JP2003150869A - ネット利用運送サービス及びネット利用運送システム - Google Patents

ネット利用運送サービス及びネット利用運送システム

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JP2003150869A
JP2003150869A JP2001344265A JP2001344265A JP2003150869A JP 2003150869 A JP2003150869 A JP 2003150869A JP 2001344265 A JP2001344265 A JP 2001344265A JP 2001344265 A JP2001344265 A JP 2001344265A JP 2003150869 A JP2003150869 A JP 2003150869A
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Taro Touzaki
太郎 東崎
Koji Honma
耕司 本間
Satoru Kakegawa
哲 掛川
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Yamato Transport Co Ltd
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    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06QINFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES; SYSTEMS OR METHODS SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
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    • G06Q10/08Logistics, e.g. warehousing, loading or distribution; Inventory or stock management
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
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    • G06Q50/00Systems or methods specially adapted for specific business sectors, e.g. utilities or tourism
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 運送情報を効率良く配達担当者に伝え、例え
ば負担を増やさずに荷受人不在確率を減らすことができ
る新たな荷物運送システムを提供する。 【課題解決手段】 予め荷物受取り希望時間をユーザー
DB2が蓄積する。サービス担当者端末9から送信され
てきた配達情報送信要求をWebサーバ1が受信する
と、集配マスタ4は配達情報を抽出し、当該配達情報に
含まれている荷受人ユーザー識別情報をもとにユーザー
DB2が荷物受取り希望時間を抽出し、当該荷物受取り
希望時間をWebサーバ1が前記サービス担当者端末宛
9に返信する。これより、当該ユーザーは、自分宛の全
ての荷物を登録した荷物受取り希望時間に受け取ること
ができ、荷受人不在確率も必然的に減ることになる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インターネットを
利用した荷物運送サービス及びそれを実現するための荷
物運送システムに関する。
【0002】
【従来の技術】インターネットの普及に伴い、荷物の集
荷依頼受付けや再配達依頼受付け等の各種運送サービス
依頼受付けをWeb上で行うサービスが登場し(例えば
https://syuhai.kuronekoyamato.co.jp/ 等)、荷送人
はインターネットを利用すればいつ何時でも簡便に荷物
の集荷依頼を行うことができるようになり、荷受人とし
ても荷物配達時に不在であってもWeb上で配達方法や
配達時間帯等を指定しつつ簡便に再配達依頼を行うこと
ができるようになるなど、荷物運送サービスの分野での
システム化は日進月歩である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような荷物運送サ
ービスにおけるシステム化を進めるに当たって直面して
いる課題としては、送り主情報や届け先情報などの配達
情報を如何に効率良く運送サービス担当者であるドライ
バーに伝えることができるか、更にはドライバーの負担
を増やさずに如何にユーザー満足度を高めることができ
るか、などを挙げることができる。
【0004】他方、荷受人不在の問題は荷物運送サービ
スにおける大きな課題の一つとして残されている。すな
わち、運送サービス提供者にとっては、配達時の不在確
率が増えればその分だけ配達担当者の労力、配達コスト
及び荷物保管スペースなどが余分にかかることになる。
その一方ユーザーとしても、荷物の受取りが遅れたり、
荷物を受け取るために自分のスケジュールをわざわざ変
更しなければならないなどの煩わしさや負担を感じるこ
とが少なからずあった。
【0005】そこで従来、お届け時間帯を含む荷物配達
予定情報をインターネットを利用して荷受人に予め送信
し、荷受人が都合が悪ければ配達日時を変更できるサー
ビスが提案されている。しかし、荷受人がこのサービス
を利用するためには、インターネット上で荷物配達予定
情報を常にチェックしなければならなかったり、配達日
時を変更するために所定の操作を一々行わなければなら
ないなどの手間が必要であるため、荷物が頻繁に届くユ
ーザーや極めて多忙なユーザーにとっては利用し難い面
があった。
【0006】本発明は、上記課題に鑑み、運送情報を効
率良く配達担当者に伝えることができ、しかも運送サー
ビス担当者であるドライバーの負担を増やさずにユーザ
ー満足度を高めることができる荷物運送サービス及び荷
物運送システムであって、例えばユーザー及びサービス
担当者双方の負担を増やさずに荷受人不在確率を減らす
ことができる新たな荷物運送サービス及び荷物運送シス
テムを提供せんとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】そこで本発明は、Web
サーバと、運送識別情報に関連付けて配達情報を蓄積す
る集配マスタサーバとを備え、サービス担当者端末と情
報送信可能に接続してなるネット利用運送システムであ
って、サービス担当者端末から送信されてきた運送識別
情報及び配達情報送信要求をWebサーバが受信する
と、受信した運送識別情報をもとに集配マスタサーバが
当該運送識別情報に関連付けられた配達情報を抽出し、
抽出した配達情報をWebサーバが前記サービス担当者
端末に送信する機能を備えたネット利用運送システム
(請求項1に対応)を提案すると同時に、
【0008】サービス担当者端末から送信された運送識
別情報及び配達情報送信要求をWebサーバが受信する
ステップ、受信した運送識別情報をもとに集配マスタサ
ーバが当該運送識別情報に関連付けられた配達情報を抽
出するステップ、抽出された配達情報をWebサーバが
前記サービス担当者端末に送信するステップを備えたネ
ット利用運送サービス(請求項5に対応)を提案する。
【0009】このようなネット利用運送システム又はネ
ット利用運送サービスによれば、運送サービス担当者が
その端末から運送識別情報及び配達情報送信要求をWe
bサーバに送信するだけで必要十分な配達情報を瞬時に
受信することができる。したがって、従来のように送り
状(例えば発送伝票)を一枚一枚見てそれぞれの配達情
報を確認する必要がなくなり、しかも受信した配達情報
をサービス担当者端末内で蓄積し様々に処理することが
できるから、例えば配達経路を自動的に計画させるよう
なことも可能となる。また、配達情報に各種情報、特に
送り状に記載されていない情報を含ませることも可能で
ある。例えば荷物受取り希望方法や荷物受取り希望時間
などの荷物受取り希望情報、ユーザーの利用履歴情報、
クレーム履歴、その他荷受人がお年寄であるなどの情報
を含ませることによって、それらの情報に対応した適切
なサービスを提供することができユーザーの満足度を更
に高めることができる。
【0010】本発明はまた、上記ネット利用運送システ
ム又はネット利用運送サービスの具体的モデルとして、
Webサーバと、運送識別情報に関連付けて配達情報を
蓄積する集配マスタサーバと、ユーザー識別情報に関連
付けて荷物受取り希望時間を蓄積するユーザー情報デー
タベースサーバとを備え、サービス担当者端末と情報送
信可能に接続してなるネット利用運送システムであっ
て、サービス担当者端末から送信されてきた運送識別情
報及び配達情報送信要求をWebサーバが受信すると、
受信した運送識別情報をもとに集配マスタサーバが当該
運送識別情報に関連付けられた配達情報を抽出し、抽出
した配達情報に含まれている荷受人ユーザー識別情報を
もとにユーザー情報データベースサーバが当該荷受人ユ
ーザー識別情報に関連付けられた荷物受取り希望時間を
抽出し、抽出された荷物受取り希望時間をWebサーバ
が前記サービス担当者端末に送信する機能を備えたネッ
ト利用運送システム(請求項3に対応)を提案すると同
時に、
【0011】荷物受取り希望時間をユーザー識別情報に
関連付けてユーザー情報データベースサーバが蓄積する
ステップ、サービス担当者端末から送信されてきた運送
識別情報及び配達情報送信要求をWebサーバが受信す
るステップ、受信した運送識別情報をもとに集配マスタ
サーバが当該運送識別情報に関連付けられた配達情報を
抽出するステップ、抽出された配達情報に含まれている
荷受人ユーザー識別情報をもとにユーザー情報データベ
ースサーバが当該荷受人ユーザー識別情報に関連付けら
れた荷物受取り希望時間を抽出するステップ、抽出され
た荷物受取り希望時間をWebサーバが前記サービス担
当者端末宛に送信するステップを備えたネット利用運送
サービス(請求項7に対応)を提案する。
【0012】このようなネット利用運送システム又はネ
ット利用運送サービスによれば、ユーザーが予め荷物受
取り希望時間を登録しておくことにより、当該ユーザー
を荷受人とする全ての運送案件について前記荷物受取り
希望時間がサービス担当者端末に確実に送信される。よ
って、サービス担当者はそのユーザーに荷物受取り希望
時間に荷物を確実に配達することができるから配達時の
不在確率を確実に減らすことができる。その一方、ユー
ザーにとっても自分のスケジュールに合わせて荷物を受
け取ることができるから荷受人側の負担を軽減すること
ができる。
【0013】なお、ユーザーが予め荷物受取り希望時間
を登録する方法として、本発明は、ユーザー端末から送
信されてきたユーザー識別情報及び荷物受取り希望時間
をWebサーバが受信するステップ、ユーザー識別情報
と関連付けて荷物受取り希望時間をユーザー情報データ
ベースサーバが蓄積するステップを備えた荷物受取り時
間指定方法(請求項6に対応)を提案する。
【0014】また、本発明は、上記提案のネット利用運
送システム又はネット利用運送サービスを実現するため
の好適な装置として、スキャニング機能とデータ送受信
機能とを備え、ネット利用運送システムにおけるWeb
サーバと情報送信可能に接続してなるサービス担当者端
末であって、送り状の運送識別情報表示部を特定のモー
ドでスキャニングすると、運送識別情報と共に配達情報
送信要求をWebサーバに送信する機能を備えたサービ
ス担当者端末(請求項2に対応)を提案すると共に、ユ
ーザー識別情報に関連付けて荷物受取り希望時間を蓄積
する機能を備えたデータベースサーバ(請求項4に対
応)を提案する。
【0015】本発明において、「Webサーバ」とは、
インターネットに限らず様々なネットワークのインタフ
ェースとなり得る機能を備えたサーバの意である。「運
送情報」とは、「ユーザー基礎情報」「届け先情報」
「荷物受取り希望情報」「集荷依頼情報」「配達情報」
「荷送人情報」「荷受人情報」「担当情報」「再配達依
頼情報」「配達日時変更依頼情報」「荷物状態を示すス
テータス情報」「返品情報」「損傷情報」「紛失情報」
「誤着情報」など、運送に関するあらゆる情報の総称で
あって、これらの情報をまとめて「運送情報」と言うと
共に、運送に関する情報の一つ又は二つ以上をまとめて
「運送情報」とも言う。「配達情報」とは、「届け先情
報」「荷受人情報」「お届け時間帯」「品物情報」「配
達日時変更依頼情報」「荷物受取り希望情報」など、
「運送情報」の中でも特に配達時に必要な情報の意であ
って、これらの情報をまとめて「配達情報」と言うと共
に、各情報の一つ又は二つ以上をまとめて「配達情報」
とも言う。「荷物受取り希望時間」とは、ユーザーが荷
受人になった場合の荷物受取り希望時間(すなわち配達
希望時間)を予め指定しておくことのできる情報の意で
あって、適宜長さを有する時間帯の指定も、また所定の
日時の指定も包含する。例えば、毎日の特定の時間帯、
一週間のうちの特定の時間帯、一ヶ月のうちの特定の時
間帯、或いは○月○日○時〜○時などの指定も「荷物受
取り希望時間」の指定に包含される。「運送識別情報」
とは、伝票番号や集荷受付番号など運送案件一件一件を
識別し得る情報の意であり、「ユーザー識別情報」と
は、電話番号、パスワード、住所、郵便番号、IPアド
レス(Eメールアドレス含む)など、各ユーザーを識別
し得る情報の意である。また、上記のネット利用運送シ
ステムにおいて、各種依頼情報の送受信はWeb或いは
Eメールに限らず、EDI(Electronic Data Intercha
nge)により電子化されたデータとして送受信すること
も可能である。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。
【0017】図1は、本発明のネット利用運送サービス
を実現するためのネット利用運送システムの全体構成例
を示した図であり、このネット利用運送システムは、W
ebサーバ1、ユーザー情報データベースサーバ(以下
「ユーザーDB」という)2、物流拠点マスタサーバ
(以下「物流拠点マスタ」という)3、集配マスタサー
バ(以下「集配マスタ」という)4、荷物追跡情報管理
サーバ5、印刷サーバ6、コンピュータネットワーク
(以下「ネットワーク」という)7、多数の物流拠点サ
ーバ8及びサービス担当者端末9を備え、インターネッ
ト11を介して多数のユーザー端末12と接続してい
る。
【0018】なお、上記サーバの実体はいずれもプログ
ラムであり、1台若しくは複数台のコンピュータに格納
することができる。逆に、複数のサーバを1台のコンピ
ュータに格納することもできる。また、ここでは、各サ
ーバを別個のサーバとして説明するが、複数のサーバの
機能を統合したサーバを構築することも可能である。
【0019】このネット利用運送システムにおいて、W
ebサーバ1、ユーザーDB2、物流拠点マスタ3、集
配マスタ4、荷物追跡情報管理サーバ5及び印刷サーバ
6は、図1に示すように、各種情報を互いに送受信でき
るように接続してホストシステム10を構成している。
このホストシステム10は、Webサーバ1にネットワ
ーク7及びインターネット11を接続し、ネットワーク
7を介して多数の物流拠点サーバ8及びサービス担当者
端末9との間で各種情報を互いに送受信できるように接
続していると共に、インターネット11を介して多数の
ユーザー端末12との間で各種情報を互いに送受信でき
るように接続している。
【0020】以下、ユーザーDB2、物流拠点マスタ
3、集配マスタ4、荷物追跡情報管理サーバ5、印刷サ
ーバ6、物流拠点サーバ8、サービス担当者端末9、ユ
ーザー端末12の順に説明し、Webサーバ1について
はその後で説明する。
【0021】ユーザーDB2は、ユーザーが予め登録し
た集荷先或いは届け先の住所に対応した「担当地域識別
情報」(全国を細かく区分して各区分に付与したコード
情報であり、例えば郵便番号+細区分コードなどでコー
ド化し、郵便番号からユーザーDB2が自動的に付与す
ることができる。)、ユーザーの氏名や電話番号、郵便
番号、住所及びIPアドレス(Eメールアドレス含む)
などの「ユーザー基礎情報」、ユーザーが予め登録した
「届け先情報」(例えば届け先の氏名或いは名称・住所
・郵便番号・電話番号・IPアドレスなどを含む)、利
用履歴情報やクレーム履歴その他の「付加情報」(例え
ば希望預け先情報や家族構成、ユーザーがお年寄である
など任意である。)のほか、ユーザーが予め登録した荷
物受取り希望方法や荷物受取り希望時間などの「荷物受
取り希望情報」を、電話番号などの「ユーザー識別情
報」と関連付けてユーザー毎にレコード単位で保存する
機能を備えている。また、検索機能も備えており、例え
ばWebサーバ1から送信されてくる「荷受人情報抽出
要求」及び「ユーザー識別情報」を受け取ると、当該
「ユーザー識別情報」に関連付けられたレコードを検索
し、当該レコード内の「ユーザー基礎情報」「利用履歴
情報やクレーム履歴その他の付加情報」「荷物受取り希
望情報」などの荷受人に関する情報(「荷受人情報」)
を抽出する機能を備えている。これとは別に、Webサ
ーバ1から送信されてくる「荷物受取り希望情報抽出要
求」及び「ユーザー識別情報」を受け取ると、当該「ユ
ーザー識別情報」に関連付けられたレコードを検索し、
当該レコード内の「荷物受取り希望情報」を抽出する機
能をも備えている。
【0022】なお、「荷物受取り希望情報」とは、ユー
ザーが自ら荷受人になった場合の荷物受取り(引渡し)
条件を予め指図した情報の意であって、中でも「荷物受
取り希望方法」としては、例えば宅配ボックスや近所の
商店、倉庫、大家住所、隣人住所など本人住所以外の所
定の場所を届け先として指定したり、代理人受取を指定
したりなど、特殊な荷物引渡し方法を指定することがで
きる。また、「荷物受取り希望時間」としては、一日の
うちの特定の時間帯、一週間のうちの特定の時間帯、或
いは一ヶ月のうちの特定の時間帯など(例えば「毎日」
かつ「18〜20時」、「土曜日」かつ「午前中」、或
いは「10月25日」かつ「12時〜14時」など)、
配達時間帯を予め特定することができる。また、「IP
アドレス」とは、インターネットに限らず各種ネットワ
ーク内の端末識別情報、言い換えればデータ送信先を特
定し得る識別番号の意であり、Eメールアドレスを包含
する。
【0023】ユーザーDB2には、ネットワーク7及び
Webサーバ1を介して物流拠点サーバ8及びサービス
担当者端末9がアクセス可能であり、例えば物流拠点サ
ーバ8及びサービス担当者端末9は利用履歴情報やクレ
ーム履歴その他の「付加情報」などのユーザーに関する
登録情報(「登録ユーザー情報」)を随時更新すること
ができる。また、インターネット11及びWebサーバ
1を介してユーザー端末12からもアクセス可能であ
る。例えば、ユーザー端末12からWebサーバ1にア
クセスしてユーザーDB2内の「ユーザー基礎情報」、
「届け先情報」、「荷物受取り希望情報」などを登録し
たり、一旦登録したこれらの「登録ユーザー情報」を随
時変更することもできる。また、ユーザー端末12から
Webサーバ1にアクセスして各自の「登録ユーザー情
報」を閲覧し、これを集荷依頼時、再配達依頼時などの
各種サービス依頼時等に利用することもできる。
【0024】物流拠点マスタ3は、「担当地域識別情
報」(ユーザーDB2と共通)、担当地域名、班名、運
送サービス担当者である担当ドライバー名及びそのコー
ド、車両番号、車両種類(例えば冷蔵機能付の有無)、
そのサービス担当者端末9の電話番号情報、当該サービ
ス担当者端末9のIPアドレスなどの「担当情報」を互
いに関連付けてレコード単位で保存する機能を備えてい
る。物流拠点マスタ3は検索機能も備えており、例えば
Webサーバ1から送信されてきた「担当検索要求」及
び「担当地域識別情報」を受け取ると、当該「担当地域
識別情報」に関連付けられた「担当情報」を抽出する機
能を備えている。
【0025】物流拠点マスタ3には、ネットワーク7及
びWebサーバ1を介して物流拠点サーバ8及びサービ
ス担当者端末9がアクセス可能であり、物流拠点サーバ
8及びサービス担当者端末9は物流拠点マスタ3が保存
している「担当情報」及びその関連付けを随時変更する
ことができる。例えば、突然、大量の荷物の集荷依頼が
あったり、ドライバーの体調不良や交通渋滞、交通事故
などがあったりして急に担当ドライバーの担当地域を変
更せざるを得ないような場合でも、物流拠点サーバ8や
サービス担当者端末9が物流拠点マスタ3にアクセスし
て担当変更を行なうことにより実際の担当状況をリアル
タイムに反映させることができ、その場合でも必要情報
が適切な担当者に送信される。
【0026】集配マスタ4は、運送情報蓄積手段、荷物
追跡情報照合手段、配達情報抽出手段、配達時間判断手
段、その他の手段を備えている。
【0027】運送情報蓄積手段は、Webサーバ1から
送られてくる「集荷依頼情報」「再配達依頼情報」、
「配達日時変更依頼情報」、「荷物状態を示すステータ
ス情報」、「返品情報」、「損傷情報」、「紛失情
報」、「誤着情報」など、運送に関する各種情報(これ
を総称して「運送情報」という)を、伝票番号や集荷依
頼受付番号などの「運送識別情報」と関連付けて運送案
件毎に蓄積する機能を備えている。なお、前記「運送情
報」の中には、届け先情報、お届け時間帯、品物情報、
配達日時変更依頼情報など配達時に必要な情報(「配達
情報」)が含まれる。また、「集荷依頼情報」とは、集
荷依頼に必要な情報を意味し、例えば「集荷先情報」
(集荷先の担当地域識別情報・住所・郵便番号・氏名・
電話番号・集荷希望時間帯など)、「届け先情報」(届
け先の担当地域識別情報・届け先住所・届け先郵便番号
・届け先氏名・届け先電話番号・届け先IPアドレス
等)、「お届け時間帯」(荷送人が予め指図する荷物引
渡し時間帯の意である。以下同様)、「品物情報」(品
名・サイズなど)を包含する。
【0028】荷物追跡情報照合手段は、随時或いは所定
時間毎に荷物追跡情報管理サーバ5に対して「運送状態
の問い合わせ要求」を送り、集配マスタ4内の「運送情
報」と荷物追跡情報管理サーバ5内の「荷物追跡情報」
とを「運送識別情報」をキーとして照合し、該当の運送
案件すなわち「運送案件レコード」のステータスの変更
を行なう機能を備えている。なお、「荷物追跡情報」と
は、発送確認(発店確認)、到着確認(着店確認)、持
出情報、配達完了などの荷物を預かってから当該荷物を
荷受人に引渡すまでの各段階のステータスをそれぞれ示
す確認情報の意であり、場合によって損傷情報、誤着情
報、転送情報、返品情報などの付加情報も含まれる。
【0029】配達情報抽出手段は、Webサーバ1から
送られてきた「配達情報抽出要求」及び「運送識別情
報」を受信したら、当該「運送識別情報」に関連付けら
れた「配達情報」を抽出し、Webサーバ1に返信する
機能を備えている。
【0030】配達時間判断手段は、Webサーバ1から
送られてきた「配達時間判断要求」、荷送人の住所や郵
便番号などの「荷送人地域情報」、届け先の住所や郵便
番号などの「荷受人地域情報」及び「お届け時間帯」を
受信したら、「荷送人地域情報」及び「荷受人地域情
報」から運送距離を計算し、当該運送距離に基づいて
「必要運送時間」若しくは「配達不可能時間帯」を計算
し、「必要運送時間」若しくは「配達不可能時間帯」の
情報をWebサーバ1を介してユーザー端末12に送信
する機能、更には集荷依頼情報や配達日時変更依頼情報
内の「お届け時間帯」と「必要運送時間」若しくは「配
達不可能時間帯」とを対比し、「お届け時間帯」が「必
要配達時間内」若しくは「配達不可能時間帯」に入って
いるかを判断し、「必要配達時間内」に入っていないか
若しくは「配達不可能時間帯」に入っていれば不適切と
判断してその旨をWebサーバ1を介してユーザー端末
12に送信する機能を備えている。また、この手段には
前記「必要配達時間」と「荷物受取り希望情報」内の
「荷物受取り希望時間」とに基づき「荷物引渡予定日」
を計算する機能を付加することもできる。
【0031】荷物追跡情報管理サーバ5は、発送確認
(発店確認)、到着確認(着店確認)、持出情報、配達
完了などの荷物を預かってから当該荷物を荷受人に引渡
すまでの各段階のステータスをそれぞれ示す確認情報、
更には損傷情報、誤着情報、転送情報、返品情報などの
情報(「荷物追跡情報」)を定期的又はリアルタイムに
物流拠点サーバ8及びサービス担当者端末9から収集
し、これら「荷物追跡情報」を運送案件毎に伝票番号や
集荷依頼受付番号などの「運送識別情報」と関連付けて
レコード単位で蓄積・管理する機能を備えている(各レ
コード単位を「荷物追跡情報レコード」という。)。例
えば、運送サービス担当者である担当ドライバーが荷物
(商品)を集荷して当該ドライバーがその場でサービス
担当者端末9から「集荷済情報」「配達完了情報」「不
在情報」等を荷物追跡情報管理サーバ5に送信すれば、
これを受けた荷物追跡情報管理サーバ5はその運送案件
の「荷物追跡情報レコード」のステータスを「発送確
認」「配達完了」或いは「不在」などに変更する機能を
備えている。また、「運送状態の問い合わせ要求」を受
信すると、蓄積している「荷物追跡情報」(好ましくは
ステータスが新たに更新されている荷物追跡情報レコー
ドの荷物追跡情報のみ)を送信する機能を備えている。
【0032】印刷サーバ6の構成及び機能については、
特願2001−232627号に記載の印刷サーバ26
と同様であり、詳しくは特願2001−232627号
における段落番号[0062] [0093]〜[0095]
に記載されている。
【0033】物流拠点サーバ8は、運送担当エリア毎に
設けられた運送サービス拠点(支社、営業所、コールセ
ンターなどを含む)に配設されたサーバであって、複数
の運送サービス担当者すなわちサービス担当者端末9を
管轄する役割りを備えている。また、ネットワーク7を
介して送られてきた「集荷依頼情報」、「再配達依頼情
報」、「配達日時変更依頼情報」及び「荷物受取り希望
情報」などの各種情報を受信し記憶すると共に、これら
の情報をそのまま或いは加工してサービス担当者端末9
に送信する機能を備えている。その他、各種情報を受信
した際、特殊なスクリーンセーバーを立ち上げたり、情
報受信表示を点滅させるなどの画面上に注意を喚起する
表示を促す機能も備えている。さらにこの物流拠点サー
バ8は「新規依頼情報(集荷依頼情報、再配達依頼情報
及び配達日時変更依頼情報など)の送信要求」をWeb
サーバ1に送信する機能も備えている。
【0034】サービス担当者端末9は、運送サービス担
当者であるドライバーが携帯したり或いは運送車両に設
置する端末(小型コンピュータ)であって、Webサー
バ1及び物流拠点サーバ8と無線で信号を送受信できる
機能を備えているほか、スキャニング機能(データ読み
取り機能)、新規依頼情報要求機能、配達情報送信要求
機能、荷物受取り希望情報送信要求機能、その他種々の
機能を備えている。具体的には、特定モード例えば「集
荷モード」に設定して送り状(いわゆる発送伝票)内の
運送識別情報表示部(例えば伝票番号等の運送識別情報
をバーコード形式で表示した部分)をスキャニングする
と、スキャニングした「運送識別情報」と「集荷完了情
報」とをWebサーバ1に送信する機能、「配達情報要
求モード」「荷受人情報要求モード」或いは「荷物受取
り希望情報要求モード」などに設定して送り状内の運送
識別情報表示部をスキャニングすると、スキャニングし
た「運送識別情報」と「配達情報送信要求」「荷受人情
報要求」或いは「荷物受取り希望情報要求」とをWeb
サーバ1に送信する機能、「配達完了モード」に設定し
て送り状内の運送識別情報表示部をスキャニングする
と、スキャニングした「運送識別情報」と「配達完了情
報」とをWebサーバ1に送信する機能、「新規依頼情
報(集荷依頼情報、再配達依頼情報及び配達日時変更依
頼情報など)の送信要求」をWebサーバ1に送信する
機能、更にはWebサーバ1から「集荷依頼情報」、
「再配達依頼情報」及び「配達日時変更依頼情報」など
の各種情報を受信し画面表示すると共に記憶する機能な
どを備えている。なお、このサービス担当者端末9に
は、通話機能、更にこの通信機能に付属したハンズフリ
ー機能、住所や氏名などによって蓄積データをソートで
きる機能、クレジットカードを読み取るクレジットカー
ド決済機能、データを近くのプリンターに転送する機
能、或いは伝票や領収書などを印刷できるプリンター機
能などを付加することができる。
【0035】ユーザー端末12は、インターネット11
に接続されている端末を全て包含するものであり、荷送
人の端末(以下「荷送人端末」という)及び荷受人の端
末(以下「荷受人端末」)という)のいずれも含み、端
末の種類はコンピュータであっても携帯電話などの携帯
端末であってもよい。
【0036】Webサーバ1は、個人情報登録受付手
段、荷物受取り指定受付手段、集荷依頼受付手段、お届
け時間帯判断手段、配達予定通知依頼受付手段、配達予
定通知手段、配達日時変更依頼受付手段、再配達依頼受
付手段、再配達依頼受付通知手段、配達希望日時受付手
段、配達完了通知依頼受付手段、配達完了通知手段、印
刷発行依頼受付手段、印刷情報送付手段、荷物追跡情報
受信手段、配達情報検索送信手段、荷受人情報検索送信
手段、荷物受取り希望情報検索送信手段、その他各種情
報受信手段、各種情報送信手段を備えており、ユーザー
端末12とのインタフェースとして、Web上に、図2
に示すような構成のWebサイト(以下「運輸サービス
ホームページ」という。)を開設している。
【0037】上記の各種手段の中で個人情報登録受付手
段は、ユーザー端末12からインターネット11を介し
て送られてきた「個人情報登録要求」を受信したら、こ
の要求に応じて運輸サービスホームページの「個人情報
登録受付画面」をそのユーザー端末12に送信し、当該
画面に従って記入されユーザー端末12から送られてき
た「ユーザー基礎情報」(ユーザーの氏名や電話番号、
住所、郵便番号及びIPアドレス(Eメールアドレス含
む)、届け先の氏名或いは名称・住所・郵便番号・電話
番号・IPアドレス(Eメールアドレス含む)などの
「届け先情報」、荷物受取り希望方法や荷物受取り希望
時間などの「荷物受取り希望情報」を受信したら、これ
を顧客DB2に送信して電話番号などの「ユーザー識別
情報」に関連付けて蓄積させる機能を備えている。な
お、個人情報登録受付手段は、ユーザー端末12からの
要求に応じて一旦登録した情報を変更する機能も備えて
いる。また、上記の「荷物受取り希望情報」については
下記荷物受取り指定受付手段で登録することも可能であ
る。
【0038】荷物受取り指定受付手段は、ユーザー端末
12からインターネット11を介して送られてきた「荷
物受取り希望情報登録要求」を受信したら、この要求に
応じて運輸サービスホームページの「荷物受取り指定受
付画面」をそのユーザー端末12に送信し、当該画面に
従って記入されユーザー端末12から送られてきた電話
番号などの「ユーザー識別情報」及び荷物受取り希望方
法や荷物受取り希望時間などの「荷物受取り希望情報」
を受信したら、これらを顧客DB2に送信して「ユーザ
ー識別情報」に関連付けて蓄積させる機能を備えてい
る。荷物受取り指定受付手段は、ユーザー端末12から
の要求に応じて一旦登録した情報を変更する機能も備え
ている。
【0039】集荷依頼受付手段は、荷送人端末12から
インターネット11を介して「集荷依頼情報」(集荷依
頼に必要な情報を意味し、例えば住所・郵便番号・氏名
・電話番号・集荷希望時間帯などの集荷先情報、届け先
住所・届け先郵便番号・届け先氏名・届け先電話番号・
届け先IPアドレス等の届け先情報、お届け時間帯、品
名・サイズなどの品物情報などを含む。)を受信した
ら、受信した全ての「集荷依頼情報」を集配マスタ4に
送信して蓄積させる一方、受信した電話番号などの「ユ
ーザー識別情報」をキーとしてユーザーDB2に当該
「ユーザー識別情報」に関連付けられた「担当地域識別
情報」を抽出させ、次いで抽出された「担当地域識別情
報」をキーとして「サービス担当者端末9のIPアドレ
ス」を物流拠点マスタ3に抽出させ、営業時間内であれ
ば、得られた「サービス担当者端末9のIPアドレス」
宛に「集荷依頼情報」を送信する機能を有している。ま
た、ユーザーDB2に担当地域識別情報を抽出させると
同時に、当該ユーザーの利用履歴その他の付加情報を抽
出させ、抽出された「付加情報」をサービス担当者端末
9や集配マスタ4に送信する機能も有している。なお、
集荷依頼情報はWeb上で受け付けることも、Eメール
で受け付けることも、またEDIによるデータとして受
付けることも可能である。
【0040】お届け時間帯判断手段は、荷送人端末12
からインターネット11を介して「集荷依頼情報」又は
「配達日時変更依頼情報」を受信したら、「お届け時間
帯」「荷送人の住所や郵便番号などの荷送人地域情報」
及び「届け先の住所や郵便番号などの荷受人地域情報」
を抽出し、「配達時間判断要求」「荷送人地域情報」
「荷受人地域情報」及び「お届け時間帯」を集配マスタ
4に送信して「荷送人地域情報」及び「荷受人地域情
報」から運送距離を計算させると共に運送距離に基づく
「必要運送時間」若しくは「配達不可能時間帯」を算出
させ、得られた「必要運送時間」若しくは「配達不可能
時間帯」の情報をユーザー端末12に送信する機能、更
にはユーザー端末12から送られてきた「お届け時間
帯」と「必要運送時間」若しくは「配達不可能時間帯」
とを対比させて「お届け時間帯」が「必要配達時間内」
若しく「配達不可能時間帯」に入っているか判断させ、
「必要配達時間内」に入っていないか若しく「配達不可
能時間帯」に入っていれば不適切と判断してその旨をユ
ーザー端末12に送信する機能を備えている。
【0041】配達予定通知手段は、「集荷依頼情報」と
共に或いはこれとは別に「配達予定通知依頼情報」(配
達予定通知依頼に必要な情報)を受信すると、この「配
達予定通知依頼情報」を集配マスタ4に送信してその運
送案件レコードを配達予定通知待ちステータスとする。
また、集配マスタ4内の「運送情報」と荷物追跡情報管
理サーバ5内の「荷物追跡情報」との照合の結果、新た
に発送状態となった配達予定通知待ちステータスの運送
案件レコードを抽出し、この運送案件レコードに関連付
けられた届け先IPアドレス宛に、少なくとも伝票番号
等の「運送識別情報」及びお届け時間帯を含む「お届け
情報」を送信する機能を備えている。なお、「配達予定
通知依頼情報」はWeb上で受け付ける以外、Eメール
で受け付けることも、またEDIによるデータとして受
付けることも可能である。
【0042】配達日時変更依頼受付手段は、荷受人端末
12からインターネット11を介して「配達日時変更依
頼情報」(配達日時変更依頼に必要な情報を意味し、少
なくとも運送識別情報(例えば伝票番号)及びお届け時
間帯を含む)を受信したら、受信した全ての「配達日時
変更依頼情報」を集配マスタ4に送信して蓄積させる一
方、「運送識別情報」(例えば伝票番号)をもとに集配
マスタ4に「届け先住所、郵便番号或いは担当地域識別
情報」を抽出させ、次いで得られた「届け先住所、郵便
番号或いは担当地域識別情報」をもとに物流拠点マスタ
3に「担当サービス担当者端末9のIPアドレス」を抽
出させ、営業時間内であれば、得られた「担当サービス
担当者端末9のIPアドレス」宛に「配達日時変更依頼
情報」を送信する機能を備えている。なお、「配達日時
変更依頼情報」はWeb上で受け付けることも、Eメー
ルで受け付けることも、またEDIによるデータとして
受付けることも可能である。
【0043】荷物追跡情報受信手段は、サービス担当者
端末9或いは物流拠点サーバ8から送られてくる「荷物
追跡情報」を受信し、これを集配マスタ4に蓄積させる
機能を備えている。
【0044】配達情報検索送信手段は、サービス担当者
端末9から送信されてきた「運送識別情報」(例えば伝
票番号)及び「配達情報送信要求」を受信すると、当該
「運送識別情報」及び「配達情報抽出要求」を集配マス
タ4に送って当該「運送識別情報」に関連付けられた
「配達情報」を抽出させ、得られた「配達情報」から
「荷受人ユーザー識別情報」(例えば電話番号)を抽出
し、当該「荷受人ユーザー識別情報」と「荷受人情報抽
出要求」又は「荷物受取り希望情報抽出要求」とをユー
ザーDB2に送って「荷受人情報」又はその中の「荷物
受取り希望情報」を抽出させ、得られた「配達情報」及
び「荷受人情報」又はその中の「荷物受取り希望情報」
を前記サービス担当者端末9並びに当該サービス担当者
端末9を管轄する物流拠点サーバ8(以下「管轄物流拠
点サーバ8」という。)に送信する機能を備えている。
【0045】荷受人情報検索送信手段は、サービス担当
者端末9から送信されてきた「運送識別情報」(例えば
伝票番号)及び「荷受人情報送信要求」を受信すると、
当該「運送識別情報」と「配達情報抽出要求」とを集配
マスタ4に送って当該「運送識別情報」に関連付けられ
た「配達情報」を検索させ、得られた「配達情報」から
「荷受人ユーザー識別情報」(例えば電話番号)を抽出
し、当該「荷受人ユーザー識別情報」と「荷受人情報抽
出要求」とをユーザーDB2に送って「荷受人情報」を
検索させ、得られた「荷受人情報」を前記サービス担当
者端末9並びに当該サービス担当者端末9を管轄する物
流拠点サーバ8(以下「管轄物流拠点サーバ8」とい
う。)に送信する機能を備えている。
【0046】荷物受取り希望情報検索送信手段は、サー
ビス担当者端末9から送信されてきた「運送識別情報」
(例えば伝票番号)及び「荷物受取り希望情報送信要
求」を受信すると、当該「運送識別情報」と「配達情報
抽出要求」とを集配マスタ4に送って当該「運送識別情
報」に関連付けられた「配達情報」を検索させ、得られ
た「配達情報」から「荷受人ユーザー識別情報」(例え
ば電話番号)を抽出し、当該「荷受人ユーザー識別情
報」と「荷物受取り希望情報抽出要求」とをユーザーD
B2に送って「荷物受取り希望情報」を検索させ、得ら
れた「荷物受取り希望情報」を前記サービス担当者端末
9並びに当該サービス担当者端末9を管轄する物流拠点
サーバ8(以下「管轄物流拠点サーバ8」という。)に
送信する機能を備えている。
【0047】なお、Webサーバ1におけるその他の手
段、すなわち配達予定通知依頼受付手段、再配達依頼受
付手段、再配達依頼受付通知手段、配達希望日時受付手
段、配達完了通知依頼受付手段、配達完了通知手段、印
刷発行依頼受付手段及び印刷情報送付手段は、それぞれ
特願2001−232627号に記載のWebサーバ2
1における各手段と同様であり、配達予定通知依頼受付
手段は特願2001−232627号における段落[0
067]に、再配達依頼受付手段及び再配達依頼受付通
知手段についてはその段落[0069]に、配達希望日時
受付手段についてはその段落[0070]に、配達完了通
知依頼受付手段及び配達完了通知手段についてはその段
落[0071]に、印刷発行依頼受付手段及び印刷情報送
付手段についてはその段落[0072]に詳しく記載され
ている。
【0048】以下、本例のネットワーク利用運送システ
ムの処理動作の一例、すなわちネット利用運送サービス
の一例について説明する。
【0049】(ユーザー情報登録方法)ユーザーが本ネ
ットワーク利用運送システムによるサービスすなわちネ
ット利用運送サービスを利用するためには、先ず個人情
報の登録が必要である。
【0050】個人情報の登録は、例えば次のようにして
行うことができる。ユーザー端末12からインターネッ
ト11を介してWeb上の「運輸サービスホームペー
ジ」にアクセスし、「運輸サービスホームページ」内の
「集荷/再配達受付ボタン」をクリックして「集荷/再
配達受付サイト」に移動し、「集荷/再配達受付サイ
ト」のトップページ内に配設された「登録受付」のボタ
ンをクリックする。クリックと同時にそのユーザーのユ
ーザー端末12からインターネット12を介して「個人
情報登録要求」がWebサーバ1に送信され、この要求
を受信したWebサ−バ1からそのユーザー端末12に
「個人情報登録受付画面」が送信される。ユーザーが当
該画面の記入項目内に所定の登録事項(氏名,電話番
号、住所、郵便番号及びIPアドレス(Eメールアドレ
ス含む)、パスワードなど、必要に応じて更に、届け先
の氏名或いは名称・住所・郵便番号・電話番号・IPア
ドレス(Eメールアドレス含む)などの「届け先情
報」、荷物受取り希望方法や荷物受取り希望時間(例え
ば「毎日」かつ「18〜20時」、「土曜日」かつ「午
前中」、或いは「10月25日」かつ「12時〜14
時」など)の「荷物受取り希望情報」等の「ユーザー情
報」を記入し確認ボタンをクリックすると、ユーザー端
末12からWebサーバ1を介してユーザーDB2に記
入した「ユーザー情報」が送られ、ユーザーDB2は
「担当地域識別情報」を付加した上で互いに関連付けて
ユーザー毎にレコード単位で蓄積しデータベース化す
る。
【0051】(荷物受取り希望情報登録方法)「荷物受
取り希望情報」の登録については別の方法でも可能であ
る。例えば、ユーザー端末12からインターネット11
を介してWeb上の「運輸サービスホームページ」にア
クセスし、運輸サービスホームページ内の「集荷/再配
達受付ボタン」をクリックして「集荷/再配達受付サイ
ト」に移動し、「集荷/再配達受付サイト」のトップペ
ージ内において、登録済パスワード及び電話番号などの
「ユーザー識別情報」を入力すると共に「荷物受取り希
望情報登録受付」のボタンをクリックすると、ユーザー
端末12からインターネット12を介して「荷物受取り
希望情報登録要求」がWebサーバ1に送信され、この
要求を受信したWebサ−バ1からそのユーザー端末1
2に「荷物受取り指定受付画面」が送信される。ユーザ
ーが当該画面の記入項目内に、荷物受取り希望方法や荷
物受取り希望時間などの「荷物受取り希望情報」を記入
し確認ボタンをクリックすると、ユーザー端末12から
Webサーバ1を介してユーザーDB2に「ユーザー識
別情報」及び「荷物受取り希望情報」が送られ、ユーザ
ーDB2は当該「荷物受取り希望情報」を当該「ユーザ
ー識別情報」に関連付けて蓄積する。
【0052】なお、本ホームページにおいて「荷物受取
り指定受付画面」にアクセスするには、図2に示すよう
に、「集荷/再配達受付サイト」を介さず「運輸サービ
スホームページ」に配置された「荷物受取り希望情報登
録受付」のボタンをクリックすることによっても可能で
ある。また、上記の「登録ユーザー情報」(荷物受取り
希望情報を含む)は、「運輸サービスホームページ」に
アクセスして変更することが可能である。この際、ユー
ザー識別情報としての電話番号及び登録済パスワードを
入力することで、現在の登録ユーザー情報を閲覧するこ
とができ、変更したい情報及び追加したい情報を記入し
て送信するだけで簡単に変更できるように設計すること
ができる。
【0053】(配達情報送信方法)上記の如くユーザー
が荷物受取り希望方法や荷物受取り希望時間などの「荷
物受取り希望情報」を本システムに予め登録しておけ
ば、その後、当該ユーザーを荷受人とする荷物は、い
つ、誰が、どこから、どのような荷物が送られたとして
も、原則的に「荷物受取り希望情報」に基づいて荷物を
配達されることになる。
【0054】すなわち、運送サービス担当者であるドラ
イバーが、荷物配達に向かうために送り状(発送伝票)
を物流拠点から持出す際などにおいて、サービス担当者
端末9のスキャニングモードを「配達情報要求モード」
に設定して送り状(発送伝票)の運送識別情報表示部
(例えば伝票番号などの「運送識別情報」をバーコード
形式で表示した部分など)をスキャニングすると、図3
に示すように、スキャニングされた「運送識別情報」
(例えば伝票番号)と「配達情報送信要求」とがWeb
サーバ1に送信される。Webサーバ1は、サービス担
当者端末9から送信されてきた「運送識別情報」及び
「配達情報送信要求」を受信すると、当該「運送識別情
報」及び「配達情報抽出要求」を集配マスタ4に送る。
これを受けた集配マスタ4は、当該「運送識別情報」に
関連付けられた「配達情報」を抽出してWebサーバ1
に返信し、Webサーバ1は得られた「配達情報」から
「荷受人ユーザー識別情報」(例えば電話番号)を抽出
し、当該「荷受人ユーザー識別情報」と「荷受人情報抽
出要求」又は「荷物受取り希望情報抽出要求」とをユー
ザーDB2に送り、これを受けたユーザーDB2は「荷
受人情報」又は「荷物受取り希望情報」を抽出し、これ
ら「配達情報」及び「荷受人情報」又は「荷物受取り希
望情報」はWebサーバ1を介して前記サービス担当者
端末9並びに管轄物流拠点サーバ8に送信されることに
なる。
【0055】また、サービス担当者端末9を「荷受人情
報要求モード」に設定して送り状の運送識別情報表示部
をスキャニングすると、図4に示すように、スキャニン
グされた「運送識別情報」と「荷受人情報要求」とがW
ebサーバ1に送信され、上記同様に「荷受人情報」が
抽出され、この「荷受人情報」はWebサーバ1を介し
て前記サービス担当者端末9並びに管轄物流拠点サーバ
8に送信されることになる。さらにまた、サービス担当
者端末9を「荷物受取り希望情報要求モード」に設定し
て送り状の運送識別情報表示部をスキャニングすると、
図5に示すように、スキャニングされた「運送識別情
報」と「荷物受取り希望情報要求」とがWebサーバ1
に送信され、上記同様に「荷物受取り希望情報」が抽出
され、「荷物受取り希望情報」がWebサーバ1を介し
て前記サービス担当者端末9並びに管轄物流拠点サーバ
8に送信されることになる。
【0056】このように、サービス担当者端末9を使用
して運送識別情報表示部をスキャニングすれば、瞬時に
「配達情報」「荷受人情報」或いは「荷物受取り希望情
報」が管轄物流拠点サーバ8及びサービス担当者端末9
に送信され、管轄物流拠点サーバ8及びサービス担当者
端末9では受信した情報を蓄積及び処理する共に画面上
で確認することができる。したがって、ドライバーは受
信した「配達情報」「荷受人情報」或いは「荷物受取り
希望情報」内で指定された荷物受取り条件等に基づいて
各ユーザーに荷物が配達することができる。例えば、受
信した情報内に「毎日」かつ「午前中」を指定する「荷
物受取り希望時間」が含まれていれば、その情報を確認
した時点で午前中に配達可能であればその日の午前中に
配達する。他方、その時点で午前中に配達不可能であれ
ば翌日の午前中に配達するようにスケジュールを調整す
ることができる。よって、ユーザーとしては自分宛の荷
物を原則的に全て指定した時間に受け取ることができる
ようになるから、日頃のスケジュールを変更することな
く荷物を確実に受け取ることができる。運送サービス事
業者としては不在確率を確実に減らすことができ効率の
良い運送サービスを実現できる。なお、荷送人が指定す
る「お届け時間帯」と荷受人が指定する「荷物受取り希
望時間」とが並存し、かつ両者が異なる時間帯を指定し
ている場合などにおいては、荷送人端末12或いは荷受
人端末12宛にどちらを選択するかのメールを送信する
など、各種場面を想定しての例外的なプログラムを付加
するように設計することは任意である。
【0057】(集荷受付け方法)個人情報登録を済ませ
たユーザーは、「集荷/再配達受付サイト」にアクセス
すると、電話番号(ユーザー番号)及びパスワードを入
力を促すボックス」が表示されるから、登録済電話番号
及び登録済パスワードを入力して「集荷受付ボタン」を
クリックするとWebサーバ1から「集荷受付画面」が
ユーザー端末(荷送人端末)12に送信されてくる。こ
の「集荷受付画面」内には、「送り主情報」(住所・郵
便番号・氏名・電話番号・集荷希望時間帯などの集荷先
情報を含む)の入力を促す送り主情報入力欄と、「届け
先情報」(届け先住所・届け先郵便番号・届け先氏名・
届け先電話番号・届け先IPアドレス(Eメールアドレ
ス含む)等)の入力を促す届け先情報入力欄と、「荷物
情報」(お届け時間帯、品名・サイズなどの品物情報な
ど)の入力を促す荷物情報入力欄と共に、集荷依頼ボタ
ン、伝票発行依頼ボタン、配達予定通知依頼ボタン、配
達完了通知依頼ボタンが配設されている。そこで、荷送
人端末12において上記「集荷受付画面」内の集荷受付
に必要な情報を入力して「集荷依頼ボタン」をクリック
すれば上記の記入情報がWebサーバ1に送信され、W
ebサーバ1は少なくとも集荷依頼に必要な「集荷依頼
情報」を含んでいるか否か、さらには「お届け時間帯」
が適切か否かを判定し、必要情報が含まれていなければ
必要事項の入力を促し、「お届け時間帯」が不適切であ
れば修正を促し、その上で受信した「集荷依頼情報」を
集配マスタ4に送信する一方、受信した電話番号をもと
にユーザーDB2に「担当地域識別情報」及び利用履歴
情報などの「付加情報」を問い合わせ、次いで抽出され
た「担当地域識別情報」に関連付けられた「担当サービ
ス担当者端末9のIPアドレス」を物流拠点マスタ3に
抽出させ、営業時間内であれば抽出された「担当サービ
ス担当者端末9のIPアドレス」宛に「集荷依頼情報」
及び「付加情報」を送信する。
【0058】ここで、上記の「お届け時間帯」が適切か
否かの判定は、Webサーバ1から集配マスタ4に「配
達時間判断要求」「荷送人の住所や郵便番号などの「荷
送人地域情報」」「届け先の住所や郵便番号などの「荷
受人地域情報」」及び「お届け時間帯」を送信し、集配
マスタ4が「荷送人地域情報」及び「荷受人地域情報」
から運送距離を計算すると共に、当該運送距離に基づい
て「配達不可能時間帯」を計算し、「お届け時間帯」と
「配達不可能時間帯」とを対比し、「お届け時間帯」が
「配達不可能時間帯」に入っていれば不適切と判断して
「入力したお届け時間帯は指定不可能な時間帯である
旨」をWebサーバ1を介してユーザー端末12に送信
するようにして行われる。
【0059】以上のようにして「集荷依頼情報」及び
「付加情報」を担当サービス担当者端末9に送信すれ
ば、「集荷依頼情報」を迅速かつ適切な担当配達者に届
けることができ、例えば緊急の集荷依頼に対しても迅速
に対応できる。また、「付加情報」を確認した上で集荷
に行くことができるから、クレーム履歴や問題履歴、或
いは特別な要求などが含まれていてもそれを考慮した質
の高い対応をとることができる。さらにまた、営業時間
外に入った集荷依頼については、営業開始時に担当物流
拠点サーバ8及び配達者端末9から集配マスタ4に対し
て「新規集荷依頼情報送信要求」を送信することによっ
て、物流拠点サーバ8及び配達者端末9は担当する「新
規依頼情報」を受信することができる。なお、「集荷依
頼情報」を受信した担当配達者が受信内容を確認した
後、「集荷依頼を了解した旨の情報」を担当サービス担
当者端末9からWebサーバ1、或いはWebサーバ1
及び管轄物流拠点サーバ8に送信すると、Webサーバ
1から荷送人端末12に「担当配達者が集荷依頼の内容
を受信し了解している内容のメール」が送信されるよう
にシステム設計することもできる。
【0060】(お届け事前通知方法)上記「集荷受付画
面」内の各入力欄に必要項目を入力した上で「配達予定
通知依頼ボタン」をクリックすると、「配達予定通知依
頼情報(伝票番号或いは集荷受付番号などの「運送識別
情報」を含む)」がWebサーバ1に送信され、Web
サーバ1は少なくとも配達予定通知に必要な情報を含ん
でいるか否かを判定し、含んでいなければ必要事項の入
力を促し、含まれていれば「配達予定通知依頼情報
(「運送識別情報」を含む)」を集配マスタ4に送信す
る。これを受けた集配マスタ4はその「運送識別情報」
に関連付けられた運送案件の運送案件レコードを配達予
定通知待ちステータスとする。上記のほか、「配達予定
通知依頼情報」をEDI或いはeメールにてWebサー
バ1に送信して上記同様に処理できるように設計するこ
とができる。また、ユーザーが自分宛の荷物に対して常
に配達予定通知が送られるよう登録できるように設計す
ることも可能である。
【0061】他方、集荷を終えたドライバーがサービス
担当者端末9から「集荷済情報(「運送識別情報」含
む)」を荷物追跡情報管理サーバ5に送信すると、これ
を受けた荷物追跡情報管理サーバ5はその運送案件の
「荷物追跡情報レコード」を「発送確認」ステータスに
更新する。集配マスタ4と荷物追跡情報管理サーバ5と
は、随時或いは所定時間毎に集配マスタ4内の「運送情
報」と荷物追跡情報管理サーバ5内の「荷物追跡情報」
とを照合し、「運送案件レコード」のステータスの更新
を行なう。配達予定通知待ちステータスの「運送案件レ
コード」が新たに「発送確認」ステータスとなると、こ
の運送案件レコードに関連付けられた届け先IPアドレ
ス宛に、少なくとも「運送識別情報」(伝票番号)と
「お届け時間帯」とを含む「お届け情報(例えば、運送
識別情報、お届け時間帯、商品区分、商品等の金額、品
名、送り主名・住所・郵便番号・Eメールアドレス(E
メールアドレス含む)・メッセージ、届け先名など)」
が「配達予定通知メール(Eメール)」として送信され
る。この際、「配達予定通知メール」内に、「集荷/再
配達受付サイト」内の「配達日時変更受付ページ」とリ
ンクしたテキストリンクを設定することができる。
【0062】このようにして「配達予定通知メール」を
荷受人端末12に送信するようにすれば、発送状態が確
認された運送案件のみ配達予定を届け先に通知すること
ができるから、配達予定通知があったにもかかわらず荷
物が届かないという不都合を無くすことができる。仮に
発送状態を確認しなければ、例えば集荷依頼を受付けた
後にキャンセルされるような場合、配達予定通知があっ
たにもかかわらず荷物が届かないことが予想される。な
お、配達予定通知依頼時における伝票番号の入力は、ユ
ーザーが予め伝票番号付伝票(送り状)を入手している
か、或いはその前に伝票発行システムを利用して伝票
(送り状、伝票番号付)を印刷している場合に可能であ
る。その他の場合は、集荷受付番号などの運送識別情報
を付して配達予定通知依頼情報を送信するか、或いは荷
物集荷時に受領した伝票の伝票番号を入力して配達予定
通知依頼を行なうことができる。
【0063】(配達日時変更方法)「配達予定通知メー
ル」を受信した荷受人端末12は、インターネット11
を介して「配達日時変更依頼情報」をWebサーバ1に
送信することができる。具体的には、「集荷/再配達受
付サイト」から「配達日時変更受付ページ」にアクセス
するか、或いは「配達予定通知メール」内の「配達日時
変更依頼ボタン」をクリックして「配達日時変更受付ペ
ージ」に直接アクセスし、この「配達日時変更受付画
面」内に必要事項すなわち「配達日時変更依頼情報(運
送識別情報(伝票番号など)及びお届け時間帯など)」
を入力して確認ボタンをクリックする。すると、この
「配達日時変更依頼情報(運送識別情報及びお届け時間
帯などを含む)」がWebサーバ1に送られ、これを受
信したWebサーバ1は、配達日時変更に必要な情報を
含んでいるか否か、さらには「お届け時間帯」が適切か
否かを判定し、必要情報が含まれていなければ必要事項
の入力を促し、「お届け時間帯」が不適切であれば修正
を促し、その上で「運送識別情報」に関連付けられた
「担当地域識別情報」を集配マスタ4に問い合わせ、得
られた「担当地域識別情報」をもとに物流拠点マスタ3
に「担当サービス担当者端末9のIPアドレス」を問い
合わせ、営業時間内であれば、当該IPアドレス宛に
「配達日時変更依頼情報(運送識別情報及びお届け時間
帯などを含む)」を送信する。
【0064】なお、上記の「お届け時間帯」が適切か否
かの判定は、Webサーバ1から集配マスタ4に「配達
時間判断要求」「荷送人の住所や郵便番号などの荷送人
地域情報」「届け先の住所や郵便番号などの荷受人地域
情報」及び「お届け時間帯」を送信し、集配マスタ4が
「荷送人地域情報」及び「荷受人地域情報」から運送距
離を計算し、更に当該運送距離に基づいて「配達不可能
時間帯」を計算し、「お届け時間帯」と「配達不可能時
間帯」とを対比し、「お届け時間帯」が「配達不可能時
間帯」に入っていれば不適切と判断して「入力したお届
け時間帯は指定不可能な時間帯である旨」をWebサー
バ1を介してユーザー端末12に送信するようにして行
われる。また、届け先に送信する「配達予定通知メー
ル」内にサービス担当者端末9の電話番号を含めておけ
ば、これを受信した届け先の方がサービス担当者端末9
に直接電話して配達日時の変更依頼をすることができる
ようにすることもできる。さらにまた、「配達日時変更
依頼情報」を受信した担当配達者が受信内容を確認した
後、「配達日時変更依頼を了解した旨の情報」を担当サ
ービス担当者端末9からWebサーバ1、或いはWeb
サーバ1及び管轄物流拠点サーバ8に送信すると、We
bサーバ1から荷受人端末12に「担当配達者が配達日
時変更依頼の内容を受信し了解している内容のメール」
が送信されるようにシステム設計することもできる。
【0065】本システムは、特願2001−23262
7号に記載の発明と同様に「再配達システム」「配達完
了通知システム」「配達希望日時依頼システム」「伝票
発行システム」「運送管理システム」を実現可能であ
る。詳しくは、「再配達システム」については特願20
01−232627号における段落[0084]〜[00
86]に、「配達完了通知システム」については段落[0
090]〜[0092]に、「配達希望日時依頼システ
ム」については段落[0087]〜[0089]に、「伝票
発行システム」については段落[0093]〜[0095]
に、「運送管理システム」については「宅配管理システ
ム」として段落[0096]に記載されている。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のネット利用運送システムを実現する
ためのシステム構成の全体構成例を示した図である。
【図2】 Webサイトの構造を示した図である。
【図3】 サービス担当者端末に「配達情報」が送信さ
れるまでの情報の流れを示したネットワーク図である。
【図4】 サービス担当者端末に「荷受人情報」が送信
されるまでの情報の流れを示したネットワーク図であ
る。
【図5】 サービス担当者端末に「荷物受取り希望情
報」が送信されるまでの情報の流れを示したネットワー
ク図である。
【符号の説明】
1 Webサーバ 2 ユーザー情報データベースサーバ(ユーザーDB) 3 物流拠点マスタサーバ(物流拠点マスタ) 4 集配マスタサーバ(集配マスタ) 5 荷物追跡情報管理サーバ 6 印刷サーバ 7 コンピュータネットワーク(ネットワーク) 8 物流拠点サーバ 9 サービス担当者端末 10 ホストシステム 11 インターネット 12 ユーザー端末
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 掛川 哲 東京都中央区銀座2丁目16番10号 ヤマト 運輸株式会社内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 Webサーバと、運送識別情報に関連付
    けて配達情報を蓄積する集配マスタサーバとを備え、サ
    ービス担当者端末と情報送信可能に接続してなるネット
    利用運送システムであって、 サービス担当者端末から送信されてきた運送識別情報及
    び配達情報送信要求をWebサーバが受信すると、受信
    した運送識別情報をもとに集配マスタサーバが当該運送
    識別情報に関連付けられた配達情報を抽出し、抽出した
    配達情報をWebサーバが前記サービス担当者端末に送
    信する機能を備えたネット利用運送システム。
  2. 【請求項2】 スキャニング機能とデータ送受信機能と
    を備え、請求項1記載のネット利用運送システムにおけ
    るWebサーバと情報送信可能に接続してなるサービス
    担当者端末であって、 送り状の運送識別情報表示部を特定のモードでスキャニ
    ングすると、運送識別情報と共に配達情報送信要求をW
    ebサーバに送信する機能を備えたサービス担当者端
    末。
  3. 【請求項3】 Webサーバと、運送識別情報に関連付
    けて配達情報を蓄積する集配マスタサーバと、ユーザー
    識別情報に関連付けて荷物受取り希望時間を蓄積するユ
    ーザー情報データベースサーバとを備え、サービス担当
    者端末と情報送信可能に接続してなるネット利用運送シ
    ステムであって、 サービス担当者端末から送信されてきた運送識別情報及
    び配達情報送信要求をWebサーバが受信すると、受信
    した運送識別情報をもとに集配マスタサーバが当該運送
    識別情報に関連付けられた配達情報を抽出し、抽出した
    配達情報に含まれている荷受人ユーザー識別情報をもと
    にユーザー情報データベースサーバが当該荷受人ユーザ
    ー識別情報に関連付けられた荷物受取り希望時間を抽出
    し、抽出された荷物受取り希望時間をWebサーバが前
    記サービス担当者端末に送信する機能を備えたネット利
    用運送システム。
  4. 【請求項4】 ユーザー識別情報に関連付けて荷物受取
    り希望時間を蓄積する機能を備えたデータベースサー
    バ。
  5. 【請求項5】 サービス担当者端末から送信された運送
    識別情報及び配達情報送信要求をWebサーバが受信す
    るステップ、 受信した運送識別情報をもとに集配マスタサーバが当該
    運送識別情報に関連付けられた配達情報を抽出するステ
    ップ、 抽出された配達情報をWebサーバが前記サービス担当
    者端末に送信するステップを備えたネット利用運送サー
    ビス。
  6. 【請求項6】 ユーザー端末から送信されてきたユーザ
    ー識別情報及び荷物受取り希望時間をWebサーバが受
    信するステップ、 ユーザー識別情報と関連付けて荷物受取り希望時間をユ
    ーザー情報データベースサーバが蓄積するステップを備
    えた荷物受取り時間指定方法。
  7. 【請求項7】 荷物受取り希望時間をユーザー識別情報
    に関連付けてユーザー情報データベースサーバが蓄積す
    るステップ、 サービス担当者端末から送信されてきた運送識別情報及
    び配達情報送信要求をWebサーバが受信するステッ
    プ、 受信した運送識別情報をもとに集配マスタサーバが当該
    運送識別情報に関連付けられた配達情報を抽出するステ
    ップ、抽出された配達情報に含まれている荷受人ユーザ
    ー識別情報をもとにユーザー情報データベースサーバが
    当該荷受人ユーザー識別情報に関連付けられた荷物受取
    り希望時間を抽出するステップ、 抽出された荷物受取り希望時間をWebサーバが前記サ
    ービス担当者端末宛に送信するステップを備えたネット
    利用運送サービス。
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