JP2003152395A - 電子部品実装装置 - Google Patents

電子部品実装装置

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JP2003152395A
JP2003152395A JP2001349909A JP2001349909A JP2003152395A JP 2003152395 A JP2003152395 A JP 2003152395A JP 2001349909 A JP2001349909 A JP 2001349909A JP 2001349909 A JP2001349909 A JP 2001349909A JP 2003152395 A JP2003152395 A JP 2003152395A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 重量バランスを改善して、回転位置決め精度
や動作タクトタイムを改善することができる電子部品実
装装置を提供することを目的とする。 【解決手段】 電子部品を基板に対して押圧することに
より電子部品を基板に実装する電子部品実装装置におい
て、実装ヘッドに設けられ上下方向に摺動自在かつ軸心
廻りに回転自在に保持された垂直な回転軸30の下端部
に、振動子14によって重心位置が回転軸30の軸心か
ら偏心したボンディングツール13を結合し、ボンディ
ングツール13の重心位置の偏心方向と反対側に重心が
位置するように、リニアスケール29を保持するブラケ
ット28aおよび読み取りヘッド27を保持するブラケ
ット26を配置し、ボンディングツール13の偏心に対
するバランス部材とする。これにより、実装ヘッドの重
量バランスを改善して、回転位置決め精度や動作タクト
タイムを改善することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子部品を基板に
実装する電子部品実装装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】電子部品を基板に実装する実装ヘッド
は、電子部品を基板に対して押圧する押圧荷重を発生す
る荷重発生手段を備えており、この荷重発生手段として
可動コイルと固定マグネットとの組み合わせによるボイ
スコイル型モータを用いる方法が知られている。この方
法は、電子部品に当接して保持する保持ツールに軸部材
を介して可動コイルを結合し、固定マグネットが作る磁
界の中でこの可動コイルに通電することにより固定マグ
ネットとの間に発生する電磁力を保持ツールを介して電
子部品に伝達するものである。そして実装方法として超
音波接合を用いる実装装置では、電子部品を保持する保
持ツールに超音波振動を発生する振動子が装着され、電
子部品には保持ツールを介して押圧荷重ととも超音波振
動が伝達される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上述のよ
うに保持ツールに振動子を装着する場合には、振動子は
保持ツールの一方側のみに装着されることから、実装ヘ
ッド全体の重量配分において、重心位置が実装ヘッドの
軸部材の中心から外れる偏心が生じる。そしてこの偏心
状態のまま実装ヘッドを水平方向に高速移動すると、軸
部材には実装ヘッドの往復動における加減速時に慣性に
よる回転力が生じ、軸部材の回転動作が不安定となる。
【0004】この不安定動作は、軸部材による回転方向
の位置決め精度に悪影響を及ぼすのみならず、動作時間
を遅らせる原因ともなる。すなわち実装ヘッドの昇降動
作は、制御プログラム上軸部材の回転動作が整定した状
態でのみしか行われないようになっていることから、回
転動作の不安定は昇降動作のタイミングの遅延をもたら
す。このように、ボイスコイル型モータを用いた従来の
電子部品実装装置には、振動子の配置に起因する重量バ
ランスの不具合によって回転位置決め精度や動作タクト
タイムへの悪影響をさけることが困難であるという問題
点があった。
【0005】そこで本発明は、重量バランスを改善し
て、回転位置決め精度や動作タクトタイムを改善するこ
とができる電子部品実装装置を提供することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の電子部品
実装装置は、電子部品を基板に対して押圧することによ
り電子部品を基板に実装する電子部品実装装置であっ
て、垂直な回転軸と、この回転軸を上下方向に摺動自在
かつ軸心廻りに回転自在に保持する軸保持部と、前記回
転軸を上下方向に移動させる昇降駆動手段と、前記回転
軸を連結部を介して前記軸心廻りに回転させる回転駆動
手段と、前記回転軸の下端部に重心位置が前記軸心から
偏心した配置で装着された電子部品保持ツールと、前記
回転軸に前記電子部品保持ツールの重心位置の反対側に
重心が位置するように配置されたバランス部材とを備え
た。
【0007】請求項2記載の電子部品実装装置は、請求
項1記載の電子部品実装装置であって、前記バランス部
材が、前記回転軸の軸方向の位置を検出する位置検出手
段を取り付けるブラケットを含む。
【0008】請求項3記載の電子部品実装装置は、請求
項1記載の電子部品実装装置であって、前記電子部品保
持ツールが、超音波振動伝達用の横長形状のホーン部材
と、このホーン部材の一端部に結合された振動子を含
む。
【0009】請求項4記載の電子部品実装装置は、請求
項1記載の電子部品実装装置であって、前記軸保持部の
上方に前記バランス部材を配置し、この軸保持部に前記
昇降駆動手段を設けた。
【0010】請求項5記載の電子部品実装装置は、請求
項1記載の電子部品実装装置であって、前記昇降駆動手
段が、前記軸保持部に装着されたマグネットと前記回転
軸に一体的に装着された移動部材に設けた可動コイルで
構成されるボイスコイル型モータである。
【0011】請求項6記載の電子部品実装装置は、請求
項2記載の電子部品実装装置であって、前記回転駆動手
段の出力軸に、前記回転軸と回転方向へは一体的に連結
しかつ上下方向へは摺動自在に連結する連結部を設け、
前記バランス部材は、前記回転軸に一体的に装着された
第1部材と前記連結部に一体的に装着された第2部材と
で構成され、前記位置検出手段のリニアスケールを前記
第1部材に装着し、このリニアスケールを読みとる読み
とりヘッドを前記第2部材に装着した。
【0012】本発明によれば、回転軸の下端部に重心位
置が前記軸心から偏心した配置で装着された電子部品保
持ツールと、回転軸に電子部品保持ツールの重心位置の
反対側に重心が位置するように配置されたバランス部材
とを備えることにより、実装ヘッドの重量バランスを改
善して、回転位置決め精度や動作タクトタイムを改善す
ることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施の形態を図面を
参照して説明する。図1は本発明の一実施の形態の電子
部品実装装置の正面図、図2は本発明の一実施の形態の
電子部品実装装置の斜視図、図3は本発明の一実施の形
態の電子部品実装装置の実装ヘッドの断面図、図4は本
発明の一実施の形態の電子部品実装装置の実装ヘッドの
重量分布を示す説明図、図5は本発明の一実施の形態の
電子部品実装装置の実装ヘッドの上下位置検出センサの
動作説明図である。
【0014】まず図1、図2を参照して電子部品実装装
置の構成を説明する。図1において、電子部品実装装置
1は、基台2上に配設された基板保持部3、部品供給部
6および実装部10によって構成されている。基板保持
部3は保持ステージ4を備えており、保持ステージ4上
には電子部品実装対象となる基板5が保持されている。
部品供給部6に載置された部品トレイ7には、電子部品
8が多数収納されている。
【0015】図2に示すように実装部10は、実装ヘッ
ド12を移動テーブル11によって移動自在に配設した
構成となっており、実装ヘッド12の下端部には、電子
部品保持ツールであるボンディングツール13が装着さ
れている。ボンディングツール13は、水平な横長形状
のホーン13aを備えており、ホーン13aは保持部1
3bによって実装ヘッド12の下端部に結合されてい
る。ホーン13aの下面には接合作用部13cが突設さ
れており、接合作用部13cは電子部品8の上面に当接
して吸着保持するとともに、電子部品8を基板5に対し
て押圧することにより電子部品8を基板5に実装する。
【0016】ホーン13aの一方側の端部には振動子1
4が装着されており、振動子14を駆動することによ
り、超音波振動伝達用のホーン13aを介して接合作用
部13cには超音波振動が伝達される。これにより、ボ
ンディングツール13によって電子部品8を基板に押圧
する際に、電子部品8には接合作用部13cを介して超
音波振動が付与される。
【0017】次に図3を参照して、移動テーブル11お
よび実装ヘッド12の構造について説明する。図3にお
いて、移動テーブル11のフレーム11aには、ガイド
レール16が2本水平方向に配設されており、ガイドレ
ール16にスライド自在に嵌合したスライダ15には、
垂直なプレート11bが固着されている。
【0018】プレート11bには、実装ヘッド12の本
体を構成する保持部材20が結合されている。保持部材
20の上面にはモータ21が垂直に配設されており、モ
ータ21の出力軸21aには、ベアリング23によって
軸支されたカップリング部材22が結合されている。カ
ップリング部材22の下部には、ボールスプライン24
が装着されており、ボールスプライン24には垂直な回
転軸30の上部のスプライン軸部30bが上下方向に摺
動自在に嵌合している。
【0019】モータ21を回転駆動することにより、回
転軸30にはボールスプライン24およびスプライン軸
部30bを介して回転が伝達され、回転軸30は軸心廻
りに回転する。このとき、ボールスプライン24に対し
てスプライン軸部30bの上下方向の相対変位が許容さ
れる。すなわち、ボールスプライン24が装着されたカ
ップリング部材22およびスプライン軸部30bは、モ
ータ21の出力軸21aに設けられた連結部となってい
る。この連結部は、モータ21を回転軸30に回転方向
へは一体的に連結しかつ上下方向へは摺動自在に連結す
る。モータ21は、回転軸30をこの連結部を介して軸
心周りに回転させる回転駆動手段となっている。
【0020】次に回転軸30の上下方向の位置を検出す
る位置検出手段について説明する。この位置検出手段
は、上下位置検出用に回転軸30に装着されたドグ部材
28の左側面(移動テーブル11と反対側面)から上方
に突出したブラケット28aによって回転軸30に装着
されたリニアスケール29、およびブラケット26によ
ってカップリング部材22の左側面に装着された読みと
りヘッド27によって構成される。リニアスケール29
と読みとりヘッド27は相対向して配置されており、リ
ニアスケール29の上下方向の変位を読みとりヘッド2
7で読みとることにより、回転軸30の上下方向の位置
が検出される。
【0021】ドグ部材28を挟んで、2つの光学センサ
31,32が配設されている。光学センサ31,32は
後述するように、それぞれ投光部と受光部とを備えた透
過式の光学センサであり、回転軸30の上下方向の変位
が予め設定された上限範囲・下限範囲に到達したことを
検知する。
【0022】保持部材20の下面には、内筒部34d、
外筒部34bよりなる二重円筒状のブロック34が固着
されており、ブロック34の中心に上下に貫通して設け
られた中心孔34aには、スライドベアリング33が装
着されている。スライドベアリング33には、回転軸3
0が軸心廻りに回転自在にかつ上下方向に摺動自在に嵌
合している。スライドベアリング33が装着された内筒
部34dは、回転軸30を上下方向に摺動自在かつ軸心
廻りに回転自在に保持する軸保持部となっている。回転
軸30の下端部30aは、結合部材38を介してボンデ
ィングツール13の保持部13bと結合されている。
【0023】ブロック34には内筒部34d、外筒部3
4bを隔てる円周溝34cが設けられており、内筒部3
4dの外周には円筒状のマグネット35が装着されてい
る。マグネット35とブロック34の外筒部34bの間
には、回転軸30と結合部材38を介して一体的に移動
する移動部材37に保持された可動コイル36が挿入さ
れている。内筒部34dに固定されたマグネット35と
可動コイル36は、ボイスコイル型モータを構成する。
【0024】可動コイル36の通電電流を変化させるこ
とにより、移動部材37を介して可動コイル36と結合
された回転軸30は上下方向に変位する。したがってマ
グネット35と可動コイル36より構成されるボイスコ
イル型モータは、回転軸30を上下方向に移動させる昇
降駆動手段となっている。この回転軸30の上下方向の
変位によりボンディングツール13は上下動し、接合作
用部13cによって電子部品8を基板5に押圧する。
【0025】ここで、回転軸30、ボンディングツール
13および回転軸30とボンディングツール13の保持
部13bとを結合する結合部材38の材質について説明
する。回転軸30、ボンディングツール13には、これ
らの部材には硬度・靭性が求められることから、マルテ
ンサイト系ステンレス鋼を熱処理した高靭性・高硬度の
磁性体材質が用いられる。これに対し、結合部材38
は、オーステナイト系ステンレス鋼など、非磁性体の金
属で製作される。
【0026】回転軸30、ボンディングツール13およ
び結合部材38の材質の組み合わせを上記の構成とする
ことにより、以下のような効果を得ることができる。回
転軸30は上述のように磁性体であることから、マグネ
ット35の磁気が回転軸30を介して、同様に磁性体の
材質が用いられるボンディングツール13に伝わりやす
い。そしてボンディングツール13が磁化されると、接
合作用部13cに当接した電子部品8の種類によっては
電子回路に磁気の影響が及び、電子部品8の品質に悪影
響を及ぼす場合がある。
【0027】このような場合にあっても、本実施の形態
に示すように回転軸30と保持部13bとを結合する結
合部材38に非磁性体の金属材質を用いることにより、
マグネット35からボンディングツール13への磁気漏
洩を防止することができる。したがって、ボンディング
対象の電子部品が、電子回路の特性が磁気によって変化
し品質劣化を生じやすいような種類であっても、ボンデ
ィング時に磁気の影響を受けることはなく、電子部品の
信頼性を確保することができる。
【0028】次に図4を参照して、実装ヘッド12の構
成部品における重量バランスについて説明する。図4
(a)は、実装ヘッド12を構成する機構部品のうち、
ボンディングツール13と、回転軸30の上下方向の位
置を検出する位置検出手段である読みとりヘッド27お
よびリニアスケール29、リニアスケール29を回転軸
30にドグ部材28を介して一体的に装着されたブラケ
ット28a(第1部材),カップリング部材22に一体
的に装着されたブラケット26(第2部材)の回転軸3
0の軸心に対する重心位置の偏り状態を示している。
【0029】図4(a)に示すように、ボンディングツ
ール13は一方側(図3に示す移動テーブル11側)の
みに質量M2の振動子14が軸心からx2だけ偏心した
位置に装着された構成となっていることから、ボンディ
ングツール13は回転軸30の下端部に重心位置が軸心
から右側に偏心した配置で装着されている。
【0030】これに対し、読みとりヘッド27およびリ
ニアスケール29、これらを取り付けるためのブラケッ
ト26,28aは、回転軸30の軸心から左側(図3に
示す移動テーブル11の反対側)に、軸心からx1だけ
偏心した位置にこれらの各部品全体の質量M1の重心が
位置するような配置となっている。
【0031】すなわち、読みとりヘッド27およびリニ
アスケール29ならびにこれらを取り付けるためのブラ
ケット26,28aは、回転軸30にボンディングツー
ル13の重心位置の反対側に重心が位置するように配置
されたバランス部材となっている。そしてこれらのバラ
ンス部材は軸保持部である内筒部34dの上方に配置さ
れ、前述のようにボイスコイル型モータは、この内筒部
34dに設けられた配置となっている。
【0032】このようにしてバランス部材をボンディン
グツール13の重心位置の反対側に重心が位置するよう
に配置することにより、図4(b)(イ)に示すよう
に、実装ヘッド12の構成部品全体の重心Gを、回転軸
30の軸心にほぼ一致させることができる。したがっ
て、基板5への電子部品実装を反復する実装動作におい
て、実装ヘッド12を移動テーブル11によって高速で
往復動させても、加減速時の加速度は回転軸30の軸心
に作用する。
【0033】図4(b)に示す回転軸30廻りの重心G
の平面図のように、重心Gが回転軸の軸心から外れてい
る場合((ロ)参照)には、加減速時の加速度によって
回転軸30を回転させるトルクが発生する。これに対
し、図4(a)に示すように加速度が回転軸30の軸心
に作用する場合には、回転軸30を回転させるトルクが
発生しない(図4(b)(イ)参照)。
【0034】この結果、実装動作において回転軸30の
回転方向の位置決め精度を良好に保つことができる。さ
らに、実装ヘッドの昇降動作は制御プログラム上回転軸
30の回転動作が整定した状態でのみしか行われないよ
うになっていることから、回転動作の不安定は昇降動作
のタイミングの遅延をもたらすが、上記構成の実装ヘッ
ド12においては回転軸30の回転方向の動作不安定に
起因する昇降動作の遅延が生じないことから、動作タク
トタイムの遅れが生じることがない。
【0035】次に図5を参照して、上下位置検出センサ
の動作について説明する。この上下位置検出センサは、
2つの透過式の光学センサ31,32を組み合わせるこ
とによりドグ部材28の上下方向位置を検出し、これに
より回転軸30の上下方向の位置が許容上下範囲内にあ
るか否かを検出するものである。図5の各図に示すよう
に、光学センサ31,32はそれぞれ投光部31a,3
2a、受光部31b,32bより構成され、各投光部か
ら所定の光軸に沿って照射された光が受光後によって正
常に受光されるか否かによって、光軸上にドグ部材28
が位置しているか否かを判定するものである。
【0036】図5(a)に示すように、ドグ部材28の
光学センサ側の形状は回転軸30の軸心を中心とした半
径Rの円筒形状となっており、軸心から半径Rだけ水平
方向に突出した形状となっている。これにより、回転軸
30が回転変位している状態にあっても、回転変位量に
関係なく光学センサ31,32の遮光状態を一定にする
ことができる。
【0037】図5(a)は、光学センサ31,32の光
軸a1,a2がともに遮光されておらず、回転軸30が
下限位置を超えて下降した状態を、図5(c)はその反
対に光軸a1,a2がともに遮光されて、回転軸30が
上限位置を超えて上昇した状態を示している。図5
(b)は通常動作位置を示しており、この状態では上側
の光学センサ31の光軸a1は遮光されず、下側の光学
センサ32の光軸a2のみが遮光される。
【0038】この回転軸の上下位置検出において、光学
センサ31,32を固定側に設け、上下動する回転軸3
0に上記形状のドグ部材28を装着することにより、可
動部に光学センサ用の配線を設ける必要がなく、配置や
構成を簡略化することが可能となる。
【0039】
【発明の効果】本発明によれば、回転軸の下端部に重心
位置が軸心から偏心した配置で装着された電子部品保持
ツールと、回転軸に電子部品保持ツールの重心位置の反
対側に重心が位置するように配置されたバランス部材と
を備えることにより、実装ヘッドの重量バランスを改善
して、回転位置決め精度や動作タクトタイムを改善する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態の電子部品実装装置の正
面図
【図2】本発明の一実施の形態の電子部品実装装置の斜
視図
【図3】本発明の一実施の形態の電子部品実装装置の実
装ヘッドの断面図
【図4】本発明の一実施の形態の電子部品実装装置の実
装ヘッドの重量分布を示す説明図
【図5】本発明の一実施の形態の電子部品実装装置の実
装ヘッドの上下位置検出センサの動作説明図
【符号の説明】
1 電子部品実装装置 5 基板 8 電子部品 10 実装部 11 移動テーブル 12 実装ヘッド 13 ボンディングツール 13a ホーン 14 振動子 21 モータ 22 カップリング部材 26,28a ブラケット 27 読みとりヘッド 28 ドグ部材 29 リニアスケール 30 回転軸 35 マグネット 36 可動コイル 38 結合部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5E313 AA02 AA11 AA23 CC01 CC03 CC04 CD01 EE02 EE03 EE24 EE33 EE37 EE38 EE50 FF24 FF26 FF28 FF31 FG02 FG10 5F044 RR00

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電子部品を基板に対して押圧することによ
    り電子部品を基板に実装する電子部品実装装置であっ
    て、垂直な回転軸と、この回転軸を上下方向に摺動自在
    かつ軸心廻りに回転自在に保持する軸保持部と、前記回
    転軸を上下方向に移動させる昇降駆動手段と、前記回転
    軸を連結部を介して前記軸心廻りに回転させる回転駆動
    手段と、前記回転軸の下端部に重心位置が前記軸心から
    偏心した配置で装着された電子部品保持ツールと、前記
    回転軸に前記電子部品保持ツールの重心位置の反対側に
    重心が位置するように配置されたバランス部材とを備え
    たことを特徴とする電子部品実装装置。
  2. 【請求項2】前記バランス部材が、前記回転軸の軸方向
    の位置を検出する位置検出手段を取り付けるブラケット
    を含むことを特徴とする請求項1記載の電子部品実装装
    置。
  3. 【請求項3】前記電子部品保持ツールが、超音波振動伝
    達用の横長形状のホーン部材と、このホーン部材の一端
    部に結合された振動子を含むことを特徴とする請求項1
    記載の電子部品実装装置。
  4. 【請求項4】前記軸保持部の上方に前記バランス部材を
    配置し、この軸保持部に前記昇降駆動手段を設けたこと
    を特徴とする請求項1記載の電子部品実装装置。
  5. 【請求項5】前記昇降駆動手段が、前記軸保持部に装着
    されたマグネットと前記回転軸に一体的に装着された移
    動部材に設けた可動コイルで構成されるボイスコイル型
    モータであることを特徴とする請求項1記載の電子部品
    実装装置。
  6. 【請求項6】前記回転駆動手段の出力軸に、前記回転軸
    と回転方向へは一体的に連結しかつ上下方向へは摺動自
    在に連結する連結部を設け、前記バランス部材は、前記
    回転軸に一体的に装着された第1部材と前記連結部に一
    体的に装着された第2部材とで構成され、前記位置検出
    手段のリニアスケールを前記第1部材に装着し、このリ
    ニアスケールを読みとる読みとりヘッドを前記第2部材
    に装着したことを特徴とする請求項2記載の電子部品実
    装装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010027751A (ja) * 2008-07-17 2010-02-04 Panasonic Corp 搭載ヘッド及び部品実装機
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KR101163566B1 (ko) 2012-04-04 2012-07-06 주식회사 에이에스티젯텍 툴 교체가 용이한 본딩용 툴 장치
CN109129007A (zh) * 2018-09-28 2019-01-04 上海奥林汽车安全系统有限公司 一种用于刀柄自动找正的装置

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