JP2003143970A - ポリオレフィン系農業用フィルム - Google Patents

ポリオレフィン系農業用フィルム

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JP2003143970A
JP2003143970A JP2001341569A JP2001341569A JP2003143970A JP 2003143970 A JP2003143970 A JP 2003143970A JP 2001341569 A JP2001341569 A JP 2001341569A JP 2001341569 A JP2001341569 A JP 2001341569A JP 2003143970 A JP2003143970 A JP 2003143970A
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film
acid
hindered amine
polyolefin
compound
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JP2001341569A
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Takuya Ichimura
拓野 市村
Takashi Takazawa
孝 高澤
Shunichi Onishi
俊一 大西
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Mitsubishi Chemical MKV Co
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 【解決手段】ポリオレフィン系樹脂と下記式(1)で表
されるピペリジン環構造を少なくとも2個以上有し、か
つ平均分子量が1000以上であるヒンダードアミン化
合物の少なくとも一種を含有してなる層を少なくとも1
層有し、且つ、アルミニウム、及びリチウムを少なくと
も金属成分とし、少なくとも1種以上のアニオン成分を
有する金属複合水酸化物塩を有効成分として含有するこ
とを特徴とする赤外線吸収剤の少なくとも1種含有して
なる層を少なくとも1層有する、多層又は単層からなる
ポリオレフィン系農業用フィルム(R1は炭素数1以上
で、少なくとも1以上のメチレン基を含む、官能基もし
くは化合物(オリゴマー、ポリマー含む)を表す) 【化1】

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はハウスやトンネルに
用いる農業用被覆材に関する。更に詳しくは、透明性、
耐候性、耐久性、保温性、耐農薬性に優れた農業用フィ
ルムに関するものであり、酸性雨、農薬を始めとする酸
性条件下での耐候性、透視性の低下防止およびそれらの
効果の持続性に優れた農業用フィルムに関するものであ
る。
【0002】
【背景技術】近年、ポリオレフィン系樹脂を主体とした
農業用ポリオレフィン系樹脂フィルムは、密度が塩化ビ
ニル樹脂より小さいために軽く、焼却しても有毒ガスの
発生が少なく、更にインフレーション成型法により幅継
ぎの為の接着加工を必要としない広幅フィルムが安価に
提供できることなどから盛んに利用されるようになって
きている。
【0003】一方、農業用ハウスは年々大型化してお
り、ハウスをフィルムで覆うためのフィルム展張作業は
多くの人手を要するようになってきている。その一方
で、農業従事者の数は年々減少すると共に高齢化が進行
しており、毎年の展張作業に人手を確保することは容易
ではない状況にある。この様な状況に鑑み、ハウスに展
張するフィルムは展張作業が容易で極力張り替えまでの
使用期間の長いフィルム、言いかえれば、2年以上の長
寿命を有し、長期間にわたり当初性能を保持できる高性
能な農業用フィルムの開発が求められている。
【0004】この様な要求に対して、フィルムが具備
し、長期間保持すべき性能としては、その用途に応じ
て、例えば透明性、赤外線吸収能(保温性)、耐農薬
性、耐候性などの様々な性能が要求される。従来より、
これらの性能を成型品に付与するため、安定剤、耐候
剤、赤外線吸収剤を始めとした、様々な添加剤などを含
有する樹脂組成物が提案されている。
【0005】なかでも、耐候性安定剤に関しては、フィ
ルムやシートの劣化を防止し、より長寿命で性能の良い
フィルムやシートを得るために、従来より種々の開発が
なされてきており、特に、ヒンダード(立体障害性)ア
ミン系の耐候剤や紫外線吸収剤を配合することが広く行
われている。ヒンダードアミン系化合物については、そ
の優れた性能から、現在の耐候剤の主流となっている。
【0006】これら農業用フィルム中にヒンダードアミ
ン系化合物を耐候剤として含有させた樹脂組成物は広く
用いられており、従来、上記農業用フィルムには、一般
的にはピペリジン環(Nに水素原子がついたタイプ。以
下NHタイプという)を1分子中に2つ以上有し、分子
量500以上であるヒンダードアミン系耐候剤が挙げら
れる。既に、ヒンダードアミン系耐候剤は、例えば、特
開昭59−86645号公報や特開平2−167350
号公報に開示されているように、樹脂中に少量添加する
ことでポリオレフィン系樹脂の耐候性が著しく向上する
と共に、その効果が長期間保たれ、ポリオレフィン系樹
脂フィルムの光沢や色調の変化が著しく抑制されること
から好ましく使用されている。
【0007】しかしながら、ヒンダードアミン系光安定
剤は、酸性化合物(酸性雨、農薬等)と反応し、耐候性
が落ちる。これらは、ヒンダードアミンの塩基性が影響
していると考えられるが、一般的なNHタイプヒンダー
ドアミンは酸性物質と反応してしまうと、もはやポリマ
ーラジカルの捕捉能力を発揮できなくなる。特に農業用
フィルムでは、土壌薫蒸剤や殺虫剤が付着、滞留しやす
く、熱とストレスにさらされる場所でもある金属フレー
ムと接する部分が、より劣化しやすいといわれる。この
ように、ヒンダードアミン系耐候剤含有樹脂組成物を、
耐農薬性を要求される農業用フィルムに用いても、使用
時、例えば酸性雨や農薬に曝露される条件でフィルムの
透明性低下を起こす等、必ずしも満足に使用し得るもの
ではなかった。
【0008】これに対し、中和能のある無機物質(酸化
亜鉛、ハイドロタルサイト類)とヒンダードアミンの組
み合わせ(例えば特開昭63−175072号公報)
や、ヒンダードアミン自体の酸性物質との反応性を下げ
た、いわゆるNRタイプやNORタイプヒンダードアミ
ンの使用が提案され始めている(例えば特開平11−8
0569等)。特開平8−48822号公報には、立体
障害アミンおよび金属酸化物または水酸化物を含有す
る、耐候性および有害生物防除剤耐性を有するポリオレ
フィン(コポリマー)フィルムが提案されており、特開
平8−224049号公報には、ヒンダードアミン系化
合物、ハイドロタルサイト類化合物および紫外線吸収剤
を含有し、無機硫黄剤で土壌または植物を処理する施設
園芸ハウス・トンネル栽培に用いられることを特徴とす
るポリオレフィン系樹脂被覆フィルムが提案されてい
る。
【0009】しかしながら、これら添加剤の組み合わせ
を使用しても、実際には農業用フィルムとして要求され
る、耐酸性及び耐農薬性を付与することは難しく更なる
改良が求められていた。
【0010】これに対し耐候性の更なる持続性を目的と
してエチレン・環状アミノビニル化合物共重合体を添加
した農業用フィルム(例えば特開平5−112725号
公報及び特開平5−124161号公報等)が考案され
ている。このエチレン・環状アミノビニル化合物共重合
体は、その製造方法、分子構造から通常のヒンダードア
ミン系耐候剤とは明確に区別される(例えば特許第26
95971号公報及び特許第2695975号公報)。
しかしながら、このエチレン系共重合体は樹脂との相溶
性は高く、その添加による耐候性改良効果は認められる
ものの、高コストである為、添加量を増やすことが難し
い等の問題がある。添加量が低い場合、化合物総重量に
占めるヒンダードアミン基の割合が、通常のヒンダード
アミン系耐候剤と比較して低いため、耐候性改良効果が
低く、必ずしも一般的に用いられているとはいえなかっ
た。
【0011】また、特開2001−2842号公報に
は、トリアジン系紫外線吸収剤及びヒンダードアミンを
側鎖に有するエチレン系共重合体を添加した樹脂組成物
が提案されている。しかしながら、本出願記載の添加量
で農業用フィルムを作成した場合でも未だ酸性条件下で
の耐候性は不十分なものであった。
【0012】従って、本発明の目的は、加工した場合
に、農薬、酸性雨を始めとする酸性条件下において耐候
性の低下防止、およびそれらの効果の持続性を示し、か
つ、耐候剤のブリードアウトが抑制された農業用フィル
ムに関し、さらに詳しくは、農業用フィルムに使用した
場合、耐候性、耐久性、保温性、耐農薬性に優れた農業
用被覆材用フィルムを提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、種々検討
を重ねた結果、下記式(1)で表されるピペリジン環構
造を少なくとも2個以上有し、かつ分子量が1000以
上であるヒンダードアミン化合物(R1は炭素数1以上
のメチレン基を含む官能基もしくは化合物(オリゴマ
ー、ポリマー含む)を表す)の少なくとも一種(A)を
含有する層を少なくとも1層と、アルミニウム、及びリ
チウムを少なくとも金属成分とし、少なくとも1種以上
のアニオン成分を有する金属複合水酸化物塩を有効成分
として含有することを特徴とする赤外線吸収剤(B)を
含有する層を少なくとも1層有する農業用多層(もしく
は単層)フィルム(なお、(A)、(B)が同一の層中
に含有することを妨げない)が上記問題点を解決しうる
ことを見いだし本発明に至った。
【0014】
【化6】 (1)
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明を詳細に説明する。
本発明に使用されるポリオレフィン系樹脂としては、α
−オレフィン系の単独重合体、α−オレフィンを主成分
とする異種単量体との共重合体、α−オレフィンと共役
ジエンまたは非共役ジエン等の多不飽和化合物、アクリ
ル酸、メタクリル酸、酢酸ビニル等との共重合体などが
あげられ、例えば高密度、低密度または直鎖状低密度ポ
リエチレン、ポリプロピレン、エチレン−プロピレン共
重合体、エチレン−ブテン共重合体、エチレン−4−メ
チル−1−ペンテン共重合体、エチレン−酢酸ビニル共
重合体、エチレン−アクリル酸共重合体等が挙げられ
る。これらのうち、密度が0.910〜0.935の低
密度ポリエチレンやエチレン−α−オレフィン共重合体
および酢酸ビニル含有量が30重量%以下のエチレン−
酢酸ビニル共重合体が、透明性や耐候性および価格の点
から農業用フィルムとして好ましい。また、本発明にお
いて、ポリオレフィン系樹脂の少なくとも一成分として
メタロセン触媒で共重合して得られるエチレン−α−オ
レフィン共重合樹脂を使用することができる。
【0016】これは、通常、メタロセンポリエチレンと
いわれているものであり、エチレンとブテン−1、ヘキ
セン−1、4−メチルペンテン−1、オクテンなどのα
−オレフィンとの共重合体であり、例えば例えば特開昭
58−19309号公報や、特開平6−9724号公報
等に記載の種々の公知の製法により得られる。
【0017】好ましくは、以下の物性を示すものであ
る。メルトフローレート(MFR) JIS−K7210により測定されたMFRが0.01
〜10g/10分、好ましくは0.1〜5g/10分の
値を示すものである。該MFRがこの範囲より大きいと
成形時にフィルムが蛇行し安定しない。また、該MFR
がこの範囲より小さすぎると成形時の樹脂圧力が増大
し、成形機に負荷がかかるため、生産量を減少させて圧
力の増大を抑制しなければならず、実用性に乏しい。
【0018】密度 JIS−K7112により測定された密度が0.880
〜0.930g/cm 3 、好ましくは0.880〜
0.920g/cm3 の値を示すものである。該密度
がこの範囲より大きいと透明性が悪化する。また、密度
がこの範囲より小さいと、フィルム表面のべたつきによ
りブロッキングが生じ実用性に乏しくなる。
【0019】分子量分布 ゲルパーミュレーションクロマトグラフィー(GPC)
によって求められる分子量分布(重量平均分子量/数平
均分子量)は1.5〜3.5、好ましくは1.5〜3.
0の値を示すものである。該分子量分布がこの範囲より
大きいと機械的強度が低下し好ましくない。該分子量分
布がこの範囲より小さいと成形時にフィルムが蛇行し安
定しない。
【0020】本発明におけるエチレン−酢酸ビニル共重
合樹脂は、酢酸ビニル含有量が10〜25重量%の範囲
であり、好ましくは12〜20重量%の範囲である。酢
酸ビニル含有量がこの範囲より小さいと、得られるフィ
ルムが硬くなりハウスへの展張時にシワや弛みが出来や
すく、防曇性に悪影響が出るため実用性に乏しく、ま
た、酢酸ビニル含有量がこの範囲より大きいと、樹脂の
融点が低いためハウス展張時に夏場の高温下でフィルム
が弛み、風でばたつきハウス構造体との擦れ等により破
れが生じやすくなるため実用性に乏しい。
【0021】本発明における農業用フィルムは、下記式
(1)で表されるピペリジン環構造を少なくとも2個以
上有し、かつ平均分子量が1000以上であるヒンダー
ドアミン化合物(R1は炭素数1以上のメチレン基を含
む官能基もしくは化合物(オリゴマー、ポリマー含む)
を表す)の少なくとも一種(A)を含有する層を少なく
とも1層と、アルミニウム、及びリチウムを少なくとも
金属成分とし、少なくとも1種以上のアニオン成分を有
する金属複合水酸化物塩を有効成分として含有すること
を特徴とする赤外線吸収剤(B)を含有する層を少なく
とも1層有する農業用多層(もしくは単層)フィルムで
ある。(なお、(A)、(B)が同一の層中に含有する
ことを妨げない)
【化7】 (1)
【0022】上記式(1)で表されるヒンダードアミン
化合物の入手方法は特に限定されず、市販のものを使用
することができ、例えば、TINUVIN NOR 3
71(チバ・スペシャルティーケミカルズ(株)製)、
アデカスタブ LA−900(旭電化(株)製)等が挙
げられる。また、これらの化合物は、特表2000−5
12676号公報、特開平2000−336118号公
報に記載された方法に準拠して得られる。
【0023】上記ヒンダードアミン化合物の中で、化合
物中にトリアジン骨格を有する分子量2000以上(好
ましくは5000以下)のヒンダードアミン系化合物
(2,2,6,6−テトラメチルピペリジン誘導体及び
その混合物。好ましくはR1がC1〜C20のアルキル
基、またはシクロヘキシル基またはオクチル基であ
る。)、例えばTINUVIN NOR 371(チバ
・スペシャルティーケミカルズ(株)製)は、通常の農
業用フィルムに一般的に用いられるヒンダードアミン系
耐候剤(キマソーブ944:トリアジン骨格を有し、上
記式(1)における−O−R1の代わりに、水素原子が
結合したタイプの化合物。)と類似した分子量のため、
同様の添加方法でフィルムの耐酸性を改良できる。しか
しながら、フィルム表面層に高濃度添加した場合、ブリ
ードアウトにより塗膜密着性等で支障がでる可能性があ
る。そのため、好ましい態様としては多層フィルムの中
間層にその全フィルム中添加量の50%以上を含有する
ことが挙げられる。
【0024】一方、上記ヒンダードアミン化合物の中
で、下記一般式(2)で表される化合物を分子量300
以上の重合体に付加した付加体、例えばアデカスタブ
LA−900(旭電化(株)製)は、高分子量であるた
めブリードアウトしにくい特徴がある一方、高分子にグ
ラフトされているため添加重量当たりの耐候性改良効果
は低い。(式中、nは1〜4の整数を表し、Xは−O−
又は−NH−を表し、R2は水素原子、炭素数1〜20
の脂肪族アシル基、脂肪族多価アシル基、芳香族アシル
基又は芳香族多価アシル基を表す。) 分子量300以上の重合体としては、ポリプロピレン、
高密度ポリエチレン、低密度ポリエチレン、直鎖低密度
ポリエチレンなどのポリオレフィンなどの不飽和結合を
有する重合体が挙げられる。
【化8】 (2)
【0025】本発明の農業用フィルムの樹脂組成物中
の、上記ヒンダードアミン化合物の含有量は、前記ポリ
オレフィン系樹脂100重量部に対し10重量部未満、
好ましくは0.01〜5重量部、更に好ましくは0.1
〜4重量部である。アデカスタブ LA−900のよう
にポリマーにグラフトしたタイプは添加量を増やすこと
が出来るが、TINUVIN NOR 371のように
分子量5000以下のものではブリードアウトによりフ
ィルム表面へ耐候剤が吹き出し易い為、高濃度添加は難
しい。よって、含有量が上記範囲未満では耐候性改良効
果が低く、上記範囲を超えるとブリードアウトにより実
用上、農業用フィルムとしての使用には支障が生じる。
【0026】本発明に係る前記ヒンダードアミン化合物
の分子量は1000以上、好ましくは2000以上であ
る。十分な耐ブリードアウト性を得る為には2000以
上がより好ましく、更に好ましくは3000以上であ
る。
【0027】本発明において用いられる前記ヒンダード
アミン化合物は、コスト的な観点から、例えば多層フィ
ルムに使用される場合、必ずしも多層フィルムの全層に
含有されている必要はなく、少なくとも1層含有されて
いればよい。例えば多層フィルムの場合、塗膜に対する
影響は、塗膜に接している層に添加された添加剤以外に
も、他の層から移行、転写された添加剤からも及ぶこと
から、添加層は全層又は内外層が好ましいが、内層の
み、中間層のみ、外層のみ又はその任意の組み合わせで
も構わない。
【0028】前記ヒンダードアミン化合物は、通常用い
られる一種又は二種以上のその他のヒンダードアミン系
耐候剤と組み合わせて用いることができる。更に、前記
ヒンダードアミン化合物を含有しない層に対して、通常
用いられる一種又は二種以上のヒンダードアミン系耐候
剤を用いることもできる。前記ヒンダードアミン化合物
は、もちろん全層に含有させてもよいが、例えばハウス
中間層に含有させ、その他の層には農業用として通常配
合されるヒンダードアミン系耐候剤を含有させることも
できる。また、同一の層に前記ヒンダードアミン化合物
と農業用として通常配合されるヒンダードアミン系耐候
剤を含有させることもできる。その場合は全層に前記ヒ
ンダードアミン化合物を用いる場合よりコスト的に有利
になる。
【0029】併用可能な農業用として通常配合されるヒ
ンダードアミン系耐候剤は、分子中に下記式(6)で表
されるピペリジン環構造を少なくとも2個以上有しかつ
分子量が500以上のヒンダードアミン化合物(以下、
「ピペリジン環含有ヒンダードアミン化合物」ともい
う)である。ここで、上記ピペリジン環含有ヒンダード
アミン化合物のピペリジン環の数が2個未満では十分な
耐候性が得られず、また、分子量が500未満では揮発
しやすくなり、長期の耐候性を得ることができない。ま
た、上記ピペリジン環含有ヒンダードアミン化合物のピ
ペリジン環の数は2〜50個であることが好ましく、ま
た、分子量は750以上であることが好ましい。
【0030】
【化9】 ・・・・・・・・(6)
【0031】併用可能な上記ピペリジン環含有ヒンダー
ドアミン化合物としては、例えば、ビス(1,2,2,
6,6−ペンタメチル−4−ピペリジル)−2−ブチル
−2−(3,5−ジ第三ブチル−4−ヒドロキシベンジ
ル)マロネート、テトラ(2,2,6,6−テトラメチ
ル−4−ピペリジル)ブタンテトラカルボキシレート、
テトラ(1,2,2,6,6−ペンタメチル−4−ピペ
リジル)ブタンテトラカルボキシレート、ビス(2,
2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)・ジ(ト
リデシル)ブタンテトラカルボキシレート、ビス(1,
2,2,6,6−ペンタメチル−4−ピペリジル)・ジ
(トリデシル)ブタンテトラカルボキシレート、3,9
−ビス〔1,1−ジメチル−2−{トリス(2,2,
6,6−テトラメチル−4−ピペリジルオキシカルボニ
ルオキシ)ブチルカルボニルオキシ}エチル〕−2,
4,8,10−テトラオキサスピロ〔5.5〕ウンデカ
ン、3,9−ビス〔1,1−ジメチル−2−{トリス
(1,2,2,6,6−ペンタメチル−4−ピペリジル
オキシカルボニルオキシ)ブチルカルボニルオキシ}エ
チル〕−2,4,8,10−テトラオキサスピロ〔5.
5〕ウンデカン、1,5,8,12−テトラキス〔4,
6−ビス{N−(2,2,6,6−テトラメチル−4−
ピペリジル)ブチルアミノ}−1,3,5−トリアジン
−2−イル〕−1,5,8,12−テトラアザドデカ
ン、1−(2−ヒドロキシエチル)−2,2,6,6−
テトラメチル−4−ピペリジノール/コハク酸ジメチル
縮合物、2−第三オクチルアミノ−4,6−ジクロロ−
s−トリアジン/N,N’−ビス(2,2,6,6−テ
トラメチル−4−ピペリジル)ヘキサメチレンジアミン
縮合物、N,N’−ビス(2,2,6,6−テトラメチ
ル−4−ピペリジル)ヘキサメチレンジアミン/ジブロ
モエタン縮合物などがあげられる。
【0032】併用可能な市販のヒンダードアミン系化合
物を例示すれば、TINUVIN765、TINUVI
N770、TINUVIN780、TINUVIN14
4、TINUVIN622LD、CHIMASSORB
119FL、CHIMASSORB944(以上、チバ
ガイギー社製)、サノールLS−765(三共(株)
製)、MARK LA−63、MARK LA−68、
MARK LA−68、MARK LA−62、MAR
K LA−67、MARK LA−57(以上、アデカ
・アーガス社製)、CYASORB UV−3346、
CYASORB UV−3529、CYASORB U
V−3581、CYASORBUV−3853等が挙げ
られる。これらのピペリジン環含有ヒンダードアミン化
合物は、一種又は二種以上で用いられる。
【0033】本発明における金属複合水酸化物塩は、ア
ルミニウム、及びリチウムを少なくとも金属成分とし、
少なくとも1種以上のアニオン成分を有する金属複合水
酸化物塩を有効成分として含有することを特徴とする赤
外線吸収剤である。
【0034】好ましくは、本発明における金属複合水酸
化物塩で、アルミニウム、及びリチウムを少なくとも金
属成分とし、2種以上のアニオン成分を有する金属複合
水酸化物塩を有効成分として含有することを特徴とする
赤外線吸収剤を使用することが出来る。アニオン成分と
しては、少なくとも1種以上のアニオン成分としてケイ
酸イオンを含んだタイプや、2種以上のアニオン、特に
硫酸イオンと炭酸イオンを含んだタイプを挙げることが
出来る。
【0035】2種以上のアニオンを用いる場合、硫酸イ
オン、炭酸イオン以外のアニオンとしては、導入が容易
であり、フィルム中に添加した場合に樹脂との屈折率が
合う範囲において、n価の任意のアニオンを用いること
が出来る。中でも、硫酸イオン、炭酸イオンの2種のア
ニオンの組み合わせは3種以上のアニオンを組み合わせ
た場合と比較して、製造コストを低減できるため経済的
に好ましい。
【0036】なかでも、該金属複合水酸化物塩として、
アルミニウム、及びリチウムを少なくとも金属成分と
し、アニオン成分としてケイ酸イオンを含有する金属複
合水酸化物塩を用いた場合、本発明の効果を良好に確認
することが出来る。
【0037】例えばケイ酸イオンを含有する、本発明の
金属複合水酸化物塩として、更に詳しくは、下記一般式
(7)で表される金属複合水酸化物塩を挙げることがで
き、その場合、本発明にかかる効果を良好に発揮するこ
とが出来る。
【化10】 [Al2(Li(1-x)・M(x+y))(OH)6+y2(An-2( 1+x)/n ・mH2O (7) (式中、MはMg及び/又はZnで、Aはケイ酸イオ
ン、mは0又は正の数、x及びyは0≦x<1、0≦y
≦0.5の範囲である。)で示される複合水酸化物塩で
あることを特徴とする農業用フィルムを提供する。
【0038】このタイプの複合水酸化物塩としては、具
体的には、
【化11】[Al2(Li0.94Mg0.06)(OH)62
(Si251.06・0.35H2O を例示することが出来る。
【0039】また、該金属複合水酸化物塩として、下記
一般式(3)で表される金属複合水酸化物塩を用いた場
合、本発明の効果を良好に発揮することが出来る。 [LixyAlz(OH)r](CO3p(SO4q・mH2O(3)
【0040】前記式(3)中、xは0.1〜4.5、好
ましくは1.0〜3.0の数を示し、yは0〜3.0、
好ましくは0〜2.5の数を示し、zは1.0〜8.
0、好ましくは2.0〜6.0の数を示し、rは0.1
〜35、好ましくは1〜30の数を示し、mは結晶水の
数を示し、0又は正の数、好ましくは、0〜30の数を
示す。pは0〜2、好ましくは0〜1の数、qは0〜2
好ましくは0〜1の数を示し、これら範囲を満たすこと
により効果を発揮し、範囲外のときは効果が得られにく
い。Mは2価の金属としては、特に限定されるものでは
ないが、導入が容易であり、且つフィルムに配合した際
に透明性を満たすことからMg、Znが好ましい。
【0041】更に詳しくは、上記一般式(3)で表され
る金属複合水酸化物塩において、yが0.01〜3.0
の数である場合、本発明の効果を良好に発揮することが
出来る。
【0042】更に詳しくは、上記一般式(3)で表され
る金属複合水酸化物塩において、MがMgである場合、
本発明の効果を良好に発揮することが出来る。
【0043】本発明に使用される前記一般式(3)で代
表される金属複合水酸化物塩は、例えば、WO00/3
2515やWO98/17739等に準拠した方法で合
成することができるが、これに拘泥されることなく、例
えば、特開平8−311284、特開平9−27912
4等に記載の化合物を公知の方法によりイオン交換する
ことによっても得られる。
【0044】また、上記式(3)に示した2種以上のア
ニオン成分を含有する本発明の金属複合水酸化物塩とし
ては、更に詳しくは、下記一般式(8)で表される金属
複合水酸化物塩を挙げることが出来る。その場合、本発
明にかかる効果を良好に発揮することが出来る。
【0045】
【化12】[LixyAlz(OH)x+2y+3Z-2(p+q)
(CO3p(SO4q・mH2O(8)(式中、xは
0.1〜4.5の数を示し、yは0〜3.0の数を示
し、zは1.0〜8.0の数を示し、mは0〜30の
数、pは0〜2の数、qは0〜2の数を示し、Mは2価
の金属を示す)
【0046】このタイプの複合水酸化物塩としては、具
体的には、
【化13】Li2Mg0.13Al4(OH)12.26(CO3
0.04(SO40 .96・4H2O を例示することが出来る。
【0047】また、上記金属複合水酸化物塩は、その結
晶構造、結晶粒子径などに制限されることなく使用する
ことが可能である。
【0048】また、上記金属複合水酸化物塩は、その表
面をステアリン酸のごとき高級脂肪酸、オレイン酸アル
カリ金属塩のごとき高級脂肪酸金属塩、ドデシルベンゼ
ンスルホン酸アルカリ金属塩のごとき有機スルホン酸金
属塩、高級脂肪酸アミド、高級脂肪酸エステルまたはワ
ックス、ノニオン系界面活性剤、カチオン系界面活性
剤、リン酸エステルまたはカップリング剤の群から選ば
れる1種又は2種以上のコーティング剤などで被覆した
ものも使用できる。コーティング剤の添加量は0.1〜
10重量%であり、好ましくは0.5〜6重量%の範囲
であり、0.1重量%以下では分散性が悪く、10重量
%以上では効果は十分であるが、経済的に不利である。
表面処理は、常法に従って湿式法でも乾式法でも容易に
行うことができる。
【0049】上記金属複合水酸化物塩は、単独または2
種以上組み合わせて使用することが出来る。その平均粒
子径は好ましくは、0.05〜15μm、より好ましく
は0.1〜10μmの範囲である。無機微粒子の平均粒
子径が上記範囲より小さいと、樹脂中での分散性が劣り
ブツ(無機物の2次凝集物)が生成してフィルム外観が
悪化すると共に、樹脂との混練時の粉立ちが激しくハン
ドリング性が劣る。逆に、無機微粒子の平均粒子径が上
記範囲より大きいと、透明性で劣ったり押出し機ブレー
カースクリーン部で目詰まりが生じ、生産性が悪化す
る。
【0050】これら金属複合水酸化物塩の使用量は、樹
脂100重量部に対し、1〜50重量部、より好ましく
は1〜30重量部、更に好ましくは1〜20重量部であ
る。1重量部未満では、充分に赤外線を吸収することは
できず、50重量部を超える範囲では農業用フィルムと
しての透明性及び機械的強度が劣る上、経済的に不利で
ある。
【0051】これらの金属複合水酸化物塩は、更に赤外
線吸収能を有する無機微粒子と一種又は二種以上で組み
合わせて用いることができる。組み合わせて用いること
の出来る無機微粒子は例えば、酸化マグネシウム、酸化
カルシウム、酸化アルミニウム、酸化珪素、水酸化リチ
ウム、水酸化マグネシウム、水酸化カルシウム、水酸化
アルミニウム、炭酸マグネシウム、炭酸カルシウム、硫
酸カルシウム、硫酸マグネシウム、硫酸アルミニウム、
燐酸リチウム、燐酸カルシウム、珪酸マグネシウム、珪
酸カルシウム、珪酸アルミニウム、アルミン酸カルシウ
ム、アルミン酸マグネシウム、アルミノ珪酸ナトリウ
ム、アルミノ珪酸カリウム、アルミノ珪酸カルシウム、
カオリン、クレー、タルク、マイカ、ゼオライト、ハイ
ドロタルサイト類化合物、リチウム・アルミニウム複合
水酸化物、アルミニウム・リチウム・マグネシウム複合
炭酸塩化合物、アルミニウム・リチウム・マグネシウム
複合珪酸塩化合物、マグネシウム・アルミニウム・珪素
複合水酸化物、マグネシウム・アルミニウム・珪素複合
硫酸塩化合物、マグネシウム・アルミニウム・珪素複合
炭酸塩化合物等が挙げられる。これらは結晶水を脱水し
たものであってもよい。
【0052】上記無機微粒子は天然物であってもよく、
また合成品であってもよい。また、上記無機微粒子は、
その結晶構造、結晶粒子径などに制限されることなく使
用することが可能である。
【0053】また、上記無機微粒子は、その表面をステ
アリン酸のごとき高級脂肪酸、オレイン酸アルカリ金属
塩のごとき高級脂肪酸金属塩、ドデシルベンゼンスルホ
ン酸アルカリ金属塩のごとき有機スルホン酸金属塩、高
級脂肪酸アミド、高級脂肪酸エステルまたはワックスな
どで被覆したものも使用できる。
【0054】本発明の熱可塑性樹脂フィルムには、更
に、紫外線吸収剤を含有させることで、透明性の低下、
耐農薬性の低下を抑制し、さらに耐候性向上を図ること
が可能となるため好ましい。
【0055】使用可能な農業用として通常配合される紫
外線吸収剤は、例えば、2,4−ジヒドロキシベンゾフ
ェノン、2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノ
ン、2−ヒドロキシ−4−オクトキシベンゾフェノン、
5,5’−メチレンビス(2−ヒドロキシ−4−メトキ
シベンゾフェノン)等の2−ヒドロキシベンゾフェノン
類;2−(2’−ヒドロキシ−5’−メチルフェニル)
ベンゾトリアゾール、2−(2’−ヒドロキシ−3’,
5’−ジ第三ブチルフェニル) ベンゾトリアゾール、2
−(2’−ヒドロキシ−3’,5’−ジ第三ブチルフェ
ニル)−5−クロロベンゾトリアゾール、2−(2’−
ヒドロキシ−3’−第三ブチル−5’−メチルフェニ
ル)−5−クロロベンゾトリアゾール、2−(2’−ヒ
ドロキシ−5’−第三オクチルフェニル)ベンゾトリア
ゾール、2−(2’−ヒドロキシ−3’.5’−ジクミ
ルフェニル) ベンゾトリアゾール、2,2’−メチレン
ビス(4−第三オクチル−6−ベンゾトリアゾリル)フ
ェノール等の2−(2’−ヒドロキシフェニル)ベンゾ
トリアゾール類;フェニルサリシレート、レゾルシノー
ルモノベンゾエート、2,4−ジ第三ブチルフェニル−
3’,5’−ジ第三ブチル−4’−ヒドロキシベンゾエ
ート、2,4−ジ第三アミルフェニル−3’,5’−ジ
第三ブチル−4’−ヒドロキシベンゾエート、ヘキサデ
シル−3,5−ジ第三ブチル−4−ヒドロキシベンゾエ
ート等のベンゾエート類;2−エチル−2’−エトキシ
オキザニリド、2−エトキシ−4’−ドデシルオキザニ
リド等の置換オキザニリド類;エチル−α−シアノ−
β,β−ジフェニルアクリレート、メチル−2−シアノ
−3−メチル−3−(p−メトキシフェニル)アクリレ
ート等のシアノアクリレート類;2−(4,6−ジフェ
ニル−1,3,5−トリアジン−2−イル)−5−
[(ヘキシル)オキシ]−フェノール、2−[4,6−
ビス(2,4−ジメチルフェニル)−1,3,5−トリ
アジン−2−イル]−5−(オクチロキシ)フェノール
等のトリアジン類等があげられる。これらの紫外線吸収
剤は、一種又は二種以上で用いられる。
【0056】特に効果の高い紫外線吸収剤としては下記
式(4)で表されるトリアリールトリアジン型紫外線吸
収剤を挙げることが出来る。
【化14】 (4)(式中、R3〜R7は、それぞれ独立して水素原
子、又は炭素数1〜10のアルキル基を表す。)
【0057】ここで、式(4)中、R3〜R7は、それ
ぞれ独立して水素原子、又は炭素数1〜10のアルキル
基を表す。より好ましくは、R3は炭素数6〜10のア
ルキル基、特に好ましくは炭素数6〜8のアルキル基で
あり、R4〜R7は水素原子、又は炭素数1〜2のアル
キル基、特に好ましくは水素原子、又はメチル基であ
る。
【0058】上記式(4)において、R3の炭素数が上
記範囲未満ではブリードアウトしやすくなるので好まし
くなく、上記範囲を超えると耐候性が劣るので好ましく
ない。R 2〜R5の炭素数が上記範囲未満ではブリー
ドアウトしやすくなるので好ましくなく、上記範囲を超
えると耐候性が劣るので好ましくない。
【0059】上記式(4)で表されるトリアリールトリ
アジン系紫外線吸収剤の入手方法は特に限定されず、市
販のものを使用することができる。例えばUV1164
(サイテック製)、TINUVIN 1577 FF
(チバ・スペシャルティーケミカルズ製)等を挙げるこ
とが出来る。
【0060】本発明の農業用フィルム中の、上記式
(4)で表されるトリアリールトリアジン型紫外線吸収
剤の含有量は、前記ポリオレフィン系樹脂100重量部
に対し5重量部未満、好ましくは0.001〜3重量
部、更に好ましくは0.005〜1重量部である。含有
量が上記範囲未満では耐候性改良効果が低く、上記範囲
を超えると、ブリードアウトによる透明性低下等問題が
ある。
【0061】本発明において用いられる前記トリアリー
ルトリアジン型紫外線吸収剤は、コスト的な観点から、
例えば多層フィルムに使用される場合、必ずしも多層フ
ィルムの全層に含有されている必要はなく、少なくとも
1層含有されていればよい。また、このトリアリールト
リアジン型紫外線吸収剤は、通常用いられる一種又は二
種以上のその他の紫外線吸収剤と組み合わせて用いるこ
とができる。更に、トリアリールトリアジン型紫外線吸
収剤を含有しない層に対して、通常用いられる一種又は
二種以上の紫外線吸収剤を用いることもできる。トリア
リールトリアジン型紫外線吸収剤は、もちろん全層に含
有させてもよいが、例えばハウス中間層に含有させ、そ
の他の層には農業用として通常配合される紫外線吸収剤
を含有させることもできる。また、同一の層にトリアリ
ールトリアジン型紫外線吸収剤と農業用として通常配合
される紫外線吸収剤を含有させることもできる。その場
合は全層にトリアリールトリアジン型紫外線吸収剤を用
いる場合よりコスト的に有利になる。
【0062】本発明におけるフィルムには、ヒンダード
アミンを側鎖に有するエチレン系共重合体を含有するこ
とが出来る。この共重合体は、通常時は勿論、農薬や酸
性雨に曝露される条件下において、一般的農業用フィル
ムに用いられるヒンダードアミン系耐候剤と比較して、
耐候性を向上させる光安定剤としての効果を奏する。ま
た、本発明にかかるフィルムに、防曇及び/又は防塵塗
膜を塗布した場合に、塗膜密着性を向上させる効果があ
る。
【0063】本発明に使用するヒンダードアミンを側鎖
に有するエチレン系共重合体とは、エチレンと環状アミ
ノ化合物とを共重合させて得られた共重合体であり、特
にエチレンと環状アミノ化合物との和に対する環状アミ
ノ化合物の割合が1モル%未満、更に好ましくは0.1
〜0.7モル%で、該共重合体のMFRが0.1〜20
0g/10分である共重合体を用いることが好ましい。
【0064】環状アミノビニル化合物は、下記一般式
(5)で示されるものである。
【0065】
【化15】 (5)
【0066】(式中、R7及びR8は水素原子またはメチ
ル基を、R9は水素原子または炭素数1〜4のアルキル
基をそれぞれ示す) 代表例を挙げれば下記の通りである。 4−アクリロイルオキシ−2,2,6,6−テトラメチ
ルピペリジン 4−アクリロイルオキシ−1,2,2,6,6−ペンタ
メチルピペリジン 4−アクリロイルオキシ−1−エチル−2,2,6,6
−テトラメチルピペリジン 4−アクリロイルオキシ−1−プロピル−2,2,6,
6−テトラメチルピペリジン 4−アクリロイルオキシ−1−ブチル−2,2,6,6
−テトラメチルピペリジン 4−メタクリロイルオキシ−2,2,6,6−テトラメ
チルピペリジン 4−メタクリロイルオキシ−1,2,2,6,6−ペン
タメチルピペリジン 4−メタクリロイルオキシ−1−エチル−2,2,6,
6−テトラメチルピペリジン 4−メタクリロイルオキシ−1−プロピル−2,2,
6,6−テトラメチルピペリジン 4−メタクリロイルオキシ−1−ブチル−2,2,6,
6−テトラメチルピペリジン 4−クリトノイルオキシ−2,2,6,6−テトラメチ
ルピペリジン 4−クリトノイルオキシ−1−プロピル−2,2,6,
6−テトラメチルピペリジン これらのヒンダードアミンを側鎖に有するエチレン系共
重合体は、高圧ラジカル共重合法によって製造される。
【0067】ヒンダードアミンを側鎖に有するエチレン
系共重合体の添加量は、層を構成する樹脂成分に対し、
環状アミノビニル化合物に基づく構成単位の割合で0.
05〜5重量%、好ましくは0.1〜4重量%である。
0.05%未満では耐候性改良効果が少なく、また5重
量%を越えても増量による耐候性向上効果はほとんど無
く、経済的に不利である。
【0068】本発明において用いられるエチレンと環状
アミノビニル化合物とを共重合させて得られたヒンダー
ドアミンは、もちろん全層に含有させてもよいが、例え
ば最内層と最外層(ハウス外面)に含有させ、その他の
層には前述した、農業用として通常配合されるヒンダー
ドアミン系光安定剤を含有させることもできる。また、
同一の層にヒンダードアミンを側鎖に有するエチレン系
共重合体と農業用として通常配合されるヒンダードアミ
ン系光安定剤を含有させることもできる。その場合は全
層にヒンダードアミンを側鎖に有するエチレン系共重合
体を用いる場合よりコスト的に有利になる。
【0069】また、本発明のポリオレフィン系樹脂フィ
ルム中には、通常合成樹脂に使用される各種添加剤を併
用することができる。それらの添加剤としては、例え
ば、金属の有機酸塩、塩基性有機酸塩および過塩基性有
機酸塩、エポキシ化合物、β−ジケトン化合物、多価ア
ルコール、ハロゲン酸素酸塩、硫黄系、フェノール系お
よびホスファイト系などの酸化防止剤、熱安定剤、滑
剤、帯電防止剤、着色剤、アンチブロッキング剤、防曇
剤、防霧剤、可塑剤などがあげられる。
【0070】上記の金属の有機酸塩、塩基性有機酸塩お
よび過塩基性有機酸塩を構成する金属種としては、L
i,Na,K,Ca,Ba,Mg,Sr,Zn,Cd,
Sn,Cs,Al,有機Snがあげられ、有機酸として
は、カルボン酸、有機リン酸類またはフェノール類があ
げられ、該カルボン酸としては、例えば、酢酸、プロピ
オン酸、酪酸、吉草酸、カプロン酸、エナント酸、カプ
リル酸、ネオデカン酸、2−エチルヘキシル酸、ペラル
ゴン酸、カプリン酸、ウンデカン酸、ラウリン酸、トリ
デカン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、イソステアリ
ン酸、ステアリン酸、12−ヒドロキシステアリン酸、ベ
ヘニン酸、モンタン酸、エライジン酸、オレイン酸、リ
ノール酸、リノレン酸、チオグリコール酸、メルカプト
プロピオン酸、オクチルメルカプトプロピオン酸、安息
香酸、モノクロル安息香酸、p−第三ブチル安息香酸、
ジメチルヒドロキシ安息香酸、3,5−ジ第三ブチル−
4−ヒドロキシ安息香酸、トルイル酸、ジメチル安息香
酸、エチル安息香酸、クミン酸、n−プロピル安息香
酸、アセトキシ安息香酸、サリチル酸、p−第三オクチ
ルサリチル酸等の一価カルボン酸、シュウ酸、マロン
酸、コハク酸、グルタル酸、アジピン酸、ピメリン酸、
スベリン酸、アゼライン酸、セバチン酸、マレイン酸、
フマール酸、シトラコン酸、メタコン酸、イタコン酸、
アコニット酸、チオジプロピオン酸、フタル酸、イソフ
タル酸、テレフタル酸、オキシフタル酸、クロルフタル
酸等の二価のカルボン酸あるいはこれらのモノエステル
又はモノアマイド化合物、ブタントリカルボン酸、ブタ
ンテトラカルボン酸、ヘミメリット酸、トリメリット
酸、メロファン酸、ピロメリット酸等の三価又は四価カ
ルボン酸のジ又はトリエステル化合物などがあげられ、
また該有機リン酸類としては、モノまたはジオクチルリ
ン酸、モノまたはジドデシルリン酸、モノまたはジオク
タデシルリン酸、モノまたはジ−(ノニルフェニル)リ
ン酸、ホスホン酸ノニルフェニルエステル、ホスホン酸
ステアリルエステルなどがあげられ、また該フェノール
類としては、フェノール、クレゾール、キシレノール、
メチルプロピルフェノール、メチル第三オクチルフェノ
ール、エチルフェノール、イソプロピルフェノール、第
三ブチルフェノール、n−ブチルフェノール、ジイソブ
チルフェノール、イソアミルフェノール、ジアミルフェ
ノール、イソヘキシルフェノール、オクチルフェノー
ル、イソオクチルフェノール、2−エチルヘキシルフェ
ノール、第三オクチルフェノール、ノニルフェノール、
ジノニルフェノール、第三ノニルフェノール、デシルフ
ェノール、ドデシルフェノール、オクタデシルフェノー
ル、シクロヘキシルフェノール、フェニルフェノールフ
ェノール、クレゾール、エチルフェノール、シクロヘキ
シルフェノール、ノニルフェノール、ドデシルフェノー
ルなどがあげられる。
【0071】上記防曇剤については特に制限はないが、
公知の種々の非イオン系界面活性剤、アニオン系界面活
性剤、カチオン系界面活性剤等を始めとする、多価アル
コールと高級脂肪酸類とから成る多価アルコール部分エ
ステル系のものが好適である。このような防曇剤の具体
例としては、例えば非イオン系界面活性剤、例えばソル
ビタンモノステアレート、ソルビタンモノミリステー
ト、ソルビタンモノパルミテート、ソルビタンモノベヘ
ネート、ソルビタンとアルキレングリコールの縮合物と
脂肪酸とのエステルなどのソルビタン系界面活性剤やグ
リセリンモノパルミテート、グリセリンモノステアレー
ト、グリセリンモノラウレート、ジグリセリンモノパル
ミテート、グリセリンジパルミテート、グリセリンジス
テアレート、ジグリセリンモノパルミテート・モノステ
アレート、トリグリセリンモノステアレート、トリグリ
セリンジステアレートあるいはこれらのアルキレンオキ
シド付加物等などのグリセリン系界面活性剤やポリエチ
レングリコールモノステアレート、ポリエチレングリコ
ールモノパルミテート、ポリエチレングリコールアルキ
ルフェニルエーテルなどのポリエチレングリコール系界
面活性剤やその他トリメチロールプロパンモノステアレ
ートなどのトリメチロールプロパン系界面活性剤やペン
タエリスリトールモノパルミテート、ペンタエリスリト
ールモノステアレートなどのペンタエリスリトール系界
面活性剤、アルキルフェノールのアルキレンオキシド付
加物;ソルビタン/グリセリンの縮合物と脂肪酸とのエ
ステル、ソルビタン/アルキレングリコールの縮合物と
脂肪酸とのエステル;ジグリセリンジオレートナトリウ
ムラウリルサルフェート、ドデシルベンゼンスルホン酸
ナトリウム、セチルトリメチルアンモニウムクロライ
ド、ドデシルアミン塩酸塩、ラウリン酸ラウリルアミド
エチルリン酸塩、トリエチルセチルアンモニウムイオダ
イド、オレイルアミノジエチルアミン塩酸塩、ドデシル
ピリジニウム塩などやそれらの異性体を含むものなどを
挙げることができる。
【0072】上記芳香族リン酸エステル化合物の使用量
は、熱可塑性樹脂100重量部に対して、好ましくは
0.01〜20重量部、更に好ましくは0.1〜10重
量部である。上記芳香族リン酸エステル化合物の使用量
が0.01重量部未満では、耐候性向上効果を発揮し難
く、20重量部超えると効果の向上が図れず、着色、ブ
リードなどの欠点を生じる可能性がある。
【0073】上記防霧剤としては、例えばフッ素系界面
活性剤やシリコーン系界面活性剤が挙げられ、フッ素系
界面活性剤の具体例としては、通常の界面活性剤の疎水
基のCに結合したHの代わりにその一部または全部をF
で置換した界面活性剤で、特にパーフルオロアルキル基
またはパーフルオロアルケニル基を含有する界面活性剤
である。以上の各種添加剤は、それぞれ1種または2種
以上を組み合わせて使用することができる。パーフルオ
ロアルキル基を有する含フッ素化合物としては、例え
ば、アニオン系含フッ素界面活性剤、カチオン系含フッ
素界面活性剤、両性含フッ素界面活性剤、ノニオン系含
フッ素界面活性剤、含フッ素オリゴマーなどがあげられ
る。
【0074】上記パーフルオロアルキル基を有する含フ
ッ素化合物の使用量は、熱可塑性樹脂100重量部に対
し、好ましくは0.001〜10重量部、更に好ましく
は0.01〜5重量部である。該含フッ素化合物の使用
量が0.001重量部未満では防霧性効果がほとんど発
揮されず、10重量部を超えても効果が飽和されるため
好ましくない。
【0075】上記充てん剤としては、フイルムのベタツ
キを抑制するために、あるいは保温性をさらに高めるた
めに、例えばシリカ、タルク、水酸化アルミニウム、ハ
イドロタルサイト、硫酸カルシウム、ケイ酸カルシウ
ム、水酸化カルシウム、水酸化マグネシウム、カオリン
クレー、マイカ、ゼオライト、アルミナ、炭酸カルシウ
ム、炭酸マグネシウム、アルミン酸ナトリウム、導電性
酸化亜鉛、リン酸リチウムなどが用いられる。これらの
充てん剤は1種用いてもよいし、2種以上を組み合わせ
て用いてもよい。
【0076】上記エポキシ化合物としては、エポキシ化
大豆油、エポキシ化アマニ油、エポキシ化魚油、エポキ
シ化トール油脂肪酸エステル、エポキシ化牛脂油、エポ
キシ化ヒマシ油、エポキシ化サフラワー油、エポキシ化
アマニ油脂肪酸ブチル、エポキシステアリン酸メチル,
−ブチル,−2−エチルヘキシルまたは−ステアリル、
トリス(エポキシプロピル)イソシアヌレート、3−
(2−キセノキシ)−1,2−エポキシプロパン、エポ
キシ化ポリブタジエン、ビスフェノール−Aジグリシジ
ルエーテル、ビニルシクロヘキセンジエポキサイド、ジ
シクロペンタジエンジエポキサイド、3,4−エポキシ
シクロヘキシル−6−メチルエポキシシクロヘキサンカ
ルボキシレートなどがあげられる。
【0077】上記β−ジケトン化合物としては、デヒド
ロ酢酸、ジベンゾイルメタン、パルミトイルベンゾイル
メタン、ステアロイルベンゾイルメタンなどあげられ、
これらの金属塩も同様に有用である。
【0078】上記多価アルコールとしては、ペンタエリ
スリトール、ジペンタエリスリトール、ソルビトール、
マンニトール、トリメチロールプロパン、ジトリメチロ
ールプロパン、ペンタエリスリトールまたはジペンタエ
リスリトールのステアリン酸部分エステル、ビス(ジペ
ンタエタスリトール)アジペート、グリセリン、ジグリ
セリン、トリス(2ーヒドロキシエチル)イソシアヌレ
ートなどがあげられる。
【0079】上記ハロゲン酸素酸塩としては、リチウ
ム、カリウム、ナトリウム、マグネシウム、カルシウ
ム、バリウム、ストロンチウム、亜鉛、カドミニウム、
錫、鉛等の金属、アンモニア、有機アミン化合物あるい
は有機第4級アンモニウム化合物等のハロゲン酸素酸塩
で、該ハロゲン酸素酸塩としては、過塩素酸塩、過沃素
酸塩、過臭素酸塩、塩素酸塩、臭素酸塩、沃素酸塩、亜
塩素酸塩、次亜塩素酸塩、亜臭素酸塩があげられ、これ
らは無水物であっても含水塩であってもよく、また、ア
ルコール等の溶媒に溶解したものあるいはアルコールに
溶解後脱水したものであってもよい。
【0080】上記フェノール系酸化防止剤としては、例
えば、2,6−ジ第三ブチル−p−クレゾール、2,6
−ジフェニル−4−オクタデシロキシフェノール、ステ
アリル(3,5−ジ第三ブチル−4−ヒドロキシフェニ
ル)−プロピオネート、ジステアリル(3,5−ジ第三
ブチル−4−ヒドロキシベンジル)ホスホネート、チオ
ジエチレングリコールビス〔(3,5−ジ第三ブチル−
4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート〕、1,6−
ヘキサメチレンビス〔(3,5−ジ第三ブチル−4−ヒ
ドロキシフェニル)プロピオネート〕、1,6−ヘキサ
メチレンビス〔(3,5−ジ第三ブチル−4−ヒドロキ
シフェニル)プロピオン酸アミド〕、4,4’−チオビ
ス(6−第三ブチル−m−クレゾール) 、2,2’−メ
チレンビス(4−メチル−6−第三ブチルフェノー
ル)、2,2’−メチレンビス(4−エチル−6−第三
ブチルフェノール)、ビス〔3,3−ビス(4−ヒドロ
キシ−3−第三ブチルフェニル)ブチリックアシッド〕
グリコールエステル、4,4’−ブチリデンビス(6−
第三ブチル−m−クレゾール)、2,2’−エチリデン
ビス(4,6−ジ第三ブチルフェノール)、2,2’−
エチリデンビス(4−第二ブチル−6−第三ブチルフェ
ノール) 、1,1,3−トリス(2−メチル−4−ヒド
ロキシ−5−第三ブチルフェニル)ブタン、ビス〔2−
第三ブチル−4−メチル−6−(2−ヒドロキシ−3−
第三ブチル−5−メチルベンジル)フェニル〕テレフタ
レート、1,3,5−トリス(2,6−ジメチル−3−
ヒドロキシ−4−第三ブチルベンジル)イソシアヌレー
ト、1,3,5−トリス(3,5−ジ第三ブチル−4−
ヒドルキシベンジル)イソシアヌレート、1,3,5−
トリス(3,5−ジ第三ブチル−4−ヒドロキシベンジ
ル)−2,4,6−トリメチルベンゼン、1,3,5−
トリス〔(3,5−ジ第三ブチル−4−ヒドロキシフェ
ニル)プロピオニルオキシエチル〕イソシアヌレート、
テトラキス〔メチレン−3−(3,5−ジ第三ブチル−
4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート〕メタン、2
−第三ブチル−4−メチル−6−(2−アクリロイルオ
キシ−3−第三ブチル−5−メチルベンジル) フェノー
ル、3,9−ビス〔1,1−ジメチル−2−{(3−第
三ブチル−4−ヒドロキシ−5−メチルフェニル)プロ
ピオニルオキシ}エチル〕−2,4,8,10−テトラ
オキサスピロ〔5. 5〕ウンデカン、トリエチレングリ
コールビス〔(3−第三ブチル−4−ヒドロキシ−5−
メチルフェニル)プロピオネート〕、n−オクタデシル
3−(3’,5’−ジ−t−ブチル−4’−ヒドロキシ
フェニル)プロピオネート、テトラキス[3−(3,5
−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオ
ニルオキシメチル]メタン等があげられる。
【0081】上記硫黄系酸化防止剤としては、例えば、
チオジプロピオン酸ジラウリル、ジミリスチル、ジステ
アリル等のジアルキルチオジプロピオネート類及びペン
タエリスリトールテトラ(β−ドデシルメルカプトプロ
ピオネート)等のポリオールのβ−アルキルメルカプト
プロピオン酸エステル類があげられる。
【0082】上記ホスファイト系酸化防止剤としては、
例えば、トリスノニルフェニルホスファイト、トリス
(2,4−ジ第三ブチルフェニル)ホスファイト、トリ
ス〔2−第三ブチル−4−(3−第三ブチル−4−ヒド
ロキシ−5−メチルフェニルチオ)−5−メチルフェニ
ル〕ホスファイト、トリデシルホスファイト、オクチル
ジフェニルホスファイト、ジ(デシル)モノフェニルホ
スファイト、モノデシルジフェニルホスファイト、モノ
(ジノニルフェニル)ビス(ノニルフェニル)ホスファ
イト、ジ(トリデシル)ペンタエリスリトールジホスフ
ァイト、ジステアリルペンタエリスリトールジホスファ
イト、ジ (ノニルフェニル)ペンタエリスリトールジホ
スファイト、ビス(2,4−ジ第三ブチルフェニル)ペ
ンタエリスリトールジホスファイト、ビス(2,6−ジ
第三ブチル−4−メチルフェニル)ペンタエリスリトー
ルジホスファイト、テトラ(トリデシル)イソプロピリ
デンジフェノールジホスファイト、テトラ(トリデシ
ル)イソプロピリデンジフェノールジホスファイト、テ
トラ(C 12-15 混合アルキル)−4,4’−n−ブチ
リデンビス(2−第三ブチル−5−メチルフェノール)
ジホスファイト、ヘキサ(トリデシル)−1,1,3−
トリス(2−メチル−4−ヒドロキシ−5−第三ブチル
フェニル)ブタントリホスファイト、テトラキス(2,
4−ジ第三ブチルフェニル)ビフェニレンジホスホナイ
ト、2,2’−メチレンビス(4,6−ジ第三ブチルフ
ェニル)( オクチル) ホスファイト、テトラキス(2,
4−ジ−t−ブチルフェニル)4,4’−ビフェニレン
−ジ−ホスホナイト、2,2−メチレンビス(4,6−
ジ−t−ブチルフェニル)オクチルホスファイト等があ
げられる。
【0083】上記着色剤としては例えば、フタロシアニ
ンブルー、フタロシアニングリーン、ハンザイエロー、
アリザリンレーキ、酸化チタン、亜鉛華、群青、パーマ
ネントレッド、キナクリドン、カーボンブラック等を挙
げることができる。
【0084】アンチブロッキング剤としては、珪藻土、
合成シリカ、タルク、マイカ、ゼオライト等が挙げられ
る。これらアンチブロッキング剤は単独で、または2種
以上を組み合わせて用いることができ、通常0.01〜
0.5重量%の範囲が好ましい。
【0085】本発明の熱可塑性樹脂フィルムは、上述し
た成分が組合わされて含有してなり、更に本発明の熱可
塑性樹脂フィルムに含有することができる下記の任意成
分を、必要に応じて含有させることができる。任意成分
とは、その他安定剤、耐衝撃性改善剤、架橋剤、充填
剤、発泡剤、帯電防止剤、造核剤、プレートアウト防止
剤、表面処理剤、難燃剤、螢光剤、防黴剤、殺菌剤、金
属不活性剤、離型剤、顔料、加工助剤などを挙げること
ができる。
【0086】また、本発明の熱可塑性樹脂フィルムは、
単層構造フィルムでも多層構造フィルムでもよい。ここ
で、多層構造フィルムの場合には、これら成分を全ての
層に配合することもできるし、一部の層にのみ配合する
こともできる。さらに、各成分を別々の層に配合するこ
ともできる。
【0087】本発明の熱可塑性樹脂フィルムは、各種添
加剤を配合するには、各々必要量秤量し、リボンブレン
ダー、バンバリーミキサー、ヘンシェルミキサー、スー
パーミキサー、単軸又は二軸押出機、ロールなどの配合
機や混練機その他従来から知られている配合機、混合機
を使用すればよい。このようにして得られた樹脂組成物
をフィルム化するには、それ自体公知の方法、例えば、
溶融押出し成形法(Tダイ法、インフレーション法を含
む)、カレンダー加工、ロール加工、押出成型加工、ブ
ロー成型、インフレーション成型、溶融流延法、加圧成
型加工、ペースト加工、粉体成型等の方法を好適に使用
することができる。
【0088】本発明の熱可塑性樹脂フィルム厚みについ
ては、強度やコストの点で0.001〜1mmの範囲の
ものが好ましく、0.03〜0.5mmのものがより好
ましい。
【0089】本発明において、前記ポリオレフィン系基
材の最内層に接して防曇性被膜を形成することができ
る。本発明における防曇塗膜としては既に公知の農業用
フィルムに用いることができる防曇塗膜を適応すること
が出来る。好ましくは無機コロイド物質と親水性有機化
合物を主成分とした防曇塗膜や無機コロイド物質とアク
リル系樹脂を主成分とする防曇塗膜を用いることができ
る。
【0090】本発明において用いることができる無機コ
ロイド物質と親水性有機化合物を主成分とする防曇塗膜
として、例えば、特公昭63−45432号、特公昭6
3−45717号、特公昭64−2158号、特許第3
094296号等に示されている化合物を挙げることが
できる。
【0091】また、本発明においてはアクリル系樹脂及
び無機質コロイドゾルを主成分とする防曇性被膜も好適
に用いることができる。アクリル系樹脂として好ましく
用いられる1つの例としては、少なくとも合計60重量
%のアクリル酸またはメタクリル酸のアルキルエステル
類からなる単量体、またはアクリル酸またはメタクリル
酸のアルキルエステル類とアルケニルベンゼン類との単
量体混合物及び0〜40重量%の共重合しうるα、β−
エチレン性不飽和単量体とを、通常の重合条件に従っ
て、例えば乳化剤の存在下に、水系媒質中で乳化重合さ
せて得られる水分散性の重合体または共重合体である疎
水性アクリル系樹脂を挙げることができる。
【0092】アクリル系樹脂は、特に、ガラス転移温度
が35〜80℃のものを用いるのが好ましい。ガラス転
移温度が低すぎると無機質コロイド粒子が数次凝集して
不均一な分散状態をとりやすく、高すぎる場合、透明性
のある均一な被膜を得るのが困難となりやすい。本発明
で用いる無機質コロイドゾルは、疎水性のポリオレフィ
ン系樹脂フィルム表面に塗布することにより、フィルム
表面に親水性を付与する機能を果たすものである。
【0093】無機質コロイドゾルとしては、シリカ、ア
ルミナ、水不溶性リチウムシリケート、水酸化鉄、水酸
化スズ、酸化チタン、硫酸バリウム等の無機質水性コロ
イド粒子を、種々の方法で、水又は親水性媒体中に分散
させた、水性ゾルが挙げられる。中でも好ましく用いら
れるのは、シリカゾルとアルミナゾルで、これらは、単
独で用いても併用しても良い。
【0094】無機質コロイドゾルとしては、その平均粒
子径が5〜100nmの範囲で選ぶのが好ましく、ま
た、この範囲であれば、平均粒子径の異なる2種以上の
コロイドゾルを組み合わせて用いても良い。平均粒子径
が大きすぎると、被膜が白く失透することがあり、ま
た、平均粒子径が小さすぎると、無機質コロイドゾルの
安定性に欠けることがあるため好ましくない。 無機質
コロイドゾルは、その配合量をアクリル系樹脂の固形分
重量に対して、固形分として50〜400重量%にする
のが好ましい。すなわち、配合量が少なすぎる場合は、
十分な防曇効果が発揮できないことがあり、一方、配合
量が多すぎる場合は、防曇効果が配合量に比例して向上
しないばかりでなく、塗布後に形成される被膜が白濁化
してフィルムの光線透過率を低下させる現象があらわ
れ、また、被膜が粗雑で脆弱になることがあり、好まし
くない。
【0095】本発明の防曇被膜を形成するための防曇剤
組成物を調製するときに、種々の高地の陰イオン系界面
活性剤、陽イオン系界面活性剤、非イオン系界面活性
剤、高分子界面活性剤等の界面活性剤、架橋剤、必要に
応じて、液状分散媒を配合することができる。更に必要
に応じて、消泡剤、可塑剤、造膜助剤、造粘剤、顔料、
顔料分散剤等の慣用の添加剤を混合することができる。
また、アクリル系樹脂以外のバインダー成分として、た
とえばポリエーテル系、ポリカーボネート系、ポリエス
テル系の水分散性ウレタン樹脂などを混合していてもよ
い。
【0096】
【0097】基体フィルムの表面に防曇性被膜を形成す
るには、前述の重合にて得られたアクリル系樹脂溶液及
び防曇剤組成物をそれぞれドクターブレードコート法、
ロールコート法、ディップコート法、スプレーコート
法、ロッドコート法、バーコート法、ナイフコート法、
ハケ塗り法等それ自体公知の塗布方法を採用し、塗布後
乾燥すればよい。塗布後の乾燥方法は、自然乾燥及び強
制乾燥のいずれの方法を採用してもよく、強制乾燥方法
を採用する場合、通常50〜250℃、好ましくは70
〜200℃の温度範囲で乾燥すればよい。加熱乾燥に
は、熱風乾燥法、赤外線乾燥法、遠赤外線乾燥法等適宜
方法を採用すればよく、乾燥速度、安定性を勘案すれば
熱風乾燥法を採用するのが有利である。
【0098】本発明において、基体フィルムの表面に形
成させる被膜の厚さは、基体フィルムの1/10以下を
目安に選択するとよいが、必ずしもこの範囲に限定され
るものではない。被膜の厚さが基体フィルムの1/10
より大であると、基体フィルムと被膜とでは屈曲性に差
があるため、被膜が基体フィルムから剥離する等の現象
がおこりやすく、また、被膜に亀裂が生じて基体フィル
ムの強度を低下させるという現象が生起し、好ましくな
い。
【0099】また、基体フィルムと被膜組成物に由来す
る被膜との接着性が充分でない場合には、基体フィルム
に表面処理を施しておいてもよい。本発明の積層フィル
ムの表面に施す処理の方法としては、コロナ放電処理、
スパッタエッチング処理、ナトリウム処理、サンドブラ
スト処理等の方法が挙げられる。これら表面処理の中で
は、塗布層との密着性、作業性、安全性、コスト等の点
から、コロナ放電処理が好適である。
【0100】本発明に係る農業用熱可塑性樹脂フィルム
を、実際に使用するにあたっては、防曇被膜の設けられ
た側をハウス又はトンネルの内側となるようにして展張
するのがよい。
【0101】
【実施例】以下、本発明を実施例、比較例に基づいてさ
らに詳細に説明するが、本発明はその要旨を越えない限
り、以下の例に限定されるものではない。
【0102】(1)積層フィルムの調整(防曇剤練り込
みタイプ、防曇塗膜塗布タイプ共に)3層インフレーシ
ョン成形装置として3層ダイに100mmφ((株)プ
ラ工研製)を用い、押出機はチューブ外内層を30mm
φ((株)プラ技研製)2台、中間層を40mmφ
((株)プラ技研製)として、外内層押出し機温度18
0℃、中間層押し出し機温度170℃、ダイス温度18
0〜190℃、ブロー比2.0〜3.0、引取り速度3
〜7m/分、厚さ0.10〜0.15mmにて、3層の
積層フィルムを得た。なお、これらのフィルムは、ハウ
ス展張時にチューブの端部を切り開いて使用するため、
展開した際に製膜時のチューブ外層が展張時にはハウス
の内層(内面)となる。
【0103】〔配合〕 添加量は各表記載通り。 HP−LDPE:高圧ラジカル法触媒で製造した分岐状
ポリエチレン(MFR:1.1g/10分、密度0.9
20)日本ポリケム製ノバテックLD「YF30」 メタロセンPE:メタロセン触媒で製造したエチレン・
αオレフィン共重合体(MFR:2g/10分、密度
0.907)日本ポリケム製カーネル「KF270」 LLDPE:線状低密度ポリエチレン(MFR:0.7
g/10分、密度0.924)日本ポリケム製ノバテッ
クLD「LF240」 EVA :エチレン・酢酸ビニル共重合体(酢酸ビニ
ル含有量5重量%、MFR2g/10分) EVA :エチレン・酢酸ビニル共重合体(酢酸ビニ
ル含有量15重量%、MFR2g/10分) キマソーブ944:チバ・スペシャルティ・ケミカルズ
社製光安定剤 エチレン・環状アミノビニル共重合体:日本ポリケム
(株)製「ノバテックLD・XJ100H」MFR=3
g/10分(190℃、JIS−K6760) 密度=
0.931g/cm3(JIS−K6760)環状アミ
ノビニル化合物含量=5.1重量%(0.7モル%)孤
立して存在する環状アミノビニル化合物の割合=90モ
ル% 融点=111℃ トリアリールトリアジンン型紫外線吸収剤:R1がヘ
キシル基、R2〜R 5が水素原子であるトリアリール
トリアジン化合物 トリアリールトリアジンン型紫外線吸収剤:R1がオ
クチル基、R2〜R 5がメチル基であるトリアリール
トリアジン化合物
【0104】(2)フィルムの表面処理(防曇塗膜塗布
タイプ) 得られたチューブ状フィルムの外層表面を、放電電圧1
20V、放電電流4.7A、ラインスピード10m/m
inでコロナ放電処理を行い、JIS−K6768によ
る「濡れ指数」を測定、確認した。
【0105】(3)防曇性塗膜の形成(防曇塗膜塗布タ
イプ) 下記に示した主成分(シリカゾル及び/又はアルミナゾ
ル)と熱可塑性樹脂と架橋剤及び液状分散媒とを配合し
て防曇剤組成物を得た。防曇剤組成物配合は以下の配合
とした。 無機質コロイドゾル(コロイダルシリカ) 4.0 熱可塑性樹脂(サンモールSW−131) 3.0 架橋剤(T.A.Z.M) 0.1 分散媒(水/エタノール=3/1) 93 (注)無機質コロイドゾルの配合量は、無機質粒子量で
示し熱可塑性樹脂の配合量は重合体固形分量で示す。 コロイダルシリカ:日産化学社製スノーテックス30、
平均粒子径15mμ サンモールSW−131:三洋化成社製アクリルエマル
ジョン T.A.Z.M:相互薬工社製アジリジン系化合物 (2)で表面処理した基体フィルムの表面に、上記の防
曇剤組成物を#5バーコーターを用いて各々塗布した。
塗布したフィルムを80℃のオーブン中に1分間保持し
て、液状分散媒を揮発させ防曇性塗膜を形成した。得ら
れた各フィルムの塗膜の厚みは約1μmであった。
【0106】防曇性塗膜を設けたタイプ(フィルム厚1
00,150μm)各々について次のような物性測定を
行ったが、今回用いた樹脂、添加剤以外の組み合わせ、
又は今回と異なるフィルム厚みでも、その要旨を変えな
い限り、同様の効果が得られる。今回用いた各々のサン
プルについて次のような試験を行った。実施例及び比較
例における各測定法を以下に示す。
【0107】初期塗膜密着性(塗膜剥離性:揉み試験
後) 株式会社上島製作所製UF耐揉み試験機FT−501に
て揉み試験を実施した。幅2cm、長さ7cmに切断し
たフィルムを23℃恒温室に60分静置した後、荷重5
00g、揉み幅2cm、揉み速度120回/分の条件に
て10回揉み試験を実施した。その後、揉み幅部分の、
防曇層の塗膜密着性を以下の基準にて目視評価した。
【0108】 ◎:剥離面積 0〜10% ○:剥離面積 10〜20% △:剥離面積 20〜50% ×:剥離面積 >50%
【0109】 耐農薬性試験1000時間後の塗膜密着性 上記、三重県一志郡の圃場に構築したパイプハウスにフ
ィルムを密閉状態になるように展張した。また、上記パ
イプハウス中で硫黄を市販の硫黄薫蒸器(商品名:新こ
なでん)で加熱することによって日中10時間燻蒸処理
した。平成13年4月中旬〜平成13年8月中旬の約4
ヶ月に渡り展張、燻蒸処理したフィルムを、耐候性試験
機(The Q−PANEL COMPANY製)に暴
露した。1200時間経過後のこれらフィルムの塗膜密
着性を初期塗膜密着性の測定方法に準じて測定した。
【0110】初期防曇性 三重県一志郡の圃場のパイプハウスに防曇被膜が形成さ
れた面がハウスの内側になるように展張した。展張した
フィルムのハウス内面の防曇性を目視にて評価した。
尚、評価基準は、次の通りである。
【0111】 ◎・・・フィルム表面(ハウス内側に面した方、以下同
じ)に付着した水滴同士が合体して薄膜状に広がり、こ
の薄膜状部分の面積がフィルム表面の2/3以上にわた
るもの。 ○・・・フィルム表面に付着した水滴同士の合体は認め
られるが、この薄膜状部分の面積がフィルム表面の2/
3未満、1/2以上のもの。 △・・・フィルム表面に付着した水滴同士の合体は認め
られるが、この薄膜状部分の面積がフィルム表面の1/
2未満のもの。 ×・・・フィルム表面に付着した水滴同士の合体が認め
られないもの。
【0112】耐農薬性試験1000時間後の防曇性 上記、三重県一志郡の圃場に構築したパイプハウスにフ
ィルムを密閉状態になるように展張した。また、上記パ
イプハウス中で硫黄を市販の硫黄薫蒸器(商品名:新こ
なでん)で加熱することによって日中10時間燻蒸処理
した。平成13年4月中旬〜平成13年8月中旬の約4
ヶ月に渡り展張、燻蒸処理したフィルムを、耐候性試験
機(The Q−PANEL COMPANY製)に暴
露した。1200時間経過後の防曇性を初期防曇性の測
定方法に準じて測定した(相違点:1サンプルの大きさ
が幅15cm、長さ30cm)。
【0113】初期透明性 3層インフレーション成形により得られた積層フィルム
の(防曇塗膜を塗布するタイプの場合、ハウス内層側表
面に防曇性塗膜を形成(塗工)後)、波長555nmに
おける直進光線透過率を分光光度計(日立製作所製、U
3500型)により測定し、その値を示した。
【0114】初期紫外線遮蔽性 3層インフレーション成形により得られた積層フィルム
の(防曇塗膜を塗布するタイプの場合、ハウス内層側表
面に防曇性塗膜を形成(塗工)後)、波長325nmに
おける全光線透過率を分光光度計(日立製作所製、U3
500型)により測定し、その値を示した。
【0115】初期保温性(遠赤外部平均透過率) 遠赤外部平均透過率の測定は、15℃の黒体放射エネル
ギースペクトルを入射エネルギーとし、これに別途赤外
分光器を用いて波長4μm〜25μmの範囲で測定した
フィルムの透過率スペクトルを乗じて得られた透過エネ
ルギースペクトルを乗じて得られた透過エネルギースペ
クトルを積分して透過エネルギーを求め、入射エネルギ
ーで除して透過率とした。透過率の値が小さい程、保温
性に優れる。
【0116】初期物性(初期引張強度) 得られた各積層フィルムの機械的強度をJIS−K67
32の測定法に準拠して、温度23℃におけるフィルム
の流れ方向(タテ)の引張破断強度を測定し、その数値
を示した。
【0117】耐農薬耐候性(引張強度) 上記、三重県一志郡の圃場に構築したパイプハウスにフ
ィルムを密閉状態になるように展張した。また、上記パ
イプハウス中で硫黄を市販の硫黄薫蒸器(商品名:新こ
なでん)で加熱することによって日中10時間燻蒸処理
した。平成13年4月中旬〜平成13年8月中旬の約4
ヶ月に渡り展張、燻蒸処理したフィルムを、耐候性試験
機(The Q−PANEL COMPANY製)に暴
露した。各時間においてこれらフィルムの縦方向(樹脂
流れ方向)の破断点強度を引張り試験(JIS−K67
32準拠)により測定した。(耐農薬性評価)。
【0118】〔実施例1〜3〕上記配合、加工法によ
り、フィルム厚100μm、層比1/3/1の三層フィ
ルム(防曇塗膜塗布タイプ:紫外線吸収剤添加)を作成
し、前記方法により初期防曇塗膜密着性、耐農薬性試験
後の防曇塗膜密着性、初期防曇性、耐農薬性試験後の防
曇性、初期透明性、初期紫外線遮蔽性、初期保温性、初
期引張強度、耐農薬試験後の物性等の測定を行い、各フ
ィルムの評価を行なった。その結果を〔表1〕に示す。
【表1】
【0119】〔比較例1〜3〕上記配合、加工法によ
り、フィルム厚100μm、層比1/3/1の三層フィ
ルム(防曇塗膜塗布タイプ:紫外線吸収剤添加)を作成
し、前記方法により初期防曇塗膜密着性、耐農薬性試験
後の防曇塗膜密着性、初期防曇性、耐農薬性試験後の防
曇性、初期透明性、初期紫外線遮蔽性、初期保温性、初
期引張強度、耐農薬試験後の物性等の測定を行い、各フ
ィルムの評価を行なった。その結果を〔表2〕に示す。
【表2】
【0120】〔実施例4〜8〕上記配合、加工法によ
り、フィルム厚150μm、層比1/3/1の三層フィ
ルム(防曇塗膜塗布タイプ:紫外線吸収剤添加)を作成
し、前記方法により初期防曇塗膜密着性、耐農薬性試験
後の防曇塗膜密着性、初期防曇性、耐農薬性試験後の防
曇性、初期透明性、初期紫外線遮蔽性、初期保温性、初
期引張強度、耐農薬試験後の物性等の測定を行い、各フ
ィルムの評価を行なった。その結果を〔表3〕に示す。
【表3】
【0121】〔比較例4〜6〕上記配合、加工法によ
り、フィルム厚150μm、層比1/3/1の三層フィ
ルム(防曇塗膜塗布タイプ:紫外線吸収剤添加及び無添
加)を作成し、前記方法により初期防曇塗膜密着性、耐
農薬性試験後の防曇塗膜密着性、初期防曇性、耐農薬性
試験後の防曇性、初期透明性、初期紫外線遮蔽性、初期
保温性、初期引張強度、耐農薬試験後の物性等の測定を
行い、各フィルムの評価を行なった。その結果を〔表
4〕に示す。
【表4】
【0122】以上の結果から明らかなように、本発明に
係る、ポリオレフィン系樹脂と上記式(1)で表される
ピペリジン環構造を少なくとも2個以上有し、かつ平均
分子量が1000以上であるヒンダードアミン化合物の
少なくとも一種を含有してなる層を少なくとも1層有
し、且つ、アルミニウム、及びリチウムを少なくとも金
属成分とし、少なくとも1種以上のアニオン成分を有す
る金属複合水酸化物塩を有効成分として含有することを
特徴とする赤外線吸収剤(B)を含有する層を少なくと
も1層有する農業用多層(もしくは単層)フィルムは、
農薬処理後の塗膜密着性、防曇性、引張強度において著
しく優れたものである(実施例1,4,7)。更に、エ
チレン(A)と上記式(5)で表される環状アミノビニ
ル化合物(B)との共重合体と組み合わせることによ
り、良好な農薬処理後の塗膜密着性、防曇性、及び耐候
性を付与することが出来る(実施例2,3,5,6,
8)。
【0123】これに対し、本発明に係るヒンダードアミ
ン化合物以外を用いた場合は、十分な農薬処理後の塗膜
密着性、防曇性、及び耐候性を付与することが出来な
い。(比較例2〜6)。また、本発明に係る金属複合水
酸化物塩を用いない場合は、十分な耐候性を付与するこ
とが出来ない。(比較例1)
【0124】つまり、本発明の樹脂組成物を農業用フィ
ルムに適応する場合、構成要件である上記式(1)で表
されるピペリジン環構造を少なくとも2個以上有し、か
つ平均分子量が1000以上であるヒンダードアミン化
合物(R1は炭素数1以上で、少なくとも1以上のメチ
レン基を含む、官能基もしくは化合物(オリゴマー、ポ
リマー含む)を表す)の少なくとも一種、及び、アルミ
ニウム、及びリチウムを少なくとも金属成分とし、少な
くとも1種以上のアニオン成分を有する金属複合水酸化
物塩を有効成分として含有することを特徴とする赤外線
吸収剤という条件は、本発明に係るポリオレフィン系農
業用フィルムに必須であり、そのどちらが欠けても耐農
薬性、防曇塗膜密着性、紫外線吸収能保持性、およびそ
れらの効果の持続性等の性能をバランス良く有した農業
用フィルムは得られない。更にエチレン(A)と上記式
(5)で表される環状アミノビニル化合物(B)との共
重合体を添加することにより更にその効果を持続、向上
させることが出来る。
【0125】紫外線吸収剤については本発明記載のトリ
アリールトリアジン型紫外線吸収剤を用いた場合、特に
長期の紫外線吸収能を保持することが出来るため、その
効果を長期に持続させることが出来る。一方、紫外線吸
収剤を添加しなければ、耐候性、耐農薬性を高いレベル
に維持しにくい。(比較例6)
【0126】
【発明の効果】本発明の農業用フィルムは、耐農薬性、
耐候性、保温性、防曇性及びその諸特性を持続し、農薬
や酸性雨等を始めとする酸性条件下に於いても良好な耐
候性、防曇性、防曇塗膜密着性、耐候性に優れるうえ、
農業用フィルムとして具備すべき性能をバランス良く有
している。特に、本発明に係るエチレン・環状アミノビ
ニル化合物共重合体を用いた場合、耐候性、耐農薬性、
耐ブリードアウト性が優れ、かかる用途において本発明
の効果が特に発揮されるうえ、該フィルムに防曇塗膜を
設けた場合には、ブリードアウトが抑えられ該基材との
接着性が低下しないので好ましい。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成14年11月11日(2002.11.
11)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項8
【補正方法】変更
【補正内容】
【化4】 (4) (式中、R〜Rは、それぞれ独立して水素原子、又
は炭素数1〜10のアルキル基を表す。)
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項9
【補正方法】変更
【補正内容】
【化5】 (5) (式中、R及びRは、それぞれ独立して水素原子又
はメチル基を表し、R10は水素原子又は炭素数1〜4
のアルキル基を表す。)
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0056
【補正方法】変更
【補正内容】
【0056】特に効果の高い紫外線吸収剤としては下記
式(4)で表されるトリアリールトリアジン型紫外線吸
収剤を挙げることが出来る。
【化14】 (4) (式中、R3〜R7は、それぞれ独立して水素原子、又
は炭素数1〜10のアルキル基を表す。)
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0058
【補正方法】変更
【補正内容】
【0058】上記式(4)において、R3の炭素数が上
記範囲未満ではブリードアウトしやすくなるので好まし
くなく、上記範囲を超えると耐候性が劣るので好ましく
ない。R〜Rの炭素数が上記範囲未満ではブリード
アウトしやすくなるので好ましくなく、上記範囲を超え
ると耐候性が劣るので好ましくない。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0065
【補正方法】変更
【補正内容】
【0065】
【化15】 (5)
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0066
【補正方法】変更
【補正内容】
【0066】(式中、R及びRは水素原子またはメ
チル基を、R10は水素原子または炭素数1〜4のアル
キル基をそれぞれ示す) 代表例を挙げれば下記の通りである。 4−アクリロイルオキシ−2,2,6,6−テトラメチ
ルピペリジン 4−アクリロイルオキシ−1,2,2,6,6−ペンタ
メチルピペリジン 4−アクリロイルオキシ−1−エチル−2,2,6,6
−テトラメチルピペリジン 4−アクリロイルオキシ−1−プロピル−2,2,6,
6−テトラメチルピペリジン 4−アクリロイルオキシ−1−ブチル−2,2,6,6
−テトラメチルピペリジン 4−メタクリロイルオキシ−2,2,6,6−テトラメ
チルピペリジン 4−メタクリロイルオキシ−1,2,2,6,6−ペン
タメチルピペリジン 4−メタクリロイルオキシ−1−エチル−2,2,6,
6−テトラメチルピペリジン 4−メタクリロイルオキシ−1−プロピル−2,2,
6,6−テトラメチルピペリジン 4−メタクリロイルオキシ−1−ブチル−2,2,6,
6−テトラメチルピペリジン 4−クリトノイルオキシ−2,2,6,6−テトラメチ
ルピペリジン 4−クリトノイルオキシ−1−プロピル−2,2,6,
6−テトラメチルピペリジン これらのヒンダードアミンを側鎖に有するエチレン系共
重合体は、高圧ラジカル共重合法によって製造される。
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C08L 23/00 C08L 23/00 (72)発明者 高澤 孝 愛知県名古屋市中村区岩塚町大池2番地 三菱化学エム ケーブイ株式会社名古屋事 業所内 (72)発明者 大西 俊一 愛知県名古屋市中村区岩塚町大池2番地 三菱化学エム ケーブイ株式会社名古屋事 業所内 Fターム(参考) 2B024 DA04 DA07 DB01 DB07 2B029 EB02 EB03 EC02 EC09 EC14 EC18 EC19 4F100 AA33B AB10B AB11B AH07A AH07C AK03A AK03B AK03C AK04 AK06 AK63 BA02 BA03 BA07 CA07B CA07C CA07K GB01 JA07A JB01 JL09 JN01 YY00A 4J002 BB031 BB042 BB051 BB061 BB081 BB121 BB151 DJ007 EU086 EU188 FD042 FD046 FD058 FD207 GA01

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ポリオレフィン系樹脂と、下記式(1)で
    表されるピペリジン環構造を少なくとも2個以上有し、
    かつ平均分子量が1000以上であるヒンダードアミン
    化合物(R1は炭素数1以上のメチレン基を含む官能基
    もしくは化合物(オリゴマー、ポリマー含む)を表す)
    の少なくとも一種(A)を含有する層を少なくとも1層
    と、アルミニウム、及びリチウムを少なくとも金属成分
    とし、少なくとも1種以上のアニオン成分を有する金属
    複合水酸化物塩を有効成分として含有することを特徴と
    する赤外線吸収剤(B)を含有する層を少なくとも1層
    有する農業用多層(もしくは単層)フィルム(なお、
    (A)、(B)が同一の層中に含有することを妨げな
    い)。 【化1】 (1)
  2. 【請求項2】請求項1記載のヒンダードアミン化合物
    が、平均分子量2000以上で、トリアジン骨格及び上
    記式(1)で表されるピペリジン環構造を少なくとも2
    個以上有することを特徴とするポリオレイン系農業用フ
    ィルム。
  3. 【請求項3】請求項1記載のヒンダードアミン化合物
    が、下記一般式(2)で表される化合物を平均分子量2
    000以上の重合体に付加した付加体であることを特徴
    とするポリオレフィン系業用フィルム。(式中、nは1
    〜4の整数を表し、Xは−O−又は−NH−を表し、R
    2は水素原子、炭素数1〜20の脂肪族アシル基、脂肪
    族多価アシル基、芳香族アシル基又は芳香族多価アシル
    基を表す。) 【化2】 (2)
  4. 【請求項4】該金属複合水酸化物塩が、アルミニウム、
    及びリチウムを少なくとも金属成分とし、アニオン成分
    としてケイ酸イオンを含有する金属複合水酸化物塩であ
    ることを特徴とする請求項1乃至3記載のポリオレフィ
    ン系農業用フィルム。
  5. 【請求項5】該金属複合水酸化物塩が、下記一般式
    (3)で表される金属複合水酸化物塩であることを特徴
    とする請求項1乃至4記載のポリオレフィン系農業用フ
    ィルム。 【化3】 [LixyAlz(OH)r](CO3p(SO4q・mH2O(3) (式中、xは0.1〜4.5の数を示し、yは0〜3.
    0の数を示し、zは1.0〜8.0の数を示し、rは
    0.1〜35の数を示し、mは0〜30の数、pは0〜
    2の数、qは0〜2の数を示し、Mは2価の金属を示
    す)
  6. 【請求項6】上記一般式(3)で表される金属複合水酸
    化物塩において、yが0.01〜3.0の数を示すこと
    を特徴とする請求項5記載のポリオレフィン系農業用フ
    ィルム。
  7. 【請求項7】上記一般式(3)で表される金属複合水酸
    化物塩において、MがMgであることを特徴とする請求
    項5乃至6記載のポリオレフィン系農業用フィルム。
  8. 【請求項8】更に、下記式(4)記載のトリアリールト
    リアジン型紫外線吸収剤を少なくとも1種含有する層を
    少なくとも1層有する請求項1乃至7記載のポリオレフ
    ィン系農業用フィルム。 【化4】 (4) (式中、R2〜R6は、それぞれ独立して水素原子、又
    は炭素数1〜10のアルキル基を表す。)
  9. 【請求項9】更に、エチレン(A)と下記式(5)で表
    される環状アミノビニル化合物(B)との共重合体を含
    有する層を少なくとも1層有することを特徴とする、請
    求項1乃至8記載の農業用フィルム。 【化5】 (5) (式中、R7及びR8は、それぞれ独立して水素原子又
    はメチル基を表し、R9は水素原子又は炭素数1〜4の
    アルキル基を表す。)
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