JP2003144896A - 排水装置及び釜装置 - Google Patents

排水装置及び釜装置

Info

Publication number
JP2003144896A
JP2003144896A JP2001346928A JP2001346928A JP2003144896A JP 2003144896 A JP2003144896 A JP 2003144896A JP 2001346928 A JP2001346928 A JP 2001346928A JP 2001346928 A JP2001346928 A JP 2001346928A JP 2003144896 A JP2003144896 A JP 2003144896A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
kettle
jacket
drainage
shuttle
port
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2001346928A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3694476B2 (ja
Inventor
Saburo Morioka
三郎 森岡
Norio Yamagami
宜男 山上
Yoshihiro Yuno
芳博 油野
脩武 ▲高▼宮
Osamu Takamiya
Yasuhiro Matsumoto
泰洋 松本
Yukio Kajimoto
行夫 鍛治本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
House Foods Corp
Kawasaki Heavy Industries Ltd
Shinagawa Machinery Works Co Ltd
Original Assignee
House Foods Corp
Kawasaki Heavy Industries Ltd
Shinagawa Machinery Works Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by House Foods Corp, Kawasaki Heavy Industries Ltd, Shinagawa Machinery Works Co Ltd filed Critical House Foods Corp
Priority to JP2001346928A priority Critical patent/JP3694476B2/ja
Publication of JP2003144896A publication Critical patent/JP2003144896A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3694476B2 publication Critical patent/JP3694476B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Mixers Of The Rotary Stirring Type (AREA)
  • Mixers With Rotating Receptacles And Mixers With Vibration Mechanisms (AREA)
  • Accessories For Mixers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 釜の回転を可能としつつ、釜の内部の洗浄液
等を排出できる排水装置及び釜装置を提供する。 【解決手段】 回転軸40を中心に回転可能な釜2の底
部2bを、中央部のみを内側へ突出させた略球欠状と
し、この中央部の周囲の外側へ突出した突出部2cの一
部に排水口81を設ける。該排水口81にバルブ82を
接続し、このバルブ82に排水管83を着脱自在とす
る。また、釜2の外壁を覆うように、ジャケット52を
設け、このジャケット52から加熱媒体又は冷却媒体を
排出するための排出口52aをジャケット52の底部中
央に設ける。この排出口52aには、ロータリジョイン
ト53の連結具53bを接続し、該ロータリジョイント
53のパイプ53aに前記加熱媒体又は冷却媒体を通流
させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は、釜の内部に溜め
られた水を排出するための排水装置及び該排水装置を備
える釜装置に関し、特に、回転する釜を有する排水装置
及び釜装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、複数の原料を混合攪拌して目
的とする混合物(対象物)を得るために釜装置が利用さ
れている。例えば、このような釜装置で混合攪拌して製
造される混合物として、小麦粉等の粉体と油(バター)
を混合攪拌(混練)して製造するカレーやシチューのル
ウ等がある。このような混合物は、複数の原料を釜内で
混合攪拌(この明細書では「混練」も含む)することに
よって均一な混合物が得られるように製造されている。
【0003】このような釜装置では、一般に製品又は半
製品の製造が終了した段階で、CIP(Cleaning in Pl
ace:定置洗浄)により釜の内部の洗浄が行われる。こ
のとき、CIPによる釜の洗浄に用いられた洗浄液(C
IP液)は、一般的に釜の底部に設けられた排水口から
外部へ排出されるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前述した如
き従来の釜装置の中には、釜自身の回転が可能なものも
存在し、このような釜装置にあっては、釜の回転によっ
て位置が変化しない回転中心に、回転軸が設けられた
り、又は釜を加熱・冷却するために釜の外面を覆うよう
に設けられたジャケットに加熱・冷却媒体を供給し若し
くは前記ジャケットから加熱・冷却媒体を排出するため
の開口部が設けられたりする場合があるため、釜の回転
中心に排水口を設けることができなかった。
【0005】
【課題を解決するための手段】そこで、前記課題を解決
するために、本願発明は、回転軸を回転中心として回転
が可能としてある釜と、該釜の底部の回転中心とは異な
る部分に下方へ突出させて設けられた突出部と、該突出
部に設けられた排水口とを備える構成としている。これ
により、釜の底部の回転中心には排水口が設けられてい
ないので、この回転中心に釜を回転させるための回転軸
又は釜の加熱・冷却に供せられる加熱媒体・冷却媒体を
供給若しくは排出するための開口部等を設けることが可
能となり、しかも釜の洗浄に用いられた洗浄液等の排水
を排水口から釜の外部へ排出することが可能となる。
【0006】更に、通常底部を下方へ向けて使用される
釜の最も下側に位置する突出部に排水口を設けているた
め、排水処理を行った後に釜の内部に残留する排水を可
及的に少なくすることが可能となる。
【0007】また、前記排水口が、排水管を着脱するこ
とが可能な構成とされていることが望ましい。これによ
って、釜から排水を行うときには、排水管を排水口に装
着することができ、またその他のときには、排水管を排
水口から取り外すことにより、釜の回転時に釜の周囲に
配置された部品が排水管に当接して釜の回転が妨げられ
ることを防止できる。
【0008】また、前記排水口に連結されたバルブを更
に設け、該バルブに排水管を着脱することが可能な構成
とすることが望ましい。これにより、バルブの開閉を切
り替えるだけで、容易に釜の内容物の排出・非排出の切
替を行える。しかもバルブを閉塞した場合に排水管を前
記バルブから取り外しておくことにより、釜の回転時に
排水管によって回転が妨げられることがない。
【0009】また、前記排水口を除く前記釜の外壁を覆
うべく設けられ、加熱媒体又は冷却媒体を通流せしめら
れることにより前記釜を加熱及び/又は冷却するジャケ
ットと、該ジャケットの前記釜の下部回転中心に対応す
る部分に設けられた、前記加熱媒体又は冷却媒体を前記
ジャケットに対して供給すると共に前記ジャケットから
排出するために用いられる供給/排出路とを更に備える
構成とすることが望ましい。これにより、釜が回転した
場合であっても供給/排出路の位置が変化することがな
いため、釜の回転中にこの供給/排出路から加熱媒体若
しくは冷却媒体をジャケットに対して供給し、それと同
時に又は別途、加熱媒体若しくは冷却媒体をジャケット
から排出することが可能となる。
【0010】更に、前記供給/排出路を有するロータリ
ジョイントを更に備える構成とすることが望ましい。こ
れにより、釜が回転中の場合でも、回転しない外部の配
管をこのロータリジョイントに接続することができ、該
配管に加熱媒体及び/又は冷却媒体を通流させることに
より、容易に加熱媒体及び/又は冷却媒体をジャケット
へ供給し、及び/又はジャケットから排出することが可
能となる。
【0011】また、前記釜は、前記突出部が釜の底部中
央の周囲に円状に下方に突出して設けられ、且つ底部中
央に上方に突出した上方突出部が設けられており、該釜
の内部で対象物を攪拌する攪拌具の形状が、前記釜の底
部の前記突出部及び前記上方突出部に連なる面の形状に
合致すべく形成された構成とすることが望ましい。これ
により、攪拌具が動作したときに、該攪拌具によって攪
拌されずに原料が滞留する所謂デッドスペースが発生す
ることがなく、より多くの対象物を製品として用いるこ
とが可能となり、無駄を抑制することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本願発明の一実施形態を図
面に基づいて説明する。図1は本願発明の一実施形態に
おける釜装置の分離状態を示す正面図であり、図2は同
釜装置の平面図、図3は図2に示す釜装置の上部カバー
を示す平面図、図4は同釜装置の側面図、図5は同釜装
置におけるセット状態の正面図、図6(a) は同釜装置に
おけるチェーン取付部材の正面図であり、(b) は(a) の
側面図、図7は同釜装置の断面図で、(a) はA−A断面
図、(b) は(a) のB部拡大図、図8は同釜とその周辺の
拡大断面を示す正面図、図9は同釜とその周辺の拡大断
面を示す側面図、図10は同釜とその周辺における加熱
又は冷却媒体の流れを示す正面図である。なお、以下の
実施形態では、混合物としてカレーのルウを製造する釜
装置を例に説明する。
【0013】図1,2に示すように、本実施形態に係る
釜装置は、工場等の床面から立設された架台22の内側
に釜2が配置された構成とされている。架台22は、平
面視で略正方形をなした縦長の直方体枠状とされてお
り、後述するように釜2がこの架台22に沿って昇降す
べく構成されている。また、架台22の上部には、上部
カバー6と、これに連なる原料投入口3とが設けられて
いる。原料投入口3は、釜2の内部に原料を投入するた
めのものであり、図3に示すように、上部カバー6の両
側に設けられた一対の粉体投入口3A、上部カバーの上
面に開口する油脂投入口3B及び手投入口3C等を有し
ている。また、この上部カバー6には、釜2内の空気を
循環させることができるように通気口11と排気口12
が設けられている。なお、この例では、他の粉体が投入
できるように予備投入口13が設けられている。この予
備投入口13は通常は閉鎖されている。
【0014】さらに、図3に示すように、この上部カバ
ー6には、釜2内に投入した原料を攪拌する撹拌装置4
と、後述するスクレーパ装置5とが設けられている。攪
拌装置4は、上部カバー6の上部に設けられた駆動機1
4と、この駆動機14に連結され、上部カバー6の下面
から垂下せしめられた攪拌具15(図1)とを有してい
る。攪拌具15は、駆動機14によって回転せしめられ
るようになされている。
【0015】図1に示す如く、釜2は、その底部が環状
の支持枠7で支持されており、釜2の下部及び前記支持
枠7が、四角筒状をなす上部枠9と、該上部枠9の下部
に固定せしめられた略方形状の下部枠8とによって構成
される枠体10に囲まれるように配置されている。支持
枠7の下端部は、下部枠8の内周面に取り付けられてお
り、このようにして枠体10によって、釜2及び支持枠
7が支持されている。
【0016】また、図4,5に示すように、釜装置1に
は、枠体10によって支持された釜2をこの枠体10と
ともに昇降させる昇降装置20が設けられている。
【0017】昇降装置20は、図2に示すように、前述
した架台22の上部に設けられた駆動機24と、架台2
2の上部両外側に夫々設けられ、この駆動機24で駆動
する一対の駆動スプロケット25と、これらの駆動スプ
ロケット25に夫々噛合する昇降チェーン26と、架台
22の上端両側の奥行き方向の略中間部に夫々配置さ
れ、前記昇降チェーン26に噛合する従動スプロケット
27とを有している。
【0018】一方、図4、図6、及び図7(a),(b) に示
すように、この昇降装置20によって昇降せしめられる
枠体10の両側部には、この枠体10を架台22に沿っ
て昇降させる昇降枠28が夫々設けられている。前述し
たように、架台22は、直方体の枠状をなしており、各
角部に設けられた4つの角柱が、枠体10の移動方向を
上下のみに規制する昇降フレーム23とされている。前
記昇降枠28は、奥行き方向(前後方向)に延びた横長
の角棒28aの両端に係合部28bが設けられて構成さ
れており、前後に対向配置された昇降フレーム23の間
に渡された状態で配置されている。昇降枠28の両端に
設けられた係合部28bは、夫々昇降フレーム23の側
面に設けられた上下方向へ長い案内レール29に係合せ
しめられており、これによって、枠体10の移動方向が
規制されることとなっている。また、夫々の昇降枠28
が有する角棒28aの長手方向中間部の上面には、軸受
31が設けられており、該軸受31によって傾転軸30
が枢支されている。
【0019】また、昇降枠28には、角棒28aを下底
とした台形状をなすように、山型フレーム32が設けら
れており、この山型フレーム32の上端部に前記昇降チ
ェーン26に連結されたチェーン取付部材33が設けら
れている。また、昇降チェーン26の他端はカウンター
ウエイト34に連結されている。カウンターウエイト3
4は、前後に対向配置された2本の昇降フレーム23の
一方(奥側)、即ち前述した駆動スプロケット25の下
方に設けられたウエイトカバー35内に配されている。
このようなカウンターウエイト34は、釜2を小さな駆
動力で昇降させることができるような重量であり、釜2
側がカウンターウエイト34側よりも少し重くなるよう
な重量バランスとされ、これにより昇降時の安定が図ら
れている。
【0020】更に、この実施形態では、図7(b)に示
すように、昇降枠28が昇降フレーム23の所定位置に
設けられた検出部材38の位置に達したことを検出する
センサー39が設けられている。このセンサー39とし
ては、近接スイッチ等が使用される。なお、このセンサ
ー39は前記駆動機24の制御装置(図示せず)と電気
的に接続されている。
【0021】これにより、昇降装置20の駆動機24が
動作することにより、案内レール29に沿って、昇降枠
28、枠体10、及び釜2が一体的に昇降することとな
る。釜2の上昇限界点は、図5に示すような、釜2の開
口縁部が上部カバー6の下端部に当接し、釜2の開口が
閉塞されるセット状態の位置であり、また釜2の下降限
界点は、図1及び図4に示すような、釜2が架台22の
上下方向略中央部に位置し、上部カバー6と所定距離離
隔した分離状態の位置である。
【0022】また、釜2は、以下に説明するように回転
可能に構成されている。図8,9に示すように、釜2
は、回転軸40(回転中心)を中心とした回転体として
形成されており、更に詳しくは、上部が開口する筒状部
2aと、該筒状部2aの下端部に設けられた底部2bと
を有している。底部2bは、下に凸なる略球欠状をなし
ており、その中央部のみが上に突出している。釜2は、
次に説明するような回転機構41により、前記回転軸4
0を中心として回転可能とされている。この実施形態で
は、釜2の下部を支持する支持枠7と前記枠体10の下
部枠8との間に軸受42が介装されており、支持枠7が
下部枠8に対して前記回転軸40を中心として回転可能
とされている。また、支持枠7の下部内面には内歯43
が形成されており、この枠体10に固定支持された駆動
機44の出力軸が内歯43に噛合しており、この駆動機
44が動作することにより、釜2を支持枠7と一体的に
回転させることが可能であるように構成されている。こ
のように、支持枠7、内歯43、及び駆動機44等によ
って、回転機構41が構成されている。なお、釜2を回
転可能にする構成は、図5に示すようなセット状態にて
釜2を回転させ得る機構であれば、他の構成であっても
よく、特に本実施形態の構成に限定されるものではな
い。
【0023】さらに、本実施形態における釜装置1に
は、釜2内で混合攪拌した原料(対象物)を排出する時
に、この釜2を所定角度まで傾倒せしめる傾転機構45
(図4)が具備されている。この傾転機構45は、この
実施形態では、釜2の回転直径方向に延びた2つの傾転
軸30を釜2の両側に設け、該傾転軸30を前記したよ
うに昇降枠28で支持し、この昇降枠28に傾転軸30
を所定角度まで傾けることができる駆動機たる傾転シリ
ンダ46(図4)を設けることによって構成されてい
る。
【0024】傾転軸30夫々は、釜2に近接する側の端
部が前述した枠体10の上部枠9に固定されており、釜
2から離隔する側の端部が前記昇降枠28に設けられた
軸受31によって支持されている。つまり、この傾転軸
30を中心にして枠体10とともに釜2が一体的に傾倒
せしめられるように構成されている。
【0025】また、図4に示すように、一方の昇降枠2
8から下方へ向けてシリンダフレーム47が延設され、
このシリンダフレーム47の先端(下端)には前方へ突
出している突出部分が設けられており、この突出部分
に、前記傾転シリンダ46の一端(バレル側)が枢着さ
れている。傾転シリンダ46の他端(ピストンロッド4
8側)は、上方へ配されており、傾転シリンダ46がシ
リンダフレーム47と略平行となるようになされてい
る。また、傾転シリンダ46のピストンロッド48の先
端には、一方の傾転軸30の軸身から延設されたアーム
部材49に枢着されている。これにより、傾転シリンダ
46が伸長することにより、水平配置されていた釜2が
傾転軸30を中心に前方へ回動することとなる。このよ
うなアーム部材49と傾転シリンダ46は、図4に2点
鎖線で示すように、釜2の傾き角が好ましい角度となる
ような角度と伸縮量で構成されている。この釜2を傾け
る角度としては、図4に2点鎖線で示すように、内部の
混合物を他の容器50に排出できる角度であればよく、
例えば、水平状態から前方へ120°程度傾倒せしめら
れる。この角度は混合物の性状等に応じて任意に設定す
ればよい。
【0026】更に釜装置1には、以下に説明するような
排水装置が設けられている。図9に示すように、釜2の
底部2bの中央部は、略円錐状をなして上側に突出して
いる上方突出部2dとされており、該上方突出部2dの
周囲(円錐の底部)は、回転軸40を中心とした円状
(ドーナツ状)に下方へ突出した突出部2cとなってい
る。また釜2の突出部2cの一部には、排水口81が設
けられており、該排水口81にはバルブ82の1つのポ
ートが接続されている。該バルブ82は2ポートのエア
シリンダ弁であり、バルブ82の残りの1つのポートは
釜2の外部にて開口している。また、バルブ82が内蔵
するエアシリンダ(図示せず)が伸長状態の場合には、
2つのポート間は閉塞された状態となっており、前記エ
アシリンダが縮短状態の場合には、2つのポート間が連
通されるようになっている。更に、この外部に開口した
ポートには後述するように排水管83(図16)を脱着
することが可能とされている。このようなバルブ82
は、釜2の外部にて開口するポートが、支持枠7の外側
まで延設されている。そして、釜2が回転するときに
は、バルブ82が釜2及び支持枠7等と一体的に回転す
ることとなる。
【0027】また、図8,9に示すように、この実施形
態の釜2は、以下に説明するように釜2及びその内部を
加熱又は冷却することが可能であるように構成されてい
る。釜2の開口縁部から所定長さだけ底部側の部位から
下側(底部側)であって、排水口81を除く部分を覆う
ように、釜2の内部を加熱する媒体(例えば水蒸気)又
は冷却する媒体(例えば冷却水)を通流させるためのジ
ャケット52を形成し、このジャケット52内に媒体を
循環させることによって釜2及びその内部の加熱又は冷
却がなされる。
【0028】さらに、ジャケット52の下部中央には、
ジャケット52の内部の前記媒体を排出するための排出
口52aが設けられており、この排出口52aにロータ
リージョイント53が連結されている。このロータリー
ジョイント53は、二重管構造をなすパイプ53aと、
このパイプ53aの上端に枢着され、前記ジャケット5
2に固定された連結具53bとを有しており、前記パイ
プ53aの二重管構造の外側が供給路54、内側が排出
路55となっていて、ジャケット52の排出口52a
は、連結具53bに設けられた孔を通じて排出路55に
連通せしめられている。一方、パイプ53aの側部の2
箇所には、2つの配管60の夫々の一端が接続されてお
り、配管60の夫々の他端がジャケット52の上端部近
傍の2箇所に接続されている。このような配管60によ
って、供給路54とジャケット52とが連通せしめられ
ている。
【0029】また、ロータリジョイント53の下端部に
は、配管58,59が連結されている。一方の配管58
は、その一端が前記供給路54に接続されており、他端
が一方の傾転軸30内に設けられた供給通路56に接続
されている。また、他方の配管59の一端が前記排出路
55に接続され、他端が他方の傾転軸30に設けられた
排出通路57に接続されている。
【0030】このように構成された媒体供給構造61に
よれば、図10に示すように、一方(図の右側)の傾転
軸30に形成された供給通路56に供給された媒体62
は、配管58を介してロータリジョイント53の二重管
外側に形成された供給路54から配管60を経てジャケ
ット52の上部からジャケット52の内部に供給され
る。このジャケット52に供給された媒体62は、ジャ
ケット52内に設けられた緩衝板63に衝突した後、ジ
ャケット52の下部へと流れる。この間に釜2が加熱又
は冷却される。
【0031】釜2を加熱又は冷却した媒体62は、ジャ
ケット52の下部の排出口52aから排出路55へと進
行し、この排出路55から配管59を介して他方(図の
左側)の傾転軸30に形成された排出通路57へと排出
される。従って、前述した如き釜2の回転及び傾倒を可
能としつつ、釜2及びその内部の加熱及び冷却が可能と
されており、このため、釜2を回転させながら媒体62
を循環させて釜2内の温度を常に安定させた状態で加熱
又は冷却して原料を混合攪拌することができる。
【0032】特に、この実施形態では、加熱用の蒸気を
供給しながらカレーのルウを製造するので、加熱媒体6
2をジャケット52の上部から供給して下部から排出す
ることにより、上部の冷えやすい位置で最も高温の加熱
媒体を供給して、前述した釜2の混合攪拌部51全体を
効果的に加熱することができる。
【0033】図11は図1に示す攪拌具の正面図であ
り、図12は図3に示す上部カバーに設けられた攪拌具
の駆動機構を示す拡大側断面図、図13は図5に示す状
態の釜とスクレーパを示す側面図、図14は図2に示す
状態の攪拌具とスクレーパとの関係を示す平面断面図で
ある。
【0034】図11に示すように、前述した攪拌装置4
に設けられた攪拌具15は、混合物(対象物)を攪拌す
るための羽根部65と、該羽根部65の上端に設けられ
た取付部64とによって構成されている。羽根部65
は、原料を効果的に混合攪拌できる形状であればよい
が、この実施形態では、釜2内に2本の攪拌具15が配
設できるように、縦長のリング状に形成されている。ま
た、この羽根部65は、その回転軌跡が、釜内壁19に
沿うように形成されている。
【0035】図12に示すように、攪拌具15を駆動す
るための前記駆動機14(モータ)は、上部カバー6の
上部中央に設置され、この駆動機14の出力軸の先端部
に駆動歯車66が固定され、更に該駆動歯車66に2個
の従動歯車67が夫々噛合している。この従動歯車67
は、駆動歯車66を挟んで対向する位置に配されてお
り、夫々の従動歯車67の軸68に設けられた取付材6
9に前記攪拌具15の取付部64が固定されている。こ
の構成により、駆動機14が動作したとき、該駆動機1
4の回転が2本の攪拌具15に伝達され、これらが同一
方向に同一回転数で回転せしめられる。
【0036】2つの攪拌具15は、回転軸40を挟んだ
状態で平行に配置されており、前述したように夫々が自
転することが可能である。一方、釜2の底部2bは、前
述した如き形状をなしている。この形状を更に詳しく説
明すれば、前記突出部2cは、夫々の攪拌具15の間の
距離と略同一の直径を有する円状とされており、攪拌具
15の形状は、底部2bの突出部2cに連なる面に合致
した形状とされている。従って、攪拌具15及び釜2が
夫々回転した場合に、攪拌具15の軌跡と底部2bの内
面との間には僅かな隙間が生じるのみであり、攪拌具1
5によって攪拌されずに滞留する対象物の発生が可及的
に抑制される。
【0037】次に、前述したスクレーパ装置5の構成に
ついて説明する。図13に示すように、スクレーパ装置
5は、釜内壁19に付着した対象物を前記釜内壁19か
ら掻き取るためのスクレーパ18と、該スクレーパ18
を支持する支持部17とを有している。支持部17は、
略垂直配置された丸棒状の2つの回動軸17A,17B
と、回動軸17Aの下端部から夫々延設された延設部分
171a,172aと、回動軸17Bの下端部から延設
された延設部分17bとによって構成されている。回動
軸17A及び延設部171a,172aには、セット状
態のときに夫々が所定の間隔を隔てて釜2の内壁に接触
するように、4つのスクレーパ181,183,18
5,187が取り付けられている。また、回動軸17B
及び延設部17bは、前記回動軸17A及び延設部17
1a,172aと回転軸40を挟んだ反対側に配置され
ており、3つのスクレーパ182,184,186が、
前記スクレーパ181,183,185,187の夫々
の間の空間に対応する箇所に、即ち釜内壁19のスクレ
ーパ181,183,185,187の掻き取り範囲と
は異なる範囲の対象物を掻き取ることが可能であるよう
に取り付けられている。
【0038】また、スクレーパ181,182は、回動
軸17A,17Bの夫々の軸身に、板バネ173を介し
て接続されており、スクレーパ183〜187の夫々の
両端部にはブラケット174が取り付けられ、ブラケッ
ト174によってスクレーパ183〜187が夫々挟ま
れた状態とされており、これらのブラケット174を介
して夫々のスクレーパ183〜187が回動軸17A,
17B及び延設部171a,172a,17bに接続さ
れている。また、ブラケット174とスクレーパ183
〜187との接続箇所には所定の遊びが設けられてお
り、これによってスクレーパ183〜187がブラケッ
ト174に対して揺動可能とされている。
【0039】これらのスクレーパ181〜187は、夫
々先端側(釜内壁19に接触する側)が細くされた板状
をなしており、これらの中でもスクレーパ184〜18
7は夫々底部2bの内壁の形状に合致するような形状と
されている。
【0040】また、図14に示すように、スクレーパ1
81,183,185,187は、回動軸17Aに近接
配置された攪拌具15の回転軌跡が釜内壁19に最も近
接する部分から、攪拌具15の正回転方向(図14に図
示した矢符の方向)の若干下流側の位置に、夫々の先端
を前記攪拌具15側へ向けるように釜内壁19に対して
傾斜せしめられた状態で配置されている。同様にスクレ
ーパ182,184,186も、回動軸17Bに近接配
置された攪拌具15の回転軌跡に沿うように配置されて
いる。なお、図14では、図を簡単にするために、スク
レーパ183,184より下側の部分を図示している。
【0041】このような回動軸17A,17Bの夫々に
は、図3に示すように、上部カバー6の上方に配置され
たシリンダ16のピストンロッドの先端に枢着されたア
ーム84が連結されており、シリンダ16が駆動するこ
とにより、回動軸17A,17Bが夫々回動することが
可能となっている。そして、回動軸17A,17Bが回
動することにより、スクレーパ181〜187が夫々釜
内壁19に対して離隔する状態(以下、離隔状態とい
う)と、スクレーパ181,182の先端が釜内壁19
に対して接触し、スクレーパ183〜187の先端が釜
内壁19に接触するか又は若干の隙間を有して離隔する
状態(以下、接触状態という)との間で移動することが
可能である。
【0042】このように、回動軸17A,17Bが回動
して、スクレーパ181,182が釜内壁19に接触す
る場合であっても、スクレーパ183〜187において
は、ブラケット174に対して所定の遊びが設けられて
いるので、夫々の先端が釜内壁19に接触する状態と、
若干だけ離隔する状態との間で揺動することが可能であ
る。そして、このような接触状態の場合に、釜2が回転
し、また攪拌具15が回転したときには、粘性を有する
対象物がスクレーパ183〜187に対して相対的に流
動する。これによってスクレーパ183〜187が対象
物に押され、釜内壁19に接触せしめられることとな
り、釜2の前述した混合攪拌部51内に溜められた対象
物の内、釜内壁19に付着したものを掻き取ることが可
能となる。
【0043】一方、スクレーパ181,182について
は、接触状態とされたときに板バネ173によって釜内
壁19に押圧せしめられ、夫々の先端が釜内壁19に密
着することとなり、釜2の対象物が溜められている部分
(混合攪拌部51)より上方の部分の釜内壁19に付着
した対象物を掻き取ることが可能となる。
【0044】次に、本発明に係る釜装置が有する洗浄装
置の構成について説明する。図15は図5に示す状態の
洗浄装置の図面であり、(a) はその正面図、(b) はその
側面図である。図15に示すように、上部カバー6には
釜2内を洗浄するための洗浄装置70が設けられてい
る。この洗浄装置70は、上部カバー6の外縁部近傍の
上面の前述した回転軸40を挟んで対向する2箇所に夫
々立設された筒状のノズルケーシング74を有してい
る。各々のノズルケーシング74は、図14の回転軸4
0の位置を示す図中縦方向及び横方向へ延びる2つの一
点鎖線にて区分される4つの円弧領域の内、図中右上及
び左上の円弧領域の略中央部の位置に、夫々攪拌具15
及びスクレーパ181〜187の動作に干渉しないよう
に設けられている。該ノズルケーシング74の下端部は
下方へ開口しており、該ノズルケーシング74には、こ
の開口から先端部分のみを突出させた状態で伸縮ロッド
74aが進退可能に収納されている。また、前記開口か
ら突出した伸縮ロッド74aの先端部にはノズルユニッ
ト76が設けられている。該ノズルユニット76は、夫
々5つのノズル75が中心から放射状に延設されてなる
2つの洗浄ノズル71が対向配置され、夫々の中心部分
が回転軸77によって連結された構成とされている。該
回転軸77は前記伸縮ロッド74aの先端にて枢支さ
れ、これによって洗浄ノズル71が回転可能とされてい
る。
【0045】また、夫々のノズル75の先端部分は、回
転軸77を中心とした円周方向の内の一方の向きへ湾曲
せしめられており、これによって、ノズル75から洗浄
液78を噴射したときに、洗浄ノズル71が回転軸77
を中心に図15(b)に矢符にて示す向きへ回転するよう
になっている。
【0046】更に、伸縮ロッド74aの先端部分は略水
平方向へ回動可能とされており、これによってノズルユ
ニット76が、図15(a)に矢符にて示す方向へ回動可
能とされている。
【0047】また、上部カバー6の外縁部の全周に沿っ
て、円環状の薄板の側部カバー部材72が垂下せしめら
れている。該側部カバー部材72は、釜2の開口よりも
若干小さい半径の円環状であり、その外側面の下端部に
は、全周に亘ってシール部材73が取り付けられてい
る。このシール部材73は、セット状態のときに釜2の
縁部に設けられた縁状の上部フランジ2dに密着するよ
うになっており、これによって水密が保たれるようにな
っている。
【0048】したがって、前記ノズル75から洗浄液7
8を噴射した状態でノズルユニット76を回動させなが
ら昇降させることによって、釜内壁19を3次元的に洗
浄液78にて洗浄することができる。また、この洗浄と
同時に釜2を回転軸40を中心に回転させることによ
り、釜内壁19の全体を洗浄することが可能となる。ま
た、このような釜内壁19の洗浄と同時に、釜内壁19
をスクレーパ181〜187が摺接することにより、更
に釜内壁19の洗浄効果を向上させるとともに、スクレ
ーパ181〜187等の洗浄も同時に行うことが可能と
なる。
【0049】次に、本発明に係る釜装置の排水装置の使
用について説明する。図16は図9に示す排水装置の使
用状態を説明する側面図である。図16に示すように、
釜2の内部の洗浄に使用され、釜2の内部に溜められた
洗浄液78を釜2の外部へ排出する場合には、釜装置1
をセット状態とし、釜2の自転を停止状態とし、しかも
攪拌具15を回転又は停止状態として、バルブ82のポ
ートに排水管83を連結する。そして、バルブ82のエ
アシリンダを縮短させ、排水口81と排水管83とを連
通させる。釜2の内部に溜められた洗浄液78は、釜2
の下端部分に設けられた排水口81から排水管83へと
通流せしめられ、該排水管83の先に設けられた排水処
理設備等(図示せず)に排出される。以上の排水工程に
おいて、釜2の下端部分に設けられた排水口81より、
洗浄液78を順次排水すると共に、排水の終了時におい
て、釜2の底部に洗浄液78を残すことなく、完全に排
水することが可能となる。
【0050】従って、以上の如き構成により、カレーの
ルウ又はその原料等の対象物を釜2の内部で攪拌し、こ
の釜2を加熱しつつ回転せしめることによりカレーのル
ウ等を製造するための釜装置1において、前記釜2を静
置状態で良好且つ容易に洗浄することが可能となる。
【0051】なお、前記実施の形態では、対象物として
カレーのルウを例に説明しているが、対象物としては、
ルウ以外に練りわさびや練り香辛料等の粘性を有する食
料品原料、その他、様々な原料であってもよく、対象物
は前述した実施形態に限定されるものではない。
【0052】さらに、前述した実施形態は一実施形態で
あり、本願発明の要旨を損なわない範囲での種々の変更
は可能であり、本願発明は前述した実施形態に限定され
るものではない。
【0053】
【発明の効果】本発明による場合は、釜の底部の回転中
心とは異なる位置に排水口を設ける構成としたので、こ
の回転中心に釜を回転させるための回転軸又は釜の加熱
・冷却に供せられる加熱媒体・冷却媒体を釜の外壁を覆
うジャケットに供給し若しくはジャケットから排出する
ための開口部等を設けることが可能となり、しかも釜の
洗浄に用いられた洗浄液を排水口から釜の外部へ排出す
ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の一実施形態における釜装置の分離状
態を示す正面図である。
【図2】図1に示す釜装置の平面図である。
【図3】図2に示す釜装置の上部カバーを示す平面図で
ある。
【図4】図1に示す釜装置の側面図である。
【図5】図1に示す釜装置におけるセット状態の正面図
である。
【図6】(a) は図1に示す釜装置におけるチェーン取付
部材の正面図であり、(b) は(a) の側面図である。
【図7】図1に示す釜装置の断面図であり、(a) はA−
A断面図、(b) は(a) のB部拡大図である。
【図8】図1に示す状態の釜とその周辺の拡大断面を示
す正面図である。
【図9】図1に示す状態の釜とその周辺の拡大断面を示
す側面図である。
【図10】図8に示す釜とその周辺における加熱又は冷
却媒体の流れを示す正面図である。
【図11】図1に示す攪拌具の正面図である。
【図12】図3に示す上部カバーにおける攪拌具の駆動
機構を示す拡大側断面図である。
【図13】図5に示す状態の釜とそのスクレーパを示す
側面図である。
【図14】図2に示す状態の攪拌具とスクレーパとの関
係を示す平面断面図である。
【図15】図5に示す状態の洗浄装置の要部の構成を示
す図面であり、(a) はその正面図、(b) はその側面図で
ある。
【図16】図9に示す排水装置の使用状態を説明する側
面図である。
【符号の説明】
1 釜装置 2 釜 2a 筒状部 2b 底部 2c 突出部 3 原料投入口 4 攪拌装置 5 スクレーパ装置 6 上部カバー 7 支持枠 10 枠体 14 駆動機 15 攪拌具 16 シリンダ 17 支持部 181〜187 スクレーパ 19 釜内壁 20 昇降装置 40 回転軸 52 ジャケット 52a 排出口 53 ロータリジョイント 53a パイプ 53b 連結具 54 供給路 55 排出路 56 供給通路 57 排出通路 58〜60 配管 62 媒体 64 取付部 65 羽根部 70 洗浄装置 71 洗浄ノズル 72 側部カバー部材 73 シール部材 74 ノズルケーシング 74a 伸縮ロッド 75 ノズル 76 ノズルユニット 77 回転軸 78 洗浄液 81 排水口(開口部) 82 バルブ 83 排水管
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B01F 15/06 B01F 15/06 Z (72)発明者 森岡 三郎 大阪府東大阪市御厨栄町1丁目5番7号 ハウス食品株式会社内 (72)発明者 山上 宜男 大阪府東大阪市御厨栄町1丁目5番7号 ハウス食品株式会社内 (72)発明者 油野 芳博 大阪府東大阪市御厨栄町1丁目5番7号 ハウス食品株式会社内 (72)発明者 ▲高▼宮 脩武 兵庫県神戸市中央区東川崎町3丁目1番1 号 川崎重工業株式会社神戸工場内 (72)発明者 松本 泰洋 兵庫県神戸市中央区東川崎町3丁目1番1 号 川重プラント株式会社神戸工場内 (72)発明者 鍛治本 行夫 奈良県磯城郡田原本町八尾508 株式会社 品川工業所奈良工場内 Fターム(参考) 4G036 AA23 4G037 AA12 CA03 DA14 DA15 EA04 EA05 4G078 AA13 AB09 BA05 BA07 CA01 CA05 CA12 CA17 DA30 EA03 EA10 EA20

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転軸を回転中心として回転が可能とし
    てある釜と、該釜の底部の回転中心とは異なる部分に下
    方へ突出させて設けられた突出部と、該突出部に設けら
    れた排水口とを備える排水装置。
  2. 【請求項2】 前記排水口は、排水管を着脱することが
    可能としてあることを特徴とする請求項1記載の排水装
    置。
  3. 【請求項3】 前記排水口に連結されたバルブを更に備
    え、該バルブに排水管を着脱することが可能としてある
    ことを特徴とする請求項1記載の排水装置。
  4. 【請求項4】 前記排水口を除く前記釜の外壁を覆うべ
    く設けられ、加熱媒体又は冷却媒体を通流せしめられる
    ことにより前記釜を加熱及び/又は冷却するジャケット
    と、該ジャケットの前記釜の下部回転中心に対応する部
    分に設けられた、前記加熱媒体又は冷却媒体を前記ジャ
    ケットに対して供給すると共に前記ジャケットから排出
    するために用いられる供給/排出路とを更に備えること
    を特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の排水
    装置。
  5. 【請求項5】 前記供給/排出路を有するロータリジョ
    イントを更に備えることを特徴とする請求項4記載の排
    水装置。
  6. 【請求項6】 前記釜は、前記突出部が釜の底部中央の
    周囲に円状に下方に突出して設けられ、且つ底部中央に
    上方に突出した上方突出部が設けられており、該釜の内
    部で対象物を攪拌する攪拌具の形状が、前記釜の底部の
    前記突出部及び前記上方突出部に連なる面の形状に合致
    すべく形成されていることを特徴とする請求項1〜5の
    いずれか1項に記載の排水装置。
  7. 【請求項7】 請求項1〜6のいずれか1項に記載の排
    水装置を備える釜装置。
JP2001346928A 2001-11-13 2001-11-13 排水装置及び釜装置 Expired - Lifetime JP3694476B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001346928A JP3694476B2 (ja) 2001-11-13 2001-11-13 排水装置及び釜装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001346928A JP3694476B2 (ja) 2001-11-13 2001-11-13 排水装置及び釜装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003144896A true JP2003144896A (ja) 2003-05-20
JP3694476B2 JP3694476B2 (ja) 2005-09-14

Family

ID=19160007

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001346928A Expired - Lifetime JP3694476B2 (ja) 2001-11-13 2001-11-13 排水装置及び釜装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3694476B2 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006272139A (ja) * 2005-03-29 2006-10-12 Toray Ind Inc ペースト攪拌装置およびペーストの製造方法
CN103768974A (zh) * 2014-02-02 2014-05-07 苏州信文食品有限公司 一种能够精确控制液体调味品重量的配料装置
CN107456902A (zh) * 2017-10-11 2017-12-12 宜昌吉达环保科技有限公司 一种多功能环保涂料装置
CN109310964A (zh) * 2016-07-12 2019-02-05 三星Sdi株式会社 用于冷却浆料制备混合器的装置
CN109701446A (zh) * 2019-03-02 2019-05-03 韦伟 一种石油钻井润滑剂生产反应釜

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110898715A (zh) * 2019-12-04 2020-03-24 赣州承亮科技有限公司 一种医药用的搅拌装置

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006272139A (ja) * 2005-03-29 2006-10-12 Toray Ind Inc ペースト攪拌装置およびペーストの製造方法
CN103768974A (zh) * 2014-02-02 2014-05-07 苏州信文食品有限公司 一种能够精确控制液体调味品重量的配料装置
CN109310964A (zh) * 2016-07-12 2019-02-05 三星Sdi株式会社 用于冷却浆料制备混合器的装置
EP3485969A4 (en) * 2016-07-12 2020-03-11 Samsung SDI Co., Ltd. DEVICE FOR COOLING A THICK SUSPENSION MANUFACTURING MIXER
US11198104B2 (en) 2016-07-12 2021-12-14 Samsung Sdi Co., Ltd. Device for cooling slurry manufacturing mixer
EP3485969B1 (en) 2016-07-12 2022-09-28 Samsung SDI Co., Ltd. Device for cooling slurry manufacturing mixer
CN107456902A (zh) * 2017-10-11 2017-12-12 宜昌吉达环保科技有限公司 一种多功能环保涂料装置
CN109701446A (zh) * 2019-03-02 2019-05-03 韦伟 一种石油钻井润滑剂生产反应釜

Also Published As

Publication number Publication date
JP3694476B2 (ja) 2005-09-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3638896B2 (ja) 釜装置
JP6810277B2 (ja) クリーニングノズルを有するミキサー
JP2003126669A (ja) 攪拌具とスクレーパとの配置構造及びそれを備えた釜装置
JP2001224943A (ja) 物質を処理するための装置
CN108816891A (zh) 一种带有烘干功能的机械零件清洗装置
JP2003144896A (ja) 排水装置及び釜装置
CN113813825A (zh) 一种搅拌叶片角度可调节的搅拌器
JP4211015B2 (ja) ミキサ
JP2007160186A (ja) 撹拌装置
CN108211906B (zh) 一种js聚合物水泥基防水涂料搅拌设备
CN217451357U (zh) 一种带有自清洗装置的炒蛋装置
CN217614216U (zh) 一种改性表面活性剂制备设备
JP3703425B2 (ja) 釜装置
CN115431408A (zh) 一种带检修功能的水泥双搅拌装置
JP3634298B2 (ja) 釜の上部シール装置とそれを備えた釜装置
CN205340672U (zh) 一种用于化工生产的搅拌机
CN208064379U (zh) 一种食品生产用滚揉机
CN209219985U (zh) 一种带自动清洗装置的调味酱夹层锅
JP3634299B2 (ja) 排出スクレーパ装置及び釜装置
JP2009240923A (ja) 混合洗浄方法および混合洗浄装置
JP2004329078A (ja) 製麺機
CN210124310U (zh) 烹饪物料搅拌装置及卤菜设备
CN209521086U (zh) 防扬尘卧式搅拌机
CN220633987U (zh) 一种粉末均匀混合装置
CN214635857U (zh) 一种生物制药用混合机

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20041221

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050218

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20050228

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20050228

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050506

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20050621

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20050624

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090701

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090701

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100701

Year of fee payment: 5