JP2003149611A - 平面導波路型光回路及び光伝送システム - Google Patents

平面導波路型光回路及び光伝送システム

Info

Publication number
JP2003149611A
JP2003149611A JP2001352090A JP2001352090A JP2003149611A JP 2003149611 A JP2003149611 A JP 2003149611A JP 2001352090 A JP2001352090 A JP 2001352090A JP 2001352090 A JP2001352090 A JP 2001352090A JP 2003149611 A JP2003149611 A JP 2003149611A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal light
loss
optical
wavelength band
optical circuit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001352090A
Other languages
English (en)
Inventor
Hitoshi Hatayama
均 畑山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Electric Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Electric Industries Ltd filed Critical Sumitomo Electric Industries Ltd
Priority to JP2001352090A priority Critical patent/JP2003149611A/ja
Priority to US10/291,779 priority patent/US6829407B2/en
Publication of JP2003149611A publication Critical patent/JP2003149611A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B6/00Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings
    • G02B6/24Coupling light guides
    • G02B6/26Optical coupling means
    • G02B6/28Optical coupling means having data bus means, i.e. plural waveguides interconnected and providing an inherently bidirectional system by mixing and splitting signals
    • G02B6/293Optical coupling means having data bus means, i.e. plural waveguides interconnected and providing an inherently bidirectional system by mixing and splitting signals with wavelength selective means
    • G02B6/29346Optical coupling means having data bus means, i.e. plural waveguides interconnected and providing an inherently bidirectional system by mixing and splitting signals with wavelength selective means operating by wave or beam interference
    • G02B6/2935Mach-Zehnder configuration, i.e. comprising separate splitting and combining means
    • G02B6/29352Mach-Zehnder configuration, i.e. comprising separate splitting and combining means in a light guide
    • G02B6/29355Cascade arrangement of interferometers
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B6/00Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings
    • G02B6/10Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings of the optical waveguide type
    • G02B6/12Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings of the optical waveguide type of the integrated circuit kind
    • G02B6/12007Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings of the optical waveguide type of the integrated circuit kind forming wavelength selective elements, e.g. multiplexer, demultiplexer
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B10/00Transmission systems employing electromagnetic waves other than radio-waves, e.g. infrared, visible or ultraviolet light, or employing corpuscular radiation, e.g. quantum communication
    • H04B10/29Repeaters
    • H04B10/291Repeaters in which processing or amplification is carried out without conversion of the main signal from optical form
    • H04B10/293Signal power control
    • H04B10/2933Signal power control considering the whole optical path
    • H04B10/2935Signal power control considering the whole optical path with a cascade of amplifiers
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B6/00Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings
    • G02B6/10Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings of the optical waveguide type
    • G02B6/12Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings of the optical waveguide type of the integrated circuit kind
    • G02B2006/12133Functions
    • G02B2006/12159Interferometer

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Electromagnetism (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Optical Modulation, Optical Deflection, Nonlinear Optics, Optical Demodulation, Optical Logic Elements (AREA)
  • Optical Communication System (AREA)
  • Optical Integrated Circuits (AREA)
  • Lasers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 信号光波長帯域内にある信号光に対する信号
光パワーの調整に適用でき、かつ、ラマン増幅用の励起
光などの異なる波長帯域の光を良好に保持することが可
能な平面導波路型光回路、及び光伝送システムを提供す
る。 【解決手段】 信号光波長帯域内にある信号光に対し
て、波長に対する損失傾斜が可変の損失傾斜調整器10
を設け、信号光入力端111から入力された信号光が、
損失傾斜調整器10で所定の損失傾斜によって損失が与
えられて、信号光出力端112から出力される平面導波
路型光回路1の構成とする。そして、損失傾斜調整器1
0を、損失設定用光回路11と損失制御用光回路12と
から、所定の第2波長帯域の光(例えばラマン増幅用の
励起光)が入力されたときにその光が略一定の損失で通
過されるように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、多波長信号光が伝
送される波長多重伝送システムなどに対して好適に適用
することが可能な平面導波路型光回路に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】光ファイバ増幅器は、光伝送システムに
おいて光ファイバ伝送路を伝送される信号光に対して、
光伝送路での伝送損失を補償すべく信号光を光増幅する
ものである。光伝送路上に設置される光ファイバ増幅器
は、光伝送路としても機能する増幅用光ファイバと、増
幅用光ファイバへと励起光を供給する励起光供給手段と
を備えて構成される。そして、励起光が供給されている
増幅用光ファイバに信号光が入力されると、その信号光
は、増幅用光ファイバにおいて光増幅されて出力され
る。このような光ファイバ増幅器としては、Er(エル
ビウム)などの希土類元素を添加する希土類元素添加フ
ァイバ増幅器と、誘導ラマン散乱によるラマン増幅現象
を利用するラマン増幅器とが用いられている。
【0003】上述した光増幅器のうち、ラマン増幅器
は、励起光の波長を適当に選択することによって、任意
の波長帯域を増幅波長帯域とすることが可能であるとい
う利点を有している。また、ラマン増幅用光ファイバに
対して、互いに異なる波長を有する励起光をそれぞれ供
給する複数の励起光源を設ければ、複数の励起光それぞ
れの波長によって決まる波長帯域を増幅波長帯域とし
て、信号光の光増幅を行うことができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】近年、光伝送路に互い
に異なる波長を有する複数の信号光からなる多波長信号
光を伝送させる波長多重(WDM:Wavelength Divisio
n Multiplexing)伝送システムの開発と利用が進められ
ている。このようなWDM伝送システムに光増幅器を適
用する場合、多波長信号光のそれぞれを互いに等しい利
得で一括して光増幅するとともに、多波長信号光のそれ
ぞれのパワーを一定範囲のパワー値として出力すること
が重要となる。これに対して、光増幅器において信号光
の光増幅利得を平坦化するため、増幅用の光導波路にお
ける利得スペクトルと同様の損失の波長依存性(損失傾
斜)を有する光フィルタが利得等化器として用いられ
る。
【0005】例えば、文献1「K. Inoue, et al., "Tun
able Gain Equalization Using a Mach-Zehnder Optica
l Filter in Multistage Fiber Amplifiers", IEEE Pho
tonics Technology Letters, Vol.3, No.8, pp.718-720
(1991)」や、文献2「G. H.B. Thompson, et al., "Pl
anar Waveguide Filters for Dynamic Equalizationof
EDFA Spectra", ECOC'99 (1999)」には、マッハツェン
ダ干渉計を用いた光フィルタにより光増幅器の利得平坦
化を図る技術が記載されている。これらの文献に記載さ
れた技術は、マッハツェンダ干渉計における各光カプラ
及び分岐光路それぞれの温度を入力信号光パワーに応じ
て調整することにより、光フィルタでの波長に対する損
失傾斜を調整して、信号光パワーの変動に伴う利得傾斜
の変動を補償しようとするものである。このような利得
平坦化は、WDM伝送システムの大容量化を進める上で
も重要である。
【0006】一方、WDM伝送システムでは、所定の信
号光波長帯域内にある多波長信号光が伝送される光伝送
路に対して、多波長信号光をラマン増幅することが可能
な励起光が合波されて光伝送路上を伝搬される場合があ
る。このようなWDM伝送システムに対して上記の光フ
ィルタをそのまま適用すると、多波長信号光の信号光パ
ワーの傾斜が補償される一方で、信号光波長帯域外にあ
るラマン増幅用の励起光が好適な状態に保持されなくな
るという問題を生じる。
【0007】本発明は、以上の問題点を解決するために
なされたものであり、信号光波長帯域内にある信号光に
対する信号光パワーの調整に適用でき、かつ、信号光を
ラマン増幅するための励起光などの異なる波長帯域の光
を良好に保持することが可能な平面導波路型光回路、及
び光伝送システムを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、本発明による平面導波路型光回路は、基板
と、基板上に所定の導波路パターンで形成された光導波
路とを有して構成された光回路であって、(1)所定の
信号光波長帯域にある信号光を入力する信号光入力端
と、(2)信号光入力端に入力された信号光を出力する
信号光出力端と、(3)信号光入力端及び信号光出力端
の間に設けられ、信号光に対して所定の波長に対する損
失傾斜によって損失を与えるとともに、損失傾斜が可変
に制御可能な損失傾斜調整器とを備え、(4)損失傾斜
調整器は、信号光波長帯域とは異なる所定の第2波長帯
域に対して、損失傾斜の変化にかかわらず、信号光入力
端または信号光出力端の一方から入力された第2波長帯
域の光が略一定の損失で他方へと出力されるように構成
されていることを特徴とする。
【0009】上記した平面導波路型光回路においては、
信号光波長帯域内にある波長を有する信号光に対して、
可変の損失傾斜によって損失を与える損失傾斜調整器を
含んで光回路を構成している。そして、信号光波長帯域
外にある所定の波長帯域の光が入力されたときに、その
光が略一定の損失(例えば、所定の損失値以下の低い損
失)で通過されるように、損失傾斜調整器での光回路を
構成している。
【0010】このような構成を有する平面導波路型光回
路によれば、信号光パワーの傾斜の補償が必要な信号光
波長帯域にある信号光に対して、可変の損失傾斜で損失
を与えることによって、その信号光パワーを調整するこ
とができる。また、信号光とともに光伝送路を伝送され
ており、かつ、補償が不必要な光については、充分に低
い損失で光回路を通過させることができる。これによ
り、信号光波長帯域外で所定波長の光に余分な損失を与
えることなく良好な状態に保持しつつ、信号光に対する
損失を調整することが可能な光回路が実現される。
【0011】また、損失傾斜調整器は、損失傾斜の波長
に対するスペクトル形状を設定するための損失設定用光
回路と、損失傾斜を可変に制御するための損失制御用光
回路とを直列接続して構成されていることを特徴とす
る。
【0012】このように、損失設定の機能を有する光回
路と、損失制御の機能を有する光回路とを組み合わせて
損失傾斜調整器を構成することにより、信号光波長帯域
にある信号光に対する損失の調整と、第2波長帯域の光
に対する損失の保持とを好適に両立することができる。
【0013】このような構成において、損失設定用光回
路は、信号光入力端と信号光出力端との間で、信号光及
び第2波長帯域の光を導波する主導波路と、少なくとも
2つの光カプラを介して主導波路と光結合されて、主導
波路及び光カプラとともにマッハツェンダ干渉計を構成
する副導波路とを有することが好ましい。
【0014】また、損失制御用光回路は、信号光入力端
と信号光出力端との間で、信号光及び第2波長帯域の光
を導波する主導波路と、少なくとも2つの光カプラを介
して主導波路と光結合されて、主導波路及び光カプラと
ともにマッハツェンダ干渉計を構成する副導波路と、主
導波路または副導波路の温度を調整することによって、
損失傾斜を可変に制御する温度調整手段とを有すること
が好ましい。
【0015】このように、マッハツェンダ干渉計を利用
して平面導波路型光回路での損失傾斜調整器を構成する
ことにより、光回路の構成を極力簡単化して、小型の平
面導波路型光回路とすることができる。あるいは、損失
傾斜調整器として、他の構成の光回路を用いても良い。
【0016】また、損失傾斜調整器は、複数の損失設定
用光回路と、複数の損失制御用光回路とを多段に直列接
続して構成されていることを特徴とする。
【0017】これのような光回路の構成によれば、損失
傾斜調整器における損失傾斜のスペクトル形状の設定の
自由度と、損失傾斜を可変に調整する場合の損失の制御
性とが向上される。
【0018】上記構成を有する光回路に適用される信号
光波長帯域及び第2波長帯域については、信号光は、信
号光波長帯域内で互いに異なる波長を有する複数の信号
光からなる多波長信号光であり、かつ、第2波長帯域の
光は、多波長信号光をラマン増幅することが可能な励起
光波長帯域内の波長を有する励起光であることを特徴と
する。
【0019】これにより、例えば波長1.55μm帯な
どの所定の信号光波長帯域での多波長信号光の信号光パ
ワーが調整されるとともに、多波長信号光を好適にラマ
ン増幅する励起光を一定の損失で通過させることが可能
な光回路が実現される。この場合の具体的な波長帯域と
しては、例えば、信号光波長帯域は、波長1.50μm
〜1.62μmの波長帯域を含み、かつ、第2波長帯域
は、波長1.40μm〜1.42μmの波長帯域を含む
ことが好ましい。
【0020】また、本発明による光伝送システムは、所
定の信号光波長帯域にある信号光が伝送される光伝送路
と、光伝送路上の所定位置に設置されて、信号光に対し
て所定の波長に対する損失傾斜によって損失を与える上
記した平面導波路型光回路とを備えることを特徴とす
る。
【0021】このように、上記構成の光回路を光伝送シ
ステムに適用することにより、伝送される信号光の信号
光パワーが好適に調整されるとともに、光パワーの調整
が不必要な光が良好な状態に保持される光伝送システム
が実現される。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、図面とともに本発明による
平面導波路型光回路及び光伝送システムの好適な実施形
態について詳細に説明する。なお、図面の説明において
は同一要素には同一符号を付し、重複する説明を省略す
る。また、図面の寸法比率は、説明のものと必ずしも一
致していない。
【0023】まず、本発明による平面導波路型光回路の
基本構成について説明する。
【0024】図1は、平面導波路型光回路の第1実施形
態を模式的に示す構成図である。本実施形態の平面導波
路型光回路1は、基板と、基板上に所定の導波路パター
ンで形成された光導波路とを有して構成された光回路
(光部品)である。特に、本平面導波路型光回路は、多
波長信号光が伝送される波長多重(WDM)伝送システ
ムなどに対して好適に適用することが可能に構成されて
いる。
【0025】図1に示した平面導波路型光回路1は、損
失傾斜調整器10を含んで構成された光回路である。本
光回路1は、所定の信号光波長帯域内にある波長を有す
る信号光(図1中、波長λs及び実線矢印で表す)に対
して、所定の損失傾斜(損失の波長依存性)によって損
失を与える光フィルタとして機能する。また、本光回路
1は、信号光波長帯域とは異なる波長帯域である所定の
第2波長帯域について、第2波長帯域の光(図1中、波
長λ2及び点線矢印で表す)を所定の損失で通過させ
る。
【0026】光回路1の信号光伝送方向に対して入力側
には、信号光入力端111が設けられている。この信号
光入力端111は、信号光入力用の光伝送路16に接続
されており、光伝送路16からの信号光を光回路1へと
入力する。また、信号光伝送方向に対して出力側には、
信号光出力端112が設けられている。この信号光出力
端112は、信号光出力用の光伝送路17に接続されて
おり、信号光入力端111から入力された信号光を光伝
送路17へと出力する。
【0027】信号光入力端111と、信号光出力端11
2との間の光導波路上には、上述した損失傾斜調整器1
0が設置されている。この損失傾斜調整器10は、信号
光入力端111側の光導波路から入力された信号光に所
定の損失傾斜によって損失を与えて、信号光出力端11
2側の光導波路へと出力する。
【0028】本光回路1においては、この信号光に対し
て損失を与えるための損失傾斜調整器10が、信号光波
長帯域の光に与える損失について、波長に対する損失傾
斜が可変に制御可能なように構成されている。損失傾斜
調整器10での損失傾斜は電気的に調整することが可能
であり、例えば、図1に示すように、損失傾斜制御部1
5からの制御信号等によって制御される。
【0029】また、この損失傾斜調整器10は、信号光
入力端111または信号光出力端112の一方から入力
された第2波長帯域の光に対して、その光が略一定の損
失で損失傾斜調整器10を通過して、信号光入力端11
1または信号光出力端112の他方から出力されるよう
に構成されている。
【0030】本実施形態の光回路1においては、損失傾
斜調整器10は、損失設定用光回路11と、損失制御用
光回路12との2つの光回路部分を有している。損失設
定用光回路11は、主に損失傾斜の波長に対するスペク
トル形状を設定するための光回路である。また、損失制
御用光回路12は、主に損失傾斜を可変に制御するため
の光回路である。
【0031】本光回路1の損失傾斜調整器10では、こ
れらの損失設定用光回路11と損失制御用光回路12と
を直列接続した光回路の構成により、信号光波長帯域に
ある信号光及び第2波長帯域の光に対する上述した光学
特性を実現している。なお、この構成においては、損失
傾斜制御部15は、損失傾斜調整器10に含まれている
損失制御用光回路12を制御することによって、損失傾
斜調整器10での損失傾斜を制御する。
【0032】本実施形態の平面導波路型光回路の効果に
ついて説明する。
【0033】図1に示した平面導波路型光回路1におい
ては、信号光波長帯域内にある波長λsを有する信号光
に対して、可変の損失傾斜によって損失を与える損失傾
斜調整器10を含んで光回路1を構成している。そし
て、信号光波長帯域外で第2波長帯域内にある波長λ2
を有する光が入力されたときに、その光が略一定の損失
で通過されるように、損失傾斜調整器10での光回路を
構成している。
【0034】このような構成を有する平面導波路型光回
路1によれば、信号光パワーの傾斜の補償などのため
に、信号光パワーの調整が必要な信号光に対して、可変
の損失傾斜で損失を与えることによって、その信号光パ
ワーを調整することができる。また、信号光とともに光
伝送路を伝送されており、かつ、光パワーの調整が不必
要な光については、損失傾斜の変化にかかわらず、充分
に低い損失などの所望の損失で光回路1を通過させるこ
とができる。これにより、信号光波長帯域外で所定波長
の光に余分な損失を与えることなく良好な状態に保持し
つつ、信号光に対する損失を調整することが可能な光回
路が実現される。
【0035】また、本実施形態の平面導波路型光回路1
においては、損失傾斜調整器10が損失設定用光回路1
1と損失制御用光回路12とを有している。このよう
に、損失設定の機能を有する光回路と、損失制御の機能
を有する光回路とを組み合わせて損失傾斜調整器10を
構成することにより、信号光波長帯域にある信号光に対
する損失の調整と、第2波長帯域の光に対する損失の保
持とを好適に両立することができる。
【0036】なお、損失傾斜調整器10での第2波長帯
域の光に対する損失値については、信号光及び第2波長
帯域の光に対する光回路1の光学特性や、光伝送システ
ムでの第2波長帯域の光の必要な強度等を考慮して、好
適な値に設定することが好ましい。例えば、第2波長帯
域の光に対して損失の目標値を設定し、その目標値の近
傍で略一定の損失となるようにしても良い。あるいは、
信号光に対する損失に比べて一定とみなせる程度の低い
損失値を損失閾値として設定し、その閾値以下で略一定
の損失となるようにしても良い。
【0037】また、図1に示した構成を有する光回路1
に適用される信号光波長帯域及び第2波長帯域について
は、信号光は、信号光波長帯域内で互いに異なる波長を
有する複数の信号光からなる多波長信号光であることが
好ましい。また、このような信号光に対して、第2波長
帯域の光は、多波長信号光をラマン増幅することが可能
な励起光波長帯域内の波長を有する励起光であることが
好ましい。
【0038】これにより、例えば波長1.55μm帯な
どの所定の信号光波長帯域での多波長信号光の信号光パ
ワーが調整されるとともに、多波長信号光を好適にラマ
ン増幅する励起光を略一定の損失で通過させることが可
能な光回路が実現される。このような光回路は、例え
ば、光増幅器としてラマン増幅器を備えている波長多重
(WDM)伝送システムに対して、利得の平坦化などの
ために適用する信号光パワー調整用の光回路として好適
に利用することができる。
【0039】ここで、WDM伝送システムに適用される
ラマン増幅器における多波長信号光のラマン増幅、及び
ラマン増幅に用いられる励起光の励起光波長帯域等につ
いて説明する。
【0040】誘導ラマン散乱によるラマン増幅現象を利
用するラマン増幅器では、EDFAなどの希土類元素添
加ファイバ増幅器とは異なり、通常の光ファイバ伝送路
を構成している石英系の光ファイバなどをラマン増幅用
光ファイバとして利用することが可能である。このた
め、ラマン増幅器が設置されたWDM伝送システムにお
いては、信号光と、信号光をラマン増幅するための励起
光とが、ともに通常の光ファイバ伝送路上などを伝搬さ
れる場合がある。
【0041】このようなWDM伝送システムに対して、
光増幅器での光増幅利得を平坦化するために信号光に損
失を与える光フィルタを適用すると、利得平坦化の必要
がない励起光に対しても光フィルタにおいて余分な損失
が与えられることとなる。特に、このような光フィルタ
は、通常、利得平坦化の対象となっている多波長信号光
に対する信号光波長帯域での光学特性のみを考慮して設
計される。このため、励起光波長帯域の光に対する損失
が大きく、また、その光学特性が不安定であるなどの理
由により、信号光波長帯域外にある励起光を好適な状態
に保持することができない。
【0042】これに対して、信号光波長帯域内での利得
を平坦化するための光フィルタなどとして適用可能な上
記した実施形態の平面導波路型光回路1では、多波長信
号光の信号光パワーを調整する光フィルタとして機能す
る損失傾斜調整器10を、励起光が略一定の損失で通過
するように構成することが可能である。これにより、光
パワーの調整が不必要な励起光に対して光フィルタで余
分な損失が与えられることが防止されるので、ラマン増
幅用の励起光を光伝送路上で好適な状態に保持すること
ができる。
【0043】なお、波長1.55μm帯など、WDM伝
送システムで用いられる信号光波長帯域内にある多波長
信号光に対して、多波長信号光をラマン増幅可能な励起
光波長帯域は、一般に信号光波長帯域よりも短波長側の
波長帯域となる。
【0044】すなわち、励起光の波長をλpとすると、
波長λpからその励起光での波長のラマンシフト量Δλ
だけ長波長側にシフトした波長λp+Δλが、ラマン増
幅による増幅利得のピーク波長となる。そして、この利
得ピーク波長λp+Δλを中心とする一定の波長範囲
が、ラマン増幅による増幅波長帯域となる。このラマン
シフト量Δλは、波長1.55μm帯ではほぼ100n
m程度である。
【0045】多波長信号光に対するラマン増幅用の励起
光の励起光波長帯域は、励起光による増幅波長帯域が信
号光波長帯域を充分に含むように、信号光波長帯域の信
号光波長λs、及び励起光波長λpからのラマンシフト
量Δλ〜100nmなどに基づいて、信号光波長帯域か
らみて短波長側の所定の波長帯域に設定される。したが
って、光回路1においては、このような信号光波長帯域
と励起光波長帯域との相関関係を考慮して、信号光入力
端111と信号光出力端112との間での光の透過特性
を設定する必要がある。
【0046】具体的には、波長1.55μm帯を多波長
信号光の信号光波長帯域として利用したWDM伝送シス
テムでは、信号光波長帯域は、波長1.50μm〜1.
62μmの波長帯域を含むことが好ましい。また、この
ような信号光波長帯域に対して、第2波長帯域である励
起光波長帯域は、波長1.40μm〜1.42μmの波
長帯域を含むことが好ましい。光回路1において可変に
損失が与えられる信号光波長帯域と、略一定の損失で通
過される励起光波長帯域とを上記した波長帯域をそれぞ
れ含むように設定することにより、多波長信号光の信号
光パワーが調整されるとともに、多波長信号光をラマン
増幅する励起光を好適に保持することが可能な光回路が
実現される。
【0047】図2は、平面導波路型光回路の第2実施形
態を示す構成図である。本実施形態は、図1に示した第
1実施形態の平面導波路型光回路について、より具体的
な構成例を示すものとなっている。
【0048】本実施形態の光回路1は、基板100上に
所定の導波路パターンで形成された光導波路からなる平
面導波路型光回路である。基板100上には、光回路1
を構成する光導波路として、信号光伝送方向に対して入
力側の端面101(図中の左側の端面)と、端面101
とは反対側で出力側の端面102(右側の端面)との間
に、2本の光導波路110、120が設けられている。
【0049】光導波路110は、端面101側に設けら
れた信号光入力端111と、端面102側に設けられた
信号光出力端112との間に形成された主導波路であ
る。この主導波路110に対して、信号光入力端111
から信号光出力端112へと順に、第1光カプラ20
1、第2光カプラ202、第3光カプラ203、第4光
カプラ204、第5光カプラ205、及び第6光カプラ
206の6つの光カプラが設けられている。
【0050】一方、光導波路120は、主導波路110
とともに上述した光学特性を有する光回路1を構成する
副導波路である。この副導波路120は、主導波路11
0に対して、上記した光カプラ201、202、20
3、204、205、及び206のそれぞれを介して光
結合されている。これらの主導波路110、副導波路1
20、及び光カプラ201〜206により、それぞれマ
ッハツェンダ干渉計として機能する5つの光回路C1〜
C5が、信号光入力端111から信号光出力端112へ
と順に多段に直列接続された光回路1が構成されてい
る。
【0051】すなわち、第1光カプラ201と、第2光
カプラ202と、それらの間にある主導波路110及び
副導波路120とによって、第1のマッハツェンダ干渉
計である光回路C1が構成されている。光回路C1に
は、主導波路110の温度を調整する温度調整手段とし
て、ヒータ311が設置されている。また、副導波路1
20の温度を調整する温度調整手段として、ヒータ31
2が設置されている。
【0052】また、第2光カプラ202と、第3光カプ
ラ203と、それらの間にある主導波路110及び副導
波路120とによって、第2のマッハツェンダ干渉計で
ある光回路C2が構成されている。光回路C2には、主
導波路110の温度を調整する温度調整手段として、ヒ
ータ321が設置されている。また、副導波路120の
温度を調整する温度調整手段として、ヒータ322が設
置されている。
【0053】また、第3光カプラ203と、第4光カプ
ラ204と、それらの間にある主導波路110及び副導
波路120とによって、第3のマッハツェンダ干渉計で
ある光回路C3が構成されている。光回路C3には、主
導波路110の温度を調整する温度調整手段として、ヒ
ータ331が設置されている。また、副導波路120の
温度を調整する温度調整手段として、ヒータ332が設
置されている。
【0054】また、第4光カプラ204と、第5光カプ
ラ205と、それらの間にある主導波路110及び副導
波路120とによって、第4のマッハツェンダ干渉計で
ある光回路C4が構成されている。光回路C4には、主
導波路110の温度を調整する温度調整手段として、ヒ
ータ341が設置されている。また、副導波路120の
温度を調整する温度調整手段として、ヒータ342が設
置されている。
【0055】また、第5光カプラ205と、第6光カプ
ラ206と、それらの間にある主導波路110及び副導
波路120とによって、第5のマッハツェンダ干渉計で
ある光回路C5が構成されている。光回路C5には、主
導波路110の温度を調整する温度調整手段として、ヒ
ータ351が設置されている。また、副導波路120の
温度を調整する温度調整手段として、ヒータ352が設
置されている。
【0056】これらの多段に接続された光回路(マッハ
ツェンダ干渉計)C1〜C5からなる光回路は、図1に
示した光回路1での損失傾斜調整器10に相当する光回
路部分である。本光回路1においては、この光回路C1
〜C5を含んで損失傾斜調整器10として機能する光回
路により、信号光入力端111に入力された信号光波長
帯域内にある波長λsを有する信号光は、主導波路11
0を通過するとともに所定の損失傾斜によって損失が与
えられて、信号光出力端112から出力される。また、
信号光入力端111または信号光出力端112の一方か
ら入力された第2波長帯域内にある波長λ2を有する光
は、略一定の損失で主導波路110を通過して他方から
出力される。
【0057】ここで、光回路C1〜C5のそれぞれに設
けられているヒータ311〜352は、それぞれ主導波
路110または副導波路120の温度を調整することに
よって、主導波路110と副導波路120とのそれぞれ
を導波される光での位相変化量を調整するものである。
これにより、光回路C1〜C5を含む光回路1での各波
長の光の透過特性を調整することができる。
【0058】また、これらのヒータ311〜352での
温度は、それぞれのヒータへの供給電力を変化させるこ
とによって制御することができる。これにより、信号光
入力端111から光回路C1〜C5のマッハツェンダ干
渉計を介して信号光出力端112へと到達する光導波路
において、信号光波長帯域の光に与えられる損失傾斜
が、ヒータ311〜352への供給電力を利用して電気
的に調整が可能となっている。
【0059】本実施形態の光回路1においては、光回路
C2では、ヒータ321及び322への供給電力がそれ
ぞれ一定とされている。したがって、第2光カプラ20
2と第3光カプラ203との間では、主導波路110及
び副導波路120それぞれでの温度及び光の位相変化量
が一定に調整されている。
【0060】また、光回路C4では、ヒータ341及び
342への供給電力がそれぞれ一定とされている。した
がって、第4光カプラ204と第5光カプラ205との
間では、主導波路110及び副導波路120それぞれで
の温度及び光の位相変化量が一定に調整されている。
【0061】これにより、光回路C2、C4のそれぞれ
は、損失傾斜調整器10における損失設定用光回路11
(図1参照)として主に機能する。
【0062】また、光回路C1では、ヒータ311への
供給電力が一定、ヒータ312への供給電力(以下、P
1によって表す)が可変とされている。したがって、第
1光カプラ201と第2光カプラ202との間では、主
導波路110での温度及び光の位相変化量が一定、副導
波路120での温度及び光の位相変化量が可変に調整さ
れている。
【0063】また、光回路C3では、ヒータ331への
供給電力が一定、ヒータ332への供給電力(以下、P
2によって表す)が可変とされている。したがって、第
3光カプラ203と第4光カプラ204との間では、主
導波路110での温度及び光の位相変化量が一定、副導
波路120での温度及び光の位相変化量が可変に調整さ
れている。
【0064】また、光回路C5では、ヒータ351への
供給電力が一定、ヒータ352への供給電力(以下、P
3によって表す)が可変とされている。したがって、第
5光カプラ205と第6光カプラ206との間では、主
導波路110での温度及び光の位相変化量が一定、副導
波路120での温度及び光の位相変化量が可変に調整さ
れている。
【0065】これにより、光回路C1、C3、C5のそ
れぞれは、損失傾斜調整器10における損失制御用光回
路12(図1参照)として主に機能する。
【0066】これらの光回路C1〜C5の組み合わせ、
及びそれぞれでの光学特性の調整により、光回路C1〜
C5が直列接続された光回路1の全体において、信号光
波長帯域の信号光及び第2波長帯域の光に対する損失値
及び損失傾斜がそれぞれ設定される。また、信号光に対
する損失傾斜が可変に制御される。
【0067】図2に示した平面導波路型光回路1におい
ては、光回路1における損失傾斜調整器10の光回路部
分、より具体的には損失設定用光回路11及び損失制御
用光回路12それぞれの光回路部分を、マッハツェンダ
干渉計を利用して構成している。このようにマッハツェ
ンダ干渉計を用いた光回路の構成とすることにより、光
回路の構成を極力簡単化して、小型の平面導波路型光回
路1とすることができる。ただし、この損失傾斜調整器
10としては、他の構成の光回路を用いても良い。
【0068】また、損失設定用光回路11として機能す
る複数のマッハツェンダ干渉計(光回路C2、C4)
と、損失制御用光回路12として機能する複数のマッハ
ツェンダ干渉計(光回路C1、C3、C5)とを多段に
直列接続することによって、損失傾斜調整器10を構成
している。このような光回路の構成によれば、損失傾斜
調整器10における損失傾斜のスペクトル形状の設定の
自由度と、損失傾斜を可変に調整する場合の損失の制御
性とが向上される。
【0069】図3は、図2に示した平面導波路型光回路
の光学特性の一例を示すグラフである。このグラフにお
いて、横軸は光の波長λ(nm)を、また、縦軸は光回
路1を通過する光に与えられる損失(dB)を示してい
る。また、グラフA〜Cは、それぞれ信号光入力端11
1と信号光出力端112との間での光の透過特性を示し
ている。
【0070】ここで、以下においては、光回路の光学特
性に関し、信号光波長帯域として、上述した1.50μ
m〜1.62μmの波長帯域を想定している。また、こ
の信号光波長帯域内にある信号光をラマン増幅可能な励
起光波長帯域(第2波長帯域)として、1.40μm〜
1.42μmの波長帯域を想定している。
【0071】図3中の各グラフについては、グラフA
は、図2に示した光回路C1、C3、C5それぞれでの
ヒータ312、332、352に対する供給電力を(P
1,P2,P3)=(28mW,56mW,28mW)
としたときの光の透過特性を示している。また、グラフ
Bは、供給電力を(P1,P2,P3)=(53mV,
106mW,53mW)としたときの光の透過特性を示
している。また、グラフCは、供給電力を(P1,P
2,P3)=(80mW,160mW,80mW)とし
たときの光の透過特性を示している。
【0072】図3に示すように、図2に示した構成の光
回路1における信号光入力端111から信号光出力端1
12への光の透過特性では、主に損失制御用光回路12
として機能している光回路C1、C3、C5でのヒータ
312、332、352に対する供給電力P1、P2、
P3を変化させることにより、波長1.50μm〜1.
62μmの信号光波長帯域の光に対する損失傾斜が電気
的に可変に制御されている。これに対して、波長1.4
0μm〜1.42μmの励起光波長帯域(第2波長帯
域)の光については、ヒータへの供給電力の変化にかか
わらず、充分に低い略一定の損失に保持されている。
【0073】次に、上記した構成の光回路を用いた本発
明による光伝送システムについて説明する。図4は、図
1及び図2に示した平面導波路型光回路を適用した光伝
送システムの一実施形態を示す構成図である。
【0074】本光伝送システムは、所定の信号光波長帯
域内にある波長λsを有する信号光を送信する送信局
(送信器)Tと、送信局Tからの信号光が伝送される光
伝送路である光ファイバ伝送路Lと、光ファイバ伝送路
Lを伝送された信号光を受信する受信局(受信器)Rと
を備えて構成されている。また、光ファイバ伝送路L上
の所定位置には、図1及び図2に示した構成を有する平
面導波路型光回路として、2つの光回路1a、1bが設
置されている。
【0075】このような光伝送システムとしては、例え
ばWDM伝送システムがある。WDM伝送システムで
は、送信局Tは、信号光波長帯域内で互いに異なる波長
を有する複数の信号光からなる多波長信号光を送信し、
この多波長信号光が受信局Rによって受信される。
【0076】本実施形態の光伝送システムでは、例えば
石英系光ファイバからなる光伝送路Lに対して、上流側
の励起光源51及び下流側の励起光源52の2つの励起
光源を設けている。これらの励起光源51、52は、伝
送されている信号光をラマン増幅することが可能な励起
光波長帯域(第2波長帯域)内の波長λp(=λ2)を
有する励起光を光ファイバ伝送路Lへと供給する励起光
供給手段である。
【0077】励起光源51は、光伝送路L上の所定位置
に設けられた光合波器61によって、光伝送路Lを構成
している光ファイバへと接続されている。光合波器61
は、送信局Tから到達した信号光を受信局Rへと通過さ
せるとともに、励起光源51から供給された励起光を逆
方向に合波させる。また、この光合波器61の上流側に
は、光フィルタとして機能する光回路1aが設けられて
いる。
【0078】このような構成において、励起光源51か
ら光合波器61を介して出力された励起光は、光回路1
aを略一定の損失で逆方向に通過し、その上流側にあっ
てラマン増幅用光ファイバとして機能する光伝送路Lの
光ファイバへと供給される。これにより、光伝送路Lの
光ファイバと励起光源51とは、分布定数型のラマン増
幅器を構成している。また、このラマン増幅器によって
ラマン増幅された信号光は、信号光波長帯域の光に対す
る損失傾斜が可変の光回路1aを順方向に通過する際
に、その信号光パワーが調整される。
【0079】同様に、励起光源52は、光伝送路L上で
光合波器61よりも下流側の所定位置に設けられた光合
波器62によって、光伝送路Lを構成している光ファイ
バへと接続されている。光合波器62は、送信局Tから
到達した信号光を受信局Rへと通過させるとともに、励
起光源52から供給された励起光を逆方向に合波させ
る。また、この光合波器62の上流側には、光フィルタ
として機能する光回路1bが設けられている。
【0080】このような構成において、励起光源52か
ら光合波器62を介して出力された励起光は、光回路1
bを略一定の損失で逆方向に通過し、その上流側にあっ
てラマン増幅用光ファイバとして機能する光伝送路Lの
光ファイバへと供給される。これにより、光伝送路Lの
光ファイバと励起光源52とは、分布定数型のラマン増
幅器を構成している。また、このラマン増幅器によって
ラマン増幅された信号光は、信号光波長帯域の光に対す
る損失傾斜が可変の光回路1bを順方向に通過する際
に、その信号光パワーが調整される。
【0081】このように、上記構成を有する平面導波路
型光回路1を信号光パワー調整用の光フィルタとしてW
DM伝送システムなどの光伝送システムに適用すること
により、光ファイバ伝送路Lを伝送される信号光の信号
光パワーが好適に調整されるとともに、光パワーの調整
が不必要な励起光が良好な状態に保持される光伝送シス
テムが実現される。これにより、例えば、ラマン増幅器
での光増幅の効率を良好に保持しつつ、信号光の光増幅
利得を平坦化することが可能となる。
【0082】なお、光回路1において損失が略一定に設
定される第2波長帯域の光については、光回路を適用す
る光伝送システムの構成に応じて、ラマン増幅用の励起
光以外の光を想定しても良い。
【0083】図2に示した構成を有する平面導波路型光
回路1の光学特性及び好適な構成条件等について、図5
を参照しつつさらに具体的に検討する。ここで、具体的
な信号光波長帯域及び励起光波長帯域(第2波長帯域)
の設定については、図3の例と同様とする。
【0084】また、光回路1を構成している主導波路1
10及び副導波路120の光路長(アーム長)につい
て、図5に示すように、光回路C1内での光導波路11
0、120の光路長をそれぞれL11、L12、光回路C2
内での光路長をそれぞれL21、L22、光回路C3内での
光路長をそれぞれL31、L32、光回路C4内での光路長
をそれぞれL41、L42、光回路C5内での光路長をそれ
ぞれL51、L52とする。
【0085】また、光回路C1〜C5それぞれでの主導
波路110と副導波路120との光路長差については、
光回路C1での光路長差をΔL1=L12−L11、光回路
C2での光路長差をΔL2=L22−L21、光回路C3で
の光路長差をΔL3=L32−L 31、光回路C4での光路
長差をΔL4=L42−L41、光回路C5での光路長差を
ΔL5=L52−L51とする。
【0086】まず、主に損失制御用光回路12として機
能する光回路C1、C3、C5について検討する。
【0087】主導波路110と副導波路120との光路
長差がそれぞれΔL1、ΔL3、ΔL 5のマッハツェンダ
干渉計である光回路C1、C3、C5は、各波長の光の
分岐比を調整することによって、信号光波長帯域内にあ
る信号光に対する損失傾斜を可変に制御する光回路であ
る。この損失制御の機能を好適に実現するため、上記し
た光回路C1、C3、C5においては、光回路の光学特
性の波長依存性が小さいことが望ましい。
【0088】このような特性条件を満たすためには、光
回路C1、C3、C5での光路長差ΔL1、ΔL3、ΔL
5は、任意に分岐比を調整できる範囲でなるべく小さく
設定することが好ましい。具体的には、下記の条件 −λ0/2neff≦ΔLi≦λ0/2neff (ただし、i=1、3、5) を満たすように、それぞれでの光路長差ΔLiを設定す
ることが好ましい。ここで、λ0はWDM信号光波長帯
域の中心波長、neffは光導波路の実効屈折率である。
【0089】具体的な数値の例としては、信号光波長帯
域1.50μm〜1.62μmに対して、中心波長λ0
=1.56μm、光導波路の実効屈折率neff=1.4
5を代入すると、上記した条件は、 −0.54μm≦ΔLi≦0.54μm (ただし、i=1、3、5) となる。
【0090】次に、主に損失設定用光回路11として機
能する光回路C2、C4について検討する。
【0091】主導波路110と副導波路120との光路
長差がそれぞれΔL2、ΔL4のマッハツェンダ干渉計で
ある光回路C2、C4は、光回路1を通過する光に対し
て与えられる損失について、波長に依存した損失のスペ
クトル形状を設定する光回路である。ここで、信号光波
長帯域に対して、信号光をラマン増幅可能な励起光波長
帯域を第2波長帯域として想定した場合には、励起光波
長帯域内で損失を略一定に保持しつつ、かつ、励起光波
長帯域よりも長波長側にある信号光波長帯域において、
その全体で信号光パワーの調整が可能となるように、損
失のスペクトル形状を設定する必要がある。
【0092】図6は、図2及び図5に示した平面導波路
型光回路の光学特性の例を示すグラフである。このグラ
フにおいて、横軸は光の波長λ(nm)を、また、縦軸
は光回路1を通過する光に与えられる損失(dB)を示
している。また、グラフD〜Fは、それぞれ信号光入力
端111と信号光出力端112との間での光の透過特性
を示している。なお、これらのグラフにおいて、光路長
差ΔL2、ΔL4は下記の条件 ΔL2×ΔL4>0 を満たしている。すなわち、光路長差ΔL2とΔL4とは
同符号である。
【0093】図6中の各グラフについては、グラフD
は、光回路C2、C4における光路長差ΔL2、ΔL
4を、条件 |ΔL2+ΔL4|=7λp/neff を満たすように設定したときの光の透過特性を示してい
る。ここで、λpは励起光の最短波長、neffは光導波
路の実効屈折率である。また、グラフEは、光路長差Δ
2、ΔL4を、条件 |ΔL2+ΔL4|=8λp/neff を満たすように設定したときの光の透過特性を示してい
る。また、グラフFは、光路長差ΔL2、ΔL4を、条件 |ΔL2+ΔL4|=9λp/neff を満たすように設定したときの光の透過特性を示してい
る。
【0094】図6に示すように、図2に示した構成の光
回路1における信号光入力端111から信号光出力端1
12への光の透過特性では、|ΔL2+ΔL4|の値が大
きくなるにつれて、損失傾斜の補償が可能な波長範囲が
狭くなっていることがわかる。そして、|ΔL2+ΔL4
|>9λp/neffとなると、波長1.50μm〜1.
62μmのWDM信号光波長帯域の全体にわたる損失傾
斜補償の性能が充分には得られなくなる。
【0095】一方、|ΔL2+ΔL4|の値が小さくなっ
てくると、損失傾斜を補償することが可能な波長範囲が
長波長側にシフトする。そして、|ΔL2+ΔL4|<7
λp/neffとなると、WDM信号光波長帯域のうちで
短波長側の波長範囲において損失傾斜補償を行うことが
できなくなる。
【0096】以上より、光回路C2、C4での光路長差
ΔL2、ΔL4は、下記の条件 7λp/neff≦|ΔL2+ΔL4|≦9λp/neff (ただし、ΔL2×ΔL4>0) を満たすことが好ましい。
【0097】具体的な数値の例としては、励起光波長帯
域1.40μm〜1.42μmに対して、励起光の最短
波長λp=1.40μm、光導波路の実効屈折率neff
=1.45を代入すると、上記した条件は、 6.8μm≦|ΔL2+ΔL4|≦8.7μm となる。
【0098】本発明による平面導波路型光回路は、上述
した実施形態及び実施例に限られるものではなく、様々
な変形が可能である。例えば、図1に示した平面導波路
型光回路1においては、損失傾斜調整器10を損失設定
用光回路11と損失制御用光回路12とから構成してい
るが、損失傾斜調整器10としては、信号光に対する損
失傾斜が可変に制御可能であって、かつ、第2波長帯域
の光に対する損失が略一定になる光学特性が実現される
ものであれば、他の構成の光回路を用いても良い。ま
た、例えば、図2に示したように多段のマッハツェンダ
干渉計からなる光回路構成では、それぞれのマッハツェ
ンダ干渉計が損失設定及び損失制御の機能を併せ持つ構
成としても良い。
【0099】
【発明の効果】本発明による平面導波路型光回路は、以
上詳細に説明したように、次のような効果を得る。すな
わち、信号光波長帯域内にある波長を有する信号光に対
して、可変の損失傾斜によって損失を与える損失傾斜調
整器を含むとともに、所定の第2波長帯域の光が入力さ
れたときに、その光が略一定の損失で通過されるように
構成された平面導波路型光回路によれば、信号光パワー
の傾斜の補償が必要な信号光に対して、可変の損失傾斜
で損失を与えることによって、その信号光パワーを調整
することができる。
【0100】また、信号光とともに光伝送路を伝送され
ており、かつ、補償が不必要な光については、充分に低
い損失などの所望の損失で光回路を通過させることが可
能となる。これにより、信号光波長帯域外で所定波長の
光に余分な損失を与えることなく良好な状態に保持しつ
つ、信号光に対する損失を調整することが可能な光回路
が実現される。また、このような光回路を波長多重伝送
システムなどの光伝送システムに適用すれば、伝送され
る信号光の信号光パワーが好適に調整されるとともに、
光パワーの調整が不必要な光が良好な状態に保持される
光伝送システムが実現される。
【図面の簡単な説明】
【図1】平面導波路型光回路の第1実施形態を模式的に
示す構成図である。
【図2】平面導波路型光回路の第2実施形態を示す構成
図である。
【図3】図2に示した平面導波路型光回路の光学特性の
一例を示すグラフである。
【図4】図1及び図2に示した平面導波路型光回路を適
用した光伝送システムの一実施形態を示す構成図であ
る。
【図5】図2に示した平面導波路型光回路について説明
するための模式図である。
【図6】図2に示した平面導波路型光回路の光学特性の
例を示すグラフである。
【符号の説明】
1、1a、1b…平面導波路型光回路、10…損失傾斜
調整器、11…損失設定用光回路、12…損失制御用光
回路、15…損失傾斜制御部、100…基板、110…
主導波路、111…信号光入力端、112…信号光出力
端、120…副導波路、201〜206…光カプラ、3
11〜352…ヒータ、L…光ファイバ伝送路、T…送
信局、R…受信局、51、52…励起光源、61、62
…光合波器。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04B 10/02 H04B 9/00 M 10/18 Fターム(参考) 2H047 KA03 KA12 KB04 MA05 NA01 RA00 2H079 AA06 AA12 BA01 BA03 CA07 CA24 EA04 EB27 GA01 HA07 HA14 2K002 AA02 AB30 BA01 DA07 EA15 GA10 HA11 5F072 AB07 AK06 KK30 QQ07 TT12 TT27 YY17 5K002 AA06 BA02 BA04 BA05 CA01 CA13 DA02 FA01

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板と、前記基板上に所定の導波路パタ
    ーンで形成された光導波路とを有して構成された光回路
    であって、 所定の信号光波長帯域にある信号光を入力する信号光入
    力端と、 前記信号光入力端に入力された前記信号光を出力する信
    号光出力端と、 前記信号光入力端及び前記信号光出力端の間に設けら
    れ、前記信号光に対して所定の波長に対する損失傾斜に
    よって損失を与えるとともに、前記損失傾斜が可変に制
    御可能な損失傾斜調整器とを備え、 前記損失傾斜調整器は、前記信号光波長帯域とは異なる
    所定の第2波長帯域に対して、前記損失傾斜の変化にか
    かわらず、前記信号光入力端または前記信号光出力端の
    一方から入力された前記第2波長帯域の光が略一定の損
    失で他方へと出力されるように構成されていることを特
    徴とする平面導波路型光回路。
  2. 【請求項2】 前記損失傾斜調整器は、前記損失傾斜の
    波長に対するスペクトル形状を設定するための損失設定
    用光回路と、前記損失傾斜を可変に制御するための損失
    制御用光回路とを直列接続して構成されていることを特
    徴とする請求項1記載の平面導波路型光回路。
  3. 【請求項3】 前記損失設定用光回路は、 前記信号光入力端と前記信号光出力端との間で、前記信
    号光及び前記第2波長帯域の光を導波する主導波路と、 少なくとも2つの光カプラを介して前記主導波路と光結
    合されて、前記主導波路及び前記光カプラとともにマッ
    ハツェンダ干渉計を構成する副導波路とを有することを
    特徴とする請求項2記載の平面導波路型光回路。
  4. 【請求項4】 前記損失制御用光回路は、 前記信号光入力端と前記信号光出力端との間で、前記信
    号光及び前記第2波長帯域の光を導波する主導波路と、 少なくとも2つの光カプラを介して前記主導波路と光結
    合されて、前記主導波路及び前記光カプラとともにマッ
    ハツェンダ干渉計を構成する副導波路と、 前記主導波路または前記副導波路の温度を調整すること
    によって、前記損失傾斜を可変に制御する温度調整手段
    とを有することを特徴とする請求項2記載の平面導波路
    型光回路。
  5. 【請求項5】 前記損失傾斜調整器は、複数の前記損失
    設定用光回路と、複数の前記損失制御用光回路とを多段
    に直列接続して構成されていることを特徴とする請求項
    2記載の平面導波路型光回路。
  6. 【請求項6】 前記信号光は、前記信号光波長帯域内で
    互いに異なる波長を有する複数の信号光からなる多波長
    信号光であり、かつ、前記第2波長帯域の光は、前記多
    波長信号光をラマン増幅することが可能な励起光波長帯
    域内の波長を有する励起光であることを特徴とする請求
    項1記載の平面導波路型光回路。
  7. 【請求項7】 前記信号光波長帯域は、波長1.50μ
    m〜1.62μmの波長帯域を含み、かつ、前記第2波
    長帯域は、波長1.40μm〜1.42μmの波長帯域
    を含むことを特徴とする請求項1記載の平面導波路型光
    回路。
  8. 【請求項8】 所定の信号光波長帯域にある信号光が伝
    送される光伝送路と、 前記光伝送路上の所定位置に設置されて、前記信号光に
    対して所定の波長に対する損失傾斜によって損失を与え
    る請求項1記載の平面導波路型光回路とを備えることを
    特徴とする光伝送システム。
JP2001352090A 2001-11-16 2001-11-16 平面導波路型光回路及び光伝送システム Pending JP2003149611A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001352090A JP2003149611A (ja) 2001-11-16 2001-11-16 平面導波路型光回路及び光伝送システム
US10/291,779 US6829407B2 (en) 2001-11-16 2002-11-12 Planar optical circuit and optical transmission system

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001352090A JP2003149611A (ja) 2001-11-16 2001-11-16 平面導波路型光回路及び光伝送システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003149611A true JP2003149611A (ja) 2003-05-21

Family

ID=19164316

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001352090A Pending JP2003149611A (ja) 2001-11-16 2001-11-16 平面導波路型光回路及び光伝送システム

Country Status (2)

Country Link
US (1) US6829407B2 (ja)
JP (1) JP2003149611A (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6795605B1 (en) * 2000-08-01 2004-09-21 Cheetah Omni, Llc Micromechanical optical switch
FR3007535A1 (fr) * 2013-06-19 2014-12-26 Commissariat Energie Atomique Dispositif optique selectif en longueur d'onde et source laser associee
US9685762B1 (en) * 2014-09-30 2017-06-20 Aurrion, Inc. Semiconductor optical amplifier with gain flattening filter
IT201700053579A1 (it) * 2017-05-17 2018-11-17 Milano Politecnico Metodo e sistema di ritardo ottico

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1187824A (ja) * 1997-09-08 1999-03-30 Kokusai Denshin Denwa Co Ltd <Kdd> 光増幅器
JP4628523B2 (ja) * 2000-06-13 2011-02-09 富士通株式会社 光ファイバ伝送路の特性を評価するための方法、装置及びシステム
US6437906B1 (en) * 2000-11-22 2002-08-20 Cisco Technology, Inc. All-optical gain controlled L-band EDFA structure with reduced four-wave mixing cross-talk

Also Published As

Publication number Publication date
US6829407B2 (en) 2004-12-07
US20030095738A1 (en) 2003-05-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6236498B1 (en) Upgradable, gain flattened fiber amplifiers for WDM applications
US6417959B1 (en) Raman fiber amplifier
US6377389B1 (en) Optical signal varying devices
US20030035202A1 (en) Active gain equalization
US6775055B2 (en) Raman amplifier
JP2000098433A5 (ja)
US6943936B2 (en) Co-propagating Raman amplifiers
JP2008158554A (ja) 励起光光源ユニット及びラマン増幅器
JP4356210B2 (ja) 光フィルタ
JP2002014306A (ja) 光フィルタ
JP4635402B2 (ja) 光増幅器及び光増幅方法
US7158285B2 (en) Raman amplification repeater and optical transmission system using the same
JP2003509834A (ja) 光増幅器の温度調整及び波長分割多重システムにおけるその使用
US20030053507A1 (en) Laser diode pump sources
JP4161621B2 (ja) 励起光光源ユニット、ラマン増幅器、及び光伝送システム
EP3613112A1 (en) Optical amplifying apparatus and method of amplifying optical signal
JP2003149611A (ja) 平面導波路型光回路及び光伝送システム
JPH07202299A (ja) 波長多重伝送用光ファイバ増幅器
JP3570927B2 (ja) ラマン増幅を用いた光ファイバ通信システム
US6687043B2 (en) Multi-frequency Raman amplifier pump source
US7027215B2 (en) Optical component, optical amplification module, and optical transmission system
KR100487200B1 (ko) 광섬유 격자를 이용한 다채널 광원
JP3965975B2 (ja) 光増幅器および光通信システム
JP2003131177A (ja) 光フィルタ
JP2003131178A (ja) 平面導波路型光回路

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20041012

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060815

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060822

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20061017

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20061219