JP2003150198A - 音声符号化装置および音声復号化装置 - Google Patents

音声符号化装置および音声復号化装置

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JP2003150198A JP2001347408A JP2001347408A JP2003150198A JP 2003150198 A JP2003150198 A JP 2003150198A JP 2001347408 A JP2001347408 A JP 2001347408A JP 2001347408 A JP2001347408 A JP 2001347408A JP 2003150198 A JP2003150198 A JP 2003150198A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 音質の向上を図ること。 【解決手段】 逆量子化部135によって得られた逆量
子化値は、例えばピッチ周期などの所定の数のフレーム
を1つの単位として、適応ビット割当器140に入力さ
れる。適応ビット割当器140においては、ADPCM
量子化器130a〜130dから出力された逆量子化値
のエネルギー、すなわちサンプルとなる逆量子化値の二
乗和が算出され、算出された逆量子化値のエネルギーに
基づいて、ADPCM量子化器130a〜130dのそ
れぞれにおいて量子化される各残差信号に割り当てる量
子化ビット数が決定される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、サブバンドADP
CM(Adaptive Differential Pulse Code Modulatio
n)において用いられる音声符号化装置および音声復号
化装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、サブバンドADPCMにおいて用
いられる音声符号化装置および音声復号化装置として
は、ITU−T(International Telecommunication Un
ion Telecommunication sector)標準のG.722に準
拠した装置が知られている。
【0003】図8は、上記G.722に記載されている
2分割のサブバンドADPCMにおいて用いられる音声
符号化装置300および音声復号化装置400の構成を
示すブロック図である。
【0004】音声符号化装置300は、入力信号の周波
数帯域を2分割してサブバンド信号を出力する24タッ
プの分割フィルタバンク310、2分割された各サブバ
ンド信号をADPCMにより量子化するADPCM量子
化器320a,320b、およびADPCM量子化器3
20a,320bにより量子化された符号語を多重して
ビットストリームを整形するマルチプレクサ330から
構成されている。
【0005】一方、音声復号化装置400は、伝送され
たビットストリームをサブバンドごとの符号語を出力す
るデマルチプレクサ410、デマルチプレクサ410か
ら出力されたサブバンドごとの符号語を逆量子化してサ
ブバンド信号を出力するADPCM逆量子化器420
a,420b、およびサブバンド信号を合成フィルタ処
理する24タップの合成フィルタバンク430から構成
されている。
【0006】次いで、上記のように構成された音声符号
化装置300および音声復号化装置400の動作につい
て説明する。
【0007】入力信号は分割フィルタバンク310によ
り、周波数帯域が2分割されて2つのサブバンド信号と
なる。それぞれのサブバンド信号は、対応するADPC
M量子化器320a,320bにより、予め決められて
いる量子化ビット数が割り当てられて量子化される。そ
して、量子化されて得られた符号語は、マルチプレクサ
330により多重されて、ビットストリームとなる。
【0008】一方、音声復号化装置400においては、
デマルチプレクサ410により、複数の符号語が多重さ
れているビットストリームがサブバンドごとの符号語に
分割される。分割されて得られたサブバンドごとの符号
語は、ADPCM逆量子化器420a,420bによ
り、逆量子化されてサブバンド信号となり、合成フィル
タバンク430によって合成されて復号信号となる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の音声符号化装置および音声復号化装置においては、
音声符号化装置のADPCM量子化器によって各サブバ
ンド信号に割り当てられる量子化ビット数が固定されて
いるため、特に入力信号のサンプリング周波数が高くな
った場合に、ビット割り当てが最適でない場合が発生
し、音声復号化装置における復号信号の音質劣化を招く
おそれがある。
【0010】本発明はかかる点に鑑みてなされたもので
あり、音質の向上を図ることができる音声符号化装置・
方法および音声復号化装置・方法を提供することを目的
とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の音声符号化装置
は、サブバンドADPCM方式により音声信号の符号化
を行う音声符号化装置であって、与えられたサブバンド
信号を割り当てビット数に従って量子化して符号語を生
成する量子化手段と、前記量子化手段で用いられる前記
割り当てビット数の最適値を決定する決定手段と、を有
する構成を採る。
【0012】この構成によれば、サブバンドADPCM
方式において、与えられたサブバンド信号を割り当てビ
ット数の最適値に従って量子化して符号語を生成するた
め、サブバンド信号に適応的にビット数を割り当てるこ
とができ、音質の向上を図ることができる。
【0013】本発明の音声符号化装置は、サブバンドA
DPCM方式により音声信号の符号化を行う音声符号化
装置であって、与えられたサブバンド信号を割り当てビ
ット数に従って量子化してスケーラブルな符号語を生成
する量子化手段と、前記量子化手段によって生成された
前記符号語からコアビットを抽出する抽出手段と、前記
抽出手段によって抽出された前記コアビットを逆量子化
する逆量子化手段と、前記逆量子化手段から出力された
逆量子化信号のエネルギーに基づいて、前記量子化手段
で用いられる前記割り当てビット数の最適値を決定する
決定手段と、を有する構成を採る。
【0014】この構成によれば、サブバンドADPCM
方式において、与えられたサブバンド信号を割り当てビ
ット数に従って量子化してスケーラブルな符号語を生成
し、符号語からコアビットを抽出し、コアビットを逆量
子化した逆量子化信号のエネルギーに基づいて割り当て
ビット数の最適値を決定するため、サブバンド信号に割
り当てるビット数を音声復号化装置と共通の情報(逆量
子化信号のエネルギー)から決定することができ、サブ
バンド信号に割り当てるビット数が変更された場合、音
声復号化装置は割り当てビット数の変更に関する情報な
しで正確に復号化を行うことができ、音声情報の伝送効
率を下げることなく音質の向上を図ることができる。
【0015】本発明の音声符号化装置は、前記逆量子化
手段から出力された逆量子化信号のピッチ周期を検出す
る検出手段をさらに有し、前記決定手段は、前記検出手
段によって検出された前記ピッチ周期ごとに前記逆量子
化信号のエネルギーに基づく前記割り当てビット数の最
適値の決定処理を行う構成を採る。
【0016】この構成によれば、逆量子化信号のピッチ
周期を検出し、ピッチ周期ごとに逆量子化信号のエネル
ギーに基づく割り当てビット数の最適値を決定処理を行
うため、ピッチ周期を有する信号に対して量子化ビット
の割り当てタイミングをピッチ周期と同調させることが
でき、正確に量子化ビットの割り当てを行うことがで
き、音質を向上することができる。
【0017】本発明の音声符号化装置は、サブバンドA
DPCM方式により音声信号の符号化を行う音声符号化
装置であって、与えられたサブバンド信号を割り当てビ
ット数に従って量子化してスケーラブルな符号語を生成
する量子化手段と、前記量子化手段によって生成された
前記符号語からコアビットを抽出する抽出手段と、前記
抽出手段によって抽出された前記コアビットからスケー
ルファクタを取得する取得手段と、前記取得手段によっ
て取得された前記スケールファクタに基づいて、前記量
子化手段で用いられる前記割り当てビット数の最適値を
決定する決定手段と、を有する構成を採る。
【0018】この構成によれば、サブバンドADPCM
方式において、与えられたサブバンド信号を割り当てビ
ット数に従って量子化してスケーラブルな符号語を生成
し、符号語からコアビットを抽出し、コアビットからス
ケールファクタを取得し、スケールファクタに基づいて
割り当てビット数の最適値を決定するため、サブバンド
信号に割り当てるビット数を音声復号化装置と共通の情
報(スケールファクタ)から、より少ない演算量で決定
することができ、サブバンド信号に割り当てるビット数
が変更された場合、音声復号化装置は割り当てビット数
の変更に関する情報なしで正確に復号化を行うことがで
き、音声情報の伝送効率を下げることなく音質の向上を
図ることができる。
【0019】本発明の音声符号化装置は、前記抽出手段
によって抽出された前記コアビットを逆量子化する逆量
子化手段と、前記逆量子化手段から出力された逆量子化
信号のピッチ周期を検出する検出手段と、をさらに有
し、前記決定手段は、前記検出手段によって検出された
前記ピッチ周期ごとに前記スケールファクタに基づく前
記割り当てビット数の最適値の決定処理を行う構成を採
る。
【0020】この構成によれば、コアビットを逆量子化
した逆量子化信号のピッチ周期を検出し、ピッチ周期ご
とにスケールファクタに基づく割り当てビット数の最適
値の決定処理を行うため、ピッチ周期を有する信号に対
して量子化ビットの割り当てタイミングをピッチ周期と
同調させることができ、正確に量子化ビットの割り当て
を行うことができ、音質を向上することができる。
【0021】本発明の音声符号化装置は、入力信号を複
数の周波数帯域に分割して複数の前記サブバンド信号を
生成する分割手段をさらに有し、前記分割手段は、コサ
イン変調フィルタバンクを有し、前記コサイン変調フィ
ルタバンクは、インパルス応答が非対称な基本フィルタ
を有する構成を採る。
【0022】この構成によれば、インパルス応答が非対
称な基本フィルタを有するコサイン変調フィルタバンク
によって、入力信号を複数の周波数帯域に分割して複数
のサブバンド信号を生成するため、フィルタリングによ
り発生する群遅延量を削減することができ、演算量を少
なくすることができる。
【0023】本発明の音声復号化装置は、サブバンドA
DPCM方式により音声信号の復号化を行う音声復号化
装置であって、与えられた符号語を割り当てビット数に
従って逆量子化して復号サブバンド信号を生成する逆量
子化手段と、前記逆量子化手段で用いられる前記割り当
てビット数の最適値を決定する決定手段と、を有する構
成を採る。
【0024】この構成によれば、サブバンドADPCM
方式において、与えられた符号語を割り当てビット数の
最適値に従って逆量子化して復号サブバンド信号を生成
するため、ビット数が適応的に割り当てられた符号語を
復号することができ、音質の向上を図ることができる。
【0025】本発明の音声復号化装置は、サブバンドA
DPCM方式により音声信号の復号化を行う音声復号化
装置であって、与えられたスケーラブルな符号語を割り
当てビット数に従って逆量子化して復号サブバンド信号
を生成する第1逆量子化手段と、前記スケーラブルな符
号語からコアビットを抽出する抽出手段と、前記抽出手
段によって抽出された前記コアビットを逆量子化する第
2逆量子化手段と、前記第2逆量子化手段から出力され
た逆量子化信号のエネルギーに基づいて、前記第1逆量
子化手段で用いられる前記割り当てビット数の最適値を
決定する決定手段と、を有する構成を採る。
【0026】この構成によれば、サブバンドADPCM
方式において、与えられたスケーラブルな符号語を割り
当てビット数に従って逆量子化して復号サブバンド信号
を生成し、スケーラブルな符号語からコアビットを抽出
し、コアビットを逆量子化した逆量子化信号のエネルギ
ーに基づいて割り当てビット数の最適値を決定するた
め、音声符号化装置と同期して符号語に割り当てられた
ビット数を決定することができ、音声情報の伝送効率を
下げることなく音質の向上を図ることができる。
【0027】本発明の音声復号化装置は、前記第2逆量
子化手段から出力された逆量子化信号のピッチ周期を検
出する検出手段をさらに有し、前記決定手段は、前記検
出手段によって検出された前記ピッチ周期ごとに前記逆
量子化信号のエネルギーに基づく前記割り当てビット数
の最適値の決定処理を行う構成を採る。
【0028】この構成によれば、逆量子化信号のピッチ
周期を検出し、ピッチ周期ごとに逆量子化信号のエネル
ギーに基づく割り当てビット数の決定処理を行うため、
ピッチ周期を有する信号に対して量子化ビットの割り当
てタイミングをピッチ周期と同調させることができ、正
確に量子化ビットの割り当てを行うことができ、音質を
向上することができる。
【0029】本発明の音声復号化装置は、サブバンドA
DPCM方式により音声信号の復号化を行う音声復号化
装置であって、与えられたスケーラブルな符号語を割り
当てビット数に従って逆量子化して復号サブバンド信号
を生成する第1逆量子化手段と、前記スケーラブルな符
号語からコアビットを抽出する抽出手段と、前記抽出手
段によって抽出された前記コアビットからスケールファ
クタを取得する取得手段と、前記取得手段によって取得
された前記スケールファクタに基づいて、前記第1逆量
子化手段で用いられる前記割り当てビット数の最適値を
決定する決定手段と、を有する構成を採る。
【0030】この構成によれば、サブバンドADPCM
方式において、与えられたスケーラブルな符号語を割り
当てビット数に従って逆量子化して復号サブバンド信号
を生成し、スケーラブルな符号語からコアビットを抽出
し、コアビットからスケールファクタを取得し、スケー
ルファクタに基づいて割り当てビット数の最適値を決定
するため、音声符号化装置と同期して符号語に割り当て
られた量子化ビット数を決定することができ、音声情報
の伝送効率を下げることなく音質の向上を図ることがで
きる。
【0031】本発明の音声復号化装置は、前記抽出手段
によって抽出された前記コアビットを逆量子化する第2
逆量子化手段と、前記第2逆量子化手段から出力された
逆量子化信号のピッチ周期を検出する検出手段と、をさ
らに有し、前記決定手段は、前記検出手段によって検出
された前記ピッチ周期ごとに前記スケールファクタに基
づく前記割り当てビット数の最適値の決定処理を行う構
成を採る。
【0032】この構成によれば、コアビットを逆量子化
した逆量子化信号のピッチ周期を検出し、ピッチ周期ご
とにスケールファクタに基づく割り当てビット数の最適
値の決定処理を行うため、ピッチ周期を有する信号に対
して量子化ビットの割り当てタイミングをピッチ周期と
同期させることができ、正確に量子化ビットの割り当て
を行うことができ、音質を向上することができる。
【0033】本発明の音声復号化装置は、前記第1逆量
子化手段によって生成された復号サブバンド信号を合成
する合成手段をさらに有し、前記合成手段は、コサイン
変調フィルタバンクを有し、前記コサイン変調フィルタ
バンクは、インパルス応答が非対称な基本フィルタを有
する構成を採る。
【0034】この構成によれば、インパルス応答が非対
称な基本フィルタを有するコサイン変調フィルタバンク
によって、生成された復号サブバンド信号をを合成する
ため、フィルタリングにより発生する群遅延量を削減す
ることができ、演算量を少なくすることができる。
【0035】本発明のデジタルワイヤレスマイクロホン
送信システムは、上記のいずれかに記載の音声符号化装
置を有する構成を採る。
【0036】この構成によれば、上記のいずれかの音声
符号化装置と同様の作用効果を、デジタルワイヤレスマ
イクロホン送信システムにおいて実現することができ
る。
【0037】本発明のデジタルワイヤレスマイクロホン
受信システムは、上記のいずれかに記載の音声復号化装
置を有する構成を採る。
【0038】この構成によれば、上記のいずれかの音声
復号化装置と同様の作用効果を、デジタルワイヤレスマ
イクロホン受信システムにおいて実現することができ
る。
【0039】本発明の音声符号化方法は、サブバンドA
DPCM方式により音声信号の符号化を行う音声符号化
方法であって、与えられたサブバンド信号を割り当てビ
ット数に従って量子化して符号語を生成する量子化ステ
ップと、前記量子化ステップで用いる前記割り当てビッ
ト数の最適値を決定する決定ステップと、を有するよう
にした。
【0040】この方法によれば、サブバンドADPCM
方式において、与えられたサブバンド信号を割り当てビ
ット数の最適値に従って量子化して符号語を生成するた
め、サブバンド信号に適応的にビット数を割り当てるこ
とができ、音質の向上を図ることができる。
【0041】本発明の音声符号化方法は、サブバンドA
DPCM方式により音声信号の符号化を行う音声符号化
方法であって、与えられたサブバンド信号を割り当てビ
ット数に従って量子化してスケーラブルな符号語を生成
する量子化ステップと、前記量子化ステップで生成した
前記符号語からコアビットを抽出する抽出ステップと、
前記抽出ステップで抽出した前記コアビットを逆量子化
して逆量子化信号を出力する逆量子化ステップと、前記
逆量子化ステップで出力した逆量子化信号のエネルギー
に基づいて、前記量子化ステップで用いる前記割り当て
ビット数の最適値を決定する決定ステップと、を有する
ようにした。
【0042】この方法によれば、サブバンドADPCM
方式において、与えられたサブバンド信号を割り当てビ
ット数に従って量子化してスケーラブルな符号語を生成
し、符号語からコアビットを抽出し、コアビットを逆量
子化した逆量子化信号のエネルギーに基づいて割り当て
ビット数の最適値を決定するため、サブバンド信号に割
り当てるビット数を音声復号化装置と共通の情報(逆量
子化信号のエネルギー)から決定することができ、サブ
バンド信号に割り当てるビット数が変更された場合、音
声復号化装置は割り当てビット数の変更に関する情報な
しで正確に復号化を行うことができ、音声情報の伝送効
率を下げることなく音質の向上を図ることができる。
【0043】本発明の音声符号化方法は、サブバンドA
DPCM方式により音声信号の符号化を行う音声符号化
方法であって、与えられたサブバンド信号を割り当てビ
ット数に従って量子化してスケーラブルな符号語を生成
する量子化ステップと、前記量子化ステップで生成した
前記符号語からコアビットを抽出する抽出ステップと、
前記抽出ステップで抽出した前記コアビットからスケー
ルファクタを取得する取得ステップと、前記取得ステッ
プで取得した前記スケールファクタに基づいて、前記量
子化ステップで用いる前記割り当てビット数の最適値を
決定する決定ステップと、を有するようにした。
【0044】この方法によれば、サブバンドADPCM
方式において、与えられたサブバンド信号を割り当てビ
ット数に従って量子化してスケーラブルな符号語を生成
し、符号語からコアビットを抽出し、コアビットからス
ケールファクタを取得し、スケールファクタに基づいて
割り当てビット数の最適値を決定するため、サブバンド
信号に割り当てるビット数を音声復号化装置と共通の情
報(スケールファクタ)から、より少ない演算量で決定
することができ、サブバンド信号に割り当てるビット数
が変更された場合、音声復号化装置は割り当てビット数
の変更に関する情報なしで正確に復号化を行うことがで
き、音声情報の伝送効率を下げることなく音質の向上を
図ることができる。
【0045】本発明の音声復号化方法は、サブバンドA
DPCM方式により符号語の復号化を行う音声復号化方
法であって、与えられた符号語を割り当てビット数に従
って逆量子化して復号サブバンド信号を生成する逆量子
化ステップと、前記逆量子化ステップで用いる前記割り
当てビット数の最適値を決定する決定ステップと、を有
するようにした。
【0046】この方法によれば、サブバンドADPCM
方式において、与えられた符号語を割り当てビット数の
最適値に従って逆量子化して復号サブバンド信号を生成
するため、ビット数が適応的に割り当てられた符号語を
復号することができ、音質の向上を図ることができる。
【0047】本発明の音声復号化方法は、サブバンドA
DPCM方式により音声信号の復号化を行う音声復号化
方法であって、与えられたスケーラブルな符号語を割り
当てビット数に従って逆量子化して復号サブバンド信号
を生成する第1逆量子化ステップと、前記スケーラブル
な符号語からコアビットを抽出する抽出ステップと、前
記抽出ステップで抽出した前記コアビットを逆量子化し
て逆量子化信号を出力する第2逆量子化ステップと、前
記第2逆量子化ステップで出力した逆量子化信号のエネ
ルギーに基づいて、前記第1逆量子化ステップで用いる
前記割り当てビット数の最適値を決定する決定ステップ
と、を有するようにした。
【0048】この方法によれば、サブバンドADPCM
方式において、与えられたスケーラブルな符号語を割り
当てビット数に従って逆量子化して復号サブバンド信号
を生成し、スケーラブルな符号語からコアビットを抽出
し、コアビットを逆量子化した逆量子化信号のエネルギ
ーに基づいて割り当てビット数の最適値を決定するた
め、音声符号化装置と同期して符号語に割り当てられた
ビット数を決定することができ、音声情報の伝送効率を
下げることなく音質の向上を図ることができる。
【0049】本発明の音声復号化方法は、サブバンドA
DPCM方式により音声信号の復号化を行う音声復号化
方法であって、与えられたスケーラブルな符号語を割り
当てビット数に従って逆量子化して復号サブバンド信号
を生成する第1逆量子化ステップと、前記スケーラブル
な符号語からコアビットを抽出する抽出ステップと、前
記抽出ステップで抽出した前記コアビットからスケール
ファクタを取得する取得ステップと、前記取得ステップ
で取得した前記スケールファクタに基づいて、前記第1
逆量子化ステップで用いる前記割り当てビット数の最適
値を決定する決定ステップと、を有するようにした。
【0050】この方法によれば、サブバンドADPCM
方式において、与えられたスケーラブルな符号語を割り
当てビット数に従って逆量子化して復号サブバンド信号
を生成し、スケーラブルな符号語からコアビットを抽出
し、コアビットからスケールファクタを取得し、スケー
ルファクタに基づいて割り当てビット数の最適値を決定
するため、音声符号化装置と同期して符号語に割り当て
られた量子化ビット数を決定することができ、音声情報
の伝送効率を下げることなく音質の向上を図ることがで
きる。
【0051】
【発明の実施の形態】本発明の骨子は、入力信号を周波
数帯域ごとに分割した複数のサブバンド信号と予測値と
の残差信号をそれぞれ量子化し、量子化出力を逆量子化
してサブバンド信号の次フレームの予測値を算出するサ
ブバンドADPCM符号化において、過去のフレームか
ら次フレームの予測値を算出する過程で各残差信号の次
フレームに割り当てる量子化ビット数を決定し、適応的
にビット割り当てを変化させることである。
【0052】以下、本発明の実施の形態について、図面
を参照して詳細に説明する。
【0053】(実施の形態1)図1は、本発明の実施の
形態1に係る音声符号化装置の構成を示すブロック図で
ある。同図において、分割フィルタバンク(分割手段)
100は、入力信号を等間隔のサブバンド周波数帯域に
4分割し、分割数である4を間引き数として間引き処理
を行う。分割フィルタバンク100内の帯域分割FIR
フィルタ110a〜110dは、入力信号に対して所定
の周波数帯域ごとの分割フィルタリングを行う。ここ
で、分割フィルタバンク100は、コサイン変調フィル
タバンクであり、基本フィルタである帯域分割FIRフ
ィルタ110a〜110dのインパルス応答は非対称で
ある。
【0054】また、分割フィルタバンク100内のダウ
ンサンプラ120a〜120dは、符号化効率を考慮し
て間引き数を分割フィルタバンク100における分割数
に等しい4として、帯域分割FIRフィルタ110a〜
110dの出力に対して間引き処理を行い、それぞれサ
ブバンド信号を出力する。
【0055】ADPCM量子化器130a〜130d
は、各サブバンド信号と過去のフレームのサブバンド信
号から算出された予測値との残差信号を量子化してスケ
ーラブルな符号語を出力する。また、ADPCM量子化
器130a〜130dは、残差信号から逆量子化値およ
びスケールファクタを算出する。
【0056】適応ビット割当器(決定手段)140は、
ADPCM量子化器130a〜130dによって算出さ
れた逆量子化値のエネルギーに基づき、各残差信号に割
り当てる量子化ビット数を決定する。
【0057】マルチプレクサ150は、ADPCM量子
化器130a〜130dから出力された符号語を多重し
て、多重信号であるビットストリームを整形する。
【0058】図2は、本発明の実施の形態1に係る音声
符号化装置の要部の構成を示すブロック図である。同図
においては、ADPCM量子化器130aの構成と適応
ビット割当器140とを示したが、他のADPCM量子
化器130b〜130dの構成も同様であり、それぞれ
適応ビット割当器140に接続されている。
【0059】図2において、加算器131は、ADPC
M量子化器130a〜130dに入力されたサブバンド
信号と予測値の差をとって、残差信号を生成する。量子
化部132は、生成された残差信号をスケールファクタ
を用いて量子化し、適応ビット割当器140により決定
された量子化ビット数の符号語を出力する。コアビット
抽出部133は、量子化部132によって出力された符
号語から重要度の低いビット(以下「LSB(Least Si
gnificant Bits)」という)を消去しコアビットを抽出
する。スケールファクタ適応部134は、抽出されたコ
アビットからスケールファクタを算出する。逆量子化部
135は、抽出されたコアビットを逆量子化し、逆量子
化値を予測部136、加算器137、および適応ビット
割当器140へ出力する。予測部136は、逆量子化値
と予測部136自身の出力とから零予測および極予測を
行い、サブバンド信号の次フレームの予測値を算出す
る。加算器137は、逆量子化値と予測部136によっ
て算出された予測値との和をとる。
【0060】次いで、上記のように構成された符号化装
置の動作について説明する。
【0061】音声符号化装置に入力された音声信号は分
割フィルタバンク100によって4つのサブバンド信号
に分割される。ここで、分割フィルタバンク100は、
コサイン変調フィルタバンクであり、基本フィルタであ
る帯域分割FIRフィルタ110a〜110dのインパ
ルス応答は非対称であるため、フィルタリングにより発
生する群遅延量が削減され、演算量を少なくすることが
できる。分割されたサブバンド信号は、それぞれADP
CM量子化器130a〜130dに入力される。
【0062】そして、ADPCM量子化器130a〜1
30dに入力されたサブバンド信号と、予測部136に
よって過去のフレームから算出された予測値との残差信
号が加算器131によって算出され、算出された残差信
号は量子化部132に入力される。残差信号は量子化部
132により量子化されて、適応ビット割当器140に
よって割り当てられた量子化ビット数の符号語となる。
残差信号の量子化には、スケールファクタ適応部134
により算出されるスケールファクタが用いられる。量子
化部132によって量子化された符号語は、マルチプレ
クサ150へと出力されるとともに、コアビット抽出部
133に入力されてLSBが消去されコアビットが抽出
される。抽出されたコアビットは、スケールファクタ適
応部134に入力されてスケールファクタが算出される
とともに、逆量子化部135へ入力される。ここで、ス
ケールファクタの整合性を保つために、量子化部132
によって量子化された符号語は、スケーラブルなものと
する。
【0063】逆量子化部135においては、スケールフ
ァクタ適応部134により算出されたスケールファクタ
が用いられて、コアビットが逆量子化される。コアビッ
トが逆量子化されて得られた逆量子化値は予測部136
に入力される。この入力値を零予測入力値という。ま
た、逆量子化値は、加算器137により、予測部136
から出力される過去のフレームの予測値と加算され、再
び予測部136へ入力される。この入力値を極予測入力
値という。零予測入力値と極予測入力値から予測部13
6によって、サブバンド信号の次フレームの予測値が算
出される。
【0064】また、例えばピッチ周期などの所定の数の
フレームを1つの単位として、逆量子化値は、適応ビッ
ト割当器140に入力される。適応ビット割当器140
においては、ADPCM量子化器130a〜130dか
ら出力された逆量子化値のエネルギー、すなわちサンプ
ルとなる逆量子化値の二乗和が算出され、算出された逆
量子化値のエネルギーに基づいて、ADPCM量子化器
130a〜130dのそれぞれにおいて量子化される各
残差信号に割り当てる量子化ビット数が決定される。
【0065】決定された量子化ビット数は、各ADPC
M量子化器130a〜130dの量子化部132に出力
され、量子化部132は上述のように、スケールファク
タを用いて次フレームの残差信号を量子化し、割り当て
られたビット数の符号語を出力する。各ADPCM量子
化器130a〜130dによって量子化された符号語
は、マルチプレクサ150によって多重され、多重信号
であるビットストリームに整形される。
【0066】図3は、量子化ビット数割り当ての一例を
示す図である。同図において、斜線で示すビットは、各
バンドにおけるコアビットを示しており、第1バンドで
は5ビット、第2バンドでは4ビット、第3バンドでは
3ビット、および第4バンドでは2ビットを占めてい
る。これらのコアビットはどのバンドにおいても常にそ
れぞれ一定であり、適応ビット割当器140によって適
応的に割り当てられるのは、図3において白色で示す2
ビット分である。この2ビットが、逆量子化値のエネル
ギーに応じて、各バンドに適応的に割り当てられる。
【0067】次に、本発明の実施の形態1に係る音声復
号化装置について説明する。
【0068】図4は、本発明の実施の形態1に係る音声
復号化装置の構成を示すブロック図である。同図におい
て、デマルチプレクサ(分割手段)200は、入力され
たビットストリームを、後述する適応ビット割当器22
0によって割り当てられた量子化ビット数ごとに分解し
てサブバンドごとの符号語に分割する。ADPCM逆量
子化器210a〜210dは、各符号語を逆量子化して
得られた復号残差信号と過去のフレームの符号語から算
出された予測値との和を復号サブバンド信号として出力
する。また、ADPCM逆量子化器210a〜210d
は、符号語からLSBを消去したコアビットのみの逆量
子化値およびスケールファクタを算出する。適応ビット
割当器(算出手段)220は、ADPCM逆量子化器2
10a〜210dによって算出されたコアビットの逆量
子化値のエネルギーに基づき、音声符号化装置によって
各残差信号に割り当てられた量子化ビット数を算出す
る。
【0069】合成フィルタバンク(合成手段)230
は、ADPCM逆量子化器210a〜210dから出力
された復号サブバンド信号を合成して復号信号を得る。
合成フィルタバンク230内のアップサンプラ240a
〜240dは、間引きされている復号サブバンド信号の
補間処理を行う。また、合成フィルタバンク230内の
帯域合成FIRフィルタ250a〜250dは、補間処
理された復号サブバンド信号に対して合成フィルタリン
グを行う。ここで、合成フィルタバンク230は、コサ
イン変調フィルタバンクであり、基本フィルタである帯
域合成FIRフィルタ250a〜250dはのインパル
ス応答は非対称である。
【0070】図5は、本発明の実施の形態1に係る音声
復号化装置の要部の構成を示すブロック図である。同図
においては、ADPCM逆量子化器210aの構成と適
応ビット割当器220とを示したが、他のADPCM逆
量子化器210b〜210dの構成も同様であり、それ
ぞれ適応ビット割当器220に接続されている。
【0071】図5において、コアビット抽出部211
は、ADPCM逆量子化器210a〜210dに入力さ
れた符号語からLSBを消去しコアビットを抽出する。
逆量子化部212は、抽出されたコアビットを逆量子化
し、逆量子化値を加算器214、予測部215、および
適応ビット割当器220へ出力する。スケールファクタ
適応部213は、抽出されたコアビットからスケールフ
ァクタを算出する。加算器214は、逆量子化値と予測
部215によって算出された予測値との和をとる。予測
部215は、逆量子化値と予測部215自身の出力から
零予測および極予測を行い、復号サブバンド信号の次フ
レームの予測値を算出する。逆量子化部216は、入力
された符号語をスケールファクタを用いて適応ビット割
当器220により算出された量子化ビット数ごとに逆量
子化し、復号残差信号を出力する。加算器217は、逆
量子化部216によって出力された復号残差信号と予測
値との和をとって、復号サブバンド信号を生成する。
【0072】次いで、上記のように構成された音声復号
化装置の動作について説明する。
【0073】音声復号化装置に入力されたビットストリ
ームはデマルチプレクサ200によって適応ビット割当
器220によって割り当てられた量子化ビット数ごとに
分解され、4つのサブバンドごとの符号語に分割され
る。分割された符号語は、それぞれADPCM逆量子化
器210a〜210dに入力される。
【0074】そして、ADPCM逆量子化器210a〜
210dに入力された符号語は、逆量子化部216によ
り、適応ビット割当器220によって割り当てられた量
子化ビット数ごとに逆量子化されて復号残差信号が出力
される。また、ADPCM逆量子化器210a〜210
dに入力された符号語は、コアビット抽出部211によ
ってLSBが消去されコアビットが抽出される。抽出さ
れたコアビットは、スケールファクタ適応部213に入
力されてスケールファクタが算出されるとともに、逆量
子化部212へ入力される。逆量子化部212において
は、スケールファクタ適応部213により算出されたス
ケールファクタが用いられて、コアビットが逆量子化さ
れる。コアビットが逆量子化されて得られた逆量子化値
は予測部215に入力される。この入力値を零予測入力
値という。また、逆量子化値は、加算器214により、
予測部215から出力される過去のフレームの予測値と
加算され、再び予測部215へ入力される。この入力値
を極予測入力値という。零予測入力値と極予測入力値か
ら予測部215によって、復号サブバンド信号の次フレ
ームの予測値が算出される。
【0075】また、例えばピッチ周期などの所定の数の
フレームを1つの単位として、逆量子化値は、適応ビッ
ト割当器220に入力される。適応ビット割当器220
においては、ADPCM逆量子化器210a〜210d
から出力された逆量子化値のエネルギー、すなわちサン
プルとなる逆量子化値の二乗和が算出され、算出された
逆量子化値のエネルギーに基づいて、符号化装置のAD
PCM量子化器130a〜130dのそれぞれにおいて
量子化された各残差信号に割り当てられた量子化ビット
数が算出される。
【0076】算出された量子化ビット数は、各ADPC
M逆量子化器210a〜210dの逆量子化部216に
出力され、逆量子化部216は上述のように、スケール
ファクタを用いて次フレームの符号語を、適応ビット割
当器220によって割り当てられたビット数ごとに逆量
子化して復号残差信号を出力する。出力された復号残差
信号は、加算器217によって予測部215から出力さ
れた予測値と加算され、復号サブバンド信号となり、A
DPCM逆量子化器210a〜210dから出力され
る。
【0077】各ADPCM逆量子化器210a〜210
dによって逆量子化された復号サブバンド信号は、合成
フィルタバンク230内のアップサンプラ240a〜2
40dによって補間処理され、帯域合成FIRフィルタ
250a〜250dによって合成フィルタリングされ、
加算器260a〜260cによって各帯域合成FIRフ
ィルタ250a〜250dからの出力が加算されて復号
信号となる。ここで、合成フィルタバンク230は、コ
サイン変調フィルタバンクであり、基本フィルタである
帯域合成FIRフィルタ250a〜250dのインパル
ス応答は非対称であるため、フィルタリングにより発生
する群遅延量が削減され、演算量を少なくすることがで
きる。
【0078】このように、本実施の形態の音声符号化装
置および音声復号化装置によれば、音声符号化装置にお
いては、周波数帯域ごとのサブバンド信号と予測値の残
差信号を量子化して符号語を出力し、出力された符号語
を逆量子化して逆量子化値のエネルギーを算出し、算出
されたエネルギーから各残差信号の次フレームを量子化
する際に割り当てる量子化ビット数を決定し、音声復号
化装置においては、音声符号化装置が逆量子化した符号
語と同一の符号語を逆量子化して逆量子化値のエネルギ
ーを算出し、算出されたエネルギーから音声符号化装置
において決定された各残差信号の次フレームに対して割
り当てられた量子化ビット数を算出するため、音声符号
化装置においては残差信号に適応的に量子化ビット数を
割り当てることができ、かつ、音声符号化装置が割り当
てた量子化ビット数を変更した場合でも、音声復号化装
置は変更したビット割り当てに関する情報を得ることな
く音声符号化装置によるビット割り当ての変更と同期し
て逆量子化することができる。したがって、音声符号化
装置は変更したビット割り当てに関する情報を音声復号
化装置に通知して同期させるということが必要ないた
め、音声情報の伝送効率を下げることなく音質の向上を
図ることができる。
【0079】(実施の形態2)本発明の実施の形態2に
係る音声符号化装置および音声復号化装置の特徴は、量
子化ビット数の最適値を決定するためにスケールファク
タを用いる点である。なお、実施の形態2に係る音声符
号化装置および音声復号化装置の構成は、実施の形態1
の図1および図4に示す音声符号化装置および音声復号
化装置と同様であり、その説明を省略する。
【0080】図6は、本発明の実施の形態2に係る音声
符号化装置の要部の構成を示すブロック図である。同図
においては、ADPCM量子化器130aの構成と適応
ビット割当器140aとを示したが、他のADPCM量
子化器130b〜130dの構成も同様であり、それぞ
れ適応ビット割当器140aに接続されている。また、
図2に示したブロック図と同様の構成については同じ番
号を付してその説明を省略する。
【0081】図6において、スケールファクタ適応部1
34aは、コアビット抽出部133によって抽出された
コアビットからスケールファクタを算出し、適応ビット
割当器140aへ出力する。逆量子化部135aは、コ
アビット抽出部133によって抽出されたコアビットを
逆量子化し、逆量子化値を予測部136および加算器1
37へ出力する。適応ビット割当器140aは、ADP
CM量子化器130a〜130dによって算出されたス
ケールファクタに基づき、各残差信号に割り当てる量子
化ビット数を決定する。
【0082】次いで、上記のように構成された音声符号
化装置の動作について説明する。
【0083】分割フィルタバンク100によって分割さ
れたサブバンド信号は、それぞれADPCM量子化器1
30a〜130dに入力される。そして、加算器131
によって、ADPCM量子化器130a〜130dに入
力されたサブバンド信号と、予測部136によって過去
のフレームから算出された残差信号が算出され、算出さ
れた残差信号は量子化部132に入力される。残差信号
は量子化部132により量子化されて、適応ビット割当
器140aによって割り当てられた量子化ビット数の符
号語となる。残差信号の量子化には、スケールファクタ
適応部134aにより算出されるスケールファクタが用
いられる。量子化部132によって量子化された符号語
は、マルチプレクサ150へ出力されるとともに、コア
ビット抽出部133に入力されてLSBが消去されてコ
アビットが抽出される。抽出されたコアビットは、スケ
ールファクタ適応部134aに入力されてスケールファ
クタが算出されるとともに、逆量子化部135aへ入力
される。ここで、スケールファクタの整合性を保つため
に、量子化部132によって量子化された符号語は、ス
ケーラブルなものとする。
【0084】逆量子化部135aにおいては、スケール
ファクタ適応部134aにより算出されたスケールファ
クタが用いられて、コアビットが逆量子化される。コア
ビットが逆量子化されて得られた逆量子化値から予測部
136により、サブバンド信号の次フレームの予測値が
算出される。
【0085】また、例えばピッチ周期などの所定の数の
フレームを1つの単位として、スケールファクタは、適
応ビット割当器140aに入力される。適応ビット割当
器140aにおいては、ADPCM量子化器130a〜
130dから出力されたスケールファクタの平均値をエ
ネルギーとみなして、実施の形態1と同様にADPCM
量子化器130a〜130dのそれぞれにおいて量子化
される各残差信号に割り当てる量子化ビット数が決定さ
れる。
【0086】決定された量子化ビット数は、各ADPC
M量子化器130a〜130dの量子化部132に出力
され、量子化部132は上述のように、スケールファク
タを用いて次フレームの残差信号を量子化し、割り当て
られたビット数の符号語を出力する。各ADPCM量子
化器130a〜130dによって量子化された符号語
は、マルチプレクサ150によって多重され、多重信号
であるビットストリームに整形される。
【0087】次に、本発明の実施の形態2に係る音声復
号化装置について説明する。実施の形態2に係る音声復
号化装置の構成は、実施の形態1の図4に示す音声復号
化装置と同様であり、その説明を省略する。
【0088】図7は、本発明の実施の形態2に係る音声
復号化装置の要部の構成を示すブロック図である。同図
においては、ADPCM逆量子化器210aの構成と適
応ビット割当器220aとを示したが、他のADPCM
逆量子化器210b〜210dの構成も同様であり、そ
れぞれ適応ビット割当器220aに接続されている。
【0089】図7において、コアビット抽出部211
は、ADPCM逆量子化器210a〜210dに入力さ
れた符号語からLSBを消去しコアビットを抽出する。
逆量子化部212aは、抽出されたコアビットを逆量子
化し、逆量子化値を加算器214および予測部215へ
出力する。スケールファクタ適応部213aは、抽出さ
れたコアビットからスケールファクタを算出し、適応ビ
ット割当器220aへ出力する。加算器214は、逆量
子化値と予測部215によって算出された予測値との和
をとる。予測部215は、逆量子化値と予測部215自
身の出力から零予測および極予測を行い、復号サブバン
ド信号の次フレームの予測値を算出する。逆量子化部2
16は、入力された符号語をスケールファクタを用いて
適応ビット割当器220により算出された量子化ビット
数ごとに逆量子化し、復号残差信号を出力する。加算器
217は、逆量子化部216によって出力された復号残
差信号と予測値との和をとって、復号サブバンド信号を
生成する。適応ビット割当器220aは、ADPCM逆
量子化器210a〜210dによって算出されたスケー
ルファクタに基づき、各残差信号に割り当てる量子化ビ
ット数を決定する。
【0090】次いで、上記のように構成された音声復号
化装置の動作について説明する。
【0091】デマルチプレクサ200によって分割され
た符号語は、それぞれADPCM逆量子化器210a〜
210dに入力される。そして、ADPCM逆量子化器
210a〜210dに入力された符号語は、逆量子化部
216により、適応ビット割当器220aによって割り
当てられた量子化ビット数ごとに逆量子化されて復号残
差信号が出力される。また、ADPCM逆量子化器21
0a〜210dに入力された符号語は、コアビット抽出
部211によってLSBが消去されコアビットが抽出さ
れる。抽出されたコアビットは、スケールファクタ適応
部213aに入力されてスケールファクタが算出される
とともに、逆量子化部212aへ入力される。逆量子化
部212aにおいては、スケールファクタ適応部213
aにより算出されたスケールファクタが用いられて、コ
アビットが逆量子化される。コアビットが逆量子化され
て得られた逆量子化値は予測部215に入力される。予
測部215においては、入力された逆量子化値から復号
サブバンド信号の次フレームの予測値が算出される。
【0092】また、例えばピッチ周期などの所定の数の
フレームを1つの単位として、スケールファクタは、適
応ビット割当器220aに入力される。適応ビット割当
器220aにおいては、ADPCM逆量子化器210a
〜210dから出力されたスケールファクタの平均値を
エネルギーとみなして、実施の形態1と同様に符号化装
置のADPCM量子化器130a〜130dのそれぞれ
において量子化された各残差信号に割り当てられた量子
化ビット数が算出される。
【0093】算出された量子化ビット数は、各ADPC
M逆量子化器210a〜210dの逆量子化部216に
出力され、逆量子化部216は上述のように、スケール
ファクタを用いて次フレームの符号語を、適応ビット割
当器220aによって割り当てられたビット数ごとに逆
量子化して復号残差信号を出力する。出力された復号残
差信号は、加算器217によって予測部215から出力
された予測値と加算され、復号サブバンド信号となり、
ADPCM逆量子化器210a〜210dから出力され
る。各ADPCM逆量子化器210a〜210dによっ
て逆量子化された復号サブバンド信号は、合成フィルタ
バンク230によって合成されて復号信号となる。
【0094】このように、本実施の形態の音声符号化装
置および音声復号化装置によれば、音声符号化装置にお
いては、周波数帯域ごとのサブバンド信号と予測値の残
差信号を量子化して符号語を出力し、出力された符号語
のコアビットからスケールファクタを算出し、算出され
たスケールファクタから各残差信号の次フレームを量子
化する際に割り当てる量子化ビット数を決定し、音声復
号化装置においては、音声符号化装置が逆量子化した符
号語と同一の符号語のコアビットからスケールファクタ
を算出し、算出されたスケールファクタから音声符号化
装置において決定された各残差信号の次フレームに対し
て割り当てられた量子化ビット数を算出するため、音声
符号化装置においては残差信号に適応的に量子化ビット
数を割り当てることができ、かつ、音声符号化装置が割
り当てた量子化ビット数を変更した場合でも、音声復号
化装置は変更したビット割り当てに関する情報を得るこ
となく音声符号化装置によるビット割り当ての変更と同
期して逆量子化することができる。したがって、音声情
報の伝送効率を下げることなく音質の向上を図ることが
できるなお、上記の各実施の形態においては、分割フィ
ルタバンクによって入力信号が4分割される構成とした
が、これに限定されず、入力信号が周波数帯域によって
2以上に分割される構成であればよい。ただし、分割数
を多くすることにより、量子化対象信号が平滑化され、
スケールファクタの追従性は向上する。加えて、分割フ
ィルタバンクがコサイン変調フィルタである場合は、分
割数を多くすることにより、基本フィルタのタップ数が
増え、遅延量の増加を抑制する。
【0095】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
音質の向上を図ることができる音声符号化装置・方法お
よび音声復号化装置・方法を提供することができるもの
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1および実施の形態2に係
る音声符号化装置の構成を示すブロック図
【図2】本発明の実施の形態1に係る音声符号化装置の
要部の構成を示すブロック図
【図3】本発明の実施の形態1に係る量子化ビット数割
り当ての一例を示す図
【図4】本発明の実施の形態1および実施の形態2に係
る音声復号化装置の構成を示すブロック図
【図5】本発明の実施の形態1に係る音声復号化装置の
要部の構成を示すブロック図
【図6】本発明の実施の形態2に係る音声符号化装置の
要部の構成を示すブロック図
【図7】本発明の実施の形態2に係る音声復号化装置の
要部の構成を示すブロック図
【図8】従来の2分割のサブバンドADPCMにおいて
用いられる音声符号化装置および音声復号化装置の構成
を示すブロック図
【符号の説明】
100 分割フィルタバンク(分割手段) 130a,130b,130c,130d ADPCM
量子化器(量子化手段) 132 量子化部(量子化手段) 133,211 コアビット抽出部(抽出手段) 134,134a,213,213a スケールファク
タ適応部(取得手段) 135,135a,212,212a,216 逆量子
化部(逆量子化手段) 140,140a,220,220a 適応ビット割当
器(決定手段) 200 デマルチプレクサ(分割手段) 210a,210b,210c,210d ADPCM
逆量子化器(逆量子化手段) 230 合成フィルタバンク(合成手段)

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 サブバンドADPCM方式により音声信
    号の符号化を行う音声符号化装置であって、 与えられたサブバンド信号を割り当てビット数に従って
    量子化して符号語を生成する量子化手段と、 前記量子化手段で用いられる前記割り当てビット数の最
    適値を決定する決定手段と、 を有することを特徴とする音声符号化装置。
  2. 【請求項2】 サブバンドADPCM方式により音声信
    号の符号化を行う音声符号化装置であって、 与えられたサブバンド信号を割り当てビット数に従って
    量子化してスケーラブルな符号語を生成する量子化手段
    と、 前記量子化手段によって生成された前記符号語からコア
    ビットを抽出する抽出手段と、 前記抽出手段によって抽出された前記コアビットを逆量
    子化する逆量子化手段と、 前記逆量子化手段から出力された逆量子化信号のエネル
    ギーに基づいて、前記量子化手段で用いられる前記割り
    当てビット数の最適値を決定する決定手段と、 を有することを特徴とする音声符号化装置。
  3. 【請求項3】 前記逆量子化手段から出力された逆量子
    化信号のピッチ周期を検出する検出手段をさらに有し、 前記決定手段は、 前記検出手段によって検出された前記ピッチ周期ごとに
    前記逆量子化信号のエネルギーに基づく前記割り当てビ
    ット数の最適値の決定処理を行うことを特徴とする請求
    項2記載の音声符号化装置。
  4. 【請求項4】 サブバンドADPCM方式により音声信
    号の符号化を行う音声符号化装置であって、 与えられたサブバンド信号を割り当てビット数に従って
    量子化してスケーラブルな符号語を生成する量子化手段
    と、 前記量子化手段によって生成された前記符号語からコア
    ビットを抽出する抽出手段と、 前記抽出手段によって抽出された前記コアビットからス
    ケールファクタを取得する取得手段と、 前記取得手段によって取得された前記スケールファクタ
    に基づいて、前記量子化手段で用いられる前記割り当て
    ビット数の最適値を決定する決定手段と、 を有することを特徴とする音声符号化装置。
  5. 【請求項5】 前記抽出手段によって抽出された前記コ
    アビットを逆量子化する逆量子化手段と、 前記逆量子化手段から出力された逆量子化信号のピッチ
    周期を検出する検出手段と、をさらに有し、 前記決定手段は、 前記検出手段によって検出された前記ピッチ周期ごとに
    前記スケールファクタに基づく前記割り当てビット数の
    最適値の決定処理を行うことを特徴とする請求項4記載
    の音声符号化装置。
  6. 【請求項6】 入力信号を複数の周波数帯域に分割して
    複数の前記サブバンド信号を生成する分割手段をさらに
    有し、 前記分割手段は、コサイン変調フィルタバンクを有し、
    前記コサイン変調フィルタバンクは、インパルス応答が
    非対称な基本フィルタを有することを特徴とする請求項
    2または4記載の音声符号化装置。
  7. 【請求項7】 サブバンドADPCM方式により音声信
    号の復号化を行う音声復号化装置であって、 与えられた符号語を割り当てビット数に従って逆量子化
    して復号サブバンド信号を生成する逆量子化手段と、 前記逆量子化手段で用いられる前記割り当てビット数の
    最適値を決定する決定手段と、 を有することを特徴とする音声復号化装置。
  8. 【請求項8】 サブバンドADPCM方式により音声信
    号の復号化を行う音声復号化装置であって、 与えられたスケーラブルな符号語を割り当てビット数に
    従って逆量子化して復号サブバンド信号を生成する第1
    逆量子化手段と、 前記スケーラブルな符号語からコアビットを抽出する抽
    出手段と、 前記抽出手段によって抽出された前記コアビットを逆量
    子化する第2逆量子化手段と、 前記第2逆量子化手段から出力された逆量子化信号のエ
    ネルギーに基づいて、前記第1逆量子化手段で用いられ
    る前記割り当てビット数の最適値を決定する決定手段
    と、 を有することを特徴とする音声復号化装置。
  9. 【請求項9】 前記第2逆量子化手段から出力された逆
    量子化信号のピッチ周期を検出する検出手段をさらに有
    し、 前記決定手段は、 前記検出手段によって検出された前記ピッチ周期ごとに
    前記逆量子化信号のエネルギーに基づく前記割り当てビ
    ット数の最適値の決定処理を行うことを特徴とする請求
    項8記載の音声復号化装置。
  10. 【請求項10】 サブバンドADPCM方式により音声
    信号の復号化を行う音声復号化装置であって、 与えられたスケーラブルな符号語を割り当てビット数に
    従って逆量子化して復号サブバンド信号を生成する第1
    逆量子化手段と、 前記スケーラブルな符号語からコアビットを抽出する抽
    出手段と、 前記抽出手段によって抽出された前記コアビットからス
    ケールファクタを取得する取得手段と、 前記取得手段によって取得された前記スケールファクタ
    に基づいて、前記第1逆量子化手段で用いられる前記割
    り当てビット数の最適値を決定する決定手段と、 を有することを特徴とする音声復号化装置。
  11. 【請求項11】 前記抽出手段によって抽出された前記
    コアビットを逆量子化する第2逆量子化手段と、 前記第2逆量子化手段から出力された逆量子化信号のピ
    ッチ周期を検出する検出手段と、をさらに有し、 前記決定手段は、 前記検出手段によって検出された前記ピッチ周期ごとに
    前記スケールファクタに基づく前記割り当てビット数の
    最適値の決定処理を行うことを特徴とする請求項10記
    載の音声復号化装置。
  12. 【請求項12】 前記第1逆量子化手段によって生成さ
    れた復号サブバンド信号を合成する合成手段をさらに有
    し、 前記合成手段は、コサイン変調フィルタバンクを有し、
    前記コサイン変調フィルタバンクは、インパルス応答が
    非対称な基本フィルタを有することを特徴とする請求項
    8または10記載の音声復号化装置。
  13. 【請求項13】 請求項1から請求項6のいずれかに記
    載の音声符号化装置を有することを特徴とするデジタル
    ワイヤレスマイクロホン送信システム。
  14. 【請求項14】 請求項7から請求項12のいずれかに
    記載の音声復号化装置を有することを特徴とするデジタ
    ルワイヤレスマイクロホン受信システム。
  15. 【請求項15】 サブバンドADPCM方式により音声
    信号の符号化を行う音声符号化方法であって、 与えられたサブバンド信号を割り当てビット数に従って
    量子化して符号語を生成する量子化ステップと、 前記量子化ステップで用いる前記割り当てビット数の最
    適値を決定する決定ステップと、 を有することを特徴とする音声符号化方法。
  16. 【請求項16】 サブバンドADPCM方式により音声
    信号の符号化を行う音声符号化方法であって、 与えられたサブバンド信号を割り当てビット数に従って
    量子化してスケーラブルな符号語を生成する量子化ステ
    ップと、 前記量子化ステップで生成した前記符号語からコアビッ
    トを抽出する抽出ステップと、 前記抽出ステップで抽出した前記コアビットを逆量子化
    して逆量子化信号を出力する逆量子化ステップと、 前記逆量子化ステップで出力した逆量子化信号のエネル
    ギーに基づいて、前記量子化ステップで用いる前記割り
    当てビット数の最適値を決定する決定ステップと、 を有することを特徴とする音声符号化方法。
  17. 【請求項17】 サブバンドADPCM方式により音声
    信号の符号化を行う 音声符号化方法であって、与えられたサブバンド信号を
    割り当てビット数に従って量子化してスケーラブルな符
    号語を生成する量子化ステップと、 前記量子化ステップで生成した前記符号語からコアビッ
    トを抽出する抽出ステップと、 前記抽出ステップで抽出した前記コアビットからスケー
    ルファクタを取得する取得ステップと、 前記取得ステップで取得した前記スケールファクタに基
    づいて、前記量子化ステップで用いる前記割り当てビッ
    ト数の最適値を決定する決定ステップと、 を有することを特徴とする音声符号化方法。
  18. 【請求項18】 サブバンドADPCM方式により符号
    語の復号化を行う音声復号化方法であって、 与えられた符号語を割り当てビット数に従って逆量子化
    して復号サブバンド信号を生成する逆量子化ステップ
    と、 前記逆量子化ステップで用いる前記割り当てビット数の
    最適値を決定する決定ステップと、 を有することを特徴とする音声復号化方法。
  19. 【請求項19】 サブバンドADPCM方式により音声
    信号の復号化を行う音声復号化方法であって、 与えられたスケーラブルな符号語を割り当てビット数に
    従って逆量子化して復号サブバンド信号を生成する第1
    逆量子化ステップと、 前記スケーラブルな符号語からコアビットを抽出する抽
    出ステップと、 前記抽出ステップで抽出した前記コアビットを逆量子化
    して逆量子化信号を出力する第2逆量子化ステップと、 前記第2逆量子化ステップで出力した逆量子化信号のエ
    ネルギーに基づいて、前記第1逆量子化ステップで用い
    る前記割り当てビット数の最適値を決定する決定ステッ
    プと、 を有することを特徴とする音声復号化方法。
  20. 【請求項20】 サブバンドADPCM方式により音声
    信号の復号化を行う音声復号化方法であって、 与えられたスケーラブルな符号語を割り当てビット数に
    従って逆量子化して復号サブバンド信号を生成する第1
    逆量子化ステップと、 前記スケーラブルな符号語からコアビットを抽出する抽
    出ステップと、 前記抽出ステップで抽出した前記コアビットからスケー
    ルファクタを取得する取得ステップと、 前記取得ステップで取得した前記スケールファクタに基
    づいて、前記第1逆量子化ステップで用いる前記割り当
    てビット数の最適値を決定する決定ステップと、 を有することを特徴とする音声復号化方法。
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