットの伝送方式に変換されて、
イーサネットケーブルfを介して、回線接続用機器6に
伝送される。そして、回線接続用機器6では、インター
ネットサービスプロバイダ(ISP)に応じた専用線g
(例えば、光ファイバー、ケーブルテレビ、ADSL、
ISDN、E1/T1等の専用線)への伝送方式に変換
してISPへと伝送される。そして、ISPから公衆イ
ンターネット網に接続される。尚、インターネットを行
う受信データの流れは上記で説明した逆の流れになる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ネットワーク接続システムに用いる既設構内電話線aの
品質はカテゴリ3程度またはそれ以下のものが多く、各
設置施設によりその品質は様々である。そのため、設置
後のデータ通信確認では、クロストークの影響でパケッ
ト欠けが多発し、伝送レートの劣化を引き起こしたり、
通信不可能で設置できない等の問題点が発生する場合も
ある。さらに、最近注目されているインターネット電話
への採用においては、音声パケットはリアルタイムなコ
ネクションレス型通信であるため、音声パケット以外の
データ伝送量が多いと、通話中に音声が遅延したり、音
声パケットロスによる途切れ等、通話品質に大きく悪影
響を及ぼすという問題点を有していた。
【0010】このネットワーク接続システムでは、実用
レベルの通話品質を確保し、かつ経済的な通信を実現す
ることができることが要求されている。
【0011】本発明は、この要求を満たすため、実用レ
ベルの通話品質を確保し、かつ経済的な通信を実現する
ことができるネットワーク接続システムを提供すること
を目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明のネットワーク接続システムは、集合住宅の各
部屋に設置するホームゲートウェイ装置と、ホームゲー
トウェイ装置からの全パケットを収容するゲートウェイ
装置と、ホームゲートウェイ装置とゲートウェイ装置と
を接続する既設構内電話線とを有するネットワーク接続
システムであって、ホームゲートウェイ装置とゲートウ
ェイ装置とはそれぞれ、送信レベルを制御する送信レベ
ル制御部と、音声パケットを優先的に処理する優先制御
部とを有する構成を備えている。
【0013】これにより、実用レベルの通話品質を確保
し、かつ経済的な通信を実現することができるネットワ
ーク接続システムが得られる。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載のネット
ワーク接続システムは、集合住宅の各部屋に設置するホ
ームゲートウェイ装置と、ホームゲートウェイ装置から
の全パケットを収容するゲートウェイ装置と、ホームゲ
ートウェイ装置とゲートウェイ装置とを接続する既設構
内電話線とを有するネットワーク接続システムであっ
て、ホームゲートウェイ装置とゲートウェイ装置とはそ
れぞれ、送信レベルを制御する送信レベル制御部と、音
声パケットを優先的に処理する優先制御部とを有するこ
ととしたものである。
【0015】この構成により、束ねられた電話線間のク
ロストークの影響を送信レベルの制御により低減するこ
とができるので、VoIP(Voice over I
P)通話品質を確保することができ、送信レベルの制御
が容易であることにより設置作業の効率化を図ることが
でき、エラーレートの低減により伝送距離の延長を図る
ことができる。
【0016】請求項2に記載のネットワーク接続システ
ムは、請求項1に記載のネットワーク接続システムにお
いて、ホームゲートウェイ装置は、アナログ電話機と接
続するための電話線インタフェース部と、音声符号化お
よび音声復号化を行う音声コーデック処理部と、IPパ
ケット化処理を行う音声IP処理部と、ゲートウェイ装
置との通信において音声パケットを優先的に流す優先制
御部とを有し、ゲートウェイ装置は、ホームゲートウェ
イ装置との通信において音声パケットを優先的に流す優
先制御部を有することとしたものである。
【0017】この構成により、ゲートウェイ装置とホー
ムゲートウェイ装置との間の通信において音声パケット
を優先的に流すようにしたので、インターネット電話に
おける音声遅延や途切れを低減することができるという
作用を有する。
【0018】請求項3に記載のネットワーク接続システ
ムは、請求項1または2に記載のネットワーク接続シス
テムにおいて、ホームゲートウェイ装置とゲートウェイ
装置とはそれぞれ、伝送方式を選択することが可能な伝
送方式選択部を有することとしたものである。
【0019】この構成により、信号が干渉しないHom
ePNAとADSLとの選択が可能であり、またIEE
E802.3x方式のみの通信の選択も可能であり、一
般のアナログ加入者電話を使用しつつ、HomePNA
パケット通信およびADSLパケット通信を同時に行う
ことができ、パケット衝突によるパケット欠けを大幅に
低減できるので、音声品質を劣化させることなくインタ
ーネット電話を増設することができるという作用を有す
る。また、伝送距離が大きなxDSL通信方式を選択す
ることが可能なことから、大規模な集合住宅向けにもシ
ステムを構築することができるという作用を有する。さ
らに、パケット通信方式をIEEE802.3x方式に
統一すれば、一般の加入者電話を廃止し、全てインター
ネット電話に移行して、既設構内電話線を使用した経済
的な電話システムを構築することができるという作用を
有する。
【0020】請求項4に記載のネットワーク接続システ
ムは、請求項1乃至3のいずれか1に記載のネットワー
ク接続システムにおいて、ゲートウェイ装置は、ディレ
クトリサーバを有する管理部を備えることとしたもので
ある。
【0021】この構成により、各部屋間の内線電話を可
能とし、部屋番号でダイヤルすることを可能とし、また
内線データ通信も可能とするという作用を有する。
【0022】請求項5に記載のネットワーク接続システ
ムは、請求項1乃至4のいずれか1に記載のネットワー
ク接続システムにおいて、ゲートウェイ装置は、マルチ
メディアサーバを有する管理部を備えることとしたもの
である。
【0023】この構成により、各部屋の利用者向けに、
音楽や映画、ホテル利用案内、地域周辺情報等のコンテ
ンツを提供することができるという作用を有する。
【0024】請求項6に記載のネットワーク接続システ
ムは、請求項1乃至5のいずれか1に記載のネットワー
ク接続システムにおいて、ゲートウェイ装置は、課金サ
ーバを有する管理部を備えることとしたものである。
【0025】この構成により、各部屋の利用者が使用し
たパケット量に応じて課金することができるという作用
を有する。
【0026】請求項7に記載のネットワーク接続システ
ムは、集合住宅の各部屋に設置するホームゲートウェイ
装置と、ホームゲートウェイ装置からの全パケットを収
容するゲートウェイ装置と、ホームゲートウェイ装置と
ゲートウェイ装置とを接続する既設構内電話線とを有す
るネットワーク接続システムであって、ホームゲートウ
ェイ装置とゲートウェイ装置とを接続するイーサネット
ケーブルを備えることとしたものである。
【0027】この構成により、電話線とイーサネットケ
ーブルに振り分けて伝送することができるので、インタ
ーネット電話における音声遅延や途切れをなくすことが
でき、またイーサネットケーブルを使用したシステムや
既設電話線と併用のシステムの構築を可能とするという
作用を有する。
【0028】請求項8に記載のネットワーク接続システ
ムは、請求項7に記載のネットワーク接続システムにお
いて、イーサネットケーブルに代えて電灯線を備えるこ
ととしたものである。
【0029】この構成により、電話線と電灯線に振り分
けて伝送することができるので、インターネット電話に
おける音声遅延や途切れをなくすことができ、また電灯
線を使用したシステムや既設構内電話線と併用のシステ
ムの構築を可能とするという作用を有する。
【0030】請求項9に記載のネットワーク接続システ
ムは、請求項7に記載のネットワーク接続システムにお
いて、イーサネットケーブルに代えて無線を備えること
としたものである。
【0031】この構成により、電話線と無線に振り分け
て伝送することができるので、インターネット電話にお
ける音声遅延や途切れをなくすことができ、また無線を
使用したレイアウトフリーのシステムや既設構内電話線
と併用のシステムの構築を可能とするという作用を有す
る。
【0032】以下、本発明の実施の形態について、図1
〜図10を用いて説明する。
【0033】(実施の形態1)図1は、本発明の実施の
形態によるネットワーク接続システムを示す構成図であ
る。
【0034】図1において、1はインターネット端末で
あるPC、2は一般のアナログ電話機、3はネットワー
ク接続機器であるホームゲートウェイ装置(HGW)、
4は主配電盤(MDF)、5は各部屋に設置されたホー
ムゲートウェイ装置3からの全パケットを収容するゲー
トウェイ装置、6はISPに専用線で接続するための回
線接続用機器、a、dは既設構内電話線、b、fはイー
サネットケーブル、cは電話線、eは増設構内電話線、
gは専用線である。
【0035】図2は、図1のホームゲートウェイ装置3
とゲートウェイ装置5を示すブロック図である。
【0036】図2のゲートウェイ装置5において、11
は既設構内電話線aに接続するために変復調する電話線
インタフェース部(電話線IF部)、11aは設置環境
に応じた送信レベルを決定する送信レベル制御部、12
は送受信パケットを格納するバッファ部、13は送受信
パケットの振分けや並べ替え制御を行うパケット処理
部、14は全体の制御動作を管理する管理部、15は回
線接続用機器6にイーサネットで接続するためのMAC
層および物理層を実現するWANインタフェース部(W
AN IF部)である。ここで、送信レベル制御部11
aは、テスト信号を送信するテスト信号発生部と、受信
した信号のエラーレートを検出するエラーレート検出部
とを備えている。
【0037】図2のホームゲートウェイ装置3におい
て、16は既設構内電話線aに接続するために変復調す
る電話線インタフェース部(電話線IF部)、16aは
設置環境に応じた送信レベルを決定する送信レベル制御
部、17は送受信パケットを格納するバッファ部、18
はインターネット端末であるPC1等にイーサネットで
接続するためのMAC層および物理層を実現するLAN
インタフェース部(LAN IF部)である。ここで、
送信レベル制御部16aは、テスト信号を送信するテス
ト信号発生部と、受信した信号のエラーレートを検出す
るエラーレート検出部とを備えている。
【0038】以上のように構成されたネットワーク接続
システムについて、その動作を説明する。
【0039】まず、図1の集合住宅向けのネットワーク
接続システムは、インターネットサービスを低コストで
提供する目的から、既設構内電話線aを利用して、各部
屋のホームゲートウェイ装置(HGW)3と、各部屋の
ホームゲートウェイ装置3からの全パケットデータを収
容するゲートウェイ装置5とを新たに設置することで実
現される。その設置を行う際、既設構内電話線aを使用
することから、束ねられた電話線の隣接する信号間のク
ロストークの影響や、電話線品質、伝送距離の関係上、
QoS(Quality of Service)を保
証するためには、信号レベルのチューニングが必要にな
る。そこで、このチューニング用にホームゲートウェイ
装置3とゲートウェイ装置5には、送信レベル制御部1
1a、16aを備えている。
【0040】次に、ホームゲートウェイ装置3とゲート
ウェイ装置5との間で行う送信レベル制御動作について
説明する。尚、このチューニング例では、クロストーク
の影響は遠端側よりも近端側のほうが大きいので、近端
側のみを測定してチューニングしている。
【0041】まず101号室の調整の場合を以下に説明
する。ゲートウェイ装置5から101号室のホームゲー
トウェイ装置3へ送信する方向では、まず、近端側クロ
ストーク成分を最大にするため、101号室以外のそれ
ぞれのホームゲートウェイ装置3のテスト信号発生部か
ら、全ての他の信号と非同期な既定送出レベルのランダ
ム信号をゲートウェイ装置5に送出する。その後、ゲー
トウェイ装置5からはテスト信号発生部から101号室
のホームゲートウェイ装置3にランダム信号を電話線イ
ンタフェース部11より送信する。そして、101号室
のホームゲートウェイ装置3のエラーレート検出部のエ
ラーレート検出結果が既定の基準値以下になるまで送信
レベル11aを上げていきながら、このテストを繰り返
す。そしてこのエラーレートが基準値以下になった時の
送信レベルの値を送信レベル制御部11aの設定値とす
る。
【0042】ゲートウェイ装置5が101号室のホーム
ゲートウェイ装置3から受信する方向では、まず、ゲー
トウェイ装置5のテスト信号発生部から、101号室以
外の全ての部屋のホームゲートウェイ装置3に向けて、
全ての他の信号と非同期な既定送出レベルのランダムテ
スト信号を送出する。その後、101号室のホームゲー
トウェイ装置3からは、テスト信号発生部からゲートウ
ェイ装置5にランダムテスト信号を既定パケット数送信
する。そして、ゲートウェイ装置5のエラーレート検出
部のエラーレート検出結果が既定の基準値以下になるま
で送信レベルを上げていきながら、このテストを繰り返
す。そしてこのエラーレートが基準値以下になった時の
送信レベルの値を送信レベル制御部16aの設定値とす
る。
【0043】そして、引き続き、102号室からn号室
まで上記と同様にチューニングしていく。尚このチュー
ニング方法としては、自動化および手動化の両方可能な
構成とする。
【0044】以上のように本実施の形態によれば、束ね
られた電話線間のクロストークの影響を送信レベルの制
御により低減することができ、VoIP通話品質を確保
することができ、送信レベルの制御が容易であることに
より設置作業の効率化を図ることができ、エラーレート
の低減により伝送距離の延長を図ることができる。
【0045】(実施の形態2)本発明の実施の形態2に
よるネットワーク接続システムの構成は実施の形態1と
同様、図1の構成である。
【0046】図3は、図1のホームゲートウェイ装置3
とゲートウェイ装置5とを示すブロック図である。
【0047】図3において、PC1、ホームゲートウェ
イ装置3、主配電盤4、ゲートウェイ装置5、回線接続
用機器6、電話線インタフェース部11、16、送信レ
ベル制御部11a、16a、パケット処理部13、管理
部14、WANインタフェース部15、LANインタフ
ェース部18は図2と同様のものなので、同一符号を付
し、説明は省略する。2は一般のアナログ電話機、3
1、32は動的バッファ制御による遅延吸収やIPv6
のトラフィッククラス、フローラベルフィールドによる
音声パケットの優先制御を行う優先制御部、31a、3
2aは優先制御部31、32の音声バッファ、31b、
32bは優先制御部31、32のデータバッファ、33
はIPパケット化処理を行う音声IP処理部、34は音
声符号化および復号化を行う音声コーデック処理部、3
5は一般アナログ電話機と接続するための電話機インタ
フェース部(電話機IF部)である。
【0048】以上のように構成されたネットワーク接続
システムについて、その動作を説明する。
【0049】インターネットを行う送信データの流れ
は、まずPC1からのイーサネットパケット化されたデ
ータがイーサネットケーブルbを介してホームゲートウ
ェイ装置3に伝送される。ここでホームゲートウェイ装
置3では、LANインタフェース部18で受信したデー
タを優先制御部32のデータバッファに一旦格納する。
一方、ホームゲートウェイ装置3に接続された一般のア
ナログ電話機2からの3.4KHz帯域のアナログ音声
通話信号は、電話機インタフェース部35にてデジタル
のPCM符号化され、さらに音声コーデック処理部34
にてG.723やG.729等の高圧縮音声符号化処理
され、音声IP処理部33にてIPv6パケット化処理
を施された後、音声パケットデータは優先制御部32の
音声バッファ32aに一旦格納される。そして、音声パ
ケットの優先制御を行う優先制御部32にて、音声以外
の非リアルタイムデータよりも優先して、音声バッファ
32aに格納されたリアルタイム音声データから電話線
インタフェース部16に送出され、電話線インタフェー
ス部16にて、電話線で伝送するための伝送方式(例え
ば、HomePNAやxDSL等の伝送方式)に変調す
る。このとき、変調する周波数帯域は、音声周波数3.
4kHzと干渉しない数MHzから数十MHzの帯域を
使用している。そして、パケット化されたデータは、既
設構内電話線aを介して、集合住宅に設置されている主
配電盤(MDF)4に伝送される。そして、増設構内電
話線eを介してゲートウェイ装置5に伝送される。そし
て、ゲートウェイ装置5では、各部屋からの全パケット
データを複数の電話線インターフェースをもつ電話線イ
ンタフェース部11で受信して復調した後、優先制御部
31にて、IPv6のトラフィッククラスやフローラベ
ルフィールドにより音声パケットの優先制御を行い、音
声パケットおよびデータパケットを振り分けて格納し、
音声パケットから優先的にパケット処理部13に順次伝
送され、パケット処理部13で一つの出力系に統合して
WANインタフェース部15に伝送される。そして、W
ANインタフェース部15にてイーサネットの伝送方式
に変換されて、イーサネットケーブルfを介して、回線
接続用機器6に伝送される。そして、回線接続用機器6
にて専用線g(例えば、光ファイバー、ケーブルテレ
ビ、ADSL、ISDN、E1/T1等の専用線)への
伝送方式に変換して、インターネットサービスプロバイ
ダであるISPへと伝送される。そしてISPから公衆
インターネット網に接続される。尚、インターネットを
行う受信データの流れは上記で説明した逆の流れにな
る。
【0050】また、このホームゲートウェイ装置3の構
成においては一般の加入者通話も行うことができ、イン
ターネット電話か加入者電話を選択するために、発信番
号によって選択されるようになっており、加入者電話が
選択されていればアナログ電話機2からのアナログ音声
通話信号は直接既設構内電話線aから主配電盤(MD
F)4、電話線dを介してNTTの公衆回線網へと伝送
される。
【0051】以上のように本実施の形態によれば、各部
屋に設置するホームゲートウェイ装置3にアナログ電話
機2とのインターフェースおよび音声コーデック処理部
34、音声IP処理部33のVoIP機能を備えたこと
により、インターネット電話を可能とし、ホームゲート
ウェイ装置3とゲートウェイ装置5において、リアルタ
イムな音声パケットをデータパケットより優先的に伝送
する優先制御部31、32を備えたことにより、インタ
ーネット電話における音声遅延や途切れを低減すること
ができる。
【0052】(実施の形態3)本発明の実施の形態3に
よるネットワーク接続システムの構成は実施の形態1と
同様、図1の構成である。
【0053】図4は、図1のホームゲートウェイ装置3
とゲートウェイ装置5とを示すブロック図である。
【0054】ここで、アナログ電話機2の増設について
説明する。各部屋内でアナログ電話機2を増設する方法
は次の2通りある。1つはホームゲートウェイ装置3の
電話機インタフェース部35からハブを介して複数のア
ナログ電話機2を接続する方法である。もう1つは図4
に示したように、ホームゲートウェイ装置3を増設して
アナログ電話機2を接続する方法である。前者は低コス
トで電話機増設が可能であるが、同時に通話すると音声
遅延や途切れといった通話品質の劣化が生じるという問
題がある。本実施の形態は、この問題を解決するため、
後者の電話機を増設したシステムに関するものである。
【0055】図4において、PC1、アナログ電話機
2、ホームゲートウェイ装置3、主配電盤4、ゲートウ
ェイ装置5、回線接続用機器6、パケット処理部13、
管理部14、WANインタフェース部15、LANイン
タフェース部18、優先制御部31、32、音声バッフ
ァ31a、32a、データバッファ31b、32b、音
声IP処理部33、音声コーデック処理部34、電話機
インタフェース部35は図3と同様のものなので、同一
符号を付し、説明は省略する。3Aはアナログ電話機2
aのためのホームゲートウェイ装置、41は増設構内電
話線eに接続するための電話線インタフェース部(電話
線IF部)、42、43は既設構内電話線aに接続する
ための電話線インタフェース部(電話線IF部)、41
a、42aは送信レベルを制御する送信レベル制御部、
41b、42b、43bは伝送方式を選択する伝送方式
選択部である。このように、本実施の形態では、電話線
インタフェース部41、42、43は、構内電話線を伝
送する方式をHomePNA、xDSL等に変調、復調
可能であり、伝送する方式を選択することが可能な伝送
方式選択部41b、42b、43bを備える。
【0056】以上のように構成されたネットワーク接続
システムについて、その動作を説明する。
【0057】まず、ホームゲートウェイ装置3Aとアナ
ログ電話機2aを増設した場合、ゲートウェイ装置5か
らIPv6アドレスがDHCPにてホームゲートウェイ
装置3に新たに割り振られる。データの流れに関しては
実施の形態2と同様であり、送信データについて説明す
ると、優先制御部32からのパケット化されたデジタル
信号は、電話線インタフェース部42の伝送方式選択部
42bにて既設構内電話線aに伝送する方式に変調さ
れ、既設構内電話線aからゲートウェイ装置5に伝送さ
れる。ここで、この伝送方式選択部42bは、Home
PNAとADSLの変復調をする機能を備えており、H
omePNAは約4MHzから10MHz帯域に変調
し、ADSLは300KHzから1MHz帯域に変調す
る。よって、加入者通話の音声信号(帯域は約400H
zから3.4KHz)とHomePNAとADSLと
は、同時に1本の電話線で通信しても周波数帯域が異な
るため干渉しない。そこで、例えばn号室で同時に2人
のユーザーがインターネット電話をしている場合、電話
機インタフェース部42からはHomePNAで通信
し、電話機インタフェース部43からはADSLで通信
し、ゲートウェイ装置5の電話線インタフェース部41
の伝送方式選択部41bではHomePNA用帯域フィ
ルタとADSL用帯域フィルタで信号が振り分けられ
て、それぞれの信号の復調が行われ、優先制御部31の
音声バッファ31aに伝送される。
【0058】次に、この伝送方式の割り振り手順につい
て説明する。まず、ゲートウェイ装置5は、DHCPに
てそれぞれのホームゲートウェイ装置3に固有のIPア
ドレスを割り振っており、RTPヘッダによりどのホー
ムゲートウェイ装置3から音声パケットが伝送されるか
を判定する。そして、伝送速度はHomePNAが10
Mbps以上、ADSLが1.5Mbps以上であり、
HomePNAのほうが高速であることから、音声パケ
ットを伝送するホームゲートウェイ装置3を優先的にH
omePNAに割り振り、同時に複数のホームゲートウ
ェイ装置3を介して音声通信を行う場合は、HomeP
NAとADSLに振り分けて同時に通信することにより
高速化を図る。また、HomePNA通信方式はCSM
A/CD(Carrier Sense Multip
le Access/Collision Detec
t)方式のため、伝送距離が150mまでの制約があ
る。よって、ゲートウェイ装置5とホームゲートウェイ
装置3との距離が150m以上になる場合、および信号
減衰によりエラーレートが悪化する場合は、ゲートウェ
イ装置3の管理部14でエラーレートが管理されてお
り、この条件に当てはまるホームゲートウェイ装置3の
伝送方式を優先的にxDSL(伝送距離数Km)に割り
当てることも可能な構成とする。
【0059】以上のように本実施の形態によれば、電話
機IF部43に伝送方式選択部43bを備えたことによ
り、一般のアナログ電話機2を使用しつつ、HomeP
NAパケット通信およびADSLパケット通信が同時に
通信でき、パケット衝突によるパケット欠けを大幅に低
減できることから、音声品質を劣化させることなくイン
ターネット電話を増設することが可能となる。また、伝
送距離が大きなxDSL通信方式を選択可能なことか
ら、大規模な集合住宅向けにもシステム構築可能とな
る。さらに、電話線IF部42の伝送方式選択部42b
をIEEE802.3x方式が選択可能な構成とすれ
ば、図4に示すような電話機の増設はできないが、一般
の加入者電話機を廃止し、全てインターネット電話に移
行して、既設構内電話線(4線の場合)aを使用した経
済的な電話システムを構築することも可能となる。
【0060】(実施の形態4)本発明の実施の形態4に
よるネットワーク接続システムの構成は実施の形態1と
同様、図1の構成である。
【0061】図5は、図1のホームゲートウェイ装置3
とゲートウェイ装置5とを示すブロック図である。
【0062】図5において、PC1、アナログ電話機
2、ホームゲートウェイ装置3、主配電盤4、ゲートウ
ェイ装置5、回線接続用機器6、パケット処理部13、
WANインタフェース部15、LANインタフェース部
18、優先制御部31、32、音声バッファ31a、3
2a、データバッファ31b、32b、音声IP処理部
33、音声コーデック処理部34、電話機インタフェー
ス部35、電話線インタフェース部41、42、送信レ
ベル制御部41a、42a、伝送方式選択部41b、4
2bは図4と同様のものなので、同一符号を付し、説明
は省略する。51は全体の制御動作を管理し、ディレク
トリサーバ51aを有する管理部である。
【0063】以上のように構成されたネットワーク接続
システムについて、その動作を説明する。
【0064】内線通話を行う場合のダイヤリングは、例
えば101号室から102号室にかける場合、101号
室の電話機からダイヤリングした102号室のDTMF
トーン信号はホームゲートウェイ装置3で検知され、そ
のダイヤル情報はデータパケットとしてゲートウェイ装
置5へ伝送される。そして電話線IF部41から音声パ
ケットとデータパケットの優先制御をつかさどる優先制
御部31のデータバッファ31bに格納される。ここ
で、各部屋に設置されたホームゲートウェイ装置(HG
W)3は固有のIPアドレスをゲートウェイ装置5から
DHCPで与えられており、管理部51のディレクトリ
サーバ51aは各部屋番号とIPアドレスとを対応づけ
したテーブルを保有している。このテーブル情報をもと
に、102号室のホームゲートウェイ装置3に対して、
ベルを鳴らす様に指示するパケットデータを102号室
のIPアドレス宛てに送信し、102号室のホームゲー
トウェイ装置3は、このデータを受信すると、アナログ
電話機2に対してアナログのベル信号を送出する。そし
て受話器をオフフックすれば、すでに101号室および
102号室それぞれのホームゲートウェイ装置3にお互
いのIPアドレスが通知されており、VoIP音声通話
が開始される。
【0065】また、内線データ通信は内線電話同様、管
理部51は認証サーバ機能も有しており、101号室の
PC1からゲートウェイ装置5のWEBにアクセスし、
事前に登録されたユーザとパスワードを入力して認証さ
れると、電話線IF部41の101号室と102号室の
ポートが開けられ、データの共有等、内線データ通信が
行われる。
【0066】以上のように本実施の形態によれば、ゲー
トウェイ装置5の管理部51に各部屋番号とIPアドレ
スとを対応づけしたテーブルを保有するディレクトリサ
ーバ51aを備えたことにより、内線電話が可能とな
る。さらに、認証サーバ機能を備えたことにより、内線
データ通信が可能となる。
【0067】(実施の形態5)本発明の実施の形態5に
よるネットワーク接続システムの構成は実施の形態1と
同様、図1の構成である。
【0068】図6は、図1のホームゲートウェイ装置3
とゲートウェイ装置5とを示すブロック図である。
【0069】図6において、PC1、アナログ電話機
2、ホームゲートウェイ装置3、主配電盤4、ゲートウ
ェイ装置5、回線接続用機器6、パケット処理部13、
WANインタフェース部15、LANインタフェース部
18、優先制御部31、32、音声バッファ31a、3
2a、データバッファ31b、32b、音声IP処理部
33、音声コーデック処理部34、電話機インタフェー
ス部35、電話線インタフェース部41、42、送信レ
ベル制御部41a、42a、伝送方式選択部41b、4
2b、ディレクトリサーバ51aは図5と同様のものな
ので、同一符号を付し、説明は省略する。61は全体の
制御動作を管理し、各部屋の利用者向けに音楽や映画、
ホテル利用案内、地域周辺情報等のコンテンツを提供可
能なマルチメディアサーバ61aを有する管理部であ
る。本実施の形態においては、ホテル等のサービスが想
定される。
【0070】以上のように構成されたネットワーク接続
システムについて、その動作を説明する。
【0071】まず、各部屋に設置されたホームゲートウ
ェイ装置3には、PC1またはタッチパネル等で制御可
能な情報端末が接続されている。ホテルに宿泊している
ユーザは、画面上トップページのメニューコンテンツか
ら取り出したい情報を選択する。すると、ホームゲート
ウェイ装置3のLANインタフェース部18、優先制御
部32、電話線インタフェース部42からゲートウェイ
装置5の電話線IF部41、優先制御部31を経由し
て、管理部61のマルチメディアサーバ61aから、選
択したコンテンツを情報端末にダウンロードして、表示
する。このとき、管理部61ではダウンロードされたコ
ンテンツの統計をとることにより、より詳細な顧客情報
を収集可能な構成とする。
【0072】以上のように本実施の形態によれば、ゲー
トウェイ装置5の管理部61にマルチメディアサーバ6
1aを備えたことにより、各部屋の利用者向けに音楽や
映画、ホテル利用案内、地域周辺情報等のコンテンツを
提供することを可能とする。また、サービス内容に変更
が生じた場合でもゲートウェイ装置5のマルチメディア
サーバ61aのコンテンツのみを修正すればよいので、
全てのユーザーに対してリアルタイムに対応可能とな
る。さらに、コンテンツを利用した顧客情報を収集可能
な構成であるため、よりリアルタイムなサービスの向上
を図ることが可能となる。
【0073】(実施の形態6)本発明の実施の形態6に
よるネットワーク接続システムの構成は実施の形態1と
同様、図1の構成である。
【0074】図7は、図1のホームゲートウェイ装置3
とゲートウェイ装置5とを示すブロック図である。
【0075】図7において、PC1、アナログ電話機
2、ホームゲートウェイ装置3、主配電盤4、ゲートウ
ェイ装置5、回線接続用機器6、パケット処理部13、
WANインタフェース部15、LANインタフェース部
18、優先制御部31、32、音声バッファ31a、3
2a、データバッファ31b、32b、音声IP処理部
33、音声コーデック処理部34、電話機インタフェー
ス部35、電話線インタフェース部41、42、送信レ
ベル制御部41a、42a、伝送方式選択部41b、4
2b、ディレクトリサーバ51a、マルチメディアサー
バ61aは図6と同様のものなので、同一符号を付し、
説明は省略する。71は全体の制御動作を管理し、各部
屋の利用者がインターネットを使用したパケット量に応
じて課金する課金サーバ71aを有する管理部である。
本実施の形態においては、ホテル等のサービスが想定さ
れる。
【0076】以上のように構成されたネットワーク接続
システムについて、その動作を説明する。
【0077】まず、各部屋に設置されたホームゲートウ
ェイ装置3には、PC1またはタッチパネル等で制御可
能な情報端末が接続されている。ホテルに宿泊している
ユーザは、画面上トップページのメニューコンテンツか
ら取り出したい情報を選択するか、またはURLを指定
すると、ホームゲートウェイ装置3のLANインタフェ
ース部18、優先制御部32、電話線IF部42から、
ゲートウェイ装置5の電話線IF部41、優先制御部3
1、パケット処理部13、WANインタフェース部1
5、さらに回線接続用機器6、ISPを経由してインタ
ーネット上から情報をダウンロードする。そのときダウ
ンロードされたパケット量に応じて課金サーバ71aを
備えた管理部71にて課金する。そして、その課金情報
は常に、各部屋に設置されたホームゲートウェイ装置3
に接続されたPC1または情報端末に表示される。尚、
ホテルチェックアウト時の精算は、ホテルカウンタにも
ホームゲートウェイ装置3およびPC1等の情報端末を
設置しておけば、管理部71の認証サーバ機能を通し
て、課金情報を得ることができる。
【0078】以上のように本実施の形態によれば、ゲー
トウェイ装置5の管理部71に課金サーバ71aを備え
たことにより、各部屋の利用者がインターネットを使用
したパケット量に応じて課金することを可能とする。
【0079】(実施の形態7)本発明の実施の形態7に
よるネットワーク接続システムの構成は実施の形態1と
同様、図1の構成である。
【0080】図8は、図1のホームゲートウェイ装置3
とゲートウェイ装置5とを示すブロック図である。
【0081】図8において、PC1、アナログ電話機
2、ホームゲートウェイ装置3、主配電盤4、ゲートウ
ェイ装置5、回線接続用機器6、パケット処理部13、
WANインタフェース部15、LANインタフェース部
18、優先制御部31、32、音声バッファ31a、3
2a、データバッファ31b、32b、音声IP処理部
33、音声コーデック処理部34、電話機インタフェー
ス部35、ディレクトリサーバ51a、マルチメディア
サーバ61a、課金サーバ71aは図7と同様のものな
ので、同一符号を付し、説明は省略する。81、82は
各部屋に設置するホームゲートウェイ装置3と各部屋か
らの全パケットを収容するゲートウェイ装置5との間に
おけるパケット通信インターフェース媒体として既存構
内電話線aに加えてイーサネットケーブルhが接続でき
るイーサネットIF部を有するLANインタフェース部
(LAN IF部)、81a、82aは電話線インタフ
ェース部(電話線IF部)、81b、82bはイーサネ
ットインタフェース部(イーサネットIF部)である。
【0082】以上のように構成されたネットワーク接続
システムについて、その動作を説明する。
【0083】インターネットを行う送信データの流れ
は、まずPC1からのイーサネットパケット化されたデ
ータがイーサネットケーブルbを介してホームゲートウ
ェイ装置3に伝送される。ここで、ホームゲートウェイ
装置3では、LANインタフェース部18で受信したデ
ータを優先制御部32のデータバッファ32bに一旦格
納する。一方、ホームゲートウェイ装置3に接続された
一般のアナログ電話機2からの3.4KHz帯域のアナ
ログ音声通話信号は電話機インターフェース部35にて
デジタルのPCM符号化され、さらに音声コーデック処
理部34にてG.723やG.729等の高圧縮音声符
号化処理され、音声IP処理部33にてIPv6パケッ
ト化処理を施された後、音声パケットデータは優先制御
部32の音声バッファ32aに一旦格納される。そし
て、音声パケットの優先制御を行う優先制御部32にて
音声以外の非リアルタイムデータよりも優先して、音声
バッファ32aに格納されたリアルタイム音声データか
らLANインタフェース部82に伝送される。LANイ
ンタフェース部82では、データは電話線IF部82a
とイーサネットIF部82bに振り分けられるが、その
方式としては次の2通りを選択可能である。
【0084】まず1つは、既定の設定により振り分ける
方式であり、音声パケットはイーサネットIF部82b
に、データパケットは電話線IF部82aに振り分け
る。または、音声パケットは電話線IF部82aに、デ
ータパケットはイーサネットIF部82bに振り分け
る。もう1つは通信トラフィック制御によりリアルタイ
ムに振り分ける方式であり、トラフィックの少ない伝送
媒体に優先的に音声パケットを伝送するよう選択され
る。
【0085】そして、LANインタフェース部82の電
話線IF部82a、イーサネットIF部82bにそれぞ
れ振分けられたデータは、それぞれの媒体(既設構内電
話線a、イーサネットケーブルh)で伝送するための伝
送方式に変調される。そして、パケット化されたそれぞ
れのデータは、既設構内電話線aおよびイーサネットケ
ーブルhを介して、ゲートウェイ装置5に伝送される。
そしてゲートウェイ装置5では、各部屋からの全パケッ
トデータを複数の電話線インターフェース35をもつL
ANインタフェース部81で受信して復調した後、優先
制御部31にてIPv6のトラフィッククラスやフロー
ラベルフィールドにより音声パケットの優先制御を行
い、音声パケットおよびデータパケットを振り分けて格
納し、音声パケットから優先的にパケット処理部13に
順次伝送され、パケット処理部13で1つの出力系に統
合してWANインタフェース部15に伝送される。そし
て、WANインタフェース部15にてイーサネットの伝
送方式に変換されて、イーサネットケーブルfを介し
て、回線接続用機器6に伝送される。そして、回線接続
用機器6にて専用線g(例えば、光ファイバー、ケーブ
ルテレビ、ADSL、ISDN、E1/T1等の専用
線)への伝送方式に変換して、インターネットサービス
プロバイダであるISPへと伝送される。そして、IS
Pから公衆インターネット網に接続される。尚、インタ
ーネットを行う受信データの流れは上記で説明した逆の
流れになる。
【0086】以上のように本実施の形態によれば、各部
屋に設置するホームゲートウェイ装置3と各部屋からの
全パケットを収容するゲートウェイ装置5との間におけ
るパケット通信インターフェース媒体として既設構内電
話線aに加えてイーサネットケーブルhを利用したイー
サネットIF部81b、82bを備えたことにより、パ
ケットデータを電話線aとイーサネットケーブルhに振
り分けて伝送することが可能なため、通信トラフィック
による音声データの遅延や途切れを低減することがで
き、またイーサネットケーブルhを使用したシステムや
既設構内電話線aと併用のシステムを構築することがで
きる。
【0087】(実施の形態8)本発明の実施の形態8に
よるネットワーク接続システムの構成は実施の形態1と
同様、図1の構成である。
【0088】図9は、図1のホームゲートウェイ装置3
とゲートウェイ装置5とを示すブロック図である。
【0089】図9において、PC1、アナログ電話機
2、ホームゲートウェイ装置3、主配電盤4、ゲートウ
ェイ装置5、回線接続用機器6、パケット処理部13、
WANインタフェース部15、LANインタフェース部
18、優先制御部31、32、音声バッファ31a、3
2a、データバッファ31b、32b、音声IP処理部
33、音声コーデック処理部34、電話機インタフェー
ス部35、ディレクトリサーバ51a、マルチメディア
サーバ61a、課金サーバ71aは図7と同様のものな
ので、同一符号を付し、説明は省略する。91、92は
各部屋に設置するホームゲートウェイ装置3と各部屋か
らの全パケットを収容するゲートウェイ装置5との間に
おけるパケット通信インターフェース媒体として既存の
構内電話線aに加えて既設構内電灯線iが接続できる電
灯線IF部を有するLANインタフェース部(LAN
IF部)、91a、92aは電話線インタフェース部
(電話線IF部)、91b、92bは電灯線インタフェ
ース部(電灯線IF部)である。
【0090】以上のように構成されたネットワーク接続
システムについて、その動作を説明する。
【0091】インターネットを行う送信データの流れ
は、まずPC1からのイーサネットパケット化されたデ
ータがイーサネットケーブルbを介してホームゲートウ
ェイ装置3に伝送される。ここで、ホームゲートウェイ
装置3では、LANインタフェース部18で受信したデ
ータを優先制御部32のデータバッファ32bに一旦格
納する。一方、ホームゲートウェイ装置3に接続された
一般のアナログ電話機2からの3.4KHz帯域のアナ
ログ音声通話信号は、電話機インターフェース部35に
てデジタルのPCM符号化され、さらに音声コーデック
処理部34にてG.723やG.729等の高圧縮音声
符号化処理され、音声IP処理部33にてIPv6パケ
ット化処理を施された後、音声パケットデータは優先制
御部32の音声バッファ32aに一旦格納される。そし
て、音声パケットの優先制御を行う優先制御部32にて
音声以外の非リアルタイムデータよりも優先して、音声
バッファ32aに格納されたリアルタイム音声データか
らLANインタフェース部92に伝送される。LANイ
ンタフェース部92では、データは電話線IF部92a
と電灯線IF部92bに振り分けられるが、その方式と
しては次の2通りを選択可能である。
【0092】まず1つは、既定の設定により振り分ける
方式であり、音声パケットは電灯線IF部92bに、デ
ータパケットは電話線IF部92aに振り分ける。また
は、音声パケットは電話線IF部92aに、データパケ
ットは電灯線IF部92bに振り分ける。もう1つは、
通信トラフィック制御によりリアルタイムに振り分ける
方式であり、トラフィックの少ない伝送媒体に優先的に
音声パケットを伝送するよう選択される。
【0093】そして、LANインタフェース部92の電
話線IF部92a、電灯線IF部92bにそれぞれ振分
けられたデータは、それぞれの媒体(既設構内電話線
a、電灯線i)で伝送するための伝送方式に変調され
る。そして、パケット化されたそれぞれのデータは、既
設構内電話線aおよび電灯線iを介して、ゲートウェイ
装置5に伝送される。そして、ゲートウェイ装置5で
は、各部屋からの全パケットデータを複数の電話線イン
ターフェースをもつLANインタフェース部91で受信
して復調した後、優先制御部31にてIPv6のトラフ
ィッククラスやフローラベルフィールドにより音声パケ
ットの優先制御を行い、音声パケットおよびデータパケ
ットを振り分けて格納し、音声パケットから優先的にパ
ケット処理部13に順次伝送され、パケット処理部13
で1つの出力系に統合して、WANインタフェース部1
5に伝送される。そして、WANインタフェース部15
にてイーサネットの伝送方式に変換され、イーサネット
ケーブルfを介して、回線接続用機器6に伝送される。
そして、回線接続用機器6にて専用線g(例えば、光フ
ァイバー、ケーブルテレビ、ADSL、ISDN、E1
/T1等の専用線)への伝送方式に変換して、インター
ネットサービスプロバイダであるISPへと伝送され
る。そして、ISPから公衆インターネット網に接続さ
れる。尚、インターネットを行う受信データの流れは上
記で説明した逆の流れになる。
【0094】以上のように本実施の形態によれば、各部
屋に設置するホームゲートウェイ装置3と各部屋からの
全パケットを収容するゲートウェイ装置5との間におけ
るパケット通信インターフェース媒体として既設構内電
話線aに加えて電灯線iを利用した電灯線IF部91
b、92bを備えたことにより、パケットデータを電話
線aと電灯線iに振り分けて伝送することが可能なた
め、通信トラフィックによる音声データの遅延や途切れ
を低減することができ、また電灯線iを使用したシステ
ムや既設電話線aと併用のシステムを構築することがで
きる。
【0095】(実施の形態9)本発明の実施の形態9に
よるネットワーク接続システムの構成は実施の形態1と
同様、図1の構成である。
【0096】図10は、図1のホームゲートウェイ装置
3とゲートウェイ装置5とを示すブロック図である。
【0097】図10において、PC1、アナログ電話機
2、ホームゲートウェイ装置3、主配電盤4、ゲートウ
ェイ装置5、回線接続用機器6、パケット処理部13、
WANインタフェース部15、LANインタフェース部
18、優先制御部31、32、音声バッファ31a、3
2a、データバッファ31b、32b、音声IP処理部
33、音声コーデック処理部34、電話機インタフェー
ス部35、ディレクトリサーバ51a、マルチメディア
サーバ61a、課金サーバ71aは図7と同様のものな
ので、同一符号を付し、説明は省略する。101、10
2は各部屋に設置するホームゲートウェイ装置3と各部
屋からの全パケットを収容するゲートウェイ装置5との
間におけるパケット通信インターフェース媒体として既
設構内電話線aに加えて無線が接続できる無線IF部を
有するLANインタフェース(LAN IF部)、10
1a、102aは電話線インタフェース部(電話線IF
部)、101b、102bは無線インタフェース部(無
線IF部)である。
【0098】以上のように構成されたネットワーク接続
システムについて、その動作を説明する。
【0099】インターネットを行う送信データの流れ
は、まずPC1からのイーサネットパケット化されたデ
ータがイーサネットケーブルbを介してホームゲートウ
ェイ装置3に伝送される。ここで、ホームゲートウェイ
装置3では、LANインタフェース部18で受信したデ
ータを優先制御部32のデータバッファ32bに一旦格
納する。一方、ホームゲートウェイ装置3に接続された
一般のアナログ電話機2からの3.4KHz帯域のアナ
ログ音声通話信号は、電話機インターフェース部35に
てデジタルのPCM符号化され、さらに音声コーデック
処理部34にてG.723やG.729等の高圧縮音声
符号化処理され、音声IP処理部33にてIPv6パケ
ット化処理を施された後、音声パケットデータは優先制
御部32の音声バッファ32aに一旦格納される。そし
て、音声パケットの優先制御を行う優先制御部32にて
音声以外の非リアルタイムデータよりも優先して、音声
バッファ32aに格納されたリアルタイム音声データか
らLANインタフェース部102に伝送される。LAN
インタフェース部102では、データは電話線IF部1
02aと無線IF部102bに振り分けられるが、その
方式としては次の2通りを選択可能である。
【0100】まず1つは、既定の設定により振り分ける
方式であり、音声パケットは無線IF部102bに、デ
ータパケットは電話線IF部102aに振り分ける。ま
たは、音声パケットは電話線IF部102aに、データ
パケットは無線IF部102bに振り分ける。もう1つ
は、通信トラフィック制御によりリアルタイムに振り分
ける方式であり、トラフィックの少ない伝送媒体に優先
的に音声パケットを伝送するよう選択される。
【0101】そして、LANインタフェース部102の
電話線IF部102a、無線IF部102bにそれぞれ
振分けられたデータは、それぞれの媒体(既設構内電話
線a、無線)で伝送するための伝送方式に変調される。
そして、パケット化されたそれぞれのデータは、既設構
内電話線aおよび無線を介して、ゲートウェイ装置5に
伝送される。そして、ゲートウェイ装置5では、各部屋
からの全パケットデータを複数の電話線インターフェー
スをもつLANインタフェース部101で受信して復調
した後、優先制御部31にてIPv6のトラフィックク
ラスやフローラベルフィールドにより音声パケットの優
先制御を行い、音声パケットおよびデータパケットを振
り分けて格納し、音声パケットから優先的にパケット処
理部13に順次伝送され、パケット処理部13で1つの
出力系に統合してWANインタフェース部15に伝送さ
れる。そして、WANインタフェース部15にてイーサ
ネットの伝送方式に変換され、イーサネットケーブルf
を介して、回線接続用機器6に伝送される。そして、回
線接続用機器6にて専用線g(例えば、光ファイバー、
ケーブルテレビ、ADSL、ISDN、E1/T1等の
専用線)への伝送方式に変換して、インターネットサー
ビスプロバイダであるISPへと伝送される。そして、
ISPから公衆インターネット網に接続される。尚、イ
ンターネットを行う受信データの流れは上記で説明した
逆の流れになる。
【0102】以上のように本実施の形態によれば、各部
屋に設置するホームゲートウェイ装置3と各部屋からの
全パケットを収容するゲートウェイ装置5との間におけ
るパケット通信インターフェース媒体として既設構内電
話線aに加えて無線を利用した無線IF部101b、1
02bを備えたことにより、パケットデータを電話線a
と無線に振り分けて伝送することが可能なため、通信ト
ラフィックによる音声データの遅延や途切れを低減する
ことができ、また無線を使用したレイアウトフリーのシ
ステムや既設電話線aと併用のシステムを構築すること
ができる。
【0103】
【発明の効果】以上説明したように本発明の請求項1に
記載のネットワーク接続システムによれば、集合住宅の
各部屋に設置するホームゲートウェイ装置と、ホームゲ
ートウェイ装置からの全パケットを収容するゲートウェ
イ装置と、ホームゲートウェイ装置とゲートウェイ装置
とを接続する既設構内電話線とを有するネットワーク接
続システムであって、ホームゲートウェイ装置とゲート
ウェイ装置とはそれぞれ、送信レベルを制御する送信レ
ベル制御部と、音声パケットを優先的に処理する優先制
御部とを有することにより、束ねられた電話線間のクロ
ストークの影響を送信レベルの制御により低減すること
ができるので、VoIP通話品質を確保することがで
き、送信レベルの制御が容易であることにより設置作業
の効率化を図ることができ、エラーレートの低減により
伝送距離の延長を図ることができるという有利な効果が
得られる。
【0104】請求項2に記載のネットワーク接続システ
ムによれば、請求項1に記載のネットワーク接続システ
ムにおいて、ホームゲートウェイ装置は、アナログ電話
機と接続するための電話線インタフェース部と、音声符
号化および音声復号化を行う音声コーデック処理部と、
IPパケット化処理を行う音声IP処理部と、ゲートウ
ェイ装置との通信において音声パケットを優先的に流す
優先制御部とを有し、ゲートウェイ装置は、ホームゲー
トウェイ装置との通信において音声パケットを優先的に
流す優先制御部を有することにより、ゲートウェイ装置
とホームゲートウェイ装置との間の通信において音声パ
ケットを優先的に流すようにしたので、インターネット
電話における音声遅延や途切れを低減することができる
という有利な効果が得られる。
【0105】請求項3に記載のネットワーク接続システ
ムによれば、請求項1または2に記載のネットワーク接
続システムにおいて、ホームゲートウェイ装置とゲート
ウェイ装置とはそれぞれ、伝送方式を選択することが可
能な伝送方式選択部を有することにより、信号が干渉し
ないHomePNAとADSLとの選択が可能であり、
またIEEE802.3x方式のみの通信の選択も可能
であり、一般のアナログ加入者電話を使用しつつ、Ho
mePNAパケット通信およびADSLパケット通信を
同時に行うことができ、パケット衝突によるパケット欠
けを大幅に低減できるので、音声品質を劣化させること
なくインターネット電話を増設することができるという
有利な効果が得られる。また、伝送距離が大きなxDS
L通信方式を選択することが可能なことから、大規模な
集合住宅向けにもシステムを構築することができるとい
う有利な効果が得られる。さらに、パケット通信方式を
IEEE802.3x方式に統一すれば、一般の加入者
電話を廃止し、全てインターネット電話に移行して、既
設構内電話線を使用した経済的な電話システムを構築す
ることができるという有利な効果が得られる。
【0106】請求項4に記載のネットワーク接続システ
ムによれば、請求項1乃至3のいずれか1に記載のネッ
トワーク接続システムにおいて、ゲートウェイ装置は、
ディレクトリサーバを有する管理部を備えたことによ
り、各部屋間の内線電話を可能とし、部屋番号でダイヤ
ルすることを可能とし、また内線データ通信も可能とす
るという有利な効果が得られる。
【0107】請求項5に記載のネットワーク接続システ
ムによれば、請求項1乃至4のいずれか1に記載のネッ
トワーク接続システムにおいて、ゲートウェイ装置は、
マルチメディアサーバを有する管理部を備えたことによ
り、各部屋の利用者向けに、音楽や映画、ホテル利用案
内、地域周辺情報等のコンテンツを提供することができ
るという有利な効果が得られる。
【0108】請求項6に記載のネットワーク接続システ
ムによれば、請求項1乃至5のいずれか1に記載のネッ
トワーク接続システムにおいて、ゲートウェイ装置は、
課金サーバを有する管理部を備えたことにより、各部屋
の利用者が使用したパケット量に応じて課金することが
できるという有利な効果が得られる。
【0109】請求項7に記載のネットワーク接続システ
ムによれば、集合住宅の各部屋に設置するホームゲート
ウェイ装置と、ホームゲートウェイ装置からの全パケッ
トを収容するゲートウェイ装置と、ホームゲートウェイ
装置とゲートウェイ装置とを接続する既設構内電話線と
を有するネットワーク接続システムであって、ホームゲ
ートウェイ装置とゲートウェイ装置とを接続するイーサ
ネットケーブルを備えたことにより、電話線とイーサネ
ットケーブルに振り分けて伝送することができるので、
インターネット電話における音声遅延や途切れをなくす
ことができ、またイーサネットケーブルを使用したシス
テムや既設電話線と併用のシステムの構築を可能とする
という有利な効果が得られる。
【0110】請求項8に記載のネットワーク接続システ
ムによれば、請求項7に記載のネットワーク接続システ
ムにおいて、イーサネットケーブルに代えて電灯線を備
えたことにより、電話線と電灯線に振り分けて伝送する
ことができるので、インターネット電話における音声遅
延や途切れをなくすことができ、また電灯線を使用した
システムや既設構内電話線と併用のシステムの構築を可
能とするという有利な効果が得られる。
【0111】請求項9に記載のネットワーク接続システ
ムによれば、請求項7に記載のネットワーク接続システ
ムにおいて、イーサネットケーブルに代えて無線を備え
たことにより、電話線と無線に振り分けて伝送すること
ができるので、インターネット電話における音声遅延や
途切れをなくすことができ、また無線を使用したレイア
ウトフリーのシステムや既設構内電話線と併用のシステ
ムの構築を可能とするという有利な効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態によるネットワーク接続シ
ステムを示す構成図
【図2】図1のホームゲートウェイ装置とゲートウェイ
装置とを示すブロック図
【図3】図1のホームゲートウェイ装置とゲートウェイ
装置とを示すブロック図
【図4】図1のホームゲートウェイ装置とゲートウェイ
装置とを示すブロック図
【図5】図1のホームゲートウェイ装置とゲートウェイ
装置とを示すブロック図
【図6】図1のホームゲートウェイ装置とゲートウェイ
装置とを示すブロック図
【図7】図1のホームゲートウェイ装置とゲートウェイ
装置とを示すブロック図
【図8】図1のホームゲートウェイ装置とゲートウェイ
装置とを示すブロック図
【図9】図1のホームゲートウェイ装置とゲートウェイ
装置とを示すブロック図
【図10】図1のホームゲートウェイ装置とゲートウェ
イ装置とを示すブロック図
【図11】集合住宅向けの従来のネットワーク接続シス
テムを示す構成図
【図12】従来のホームゲートウェイ装置と従来のゲー
トウェイ装置とを既設構内電話線を介して接続した場合
を示すブロック図
【符号の説明】
1 PC 2、2a アナログ電話機 3 ホームゲートウェイ装置 4 主配電盤(MDF) 5 ゲートウェイ装置 6 回線接続用機器 11、16、41、42、43、81a、82a、91
a、92a、101a、102a 電話線IF部(電話
線インタフェース部) 11a、16a、41a、42a 送信レベル制御部 12、17 バッファ部 13 パケット処理部 14 管理部 15 WAN IF部(WANインタフェース部) 18 LAN IF部(LANインタフェース部) 31、32 優先制御部 31a、32a 音声バッファ 31b、32b データバッファ 33 音声IP処理部 34 音声コーデック処理部 35 電話機IF部(電話機インタフェース部) 41b、42b、43b 伝送方式選択部 51、61、71 管理部 51a ディレクトリサーバ 61a マルチメディアサーバ 71a 課金サーバ 81、82、91、92、101、102 LANイン
タフェース部(LANIF部) 81b、82b イーサネットIF部(イーサネットイ
ンタフェース部) 91b、92b 電灯線IF部(電灯線インタフェース
部) 101b、102b 無線IF部(無線インタフェース
部) a、d 既設構内電話線 b、f、h イーサネットケーブル c 電話線 e 増設構内電話線 g 専用線 i 電灯線

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】集合住宅の各部屋に設置するホームゲート
    ウェイ装置と、前記ホームゲートウェイ装置からの全パ
    ケットを収容するゲートウェイ装置と、前記ホームゲー
    トウェイ装置と前記ゲートウェイ装置とを接続する既設
    構内電話線とを有するネットワーク接続システムであっ
    て、 前記ホームゲートウェイ装置と前記ゲートウェイ装置と
    はそれぞれ、送信レベルを制御する送信レベル制御部
    と、音声パケットを優先的に処理する優先制御部とを有
    することを特徴とするネットワーク接続システム。
  2. 【請求項2】前記ホームゲートウェイ装置は、アナログ
    電話機と接続するための電話線インタフェース部と、音
    声符号化および音声復号化を行う音声コーデック処理部
    と、IPパケット化処理を行う音声IP処理部と、前記
    ゲートウェイ装置との通信において音声パケットを優先
    的に流す優先制御部とを有し、 前記ゲートウェイ装置は、前記ホームゲートウェイ装置
    との通信において音声パケットを優先的に流す優先制御
    部を有することを特徴とする請求項1に記載のネットワ
    ーク接続システム。
  3. 【請求項3】前記ホームゲートウェイ装置とゲートウェ
    イ装置とはそれぞれ、伝送方式を選択することが可能な
    伝送方式選択部を有することを特徴とする請求項1また
    は2に記載のネットワーク接続システム。
  4. 【請求項4】前記ゲートウェイ装置は、ディレクトリサ
    ーバを有する管理部を備えたことを特徴とする請求項1
    乃至3のいずれか1に記載のネットワーク接続システ
    ム。
  5. 【請求項5】前記ゲートウェイ装置は、マルチメディア
    サーバを有する管理部を備えたことを特徴とする請求項
    1乃至4のいずれか1に記載のネットワーク接続システ
    ム。
  6. 【請求項6】前記ゲートウェイ装置は、課金サーバを有
    する管理部を備えたことを特徴とする請求項1乃至5の
    いずれか1に記載のネットワーク接続システム。
  7. 【請求項7】集合住宅の各部屋に設置するホームゲート
    ウェイ装置と、前記ホームゲートウェイ装置からの全パ
    ケットを収容するゲートウェイ装置と、前記ホームゲー
    トウェイ装置と前記ゲートウェイ装置とを接続する既設
    構内電話線とを有するネットワーク接続システムであっ
    て、 前記ホームゲートウェイ装置と前記ゲートウェイ装置と
    を接続するイーサネット(登録商標)ケーブルを備えた
    ことを特徴とするネットワーク接続システム。
  8. 【請求項8】前記イーサネットケーブルに代えて電灯線
    を備えたことを特徴とする請求項7に記載のネットワー
    ク接続システム。
  9. 【請求項9】前記イーサネットケーブルに代えて無線を
    備えたことを特徴とする請求項7に記載のネットワーク
    接続システム。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009521888A (ja) * 2005-12-27 2009-06-04 フランス テレコム Ip電話サービスの相互接続
US9674348B2 (en) 2005-07-13 2017-06-06 Thomson Licensing Device and method allowing to successively use several terminal devices in a same voice communication

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