JP2003143653A - 制御システム、制御方法、及びこれらに用いて好適な無線制御装置 - Google Patents

制御システム、制御方法、及びこれらに用いて好適な無線制御装置

Info

Publication number
JP2003143653A
JP2003143653A JP2001338446A JP2001338446A JP2003143653A JP 2003143653 A JP2003143653 A JP 2003143653A JP 2001338446 A JP2001338446 A JP 2001338446A JP 2001338446 A JP2001338446 A JP 2001338446A JP 2003143653 A JP2003143653 A JP 2003143653A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
control
transmission rate
mobile station
shared channel
executions
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2001338446A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3886778B2 (ja
Inventor
Takahiro Hayashi
貴裕 林
Yoshihiro Ishikawa
義裕 石川
Mikio Iwamura
幹生 岩村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NTT Docomo Inc
Original Assignee
NTT Docomo Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NTT Docomo Inc filed Critical NTT Docomo Inc
Priority to JP2001338446A priority Critical patent/JP3886778B2/ja
Priority to EP20020024525 priority patent/EP1309216B1/en
Priority to DE60231099T priority patent/DE60231099D1/de
Priority to US10/285,490 priority patent/US7327764B2/en
Priority to CNB021467358A priority patent/CN1272970C/zh
Publication of JP2003143653A publication Critical patent/JP2003143653A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3886778B2 publication Critical patent/JP3886778B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W28/00Network traffic management; Network resource management
    • H04W28/16Central resource management; Negotiation of resources or communication parameters, e.g. negotiating bandwidth or QoS [Quality of Service]
    • H04W28/18Negotiating wireless communication parameters
    • H04W28/22Negotiating communication rate
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L1/00Arrangements for detecting or preventing errors in the information received
    • H04L1/0001Systems modifying transmission characteristics according to link quality, e.g. power backoff
    • H04L1/0002Systems modifying transmission characteristics according to link quality, e.g. power backoff by adapting the transmission rate
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W24/00Supervisory, monitoring or testing arrangements
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W48/00Access restriction; Network selection; Access point selection
    • H04W48/08Access restriction or access information delivery, e.g. discovery data delivery
    • H04W48/12Access restriction or access information delivery, e.g. discovery data delivery using downlink control channel

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Quality & Reliability (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)
  • Time-Division Multiplex Systems (AREA)
  • Communication Control (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 移動パケット通信システムにおいて、通信品
質を維持すると共に、伝送遅延を抑制し、より多くの移
動局40と同時に接続することを可能とする制御システ
ム等を提供する。 【解決手段】 本発明に係る制御システムは、複数の移
動局40宛てのデータ信号を共有チャネル(DSCH)
上で時分割多重して送信し、移動局の各々宛ての制御信
号を個別チャネル(ADCH)で送信する移動パケット
通信システムにおいて、共有チャネル(DSCH)の伝
送速度を制御するものであって、個別チャネル数(AD
CH同時接続本数)の増減を監視する個別チャネル数監
視手段25と、個別チャネル数(ADCH同時接続本
数)の増減が検出された場合、該検出結果に応じて共有
チャネル(DSCH)の伝送速度を制御する伝送速度制
御手段24とを具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、移動通信システム
において伝送速度を制御する制御システム及び制御方法
に関する。本発明は、特に、移動パケット通信システム
において下り回線の伝送速度を制御する制御システム及
び制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、移動パケット通信システムでは、
周波数利用効率の観点、パケット通信における遅延許容
性の観点、下り回線における符号(コード)資源節約の
観点から、単一の無線チャネル(以下、チャネル)に複
数のユーザ(移動局)宛てのデータ信号を時分割多重し
て送信している。
【0003】図11に、3GPP(Third Gen
eration Partnership Proje
ct)で規定されている従来の移動パケット通信システ
ム用のチャネル構成を示す(3GPP TS25.21
1参照)。
【0004】図11に示すチャネル構成では、下り回線
において、移動局40及び40宛てのデータ信号を
時分割多重化して送信するための共有チャネル(DSC
H:Downlink Shared Channe
l)と、各移動局40及び40宛ての制御信号を送
信するための個別チャネル(ADCH:Associa
ted Dedicated Channel)とが用
いられている。
【0005】また、図11に示すチャネル構成におい
て、上り回線では、符号資源の枯渇の可能性が極めて低
く、DSCHのような共有チャネルを用いる必要性が低
いため、各移動局40及び40宛てのデータ信号と
制御信号の双方を送信するための個別チャネル(DC
H:Dedicated Channel)が用いられ
ている。
【0006】ここで、ADCH-1及びADCH-2は、
基地局装置30が移動局40及び40に対してそれ
ぞれ制御信号を送信するための個別チャネルであって、
移動局40及び40毎に異なる符号を用いる符号分
割多重化によって常時送信されるものである。
【0007】また、DSCHは、基地局装置30が複数
の移動局40及び40に対してデータ信号を送信す
るための共有チャネルであって、同一の符号を用いて移
動局40及び40毎に送信タイミングを変更する時
分割多重化によって送信されるものである。
【0008】ここで、ネットワーク(基地局装置30)
側から移動局40又は40側にDSCHを用いてデ
ータ信号を送信する場合は、DSCHの無線フレームに
先立つADCHの無線フレームにて「DSCHを送信す
る旨」を予め移動局40又は40に通知する。そし
て、上述の通知を受けた移動局40又は40は、D
SCHが到来すると判明した場合にのみDSCHの受信
を開始する。このような方式とすることで、基地局装置
30は、DSCHを用いてデータ信号を送信する移動局
局40又は40を自由に変更できる。
【0009】図11においては、下り回線として、AD
CH-1及びADCH-2と、DSCHとが設定されてい
るが、DSCHは、常時設定されているわけではなく、
ADCH-1又はADCH-2によって上述の通知を受け
た場合にのみ設定される。
【0010】ところで、DSCHは、時間軸上で離散的
に送信されるため、DSCHに対して閉ループ送信電力
制御を適用することができない。そのため、時間的に連
続しているADCHやDCHに対して閉ループ送信電力
制御を行い、ADCHやDCHの送信電力に対して予め
通信事業者等によって定められた所定のオフセットを伴
って連動するように、DSCHの送信電力を制御する。
【0011】例えば、時刻tにおいて、移動局40
てのADCH-1の送信電力が20dBmであり、時刻
tにおいて、移動局40宛てにDSCHが送信される
場合、上述のオフセットが10dBmであれば、時刻t
における移動局40宛てのDSCHの送信電力は30
dBmとなる。
【0012】また、例えば、時刻t+1において、移動
局40宛てのADCH-2の送信電力が22dBmで
あった場合、同様に、時刻t+1における移動局40
宛てのDSCHの送信電力は32dBmとなる。
【0013】また、3GPPで規定されている従来の移
動パケット通信システムでは、DSCHの伝送速度は、
各移動局40及び40毎に、任意の単位時刻におい
て変更することが可能となっている。しかし、現状で
は、DSCHの伝送速度の変更のトリガに何を用いれば
よいのか知られていないため、通信の開始時に設定され
た伝送速度を、通信の開始後に変更していない。
【0014】一般に、移動パケット通信システムでは、
通信品質を維持すると共に、伝送遅延を抑制し(より伝
送速度を高速にし)、より多くの移動局40と同時に接
続する(より多くのユーザを収容する)ことが課題とな
っている。ここで、伝送速度と送信電力との間には、比
例関係があることが知られている。すなわち、より高速
の伝送速度が必要な場合はより大きな送信電力が必要で
あり、低速の伝送速度で通信を行う場合は、より少ない
送信電力で済むということが知られている。
【0015】しかしながら、従来の移動パケット通信シ
ステムでは、DSCHの伝送速度が固定伝送速度であ
り、ADCHが各移動局40宛ての制御信号を符号分割
多重する個別チャネルであるため、同時に接続する移動
局40の数が増加すると、ADCHで消費される送信電
力や符号資源量により無線回線容量が圧迫されるため、
通信品質の維持及び伝送遅延の抑制が困難になるという
問題点がある。
【0016】この問題点を解決するために、新規移動局
40からの接続要求を受け付ける際に、ADCHで消費
されている送信電力や符号資源量を観測して、送信電力
や符号資源量のいずれかが枯渇しそうであれば、当該新
規移動局40からの接続要求を受け付けないとすること
で、移動パケット通信システム全体の通信品質の維持及
び伝送遅延の抑制を図る機構が知られている。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、サービ
スを提供する観点からは、できるだけ新規移動局40か
らの接続要求の受付を拒否しないことが望ましいにも関
わらず、上述の機構では、より多くの移動局40と同時
に接続する(より多くのユーザを収容する)ことができ
ないという問題点があった。
【0018】そこで、本発明は、以上の点に鑑みてなさ
れたもので、単一のチャネル(DSCH)に複数の移動
局40宛てのデータ信号を時分割多重して送信し、DS
CHの送信電力をADCHの送信電力に所定のオフセッ
トを伴って連動させる移動パケット通信システムにおい
て、ADCHの接続本数に応じて各移動局40宛てのD
SCHの伝送速度を動的に制御することによって、通信
品質を維持すると共に、伝送遅延を抑制し、より多くの
移動局40と同時に接続する(より多くのユーザを収容
する)ことを可能とする制御システム及び制御方法を提
供することを目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】本発明に係る制御システ
ム及び制御方法は、複数の移動局宛てのデータ信号を共
有チャネル上で多重して送信し、前記移動局の各々宛て
の制御信号を個別チャネルで送信する移動パケット通信
システムにおいて、前記共有チャネルの伝送速度を制御
するものであって、前記個別チャネル数の増減を監視す
る個別チャネル数監視手段と、前記個別チャネル数の増
減が検出された場合、該検出結果に応じて前記共有チャ
ネルの伝送速度を制御する伝送速度制御手段とを具備す
ることを特徴とするものである。
【0020】かかる発明によれば、伝送速度制御手段
が、個別チャネル数の増減の検出結果に応じて共有チャ
ネルの伝送速度を制御するため、通信品質を維持すると
共に、伝送遅延を抑制し、より多くの移動局と同時に接
続することが可能になる。
【0021】上述の制御システム及び制御方法におい
て、前記伝送速度制御手段が、前記個別チャネル数の増
減が検出された場合、前記データ信号の伝送誤りに応じ
て特定の移動局の前記共有チャネルの伝送速度を優先的
に制御することが好ましい。
【0022】この場合、伝送速度制御手段が、データ信
号の伝送誤りに応じて特定の移動局の前記共有チャネル
の伝送速度を優先的に制御するため、個別チャネル数が
増加した場合は、通信品質の悪い(伝送誤りが多い)移
動局用の共有チャネルの伝送速度を下げ、個別チャネル
数が減少した場合は、通信品質の良い(伝送誤りが少な
い)移動局用の共有チャネルの伝送速度を上げることに
よって、通信品質を維持しながら、より効率の良い移動
パケット通信システムの運用を行うことが可能となる。
【0023】また、上述の制御システム及び制御方法に
おいて、前記伝送速度制御手段が、前記個別チャネル数
の増減が検出された場合、前記個別チャネル数を求め、
求められた前記個別チャネル数に基づいて、前記共有チ
ャネルの伝送速度を制御する目標制御回数を算出し、前
記複数の移動局において既に前記共有チャネルの伝送速
度の制御を実行した制御実行回数の合計である合計制御
実行回数を算出し、前記制御実行回数に応じて、前記複
数の移動局をグループ分けし、前記合計制御実行回数が
前記目標制御回数より多い場合、前記制御実行回数が最
も多いグループを選択し、選択されたグループ内で伝送
誤りが最も多い移動局を選択し、前記合計制御実行回数
が前記目標制御回数より少ない場合、前記制御実行回数
が最も少ないグループを選択し、選択されたグループ内
で伝送誤りが最も少ない移動局を選択し、選択された前
記移動局用の前記共有チャネルの伝送速度を制御するこ
とが好ましい。
【0024】また、上述の制御システム及び制御方法に
おいて、前記伝送速度制御手段が、前記個別チャネル数
の増減が検出された場合、所定期間内の前記個別チャネ
ルの送信電力の平均値に応じて特定の移動局の前記共有
チャネルの伝送速度を優先的に制御することが好まし
い。
【0025】この場合、伝送速度制御手段が、所定期間
内の個別チャネルの送信電力の平均値に応じて特定の移
動局の共有チャネルの伝送速度を優先的に制御するた
め、個別チャネル数が増加した場合は、所定期間内の個
別チャネルの送信電力の平均値が大きい移動局用の共有
チャネルの伝送速度を下げ、個別チャネル数が減少した
場合は、所定期間内の個別チャネルの送信電力の平均値
の小さい移動局用の共有チャネルの伝送速度を上げるこ
とによって、通信品質を維持しながら、より効率の良い
移動パケット通信システムの運用を行うことが可能とな
る。
【0026】また、上述の制御システム及び制御方法に
おいて、前記伝送速度制御手段が、前記個別チャネル数
の増減が検出された場合、前記個別チャネル数を求め、
求められた前記個別チャネル数に基づいて、前記共有チ
ャネルの伝送速度を制御する目標制御回数を算出し、前
記複数の移動局において既に前記共有チャネルの伝送速
度の制御を実行した制御実行回数の合計である合計制御
実行回数を算出し、前記制御実行回数に応じて、前記複
数の移動局をグループ分けし、前記合計制御実行回数が
前記目標制御回数より多い場合、前記制御実行回数が最
も多いグループを選択し、選択されたグループ内で前記
所定期間内の前記個別チャネルの送信電力の平均値が最
も大きい移動局を選択し、前記合計制御実行回数が前記
目標制御回数より少ない場合、前記制御実行回数が最も
少ないグループを選択し、選択されたグループ内で前記
所定期間内の前記個別チャネルの送信電力の平均値が最
も小さい移動局を選択し、選択された前記移動局用の前
記共有チャネルの伝送速度を制御することが好ましい。
【0027】
【発明の実施の形態】(本発明の実施形態1に係る制御
システムの構成)本発明の実施形態1に係る制御システ
ムの構成について図を参照しながら説明する。本実施形
態に係る制御システムは、複数の移動局40宛てのデー
タ信号を共有チャネル(DSCH)上で時分割多重して
送信し、移動局40の各々宛ての制御信号を個別チャネ
ル(ADCH)で送信する移動パケット通信システムに
おいて、共有チャネル(DSCH)の伝送速度を制御す
るものである。
【0028】図1は、本実施形態に係る移動パケット通
信システムの構成を示す図である。本実施形態に係る移
動パケット通信システムの構成は、一般的な移動通信ネ
ットワークの構成である。
【0029】本実施形態に係る移動パケット通信システ
ムは、図1に示すように、交換装置10と、無線制御装
置20乃至20と、基地局装置30乃至30
と、移動局40乃至40とが階梯をなして構成さ
れている。複数の無線制御装置20乃至20の各
々、複数の基地局装置30乃至30の各々、及び複
数の移動局40乃至40の各々は、同一の機能を具
備しているため、以下、それぞれの代表(無線制御装置
20、基地局装置30、移動局40)について説明す
る。
【0030】交換装置10は、無線制御装置20に接続
されており、データ信号についての交換処理を行うもの
である。無線制御装置20は、交換装置10と基地局装
置30とに接続されており、基地局装置30に対して、
DSCHの送信電力とADCHの送信電力との間の所定
のオフセット値の指定や、DSCHの伝送速度の指定を
行う等、複数の基地局装置30を統括する制御装置であ
る。基地局装置30は、移動局40との間で無線回線を
介した無線通信(移動パケット通信)を行う。
【0031】図2に、本実施形態に係る制御システムを
構成する無線制御装置20及び基地局装置30の機能ブ
ロックを示す。
【0032】無線制御装置20は、図2に示すように、
ユーザデータバッファ21と、キュー処理部22と、記
憶装置23と、伝送速度制御部24と、呼受付制御部2
5とを具備している。
【0033】本実施形態において、呼受付制御部25
が、個別チャネル数(ADCH同時接続本数)の増減を
監視する個別チャネル数監視手段を構成する。また、伝
送速度制御部24が、個別チャネル数(ADCH同時接
続本数)の増減が検出された場合、該検出結果に応じて
共有チャネル(DSCH)の伝送速度を制御する伝送速
度制御手段を構成する。
【0034】ユーザデータバッファ21は、キュー処理
部22に接続されており、交換装置10から到来する各
ユーザ(移動局40乃至40)宛てのデータ信号を
一時的に蓄積し、キュー処理部22からの要求に応じて
キュー処理部22にデータ信号を転送するものである。
ユーザデータバッファ21は、各ユーザ(移動局40
乃至40)用のユーザデータバッファ#1乃至#nに
よって構成されている。
【0035】キュー処理部22は、ユーザデータバッフ
ァ21と記憶装置23とに接続されており、所定の方法
でユーザ(移動局40乃至40)を選択し、選択し
たユーザ(移動局40乃至40)用のユーザデータ
バッファ#1乃至#n内に蓄積されているデータ信号を
抽出し、抽出したデータ信号を基地局装置30のDSC
H送信部32に転送するものである。
【0036】また、キュー処理部22は、記憶装置23
内に記憶されている「現在の伝送速度(伝送速度設定
値)」を抽出し、抽出した伝送速度設定値を基地局装置
30のDSCH送信部32に転送する。
【0037】記憶装置23は、キュー処理部22と伝送
速度制御部24と受付制御部25とに接続されており、
「現在の伝送速度(伝送速度設定値)」及び「ADCH
同時接続本数」を記憶するものである。
【0038】図4に、記憶装置23が記憶している内容
について示す。「現在の伝送速度(伝送速度設定値)」
は、現在設定されているDCSHの伝送速度を示し、
「ADCH同時接続本数」は、現在接続されている(現
在送信されている)ADCHの数、すなわち、現在接続
されているユーザ(移動局40)の数を示す。図4で
は、「現在の伝送速度(伝送速度設定値)」がRKb
psであり、「ADCH同時接続本数」がP本である。
【0039】呼受付制御部25は、記憶装置23と伝送
速度制御部24とに接続されており、基地局装置30を
介して移動局40から送信された発呼要求及び切断要求
を受信し、それらを受付けるか否かについて判定するも
のである。
【0040】呼受付制御部25は、受付判定結果が拒否
(否定的)である場合、移動局40にその旨を返信す
る。
【0041】呼受付制御部25は、受付判定結果が許可
(肯定的)である場合、記憶装置23内に記憶されてい
る「ADCH同時接続本数」を1だけ増加させる。ま
た、呼受付制御部25は、受付判定結果が許可(肯定
的)である場合、伝送速度制御部24にその旨を通知す
る。
【0042】伝送速度制御部24は、記憶装置23と呼
受付制御部24とに接続されており、呼受付制御部25
からの受付判定結果が許可である旨の通知に応じて、D
SCHの伝送速度を制御するものである。
【0043】具体的には、伝送速度制御部24は、「A
DCH同時接続本数」と「伝送速度」とを対応付ける対
応表(図3参照)を有しており、呼受付制御部25から
の受付判定結果が許可である旨の通知に応じて、記憶装
置23内に記憶されている「ADCH同時接続本数」を
抽出し、図3に示す対応表に基づいて「ADCH同時接
続本数」に対応する「伝送速度」を検索し、検索した
「伝送速度」を、DSCHの伝送速度として新規に設定
すべき伝送速度Rtgtとする。
【0044】ここで、図3に示す対応表は、「ADCH
同時接続本数」が多いときに、より低速の「伝送速度」
になるように作成されている。
【0045】伝送速度制御部24は、DSCHの伝送速
度として新規に設定すべき伝送速度Rtgtに基づい
て、記憶装置23内に記憶されている「現在の伝送速度
(伝送速度設定値)」を更新する。
【0046】本実施形態における伝送速度制御部24
は、全てのユーザ(移動局40)のDSCHの伝送速度
を一律に制御する。
【0047】基地局装置30は、図2に示すように、ア
ンテナ部31と、DSCH送信部32と、DCH受信部
33とを具備している。
【0048】アンテナ部31は、DSCH送信部32と
DCH受信部33とに接続されており、DSCH送信部
32からのデータ信号を、無線チャネル(DSCH)を
介して移動局40に送信し、移動局40から無線チャネ
ル(DCH)を介して送信されたデータ信号及び制御信
号を、DCH受信部33に転送するものである。
【0049】DSCH送信部32は、アンテナ部31に
接続されており、無線制御装置20のキュー処理部22
からデータ信号を受信し、受信したデータ信号をDSC
H用フォーマットに変換してアンテナ部31に送信する
ものである。
【0050】DCH受信部33は、アンテナ部31に接
続されており、アンテナ部31から送信されたDCH用
フォーマットのデータ信号及び制御信号(発呼要求や切
断要求等を含む)を受信し、受信したDCH用フォーマ
ットのデータ信号及び制御信号を無線制御装置20用の
フォーマットに変換して無線制御装置20の呼受付制御
部25に送信するものである。
【0051】(本実施形態に係る制御システムの動作)
上記構成を有する制御システムの動作について、図5を
参照にして説明する。図5は、本実施形態に係る制御シ
ステムにおいて、DSCHの伝送速度を動的に制御する
動作を示すフローチャート図である。
【0052】図5に示すように、ステップ501におい
て、無線制御装置20の呼受付制御部25が、基地局装
置30のアンテナ部31とDCH受信部33とを介し
て、移動局40からの発呼要求又は切断要求を受信す
る。
【0053】ステップ502において、呼受付制御部2
5が、上述の要求を受付けるか否かの判定を行う。受付
判定結果が拒否(否定的)である場合、呼受付制御部2
5が移動局40にその旨を返信して、本動作は終了す
る。また、受付判定結果が許可(肯定的)である場合、
本動作はステップ503に進む。
【0054】ステップ503において、呼受付制御部2
5は、上述の要求が「発呼要求」である場合、記憶装置
23内に記憶されている「ADCH同時接続本数」を1
だけ増加させ、上述の要求が「切断要求」である場合、
記憶装置23内に記憶されている「ADCH同時接続本
数」を1だけ減少させる。同時に、呼受付制御部25
は、伝送速度制御部24にその旨を通知する。
【0055】ステップ504において、無線制御装置2
0の伝送速度制御部24が、呼受付制御部25からの通
知に応じて、記憶装置23に記憶されている「ADCH
同時接続本数」を取得して変数Xに代入する。
【0056】ステップ505において、伝送速度制御部
24が、記憶装置23に記憶されている「現在の伝送速
度(伝送速度設定値)」を取得して変数Rnowに代入
する。
【0057】ステップ506において、伝送速度制御部
24が、図3に示す対応表に基づいて、「ADCH同時
接続本数(変数X)」に対応する「伝送速度」を取得し
て変数Rtgtに代入する。
【0058】ステップ506において、伝送速度制御部
24が、「現在の伝送速度(変数R now)」と「DS
CHの伝送速度として新規に設定すべき伝送速度(変数
gt)」とを比較する。「現在の伝送速度(変数R
now)」と「DSCHの伝送速度として新規に設定す
べき伝送速度(変数Rtgt)」とが同一であれば、本
動作は終了する。「現在の伝送速度(変数Rnow)」
と「DSCHの伝送速度として新規に設定すべき伝送速
度(変数Rtgt)」とが異なる場合、本動作はステッ
プ507に進む。
【0059】ステップ507において、伝送速度制御部
24が、記憶装置23内の「現在の伝送速度(伝送速度
設定値)」に「DSCHの伝送速度として新規に設定す
べき伝送速度(変数Rtgt)」を設定する。
【0060】(本実施形態に係る制御システムの作用・
効果)本実施形態に係る制御システムによれば、伝送速
度制御部24が、ADCH同時接続本数の増減の検出結
果に応じてDSCHの伝送速度を制御するため、通信品
質を維持すると共に、伝送遅延を抑制し、より多くの移
動局40と同時に接続することが可能になる。
【0061】(本発明の実施形態2に係る制御システム
の構成)本発明の実施形態2に係る制御システムの構成
について図を参照しながら説明する。図6に、本実施形
態に係る制御システムの構成を示す。本実施形態に係る
制御システムの構成は、図6に示すように、基地局装置
30にADCH送信部34及びADCH送信電力監視部
35を設けた点を除いて、上述の実施形態1に係る制御
システムと同一である。以下、上述の実施形態1に係る
制御システムとの相違点について説明する。
【0062】記憶装置23は、図7に示すように、各ユ
ーザ(移動局40)の「ユーザID」に、「伝送速度」
と「制御実行回数」と「送信ブロック数」と「誤りブロ
ック数」と「ブロック誤り率」と「ADCH送信電力の
平均値」とを関連付けて記憶する。
【0063】ここで、「伝送速度」は、現在設定されて
いる各ユーザ(移動局40)宛てのDSCHの伝送速度
を示すものである。「制御実行回数」は、各ユーザ(移
動局40)宛てのDSCHの伝送速度を増減すべき回数
を決定するために用いられるものである。
【0064】また、「送信ブロック数」「誤りブロック
数」「ブロック誤り率」は、各ユーザ(移動局40)宛
てのDSCH又はADCHについて、若しくは各ユーザ
(移動局40)からのDCHについての送信ブロック
数、誤りブロック数、ブロック誤り率を示すものであ
る。
【0065】さらに、「ADCH送信電力の平均値」
は、各ユーザ(移動局40)宛てのADCHの送信電力
の平均値を示すものである。
【0066】キュー処理部22は、所定の方法でユーザ
(移動局40乃至40)を選択し、選択したユーザ
(移動局40乃至40)用のユーザデータバッファ
#1乃至#n内に蓄積されているデータ信号を抽出し、
抽出したデータ信号を基地局装置30のDSCH送信部
32に転送するものである。また、キュー処理部22
は、記憶装置23内に記憶されている各ユーザ(移動局
40)毎の「伝送速度」を抽出し、抽出した伝送速度を
基地局装置30のDSCH送信部32に転送する。
【0067】伝送速度制御部24は、受付制御部25か
ら受付判定結果が許可(肯定的)である旨の通知を受信
した場合、各ユーザ(移動局40)宛てのDSCHの伝
送速度について制御を行う。伝送速度制御部24は、個
別チャネル数(ADCH同時接続本数)の増減が検出さ
れた場合、データ信号の伝送誤りに応じて優先的に共有
チャネル(ADCH)の伝送速度を制御する移動局40
を選択し、選択した移動局用の共有チャネル(ADC
H)の伝送速度を優先的に制御する。そして、この制御
が完了した後、伝送速度制御部24は、この旨を受付制
御部25に通知する。
【0068】伝送速度制御部24は、ADCHの同時接
続本数が増加するに従い、通信品質の悪い、すなわち、
ブロック誤り率の大きいユーザから優先的に伝送速度を
下げるようにDSCHの伝送速度を制御する。また、伝
送速度制御部24は、ADCHの同時接続本数が減少す
るに従い、通信品質の良い、すなわち、ブロック誤り率
の小さいユーザから優先的に伝送速度を上げるようにD
SCHの伝送速度を制御する。
【0069】具体的には、伝送速度制御部24は、個別
チャネル数(ADCH同時接続本数)を求め、求められ
た個別チャネル数(ADCH同時接続本数(変数X))
に基づいて、共有チャネル(DSCH)の伝送速度を制
御する目標制御回数(変数λ)を算出し、複数の移動局
40において既に共有チャネル(DSCH)の伝送速度
の制御を実行した制御実行回数の合計である合計制御実
行回数(変数K)を算出し、制御実行回数に応じて、複
数の移動局40をグループ分けし、合計制御実行回数
(変数K)が目標制御回数(変数λ)より多い場合、制
御実行回数が最も多いグループを選択し、選択されたグ
ループ内で伝送誤りが最も多い移動局40を選択し、合
計制御実行回数(変数K)が目標制御回数(変数λ)よ
り少ない場合、制御実行回数が最も少ないグループを選
択し、選択されたグループ内で伝送誤りが最も少ない移
動局40を選択し、選択された移動局40用の共有チャ
ネル(DSCH)の伝送速度を制御する。
【0070】呼受付制御部25は、基地局装置30を介
して移動局40から送信された発呼要求及び切断要求を
受信し、それらを受付けるか否かについて判定するもの
である。呼受付制御部25は、受付判定結果が拒否(否
定的)である場合、移動局40にその旨を返信する。呼
受付制御部25は、受付判定結果が許可(肯定的)であ
る場合、記憶装置23内に記憶されている「ADCH同
時接続本数」を1だけ増加させる。また、呼受付制御部
25は、受付判定結果が許可(肯定的)である場合、伝
送速度制御部24にその旨を通知する。
【0071】さらに、呼受付制御部25は、伝送速度制
御部24から「制御が完了した旨」の通知を受信する
と、上述の要求が「発呼要求」である場合、該当するユ
ーザ(移動局40)用の情報を記憶する領域を記憶装置
23内に確保し、所定の初期値で初期化する。
【0072】基地局装置30のADCH送信部34は、
アンテナ部31とADCH送信電力監視部35とに接続
されており、アンテナ部31を介して、各ユーザ(移動
局40)宛ての制御信号を送信するものである。
【0073】基地局装置30のADCH送信電力監視部
35は、記憶装置23とADCH送信部34に接続され
ており、ADCH送信部34により送信される各ユーザ
(移動局40)宛てのADCHの送信電力を常時監視し
ており、所定期間内のADCHの送信電力の平均値を記
憶装置23内の各ユーザ(移動局40)毎の「ADCH
送信電力の平均値」に記憶するものである。
【0074】DCH受信部33は、移動局40からの制
御信号を監視し、当該制御信号内のDSCHを用いて送
信された送信ブロック数及び誤りブロック数に係る情報
からブロック誤り率を計算し、上述の送信ブロック数、
誤りブロック数、ブロック誤り率を、記憶装置23内の
「送信ブロック数」「誤りブロック数」「ブロック誤り
率」にそれぞれ記憶する。
【0075】(本実施形態に係る制御システムの動作)
本実施形態に係る制御システムの動作について、図を参
照にして説明する。図8及び9は、本実施形態に係る制
御システムにおいて、DSCHの伝送速度を動的に制御
する動作を示すフローチャート図である。
【0076】図8に示すように、ステップ801におい
て、無線制御装置20の呼受付制御部25が、基地局装
置30のアンテナ部31とDCH受信部33とを介し
て、移動局40からの発呼要求又は切断要求を受信す
る。
【0077】ステップ802において、呼受付制御部2
5が、上述の要求を受付けるか否かの判定を行う。受付
判定結果が拒否(否定的)である場合、呼受付制御部2
5が移動局40にその旨を返信して、本動作は終了す
る。また、受付判定結果が許可(肯定的)である場合、
本動作はステップ803に進む。
【0078】ステップ803において、呼受付制御部2
5は、上述の要求が「発呼要求」である場合、記憶装置
23内に記憶されている「ADCH同時接続本数」を1
だけ増加させ、上述の要求が「切断要求」である場合、
記憶装置23内に記憶されている「ADCH同時接続本
数」を1だけ減少させる。同時に、呼受付制御部25
は、伝送速度制御部24にその旨を通知する。
【0079】ステップ804において、無線制御装置2
0の伝送速度制御部24が、呼受付制御部25からの通
知に応じて、記憶装置23に記憶されている「ユーザI
D」の数を計算し、計算結果を「ADCH同時接続本
数」として変数Xに代入する。
【0080】ステップ805において、伝送速度制御部
24が、変数Xに基づいて、目標制御回数λを計算す
る。目標制御回数λは、所定の関数f(x)に変数Xを
入力することによって求められる。ここで、所定の関数
f(x)は、入力値が大きくなると、出力値も大きくな
るような任意の単調増加関数である。
【0081】ステップ806において、伝送速度制御部
24が、記憶装置23内に記憶されている全てのユーザ
の「制御実行回数」を加算して、加算結果を変数Kに代
入する。
【0082】ステップ807において、伝送速度制御部
24が、目標制御回数λが、変数Kよりも小さいか否か
を判定する。目標制御回数λが、変数Kよりも小さい場
合、本動作はステップ901aに進む。また、それ以外
の場合は、本動作はステップ808に進む。
【0083】ステップ808において、伝送速度制御部
24が、目標制御回数λが、変数Kよりも大きいか否か
を判定する。目標制御回数λが、変数Kよりも大きい場
合、本動作はステップ901bに進む。また、それ以外
の場合、すなわち目標制御回数λと変数Kとが等しい場
合、本動作は終了する。
【0084】図9に示すように、ステップ901aにお
いて、伝送速度制御部24が、各ユーザ(移動局40)
を「制御実行回数」に応じてグループ分けする。図7の
例では、「制御実行回数=3」の第1のグループ(「ユ
ーザID=1」のユーザ1)と「制御実行回数=2」の
第2のグループ(「ユーザID=2」のユーザ2)と
「制御実行回数=1」の第3のグループ(「ユーザID
=4」のユーザ4)と「制御実行回数=0」の第4のグ
ループ(「ユーザID=3」のユーザ3及び「ユーザI
D=5」のユーザ5)とにグループ分けが行われる。
【0085】ステップ902aにおいて、伝送速度制御
部24が、「制御実行回数」が最も多いグループを選択
する。図7の例では、第1のグループが選択される。
【0086】ステップ903aにおいて、伝送速度制御
部24が、選択されたグループ内で「ブロック誤り率」
が最も小さいユーザ(移動局40)を選択する。図7の
例では、ユーザ1が選択される。
【0087】ステップ904aにおいて、伝送速度制御
部24が、選択されたユーザ(移動局40)の「伝送速
度」を1段階上げる。図7の例では、ユーザ1の「伝送
速度」を1段階(例えば、64Kbpsから128Kb
psに)上げる。
【0088】ステップ905aにおいて、伝送速度制御
部24が、選択されたユーザ(移動局40)の「制御実
行回数」を1減少させる。図7の例では、ユーザ1の
「制御実行回数」を「3」から「2」に減少させる。
【0089】ステップ906aにおいて、伝送速度制御
部24が、変数Kから1を減算する。そして、本動作
は、ステップ807に戻る。
【0090】ステップ901bにおいて、伝送速度制御
部24が、各ユーザ(移動局40)を「制御実行回数」
に応じてグループ分けする。図7の例では、「制御実行
回数=3」の第1のグループ(「ユーザID=1」のユ
ーザ1)と「制御実行回数=2」の第2のグループ
(「ユーザID=2」のユーザ2)と「制御実行回数=
1」の第3のグループ(「ユーザID=4」のユーザ
4)と「制御実行回数=0」の第4のグループ(「ユー
ザID=3」のユーザ3及び「ユーザID=5」のユー
ザ5)とにグループ分けが行われる。
【0091】ステップ902bにおいて、伝送速度制御
部24が、「制御実行回数」が最も少ないグループを選
択する。図7の例では、第4のグループが選択される。
【0092】ステップ903bにおいて、伝送速度制御
部24が、選択されたグループ内で「ブロック誤り率」
が最も大きいユーザ(移動局40)を選択する。図7の
例では、ユーザ5が選択される。
【0093】ステップ904bにおいて、伝送速度制御
部24が、選択されたユーザ(移動局40)の「伝送速
度」を1段階下げる。図7の例では、ユーザ5の「伝送
速度」を1段階(例えば、384Kbpsから320K
bpsに)下げる。
【0094】ステップ905bにおいて、伝送速度制御
部24が、選択されたユーザ(移動局40)の「制御実
行回数」を1増加させる。図7の例では、ユーザ5の
「制御実行回数」を「0」から「1」に増加させる。
【0095】ステップ906bにおいて、伝送速度制御
部24が、変数Kに1を加算する。そして、本動作は、
ステップ807に戻る。
【0096】(本実施形態に係る制御システムの作用・
効果)本実施形態に係る制御システムによれば、伝送速
度制御部24が、データ信号のブロック誤り率に応じて
特定の移動局40のDSCHの伝送速度を優先的に制御
するため、ADCH同時接続本数が増加した場合は、通
信品質の悪い(伝送誤りが多い)移動局40用のDSC
Hの伝送速度を下げ、ADCH同時接続本数が減少した
場合は、通信品質の良い(伝送誤りが少ない)移動局4
0用のDSCHの伝送速度を上げることによって、通信
品質を維持しながら、より効率の良い移動パケット通信
システムの運用を行うことが可能となる。
【0097】(本発明の実施形態3に係る制御システム
の構成)本発明の実施形態3に係る制御システムの構成
は、上述の実施形態2に係る制御システムと同一であ
る。ただし、伝送速度制御部24の機能は、上述の実施
形態2に係る制御システムにおけるそれと異なる。
【0098】本実施形態における伝送速度制御部24
は、個別チャネル数(ADCH同時接続本数)の増減が
検出された場合、所定期間内の個別チャネル(ADC
H)の送信電力の平均値に応じて特定の移動局40の共
有チャネル(DSCH)の伝送速度を優先的に制御す
る。
【0099】具体的には、本実施形態における伝送速度
制御部24は、個別チャネル数(ADCH同時接続本
数)を求め、求められた個別チャネル数(ADCH同時
接続本数)に基づいて、共有チャネル(DSCH)の伝
送速度を制御する目標制御回数(変数λ)を算出し、複
数の移動局40において既に共有チャネル(DSCH)
の伝送速度の制御を実行した制御実行回数の合計である
合計制御実行回数(変数K)を算出し、制御実行回数に
応じて複数の移動局40をグループ分けし、合計制御実
行回数(変数K)が目標制御回数(変数λ)より多い場
合、制御実行回数が最も多いグループを選択し、選択さ
れたグループ内で所定期間内の個別チャネル(ADC
H)の送信電力の平均値が最も大きい移動局40を選択
し、合計制御実行回数(変数K)が目標制御回数(変数
λ)より少ない場合、制御実行回数が最も少ないグルー
プを選択し、選択されたグループ内で所定期間内の個別
チャネル(ADCH)の送信電力の平均値が最も小さい
移動局40を選択し、選択された移動局40用の共有チ
ャネル(DSCH)の伝送速度を制御する。
【0100】(本実施形態に係る制御システムの動作)
本実施形態に係る制御システムの動作は、各ユーザ(移
動局40)のブロック誤り率に応じてDSCHの伝送速
度の制御を行っている代わりに、各ユーザ(移動局4
0)宛てのADCHの送信電力の平均値に応じてDSC
Hの伝送速度の制御を行っている点を除いて、上述の実
施形態2に係る制御システムの動作と同一である。すな
わち、本実施形態に係る制御システムの動作のうち、図
8に示すステップ801乃至808については、上述の
実施形態2に係る制御システムの動作と同一である。以
下、本実施形態に係る制御システムの動作について、上
述の実施形態2に係る制御システムの動作と異なる点に
ついて説明する。
【0101】図8に示すように、ステップ807におい
て、伝送速度制御部24が、目標制御回数λが、変数K
よりも小さいか否かを判定する。目標制御回数λが、変
数Kよりも小さい場合、本動作はステップ1001aに
進む。また、それ以外の場合は、本動作はステップ80
8に進む。
【0102】ステップ808において、伝送速度制御部
24が、目標制御回数λが、変数Kよりも大きいか否か
を判定する。目標制御回数λが、変数Kよりも大きい場
合、本動作はステップ1001bに進む。また、それ以
外の場合、すなわち目標制御回数λと変数Kとが等しい
場合、本動作は終了する。
【0103】図10に示すように、ステップ1001a
において、伝送速度制御部24が、各ユーザ(移動局4
0)を「制御実行回数」に応じてグループ分けする。図
7の例では、「制御実行回数=3」の第1のグループ
(「ユーザID=1」のユーザ1)と「制御実行回数=
2」の第2のグループ(「ユーザID=2」のユーザ
2)と「制御実行回数=1」の第3のグループ(「ユー
ザID=4」のユーザ4)と「制御実行回数=0」の第
4のグループ(「ユーザID=3」のユーザ3及び「ユ
ーザID=5」のユーザ5)とにグループ分けが行われ
る。
【0104】ステップ1002aにおいて、伝送速度制
御部24が、「制御実行回数」が最も多いグループを選
択する。図7の例では、第1のグループが選択される。
【0105】ステップ1003aにおいて、伝送速度制
御部24が、選択されたグループ内で「ADCH送信電
力の平均値」が最も小さいユーザ(移動局40)を選択
する。図7の例では、ユーザ1が選択される。
【0106】ステップ1004aにおいて、伝送速度制
御部24が、選択されたユーザ(移動局40)の「伝送
速度」を1段階上げる。図7の例では、ユーザ1の「伝
送速度」を1段階(例えば、64Kbpsから128K
bpsに)上げる。
【0107】ステップ1005aにおいて、伝送速度制
御部24が、選択されたユーザ(移動局40)の「制御
実行回数」を1減少させる。図7の例では、ユーザ1の
「制御実行回数」を「3」から「2」に減少させる。
【0108】ステップ1006aにおいて、伝送速度制
御部24が、変数Kから1を減算する。そして、本動作
は、ステップ807に戻る。
【0109】ステップ1001bにおいて、伝送速度制
御部24が、各ユーザ(移動局40)を「制御実行回
数」に応じてグループ分けする。図7の例では、「制御
実行回数=3」の第1のグループ(「ユーザID=1」
のユーザ1)と「制御実行回数=2」の第2のグループ
(「ユーザID=2」のユーザ2)と「制御実行回数=
1」の第3のグループ(「ユーザID=4」のユーザ
4)と「制御実行回数=0」の第4のグループ(「ユー
ザID=3」のユーザ3及び「ユーザID=5」のユー
ザ5)とにグループ分けが行われる。
【0110】ステップ1002bにおいて、伝送速度制
御部24が、「制御実行回数」が最も少ないグループを
選択する。図7の例では、第4のグループが選択され
る。
【0111】ステップ1003bにおいて、伝送速度制
御部24が、選択されたグループ内で「ADCH送信電
力の平均値」が最も大きいユーザ(移動局40)を選択
する。図7の例では、ユーザ3が選択される。
【0112】ステップ1004bにおいて、伝送速度制
御部24が、選択されたユーザ(移動局40)の「伝送
速度」を1段階下げる。図7の例では、ユーザ3の「伝
送速度」を1段階(例えば、384Kbpsから320
Kbpsに)下げる。
【0113】ステップ1005bにおいて、伝送速度制
御部24が、選択されたユーザ(移動局40)の「制御
実行回数」を1増加させる。図7の例では、ユーザ3の
「制御実行回数」を「0」から「1」に増加させる。
【0114】ステップ1006bにおいて、伝送速度制
御部24が、変数Kに1を加算する。そして、本動作
は、ステップ807に戻る。
【0115】(本実施形態に係る制御システムの作用・
効果)本実施形態に係る制御システムによれば、伝送速
度制御部24が、所定期間内のADCHの送信電力の平
均値に応じて特定の移動局40のDSCHの伝送速度を
優先的に制御するため、ADCH同時接続本数が増加し
た場合は、所定期間内のADCHの送信電力の平均値が
大きい移動局40用のDSCHの伝送速度を下げ、AD
CH同時接続本数が減少した場合は、所定期間内のAD
CHの送信電力の平均値の小さい移動局40用のDSC
Hの伝送速度を上げることによって、通信品質を維持し
ながら、より効率の良い移動パケット通信システムの運
用を行うことが可能となる。
【0116】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、単
一のチャネル(DSCH)に複数の移動局40宛てのデ
ータ信号を時分割多重して送信し、DSCHの送信電力
をADCHの送信電力に所定のオフセットを伴って連動
させる移動パケット通信システムにおいて、ADCHの
接続本数に応じて各移動局40宛てのDSCHの伝送速
度を動的に制御することによって、通信品質を維持する
と共に、伝送遅延を抑制し、より多くの移動局40と同
時に接続する(より多くのユーザを収容する)ことを可
能とする制御システム及び制御方法を提供することが可
能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態に係る移動パケット通信システムの
構成を示す図である
【図2】本発明の一実施形態に係る制御システムを構成
する無線制御装置及び基地局装置の機能ブロック図であ
る。
【図3】本発明の一実施形態に係る制御システムにおけ
る無線制御装置の伝送速度制御部が具備する対応表を示
す図である。
【図4】本発明の一実施形態に係る制御システムにおけ
る無線制御装置の記憶装置が記憶する記憶内容を示す図
である。
【図5】本実施形態に係る制御システムにおいて、DS
CHの伝送速度を動的に制御する動作を示すフローチャ
ート図である。
【図6】本発明の一実施形態に係る制御システムを構成
する無線制御装置及び基地局装置の機能ブロック図であ
る。
【図7】本発明の一実施形態に係る制御システムにおけ
る無線制御装置の記憶装置が記憶する記憶内容を示す図
である。
【図8】本発明の一実施形態に係る制御システムにおい
て、DSCHの伝送速度を動的に制御する動作を示すフ
ローチャート図である。
【図9】本発明の一実施形態に係る制御システムにおい
て、DSCHの伝送速度を動的に制御する動作を示すフ
ローチャート図である。
【図10】本発明の一実施形態に係る制御システムにお
いて、DSCHの伝送速度を動的に制御する動作を示す
フローチャート図である。
【図11】従来技術に係る移動パケット通信システムの
概略構成図である。
【符号の説明】
10…交換装置 20、20…無線制御装置 21…ユーザデータバッファ 22…キュー処理部 23…記憶装置 24…伝送速度制御部 25…呼受付制御部 30、30…基地局装置 31…アンテナ部 32…DSCH送信部 33…DCH受信部 34…ADCH送信部 35…ADCH送信電力監視部 40、40、40…移動局
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成14年12月12日(2002.12.
12)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】発明の名称
【補正方法】変更
【補正内容】
【発明の名称】 制御システム、制御方法、及びこれら
に用いて好適な無線制御装置
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0023
【補正方法】変更
【補正内容】
【0023】また、上述の制御システム及び制御方法に
おいて、前記伝送速度制御手段が、前記個別チャネル数
の増減が検出された場合、前記個別チャネル数を求め、
求められた前記個別チャネル数に基づいて、前記共有チ
ャネルの伝送速度を制御する目標制御回数を算出し、前
記複数の移動局において既に前記共有チャネルの伝送速
度の制御を実行した制御実行回数の合計である合計制御
実行回数を算出し、前記制御実行回数に応じて、前記複
数の移動局をグループ分けし、前記合計制御実行回数が
前記目標制御回数より多い場合、前記制御実行回数が最
も多いグループを選択し、選択されたグループ内で伝送
誤りが最も少ない移動局を選択し、前記合計制御実行回
数が前記目標制御回数より少ない場合、前記制御実行回
数が最も少ないグループを選択し、選択されたグループ
内で伝送誤りが最も多い移動局を選択し、選択された前
記移動局用の前記共有チャネルの伝送速度を制御するこ
とが好ましい。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0026
【補正方法】変更
【補正内容】
【0026】また、上述の制御システム及び制御方法に
おいて、前記伝送速度制御手段が、前記個別チャネル数
の増減が検出された場合、前記個別チャネル数を求め、
求められた前記個別チャネル数に基づいて、前記共有チ
ャネルの伝送速度を制御する目標制御回数を算出し、前
記複数の移動局において既に前記共有チャネルの伝送速
度の制御を実行した制御実行回数の合計である合計制御
実行回数を算出し、前記制御実行回数に応じて、前記複
数の移動局をグループ分けし、前記合計制御実行回数が
前記目標制御回数より多い場合、前記制御実行回数が最
も多いグループを選択し、選択されたグループ内で前記
所定期間内の前記個別チャネルの送信電力の平均値が最
小さい移動局を選択し、前記合計制御実行回数が前記
目標制御回数より少ない場合、前記制御実行回数が最も
少ないグループを選択し、選択されたグループ内で前記
所定期間内の前記個別チャネルの送信電力の平均値が最
大きい移動局を選択し、選択された前記移動局用の前
記共有チャネルの伝送速度を制御することが好ましい。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0069
【補正方法】変更
【補正内容】
【0069】具体的には、伝送速度制御部24は、個別
チャネル数(ADCH同時接続本数)を求め、求められ
た個別チャネル数(ADCH同時接続本数(変数X))
に基づいて、共有チャネル(DSCH)の伝送速度を制
御する目標制御回数(変数λ)を算出し、複数の移動局
40において既に共有チャネル(DSCH)の伝送速度
の制御を実行した制御実行回数の合計である合計制御実
行回数(変数K)を算出し、制御実行回数に応じて、複
数の移動局40をグループ分けし、合計制御実行回数
(変数K)が目標制御回数(変数λ)より多い場合、制
御実行回数が最も多いグループを選択し、選択されたグ
ループ内で伝送誤りが最も少ない移動局40を選択し、
合計制御実行回数(変数K)が目標制御回数(変数λ)
より少ない場合、制御実行回数が最も少ないグループを
選択し、選択されたグループ内で伝送誤りが最も多い
動局40を選択し、選択された移動局40用の共有チャ
ネル(DSCH)の伝送速度を制御する。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0099
【補正方法】変更
【補正内容】
【0099】具体的には、本実施形態における伝送速度
制御部24は、個別チャネル数(ADCH同時接続本
数)を求め、求められた個別チャネル数(ADCH同時
接続本数)に基づいて、共有チャネル(DSCH)の伝
送速度を制御する目標制御回数(変数λ)を算出し、複
数の移動局40において既に共有チャネル(DSCH)
の伝送速度の制御を実行した制御実行回数の合計である
合計制御実行回数(変数K)を算出し、制御実行回数に
応じて複数の移動局40をグループ分けし、合計制御実
行回数(変数K)が目標制御回数(変数λ)より多い場
合、制御実行回数が最も多いグループを選択し、選択さ
れたグループ内で所定期間内の個別チャネル(ADC
H)の送信電力の平均値が最も小さい移動局40を選択
し、合計制御実行回数(変数K)が目標制御回数(変数
λ)より少ない場合、制御実行回数が最も少ないグルー
プを選択し、選択されたグループ内で所定期間内の個別
チャネル(ADCH)の送信電力の平均値が最も大きい
移動局40を選択し、選択された移動局40用の共有チ
ャネル(DSCH)の伝送速度を制御する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岩村 幹生 東京都千代田区永田町二丁目11番1号 株 式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ内 Fターム(参考) 5K028 AA01 AA11 BB04 RR03 RR04 5K034 AA03 DD03 EE03 EE11 FF06 FF13 HH01 HH02 MM08 5K067 AA23 CC04 CC08 DD46 DD57 EE02 EE10 EE16 EE23 GG06 HH21 JJ17

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の移動局宛てのデータ信号を共有チ
    ャネル上で多重して送信し、前記移動局の各々宛ての制
    御信号を個別チャネルで送信する移動パケット通信シス
    テムにおいて、前記共有チャネルの伝送速度を制御する
    制御システムであって、 前記個別チャネル数の増減を監視する個別チャネル数監
    視手段と、 前記個別チャネル数の増減が検出された場合、該検出結
    果に応じて前記共有チャネルの伝送速度を制御する伝送
    速度制御手段とを具備することを特徴とする制御システ
    ム。
  2. 【請求項2】 前記伝送速度制御手段は、前記個別チャ
    ネル数の増減が検出された場合、前記データ信号の伝送
    誤りに応じて特定の移動局の前記共有チャネルの伝送速
    度を優先的に制御することを特徴とする請求項1に記載
    の制御システム。
  3. 【請求項3】 前記伝送速度制御手段は、前記個別チャ
    ネル数の増減が検出された場合、 前記個別チャネル数を求め、 求められた前記個別チャネル数に基づいて、前記共有チ
    ャネルの伝送速度を制御する目標制御回数を算出し、 前記複数の移動局において既に前記共有チャネルの伝送
    速度の制御を実行した制御実行回数の合計である合計制
    御実行回数を算出し、 前記制御実行回数に応じて、前記複数の移動局をグルー
    プ分けし、 前記合計制御実行回数が前記目標制御回数より多い場
    合、前記制御実行回数が最も多いグループを選択し、選
    択されたグループ内で伝送誤りが最も多い移動局を選択
    し、 前記合計制御実行回数が前記目標制御回数より少ない場
    合、前記制御実行回数が最も少ないグループを選択し、
    選択されたグループ内で伝送誤りが最も少ない移動局を
    選択し、 選択された前記移動局用の前記共有チャネルの伝送速度
    を制御することを特徴とする請求項1に記載の制御シス
    テム。
  4. 【請求項4】 前記伝送速度制御手段は、前記個別チャ
    ネル数の増減が検出された場合、所定期間内の前記個別
    チャネルの送信電力の平均値に応じて特定の移動局の前
    記共有チャネルの伝送速度を優先的に制御することを特
    徴とする請求項1に記載の制御システム。
  5. 【請求項5】 前記伝送速度制御手段は、前記個別チャ
    ネル数の増減が検出された場合、 前記個別チャネル数を求め、 求められた前記個別チャネル数に基づいて、前記共有チ
    ャネルの伝送速度を制御する目標制御回数を算出し、 前記複数の移動局において既に前記共有チャネルの伝送
    速度の制御を実行した制御実行回数の合計である合計制
    御実行回数を算出し、 前記制御実行回数に応じて、前記複数の移動局をグルー
    プ分けし、 前記合計制御実行回数が前記目標制御回数より多い場
    合、前記制御実行回数が最も多いグループを選択し、選
    択されたグループ内で前記所定期間内の前記個別チャネ
    ルの送信電力の平均値が最も大きい移動局を選択し、 前記合計制御実行回数が前記目標制御回数より少ない場
    合、前記制御実行回数が最も少ないグループを選択し、
    選択されたグループ内で前記所定期間内の前記個別チャ
    ネルの送信電力の平均値が最も小さい移動局を選択し、 選択された前記移動局用の前記共有チャネルの伝送速度
    を制御することを特徴とする請求項1に記載の制御シス
    テム。
  6. 【請求項6】 複数の移動局宛てのデータ信号を共有チ
    ャネル上で多重して送信し、前記移動局の各々宛ての制
    御信号を個別チャネルで送信する移動パケット通信シス
    テムにおいて、前記共有チャネルの伝送速度を制御する
    制御方法であって、 前記個別チャネル数の増減を監視する第1工程と、 前記個別チャネル数の増減が検出された場合、該検出結
    果に応じて前記共有チャネルの伝送速度を制御する第2
    工程とを有することを特徴とする制御方法。
  7. 【請求項7】 前記第2工程において、前記個別チャネ
    ル数の増減が検出された場合、前記データ信号の伝送誤
    りに応じて特定の移動局の前記共有チャネルの伝送速度
    を優先的に制御することを特徴とする請求項6に記載の
    制御方法。
  8. 【請求項8】 前記第2工程は、前記個別チャネル数の
    増減が検出された場合に、 前記個別チャネル数を求める工程と、 求められた前記個別チャネル数に基づいて、前記共有チ
    ャネルの伝送速度を制御する目標制御回数を算出する工
    程と、 前記複数の移動局において既に前記共有チャネルの伝送
    速度の制御を実行した制御実行回数の合計である合計制
    御実行回数を算出する工程と、 前記制御実行回数に応じて、前記複数の移動局をグルー
    プ分けする工程と、 前記合計制御実行回数が前記目標制御回数より多い場
    合、前記制御実行回数が最も多いグループを選択し、選
    択されたグループ内で伝送誤りが最も多い移動局を選択
    する工程と、 前記合計制御実行回数が前記目標制御回数より少ない場
    合、前記制御実行回数が最も少ないグループを選択し、
    選択されたグループ内で伝送誤りが最も少ない移動局を
    選択する工程と、 選択された前記移動局用の前記共有チャネルの伝送速度
    を制御する工程とを有することを特徴とする請求項6に
    記載の制御方法。
  9. 【請求項9】 前記第2工程において、前記個別チャネ
    ル数の増減が検出された場合、所定期間内の前記個別チ
    ャネルの送信電力の平均値に応じて特定の移動局の前記
    共有チャネルの伝送速度を優先的に制御することを特徴
    とする請求項6に記載の制御方法。
  10. 【請求項10】 前記第2工程は、前記個別チャネル数
    の増減が検出された場合に、 前記個別チャネル数を求める工程と、 求められた前記個別チャネル数に基づいて、前記共有チ
    ャネルの伝送速度を制御する目標制御回数を算出する工
    程と、 前記複数の移動局において既に前記共有チャネルの伝送
    速度の制御を実行した制御実行回数の合計である合計制
    御実行回数を算出する工程と、 前記制御実行回数に応じて、前記複数の移動局をグルー
    プ分けする工程と、 前記合計制御実行回数が前記目標制御回数より多い場
    合、前記制御実行回数が最も多いグループを選択し、選
    択されたグループ内で前記所定期間内の前記個別チャネ
    ルの送信電力の平均値が最も大きい移動局を選択する工
    程と、 前記合計制御実行回数が前記目標制御回数より少ない場
    合、前記制御実行回数が最も少ないグループを選択し、
    選択されたグループ内で前記所定期間内の前記個別チャ
    ネルの送信電力の平均値が最も小さい移動局を選択する
    工程と、 選択された前記移動局用の前記共有チャネルの伝送速度
    を制御する工程とを有することを特徴とする請求項6に
    記載の制御方法。
JP2001338446A 2001-11-02 2001-11-02 制御システム、制御方法、及びこれらに用いて好適な無線制御装置 Expired - Fee Related JP3886778B2 (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001338446A JP3886778B2 (ja) 2001-11-02 2001-11-02 制御システム、制御方法、及びこれらに用いて好適な無線制御装置
EP20020024525 EP1309216B1 (en) 2001-11-02 2002-10-31 Control system, control method, and radio network controller preferably used for the system and method
DE60231099T DE60231099D1 (de) 2001-11-02 2002-10-31 Steuerungssystem, Steuerungsverfahren und Funknetzsteuerung zur vorzugsweisen Verwendung für das System und das Verfahren
US10/285,490 US7327764B2 (en) 2001-11-02 2002-11-01 Control system, control method, and radio network controller preferably used for the system and method
CNB021467358A CN1272970C (zh) 2001-11-02 2002-11-04 控制系统、控制方法及该系统和方法的无线网络控制器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001338446A JP3886778B2 (ja) 2001-11-02 2001-11-02 制御システム、制御方法、及びこれらに用いて好適な無線制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003143653A true JP2003143653A (ja) 2003-05-16
JP3886778B2 JP3886778B2 (ja) 2007-02-28

Family

ID=19152938

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001338446A Expired - Fee Related JP3886778B2 (ja) 2001-11-02 2001-11-02 制御システム、制御方法、及びこれらに用いて好適な無線制御装置

Country Status (5)

Country Link
US (1) US7327764B2 (ja)
EP (1) EP1309216B1 (ja)
JP (1) JP3886778B2 (ja)
CN (1) CN1272970C (ja)
DE (1) DE60231099D1 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006148580A (ja) * 2004-11-19 2006-06-08 Canon Inc 無線制御局及び無線制御方法
US7783295B2 (en) 2005-12-08 2010-08-24 Ntt Docomo, Inc. Call admission control device, and call admission control method
US8619718B2 (en) 2002-04-05 2013-12-31 Interdigital Technology Corporation Method and apparatus for coordinating a radio network controller and node B resource management for high speed downlink packet data service

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6999471B1 (en) * 2000-11-28 2006-02-14 Soma Networks, Inc. Communication structure for multiplexed links
WO2005009060A1 (fr) * 2003-07-16 2005-01-27 Utstarcom (China) Co., Ltd. Dispositif de commande de reseau radio de transmission fonde sur une commutation ip
KR101028224B1 (ko) * 2005-10-17 2011-04-11 닛본 덴끼 가부시끼가이샤 무선 통신 방법, 무선 통신 시스템, 기지국 및 이동국
US20070191041A1 (en) * 2006-02-16 2007-08-16 Chapin John M Frequency Allocation

Family Cites Families (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05347783A (ja) 1992-06-15 1993-12-27 Fujitsu Ltd 移動通信システムにおけるチャネル割当制御装置
US5491837A (en) * 1994-03-07 1996-02-13 Ericsson Inc. Method and system for channel allocation using power control and mobile-assisted handover measurements
JPH08172405A (ja) 1994-12-19 1996-07-02 Toshiba Corp 無線通信システム
US5946633A (en) * 1996-12-13 1999-08-31 Motorola Inc. Method and terminal for high bandwidth cellular data transmission
US6222832B1 (en) * 1998-06-01 2001-04-24 Tantivy Communications, Inc. Fast Acquisition of traffic channels for a highly variable data rate reverse link of a CDMA wireless communication system
DE69914351T2 (de) * 1998-04-17 2004-06-24 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd., Kadoma Funkkommunikationsgerät und Verfahren zur Einstellung der Übertragungsrate
RU2183387C2 (ru) 1998-07-16 2002-06-10 Самсунг Электроникс Ко., Лтд. Обработка пакетированных данных в мобильной системе связи
JP2000101680A (ja) 1998-09-25 2000-04-07 Canon Inc 無線通信装置、通信速度制御方法及び記憶媒体
JP2000217144A (ja) 1999-01-21 2000-08-04 Canon Inc 通信速度を変更可能な無線通信装置及び無線通信システム及びその制御方法
WO2001047146A1 (en) * 1999-12-20 2001-06-28 Telefonaktiebolaget Lm Ericsson (Publ) Radio network control using uplink mobile transmit power
US6253063B1 (en) 2000-01-25 2001-06-26 Motorola, Inc. Method and apparatus for selecting a communication data rate between mobile and base stations
EP1185033A4 (en) 2000-04-06 2004-06-23 Ntt Docomo Inc MULTICASTING METHOD AND SYSTEM, MOBILE STATION AND BASE STATION
US6856812B1 (en) * 2000-06-30 2005-02-15 Lucent Technologies Inc. Downlink power control method for wireless packet data network
JP2002261687A (ja) * 2001-02-28 2002-09-13 Nec Corp 移動通信システム及びその送信電力制御方法並びにそれに使用する基地局

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8619718B2 (en) 2002-04-05 2013-12-31 Interdigital Technology Corporation Method and apparatus for coordinating a radio network controller and node B resource management for high speed downlink packet data service
US9686801B2 (en) 2002-04-05 2017-06-20 Interdigital Technology Corporation Method and apparatus for coordinating a radio network controller and node B resource management for high speed downlink packet data service
US9832767B2 (en) 2002-04-05 2017-11-28 Interdigital Technology Corporation Method and apparatus for coordinating a radio network controller and node B resource management for high speed downlink packet data service
US9967875B2 (en) 2002-04-05 2018-05-08 Interdigital Technology Corporation Method and apparatus for coordinating a radio network controller and node B resource management for high speed downlink packet data service
JP2006148580A (ja) * 2004-11-19 2006-06-08 Canon Inc 無線制御局及び無線制御方法
JP4596893B2 (ja) * 2004-11-19 2010-12-15 キヤノン株式会社 無線制御局及び無線制御方法
US7783295B2 (en) 2005-12-08 2010-08-24 Ntt Docomo, Inc. Call admission control device, and call admission control method

Also Published As

Publication number Publication date
EP1309216B1 (en) 2009-02-11
DE60231099D1 (de) 2009-03-26
EP1309216A3 (en) 2003-10-01
CN1272970C (zh) 2006-08-30
US20030086374A1 (en) 2003-05-08
EP1309216A2 (en) 2003-05-07
CN1416282A (zh) 2003-05-07
US7327764B2 (en) 2008-02-05
JP3886778B2 (ja) 2007-02-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100906442B1 (ko) 무선 자원 활용 최적화 및 데이터 레이트 조정 방법,와이어리스 디지털 통신 시스템 및 무선 자원 활용 최적화시스템
US8023514B2 (en) Communication resource management device
JP5965456B2 (ja) デュアルネットワークのモバイルデバイスの無線リソース管理
US8094671B2 (en) Base station apparatus and packet scheduling method
US7574226B2 (en) System and method for mobile communication
JP3769529B2 (ja) 制御システム、制御方法及びこれらに用いて好適な無線制御装置
US20050221850A1 (en) Dynamic identifier allotting method and wireless communications system
CN103987088A (zh) 基于异构网络融合的动态上行和下行流量卸载方法及系统
WO2004004401A1 (ja) 無線通信機及び共通制御チャネルの受信方法
JP2003143653A (ja) 制御システム、制御方法、及びこれらに用いて好適な無線制御装置
US20060182021A1 (en) Output power control in multislot uplinks
CN114830813A (zh) 用于高效rrc状态变化的早期状态处置辅助
WO2022151195A1 (en) Method and apparatus for survival time and communication service availability
US9401867B2 (en) Method of handling transmission of data to a mobile device through multiple channels
WO1998044653A1 (en) System and method for managing power budgets in a communication system
NO335395B1 (no) Fremgangsmåte og anordning for utnyttelse av nedlinksstyringsinformasjon
JP3898076B2 (ja) 通信システム選択装置、通信システム選択方法及びシステム
EP2400804A1 (en) Radio communication device and transmission power control method
KR101319869B1 (ko) 초기 데이터 전송 방법, 이를 지원하는 기지국, 및 초기데이터 수신 방법

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20041001

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060420

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060425

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060626

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20061114

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20061122

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101201

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101201

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111201

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111201

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121201

Year of fee payment: 6

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees