JP5965456B2 - デュアルネットワークのモバイルデバイスの無線リソース管理 - Google Patents

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Description

説明される実施形態は、一般に、モバイルワイヤレスデバイスと1つ以上のワイヤレスネットワークとの間の無線リソースおよび接続を管理するための方法および装置に関する。詳細には、本実施形態は、複数のワイヤレス通信技術をサポートするモバイルワイヤレスデバイスと1つ以上のワイヤレスネットワークとの間の無線リソース管理について説明する。
ワイヤレスネットワークは、新しい通信技術が発達して標準化されるにつれて、進化を続けている。ワイヤレスネットワークのオペレータ各社は、新しい通信技術を、前の世代の通信技術と並行して展開することがあり、そして、ワイヤレスネットワークは、複数の世代のモバイルワイヤレスデバイス全体に円滑な移行を提供するため、複数の通信技術を同時にサポートすることがある。代表的なワイヤレスネットワークには、第三世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)ロングタームエボリューション(LTE)ワイヤレス通信プロトコルと、第三世代パートナーシッププロジェクト2(3GPP2)CDMA2000 1x(1xRTTまたは1xとも呼ばれる)ワイヤレス通信プロトコルとの同時サポートが含まれうる。この代表的な「同時」ワイヤレスネットワークは、CDMA2000 1xワイヤレス通信プロトコルを用いる第1のワイヤレスネットワークを経由する回線交換音声接続と、LTEワイヤレス通信プロトコルを用いる第2のワイヤレスネットワークを経由するパケット交換接続(音声またはデータ)とをサポートすることができる。3GPPワイヤレス通信標準化機構は、Global System for Mobile Communications(GSM)標準と、General Packet Radio Service(GPRS)標準と、Universal Mobile Telecommunications System(UMTS)標準と、Long Term Evolution(LTE)標準と、LTE Advanced標準とについてのリリースを含む移動通信標準を策定している。3GPP2ワイヤレス通信標準化機構は、CDMA2000 1xRTT標準と、1xEV−DO標準とを含む移動通信標準を策定している。本明細書では代表的なデバイスとしてCDMA2000 1xとLTEとの両方をサポートするデュアルネットワークのモバイルワイヤレスデバイスについて説明しているが、同じ教示内容は、デュアル(または、より一般的にはマルチプル)ワイヤレス通信技術ネットワークにおいて動作することのできる他のモバイルワイヤレスデバイスにも適用することができる。
デュアルチップのモバイルワイヤレスデバイスには、例えばCDMA2000 1xワイヤレスネットワーク用の1つの信号処理チップと、LTEワイヤレスネットワーク用のもう1つの信号処理チップというように、各々が別のワイヤレス通信プロトコルをサポートできる別個の信号処理チップが含まれてもよい。特に、デュアルチップのモバイルワイヤレスデバイスの場合、各信号処理チップは、自分自身の受信信号処理チェーンを含むことがあり、場合によっては各信号処理チップが複数の受信アンテナと、付随する信号処理ブロックとを含むことがある。デュアルチップのモバイルワイヤレスデバイス内の各信号処理チップが別個の受信アンテナを利用可能である場合、デュアルチップのモバイルワイヤレスデバイスは、例えばCDMA2000 1xワイヤレスネットワークから、および、LTEワイヤレスネットワークからというように、別個に2つのワイヤレスネットワークからページングを受信する可能性がある。たとえデュアルチップのワイヤレスデバイスが、1つの信号処理チップを通して1つのワイヤレスネットワークに、例えばLTEワイヤレスネットワークに接続され、アクティブにデータを転送している場合であっても、デュアルチップのモバイルワイヤレスデバイスはまた、他方の並行する信号処理チップを通して第2のワイヤレスネットワークから、例えばCDMA2000 1xワイヤレスネットワークからのページングメッセージを待ち受けて受信することができる。このように、デュアルチップのモバイルワイヤレスデバイスは、パケット交換LTEワイヤレスネットワークにアクティブに接続している(かまたは同時に滞在している)間に、CDMA2000 1xワイヤレスネットワークを通して、デバイス発またはデバイス着の回線交換音声接続を確立することができる。しかし、デュアルチップのモバイルワイヤレスデバイスは、電力消費が増え、より大きな物理的形状が必要となり、そして、より統合的な「シングルチップ」のモバイルワイヤレスデバイスより追加のコンポーネントが増える(そしてコストも増える)可能性がある。
シングルチップのモバイルワイヤレスデバイスは、少なくとも一部の構成においては、別のワイヤレス通信プロトコルをサポートできる信号処理チップを含みうるが、1つのワイヤレスネットワークにアクティブに接続したまま、別個のワイヤレスネットワークから同時に通信を受信することができないこともある。シングルチップのモバイルワイヤレスデバイスは、例えばCDMA2000 1xへの接続やLTEワイヤレスネットワークへの接続のような、複数のワイヤレス通信技術をサポートできるが、所与の時間では1つのワイヤレスネットワークに接続できるだけである。シングルチップのモバイルワイヤレスデバイスは、一時には、1つのワイヤレス通信技術タイプを用いる信号を受信することに限られることがあり、特に、受信ダイバーシチを用いて単一の通信技術用の信号を受信するために複数のアンテナが用いられる場合にそうである。代表的な一実施形態では、シングルチップのモバイルワイヤレスデバイスは、LTEワイヤレスネットワークの進化型Universal Mobile Telecommunications System(UMTS)Terrestrial Radio Access Network(eUTRAN)に接続または滞在することができるか、あるいは、CDMA2000 1xの無線アクセスネットワーク(RAN)に接続または滞在することができるが、両方のワイヤレスネットワークに同時にそうすることはできない。シングルチップのモバイルワイヤレスデバイスは、LTEワイヤレスネットワークとCDMA2000 1xワイヤレスネットワークとの両方に登録されることができ、従って、各ワイヤレスネットワークと単一の接続を行うことができるが、同時にはできない。LTEワイヤレスネットワークが回線交換フォールバック(CSFB)モードまたはLTE接続上の音声をサポートしない場合、シングルチップのモバイルワイヤレスデバイスは、LTEワイヤレスネットワークのeUTRANに接続または滞在している場合にはCDMA2000 1xワイヤレスネットワークからのページングを受信できないことがある。従って、シングルチップのモバイルワイヤレスデバイスが、並行するLTEワイヤレスネットワークのeUTRANに接続または滞在する場合にCDMA2000 1xを通して回線交換音声接続を完了する能力を保持できるようにするため、シングルチップのモバイルワイヤレスデバイスがデュアルチップのモバイルワイヤレスデバイスと同様の機能性を達成することができるような方法が必要である。
本願は、シングルチップのモバイルワイヤレスデバイスが、無線ネットワークリソースを最適化し、かつ無線ネットワークシグナリング要件を最小化しながら、LTEワイヤレスネットワークとCDMA2000 1xワイヤレスネットワークとの両方への接続をサポートするマルチプルネットワーク環境において動作できるような方法を説明する。
概して、説明される実施形態は、モバイルワイヤレスデバイスと1つ以上のワイヤレスネットワークとの間の無線リソースおよび接続を管理することに関する。詳細には、マルチプルネットワーク環境で動作できるシングルチップのモバイルワイヤレスデバイスの無線ネットワークシグナリング要件を最小化しながら無線ネットワークリソースの使用を管理する方法と装置とコンピュータ可読媒体とを説明する。
一実施形態では、モバイルワイヤレスデバイスと第1のワイヤレスネットワークとの間の無線リソースを管理する方法が記述される。前記方法は、前記モバイルワイヤレスデバイスが確立した無線リソース制御接続を通じて前記第1のワイヤレスネットワークに関連付けられており、かつ、同時に第2のワイヤレスネットワークに登録されている時に、前記モバイルワイヤレスデバイスによって実行される少なくとも下記のステップを含む。前記モバイルワイヤレスデバイスは、前記確立した無線リソース制御接続を維持したまま、前記第1のワイヤレスネットワークへ無線リソース一時停止トリガを送信する。前記無線リソース一時停止トリガを送信した後に、前記モバイルワイヤレスデバイスは、ページング期間中に前記第2のワイヤレスネットワークからのページングメッセージを待ち受けるように前記モバイルワイヤレスデバイスの中の1以上の受信器をチューニングする。前記第2のワイヤレスネットワークから前記モバイルワイヤレスデバイスへ宛てられたページングを含んだページングメッセージを受信すると、前記モバイルワイヤレスデバイスは、前記第2のワイヤレスネットワークとの接続を確立する。ページングメッセージを受信しない場合と、前記第2のワイヤレスネットワークから前記モバイルワイヤレスデバイスへ宛てられたページングを含まないページングメッセージを受信した場合には、前記モバイルワイヤレスデバイスは、前記モバイルワイヤレスデバイスの中の前記1以上の受信器を前記第1のワイヤレスネットワークへとチューニングし直し、続いて、前記確立した無線リソース制御接続を通じて前記第1のワイヤレスネットワークへシグナリングメッセージを送信する。代表的な実施形態において、前記第1のワイヤレスネットワークは、前記無線リソース一時停止トリガを受信した後に、前記モバイルワイヤレスデバイスに対する送信及び受信の無線リソース割り当ての全てを一時停止し、前記モバイルワイヤレスデバイスとの前記確立した無線リソース制御接続を維持したまま、前記モバイルワイヤレスデバイスから後で送信される前記シグナリングメッセージを受信するまで前記一時停止を継続する。
他の実施形態では、モバイルワイヤレスデバイスと第1のワイヤレスネットワークとの間の無線リソースを管理する方法が記述される。前記方法は、前記モバイルワイヤレスデバイスが確立した無線リソース制御接続を通じて前記第1のワイヤレスネットワークに関連付けられており、かつ、同時に第2のワイヤレスネットワークに登録されている時に、前記第1のワイヤレスネットワークの中の無線アクセスサブシステムによって実行される少なくとも下記のステップを含む。前記無線アクセスサブシステムは、前記モバイルワイヤレスデバイスから無線リソース一時停止トリガを受信する。前記無線リソース一時停止トリガを受信した後に、前記無線アクセスサブシステムは、前記確立した無線リソース制御接続を維持し、前記第2のワイヤレスネットワークの少なくとも1つのページング周期の間に、前記モバイルワイヤレスデバイスに対する送信及び受信の無線リソース割り当ての全てを一時停止する。前記確立した無線リソース制御接続を通じて前記モバイルワイヤレスデバイスから後続のシグナリングメッセージを受信した後に、前記無線アクセスサブシステムは、前記モバイルワイヤレスデバイスに対する送信及び受信の無線リソース割り当てを再開する。代表的な実施形態において、前記無線リソース一時停止トリガは、チャネル品質指標、プリコーディングマトリクス指標、及びランク指標の値に関する予め定義された組み合わせを含むシグナリングメッセージである。
他の実施形態では、モバイルワイヤレスデバイスと第1のワイヤレスネットワークとの間の無線リソースを管理する方法が記述される。前記方法は、前記モバイルワイヤレスデバイスが確立した無線リソース制御接続を通じて前記第1のワイヤレスネットワークに関連付けられており、かつ、同時に第2のワイヤレスネットワークに登録されている時に、前記第1のワイヤレスネットワークの中の無線アクセスサブシステムによって実行される少なくとも下記のステップを含む。前記無線アクセスサブシステムは、前記モバイルワイヤレスデバイスがシングルチップデュアルスタンバイのモバイルワイヤレスデバイスであることを検出する。前記無線アクセスサブシステムは、前記第2のワイヤレスネットワークにおける前記モバイルワイヤレスデバイスのページング周期を算出する。前記第2のワイヤレスネットワークにおける前記モバイルワイヤレスデバイスの少なくとも1つのページング周期の間に、前記無線アクセスサブシステムは、前記確立した無線リソース制御接続を維持し、前記モバイルワイヤレスデバイスに対する送信及び受信の無線リソース割り当ての全てを一時停止する。前記確立した無線リソース制御接続を通じて前記モバイルワイヤレスデバイスから後続のシグナリングメッセージを受信した後に、前記無線アクセスサブシステムは、前記モバイルワイヤレスデバイスに対する送信及び受信の無線リソース割り当てを再開する。代表的な実施形態において、前記無線アクセスサブシステムは、ローカル時刻基準を用いて、前記第2のワイヤレスネットワークの前記ページング周期を算出する。ここで、前記第1及び第2のワイヤレスネットワークは、共通の時刻基準に同期している。代表的な実施形態において、前記無線アクセスサブシステムは、前記モバイルワイヤレスデバイスの固有の国際移動装置ID(IMEI)により、前記モバイルワイヤレスデバイスがシングルチップデュアルスタンバイのデバイスであることを検出する。
更なる実施形態では、モバイルワイヤレスデバイスと第1のワイヤレスネットワークとの間の無線リソースを管理する方法が記述される。前記方法は、前記モバイルワイヤレスデバイスが確立した無線リソース制御接続を通じて前記第1のワイヤレスネットワークに関連付けられており、かつ、同時に第2のワイヤレスネットワークに登録されている時に、前記モバイルワイヤレスデバイスによって実行される少なくとも下記のステップを含む。前記モバイルワイヤレスデバイスは、ページング期間中に前記第2のワイヤレスネットワークから前記モバイルワイヤレスデバイスへ宛てられるページングを待ち受けるように、前記モバイルワイヤレスデバイスの中の1以上の受信器をチューニングする。前記第2のワイヤレスネットワークから前記モバイルワイヤレスデバイスへ宛てられる前記ページングを受信しなかった場合、前記モバイルワイヤレスデバイスは、後続のページング期間まで、前記モバイルワイヤレスデバイスの中の前記1以上の受信器を前記第1のワイヤレスネットワークへとチューニングする。前記第2のワイヤレスネットワークから前記モバイルワイヤレスデバイスへ宛てられる前記ページングを受信した場合、前記モバイルワイヤレスデバイスは、前記無線リソース制御接続を解放することを要求するシグナリングメッセージを前記第1のワイヤレスネットワークへ送信し、続いて、前記モバイルワイヤレスデバイスは、前記第2のワイヤレスネットワークとの接続を確立する。
更に別の実施形態では、モバイルワイヤレスデバイスが記述される。前記モバイルワイヤレスデバイスは、少なくとも、アプリケーションプロセッサと、送信器と、1以上の受信器とを備える。前記アプリケーションプロセッサは、前記モバイルワイヤレスデバイスと1以上のワイヤレスネットワークとの間の接続を確立及び解放することを制御するように構成される。前記送信器は、第1のワイヤレス通信プロトコルに従って第1のワイヤレスネットワークへ信号を送信し、第2のワイヤレス通信プロトコルに従って第2のワイヤレスネットワークへ信号を送信するように構成される。前記1以上の受信器は、前記第1及び第2のワイヤレスネットワークから信号を受信するように構成される。前記アプリケーションプロセッサは、更に、前記送信器が前記第1のワイヤレスネットワークへ無線リソース一時停止トリガを送信し、ページング期間中に前記モバイルワイヤレスデバイスへ宛てられるページングを待ち受けるために少なくとも1つの受信器が第2のワイヤレスネットワークへとチューニングする際に、確立した無線リソース制御接続を維持するように構成される。前記アプリケーションプロセッサはまた、前記ページング期間中に前記第2のワイヤレスネットワークから前記モバイルワイヤレスデバイスへ宛てられた前記ページングを受信した場合に、前記第2のワイヤレスネットワークとの接続を確立するように構成される。前記アプリケーションプロセッサは、加えて、前記ページング期間中に前記第2のワイヤレスネットワークから前記ページングを受信しなかった場合に、少なくとも1つの受信器が前記第1のワイヤレスネットワークへとチューニングし直した後に、前記確立した無線リソース制御接続を通じて前記第1のワイヤレスネットワークへシグナリングメッセージを送信するように構成される。代表的な実施形態において、前記無線リソース一時停止トリガは、チャネル品質指標、プリコーディングマトリクス指標、及びランク指標の値に関する予め定義された組み合わせを含むシグナリングメッセージである。
更に別の実施形態では、モバイルワイヤレスデバイスと第1のワイヤレスネットワークとの間の無線リソースを管理するための、非一時的なコンピュータ可読媒体の中にコンピュータプログラムコードとしてエンコードされたコンピュータプログラム製品が記述される。前記コンピュータプログラム製品は、少なくとも下記のコンピュータプログラムコードを含む。ページング期間中に第2のワイヤレスネットワークから前記モバイルワイヤレスデバイスへ宛てられるページングを待ち受ける際に、前記第1のワイヤレスネットワークとの確立した無線リソース制御接続を維持するコンピュータプログラムコード。前記ページング期間中に前記第2のワイヤレスネットワークから前記モバイルワイヤレスデバイスへ宛てられる前記ページングを待ち受けるように、前記モバイルワイヤレスデバイスの中の1以上の受信器をチューニングするコンピュータプログラムコード。前記ページング期間中に前記第2のワイヤレスネットワークから前記モバイルワイヤレスデバイスへ宛てられた前記ページングを受信しなかった場合、後続のページング期間まで、前記モバイルワイヤレスデバイスの中の前記1以上の受信器を前記第1のワイヤレスネットワークへとチューニングするコンピュータプログラムコード。前記第2のワイヤレスネットワークから前記モバイルワイヤレスデバイスへ宛てられた前記ページングを受信した後、前記第2のワイヤレスネットワークとの接続を確立する前に、前記無線リソース制御接続の解放を要求するシグナリングメッセージを前記第1のワイヤレスネットワークへ送信するコンピュータプログラムコード。
説明される実施形態とそれらの利点とは、添付の図面と共に下記の記述を参照することによって最も良く理解されるであろう。
一般的なワイヤレス通信ネットワークの構成要素を示す図である。
CDMA2000 1x(RTTまたはEV−DO)ワイヤレス通信ネットワークの構成要素を示す図である。
LTE(またはLTE−Advanced)ワイヤレス通信ネットワークの構成要素を示す図である。
図2のCDMA2000 1x(RTTまたはEV−DO)ワイヤレス通信ネットワークと図3のLTE(またはLTE−Advanced)ワイヤレス通信ネットワークとに対して並行して通信するモバイルワイヤレスデバイスを示す図である。
先行技術のデュアル信号処理チップのモバイルワイヤレスデバイスの要素(エレメント)を示す図である。
代表的なシングル信号処理チップのモバイルワイヤレスデバイスの要素(エレメント)を示す図である。
モバイルワイヤレスデバイスの1つ以上のアンテナを用いた複数の送信モードを示す図である。
モバイルワイヤレスデバイスとLTE(またはLTE−Advanced)ワイヤレスネットワークとの間の代表的なプロトコルスタックを示す図である。
モバイルワイヤレスデバイスとLTE(またはLTE−Advanced)ワイヤレスネットワークとの間の先行技術による拡張サービス要求交換を示す図である。
モバイルワイヤレスデバイスとワイヤレスネットワークとの間の無線リソースを管理するための代表的な方法を示す図である。 モバイルワイヤレスデバイスとワイヤレスネットワークとの間の無線リソースを管理するための代表的な方法を示す図である。 モバイルワイヤレスデバイスとワイヤレスネットワークとの間の無線リソースを管理するための代表的な方法を示す図である。 モバイルワイヤレスデバイスとワイヤレスネットワークとの間の無線リソースを管理するための代表的な方法を示す図である。
モバイルワイヤレスデバイスとワイヤレスネットワークとの間の無線リソースを管理するための代表的な方法により拡張サービス要求メッセージを使用する選択肢を示す図である。
ワイヤレスネットワークは、進行中の標準化の取り組みに基づく新しいワイヤレス通信技術に対応してネットワークオペレータ各社が装備を展開するにつれて、進化を続けている。新しいワイヤレスネットワーク技術が、以前のワイヤレスネットワーク技術と並行してより広い地理的範囲のカバレージを実現しうる高度な能力を提供するため、モバイルワイヤレスデバイスは、例えば、GSMとUMTS、UMTSとLTE、CDMA2000 1xとLTEというように、2つ以上の異なるワイヤレス通信技術に基づくワイヤレスデバイスと通信する能力を提供することができる。異なるワイヤレス通信技術は、ワイヤレス信号を送受信するため、異なるハードウェアおよびソフトウェア処理を必要とすることがあり、モバイルワイヤレスデバイスは、異なるワイヤレス通信技術に従ってワイヤレス信号を符号化および復号するため、複数の別個の信号処理チップを備えていることがある。デュアルチップのモバイルワイヤレスデバイスの場合、例えば、CDMA2000 1xワイヤレスネットワーク用の1つのチップと、LTEワイヤレスネットワーク用の第2のチップとを備えていることがある。並行するアナログハードウェアが十分にあれば、デュアルチップのモバイルワイヤレスデバイスは、1つまたは両方のワイヤレスネットワークと、並行して通信することができる。しかし、デュアルチップのモバイルワイヤレスデバイスは、シングルチップのモバイルワイヤレスデバイスと比べて複雑で、大型で、コストが高く、電力消費が多くなる可能性がある。一部の実施形態では、シングルチップのモバイルワイヤレスデバイスは、一時に、複数のワイヤレスネットワークのうちの1つのワイヤレスネットワークと通信することができるが、他方の並行するワイヤレスネットワークについては(あるとしても)限定的な同時接続能力を提供することがある。
理解されるべきだが、本明細書で説明されるものと同じ方法および装置の実装が、異なるタイプのワイヤレスネットワークで、特に、2つ以上の異なる世代または異なるタイプのワイヤレス通信プロトコルを用いて接続を提供する1つ以上のワイヤレスネットワークで、動作するモバイルワイヤレスデバイスにも適用されうる。例えば、同じ教示内容を、GSMネットワークとUMTSネットワーク、LTEネットワークとUMTSネットワーク、LTEネットワークとCDMA2000 1xネットワークとの組み合わせ、あるいは、その他のマルチプル無線アクセス技術(マルチRAT)のワイヤレスネットワークの「組み合わせ」に適用することができる。本明細書で説明する特定の例および実装は、話を簡単にするためにCDMA2000 1xワイヤレスネットワークとLTEワイヤレスネットワークに関して提示されているが、ワイヤレスアクセス通信プロトコルのその他の組み合わせを用いるその他のワイヤレスネットワーク環境にも等しく適用することができる。
本明細書で説明される実施形態では、シングルチップのモバイルワイヤレスデバイスは、LTEワイヤレスネットワークまたはCDMA2000 1xワイヤレスネットワークからのワイヤレス無線周波数信号を個別に受信することができるが、両方のワイヤレスネットワークから同時に受信することはできない(または場合によっては、両方のワイヤレスネットワークから同時に限定的に受信する能力を持つだけである)。最初に、シングルチップのモバイルワイヤレスデバイスが、LTEワイヤレスネットワークに関連付けられてもよく、例えば、LTEワイヤレスネットワークに接続または滞在してもよい。シングルチップのモバイルワイヤレスデバイスは、LTEワイヤレスネットワークとCDMA2000 1xワイヤレスネットワークとに同時に登録されてもよい。CDMA2000 1xワイヤレスネットワークは、ページング期間中に、モバイルワイヤレスデバイスに宛てたページングを含んだページングメッセージを送信することによって、シングルチップのモバイルワイヤレスデバイスとの接続を確立することを目指してもよい。シングルチップのモバイルワイヤレスデバイスは、CDMA2000 1xワイヤレスネットワークへのモバイル発の音声接続を実現するためかまたは、モバイル着の回線交換音声接続のためのモバイルワイヤレスデバイス宛てのページングを待ち受けるために、LTEワイヤレスネットワークとのパケット交換データ接続を中断してもよい。シングルチップのモバイルワイヤレスデバイスは、デバイス発またはデバイス着のCDMA2000 1xワイヤレスネットワークへの回線交換音声接続を確立するために、LTEワイヤレスネットワークへのパケット交換データ接続を一時停止してもよいが、高位レイヤの無線リソース接続、例えば、シングルチップのモバイルワイヤレスデバイスとLTEワイヤレスネットワークとの間のシグナリング用の接続は、一時停止の間もそのままにされていてよい。一実施形態では、シングルチップのモバイルワイヤレスデバイスは、シングルチップのモバイルワイヤレスデバイスとの確立された無線リソース制御シグナリング接続を依然として維持しながらも少なくとも1つのページング期間中は無線リソース割当てを一時停止するようにLTEワイヤレスネットワークに指示するために、無線リソース一時停止トリガをLTEワイヤレスネットワークに送信してもよい。シングルチップのモバイルワイヤレスデバイスは、シングルチップのモバイルワイヤレスデバイス宛てのページングを含むページングメッセージを待ち受けるため、受信器のチューニング先をLTEワイヤレスネットワークからCDMA2000 1xワイヤレスネットワークに変更してもよい。シングルチップのモバイルワイヤレスデバイス宛てのページングを含むページングメッセージが、CDMA2000 1xネットワークから受信されない場合には、シングルチップのモバイルワイヤレスデバイスは、比較的短い時間内に、例えばおよそ100ms以内に、受信器をまたLTEワイヤレスネットワークにチューニングし直してもよい。LTEワイヤレスネットワークへのパケット交換データ接続の(および並行する高位レイヤのシグナリング接続の)短い中断は、LTEワイヤレス接続が中断されることなく提供されうる。代表的な一実施形態では、シングルチップのモバイルワイヤレスデバイスは、無線リソース制御シグナリング接続上でシグナリングメッセージをLTEワイヤレスネットワークに送信して、シングルチップのモバイルワイヤレスデバイスは、シングルチップのモバイルワイヤレスデバイスへの無線リソース割当ての再開の準備ができていることを示してもよい。一時停止期間中のLTEワイヤレスネットワークとシングルチップのモバイルワイヤレスデバイスとの間のアクティブなデータ転送は、もしシングルチップのモバイルワイヤレスデバイスとLTEワイヤレスネットワークとの間のデータ転送が一時停止されていなかったならば、ページング期間中にCDMA2000 1xワイヤレスネットワーク上でシングルチップのモバイルワイヤレスデバイス宛てのページングを待ち受けるための短い中断の間に失われていただろう。
CDMA2000 1xワイヤレスネットワークからシングルチップのモバイルワイヤレスデバイス宛てのページングを受信した後、シングルチップのモバイルワイヤレスデバイスは、CDMA2000 1xワイヤレスネットワークとの音声接続を確立してもよい。シングルチップのモバイルワイヤレスデバイスとCDMA2000 1xワイヤレスネットワークとの間の音声接続の結果として、シングルチップのモバイルワイヤレスデバイスとLTEワイヤレスネットワークとの間のデータトラヒックおよびシグナリングトラヒックに長い中断が生じる可能性がある。LTEワイヤレスネットワークによってシングルチップのモバイルワイヤレスデバイスに割り当てられた下りリンクおよび上りリンク無線リソースは、事前に一時停止されなかった場合、この長い中断の間未使用のままになる可能性があり、それは、LTEワイヤレスネットワークのアクセスネットワーク部分の希少なリソースを不必要に浪費することになりうる。LTEワイヤレスネットワークへの無線リソース制御(RRC)接続は、シングルチップのモバイルワイヤレスデバイスからLTEワイヤレスネットワークへ送信される確認応答の欠落のため、結局時間切れになりうる。RRC接続は、アイドル状態になるか、または、シングルチップのモバイルワイヤレスデバイスとLTEワイヤレスネットワークとの間の接続が中断される可能性がある。受信器をまたLTEワイヤレスネットワークにチューニングし直す場合、シングルチップのモバイルワイヤレスデバイスは、LTEワイヤレスネットワークとの新たなRRC接続を再度確立することが必要となることがある。
CDMA2000 1xワイヤレスネットワークからシングルチップのモバイルワイヤレスデバイス宛てのページングを待ち受けるため、シングルチップのモバイルワイヤレスデバイスは、通常のページング期間中に受信器をCDMA2000 1xワイヤレスネットワークにチューニングしてもよい。一実施形態では、CDMA2000 1xワイヤレスネットワークは、およそ5.12秒のページング周期で動作してもよい。シングルチップのモバイルワイヤレスデバイスは、CDMA2000 1xワイヤレスネットワークからの接続要求を、適切なページング期間中にCDMA2000 1xワイヤレスネットワークによって送信されるシングルチップのモバイルワイヤレスデバイス宛てのページングを含むページングメッセージを待ち受けて受信することによって、認識することができる。3GPP通信標準文書23.272リリース9は、並行するCDMA2000 1xワイヤレスネットワークに対する待ち受け(またはそれに対する接続)を行う前にLTEワイヤレスネットワークとの接続を終了させるための拡張サービス要求(ESR)メッセージを含んでいる。モバイルワイヤレスデバイスは、自分の受信器をCDMA2000 1xワイヤレスネットワークにチューニングする前に、ESRメッセージをLTEワイヤレスネットワークに送信し、それによって、モバイルワイヤレスデバイスに割り当てられたLTE無線リソースを解放することや、LTE RRCシグナリング接続を終了させてもよい。ESRメッセージを送信して、その後CDMA2000 1xワイヤレスネットワークにチューニングすることは、特に音声接続は比較的長時間続くことがあるため、モバイル発のCDMA2000 1xワイヤレスネットワークへの音声接続に効果的に用いることができる。短い時間間隔については(例えば、およそ100msという比較的短い期間がそれぞれ一定の時間間隔で離れていて、その期間にページングメッセージを待ち受けるためにシングルチップのモバイルワイヤレスデバイスの受信器をチューニングするような場合には)、並行するCDMA2000 1xワイヤレスネットワークからのページングを待ち受けるために受信器をチューニングする度にその前にESRメッセージを送信すれば、LTEワイヤレスネットワークに不要に高いシグナリング負荷をかける可能性がある。LTEワイヤレスネットワークへのRRCシグナリング接続は、ページングを待ち受けるためにページング期間毎にESRメッセージを送信することによって繰り返し解放され、次いで、ページング期間中にシングルチップのモバイルワイヤレスデバイス宛てのページングを受信しなかった場合に、再度確立されてもよい。ほとんどの場合、シングルチップのモバイルワイヤレスデバイス宛てのページングは、ページング期間が生じうる頻度より相当低い頻度で受信されると考えられる。希少なシグナリング無線リソースが、LTEワイヤレスネットワークとのRRCシグナリング接続の解放と再度の確立との繰り返しによって浪費される可能性がある。シングルチップのモバイルワイヤレスデバイス宛てのページングを受信した後に限ってESRメッセージを送信すれば、LTEワイヤレスネットワーク上のシグナリング負荷を減らすことができ、それによってLTEワイヤレスネットワークの無線アクセス部分におけるシグナリング効率を改善することができる。別の実施形態では、LTEワイヤレスネットワークとのRRC接続を解放するためにESRメッセージをいつ送信するのかは、本明細書でさらに説明するように、CDMA2000 1xワイヤレスネットワークとの接続を確立するために、シングルチップのワイヤレスデバイス宛てのページングに応答する時間とバランスされてもよい。
図1は、代表的な一般的なワイヤレスネットワーク100を示す図であり、ここには、無線アクセスネットワーク128によって提供される無線セクタ104に無線リンク126によって接続される複数のモバイルワイヤレスデバイス102が含まれていてもよい。各無線セクタ104は、選択された周波数で動作する無線周波数チャネルを用いて関連の無線ノード108から広がる無線カバレージの地理的エリアを表してもよい。各無線ノード108は、モバイルワイヤレスデバイス102が1つ以上の無線リンク126によって接続することのできる1つ以上の無線セクタ104を生成してもよい。モバイルワイヤレスデバイス102と無線アクセスネットワーク128との間でモバイルに着信する接続を形成するため、無線アクセスサブシステム106の中の無線コントローラ110は、シグナリングメッセージ、例えば、モバイルワイヤレスデバイス102宛てのページングを含むページングメッセージを送信するよう無線ノード108に命令してもよい。また、一部のネットワークでは、無線コントローラ110は、次のページングについてモバイルワイヤレスデバイス102に通知するために、ページングメッセージの前にシグナリングインジケータ、例えばページングインジケータビットを送信するよう無線ノード108に命令してもよい。ページングを受信した後、モバイルワイヤレスデバイス102は、無線周波数チャネル上で接続要求メッセージを送信することによってワイヤレスネットワーク100とのアクティブな接続を確立しようとしてもよい。(接続要求は、他の情報と一緒に共通メッセージの中にバンドルされてもよく、単独の別個の接続要求メッセージである必要はない。)
一部のワイヤレスネットワーク100では、モバイルワイヤレスデバイス102は、2つ以上の無線セクタ104に同時に接続されてもよい。モバイルワイヤレスデバイス102が接続されうる複数の無線セクタ104が、単一の無線ノード108から広がってもよいし、共通の無線コントローラ110を共有しうる複数の個別の無線ノード108から広がってもよい。無線ノード108のグループと関連の無線コントローラ110とを一緒にして、無線アクセスサブシステム106と呼ぶこともある。典型的には、無線アクセスサブシステム106の中の各無線ノード108は、アンテナタワーに取り付けられた一組の無線周波数送受信機器を含んでいてもよく、無線ノード108に接続された無線コントローラ110は、送受信される無線周波数信号を制御して処理するための電子機器を含んでいてもよい。無線コントローラ110は、モバイルワイヤレスデバイス102を無線アクセスネットワーク128に接続する無線リンク126の確立と維持と解放とを管理してもよい。
無線セクタ104において無線リンク126を形成する無線リソースは、時分割、周波数分割、符号分割、空間分割、およびそれらの組み合わせを含む複数の異なる多重化技法を用いて共有されてもよい。無線リソース制御(RRC)シグナリング接続を用いて、モバイルワイヤレスデバイス102と無線アクセスネットワーク128の無線アクセスサブシステム106の中の無線コントローラ110との間で、複数のモバイルワイヤレスデバイス102への無線リソースを求める要求とダイナミックな割当てとを含めて、通信が行われてもよい。モバイルワイヤレスデバイス102への無線リソースの割当ての一時停止が、本明細書でさらに説明するように、モバイルワイヤレスデバイス102への無線リソースシグナリング接続を廃止することなく、行われてもよい。
無線アクセスネットワーク128は、モバイルワイヤレスデバイス102への無線周波数エアリンク接続を提供し、また、通常は音声トラヒックに使用される回線交換領域122と、通常はデータトラヒックに使用されるパケット交換領域124とを含みうるコアネットワーク112へも接続する。無線アクセスネットワーク128の無線アクセスサブシステム106の中の無線コントローラ110は、コアネットワーク112の回線交換領域122内の回線交換センタ118とパケット交換領域内のパケット交換ノード120とのいずれにも接続してよい。回線交換センタ118は、例えば音声呼のような回線交換トラヒックを公衆交換電話網(PSTN)114へルーティングしてもよい。パケット交換ノード120は、例えば「コネクションレス」のデータパケットの集合を公衆データ網(PDN)116へルーティングしてもよい。
図2は、代表的なCDMA2000 1xワイヤレスネットワーク200を示す図であり、ここには、図1に示す一般的なワイヤレスネットワーク100について説明したものに匹敵する各要素が含まれていてもよい。複数の移動局202が、無線周波数リンク226を経て1つ以上の無線セクタ204に接続していてもよい。各無線セクタ204は、無線基地局(BTS)208から放射状に外へ広がってもよく、無線基地局(BTS)208は、基地局コントローラ(BSC)210へと接続し、それらが一緒になって基地局サブシステム(BSS)206を形成してもよい。複数の基地局サブシステム206が統合されて、無線アクセスネットワーク228を形成してもよい。異なる基地局サブシステム206の基地局コントローラ210が、相互接続されてもよい。基地局コントローラ210は、複数の移動通信交換局(MSC)218を用いる回線交換領域222と、パケットデータサービスノード群(PDSN)220で形成されるパケット交換領域224とのいずれにも接続してよく、それら両方の領域が一緒になってワイヤレスネットワーク200のコアネットワーク212を形成してもよい。上記の一般的なワイヤレスネットワーク100と同様に、コアネットワーク212の回線交換領域222がPSTN114に相互接続されてもよく、一方でコアネットワーク212のパケット交換領域224がPDN116に相互接続されてもよい。CDMA2000 1xワイヤレスネットワーク200上で接続を確立することは、移動局202が、着信を示すページングをBSS206から受信することに依存する可能性がある。移動局202には、特定のページング期間中、ページングを待ち受けることが求められる可能性がある。ページングを受信しなければ、移動局202は、移動局202とCDMA2000 1xワイヤレスネットワーク200との間の接続を形成するための要求に気付かない可能性がある。
図3は、パケット交換網専用として設計された代表的なLong Term Evolution(LTE)ワイヤレスネットワーク300のアーキテクチャを示す図である。移動端末302が、進化型ノードB(eノードB)310から広がる無線セクタ304に関連する無線リンク326を経て進化型無線アクセスネットワーク322に接続してもよい。eノードB310は、(例えばCDMA2000 1xワイヤレスネットワーク200の中のBTS208のような)送受信基地局としての機能だけでなく、(例えばCDMA2000 1xワイヤレスネットワーク200の中のBSC210のような)基地局無線コントローラとしての機能も有している。LTEワイヤレスネットワーク300の同等のコアネットワークは、進化型パケットコアネットワーク320であり、これにはサービングゲートウェイ312が含まれていて、これらが進化型無線アクセスネットワーク322を、外部インターネットプロトコル(IP)ネットワーク318に接続している公衆データ網(PDN)ゲートウェイ316と相互接続している。複数のeノードB310がグループ化されて、一緒に進化型UTRAN(eUTRAN)306を形成してもよい。また、eノードB310は、移動端末302の接続を制御できるモビリティ管理エンティティ314に接続されてもよい。
図4は、LTEワイヤレスネットワーク300とCDMA2000 1xワイヤレスネットワーク200とのどちらとも通信するモバイルワイヤレスデバイス102を示す図である。CDMA2000 1xワイヤレスネットワーク200は、移動交換局(MSC)218を経て回線交換に基づく公衆交換電話網(PSTN)114と接続することができる。CDMA2000 1xワイヤレスネットワーク200のMSC218は、モバイルワイヤレスデバイス102用の呼のシグナリングを調整するためにLTEワイヤレスネットワーク300のMME314と相互接続されてもよい。一部の実施形態では、CDMA2000 1xワイヤレスネットワーク200が、例えばモバイルワイヤレスデバイス102とPSTN114との間の音声接続を確立するために、無線リンク226を経てモバイルワイヤレスデバイス102との接続を確立しようとしてもよい。CDMA2000 1xワイヤレスネットワーク200は、着信する音声接続の利用可能性を示すために、無線リンク226を用いてページングメッセージをモバイルワイヤレスデバイス102に送信してもよい。適切なページング期間中にCDMA2000 1xワイヤレスネットワーク200からのページングメッセージを待ち受けるためにモバイルワイヤレスデバイス102の受信器がチューニングされない限り、モバイルワイヤレスデバイス102は、ページング期間中、LTEワイヤレスネットワーク300に接続されてもよく、着信する音声接続に気付かない可能性がある。デュアルチップのモバイルワイヤレスデバイス102であれば、LTEワイヤレスネットワーク300に接続され、同時にCDMA2000 1xワイヤレスネットワーク200に対する待ち受けを行うことができるが、受信能力が限られるシングルチップのモバイルワイヤレスデバイス102では、一度に1つのセルラーワイヤレスネットワークに対する待ち受けを行うことしかできない。本書で説明するように、シングルチップのモバイルワイヤレスデバイス102は、CDMA2000 1xワイヤレスネットワークからのページングメッセージを周期的に待ち受け、一方では、同時に、LTEワイヤレスネットワーク300へのシグナリングメッセージを最小化するために、少なくともLTEワイヤレスネットワーク300へのシグナリング接続を維持してもよい。LTEワイヤレスネットワーク300は、LTEワイヤレスネットワーク300と通信している他のモバイルワイヤレスデバイス102のために無線リソースを再使用することを目的として、ページング期間中はシングルチップのモバイルワイヤレスデバイス102への無線リソース割当てを一時停止してもよい。
図5は、デュアルチップのモバイルワイヤレスデバイス102の中の先行技術のデュアルチップのワイヤレス送信器/受信器(TX/RX)516に含まれうる、ワイヤレス信号処理要素500の抜粋を示す図である。LTE信号処理チップ502を用いて、デュアルチップのモバイルワイヤレスデバイス102とLTEワイヤレスネットワーク300との間を接続する一方で、CDMA2000 1x信号処理チップ504を用いて、デュアルチップのモバイルワイヤレスデバイス102とCDMA2000 1xワイヤレスネットワーク200との間を接続してもよい。各信号処理チップは、一組のアンテナに接続され、それを通して、無線周波数信号が各々のワイヤレスネットワークとの間で送受信されてもよい。LTE信号処理チップ502は、1つの送信アンテナ506と一対の受信アンテナ508/510とに接続されてもよい。複数の受信アンテナを用いて、多様な形態の受信ダイバーシチを通して性能を向上させてもよく、標準化されたワイヤレス通信プロトコルに基づいて複数の受信アンテナが必要とされることもある。別個のCDMA2000 1x信号処理チップ504があれば、デュアルチップのモバイルワイヤレスデバイス102は、CDMA2000 1xワイヤレスネットワーク200を使って送信アンテナ512と受信アンテナ514とを経て無線周波数信号を送受信することができ、一方では、同時に、LTEワイヤレスネットワーク300を使って別個の送信アンテナ506と受信アンテナ508/510とを経て無線周波数信号を送受信することができる。LTE信号処理チップ502とCDMA2000 1x信号処理チップ504とは、無線周波数信号通信をそれらの各々のワイヤレスネットワークと統合することを目的として、相互に接続されてもよい。図6に示すように、デュアルチップのワイヤレス送信器/受信器516は、柔軟性がある一方で、より高価で、より電力消費が多く、コンパクトかつ低電力のシングルチップのワイヤレス送信器/受信器よりも大きなスペースを占める可能性がある。
図6は、LTEワイヤレスネットワーク300またはCDMA2000 1xワイヤレスネットワーク200と、同時にではなく、個別に通信することができるシングルチップのモバイルワイヤレスデバイス102に属していてもよいシングルチップのワイヤレス送信器/受信器614を示す図である。LTEワイヤレスネットワーク300に接続される場合、シングルチップのワイヤレスデバイス102は、単一の送信器(Tx)608と二重の受信器(Rx)610/612とを使用してもよい。CDMA2000 1xワイヤレスネットワーク200に接続される場合、シングルチップのワイヤレスデバイス102は、単一の送信器608と、単一の受信器(Rx610またはRx612)または二重の受信器(Rx610およびRx612)とを使用してもよい。LTEワイヤレスネットワーク300とCDMA2000 1xワイヤレスネットワーク200との両方について二重の受信器を使うと、より高い受信信号品質を提供することができ、従って、不利な信号条件下でも、より高いデータスループットおよび/または接続の信頼性を提供することができる。相互接続ブロック606によって、LTE信号処理602ブロックかCDMA2000 1x信号処理604ブロックかいずれか一方が無線信号を送信器608と、受信器610/612のいずれか一方または両方とを通してそれぞれ送受信することが可能になりうる。シングルチップのワイヤレスのモバイルワイヤレスデバイス102の範囲内で、シングルチップのワイヤレス送信器/受信器614が、例えば、アプリケーションのための接続を確立することや、各種のワイヤレスネットワークと通信を行うためのメッセージを作成することのような「高位レイヤ」機能を実行しうるアプリケーションプロセッサ(図示せず)に接続されてもよいが、一方で、シングルチップのワイヤレス送信器/受信器614は、例えば、アプリケーションプロセッサのためにメッセージを搬送する無線周波数信号の送受信の統合性を保証することのような「低位レイヤ」機能を行ってもよい。
図7は、モバイルワイヤレスデバイス102と、ワイヤレスネットワーク200/300の無線アクセスネットワーク228/322との間の無線周波数信号の通信に用いられうる4つの異なる送信方法と受信方法とを示す図である。複数の送信アンテナおよび/または受信アンテナを、性能を改良するための送信信号パスのダイバーシチのため、および、スループットを高めるための空間多重化のために用いてもよい。単一送信器、単一受信器の無線周波数チャネル700が、各端で1つの送信器702と1つの受信器704とが用いられる、基本的な形の通信を提供する。単一送信器、複数受信器の無線周波数チャネル710は、各端で複数の並行する受信アンテナの各々から受信される信号を合成することによって、受信信号強度を向上させるための受信ダイバーシチを提供することができる。図示するように、単一の送信器702からの信号は、2つの異なるアンテナ706によって受信される可能性がある。また、図7には受信アンテナを2つだけ示しているが、ワイヤレス通信プロトコルによって3つ以上の受信アンテナが指定され、進化型モバイルワイヤレスデバイスの中で用いられてもよい。複数の送信器、単一の受信器の無線周波数チャネル720は、複数のアンテナの各々を通して同じデータ(場合によっては、符号化は異なるけれども)を送信することによって、送信ダイバーシチの一形態を提供してもよい。単一アンテナの受信器704は、2つの送信アンテナ708の各々から受信した情報を合成して、受信信号性能を向上させてもよい。最後に、複数の送信器、複数の受信器の無線周波数通信チャネル730は、受信信号性能を向上させることもデータレートを増加させることもどちらも可能な、複数入力複数出力(MIMO)の形態の通信を提供することができる。並行するデータストリームが、複数の送信アンテナの各々によって送信されてもよく、複数の受信アンテナは、受信された信号を分離して、並行するデータストリームを再構成することができる。(送信アンテナと受信アンテナとを含めて)複数アンテナの利用は、ロバスト性を高めて高速のデータ送信レートを達成するための、進化型ワイヤレス通信プロトコルにおける重要な要件でありうる。
図8に示すように、モバイルワイヤレスデバイス102は、ワイヤレス通信プロトコルスタック800/810を用いてLTEワイヤレスネットワーク300に接続してもよい。ユーザプレーンのプロトコルスタック810には、モバイルワイヤレスデバイス102とLTEワイヤレスネットワーク300のeノードB310との間の無線リンク326を経由する複数の「転送」チャネルの統合性を保証するための物理レイヤ(PHY)が含まれていてもよい。(また、同等のプロトコルスタックが、CDMA2000 1xワイヤレスネットワーク200について用いられてもよい。)媒体アクセス制御(MAC)レイヤが、複数の論理チャネルを転送チャネルにマッピングしてもよく、一方で、無線リンク制御(RLC)レイヤが、モバイルワイヤレスデバイス102とLTEワイヤレスネットワーク300との間の通信のためのデータとシグナリングメッセージとをフォーマットしてもよい。パケットデータコンバージェンスプロトコル(PDCP)レイヤが、LTEワイヤレスネットワーク300を経由する通信のために高位レイヤから受信されたデータメッセージの圧縮と暗号化とを制御してもよい。制御プレーンのプロトコルスタック800には、ユーザプレーンのプロトコルスタック810と同じレイヤと、無線リンク326を経由する通信のための無線リソースを確立し、維持し、共有し、廃止するための無線リソース制御(RRC)レイヤを含めて追加のレイヤとが、含まれることがある。RRC/PDCP/RLC/MAC/PHYプロトコルレイヤは、モバイルワイヤレスデバイス102をLTEワイヤレスネットワーク300のeノードB310に接続する「アクセス階層」を形成してもよい。また、制御プレーンのプロトコルスタック800は、モバイルワイヤレスデバイス102をLTEワイヤレスネットワーク300の中のモビリティ管理エンティティ(MME314)に接続しうる高位レイヤである「非アクセス階層」(NAS)を含んでいてもよい。NASレイヤは、モバイルワイヤレスデバイス102をLTEワイヤレスネットワーク300に関連付ける時に、そして、LTEワイヤレスネットワーク300を経由してベアラチャネルを確立および解放するために用いられてもよい。
図9は、無線リソース制御(RRC)接続を解放するための、モバイルワイヤレスデバイス102とLTEワイヤレスネットワーク300のeノードB310との間の、先行技術のメッセージ交換900を示す図である。モバイルワイヤレスデバイス102が、CDMA2000 1xワイヤレスネットワーク200との音声接続を発信しようとする場合、モバイルワイヤレスデバイスは、拡張サービス要求(ESR)メッセージ902を送信することによってLTEワイヤレスネットワーク300との接続を切ってもよい。ESRメッセージは、モバイルワイヤレスデバイス102が、比較的長い時間、例えば音声接続の間、自分の受信器のチューニング先をLTEワイヤレスネットワーク300からCDMA2000 1xワイヤレスネットワーク200に変更しようとする場合に適切である可能性がある。LTEワイヤレスネットワーク300は、既存のRRC接続を解放して、RRC接続解放メッセージ904を送信することによってモバイルワイヤレスデバイス102に解放の指標を提供してもよい。RRC接続の解放は、LTEワイヤレスネットワーク300との既存の接続の秩序ある終了を保証することができるが、ただし、モバイルワイヤレスデバイス102が、LTEワイヤレスネットワーク300との接続を再度確立しようとする場合、新規のRRC接続を確立しなければならない。例えば、定期的に送信されるページング期間中にモバイルワイヤレスデバイス102宛てのページングを待ち受けるために受信器をLTEワイヤレスネットワーク300からCDMA2000ワイヤレスネットワーク200へとチューニングすることのように、LTEワイヤレスネットワーク300との接続を短時間で比較的頻繁に中断する場合には、RRC接続を解放した後に各ページング期間についてRRC接続を再度確立すると、LTEワイヤレスネットワーク300の進化型無線アクセスネットワーク322に不要にシグナリング負荷を追加してしまう可能性がある。
代表的な実施形態では、シングルチップのモバイルワイヤレスデバイス102は、CDMA2000 1xワイヤレスネットワーク200上でページング期間中にページングメッセージを待ち受けるため受信器をチューニングする前にESRメッセージ902をLTEワイヤレスネットワーク300に送信するのではなく、CDMA2000 1xワイヤレスネットワーク200からのページングメッセージを監視してもよい。一部の実施形態では、CDMA2000 1xワイヤレスネットワーク200からシングルチップのモバイルワイヤレスデバイス102宛てのページングを含むページングメッセージを受信した後、シングルチップのモバイルワイヤレスデバイス102は、ページングを受信した後であってかつCDMA2000 1xワイヤレスネットワークとの接続を完了する前に、ESRメッセージ902をLTEワイヤレスネットワーク300へ送信してもよい。他の実施形態では、シングルチップのモバイルワイヤレスデバイス102は、CDMA2000 1xワイヤレスネットワーク200上でページングメッセージを待ち受けるために受信器をチューニングする前に、ESRメッセージ902ではなく一時停止メッセージをLTEワイヤレスネットワーク300へ送信してもよい。一時停止メッセージを受信した後、LTEワイヤレスネットワーク300は、その後のシグナリングメッセージをシングルチップのモバイルワイヤレスデバイス102から受信するまで、アクセスネットワークにおける無線リソースの割当てを一時停止してもよい。RRC接続は、短い一時停止期間の間は維持され、タイムアウト期間に基づく長い一時停止期間の後で解放されてもよい。LTEワイヤレスネットワーク300とCDMA2000 1xワイヤレスネットワーク200との間でシングルチップのモバイルワイヤレスデバイス102の中の1つ以上の受信器をチューニングする間に短い期間についてRRC接続を解放するのではなく一時停止することによって、シングルチップのモバイルワイヤレスデバイス102は、LTEワイヤレスネットワーク300への新たなRRC接続を再度確立する必要がなく、LTEワイヤレスネットワーク300への接続を再開することができる。
図10は、モバイルワイヤレスデバイス102が、第1のワイヤレスネットワークに関連付けられ、かつ、同時に第2のワイヤレスネットワークにも登録されている場合に、モバイルワイヤレスデバイス102と第1のワイヤレスネットワークとの間の無線リソースを管理するための代表的な方法1000を示す図である。ステップ1002では、モバイルワイヤレスデバイス102は、無線リソース一時停止トリガを第1のワイヤレスネットワークに送信する。無線リソース一時停止トリガは、モバイルワイヤレスデバイス102が自分の受信器を、ある期間には第2のワイヤレスネットワークにチューニングするであろうから、その期間には、第1のワイヤレスネットワークはモバイルワイヤレスデバイス102に無線リソースを割り当てる必要はないということを、第1のワイヤレスネットワークに示してもよい。第1のワイヤレスネットワークは、無線リソースの割当てを再開するための指標をモバイルワイヤレスデバイス102から受信するまで、モバイルワイヤレスデバイス102に対する無線リソースの割当てを一時停止してもよい。一実施形態では、無線リソースの割当てを再開するための指標は、一時停止に続いて、モバイルワイヤレスデバイス102から第1のワイヤレスネットワークがシグナリングメッセージを受信することであってもよい。ステップ1004で、モバイルワイヤレスデバイス102が、ページング期間中に送信されるページングメッセージを待ち受けるために、モバイルワイヤレスデバイス102の1つ以上の受信器を第2のワイヤレスネットワークにチューニングする。ステップ1006で、モバイルワイヤレスデバイス102は、モバイルワイヤレスデバイス102宛てのページングを含むページングメッセージが、ページング期間中に第2のワイヤレスネットワークから受信されたかどうかを判定する。モバイルワイヤレスデバイス102宛てのページングが、ステップ1006のページング期間中に第2のワイヤレスネットワークから受信された場合には、ステップ1012で、モバイルワイヤレスデバイス102は、第2のワイヤレスネットワークとの接続を確立する。ページングメッセージが受信されないかまたはページングメッセージが、ステップ1006のページング期間中に別のデバイス宛てのページングと共に受信された場合には、ステップ1008で、モバイルワイヤレスデバイス102は、1つ以上の受信器を、第2のワイヤレスネットワークからまた第1のワイヤレスネットワークにチューニングし直す。ステップ1010では、モバイルワイヤレスデバイス102は、シグナリングメッセージを第1のワイヤレスネットワークに送信し、それによって、第1のワイヤレスネットワークとの送受信を再開する用意が出来ていることを第1のワイヤレスネットワークに示す。シグナリングメッセージに応じて、第1のワイヤレスネットワークは、モバイルワイヤレスデバイス102への無線リソースの割当てを再開することができる。モバイルワイヤレスデバイス102への無線リソースの割当てを一時停止させるためにESRメッセージが送信される必要はなく、モバイルワイヤレスデバイス102と第1のワイヤレスネットワークとの間のRRCシグナリング接続は、一時停止期間中も依然として有効であってよい。
代表的な一実施形態では、第1のワイヤレスネットワークはLTEワイヤレスネットワーク300であり、第2のワイヤレスネットワークはCDMA2000 1xワイヤレスネットワーク200である。シングルチップのモバイルワイヤレスデバイス102は、CDMA2000 1xワイヤレスネットワーク200から受信されるページングを待ち受けるために、受信器のチューニング先をLTEワイヤレスネットワーク300からCDMA2000 1xワイヤレスネットワーク200に変更する前に、一時停止トリガをLTEワイヤレスネットワーク300に送信する。シングルチップのモバイルワイヤレスデバイス102からの一時停止トリガは、シングルチップのモバイルワイヤレスデバイス102が、ある期間には受信器のチューニングが離されるであろうということをLTEワイヤレスネットワーク300に示してもよい。送信される一時停止トリガは、シングルチップのモバイルワイヤレスデバイス102とLTEワイヤレスネットワーク300との間のRRC接続は一時停止されるけれども必ずしも解放されないという点で、拡張サービス要求(ESR)メッセージとは異なっていることがある。一実施形態では、一時停止トリガは、シングルチップのモバイルワイヤレスデバイス102によって定期的にLTEワイヤレスネットワーク300に送信されるシグナリングメッセージについての一組の所定の値を含んでいる。代表的な実施形態では、一時停止トリガは、チャネル品質情報(CQI)と、プリコーディングマトリクス指標(PMI)と、ランク指標(RI)とのうちの1つ以上の値の事前設定された組み合わせであってもよい。一時停止トリガを受信すると、LTEワイヤレスネットワーク300は、シングルチップのモバイルワイヤレスデバイス102への無線リソースの割当てを下り方向と上り方向とのいずれにおいても一時停止する。LTEワイヤレスネットワーク300とシングルチップのモバイルワイヤレスデバイス102との間の無線リソース制御(RRC)接続は、一時停止の間(少なくとも一定時間は)LTEワイヤレスネットワーク300によって維持される。LTEワイヤレスネットワーク300は、シングルチップのモバイルワイヤレスデバイス102へのデータ送信を一時停止し、その後、下り方向におけるデータパケットを損失することなく、シングルチップのモバイルワイヤレスデバイス102へのデータ送信を再開し、それによってデータ送信の完全性を維持する。無線リソースが、一時停止の間にLTEワイヤレスネットワーク300によって他のモバイルワイヤレスデバイス102に割り当てられ、それによってアクセスネットワークの無線リソースの効率が改善されてもよい。
シングルチップのモバイルワイヤレスデバイス102は、自分の受信器がCDMA2000 1xワイヤレスネットワーク200にチューニングされている期間中にシングルチップのモバイルワイヤレスデバイス102宛てのページングをCDMA2000 1xワイヤレスネットワーク200から受信しなかった場合、シングルチップのモバイルワイヤレスデバイス102は、LTEワイヤレスネットワーク300に戻る(すなわち、自分の受信器をまたLTEワイヤレスネットワーク300にチューニングし直す)。LTE接続の中断は、比較的短く、例えばおよそ100msであってもよい。受信器をまたLTEワイヤレスネットワーク300にチューニングし直した後、シングルチップのモバイルワイヤレスデバイス102は、シグナリングメッセージをLTEワイヤレスネットワーク300に送信して、自分の受信器がまたLTEワイヤレスネットワーク300にチューニングし直していることを(直接的または間接的に)示す。次いでLTEワイヤレスネットワーク300は、シングルチップのモバイルワイヤレスデバイス102への無線リソースの割当てを再開してもよい。LTEワイヤレスネットワーク300に対する一時停止トリガと「再開」指標とはいずれも、例えばCQI/PMI/RIメッセージのような定期的に送信されるシグナリングメッセージを使うことができ、従って、シングルチップのモバイルワイヤレスデバイス102とLTEワイヤレスネットワーク300との接続の一時停止と再開とを実現するためにLTEワイヤレスネットワーク300に追加のシグナリング負荷が必要になる可能性はない。
シングルチップのモバイルワイヤレスデバイス102が、自分の受信器がCDMA2000 1xワイヤレスネットワーク200にチューニングされている期間中にシングルチップのモバイルワイヤレスデバイス102宛てのページングをCDMA2000 1xワイヤレスネットワーク200から受信した場合、シングルチップのモバイルワイヤレスデバイス102は、CDMA2000 1xワイヤレスネットワーク200に対するモバイルに着信する接続を確立する。シングルチップのモバイルワイヤレスデバイス102の中の受信器は、CDMA2000 1xワイヤレスネットワーク200の接続がアクティブであり続ける間、CDMA2000 1xワイヤレスネットワーク200へのチューニングを保ち続ける。CDMA2000 1xワイヤレスネットワーク200への接続が十分長い場合、LTEワイヤレスネットワーク300への並行するRRC接続は、最終的にタイムアウトになる。CDMA2000 1xワイヤレスネットワーク200への接続が終了すると、シングルチップのモバイルワイヤレスデバイス102は、自分の受信器をまたLTEワイヤレスネットワーク300にチューニングし直し、LTEワイヤレスネットワーク300とのアクティブなデータ転送を再開するために、LTEワイヤレスネットワーク300へのRRC接続を確立する。
図11は、モバイルワイヤレスデバイス102と第1のワイヤレスネットワークとの間の無線リソースを管理するための、別の代表的な方法1100を示す図である。ステップ1102で、第1のワイヤレスネットワーク内の無線アクセスサブシステムが、モバイルワイヤレスデバイス102から無線リソース一時停止トリガを受信する。ステップ1104では、第1のワイヤレスネットワーク内の無線アクセスサブシステムは、第1のワイヤレスネットワークとモバイルワイヤレスデバイス102との間の既存の無線リソース制御(RRC)接続を維持する。ステップ1106では、第1のワイヤレスネットワーク内の無線アクセスサブシステムは、第2のワイヤレスネットワークの1つ以上のページング周期の間、モバイルワイヤレスデバイス102に対する送信方向と受信方向との両方における無線リソースの割当てを一時停止する。一部の実施形態では、第1のワイヤレスネットワークは、第2のワイヤレスネットワークのページング周期に対応する特定の期間を知っていてもよく、一方で、別の実施形態では、第1のワイヤレスネットワークは、ページング周期の特定の期間を知らなくてもよい。モバイルワイヤレスデバイス102への無線リソース割当ての一時停止は、ステップ1108で無線アクセスサブシステムが、モバイルワイヤレスデバイス102からシグナリングメッセージを受信したと判定するまで続く。シグナリングメッセージは、モバイルワイヤレスデバイス102が第1のワイヤレスネットワークへの一時停止された接続を経由して送受信を再開する準備が完了していることを、第1のワイヤレスネットワークに示すものである。ステップ1110では、第1のワイヤレスネットワークが、モバイルワイヤレスデバイス102への送信方向と受信方向との両方における無線リソースの割当てを再開する。
図12は、モバイルワイヤレスデバイス102と第1のワイヤレスネットワークとの間の無線リソースを管理するための、別の代表的な方法を示す図である。モバイルワイヤレスデバイスが第1のワイヤレスネットワークに関連付けられ、かつ、同時に第2のワイヤレスネットワークにも登録されている場合、モバイルワイヤレスデバイス102は、ステップ1202で、モバイルワイヤレスデバイス102の少なくとも1つの受信器を、第2のワイヤレスネットワークのページング期間中に第2のワイヤレスネットワークにチューニングする。ステップ1204で、モバイルワイヤレスデバイス102は、モバイルワイヤレスデバイス102宛てのページングが、ページング期間中に受信されたかどうかを判定する。モバイルワイヤレスデバイス102宛てのページングが、ページング期間中に受信された場合、モバイルワイヤレスデバイスは、ステップ1208で、モバイルワイヤレスデバイス102と第1のワイヤレスネットワークとの間の無線リソース制御(RRC)接続の解放を要求するシグナリングメッセージを第1のワイヤレスネットワークに送信する。代表的なRRC解放メッセージはESRメッセージである。ステップ1210で、モバイルワイヤレスデバイス102は、モバイルワイヤレスデバイス102宛てのページングの受信に応じて、モバイルワイヤレスデバイス102と第2のワイヤレスネットワークとの間の接続を確立する。RRC接続の解放を要求するシグナリングメッセージは、モバイルワイヤレスデバイス102と第1のワイヤレスネットワークとの間の以前の接続を効果的に解放することができる。モバイルワイヤレスデバイス102宛てのページングがページング期間中に受信されなかった場合、ステップ1206で、モバイルワイヤレスデバイス102は、ページング期間の後で1つ以上の受信器をまた第1のワイヤレスネットワークにチューニングし直す。次いで、この周期は、次のページング期間についても繰り返され、このようにして、モバイルワイヤレスデバイス102は、1つ以上の受信器を第1のワイヤレスネットワークとの接続と、ページング期間中の第2のワイヤレスネットワークへの「待ち受け」モードとの間で行ったり来たりさせながら、1つ以上の受信器をチューニングする。第1のワイヤレスネットワークへの接続は、モバイルワイヤレスデバイス102宛てのページングが、ページング期間の1つの間に第2のワイヤレスネットワークから受信された場合に限って解放される。
代表的な実施形態では、第1および第2のワイヤレスネットワークは、それぞれ、LTEワイヤレスネットワーク300およびCDMA2000 1xワイヤレスネットワーク200であってもよい。LTEワイヤレスネットワーク300との接続が一時停止される場合、LTEワイヤレスネットワーク300がシングルチップのモバイルワイヤレスデバイス102に無線リソースを割り当てることはなく、また、シングルチップのモバイルワイヤレスデバイス102は、LTEワイヤレスネットワーク300とのアクティブな接続からのデータパケットを紛失することなくCDMA2000 1xワイヤレスネットワーク200からのページングメッセージを待ち受けることができる。CDMA2000 1xワイヤレスネットワーク200のページングタイムスロットの間、シングルチップのモバイルワイヤレスデバイス102は、LTEワイヤレスネットワーク300上でメッセージを送信することができない。モバイルワイヤレスデバイス102宛てのページングがCDMA2000 1xワイヤレスネットワーク200から受信されなかった場合、シングルチップのモバイルワイヤレスデバイス102は、シグナリングメッセージをLTEワイヤレスネットワーク300へ送信することによって、LTEワイヤレスネットワーク300とのデータ接続を再開してもよい。LTEワイヤレスネットワーク300は、シグナリングメッセージを受信した後、シングルチップのモバイルワイヤレスデバイス102への無線リソースの割当てを再開することができる。
図13は、モバイルワイヤレスデバイス102が第1のワイヤレスネットワークに関連付けられ、かつ、同時に第2のワイヤレスネットワークにも登録されている場合に、モバイルワイヤレスデバイス102と第1のワイヤレスネットワークとの間の無線リソースを管理するための別の代表的な方法を示す図である。ステップ1302では、第1のワイヤレスネットワークが、モバイルワイヤレスデバイス102はシングルチップデュアルスタンバイ(SCDS)のモバイルワイヤレスデバイスであることを検出する。モバイルワイヤレスデバイス102がSCDSデバイスであることを検出することによって、同じ第1のワイヤレスネットワーク内で動作している、SCDSデバイスではないその他のモバイルワイヤレスデバイスは、無線リソースを割り当てられ続けてもよく、すなわち、以下に詳述する各ステップにおける無線リソース割当ての一時停止は、SCDSデバイスだけに適用されてもよい。代表的な実施形態では、SCDSモバイルワイヤレスデバイスが、自分はSCDSモバイルワイヤレスデバイスであることを、デバイス能力の指標を通してかまたは機能ビットを通して第1のワイヤレスネットワークに示してもよいし、あるいは、第1のワイヤレスネットワークが、モバイルワイヤレスデバイス102はSCDSワイヤレスデバイスであることを、例えば国際移動装置ID(IMEI)または国際移動電話加入者ID(IMSI)のような、モバイルワイヤレスデバイス102の一意の識別子によってモバイルワイヤレスデバイス102の能力を認識することによって検出してもよい。ステップ1304で、第1のワイヤレスネットワークが、第2のワイヤレスネットワークについての少なくとも1つのページング周期を計算する。第1および第2のワイヤレスネットワークは、第2のワイヤレスネットワークにおけるモバイルワイヤレスデバイス102についてのページング期間が、第1のワイヤレスネットワークによって判定されうるように、直接または間接的に相互接続されてもよい。第1のワイヤレスネットワークは、ステップ1306で、モバイルワイヤレスデバイス102との無線リソース制御(RRC)接続を維持する。ステップ1308で、第1のワイヤレスネットワークが、第2のワイヤレスネットワークの少なくとも1つのページング周期の間、送信方向と受信方向との両方について(上り送信と下り送信)無線リソースの割当てを一時停止する。モバイルワイヤレスデバイス102への無線リソース割当てが第1のワイヤレスネットワークによって一時停止される一方で、モバイルワイヤレスデバイス102と第1のワイヤレスネットワークとの間のRRCシグナリング接続は維持される。ステップ1310で、第1のワイヤレスネットワークは、シグナリングメッセージがモバイルワイヤレスデバイス102から受信されたかどうかを判定する。モバイルワイヤレスデバイス102からシグナリングメッセージを受信すると、第1のワイヤレスネットワークは、ステップ1312で、モバイルワイヤレスデバイス102への送信方向および受信方向について無線リソースの割当てを再開する。シグナリングメッセージがモバイルワイヤレスデバイス102から受信されるまで、モバイルワイヤレスデバイス102へのリソース割当ては行われない。シグナリングメッセージが第1のワイヤレスネットワークによって受信されなかった場合、最終的にRRC接続についてのタイマが切れ、第1のワイヤレスネットワークは、モバイルワイヤレスデバイス102とのRRC接続を中断する。RRC接続が中断された場合、モバイルワイヤレスデバイス102が自分の受信器を第2のワイヤレスネットワークからまた第1のワイヤレスネットワークにチューニングし直した後、第1のワイヤレスネットワークへのRRC接続が再度確立される必要がある。
代表的な実施形態では、第1のワイヤレスネットワークおよび第2のワイヤレスネットワークは、それぞれ、LTEワイヤレスネットワーク300およびCDMA2000 1xワイヤレスネットワークであってもよい。シングルチップのモバイルワイヤレスデバイス102は、LTEワイヤレスネットワーク300に接続され(るかまたは滞在し)てもよく、それが、CDMA2000 1xワイヤレスネットワーク200と共通の時刻基準に同期されてもよい。また、シングルチップのモバイルワイヤレスデバイス102は、同時にCDMA2000 1xワイヤレスネットワーク200にも登録されてよい。代表的な共通時刻基準は、全地球測位システム(GPS)時刻基準に基づいてもよい。LTEワイヤレスネットワーク300とCDMA2000 1xワイヤレスネットワーク200との中のシステムクロックはいずれも、同じGPS時刻基準を用いてもよく、LTEワイヤレスネットワーク300とCDMA2000 1xワイヤレスネットワーク200とはいずれも、シングルチップのモバイルワイヤレスデバイス102についてのページングタイムスロットおよびページング時間間隔を計算するために、そのシステム時刻と、シングルチップのモバイルワイヤレスデバイス102の国際移動装置ID(IMEI)または国際移動電話加入者ID(IMSI)とを用いてもよい。ページングタイムスロットとページング時間間隔の計算とを用いて、LTEワイヤレスネットワーク300は、シングルチップのモバイルワイヤレスデバイス102がCDMA2000 1xワイヤレスネットワーク200からページングメッセージを待ち受けるために、いつ、チューニング先を変更しうるかを知ることができる。LTEワイヤレスネットワーク300は、シングルチップのモバイルワイヤレスデバイス102についてのCDMA2000 1xワイヤレスネットワーク200のページングタイムスロットの間、無線リソースをシングルチップのモバイルワイヤレスデバイス102に割り当てないことによって、シングルチップのモバイルワイヤレスデバイス102へのアクティブなデータ接続を一時停止してもよい。LTEワイヤレスネットワーク300とCDMA2000 1xワイヤレスネットワーク200とのタイミングが共通の時刻基準に同期されているため、LTEワイヤレスネットワーク300はシングルチップのモバイルワイヤレスデバイス102のためのCDMA2000 1xワイヤレスネットワーク200のページングタイムスロットのタイミングを判定できるため、シングルチップのモバイルワイヤレスデバイス102からの一時停止トリガは必要ない。
図14は、モバイルワイヤレスデバイス102宛てのページング1402が、ページング時間の期間中にCDMA2000 1xワイヤレスネットワーク200に対する待ち受けを行っている間にモバイルワイヤレスデバイス102によって受信された場合の、モバイルワイヤレスデバイス102とCDMA2000 1xワイヤレスネットワーク200およびLTEワイヤレスネットワーク300との間のシグナリングメッセージ交換1400を示す図である。モバイルワイヤレスデバイス102宛てのページング1402の受信に続いて、モバイルワイヤレスデバイス102は、3つの異なる期間のうちの1つの間にESRメッセージをLTEワイヤレスネットワーク300に送信してもよい。第1の期間は、CDMA2000 1xワイヤレスネットワーク200からページング1402を受信した後で、CDMA2000 1xワイヤレスネットワーク200へページング応答1406を返信する前に生じる。第2の期間は、CDMA2000 1xワイヤレスネットワーク200へページング応答1406を送信した後で、CDMA2000 1xワイヤレスネットワーク200から任意の確認応答(Ack1408)または拡張チャネル割当て1412メッセージを受信する前に生じる。第3の期間は、CDMA2000 1xワイヤレスネットワーク200から任意の確認応答(Ack1408)または拡張チャネル割当て1412メッセージを受信した後で、CDMA2000 1xワイヤレスネットワーク200とのトラヒック1416を使ったアクティブな接続の前に生じる。ESRメッセージは、3つの期間のうちの1つの間にLTEワイヤレスネットワーク300へ送信されてもよい。LTEワイヤレスネットワーク300へのESRメッセージの送信は、シングルチップのモバイルワイヤレスデバイス102が、送信されたESRメッセージに対するLTEワイヤレスネットワーク300からの確認応答を待たないことを選択できるという点で、「ベストエフォート」送信として実現されてもよい。(LTEワイヤレスネットワーク300からモバイルワイヤレスデバイス102への確認応答は、図14には示していない。)「ベストエフォート」送信の場合、シングルチップのモバイルワイヤレスデバイス102は、送信されたESRメッセージは、LTEワイヤレスネットワーク300によって適切に受信されたと仮定してもよい。LTEワイヤレスネットワーク300からの確認応答を待たないことにより、シングルチップのモバイルワイヤレスデバイス102は、CDMA2000 1xワイヤレスネットワーク200へのモバイル着の呼の確立を最小限の遅延で進行させることができる。
図14に示す一実施形態では、CDMA2000 1xワイヤレスネットワーク200からモバイルワイヤレスデバイス102宛てのページング1402を受信した後で、モバイルワイヤレスデバイス102は、1つ以上の受信器をまたLTEワイヤレスネットワーク300にチューニングし直して、ESRメッセージ1404をLTEワイヤレスネットワーク300に送信し、その後、ページング応答1406をCDMA2000 1xワイヤレスネットワーク200に送信してもよい。ESRメッセージをLTEワイヤレスネットワーク300に送信した後、モバイルワイヤレスデバイス102は、LTEワイヤレスネットワーク300からのESRメッセージの確認応答を待たずに、1つ以上の受信器をまたCDMA2000 1xワイヤレスネットワーク200にチューニングし直してもよい。モバイルワイヤレスデバイス102は、ESR1404をLTEワイヤレスネットワーク300に送信した後、ページング応答1406をCDMA2000 1xワイヤレスネットワーク200に送信して、モバイルワイヤレスデバイス102とCDMA2000 1xワイヤレスネットワーク200との接続の確立を完了させてもよい。
図14に示すもう1つの実施形態では、モバイルワイヤレスデバイス102は、CDMA2000 1xワイヤレスネットワーク200からのモバイルワイヤレスデバイス102宛てのページング1402に対してページング応答1406を使って応答し、次いで、モバイルワイヤレスデバイス102の1つ以上の受信器をCDMA2000 1xワイヤレスネットワーク200からまたLTEワイヤレスネットワーク300にチューニングし直して、ESRメッセージ1410をLTEワイヤレスネットワーク300に送信する。モバイルワイヤレスデバイス102は、同時に、CDMA2000 1xワイヤレスネットワーク200とのトラヒック1416を交換する前に、任意の確認応答1408メッセージのため、および、CDMA2000 1xワイヤレスネットワーク200からの拡張チャネル割当てメッセージ1412のために、1つの受信器をCDMA2000 1xワイヤレスネットワーク200を待ち受けたままにしてもよい。ESR1410メッセージをLTEワイヤレスネットワーク300に送信する前にページング応答1406をCDMA2000 1xワイヤレスネットワーク200に送信することによって、モバイルワイヤレスデバイス102とCDMA2000 1xワイヤレスネットワーク200との間の接続の確立が、遅延なく進行しうる。
図14に示す別の実施形態では、モバイルワイヤレスデバイス102は、拡張チャネル割当てメッセージ1412をCDMA2000 1xワイヤレスネットワーク200から受信し終わるまで、ただし、CDMA2000 1xワイヤレスネットワーク200とのトラヒック1416が開始される前まで、ESRメッセージ1414をLTEワイヤレスネットワーク300に送信するのを待ってもよい。ESRメッセージがいつ送信されるのかが異なる上記の実施形態の各々を選択する際、モバイルワイヤレスデバイス102は、LTEワイヤレスネットワーク300のための無線リソースをより早く解放できるLTEワイヤレスネットワーク300への早期の応答と、CDMA2000 1xワイヤレスネットワーク200との接続を迅速に確立するためのCDMA2000 1xワイヤレスネットワーク200への素早い応答との間でトレードオフを行ってもよい。
一部の実施形態では、LTEワイヤレスネットワーク300は、シングルチップのモバイルワイヤレスデバイス102の1つ以上の機能に関する知識に基づいて、シングルチップのモバイルワイヤレスデバイス102に対する無線リソースの割当てを一時停止してもよい。シングルチップのモバイルワイヤレスデバイス102は、例えば起動の間に、および/または、LTEワイヤレスネットワーク300へのモバイルワイヤレスデバイス102の登録の間に、デバイス能力指標および/または1つ以上の機能ビットを所定のメッセージの中でLTEワイヤレスネットワーク300に送信することによって、1つ以上の自分の機能を示してもよい。また、LTEワイヤレスネットワーク300は、シングルチップのモバイルワイヤレスデバイス102の機能を、これも起動および/または登録時に通信されうる、デバイスの一意の国際移動装置ID(IMEI)の知識に基づいて、判定してもよい。LTEワイヤレスネットワーク300は、選択されたシングルチップのモバイルワイヤレスデバイス102のためのLTEワイヤレスネットワーク300の接続の一時停止を対象とする一方で、例えばデュアルチップのモバイルワイヤレスデバイスのような、シングルチップのモバイルワイヤレスデバイス102ではないその他のモバイルワイヤレスデバイス102の連続的な接続を可能にしてもよい。
一実施形態では、シングルチップのモバイルワイヤレスデバイス102は、LTEワイヤレスネットワーク300との通信用に1つの送信パスと1つの受信パスとを用いてもよく、同時に、別個の受信パスを通してCDMA2000 1xワイヤレスネットワーク200上でページングメッセージを待ち受けてもよい。シングルチップのモバイルワイヤレスデバイス102のこのような操作モードを、「非RXダイバーシチ」モードと呼んでもよい。シングルの受信パスモードは、デュアルの受信パスモードより受信信号品質が劣る可能性があるが、しかし、信号品質は、場合によっては、LTEワイヤレスネットワーク300との接続を維持するのに十分である可能性がある。一部の実施形態では、シングルチップのモバイルワイヤレスデバイス102が、CQI/PMI/RIの値の所定の組み合わせをLTEワイヤレスネットワーク300に送信することによって、「非RXダイバーシチ」モードの使用をLTEワイヤレスネットワーク300に示してもよい。他の実施形態では、単一の受信器だけを用いる場合にLTEワイヤレスネットワーク300に送信される、いずれかのCQIの中で示されるチャネル信号品質は、二重の受信器を用いる場合より劣る可能性があるけれども、シングルチップのモバイルワイヤレスデバイス102は、「非RXダイバーシチ」モードの使用を明示的にLTEワイヤレスネットワーク300に示すことができない。
LTEワイヤレスネットワーク300は、LTEワイヤレスネットワーク300が「同期外れ」条件を検出した場合、単一の受信パスのモバイルワイヤレスデバイスへのアクティブなデータ接続のための無線リソースの割当てを一時停止してもよい。所定の期間についてシングルチップのモバイルワイヤレスデバイス102からデータを受信して正確に復号することがまったくできない場合に、「同期外れ」条件が宣言されることがある。「同期外れ」条件は、比較的短い(例えば、RRC接続の喪失に関する期間より短い)期間の上りのデータ停止によってトリガされることがある。LTEワイヤレスネットワーク300は、上り方向における正確に復号されたシグナリングメッセージ(またはデータメッセージ)の受信と同時に、シングルチップのモバイルワイヤレスデバイス102に対する無線リソースの割当てを再開してもよい。LTEワイヤレスネットワーク300とシングルチップのモバイルワイヤレスデバイス102との間の接続が、長い間「同期外れ」のままである場合には、LTEワイヤレスネットワーク300は、所定のタイムアウト期間に基づいてRRC接続を解放してもよい。LTEワイヤレスネットワーク300が、「同期外れ」条件を検出した時点ですぐに無線リソース割当てを一時停止した場合、LTEワイヤレスネットワーク300とシングルチップのモバイルワイヤレスデバイス102との間のアクティブな接続の短い周期的な中断の間に、最小限のデータ損失が生じることがある。シングルチップのモバイルワイヤレスデバイス102は、CDMA2000 1xワイヤレスネットワーク200からのページングメッセージを待ち受けて、シングルチップのモバイルワイヤレスデバイス102宛てのページングが受信されない場合には速やかにLTEワイヤレスネットワーク300に戻ってもよい。CDMA2000 1xワイヤレスネットワーク200において周期的なページング期間の間にページングを待ち受ける場合に、LTEワイヤレスネットワーク300へのRRC接続は動作中のままであってもよく、再度確立される必要はない。シングルチップのモバイルワイヤレスデバイス102宛てのページングが、CDMA2000 1xワイヤレスネットワーク200から受信された場合には、シングルチップのモバイルワイヤレスデバイス102は、CDMA2000 1xワイヤレスネットワーク200とのモバイル着の接続を形成してもよい。CDMA2000 1xワイヤレスネットワーク200とシングルチップのモバイルワイヤレスデバイス102との間のこのような接続の結果として、同期外れ条件が続くことがあり、LTEワイヤレスネットワーク300によってRRC接続が解放されることにつながる。
一部の実施形態では、シングルチップのモバイルワイヤレスデバイス102は、LTEワイヤレスネットワーク300へのRRC接続を解放するためにESRメッセージをLTEワイヤレスネットワーク300に送信しないことを選択してもよい。その代わり、RRC接続は、シングルチップのモバイルワイヤレスデバイス102がCDMA2000 1xワイヤレスネットワーク200に接続された場合の不活動性に起因して、タイムアウト期間の後でLTEワイヤレスネットワーク300によって解放されてもよい。
説明される実施形態の各種の態様は、ソフトウェアによって、ハードウェアによって、あるいはハードウェアとソフトウェアとの組み合わせによって実装されてもよい。また、説明される実施形態は、非一時的なコンピュータ可読媒体上のコンピュータプログラムコードとしてエンコードされてもよい。非一時的なコンピュータ可読媒体とは、その後コンピュータシステムによって読み取られうるデータを記憶することができる、いずれかのデータ記憶デバイスである。非一時的なコンピュータ可読媒体の例には、リードオンリーメモリと、ランダムアクセスメモリと、CD−ROMと、DVDと、磁気テープと、光データストレージデバイスとが含まれる。また、コンピュータプログラムコードは、コンピュータプログラムコードが分散形式で記憶され、実行されるように、ネットワーク接続されたコンピュータシステム上で分散されてもよい。
説明される実施形態の各種の態様、実施形態、実装または特徴は、別個にかまたはいずれかの組み合わせによって使用されうる。上記の記述では、説明される実施形態の十分な理解を提供するため、説明の目的で、特定の用語を用いている。しかし、当業者には明らかであろうが、説明される実施形態を実施するために、特定の詳細が必要なのではない。従って、本明細書で説明される特定の実施形態の上記の説明は、例示および説明の目的で提示されたものである。それらは、網羅的であることや、実施形態を開示されたその形態に限定することを目標としていない。当業者には明らかであろうが、上記の教示内容に照らして多くの修正形態および変形形態が可能である。
説明される実施形態の利点は非常に多い。多様な態様、実施形態または実装が、以下のような1つ以上の利点をもたらす可能性がある。本発明の実施形態の多くの特徴および利点は、上記の説明から明らかであり、従って、添付の請求項によって本発明のそのような特徴および利点をすべてカバーすることが、意図されている。さらに、当業者であれば多くの修正形態および変更形態を容易に思いつくであろうから、実施形態は、例示され説明されるのとまったく同じ構成および動作に限定されるべきではない。従って、すべての適切な修正形態および均等物は、本発明の範囲内に入るとして扱うことができる。

Claims (20)

  1. モバイルデバイスと複数のワイヤレスネットワークとの間の接続を管理する方法であって、
    前記モバイルデバイスにおいて、
    第1のワイヤレスネットワークとの無線リソース制御(RRC)接続を確立するステップと、
    前記モバイルデバイスを第2のワイヤレスネットワークに登録するステップと、
    前記第1のワイヤレスネットワークへ無線リソース一時停止トリガを送信するステップであって、前記無線リソース一時停止トリガは、前記モバイルデバイスに対する無線リソースの割当てを一時停止するインジケーションを前記第1のワイヤレスネットワークに対して提供する、ステップと、
    一時停止期間の間に前記第2のワイヤレスネットワークから前記モバイルデバイスへ宛てられたページングを待ち受けるように前記モバイルデバイスの1以上の受信器をチューニングするステップと、
    前記一時停止期間の間に前記モバイルデバイスへ宛てられたページングを受信せず、前記一時停止期間が、前記第1のワイヤレスネットワークが前記RRC接続をドロップするという結果をもたらす期間を超えていない場合に、
    前記モバイルデバイスの前記1以上の受信器を前記第1のワイヤレスネットワークへとチューニングし直すステップと、
    前記RRC接続を通じて前記第1のワイヤレスネットワークへシグナリングメッセージを送信するステップであって、前記シグナリングメッセージは、前記モバイルデバイスが前記第1のワイヤレスネットワークとのデータ通信を再開する準備が完了しているというインジケーションを前記第1のワイヤレスネットワークに対して提供する、ステップと、
    を備えることを特徴とする方法。
  2. 前記無線リソース一時停止トリガは、チャネル品質指標、プリコーディングマトリクス指標、及びランク指標のうちの1以上の値に関する予め定義された組み合わせを含む
    ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  3. 前記無線リソース一時停止トリガは、前記RRC接続の解放を要求する拡張サービス要求(ESR)メッセージを含まない
    ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  4. 前記モバイルデバイスにおいて、
    前記一時停止期間の間に前記モバイルデバイスへ宛てられたページングを受信した場合に、
    前記第1のワイヤレスネットワークへ、前記RRC接続の解放を要求する拡張サービス要求(ESR)メッセージを送信するステップと
    前記第2のワイヤレスネットワークへページング応答メッセージを送信するステップと、
    を更に備えることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  5. 音声呼をサポートする、前記第2のワイヤレスネットワークとのモバイル着信接続を確立するステップと、
    前記音声呼の完了後に、
    前記1以上の受信器を前記第1のワイヤレスネットワークへとチューニングし直すステップと、
    前記第1のワイヤレスネットワークとの別のRRC接続を再確立するステップと、
    を更に備えることを特徴とする請求項4に記載の方法。
  6. 前記モバイルデバイスは、前記第2のワイヤレスネットワークへ前記ページング応答メッセージを送信する前に、前記第1のワイヤレスネットワークへ前記ESRメッセージを送信する
    ことを特徴とする請求項4に記載の方法。
  7. 前記モバイルデバイスは、前記第1のワイヤレスネットワークへ前記ESRメッセージを送信する前に、前記第2のワイヤレスネットワークへ前記ページング応答メッセージを送信する
    ことを特徴とする請求項4に記載の方法。
  8. 前記モバイルデバイスにおいて、
    前記第2のワイヤレスネットワークから拡張チャネル割当てを受信した後、前記第2のワイヤレスネットワークとのトラヒック交換が開始する前に、前記第1のワイヤレスネットワークへ前記ESRメッセージを送信するステップ
    を更に備えることを特徴とする請求項7に記載の方法。
  9. 前記一時停止期間の間に、前記一時停止期間が、前記第1のワイヤレスネットワークが前記RRC接続をドロップするという結果をもたらす前記期間を超えた場合に、前記第1のワイヤレスネットワークとの別のRRC接続を再確立するステップ
    を更に備えることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  10. 前記第1のワイヤレスネットワークは、ロングタームエボリューション(LTE)ワイヤレスネットワークであり、前記第2のワイヤレスネットワークは、CDMA2000 1xワイヤレスネットワークである
    ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  11. 複数のワイヤレスネットワークと通信するように構成されたユーザ装置(UE)との接続を管理する方法であって、
    第1のワイヤレスネットワークの無線アクセスサブシステムにおいて、
    前記UEが、確立した無線リソース制御(RRC)接続を通じて前記第1のワイヤレスネットワークに関連付けられており、同時に、第2のワイヤレスネットワークに登録されている時に、
    前記UEから無線リソース一時停止トリガを受信するステップであって、前記無線リソース一時停止トリガは、前記RRC接続をドロップせずに前記UEに対する無線リソースの割当てを一時停止するインジケーションを提供する、ステップと、
    一時停止期間の間、前記UEに対する無線リソースの割当てを一時停止するステップと、
    前記一時停止期間の間、1以上の他のUEに無線リソースを割り当てるステップと、
    前記一時停止期間が、前記RRC接続をドロップするという結果をもたらす期間を超えていない場合に、前記確立したRRC接続を通じて前記UEからシグナリングメッセージを受信した後に、前記UEに対する無線リソースの割当てを再開するステップと、
    を備えることを特徴とする方法。
  12. 前記無線リソース一時停止トリガは、チャネル品質指標、プリコーディングマトリクス指標、及びランク指標のうちの1以上の値に関する予め定義された組み合わせを含む
    ことを特徴とする請求項11に記載の方法。
  13. 前記無線リソース一時停止トリガは、前記RRC接続の解放を要求する拡張サービス要求(ESR)メッセージを含まない
    ことを特徴とする請求項11に記載の方法。
  14. 前記第1のワイヤレスネットワークの前記無線アクセスサブシステムにおいて、
    前記一時停止期間が、不活化タイマー期限切れ期間を超えた場合に、前記UEと前記第1のワイヤレスネットワークとの間の前記RRC接続を解放するステップ
    を更に備えることを特徴とする請求項11に記載の方法。
  15. 前記第1のワイヤレスネットワークの前記無線アクセスサブシステムにおいて、
    別のRRC接続を再確立する要求を前記UEから受信したことに応えて、前記UEと前記第1のワイヤレスネットワークとの間で新たなRRC接続を再確立するステップ
    を更に備えることを特徴とする請求項12に記載の方法。
  16. 前記一時停止期間は、前記第2のワイヤレスネットワークの1以上のページング周期を含む
    ことを特徴とする請求項11に記載の方法。
  17. 前記第1のワイヤレスネットワークは、ロングタームエボリューション(LTE)ワイヤレスネットワークであり、前記第2のワイヤレスネットワークは、CDMA2000 1xワイヤレスネットワークである
    ことを特徴とする請求項11に記載の方法。
  18. 実行可能命令を有するプログラムであって、前記実行可能命令は、モバイルデバイスの1以上のプロセッサにより実行された場合に、前記モバイルデバイスに、
    第1のワイヤレスネットワークとの無線リソース制御(RRC)接続を確立するステップと、
    前記モバイルデバイスを第2のワイヤレスネットワークに登録するステップと、
    前記第1のワイヤレスネットワークへ無線リソース一時停止トリガを送信するステップであって、前記無線リソース一時停止トリガは、前記モバイルデバイスに対する無線リソースの割当てを一時停止するインジケーションを前記第1のワイヤレスネットワークに対して提供する、ステップと、
    ページングメッセージを待ち受けるために、前記モバイルデバイスの1以上の受信器を前記第2のワイヤレスネットワークへとチューニングするステップと、
    一時停止期間の間に前記モバイルデバイスへ宛てられたページングを受信していない場合に、
    前記モバイルデバイスの前記1以上の受信器を前記第1のワイヤレスネットワークへとチューニングし直すステップと、
    前記第1のワイヤレスネットワークとの通信を再開するステップと、
    を実行させることを特徴とするプログラム
  19. 前記一時停止期間は、RRC不活化タイマー期限切れ期間を超えない
    ことを特徴とする請求項18に記載のプログラム
  20. 前記モバイルデバイスの前記1以上のプロセッサによる前記実行可能命令の実行は、前記モバイルデバイスに、
    前記一時停止期間の間に前記モバイルデバイスへ宛てられた前記ページングを受信していない場合に、前記第1のワイヤレスネットワークへシグナリングメッセージを送信するステップであって、前記シグナリングメッセージは、前記モバイルデバイスとの通信を再開するというインジケーションを前記第1のワイヤレスネットワークに対して提供する、ステップ
    を更に実行させることを特徴とする請求項19に記載のプログラム
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