JP2003148049A - 動作システム - Google Patents

動作システム

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JP2003148049A
JP2003148049A JP2001350726A JP2001350726A JP2003148049A JP 2003148049 A JP2003148049 A JP 2003148049A JP 2001350726 A JP2001350726 A JP 2001350726A JP 2001350726 A JP2001350726 A JP 2001350726A JP 2003148049 A JP2003148049 A JP 2003148049A
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signal
confirmation
control device
state
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JP2001350726A
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English (en)
Inventor
Hiroyuki Yogo
博行 余吾
Eiji Kato
英治 加藤
Eiji Itami
栄二 伊丹
Tomoaki Imaizumi
智章 今泉
Tomonori Suzuki
鈴木  智則
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Toyota Motor Corp
Aisin Corp
Original Assignee
Aisin Seiki Co Ltd
Toyota Motor Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 被制御機器の動作を適切に許容・禁止するた
めの確認スイッチ4を備えた動作システムにおいて、ス
イッチ4、制御装置3間でショート等が発生したとして
も、動作を禁止できる動作システムを得る。 【解決手段】 確認スイッチ4、このスイッチ4の操作
状態に従って被制御機器を制御する制御装置3もしくは
被制御機器24を、車体とドアとの間に備え、スイッチ
4の開状態で動作が禁止され、閉状態で動作が許容され
る動作システムを構成するに、制御装置3からスイッチ
4の一方の端子4aにスイッチ状態確認信号を送る信号
送出手段3aを備えるとともに、他方の端子4b側の信
号を検出する信号検出手段3bを備え、信号検出手段3
bにより対応する信号が検出された場合に限り、動作を
許容する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、確認スイッチ、こ
の確認スイッチの操作状態に従って被制御機器を制御す
る制御装置もしくは前記被制御機器を、車体と、車体に
対して相対移動可能なスライドドア等の移動部材との間
に備え、確認スイッチの開状態で被制御機器の動作が禁
止され、前記確認スイッチの閉状態で被制御機器の動作
が許容される動作システムに関する。
【0002】
【従来の技術】上記のような確認スイッチの開状態で動
作を禁止する動作システムとしては、例えば、パワース
ライドドア、パワーバックドアの電動動作システムを挙
げることができる。
【0003】パワースライドドアの動作システムを例に
取って説明すると、従来、このようなシステムにあって
は、図6に示すように、スライドドアの駆動機構に備え
られるモータ24に対する制御装置3が備えられるとと
に、この制御装置3に対して、上記確認スイッチとして
のキャンセルスイッチ4、さらにスライドドア1の開閉
を操作するための操作スイッチ5が備えられていた。
【0004】動作の詳細をさらに詳述すると、スライド
ドアの開動作では、キャンセルスイッチ4が閉状態の
時、操作スイッチ開を選択すると、スライドドアがラッ
チ状態の時は自動的にラッチを解除し、操作スイッチ開
を選択し続けている間は、自動的にスライドドアを開方
向に動作させ、原則、全開まで開ける。逆に、操作スイ
ッチ閉を選択し続けている間は、自動的にスライドドア
を閉方向に動作させ、原則、閉じきりまで、スライドド
ア1を全閉させる。即ち、これらの状態にあっては、キ
ャンセルスイッチ4の閉状態で、スライドドアの動作が
許容される。一方、キャンセルスイッチ4が開状態の時
は、スライドドアの動作が禁止される。従って、キャン
セルスイッチ4は、前記操作スイッチ5に対して上位に
位置される。
【0005】さて、通常、前記キャンセルスイッチ4、
操作スイッチ5等は、運転席近傍に設けられ、ドアの駆
動機構およびそれに対する制御装置3は、ドア側に設け
られる。これらスイッチ4と制御装置3との間には接続
用のハーネス15が設けられる。図6において、車体側
とドア側とを一点鎖線で分けて示した。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このような、スイッチ
開状態で被制御機器の動作を禁止する動作システムにあ
っては、キャンセルスイッチとして通常のスイッチを利
用した場合、ハーネスがグランドショ−トした場合等に
動作を禁止したくても、禁止できないという問題があっ
た。
【0007】図6に、ハーネス15に接続して二点鎖線
で示すように、車体とのショートが発生した場合、キャ
ンセルスイッチを閉状態に維持したのと同様な状況が現
出し、結果的にスライドドアの動作を禁止できないこと
となる。
【0008】本発明の目的は、上記のような構成の動作
システムにあって、例え、ショートが発生したとして
も、スイッチを開状態に維持したと同様に、例えばスラ
イドドアの動作を禁止できる動作システムを得ることに
ある。
【0009】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
の本発明による、確認スイッチ、前記確認スイッチの操
作状態に従って被制御機器を制御する制御装置もしくは
前記被制御機器を、車体と、前記車体に対して相対移動
可能な移動部材との間に備え、前記確認スイッチの開状
態で前記被制御機器の動作が禁止され、前記確認スイッ
チの閉状態で前記被制御機器の動作が許容される動作シ
ステムの特徴構成は、前記制御装置から前記確認スイッ
チの一方の端子にスイッチ状態確認信号を送る信号送出
手段を備えるとともに、前記確認スイッチにおける他方
の端子側の信号を検出する信号検出手段を前記制御装置
に備え、前記スイッチ状態確認信号に対応する対応信号
が前記信号検出手段により検出された場合に限り、前記
制御装置が前記被制御機器の動作を許容するものとされ
ることにある。
【0010】この構成のシステムにあっては、確認スイ
ッチの開・閉状態、さらに断線、ショート等を加味して
システムの状況を判断するのに、信号送出手段側からス
イッチ状態確認信号を確認スイッチに送り、確認信号に
対応した信号を確認スイッチの他方の端子側で検出す
る。この構造にあっては、確認スイッチが閉状態にあ
り、且つ、断線、ショートが発生していない完全に正常
な状態においてのみ、信号検出手段が、対応信号を検出
することとなる。従って、この場合に限り、被制御機器
の動作を許容するのである。
【0011】一方、スイッチが開状態にあったり、断線
を起こしていたり、ショートしていた場合は、対応信号
が検出されない。これらの場合は、被制御機器の動作が
許容されず、確認スイッチの閉状態で始めて被制御機器
の動作を許容するという、本来の目的が達成される。
【0012】このような動作を達成する場合、請求項2
に記載されているように、前記確認スイッチの前記他方
の端子に接続される電源側回路と、前記確認スイッチの
前記一方の端子に接続されるグランド接続回路とを備
え、前記グランド接続回路にトランジスタを備えるとと
もに、前記スイッチ状態確認信号が、前記トランジスタ
のベースに入力され、前記対応信号が、前記電源側回路
の電位信号として、前記信号検出手段により検出される
構成を取ることが好ましい。
【0013】この構成は、制御装置の一対の端子を利用
するとともに、従来設けられていた、図6に示すグラン
ド接続回路に実質上、トランジスタを挿入し、制御装置
側にあっては、それに設けられるコントローラ(CP
U)内部のソフトを、信号送出手段、信号検出手段に対
応して書き換えるだけで、本願所望の動作を実現でき
る。従って、本願システムは、従来の構成を大きく改変
することなく、本願、独特の作用・効果を奏する動作シ
ステムとして構築される。
【0014】この構成を採用する場合、制御装置側から
トランジスタのベースに、所定のスイッチ状態確認信号
を入れることで、電源側回路にあって、スイッチが閉状
態で、断線、ショートが発生していない状態で、初め
て、この確認信号に対応した対応信号を得ることがで
き、これにより、容易簡便な構成で、閉状態且つ断線、
ショートの無い状況を確認して、適切な動作を実行する
ことができる。
【0015】さて、前記スイッチ状態確認信号として
は、請求項3に記載されているように方形信号であるこ
とが好ましい。方形信号を使用する場合は、実際上、ス
イッチの開閉を複数回行ったと同様な状況となり、スイ
ッチの単なる、入り切り動作、あるいは、突発的なノイ
ズ等の発生に対しても、これらとの間で識別が可能であ
り、確実なスイッチ状態の確認を行って、適切な状況で
動作させることができる。
【0016】さて、請求項4に記載されているように、
前記被制御機器が、前記車体の開口部を開閉する開閉動
作機器であるとともに、前記開閉動作機器の動作・動作
停止を設定する操作スイッチと、前記操作スイッチの操
作状態に従って、前記開閉動作機器に対する動作制御指
令を生成する制御指令生成手段を、前記制御装置に備
え、前記信号送出手段が働き、前記スイッチ状態確認信
号に対応する前記対応信号が前記信号検出手段により検
出された場合に、前記制御指令生成手段が前記操作スイ
ッチの操作状態に従った動作制御指令を前記被制御機器
に送るものであることが好ましい。
【0017】本願における確認スイッチは、被制御機器
の動作を許容するか、禁止するかといった機能を有する
が、通常、被制御機器に関しては、先に従来の技術の項
で説明したように、それ自体に対する操作スイッチが設
けられる。そして、上記システムにあっては、確認スイ
ッチが、操作スイッチに対して上位に位置され、この確
認スイッチの状態に適切に対応して、本願所定の要件を
満たす場合に限り、被制御機器が動作できる状況を実現
する必要があるが、上記構成で、信号検出手段による対
応信号の確認が行われた場合に、初めて、操作スイッチ
が効く構成となるため、本願の目的に合致した状態で、
操作スイッチの操作状態に対応して、動作制御指令が制
御指令生成手段により生成され、被制御機器側に送られ
ることで、適切な動作が実現できる。
【0018】
【発明の実施の形態】本願の動作システムを、乗用車の
スライドドア1に適用した場合の例に関して以下説明す
る。この動作システムは、先の従来システム構造を改良
したものとなっている。
【0019】[基本構造]このようなシステムは、図4
に示すように、スライドドア1の駆動機構に備えられる
モータ24に対する制御装置3が備えられるととに、こ
の制御装置3に対して、上記確認スイッチとしてのキャ
ンセルスイッチ4、さらにスライドドア1の開閉動作を
選択操作するための操作スイッチ5を備えたものとな
る。
【0020】ここで、キャンセルスイッチ4の働きは、
前記同様、基本的には、このスイッチ4が閉状態にある
場合に、スライドドア1のスライド動作を許容するもの
であり、その開状態において、動作を禁止するものであ
る。操作スイッチ5の働きは、前記キャンセルスイッチ
5の閉状態で、このスイッチ5がドア開状態に操作され
た場合に、スライドドア1の駆動機構2を開動作させる
ためのものであり、ドア閉状態に操作された場合に、同
閉動作させるためのものである。
【0021】即ち、その機能上、キャンセルスイッチ4
は、前記操作スイッチ5に対して上位に位置されること
となるが、このような制御選択決定は、制御装置3に担
われる。
【0022】本願をさらに詳細に、スライドドアを含め
た全体構造、スライド機構の構造、スライド制御の順に
以下説明する。
【0023】[全体構造]図1、図2に示されるよう
に、スライドドア1は、車両の側部ボデー6に形成され
た矩形のドア開口7を開閉するものであって、車両前後
方向(図1の左右方向)に延在するセンターガイドレー
ル8及び上下一対のアッパ及びロアガイドレール9、1
0を介して側部ボデー6に、車両前後方向にガイドレー
ル8、9、10に沿って、スライド自在に支持されてい
る。
【0024】アッパガイドレール9は、ドア開口7の上
縁に沿って、その上縁近傍に配置されており、側部ボデ
ー6に固定されている。ロアガイドレール10は、ドア
開口7の下縁に沿って、この下縁近傍に配置されてお
り、側部ボデー6に固定されている。又、センターガイ
ドレール8は、ドア開口7より車両側部側の側部ボデー
6の室外面に固定されている。
【0025】スライドドア1には、それぞれ、ガイドレ
ール8、9、10に摺動自在に案内されるガイドローラ
ユニット11、9a,10aが揺動自在に支持されてお
り、スライドドア1は、それぞれのガイドローラユニッ
ト11,9a,10aがガイドレール8、9、10に対
して摺動することで、ガイドレール8、9、10に案内
されてドア開口7を開閉スライドできる。なお、ガイド
レール8、9、10は、互いに平行で、図2に示すよう
に、その前端は、ドア開口7の閉時において、スライド
ドア1が側部ボデー6の室外面と略面一となるようにス
ライドドア1を案内するために、車両室内方に向かって
屈曲している。また、ドア開口7の開時において、スラ
イドドア1は、ドア開口7より車両後部側の側部ボデー
6の室外面上に配設される。
【0026】これにより、スライドドア1は、ガイドロ
ーラユニット11、9a,10aによってガイドレール
8、9、10を介して側部ボデー6にスライド自在に支
持され、ガイドローラユニット11が後述するパワース
ライドユニットにより、ガイドレール8に対して、摺動
してスライド動作する。
【0027】[スライド機構]パワースライドユニット
は、図1、2、3に示すように、駆動機構2、ケーブル
22、プーリ機構23を主として構成されている。
【0028】駆動機構2は、スライドドア1内に配置さ
れており、ブラケット等でスライドドア1のドアパネル
に固定されている。この駆動機構2は、駆動源としての
モータ24及び回転自在な出力ドラム25からなる。出
力ドラム25は、減速ギヤ機構26を介してモータ24
の出力シャフトに連結されており、モータ24の正逆転
により、一方向及び他方向に回転する。
【0029】ケーブル22は、図2、3に示すように、
二本のワイヤ221、222からなり、ワイヤ221、
222は、それぞれ、その一端で出力ドラム25に係止
されて巻回されている。ワイヤ221の他端221a
は、スライドドア1内のワイヤガイド27及びプーリ機
構23に案内されてセンターガイドレール8内に配索さ
れ、センターガイドレール8の車両前後方向における前
端近傍の側部ボデー6のボデーパネルに係止されてい
る。又、ワイヤ222の他端222aは、スライドドア
1内のワイヤガイド27及びプーリ機構23に案内され
てセンターガイドレール8内に配索され、センターガイ
ドレール8の車両前後方向における後端の下壁29に係
止されている。
【0030】プーリ機構23は、ベースブラケット30
により、ガイドローラユニット11のベースプレート1
10に固定されている。ベースブラケット30には、一
対の案内プーリ31、32が、回転自在に支持されてい
る。又、案内プーリ31の回転中心軸は、ガイドローラ
ユニット11の揺動中心軸と同軸に成っている。案内プ
ーリ32は、ローラ33、34間に配設されており、ワ
イヤ221、222を案内する外周の一部分がセンター
ガイドレール8内に位置している。ワイヤ221、22
2の他端221a,222aは、案内プーリ31、32
の両側で案内されるようにクロスして案内プーリ31、
32に案内され、センターガイドレール8内に配索され
ている。
【0031】この構造により、ドア開口7の閉状態(ス
ライドドア1が図2の(イ)に位置する状態)におい
て、モータ24を正転駆動して出力ドラム25を一方向
に回転させると、ケーブル22のワイヤ222が出力ド
ラム25に巻き取られ且つワイヤ221が出力ドラム2
5から繰り出される。ワイヤ221、222は、その他
端221a,222aにて車両ボデー側に固定されてい
るので、ガイドローラユニット11はセンターガイドレ
ール8に沿って摺動しながら車両後方(図2の右側)へ
移動することになる。
【0032】この結果、スライドドア1が開方向(図2
の右方)へとスライド動作し、ドア開口7が開状態(ス
ライドドア1が図2の(ロ)に位置する状態)となる。
【0033】ドア開口7の開状態において、モータ24
を逆転駆動して出力ドラム25を他方向へ回転させる
と、前述とは逆に、ケーブル22のワイヤ222が出力
ドラム25から繰り出され且つワイヤ221が出力ドラ
ム25に巻き取られる。これにより、ガイドローラユニ
ット11はセンタガイドレール8に沿って摺動され車両
前方(図2の左側)へ移動することになり、この結果、
スライドドア1が閉方向(スイライドドア1が図2の
(イ)に位置する状態)へとスライド動作し、ドア開口
7が閉状態となる。
【0034】以上の構成により、本願のスライドドア1
は、モータ24の正転もしくは逆転に従って、スライド
動作される。
【0035】[スライド制御]図4に示すように、制御
装置3には、前述のキャンセルスイッチ4、および操作
スイッチ5からの信号が入力されるように構成されてお
り、駆動機構2に備えられるモータ24には、駆動回路
13を経て動作指令(正転・逆転動作指令)が出力され
るように構成されている。
【0036】制御装置3制御装置3は、CPUからなる
コントローラ12を備えるとともに、前記駆動回路13
を備えて構成されている。さらにコントローラ12の所
定A/D端子12a,12bと、キャンセルスイッチ4
の両端子4a,4b間には、それぞれ個別に所定の回路
が設けられている。ここで、制御装置3と両スイッチ
4、5間は、所定のハーネス15で接続される。コント
ローラ12コントローラ12内には、このコントローラ
側からキャンセルスイッチ4の一方の端子4aにスイッ
チ状態確認信号を送る信号送出手段3aが備えられると
ともに、他方の端子4b側の信号を検出するための信号
検出手段3bが備えられている。さらに、制御指令生成
手段3cが備えられており、この生成手段3cが、信号
検出手段3bからの信号および操作スイッチ5からの信
号に基づいて駆動回路13を経て、モータ24側へ動作
制御指令を出力する。
【0037】操作スイッチ5から制御装置3には、この
スイッチ5の操作状態に応じた開閉信号が入力される。
【0038】一方、図4に示すように、キャンセルスイ
ッチ4に関しては、以下のような構造が採用されてい
る。キャンセルスイッチ4の一方の端子4aは、グラン
ド接続回路17の中間にトランジスタ16を備えてグラ
ンドに接続されている。ここで、トランジスタ16のエ
ミッタ16aはグランド接続され、コレクタ16bが前
記一方の端子4aに接続され、ベース16cがコントロ
ーラ12の信号出力端子12aに接続されている。キャ
ンセルスイッチ4の他方の端子4bは、電源側回路18
に接続されており、その回路18の電位が、コントロー
ラ12の信号モニター端子12bでモニターできるよう
に構成されている。この回路部位の所定部には一対のダ
イオード19が介挿されている。
【0039】以上の構造を採ることにより、キャンセル
スイッチ4が閉状態に維持され、ハーネス15等に断
線、ショートが発生しない正常なスイッチ閉状態にあっ
ては、信号送出手段3aの働きにより、信号出力端子1
2a側からスイッチ閉状態確認信号を出力することで、
信号モニター端子12b側で、上記スイッチ閉状態確認
信号に対応した対応信号を信号検出手段3bにより検出
することができる。
【0040】上記スイッチ閉状態確認信号は、さらに具
体的には、図4、5に示すように、方形波であり、キャ
ンセルスイッチ4が閉状態にあり、断線、ショート等が
発生していない場合は、対応信号も、図5(イ)に示す
ような方形波となる。一方、キャンセルスイッチ4が開
状態にあったり、断線、ジョートが発生している場合
は、対応信号は、図5(ロ)に示すように、検出されな
い。図4に、図6に対応して、ハーネス15に接続され
る二点鎖線で、ショートが発生している状態を示した。
【0041】次に、制御指令生成手段3cの働きに関し
て説明する。この制御指令生成手段3cにあっては、信
号検出手段3bからの信号入力がある限り(信号検出手
段3bにおいて対応信号の検出がある状態)において、
操作スイッチ5の操作状態に沿った動作制御指令を、駆
動回路13を介してモータ24側へ出力する。一方、信
号検出手段3bによる対応信号の検出がなく、信号入力
のない状態にあっては、動作制御指令を出力することは
ない。従って、動作は禁止される。
【0042】結果、キャンセルスイッチ4の状態に基づ
いた本来の目的の動作を実現できる。
【0043】[別実施の形態] (1) 上記の実施の形態にあっては、本願をスライド
ドアに適応する例を示したが、バックドアの他、ウィン
ドウ等、任意の開閉動作機器に対しても適応できる。 (2) 上記の実施の形態にあっては、本願を操作スイ
ッチ5に対するキャンセルスイッチ4に対して適応する
例を示したが、閉状態で特定機器の動作を許容し、開状
態で禁止する、車両盗難防止装置等のシステムに対して
も適応できる。 (3) 上記の実施の形態にあっては、制御装置3が、
パワースイライドドアのスライド制御に関して働く例を
代表して示したが、この種の制御装置は、ドアスライド
動作の他、クローザ動作、ラッチ動作等を、通常制御対
象とするため、このような動作のために設けられるシス
テムにおいて、本願構造を採用することも可能である。 (4) 上記の実施の形態にあっては、グランド接続回
路にトランジスタを介挿することで、本願所定の確認ス
イッチの閉状態確認動作を実現するものとしたが、電源
接続回路にトランジスタを介挿するような構造を採用し
て、本願を実現しても良い。 (5) 上記の実施の形態にあっては、確認スイッチ
(キャンセルスイッチ)は、他のスイッチ(操作スイッ
チ)に対して上位に位置され、このスイッチの操作状態
を制御装置側で許容するかどうかに関して、本願発明の
構造を採用するものとしたが、このような他のスイッチ
が介在しない系にあっても、本願は適応可能である。 (6) 上記の実施の形態にあっては、信号検出手段
は、その機能として、単純に、スイッチ状態確認信号に
対応する対応信号の検出するものとして説明したが、こ
の手段に、信号送出手段からスイッチ状態確認信号を、
キャンセルスイッチを経ることなく取り込み、対応信号
と直接取り込まれる信号とを比較して、真にキャンセル
スイッチが閉状態にあることを確認して、制御指令生成
手段側への対応信号検出の信号を出力するものとしても
良い。さらに、上記の実施の形態にあっては、上記スイ
ッチ状態確認信号として、複数の方形部を有する方形波
を使用する例を示したが、このような確認信号として
は、アナログ信号であるサイン波等も採用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る動作システムを採用する車両の側
面図
【図2】スライドドアの開閉動作状況を示す車両の断面
【図3】スライドドアの閉状態時におけるパワースライ
ドユニットの正面図
【図4】本発明に係る動作システムの構成を示す図
【図5】スイッチ状態確認信号と対応信号との関係を示
す説明図
【図6】従来構造に係る動作システムの構成を示す図
【符号の説明】
1 スライドドア(移動部材) 2 駆動機構 3 制御装置 3a 信号送出手段 3b 信号検出手段 3c 制御指令生成手段 4 キャンセルスイッチ(確認スイッチ) 4a 一方の端子 4b 他方の端子 5 操作スイッチ 6 側部ボデー(車体) 7 ドア開口(開口部) 12 コントローラ(CPU) 12a 信号出力端子 12b 信号モニター端子 15 ハーネス 16 トランジスタ 17 グランド接続回路 18 電源側回路 24 モータ(被制御機器)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 加藤 英治 愛知県刈谷市朝日町二丁目一番地 アイシ ン精機株式会社内 (72)発明者 伊丹 栄二 愛知県刈谷市朝日町二丁目一番地 アイシ ン精機株式会社内 (72)発明者 今泉 智章 愛知県刈谷市朝日町二丁目一番地 アイシ ン精機株式会社内 (72)発明者 鈴木 智則 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 Fターム(参考) 2E052 AA09 BA02 CA06 DA03 DB03 EA01 EA14 EA16 EB01 EC01 GA03 GD09 KA13 KA15 KA16

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 確認スイッチ、前記確認スイッチの操作
    状態に従って被制御機器を制御する制御装置もしくは前
    記被制御機器を、車体と、前記車体に対して相対移動可
    能な移動部材との間に備え、 前記確認スイッチの開状態で前記被制御機器の動作が禁
    止され、前記確認スイッチの閉状態で前記被制御機器の
    動作が許容される動作システムであって、 前記制御装置から前記確認スイッチの一方の端子にスイ
    ッチ状態確認信号を送る信号送出手段を備えるととも
    に、前記確認スイッチにおける他方の端子側の信号を検
    出する信号検出手段を前記制御装置に備え、 前記スイッチ状態確認信号に対応する対応信号が前記信
    号検出手段により検出された場合に限り、前記制御装置
    が前記被制御機器の動作を許容する動作システム。
  2. 【請求項2】 前記確認スイッチの前記他方の端子に接
    続される電源側回路と、前記確認スイッチの前記一方の
    端子に接続されるグランド接続回路とを備え、 前記グランド接続回路にトランジスタを備えるととも
    に、前記スイッチ状態確認信号が、前記トランジスタの
    ベースに入力され、 前記対応信号が、前記電源側回路の電位信号として、前
    記信号検出手段により検出される請求項1記載の動作シ
    ステム。
  3. 【請求項3】 前記スイッチ状態確認信号が方形信号で
    ある請求項1または2記載の動作システム。
  4. 【請求項4】 前記被制御機器が、前記車体の開口部を
    開閉する開閉動作機器であるとともに、前記開閉動作機
    器の動作・動作停止を設定する操作スイッチと、前記操
    作スイッチの操作状態に従って、前記開閉動作機器に対
    する動作制御指令を生成する制御指令生成手段を、前記
    制御装置に備え、 前記信号送出手段が働き、前記スイッチ状態確認信号に
    対応する前記対応信号が前記信号検出手段により検出さ
    れた場合に、前記制御指令生成手段が前記操作スイッチ
    の操作状態に従った動作制御指令を前記開閉動作機器に
    送る請求項1〜3のいずれか1項記載の動作システム。
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