JP2003145088A - 水分高含有廃棄有機物用乾燥装置、脱臭装置付き高含有廃棄有機物用乾燥装置 - Google Patents

水分高含有廃棄有機物用乾燥装置、脱臭装置付き高含有廃棄有機物用乾燥装置

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JP2003145088A
JP2003145088A JP2001342476A JP2001342476A JP2003145088A JP 2003145088 A JP2003145088 A JP 2003145088A JP 2001342476 A JP2001342476 A JP 2001342476A JP 2001342476 A JP2001342476 A JP 2001342476A JP 2003145088 A JP2003145088 A JP 2003145088A
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waste organic
organic matter
waste
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high moisture
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Junjiro Komatsuda
順二郎 小松田
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MOTOYAMA SHOJI KK
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    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E50/00Technologies for the production of fuel of non-fossil origin
    • Y02E50/30Fuel from waste, e.g. synthetic alcohol or diesel
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Abstract

(57)【要約】 【課題】水分高含有廃棄有機物を水分を除去することが
でき、又は、さらに水分除去の過程で生ずる臭気を無臭
化することができる、水分高含有廃棄有機物用乾燥装置
及び脱臭装置付き高含有廃棄有機物用乾燥装置の提供。 【解決手段】容器本体1により形成される水平方向に長
い円筒状の乾燥空間内に水分高含有廃棄有機物を投入し
てこの水分高含有廃棄有機物をモータ8により回転する
軸なし螺旋翼7で容器本体1内を移動させ、前記軸なし
螺旋翼7の中心に設けた内側加熱手段9と容器本体1を
外側から加熱する外側加熱手段12により、前記水分高
含有廃棄有機物を加熱乾燥させ、該加熱乾燥の過程で発
生する臭気を排気ファン14を介して消臭ボックスに導
き、臭気を向きを変えて取り付けた複数のエクスパンド
メタル17に通過させる毎に流れを変えさせかつ消臭液
を臭気の流れに噴霧して消臭を行ない、排気に含まれる
消臭液のミストを下流側のエクスパンドメタル17に吸
着・流下させ除去する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本願発明は、家畜の糞、使用不可
の飼料、根菜の皮など食品の残りかす、豆腐原料・ジュ
ース原料・コーヒー原料・ビール原料・酒等の絞り粕、
汚泥状のバイオマス、ペーパースラッジ等の水分高含有
廃棄有機物を水分を除去することができ、又は、さらに
水分除去の過程で生ずる臭気を無臭化することができ
る、水分高含有廃棄有機物用乾燥装置及び脱臭装置付き
高含有廃棄有機物用乾燥装置に関する。
【0002】
【従来の技術】20世紀最後の10数年は環境問題が地球規
模に拡大したことが認識された時代であるとともに、消
費文明が環境問題と深く関わっていることが明らかにな
った時代である。そして、この消費文明と大きな関わり
をもつ環境問題のうちの1つが“大量のゴミ問題”であ
る。産業廃棄物の排出量は、種類別では汚泥、動物のふ
ん尿、建設廃材が全体の約8割を占めており、最終処分
場の残余年数は、首都圏での残余容量が底をつきかけて
いる。ゴミ問題は、量の問題と質の問題がある。量の問
題は廃棄物を適正に処理し処分することが間に合わない
ほどに廃棄物が大量化し、余剰な廃棄物が違法に廃棄さ
れる不法投棄が各地で急増したことと関連して表面化し
てきた。質の問題は、ゴミに含まれる有害物質による水
汚染の発生や燃焼することに伴って生じるダイオキシン
のほか、有害物質の降下による地域社会一帯への自然環
境や健康への影響の発生が確認されたことから表面化し
てきている。従来自治体のゴミ問題への対応は、衛生的
に優れ、大幅なゴミ減容化につながる「焼却主義」を基
本としていた。それに対し、焼却処理はゴミ量の増大に
歯止めがかからなくなり、おそかれはやかれ最終処分場
不足に陥ることは明白であるとして、また不要物の再生
利用の可能性を断ち切るものであるといった観点から、
焼却→埋め立てという一方向型から減量化・リサイクル
を重視した循環型への転換が重要視されている。食品ご
みの再利用と減量を義務づける食品リサイクル法が施行
され、スーパーや食品メーカーなどの一部では、食品を
堆肥にする処理機やごみの容積を減らす機器の導入など
が始まったが、ほとんどの関係企業は処理コストを懸念
して、まだ本格的な取り組みに至っていない。食品リサ
イクル法は、年間100トン以上の食品ごみを排出する事
業者に、五年後に排出量の20%削減を義務づける。食品
の製造、加工、小売りなどのほか、飲食店やホテルなど
も対象で、全国で約100万社にのぼる。全国の食品残渣
(生ごみ、残飯等)の量は年間1100万トンで、米の生産
量とほぼ同じ。そして焼却工場で燃やされる食品残渣は
事業系一般廃棄物の約3分の1の量を占める。この食品
残渣は昔から飼料や肥料をして活用されてきた。現在も
廃油や魚のあらを回収し、再資源化する専門業者や、残
飯を回収、利用する養豚農家は存在するが、配合飼料や
豚肉の輸入量の増加に伴い、その数は減少の一途をたど
っている。そういった状況の中、食品残渣のリサイクル
に取り組む努力もなされている。ある業者では、食品工
場や給食センター、病院などから1日数トンの食品残渣
を集め、まず、飼料用とその他のものに分け、飼料用の
ものは簡素飼料やふすま、魚粉などを混ぜて発酵飼料に
し、これらを自家配合して豚に与え、その他の残渣は豚
の糞尿と混ぜてメタン発酵処理を行ない、このメタンガ
スによって豚舎の暖房をほぼ賄い、固形物は発酵推肥と
している。1日に残渣2トンと糞尿3トンが処理され、
廃棄物は残らない。おからは70%も水分含有率があるた
めなかなか乾燥しない。おからは水分が多く腐りやすい
ため昔から動物の飼料になることなく廃棄処分されてき
た。大豆から豆腐を作る際、約四割がおからになる。そ
して、発生量の60%以上が廃棄されている。大豆や黒豆
を使った豆腐やあげを製造している食品会社では、おか
らの処理に年間に数千万円を要している。おからのリサ
イクルは、おから乾燥パウダーを使ったパンやクッキ
ー、おからせんべい、おから線香としてリサイクルが行
なわれている。これは、産業廃棄物として大量に処分し
ていたおからを再利用することで、環境への配慮ととも
に廃棄物処理の経費削減につながる。又、魚あらのリサ
イクルについても行なわれている。しかしながら、これ
らのリサイクルの全体の割合は非常に小さい。リサイク
ル業者の絶対数不足で食品ごみリサイクルの全国展開が
難しい。食品ごみを燃料に変え、活用する試みも行われ
ている。生ごみ、食品の売れ残りなどを圧縮機でつぶし
液状にしてから発酵槽でメタンを生成、給湯用に活用し
ている。しかしながら、メタン生成過程は、時間がかか
る上、汚水と汚泥が出るので、100%の再利用とは言
えない。こうした中で、生ごみなどの一般廃棄物とおか
らなどの産業廃棄物を破砕・脱水し、堆肥を製造・販売
する企画も浮上している。又、乳畜プラントの牛の糞尿
や鶏糞などによる熱エネルギーの回収・利用が行なわれ
ている。乳畜プラントの牛の糞尿や鶏糞などからバイオ
ガスを生成するため、発酵槽+その他の機器で構成して
牛の糞尿や鶏糞の受け入れ、メタン含有量約60%のガス
を発生させて、熱併供給発電設備に利用、本装置と乳畜
プラントのエネルギー需要をまかない、余剰電力は系統
に送電することが行なわれている。豚や牛の糞尿を発電
の燃料に利用する構想が浮上している。家畜糞尿は堆肥
に変えて農家に販売しても4割が余る。堆肥にしか利用
できず、焼却するケースも多かった。この余剰糞尿を発
電燃料にすることにより糞尿をうまく処理できれば、大
規模経営を可能にし国際競争力の向上にもつながる。
又、堆肥として利用できる以上の鶏糞が発生しており、
投棄による水質汚染が問題となっているが、鶏糞に助燃
材を混合して燃焼させることが出来れば、未利用エネル
ギーの開拓にも結び付く。従来、家畜の糞は、メタン発
酵させメタンガスをエネルギー源とするリサイクル化が
行なわれている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本願発明は、家畜の
糞、使用不可の飼料、オカラ・ジュース原料・コーヒー
原料・酒等の絞り粕、汚泥状のバイオマス、ペーパース
ラッジ等の水分高含有廃棄有機物を水分を除去すること
ができ、又は、さらに水分除去の過程で生ずる臭気を無
臭化することができる、水分高含有廃棄有機物用乾燥装
置及び脱臭装置付き高含有廃棄有機物用乾燥装置を提供
することを目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】本願第一の発明(請求項
1に記載の発明)は、容器本体により形成される水平方
向に長い円筒状の乾燥空間内に水分高含有廃棄有機物を
投入してこの水分高含有廃棄有機物をモータにより回転
する軸なし螺旋翼で容器本体内を移動させ、前記軸なし
螺旋翼の中心に設けた内側加熱手段と容器本体を外側か
ら加熱する外側加熱手段により、前記水分高含有廃棄有
機物を加熱乾燥させる構成であることを特徴とする水分
高含有廃棄有機物用乾燥装置を提供することにある。
【0005】本願第二の発明(請求項2に記載の発明)
は、容器本体により形成される水平方向に長い円筒状の
乾燥空間内に水分高含有廃棄有機物を投入してこの水分
高含有廃棄有機物をモータにより回転する軸なし螺旋翼
で容器本体内を移動させ、前記軸なし螺旋翼の中心に設
けた内側加熱手段と容器本体を外側から加熱する外側加
熱手段により、前記水分高含有廃棄有機物を加熱乾燥さ
せ、該加熱乾燥の過程で発生する臭気を排気ファンを介
して消臭ボックスに導き、臭気を向きを変えて取り付け
た複数のエクスパンドメタルに通過させる毎に流れを変
えさせかつ消臭液を臭気の流れに噴霧して消臭を行な
い、排気に含まれる消臭液のミストを下流側のエクスパ
ンドメタルに吸着させ除去する構成であることを特徴と
する脱臭装置付き水分高含有廃棄有機物用乾燥装置を提
供することにある。
【0006】
【発明の実施の形態】本願発明装置の実施の形態を図面
を参照して説明する。図1において、符号Aは乾燥装置
を示し、符号Bは脱臭装置を示す。乾燥装置Aは、容器
本体1の一端に廃棄有機物投入口2、他端に乾燥有機物
排出口3と臭気排出口4を備えている。これらはステン
レス製であることが好ましい。容器本体1は、ステンレ
ス鋼よりなり水平方向に長い円筒状の乾燥空間を形成し
ている。廃棄有機物投入口2は、容器本体1の一端上面
に連通接続されている。乾燥有機物排出口3は、容器本
体1の他端下面に連通接続されている。臭気排出口4
は、容器本体1の他端側の上面に連通接続されている。
従って、家畜の糞、使用不可の飼料、オカラ・ジュース
原料・コーヒー原料・酒等の絞り粕、汚泥状のバイオマ
ス、ペーパースラッジ等の水分高含有廃棄有機物を廃棄
有機物投入口2より投入し、乾燥した廃棄有機物を乾燥
有機物排出口3より排出し、乾燥工程で発生する臭気を
臭気排出口4より排気するようになっている。
【0007】乾燥装置Aは、容器本体1の廃棄有機物投
入口2側の端面部に設けた軸受部5に、乾燥有機物排出
口3側より収容された回転軸6の小径部6aが挿通状態
に枢支され、次いで、容器本体1内に乾燥有機物排出口
3側より収容された軸なし螺旋翼7が前記回転軸6の内
端側大径部6bの外周面に固定されている。回転軸6の
小径部6aの外端はモータ8と連結されている。従っ
て、モータ8を駆動すると、回転軸6が回転し軸なし螺
旋翼7が回転するようになっている。なお、回転軸6及
び軸なし螺旋翼7はステンレス製であることが好まし
い。
【0008】乾燥装置Aは、容器本体1の中心に内側加
熱手段9を備えている。該内側加熱手段9は、容器本体
1の乾燥有機物排出口3側の端面を閉じる円環蓋10に
通してから、容器本体1内の軸なし螺旋翼7の中心に収
容して、内端の軸部9aを前記回転軸6の内端側大径部
6bの端面を穿設して設けた軸受11に嵌入・枢支さ
れ、外端側のフランジ部9bを円環蓋10に固定して、
もって、回転軸6が回転しても回転しないように両端支
持されている。なお、容器本体1には、点検口1aがあ
ってここの蓋を開いて軸部9aを軸受11に嵌入・枢支
するときの組付作業が行なえる。内側加熱手段9は、ス
テンレス製の概略二重管構造であり、外管9cの内端が
内管9dの内端よりも延びて閉塞されかつ内管9dの内端
は開放しており、外管9cと内管9dの内端がブラケット
9eにより連結され同心状態に維持されており、外管9c
の外端面が閉塞されこの閉塞面を内管9dが貫通してお
り、内管9dの外端が加熱流体入口9fとされていると共
に、外管9cの外端部周面に加熱流体出口9gとされてい
る。百数十度に加熱した加熱流体(100から150℃のオイ
ルが好ましい)を加熱流体出口9gより供給すると、該
加熱流体は、内管9dの内端に至ると外管9c内を流通し
加熱流体出口9gより流出する。従って、廃棄有機物投
入口2より投入される廃棄有機物は、モータ8により回
転される軸なし螺旋翼7により容器本体1を乾燥有機物
排出口3に向かって移動される過程で内側加熱手段9の
伝熱及び輻射熱により加熱され乾燥されるようになって
いる。
【0009】乾燥装置Aは、容器本体1の外面に外側加
熱手段12を備えている。外側加熱手段12は、容器本
体1の外面に固設された外側加熱室形成壁12aによっ
て容器本体1を取り囲む環状空間が形成されているか、
或いは容器本体1の周面方向の例えば4箇所であって容
器本体の母線方向に延びる直線状空間が形成されてい
て、百数十度に加熱した加熱流体(100から150℃のオイ
ルが好ましい)を加熱流体入口12bより供給すると、
該加熱流体は、外側加熱室形成壁12aにより形成され
た密閉空間を流通して容器本体1を加熱して加熱流体出
口12cより流出する。従って、廃棄有機物投入口2よ
り投入される廃棄有機物は、モータ8により回転される
軸なし螺旋翼7により容器本体1を乾燥有機物排出口3
に向かって移動される過程で外側加熱手段12の伝熱及
び輻射熱により加熱され乾燥されるようになっている。
なお、容器本体1及び外側加熱室形成壁12aが保温材
13で包まれてラッキングされ有効な熱利用が図られ
る。
【0010】従って、乾燥装置Aにおいて、廃棄有機物
投入口2より投入される廃棄有機物は、モータ8により
回転される軸なし螺旋翼7により容器本体1内で攪拌さ
れつつ移送され、内側加熱手段9と外側加熱手段12に
より加熱して臭気を含んだ水蒸気を臭気排出口4より分
離排気すると共に、臭気が抜けかつ水分が10%以下に
なった乾燥有機物を乾燥有機物排出口3より排出するこ
とができる。
【0011】乾燥装置Aの臭気排出口4と、脱臭装置B
の臭気排出口4が排気ファン14、臭気導入管15を介
して連通接続されており、乾燥装置Aにおいて発生する
臭気を脱臭装置Bに導いて脱臭するようになっている。
【0012】脱臭装置Bは、ケーシング16内に複数の
(図では5つ)エクスパンドメタル17,17,・・・を
エクスパンドメタルの切り開き方向が90度異なるよう
に所定間隔を空けて垂直に取付けるとともに、床にもエ
クスパンドメタル18をケーシング16の底面部より浮
かして取付け、垂直のエクスパンドメタル17,17の
中間に対応する位置でケーシング16の一方の内壁から
他方の内壁に向かって消臭液を噴霧しうるノズル19が
配設された噴霧管20がケーシング16の内壁に取付け
られ、ケーシング16外に設置する消臭液貯留タンク2
1に消臭液を貯留し、この消臭液をポンプ22で給送管
23を介して噴霧管20に給送してノズル19よりエク
スパンドメタル17,17,間にて消臭液を臭気の流れに
噴霧して消臭液のミスト(金属イオン)に臭気分子を吸
着させて、排気に含まれる消臭液のミストを下流側のエ
クスパンドメタル17に吸着させ流下除去し、もって消
臭を行ない、床のエクスパンドメタル18の下に貯まる
使用済み消臭液を回収管24を介して消臭液貯留タンク
21に流下・還流させ、消臭液貯留タンク21内に設け
た活性炭塔25により有機物を捕捉すると共に、オゾン
発生装置26で発生したオゾンを消臭液貯留タンク21
内に導入して殺菌を行ない藻の発生を回避するようにな
っている。
【0013】
【発明の効果】以上説明してきたように、請求項1の発
明によれば、水平方向に長い円筒状の乾燥空間内に水分
高含有廃棄有機物を軸なし螺旋翼で移動させて内側加熱
手段と外側加熱手段により水分高含有廃棄有機物を内側
と外側から必要十分に加熱乾燥させることができる構成
であるので、家畜の糞、使用不可の飼料、オカラ・ジュ
ース原料・コーヒー原料・酒等の絞り粕、汚泥状のバイ
オマス、ペーパースラッジ等の水分高含有廃棄有機物で
あっても水分を十分に除去することができる。又は、請
求項2の発明によれば、水平方向に長い円筒状の乾燥空
間内に水分高含有廃棄有機物を軸なし螺旋翼で移動させ
て内側加熱手段と外側加熱手段により水分高含有廃棄有
機物を内側と外側から必要十分に加熱乾燥させることが
でき、さらに、発生する臭気を脱臭装置で有効に脱臭で
きる構成であるので、家畜の糞、使用不可の飼料、オカ
ラ・ジュース原料・コーヒー原料・酒等の絞り粕、汚泥
状のバイオマス、ペーパースラッジ等の水分高含有廃棄
有機物であっても水分を十分に除去することができ、さ
らに水分除去の過程で生ずる臭気を無臭化することがで
きる。従来において、スクリュー軸により水分高含有廃
棄有機物を移動して外側から加熱して乾燥を行なおうと
すると、軸の周りまで熱が伝わらず、十分な乾燥が行な
われなかったが、本願発明では、軸なし螺旋翼を設けて
その中心に内側加熱手段を設けたことにより、水分高含
有廃棄有機物を必要十分に乾燥することができる。従っ
て、本願発明の水分高含有廃棄有機物用乾燥装置及び本
願発明の脱臭装置付き水分高含有廃棄有機物用乾燥装置
は、水分高含有廃棄有機物の粉体燃料化を行なうのに好
適な乾燥装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の水分高含有廃棄有機物の燃料化装置
及び脱臭装置付き水分高含有廃棄有機物の燃料化装置を
示す図。
【符号の説明】
A・・・乾燥装置、B・・・脱臭装置、1・・・容器本
体、1a・・・点検口、2・・・廃棄有機物投入口、3
・・・乾燥有機物排出口、4・・・臭気排出口、5・・
・軸受部、6・・・回転軸、6a・・・小径部、6b・・
・内端側大径部、7・・・軸なし螺旋翼、8・・・モー
タ、9・・・内側加熱手段、9a・・・軸部、9b・・・
フランジ部、9c・・・外管、9d・・・内管、9e・・
・ブラケット、9f・・・加熱流体入口、9g・・・加熱
流体出口、10・・・円環蓋、11・・・軸受、12・
・・外側加熱手段、12a・・・外側加熱室形成壁、1
2b・・・加熱流体入口、12c・・・加熱流体出口、1
3・・・保温材、14・・・排気ファン、15・・・臭
気導入管、16・・・ケーシング、17,18・・・エ
クスパンドメタル、19・・・ノズル、20・・・噴霧
管、21・・・消臭液貯留タンク、22・・・ポンプ、
23・・・給送管、24・・・回収管、25・・・活性
炭塔、26・・・オゾン発生装置、
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F26B 17/20 B01D 53/34 116C 21/00 Fターム(参考) 3L113 AA03 AB06 AC01 AC58 AC67 AC87 4D002 AB02 BA02 CA01 CA04 4D004 AA01 AA02 AA03 AA04 AB01 BA03 CA22 CA42 CA48 CB04 CB31 CB45 4D059 AA01 AA03 AA07 BD11 BD21 BJ02 BK01 CC03

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】容器本体により形成される水平方向に長い
    円筒状の乾燥空間内に水分高含有廃棄有機物を投入して
    この水分高含有廃棄有機物をモータにより回転する軸な
    し螺旋翼で容器本体内を移動させ、前記軸なし螺旋翼の
    中心に設けた内側加熱手段と容器本体を外側から加熱す
    る外側加熱手段により、前記水分高含有廃棄有機物を加
    熱乾燥させる構成であることを特徴とする水分高含有廃
    棄有機物用乾燥装置。
  2. 【請求項2】容器本体により形成される水平方向に長い
    円筒状の乾燥空間内に水分高含有廃棄有機物を投入して
    この水分高含有廃棄有機物をモータにより回転する軸な
    し螺旋翼で容器本体内を移動させ、前記軸なし螺旋翼の
    中心に設けた内側加熱手段と容器本体を外側から加熱す
    る外側加熱手段により、前記水分高含有廃棄有機物を加
    熱乾燥させ、該加熱乾燥の過程で発生する臭気を排気フ
    ァンを介して消臭ボックスに導き、臭気を向きを変えて
    取り付けた複数のエクスパンドメタルに通過させる毎に
    流れを変えさせかつ消臭液を臭気の流れに噴霧して消臭
    を行ない、排気に含まれる消臭液のミストを下流側のエ
    クスパンドメタルに吸着させ除去する構成であることを
    特徴とする脱臭装置付き水分高含有廃棄有機物用乾燥装
    置。
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