JP2003148601A - 自動変速機の電動式レンジ切換装置 - Google Patents
自動変速機の電動式レンジ切換装置Info
- Publication number
- JP2003148601A JP2003148601A JP2001347981A JP2001347981A JP2003148601A JP 2003148601 A JP2003148601 A JP 2003148601A JP 2001347981 A JP2001347981 A JP 2001347981A JP 2001347981 A JP2001347981 A JP 2001347981A JP 2003148601 A JP2003148601 A JP 2003148601A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- range
- motor
- automatic transmission
- switching device
- torque
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Control Of Transmission Device (AREA)
- Gear-Shifting Mechanisms (AREA)
Abstract
タを大型化させることなく、Pレンジからのシフト時に
必要なトルクが確保できるようにする。 【解決手段】モータへの電源供給を高周波でON・OF
F切り換えするパルス制御によって、モータへの平均印
加電圧を制御して、マニュアルシャフトを要求レンジに
対応する角度に回転駆動させる。Pレンジからのシフト
時には、他のシフト時よりも、前記パルス制御における
駆動周波数を低くし、パーキング機構を開放するために
要求されるトルクを確保できるようにする。
Description
されるマニュアルシャフトによってマニュアルバルブを
駆動する構成の自動変速機の電動式レンジ切換装置に関
する。
ポテンショメータで検出し、該検出角度が要求レンジに
対応する目標値になるように、前記マニュアルシャフト
を回転駆動するモータをフィードバック制御する構成の
自動変速機の電動式レンジ切換装置が知られている(特
開平7−305770号公報参照)。
レンジ切換装置では、モータに要求される発生トルクが
シフトの種類に応じて異なり、特に、機械的なパーキン
グ機構が作用するPレンジから他のレンジへのシフトを
行なうときに、大きなトルクを必要とする。ここで、大
きなトルクを必要とするPレンジからのシフトに対応す
べく、大きなトルクを発生する大型のモータを用いる構
成とすると、イナーシャトルクが大きくなってフィード
バック制御の応答性が大きく低下するという問題があっ
た。
あり、フィードバック制御の応答性を大きく低下させる
ことなく、Pレンジからのシフト時であっても、マニュ
アルシャフトを回転させるための必要トルクを確保でき
る自動変速機の電動式レンジ切換装置を提供することを
目的とする。
の発明では、モータで回転駆動されるマニュアルシャフ
トによってマニュアルバルブをレンジに対応する位置に
駆動する自動変速機の電動式レンジ切換装置において、
シフトの種類に応じて、モータのパルス制御における駆
動周波数を変更する構成とした。
Pなどのシフトの種類によって、モータが異なる駆動周
波数でパルス制御される。ここで、パルス制御における
ON時間割合(平均印加電圧)が同じであっても、駆動
周波数(1周期)を変化させることで、モータの発生ト
ルクが変化する。請求項2記載の発明では、Pレンジか
らのシフト時とそれ以外のシフト時とで、モータのパル
ス制御における駆動周波数を異なる値に設定する構成と
した。
時はそれ以外のシフト時よりもマニュアルシャフトを回
転させるのに必要なトルクが大きくなる条件であり、必
要トルクの大小に応じてモータの駆動周波数が切り換え
られる。請求項3記載の発明では、Pレンジからのシフ
ト時に、モータのパルス制御における駆動周波数を他の
シフト時に比べて低く設定する構成とした。
回転させるのに必要なトルクが大きくなるPレンジから
のシフト時に、モータのパルス制御における駆動周波数
を低く設定することで、モータの発生トルクを大きくす
る。
種類に応じて駆動周波数を変更することで、シフトの種
類に応じて異なる必要トルクの要求に応じてトルクを発
生させることができ、モータを大型化することなく必要
なトルクを確保することが可能となり、マニュアルシャ
フトの角度のフィードバック制御における応答性を向上
させることができるという効果がある。
ーキング機構が作用するPレンジから他のレンジへのシ
フト時には、他のシフト時に比べて大きなトルクが必要
とされることに対応して、駆動周波数を的確に切り換え
ることができるという効果がある。請求項3記載の発明
によると、機械的なパーキング機構が作用するPレンジ
から他のレンジへのシフト時であって、他のシフト時に
比べて大きなトルクが必要とされるときに、駆動周波数
を低くしてモータの発生トルクを高め、マニュアルシャ
フトの回転に必要なトルクを確保することができるとい
う効果がある。
する。図1は、実施の形態における自動変速機の電動式
レンジ切換装置のシステム構成図である。この図1にお
いて、車両用自動変速機1には、電動式レンジ切換装置
のアクチュエータとしてのモータ2が取り付けられる。
けられ、該減速機構3を介してマニュアルシャフト4を
回転駆動するよう構成される。前記マニュアルシャフト
4には、該マニュアルシャフト4を複数のレンジにそれ
ぞれ対応する角度に位置決めするためのディテント機構
5が取り付けられる。前記ディテント機構5は、図2に
示すように、マニュアルシャフト4に固定されて一体に
回転するディテントレバー5A、ディテントレバー5A
の周縁に各レンジに対応して形成される凹部に係合する
ローラを支持すると共に、該ローラを切欠きに向けて押
圧付勢するディテントスプリング5Bから構成され、マ
ニュアルシャフト4を、Pレンジ,Rレンジ,Nレン
ジ,Dレンジ,2レンジ,1レンジのいずれかに対応す
る角度に位置決めする。
ディテントレバー5Aとマニュアルバルブ6(スプール
バルブ)との係合によって、マニュアルバルブ6の軸方
向運動に変換され、マニュアルバルブ6がバルブボディ
7内で軸方向に変位することで、油圧ポートの開閉が切
り換えられ、各シフトレンジを設定するための摩擦係合
要素の解放・締結が制御される。
けられるロッド8の他端には、カム9が取り付けられ、
揺動可能に支持されたパーキングポール10が前記カム
9との摺接によって揺動駆動され、Pレンジ位置におい
ては、パーキングポール10の爪10aがパーキングギ
ヤ11の凹部11aに噛み合って、パーキングギヤ11
が固定されるようになっている。
10及びパーキングギヤ11によってパーキング機構が
構成される。また、前記マニュアルシャフト4には、該
マニュアルシャフト4(ディテントレバー5A)の角度
を検出するポテンショメータ21が備えられる一方、自
動変速機1が各レンジのいずれに切り換えられているか
を検出するインヒビタースイッチ22が設けられる。
レクトレバーでP,R,N,D,2,1のいずれのレン
ジが選択されているかを検出するレンジセレクトスイッ
チ23が設けられている。前記ポテンショメータ21,
インヒビタースイッチ22及びレンジセレクトスイッチ
23からの信号は、A/Tコントロールユニット(A/
T C/U)24に入力される。
レンジセレクトスイッチ23からの信号に基づき運転者
が選択しているレンジを判定し、該レンジに対応する位
置にマニュアルシャフト4(マニュアルバルブ)を駆動
すべく、前記ポテンショメータ21で検出される実際の
角度に基づいて前記モータ2の平均印加電圧及び電圧印
加の方向をフィードバック制御する。
4によるモータ制御の詳細を、図3のフローチャートに
従って説明する。図3のフローチャートにおいて、ステ
ップS1では、レンジセレクトスイッチ23の信号から
運転者による選択レンジを判別する。ステップS2で
は、前記ステップS1で判別した選択レンジに対応する
マニュアルシャフト4の目標角度を設定する。
21で検出されるマニュアルシャフト4の実角度を入力
する。ステップS4では、前記目標角度と実角度との偏
差Err(Err=目標角度−実角度)を演算する。ス
テップS5では、前記偏差Errの絶対値が所定値を超
えているか否かを判別する。
いるときには、マニュアルシャフト4を回転駆動して偏
差Errの絶対値を所定値以下にすべく、ステップS6
以降へ進む。ステップS6では、前記偏差Errに基づ
いて、電圧印加の方向を示す符号付きの制御デューティ
比を、比例・積分・微分制御に基づいて演算する。
源供給を高周波でONとOFFとに切り換えるパルス制
御におけるON時間割合を示す。ステップS7では、今
回のシフトがPレンジから他のレンジへのシフトである
か否かを判別する。ステップS7では、Pレンジから他
のレンジへのシフト時であると判別されると、ステップ
S8へ進み、前記パルス制御における駆動周波数(駆動
周期=ON時間+OFF時間)として、Pレンジからの
シフトに対応して予め設定された周波数f1(Hz)を
設定する。
レンジへのシフト時ではないと判別されると、ステップ
S9へ進み、Pレンジ以外からのシフトに対応して予め
設定された周波数f2(Hz)を設定する。ここで、f
1<f2であり、Pレンジから他のレンジへのシフト時
には、それ以外のシフト時に比べて駆動周波数が低く設
定されるようにしてある。
はステップS9で設定された駆動周波数及びステップS
6で設定された制御デューティ比の駆動パルス信号を、
前記モータ2に対する電源供給をスイッチングするスイ
ッチング素子に出力して、モータ2に印加される平均電
圧を制御する。Pレンジにおいては、前述のパーキング
機構によってパーキングギヤ11が機械的に固定され、
係るPレンジに対応する角度位置からマニュアルシャフ
ト4を回転させるためには、前記パーキングギヤ11の
固定状態を開放する力が必要となる分、他のシフト時よ
りもモータ2の発生トルクがより多く要求される。
ス制御における駆動周波数を、Pレンジからのシフト時
においては、他のシフト時に比べて低くすることで平均
電流を大きくして、同じ制御デューティ比でのモータ2
の発生トルクがより大きくなるようにしてある(図4参
照)。上記構成によると、Pレンジからのシフトである
か否かに応じて駆動周波数を変更することで、必要トル
クの違いに応じてトルクを発生させることができ、モー
タを大型化することなく必要なトルクを確保することが
可能となり、マニュアルシャフト4の角度制御における
フィードバック応答性を向上させることができる。
フトであるか否かに応じて駆動周波数を2種類に切り換
える構成としたが、他の種類のシフトにおいても要求ト
ルクに違いがある場合に、係る要求トルクの違いに応じ
て3種類以上に駆動周波数を切り換える構成としても良
い。更に、同じPレンジであっても、車両が傾斜地に止
められている場合には、Pレンジからシフトさせるのに
要求されるトルクが、平地に比べて大きくなる場合があ
るので、路面勾配(車両の傾き)に応じてPレンジから
のシフト時の駆動周波数を補正するよう構成しても良
い。
テム構成図。
を示す線図。
Claims (3)
- 【請求項1】モータで回転駆動されるマニュアルシャフ
トによってマニュアルバルブをレンジに対応する位置に
駆動する自動変速機の電動式レンジ切換装置において、 シフトの種類に応じて、前記モータのパルス制御におけ
る駆動周波数を変更することを特徴とする自動変速機の
電動式レンジ切換装置。 - 【請求項2】Pレンジからのシフト時とそれ以外のシフ
ト時とで、前記駆動周波数を異なる値に設定することを
特徴とする請求項1記載の自動変速機の電動式レンジ切
換装置。 - 【請求項3】前記Pレンジからのシフト時に、前記モー
タのパルス制御における駆動周波数を他のシフト時に比
べて低く設定することを特徴とする請求項2記載の自動
変速機の電動式レンジ切換装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001347981A JP2003148601A (ja) | 2001-11-13 | 2001-11-13 | 自動変速機の電動式レンジ切換装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001347981A JP2003148601A (ja) | 2001-11-13 | 2001-11-13 | 自動変速機の電動式レンジ切換装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003148601A true JP2003148601A (ja) | 2003-05-21 |
Family
ID=19160882
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001347981A Pending JP2003148601A (ja) | 2001-11-13 | 2001-11-13 | 自動変速機の電動式レンジ切換装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003148601A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2011052074A1 (ja) * | 2009-10-30 | 2011-05-05 | トヨタ自動車株式会社 | 車両のシフト切替制御装置 |
CN109895779A (zh) * | 2017-12-07 | 2019-06-18 | 奥特润株式会社 | 电动马达的控制方法 |
-
2001
- 2001-11-13 JP JP2001347981A patent/JP2003148601A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2011052074A1 (ja) * | 2009-10-30 | 2011-05-05 | トヨタ自動車株式会社 | 車両のシフト切替制御装置 |
CN102597579A (zh) * | 2009-10-30 | 2012-07-18 | 丰田自动车株式会社 | 车辆的换档控制装置 |
JP5035475B2 (ja) * | 2009-10-30 | 2012-09-26 | トヨタ自動車株式会社 | 車両のシフト切替制御装置 |
US8616079B2 (en) | 2009-10-30 | 2013-12-31 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Shift switching control device of vehicle |
CN109895779A (zh) * | 2017-12-07 | 2019-06-18 | 奥特润株式会社 | 电动马达的控制方法 |
CN109895779B (zh) * | 2017-12-07 | 2022-08-09 | 现代凯菲克株式会社 | 电动马达的控制方法 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5762582B1 (ja) | シフトレンジ切り替え装置 | |
JP4087714B2 (ja) | 車両扉の自動操作方法及びその方法を実行するための装置 | |
JP6062298B2 (ja) | 自動変速機のレンジ切換え装置 | |
KR102008929B1 (ko) | 전동식 변속 레버 시스템의 모터 제어 방법 | |
JP6569584B2 (ja) | シフトレンジ制御装置 | |
US11002360B2 (en) | Shift range control apparatus | |
US10644622B2 (en) | Shift range control apparatus | |
JP4672066B2 (ja) | 自動変速機の制御装置 | |
JP3595242B2 (ja) | 同期噛合式自動変速機の制御装置 | |
US11448316B2 (en) | Shift range control apparatus | |
JP4410279B2 (ja) | 自動変速装置の制御装置及び制御方法 | |
US9841100B2 (en) | Shift position switching controller | |
JP2003148601A (ja) | 自動変速機の電動式レンジ切換装置 | |
JP2007107673A (ja) | レンジ切換装置の制御装置 | |
JP2003148608A (ja) | 自動変速機の電動式レンジ切換装置 | |
JP4606488B2 (ja) | クラッチの制御装置 | |
JP2003156144A (ja) | 自動変速機の電動式レンジ切換装置 | |
JP2003148599A (ja) | 自動変速機の電動式レンジ切換装置 | |
JP4119642B2 (ja) | 自動変速機の電動式レンジ切換装置 | |
JP2004211848A (ja) | 自動変速機のセレクトアシスト装置 | |
JP2004011726A (ja) | 自動変速機の電動式レンジ切換装置 | |
JP2002323131A (ja) | 自動変速装置 | |
JP2004092773A (ja) | 自動変速機のレンジ切換え装置 | |
JP2004100733A (ja) | 自動変速機のレンジ切換え装置 | |
JP2004011682A (ja) | 自動変速機の電動式レンジ切換装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20040817 |
|
A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712 Effective date: 20041217 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20070710 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20070713 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20071113 |