JP2003151399A - マルチディスプレイスイッチ - Google Patents

マルチディスプレイスイッチ

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JP2003151399A
JP2003151399A JP2001343375A JP2001343375A JP2003151399A JP 2003151399 A JP2003151399 A JP 2003151399A JP 2001343375 A JP2001343375 A JP 2001343375A JP 2001343375 A JP2001343375 A JP 2001343375A JP 2003151399 A JP2003151399 A JP 2003151399A
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switch
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transparent
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Takeshi Amari
武之 甘利
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Nissan Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】各操作スイッチの機能が認識しやすく、ディス
プレイの表示画面において、光の輝度むらが発生せず、
良好な面発光が得られるマルチディスプレイスイッチを
提供する。 【解決手段】液晶ディスプレイ12と、操作スイッチ6
a〜6cとを有するマルチディスプレイスイッチ1にお
いて、液晶ディスプレイ12の表示領域内に、操作スイ
ッチ6a〜6cを配置し、液晶ディスプレイ12に穴1
3a〜13cを設け、穴13a〜13cに操作スイッチ
6a〜6cの一部を貫通させ、また、操作スイッチ6b
のノブ7bの中央部に透明部分9を設け、透明部分9の
直下に液晶ディスプレイ12の表示領域が存在し、さら
に、液晶ディスプレイ12の背面に面発光体であるエレ
クトロ・ルミネセンス14が配置されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、マルチディスプレ
イとマルチスイッチとを備えたマルチディスプレイスイ
ッチに関する。
【0002】
【従来の技術】《第1の従来例(マルチディスプレイス
イッチ)》図9は、第1の従来例のマルチディスプレイ
スイッチの正面図である。91はディスプレイ、92は
操作スイッチ、93は操作スイッチ92の機能表示、9
4は筐体である。第1の従来例では、図9に示すよう
に、ディスプレイ91の下部に操作スイッチ92を配置
し、各操作スイッチ92の機能表示93をディスプレイ
91で行う。
【0003】《第2の従来例(マルチディスプレイスイ
ッチ)》図10は、第2の従来例のマルチディスプレイ
スイッチの正面図である。101はディスプレイ、10
2は操作スイッチ、103は操作スイッチ102の機能
表示、104は筐体である。第2の従来例では、図10
に示すように、ディスプレイ101の両側に操作スイッ
チ102を配置し、各操作スイッチ102の機能表示1
03をディスプレイ101で行う。
【0004】《第3の従来例(マルチディスプレイスイ
ッチ)》図11は、第3の従来例のマルチディスプレイ
スイッチの部分断面図である(特開平8−315670
号公報参照)。112は表示パネル、112aは表示領
域、114はタッチパネル、114aはスイッチ領域、
120は操作機構部、122は透明な押しボタンであ
る。第3の従来例では、図11に示すように、表示パネ
ル112上のタッチパネル114上に、透明な押しボタ
ン122を配置した例である。
【0005】《第4の従来例(マルチディスプレイスイ
ッチ)》図12(a)は、第4の従来例のマルチディス
プレイスイッチの分解斜視図、(b)はスイッチの部分
断面図である。(特開2000−243178号公報参
照)(a)において、220は表示画面用スイッチ、2
22はケース、223はスイッチ本体、224は透過操
作板、225はケース本体部、226は透照窓部、23
1は透明表示部、231aは透明表示部231の上面、
234はスイッチ押圧部、(b)において、215はフ
ェイスカバー、216は液晶ディスプレイ、216aは
表示画面である。第4の従来例では、図12に示すよう
に、液晶ディスプレイ216上に、透照窓部226を介
して、スイッチ本体223を押下する透明表示部231
を配置した例である。
【0006】《第5の従来例(ディスプレイ)》図6
(a)は、第5の従来例の液晶ディスプレイ装置の断面
図、(b)は光の拡散による面発光の様子を示す断面図
である。61は液晶ディスプレイ、62は光拡散シー
ト、63は光拡散板、64は冷陰極管、65は反射板で
ある。第5の従来例では、図6に示すように、複数本の
冷陰極管64が液晶ディスプレイ61の背面直下に配置
される、いわゆる、直下型バックライトを有する。
【0007】《第6の従来例(ディスプレイ)》図7
(a)は、第6の従来例の液晶ディスプレイ装置の断面
図、(b)は光の反射による面発光の様子を示す断面図
である。71は液晶ディスプレイ、72は光拡散シー
ト、73は導光板、74は冷陰極管、75は反射シー
ト、76は放熱板である。第6の従来例では、図7に示
すように、2本の冷陰極管74が導光板73の2個の側
面に配置される、いわゆる、サイドエッジ型バックライ
トを有する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】例えば自動車内におい
ては、オーディオ、エアコン、カーナビゲーションシス
テム等の機器が増加している。さらに、これらの機器自
体の機能が多機能化することによって、各機器における
スイッチ数が増大している。
【0009】従来、各機器ごとに操作スイッチを有する
場合は、総スイッチ数が多く、各スイッチの機能が認識
しにくく、また、スイッチの操作が不便であった。ま
た、各機器ごとに操作スイッチを有するので、各機器の
スイッチおよびディスプレイの占有面積が大きかった。
また、1個のスイッチに複数の操作を兼用させ、機能表
示をスイッチの上面上に併記する場合は、機能表示が見
にくく、スイッチの機能が認識しにくかった。
【0010】なお、上記各機器の多機能化に対応するた
めに、図9〜図12に示すような、マルチ表示可能なデ
ィスプレイの近傍もしくはディスプレイ内に操作スイッ
チを配置したマルチディスプレイスイッチが実現されて
いる。しかし、図9、図10に示すように、ディスプレ
イ91、101の外側の近傍に、操作スイッチ92、1
02を配置したマルチディスプレイスイッチでは、ディ
スプレイ91、101の幅あるいは高さにより、操作ス
イッチ92、102の配置領域が制限されてしまう。ま
た、ディスプレイ91、101と、操作スイッチ92、
102との間に、筐体94、104が介在するので、各
操作スイッチ92、102の機能の視認性が悪く、ディ
スプレイ91、101の機能表示93、103と、操作
スイッチ92、102との関連性が分かりにくいという
問題があった。
【0011】また、図11に示すように、操作スイッチ
である透明な押しボタン122、あるいは図12(b)
に示すように、スイッチ本体223を押圧する透明表示
部231のように、透明窓の下部に配置した表示パネル
112、液晶ディスプレイ216に、操作スイッチの機
能を表示させるマルチディスプレイスイッチが提案され
ている。しかし、表示パネル112、液晶ディスプレイ
216と、透明な押しボタン122、透明表示部231
との間に、スイッチ機構を設ける必要があり、透明な押
しボタン122、透明表示部231の上面と、表示パネ
ル112、液晶ディスプレイ216の表示面との間隔が
大きいため、奥行き感があり、表示の視認性が悪いとい
う問題があった。
【0012】ところで、図6、図7に示すように、従来
の液晶ディスプレイ装置では、液晶ディスプレイ61、
71の下部に、冷陰極管64、74をそれぞれ直下、サ
イドに配置してバックライトを構成しているため、図6
(b)、図7(b)に示すような導光による面発光を行
っている。図8(a)は、本発明の試案例(すなわち、
従来技術ではない)のマルチディスプレイスイッチの断
面図、(b)はその平面図である。81は液晶ディスプ
レイ、82は光拡散シート、83は導光板、84は冷陰
極管、85は反射シート、86はロータリースイッチ、
87はプッシュスイッチ、88は光の届かない領域であ
る。本発明者は、図8(a)、(b)に示すように、液
晶ディスプレイ81中に、ロータリースイッチ86やプ
ッシュスイッチ87等の操作スイッチを配置することを
考えた。しかし、図7の導光板73、冷陰極管74等か
らなるバックライトを用いた場合、図8(a)に示すよ
うに、導光が遮断され、図8(a)、(b)に示すよう
に、光が届かない領域89が生じ、光の輝度むらが発生
し、良好な面発光ができない。なお、図示は省略する
が、図6の冷陰極管64等からなるバックライトを用い
た場合も同様に、導光が遮断され、光が届かない領域が
生じ、光の輝度むらが発生し、良好な面発光ができな
い。
【0013】本発明の目的は、各操作スイッチの機能が
認識しやすいマルチディスプレイスイッチを提供するこ
とにある。
【0014】また、本発明の別の目的は、ディスプレイ
の表示画面において、光の輝度むらが発生せず、良好な
面発光が得られるマルチディスプレイスイッチを提供す
ることにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明においては特許請求の範囲に記載するような
構成をとる。すなわち、請求項1に記載のマルチディス
プレイスイッチは、ディスプレイと、操作スイッチとを
有するマルチディスプレイスイッチにおいて、上記ディ
スプレイの表示領域内に、上記操作スイッチを配置し、
上記ディスプレイに穴を設け、上記穴に上記操作スイッ
チの一部を貫通させたことを特徴とする。
【0016】また、請求項2に記載のマルチディスプレ
イスイッチは、上記操作スイッチの少なくとも一部に透
明部分を設け、上記透明部分の直下に上記ディスプレイ
の上記表示領域の一部が存在することを特徴とする。
【0017】また、請求項3に記載のマルチディスプレ
イスイッチは、上記ディスプレイの背面に面発光体を配
置したことを特徴とする。
【0018】また、請求項4に記載のマルチディスプレ
イスイッチは、上記面発光体がエレクトロ・ルミネセン
スであることを特徴とする。
【0019】
【発明の効果】本発明の請求項1のマルチディスプレイ
スイッチによれば、ディスプレイの表示領域内に操作ス
イッチを配置したので、操作スイッチの近傍にその機能
を表示することが可能であるため、操作スイッチと機能
表示の関連性が容易に認識できる。また、ディスプレイ
を用いて操作スイッチの機能を表示するので、スイッチ
1個当りに複数の機能文字の割り付けが可能となる。ま
た、たとえ各種機器を入れ替える場合でも、コンピュー
タのプログラムソフトの変更で対応可能であり、同じマ
ルチディスプレイスイッチを使用できるため、コストダ
ウンにつながる。
【0020】また、本発明の請求項2のマルチディスプ
レイスイッチによれば、操作スイッチの少なくとも一部
に透明部分を設け、該透明部分を介してディスプレイの
表示が視認できるので、操作スイッチ内にその機能を表
示できるため、操作スイッチとその機能との関連性が容
易に認識できる。また、ディスプレイに穴を設け、該穴
に操作スイッチの一部を貫通させたことにより、操作ス
イッチのスイッチ機構をディスプレイの下部に配置でき
るため、操作スイッチの透明部分とディスプレイとを近
づけることができ、視認性が向上する。
【0021】また、本発明の請求項3のマルチディスプ
レイスイッチによれば、ディスプレイの背面に面発光体
を配置したので、直下型や導光板を用いたバックライト
のように導光が遮断され、光の輝度むらが発生すること
がなく、良好な面発光が得られ、良好な表示が実現でき
る。
【0022】また、本発明の請求項4のマルチディスプ
レイスイッチによれば、ディスプレイの背面に面発光体
であるエレクトロ・ルミネセンスを配置したので、良好
な面発光が得られ、良好な表示が実現できる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、図面を用いて本発明の実施
の形態について詳細に説明する。なお、以下で説明する
図面で、同一機能を有するものは同一符号を付け、その
繰り返しの説明は省略する。図1(a)は、本発明の実
施の形態のマルチディスプレイスイッチの外観正面図、
(b)は該マルチディスプレイスイッチの分解斜視図で
ある。1はマルチディスプレイスイッチ、2は自動車の
センタクラスタ(図1(a)のみに図示)である。マル
チディスプレイスイッチ1は、図1(a)に示すよう
に、自動車のセンタクラスタ2のオーディオスペースに
設置されている。
【0024】(b)において、3は操作パネル、4は上
ケース、5は透明パネル、6a〜6cは操作スイッチ
(操作キー。6aはロータリスイッチ、6bは両端プッ
シュスイッチ、6cはプッシュスイッチ)、7a〜7c
は操作スイッチ6a〜6cのノブ(スイッチノブ7bは
図示省略。図4(d)参照)、8は操作スイッチ6aの
軸、9は操作スイッチ6bの透明部分、10は操作スイ
ッチ6bのヒンジ、11a〜11cは透明パネル5に設
けた穴、12は液晶ディスプレイ(LCD(Liquid Crys
tal Display))、13a〜13cは液晶ディスプレイ1
2に設けた穴、14はバックライトを構成する面発光体
であるエレクトロ・ルミネセンス(EL(Electro Lumin
escence))、15は合成樹脂等からなり、操作スイッチ
6a〜6cをガイドするスイッチガイド、16は下ケー
ス、17はスイッチ基板、18はロータリエンコーダ、
19はタクトスイッチである。本実施の形態では、液晶
ディスプレイ12と、操作スイッチ6a〜6cとを有す
るマルチディスプレイスイッチ1において、液晶ディス
プレイ12の表示領域内に、操作スイッチ6a〜6cを
配置し、液晶ディスプレイ12に穴13a〜13cを設
け、穴13a〜13cに操作スイッチ6a〜6cの一部
を貫通させてある。操作スイッチ6a〜6cの一部と
は、操作スイッチ6aの場合は軸8、操作スイッチ6b
の場合は押しピン(図1では図示省略。図4(d)の4
0参照)、操作スイッチ6cの場合はノブ7cである。
また、操作スイッチ6bの一部に透明部分9を設け、透
明部分9の直下に液晶ディスプレイ12の表示領域の一
部が存在する。さらに、液晶ディスプレイ12の背面に
面発光体であるエレクトロ・ルミネセンス14が配置さ
れている。前述のように、図6や図7に示すようなバッ
クライトを使用した場合は、液晶ディスプレイ12に穴
を設け、操作スイッチ6a〜6cの一部を貫通させた場
合は、導光が遮断され、光が届かない領域が生じ、光の
輝度むらが発生したが、本実施の形態では、バックライ
トとして、面発光体であるエレクトロ・ルミネセンス1
4を用いたので、良好な面発光が得られ、良好な表示が
実現できる。
【0025】なお、図示はされていないが、エレクトロ
・ルミネセンス14とスイッチガイド15にも、透明パ
ネル5や液晶ディスプレイ12に設けた穴11a〜11
c、13a〜13cと同様に、操作スイッチ6a〜6c
の一部が貫通する穴が設けられていることは言うまでも
ない。また、上下2列6個の操作スイッチ6cは、図1
(b)では、下の列の3個しか図示されていないが、上
の列の3個もあることは言うまでもない。
【0026】図2(a)〜(c)並びに図3は、それぞ
れ本実施の形態のマルチディスプレイスイッチ1の液晶
ディスプレイ12の表示例を示す正面図である。図2
(a)〜(c)、図3において、20はラジオ、カセッ
トテーププレーヤ、CDプレーヤ、エアコンを切り換え
るソース切り換えスイッチである。
【0027】(a)はソース切り換えスイッチ20によ
りラジオを選択した場合、(b)はCDプレーヤを選択
した場合、(c)はエアコンを選択した場合、図3はラ
ジオを選択した場合でカーナビゲーションシステムの情
報を一部表示させた場合を示す。
【0028】図2(a)〜(c)、図3に示すように、
操作スイッチ6a〜6cの周辺の液晶ディスプレイ12
のスイッチ機能表示を含む各種表示が、ラジオ、カセッ
トテーププレーヤ、CDプレーヤ、エアコンの選択によ
ってそれぞれ変化する。
【0029】図4(a)は、本実施の形態のマルチディ
スプレイスイッチの正面図(図2(a)と同様)、
(b)〜(c)は、図4(a)のそれぞれA−A、B−
B、C−C切断線における断面図である。図4(d)に
おいて、40は押しピンで、操作スイッチ6bの透明部
分9の回りの不透明部分からなるノブ7bと一体に形成
され、タクトスイッチ19を押すものである。
【0030】図5(a)は、本実施の形態のマルチディ
スプレイスイッチ1の液晶ディスプレイ12の斜視図、
(b)は(a)のD−D切断線における断面図である。
図5(b)において、31は偏光板、32は透明基板、
33は透明電極、34は液晶分子配向層、35はスペー
サ、36は液晶、37は穴12cの封止材である。
【0031】図1〜図4に示すように、マルチディスプ
レイスイッチ1の操作パネル3の前方から、アクリル等
からなる透明パネル5、TN(ツイステッド ネマチッ
ク)、STN(スーパー ツイステッド ネマチック)、
TFT(スィン フィルム トランジスタ用)等の液晶を
用いた液晶ディスプレイ12、バックライトであるエレ
クトロ・ルミネセンス14、スイッチガイド15、スイ
ッチ基板17を配置して、筐体である上ケース4と下ケ
ース16によってケーシングされている。透明パネル
5、液晶ディスプレイ12、エレクトロ・ルミネセンス
14、スイッチガイド15には、前述のように、スイッ
チ基板16上に配置されたロータリエンコーダ18やタ
クトスイッチ19を操作するために、操作スイッチ6a
〜6cの構成部材が貫通する穴が開けられている(透明
パネル5の穴11a〜11c、液晶ディスプレイ12の
穴13a〜13cのみ図示)。液晶ディスプレイ12
は、図5(b)に示すように、樹脂やガラス等からなる
2枚の透明基板32の内側の面には透明電極33をパタ
ーン形成し、その上に液晶36の分子配向を一定に保つ
ための液晶分子配向層34を形成する。これら2枚の透
明基板32の間にスペーサ35を入れて、その隙間に液
晶36を封入する。透明基板32の外側には粘着剤(図
示省略)を用いて偏光板31を上下に貼り付ける。これ
により、透明電極33に電荷を加えた場合に、液晶36
の偏向特性が変化して背面に配置したバックライトの光
を通すか、もしくは光を遮断することにより、表示を行
う。
【0032】本実施の形態における穴13a〜13cを
空けた液晶ディスプレイ12を製造するためには、ま
ず、透明基板32上に透明電極33をパターン形成し、
その上に、液晶分子配向層34を形成する。次に、2枚
の透明基板32をスペーサ35を介して重ね合わせ、接
着剤(図示省略)により接着してセルを組み立てる。こ
のとき、液晶ディスプレイ12の穴13a〜13cを、
例えば上下透明基板32の間で穴13a〜13cの外側
周辺に配置した接着剤等の封止材37を用いて封止密閉
する。
【0033】次に、透明基板32の端部に設けた液晶注
入口(図示省略)から液晶36を注入し、液晶封入口を
封止材を用いて封止する。
【0034】最後に、2枚の透明基板32の外側に偏光
板31を貼り付けて液晶ディスプレイ12が完成する。
【0035】なお、液晶ディスプレイ12の穴13a〜
13cの封止は、液晶36の注入後に行ってもよい。
【0036】また、操作スイッチ6a、6cのノブ7
a、7cの上面(キートップ)は不透明であるため、操
作スイッチ6a、6cの直下に存在する液晶ディスプレ
イ12の表示を視認することはできない。しかし、操作
スイッチ6bにおいては、図4(d)に示すように、ノ
ブ7bの中央部分に透明部分(透明窓)9を設けること
で、この透明部分9を通して、液晶ディスプレイ12に
よる操作スイッチ6bの機能を表示できる。これは液晶
ディスプレイ12の表示の近傍に、操作スイッチ6a、
6cを配置するのと異なる。操作スイッチ6bのように
スイッチの寸法が大きい場合において、中央部に操作ス
イッチ6bの機能等の表示をさせたい場合などに使用す
る。これにより、操作スイッチ6bとその機能表示の関
連性が容易に認識できる。従来のマルチディスプレイス
イッチでは、前述のように、ディスプレイと、透明な操
作スイッチ(あるいは操作スイッチを押す透明板)との
間に、スイッチ機構を設ける必要があり、両者の間隔が
大きいため、奥行き感があり、表示の視認性が悪かった
が、本実施の形態では、液晶ディスプレイ12に穴(1
1b、13b)等を設け、該穴に操作スイッチ6aの一
部である押しピン40を貫通させたことにより、スイッ
チ機構を液晶ディスプレイ12の下部に配置でき、液晶
ディスプレイ12と操作スイッチ6bとの間にスイッチ
機構を設ける必要がないので、透明部分9を液晶ディス
プレイ12に近づけることができ、両者の間隔が小さい
ため、表示の視認性が向上できる。
【0037】また、操作スイッチ6bを支持するための
ヒンジ10は、透明パネル5と一体成形にて形成されて
いる。透明部分9の外側にあるノブ7bの不透明部分領
域が、ヒンジ10に連結されている。
【0038】また、図3に示すように、液晶ディスプレ
イ12にオーディオを表示している状態において、例え
ば経路誘導しているナビゲーションシステム(図示省
略)の簡易表示を表示して、オーディオとナビゲーショ
ンシステムの複数の表示を1つの画面上に表示させるこ
ともできる。30はナビゲーションシステムの簡易表示
である。前述のように、多様化した車載機器に対応して
個別にディスプレイを配置することは困難であるため、
マルチ化した表示器が必要となってきている。そこで、
本実施の形態のマルチディスプレイスイッチの液晶ディ
スプレイ12を使用して、現在操作している機器の機能
以外の表示を兼ねることもできる。液晶ディスプレイ1
2の表示はコンピュータのプログラムソフトの出力によ
り多様な表示が可能であるため、例えばオーディオの表
示状態の場合に、緊急性のある表示を出すこともでき、
多様な表示器として使用することができる。
【0039】また、図2(a)〜(c)に示すような表
示の場合、例えばラジオを緑、CDプレーヤをアンバ
ー、エアコンを青の表示にする。これによりマルチ化さ
れた機能ごとに表示色を変化させる。また、ソース切り
替えボタン20をこのような画面の色と同系色にする。
マルチ表示したとき、機能ごとに表示色を変えることで
「現在の操作機能状態」を容易に認識できる。これは、
バックライトに使用しているエレクトロ・ルミネセンス
14の構成を多層膜にして、機能ごとに表示色を変化さ
せることが可能である。
【0040】また、図1(b)に示すように、液晶ディ
スプレイ12の上部には、保護用の透明パネル5を設け
ている。透明パネル5は、グレースモーク(例えば透過
率20%程度)の半透明のアクリル樹脂からなるものを
配置する。これは、外光によって液晶ディスプレイ12
が照らされて、液晶ディスプレイ12の液晶面の反射に
より、偏向板31、透明電極33(図5(b))が見え
てしまうことを防ぐことを目的としている。従来の自発
光ディスプレイ(例えば蛍光表示板(VFD:Vacuum Fl
uorescence Desplay))などでは、外光により蛍光体が
見えてしまい、非表示時の見栄えが悪いために、グレー
スモークの透明パネルを前面に配置している。本実施の
形態では、同様の理由により、液晶ディスプレイ12の
透明電極33の格子模様などを見えにくくするため、グ
レースモークの透明パネル5を用いて外光を減少させ、
さらに反射光がグレースモークの透明パネル5を通るた
め、特に液晶ディスプレイ12の液晶面での反射外光を
減少させることが可能となる。これにより、表示コント
ラストを上げることができる。
【0041】以上本発明を実施の形態に基づいて具体的
に説明したが、本発明は上記実施の形態に限定されるも
のではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々変
更可能であることは勿論である。例えば、ディスプレイ
は液晶ディスプレイ12に限定されず、他のディスプレ
イを用いることが可能である。例えば、エレクトロ・ル
ミネセンス・ディスプレイ、フィールド・エミッション
・ディスプレイ、プラズマディスプレイ等を用いる場合
は、バックライトを不要にできる。また、面発光体はエ
レクトロ・ルミネセンス14に限定されず、フィールド
・エミッション・ディスプレイ・パネル等の他の面発光
体を用いることが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明の実施の形態のマルチディスプ
レイスイッチの外観正面図、(b)は該マルチディスプ
レイスイッチの分解斜視図である。
【図2】(a)〜(c)はそれぞれ本実施の形態のマル
チディスプレイスイッチの表示例を示す正面図である。
【図3】本実施の形態のマルチディスプレイスイッチの
表示例を示す正面図である。
【図4】(a)は本実施の形態のマルチディスプレイス
イッチの正面図、(b)〜(c)は、(a)のそれぞれ
A−A、B−B、C−C切断線における断面図である。
【図5】(a)は本実施の形態のマルチディスプレイス
イッチの液晶ディスプレイの斜視図、(b)は(a)の
D−D切断線における断面図である。
【図6】(a)は第5の従来例の液晶ディスプレイ装置
の断面図、(b)は光の拡散による面発光の様子を示す
断面図である。
【図7】(a)は第6の従来例の液晶ディスプレイ装置
の断面図、(b)は光の反射による面発光の様子を示す
断面図である。
【図8】(a)は本発明の試案例のマルチディスプレイ
スイッチの断面図、(b)はその平面図である。
【図9】第1の従来例のマルチディスプレイスイッチの
正面図である。
【図10】第2の従来例のマルチディスプレイスイッチ
の正面図である。である。
【図11】第3の従来例のマルチディスプレイスイッチ
の部分断面図である。
【図12】(a)は第4の従来例のマルチディスプレイ
スイッチの分解斜視図、(b)はスイッチの部分断面図
である。
【符号の説明】
1…マルチディスプレイスイッチ、2…センタクラス
タ、3…操作パネル、4…上ケース、5…透明パネル、
6a〜6c…操作スイッチ、7a〜7c…ノブ、8…
軸、9…透明部分、10…ヒンジ、11a〜11c…
穴、12…液晶ディスプレイ、13a〜13c…穴、1
4…エレクトロ・ルミネセンス、15…スイッチガイ
ド、16…下ケース、17…スイッチ基板、18…ロー
タリエンコーダ、19…タクトスイッチ、30…ナビゲ
ーションシステムの簡易表示、31…偏光板、32…透
明基板、33…透明電極、34…液晶分子配向層、35
…スペーサ、36…液晶、37…封止材、61…液晶デ
ィスプレイ、62…光拡散シート、63…光拡散板、6
4…冷陰極管、65…反射板、71…液晶ディスプレ
イ、72…光拡散シート、73…導光板、74…冷陰極
管、75…反射シート、76…放熱板、81…液晶ディ
スプレイ、82…光拡散シート、83…導光板、84…
冷陰極管、85…反射シート、86…ロータリースイッ
チ、87…プッシュスイッチ、88…光の届かない領
域、91…ディスプレイ、92…操作スイッチ、93…
機能表示、94…筐体、101…ディスプレイ、102
…操作スイッチ、103…機能表示、104…筐体、1
12…表示パネル、112a…表示領域、114…タッ
チパネル、114a…スイッチ領域、120…操作機構
部、122…透明な押しボタン、215…フェイスカバ
ー、216…液晶ディスプレイ、216a…表示画面、
220…表示画面用スイッチ、222…ケース、223
…スイッチ本体、224…透過操作板、225…ケース
本体部、226…透照窓部、231…透明表示部、23
1a…透明表示部の上面、234…スイッチ押圧部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01H 13/02 H01H 13/02 A Fターム(参考) 2H088 EA01 EA02 EA03 EA20 EA22 EA23 EA67 HA28 MA20 2H091 FA41Z FA50Z FD01 FD06 FD21 FD22 LA16 LA17 LA18 LA19 MA00 MA03 MA10 5G006 CB05 DD05 JA02 JB06 5G052 AA22 BB01 JA09 JB08

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ディスプレイと、操作スイッチとを有する
    マルチディスプレイスイッチにおいて、上記ディスプレ
    イの表示領域内に、上記操作スイッチを配置し、上記デ
    ィスプレイに穴を設け、上記穴に上記操作スイッチの一
    部を貫通させたことを特徴とするマルチディスプレイス
    イッチ。
  2. 【請求項2】上記操作スイッチの少なくとも一部に透明
    部分を設け、上記透明部分の直下に上記ディスプレイの
    上記表示領域の一部が存在することを特徴とする請求項
    1記載のマルチディスプレイスイッチ。
  3. 【請求項3】上記ディスプレイの背面に面発光体を配置
    したことを特徴とする請求項1記載のマルチディスプレ
    イスイッチ。
  4. 【請求項4】上記面発光体がエレクトロ・ルミネセンス
    であることを特徴とする請求項1記載のマルチディスプ
    レイスイッチ。
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