JP4596893B2 - 無線制御局及び無線制御方法 - Google Patents

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Description

本発明は無線制御局及び無線制御方法に関し、例えば、無線LAN装置による集中制御及び分散制御の切り替えを最適に行うために用いて好適な技術に関する。
無線LANの標準仕様であるIEEE802.11規格では、同一の無線チャンネルを複数の無線端末局で共有するためのアクセス制御方式として、MAC(Medium Access Control)層の機能で、分散制御のDCF(Distributed Coordination Function)及び集中制御のPCF(Point Coordination Function)の2種の方式を規定している。
分散制御方式であるDCFは、各無線端末局が自立的にCSMA/CA(Career Sense Multiple Access with Collision Avoidance)機能によって無線チャンネルの衝突回避を行い、所謂早い者勝ち、によって無線チャンネルを確保して端末間の通信を行っている。
集中制御方式であるPCFは、1つの無線制御局が各無線端末局の通信タイミングを一括して調停することで通信タイミングの衝突を回避し、無線制御局の指示に従って各無線端末局が通信を行っている。
前述のIEEE802.11規格では、DCF及びPCFの各種パラメータが規定されているが、その実装方法については特に規定していない。具体的な実装方法は、各製造者の自主的な判断にまかされていて、いくつかの実装方式が提案されている。
そのひとつの例では、受信したデータに付随している最小帯域幅もしくは最大遅延時間などの優先制御情報に従って、無線制御局から無線端末局への前記データの各無線端末局への転送をDCFもしくはPCFの何れにするかを振り分ける方式が提案されている(例えば、特許文献1)。
また、別の実装方法として、通信しているデータの平均データサイズが大きくなった時や、送信バッファの未送信データ残量が大きくなった時、伝送データフレームの空き時間が少なくなった時、といったトラフィックの増大現象に従って、無線制御局から無線端末局へ無線データ転送方式を分散制御から集中制御に切り換える方式が提案されている(例えば特許文献2)。
そして、さらに近年では、無線で伝送するこれらデータにQoS(Quality of Service)という概念を導入し、データの内容や用途によって優先順位や帯域保証をするべくIEEE802.11の作業グループTGeにおいて検討が行われている。
より具体的には、無線伝送するデータの接続路をトラフィックストリームTS(Traffic Stream)とし、TS毎にデータ内容に応じたアクセスカテゴリAC(Access Category)というデータ種別を規定し、さらにアクセスカテゴリAC毎に優先順位を規定し、それらの優先順位に応じたアクセス制御を実現する分散制御方式として「EDCAモード」(Enhanced Distributed Channel Access)方式を規定し、そして、さらにそれらの優先順位に応じたアクセス制御を実現する集中制御方式として「HCCAモード」(Hybrid Coordination Function Controlled Channel Access)方式の規定を検討している(非特許文献2)。
特許第3489472号公報 特開2003−198564号公報 ANSI/IEEE Std 802.11,1999 Edition IEEE802.11e/D8.0 February 2004
しかしながら、前記の特許文献1の例では、無線制御局が受信したデータの付随情報に基づいて、無線制御局から無線端末局への下り方向の接続を制御しているため、無線端末局から無線制御局方向への上り接続には適用することができない問題があった。
また、前記の特許文献2の例でも、無線制御局から無線端末局への下り接続において、無線制御局内のデータバッファの残量をもとにトラフィックの状況を判定しているために、無線端末局から無線制御局方向への上り接続には適用することができない問題があった。
このように、前記のような従来例では、PCFモードを制御するコーディネーターから端末への下り方向の接続に関して述べているだけで、端末からポイントコーディネーターへの上り方向の接続に関しては未だ解決方法が示されていない。また、さらにどちらも、帯域が混雑していること等を判定してDCFモードからPCFモードに移行する方法を提示しているのみで、PCFモードからDCFモードへの移行に関しては未だ解決策が示されていない問題があった。
本発明は前述の問題点にかんがみ、各無線接続チャンネルのアクセスカテゴリの優先度を考慮し、各無線接続チャンネルの接続方式を適応的に変更できるようにすることを目的とする。
本発明の無線制御局は、無線制御局であって、各無線接続チャンネルのデータ内容に基づいて定められるアクセスカテゴリと、集中制御方式及び/又は分散制御方式で接続可能かを示す各無線接続チャンネルの接続方式情報と、を管理する管理手段と、所定の優先度より低い優先度アクセスカテゴリの無線接続チャンネルの数を判定する判定手段と、前記判定手段により判定した前記無線接続チャンネルの数に基づいて、前記所定の優先度以上の優先度のアクセスカテゴリの複数の無線接続チャンネルの中から、接続方式を変更する無線接続チャンネルを選択する選択手段と、前記選択手段により選択した無線接続チャンネルを、集中制御方式から分散制御方式に、もしくは、分散制御方式から集中制御方式に変更する変更手段とを有し、前記判定手段により判定した無線接続チャンネルの数が第1の閾値よりも大きい場合、前記選択手段は、分散制御方式で接続している無線接続チャンネルのうち前記所定の優先度以上の優先度のアクセスカテゴリの無線接続チャンネルの中から集中制御方式に変更する無線接続チャネルを選択し、該選択された無線接続チャンネルを前記変更手段が分散制御方式から集中制御方式に変更することを有することを特徴とする。
本発明の無線制御方法は、無線制御方法であって、各無線接続チャンネルのデータ内容に基づいて定められるアクセスカテゴリと、集中制御方式及び/又は分散制御方式で接続可能かを示す各無線接続チャンネルの接続方式情報と、を管理する管理工程と、所定の優先度より低い優先度アクセスカテゴリの無線接続チャンネルの数を判定する判定工程と、前記判定工程において判定した前記無線接続チャンネルの数に基づいて、前記所定の優先度以上の優先度のアクセスカテゴリの複数の無線接続チャンネルの中から、接続方式を変更する無線接続チャンネルを選択する選択工程と、前記選択工程において選択した無線接続チャンネルを、集中制御方式から分散制御方式に、もしくは、分散制御方式から集中制御方式に変更する変更工程とを有し、前記判定工程において判定した無線接続チャンネルの数が第1の閾値よりも大きい場合、前記選択工程は、分散制御方式で接続している無線接続チャンネルのうち前記所定の優先度以上の優先度のアクセスカテゴリの無線接続チャンネルの中から集中制御方式に変更する無線接続チャネルを選択し、該選択された無線接続チャンネルを前記変更工程が分散制御方式から集中制御方式に変更することを有することを特徴とする。
本発明のコンピュータプログラムは、前記に記載の無線制御方法を行う各工程をコンピュータに実行させることを特徴とする。
本発明の無線通信システムは、前記の何れかに記載の無線制御局を有することを特徴としている。
本発明によれば、低優先度のアクセスカテゴリの無線接続チャンネルの数に基づいて、高優先度のアクセスカテゴリの複数の無線接続チャンネルのうち、少なくとも一部の無線接続チャンネルの接続方式を変更することができる。特に、低優先度のアクセスカテゴリの無線接続チャンネルの数が増加した場合であっても、低優先度のアクセスカテゴリの無線接続チャンネルにも接続機会をできるだけ多く提供しつつ、高優先度のアクセスカテゴリの無線接続チャンネルにおけるスループットの低下を抑えることができる。
次に、図面を参照しながら本発明の実施の形態を説明する。
(第1の実施の形態)
第1の実施の形態では、「IEEE802.11e/D8.0 February 2004」で検討中のQoS機能に対応した、本発明による無線LANアクセスポイント機能を備えた映像表示装置の例を説明する。また、本実施の形態で述べる無線LANとは、IEEE802.11g規格に対応した2.4GHz帯無線LAN方式に、前記非特許文献2のIEEE802.11eドラフトで検討中のQoS機能を追加した無線LANである。また、このQoS無線端末局に対して、「IEEE802.11e/D8.0 February 2004」に対応していない従来の無線LAN端末を非QoS無線端末局と呼ぶ。
図1に、本実施の形態によるアクセスポイント機能を備えた映像表示装置100の構成例を示すブロック図を示す。
図1において、101は本実施の形態によるQoS対応のアクセスポイント(QAP)である。以下、単にアクセスポイント101とする。102は無線LANの物理層機能を処理するPHY処理部、103は無線LANのMAC機能を処理するMAC処理部である。
MAC処理部103は、アクセスポイント101の各種機能を処理する機能を有している。アクセスポイント(以下、APとする)サービス処理部104は受信データに付随して示されている送り先アドレスの無線端末装置に転送する機能を有している。制御部105は、映像表示装置の全体動作とユーザの操作に従った動作を処理する制御機能を有している。操作部106はユーザの操作を入力するとともに、操作に対応した情報を表示する機能を有している。107は受信した音声データを音響信号に変換するオーディオ処理部である。108はオーディオ処理部107から送られる音響信号を発音するスピーカである。109は受信した映像データをビデオ信号に変換するビデオ処理部である。110はビデオ信号の映像を表示する表示部である。
アクセスポイント101は、無線LAN機能を備えた外部のデジタルビデオカメラ装置、デジタルカメラ装置、監視カメラ装置、オーディオ装置、等の無線端末装置(STA)、及びQoS対応無線端末局装置(QSTA)と接続するとともに、各無線端末局のアクセス制御と調停機能を備えている。そして、さらに、アクセスポイント101は、受信したデータをデータ種別毎に分離して、上位処理機能を有する制御部105、オーディオ処理部107、ビデオ処理部109に転送する。また、アクセスポイント101は、アクセスポイント101に接続する各無線LAN端末同士の相互通信を仲介するハブ機能も備えている。
PHY処理部102は、IEEE802.11gで規定される周波数2.4GHz帯の無線LANの物理層機能を処理し、上位プロトコルであるMAC処理部103から送信データを受け取ってアンテナから送信し、またアンテナで受信した受信データをMAC処理部103に渡す機能を備えている。
またさらに、PHY処理部102は、ビーコン処理、CSMA/CA処理、プリアンブル生成処理などを行う機能も備えている。また、PHY処理部102は、受信するデータが何らかの妨害電波もしくは複数端末からの同時送信によるデータ衝突が発生したことを検出する機能も備えている。
具体的には、IEEE802.11規格に従った受信データでは、フレームの先頭にプリアンブル信号が設定されている。IEEE802.11と同じ周波数帯域の電波を検出しているにもかかわらず、このプリアンブル信号が正常に受信できない時、及び受信したデータのエラーチェックがNGである時には、PHY処理部102は受信のデータ衝突が発生したと判定してMAC処理部103及びAPサービス処理部104に通知する。
MAC処理部103は、受信したデータの種別を判定し、種別に応じたMAC処理を行って上位のAPサービス処理部104に渡すとともに、APサービス処理部104から受け取ったデータに、データ種別に応じたMAC処理を行ってPHY処理部102に送信する。またさらに、MAC処理部103は、QoSサービスを実現するためのデータ種別毎の優先順位制御とデータ種別毎のバッファリングも処理する。
APサービス処理部104は、MAC処理部103から受け取った受信データを、受信データに付随して示されている送り先アドレスの無線端末局に転送する機能を提供する。そしてさらに、アクセスポイント101宛のデータについては、TS(Traffic Stream)のデータ種別に応じて制御部105、オーディオ処理部107、ビデオ処理部109のそれぞれにデータを転送する。
また、データの送り先が、アクセスポイント101に接続した他の無線端末局宛の場合は、APサービス処理部104は受信したデータをMAC処理部103に送り返し、PHY処理部102を経由してあて先アドレスに指定された無線端末局に転送する。
図2は、本実施の形態によるアクセスポイント101に、複数の無線LAN端末が接続されている状態を概念的に示した図である。
図2において、201はQoS無線端末局機能を備えたメディアプレーヤであり、第1の無線端末装置(QSTA1)である。また、202はQoS無線端末局機能を備えたデジタルビデオカメラであり、第2の無線端末装置(QSTA2)である。203はQoS無線端末局機能を備えたCDプレーヤであり、第3の無線端末装置(QSTA3)である。204はQoS無線端末局機能を備えた多機能リモコンであり、第4の無線端末装置(QSTA4)である。205は、非QoS無線端末局機能を備えた第1のパソコン(STA1)である。また、206は、同じく非QoS無線端末局機能を備えた第2のパソコン(STA2)である。
前記第1の無線端末装置201は、内部にハードディスクを備え、ビデオデータやオーディオデータを蓄積し、再生することができる。また、本実施の形態の第1の無線端末装置201は、1つの無線LAN通信機能を備えており、さらに無線LAN通信機能には、通信するデータのアクセスカテゴリ(AC)に対応した仮想的な無線チャンネルである3つのアクセスチャンネルを備えている。
3つのアクセスチャンネルの1つは、ビデオデータのデータストリームを伝送する映像チャンネル(映像データ伝送チャンネル)211である。また、他の1つはオーディオデータのデータストリームを伝送する音声チャンネル(音声データ伝送チャンネル)212である。そして、もう1つは操作者の操作情報や装置の制御情報を伝送する制御チャンネル(不定期データ伝送チャンネル)213である。これらの伝送チャンネル211〜213は、第1の無線端末装置201の動作状況に応じてそれぞれ独立にアクセスポイント101との接続を設定及び解除することができる。
前記第2の無線端末装置202も、前述した第1の無線端末装置201と同様に、内部に1つの無線LAN通信機能を備えており、さらに無線LAN通信機能の中には、通信するデータのアクセスカテゴリに対応した2つのアクセスチャンネルを備えている。2つのアクセスチャンネルの内、1つはビデオデータのデータストリームを伝送する映像チャンネル214である。また、もう1つのアクセスチャンネルは、操作者の操作情報や装置の制御情報を伝送する制御チャンネル215である。
前記第3の無線端末装置203は、内部に1つの無線LAN通信機能を備えており、さらに無線LAN通信機能の中には、通信するデータのアクセスカテゴリに対応したオーディオデータのデータストリームを伝送する音声データ伝送チャンネル216を備えている。
前記第4の無線端末装置204は、内部に1つの無線LAN通信機能を備えており、さらに無線LAN通信機能の中には、通信するデータのアクセスカテゴリに対応した2つのアクセスチャンネルを備えている。
前記2つのアクセスチャンネルの内、1つは操作者の操作に応じて不定期に発生するデータを伝送する不定期データ伝送チャンネル217である。また、もう1つのアクセスチャンネルは、定期的に発生する多機能リモコンとアクセスポイント101との共有制御情報を伝送する共有制御データ伝送チャンネル218である。
非QoS無線端末局である第1のパソコン205及び第2のパソコン206は、前述のような仮想的なチャンネルは持たず、DCF(Distributed Coordination Function)、もしくはPCF(Point Coordination Function)で動作する1つの伝送チャンネルをそれぞれ備えている。
また、ここで第1の無線端末装置201の映像チャンネル211とアクセスポイント101との無線接続チャンネルを第11の無線接続チャンネルTS11とする。以下、
第1の無線端末装置201の音声チャンネル212と、アクセスポイント101との無線接続チャンネルを第12の無線接続チャンネルTS12とする。また、第1の無線端末装置201の制御チャンネル213とアクセスポイント101との無線接続チャンネルを第13の無線接続チャンネルTS13とする。
また、第2の無線端末装置202の映像チャンネル214とアクセスポイント101との無線接続チャンネルを第21の無線接続チャンネルTS21とする。第2の無線端末装置202の不定期データ伝送チャンネル215とアクセスポイント101との無線接続チャンネルを第22の無線接続チャンネルTS22とする。さらに、第3の無線端末装置203の音声データ伝送チャンネル216とアクセスポイント101との無線接続チャンネルを第31の無線接続チャンネルTS31とする。
第4の無線端末装置204の不定期データ伝送チャンネル217とアクセスポイント101との無線接続チャンネルを第41の無線接続チャンネルTS41とする。また、第4の無線端末装置204の共有制御データ伝送チャンネル218とアクセスポイント101との無線接続チャンネルを第42の無線接続チャンネルTS42とする。
また、第1のパソコン205とアクセスポイント101との無線接続チャンネルを第1の無線接続チャンネルL1とし、第2のパソコン206とアクセスポイント101との無線接続チャンネルを第2の無線接続チャンネルL2とする。
前記第11の無線接続チャンネルTS11〜第42の無線接続チャンネルTS42、及び前記第1の無線接続チャンネルL1、第2の無線接続チャンネルL2は、各端末機器からの通信データの有無に応じて設定されたり削除されたりする。
たとえば、第1の無線端末装置(メディアプレーヤ)201は、何もデータを再生していないときは、第13の無線接続チャンネルTS13(制御チャンネル213)のみ接続している。そして、操作者がビデオデータを再生するように操作指示すると、映像チャンネル211用の第11の無線接続チャンネルTS11の接続を追加する。
また、操作者がオーディオデータを再生するように操作指示すると、オーディオデータのデータストリームを伝送する音声チャンネル212用の第12の無線接続チャンネルTS12の接続を追加する。もちろん、電源が「OFF」であれば前記無線接続チャンネルは全て無くなる。
本実施の形態においては、第1の無線端末装置201の映像チャンネル211と音声チャンネル212は、「EDCAモード」及び「HCCAモード」の両方に対応しており、制御チャンネル213は「EDCAモード」のみに対応している。
第2の無線端末装置(デジタルビデオカメラ)202も、電源をONしただけの状態では不定期データ伝送チャンネル215用の第22の無線接続チャンネルTS22のみが接続された状態である。そして、操作者がビデオの再生を操作指示すると、映像チャンネル214用の第21の無線接続チャンネルTS21を接続する。前記映像チャンネル214は「EDCAモード」と「HCCAモード」の両方に対応しており、不定期データ伝送チャンネル215は「EDCAモード」のみに対応している。
CDプレーヤの第3の無線端末装置203は、簡易的な操作のみに対応した装置であり、オーディオの再生を操作指示した時だけ音声データ伝送チャンネル216を接続する。この音声データ伝送チャンネル216は、「EDCAモード」と「HCCAモード」の両方に対応している。
第4の無線端末装置(多機能リモコン)204は、省電力に動作するために、通常の待機時は無線接続しておらず、操作者が操作指示した時に制御チャンネル217用の第41の無線接続チャンネルTS41を接続して操作情報データを伝送し、操作が無くなると前記第41の無線接続チャンネルTS41を切断する。
また、第4の無線端末装置204には、操作者の操作なしに、カレンダ情報や部屋の明るさ、他端末の動作状況といった情報を定期的に収集、もしくは通知する機能を備えており、これらの情報データは共有制御データ伝送チャンネル218用の第42の無線接続チャンネルTS42を使用して伝送される。
この第42の無線接続チャンネルTS42も必要な時だけ接続され、情報データの伝送が終わったら切断される。この不定期データ伝送チャンネル217と共有制御データ伝送チャンネル218は「EDCAモード」のみに対応している。
次に、図3を用いて、アクセスポイント101内のデータの流れについて説明する。
MAC処理部103の中には、MACフレーム解析部302、データ分配部303、受信バッファ304、送信バッファ305、チャンネルアクセス調停部306及びMACフレーム構成部307が設けられている。
前記MACフレーム解析部302は、受信したデータのMACフレームを解析してフレームボディを抽出する機能を有している。
データ分配部303は、抽出したフレームボディを、非QoS無線端末局は端末毎に分離し、QoS無線端末局はトラフィックストリームTS毎に分離する機能を有している。
受信バッファ304は、端末毎もしくはトラフィックストリームTS毎のフレームボディを格納する機能を有している.
送信バッファ305は、非QoS無線端末局は端末毎に、QoS無線端末局はトラフィックストリームTS毎に送信データを格納する機能を有している。チャンネルアクセス調停部306は、優先順位に従って送信データの送信を調停する機能を有している。MACフレーム構成部307は、送信データにMACヘッダ等を付加してMACフレームを構成する機能を有している。
また、APサービス処理部104には、アクセスポイント機能を提供するAPマネージャー301とDHCPサーバ308とが設けられている。APマネージャー301は、受信したデータが自端末宛ならば、データ種別に応じて上位の制御部105、オーディオ処理部107、ビデオ処理部109の何れかに転送する。
また、受信したデータが自端末に接続する他の端末(第1の無線端末装置201〜第4の無線端末装置204、第1のパソコン205、第2のパソコン206)宛であれば、無線送信部に送り返してあて先の端末に対して送信する機能を有している。
DHCPサーバ308は、アクセスポイント101に接続する外部の無線端末局がIPアドレスの割当を求めてきた時に、空いているIPアドレスを提供する機能を有している。
データ分配部303で分離した端末毎のデータのフレームボディ、もしくはトラフィックストリームTS毎のデータのフレームボディは、受信バッファ304内において、それぞれ独立した受信バッファに格納される。より具体的には、第13の無線接続チャンネルTS13に第1の受信バッファ1、第11の無線接続チャンネルTS11に第2の受信バッファ2、第nの無線接続チャンネルnには第nの受信バッファnというように、n個の受信バッファnを割り当てていく。
なお、図3では受信バッファをn段に図示しているが、これは概念を図示しているだけで、実際の構成はMPDU(MAC Sublayer Protocol Data Units)で扱うデータ単位に制御する複数段のバッファとなっており、さらにバッファの蓄積状況に応じてオーバーフローにならないように受信バッファ毎に段数を随時変更していく。
また、接続を管理するための制御データや管理データについては、受信バッファを介さずにAPマネージャ301に直接渡される。なお、この受信バッファはプログラムによってメモリ空間上に一時的に構成される仮想的なバッファで、トラフィックストリームTSの接続に応じて生成され、トラフィックストリームTSの切断に応じて削除される。
送信するデータは、APマネージャ301で端末毎に、もしくはトラフィックストリームTS毎に生成されて、送信バッファ305に転送される。より具体的には、第13の無線接続チャンネルTS13に第1の送信バッファ1、第42の無線接続チャンネルTS42に第2の送信バッファ2、第1の無線接続チャンネルL1に第nの送信バッファn、というように送信バッファを割り当てていく。
また、受信バッファ304と同様に、送信バッファ305も、実際の構成はMPDU(MAC Sublayer Protocol Data Units)で扱うデータ単位に制御する複数段のバッファであり、さらにバッファの蓄積状況に応じてオーバーフローにならないように受信バッファ毎に段数を随時変更していく。また、接続を管理するための制御データや管理データは送信バッファ305を介さずに、チャンネルアクセス調停部306に直接渡される。
また、受信バッファ304と同様に、この送信バッファ305もプログラムによってメモリ空間上に一時的に構成される仮想的なバッファであり、トラフィックストリームTSの接続に応じて生成され、トラフィックストリームTSの切断に応じて削除される。
ここで、各端末装置が本実施の形態のアクセスポイント101と接続する手順について、図4及び図5を用いて説明する。
図4は、非QoS無線端末局のSTAnが本実施の形態のアクセスポイント101と接続してデータを転送する手順の概要を示したシーケンス図である。
図4のシーケンス図で示している各情報の詳細については、前述の非特許文献1に詳細に記述してあるので、ここでは省略する。
まず、始めに無線端末局装置STAn(以下、単にSTAnとする)は、QoS対応のアクセスポイントであるアクセスポイント(QAP)101に対して、Probe Request を送信する。
すると、QAPから Probe Response が返されて、STAnはQAPの存在を確認するとともにBSSIDなどの情報を取得する。
次に、STAnがQAPにオープン認証要求の Authentication(request) を送信すると、QAP側から結果通知の Authentication(result) が返されてオープン認証が完了する。そして、STAnから接続要求の Association Request を送信すると、QAPからAssociation Response が返されて、結果のステータスが成功であれば接続が完了する。
接続が完了した後は、STAnにIPアドレスがない場合はDHCPサーバ308にIPアドレスの付与を要求してIPアドレスを取得する。なお、STAnのIPアドレスが固定の無線端末局の場合は、この処理は行わない。
STAnがDCFモードで動作する場合は、STAnに送信データがある時には、STAnがCSMD/CA方式で無線チャンネルの使用権を獲た後にデータを送信し、QAPからのACK返信によってデータ転送の成功をSTAnが確認する。また、QAPに送信データがある時には、QAPがCSMD/CA方式で無線チャンネルの使用権を獲た後にデータを送信し、STAnからのACK返信によってデータ転送の成功をQAPが確認する。
STAnがPCFモードで動作する場合は、QAPからCF-PollによってSTAnに送信権が付与された時に、STAnがCF-ACK付きDATAを返送して、データ転送とCF-Pollの受付を確認する。また、QAPに送信データがある時には、QAPがCF-Poll付きDATAを送信し、STAnからのACK返送によってデータ転送の成功を確認する。
図5は、QoS無線端末局のQSTAnが、本実施の形態のQAPと接続してデータを転送する手順の概要を示したシーケンス図である。このシーケンス図で示している各情報の詳細については、前述の非特許文献2に詳細に記述してあるので、ここでは省略する。
まず、始めに、QSTAnはQAPに対して Probe Request を送信する。すると、QAPから Probe Response が返されて、QSTAnはQAPの存在を確認するとともにBSSIDなどの情報を取得する。
次に、QSTAnはQAPにオープン認証要求の Authentication(request) を送信すると、QAP側から結果通知の Authentication(result) が返されてオープン認証が完了する。そして、QSTAnから接続要求の Association Request を送信すると、QAPからAssociation Response が返されて、結果のステータスが成功であれば接続が完了する。
接続が完了した後は、QSTAnにIPアドレスがない場合はDHCPサーバ308にIPアドレスの付与を要求してIPアドレスを取得する。QSTAnのIPアドレスが固定の無線端末局の場合は、この処理は行わない。ここまでの処理は、STAnとQSTAnともに同じである。
QSTAnは、この後、QoSストリームを設定するために、前述のDCFモードの状態で、ADDTS Request を送信する。ADDTS Request は、QSTAnがQAPに対してQoS対応のデータストリームを設定要求するコマンドで、その情報フレームには TSPEC(Traffic Specification) の情報要素が含まれている。このTSPECは、QoS対応するのに必要な情報が含まれている。TSPECの情報要素の詳細については後述する。
ADDTS Request を受信したQAPは、その内容を解析して、接続可能なQoS対応の各モードの情報を含んだ ADDTS Response を返送し、トラフィックストリームTSの設定が完了する。なお、最初に接続設定するトラフィックストリームTSは「EDCAモード」で設定を行う。また、ADDTS Request は Association Request のフレームボディに含ませて同時に行うことも可能で、その場合はさらに Association Response のフレームボディに ADDTS Response が含まれて返送される。
そして、さらにQSTAnが「HCCAモード」のトラフィックストリームTSを追加する場合には、QSTAnからQAPに ADDTS Request を送信する。この時送信するTSPECの情報要素に「HCCAモード」対応のTSであることを通知する。
ADDTS Request を受信したQAPは、その内容を解析して、接続可能なQoS対応の各モードの情報を含んだ ADDTS Response を返送し、トラフィックストリームTSの設定が完了する。この時QAPが、STAnから追加要求されたトラフィックストリームTSを「HCCAモード」で接続すると判定したら、QAPはTSPEC情報に基づいてQoS帯域を保証した周期で QoS CF-Poll を送信し、QSTAnにデータの送信権を通知する。QSTAnは、QoS CF-Poll を受信すると、QoS DATA+ACK のフレームでデータ送信を実行する。
前述のようにして設定した全てのトラフィックストリームTSにはTSIDという識別番号が個別に付与されており、必要なくなったトラフィックストリームTSは、TSIDを指定した DELTS Request を接続相手に送信することでTSを削除する。なお、DELTS Request はQSTAnもしくはQAPのどちらから送信してもよい。
次に、前述のTSPECについて説明する。TSPECは、各端末が対応可能なトラフィックストリームTSの特性について記述した情報要素で、そのフレーム構成は、図6のように合計57オクテット(octet:1オクテットは8ビットのことで1バイトと同じ)長のフレームなっている。TSPECの各情報要素の詳細は前述の非特許文献2の7.3.2.15章に詳細に記述されているので、ここでは主な部分の説明をする。
Element ID は、フレームの種別を表すID番号で、TSPECの場合は13である。
Length は、このフレームの長さなので、残り55オクテットであることから固定値55となっている。
TS info は、TS識別情報であるTSIDと、「EDCAモード」のみに対応か、「HCCAモード」のみに対応か、「EDCAモード」と「HCCAモード」の両方に対応かを示すAccess Policy と、ユーザ優先順位、等の情報を含んでいる3オクテット長の情報である。TS Info のさらに詳細な内容は前述の非特許文献2を参照。
Minimum Data RateとMean Data RateとPeak Data Rateは、それぞれトラフィックストリームTSの最小データデート、実効データレート、最大データレート、を示す3オクテットの情報である。QAPがTSのポーリングスケジュールを判定する時に、本情報に基づいて最小データレート及び最大データレートの範囲で、かつ実効データレートを満足するようにスケジュールする必要がある。
ここで、各無線端末局の各チャンネルが送信するTSPEC情報の一部をまとめて図7に示す。ここで、第1のパソコン205と第2のパソコン206は非QoS端末であるが、QAPは非QoS端末を、アクセスカテゴリがBEの端末とみなして処理する。
第1の無線端末装置201の映像チャンネル211は、アクセスカテゴリ(AC)が映像のストリームで、接続モード705は「EDCAモード」と「HCCAモード」が可能で、実効データレート708は2048kbpsである。
また、第1の無線端末装置201の音声チャンネル212は、AC706が音声データのストリームで、接続モード705は「EDCAモード」と「HCCAモード」が可能で、実効データレート708は256kbps、第1の無線端末装置201の制御チャンネル213は、AC706がBEで接続モード705は「EDCAモード」のみが可能で、実効データレート708が128kbps、であることを示している。
同様に、第2の無線端末装置202の映像チャンネル214は、AC706が映像のストリームで、接続モード705は「EDCAモード」と「HCCAモード」が可能で、実効データレート708は2048kbps。第2の無線端末装置202の不定期データ伝送チャンネル215は、AC706がBEのストリームで、接続モード705は「EDCAモード」のみが可能で、実効データレート708は64kbps、であることを示している。
また、第3の無線端末装置203の音声データ伝送チャンネル216は、AC706が音声データのストリームで、接続モード705は「EDCAモード」と「HCCAモード」が可能で、実効データレート708は128kbpsであることを示している。
そして、第4の無線端末装置204の不定期データ伝送チャンネル217は、AC706がBEのストリームで、接続モード705は「EDCAモード」のみが可能で、実効データレート708が64kbpsであることを示している。また、第4の無線端末装置204の共有制御データ伝送チャンネル218は、AC706がBKのストリームで、接続モード705は「EDCAモード」のみが可能で、実効データレート708が8kbpsであることを示している。
次に、本実施の形態によるQAPのトラフィックストリームの接続モード切替方式について説明する。
本実施の形態のQAPは、前述の無線端末局第1のパソコン205、第2のパソコン206から、図4に示した手順で各リンクが接続されると、APマネージャ301が各無線接続について情報テーブルを作成する。また、前述した第1の無線端末装置201〜第4の無線端末装置204から、図5に示した手順で各チャンネルのトラフィックストリーム接続が行われると、APマネージャ301が各無線接続について情報テーブルを作成する。
また、各無線接続の通信モード、AC、Mean Data Rateを元に、各無線接続の優先順位を決定して情報テーブルに追加する。それぞれの優先順位は、「HCCAモード」>「EDCAモード」、VI>VO>BE>BK、の順で、さらに通信レートのMean Data Rateは大きいほど優先順位が大きいと判断し、これらを重み計算して各無線接続の優先順位を決定する。このようにして作成した情報テーブルの具体例を図10、図11に示す。
また、本実施の形態のアクセスポイント(QAP)101のAPマネージャ301は3つの閾値「α、β、γ」を持っている。
第1の閾値αは、アクセスカテゴリが映像及び音声データ以外のチャンネルの接続数が少ない状態かどうかを判定するための閾値であり、アクセスポイント101を立ち上げた時の初期値は、出荷時に予め設定した整数値である。
第2の閾値βは、アクセスカテゴリが映像及び音声データ以外のチャンネルの接続数が多い状態かどうかを判定するための閾値であり、アクセスポイント101を立ち上げた時の初期値は、出荷時に予め設定した整数値であり、第1の閾値αよりも大きい値か同じ値にしてある。
第3の閾値γは、無線回線の衝突が多いかどうかを判断する閾値であり、アクセスポイント101を立ち上げた時の初期値は、出荷時に予め設定した整数値である。
これらの3つの閾値「α、β、γ」は、アクセスポイント101のビーコン周期で図8に示す手順で値の更新を繰返す。
ビーコン周期を開始すると、図8に示した手順で処理が開始される。
まず、始めに、ステップS1において、無線データの衝突発生回数をあらわす変数mを「0」に初期化する処理を行う。
次に、ステップS2に進み、前記PHY処理部102が受信データの衝突を検出したかどうかを判定する。この判定の結果、衝突を検出したらステップS3に進み、変数mを「1」だけ加算する処理を行う。また、ステップS2の判定の結果、受信データの衝突を検出しなかった場合にはステップS4に進み、ビーコン周期が完了したか判定する。この判定の結果、ビーコン周期を終了していない場合にはステップS2に戻り、前述した処理を繰り返し行う。
また、ステップS4の判定の結果、1回のビーコン周期が完了すると判定した場合にはステップS5に進み、衝突回数mを第3の閾値γと比較する。この比較の結果、衝突回数mが第3の閾値γよりも多く発生した時にはステップS6に進み、第1の閾値αと第2の閾値βをそれぞれ「1」だけ減算する処理を行う。
また、ステップS5の判定の結果、衝突回数mが第3の閾値γよりも多く発生しなかった場合には、ステップS7に進み、第1の閾値αと第2の閾値βを「1」だけそれぞれ加算する処理を行う。ステップS6の処理、またはステップS7の処理を終了したらステップS1のビーコン開始時の処理に戻る。
つまり、受信データの衝突回数が第3の閾値γより多かったら、チャンネル数が多いか少ないを判定するパラメータα及びβを減算し、受信データの衝突回数が第3の閾値γより少なかったら、チャンネル数が多いか少ないかを判定するパラメータαとβを加算する処理をビーコン周期で繰返し行う。なお、この加算処理は他の処理と平行して実行処理され、接続が無くなったときに終了する。
本実施の形態のAPマネージャ301は、内部タイマーによって予め定めた周期で、図9に示すフローに従って接続している無線チャンネルの数を評価し、「HCCAモード」及び「EDCAモード」の移行判定を行っている。
すなわち、図示していない内部タイマーによって本処理が開始されると、まず、ステップS11において、図7と同様な端末情報を記録したAPマネージャ301内のテーブルから、アクセスカテゴリが映像及び音声データ以外のチャンネル数を調べ、そのチャンネル数が第1の閾値αより少ないかどうかを判定する。
この判定の結果、映像及び音声データ以外のチャンネル数が第1の閾値αより少ない時にはステップS13に進み、前記テーブルから「HCCAモード」で接続している「EDCAモード」対応可能なチャンネルをピックアップする。
次に、ステップS14に進み、ステップS13でピックアップしたチャンネルの中で、最も優先順位が低いチャンネルを「HCCAモード」から「EDCAモード」に変更する処理を行う。優先順位は、アクセスカテゴリが映像が最も高く、続いてVO、BE、BKの順で低く設定してある。
また、同じアクセスカテゴリのチャンネルが複数ある時は、さらに Mean Data Rate の値が大きいほうを優先順位が高いと判断する。「HCCAモード」から「EDCAモード」に切り換える時は、アクセスポイント101側からQSTA側にDELTS Requestを送信して「HCCAモード」の接続を削除し、再びアクセスポイント101側からQSTA側にADDTS Request を送って「EDCAモード」を設定する。
また、ステップS11の判定の結果、映像及び音声データ以外のチャンネル数が第1の閾値αより多い時には、ステップS12に進み、さらに映像及び音声データ以外のチャンネル数が第2の閾値βより多いかどうかを判定する。
この判定の結果、映像及び音声データ以外のチャンネル数が第2の閾値βより多い時にはステップS15に進み、前記テーブルから「EDCAモード」で接続している「HCCAモード」対応可能なチャンネルをピックアップする。
その後、ステップS16に進み、ピックアップしたチャンネルの中で最も優先順位が高いチャンネルを「EDCAモード」から「HCCAモード」に変更する処理を行う。また、ステップS12の判定の結果、映像及び音声データ以外のチャンネル数が第2の閾値βより多くない場合にはメインルーチンに戻る。
前述の「HCCAモード」または「EDCAモード」移行判定処理は、一度の処理は1つのチャンネルのみの移行処理であるが、タイマーによって繰り返し呼び出されることにより、ある定常状態に収束して行く。
以下、具体的な例で説明する。
本実施の形態のアクセスポイント101には、前記の各閾値はα=5、β=5、γ=5、と設定する。そして、電源立ち上げ後、前記図2の第1の無線接続チャンネルL1が接続され、さらに第11の無線接続チャンネルTS11と第31の無線接続チャンネルTS31は「HCCAモード」と「EDCAモード」の両モードが可能で、現在は「HCCAモード」で接続設定され、第13の無線接続チャンネルTS13と第41の無線接続チャンネルTS41、TS42が「EDCAモード」のみが可能で「EDCAモード」で接続設定されている。
このとき、図10に示すように、アクセスポイント101のAPマネージャ301内には、第1の無線接続チャンネルL1のAssociation Requestの情報と、第11の無線接続チャンネルTS11、第13の無線接続チャンネルTS13、第31の無線接続チャンネルTS31、第41の無線接続チャンネルTS41、第42の無線接続チャンネルTS42のTSPECから得られた情報の情報テーブルTaが作成されている。
また、各チャンネルの優先順位(807a)はモード(804a)とAC(805a)とMean Data Rate(806a)の内容から判断して、
(TS11>TS31>TS41>TS13>L1>TS42)
と設定する。このとき、ビーコン間隔で発生している無線データの衝突は5回以下で、図8に示す閾値の更新は発生していない状態とする。
この状態で、図9に示す接続モード移行判定フローの処理が実行されると、映像、音声データ以外のチャンネルは、第1の無線接続チャンネルL1、第13の無線接続チャンネルTS13、第41の無線接続チャンネルTS41、第42の無線接続チャンネルTS42、の4チャンネルとなり、α(=5)より少ない。
これにより、ステップS13に進み、「HCCAモード」で接続している端末の中から「EDCAモード」で接続可能なチャンネルをピックアップする。次に、ステップS14に進み、ステップS13でピックアップしたチャンネルの中で、優先順位が最低のチャンネルを「EDCAモード」に変更し、テーブルの情報を更新する。
そして、タイマーによって前記接続モード移行判定フローの処理が再び実行されると、映像、音声データ以外のチャンネル数がα(=5)より少ないので、第11の無線接続チャンネルTS11も「HCCAモード」から「EDCAモード」に変更し、テーブルの情報を更新する。この処理で「HCCAモード」の端末は無くなったので、以降の前記接続モード移行判定フローではステップS13とステップS14が実行されるが、各無線端末局の接続状態は変わらないことになる。
次に、第2のパソコン206の第2の無線接続チャンネルL2接続と、第2の無線端末装置202の第21の無線接続チャンネルTS21と、第22の無線接続チャンネルTS22との接続があらたに追加してきたとする。
前記第21の無線接続チャンネルTS21は、「HCCAモード」と「EDCAモード」の両モードが可能であり、現状は「HCCAモード」で接続設定され、第22の無線接続チャンネルTS22は「EDCAモード」のみが可能で、「EDCAモード」で接続設定されている。
このとき、アクセスポイント101のAPマネージャ301内には、図11に示すように、第42の無線接続チャンネルTS42、第2の無線接続チャンネルL2の「Association Request」の情報と、第11の無線接続チャンネルTS11、第13の無線接続チャンネルTS13、第21の無線接続チャンネルTS21、第22の無線接続チャンネルTS22、第31の無線接続チャンネルTS31、第41の無線接続チャンネルTS41、第42の無線接続チャンネルTS42のTSPECから得られた情報の情報テーブルTbが作成されている。
また、各チャンネルの優先順位(807a)はモード(804a)とAC(805a)とMean Data Rate(806a)の内容から判断して、
(TS11>TS21>TS31>TS41>TS13>TS22>L1>L2>TS42)、
と設定する。
このときも、ビーコン間隔で発生している無線データの衝突は「5回以下」で、図8に示す閾値の更新は発生していない状態とする。この状態で、図9に示す接続モード移行判定フローの処理が再び実行されると、映像、音声データ以外のチャンネルは第42の無線接続チャンネルTS42、第2の無線接続チャンネルL2、第13の無線接続チャンネルTS13、第22の無線接続チャンネルTS22、第41の無線接続チャンネルTS41、第42の無線接続チャンネルTS42、の6チャンネルとなる。
この状態は、第1の閾値α(=5)より多く、さらに第2の閾値β(=5)より多いので、ステップS15において、「EDCAモード」で接続している「HCCAモード」可能なチャンネルをピックアップする。次に、ステップS16に進み、ステップS15でピックアップした中で優先順位が最高のチャンネルを「HCCAモード」に変更し、テーブルの情報を更新する。
そして、タイマーによって前記接続モード移行判定フローの処理が再び実行されると、映像、音声データ以外のチャンネル数がβ(=5)より多いので、第31の無線接続チャンネルTS31も「EDCAモード」から「HCCAモード」に変更し、テーブルの情報を更新する。この処理で「HCCAモード」に対応可能な「EDCAモード」端末は無くなったので、以降の前記接続モード移行判定フローでは、ステップS15とステップS16が実行されるが、各無線端末局の接続状態は変わらないことになる。
このような定常状態において、無線LANとは互換性の無い他の無線端末局やノイズ源が無線ノイズを出す状況が発生し、ビーコン間隔内の衝突が5回以上発生する状況になると、前記図8の閾値更新フローによって第1の閾値α、第2の閾値βの値が「−1」され、前記接続モード移行判定フローの判定ステップS11及びステップS12のチャンネル数判定基準が小さくなって、前述の処理が定常状態になるまで再び繰り返し行われる。
(第2の実施の形態)
前述の第1の実施の形態では、第3の閾値γを固定値にした例で説明したが、この第3の閾値γを接続台数などの要因に従って可変値にしてもよい。第3の閾値γを可変値にした場合の実施の形態を次に説明する。
図12は、第2の実施の形態の処理の一例を示し、第3の閾値γを可変値にした場合の第1の閾値α、第2の閾値β、第3の閾値γの更新手順を示したフローチャートである。第2の実施の形態においても、第1の閾値α、第2の閾値β、第3の閾値γの更新フローは、図8の処理と同様にビーコン周期で更新される。
図12において、ステップS21は前述のステップS1と同じ処理であり、ステップS31〜ステップS36はそれぞれ前述のステップS2〜ステップS7と同じ処理であるので説明を省略する。
本処理の開始もしくはビーコン周期が完了して第1の閾値α、第2の閾値βがステップS35またはステップS36で更新されると、ステップS21において、衝突発生回数のパラメータ「m」は「0」に初期化される。
続いて、ステップS22に進み、APマネージャ301は前述の情報テーブルから「DCFモード」もしくは「EDCAモード」の「接続数k」を調査する。
ステップS22の調査が終了すると、次に、ステップS23に進み、「接続数k」が「0」か判定する。この判定の結果、「接続数k」が「0」の時は接続している端末が無いので、本処理を終了する。
また、ステップS23の判定の結果、「接続数k」が「0」ではないときは、ステップS24〜ステップS26に進む。そして、続くステップS24からステップS26の処理を行うことによって「接続数k」の値に応じて第3の閾値γの値を設定するステップS27〜ステップS30を実行する。
すなわち、ステップS24においては、「接続数k」が「1」か判定する。この判定の結果、「接続数k」が「1」の時はステップS27に進み、第3の閾値γを最大値にセット)する。
本実施の形態における最大値は、例えば32bits のCPUを用いている場合は、「FFFFFFFFh」であり、16bits のCPUを用いている場合は「FFFFh」である。この最大値は、CPUのビット幅によらず通常、「0−1」の演算によって容易に得ることができる。
また、ステップS24の判定の結果、「接続数k」が「1」でない場合にはステップS25に進み、「接続数k」が「4」以下か判定する。この判定の結果、「接続数k」が「4」以下である場合にはステップS28に進み、第3の閾値γを4にセットする。
また、ステップS25の判定の結果、「接続数k」が「4」以上である場合にはステップS26に進み、「接続数k」が「6」以下か判定する。この判定の結果、「接続数k」が「6」以下の時はステップS29に進み、第3の閾値γを「2」にセットする。また、「接続数k」が「6」以下でないときはステップS30に進み、第3の閾値γを「0」にセットする。こうして、「接続数k」に従って第3の閾値γが設定されると、続くステップS34での「接続数k」に従って衝突回数の判定基準が変わることになる。
第3の閾値γが最大値にセットされると、ステップS34の判定では常に衝突回数mが第3の閾値γを超えることが無くなるので、常にステップS36が実行される。つまり、「接続数k」が「1」の時に検出された衝突は、IEEE802.11規格に準拠した無線LAN端末との衝突ではなく、他の電子レンジやBlue toothやCB無線等の妨害電波によるものと判断できるので、「HCCAモード」で動作しても衝突発生数は改善されないと判断する。
したがって、第1の閾値α、第2の閾値βが順次「+1」されて増大し、やがて、前述のステップS11で映像、音声データ以外のチャンネル数が第1の閾値αより小さいと判断されるので、前述のステップS13及びステップS14によって「EDCAモード」に移行可能な接続がすべて「HCCAモード」から「EDCAモード」に移行することになる。
第3の閾値γが「0」にセットされると、ステップS34で衝突が1回以上発生していればステップS35が実行される。また、衝突が1回もない時にステップS36が実行される。
したがって、接続数が「6」以上の時に衝突が1回でも発生したら、第1の閾値α、第2の閾値βが順次「−1」されて、前述のステップS15及びステップS16が実行されやすくなり、「HCCAモード」で接続可能な端末が「HCCAモード」に移行していくことになる。
第3の閾値γが「4」にセットされると、ステップS34で衝突が5回以上発生していれば処置ステップS35が実行される。また、衝突が「5」回以下であればステップS36が実行される。
第3の閾値γが「2」にセットされると、ステップS34で衝突が3回以上発生していれば処置ステップS35が実行され、衝突が3回以下であればステップS36が実行される。
したがって、第3の閾値γが小さいと、つまり「接続数k」が大きいと、少ない衝突回数でステップS35が実行され、その結果ステップS15とステップS16が実行される期待値が高くなり、「EDCAモード」から「HCCAモード」への移行が発生しやすくなる。
また、第3の閾値γが大きいと、つまり「接続数k」が少ないと、多くの衝突が発生するまではステップS36が実行されるので、その結果ステップS13とステップS14が実行される期待値が高くなり、「HCCAモード」から「EDCAモード」への移行が発生しやすくなる。
(第3の実施の形態)
前述した第1の実施の形態では、情報テーブルの優先順位をモード、AC、Mean Data Rate から決定しているが、TSPECから得られる Minimum Data Rate 、もしくは Peak Data Rate などのパラメータを使用して決定してもよく、また、TSPEC内のその他の情報に従って決定してもよい。
またさらには、複数の無線チャンネルを備える第1の無線端末装置201や第2の無線端末装置202などでは、映像チャンネルや音声データ伝送チャンネルの接続に先立って不定期データ伝送チャンネルを接続し、不定期データ伝送チャンネルを使用してアクセスポイント101のアプリケーションが第1の無線端末装置201もしくは第2の無線端末装置202のアプリケーションからTSPECの情報要素と同様な端末制御情報を受け取るようにしてもよい。
また、第1の実施の形態では、APマネージャ301は内部タイマーによって予め定めた周期で図9に示すフローに従って接続している無線チャンネルの数を評価し、「HCCAモード」及び「EDCAモード」の移行判定を行っているが、アクセスポイント101に接続するチャンネル数に変化があったときに、図9に示すフローに従って接続モードの移行判定処理を行うようにしてもよい。
また、第2の実施の形態では「接続数k」が「2」か「3」の時に、第3の閾値γを「4」に設定し、「接続数k」が「4」か「5」の時に、第3の閾値γを「2」に設定しているが、この値は処理順序が変わらない範囲で、ユーザの好みに応じて変更できるようにしてもよい。
(本発明に係る他の実施の形態)
前述した本発明の実施の形態における無線制御局を構成する各手段、並びに無線制御方法の各ステップは、コンピュータのRAMやROMなどに記憶されたプログラムが動作することによって実現できる。このプログラム及び前記プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体は本発明に含まれる。
また、本発明は、例えば、システム、装置、方法、プログラムもしくは記憶媒体等としての実施の形態も可能であり、具体的には、複数の機器から構成されるシステムに適用しても良いし、また、一つの機器からなる装置に適用しても良い。
なお、本発明は、前述した実施の形態の機能を実現するソフトウェアのプログラム(実施の形態では図8、9、12に示すフローチャートに対応したプログラム)を、システムあるいは装置に直接、あるいは遠隔から供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータが前記供給されたプログラムコードを読み出して実行することによっても達成される場合を含む。
したがって、本発明の機能処理をコンピュータで実現するために、前記コンピュータにインストールされるプログラムコード自体も本発明を実現するものである。つまり、本発明は、本発明の機能処理を実現するためのコンピュータプログラム自体も含まれる。
その場合、プログラムの機能を有していれば、オブジェクトコード、インタプリタにより実行されるプログラム、OSに供給するスクリプトデータ等の形態であっても良い。プログラムを供給するための記録媒体としては、例えば、フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、MO、CD−ROM、CD−R、CD−RW、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM、DVD(DVD−ROM,DVD−R)などがある。
その他、プログラムの供給方法としては、クライアントコンピュータのブラウザを用いてインターネットのホームページに接続し、前記ホームページから本発明のコンピュータプログラムそのもの、もしくは圧縮され自動インストール機能を含むファイルをハードディスク等の記録媒体にダウンロードすることによっても供給できる。
また、本発明のプログラムを構成するプログラムコードを複数のファイルに分割し、それぞれのファイルを異なるホームページからダウンロードすることによっても実現可能である。つまり、本発明の機能処理をコンピュータで実現するためのプログラムファイルを複数のユーザに対してダウンロードさせるWWWサーバも、本発明に含まれるものである。
また、本発明のプログラムを暗号化してCD−ROM等の記憶媒体に格納してユーザに配布し、所定の条件をクリアしたユーザに対し、インターネットを介してホームページから暗号化を解く鍵情報をダウンロードさせ、その鍵情報を使用することにより暗号化されたプログラムを実行してコンピュータにインストールさせて実現することも可能である。
また、コンピュータが、読み出したプログラムを実行することによって、前述した実施の形態の機能が実現される他、そのプログラムの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOSなどが、実際の処理の一部または全部を行い、その処理によっても前述した実施の形態の機能が実現され得る。
さらに、記録媒体から読み出されたプログラムが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によっても前述した実施の形態の機能が実現される。
本発明の第1の実施の形態を示し、アクセスポイント機能を備えた映像表示装置の構成を示すブロック図である。 本発明の第1の実施の形態を示し、アクセスポイントに無線LAN端末が接続している状態を概念的に示した図である。 本発明の第1の実施の形態を示し、アクセスポイント内のデータの流れを概念的に示した図である。 本発明の第1の実施の形態を示し、非QoS無線端末局がアクセスポイント(QAP)と接続を確立してデータ転送する手順を説明するシーケンス図である。 本発明の第1の実施の形態を示し、QoS無線端末局がアクセスポイント(QAP)とTS接続を確立してデータ転送するシーケンスを説明する図である。 本発明の第1の実施の形態を示し、TSPECのフレーム構成を示した図である。 本発明の第1の実施の形態を示し、各無線端末局の各チャンネルのTSPEC情報の一部をまとめた図である。 本発明の第1の実施の形態を示し、第1の閾値α、第2の閾値βの更新手順を示したフローチャートである。 本発明の第1の実施の形態を示し、接続モード移行判定の手順を説明するフローチャートである。 本発明の第1の実施の形態を示し、アクセスポイント内の情報テーブルを示した図である。 本発明の第1の実施の形態を示し、アクセスポイント内の情報テーブルを示した図である。 本発明の第2の実施の形態を示し、第1の閾値α、第2の閾値β、第3の閾値γの更新手順を説明するフローチャートである。
符号の説明
100 映像表示装置
101 アクセスポイント
102 PHY処理部
103 MAC処理部
104 APサービス処理部
105 制御部
106 操作部
107 オーディオ処理部
108 スピーカ
109 ビデオ処理部
110 表示部
201 第1の無線端末装置
202 第2の無線端末装置
203 第3の無線端末装置
204 第4の無線端末装置
205 第1のパソコン
206 第2のパソコン

Claims (12)

  1. 無線制御局であって、
    各無線接続チャンネルのデータ内容に基づいて定められるアクセスカテゴリと、集中制御方式及び/又は分散制御方式で接続可能かを示す各無線接続チャンネルの接続方式情報と、を管理する管理手段と、
    所定の優先度より低い優先度アクセスカテゴリの無線接続チャンネルの数を判定する判定手段と、
    前記判定手段により判定した前記無線接続チャンネルの数に基づいて、前記所定の優先度以上の優先度のアクセスカテゴリの複数の無線接続チャンネルの中から、接続方式を変更する無線接続チャンネルを選択する選択手段と、
    前記選択手段により選択した無線接続チャンネルを、集中制御方式から分散制御方式に、もしくは、分散制御方式から集中制御方式に変更する変更手段とを有し、
    前記判定手段により判定した無線接続チャンネルの数が第1の閾値よりも大きい場合、前記選択手段は、分散制御方式で接続している無線接続チャンネルのうち前記所定の優先度以上の優先度のアクセスカテゴリの無線接続チャンネルの中から集中制御方式に変更する無線接続チャネルを選択し、該選択された無線接続チャンネルを前記変更手段が分散制御方式から集中制御方式に変更する
    ことを有することを特徴とする無線制御局。
  2. 前記管理手段により管理されたアクセスカテゴリと接続方式情報とに基づいて、各無線接続チャンネルの優先順位を決定する決定手段を有し、
    前記選択手段は、前記決定手段により決定された優先順位に基づいて、接続方式を変更する無線接続チャンネルを選択することを特徴とする請求項1に記載の無線制御局。
  3. 前記選択手段は、前記所定の優先度より低い優先度のアクセスカテゴリの無線接続チャンネルの数が第の閾値以下になった時に、集中制御方式で接続されている複数の無線接続チャンネルのうち、前記決定手段により決定された優先順位が最も低い無線接続チャンネルを選択し、
    前記変更手段は、前記選択手段により選択された無線接続チャンネルの接続方式を、集中制御方式から分散制御方式に変更することを特徴とする請求項2に記載の無線制御局。
  4. 前記選択手段は、前記所定の優先度より低い優先度のアクセスカテゴリの無線接続数が前記の閾値以上になった時に、分散制御方式で接続されている複数の無線接続チャンネルのうち、前記決定手段により決定された優先順位が最も高い無線接続チャンネルを選択し、
    前記変更手段は、前記選択手段により選択された無線接続チャンネルの接続方式を、分散制御方式から集中制御方式に変更することを特徴とする請求項2または3に記載の無線制御局。
  5. 前記管理手段は、各無線接続チャンネルでの通信に必要とされるデータレートを表すデータレート情報を管理し、
    更に前記決定手段は、前記アクセスカテゴリと、前記接続方式情報と、前記データレート情報と、に基づいて、前記無線接続チャンネルの優先順位を決定することを特徴とする請求項2から4のいずれか1項に記載の無線制御局。
  6. 各無線接続チャンネルにより通信したデータの衝突を検出する衝突検出手段と、
    前記衝突検出手段により検出された衝突の回数を計数する計数手段と、を有し、
    前記計数手段による計数結果が予め定めた閾値より大きいときには、前記第1の閾値を小さくし、前記計数手段による計数結果が予め定めた閾値より小さいときには、前記第1の閾値を大きくすることを特徴とする請求項3に記載の無線制御局。
  7. 各無線接続チャンネルにより通信したデータの衝突を検出する衝突検出手段と、
    前記衝突検出手段により検出された衝突の回数を計数する計数手段と、を有し、
    前記計数手段による計数結果が予め定めた閾値より大きいときには、前記第2の閾値を小さくし、前記計数手段による計数結果が予め定めた閾値より小さいときには、前記第2の閾値を大きくすることを特徴とする請求項に記載の無線制御局。
  8. 前記判定手段による前記所定の優先度より低い優先度のアクセスカテゴリの無線接続チャンネルの数の判定を、周期的に繰り返すことを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載の無線制御局。
  9. 前記判定手段による前記所定の優先度より低い優先度のアクセスカテゴリの無線接続チャンネルの数の判定を、無線接続チャンネルの数の変化に応じて実行することを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載の無線制御局。
  10. 無線制御方法であって、
    各無線接続チャンネルのデータ内容に基づいて定められるアクセスカテゴリと、集中制御方式及び/又は分散制御方式で接続可能かを示す各無線接続チャンネルの接続方式情報と、を管理する管理工程と、
    所定の優先度より低い優先度アクセスカテゴリの無線接続チャンネルの数を判定する判定工程と、
    前記判定工程において判定した前記無線接続チャンネルの数に基づいて、前記所定の優先度以上の優先度のアクセスカテゴリの複数の無線接続チャンネルの中から、接続方式を変更する無線接続チャンネルを選択する選択工程と、
    前記選択工程において選択した無線接続チャンネルを、集中制御方式から分散制御方式に、もしくは、分散制御方式から集中制御方式に変更する変更工程とを有し、
    前記判定工程において判定した無線接続チャンネルの数が第1の閾値よりも大きい場合、前記選択工程は、分散制御方式で接続している無線接続チャンネルのうち前記所定の優先度以上の優先度のアクセスカテゴリの無線接続チャンネルの中から集中制御方式に変更する無線接続チャネルを選択し、該選択された無線接続チャンネルを前記変更工程が分散制御方式から集中制御方式に変更する
    ことを有することを特徴とする無線制御方法。
  11. 請求項10に記載の無線制御方法を行う各工程をコンピュータに実行させることを特徴とするコンピュータプログラム。
  12. 請求項1から9のいずれか1項に記載の無線制御局を有することを特徴とする無線通信システム。
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