JP6211179B2 - ユーザ端末及びプロセッサ - Google Patents

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Description

本発明は、移動通信システムにおいて用いられるユーザ端末及び基地局に関する。
移動通信システムの標準化プロジェクトである3GPP(3rd Generation Partnership Project)では、リリース12以降の新機能として、端末間(Device to Device:D2D)近傍サービスの導入が検討されている(非特許文献1参照)。
D2D近傍サービス(D2D ProSe)は、互いに同期する複数のユーザ端末によって形成される同期クラスタ内において直接的な端末間通信を提供するサービスである。D2D近傍サービスは、近傍端末を発見する発見手順(Discovery)と、直接的な端末間通信であるD2D通信(Communication)とを含む。
第1セルに在圏するユーザ端末が第1セルの周囲に設けられる第2セルに在圏する近傍端末を発見するための発見手順は、セル間発見手順(Inter−Cell Discovery)と称される。第1セルに在圏するユーザ端末が第2セルに在圏する近傍端末と行うD2D通信は、セル間D2D通信(Inter−Cell Communication)と称される。
しかしながら、第1セルで運用されている周波数と第2セルで運用されている周波数とが異なるケースにおいては、セル間発見手順でユーザ端末が近傍端末を発見するためにDiscovery信号を送信しても、近傍端末がDiscovery信号を受信することができない。従って、このようなケースにおいて、セル間発見手順を適切に行う手順が望まれている。
3GPP技術報告書 「TR 36.843 V12.0.1」 2014年3月
第1の側面は、D2D近傍サービスをサポートする移動通信システムにおいて、第1周波数で運用されている第1セルに在圏するユーザ端末であって、前記第1周波数とは異なる第2周波数の無線リソースを用いて、前記第1セルとは異なる第2セルに在圏する近傍端末発見のためのDiscovery信号を送信する送信部を備え、前記第2周波数の無線リソースは、上りリンクに専用で用いられる無線リソースであることを要旨とする。
第2の側面は、少なくとも第1周波数で運用されている第1セルを形成する基地局であって、前記第1セルに在圏するユーザ端末に対して、前記第1周波数とは異なる第2周波数の無線リソースを割り当てる制御部を備え、前記第2周波数の無線リソースは、上りリンクに専用で用いられる無線リソースであることを要旨とする。
第3の側面は、D2D近傍サービスをサポートする移動通信システムにおいて、第1周波数で運用されている第1セルに在圏するユーザ端末であって、前記第1セルを形成する基地局に対して、前記D2D近傍サービスに興味がある旨を示すD2D興味通知を送信する送信部を備えることを要旨とする。
第4の側面は、D2D近傍サービスをサポートする移動通信システムにおいて、第1周波数で運用されている第1セルに在圏するユーザ端末であって、サービング周波数である前記第1周波数で受信を行うための第1の受信機と、前記第1周波数とは異なる第2周波数で受信を行うための第2の受信機と、前記第2周波数で他のユーザ端末から送信されるDiscovery信号を前記第2の受信機により監視する制御部と、を備えることを要旨とする。
第5の側面は、D2D近傍サービスをサポートする移動通信システムにおいて、第1周波数で運用されている第1セルに在圏するユーザ端末であって、サービング周波数である前記第1周波数で送信を行うための第1の送信機と、前記第1周波数とは異なる第2周波数で送信を行うための第2の送信機と、前記第2周波数で前記第2の送信機により他のユーザ端末に対してDiscovery信号を送信する処理を行う制御部と、を備えることを要旨とする。
第1実施形態に係るLTEシステムの構成図である。 第1実施形態に係るUE100のブロック図である。 第1実施形態に係るeNB200のブロック図である。 第1実施形態に係る無線インターフェイスのプロトコルスタック図である。 第1実施形態に係るLTEシステムで使用される無線フレームの構成図である。 第1実施形態に係る動作環境を示す図である。 第1実施形態に係る動作環境を示す図である。 第1実施形態に係る動作環境を示す図である。 第1実施形態に係る動作を示すシーケンス図である。 第1実施形態に係る動作を示すシーケンス図である。 変更例1に係る動作を示すシーケンス図である。 変更例3に係る動作を示すシーケンス図である。 変更例3に係る動作を示すシーケンス図である。 変更例4に係る動作環境を示す図である。
[実施形態の概要]
実施形態に係るユーザ端末は、D2D近傍サービスをサポートする移動通信システムにおいて、第1周波数で運用されている第1セルに在圏する。ユーザ端末は、前記第1周波数とは異なる第2周波数の無線リソースを用いて、前記第1セルとは異なる第2セルに在圏する近傍端末発見のためのDiscovery信号を送信する送信部を備える。前記第2周波数の無線リソースは、上りリンクに専用で用いられる無線リソースである。
実施形態では、「上りリンクに専用で用いられる第2周波数の無線リソース」という新たな概念を導入するとともに、ユーザ端末は、第2周波数の無線リソースを用いて、Discovery信号を送信する。これによって、第1セルで運用されている周波数と第2セルで運用されている周波数とが異なるケースであっても、近傍端末がDiscovery信号を受信することができ、セル間発見手順を適切に行うことができる。
実施形態に係るユーザ端末は、D2D近傍サービスをサポートする移動通信システムにおいて、第1周波数で運用されている第1セルに在圏する。ユーザ端末は、前記第1セルを形成する基地局に対して、前記D2D近傍サービスに興味がある旨を示すD2D興味通知を送信する送信部を備える。
実施形態では、「D2D近傍サービスに興味がある旨を示すD2D興味通知」という新たな概念を導入するとともに、ユーザ端末は、第1セルを形成する基地局に対して、D2D興味通知を送信する。言い換えると、D2D近傍サービスが提供されている周波数に対するユーザ端末の遷移(ハンドオーバ又はセルリセレクション)を行うための判断材料が基地局に提供される。従って、複数のユーザ端末が在圏するセルの周波数が互いに異なる場合であっても、複数のユーザ端末が在圏するセルの周波数をD2D近傍サービスが提供されている周波数に揃えることができ、セル間発見手順を適切に行うことができる。
[第1実施形態]
以下において、移動通信システムとして、3GPP規格に基づいたLTEシステムを例に挙げて、第1実施形態を説明する。
(1)システム構成
先ず、第1実施形態に係るLTEシステムのシステム構成について説明する。図1は、第1実施形態に係るLTEシステムの構成図である。
図1に示すように、第1実施形態に係るLTEシステムは、UE(User Equipment)100、E−UTRAN(Evolved−UMTS Terrestrial Radio Access Network)10、及びEPC(Evolved Packet Core)20を備える。
UE100は、ユーザ端末に相当する。UE100は、移動型の通信装置であり、eNB200によって形成されるセル(UE100がコネクティッド状態である場合には、サービングセル)との無線通信を行う。UE100の構成については後述する。
E−UTRAN10は、無線アクセスネットワークに相当する。E−UTRAN10は、eNB200(evolved Node−B)を含む。eNB200は、基地局に相当する。eNB200は、X2インターフェイスを介して相互に接続される。eNB200の構成については後述する。
eNB200は、1又は複数のセルを形成しており、自セルとの接続を確立したUE100との無線通信を行う。eNB200は、無線リソース管理(RRM)機能、ユーザデータのルーティング機能、モビリティ制御・スケジューリングのための測定制御機能などを有する。「セル」は、無線通信エリアの最小単位を示す用語として使用される他に、UE100との無線通信を行う機能を示す用語としても使用される。
EPC20は、コアネットワークに相当する。EPC20は、MME(Mobility Management Entity)/S−GW(Serving−Gateway)300を含む。MMEは、UE100に対する各種モビリティ制御などを行う。S−GWは、ユーザデータの転送制御を行う。MME/S−GW300は、S1インターフェイスを介してeNB200と接続される。なお、E−UTRAN10及びEPC20は、LTEシステムのネットワークを構成する。
図2は、UE100のブロック図である。図2に示すように、UE100は、複数のアンテナ101、無線送受信機110、ユーザインターフェイス120、GNSS(Global Navigation Satellite System)受信機130、バッテリ140、メモリ150、及びプロセッサ160を備える。メモリ150及びプロセッサ160は、制御部を構成する。無線送受信機110及びプロセッサ160は、送信部及び受信部を構成する。UE100は、GNSS受信機130を有していなくてもよい。また、メモリ150をプロセッサ160と一体化し、このセット(すなわち、チップセット)をプロセッサとしてもよい。
アンテナ101及び無線送受信機110は、無線信号の送受信に用いられる。無線送受信機110は、プロセッサ160が出力するベースバンド信号(送信信号)を無線信号に変換してアンテナ101から送信する。また、無線送受信機110は、アンテナ101が受信する無線信号をベースバンド信号(受信信号)に変換してプロセッサ160に出力する。
ユーザインターフェイス120は、UE100を所持するユーザとのインターフェイスであり、例えば、ディスプレイ、マイク、スピーカ、及び各種ボタンなどを含む。ユーザインターフェイス120は、ユーザからの操作を受け付けて、受け付けた操作の内容を示す信号をプロセッサ160に出力する。GNSS受信機130は、UE100の地理的な位置を示す位置情報を得るために、GNSS信号を受信して、受信した信号をプロセッサ160に出力する。バッテリ140は、UE100の各ブロックに供給すべき電力を蓄える。
メモリ150は、プロセッサ160により実行されるプログラム、及びプロセッサ160による処理に使用される情報を記憶する。プロセッサ160は、ベースバンド信号の変調・復調及び符号化・復号などを行うベースバンドプロセッサと、メモリ150に記憶されるプログラムを実行して各種の処理を行うCPU(Central Processing Unit)とを含む。プロセッサ160は、さらに、音声・映像信号の符号化・復号を行うコーデックを含んでもよい。プロセッサ160は、後述する各種の処理及び各種の通信プロトコルを実行する。
図3は、eNB200のブロック図である。図3に示すように、eNB200は、複数のアンテナ201、無線送受信機210、ネットワークインターフェイス220、メモリ230、及びプロセッサ240を備える。メモリ230及びプロセッサ240は、制御部を構成する。無線送受信機210(及び/又はネットワークインターフェイス220)及びプロセッサ240は、送信部及び受信部を構成する。また、メモリ230をプロセッサ240と一体化し、このセット(すなわち、チップセット)をプロセッサとしてもよい。
アンテナ201及び無線送受信機210は、無線信号の送受信に用いられる。無線送受信機210は、プロセッサ240が出力するベースバンド信号(送信信号)を無線信号に変換してアンテナ201から送信する。また、無線送受信機210は、アンテナ201が受信する無線信号をベースバンド信号(受信信号)に変換してプロセッサ240に出力する。
ネットワークインターフェイス220は、X2インターフェイスを介して隣接eNB200と接続され、S1インターフェイスを介してMME/S−GW300と接続される。ネットワークインターフェイス220は、X2インターフェイス上で行う通信及びS1インターフェイス上で行う通信に用いられる。
メモリ230は、プロセッサ240により実行されるプログラム、及びプロセッサ240による処理に使用される情報を記憶する。プロセッサ240は、ベースバンド信号の変調・復調及び符号化・復号などを行うベースバンドプロセッサと、メモリ230に記憶されるプログラムを実行して各種の処理を行うCPUとを含む。プロセッサ240は、後述する各種の処理及び各種の通信プロトコルを実行する。
図4は、LTEシステムにおける無線インターフェイスのプロトコルスタック図である。図4に示すように、無線インターフェイスプロトコルは、OSI参照モデルの第1層乃至第3層に区分されており、第1層は物理(PHY)層である。第2層は、MAC(Medium Access Control)層、RLC(Radio Link Control)層、及びPDCP(Packet Data Convergence Protocol)層を含む。第3層は、RRC(Radio Resource Control)層を含む。
物理層は、符号化・復号、変調・復調、アンテナマッピング・デマッピング、及びリソースマッピング・デマッピングを行う。UE100の物理層とeNB200の物理層との間では、物理チャネルを介してユーザデータ及び制御情報が伝送される。
MAC層は、データの優先制御、ハイブリッドARQ(HARQ)による再送処理、及びランダムアクセス手順などを行う。UE100のMAC層とeNB200のMAC層との間では、トランスポートチャネルを介してユーザデータ及び制御情報が伝送される。eNB200のMAC層は、上下リンクのトランスポートフォーマット(トランスポートブロックサイズ、変調・符号化方式(MCS))及びUE100への割当リソースブロックを決定するスケジューラを含む。
RLC層は、MAC層及び物理層の機能を利用してデータを受信側のRLC層に伝送する。UE100のRLC層とeNB200のRLC層との間では、論理チャネルを介してユーザデータ及び制御情報が伝送される。
PDCP層は、ヘッダ圧縮・伸張、及び暗号化・復号化を行う。
RRC層は、制御情報を取り扱う制御プレーンでのみ定義される。UE100のRRC層とeNB200のRRC層との間では、各種設定のための制御情報(RRCメッセージ)が伝送される。RRC層は、無線ベアラの確立、再確立及び解放に応じて、論理チャネル、トランスポートチャネル、及び物理チャネルを制御する。UE100のRRCとeNB200のRRCとの間に接続(RRC接続)がある場合、UE100はRRCコネクティッド状態であり、そうでない場合、UE100はRRCアイドル状態である。
RRC層の上位に位置するNAS(Non−Access Stratum)層は、セッション管理及びモビリティ管理などを行う。
図5は、LTEシステムで使用される無線フレームの構成図である。LTEシステムは、下りリンクにはOFDMA(Orthogonal Frequency Division Multiplexing Access)、上りリンクにはSC−FDMA(Single Carrier Frequency Division Multiple Access)がそれぞれ適用される。
図5に示すように、無線フレームは、時間方向に並ぶ10個のサブフレームで構成される。各サブフレームは、時間方向に並ぶ2個のスロットで構成される。各サブフレームの長さは1msであり、各スロットの長さは0.5msである。各サブフレームは、周波数方向に複数個のリソースブロック(RB)を含み、時間方向に複数個のシンボルを含む。各リソースブロックは、周波数方向に複数個のサブキャリアを含む。1つのシンボル及び1つのサブキャリアにより1つのリソースエレメント(RE)が構成される。また、UE100に割り当てられる無線リソース(時間・周波数リソース)のうち、周波数リソースはリソースブロックにより特定でき、時間リソースはサブフレーム(又はスロット)により特定できる。
(2)D2D近傍サービス
以下において、D2D近傍サービスについて説明する。第1実施形態に係るLTEシステムは、D2D近傍サービスをサポートする。
D2D近傍サービス(D2D ProSe)は、互いに同期する複数のUE100によって形成される同期クラスタ内において直接的なUE間通信を可能とするサービスである。D2D近傍サービスは、近傍UEを発見する発見手順(Discovery)と、直接的なUE間通信であるD2D通信(Communication)とを含む。D2D通信は、Direct communicationとも称される。
同期クラスタを形成する全てのUE100が1以上のセルのカバレッジ内に位置するシナリオを「カバレッジ内(In coverage)」という。同期クラスタを形成する全てのUE100が1以上のセルのカバレッジ外に位置するシナリオを「カバレッジ外(Out of coverage)」という。同期クラスタを形成する複数のUE100のうち、一部のUE100が1以上のセルのカバレッジ内に位置し、残りのUE100が1以上のセルのカバレッジ外に位置するシナリオを「部分的カバレッジ(Partial coverage)」という。
カバレッジ内では、eNB200がD2D同期元となる。D2D非同期元は、D2D同期信号を送信せずにD2D同期元に同期する。D2D同期元であるeNB200は、D2D近傍サービスに使用可能な無線リソース(リソースプール)を示すD2Dリソース情報を含むブロードキャスト信号を報知する。D2Dリソース情報は、例えば、発見手順用のリソースプールを示す情報(Discoveryリソース情報)及びD2D通信用のリソースプールを示す情報(Communicationリソース情報)を含む。D2D非同期元であるUE100は、eNB200から受信するD2Dリソース情報に基づいて、発見手順及びD2D通信を行う。
カバレッジ外又は部分的カバレッジでは、UE100がD2D同期元となる。カバレッジ外では、D2D同期元であるUE100は、D2D近傍サービスに使用可能な無線リソース(リソースプール)を示すD2Dリソース情報を送信する。D2Dリソース情報は、例えば、D2D同期信号に含まれる。D2D同期信号は、端末間同期を確立する同期手順において送信される信号である。D2D同期信号は、D2D SS及び物理D2D同期チャネル(PD2DSCH)を含む。D2D SSは、時間及び周波数の同期基準を提供する信号である。PD2DSCHは、D2D SSよりも多くの情報を搬送する物理チャネルである。PD2DSCHは、上述したD2Dリソース情報(Discoveryリソース情報、Communicationリソース情報)を搬送する。或いは、D2D SSにD2Dリソース情報を予め関連付けることによって、PD2DSCHの送信が省略されてもよい。
発見手順は、主にD2D通信をユニキャストで行う場合に利用される。第1のUE100が第2のUE100とのD2D通信を開始するケースにおいて、第1のUE100は、発見手順用のリソースプールのうち何れかの無線リソースを用いて、Discovery信号を送信する。一方で、第2のUE100が第1のUE100とのD2D通信を開始するケースにおいて、第2のUE100は、発見手順用のリソースプール内でDiscovery信号をスキャンすることによってDiscovery信号を受信する。Discovery信号は、第1のUE100がD2D通信に使用する無線リソースを示す情報を含んでもよい。
また、第1セルに在圏するユーザ端末が第1セルの周囲に設けられる第2セルに在圏する近傍端末を発見するための発見手順は、セル間発見手順(Inter−Cell Discovery)と称される。第1セルに在圏するユーザ端末が第2セルに在圏する近傍端末と行うD2D通信は、セル間D2D通信(Inter−Cell Communication)と称される。
(3)動作環境
以下において、第1実施形態に係る動作環境について説明する。図6〜図8は、第1実施形態に係る動作環境を示す図である。図6〜図8に示すように、第1実施形態に係る動作環境としては、3つのオプションが存在する。
ここで、図6〜図8に示す3つの動作環境に共通する動作環境は、以下に示す通りである。
UE100#1は、セル#1に在圏している。UE100#1は、セル#1においてRRCコネクティッド状態又はRRCアイドル状態である。UE100#1に着目すると、セル#1は在圏セル(Camp on Cell)であり、セル#2は隣接セルである。なお、UE100#1がRRCコネクティッド状態である場合には、セル#1はサービングセルである。
UE100#2は、セル#2に在圏している。UE100#2は、セル#2においてRRCコネクティッド状態又はRRCアイドル状態である。UE100#2に着目すると、セル#1は隣接セルであり、セル#2は在圏セル(Camp on Cell)である。なお、UE100#2がRRCコネクティッド状態である場合には、セル#2はサービングセルである。
第1動作環境では、図6に示すように、eNB200#1は、周波数f1で運用されるセル#1及び周波数f2で運用されるセル#2を形成する。
第2動作環境では、図7に示すように、eNB200#1は、周波数f1で運用されるセル#1を形成しており、eNB200#2は、周波数f2で運用されるセル#2を形成する。eNB200#2は、ピコセル又はフェムトセルであり、セル#2のカバレッジは、セル#1のカバレッジと重複する。セル#2のカバレッジの全体がセル#1のカバレッジと重複していてもよく、セル#2のカバレッジの一部がセル#1のカバレッジと重複していてもよい。
第3の動作環境では、図8に示すように、eNB200#1は、周波数f1で運用されるセル#1を形成しており、eNB200#2は、周波数f2で運用されるセル#2を形成する。eNB200#2は、マクロセルであり、セル#2は、セル#1の周囲に設けられる。
第1実施形態では、このような動作環境において、UE100#1がUE100#2を発見するためのセル間発見手順が行われるシナリオを想定する。このような動作環境において、セル間発見手順でUE100#1が周波数f1でDiscovery信号を送信しても、UE100#2が在圏するセル#2の周波数が周波数f2であるため、UE100#2がDiscovery信号を受信することができない。
従って、第1実施形態では、UE100#1は、周波数f1とは異なる周波数f2の無線リソースを用いて、セル#1とは異なるセル#2に在圏するUE100#2を発見するためのDiscovery信号を送信する。ここで、周波数f2の無線リソースは、上りリンクに専用で用いられる無線リソースであることに留意すべきである。
ここで、UE100#1は、セル#1で用いる同期情報を用いて、Discovery信号を送信することが好ましい。言い換えると、UE100#1は、セル#1を形成するeNB200#1と同期したタイミングで、Discovery信号を送信することが好ましい。
また、UE100#1は、セル#1を形成するeNB200#1に対して、周波数f2の無線リソースの割り当てを要求する割当要求を送信してもよい。eNB200#1は、UE100#1から受信する信号に応じて、D2D近傍サービスに使用可能な無線リソース(リソースプール)として、周波数f2の無線リソースをUE100#1に割り当てる。
このようなシナリオにおいて、周波数f2の無線リソースをUE100#1が利用するためのオプションとして、2つのオプションが考えられる。
第1オプションでは、周波数f2の無線リソースは、セル#1をUE100#1のプライマリセルとした場合に、UE100#1のセカンダリセルの無線リソースとして構成される。セカンダリセルは、周波数f2で運用され、かつ、上りリンクに専用のセルであり、セル#1を形成するeNB200#1によって構成される。第1オプションにおいて、セル#1を形成するeNB200#1は、周波数f2で上りリンク及び下りリンクを提供している必要はないことに留意すべきである。すなわち、セカンダリセルは、セル間発見手順に専用で用いられるセルであってもよい。但し、第1オプションは、これに限定されるものではなく、eNB200#1は、周波数f2で運用されるセルを形成してもよい。
第2オプションでは、周波数f2の無線リソースは、D2D近傍サービスに専用の下りリンク制御情報(DCI;Downlink Control Information)によってスケジューリングされる。下りリンク制御情報は、セル#1を形成するeNB200#1から送信される。なお、下りリンク制御情報は、周波数f1を用いて送信されることは勿論である。第2オプションにおいて、セル#1を形成するeNB200#1は、周波数f2で上りリンク及び下りリンクを提供している必要はないことに留意すべきである。すなわち、セカンダリセルは、セル間発見手順に専用で用いられるセルであってもよい。但し、第2オプションは、これに限定されるものではなく、eNB200#1は、周波数f2で運用されるセルを形成してもよい。
(4)第1実施形態に係る動作
以下において、第1実施形態に係る動作について説明する。以下において、上述した第1オプション及び第2オプションについて説明する。
(4.1)第1オプション
図9は、第1実施形態に係る第1オプションを示すシーケンス図である。図9において、図6に示す動作環境が前提となっていることに留意すべきである。
図9に示すように、ステップS11において、UE100#1は、セル#1を形成するeNB200#1に対して、周波数f2の無線リソースの割り当てを要求する割当要求を送信する。
ステップS12において、eNB200#1は、セル#1をUE100#1のプライマリセルとした場合に、UE100#1のセカンダリセルを構成するためのメッセージ(Configurationメッセージ)をUE100#1に送信する。上述したように、セル#1を形成するeNB200#1は、周波数f2で上りリンク及び下りリンクを提供している必要はないことに留意すべきである。
すなわち、eNB200#1は、D2D近傍サービスに専用で用いられる無線リソース(上りリンクに専用で用いられる無線リソース)として、周波数f2の無線リソースをeNB200#1に割り当てる。第1実施形態では、周波数f2の無線リソースは、D2D近傍サービスにおいてセル#1(周波数f1)とは異なるセル#2(周波数f2)に在圏するUE100#2を発見するためのDiscovery信号の送信に用いられる。
ステップS13において、UE100#1は、周波数f1とは異なる周波数f2の無線リソースを用いて、セル#1とは異なるセル#2に在圏するUE100#2を発見するためのDiscovery信号を送信する。上述したように、UE100#1は、セル#1で用いる同期情報を用いて、Discovery信号を送信することが好ましい。
なお、ステップS11の処理は必須ではなく、eNB200#1は、他のトリガに基づいて、ConfigurationメッセージをUE100#1に送信してもよい。
(4.2)第2オプション
図10は、第1実施形態に係る第2オプションを示すシーケンス図である。図10において、図6に示す動作環境が前提となっていることに留意すべきである。
図10に示すように、ステップS21において、UE100#1は、セル#1を形成するeNB200#1に対して、周波数f2の無線リソースの割り当てを要求する割当要求を送信する。
ステップS22において、eNB200#1は、D2D近傍サービスに専用の下りリンク制御情報(DCI;Downlink Control Information)をUE100#1に送信する。下りリンク制御情報は、周波数f2の無線リソースをスケジューリングするための情報である。上述したように、セル#1を形成するeNB200#1は、周波数f2で上りリンク及び下りリンクを提供している必要はないことに留意すべきである。
すなわち、eNB200#1は、D2D近傍サービスに専用で用いられる無線リソース(上りリンクに専用で用いられる無線リソース)として、周波数f2の無線リソースをeNB200#1に割り当てる。第1実施形態では、周波数f2の無線リソースは、D2D近傍サービスにおいてセル#1(周波数f1)とは異なるセル#2(周波数f2)に在圏するUE100#2を発見するためのDiscovery信号の送信に用いられる。
ステップS23において、UE100#1は、周波数f1とは異なる周波数f2の無線リソースを用いて、セル#1とは異なるセル#2に在圏するUE100#2を発見するためのDiscovery信号を送信する。上述したように、UE100#1は、セル#1で用いる同期情報を用いて、Discovery信号を送信することが好ましい。
なお、ステップS21の処理は必須ではなく、eNB200#1は、他のトリガに基づいて、ConfigurationメッセージをUE100#1に送信してもよい。
(5)作用及び効果
第1実施形態では、「上りリンクに専用で用いられる第2周波数の無線リソース」という新たな概念を導入するとともに、UE100#1は、周波数f2の無線リソースを用いて、Discovery信号を送信する。これによって、第1セルで運用されている周波数と第2セルで運用されている周波数とが異なるケースであっても、UE100#2がDiscovery信号を受信することができ、セル間発見手順を適切に行うことができる。
[変更例1]
以下において、第1実施形態の変更例1について説明する。以下においては、第1実施形態に対する相違点について主として説明する。
具体的には、第1実施形態では、UE100#1は、周波数f2の無線リソースを用いて、Discovery信号を送信する。これに対して、変更例1では、D2D近傍サービスに興味がある旨を示すD2D興味通知の送信によって、複数のUE100が在圏するセルの周波数をD2D近傍サービスが提供されている周波数に揃える。
ここで、変更例1では、周波数f2でD2D近傍サービスが提供されておらず、周波数f1でD2D近傍サービスが提供されているケースを例示する。このようなケースにおいて、UE100#2が在圏するセル#2を周波数f1で運用されるセルに変更する手順について説明する。このように、変更例1は、移動通信システム(WAN;Wide Area Network)で提供される全ての周波数において、D2D近傍サービスが提供される必要がないシナリオであることに留意すべきである。言い換えると、UE100は、移動通信システム(WAN;Wide Area Network)で提供される全ての周波数において、D2D近傍サービスをサポートする必要がないことに留意すべきである。D2D近傍サービスをサポートする周波数は、UE100毎に異なっていてもよい。
なお、第1動作環境(図6を参照)において、周波数f1で運用されるセルは、eNB200#1によって提供されるセルである。第2動作環境(図7を参照)において、周波数f1で運用されるセルは、eNB200#1によって提供されるセルであってもよく、eNB200#1によって提供されるセルであってもよい。第3動作環境(図8を参照)において、周波数f1で運用されるセルは、eNB200#2によって提供されるセルである。
詳細には、図11に示すように、ステップS31において、eNB200#2は、D2D近傍サービスが提供される周波数を示す情報を報知する。このような情報は、例えば、SIB(System Information Block)によって報知される。
ステップS32において、UE100#2は、D2D近傍サービスに興味がある旨を示すD2D興味通知(D2D Interest Indication)をeNB200#2に送信する。UE100#2は、ステップS31で受信する情報を参照して、周波数f2でD2D近傍サービスが提供されていない場合に、D2D興味通知をeNB200#2に送信してもよい。言い換えると、UE100#2は、D2D近傍サービスが提供されていないセル(周波数)に在圏している場合に、D2D興味通知をeNB200#2に送信してもよい。但し、変更例1は、これに限定されるものではなく、UE100#2は、ステップS31で受信する情報を参照せずに、D2D興味通知をeNB200#2に送信してもよい。
ステップS33において、eNB200#2は、周波数f2(セル#2)から周波数f1(周波数f1で運用されるセル)への遷移を指示するメッセージ(遷移指示)をUE100#2に送信する。UE100#2がRRCコネクティッド状態である場合には、遷移指示は、セル#2から周波数f1で運用されるセルに対するハンドオーバ指示である。一方で、UE100#2がRRCコネクティッド状態でD2D興味通知を送信した後に、UE100#2をRRCアイドル状態に遷移させる場合には、遷移指示は、セル#2から周波数f1で運用されるセルに対するセルチェンジ指示(Cell Change Order)であってもよい。このようなケースにおいて、eNB200#2は、例えば、RRC接続解放メッセージ(RRC Connection Release)とともに、セルチェンジ指示(Cell Change Order)をUE100#2に送信する。
なお、D2D興味通知は、RRCコネクティッド状態で送信されるため、ステップS33において、UE100#2がRRCコネクティッド状態である可能性が高いことに留意すべきである。
また、ステップS33において、UE100#2は、D2D近傍サービスが提供されている周波数f1への遷移(ハンドオーバ又はセルリセレクション)を行うことに留意すべきである。
ステップS34において、UE100#2は、周波数f1でDiscovery信号をスキャンする。これによって、UE100#2は、UE100#1から送信されるDiscovery信号を受信することができる。
ここで、D2D興味通知(D2D Interest Indication)は、UE100#1が興味を有するD2D近傍サービスの種類を示す情報を含んでもよい。D2D近傍サービスの種類は、例えば、セル間D2D通信を希望するか否かを示す情報、セル間D2D通信を行うべきUE100の種類を示す情報などである。
(作用及び効果)
変更例1では、「D2D近傍サービスに興味がある旨を示すD2D興味通知」という新たな概念を導入するとともに、UE100#2は、セル#2を形成するeNB200#2に対して、D2D興味通知を送信する。言い換えると、D2D近傍サービスが提供されている周波数に対するUE100の遷移(ハンドオーバ又はセルリセレクション)を行うための判断材料がeNB200に提供される。従って、複数のUE100が在圏するセルの周波数が互いに異なる場合であっても、複数のUE100が在圏するセルの周波数をD2D近傍サービスが提供されている周波数(ここでは、周波数f1)に揃えることができ、セル間発見手順を適切に行うことができる。
[変更例2]
以下において、第1実施形態の変更例2について説明する。以下においては、変更例1に対する相違点について主として説明する。
具体的には、変更例1では、周波数f2でD2D近傍サービスが提供されておらず、周波数f1でD2D近傍サービスが提供されている場合に、UE100#2がD2D興味通知を送信するケースについて説明した。
これに対して、変更例2では、周波数f1でD2D近傍サービスが提供されておらず、周波数f2でD2D近傍サービスが提供されているケースを例示する。また、eNB200#1は、周波数f1で運用されるセル#1に加えて、周波数f2で運用されるセルを形成することに留意すべきである。
ここで、変更例2は、変更例1と同様に、移動通信システム(WAN;Wide Area Network)で提供される全ての周波数において、D2D近傍サービスが提供される必要がないシナリオであることに留意すべきである。言い換えると、UE100は、移動通信システム(WAN;Wide Area Network)で提供される全ての周波数において、D2D近傍サービスをサポートする必要がないことに留意すべきである。D2D近傍サービスをサポートする周波数は、UE100毎に異なっていてもよい。
このようなケースにおいて、変更例2では、UE100#1は、セル#1を形成するeNB200#1に対して、D2D興味通知を送信する。UE100#1は、D2D近傍サービスが提供されていないセル(周波数)に在圏している場合に、D2D興味通知をeNB200#1に送信してもよい。
ここで、D2D興味通知を受信するeNB200#1は、後述する変更例3に記載するように、周波数f1から周波数f2への遷移を指示するメッセージ(遷移指示)をUE100#1に送信することが好ましい。遷移指示を受信するUE100#1は、後述する変更例3に記載するように、D2D近傍サービスが提供されている周波数f2への遷移(ハンドオーバ又はセルリセレクション)を行うことが好ましい。
これによって、変更例1と同様に、複数のUE100が在圏するセルの周波数が互いに異なる場合であっても、複数のUE100が在圏するセルの周波数をD2D近傍サービスが提供されている周波数(ここでは、周波数f2)に揃えることができ、セル間発見手順を適切に行うことができる。
なお、変更例2において、D2D近傍サービスが提供される周波数を示す情報は、eNB200#1から報知されることが好ましい。このような情報は、例えば、SIB(System Information Block)によって報知される。
[変更例3]
以下において、第1実施形態の変更例3について説明する。以下においては、第1実施形態及び変更例2に対する相違点について主として説明する。
具体的には、第1実施形態では、周波数f2の無線リソースの割り当て処理(ステップS12又はステップS22)は、UE100#1からeNB200#1に対する周波数f2の無線リソースの割り当てを要求する割当要求の送信によってトリガされる。
これに対して、変更例3では、周波数f2の無線リソースの割り当て処理(ステップS12又はステップS22)は、UE100#1からeNB200#1に対するD2D興味通知の送信によってトリガされる。
すなわち、上述した第1オプションでは、図12に示すように、図9に示すステップS11に代えて、ステップS11Aの処理が行われる。ステップS11Aにおいて、UE100#1は、D2D近傍サービスに興味がある旨を示すD2D興味通知(D2D Interest Indication)をeNB200#1に送信する。同様に、上述した第2オプションでは、図13に示すように、図10に示すステップS21に代えて、ステップS21Aの処理が行われる。ステップS21Aにおいて、UE100#1は、D2D近傍サービスに興味がある旨を示すD2D興味通知(D2D Interest Indication)をeNB200#1に送信する。
[変更例4]
以下において、第1実施形態の変更例4について説明する。以下においては、第1実施形態に対する相違点について主として説明する。
具体的には、第1実施形態において、上りリンクに専用で用いられる無線リソースは、D2D近傍サービスに専用で用いられる無線リソースである。
これに対して、変更例4では、上りリンクに専用で用いられる無線リソースは、UE100が在圏するセル(例えば、マクロセル)のカバレッジよりも狭いカバレッジを有するセル(例えば、ピコセル又はフェムトセル)を管理するeNB200に対して、UE100の存在を知らせるために用いる信号の送信に用いられる。
詳細には、図14に示すように、eNB200#11は、周波数f11で運用されるセル#11(例えば、マクロセル)を形成する。eNB200#12は、周波数f12で運用されるセル#12(例えば、ピコセル又はフェムトセル)を形成する。セル#12は、セル#11のカバレッジよりも狭いカバレッジを有する。セル#12のカバレッジは、セル#11のカバレッジと重複している。UE100#1は、セル#11に在圏している。
このような動作環境において、eNB200#11は、セル#11に在圏するUE100#1に対して、周波数f11とは異なる第2周波数f12の無線リソースを割り当てる。第2周波数f12の無線リソースは、セル#12を形成するeNB200#12に対して、UE100#1の存在を知らせるために用いる信号の送信に用いられる。
ここで、このような信号の一例としては、RACH信号が挙げられる。UE100#1は、第2周波数f12の無線リソースを用いて、RACH信号を送信することによって、セル#12を形成するeNB200#12に対して、UE100#1の存在を知らせることができる。
[その他の実施形態]
本発明は上述した実施形態によって説明したが、この開示の一部をなす論述及び図面は、この発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施形態、実施例及び運用技術が明らかとなろう。
実施形態では特に触れていないが、UE100は、D2D機能がオンにれたときに、D2D興味通知(D2D Interest Indication)を送信することが好ましい。D2D機能は、D2D近傍サービスを受けるための機能であり、例えば、ユーザ操作によって、D2D機能のオン/オフが切り替えられる。D2D機能のオン/オフは、ユーザ操作ではなくて、移動通信システム(WAN;Wide Area Network)によって提供されるセルにUE100が在圏するか否かによって切り替えられてもよい。
実施形態では特に触れていないが、D2D近傍サービスは、複数の周波数によって提供されてもよい。このようなケースにおいて、eNB200は、D2D興味通知の受信に応じて、複数の周波数の中から、D2D近傍サービスを提供すべき周波数を選択してもよい。例えば、eNB200は、各周波数の混雑状況、各周波数の干渉状況に応じて、D2D近傍サービスを提供すべき周波数を選択してもよい。或いは、eNB200は、D2D近傍サービスがユニキャストで行われる場合に、D2D近傍サービスを受けるUE100の組合せに応じて、D2D近傍サービスを提供すべき周波数を選択してもよい。これによって、D2D近傍サービスを受けるUE100の組合せに応じてスケジューリングを行うことが可能である。
実施形態では特に触れていないが、D2D興味通知は、Discovery信号の送信に用いる周波数を示す情報、Discovery信号の受信に用いる周波数を示す情報、又は、Discovery信号の送受信に用いる周波数を示す情報を含んでもよい。Discovery信号の送信に用いる周波数及びDiscovery信号の受信に用いる周波数は互いに異なっていてもよい。
実施形態では特に触れていないが、UE100及びeNB200が行う各処理をコンピュータに実行させるプログラムが提供されてもよい。また、プログラムは、コンピュータ読取り可能媒体に記録されていてもよい。コンピュータ読取り可能媒体を用いれば、コンピュータにプログラムをインストールすることが可能である。ここで、プログラムが記録されたコンピュータ読取り可能媒体は、非一過性の記録媒体であってもよい。非一過性の記録媒体は、特に限定されるものではないが、例えば、CD−ROMやDVD−ROM等の記録媒体であってもよい。
或いは、UE100及びeNB200が行う各処理を実行するためのプログラムを記憶するメモリ及びメモリに記憶されたプログラムを実行するプロセッサによって構成されるチップが提供されてもよい。
実施形態では、移動通信システムの一例としてLTEシステムを説明した。しかしながら、実施形態はこれに限定されるものではない。移動通信システムは、LTEシステム以外のシステムであってもよい。
[付記]
以下において、実施形態の補足事項について付記する。
(1. はじめに)
本付記では、周波数間Discoveryについて検討する。
(2. 周波数間Discoveryの配備シナリオ)
周波数間Discoveryの可能な配備シナリオは、図6〜図8に示され、UE1がf1上で動作するセル1に在圏/接続し、UE2がf2上で動作するセル2に在圏/接続している。セル1又はセル2を動作させるeNBは、f2又はf1上においてSCellを動作させてもよく、動作させなくてもよい。
シナリオは、eNB内/同種ネットワーク(HomoNet)、eNB間/異種ネットワーク(HetNet)、及びeNB間/HomoNetが配備されているか否かに応じて、3つのケースに分類することができる。これらのケースは、図6〜図8にそれぞれ図示される。実際の配備は、これらの分類したケースの組み合わせから構成されてもよい。
図6に図示されるeNB内/HomoNetのケースでは、eNB内キャリアアグリゲーション(CA)の配備を含んでもよく、つまり、各UEは、CA可能であるが、それぞれPCellは異なる周波数が設定される。つまり、UE1のPCellは、f1上のセル1であり、UE2のPCellは、f2上のセル2である。最も単純なケースとしては、例えば、UE1に対するSCellがセル2で設定され、eNB1がセル2上のD2D動作を許可する。この場合、UE1及びUE2は、それほど問題なくf2を介してD2Dを実行できることとなる。
図7におけるeNB間/HetNetのケースでは、D2D動作が少々より複雑である。なぜならば、UEのRRC接続が異なるeNBを跨って確立されるからである。UE2が、二重接続(DC)可能UEであり、RRC接続では、f1が設定され、セカンダリリソースでは、f2が設定されると想定した場合、UE1はf1上だけでサービスを提供されるので、UE2は、f1上でUE1とD2Dを実行できることとなる。
上記2つのケースにおいて共通する点は、両方のUEが、ある周波数上で共通のカバレッジセルを提供される可能性があることである。したがって、周波数間Discoveryをサポートする1つの簡易な方法は、同じ周波数下で、同一の重なったセルの下で、全てのD2D UEが確実にサービスを提供されることである。
考察1: D2D UEが同一の重なったセルの下でサービスを提供される場合、周波数間Discoveryは容易にサポートされる。
eNB間/HomoNetのケースでは、図8に図示されるように、D2D動作には、最も複雑なネットワーク計画を伴うが、これは、両方のD2D UEの重なった層がなく、X2を介した標準化された協働がRel‐12では許可されないからである。
なお、同期配備に関しては、セル1及びセル2は、時間的に同期されると想定している。非同期配備下のD2Dの同期に関する問題は、別途検討される。
提案1: 少なくともRel‐12において、周波数間Discoveryを試みるUEが、1つの周波数で動作する少なくとも1つの重なったセルを備えることが想定されるべきである。
現在まで、配備された動作周波数の一部だけがD2D Discoveryをサポートすることができるというケースは未だ検討されていない。上記は、eNBの実装又はオペレータの嗜好として考えられているが、周波数間、セル間Discoveryに影響を与えるものではない。例えば、3つの動作周波数のケースを想定してみると、D2Dに対するサポートは、表1に示すように3つのプランに分類することができる。
Figure 0006211179
プラン1では、D2D Discovery又はD2D通信を含んでもよく、含まなくてもよい、D2D動作を、全動作周波数が許可することを想定する。プラン2では、3つの動作周波数のうち2つがD2D動作を許可することを想定する。上記2つのプランでは、周波数間Discovery用の幾つかのメカニズムが必要となる。
プラン3では、1つの周波数だけがD2D動作をサポートする。これは、周波数内シナリオだけであると考えてもよい。しかしながら、プラン3のシナリオでは、全てのD2D UEが同じ周波数上の(複数の)セルによって初期にサービスを提供されるわけではないと想定されるので、全てのD2D UEがD2D用に利用可能な1つの周波数上でD2Dを動作させることが可能であることを確実にするために幾つかの(複数の)メカニズムが必要とされる。
周波数間Discoveryの主な目的は、UEが、D2D許可周波数の下でサービスを提供されるようにすることであり、UEが現在サービスを提供されている周波数が、D2D許可周波数の1つでない場合があることが想定される。D2D Discoveryのモニタリング/送信用の適切な周波数にUEがチューニングしやすくするために、非D2Dサービングセルが、D2Dをサポートする周辺周波数のリストを提供することを可能にするべきである。これは、MBMSセルと非MBMSセルとの両方が、SIB15内で、現在の周波数及び各周辺周波数のMBMS SAIを通知する、MBMS用のシナリオと同様である。
提案2: D2D許可周波数は、サービングセルがD2D動作を許可するかしないかに拘らず、サービングセルのSIBにより提供されるべきである。
(3. 送受信スキームの選択肢)
可能な配備シナリオを考慮に入れて、周波数間Discoveryは、以下の3つの選択肢のうちの1つ以上により達成されてもよい。
選択肢1: UE1が、f1上でDiscovery信号を送信し、その後、UE2が、f1上で該信号を受信する。つまり周波数間Discoveryセル受信メカニズムである。この選択肢では、UE2は、少なくとも両周波数の受信機を有すると想定される。更に効率的なオペレーションとしては、UEが二重受信機及び/又はキャリアアグリゲーション能力を有することが想定され得る。
選択肢2: UE1が、f2上、例えば、周波数間Discovery送信メカニズムで、Discovery信号を送信し、その後、UE2が、f2上で該信号を受信する。この選択肢では、UE1が少なくとも両周波数用の送信機を有することが想定され得る。更に効率的なオペレーションとしては、UEが二重送信機及び/又はキャリアアグリゲーション能力を有することが想定され得る。
選択肢3: UE1が、f1上でDiscovery信号を送信し、その後、UE2が、f1にハンドオーバ後、f1上で該信号を受信する。この選択肢では、セル2を動作させているeNBは、f1上で動作可能な他のセルを有していることが想定される。
選択肢1は、単純なスキームである。なぜならば、セル1がDiscovery信号の送信のため、自身の動作周波数内のリソースのみをUE1に割り当てる一方、UE2は、サービング周波数と異なる周波数上で該Discovery信号を受信する必要があるからである。
選択肢2は、例えば、表1のプラン1など、マルチキャリアD2D動作がサポートされることを想定すれば、ネットワーク計画において更にフレキシブルな潜在的可能性を有している。この選択肢は、D2D通信、特に、ユニキャストのケースに利点が期待されるが、Rel‐12にとっては不要な複雑性を生じさせるだけである。なぜならば、Discovery及び1対多数のD2D通信がブロードキャストの送受信に想定されており、つまり、送信信号は、域内の全てのD2D実施可能UEにより受信される必要があるからである。
選択肢3は、実際は、マルチ周波数配備シナリオ下において可能な限り周波数内D2D Discoveryを試みかつ再利用するためのメカニズムである。既存の周波数内D2D Discoveryメカニズムを再利用するため、選択肢3は、UEに対して最も影響が少なくて済む。なぜならば、D2D動作、つまり表1のプラン3を許可する共通の周波数上でのみD2D Discoveryが行われるからである。
提案3: RAN2では、Rel‐12用のサービング周波数と異なる周波数上で送信されるDiscovery信号のためのスキームは除外されるべきである。
(4. スキームの選択肢の詳細)
(4.1. 選択肢1の詳細)
(4.1.1. 周波数間Discovery信号の受信)
周波数内Discoveryに関する、セル内及びセル間のシナリオの両方がRAN2で検討されており、研究事項フェーズ中にいくつかの合意が得られた。幾つかの検討がまた、作業項目フェーズ下で開始されている。セル間Discoveryに関しては、RAN2では、D2D受信Discoveryリソースに関して以下の合意が得られた。
eNBは、D2D受信DiscoveryリソースをSIBに含んで提供してもよい。これらのリソースは、このセル内のD2D送信用に使用されるリソース及び隣接セル内で使用されるリソースをカバーしてもよい。(詳細は今後検討(FFS))
更に、RAN1では、以下の局面に関して合意した。
(サポートされている場合)Type−2B用のDiscovery受信のためにD2D UE用の(複数の)無線リソースプールをeNBがSIBに含んで提供してもよいことが確認された。タイプ1及びType−2BのDiscovery用の(複数の)共通の受信プールであるか、又は異なる受信プールであるかは今後検討(FFS)。UEは、隣接セルのSIBをデコードする必要はない。
Type−2BのDiscovery用のメカニズム。eNBによるリソース割り当て後、リソースホッピングメカニズムを適用できる。リソースホッピングメカニズムの詳細は今後検討。
上記の合意は、サービングセルから送信されたSIBがセル間Discovery信号の受信のための情報をUEへ提供することを意図していた。したがって、UEは、隣接セルから送信されるSIBを一切デコードせずに信号を受信することができる。
考察2: UEのサービングセルからSIBにより提供される(複数の)受信プールがあれば、UEは、隣接セルのSIBをデコードせずにDiscovery信号を受信することができる。
「隣接セル」という用語は、典型的には、同じ周波数並びに異なる周波数上の隣接セルを含む。しかしながら、RAN2における、リソース割り当てに対する上記合意に向けての検討では、周波数間Discoveryのシナリオが明確に検討されていない。したがって、詳細を検討し定義する必要がある。
合意が、異なる周波数上の隣接セルを含むと想定する場合、サービングセルによって送信されるSIBは、サービング周波数及び周辺周波数上のD2D Discoveryリソースを含むべきである。SIBを介して提供される利用可能なDiscoveryリソースがあれば、D2D UEは、周辺の周波数間セル上のUEからD2D Discovery信号を受信することができるであろう。我々の想定は、選択肢1を使って周波数間Discoveryをサポートするため、幾つかの拡張パラメータをIEに付与して、セル間Discoveryのために定義し、既存の周波数間測定メカニズムを再利用できる、ということである。
提案4: ベースラインとして、選択肢1がRel‐12においてサポートされる場合、RAN2では、周波数間Discovery用の既存の周波数間測定メカニズムを再利用することを検討するべきである。
(4.1.2. 生じ得る問題)
(4.1.2.1. 測定ギャップ長及びトリガ)
TRの表10.1−2によれば、RAN1は、研究フェーズにおける性能評価のためのDiscovery期間毎に16〜64個のサブフレームを想定した。周波数間測定において、既存の測定ギャップ長が、6個のサブフレームに固定されている。これ以上向上しなければ、Discoveryの検出可能性、つまり、D2D UEを発見する機会が少なくとも1/3に下がってしまうであろう。
測定ギャップの設定のタイミングに関して、eNBのRRMに関する測定値(つまり、RSRP/RSRQ)と他のD2D UEからのDiscovery信号受信電力との間の関係は直接的に関係しなくてもよい。言い換えると、D2D UEは、D2D UEが隣接セルに接近していなくても隣接セルのD2D UEからDiscovery信号を受信してもよい。選択肢1の周波数間Discoveryを考慮すると、Discoveryのギャップを割り当てるための決定はeNBの実装に委ねるべきであるが、D2D Discoveryの連続モニタリングからD2D UEを拒否する理由はない。D2D UEがD2D Discoveryの送受信に興味がない場合、D2D UEは、サービングeNBに対してD2D動作の状態、つまりD2D動作がユーザにより不能にされたかどうか、を通知するべきである。
考察3: 周波数間測定のための既存のメカニズムを再利用する場合、検出可能性は低下することとなる。
考察4: eNBのRRMに関する測定値と他のD2D UEからのDiscovery信号受信電力とは、直接的に関係しなくてもよいが、UEにギャップを割り当てて周波数間Discoveryをモニターするのは、eNBが責任を担うべきである。
考察3に基づいて、周波数間Discoveryを更に向上させる必要があるか否かを検討するべきである。例えば、既存の測定ギャップ長よりも大きい数のサブフレームを使って、新しい「Discoveryモニタリングギャップ」を定義する等である。
しかしながら、在圏/サービング周波数上でのWAN UL/DL送信の機会は低下するが、Discoveryの検出可能性は高まることとなる。
考察5: ギャップが周波数間Discoveryに対して向上した場合、周波数間モニタリングの回数が増え、かつ/又はDiscoveryサブフレームが長くなるので、UEは、セルラ動作に対する機会を失うだろう。
提案5: 選択肢1がサポートされる場合、RAN2では、Discoveryの検出可能性とWAN UL/DL送信の機会との間のトレードオフを検討するべきである。
上記トレードオフの影響を低減するために、Discovery用の周波数間隣接セルが同じセル又はハンドオーバ用セルの一部である場合、つまり、通常のセルラ動作の場合のために、周波数間測定と周波数間Discoveryとの同時動作を検討するべきである。周波数間測定はDL受信機を必要とし、UL送受信機を必要としない。つまり、D2D受信機は、ギャップ中はフリーである。したがって、UEは、同一のギャップ中、Discovery信号を受信できる。
考察6: Discovery信号の周波数間モニタリングは、既存の測定ギャップの間、実施してもよく、周波数間測定と同時に実施してもよい。
提案6: ベースラインとして、選択肢1が選択される場合、RAN2では、Discovery信号の周波数間モニタリングが同じ測定ギャップを使用して既存の周波数間測定と共に実施されることを想定するべきである。
(4.1.2.2. UE能力)
これまで我々は、表1のプランに示されるように、WAN通信用のサポート周波数の数に拘らず、単一のD2D送受信機を有するUEだけが任意の所与の時間に1つの周波数上で動作する能力を有すると想定してきた。
なお、周波数とは、帯域内及び帯域間を含むキャリアを意味する。
考察7: D2D送受信機が、WAN通信をサポートする全周波数上で稼働すると想定するべきではない。
D2Dのもっとフレキシブルな利用を簡易化するために、CA可能UEを周波数間Discoveryのために検討してもよい。この場合、CA可能UEは、PCell上及びSCell上でDiscovery信号を同時に送信/モニターすることができる。したがって、D2D Discovery周波数がUEのサービングセル(つまり、PCell又はSCell)の周波数の1つに属している限り、「Discoveryモニタリングギャップ」は、かかるUEには不要である。
考察8: キャリアアグリゲーション可能UEは、D2D Discovery周波数がUEのサービングセルの周波数の1つに属している限り、測定ギャップを割り当てずに周波数間Discoveryを実施できる。
(4.2. 選択肢3の詳細)
(4.2.1. D2D Discoveryのハンドオーバ手順)
選択肢3は、主に、表1のプラン2又は3に適用可能である。つまり、セルラ周波数サポートD2D全てに適用可能ではない。この選択肢は、ハンドオーバはDiscoveryが開始される前に完了していると想定している。特に、D2D実施可能UEが、D2D動作をサポートしていない周波数上でサービスを提供されている場合、eNBは、D2D許可周波数上で動作する対象セルにUEをハンドオーバさせるべきである。
この考えは、シンプルであり、潜在的な利点は以下の通りである。
D2D動作を許可しない周波数上に提供されるSIBが、D2D関連情報、例えば、Discovery受信リソースを一切含まない場合、上記周波数で在圏/サービスを提供されるUEは、異なる周波数上でDiscovery信号を送受信する方法を有さない。これは、独立型の小型セルの配備、例えば、図7のケースではあり得るシナリオである。なぜならば、非D2D動作セルは自身のSIB内のD2D関連情報を提供するべきか否かについての合意が現在なされていないからである。
D2D Discoveryリソースが、D2Dをサポートしていないセル用のSIB内に提供されている場合、該セルが、いずれのD2D動作もサポートしていないため、該セルは、Type−2BのDiscoveryリソースをUEに割り当てることができない。
考察9: UEのサービングセルの周波数が、D2D動作を許可していない場合、UEは、D2D Discoveryを開始する機会を失い得る。
しかしながら、以下に述べる欠点が幾つかある。
複数の周波数が、D2D動作をサポートする場合、選択肢3は、選択肢1又は選択肢2と組み合わされるべきである。
全てのD2D可能UEが、D2D動作をサポートする限定された周波数上でサービスを提供される場合、周波数上で渋滞が生じる場合がある。
(4.2.2. 生じ得る問題)
(4.2.2.1. Discoveryのためのハンドオーバのトリガ)
全てのD2D可能UEが、同じセル上、例えば、表1のプラン3でサービスを提供されている場合、セルは、渋滞に巻き込まれたり、例えば、複数の周波数の配備によってもたらされるWAN通信の負荷をバランス化する機会が少なくなったりする場合がある。この問題を避けるため、D2D可能UEの一部であるD2D実施可能UEだけが、D2D許可セルへハンドオーバされると考えられるべきであり、UEが、D2Dを実施することができない場合、D2D不能UEが、セルに留まるか、又は他のセルへハンドオーバされるか、セル内の現在の負荷等に基づいて決定され、これは、eNBの実装次第である。
考察10: UEが、D2Dの機能性を有効化する場合、eNBは、UEをDiscovery許可セルにハンドオーバしてもよい。
SA1のTRによれば、Discoveryメカニズムは、ユーザにより以下の通り有効化/無効化できる。
5.1.1.5 潜在的な必要条件 一般 [PR.1]オペレータ方針及びユーザの選択に応じて、例えば、直接無線信号を用いて、又はオペレータのネットワークを介して、2つのProSe実施可能UEの近接が判定される。 […] [PR.3]オペレータ方針及びユーザの選択により、以下のProSeメカニズムを設定することができる。 […] 他のUEによって発見される能力を無効にし、他のUEを発見する能力を無効にする、ProSe実施可能UE […] [PR.97]個々のProSeメカニズムを無効、又は制限するオペレータ方針は、いかなるユーザの選択をも無効にするものとする。 […]
したがって、UEが、Discoveryの機能性を有効化するか否かは、ユーザの嗜好に依存する。我々の想定は、D2D可能UEが、ユーザインターフェイスをサポートし、ユーザにDiscoveryの機能性の有効化/無効化を許可する、というものである。
考察11: UEがDiscoveryの機能性を有効化するか否かはユーザの嗜好に依存する。
この場合、eNBは、UEが自身のDiscoveryの機能を有効化するか否かを知る能力を有するべきである。このユースケースは、既存のMBMSの興味通知の概念と類似している。したがって、我々は、周波数間ハンドオーバを引き起こすMBMSのような解決策、つまり、「D2D興味通知」を導入することを前提とする。
提案7: UEが、自身のDiscoveryの機能性を有効化/無効化する場合、UEは、eNBに通知する能力を有するべきである。
(4.2.2.2. アイドル(IDLE)状態におけるDiscovery)
セクション4.2.2.1で提案した方法は、RRC接続中のUEにとって有用であるが、アイドル状態のUEにとって有用ではない。IDLE UEは、D2D Discoveryが可能になる前に、CONNECTEDに遷移し、D2D興味通知を送信し、D2D可能セルにハンドオーバする必要があるだろう。
UEが、D2D Discovery信号を送受信する場合と同様の効率性を得るため、IDLE UEは、再選択手順の一部として、D2D周波数を優先することを許可されるべきである。現在、再選択に対する周波数の優先度は、eNBによって決定されるが、IDLE UEが、D2Dに興味がある場合、IDLE UEが、D2D周波数を優先することを可能にするべきである。この考えは、MBMSに興味があるIDLE UEが、再選択のためにMBMS周波数を優先する許可を与えられている現在のMBMS挙動(behaviour)と類似している。
提案8: D2D実施可能であるIDLE UEは、再選択のためにD2D周波数を優先することを許可されるべきである。
提案2及び提案8が、合意可能である場合、IDLE UEは、自身のサービングセルのSIB内に提供されたD2D情報に基づいて、D2D周波数を優先してもよい。
(4.3. 選択肢の比較)
まとめとして、表2に示す通り、選択肢(Alternative)の比較を提示する。
Figure 0006211179
提案9: RAN2では、上記(複数の)選択肢の1つ以上をRel‐12において採用し、周波数間Discoveryをサポートするべきかどうかを検討するべきである。
[相互参照]
米国仮出願第61/990936号(2014年5月9日出願)の全内容が参照により本願明細書に組み込まれている。
本発明は、通信分野において有用である。

Claims (15)

  1. D2D近傍サービスをサポートする移動通信システムにおいて、第1周波数で運用されている第1セルに在圏するユーザ端末であって、
    前記第1セルを形成する基地局に対して、前記D2D近傍サービスに興味がある旨を示すD2D興味通知を送信する送信部を備え、
    前記D2D興味通知は、前記D2D近傍サービスに利用できる周波数を示す情報を含み、
    前記情報を含む前記D2D興味通知の送信は、前記第1周波数で運用されている前記第1セル及び第2周波数で運用されている第2セルのうち前記ユーザ端末が前記D2D近傍サービスを受けるために動作するセルを前記基地局が判断することを可能とし、
    前記D2D近傍サービスは、前記第1セル及び前記第2セルの何れか1つに位置する他のユーザ端末を発見するためのD2D Discoveryを含み、
    前記送信部は、前記第1セル及び前記第2セルのうちD2Dリソースを利用可能なセルにおいて他のユーザ端末に対して前記D2D DiscoveryのDiscovery信号をさらに送信することを特徴とするユーザ端末。
  2. 前記送信部は、前記第2周波数で前記D2D近傍サービスが提供されている場合に、前記D2D興味通知を送信することを特徴とする請求項1に記載のユーザ端末。
  3. 前記送信部は、前記第2周波数で運用されている前記第2セルにおいてD2Dリソースが利用可能である場合に、前記D2D興味通知を送信することを特徴とする請求項2に記載のユーザ端末。
  4. 前記D2D近傍サービスが提供される前記第2周波数を示す情報を前記基地局から受信する受信部を備えることを特徴とする請求項2に記載のユーザ端末。
  5. 前記受信部は、前記第2周波数で運用されている前記第2セルにおいてD2Dリソースが利用可能である旨を示す情報を含むSIBを、前記基地局から受信する請求項4に記載のユーザ端末。
  6. 前記第2周波数で前記D2D近傍サービスが提供されている場合に、前記第1周波数から前記第2周波数への遷移を指示するメッセージを前記基地局から受信する受信部を備えることを特徴とする請求項1に記載のユーザ端末。
  7. 前記第2周波数で運用されている前記第2セルにおいてのみD2Dリソースが利用可能であり、
    前記メッセージは、前記第2セルへの前記ユーザ端末のハンドオーバを行うためのハンドオーバコマンドであることを特徴とする請求項6に記載のユーザ端末。
  8. 前記第1セル及び前記第2セルの何れか1つで前記D2D近傍サービスを受けることは、D2Dリソースの可用性を判断することを含むことを特徴とする請求項1に記載のユーザ端末。
  9. 前記第2セルがD2Dリソースを提供しない場合、前記ユーザ端末は、前記基地局に対して前記D2D興味通知を送信した結果、前記第2セルへのハンドオーバコマンドを受信しないことを特徴とする請求項1に記載のユーザ端末。
  10. 前記D2Dリソースは、前記第2セルにおいてのみ提供されることを特徴とする請求項1に記載のユーザ端末。
  11. 前記ユーザ端末は、前記基地局からの補助無しで自身がD2D近傍サービスを行いたい他のユーザ端末を判断することを特徴とする請求項1に記載のユーザ端末。
  12. 前記基地局からSIBを受信する受信部を備え、
    前記SIBは、前記第2周波数で運用されている前記第2セルにおいて、他のユーザ端末を発見するためのD2D Discoveryに利用可能なD2Dリソースを示す情報を含み、
    前記送信部は、前記ユーザ端末が前記D2D Discoveryに興味がある旨を示す前記D2D興味通知を前記基地局に送信することを特徴とする請求項1に記載のユーザ端末。
  13. 前記D2D興味通知は、前記D2D DiscoveryにおいてDiscovery信号を送信する際の所望周波数を示す情報を含み、
    前記所望周波数を示す情報は、前記SIBに含まれていることを特徴とする請求項12に記載のユーザ端末。
  14. 前記送信部は、前記D2Dリソースを利用可能な前記第2周波数において、前記D2D DiscoveryにおけるDiscovery信号を他のユーザ端末に送信することを特徴とする請求項13に記載のユーザ端末。
  15. D2D近傍サービスをサポートする移動通信システムのユーザ端末に備えられるプロセッサであって、
    前記ユーザ端末が第1周波数で運用されている第1セルに在圏する場合に、前記第1セルを形成する基地局に対して、前記D2D近傍サービスに興味がある旨を示すD2D興味通知を送信する処理を行い、
    前記D2D興味通知は、前記D2D近傍サービスに利用できる周波数を示す情報を含み、
    前記情報を含む前記D2D興味通知の送信は、前記第1周波数で運用されている前記第1セル及び第2周波数で運用されている第2セルのうち前記ユーザ端末が前記D2D近傍サービスを受けるために動作するセルを前記基地局が判断することを可能とし、
    前記D2D近傍サービスは、前記第1セル及び前記第2セルの何れか1つに位置する他のユーザ端末を発見するためのD2D Discoveryを含み、
    前記プロセッサは、前記第1セル及び前記第2セルのうちD2Dリソースを利用可能なセルにおいて他のユーザ端末に対して前記D2D DiscoveryのDiscovery信号をさらに送信する処理を行うことを特徴とするプロセッサ。
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