JP2003143788A - 埋め込み磁石型同期電動機の減磁防止構造 - Google Patents

埋め込み磁石型同期電動機の減磁防止構造

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JP2003143788A
JP2003143788A JP2001333863A JP2001333863A JP2003143788A JP 2003143788 A JP2003143788 A JP 2003143788A JP 2001333863 A JP2001333863 A JP 2001333863A JP 2001333863 A JP2001333863 A JP 2001333863A JP 2003143788 A JP2003143788 A JP 2003143788A
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demagnetization
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Masahiro Mishima
征博 三島
Takeharu Kubo
武春 久保
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Meidensha Corp
Meidensha Electric Manufacturing Co Ltd
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Meidensha Corp
Meidensha Electric Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 永久磁石の局部的な不可逆減磁を防止するこ
とができる埋め込み磁石型同期電動機の減磁防止構造を
提供することを課題とする。 【解決手段】 反磁界の作用が大きい永久磁石31A,
31Bの部分の近傍に位置するようにロータ鉄心30に
空気穴を形成して、局所的な反磁界を低減するように構
成する。具体的には、例えば空気穴41A,41Bは、
d軸側で且つロータ鉄心外周側に位置する永久磁石31
A,31Bの角部にそれぞれ位置し、且つ、ロータ鉄心
外周側の面41A−1,41B−1が、磁石用スロット
42A,42Bのロータ鉄心外周側の面42A−1,4
2A−1を永久磁石31A,31Bの間の中央側に延長
した面であって永久磁石31A,31Bのロータ鉄心外
周側の面31A−1,31B−1と面一になるように形
成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は埋め込み磁石型同期
電動機の減磁防止構造に関する。
【0002】
【従来の技術】永久磁石をロータ鉄心の磁石用スロット
に埋め込んだ埋め込み磁石型同期電動機(以下、IPM
モータともいう)は、永久磁石をロータ鉄心の外周面に
貼り付けた表面貼り付け磁石型同期電動機(SPMモー
タ)と異なり、リラクタンストルクを利用することがで
きる。つまり、電流位相を制御することにより最大トル
ク制御が可能となる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のようにIPMモ
ータでは電流位相を制御することにより最大トルク制御
をすることができるが、このとき負のd軸電流が流れ、
その反磁界が永久磁石に作用し、それが大きくなると永
久磁石は不可逆減磁を起こしてしまう。そこで、この不
可逆減磁を防止するために保持力の大きな永久磁石を用
いたり、永久磁石の厚さを大きくする。しかし、この場
合でも、ロータ鉄心では局所的な磁気飽和が生じるた
め、反磁界も永久磁石に対して局所的に作用する。よっ
て、永久磁石に対する不可逆減磁の防止効果を高めるに
は局所的な対策も必要になる。
【0004】ここで図5〜図7に基づき永久磁石に生じ
る局所的な不可逆減磁について具体的に説明する。図5
はIPMモータの横断面図である。図5には6極機の例
を示している。図5に示すIPMモータ1は横断面が円
形状であるが図5にはその1/6を示しており、図示し
ない他の部分もこれと同様の構成である。
【0005】図5に示すようにIPMモータ1はステー
タ2と、ステータ2の内周側にギャップを保持して配置
されたロータ3とを有している。ステータ2はステータ
鉄心5と、ステータ鉄心5の内周面に形成された多数の
スロット6に設けられたコイル7とを有しており、この
コイル7に流れる電流によって回転磁界を発生する。ロ
ータ3は回転軸であるシャフト4の外周面に嵌合固定さ
れたロータ鉄心10と、ロータ鉄心10に埋め込まれた
横断面が長方形状の永久磁石11A,11Bとを有して
いる。ロータ鉄心10には1極当たり2個ずつの永久磁
石11A,11Bが設けられており、且つ、これら2個
の永久磁石11A,11Bはロータ鉄心周方向に間隔を
有し且つ横断面がロータ鉄心外周側に向かって広がるV
字状となるよう配置されている。
【0006】つまり、ロータ鉄心10には1極当たり2
個ずつ永久磁石11A,11Bと同様の横断面形状(長
方形状)の磁石用スロット12A,12Bが、ロータ鉄
心周方向に間隔を有し、且つ、横断面がロータ鉄心外周
側に向かって広がるV字状となるよう形成されており、
これらの磁石用スロット12A,12Bに永久磁石11
A,11Bがそれぞれ挿入されている。また、各極の永
久磁石11A,11Bはロータ鉄心外周側の極性が同極
(図示例ではN極)となり、且つ、図示は省略している
が隣り合う極同士では異なる極性となるように設けられ
ている。
【0007】そして、このIPMモータ1で減磁作用の
大きい部分は、図6の永久磁石表面(ロータ鉄心外周側
の面)反磁界分布から、永久磁石11A,11Bのロー
タ鉄心外周側の角a,b,c,dであり、特にd軸側の
角b,cであることがわかる。また、図7に示すIPM
モータ1の磁束線図例から、永久磁石11A,11Bの
間のロータ鉄心部10aにおいて磁束が短絡している様
子がわかるが、これにより永久磁石11A,11Bの角
b,cにおいて反磁界が大きくなっている。
【0008】従って、本発明は上記の問題点に鑑み、永
久磁石の局部的な不可逆減磁を防止することができる埋
め込み磁石型同期電動機の減磁防止構造を提供すること
を課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する第1
発明の埋め込み磁石型同期電動機の減磁防止構造は、永
久磁石をロータ鉄心の磁石用スロットに埋め込んだ埋め
込み磁石型同期電動機の減磁防止構造であって、反磁界
の作用が大きい永久磁石の部分の近傍に位置するように
ロータ鉄心に空気穴を形成して、局所的な反磁界を低減
するように構成したことを特徴とする。
【0010】また、第2発明の埋め込み磁石型同期電動
機の減磁防止構造は、第1発明の埋め込み磁石型同期電
動機の減磁防止構造において、前記ロータ鉄心には横断
面が長方形状の永久磁石が1極当たり2個ずつ設けら
れ、且つ、これら2個の永久磁石がロータ鉄心周方向に
間隔を有し且つ横断面がロータ鉄心外周側に向かって広
がるV字状となるよう配置されており、前記空気穴は前
記磁石用スロットと一体に形成したものであって、d軸
側で且つロータ鉄心外周側に位置する前記2個の永久磁
石の角部にそれぞれ位置し、且つ、ロータ鉄心外周側の
面が、前記磁石用スロットのロータ鉄心外周側の面を前
記2個の永久磁石の間の中央側に延長した面であって前
記2個の永久磁石のロータ鉄心外周側の面と面一になる
ように形成したことを特徴とする。
【0011】また、第3発明の埋め込み磁石型同期電動
機の減磁防止構造は、第1発明の埋め込み磁石型同期電
動機の減磁防止構造において、前記ロータ鉄心には横断
面が長方形状の永久磁石が1極当たり2個ずつ設けら
れ、且つ、これら2個の永久磁石がロータ鉄心周方向に
間隔を有し且つ横断面がロータ鉄心外周側に向かって広
がるV字状となるよう配置されており、前記空気穴は前
記磁石用スロットと一体に形成したものであって、d軸
側で且つロータ鉄心外周側に位置する前記2個の永久磁
石の角部に位置し、且つ、前記2個の永久磁石の間の中
央側の面が、前記永久磁石の角からd軸と平行にロータ
鉄心外周側とロータ鉄心内周側とに延びて前記永久磁石
の角を覆うように形成したことを特徴とする。
【0012】また、第4発明の埋め込み磁石型同期電動
機の減磁防止構造は、第1発明の埋め込み磁石型同期電
動機の減磁防止構造において、前記ロータ鉄心には横断
面が長方形状の永久磁石が1極当たり2個ずつ設けら
れ、且つ、これら2個の永久磁石がロータ鉄心周方向に
間隔を有し且つ横断面がロータ鉄心外周側に向かって広
がるV字状となるよう配置されており、前記空気穴は横
断面の長手方向がロータ鉄心周方向に沿うように形成し
たスリット状の穴であって、前記2個の永久磁石の間の
ロータ鉄心部とロータ鉄心内周面との間に位置し、且
つ、ロータ鉄心周方向の幅が、前記2個の永久磁石の磁
路の妨げにならない幅となるように形成したことを特徴
とする。
【0013】また、第5発明の埋め込み磁石型同期電動
機の減磁防止構造は、第4発明の埋め込み磁石型同期電
動機の減磁防止構造において、前記空気穴のロータ鉄心
周方向の幅は、d軸側で且つロータ鉄心内周側に位置す
る前記2個の永久磁石の角の間隔に等しいことを特徴と
する。
【0014】また、第6発明の埋め込み磁石型同期電動
機の減磁防止構造は、第1発明の埋め込み磁石型同期電
動機の減磁防止構造において、前記ロータ鉄心には横断
面が長方形状の永久磁石が1極当たり2個ずつ設けら
れ、且つ、これら2個の永久磁石がロータ鉄心周方向に
間隔を有し且つ横断面がロータ鉄心外周側に向かって広
がるV字状となるよう配置されており、前記空気穴は横
断面の長手方向がd軸方向に沿うように形成されたスリ
ット状の穴であって、前記2個の永久磁石の間に位置
し、且つ、ロータ鉄心外周側の端が、q軸電流の磁路の
妨げにならない位置となるように形成したことを特徴す
る。
【0015】また、第7発明の埋め込み磁石型同期電動
機の減磁防止構造は、第6発明の埋め込み磁石型同期電
動機の減磁防止構造において、前記空気穴のロータ鉄心
外周側の端を、d軸側で且つロータ鉄心外周側に位置す
る前記2個の永久磁石の角を結ぶ仮想直線の位置とした
ことを特徴とする。
【0016】
【発明の実施の形態】IPMモータにおける永久磁石の
局所的な不可逆減磁の防止、即ち、局所的な反磁界の低
減には、反磁界の作用が大きい永久磁石の部分の近傍に
位置するようにロータ鉄心に空気穴を形成して、局所的
な反磁界を低減することが効果的である。以下にその空
気穴の具体例な構造について詳細に説明する。
【0017】<実施の形態1>図1(a)は本発明の実
施の形態1に係る減磁防止構造を備えた埋め込み磁石型
同期電動機の横断面図、図1(b)は図1(a)のA部
拡大図である。図1には6極機の例を示している。図1
に示すIPMモータ21は横断面が円形状であるが図1
にはその1/6を示しており、図示しない他の部分もこ
れと同様の構成である。
【0018】図1に示すように、IPMモータ21はス
テータ22と、ステータ22の内周側にギャップを保持
して配置されたロータ23とを有している。ステータ2
2はステータ鉄心25と、ステータ鉄心25の内周面に
形成された多数のスロット26に設けられたコイル27
とを有しており、このコイル27に流れる電流によって
回転磁界を発生する。ロータ23は回転軸であるシャフ
ト24の外周面に嵌合固定されたロータ鉄心30と、ロ
ータ鉄心30に埋め込まれた横断面が長方形状の永久磁
石31A,31Bとを有している。ロータ鉄心30には
1極当たり2個ずつの永久磁石31A,31Bが設けら
れ、且つ、これら2個の永久磁石31A,31Bはロー
タ鉄心周方向に間隔を有し且つ横断面がロータ鉄心外周
側に向かって広がるV字状となるよう配置されている。
【0019】つまり、ロータ鉄心30には1極当たり2
個ずつ永久磁石31A,31Bと同様の横断面形状(空
気穴の部分を除いて長方形状)の磁石用スロット32
A,32Bが、ロータ鉄心周方向に間隔を有し、且つ、
横断面がロータ鉄心外周側に向かって広がるV字状とな
るよう形成されており、これらの磁石用スロット32
A,32Bに永久磁石31A,31Bがそれぞれ挿入さ
れている。また、各極の永久磁石31A,31Bはロー
タ鉄心外周側の極性が同極(図示例ではN極)となり、
且つ、図示は省略しているが隣り合う極同士では異なる
極性となるように設けられている。
【0020】そして、本実施の形態1では永久磁石31
A,31Bの局所的な不可逆減磁を防止するために空気
穴41A,41Bがロータ鉄心30に形成されている。
これらの空気穴41A,41Bは磁石用スロット32
A,32Bと一体に形成したものであって、d軸側で且
つロータ鉄心外周側に位置する永久磁石31A,31B
の角b,c部に位置し、且つ、ロータ鉄心外周側の面4
1A−1,41B−1が、磁石用スロット32A,32
Bのロータ鉄心外周側の面32A−1,32B−1を2
個の永久磁石31A,31Bの間の中央側に延長した面
であって永久磁石31A,31Bのロータ鉄心外周側の
面31A−1,31B−1と面一となるように形成され
ている。
【0021】なお、空気穴41A,41Bのロータ鉄心
内周側の面41A−2,41B−2は、磁石用スロット
32A,32Bの前記中央側の面32A−2,32B−
2の途中から前記中央側の面32A−2,32B−2と
直角方向、即ち、ロータ鉄心内周側の面41A−1,4
1B−1と平行に延びており、また、空気穴41A,4
1Bの前記中央側の面41A−3,41B−3はd軸と
平行になっている。
【0022】本実施の形態1によれば、ロータ鉄心30
に空気穴41A,41Bを形成したことにより、永久磁
石31A,31Bの間のロータ鉄心部30aにおいて短
絡する磁束を永久磁石31A,31Bの角b,cから遠
ざけることができるため、この磁束の影響が低減され
る。即ち、永久磁石31A,31Bの角b,cに作用す
る局部的な反磁界が低減される。このため、永久磁石3
1A,31Bの局部的な不可逆減磁を防止することがで
きる。
【0023】<実施の形態2>図2(a)は本発明の実
施の形態2に係る減磁防止構造を備えた埋め込み磁石型
同期電動機の横断面図、図2(b)は図2(a)のB部
拡大図である。図2には6極機の例を示している。図2
に示すIPMモータ51は横断面が円形状であるが図2
にはその1/6を示しており、図示しない他の部分もこ
れと同様の構成である。なお、図2において図1と同様
の部分には同一の符号を付している。
【0024】図2に示すように、本実施の形態2のIP
Mモータ51では永久磁石31A,31Bの局所的な不
可逆減磁を防止するために空気穴61A,61Bがロー
タ鉄心30に形成されている。空気穴51A,51Bは
磁石用スロット32A,32Bと一体に形成したもので
あって、d軸側で且つロータ鉄心外周側に位置する永久
磁石31A,31Bの角b,c部に位置し、2個の永久
磁石31A,31Bの間の中央側の面61A−1,61
B−1が、永久磁石31A,31Bの角b,cからd軸
と平行にロータ鉄心外周側とロータ鉄心内周側とに延び
て永久磁石31A,31Bの角b,cを覆うように形成
されている。
【0025】なお、空気穴61A,61Bのロータ鉄心
外周側の面61A−2,61B−2は、磁石用スロット
32A,32Bのロータ鉄心外周側の面32A−1,3
2B−1の途中(永久磁石31A,31Bの角b,cの
近傍)から前記中央側にd軸と直角方向に延びており、
また、空気穴61A,61Bのロータ鉄心内周側の面6
1A−3,61B−3は、磁石用スロット32A,32
Bの前記中央側の面32A−2,32B−2の途中から
同面32A−2,32B−2と直角方向に延びている。
その他のIPMモータ51の構成については上記実施の
形態1のIPMモータ21と同様であるため、ここでの
説明は省略する。
【0026】本実施の形態2によれば、ロータ鉄心30
に空気穴61A,61Bを形成したことにより、永久磁
石31A,31Bの間のロータ鉄心部30aにおいて短
絡する磁束を永久磁石31A,31Bの角b,cから遠
ざけることができるため、この磁束の影響が低減され
る。即ち、永久磁石31A,31Bの角b,cに作用す
る局部的な反磁界が低減される。このため、永久磁石3
1A,31Bの局部的な不可逆減磁を防止することがで
きる。
【0027】しかも、本実施の形態2では、上記実施の
形態1(図1参照)に比べて永久磁石31A,31Bの
間のロータ鉄心部30aの幅を広げることができるた
め、このロータ鉄心部30aの機械的強度を向上させる
ことができる。
【0028】<実施の形態3>図3(a)は本発明の実
施の形態3に係る減磁防止構造を備えた埋め込み磁石型
同期電動機の横断面図、図3(b)は図3(a)のC部
拡大図である。図3には6極機の例を示している。図3
に示すIPMモータ71は横断面が円形状であるが図3
にはその1/6を示しており、図示しない他の部分もこ
れと同様の構成である。なお、図3において図1と同様
の部分には同一の符号を付している。
【0029】図3に示すように、本実施の形態3のIP
Mモータ71では永久磁石31A,31Bの局所的な不
可逆減磁を防止するために空気穴81がロータ鉄心30
に形成されている。空気穴81は横断面の長手方向がロ
ータ鉄心周方向に沿うように形成されたスリット状の穴
であって、2個の永久磁石31A,31Bの間のロータ
鉄心部30aとロータ鉄心内周面30b(シャフト外周
面24a)との間に位置するように形成されている。ま
た、空気穴81は、ロータ鉄心周方向の幅wが、永久磁
石31A,31Bの磁路の妨げにならない幅となるよう
に形成されている。即ち、空気穴81のロータ鉄心周方
向の幅wは、d軸側で且つロータ鉄心内周側に位置する
永久磁石31A,31Bの角f,gの間隔と等しくなっ
ている。
【0030】なお、本実施の形態3では磁石用スロット
32A,32Bは永久磁石31A,31Bと同じ長方形
の横断面形状となっている。その他のIPMモータ71
の構成については上記実施の形態1のIPMモータ21
と同様であるため、ここでの説明は省略する。
【0031】本実施の形態3によれば、ロータ鉄心30
に空気穴81を形成したことにより、永久磁石31A,
31Bの間の磁路(ロータ鉄心部30a)の磁気抵抗が
大きくなるため、この磁路における磁束の短絡が起こり
にくくなる。このため、永久磁石31A,31Bの角
b,cに作用する局部的な反磁界を低減して、永久磁石
31A,31Bの局部的な不可逆減磁を防止することが
できる。
【0032】しかも、空気穴81のロータ鉄心周方向の
幅wを永久磁石31A,31Bの磁路の妨げにならない
幅とすることにより、磁石トルクの低下を防ぐことがで
きる。この場合、特に空気穴81のロータ鉄心周方向の
幅wを永久磁石31A,31Bの角f,gの間隔と等し
くすることにより、磁石トルクを低下させない範囲で最
大限に前記磁路における磁束の短絡を防止することがで
きる。つまり、前記磁路における磁束の短絡を防止する
には空気穴81のロータ鉄心周方向の幅wをできるだけ
長くしたほうがよいが、空気穴81のロータ鉄心周方向
の幅wが永久磁石31A,31Bの角f,gの間隔より
も大きくなると、空気穴81の両端部81a,81bが
永久磁石31A,31Bの磁路の妨げとなって磁石トル
クが低下するため、空気穴81のロータ鉄心周方向の幅
wは永久磁石31A,31Bの角f,gの間隔と等しく
することが望ましい。
【0033】<実施の形態4>図4(a)は本発明の実
施の形態4に係る減磁防止構造を備えた埋め込み磁石型
同期電動機の横断面図、図4(b)は図4(a)のD部
拡大図である。図4には6極機の例を示している。図4
に示すIPMモータ91は横断面が円形状であるが図4
にはその1/6を示しており、図示しない他の部分もこ
れと同様の構成である。なお、図4において図1と同様
の部分には同一の符号を付している。
【0034】図4に示すように、本実施の形態4のIP
Mモータ91では永久磁石31A,31Bの局所的な不
可逆減磁を防止するために空気穴101がロータ鉄心3
0に形成されている。空気穴101は横断面の長手方向
がd軸方向に沿うように形成されたスリット状の穴であ
って、2個の永久磁石31A,31Bの間に位置するよ
うに形成されている。また、空気穴101は、ロータ鉄
心外周側の端91aが、q軸電流の磁路の妨げにならな
い位置となるように形成されている。即ち、空気穴10
1のロータ鉄心外周側の端101aは、d軸側で且つロ
ータ鉄心外周側に位置する永久磁石31A,31Bの角
b,cを結ぶ仮想直線Eの位置となっている。
【0035】なお、本実施の形態4では磁石用スロット
32A,32Bは永久磁石31A,31Bと同じ長方形
の横断面形状となっている。その他のIPMモータ91
の構成については上記実施の形態1のIPMモータ21
と同様であるため、ここでの説明は省略する。
【0036】本実施の形態4によれば、ロータ鉄心30
に空気穴101を形成したことにより、永久磁石31
A,31Bの間の磁路(ロータ鉄心部30a)の磁気抵
抗が大きくなるため、この磁路における磁束の短絡が起
こりにくくなる。このため、永久磁石31A,31Bの
角b,cに作用する局部的な反磁界を低減して、永久磁
石31A,31Bの局部的な不可逆減磁を防止すること
ができる。
【0037】しかも、空気穴101のロータ鉄心外周側
の端101aを、q軸電流の磁路の妨げにならない位置
とすることにより、リラクタンストルクの低下を防ぐこ
とができる。この場合、特に空気穴101のロータ鉄心
外周側の端101aを永久磁石31A,31Bの角b,
cを結ぶ仮想直線Eの位置とすることにより、リラクタ
ンストルクを低下させない範囲で最大限に前記磁路にお
ける磁束の短絡を防止することができる。つまり、前記
磁路における磁束の短絡を防止するには空気穴101を
できるだけ長くしたほうがよいが、空気穴101のロー
タ鉄心外周側の端101aが永久磁石31A,31Bの
角b,cを結ぶ仮想直線Eを超えてロータ鉄心外周側へ
延びていると、この空気穴91のロータ鉄心外周側の端
101aの部分がq軸電流の磁路の妨げとなってリラク
タンストルクが低下するため、空気穴91のロータ鉄心
外周側の端101aは永久磁石31A,31Bの角b,
cを結ぶ仮想直線Eの位置とすることが望ましい。
【0038】
【発明の効果】以上発明の実施の形態とともに具体的に
説明したように、第1発明の埋め込み磁石型同期電動機
の減磁防止構造によれば、永久磁石をロータ鉄心の磁石
用スロットに埋め込んだ埋め込み磁石型同期電動機の減
磁防止構造であって、反磁界の作用が大きい永久磁石の
部分の近傍に位置するようにロータ鉄心に空気穴を形成
して、局所的な反磁界を低減するように構成したことに
より、永久磁石の局部的な不可逆減磁を防止することが
できる。
【0039】また、第2発明の埋め込み磁石型同期電動
機の減磁防止構造によれば、第1発明の埋め込み磁石型
同期電動機の減磁防止構造において、前記ロータ鉄心に
は横断面が長方形状の永久磁石が1極当たり2個ずつ設
けられ、且つ、これら2個の永久磁石がロータ鉄心周方
向に間隔を有し且つ横断面がロータ鉄心外周側に向かっ
て広がるV字状となるよう配置されており、前記空気穴
は前記磁石用スロットと一体に形成したものであって、
d軸側で且つロータ鉄心外周側に位置する前記2個の永
久磁石の角部にそれぞれ位置し、且つ、ロータ鉄心外周
側の面が、前記磁石用スロットのロータ鉄心外周側の面
を前記2個の永久磁石の間の中央側に延長した面であっ
て前記2個の永久磁石のロータ鉄心外周側の面と面一に
なるように形成したことにより、前記2個の永久磁石の
間のロータ鉄心部において短絡する磁束を前記永久磁石
の角から遠ざけることができるため、この磁束の影響が
低減される。即ち、前記永久磁石の角に作用する局部的
な反磁界が低減される。このため、前記永久磁石の局部
的な不可逆減磁を防止することができる。
【0040】また、第3発明の埋め込み磁石型同期電動
機の減磁防止構造によれば、第1発明の埋め込み磁石型
同期電動機の減磁防止構造において、前記ロータ鉄心に
は横断面が長方形状の永久磁石が1極当たり2個ずつ設
けられ、且つ、これら2個の永久磁石がロータ鉄心周方
向に間隔を有し且つ横断面がロータ鉄心外周側に向かっ
て広がるV字状となるよう配置されており、前記空気穴
は前記磁石用スロットと一体に形成したものであって、
d軸側で且つロータ鉄心外周側に位置する前記2個の永
久磁石の角部に位置し、且つ、前記2個の永久磁石の間
の中央側の面が、前記永久磁石の角からd軸と平行にロ
ータ鉄心外周側とロータ鉄心内周側とに延びて前記永久
磁石の角を覆うように形成したことにより、前記2個の
永久磁石の間のロータ鉄心部において短絡する磁束を前
記永久磁石の角から遠ざけることができるため、この磁
束の影響が低減される。即ち、前記永久磁石の角に作用
する局部的な反磁界が低減される。このため、前記永久
磁石の局部的な不可逆減磁を防止することができる。し
かも、この第3発明では上記第2発明に比べて前記2個
の永久磁石の間のロータ鉄心部の幅を広げることができ
るため、このロータ鉄心部の機械的強度を向上させるこ
とができる。
【0041】また、第4発明の埋め込み磁石型同期電動
機の減磁防止構造によれば、第1発明の埋め込み磁石型
同期電動機の減磁防止構造において、前記ロータ鉄心に
は横断面が長方形状の永久磁石が1極当たり2個ずつ設
けられ、且つ、これら2個の永久磁石がロータ鉄心周方
向に間隔を有し且つ横断面がロータ鉄心外周側に向かっ
て広がるV字状となるよう配置されており、前記空気穴
は横断面の長手方向がロータ鉄心周方向に沿うように形
成したスリット状の穴であって、前記2個の永久磁石の
間のロータ鉄心部とロータ鉄心内周面との間に位置し、
且つ、ロータ鉄心周方向の幅が、前記2個の永久磁石の
磁路の妨げにならない幅となるように形成したことによ
り、前記2個の永久磁石の間の磁路(ロータ鉄心部)の
磁気抵抗が大きくなるため、この磁路における磁束の短
絡が起こりにくくなる。このため、d軸側で且つロータ
鉄心外周側に位置する前記2個の永久磁石の角に作用す
る局部的な反磁界を低減して、前記永久磁石の局部的な
不可逆減磁を防止することができる。しかも、前記空気
穴のロータ鉄心周方向の幅を前記永久磁石の磁路の妨げ
にならない幅とすることにより、磁石トルクの低下を防
ぐことができる。
【0042】また、第5発明の埋め込み磁石型同期電動
機の減磁防止構造によれば、第4発明の埋め込み磁石型
同期電動機の減磁防止構造において、前記空気穴のロー
タ鉄心周方向の幅は、d軸側で且つロータ鉄心内周側に
位置する前記2個の永久磁石の角の間隔に等しくしたこ
とにより、磁石トルクを低下させない範囲で最大限に前
記2個の永久磁石の間の磁路(ロータ鉄心部)における
磁束の短絡を防止することができる。
【0043】また、第6発明の埋め込み磁石型同期電動
機の減磁防止構造によれば、第1発明の埋め込み磁石型
同期電動機の減磁防止構造において、前記ロータ鉄心に
は横断面が長方形状の永久磁石が1極当たり2個ずつ設
けられ、且つ、これら2個の永久磁石がロータ鉄心周方
向に間隔を有し且つ横断面がロータ鉄心外周側に向かっ
て広がるV字状となるよう配置されており、前記空気穴
は横断面の長手方向がd軸方向に沿うように形成された
スリット状の穴であって、前記2個の永久磁石の間に位
置し、且つ、ロータ鉄心外周側の端が、q軸電流の磁路
の妨げにならない位置となるように形成したことによ
り、前記2個の永久磁石の間の磁路(ロータ鉄心部)の
磁気抵抗が大きくなるため、この磁路における磁束の短
絡が起こりにくくなる。このため、d軸側で且つロータ
鉄心外周側に位置する前記2個の永久磁石の角に作用す
る局部的な反磁界を低減して、前記永久磁石の局部的な
不可逆減磁を防止することができる。しかも、前記空気
穴のロータ鉄心外周側の端を、q軸電流の磁路の妨げに
ならない位置とすることにより、リラクタンストルクの
低下を防ぐことができる。
【0044】また、第7発明の埋め込み磁石型同期電動
機の減磁防止構造によれば、第6発明の埋め込み磁石型
同期電動機の減磁防止構造において、前記空気穴のロー
タ鉄心外周側の端を、d軸側で且つロータ鉄心外周側に
位置する前記2個の永久磁石の角を結ぶ仮想直線の位置
としたことにより、リラクタンストルクを低下させない
範囲で最大限に前記磁路における磁束の短絡を防止する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明の実施の形態1に係る減磁防止
構造を備えた埋め込み磁石型同期電動機の横断面図、
(b)は(a)のA部拡大図である。
【図2】(a)は本発明の実施の形態2に係る減磁防止
構造を備えた埋め込み磁石型同期電動機の横断面図、
(b)は(a)のB部拡大図である。
【図3】(a)は本発明の実施の形態3に係る減磁防止
構造を備えた埋め込み磁石型同期電動機の横断面図、
(b)は(a)のC部拡大図である。
【図4】(a)は本発明の実施の形態4に係る減磁防止
構造を備えた埋め込み磁石型同期電動機の横断面図、
(b)は(a)のD部拡大図である。
【図5】空気穴を有しないIPMモータの横断面図であ
る。
【図6】前記IPMモータにおける永久磁石表面の反磁
界分布図である。
【図7】前記IPMモータにおける磁束線図である。
【符号の説明】
21 IPMモータ 22 ステータ 23 ロータ 24 シャフト 24a 外周面 25 ステータ鉄心 26 スロット 27 コイル 30 ロータ鉄心 30a ロータ鉄心部 30a 内周面 31A,31B 永久磁石 31A−1,31B−1 永久磁石の面 32A,32B 磁石用スロット 32A−1,32A−2,32B−1,32B−2 磁
石用スロットの面 41A,41B 空気穴 41A−1〜3,41B−1〜3 空気穴の面 51 IPMモータ 61A,61B 空気穴 61A−1〜3,61B−1〜3 空気穴の面 71 IPMモータ 81 空気穴 81a,81b 端部 91 IPMモータ 101 空気穴 101a 端
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5H002 AA01 AB07 AC04 AE07 AE08 5H621 AA03 BB07 GA04 GA12 HH01 JK04 5H622 AA03 CA02 CA07 CA10 CA13 CB05 PP19

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 永久磁石をロータ鉄心の磁石用スロット
    に埋め込んだ埋め込み磁石型同期電動機の減磁防止構造
    であって、反磁界の作用が大きい永久磁石の部分の近傍
    に位置するようにロータ鉄心に空気穴を形成して、局所
    的な反磁界を低減するように構成したことを特徴とする
    埋め込み磁石型同期電動機の減磁防止構造。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載する埋め込み磁石型同期
    電動機の減磁防止構造において、 前記ロータ鉄心には横断面が長方形状の永久磁石が1極
    当たり2個ずつ設けられ、且つ、これら2個の永久磁石
    がロータ鉄心周方向に間隔を有し且つ横断面がロータ鉄
    心外周側に向かって広がるV字状となるよう配置されて
    おり、 前記空気穴は前記磁石用スロットと一体に形成したもの
    であって、d軸側で且つロータ鉄心外周側に位置する前
    記2個の永久磁石の角部にそれぞれ位置し、且つ、ロー
    タ鉄心外周側の面が、前記磁石用スロットのロータ鉄心
    外周側の面を前記2個の永久磁石の間の中央側に延長し
    た面であって前記2個の永久磁石のロータ鉄心外周側の
    面と面一になるように形成したことを特徴とする埋め込
    み磁石型同期電動機の減磁防止構造。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載する埋め込み磁石型同期
    電動機の減磁防止構造において、 前記ロータ鉄心には横断面が長方形状の永久磁石が1極
    当たり2個ずつ設けられ、且つ、これら2個の永久磁石
    がロータ鉄心周方向に間隔を有し且つ横断面がロータ鉄
    心外周側に向かって広がるV字状となるよう配置されて
    おり、 前記空気穴は前記磁石用スロットと一体に形成したもの
    であって、d軸側で且つロータ鉄心外周側に位置する前
    記2個の永久磁石の角部に位置し、且つ、前記2個の永
    久磁石の間の中央側の面が、前記永久磁石の角からd軸
    と平行にロータ鉄心外周側とロータ鉄心内周側とに延び
    て前記永久磁石の角を覆うように形成したことを特徴と
    する埋め込み磁石型同期電動機の減磁防止構造。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載する埋め込み磁石型同期
    電動機の減磁防止構造において、 前記ロータ鉄心には横断面が長方形状の永久磁石が1極
    当たり2個ずつ設けられ、且つ、これら2個の永久磁石
    がロータ鉄心周方向に間隔を有し且つ横断面がロータ鉄
    心外周側に向かって広がるV字状となるよう配置されて
    おり、 前記空気穴は横断面の長手方向がロータ鉄心周方向に沿
    うように形成したスリット状の穴であって、前記2個の
    永久磁石の間のロータ鉄心部とロータ鉄心内周面との間
    に位置し、且つ、ロータ鉄心周方向の幅が、前記2個の
    永久磁石の磁路の妨げにならない幅となるように形成し
    たことを特徴とする埋め込み磁石型同期電動機の減磁防
    止構造。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載する埋め込み磁石型同期
    電動機の減磁防止構造において、 前記空気穴のロータ鉄心周方向の幅は、d軸側で且つロ
    ータ鉄心内周側に位置する前記2個の永久磁石の角の間
    隔に等しいことを特徴とする埋め込み磁石型同期電動機
    の減磁防止構造。
  6. 【請求項6】 請求項1に記載する埋め込み磁石型同期
    電動機の減磁防止構造において、 前記ロータ鉄心には横断面が長方形状の永久磁石が1極
    当たり2個ずつ設けられ、且つ、これら2個の永久磁石
    がロータ鉄心周方向に間隔を有し且つ横断面がロータ鉄
    心外周側に向かって広がるV字状となるよう配置されて
    おり、 前記空気穴は横断面の長手方向がd軸方向に沿うように
    形成されたスリット状の穴であって、前記2個の永久磁
    石の間に位置し、且つ、ロータ鉄心外周側の端が、q軸
    電流の磁路の妨げにならない位置となるように形成した
    ことを特徴する埋め込み磁石型同期電動機の減磁防止構
    造。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載する埋め込み磁石型同期
    電動機の減磁防止構造において、 前記空気穴のロータ鉄心外周側の端を、d軸側で且つロ
    ータ鉄心外周側に位置する前記2個の永久磁石の角を結
    ぶ仮想直線の位置としたことを特徴とする埋め込み磁石
    型同期電動機の減磁防止構造。
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