JP2003145186A - 消毒槽の構造及び汚水浄化槽 - Google Patents

消毒槽の構造及び汚水浄化槽

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JP2003145186A JP2001350255A JP2001350255A JP2003145186A JP 2003145186 A JP2003145186 A JP 2003145186A JP 2001350255 A JP2001350255 A JP 2001350255A JP 2001350255 A JP2001350255 A JP 2001350255A JP 2003145186 A JP2003145186 A JP 2003145186A
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Nobuyoshi Katagai
信義 片貝
Atsushi Hibino
淳 日比野
Tsutomu Ishigaki
力 石垣
Yuji Koizumi
裕二 小泉
Hiroshi Yamashita
宏 山下
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Abstract

(57)【要約】 【解決手段】平面視が略長方形の箱形状で、機能に応じ
た2以上の複数槽を有する汚水浄化槽1に消毒槽を設け
る場合、汚水浄化槽1の外槽5の下流側の側壁2bと奥
行き方向に渡した仕切部材3とで囲って、消毒槽4を形
成させる。このとき、下流側の側壁2bは、好ましく
は、外側に向かって凸状に湾曲しており、奥行き方向に
渡した仕切部材3と下流側の側壁2bとで囲われる消毒
槽の平面視形状は、好ましくは、略半月状である。 【効果】沈殿槽又は処理水槽等が狭く消毒用容器(又は
消毒槽)を配置する余地がない場合も、汚水浄化槽外槽
の下流側の側壁と仕切部材とを利用して、消毒槽を設け
ることができる。汚水浄化槽のコンパクト化にも寄与す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、消毒槽及び汚水浄
化槽に関するものである。更に詳しくは、屎尿、その他
の生活排水、又はこれらの合併汚水(以下、汚水ともい
う)を物理的及び生物化学的に処理し、これを消毒する
消毒槽(消毒槽で消毒した後、放流する)の構造、及び
その構造の消毒槽を備える汚水浄化槽に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】図3に従来の一例の汚水浄化槽を示す。
上流から、沈殿分離槽50、嫌気濾床槽51、担体流動
槽52、沈殿槽53及び消毒槽54で構成される汚水浄
化槽で、その消毒槽54は、汚水浄化槽の外槽や沈殿槽
53とは別に成形した槽(別体の容器)で構成され、沈
殿槽53の上部のスペースにこの槽(容器)が配置され
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、小型化を狙っ
て、汚水浄化槽における各槽の取り合いが昂じると、沈
殿槽や処理水槽が狭くなり、上記槽(容器)を配置する
余地がない場合も起こる。本発明は、このような場合も
消毒槽のスペースを確保する消毒槽(又は消毒槽の構
造)を提供することを課題とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を達成するた
め、本発明では次の構成をとった。すなわち、本発明の
消毒槽4は、平面視が略長方形の箱形状で、機能に応じ
た2以上の複数槽(嫌気処理槽、好気処理槽、処理水
槽、消毒槽、など)を有する汚水浄化槽1に設けられる
消毒槽4であって、前記消毒槽4は汚水浄化槽1を構成
する外槽5の下流側の側壁2bと奥行き方向に渡した仕
切部材3とで囲われるように形成されている消毒槽4で
ある。
【0005】上記消毒槽において、下流側の側壁2b
は、好ましくは、外側に向かって凸状(すなわち、外側
に丸みを帯びて出っ張っている形状)に湾曲しており、
奥行き方向に渡した仕切部材3と下流側の側壁2bとで
囲われる槽の平面視形状は、好ましくは、略半月状(も
しくは略三日月状)である。
【0006】本発明は、また、上記構造の消毒槽を槽内
に備える汚水浄化槽でもある。そのような、汚水浄化槽
としては、上流から順に、固液分離槽第一室(嫌気処理
槽第一室)11、固液分離槽第二室(嫌気処理槽第二
室)12、流動床槽(好気処理槽)13、ろ過槽14、
処理水槽15、及び上記消毒槽4で構成することができ
る。場合によっては、これらの一部の槽を省いて構成す
ることも可能である。
【0007】
【作用】消毒槽4は、外槽5の下流側の側壁2bと奥行
き方向に渡した仕切部材3とで囲われるように形成され
ているので、別に成形した容器状の槽を汚水浄化槽(そ
の沈殿槽や処理水槽)の一画に配置させずに済む。その
ため、狭い場所に消毒槽4を形成できる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明の
消毒槽を備える汚水浄化槽について具体的に説明する。
図1は、本発明の消毒槽を備える汚水浄化槽の一例で、
(a)は概略平面図、(b)は(a)のA―A矢視にお
ける概略断面図を示し、図2は図1(a)のB−B矢視
における概略断面図を示す。
【0009】汚水浄化槽1は、外槽5の中に、各種の処
理機能を区画する仕切板を立設し、それぞれの槽を形成
させている。例えば、仕切板6、7、8、9、10、3
を設けることによって、汚水の流入側から嫌気処理機能
もある固液分離槽第一室11及び固液分離槽第二室1
2、好気処理機能もある流動床槽13、SS(浮遊懸濁
物質)を捕捉除去する濾過槽14、処理水槽(若しくは
移流部)15及び大腸菌などの黴菌を殺菌する消毒槽4
が形成されている。
【0010】消毒槽4は、濾過槽14及び処理水槽15
を形成させる仕切板3と汚水浄化槽1の下流側の凸状の
側壁2b(外槽5の一部)とで囲まれるようにして形成
されている。即ち、消毒槽4は消毒槽4よりも前に設け
る槽(図1では濾過槽14及び処理水槽15)を形成す
る仕切板3と汚水浄化槽1の外槽5の一部の下流側の側
壁2bとを用いて形成させている。このような構成をと
ることによって、消毒槽4は改めて別体の容器状の槽を
つくり込まなくても形成することができる。また、下流
側の凸状の側壁の丸み(出っ張り)を利用して、スペー
スを稼いでいる。
【0011】また、消毒槽4へ入る手前の越流樋19に
は消毒剤が入った薬筒18が載置されており、凸状の側
壁2bには消毒槽4で消毒した処理水の放流口17が設
けられている。ここで、薬筒18と接触した流出水が直
接的に放流口17の方へ流れ出ないよう、放流口17付
近に邪魔板や短絡防止板を設けることもできる(図示省
略)。消毒槽4の容量は、1日当りに流入する汚水量を
24時間で除した1時間当たりの流量に対して5分以上
の滞留時間を設けることがよく、更に好ましくは15分
以上である。滞留時間を前記範囲に設定することによっ
て、大腸菌等の黴菌等の消毒(殺菌、増殖抑制、菌数低
減等を含む)を良好に行うことができる。滞留時間を長
めにとれば消毒槽4の容量が大きくなる。多くの場合は
前槽(濾過槽14や処理水槽15)を形成させる仕切板
3と側壁2bの形状とで決定する。
【0012】なお、図1,2に示した汚水浄化槽におけ
る固液分離槽第一室11及び固液分離槽第二室12は、
濾材を充填した嫌気濾床槽としてもよく、第一室11又
は第二室12のどちらかの槽を嫌気濾床槽としてもよ
い。更には固液分離槽か嫌気濾床槽かの一槽だけあるも
のでもよい。好気処理槽の流動床槽13は、生物濾過形
式又は接触ばっ気形式の固定床や活性汚泥形式等であっ
てもよい。濾過槽14は、沈殿槽又は処理水槽であって
もよい。
【0013】また、図1,2では処理水槽15を設けて
いるが、これは濾過槽14の通過液を通す単なる移流路
であってもよい。この場合には、越流樋19は濾過槽1
4の上方又は消毒槽4の上方に配置させてもよい。
【0014】次に汚水浄化槽1での排水処理について説
明する。汚水は流入口16から固液分離槽第一室11に
入り、固形物の沈殿分離が行われる。この固液分離槽第
一室11では、槽底部で分離した汚泥(固形物)の濃縮
貯留と槽上部で嫌気化して発生したスカムの貯留が起こ
る。固液分離槽第一室11からの移流液は、開口部21
から固液分離槽第二室12に入り、更なる固形物の沈殿
分離が行われる。固液分離槽第二室12からの移流液の
移流は、移送ポンプ22で行い、この際、移流液を低水
位(L.W.L)の吸込み口23から揚水させ、移送ポ
ンプ22の上部から所定量(ほぼ一定量)を流動床槽1
3に移流させる。移送ポンプ22の移送液量(流速)よ
りも流入汚水量(流速)のほうが多い場合には、水位は
低水位(L.W.L)から高水位(H.W.L)へと向
かうが、その水位が高水位(H.W.L)を越えること
のないように槽容量を設計する。
【0015】流動床槽13では、固液分離槽第一室11
及び固液分離槽第二室12にて固液分離され嫌気処理さ
れた移流液中の有機物を好気的に生物分解させる。この
際、ほぼ一定量の移流液が負荷されるので安定した処理
が行われる。流動床槽13からの移流液は、ろ過槽14
に入り、移流液に含まれるSSが捕捉除去され、場合に
よっては流動床槽13から持ち込まれる溶存酸素によっ
て更に好気的に生物処理される。ろ過槽14を経た移流
液は、処理水槽15を経て薬筒18と接触したのち、消
毒槽4に入る。移流液は消毒槽4中で薬筒18から溶け
出た消毒剤によって消毒される。消毒された移流液は最
後に処理水(処理済水)として放流口17から放流され
る。
【0016】
【発明の効果】本発明の消毒槽の構造を用いれば、沈殿
槽又は処理水槽等が狭く消毒用容器(又は消毒槽)を配
置する余地がない場合も、汚水浄化槽外槽の下流側の側
壁(多くの場合、外側に向かって凸状である)と仕切部
材とを利用して、消毒槽を設けることができる。これ
は、汚水浄化槽のコンパクト化にも寄与する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の消毒槽を備える汚水浄化槽の一例で、
(a)は概略平面図、(b)は(a)のA―A矢視にお
ける概略断面図、
【図2】図1(a)のB−B矢視における概略断面図。
【図3】従来例の汚水浄化槽の概略断面図。
【符号の説明】
1:汚水浄化槽 2a:上流側の側壁 2b:下流側の凸状の側壁 3:仕切部材(仕切板) 4:消毒槽 5:外槽 6、7,8,9,10:仕切部材(仕切
板) 11:固液分離槽第一室(嫌気処理槽第一室) 12:固液分離槽第二室(嫌気処理槽第二室) 13:流動床槽(好気処理槽) 14:ろ過槽 15:処理水槽 16:流入口 17:放流口 18:薬筒 19:越流樋 20:ブロア 21:開口部 22:移送ポンプ 23:吸込み口 50:沈殿分離槽 51:嫌気濾床 52:担体流動
槽 53:沈殿槽 54:消毒槽
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小泉 裕二 茨城県下館市大字下江連1250番地 株式会 社日立ハウステック結城工場内 (72)発明者 山下 宏 茨城県下館市大字下江連1250番地 株式会 社日立ハウステック結城工場内 Fターム(参考) 4D027 AA02 AA20 AB06 AB11

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】平面視が略長方形の箱形状で2以上の複数
    槽を有する汚水浄化槽に設けられる消毒槽であって、そ
    の消毒槽は汚水浄化槽を構成する外槽の下流側の側壁と
    奥行き方向に渡した仕切部材とで囲われるように形成さ
    れている消毒槽。
  2. 【請求項2】請求項1の消毒槽であって、下流側の側壁
    は外側に向かって凸状に湾曲しており、奥行き方向に渡
    した仕切部材と前記側壁とで囲われる槽の平面視形状は
    略半月状である消毒槽。
  3. 【請求項3】請求項1又は2の消毒槽を槽内に備える汚
    水浄化槽。
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