JP2003152880A - メータ管理システム、メータ管理機器、メータおよびメータ管理方法 - Google Patents

メータ管理システム、メータ管理機器、メータおよびメータ管理方法

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JP2003152880A
JP2003152880A JP2001348743A JP2001348743A JP2003152880A JP 2003152880 A JP2003152880 A JP 2003152880A JP 2001348743 A JP2001348743 A JP 2001348743A JP 2001348743 A JP2001348743 A JP 2001348743A JP 2003152880 A JP2003152880 A JP 2003152880A
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JP
Japan
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meter
consumption data
time interval
management device
meter management
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Application number
JP2001348743A
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English (en)
Inventor
Katsuichi Sugano
勝一 菅野
Hitoshi Hayashi
均 林
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Tokyo Gas Co Ltd
Original Assignee
Tokyo Gas Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 メータから消費量データを漏れなく収集可能
なメータ管理システムおよびメータ管理方法を提供す
る。 【解決手段】 ホストコンピュータ50が、第2日目の
日間流量QBを収集することなく第3日目の日間流量Q
Cを収集したときに、第2日目の日間流量QBが欠損し
たものと認知してガスメータ10に依頼情報Rを通知
し、ガスメータ10が、依頼情報Rに応じて、メモリ1
4に記憶している第2日目の日間流量QBを含む追加デ
ータD2をホストコンピュータ50に提供する。例えば
電話回線30の利用に係る渋滞等に起因してガスメータ
10からホストコンピュータ50に第2日目の日間流量
QBを含む定期データD1を提供することができなかっ
た場合においても、ホストコンピュータ50において第
2日目の日間流量QBの欠損を自主的に認知し、第2日
目の日間流量QBを別途収集することが可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、所定の時間間隔ご
とに例えば燃料用ガスなどの消費媒体の消費量を測定す
るメータ、このメータから所定の時間間隔ごとの消費量
データを収集するメータ管理機器、これらのメータおよ
びメータ管理機器を含むメータ管理システム、ならびに
このメータ管理システムを利用して消費量データを収集
するためのメータ管理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、消費者による燃料用ガス(以下、
単に「ガス」という。)の消費量を測定するために、各
消費者宅ごとにガスメータが設置されている。このガス
メータとしては、ガスの消費量を測定する測定機能に加
えて、例えば、電話回線などの公衆回線を利用して外部
と通信する機能や、ガス利用に係る消費者の安全を確保
する保安機能を有するものも知られている。これらのガ
スメータの各種機能は、例えば、ガスメータに搭載され
たマイクロコンピュータにより実行される。
【0003】ガス事業者による消費量データの収集は、
例えば、ガスメータの通信機能を利用して行われてい
る。すなわち、例えば、ガスメータは、ガスの消費量を
測定し、消費量データをメモリに記憶させたのち、ガス
事業者が所有する管理用コンピュータに例えば1日ごと
に自主的にアクセス(自己発呼)し、メモリに記憶させ
た消費量データを電話回線を介して送信している。これ
により、管理用コンピュータは、ガスメータから消費量
データを自動的に収集可能となる。1回の送信時におい
て管理用コンピュータに送信される消費量データには、
例えば、1時間ごとに測定された24個の消費量データ
が含まれており、このような管理コンピュータによる消
費量データの収集態様は、一般に、「ロードサーベイ」
と呼ばれている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
消費量データの収集方法では、ガスメータが消費量デー
タを送信するために管理用コンピュータにアクセスする
際、例えば電話回線の利用に係る渋滞等に起因して管理
コンピュータにアクセスできない状況が生じると、ガス
メータが消費量データを送信することができず、管理用
コンピュータが消費量データを収集できなくなってしま
うという問題があった。管理用コンピュータにおいて消
費量データが収集できないと、消費量データの欠損が生
じてしまう。
【0005】なお、上記した問題を解決する手法として
は、例えば、ガスメータから管理用コンピュータに対す
るアクセスを断続的に複数回に渡って実行することが考
えられるが、電話回線がいつ何時いかなる期間に渡って
利用不能な状況になるかが不明確な限り、この手法は十
分な対策とはいえない。
【0006】また、上記した問題が生じた場合の対処法
としては、例えば、消費量データの欠損を確認した際、
ガス事業者がガスメータの設置場所まで出向き、ガスメ
ータのメモリから欠損した消費量データを別途収集すれ
ばよいが、その収集作業は極めて煩雑であり、労力を要
するものである。しかも、消費量データが記憶されるメ
モリの容量には制限があるため、ガス事業者が消費量デ
ータの欠損に気づくのが遅すぎると、収集したい消費量
データ(すなわち欠損した消費量データ)が既にメモリ
内に残っていない可能性がある。
【0007】本発明はかかる問題点に鑑みてなされたも
ので、その第1の目的は、メータから消費量データを漏
れなく収集可能なメータ管理システムおよびメータ管理
方法を提供することにある。
【0008】また、本発明の第2の目的は、上記メータ
管理システムを構成し、メータから消費量データを漏れ
なく収集可能なメータ管理機器を提供することにある。
【0009】さらに、本発明の第3の目的は、上記メー
タ管理システムを構成し、消費量データを漏れなく提供
可能なメータを提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明のメータ管理シス
テムは、所定の時間間隔ごとに消費媒体の消費量を測定
するメータと、このメータから所定の時間間隔ごとの消
費量データを収集するメータ管理機器とを含み、これら
のメータおよびメータ管理機器が通信網を介して互いに
通信可能なものであり、メータ管理機器が、メータか
ら、任意の時間間隔における消費量データに続く次の時
間間隔における消費量データを収集したときに、任意の
時間間隔における消費量データを収集することなく次の
時間間隔における消費量データを収集したか否かを判定
し、任意の時間間隔における消費量データを収集するこ
となく次の時間間隔における消費量データを収集したと
判定したときに、任意の時間間隔における消費量データ
が欠損したものと認知し、メータから任意の時間間隔に
おける消費量データを収集するようにし、メータが、所
定の時間間隔ごとに取得した消費量データを記憶し、そ
の消費量データをメータ管理機器に提供する処理を所定
の時間間隔ごとに行ったのち、メータ管理機器において
任意の時間間隔における消費量データの欠損が認知され
たときに、記憶している所定の時間間隔ごとの消費量デ
ータの中から、任意の時間間隔における消費量データを
メータ管理機器に提供するようにしたものである。
【0011】本発明のメータ管理システムでは、例えば
通信網の利用に係る渋滞等に起因して、本来の提供時に
おいてメータからメータ管理機器に任意の時間間隔にお
ける消費量データが提供されず、メータ管理機器におい
て任意の時間間隔における消費量データが欠損した場合
においても、メータ管理機器が任意の時間間隔における
消費量データの欠損を自主的に認知し、メータから任意
の時間間隔における消費量データを別途収集する。
【0012】本発明のメータ管理機器は、所定の時間間
隔ごとに消費媒体の消費量を測定するメータと通信網を
介して通信可能であり、メータから所定の時間間隔ごと
の消費量データを収集するものであり、メータから、任
意の時間間隔における消費量データに続く次の時間間隔
における消費量データを収集したときに、任意の時間間
隔における消費量データを収集することなく次の時間間
隔における消費量データを収集したか否かを判定する判
定手段と、この判定手段により、任意の時間間隔におけ
る消費量データを収集することなく次の時間間隔におけ
る消費量データを収集したと判定されたときに、任意の
時間間隔における消費量データが欠損したものと認知す
る認知手段と、この認知手段により、任意の時間間隔に
おける消費量データが欠損したものと認知されたとき
に、メータから任意の時間間隔における消費量データを
収集する収集手段とを備えるようにしたものである。
【0013】本発明のメータ管理機器では、例えば通信
網の利用に係る渋滞等に起因して、本来の提供時におい
てメータから任意の時間間隔における消費量データが提
供されず、任意の時間間隔における消費量データが欠損
した場合においても、その任意の時間間隔における消費
量データの欠損を自主的に認知し、メータから任意の時
間間隔における消費量データを別途収集する。
【0014】本発明のメータは、所定の時間間隔ごとに
消費媒体の消費量を測定すると共に、所定の時間間隔ご
との消費量データを収集するメータ管理機器と通信網を
介して通信可能なものであり、所定の時間間隔ごとに消
費量データを取得する取得手段と、この取得手段により
取得された所定の時間間隔ごとの消費量データを記憶す
るための記憶手段と、所定の時間間隔ごとの消費量デー
タをメータ管理機器に提供する処理を所定の時間間隔ご
とに行う提供処理手段と、メータ管理機器において、任
意の時間間隔における消費量データに続く次の時間間隔
における消費量データが収集されたのち、任意の時間間
隔における消費量データが欠損したものと認知されたと
きに、記憶手段により記憶されている所定の時間間隔ご
との消費量データの中から、任意の時間間隔における消
費量データをメータ管理機器に提供する提供手段とを備
えるようにしたものである。
【0015】本発明のメータでは、例えば通信網の利用
に係る渋滞等に起因して、本来の提供時に任意の時間間
隔における消費量データをメータ管理機器に提供するこ
とができなかった場合においても、任意の時間間隔にお
ける消費量データをメータ管理機器に別途提供する。
【0016】本発明のメータ管理方法は、所定の時間間
隔ごとに消費媒体の消費量を測定するメータから、メー
タ管理機器を用いて所定の時間間隔ごとの消費量データ
を収集するための方法であり、メータにおいて、所定の
時間間隔ごとに消費量データを取得する第1のステップ
と、メータにおいて、所定の時間間隔ごとの消費量デー
タを記憶する第2のステップと、メータからメータ管理
機器に、所定の時間間隔ごとの消費量データを提供する
処理を所定の時間間隔ごとに行う第3のステップと、メ
ータ管理機器において、任意の時間間隔における消費量
データに続く次の時間間隔における消費量データを収集
したときに、任意の時間間隔における消費量データを収
集することなく次の時間間隔における消費量データを収
集したか否かを判定する第4のステップと、メータ管理
機器において、任意の時間間隔における消費量データを
収集することなく次の時間間隔における消費量データを
収集したと判定したときに、任意の時間間隔における消
費量データが欠損したものと認知する第5のステップ
と、メータ管理機器において任意の時間間隔における消
費量データの欠損が認知されたときに、メータからメー
タ管理機器に、記憶している所定の時間間隔ごとの消費
量データの中から、任意の時間間隔における消費量デー
タを提供する第6のステップと、メータ管理機器におい
て、メータから提供された任意の時間間隔における消費
量データを収集する第7のステップとを含み、メータお
よびメータ管理機器が通信網を介して互いに通信可能と
なるようにしたものである。
【0017】本発明のメータ管理方法では、通信網を介
して互いに通信可能なメータおよびメータ管理機器を利
用して、まず、第1のステップにおいて、メータによ
り、所定の時間間隔ごとに消費量データが取得される。
続いて、第2のステップにおいて、メータにより、所定
の時間間隔ごとの消費量データが記憶される。続いて、
第3のステップにおいて、メータからメータ管理機器
に、所定の時間間隔ごとの消費量データを提供する処理
が所定の時間間隔ごとに行われる。続いて、第4のステ
ップにおいて、メータ管理機器により、任意の時間間隔
における消費量データに続く次の時間間隔における消費
量データが収集されたときに、任意の時間間隔における
消費量データを収集することなく次の時間間隔における
消費量データが収集されたか否かが判定される。続い
て、第5のステップにおいて、メータ管理機器により、
任意の時間間隔における消費量データを収集することな
く次の時間間隔における消費量データを収集したと判定
されたときに、任意の時間間隔における消費量データが
欠損したものと認知される。続いて、第6のステップに
おいて、メータ管理機器により任意の時間間隔における
消費量データの欠損が認知されたときに、メータからメ
ータ管理機器に、記憶している所定の時間間隔ごとの消
費量データの中から、任意の時間間隔における消費量デ
ータが提供される。最後に、第7のステップにおいて、
メータ管理機器により、メータから提供された任意の時
間間隔における消費量データが収集される。
【0018】本発明のメータ管理システムでは、メータ
管理機器が、任意の時間間隔における消費量データの欠
損を認知したときに、任意の時間間隔における消費量デ
ータの提供を依頼する旨を含む依頼情報をメータに通知
し、この依頼情報に応じてメータから提供された任意の
時間間隔における消費量データの収集を行うようにし、
メータが、メータ管理機器から依頼情報が通知されたと
きに、この依頼情報に応じて、メータ管理機器への任意
の時間間隔における消費量データの提供を行うようにし
てもよい。
【0019】また、本発明のメータ管理システムでは、
メータ管理機器が、次の時間間隔における消費量データ
を収集したときの通信ラインを利用して、依頼情報の通
知および任意の時間間隔における消費量データの収集を
行うようにし、メータが、通信ラインを利用して、任意
の時間間隔における消費量データの提供を行うようにす
るのが好ましい。
【0020】また、本発明のメータ管理システムでは、
メータ管理機器が、複数のメータと通信網を介して通信
可能となるようにしてもよい。
【0021】また、本発明のメータ管理システムでは、
通信網が電話回線またはインターネットを含むようにし
てもよい。
【0022】また、本発明のメータ管理システムでは、
メータが燃料用ガスの消費量を測定するようにしてもよ
い。
【0023】本発明のメータ管理機器では、さらに、認
知手段により任意の時間間隔における消費量データの欠
損が認知されたときに、任意の時間間隔における消費量
データの提供を依頼する旨を含む依頼情報をメータに通
知する通知手段を備え、収集手段が、通知手段により通
知された依頼情報に応じてメータから提供された任意の
時間間隔における消費量データの収集を行うようにして
もよい。
【0024】また、本発明のメータ管理機器では、通知
手段が、収集手段が次の時間間隔における消費量データ
を収集したときの通信ラインを利用して、依頼情報の通
知を行うようにし、収集手段が、上記通信ラインを利用
して任意の時間間隔における消費量データの収集を行う
ようにするのが好ましい。
【0025】本発明のメータでは、提供手段が、メータ
管理機器から、任意の時間間隔における消費量データの
提供を依頼する旨を含む依頼情報が通知されたときに、
この依頼情報に応じて任意の時間間隔における消費量デ
ータの提供を行うようにしてもよい。
【0026】また、本発明のメータでは、提供手段が、
メータ管理機器において次の時間間隔における消費量デ
ータが収集されたときの通信ラインを利用して、任意の
時間間隔における消費量データの提供を行うようにする
のが好ましい。
【0027】本発明のメータ管理方法では、さらに、第
5のステップにおいて、任意の時間間隔における消費量
データの欠損を認知したときに、メータ管理機器からメ
ータに、任意の時間間隔における消費量データの提供を
依頼する旨を含む依頼情報を通知する第8のステップを
含み、第6のステップにおいて、依頼情報に応じてメー
タ管理機器への任意の時間間隔における消費量データの
提供を行い、第7のステップにおいて、依頼情報に応じ
てメータから提供された任意の時間間隔における消費量
データの収集を行うようにしてもよい。
【0028】また、本発明のメータ管理方法では、第4
のステップにおいて次の時間間隔における消費量データ
を収集したときの通信ラインを利用して、第8のステッ
プにおける依頼情報の通知、第6のステップにおける任
意の時間間隔における消費量データの提供および第7の
ステップにおける任意の時間間隔における消費量データ
の収集を行うようにするのが好ましい。
【0029】また、本発明のメータ管理方法では、メー
タ管理機器を、複数のメータと通信網を介して通信可能
としてもよい。
【0030】また、本発明のメータ管理方法では、通信
網として電話回線またはインターネットを含むもの用い
るようにしてもよい。
【0031】また、本発明のメータ管理方法では、メー
タとして燃料用ガスの消費量を測定するものを用いるよ
うにしてもよい。
【0032】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照して詳細に説明する。
【0033】<ガスメータ管理システムの構成>まず、
図1を参照して、本発明の一実施の形態に係るメータ管
理システムとしてのガスメータ管理システムの構成につ
いて説明する。図1は、ガスメータ管理システム100
の概略構成を表すものである。なお、本発明の「メータ
管理機器」および「メータ」はいずれもガスメータ管理
システム100の一構成要素をなすものであり、また本
発明の「メータ管理方法」はガスメータ管理システム1
00の機能および動作等により説明されるので、以下併
せて説明する。
【0034】このガスメータ管理システム100は、主
に、ガスGを消費する消費者宅1に設置されたガスメー
タ10と、消費者宅1内に設置され、ガスメータ10と
電話回線30(30A)を介して接続された電話機20
と、消費者宅1から離れた管理センタ40内に設置さ
れ、ガスメータ10と電話回線30Bを介して接続され
たホストコンピュータ50とを含んで構成されている。
すなわち、このガスメータ管理システム100は、ガス
メータ10とホストコンピュータ50との間で電話回線
30を介して互いに通信可能なネットワークを構成して
いる。なお、図1では、ガスメータ10を1台のみしか
示していないが、ホストコンピュータ50は、複数の消
費者宅1に設置された複数のガスメータ10と電話回線
30を介して接続されているものとする。この電話回線
30は、例えば、アナログ回線またはISDN(Integr
ated Services digital network )回線を含むものであ
る。ここで、電話回線30が本発明における「通信網」
の一具体例に対応し、ホストコンピュータ50が本発明
における「メータ管理機器」の一具体例に対応する。
【0035】ガスメータ10は、主に、配管K中を流れ
るガスGの流量(すなわち消費者によるガスGの消費
量)を測定することを目的として、例えば、消費者宅1
の外壁近傍に設置されている。このガスメータ10は、
例えば電話回線30を利用して外部と各種情報を送受信
可能な通信機能を備えたものであり、ガスメータ10の
通信状態は、ホストコンピュータ50との通信の有無に
応じて随時切り換え可能となっている。ガスメータ10
は、ガスGの流量を測定したのち、必要に応じて、ガス
Gの流量データ(後述する定期データD1,追加データ
D2)をホストコンピュータ50に提供するようになっ
ている。
【0036】電話機20は、消費者が電話回線30を通
じて通話可能な汎用のものである。この電話機20によ
る通話状態(通話の可否)は、ガスメータ10の通信状
態により随時切り換え可能となっている。
【0037】管理センタ40は、主に、ガス事業者が駐
留し、ガスGを使用する消費者およびガスメータ10に
関する各種情報を管理するための管理拠点である。ホス
トコンピュータ50は、ガスメータ管理システム100
においてサーバコンピュータとして機能し、ガスメータ
10を統括して管理するものである。このホストコンピ
ュータ50は、例えば電話回線30を通じて外部と各種
情報を送受信可能な業務用の大型コンピュータであり、
ガスメータ10からガスGの流量データを収集する機能
を有している。ガス事業者は、ホストコンピュータ50
を自由に操作可能になっており、ホストコンピュータ5
0により処理される各種情報は、ホストコンピュータ5
0と接続されたモニタ60に表示されるようになってい
る。
【0038】次に、図2を参照して、ガスメータ管理シ
ステム100の詳細な構成について説明する。図2は、
ガスメータ管理システム100のブロック構成を表すも
のである。
【0039】《ガスメータのブロック構成》ガスメータ
10は、主に、配管K中を流れるガスGの流量を測定す
る計量計11と、ガスGの圧力を検出する圧力センサ1
2と、メータ全体を制御する制御ユニット13と、各種
情報等を記憶するためのメモリ14と、時間計測を行う
ためのクロック15と、メータ全体に電力供給を行うた
めのリチウムバッテリ16と、制御ユニット13を外部
と通信させるための通信I/F(インターフェース)1
7と、ガスメータ10よりも下流側へのガスGの供給状
態を切り換えるための遮断弁18とを備えている。ま
た、ガスメータ10本体の表面には、ガスGの積算流量
等を表示するための表示パネル19が設けられている。
【0040】計量計11は、配管K中を流れるガスGの
流量に応じて、制御ユニット13に対して流量信号を出
力するようになっている。この計量計11は、例えば、
フルイディック素子などにより構成されている。
【0041】圧力センサ12は、配管K中を流れるガス
Gの圧力を検出し、検出した圧力データを制御ユニット
13に対して出力するようになっている。この圧力セン
サ12は、例えば、圧力により生じた歪みに対応した電
圧を発生する圧電膜センサなどにより構成されている。
【0042】制御ユニット13は、例えば、CPU(Ce
ntral Processing Unit )などを含んで構成されてお
り、主に、以下の一連の機能を実行するものである。
【0043】(1)時間帯流量,日間流量取得機能 制御ユニット13は、主に、例えば、クロック15から
出力されるクロック信号に基づいて、計量計11から出
力される流量信号を所定の時間間隔ごとに取り込み、そ
の流量信号に基づいてガスGの瞬時流量を演算する。そ
して、制御ユニット13は、例えば、瞬時流量の演算時
ごとに、過去に取得した瞬時流量を積算してガスGの積
算流量を演算したのち、その積算流量を表示パネル19
に表示させる。
【0044】この制御ユニット13は、上記した瞬時流
量や積算流量の演算と共に、特に、ガスGの時間帯流量
QXNおよび日間流量QXなどの流量データを取得した
のち、図3に示したように、時間帯流量QXNおよび日
間流量QXをメモリ14に記憶させるようになってい
る。図3は、メモリ14に記憶される時間帯流量QXN
および日間流量QXの内容を説明するためのものであ
る。すなわち、制御ユニット13は、例えば、ガスGの
瞬時流量を1時間ごとに積算することにより時間帯流量
QXNを取得すると共に、1日間に取得された24個の
時間帯流量QXNの集合を日間流量QXとして取得す
る。図3に示したQX1,QX2,QX23,QX24
は、それぞれ1日の中の第1時間目,第2時間目,第2
3時間目,第24時間目の時間帯流量QXNに相当し、
一方、QA,QB,QCは、それぞれガスメータ10の
稼動日から第1日目,第2日目,第3日目の日間流量Q
Xに相当する。また、QA1,QA2,…QA23,Q
A24は、第1日目の日間流量QAに含まれる24個の
時間帯流量を表しており、QB1,QB2,…QB2
3,QB24およびQC1,QC2,…QC23,QC
24についても同様である。なお、図3中の淡い網掛け
は、本来取得されるべき全ての時間帯流量QXNおよび
日間流量QXが制御ユニット13により取得されている
ことを示している。ここで、制御ユニット13が本発明
における「取得手段」の一具体例に対応する。
【0045】(2)データ提供機能 また、制御ユニット13は、例えば1日ごとにホストコ
ンピュータ50に自主的にアクセス(自己発呼)し、最
新の日間流量QX(すなわち最新の24個の時間帯流量
QXN)を含む定期データD1をホストコンピュータ5
0に提供する処理を行うようになっている。すなわち、
制御ユニット13は、例えば、正規のアクセスであるこ
とを証明して通信ラインを形成するための通信要求信号
をホストコンピュータ50に出力したのち、この通信要
求信号に応じてホストコンピュータ50から通信に係る
許諾が得られることにより通信ラインが形成された場合
に、ホストコンピュータ50に定期データD1を提供す
る。
【0046】なお、制御ユニット13は、例えば、定期
データD1を提供するためにホストコンピュータ50に
アクセスする際、電話回線30の利用に係る渋滞等に起
因して最初のアクセスに失敗した場合には、規定のアク
セス回数(例えば10回)に達するまで、所定の時間間
隔(アクセス待ち時間=例えば1時間)ごとにアクセス
処理を複数回繰り返すようになっている。制御ユニット
13は、例えば、規定のアクセス回数に達するまでにホ
ストコンピュータ50にアクセスできた場合には定期デ
ータD1の提供を行うが、規定のアクセス回数に達して
もホストコンピュータ50にアクセスできなかった場合
には、定期データD1の提供を断念する。図1および図
2では、例えば、制御ユニット13がホストコンピュー
タ50にアクセスを試みた結果、第2日目の日間流量Q
Bを含む定期データD1を提供する際のアクセスに失敗
し、第1日目の日間流量QAまたは第3日目の日間流量
QC等を含む定期データD1を提供する際のアクセスに
のみ成功した場合を示している。ここで、制御ユニット
13が本発明における「提供処理手段」の一具体例に対
応する。
【0047】(3)データ再提供機能 また、制御ユニット13は、例えば、ホストコンピュー
タ50から依頼情報Rが通知されると、この依頼情報R
に応じて、メモリ14に記憶している複数の日間流量Q
Xの中から、特定の日間流量QXを含む追加データD2
をホストコンピュータ50に別途提供するようになって
いる。この制御ユニット13は、特に、例えば、依頼情
報Rが通知されたときの通信ライン(すなわち制御ユニ
ット13が第3日目に定期データD1を提供するときの
通信ライン)の一旦切断したのちホストコンピュータ5
0に再びアクセスして新たに通信ラインを形成すること
なく、依頼情報Rが通知されたときの通信ラインを利用
して追加データD2の提供を行う。追加データD2に含
まれることとなる日間流量QXは、本来、上記した
(2)データ提供機能によりホストコンピュータ50に
提供されるべきであったが、アクセス不能により制御ユ
ニット13がホストコンピュータ50に提供できなかっ
たものであり、第何日目の日間流量QXが提供対象とな
るかは、依頼情報Rに含まれている指示内容に基づいて
決定される。なお、図1および図2では、例えば、制御
ユニット13が、第2日目の日間流量QBを含む追加デ
ータD2を提供する場合を示している。ここで、制御ユ
ニット13が本発明における「提供手段」の一具体例に
対応する。
【0048】(4)保安機能 また、制御ユニット13は、例えば、計量計11を通じ
て過大なガスGの流量を検知したり、圧力センサ12を
通じて過大なガスGの圧力を検知すると、消費者に危険
を伴うガスGの使用状態が生じているものと判断し、遮
断弁18に弁駆動信号Sを出力し、遮断弁18を駆動さ
せるようになっている。
【0049】引き続き、図2を参照して、ガスメータ1
0のブロック構成例について説明する。
【0050】メモリ14は、例えば、時間帯流量QXN
や日間流量QXなどを記憶するためのものであり、RA
M(Random Access Memory)などの記憶デバイスにより
構成されている。メモリ14の記憶容量は、例えば、少
なくとも数日間〜数週間分の日間流量QXを記憶するこ
とが可能な限り、自由に設定可能である。ここで、メモ
リ14が本発明における「記憶手段」の一具体例に対応
する。
【0051】通信I/F17は、制御ユニット13を外
部と通信させるための通信用のインターフェースであ
る。
【0052】遮断弁18は、制御ユニット13から出力
される弁駆動信号Sに応じて駆動し、ガスGの供給を遮
断するようになっている。
【0053】表示パネル19は、例えば、表示カウンタ
などにより構成されており、制御ユニット13により演
算された積算流量を表示するようになっている。
【0054】なお、ガスメータ10には、その通信状態
を制御するための通信ユニット90が接続されている。
この通信ユニット90は、主に、電話回線30Bの接続
先を切り換えるためのものであり、例えば、端末通信網
制御装置(T−NCU)を含んで構成されている。この
通信ユニット90は、例えば、通常時は電話回線30B
を電話機20に接続させ、電話機20を利用可能にして
いるが、制御ユニット13とホストコンピュータ50と
の間で通信が行われる際には、電話回線30Bの接続先
を電話機20から制御ユニット13に切り換え、制御ユ
ニット13を通信可能状態とする。この状態では、電話
機20は一時的に通話不能となる。なお、制御ユニット
13の通信が終了すると、通信ユニット90は、電話回
線30Bの接続先を制御ユニット13から電話機20に
切り換え、電話機20を再び通話可能とする。
【0055】《ホストコンピュータのブロック構成》ホ
ストコンピュータ50は、主に、コンピュータ全体を制
御するための制御ユニット51と、各種情報等を登録す
るためのメモリ52と、制御ユニット51が外部と通信
するための通信I/F53とを備えている。
【0056】制御ユニット51は、例えば、CPUなど
を含んで構成されており、主に、以下の一連の機能を実
行するものである。
【0057】(1)データ収集機能 制御ユニット51は、例えば1日ごとにガスメータ10
から提供される定期データD1から日間流量QX(すな
わち24個の時間帯流量QX)を収集したのち、図4に
示したように、日間流量QXをメモリ52に記憶させる
ことにより、消費者宅1におけるガスGの消費に係るデ
ータベースを構築するようになっている。図4は、定期
データD1の提供時においてメモリ52に記憶される時
間帯流量QXNおよび日間流量QXの内容を説明するた
めのものである。なお、図4では、例えば、制御ユニッ
ト13が、定期データD1から第2日目の日間流量QB
を収集することができず、第1日目の日間流量QA(時
間帯流量QA1〜QA24)および第3日目の日間流量
QC(時間帯流量QC1〜QC24)等のみを収集でき
た場合を示している。図4中の淡い網掛けは、制御ユニ
ット13により定期データD1から収集された日間流量
QXが日間流量QA,QX等のみであることを示してい
る。制御ユニット51により収集された時間帯流量QX
Nおよび日間流量QXは、例えば、ガスGの消費に伴う
料金の算出や消費者によるガスGの消費状況の分析等に
利用される。
【0058】(2)データ再収集機能 また、制御ユニット51は、例えば、定期データD1か
ら、任意の日数目の日間流量QXに続く次の日数目の日
間流量QXを収集したときに、その収集時ごとに、任意
の日数目の日間流量QXを収集することなく次の日数目
の日間流量QXを収集したか否かを判定し、この判定結
果に基づいて、本来収集すべき日間流量QXの欠損を認
知したときに、その欠損している日間流量QXをガスメ
ータ10から別途収集するようになっている。
【0059】具体的には、例えば、制御ユニット51
は、定期データD1から第3日目の日間流量QCを収集
したときに、第2日目の日間流量QB(任意の時間間隔
における消費量データ)を収集することなく第3日目の
日間流量QB(次の時間間隔における消費量データ)を
収集したか否かを判定し、第2日目の日間流量QBを収
集することなく第3日目の日間流量QBを収集したと判
定したときに、第2日目の日間流量QBが欠損したもの
と認知し、第2日目の日間流量QBの提供を依頼する旨
を含む依頼情報Rをガスメータ10に通知する。この依
頼情報Rには、例えば、提供を依頼する日間流量QXを
特定するための情報として、収集したい日間流量QXの
日数目(例えば第2日目)または具体的な日付(例えば
11月1日)を表す電文が含まれている。そして、制御
ユニット51は、依頼情報Rに応じてガスメータ10か
ら追加データD2が提供されると、この追加データD2
に含まれている第2日目の日間流量QBを収集し、図5
に示したように、第2日目の日間流量QBをメモリ52
に記憶させる。図5は、追加データD2の提供時におい
てメモリ52に記憶される時間帯流量QXNおよび日間
流量QXの内容を説明するためのものであり、図4に対
応している。この制御ユニット51は、特に、例えば、
ガスメータ10から第3日目の日間流量QCを含む定期
データD1が提供されたときの通信ラインを利用して、
依頼情報Rの通知および追加データD2の取得を行う。
なお、図5中の濃い網掛けは、制御ユニット51が追加
データD2から第2日目の日間流量QBを収集したこと
を示している。ここで、制御ユニット51が本発明にお
ける「判定手段」,「認知手段」,「通知手段」および
「収集手段」の一具体例に対応する。
【0060】引き続き、図2を参照して、ホストコンピ
ュータ50のブロック構成例について説明する。
【0061】メモリ52は、例えば、制御ユニット51
が収集した日間流量QXなどを記憶するためのものであ
り、記憶容量が比較的大きなハードディスク装置などに
より構成されている。
【0062】通信I/F53は、制御ユニット53を外
部と通信させるための通信用のインターフェースであ
る。
【0063】なお、ホストコンピュータ50には、その
通信状態を制御するための通信ユニット91が接続され
ている。この通信ユニット91は、主に、ガスメータ1
0に接続された通信ユニット90と同様の構成および機
能を有するものである。
【0064】<ガスメータ管理システムの動作>次に、
図1〜図7を参照して、ガスメータ管理システム100
の動作について説明する。図6および図7はガスメータ
管理システム100の動作の流れを説明するものであ
り、(A)はガスメータ10(制御ユニット13)の動
作,(B)はホストコンピュータ50(制御ユニット5
1)の動作をそれぞれ表している。なお、図6および図
7中の一定鎖線矢印は、ガスメータ10とホストコンピ
ュータ50との間における情報の送受を表している。以
下では、主に、ホストコンピュータ50がガスメータ1
0から日間流量QXを収集する際の一連の動作について
言及する。
【0065】このガスメータ管理システム100では、
主に、ガスメータ10およびホストコンピュータ50の
間で電話回線30を介したネットワークが構築されたの
ち、ガスメータ10が稼動した状態において、まず、ガ
スメータ10の制御ユニット13が、例えば1時間ごと
にガスGの瞬時流量を積算することにより時間帯流量Q
XN(QX1,QX2,…,QX23,QX24)を取
得すると共に(図6;ステップS101)、例えば1日
間に取得した24個の時間帯流量QXNの集合よりなる
日間流量QXを取得したのち(図6;ステップS10
2)、これらの時間帯流量QXNおよび日間流量QXを
メモリ14に記憶させる(図6;ステップS103,図
3参照)。
【0066】続いて、制御ユニット13が、ホストコン
ピュータ50に定期データD1を提供する処理を行う。
すなわち、制御ユニット13が、定期データD1を提供
するためにホストコンピュータ50にアクセスすべく、
ホストコンピュータ50に通信要求信号を出力する(図
6;ステップS104)。このとき、制御ユニット13
による通信要求信号の出力は、例えば電話回線30の利
用に係る渋滞等に起因してアクセスに失敗することを考
慮して、規定のアクセス回数(例えば10回)に達する
まで複数回に渡って行われる場合がある(図6;ステッ
プS105)。通信要求信号を出力したのち、制御ユニ
ット13が、ホストコンピュータ50から通信に係る許
諾待ち状態となり(図6;ステップS106)、アクセ
ス待ち時間(例えば1時間)の間にホストコンピュータ
50から許諾が得られない場合(図6;ステップS10
6N)には、再び通信要求信号を出力する。
【0067】通信要求信号の出力回数が規定回数に達す
る前にホストコンピュータ50にアクセスすることがで
き(図6;ステップS105N)、ホストコンピュータ
50から通信に係る許諾が得られた場合(図6;ステッ
プS106Y)には、ガスメータとホストコンピュータ
50との間で通信ラインが形成され、相互に通信可能と
なる。この状態において、制御ユニット13が、最新の
日間流量QX(すなわち24個の時間帯流量QXN)を
含む定期データD1をホストコンピュータ50に提供す
る(図6;ステップS107)。
【0068】なお、規定回数に達するまで通信要求信号
を出力してもホストコンピュータ50にアクセスできな
かった場合(図6;ステップS105Y)には、制御ユ
ニット13が、ホストコンピュータ50に対する定期デ
ータD1の提供を断念する。
【0069】続いて、ホストコンピュータ50の制御ユ
ニット51が、ガスメータ10から提供された定期デー
タD1から日間流量QXを収集したのち(図6;ステッ
プS201)、この日間流量QXをメモリ52に記憶さ
せる(図7;ステップS202,図4参照)。これによ
り、ホストコンピュータ50において、消費者宅1にお
けるガスGの消費に係るデータベースが構築される。
【0070】続いて、制御ユニット51が、ガスメータ
10に通信完了信号を出力すると(図7;ステップS2
03)、制御ユニット13が、ホストコンピュータ50
による日間流量QXの収集が正常に完了したものと判断
し、通信動作を完了する(図7;ステップS108)。
【0071】上記したホストコンピュータ50がガスメ
ータ10から日間流量QXを収集する動作(収集サイク
ル)は、例えば1日ごとに繰り返し行われる。
【0072】こののち、例えば、第3日目までの収集サ
イクル内において、ガスメータ10が、第1日目の日間
流量QA,第2日目の日間流量QBまたは第3日目の日
間流量QCをそれぞれ含む定期データD1をホストコン
ピュータ50に提供する処理を行ったにもかかわらず、
例えば電話回線30の利用に係る渋滞等に起因してホス
トコンピュータ50にアクセスすることができなかった
ため、ホストコンピュータ50に第2日目の日間流量Q
Bを含む定期データD1の提供を行うことができなかっ
たとする。また、例えば、上記ガスメータ10の提供処
理動作に基づいて、ホストコンピュータ50が、第3日
目までの収集サイクル内において、第1日目の日間流量
QAおよび第3日目の日間流量QCのみを収集すること
ができ、第2日目の日間流量QBを収集できなかったと
する(図4参照)。
【0073】この場合、定期データD1から第3日目の
日間流量QCを収集したときに、制御ユニット51が、
メモリ52内に記憶している日間流量QXの収集結果に
基づいて、第2日目の日間流量QBを収集することなく
第3日目の日間流量QCを収集したか否かを判定する
(図7;ステップS204)。このとき、第2日目の日
間流量QBを収集することなく第3日目の日間流量QC
を収集したと判定した場合(図7;ステップS204
Y)には、制御ユニット51が、第2日目の日間流量Q
Bが欠損したものと認知し(図7;ステップS20
5)、ガスメータ10から第3日目の日間流量QCを含
む定期データD1が通知されたときの通信ラインを利用
して、第2日目の日間流量QBの提供を依頼する旨を含
む依頼情報Rをガスメータ10に通知する(図7;ステ
ップS208)。なお、第2日目の日間流量QBを収集
することなく第3日目の日間流量QCを収集していない
と判定した場合(すなわち第2日目の日間流量QBを正
常に収集できた場合,図7;ステップS204N)に
は、次回の定期データD1の提供待ちとなる。
【0074】続いて、制御ユニット13が、ホストコン
ピュータ50から通知された依頼情報Rに応じて、第3
日目の日間流量QCを含む定期データD1をホストコン
ピュータ50に通知したときの通信ラインを利用して、
メモリ14に記憶している複数の日間流量QXの中から
第2日目の日間流量QBを選択し、この第2日目の日間
流量QXを含む追加データD2をホストコンピュータ5
0に提供する(図7;ステップS109)。
【0075】最後に、制御ユニット51が、ガスメータ
10から提供された追加データD2に含まれている第2
日目の日間流量QBを収集したのち(図7;ステップS
207)、この第2日目の日間流量QBをメモリ52に
記憶させる(図7;ステップS208,図5参照)。こ
れにより、メモリ52内で欠損していた第2日目の日間
流量QBが補充され、ホストコンピュータ50におい
て、第3日目までの全ての日間流量QX(QA,QB,
QC)が収集される。
【0076】<実施の形態の作用および効果>以上説明
したように、本実施の形態に係るガスメータ管理システ
ム100およびこれを利用したガスメータ管理方法で
は、ホストコンピュータ50が、日間流量QXの収集過
程において、第2日目の日間流量QBを収集することな
く第3日目の日間流量QCを収集したときに、第2日目
の日間流量QBが欠損したものと認知してガスメータ1
0に依頼情報Rを通知し、ガスメータ10が、ホストコ
ンピュータ50から通知された依頼情報Rに応じて、メ
モリ14に記憶している複数の日間流量QXの中から第
2日目の日間流量QXを選択し、この第2日目の日間流
量QBを含む追加データD2をホストコンピュータ50
に提供するようにしている。この場合には、例えば電話
回線30の利用に係る渋滞等に起因してガスメータ10
がホストコンピュータ50にアクセスすることができ
ず、ガスメータ10から第2日目の日間流量QBを含む
定期データD1を提供することができなかったためにホ
ストコンピュータ50が第2日目の日間流量QBを収集
できなかった場合においても、ホストコンピュータ50
は、第3日目の日間流量QCの収集時において、第2日
目の日間流量QBの欠損を自主的に検知し、その欠損し
た第2日目の日間流量QBを別途収集することが可能と
なる。したがって、本実施の形態では、日間流量QXの
欠損が生じると、その欠損した日間流量QXを収集でき
なくなる可能性が高い従来の場合とは異なり、ホストコ
ンピュータ50においてガスメータから日間流量QXを
漏れなく収集することができる。
【0077】なお、本実施の形態では、1日分の日間流
量QX(例えば第2日目の日間流量QB)が欠損し、そ
の1日分の日間流量QXを別途収集する場合について説
明したが、必ずしもこれに限られるものではない。本実
施の形態では、例えば、複数日分の日間流量QX(例え
ば第2日目の日間流量QBおよび第3日目の日間流量Q
C)が欠損した場合においても、その欠損した複数日分
の日間流量QXがガスメータ10のメモリ14に記憶さ
れている限り、ホストコンピュータ50は、1日分の日
間流量QXが欠損した場合と同様の一連の動作を行い、
その次の日の日間流量QX(例えば第4日目の日間流量
QD)を収集したときに欠損を認知し、その欠損した複
数日分の日間流量QXを別途収集することにより、ガス
メータ10から漏れなく日間流量QXを収集することが
できる。
【0078】また、本実施の形態では、ガスメータ10
が第3日目の日間流量QCを含む定期データD1をホス
トコンピュータ50に提供するときに形成した通信ライ
ンを利用して、ホストコンピュータ50による依頼情報
Rの通知およびガスメータ10による追加データD2の
提供(すなわちホストコンピュータ50による第2日目
の日間流量QBの収集)を行うようにしたので、定期デ
ータD1の提供時に形成した通信ラインを一旦切断した
のち、依頼情報Rの通知時および追加データD2の提供
時ごとに改めて通信ラインを形成する場合とは異なり、
通信ラインの再形成に要する時間が省略され、依頼の情
報Rの通知および追加データD2の提供を効率よく短時
間で行うことができる。
【0079】また、本実施の形態では、ホストコンピュ
ータ50が、日間流量QXを収集する過程において、ガ
スメータ10から定期データD1が提供されずに第2日
目の日間流量QBが欠損したときに、その欠損を自主的
に認知し、ガスメータ10から欠損した第2日目の日間
流量QBを別途収集するようにしたので、ガスメータ1
0から漏れなく日間流量QXを収集することが可能とな
り、このホストコンピュータ50を用いてガスメータ管
理システム100を構成することができる。
【0080】また、本実施の形態では、ガスメータ10
が、ホストコンピュータ50にアクセスすることができ
ないために定期データD1を提供することができなかっ
た場合に、依頼情報Rに応じて、その定期データD1に
含まれていた第2日目の日間流量QBを追加データD2
に含めてホストコンピュータ50に提供するようにした
ので、本来の提供時において提供することができなかっ
た第2日目の日間流量QBをホストコンピュータ50に
別途提供することが可能となり、このガスメータ10を
用いてガスメータ管理システム100を構成することが
できる。
【0081】<実施の形態の変形例>なお、本実施の形
態では、ホストコンピュータ50として業務用の大型コ
ンピュータを用いるようにしたが、必ずしもこれに限ら
れるものではなく、例えば、業務用の大型コンピュータ
に代えて、汎用のパーソナルコンピュータやPDA(Pe
rsonal Digital Assistants )などの端末を用いるよう
にしてもよい。この場合においても、上記実施の形態の
場合と同様の効果を得ることができる。
【0082】また、本実施の形態では、ホストコンピュ
ータ50が第2日目の日間流量QBの欠損を認知したと
きにガスメータ10に依頼情報Rを通知し、この依頼情
報Rに応じてガスメータ10に第2日目の日間流量QB
を含む追加データD2の提供を行わせるようにしたが、
必ずしもこれに限られるものではなく、例えば、ガスメ
ータ10による追加データD2の提供動作を介さずに、
ホストコンピュータ50(制御ユニット51)が、ガス
メータ10のメモリ14内に記憶されている第2日目の
日間流量QBを直接読み込むことにより、欠損した第2
日目の日間流量QBを別途収集するようにしてもよい。
この場合においても、上記実施の形態の場合と同様の効
果を得ることができる。
【0083】また、本実施の形態では、ガスメータ10
とホストコンピュータ50とを通信可能に接続させるた
めの「通信網」として電話回線30を用いるようにした
が、必ずしもこれに限られるものではなく、例えば、図
8に示したように、電話回線30に代えてインターネッ
ト110を用いるようにしてもよい。図8は、ガスメー
タ管理システム100の構成に関する変形例を表すもの
であり、図1に対応している。図8に示した変形例とし
てのガスメータ管理システム100は、ガスメータ10
およびホストコンピュータ50の双方が通信線111を
介してインターネット110と接続されたネットワーク
を構成している。このガスメータ設定システム100の
詳細な構成は、例えば、通信ユニット90,91がター
ミナルアダプタなどを含んで構成される点を除き、上記
第1の実施の形態の場合(図2参照)とほぼ同様であ
る。この場合においても、上記実施の形態と同様の効果
を得ることができる。
【0084】なお、「通信網」としては、上記にて例示
した電話回線やインターネット以外のものであってもよ
い。具体的には、例えば、イントラネット、エクストラ
ネット、携帯電話網(例えばiモード通信),PHS
(Personal Handy Phone )網またはブルートゥースな
どの通信媒体網などを用いるようにしてもよい。もちろ
ん、上記列挙した「通信網」を2つ以上併用するように
してもよい。いずれの通信網を用いた場合においても、
上記実施の形態の場合と同様の効果を得ることができ
る。
【0085】以上、実施の形態を挙げて本発明を説明し
てきたが、本発明は上記各実施の形態において説明した
ものに限定されるものではなく、種々の変形が可能であ
る。すなわち、上記したガスメータ管理システムの各構
成要素の構成や機能ならびにガスメータ管理方法の手順
等は、ホストコンピュータ50が、日間流量QXの収集
過程において本来収集すべき日間流量QXの欠損を自主
的に認知し、その欠損した日間流量QXをガスメータ1
0から別途収集することにより、ガスメータ10から漏
れなく日間流量QXを収集することが可能な限り、自由
に変更可能である。
【0086】なお、本発明は、必ずしもガスメータの設
定作業にのみ適用されるわけではなく、例えば、電力消
費量を測定する電力メータや水道水の消費量を測定する
水道メータが測定機能等を実行するために保有する設定
パラメータPの設定作業についても適用可能である。も
ちろん、本発明では、これらのガスメータ、電力メータ
および水道メータのうちの2種以上のメータを併用する
ようにしてもよい。この場合においても、上記各実施の
形態の場合と同様の効果を得ることができる。
【0087】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1ないし請
求項6のいずれか1項に記載のメータ管理システムまた
は請求項13ないし請求項18のいずれか1項に記載の
メータ管理方法によれば、メータ管理機器が、所定の時
間間隔ごとの消費量データを収集する過程において、次
の時間間隔における消費量データの収集時において任意
の時間間隔における消費量データの欠損を認知したとき
に、メータが、記憶している所定の時間間隔ごとの消費
量データの中から任意の時間間隔における消費量データ
をメータ管理機器に提供することにより、メータ管理機
器が任意の時間間隔における消費量データを収集するよ
うにしたので、例えば通信網の利用に係る渋滞等に起因
してメータが任意の時間間隔における消費量データをメ
ータ管理機器に提供することができなかったため、メー
タ管理機器が任意の時間間隔における消費量データを収
集することができなかった場合においても、メータ管理
機器が任意の時間間隔における消費量データの欠損を自
主的に検知し、欠損した任意の時間間隔における消費量
データを改めて収集することが可能となる。したがっ
て、任意の時間間隔における消費量データの欠損が生じ
ると、その欠損した任意の時間間隔における消費量デー
タを収集できなくなる可能性が高い従来の場合とは異な
り、メータ管理機器においてメータから消費量データを
漏れなく収集することができる。
【0088】また、請求項7ないし請求項9のいずれか
1項に記載のメータ管理機器によれば、所定の時間間隔
ごとの消費量データを収集する過程において、メータか
ら任意の時間間隔における消費量データが提供されずに
欠損したときに、その欠損を自主的に認知し、メータか
ら改めて任意の時間間隔における消費量データを収集す
るようにしたので、メータから消費量データを漏れなく
収集することが可能となり、このメータ管理機器を用い
てメータ管理システムを構成することができる。
【0089】また、請求項10ないし請求項12のいず
れか1項に記載のメータによれば、任意の時間間隔にお
ける消費量データを提供することができなかったため
に、メータ管理機器において任意の時間間隔における消
費量データが欠損したときに、記憶している所定の時間
間隔ごとの消費量データの中から任意の時間間隔におけ
る消費量データを改めてメータ管理機器に提供するよう
にしたので、本来の提供時において提供することができ
なかった任意の時間間隔における消費量データをメータ
管理機器に別途提供することが可能となり、このメータ
を用いてメータ管理システムを構成することができる。
【0090】特に、請求項3記載のメータ管理システ
ム、請求項9記載のメータ管理機器、請求項12記載の
メータまたは請求項15記載のメータ管理方法によれ
ば、メータがメータ管理機器に次の時間間隔における消
費量データを提供する際の通信ラインを利用して、メー
タ管理機器による依頼情報の通知およびメータによる任
意の時間間隔における消費量データの提供、メータ管理
機器による任意の時間間隔における消費量データの収集
を行うようにしたので、次の時間間隔における消費量デ
ータの提供時に形成した通信ラインを一旦切断したの
ち、依頼情報の通知時および任意の時間間隔における消
費量データの提供時ごとに改めて通信ラインを形成する
場合とは異なり、通信ラインの再形成に要する時間が省
略され、依頼の情報の通知および追加データの提供を効
率よく短時間で行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係るガスメータ管理シ
ステムの概略構成を表す図である。
【図2】図1に示したガスメータ管理システムのブロッ
ク構成を表す図である。
【図3】ガスメータのメモリに記憶される時間帯流量お
よび日間流量の内容を説明するための図である。
【図4】定期データの提供時においてホストコンピュー
タのメモリに記憶される時間帯流量および日間流量内容
を説明するための図である。
【図5】追加データの提供時においてホストコンピュー
タのメモリに記憶される時間帯流量および日間流量の内
容を説明するための図である。
【図6】本発明の一実施の形態に係るガスメータ管理シ
ステムの動作を説明するための流れ図である。
【図7】図6に続くガスメータ管理システムの動作を説
明するための流れ図である。
【図8】本発明の一実施の形態に係るガスメータ管理シ
ステムの構成に関する変形例を表す図である。
【符号の説明】
1…消費者宅、10…ガスメータ、11…計量計、12
…圧力センサ、13…制御ユニット、14…メモリ、1
5…クロック、16…リチウムバッテリ、17,53…
通信I/F、18…遮断弁、19…表示パネル、20…
電話機、30(30A,30B)…電話回線、40…管
理センタ、50…ホストコンピュータ、60…モニタ、
90,91…通信ユニット、100…ガスメータ管理シ
ステム、110…インターネット、111…通信線、D
1…定期データ、D2…追加データ、G…ガス、K…配
管、QX(QA,QB,QC…)…日間流量、QXN
(QX1,QX2…QX23,QX24)…時間帯流
量、R…依頼情報。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2F030 CC13 CE09 2F073 AA07 AA08 AA09 AB01 BB09 BC01 CC01 CC07 DD02 GG01 GG08 GG09 5K101 KK12 MM07

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の時間間隔ごとに消費媒体の消費量
    を測定するメータと、このメータから前記所定の時間間
    隔ごとの消費量データを収集するメータ管理機器とを含
    み、これらのメータおよびメータ管理機器が通信網を介
    して互いに通信可能なメータ管理システムであって、 前記メータ管理機器が、前記メータから、任意の時間間
    隔における消費量データに続く次の時間間隔における消
    費量データを収集したときに、前記任意の時間間隔にお
    ける消費量データを収集することなく前記次の時間間隔
    における消費量データを収集したか否かを判定し、前記
    任意の時間間隔における消費量データを収集することな
    く前記次の時間間隔における消費量データを収集したと
    判定したときに、前記任意の時間間隔における消費量デ
    ータが欠損したものと認知し、前記メータから前記任意
    の時間間隔における消費量データを収集するものであ
    り、 前記メータが、前記所定の時間間隔ごとに取得した消費
    量データを記憶し、その消費量データを前記メータ管理
    機器に提供する処理を前記所定の時間間隔ごとに行った
    のち、前記メータ管理機器において前記任意の時間間隔
    における消費量データの欠損が認知されたときに、記憶
    している前記所定の時間間隔ごとの消費量データの中か
    ら、前記任意の時間間隔における消費量データを前記メ
    ータ管理機器に提供するものであることを特徴とするメ
    ータ管理システム。
  2. 【請求項2】 前記メータ管理機器が、前記任意の時間
    間隔における消費量データの欠損を認知したときに、前
    記任意の時間間隔における消費量データの提供を依頼す
    る旨を含む依頼情報を前記メータに通知し、この依頼情
    報に応じて前記メータから提供された前記任意の時間間
    隔における消費量データの収集を行うものであり、 前記メータが、前記メータ管理機器から前記依頼情報が
    通知されたときに、この依頼情報に応じて、前記メータ
    管理機器への前記任意の時間間隔における消費量データ
    の提供を行うものであることを特徴とする請求項1記載
    のメータ管理システム。
  3. 【請求項3】 前記メータ管理機器が、前記次の時間間
    隔における消費量データを収集したときの通信ラインを
    利用して、前記依頼情報の通知および前記任意の時間間
    隔における消費量データの収集を行うものであり、 前記メータが、前記通信ラインを利用して、前記任意の
    時間間隔における消費量データの提供を行うものである
    ことを特徴とする請求項2記載のメータ管理システム。
  4. 【請求項4】 前記メータ管理機器が、複数のメータと
    前記通信網を介して通信可能であることを特徴とする請
    求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載のメータ管
    理システム。
  5. 【請求項5】 前記通信網が、電話回線またはインター
    ネットを含むものであることを特徴とする請求項1ない
    し請求項4のいずれか1項に記載のメータ管理システ
    ム。
  6. 【請求項6】 前記メータが、燃料用ガスの消費量を測
    定するものであることを特徴とする請求項1ないし請求
    項5のいずれか1項に記載のメータ管理システム。
  7. 【請求項7】 所定の時間間隔ごとに消費媒体の消費量
    を測定するメータと通信網を介して通信可能であり、前
    記メータから前記所定の時間間隔ごとの消費量データを
    収集するメータ管理機器であって、 前記メータから、任意の時間間隔における消費量データ
    に続く次の時間間隔における消費量データを収集したと
    きに、前記任意の時間間隔における消費量データを収集
    することなく前記次の時間間隔における消費量データを
    収集したか否かを判定する判定手段と、 この判定手段により、前記任意の時間間隔における消費
    量データを収集することなく前記次の時間間隔における
    消費量データを収集したと判定されたときに、前記任意
    の時間間隔における消費量データが欠損したものと認知
    する認知手段と、 この認知手段により、前記任意の時間間隔における消費
    量データが欠損したものと認知されたときに、前記メー
    タから前記任意の時間間隔における消費量データを収集
    する収集手段とを備えたことを特徴とするメータ管理機
    器。
  8. 【請求項8】 さらに、 前記認知手段により前記任意の時間間隔における消費量
    データの欠損が認知されたときに、前記任意の時間間隔
    における消費量データの提供を依頼する旨を含む依頼情
    報を前記メータに通知する通知手段を備え、 前記収集手段が、前記通知手段により通知された前記依
    頼情報に応じて前記メータから提供された前記任意の時
    間間隔における消費量データの収集を行うものであるこ
    とを特徴とする請求項7記載のメータ管理機器。
  9. 【請求項9】 前記通知手段が、前記収集手段が前記次
    の時間間隔における消費量データを収集したときの通信
    ラインを利用して、前記依頼情報の通知を行うものであ
    り、 前記収集手段が、前記通信ラインを利用して、前記任意
    の時間間隔における消費量データの収集を行うものであ
    ることを特徴とする請求項8記載のメータ管理機器。
  10. 【請求項10】 所定の時間間隔ごとに消費媒体の消費
    量を測定すると共に、前記所定の時間間隔ごとの消費量
    データを収集するメータ管理機器と通信網を介して通信
    可能なメータであって、 前記所定の時間間隔ごとに消費量データを取得する取得
    手段と、 この取得手段により取得された前記所定の時間間隔ごと
    の消費量データを記憶するための記憶手段と、 前記所定の時間間隔ごとの消費量データを前記メータ管
    理機器に提供する処理を、前記所定の時間間隔ごとに行
    う提供処理手段と、 前記メータ管理機器において、任意の時間間隔における
    消費量データに続く次の時間間隔における消費量データ
    が収集されたのち、前記任意の時間間隔における消費量
    データが欠損したものと認知されたときに、前記記憶手
    段により記憶されている前記所定の時間間隔ごとの消費
    量データの中から、前記任意の時間間隔における消費量
    データを前記メータ管理機器に提供する提供手段とを備
    えたことを特徴とするメータ。
  11. 【請求項11】 前記提供手段が、前記メータ管理機器
    から、前記任意の時間間隔における消費量データの提供
    を依頼する旨を含む依頼情報が通知されたときに、この
    依頼情報に応じて前記任意の時間間隔における消費量デ
    ータの提供を行うものであることを特徴とする請求項1
    0記載のメータ。
  12. 【請求項12】 前記提供手段が、前記メータ管理機器
    において前記次の時間間隔における消費量データが収集
    されたときの通信ラインを利用して、前記任意の時間間
    隔における消費量データの提供を行うものであることを
    特徴とする請求項10または請求項11に記載のメー
    タ。
  13. 【請求項13】 所定の時間間隔ごとに消費媒体の消費
    量を測定するメータから、メータ管理機器を用いて前記
    所定の時間間隔ごとの消費量データを収集するための方
    法であって、 前記メータにおいて、前記所定の時間間隔ごとに消費量
    データを取得する第1のステップと、 前記メータにおいて、前記所定の時間間隔ごとの消費量
    データを記憶する第2のステップと、 前記メータから前記メータ管理機器に、前記所定の時間
    間隔ごとの消費量データを提供する処理を、前記所定の
    時間間隔ごとに行う第3のステップと、 前記メータ管理機器において、任意の時間間隔における
    消費量データに続く次の時間間隔における消費量データ
    を収集したときに、前記任意の時間間隔における消費量
    データを収集することなく前記次の時間間隔における消
    費量データを収集したか否かを判定する第4のステップ
    と、 前記メータ管理機器において、前記任意の時間間隔にお
    ける消費量データを収集することなく前記次の時間間隔
    における消費量データを収集したと判定したときに、前
    記任意の時間間隔における消費量データが欠損したもの
    と認知する第5のステップと、 前記メータ管理機器において前記任意の時間間隔におけ
    る消費量データの欠損が認知されたときに、前記メータ
    から前記メータ管理機器に、記憶している前記所定の時
    間間隔ごとの消費量データの中から、前記任意の時間間
    隔における消費量データを提供する第6のステップと、 前記メータ管理機器において、前記メータから提供され
    た前記任意の時間間隔における消費量データを収集する
    第7のステップとを含み、 前記メータおよび前記メータ管理機器が通信網を介して
    互いに通信可能となるようにすることを特徴とするメー
    タ管理方法。
  14. 【請求項14】 さらに、 前記第5のステップにおいて、前記任意の時間間隔にお
    ける消費量データの欠損を認知したときに、前記メータ
    管理機器から前記メータに、前記任意の時間間隔におけ
    る消費量データの提供を依頼する旨を含む依頼情報を通
    知する第8のステップを含み、 前記第6のステップにおいて、前記依頼情報に応じて前
    記メータ管理機器への前記任意の時間間隔における消費
    量データの提供を行い、 前記第7のステップにおいて、前記依頼情報に応じて前
    記メータから提供された前記任意の時間間隔における消
    費量データの収集を行うことを特徴とする請求項13記
    載のメータ管理方法。
  15. 【請求項15】 前記第4のステップにおいて前記次の
    時間間隔における消費量データを収集したときの通信ラ
    インを利用して、前記第8のステップにおける前記依頼
    情報の通知、前記第6のステップにおける前記任意の時
    間間隔における消費量データの提供および前記第7のス
    テップにおける前記任意の時間間隔における消費量デー
    タの収集を行うことを特徴とする請求項14記載のメー
    タ管理方法。
  16. 【請求項16】 前記メータ管理機器を、複数のメータ
    と前記通信網を介して通信可能とすることを特徴とする
    請求項13ないし請求項15のいずれか1項に記載のメ
    ータ管理方法。
  17. 【請求項17】 前記通信網として、電話回線またはイ
    ンターネットを含むものを用いることを特徴とする請求
    項13ないし請求項16のいずれか1項に記載のメータ
    管理方法。
  18. 【請求項18】 前記メータとして、燃料用ガスの消費
    量を測定するものを用いることを特徴とする請求項13
    ないし請求項17のいずれか1項に記載のメータ管理方
    法。
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JP2007150745A (ja) * 2005-11-28 2007-06-14 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 無線通信システムのデータ再送方法、移動端末および固定端末
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