JP6687452B2 - 移動通信システム、ユーザ端末、プロセッサ、記憶媒体及びプログラム - Google Patents

移動通信システム、ユーザ端末、プロセッサ、記憶媒体及びプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP6687452B2
JP6687452B2 JP2016079463A JP2016079463A JP6687452B2 JP 6687452 B2 JP6687452 B2 JP 6687452B2 JP 2016079463 A JP2016079463 A JP 2016079463A JP 2016079463 A JP2016079463 A JP 2016079463A JP 6687452 B2 JP6687452 B2 JP 6687452B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
communication
enb
user terminal
base station
data
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2016079463A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016154372A (ja
Inventor
空悟 守田
空悟 守田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyocera Corp
Original Assignee
Kyocera Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kyocera Corp filed Critical Kyocera Corp
Publication of JP2016154372A publication Critical patent/JP2016154372A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6687452B2 publication Critical patent/JP6687452B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L5/00Arrangements affording multiple use of the transmission path
    • H04L5/0091Signaling for the administration of the divided path
    • H04L5/0092Indication of how the channel is divided
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W72/00Local resource management
    • H04W72/04Wireless resource allocation
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W76/00Connection management
    • H04W76/10Connection setup
    • H04W76/14Direct-mode setup
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W92/00Interfaces specially adapted for wireless communication networks
    • H04W92/16Interfaces between hierarchically similar devices
    • H04W92/18Interfaces between hierarchically similar devices between terminal devices

Description

本発明は、D2D通信をサポートする移動通信システム、ユーザ端末、プロセッサ、及び記憶媒体に関する。
移動通信システムの標準化プロジェクトである3GPP(3rd Generation Partnership Project)では、リリース12以降の新機能として、端末間(Device to Device:D2D)通信の導入が検討されている(非特許文献1参照)。
D2D通信においては、近接する複数のユーザ端末が、ネットワークとの無線接続を確立した状態(同期がとられた状態)で、相互に直接的な無線通信を行うことができる。なお、D2D通信は、近傍サービス(Proximity Service)通信と称されることもある。
3GPP技術報告 「TR 22.803 V0.3.0」 2012年5月
しかしながら、現状の3GPP規格には、D2D通信を適切に制御するための仕様が規定されていない。よって、D2D通信と、セルラ通信(ユーザ端末と基地局との間の無線通信)と、を両立できないといった問題がある。
そこで、本発明は、D2D通信を適切に制御できる移動通信システム、ユーザ端末、プロセッサ、及び記憶媒体を提供する。
一実施形態によれば、ネットワークから割り当てられる無線リソースを用いて行う直接的な端末間通信であるD2D通信をサポートする移動通信システムは、前記D2D通信を開始するためのD2D開始要求を前記ネットワークに送信するユーザ端末を有し、前記D2D開始要求は、前記D2D通信において前記ユーザ端末が使用するアプリケーションを示すアプリケーション識別子と、前記D2D通信において前記ユーザ端末の通信相手となる他のユーザ端末を示す端末識別子と、を含む。
一実施形態によれば、ネットワークから割り当てられる無線リソースを用いて行う直接的な端末間通信であるD2D通信をサポートする移動通信システムにおけるユーザ端末であって、前記D2D通信を開始するためのD2D開始要求を前記ネットワークに送信する送信部を有し、前記D2D開始要求は、前記D2D通信において前記ユーザ端末が使用するアプリケーションを示すアプリケーション識別子と、前記D2D通信において前記ユーザ端末の通信相手となる他のユーザ端末を示す端末識別子と、を含む。
一実施形態によれば、ネットワークから割り当てられる無線リソースを用いて行う直接的な端末間通信であるD2D通信をサポートする移動通信システムにおけるユーザ端末に備えられるプロセッサは、前記D2D通信を開始するためのD2D開始要求を前記ネットワークに送信する処理を実行し、前記D2D開始要求は、前記D2D通信において前記ユーザ端末が使用するアプリケーションを示すアプリケーション識別子と、前記D2D通信において前記ユーザ端末の通信相手となる他のユーザ端末を示す端末識別子と、を含む。
一実施形態によれば、ネットワークから割り当てられる無線リソースを用いて行う直接的な端末間通信であるD2D通信をサポートする移動通信システムにおけるユーザ端末に備えられる記憶媒体は、前記D2D通信を開始するためのD2D開始要求を前記ネットワークに送信する処理を実行するためのプログラムを記憶し、前記D2D開始要求は、前記D2D通信において前記ユーザ端末が使用するアプリケーションを示すアプリケーション識別子と、前記D2D通信において前記ユーザ端末の通信相手となる他のユーザ端末を示す端末識別子と、を含む。
図1は、LTEシステムの構成図である。 図2は、UEのブロック図である。 図3は、eNBのブロック図である。 図4は、LTEシステムにおける無線インターフェイスのプロトコルスタック図である。 図5は、LTEシステムで使用される無線フレームの構成図である。 図6は、セルラ通信におけるデータパスを示す。 図7は、D2D通信におけるデータパスを示す。 図8は、第1実施形態に係る探索動作パターン1のシーケンス図である。 図9は、第1実施形態に係る探索動作パターン2のシーケンス図である。 図10は、第1実施形態に係る無線リソース割当方法の決定動作のフロー図である。 図11は、第1実施形態に係る無線リソース割当動作を説明するための図である(その1)。 図12は、第1実施形態に係る無線リソース割当動作を説明するための図である(その2)。 図13は、第1実施形態に係る無線リソース割当動作を説明するための図である(その3)。 図14は、第1実施形態に係る送信電力制御及び再送制御を説明するための図である。 図15は、D2D通信における送信電力が最大送信電力を超える場合のシーケンス図である。 図16は、第1実施形態に係る干渉回避動作を説明するための図である(その1)。 図17は、第1実施形態に係る干渉回避動作を説明するための図である(その2)。 図18は、第2実施形態に係るD2D通信要求動作を説明するための図である。 図19は、第2実施形態に係るD2D通信動作を説明するための図である。
[実施形態の概要]
実施形態に係る移動通信システムは、ネットワークから割り当てられる無線リソースを用いて行う直接的な端末間通信であるD2D通信をサポートする。移動通信システムは、前記D2D通信を開始するためのD2D開始要求を前記ネットワークに送信するユーザ端末を有する。前記D2D開始要求は、前記D2D通信において前記ユーザ端末が使用するアプリケーションを示すアプリケーション識別子と、前記D2D通信において前記ユーザ端末の通信相手となる他のユーザ端末を示す端末識別子と、を含む。
これにより、ネットワークは、どのユーザ端末間で且つどのようなアプリケーションを使用してD2D通信が行われるのかを把握できる。したがって、ネットワークは、D2D通信を適切に制御できる。
前記ネットワークは、前記D2D開始要求を受信した後、前記D2D開始要求に含まれる前記アプリケーション識別子及び前記端末識別子に基づいて、前記ユーザ端末と送受信するデータが前記D2D通信のデータであるか否かを判断してもよい。
これにより、ネットワークは、D2D通信のデータを他のデータ(セルラ通信のデータ)から分離できる。
[第1実施形態]
以下において、3GPP規格に準拠して構成される移動通信システム(以下、「LTEシステム」)にD2D通信を導入する場合の実施形態を説明する。
(1)LTEシステムの概要
図1は、本実施形態に係るLTEシステムの構成図である。
図1に示すように、LTEシステムは、複数のUE(User Equipment)100と、E−UTRAN(Evolved Universal Terrestrial Radio Access Network)10と、EPC(Evolved Packet Core)20と、を含む。本実施形態においてE−UTRAN10及びEPC20は、ネットワークを構成する。
UE100は、移動型の無線通信装置であり、無線接続を確立したセル(サービングセル)との無線通信を行う。UE100はユーザ端末に相当する。
E−UTRAN10は、複数のeNB200(evolved Node−B)を含む。eNB200は基地局に相当する。eNB200は、セルを管理しており、セルとの無線接続を確立したUE100との無線通信を行う。
なお、「セル」は、無線通信エリアの最小単位を示す用語として使用される他に、UE100との無線通信を行う機能を示す用語としても使用される。
eNB200は、例えば、無線リソース管理(RRM)機能と、ユーザデータのルーティング機能と、モビリティ制御及びスケジューリングのための測定制御機能と、を有する。
EPC20は、MME(Mobility Management Entity)/S−GW(Serving−Gateway)300と、OAM400(Operation and Maintenance)と、を含む。
MMEは、UE100に対する各種モビリティ制御等を行うネットワークノードであり、制御局に相当する。S−GWは、ユーザデータの転送制御を行うネットワークノードであり、交換局に相当する。
eNB200は、X2インターフェイスを介して相互に接続される。また、eNB200は、S1インターフェイスを介してMME/S−GW300と接続される。
OAM400は、オペレータによって管理されるサーバ装置であり、E−UTRAN10の保守及び監視を行う。
次に、UE100及びeNB200の構成を説明する。
図2は、UE100のブロック図である。図2に示すように、UE100は、アンテナ101と、無線送受信機110と、ユーザインターフェイス120と、GNSS(Global Navigation Satellite System)受信機130と、バッテリ140と、メモリ150と、プロセッサ160と、を有する。メモリ150は、記憶媒体に相当する。
UE100は、GNSS受信機130を有していなくてもよい。また、メモリ150をプロセッサ160と一体化し、このセット(すなわち、チップセット)をプロセッサ160’としてもよい。
アンテナ101及び無線送受信機110は、無線信号の送受信に用いられる。アンテナ101は、複数のアンテナ素子を含む。無線送受信機110は、プロセッサ160が出力するベースバンド信号を無線信号に変換してアンテナ101から送信する。また、無線送受信機110は、アンテナ101が受信する無線信号をベースバンド信号に変換してプロセッサ160に出力する。
ユーザインターフェイス120は、UE100を所持するユーザとのインターフェイスであり、例えば、ディスプレイ、マイク、スピーカ、及び各種ボタンなどを含む。ユーザインターフェイス120は、ユーザからの操作を受け付けて、該操作の内容を示す信号をプロセッサ160に出力する。
GNSS受信機130は、UE100の地理的な位置を示す位置情報を得るために、GNSS信号を受信して、受信した信号をプロセッサ160に出力する。
バッテリ140は、UE100の各ブロックに供給すべき電力を蓄える。
メモリ150は、プロセッサ160によって実行されるプログラムと、プロセッサ160による処理に使用される情報と、を記憶する。
プロセッサ160は、ベースバンド信号の変調・復調及び符号化・復号などを行うベースバンドプロセッサと、メモリ150に記憶されるプログラムを実行して各種の処理を行うCPU(Central Processing Unit)と、を含む。プロセッサ160は、さらに、音声・映像信号の符号化・復号を行うコーデックを含んでもよい。
プロセッサ160は、例えば、各種のアプリケーションを実行するとともに、後述する各種の通信プロトコルを実行する。プロセッサ160が行う処理の詳細については後述する。
図3は、eNB200のブロック図である。図3に示すように、eNB200は、アンテナ201と、無線送受信機210と、ネットワークインターフェイス220と、メモリ230と、プロセッサ240と、を有する。
アンテナ201及び無線送受信機210は、無線信号の送受信に用いられる。アンテナ201は、複数のアンテナ素子を含む。無線送受信機210は、プロセッサ240が出力するベースバンド信号を無線信号に変換してアンテナ201から送信する。また、無線送受信機210は、アンテナ201が受信する無線信号をベースバンド信号に変換してプロセッサ240に出力する。
ネットワークインターフェイス220は、X2インターフェイスを介して隣接eNB200と接続され、S1インターフェイスを介してMME/S−GW300と接続される。ネットワークインターフェイス220は、X2インターフェイス上で行う通信及びS1インターフェイス上で行う通信に用いられる。
メモリ230は、プロセッサ240によって実行されるプログラムと、プロセッサ240による処理に使用される情報と、を記憶する。
プロセッサ240は、ベースバンド信号の変調・復調及び符号化・復号などを行うベースバンドプロセッサと、メモリ230に記憶されるプログラムを実行して各種の処理を行うCPUと、を含む。なお、メモリ230をプロセッサ240と一体化し、このセット(すなわち、チップセット)をプロセッサとしてもよい。
プロセッサ240は、例えば、後述する各種の通信プロトコルを実行する。プロセッサ240が行う処理の詳細については後述する。
図4は、LTEシステムにおける無線インターフェイスのプロトコルスタック図である。
図4に示すように、無線インターフェイスプロトコルは、OSI参照モデルのレイヤ1〜レイヤ3に区分されており、レイヤ1は物理(PHY)レイヤである。レイヤ2は、MAC(Media Access Control)レイヤと、RLC(Radio Link Control)レイヤと、PDCP(Packet Data Convergence Protocol)レイヤと、を含む。レイヤ3は、RRC(Radio Resource Control)レイヤを含む。
物理レイヤは、符号化・復号、変調・復調、アンテナマッピング・デマッピング、及びリソースマッピング・デマッピングを行う。物理レイヤは、物理チャネルを用いて上位レイヤに伝送サービスを提供する。UE100の物理レイヤとeNB200の物理レイヤとの間では、物理チャネルを介してデータが伝送される。
MACレイヤは、データの優先制御、及びハイブリッドARQ(HARQ)による再送処理などを行う。UE100のMACレイヤとeNB200のMACレイヤとの間では、トランスポートチャネルを介してデータが伝送される。eNB200のMACレイヤは、上下リンクのトランスポートフォーマット(トランスポートブロックサイズ、変調・符号化方式など)及びリソースブロックを決定するMACスケジューラを含む。
RLCレイヤは、MACレイヤ及び物理レイヤの機能を利用してデータを受信側のRLCレイヤに伝送する。UE100のRLCレイヤとeNB200のRLCレイヤとの間では、論理チャネルを介してデータが伝送される。
PDCPレイヤは、ヘッダ圧縮・伸張、及び暗号化・復号化を行う。
RRCレイヤは、制御プレーンでのみ定義される。UE100のRRCレイヤとeNB200のRRCレイヤとの間では、無線ベアラを介してデータが伝送される。RRCレイヤは、無線ベアラの確立、再確立及び解放に応じて、論理チャネル、トランスポートチャネル、及び物理チャネルを制御する。UE100のRRCとeNB200のRRCとの間にRRC接続がある場合、UE100はRRC接続状態であり、そうでない場合、UE100はRRCアイドル状態である。
RRCレイヤの上位に位置するNAS(Non−Access Stratum)レイヤは、セッション管理及びモビリティ管理などを行う。
図5は、LTEシステムで使用される無線フレームの構成図である。LTEシステムは、下りリンクにはOFDMA(Orthogonal Frequency Division Multiplexing Access)、上りリンクにはSC−FDMA(Single Carrier Frequency Division Multiple Access)がそれぞれ使用される。
図5に示すように、無線フレームは、時間方向に並ぶ10個のサブフレームで構成され、各サブフレームは、時間方向に並ぶ2個のスロットで構成される。各サブフレームの長さは1msであり、各スロットの長さは0.5msである。各サブフレームは、周波数方向に複数個のリソースブロック(RB)を含み、時間方向に複数個のシンボルを含む。各シンボルの先頭には、サイクリックプレフィックス(CP)と呼ばれるガード区間が設けられる。
下りリンクにおいて、各サブフレームの先頭数シンボルの区間は、主に物理下りリンク制御チャネル(PDCCH)として使用される制御領域である。また、各サブフレームの残りの区間は、主に物理下りリンク共有チャネル(PDSCH)として使用できる領域である。
上りリンクにおいて、各サブフレームにおける周波数方向の両端部は、主に物理上りリンク制御チャネル(PUCCH)として使用される制御領域である。また、各サブフレームにおける周波数方向の中央部は、主に物理上りリンク共有チャネル(PUSCH)として使用できる領域である。
(2)D2D通信の概要
次に、LTEシステムの通常の通信(セルラ通信)とD2D通信とを比較して説明する。
図6は、セルラ通信におけるデータパスを示す。ここでは、eNB200−1との無線接続を確立したUE(A)100−1と、eNB200−2との無線接続を確立したUE(B)100−2と、の間でセルラ通信を行う場合を例示している。なお、データパスとは、ユーザデータ(ユーザプレーン)のデータ転送経路を意味する。
図6に示すように、セルラ通信のデータパスはネットワークを経由する。詳細には、eNB200−1、S−GW300、及びeNB200−2を経由するデータパスが設定されている。
図7は、D2D通信におけるデータパスを示す。ここでは、eNB200−1との無線接続を確立したUE(A)100−1と、eNB200−2との無線接続を確立したUE(B)100−2と、の間でD2D通信を行う場合を例示している。
図7に示すように、D2D通信のデータパスはネットワークを経由しない。すなわち、UE間で直接的な無線通信を行う。このように、UE(A)100−1の近傍にUE(B)100−2が存在するのであれば、UE(A)100−1とUE(B)100−2との間でD2D通信を行うことによって、ネットワークのトラフィック負荷及びUE100のバッテリ消費量を削減するなどの効果が得られる。
ただし、D2D通信はLTEシステムの周波数帯域で行われることが想定されており、例えばセルラ通信への干渉を回避するために、ネットワークの制御下でD2D通信が行われる。
(3)第1実施形態に係る動作
以下において、第1実施形態に係る動作を説明する。
(3.1)探索動作
D2D通信の開始を望むUE(A)は、自身の近傍に存在する通信相手のUE(B)を発見する(Discover)機能を有していなければならない。また、UE(B)は、UE(A)から発見される(Discoverable)機能を有していなければならない。
本実施形態では、UE(A)は、通信相手のUE(B)を発見するために、自身の周囲に周期的に探索信号を送信する。UE(B)は、UE(A)から発見されるために、探索信号の待ち受けを行い、探索信号の受信に応じて応答信号をUE(A)に送信する。その後、ネットワークは、UE(A)及びUE(B)によるD2D通信の可否を判断する。
(3.1.1)動作パターン1
図8は、本実施形態に係る探索動作パターン1のシーケンス図である。
図8に示すように、ステップS1において、UE(A)100−1は、自身の周囲に探索信号を送信する。探索信号は、UE(A)100−1の識別子と、D2D通信に使用すべきアプリケーションの識別子と、を含む。アプリケーションの識別子は、例えば、探索信号に反応すべきUE(応答信号を送信すべきUE)を限定するために使用される。探索信号は、さらに、通信相手とするUE(B)100−2の識別子、又はD2D通信を行うべきUE100のグループ(D2D通信グループ)の識別子を含んでもよい。また、UE(A)100−1は、探索信号を送信する際に、該探索信号の送信電力を記憶する。
UE(B)100−2は、探索信号の待ち受けを行っており、UE(A)100−1からの探索信号を受信する。UE(B)100−2は、探索信号の受信電力(受信強度)を測定し、該測定した受信電力を記憶する。
ステップS2において、UE(B)100−2は、探索信号の受信に応じて、応答信号をUE(A)に送信する。応答信号は、UE(B)100−2の識別子と、D2D通信に使用すべきアプリケーションの識別子と、を含む。また、UE(B)100−2は、応答信号を送信する際に、該応答信号の送信電力を記憶する。
UE(A)100−1は、応答信号の待ち受けを行っており、UE(B)100−2からの応答信号を受信する。UE(A)100−1は、応答信号の受信電力(受信強度)を測定し、該測定した受信電力を記憶する。
ステップS3において、UE(A)100−1は、応答信号の受信に応じて、D2D通信の開始を望むことを示すD2D通信要求(A)をeNB200に送信する。D2D通信要求(A)は、UE(A)100−1の識別子と、D2D通信に使用すべきアプリケーションの識別子と、を含む。D2D通信要求(A)は、さらに、探索信号の送信電力の情報と、応答信号の受信電力の情報と、を含む。
eNB200は、D2D通信要求(A)を受信すると、D2D通信要求(A)の受信電力を測定し、該測定した受信電力の情報をD2D通信要求(A)に付加して、D2D通信要求(A)をMME/S−GW300に転送する。
ステップS4において、UE(B)100−2は、応答信号の送信に応じて、D2D通信の開始を望むことを示すD2D通信要求(B)をeNB200に送信する。D2D通信要求(B)は、UE(B)100−2の識別子と、D2D通信に使用すべきアプリケーションの識別子と、を含む。D2D通信要求(B)は、さらに、応答信号の送信電力の情報と、探索信号の受信電力の情報と、を含む。
eNB200は、D2D通信要求(B)を受信すると、D2D通信要求(B)の受信電力を測定し、該測定した受信電力の情報をD2D通信要求(B)に付加して、D2D通信要求(B)をMME/S−GW300に転送する。
MME/S−GW300は、D2D通信要求(A)及びD2D通信要求(B)を受信すると、D2D通信要求(A)及びD2D通信要求(B)から求められるUE間距離、UE・eNB間距離、及びアプリケーション特性などに基づいて、UE(A)100−1及びUE(B)100−2によるD2D通信の可否を判断する。例えば、MME/S−GW300は、以下の第1の判断基準〜第3の判断基準のうちの少なくとも1つにより、D2D通信の可否を判断する。
第1に、MME/S−GW300は、UE(A)100−1の近傍にUE(B)100−2が存在しない場合には、D2D通信が不可であると判断する。D2D通信は近傍のUE100同士で行うことが前提であり、遠隔のUE100同士でD2D通信を行うと干渉及びバッテリ消費量が増大してしまうからである。
例えば、MME/S−GW300は、D2D通信要求(A)に含まれる探索信号の送信電力と、D2D通信要求(B)に含まれる探索信号の受信電力と、の差分により、伝搬損失が分かるので、該伝搬損失に基づいてUE(A)100−1とUE(B)100−2との間の距離を推定できる。同様に、D2D通信要求(B)に含まれる応答信号の送信電力と、D2D通信要求(A)に含まれる応答信号の受信電力と、の差分により、伝搬損失が分かるので、該伝搬損失に基づいてUE(A)100−1とUE(B)100−2との間の距離を推定できる。
なお、探索信号及び応答信号のそれぞれの送信電力が予めシステム全体で一律に規定されていれば、該送信電力の情報をD2D通信要求に含めなくてもよい。
第2に、MME/S−GW300は、UE(A)100−1の近傍にeNB200が存在する場合、又はUE(B)100−2の近傍にeNB200が存在する場合には、D2D通信が不可であると判断する。eNB200の近傍でD2D通信を行うと、eNB200へ与える干渉が大きくなるからである。
例えば、MME/S−GW300は、eNB200がD2D通信要求(A)を受信した際の受信電力から、大まかな伝搬損失が分かるので、該伝搬損失に基づいてUE(A)100−1とeNB200との間の距離を推定できる。同様に、eNB200がD2D通信要求(B)を受信した際の受信電力から、大まかな伝搬損失が分かるので、該伝搬損失に基づいてUE(B)100−2とeNB200との間の距離を推定できる。ただし、正確な伝搬損失を求めるために、D2D通信要求の送信電力をUEから通知してもよい。
第3に、MME/S−GW300は、一時的に又は小容量(低負荷)のトラフィックを発生させるアプリケーションの場合には、D2D通信が不可であると判断する。言い換えると、連続的かつ大容量(高負荷)のトラフィックを発生させるアプリケーションの場合に限り、D2D通信が可能と判断する。一時的に又は低負荷のトラフィックを取り扱う場合、D2D通信のメリットが十分に活かされないからである。
例えば、ストリーミングやビデオ通話のアプリケーションは、連続的かつ高負荷のトラフィックを発生させるので、D2D通信が可能と判断する。ただし、詳細については後述するが、一時的に又は小容量(低負荷)のトラフィックを発生させるアプリケーションの場合であっても、D2D通信を適用してもよい。
MME/S−GW300は、UE(A)100−1及びUE(B)100−2によるD2D通信が可能と判断すると、その旨及び必要な情報をeNB200に通知し、eNB200の制御下でD2D通信が開始される。
動作パターン1によれば、UE(A)100−1及びUE(B)100−2がD2D通信に適した状態にある場合に限り、D2D通信を可能にすることができる。
(3.1.2)動作パターン2
上述した動作パターン1では、UE(B)が、探索信号の待ち受けを常に行うケースを想定していたが、例えばバッテリ消費量を削減するために探索信号の待ち受けを中止するケースも想定される。そこで、動作パターン2では、そのようなD2D通信のスリープ状態にあるUE(B)をUE(A)が発見できるようにする。
図9は、本実施形態に係る探索動作パターン2のシーケンス図である。
図9に示すように、ステップS11において、UE(A)100−1は、D2D通信の開始を望むことを示すD2D通信要求をeNB200に送信する。eNB200は、UE(A)100−1からのD2D通信要求をMME/S−GW300に転送する。D2D通信要求は、UE(A)100−1の識別子と、D2D通信に使用すべきアプリケーションの識別子と、を含む。探索信号は、さらに、通信相手とするUE(B)100−2の識別子、又はD2D通信を行うべきUE100のグループ(D2D通信グループ)の識別子を含んでもよい。
ステップS12において、MME/S−GW300は、UE(A)100−1の在圏エリア(或いは在圏セル)に存在するUE100のうち、UE(A)100−1からのD2D通信要求に合致するUE(B)100−2を特定する。また、MME/S−GW300は、UE(B)100−2の状態を確認し、探索信号の待ち受けを行っているか中止しているかを判断する。ここでは、UE(B)100−2が探索信号の待ち受けを中止していると仮定して説明を進める。
ステップS13において、MME/S−GW300は、UE(B)100−2への待ち受け開始要求をeNB200に送信する。eNB200は、MME/S−GW300からの待ち受け開始要求をUE(B)100−2に転送する。
ステップS14において、UE(B)100−2は、待ち受け開始要求を受信すると、探索信号の待ち受けを開始する。詳細には、UE(B)100−2は、探索信号の受信を所定の周期で試みる。
UE(B)100−2は、探索信号の待ち受けを開始した後、UE(A)100−1からの探索信号を受信(ステップS1)すると、該探索信号に対する応答信号をUE(A)100−1に送信(ステップS2)する。以降の動作は、動作パターン1と同様である。
動作パターン2によれば、D2D通信のスリープ状態にあるUE(B)100−2であっても、UE(A)100−1から発見されることができる。
(3.2)D2D通信における無線リソース割当
次に、D2D通信における無線リソースの割当動作について説明する。「無線リソース」は、時間・周波数リソースの単位であるリソースブロック(RB)、すなわち、周波数帯域を意味する。また、無線通信における変調・符号化方式(MCS)が「無線リソース」に含まれてもよい。
(3.2.1)無線リソース割当方法
eNB200は、D2D通信に対して、準静的な無線リソース割当を行う。本実施形態では、eNB200は、D2D通信に使用されるアプリケーションの特性に応じて、D2D通信における無線リソースの割当方法を決定する。
図10は、本実施形態に係る無線リソース割当方法の決定動作のフロー図である。本フローの実施に先立ち、eNB200は、MME/S−GW300から、D2D通信に使用されるアプリケーションの識別子を取得する。或いは、eNB200は、D2D通信を行うUE100から、D2D通信に使用されるアプリケーションの識別子を取得してもよい。
図10に示すように、ステップS21において、eNB200は、D2D通信に使用されるアプリケーションの識別子から該アプリケーションの特性を把握する。例えば、eNB200は、アプリケーションの識別子及びその特性を対応付けたテーブルを予め保持しており、該テーブルを用いることで、アプリケーションの特性を把握できる。
D2D通信に使用されるアプリケーションによるトラフィックが低負荷かつ一時的である場合(例えば、チャットなどである場合)、ステップS22において、eNB200は、他のD2D通信と共用される無線リソースをD2D通信に割り当てるよう決定する。これにより、無線リソースを節約することができる。この場合、同一の無線リソースが割り当てられる複数のD2D通信のそれぞれには、異なる符号(拡散符号)を割り当てることで、符号分割ができるようにする。例えば、D2D通信ペア1に符号1を割り当て、D2D通信ペア2に符号2を割り当てることで、各ペアは自ペアの情報と他のペアの情報とを分離できる。
また、D2D通信に使用されるアプリケーションによるトラフィックが高負荷かつ連続的である場合(例えば、ストリーミングなどである場合)、ステップS23において、eNB200は、専用の無線リソースをD2D通信に周期的に割り当てるよう決定する。これにより、D2D通信において大量のトラフィックを伝送できる。
さらに、D2D通信に使用されるアプリケーションによるトラフィックが、高負荷かつ連続的、なおかつ低遅延を要求する場合(例えば、ビデオ通話など)、ステップS24において、eNB200は、専用の無線リソースを、周期的に、かつ繰り返し送信が可能になるよう割り当てるよう決定する。これにより、D2D通信において大量のトラフィックを伝送できると共に、通信の信頼度を高めることができる。繰り返し送信とは、同一のデータを複数回繰り返し送信する方式に限らず、送信の度に冗長ビットを変化させて繰り返し送信する方式(例えば、Incremental Redundancy方式)であってもよい。
本実施形態に係る無線リソース割当方法によれば、D2D通信に使用されるアプリケーションの特性に応じて、D2D通信における無線リソースを適切に割り当てることが可能になる。
(3.2.2)バッファ状態報告に基づく無線リソース割当
UE100がセルラ通信及びD2D通信を同時に行う場合、eNB200は、D2D通信に対して、セルラ通信とは個別に無線リソース割当を制御できることが好ましい。本実施形態では、D2D通信に対して、セルラ通信とは個別に無線リソース割当を制御できるようにする。
また、セルラ通信においては、UE100が、eNB200への送信待ちデータ量(送信バッファ滞留量)を示すバッファ状態報告(BSR)をeNB200に送信し、eNB200が、UE100からのBSRに基づいてUE100に上り無線リソースの割当を制御する仕組みが存在する。本実施形態では、D2D通信においてもBSRに基づいて無線リソースの割当を制御できるようにする。
以下において、複数のアプリケーションを使用してセルラ通信のみを行うUE(A)100−1が、一部のアプリケーションをD2D通信に切り替えるケースを例に、D2D通信の無線リソース割当制御を行う動作を説明する。
図11は、複数のアプリケーションを使用してセルラ通信のみを行うUE(A)100−1の動作を説明するための図である。
図11に示すように、UE(A)100−1は、アプリケーション0,1,2,3,…を実行しており、各アプリケーションによるトラフィック及び制御信号を複数の論理チャネルを用いてeNB200へ伝送している。物理(PHY)レイヤにおいては、論理チャネル毎に、該論理チャネルで伝送されるデータを一時的に保持するためのバッファが設けられる。
論理チャネルは、複数の論理チャネルグループ(LCG)にグループ化される。図11の例では、LCG0〜LCG3の4つのLCGが存在する。論理チャネル毎にBSRを送信するとオーバーヘッドが大きくなるので、LCG毎にBSRを送信できるよう規定されている。
UE(A)100−1は、LCG0〜LCG3のそれぞれについてeNB200にBSRを送信する。eNB200のスケジューラは、LCG0〜LCG3のそれぞれについてBSRが示す送信バッファ滞留量を把握し、送信バッファ滞留量に応じた上り無線リソース割当を行う。
図12は、図11に示す状況から、一部のアプリケーションをUE(B)100−2とのD2D通信に切り替える場合のUE(A)100−1の動作を説明するための図である。
D2D通信に切り替える場合、MME/S−GW300(又はeNB200)は、D2D通信に使用すべきアプリケーション(ここでは、アプリケーション0)を特定し、特定したアプリケーション0をUE(A)100−1に通知する。
UE(A)100−1は、何れかのLCG(ここでは、LCG3)をアプリケーション0専用に分ける。すなわち、UE(A)100−1は、セルラ通信用のLCG0〜LCG2とは別に、D2D通信用のLCG3を確保する。
また、UE(A)100−1は、D2D通信用のLCG3に対して、D2D通信用のハードウェアリソースを確保する。ハードウェアリソースとは、プロセッサ160のリソース(処理リソース)、及びメモリ150のリソース(メモリリソース)を意味する。
さらに、UE(A)100−1は、D2D通信用のLCG3をeNB200に通知する。
eNB200は、UE(A)100−1から通知されたD2D通信用のLCG3に対して、D2D通信用の無線ネットワーク一時識別子(RNTI)を割り当てる。RNTIとは、制御のために一時的に与えるUE識別子である。例えば、PDCCHには、送信先のUE100のRNTIが含まれており、UE100は、PDCCHにおける自身のRNTIの有無により無線リソース割当の有無を判断する。
以下において、D2D通信用のRNTIを「D2D−RNTI」と称する。このように、eNB200は、セルラ通信用のRNTI(C−RNTI)とは別に、D2D−RNTIをUE(A)100−1に割り当てる。その結果、UE(A)100−1には、C−RNTI及びD2D−RNTIの合計2つのRNTIが割り当てられ、D2D通信の初期設定が完了する。
図13は、D2D通信中のUE(A)100−1の動作を説明するための図である。
図13に示すように、ステップS31において、UE(A)100−1は、eNB200への送信データ(DAT)と共に、BSR MCE(MAC Control Element)をeNB200に送信する。BSR MCEは、LCG0〜LCG3毎のBSRを含む。
ステップS32において、eNB200は、BSR MCEに基づいて、LCG0〜LCG3のそれぞれについてBSRが示す送信バッファ滞留量を把握し、LCG0〜LCG3毎に送信バッファ滞留量に応じた無線リソース割当を行う。ここで、eNB200は、LCG3についての送信バッファ滞留量に基づいて、D2D通信に割り当てる無線リソースを決定する。そして、eNB200は、D2D−RNTIを用いて、D2D通信に割り当てる無線リソースをPDCCH上でUE(A)100−1に通知する。
ステップS33において、UE(A)100−1は、D2D通信に割り当てられた無線リソースを用いて、UE(B)100−2への送信を行う。
本実施形態に係る無線リソース割当によれば、D2D通信に対して、セルラ通信とは個別に無線リソース割当を制御できる。また、D2D通信においてもBSRに基づいて無線リソースの割当を制御できる。
(3.3)D2D通信の送信電力制御
上述したように、D2D通信に使用されるアプリケーションによるトラフィックが高負荷かつ連続的である場合、専用の無線リソースがD2D通信に周期的に割り当てられる。D2D通信を行うUE(A)100−1及びUE(B)100−2は、周期的に割り当てられる無線リソースを交互に送信に使用する。また、エラー状況などに応じて繰り返し送信を行ってもよい。
図14は、D2D通信における送信電力制御及び再送制御を説明するための図である。図14において、ステップS41、S43、及びS44は、D2D通信に該当し、ステップS42は、セルラ通信に該当する。
図14に示すように、ステップS41において、UE(A)100−1は、UE(B)100−2に対して、データ1を送信する。UE(A)100−1は、データ1の送信と共に、該送信の送信電力の情報を含んだTxPower MCEを送信する。このように、UE(A)100−1は、UE(B)100−2に無線信号を送信する際、送信電力をUE(B)100−2に通知する。また、UE(A)100−1は、データ1と共に、UE(B)100−2から前回受信したデータ0についてのHARQ Ack/Nackの情報を含んだHARQ Ack/Nack MCEを送信する。
UE(B)100−2は、UE(A)100−1からのデータ1を受信すると、該受信の受信電力を測定する。また、UE(B)100−2は、測定した受信電力と、データ1と共に送信されたTxPower MCEが示す送信電力と、の差分に基づいて、UE(A)100−1に対して次回送信を行う際の送信電力を決定する。例えば、UE(A)100−1からのデータ1の送信電力と受信電力との差分が大きいほど、伝搬損失が大きいことから、UE(A)100−1に対して次回送信を行う際の送信電力を大きくするよう決定する。
ステップS42において、UE(A)100−1及びUE(B)100−2のそれぞれは、eNB200へのデータ送信を行う。上述したように、UE(A)100−1及びUE(B)100−2は、eNB200へのデータ送信時に、BSR MCEを送信する。
ステップS43において、UE(B)100−2は、UE(A)100−1に対して、データ2を送信する。UE(B)100−2は、データ2の送信と共に、該送信の送信電力の情報を含んだTxPower MCEを送信する。このように、UE(B)100−2は、UE(A)100−1に無線信号を送信する際、送信電力をUE(B)100−2に通知する。また、UE(B)100−2は、データ2と共に、UE(A)100−1から前回受信したデータ1についてのHARQ Ack/Nackの情報を含んだHARQ Ack/Nack MCEを送信する。
UE(A)100−1は、UE(B)100−2からのデータ2を受信すると、該受信の受信電力を測定する。また、UE(A)100−1は、測定した受信電力と、データ2と共に送信されたTxPower MCEが示す送信電力と、の差分に基づいて、UE(B)100−2に対して次回送信を行う際の送信電力を決定する。
ステップS44において、UE(A)100−1は、UE(B)100−2に対して、データ3を送信する。UE(A)100−1は、データ3の送信と共に、該送信の送信電力の情報を含んだTxPower MCEを送信する。また、UE(A)100−1は、データ3と共に、UE(B)100−2から前回受信したデータ2についてのHARQ Ack/Nackの情報を含んだHARQ Ack/Nack MCEを送信する。
このような処理の繰り返しにより、D2D通信における送信電力制御及び再送制御が行われる。
ただし、UE(A)100−1及び/又はUE(B)100−2の移動により、UE(A)100−1とUE(B)100−2との間の距離が長くなると、D2D通信における送信電力が大きくなる。本実施形態では、D2D通信における送信電力が最大送信電力を超える場合には、D2D通信を中止し、セルラ通信に切り替えるよう制御する。
図15は、D2D通信における送信電力が最大送信電力を超える場合のシーケンス図である。
図15に示すように、ステップS51において、eNB200は、D2D通信において許容される最大送信電力を示す最大電力情報をブロードキャストチャネル(BCCH)上で送信する。詳細には、eNB200は、最大電力情報をマスタ情報ブロック(MIB)又はシステム情報ブロック(SIB)に含めて送信する。UE(A)100−1及び/又はUE(B)100−2は、D2D通信を開始する際に、eNB200からの最大電力情報を取得して記憶する。
ステップS52において、UE(A)100−1及びUE(B)100−2は、D2D通信を行う。ここで、UE(A)100−1が、D2D通信における送信電力が最大送信電力を超えることを検知したと仮定して、説明を進める。
ステップS53において、UE(A)100−1は、D2D通信における送信電力が最大送信電力を超える旨をeNB200に通知する。言い換えると、UE(A)100−1は、D2D通信をセルラ通信に切り替えるようeNB200に要求する。
ステップS54において、eNB200は、D2D通信をセルラ通信に切り替えるようUE(A)100−1及びUE(B)100−2に指示するとともに、セルラ通信用の無線リソース割当を行う。
ステップS55及びS56において、UE(A)100−1及びUE(B)100−2は、D2D通信をセルラ通信に切り替える。
本実施形態に係る送信電力制御によれば、D2D通信における送信電力を適切に制御できる。
(3.4)D2D通信の干渉回避動作
本実施形態では、D2D通信がセルラ通信又は他のD2D通信からの干渉を受ける場合には、無線リソース割当の変更により干渉を回避する。
図16及び図17は、本実施形態に係る干渉回避動作を説明するための図である。図16及び図17において、UE(1A)100−1及びUE(1B)100−2のペアはD2D通信を行っており、UE(2A)100−3及びUE(2B)100−4のペアもD2D通信を行っている。ここで、各D2D通信に使用される無線リソースは同一であり、相互に干渉の影響を受けていると仮定する。
図16に示すように、UE(1A)100−1は、受信障害を検出すると、D2D通信中の受信障害に関する障害通知をeNB200に送信する。受信障害とは、受信タイミングにおいて受信に失敗した(具体的には、受信データを復号できない)ことを意味する。障害通知は、UE(1A)100−1の識別子と、D2D通信中である旨の情報と、を含む。なお、UE(1A)100−1は、受信障害の原因である他のD2D通信ペアからの干渉波を受信及び復号できるのであれば、該他のD2D通信ペアを干渉源と判断し、該他のD2D通信ペアに関する情報を障害通知に含めてもよい。
また、UE(2A)100−3も同様に、受信障害を検出すると、D2D通信中の受信障害に関する障害通知をeNB200に送信する。障害通知は、UE(2A)100−3の識別子と、D2D通信中である旨の情報と、を含む。なお、UE(2A)100−3は、受信障害の原因である他のD2D通信ペアからの干渉波を受信及び復号できるのであれば、該他のD2D通信ペアを干渉源と判断し、該他のD2D通信ペアに関する情報を障害通知に含めてもよい。
eNB200は、UE(1A)100−1及びUE(1B)100−2からなるD2D通信ペアと、UE(2A)100−3及びUE(2B)100−4からなるD2D通信ペアと、からそれぞれ障害通知を受信すると、各D2D通信ペアが同一の無線リソースをD2D通信に使用しているか否かを判断する。
図17に示すように、eNB200は、各D2D通信ペアが同一の無線リソースをD2D通信に使用していると判断すると、各D2D通信ペアが相互に干渉の影響を受けていると判断し、一方のD2D通信ペアの無線リソースの割当を変更する。例えば、eNB200は、UE(1A)100−1及びUE(1B)100−2からなるD2D通信ペアに対して、異なる無線リソースを割り当て直す。これにより、D2D通信の干渉が回避される。
[第2実施形態]
以下、第2実施形態について、第1実施形態との相違点を主として説明する。
図18は、本実施形態に係る通信制御方法を説明するための図である。
図18に示すように、ステップS1において、UE(A)100−1は、自身の周囲に探索信号を送信する。
ステップS2において、UE(B)100−2は、UE(A)100−1からの探索信号の受信に応じて、応答信号をUE(A)100−1に送信する。
ステップS3において、UE(A)100−1は、UE(B)100−2からの応答信号の受信に応じて、D2D通信の開始を望むことを示すD2D通信要求(A)をeNB200に送信する。
D2D通信要求(A)は、第1実施形態で説明したように、D2D通信要求(A)の送信元UE(すなわち、UE(A)100−1)を示す送信元識別子、D2D通信で使用するアプリケーションを示すアプリケーション識別子、探索信号の送信電力を示す送信電力情報、応答信号の受信電力を示す受信電力情報を含む。
本実施形態では、D2D通信要求(A)は、D2D通信の通信相手UE(すなわち、UE(B)100−2)を示す相手先識別子を更に含む。なお、UEの識別子としては、例えばGUTI(Globally Unique Temporary Identity)を使用できる。
eNB200は、D2D通信要求(A)を受信すると、D2D通信要求(A)の受信電力を測定し、該測定した受信電力の情報をD2D通信要求(A)に付加して、D2D通信要求(A)をMME/S−GW300に転送する。
ステップS4において、UE(B)100−2は、応答信号の送信に応じて、D2D通信の開始を望むことを示すD2D通信要求(B)をeNB200に送信する。
D2D通信要求(B)は、第1実施形態で説明したように、D2D通信要求(B)の送信元UE(すなわち、UE(B)100−2)を示す送信元識別子、D2D通信で使用するアプリケーションを示すアプリケーション識別子、応答信号の送信電力を示す送信電力情報、探索信号の受信電力を示す受信電力情報を含む。
本実施形態では、D2D通信要求(B)は、D2D通信の通信相手UE(すなわち、UE(A)100−1)を示す相手先識別子を更に含む。
eNB200は、D2D通信要求(B)を受信すると、D2D通信要求(B)の受信電力を測定し、該測定した受信電力の情報をD2D通信要求(B)に付加して、D2D通信要求(B)をMME/S−GW300に転送する。
MME/S−GW300は、D2D通信要求(A)及びD2D通信要求(B)を受信すると、D2D通信要求(A)及びD2D通信要求(B)に基づいて、UE(A)100−1及びUE(B)100−2によるD2D通信の可否を判断する。
MME/S−GW300は、UE(A)100−1及びUE(B)100−2によるD2D通信が可能と判断すると、その旨及び必要な情報をeNB200、UE(A)100−1、及びUE(B)100−2に通知する。そして、eNB200の制御下でD2D通信が開始される。
このように、本実施形態に係るD2D通信要求は、アプリケーション識別子及び相手先識別子を含むので、ネットワーク(eNB200及びMME/S−GW300)は、どのUE間で、どのようなアプリケーションを使用してD2D通信が行われるのかを把握できる。
図19は、本実施形態に係る通信制御方法を説明するための図である。
図19に示すように、UE(A)100−1は、UE(B)100−2以外の通信相手との通信(通信1)と、UE(B)100−2との通信(通信3)と、を行っている。
また、UE(B)100−2は、UE(A)100−1以外の通信相手との通信(通信2)と、UE(A)100−1との通信(通信3)と、を行っている。
上述したように、ネットワーク(eNB200及びMME/S−GW300)は、D2D通信要求により、どのUE間で、どのようなアプリケーションを使用してD2D通信が行われるのかを把握している。
よって、例えば、セルラ通信からD2D通信へ移行する際、又は、D2D通信のデータをeNB200が誤って受信した際に、ネットワーク(eNB200及びMME/S−GW300)は、UE(A)100−1及びUE(B)100−2と送受信するデータがD2D通信のデータであるか否かを判断できる。例えば、ネットワークとUE(A)100−1及びUE(B)100−2との間で送受信されるデータに含まれる送信先識別子及びアプリケーション識別子を、D2D通信要求に含まれる送信先識別子及びアプリケーション識別子と比較することで、当該データがD2D通信のデータであるか否かを判断する。
また、ネットワークは、アプリケーション及びUE(識別子)を知ることで、D2D通信に移行したサービスに対して、ネットワークにて使用していたリソース、ベアラなどを特定できる。
図19の例では、MME/S−GW300は、UE(A)100−1及びUE(B)100−2からeNB200を介して受信したデータがD2D通信のデータであると判断し、当該データをeNB200に折り返している。なお、当該判断を行う主体は、MME/S−GW300に限らず、eNB200であってもよい。
[その他の実施形態]
この開示の一部をなす記述及び図面はこの発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施形態、実施例及び運用技術が明らかとなる。
上述した実施形態では、D2D通信の可否を判断する主体がMME/S−GW300であったが、eNB200がD2D通信の可否を判断してもよい。
上述した実施形態では、無線リソース割当方法を決定する主体がeNB200であったが、MME/S−GW300が無線リソース割当方法を決定し、その結果をeNB200に通知してもよい。また、上述した実施形態では、アプリケーションの識別子に基づいて無線リソース割当方法を決定する一例を説明したが、アプリケーションの識別子に代えて、アプリケーションに要求される通信品質(すなわち、QoS)の識別子を使用してもよい。このようなQoSの識別子は、QCI(QoS Class Identifier)と称される。
上述した実施形態では、eNB200は、D2D通信において許容される最大送信電力を示す最大電力情報をブロードキャストチャネル(BCCH)上で送信していたが、最大電力情報をUE100個別に送信してもよい。この場合、eNB200は、自身とUE100との間の伝搬損失に応じて、D2D通信において許容される最大送信電力を決定することが好ましい。例えば、eNB200とUE100との間の伝搬損失が小さいほど、D2D通信において許容される最大送信電力を小さくするよう決定する。
また、上述した第2実施形態において、Locally Routedモード(局所中継モード)によって、UE(A)100−1とUE(B)100−2とが、D2D通信を行っている場合に、eNB200は、UE(A)100−1又はUE(B)100−2から受信したデータがD2D通信のデータであるか否かを判断してもよい。
例えば、UE(A)100−1は、UE(B)100−2へのデータをeNB200に送信する。eNB200は、UE(A)100−1から受信したデータに含まれる送信先識別子及びアプリケーション識別子に基づいて、UE(A)100−1から受信したデータがD2D通信のデータであるか否かを判定する。受信したデータがD2D通信のデータである場合には、eNB200は、受信したデータをMME/S−GW300に送信せずに、送信先識別子が示すUE(B)100−2に送信する。これにより、D2D通信がスムーズに実行される。一方、受信したデータがD2D通信のデータでない(例えば、セルラ通信のデータである)場合には、eNB200は、MME/S−GW300に送信することによって、当該データが送信先に届けられる。
なお、Locally Routedモードは、eNB200をよりも上位のネットワークであるコアネットワークを介さずにeNB200を介してD2D通信を行うモードである。
上述した実施形態では、本発明をLTEシステムに適用する一例を説明したが、LTEシステムに限定されるものではなく、LTEシステム以外のシステムに本発明を適用してもよい。
なお、米国仮出願第61/694004号(2012年8月28日出願)の全内容が、参照により、本願明細書に組み込まれている。
以上のように、本発明は、D2D通信を適切に制御できるので、セルラ移動通信などの無線通信分野において有用である。

Claims (5)

  1. 自ユーザ端末が行う近傍サービス通信におけるトラフィックの特性を基地局が認識するための第1情報を前記基地局に送信するユーザ端末を有し、
    前記近傍サービス通信は、ネットワークを介さずに、ユーザ端末間で行われ、
    前記ユーザ端末は、前記基地局から割り当てられる前記近傍サービス通信のための周期的な無線リソースを用いて前記近傍サービス通信を行い
    前記ユーザ端末は、さらに、前記基地局に対して、前記近傍サービス通信における送信先を示す識別子を送信することを特徴とする移動通信システム。
  2. 前記基地局は、前記第1情報により認識した前記トラフィックの特性に基づいて、前記周期的な無線リソースを前記ユーザ端末に割り当てることを特徴とする請求項1に記載の移動通信システム。
  3. ユーザ端末であって、
    前記ユーザ端末が行う近傍サービス通信におけるトラフィックの特性を基地局が認識するための第1情報を前記基地局に送信する送信部と、
    前記基地局から割り当てられる前記近傍サービス通信のための周期的な無線リソースを用いて前記近傍サービス通信を行う制御部と、を有し、
    前記送信部は、さらに、前記基地局に対して、前記近傍サービス通信における送信先を示す識別子を送信し、
    前記近傍サービス通信は、ネットワークを介さずに、ユーザ端末間で行われることを特徴とするユーザ端末。
  4. 前記周期的な無線リソースは、前記第1情報により前記基地局が認識するトラフィックの特性に基づいて前記ユーザ端末に割り当てられることを特徴とする請求項3に記載のユーザ端末。
  5. ユーザ端末のために用いられるプロセッサであって、
    前記ユーザ端末が行う近傍サービス通信におけるトラフィックの特性を基地局が認識するための第1情報を前記基地局に送信する処理と、
    前記基地局から割り当てられる前記近傍サービス通信のための周期的な無線リソースを用いて前記近傍サービス通信を行う処理と、
    前記基地局に対して、前記近傍サービス通信における送信先を示す識別子を送信する処理と、を実行し、
    前記近傍サービス通信は、ネットワークを介さずに、ユーザ端末間で行われることを特徴とするプロセッサ。
JP2016079463A 2012-08-28 2016-04-12 移動通信システム、ユーザ端末、プロセッサ、記憶媒体及びプログラム Active JP6687452B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US201261694004P 2012-08-28 2012-08-28
US61/694,004 2012-08-28

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014532984A Division JP6101696B2 (ja) 2012-08-28 2013-08-23 移動通信システム、ユーザ端末及びプロセッサ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016154372A JP2016154372A (ja) 2016-08-25
JP6687452B2 true JP6687452B2 (ja) 2020-04-22

Family

ID=50183385

Family Applications (2)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014532984A Active JP6101696B2 (ja) 2012-08-28 2013-08-23 移動通信システム、ユーザ端末及びプロセッサ
JP2016079463A Active JP6687452B2 (ja) 2012-08-28 2016-04-12 移動通信システム、ユーザ端末、プロセッサ、記憶媒体及びプログラム

Family Applications Before (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014532984A Active JP6101696B2 (ja) 2012-08-28 2013-08-23 移動通信システム、ユーザ端末及びプロセッサ

Country Status (4)

Country Link
US (1) US10484160B2 (ja)
EP (1) EP2892302A4 (ja)
JP (2) JP6101696B2 (ja)
WO (1) WO2014034572A1 (ja)

Families Citing this family (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102129828B1 (ko) * 2012-11-01 2020-07-06 인터디지탈 패튼 홀딩스, 인크 Wlan 근접 서비스(wlan prose)를 가능하게 하기 위한 방법들
EP2768270A1 (en) * 2013-02-14 2014-08-20 Alcatel Lucent A method for establishing a network assisted device-to-device direct communication, and base stations, a gateway and a device therefor
WO2015137208A1 (ja) * 2014-03-14 2015-09-17 シャープ株式会社 端末装置、基地局装置、通信システム、リソース管理方法および集積回路
EP3122103B1 (en) * 2014-03-20 2020-02-05 Sharp Kabushiki Kaisha Terminal device, base station device, notification system, notification method, and integrated circuit
KR101873671B1 (ko) * 2014-04-02 2018-07-02 소니 주식회사 전력 효율적인 근접 검출
JP6211179B2 (ja) 2014-05-09 2017-10-11 京セラ株式会社 ユーザ端末及びプロセッサ
WO2015194015A1 (ja) * 2014-06-19 2015-12-23 富士通株式会社 無線通信システム、無線通信方法、無線機器、及び、無線基地局
CA2953078A1 (en) * 2014-06-25 2015-12-30 Fujitsu Limited Base station apparatus, mobile station apparatus, radio communication system, communication control method of base station apparatus, and communication control method of mobile station apparatus
KR101958538B1 (ko) * 2014-06-30 2019-07-04 후지츠 코네쿠텟도 테크노로지즈 가부시키가이샤 무선 통신 시스템
WO2016000306A1 (zh) * 2014-06-30 2016-01-07 华为技术有限公司 ProSe信息的传输方法、终端及通信设备
US10356656B2 (en) 2015-04-07 2019-07-16 Lg Electronics Inc. Method and apparatus for performing buffer status reporting procedure for relaying in wireless communication system
EP3319354B1 (en) 2015-07-31 2020-12-30 Huawei Technologies Co., Ltd. V2x communication methods and related apparatuses
KR101921275B1 (ko) * 2017-06-16 2019-02-13 라인 가부시키가이샤 메신저에서의 파일 전송 시 기기 간 통신 기술을 활용하는 방법 및 시스템
JP6715998B2 (ja) * 2019-07-04 2020-07-01 華為技術有限公司Huawei Technologies Co.,Ltd. 通信方法および関連装置

Family Cites Families (24)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4509863B2 (ja) 2005-05-27 2010-07-21 株式会社東芝 無線基地局と無線端末
JP4750538B2 (ja) * 2005-11-21 2011-08-17 三菱電機株式会社 端末装置および無線通信方法および無線通信プログラム
WO2008069245A1 (ja) * 2006-12-07 2008-06-12 Mitsubishi Electric Corporation 無線通信システム、無線端末局、無線基地局および無線通信方法
US8577363B2 (en) * 2008-07-14 2013-11-05 Nokia Corporation Setup of device-to-device connection
US9900779B2 (en) * 2008-12-30 2018-02-20 Qualcomm Incorporated Centralized control of peer-to-peer communication
JP2011055221A (ja) * 2009-09-01 2011-03-17 Hitachi Kokusai Electric Inc 無線通信システム
US8812657B2 (en) * 2010-04-15 2014-08-19 Qualcomm Incorporated Network-assisted peer discovery
EP2578044A1 (en) 2010-05-28 2013-04-10 Nokia Siemens Networks OY Quality of service management in radio network
US9282585B2 (en) * 2010-11-12 2016-03-08 Nokia Technologies Oy Method and apparatus for device to device communication
CN103238363B (zh) * 2010-12-02 2017-03-22 Lg电子株式会社 在无线通信系统中发送下行链路控制信号的方法
US8978113B2 (en) * 2010-12-23 2015-03-10 Qualcomm Incorporated Allocation of identifiers for application discovery
WO2012091420A2 (ko) * 2010-12-27 2012-07-05 한국전자통신연구원 단말간 직접 연결 통신 및 단말 릴레잉을 위한 디바이스 대 디바이스 링크의 연결 설정 및 스케쥴링 방법
US9503833B2 (en) * 2011-03-23 2016-11-22 Qualcomm Incorporated System and method for network provisioning of mobile entities for peer-to-peer service
US8923501B2 (en) * 2011-07-29 2014-12-30 Avaya Inc. Method and system for managing contacts in a contact center
US8902855B2 (en) * 2011-08-01 2014-12-02 Intel Corporation Opportunistic device-to-device communication
US20130073671A1 (en) * 2011-09-15 2013-03-21 Vinayak Nagpal Offloading traffic to device-to-device communications
US20140254429A1 (en) * 2011-10-02 2014-09-11 Broadcom Corporation Signaling for device-to-device wireless communication
KR101589393B1 (ko) * 2011-10-03 2016-01-27 인텔 코포레이션 장치 간(d2d) 통신 메커니즘
US9209945B2 (en) * 2012-02-27 2015-12-08 Futurewei Technologies, Inc. System and method for hybrid automatic repeat request timing for device-to-device communication overlaid on a cellular network
US9185690B2 (en) * 2012-02-29 2015-11-10 Sharp Kabushiki Kaisha Allocating and determining resources for a device-to-device link
US9131480B2 (en) * 2012-03-30 2015-09-08 Intel Corporation Techniques to manage group controling signaling for machine-to-machine devices
WO2013149665A1 (en) * 2012-04-05 2013-10-10 Nokia Siemens Networks Oy Device to device communications
EP3582524B1 (en) * 2012-04-11 2021-11-03 Apple Inc. Operator-assisted device-to-device (d2d) discovery
US8804689B2 (en) * 2012-05-16 2014-08-12 Qualcommm Incorporated Methods and apparatus for peer-to-peer communications resource scheduling

Also Published As

Publication number Publication date
US20150172037A1 (en) 2015-06-18
JPWO2014034572A1 (ja) 2016-08-08
EP2892302A1 (en) 2015-07-08
JP6101696B2 (ja) 2017-03-22
WO2014034572A1 (ja) 2014-03-06
JP2016154372A (ja) 2016-08-25
EP2892302A4 (en) 2016-05-11
US10484160B2 (en) 2019-11-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6687452B2 (ja) 移動通信システム、ユーザ端末、プロセッサ、記憶媒体及びプログラム
JP6306753B2 (ja) 制御方法、ユーザ端末、プロセッサ、及び基地局
JP6062088B2 (ja) ユーザ端末、及びプロセッサ
JP6132840B2 (ja) 通信制御方法、ユーザ端末、プロセッサ、及び記憶媒体
US10021039B2 (en) Mobile communication system and user terminal
JP5905575B2 (ja) 通信制御方法及び基地局

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160823

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20171107

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180109

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20180605

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20191007

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200402

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6687452

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150