JP2003149104A - 残留性汚染物質の分析方法 - Google Patents

残留性汚染物質の分析方法

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JP2003149104A
JP2003149104A JP2001352715A JP2001352715A JP2003149104A JP 2003149104 A JP2003149104 A JP 2003149104A JP 2001352715 A JP2001352715 A JP 2001352715A JP 2001352715 A JP2001352715 A JP 2001352715A JP 2003149104 A JP2003149104 A JP 2003149104A
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concentration
solid phase
pollutant
extraction
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Tetsuya Sawatsubashi
徹哉 澤津橋
Chisato Tsukahara
千幸人 塚原
Akihiro Nozaki
昭宏 野崎
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 残留性有機汚染物質の迅速分析方法を提供す
る。 【解決手段】 汚染物11中の残留性汚農薬12を溶剤
で抽出又は捕集する抽出・捕集工程13と、該抽出・捕
集工程により抽出又は捕集された残留性汚染物質濃度を
吸光光度法により判定する判定工程14と、該判定工程
の判定により汚染物質濃度が高濃度の場合15に、その
まま又は必要に応じて希釈16して残留性汚染物質のそ
の濃度を求めるガスクロマトグラフ−質量分析計又はガ
スクロマトグラフ−電子捕獲型検出器分析計又は液体ク
ロマトグラフ分析計のいずれかで測定する測定工程17
と、該判定工程の判定により汚染物質濃度が低濃度の場
合18に、抽出液中の汚染物質を固相吸着材を用いて吸
着・保持し、その後固相吸着材から溶出液により溶出す
る固相抽出工程19と、該溶出された特定の汚染物質を
測定する測定工程17とを備えてなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば残留性有機
汚染物質の迅速分析方法に関する。
【0002】
【背景技術】近年、DDTやダイオキシン類等のPOP
s(Persistent Organic Pollutants:残留性有機汚染
物質)地球規模の汚染が問題視されている。また、平成
13年5月22日には「POPs(Persistent Organic
Pollutants:残留性有機汚染物質)に関するストック
ホルム条約」が採択され、わが国においても、独立行政
法人 国立環境研究所(環境省委託先)でその対策が検
討されている。上記POPs条約で対象とされている物
質は、アルドリン、クロルデン、ディルドリン、エンド
リン、ヘプタクロル、DDT、ヘキサクロロベンゼン、
PCB、マイレックス、トキサフェン、ダイオキシン
類、フラン類の12物質である。
【0003】このため、環境負荷の状況及び対策の効果
を把握するための環境モニタリング手法の確立が求めら
れている。
【0004】例えば、クロルデン等の有機塩素系農薬の
場合には、汚染油、汚染河川、汚染土壌等その汚染形態
により、図12〜図14に示すように、種々の分析手法
が提案されている。
【0005】ここで、図12は残留性汚染物質に汚染さ
れた汚染油の分析手法であり、カラムクロマトにより油
から汚染物質を分離した後、ジメチルスルホキシド(D
MSO)で抽出を繰返した後、加水分解を行い、その後
ヘキサンを用いて再度抽出を繰返し、抽出物を濃縮した
後、カラムクロマトにより分離し濃縮して分析に供して
おり、処理工程が多岐に亙っている。
【0006】ここで、図13は残留性汚染物質に汚染さ
れた海水・河川水・処理液・侵出水等の分析手法であ
り、先ずヘキサンで汚染物質を海水等より抽出した後に
濃縮し、その後ジメチルスルホキシド(DMSO)で抽
出を繰返した後、加水分解を行い、その後ヘキサンを用
いて再度抽出を繰返し、抽出物を濃縮した後、カラムク
ロマトにより分離し濃縮して分析に供しており、処理工
程が多岐に亙っている。
【0007】ここで、図14は残留性汚染物質に汚染さ
れた土壌の分析手法であり、先ずアセトンで汚染物質を
土壌より超音波抽出により抽出し、その後ヘキサンで抽
出を繰返し、水洗した後に濃縮して、その後、ジメチル
スルホキシド(DMSO)で抽出する他の操作と同様な
操作をした後に分析に供しており、処理工程が複雑多岐
に亙っている。
【0008】しかしながら、提案されている種々の分析
手法ではその前処理に長時間を要し、分析依頼から分析
結果の提示まで1〜2週間がかかるという問題がある。
またその分析作業のほとんどが人員を要する作業である
ので、連続測定が不可能であるという問題がある。
【0009】また、残留性汚染物の分解処理を行う場合
には、その処理対象物の濃度を事前に把握する必要があ
る。さらに、処理終了後には、完全に分解されているか
の確認を迅速に行う必要もあると共に、その処理過程に
おいて、分解処理におけるモニタリングの必要性がある
場合もある。このような場合には、迅速で且つ高精度の
分析が求められるが、従来の分析では対応できないとい
う問題がある。
【0010】本発明は、上記問題に鑑み、残留汚染物質
を迅速且つ高精度で分析する残留性汚染物質の分析方法
を提供することを課題とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】前述した課題を解決する
第1の発明は、汚染物中の残留性汚染物質の濃度を計測
する分析方法であって、汚染物中の残留性汚染物質を溶
剤で抽出又は捕集する抽出・捕集工程と、該抽出・捕集
手段により抽出又は捕集された残留性汚染物質濃度を吸
光光度法により判定する判定工程と、該判定手段の判定
により汚染物質濃度が高濃度の場合に、そのまま又は必
要に応じて希釈して残留性汚染物質の濃度を測定する測
定工程と、上記判定手段の判定により汚染物質濃度が低
濃度の場合に、抽出液中の汚染物質を固相吸着材により
吸着・保持し、その後固相吸着材から溶出液により溶出
する固相抽出工程と、該固相抽出工程を経た溶出液中の
残留性汚染物質の濃度を測定する測定工程とを備えてな
ることを特徴とする残留性汚染物質の分析方法にある。
【0012】第2の発明は、第1の発明において、上記
抽出工程の抽出溶剤がアセトニトリル、アセトン、ジメ
チルスルホキシド又はn−ヘキサンのいずれかであるこ
とを特徴とする残留性汚染物質の分析方法にある。
【0013】第3の発明は、第1の発明において、上記
判定工程の吸光光度計の測定波長が240〜320nm
であることを特徴とする残留性汚染物質の分析方法にあ
る。
【0014】第4の発明は、第1の発明において、上記
固相抽出工程の固相吸着材が、シリカゲル又はアルミナ
からなり、抽出カラム内に挿入されてなることを特徴と
する残留性汚染物質の分析方法にある。
【0015】第5の発明は、第1おいて、上記保持固相
吸着材から残留性汚染物質を溶出する溶出液が、無極性
溶剤であることを特徴とする残留性汚染物質の分析方法
にある。
【0016】第6の発明は、第1の発明において、上記
測定工程がガスクロマトグラフ−質量分析計又はガスク
ロマトグラフ−電子捕獲型検出器分析計又は液体クロマ
トグラフ分析計のいずれかでであることを特徴とする残
留性汚染物質の分析方法にある。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明による残留性汚染物質分析
方法の実施形態を以下に説明するが、本発明はこれらの
実施の形態に限定されるものではない。
【0018】図1に残留性汚染物質分析方法の分析工程
概略を示す。なお、本実施の形態では、残留性汚染物質
として残留性農薬を対象物質として説明するが、本発明
はこれに限定されるものではない。図1に示すように、
本実施の形態にかかる残留性汚染物質の分析工程は、汚
染物中の残留性汚染物質の濃度を計測する分析方法であ
って、汚染物11中の残留性汚農薬12を溶剤で抽出又
は捕集する抽出・捕集工程13と、該抽出・捕集工程に
より抽出又は捕集された残留性汚染物質濃度を吸光光度
法により判定する判定工程14と、該判定工程の判定に
より汚染物質濃度が高濃度の場合15に、そのまま又は
必要に応じて希釈16して残留性汚染物質のその濃度を
求めるガスクロマトグラフ−質量分析計又はガスクロマ
トグラフ−電子捕獲型検出器分析計又は液体クロマトグ
ラフ分析計のいずれかで測定する測定工程17と、該判
定工程の判定により汚染物質濃度が低濃度の場合18
に、抽出液中の汚染物質を固相吸着材により吸着・保持
し、その後固相吸着材から溶出液により溶出する固相抽
出工程19と、該溶出された特定の汚染物質を測定する
測定工程17とを備えてなるものである。
【0019】上記抽出・捕集工程13は、汚染物11中
の残留性汚農薬12を溶剤で抽出又は捕集するものであ
って、汚染物11の種類により溶剤で抽出するか捕集す
るようにしており、汚染物11が油や有機溶剤の有機系
汚染物の場合及び河川等の水系汚染物の場合には溶剤で
抽出を行い、土壌の場合には加熱してガス体として溶剤
に捕集し、大気中の場合にはガス体として溶剤に捕集す
るようにしている。
【0020】ここで上記溶剤抽出又は捕集工程13にお
いて使用する抽出溶剤としては、例えばアセトニトリ
ル、アセトン、ジメチルスルホキシド又はn−ヘキサン
のいずれかを用いている。
【0021】上記判定工程14は、該抽出・捕集工程1
3により抽出又は捕集された残留性汚染物質濃度を吸光
光度法により判定し、高濃度の場合と低濃度の場合とに
分けて、その後の処理を振り分けている。
【0022】上記判定工程14により高濃度と判断され
た場合には、直ちに又は希釈して残留性汚染物の濃度を
測定工程で測定する。一方、判定工程14により低濃度
と判断された場合には、前処理工程20及び固相抽出工
程19により残留性汚染物を濃縮した後、残留性汚染物
の濃度を測定工程で測定する。
【0023】ここで、上記溶剤抽出工程13において、
上記溶剤としてヘキサンを用いた場合には、低濃度の場
合の濃縮工程である固相抽出工程19の前処理20にお
いて、アセトニトリル又はジメチルスルホキシドに移行
させた後に、水系溶媒により固相抽出するようにしてい
る。また、ヘキサン以外のアセトニトリル、アセトン、
ジメチルスルホキシドの場合には水分濃度が90%とな
るように希釈する。
【0024】ここで、本発明における汚染対象物として
は、例えば残留汚染物が農薬の場合には、農薬により汚
染された農薬汚染油、農薬を希釈して保存した農薬汚染
有機溶剤、農薬に汚染された河川等の農薬汚染海水・河
川・排水、農薬に汚染された土壌農薬汚染土壌、農薬が
付着等した農薬付着衣服、農薬を保管したり、農薬を処
理する作業環境の農薬汚染空気等である。
【0025】ここで、農薬として汚染された汚染油や農
薬汚染有機溶剤の場合には、溶剤抽出又は捕集工程13
においては、溶剤としてアセトニトリルを用いることが
好ましい。また、農薬汚染海水・河川・排水の場合に
は、溶剤抽出工程又は捕集13において、水系汚染物で
あるので、先ず農薬を抽出するために、溶剤としてヘキ
サンを用いることが好ましい。また、農薬汚染土壌の場
合には、溶剤抽出工程又は捕集13において、汚染対象
物質が分解しない程度に加熱し、該加熱された農薬を含
むガスをヘキサンで抽出するのが好ましい。また、農薬
付着衣服の場合には、溶剤抽出工程又は捕集13におい
て、ミル裁断や凍結粉砕により破砕して、その後粉砕物
を加熱し、加熱された農薬を含むガスをヘキサンで抽出
するのが好ましい。また、農薬汚染空気は直接ヘキサン
で抽出するのが好ましい。
【0026】本発明の汚染物質としては、上記POPs
条約対象物質(アルドリン、クロルデン、ディルドリ
ン、エンドリン、ヘプタクロル、DDT、ヘキサクロロ
ベンゼン(HCB)、ポリ塩化ビフェニール類(PC
B)、マイレックス、トキサフェン、ダイオキシン類、
(DXN)フラン類)の12物質及び該12物質以外の
環境ホルモンの有機化合物であれば、同様に濃度を測定
することができる。
【0027】上記環境ホルモン類等の平成13年度時点
におけるその他の具体例としては、例えばポリ臭化ビフ
ェニール類(PBB)、ペンタクロロフェノール(PC
P)、2,4,5−トリクロロフェノキシ酢酸、2,4−
ジクロロフェノキシ酢酸、アミトロール、アトラジン、
アラクロール、シマジン、ヘキサクロロシクロヘキサ
ン、エチルパラチオン、カルバリル、オキシクロルデ
ン、trans−ノナクロル、1,2−ジブロモ−3−
クロロプロパン、DDE、DDD、ケルセン、エンドス
ルファン(ベンゾエピン)、ヘプタクロルエポキサイ
ド、マラチオン、メソミル、メトキシクロル、ニトロフ
ェン、トリブチルスズ、トリフェニルスズ、トリフルラ
リン、アルキルフェノール(C5)、ノニルフェノー
ル、4−オクチルフェノール、ビスフェノールA、フタ
ル酸ジ−2−エチルヘキシル、フタル酸ブチルベンジ
ル、フタル酸ジ−n−ブチル、フタル酸ジシクロヘキシ
ル、フタル酸ジエチル、ベンゾ(a)ピレン、2,4−
ジクロロフェノール、アジピン酸ジ−2−エチルヘキシ
ル、ベンゾフェノン、4−ニトロトルエン、オクタクロ
ロスチレン、アルディカーブ、ベノミル、キーポン(ク
ロルデコン)、マンゼブ(マンコゼブ)、マンネブ、メ
チラム、メトリブジン、ジペルメトリン、エスフェンバ
レレート、フェンバレレート、ペルメトリン、ビンクロ
ゾリン、ジネブ、ジラム、フタル酸ジペンチル、フタル
酸ジヘキシル、フタル酸ジプロピル、スチレンの2及び
3量体、n−ブチルベンゼンの物質又は物質群である。
【0028】以下、農薬汚染油や農薬汚染溶剤の分析例
について説明する。図2は農薬汚染油や農薬汚染溶剤の
分析例の概略図である。図2に示すように、農薬汚染油
11Aや汚染有機溶剤11B中の農薬をアセトニトリル
抽出13する。そのアセトニトリル抽出物を紫外線吸光
光度計測し、予め計測しておいたUV吸光度から残留農
薬濃度を求める(判定工程14)。この結果、濃度が所
定値以上の高濃度の場合には、そのまま又は必要に応じ
て希釈16して測定17する。
【0029】一方上記濃度が所定値以下の低濃度の場合
には、前処理20として水分量を90%とし、その後固
相抽出工程19により濃縮した後、例えばGC−MSに
より測定17する。
【0030】この固相抽出の工程を説明する。図3に示
すように、抽出カラム21内に固相吸着材22が挿入さ
れており、上記固相吸着材はシリカゲル又はアルミナか
ら構成されている。そして、抽出カラム21に農薬を含
むアセトニトリル水溶液を試料として投入すると、アセ
トニトリル水溶液中の農薬が固相吸収材に吸収される。
【0031】また、上記固相吸着材に保持された農薬を
溶出する溶出液は目的の農薬のみを溶出する溶剤であれ
ば特に限定されるものではないが、例えばクロルデン等
の有機塩素系農薬の場合には、無極性溶剤(例えばn−
ヘキサン)が好ましい。以下、残留性農薬としてクロル
デンを一例として説明する。
【0032】また、分析精度を向上させるために、必要
に応じて1度に複数件体を同時に行うような場合には、
上記カラム21を複数本用意して、同時に有機ハロゲン
化物を固相吸着するようにしてもよい。
【0033】以下に、固相吸着手段12の抽出工程を図
3(A)〜(D)を参照して説明する。 コンディショニング工程 再現性のよい結果を得るために、試料を供給する前に、
固相吸着材22にコンディショニング液31を供給し
て、なじませる(図3(A)参照)。 保持工程 次に、採取試料32をカラム21内に導入する(図3
(B)参照)。ここで、試料中には目的物である農薬
(クロルデン)33と、不純物X(不要なマトリック
ス)及び不純物Y(その他のマトリックス中の成分)と
が含まれているとする。 洗浄工程 次に、固相吸着材22に保持された不純物Xを洗浄液
(例えばメチルアルーコール)で洗い流す(図3(C)
参照)。 溶出工程 次に、固相吸着材22に保持された目的物である農薬
(クロルデン)33を溶出液(n−ヘキサン)35で溶
出させる。この溶出の際に、不純物Yは固相吸着材22
中に残り、農薬(クロルデン)33との分離がなされる
(図3(D)参照)。
【0034】図4に上記固相抽出工程により濃縮した後
に、検出装置を用いた分析工程の概略を示す。 先ず、固相吸着材22にn−ヘキサンを20mL供給
し、固相乾燥(真空引き)を5分行う(S101)。 次いで、メチルアルコールを20mL、超純水20m
Lを流した後、試料(0.1〜1L)を導入してクロルデ
ンを捕集し、固相抽出する(S102)。この際、試料
にはメチルアルコールを1%添加した。このメチルアル
コールの添加はクロルデンを分散させる機能を有してい
る。 その後、洗浄液(メチルアルコール)を5mL流し
(通液速度:0.3cc/s)洗浄する(S103)。 その後、固相吸着材22を乾燥(真空引き)を5分行
う(S104)。 その後、n−ヘキサンを用い、通液速度を0.3cc/
sとしてクロルデンを溶出させ(S105)、5mL定
容する(S106)。 次いで、ガスクロマトグラフ−質量分析計(GC−M
S)又はガスクロマトグラフ−電子捕獲型検出器分析計
(GC−ECD)のいずれかで分析し(S107)、ク
ロルデン濃度を測定する(S108)。 上記クロルデンを溶出したカラムは再生処理したの
ち、再度クロルデンの測定に供することができる。
【0035】この一連の分析はサンプリングから測定終
了まで約2時間程度で分析処理することができ、これに
より、残留農薬に汚染された汚染油中の残留農薬濃度を
迅速且つ高精度に分析することができる。
【0036】次に、農薬汚染海水・河川・排水の分析例
について説明する。図5は農薬汚染海水・河川・排水の
分析例の概略図である。図5に示すように、農薬汚染海
水・河川・排水11C中の残留性農薬12をヘキサン抽
出13する。そのヘキサン抽出物を紫外線吸光光度計測
し、予め計測しておいたUV吸光度から残留農薬濃度を
求める(判定工程14)。この結果、濃度が所定値以上
の高濃度の場合には、そのまま又は必要に応じて希釈1
6してGC−MS又はGC−ECDで測定17する。
【0037】一方上記濃度が所定値以下の低濃度の場合
には、前処理20として極性溶媒に移行させた後、水分
含量を90%とし、その後上述したのと同様な固相抽出
工程19操作により濃縮した後、GC−MS等により測
定17する。
【0038】図6を用いて固相抽出前の前処理20につ
いて説明する。抽出溶剤がヘキサンの場合には、水系溶
媒ではないので、固相抽出工程19で使用する水系試料
とするために、前処理をするものである。先ず、極性溶
媒(例えばジメチルスルホキシド(DMSO))50が
入れられた抽出槽51内に、ヘキサン抽出により汚染物
11から残留農薬12を抽出した抽出液52を投入す
る。その後、抽出液52から農薬12を極性溶媒50に
移行させる。その後、移行された農薬12を含む極性溶
媒50を冷却水による冷却器54で冷却しつつ、加水分
解を行い、農薬22を含有する水溶液55を得る。この
得られた水溶液55から固相抽出工程20において上述
したのと同様な操作により農薬12を濃縮する。
【0039】次に、農薬汚染土壌の分析例について説明
する。図7は農薬汚染土壌の分析例の概略図である。図
7に示すように、農薬汚染土壌11Dを真空加熱炉等の
加熱手段に投入して農薬の分解しない程度の温度まで加
熱して気化させる(加熱・気化工程61)。次に、該気
化物をヘキサンで捕集13する。ヘキサンを所定量に濃
縮して、それを紫外線吸光光度計測し、予め計測してお
いたUV吸光度から残留農薬濃度を求める(判定工程1
4)。この結果、濃度が所定値以上の高濃度の場合に
は、そのまま又は必要に応じて希釈16してGC−MS
又はGC−ECDで測定17する。
【0040】一方上記濃度が所定値以下の低濃度の場合
には、前処理20として極性溶媒に移行させた後、水分
含量を90%とし、その後上述したのと同様な固相抽出
工程19操作により濃縮した後、GC−MS等により測
定17する。
【0041】次に、農薬汚染衣類の分析例について説明
する。図8は農薬汚染衣類の分析例の概略図である。図
8に示すように、農薬汚染衣類11Eをミル裁断又は凍
結粉砕等等の破砕する(破砕工程62)。次に、該破砕
物を真空加熱炉等に投入して農薬の分解しない程度の温
度まで加熱して気化させる(加熱・気化工程61)。次
に、該気化物をヘキサンで捕集する(捕集工程13)。
ヘキサンを所定量に濃縮して、それを紫外線吸光光度計
測し、予め計測しておいたUV吸光度から残留農薬濃度
を求める(判定工程14)。この結果、濃度が所定値以
上の高濃度の場合には、そのまま又は必要に応じて希釈
16してGC−MS又はGC−ECDで測定17する。
【0042】一方上記濃度が所定値以下の低濃度の場合
には、前処理20として極性溶媒に移行させた後、水分
含量を90%とし、その後上述したのと同様な固相抽出
工程19操作により濃縮した後、GC−MS等により測
定17する。
【0043】次に、農薬汚染空気の分析例について説明
する。図9は農薬汚染空気の分析例の概略図である。図
9に示すように、農薬汚染空気11Fをヘキサンで捕集
する(捕集工程13)。ヘキサンを所定量に濃縮して、
それを紫外線吸光光度計測し、予め計測しておいたUV
吸光度から残留農薬濃度を求める(判定工程14)。こ
の結果、濃度が所定値以上の高濃度の場合には、そのま
ま又は必要に応じて希釈16してGC−MS又はGC−
ECDで測定17する。
【0044】一方上記濃度が所定値以下の低濃度の場合
には、前処理20として極性溶媒に移行させた後、水分
含量を90%とし、その後上述したのと同様な固相抽出
工程19操作により濃縮した後、GC−MS等により測
定17する。
【0045】
【実施例】以下に、本発明の好適な一実施例について説
明する。本実施例では、汚染河川水中の残留クロルデン
の計測を行った。まず、分析工程は図5に示す工程に準
じて行った。汚染水500mlを採取し、ヘキサン50
mlで残留農薬を抽出した。予め求めた検量線(図10
参照)により、274nmにおける濃度を求めた。農薬
濃度が10ppbの場合には、そのままGC−MSで測
定して濃度を計測した。農薬濃度が100ppbの場合
には10倍、10ppmの場合には100倍に希釈して
GC−MSで測定して濃度を計測した。なお、上限が3
ppmを超えた場合には、100倍以上の希釈とした。
一方、10ppb以下の場合には、農薬をアセトニトリ
ルで抽出し、その後水を添加して水分含量が90%とな
るようにした後、固相抽出工程により固相抽出を行っ
た。固相抽出はODSシリカゲルを用いて、溶出液はn
−ヘキサンとし、5ml/minとして100倍濃縮を
行った。濃縮後GC−MSで測定して濃度を計測した。
【0046】このようにして求めた残留農薬を分解する
には、例えば水熱分解処理する水熱分解処理手段又は超
臨界水酸化処理する超臨界水酸化処理手段又はバッチ式
水熱分解処理手段等を挙げることができるが、公知の有
害物質処理手段により有害物質を分解処理することがで
きるものであればこれらに限定されるものではない。上
記有害物質分解処理手段は連続して処理する方法及びバ
ッチ処理する方法を適宜採用することができる。なお、
連続して完全分解処理するような場合には、水熱分解処
理手段を用いることが好ましい。
【0047】図11に水熱酸化分解装置の一例を示す。
図11に示すように、水熱酸化分解装置120は、筒形
状の一次反応塔122と、油123a、残留性汚染物1
23b、水酸化ナトリウム(NaOH)123c及び水
123dの処理液を加圧する加圧ポンプ124a〜12
4dと、当該水に水酸化ナトリウムとの混合液を予熱す
る予熱器125と、例えば配管を巻いた構成の二次反応
塔126と、冷却器127および減圧弁128とを備え
てなるものである。また、減圧弁128の下流には、気
液分離装置129、活性炭槽130が配置されており、
排ガス(CO2 )131は煙突132から外部へ排出さ
れ、排水(H2 O,NaCl)133は別途必要に応じ
て排水処理される。また、酸素(O2 )の配管139
は、一次反応塔125の下部に対して直結している。
【0048】上記装置において、加圧ポンプ124a〜
dによる加圧により一次反応器122内は、26MPa
まで昇圧される。また、予熱器125は、H2Oおよび
NaOHの混合処理液123eを300℃程度に予熱す
る。また、一次反応塔122内には酸素が噴出してお
り、内部の反応熱により380℃〜400℃まで昇温す
る。この亜臨界状態の熱水中で析出した炭酸ナトリウム
(Na2CO3)の結晶と残留性汚染物(例えばクロルデ
ン)等の有機ハロゲン化物とが反応して、脱塩素反応お
よび酸化分解反応を起こし、NaCl、CO2およびH2
Oに分解されている。つぎに、冷却器127では、二次
反応器126からの流体を100℃程度に冷却すると共
に後段の減圧弁128にて大気圧まで減圧する。そし
て、気液分離器129によりCO2および水蒸気と処理
水とが分離され、CO2および水蒸気は、活性炭槽13
0を通過して環境中に排出される。
【0049】このような処理装置を用いて例えばクロル
デン等の有機ハロゲン化物等の残留性汚染物を処理する
ことで、完全無害化を図ることができる。
【0050】この処理において、残留性汚染物の濃度が
不明な場合には、処理計画が定まらないので、上記分析
システムを用い、残留性汚染物の汚染に応じた濃度を測
定することで、処理計画を迅速に実行することができ
る。
【0051】また、排水中において、上記分析システム
を用いることで、分解が不十分な場合に迅速に対処する
ことができる。
【0052】上記運転制御としては、例えば分解処理設
備の加熱制御、加圧制御、処理液の投入量の制御、酸化
剤の投入量の制御、又は水酸化ナトリウム(NaOH)
の投入量の制御の少なくとも一を制御するものである。
【0053】その他、圧力及び供給する酸化剤等の供給
量を調整するようにしてもよい。
【0054】また、処理対象物中の汚染物濃度が低い場
合には、二次反応塔126通過後の処理液を再度一次反
応塔122へ再度送り、汚染物濃度を濃縮するようにし
てもよい。この際の反応条件は汚染物が分解しない程度
の条件で分解処理を行なうようにすればよい。
【0055】なお、本実施の形態においては、水熱分解
処理する対象である有機ハロゲン化物としてクロルデン
を例示して説明したが、本発明はこれに限定されるもの
ではなく、水熱酸化分解処理できる物質(例えばダイオ
キシン類、有機スズ等の環境ホルモン類)のモニタリン
グを適切に行うことが可能となる。
【0056】
【発明の効果】以上の説明したように、本発明によれ
ば、汚染物中の残留性汚染物質を溶剤で抽出又は捕集す
る抽出・捕集工程と、該抽出・捕集手段により抽出又は
捕集された残留性汚染物質濃度を吸光光度法により判定
する判定工程と、該判定手段の判定により汚染物質濃度
が高濃度の場合に、そのまま又は必要に応じて希釈して
残留性汚染物質の濃度を測定する測定工程と、上記判定
手段の判定により汚染物質濃度が低濃度の場合に、抽出
液中の汚染物質を固相吸着材を用いて吸着・保持し、そ
の後固相吸着材から溶出液により溶出する固相抽出工程
と、該固相抽出工程を経た溶出液中の残留性汚染物質の
濃度を測定する測定工程とを備えてなるので、残留性物
質に汚染された汚染物から当該汚染物質の濃度を迅速且
つ高精度に分析処理することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態にかかる残留性汚染物質の分析工
程の概略図である。
【図2】本実施の形態にかかる農薬汚染油中残留性農薬
の分析工程概略図である。
【図3】抽出処理工程図である。
【図4】処理のフロー図である。
【図5】本実施の形態にかかる農薬汚染海水等中残留性
農薬の分析工程概略図である。
【図6】本実施の形態にかかるヘキサン抽出工程の概略
図である。
【図7】本実施の形態にかかる農薬汚染土壌中残留性農
薬の分析工程の概略図である。
【図8】本実施の形態にかかる農薬汚染衣類中残留性農
薬の分析工程の概略図である。
【図9】本実施の形態にかかる農薬汚染空気中残留性農
薬の分析工程の概略図である。
【図10】残留性農薬濃度と吸光度との関係を示す図で
ある。
【図11】水熱酸化分解装置の概要図である。
【図12】従来技術にかかる汚染油中の残留性汚染物の
分析工程概略図である。
【図13】従来技術にかかる汚染海水中の残留性汚染物
の分析工程概略図である。
【図14】従来技術にかかる汚染土壌中の残留性汚染物
の分析工程概略図である。
【符号の説明】
11 汚染物 12 残留性汚農薬 13 抽出・捕集工程 14 判定工程 15 高濃度の場合 16 希釈 17 測定工程 18 低濃度の場合 19 固相抽出工程 20 前処理工程
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B01J 20/08 B01J 20/10 D 20/10 20/34 G 20/34 G01N 21/33 G01N 21/33 30/00 B 30/00 30/70 30/70 30/72 A 30/72 30/88 C 30/88 33/00 D 33/00 27/62 ZABV // G01N 27/62 ZAB 1/28 Z (72)発明者 野崎 昭宏 長崎県長崎市深堀町五丁目717番1号 三 菱重工業株式会社長崎研究所内 Fターム(参考) 2G052 AA06 AA08 AB22 AB27 AC03 AC05 AD26 AD46 ED07 ED11 FD09 GA11 GA24 GA27 JA07 JA09 JA13 2G059 AA01 BB02 BB04 BB05 BB08 CC12 DD04 EE01 EE12 HH03 HH06 JJ01 4D017 AA03 BA04 CA01 CB01 DB02 EA10 EB03 4D056 AB17 AC02 AC08 AC11 AC13 BA01 BA11 CA17 CA31 CA39 4G066 AA20B AA22B CA33 DA07 GA11

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 汚染物中の残留性汚染物質の濃度を計測
    する分析方法であって、 汚染物中の残留性汚染物質を溶剤で抽出又は捕集する抽
    出・捕集工程と、 該抽出・捕集手段により抽出又は捕集された残留性汚染
    物質濃度を吸光光度法により判定する判定工程と、 該判定手段の判定により汚染物質濃度が高濃度の場合
    に、そのまま又は必要に応じて希釈して残留性汚染物質
    の濃度を測定する測定工程と、 上記判定手段の判定により汚染物質濃度が低濃度の場合
    に、抽出液中の汚染物質を固相吸着材により吸着・保持
    し、その後固相吸着材から溶出液により溶出する固相抽
    出工程と、 該固相抽出工程を経た溶出液中の残留性汚染物質の濃度
    を測定する測定工程とを備えてなることを特徴とする残
    留性汚染物質の分析方法。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 上記抽出工程の抽出溶剤がアセトニトリル、アセトン、
    ジメチルスルホキシド又はn−ヘキサンのいずれかであ
    ることを特徴とする残留性汚染物質の分析方法。
  3. 【請求項3】 請求項1において、 上記判定工程の吸光光度計の測定波長が240〜320
    nmであることを特徴とする残留性汚染物質の分析方
    法。
  4. 【請求項4】 請求項1において、 上記固相抽出工程の固相吸着材が、シリカゲル又はアル
    ミナからなり、抽出カラム内に挿入されてなることを特
    徴とする残留性汚染物質の分析方法。
  5. 【請求項5】 請求項1おいて、 上記保持固相吸着材から残留性汚染物質を溶出する溶出
    液が、無極性溶剤であることを特徴とする残留性汚染物
    質の分析方法。
  6. 【請求項6】 請求項1において、 上記測定工程がガスクロマトグラフ−質量分析計又はガ
    スクロマトグラフ−電子捕獲型検出器分析計又は液体ク
    ロマトグラフ分析計のいずれかでであることを特徴とす
    る残留性汚染物質の分析方法。
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