JP2003143431A - 水平偏向高圧発生回路 - Google Patents

水平偏向高圧発生回路

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JP2003143431A
JP2003143431A JP2001328105A JP2001328105A JP2003143431A JP 2003143431 A JP2003143431 A JP 2003143431A JP 2001328105 A JP2001328105 A JP 2001328105A JP 2001328105 A JP2001328105 A JP 2001328105A JP 2003143431 A JP2003143431 A JP 2003143431A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 映像装置において、容易かつ精度良くCRT
管面上の画像の大きさを調整できる水平偏向高圧発生回
路を実現する。 【解決手段】 CRT51の水平偏向コイル53に流れ
る水平偏向電流を制御すると共に、水平偏向コイル53
に発生するパルス電圧をフライバックトランス52の1
次側に印加したときにフライバックトランス52の2次
側から出力される高電圧を、CRT51のアノード電極
に印加する水平偏向高圧発生回路1において、アノード
電極において検出された2次側電圧信号を、映像同期信
号を検出した時に、所定のクランプ電圧にクランプして
出力する第1のクランプ手段11と、2次側電圧信号と
第1のクランプ手段11の出力信号の反転値とを加算し
て水平偏向電流を制御するための補正信号を生成する加
算手段12と、を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、テレビジョン受像
機もしくはディスプレイ装置において用いられる、カソ
ードレイチューブ(CRT)の水平偏向コイルに流れる
水平偏向電流を制御すると共に、CRTのアノード電極
に印加する水平偏向高圧発生回路に関する。
【0002】
【従来の技術】テレビジョン受信機もしくはディスプレ
イ装置などの映像装置は、一般に、フライバックトラン
スを有する高電圧生成回路を備える。この高電圧生成回
路は、CRTの偏向コイルに対して偏向電流を流す機能
と、CRTのアノード電極に対して高電圧を供給する機
能とを有する。特に、これら2つの機能を1つのフライ
バックトランスを介して実現するようにしたものが、偏
向高圧一体型の電圧制御回路(以下、「水平偏向高圧発
生回路」と呼ぶ。)である。
【0003】CRTのアノード電極に印加される高電圧
は、特にカソード電極に印加される映像信号に起因して
変動する。水平偏向高圧発生回路を備える映像装置にお
いては、CRTのアノード電極に印加される高電圧の変
動は、基本的にはCRTの偏向コイルを流れる偏向電流
には影響を及ぼさず、偏向電流は安定である。しかし、
CRTのアノード電極に印加される高電圧が変動した場
合は偏向感度が変動することになり、CRT管面上の画
像が変動してしまう。このようなことから水平偏向高圧
発生回路を備える映像装置においては、CRT管面上で
画像の大きさを一定に保つように制御する必要がある。
【0004】一般に、CRT管面上の画像の大きさを一
定に保つ方法としては、大きく分けて2つの方法があ
る。すなわち、CRTのアノード電極(HV:高電圧)
と偏向電流とを共に制御する方法と、CRTのアノード
電極の変動をある程度許容し、その変動に応じて偏向電
流を適切に制御する方法である。
【0005】図7は、テレビジョン受像機における従来
例による水平偏向高圧発生回路を例示するブロック図で
ある。
【0006】テレビジョン受信機においては、増幅され
た映像信号がCRT51のカソード電極に印加される。
一方、CRT51のアノード電極には、カソード電極に
対し数十キロボルト高い電圧(HV)が印加される。そ
して、これらカソード電極とアノード電極との間に生じ
る静電界によって、映像信号により変調されたビーム電
流がカソード電極からCRT51内の管面に向けて放出
され、管面に映像が形成される。
【0007】CRT51のアノード電極に印加される高
電圧は、フライバックトランス(FBT)52により生
成される。フライバックトランス52の1次側巻線の一
端には、平滑器55および電流検出器62を介して高圧
回路用電源54が接続され、1次巻線の他の一端には、
水平偏向コイル55およびコレクタパルス発生部56が
接続される。コレクタパルス発生部56はバイポーラト
ランジスタからなり、バイポーラトランジスタのゲート
に水平駆動パルスHDが印加されてコレクタパルスVc
pを出力する。これがフライバックトランス52の1次
側巻線にも印加されて2次側巻線に高電圧が発生する。
【0008】フライバックトランス52の2次側巻線に
発生したパルス状の高電圧HVは、フライバックトラン
スに内蔵された高圧コンデンサ(図示せず)およびCR
T51のアノード電極が有する浮遊容量によって、ほぼ
平滑化される。理想的には、CRT51のアノード電極
に印加される高電圧は一定であるが、実際には、CRT
51のカソード電極に印加される映像信号の変化によ
り、アノード電極の電位が変動してしまう。
【0009】CRT51のアノード電極の電位は高圧検
出器57で検出される。高圧検出器57は、CRT51
のアノード電極の電位を直流的に分圧し、これを検出信
号Vhとしてバッファ58に入力する。
【0010】水平偏向コイル55の一端には、上述のコ
レクタパルス発生部56が接続され、コレクタパルスV
cpが印加される。また、水平偏向コイル55の他の一
端には、ピン補正のための信号であって下に凸のV周期
パラボラ波形であるイーストウエスト電圧VEWが印加
される。これにより、水平偏向コイル55の両端には、
フライバックトランス51の1次側の電圧V1とイース
トウエスト電圧VEWとの差分の電圧が印加される。
【0011】なお、このイーストウエスト電圧V
EWは、その反転値であるイーストウエスト電圧信号指
令値V EW(図4および8では、EWのバーで示
す。)と、CRT51のアノード電極の電位を検出した
検出信号Vhと、を加算器61によって加算し、さらに
反転バッファ63、WIDTHコイル59およびダイオ
ード変調器60を介して生成される。
【0012】従来例では、CRT管面上で画像の大きさ
を一定に保つように制御するオープンループ制御系は以
上のように構成される。
【0013】ここで、上述のオープンループ制御の具体
的な動作について簡単に説明する。
【0014】例えば、CRT51のアノード電極に印加
される高電圧が低下する場合を考える。高圧検出器57
が検出する検出信号Vhは低下するので、イーストウエ
スト電圧VEWは上昇する。上述のように水平偏向コイ
ル55の両端にはフライバックトランス51の1次側の
電圧V1とイーストウエスト電圧VEWとの差分の電圧
が印加されるので、水平偏向コイル55に印加される電
圧は低下し、その結果、画面の大きさを安定化する方向
に作用することになる。
【0015】図8は、テレビジョン受像機における従来
例による水平偏向高圧発生回路を例示する回路図であ
る。この図は、上述の図7に示されたブロック図を具体
的な回路素子で実現した例を示しており、図7の各ブロ
ックと図8の各回路素子との対応関係は次のとおりであ
る。
【0016】まず、CRT51は高圧負荷であるといえ
るので、図8では可変抵抗Rbとして示される。図7の
フライバックトランス52は、図8ではFBTとして示
され、1次側巻線をL1、2次側巻線をL2とする。2
次側巻線L2には整流ダイオードD1が接続されてい
る。
【0017】図7の平滑回路53、高圧回路用電源54
および電流検出器62は、図8ではそれぞれコンデンサ
C1、電圧源B+および抵抗R1である。
【0018】水平偏向コイル55は、コイルHDYとS
字コンデンサC7との直列回路である。コレクタパルス
発生部56は、バイポーラトランジスタTR1で構成さ
れ、一般に水平出力トランジスタと呼ばれる。
【0019】高圧検出器57は、互いに直列接続された
抵抗R2およびR3ならびにコンデンサC3およびC4
で構成され、抵抗R2およびR3ならびにコンデンサC
3およびC4の各中点は互いに接続され、この点の電位
が検出信号Vhとなる。
【0020】図7のWIDTHコイル59は図8のコイ
ルL3である。またダイオード変調器60は、ダイオー
ドD4およびD5ならびに共振コンデンサC5およびC
6からなる。
【0021】図7の加算器61は図8では抵抗R5およ
びR8からなり、図7の反転バッファ63は図8ではオ
ペアンプOP2および抵抗R6からなる。
【0022】以上がテレビジョン受像機における従来例
による水平偏向高圧発生回路1の回路構成である。
【0023】CRT管面上の画像の大きさの安定化する
フィードバックループのパラメータを最適なものにする
ために、直流分の補正のためには高圧検出器57の抵抗
R2およびR3ならびに加算器61の抵抗R5およびR
8の各パラメータが、交流分の補正のためには高圧検出
器57のコンデンサC3およびC4の各パラメータが、
それぞれ調節される。さらに、交流分については、高圧
検出器57のコンデンサC3およびC4の調整だけでは
十分な補正結果が得られないので、図8に示すように、
適当なLCRフィルタを図8の抵抗R7の位置に追加
し、検出信号Vhの位相およびゲインを補正している。
【0024】
【発明が解決しようとする課題】従来例においては、上
述のような高圧検出器57の抵抗R2およびR3ならび
にコンデンサC3およびC4と、加算器61の抵抗R5
およびR8との調整にもかかわらず、CRT管面上の画
像の曲がりが残存し、画像の大きさの調整を最適化でき
ない問題がある。この原因は次のとおりである。
【0025】例えば、図8の負荷Rbが大きくなった例
を考える。このときフライバックトランスFBTは、1
次側から見たときの入力インピーダンスが低下する。こ
れにより電圧源B+から抵抗R1、フライバックトラン
スFBTの1次側巻線L1もしくはコイルL3、そして
バイポーラトランジスタTR1へ流れる電流が増加す
る。この電流経路のうち、抵抗R1、1次側巻線L1、
コイルL3、およびバイポーラトランジスタTR1のコ
レクタ−エミッタ間には、直流抵抗成分などが存在する
ため、これら各素子において電圧降下が発生することに
なる。上記では水平偏向コイル55の両端にはフライバ
ックトランス51の1次側の電圧V1とイーストウエス
ト電圧VEWとの差分の電圧が印加されると説明した
が、しかし実際は、この上記電流経路における電圧降下
分だけ小さい電圧となる。このように、水平偏向高圧発
生回路内部においても、CRTのアノード電極の電位変
動が偏向電流に変動を与える要因が存在するのである。
さらに、CRTのアノード電極の電位変動による偏向電
流の応答に位相遅れが存在する。これらの原因により、
上述のような各回路パラメータの調整にもかかわらず、
CRT管面上の画像の曲がりがどうしても残存してしま
うことになる。
【0026】このように、従来の水平偏向高圧発生回路
を備える映像装置においては、回路内の素子のパラメー
タ調整のみでは除去しきれない補正誤差が生じる問題が
あった。
【0027】従って本発明の目的は、上記問題に鑑み、
映像装置において、容易かつ精度良くCRT管面上の画
像の大きさを調整できる水平偏向高圧発生回路を提供す
ることにある。
【0028】
【課題を解決するための手段】上記目的を実現するため
に、本発明においては、CRTの水平偏向コイルに流れ
る水平偏向電流を制御すると共に、水平偏向コイルに発
生するパルス電圧をフライバックトランスの1次側に印
加したときにフライバックトランスの2次側から出力さ
れる高電圧をCRTのアノード電極に印加する水平偏向
高圧発生回路において、CRTのアノード電極において
検出された2次側電圧信号を、垂直同期パルスを用いた
特定のフィルタ回路で処理して信号を生成し、この信号
を用いて偏向電流を制御する。またさらに、フライバッ
クトランスの1次側に接続された電源ラインにおいて検
出された1次側電圧のリプル成分信号についても、垂直
同期パルスを用いた特定のフィルタ回路で処理して信号
を生成し、上記の信号と併せて合わせて偏向電流を制御
する。上記特定のフィルタ回路は、次に説明するような
クランプ手段を有する、一種のくし型フィルタである。
【0029】図1は、本発明による水平偏向高圧発生回
路の基本ブロック図である。
【0030】本発明によれば、CRT51の水平偏向コ
イル53に流れる水平偏向電流を制御すると共に、水平
偏向コイル53に発生するパルス電圧をフライバックト
ランス52の1次側に印加したときにフライバックトラ
ンス52の2次側から出力される高電圧HVを、CRT
51のアノード電極に印加する水平偏向高圧発生回路1
において、アノード電極において検出された2次側電圧
信号Vhを、垂直同期信号VDを検出した時に、所定の
クランプ電圧にクランプして出力する第1のクランプ手
段11と、2次側電圧信号と第1のクランプ手段11の
出力信号の反転値とを加算して水平偏向電流を制御する
ための補正信号Vcを生成する加算手段12と、を備え
る。
【0031】また、フライバックトランス52の1次側
に接続された電源ラインにおいて検出された1次側電圧
V1のリプル成分信号Vrを、映像同期信号VDを検出
した時に、所定のクランプ電圧にクランプして出力する
第2のクランプ手段13をさらに備え、加算手段12
は、第2のクランプ手段12の出力信号をさらに加算す
るのが好ましい。
【0032】またさらに、クランプ手段11および13
は、その出力信号の信号レベルを調整する出力調整手段
14および15を有するのが好ましい。
【0033】本発明によれば、映像装置の水平偏向高圧
発生回路において、従来のような位相遅れが生じず、出
力調整手段でフライバックトランスの1次側および2次
側の各電圧から抽出される各リプル成分を任意に調整で
きるので、水平偏向電流の補正が容易であると共に精密
に実現可能であり、従来例のような回路パラメータの調
整が不要である。このように、本発明によれば、容易か
つ精度良くCRT管面上の画像の大きさの変動を補正す
ることができる。
【0034】
【発明の実施の形態】本発明による水平偏向高圧発生回
路では、図1を参照して説明したように、CRTのアノ
ード電極において検出された2次側電圧信号、および、
フライバックトランスの1次側に接続された電源ライン
において検出された1次側電圧V1のリプル成分信号
を、垂直同期信号を用いた特定のフィルタ回路で処理し
て信号を生成し、この信号を用いて偏向電流を制御す
る。この特定のフィルタ回路は、入力された信号を、垂
直同期信号を用いてクランプするクランプ手段を有す
る。
【0035】まず、クランプ手段の動作原理について説
明する。なお、入力された信号を垂直同期パルスを用い
てクランプするクランプ手段を有するフィルタ回路は、
本出願人により、特願2001−00000号として特
許出願されたものを応用する。
【0036】図2は、本発明の実施例におけるクランプ
手段の動作を説明するための回路図である。また、図3
は、図2のクランプ手段の各個所における波形を示す波
形図である。なお、図3中、点線で示される波形は、実
線で示されている各波形の平均値を示している。
【0037】CRTのアノード電極において検出された
2次側電圧信号、および、フライバックトランスの1次
側に接続された電源ラインにおいて検出された1次側電
圧のリプル成分信号は、映像同期信号の周期に関連する
リプルを有する電圧信号であり、より詳しく言えば、垂
直同期信号(Vパルス)の奇数倍の周期のリプルを有す
る。図2に示すクランプ手段では、これらの信号を、垂
直同期信号を用いてろ波する。
【0038】図3に示すように、クランプ手段11は、
垂直同期信号の奇数倍の周期のリプルを有する信号が入
力されるコンデンサCcl1と、このコンデンサCcl
1に並列に接続され、垂直同期信号の検出中は所定のク
ランプ電圧を生成するクランプ電圧源21と、を備え
る。
【0039】本実施例においては、クランプ電圧源21
は、垂直同期信号の検出中にオンするスイッチSW1
と、一端がスイッチSW1に接続されると共に他の一端
が接地された、所定のクランプ電圧を出力する電圧源V
cl1とを備える。なお、クランプ電圧源21の構成は
図2に示すものに限定されず、垂直同期信号の検出中に
所定のクランプ電圧を生成するものであれば他の構成で
あってもよい。
【0040】続いて、図2のクランプ手段の動作原理に
ついて説明する。
【0041】図3(a)は、垂直同期信号を示し、図3
(b)は、図2の点Aにおける電位であってクランプ手
段の入力信号に相当する波形の一例を示しており、例と
してのこぎり形波形を有する入力信号が時刻Tで急変し
た場合を示す。また、図3(c)は、同じく入力信号の
波形と、図2の点Bにおける電位であってクランプ手段
の出力信号に相当する波形とを示す。
【0042】ここでは、説明を簡明にするために、入力
信号のリプルの周期を、垂直同期信号の周期の1倍とし
ている。
【0043】まず、垂直同期信号の検出している間はス
イッチSW1はオンするので、点Bに現れる電位はクラ
ンプ電圧Vcl1で一定値となり、コンデンサCcl1
に電荷が急速に充電もしくは放電される。すなわち、本
実施例では、垂直同期信号を検出する度に、点Bに現れ
る電位はクランプ電圧値Vcl1に戻される。
【0044】一方、垂直同期信号を検出していない間は
スイッチSW1がオフするので、スイッチSW1のオン
時に蓄えられていた電荷で決定されるコンデンサCcl
1の電圧分だけ、点Aに現れる電位より高いもしくは低
い電圧値となる。より詳しく説明すれば、クランプ手段
11の次段に存在する素子(図示せず、以後に詳しく説
明)の入力インピーダンスはハイインピーダンスである
ので、スイッチSW1のオフ時にはコンデンサCcl1
に蓄えられていた電荷の流出入は発生せず、コンデンサ
Ccl1の両端には、蓄えられた電荷とコンデンサCc
l1の容量とで決定される電位差が生じる。従って、図
2の点Aに現れる電位は入力信号そのものの電圧値であ
るので、図2の点Bに現れる電位は、コンデンサCcl
1の両端の電位差分だけ、点Aよりも高いかもしくは低
いものになる。
【0045】図3(c)に示す例では、時刻Tよりも前
の期間では、入力信号の平均値は、クランプ電圧値Vc
l1よりも高い電圧であるので、図2の点Bの電位は点
Aの電位よりも、コンデンサCcl1の両端の電位差分
だけ低い。一方、時刻Tよりも後の期間では、入力信号
の平均値は、クランプ電圧値Vcl1よりも低い電圧で
あるので、図2の点Bの電位は点Aの電位よりも、コン
デンサCcl1の両端の電位差分だけ高い。
【0046】以上のことから、本実施例では、垂直同期
信号の奇数倍の周期のリプルを有する信号であればどの
ような入力信号であっても、垂直同期信号を検出する度
に点Bの電位はクランプ電圧値Vcl1に戻されるの
で、クランプ手段11からの出力信号は、クランプ電圧
値Vcl1の近傍で変動するような波形で推移する。
【0047】本発明の実施例における水平偏向高圧発生
回路は、上述したクランプ手段を有する特定のフィルタ
回路を備える。
【0048】図4は本発明の実施例による水平偏向高圧
発生回路の回路図であり、図5は本発明の実施例による
水平偏向高圧発生回路における演算器の回路図である。
【0049】本実施例による水平偏向高圧発生回路1
は、図8を参照して説明した水平偏向高圧発生回路1に
おいて、LCRフィルタの代わりに図5に示すような演
算器2を設け、さらに、フライバックトランス52の1
次側に接続された電源ラインにおいて検出された1次側
電圧V1のリプル成分信号Vrを検出するための電圧リ
プル検出器64を設けたものである。
【0050】図4に示す電圧リプル検出器64は、フラ
イバックトランス52の1次側に接続された電源ライン
の1次側電圧V1を検出し、コンデンサC2で交流分を
抽出する。そして、ダイオードD2およびD3で抽出し
た交流波形の上下限値を0ボルトにクランプし、これを
リプル成分信号Vrとして演算器2へ出力する。なお本
実施例では、交流波形の上下限値を0ボルトにクランプ
しているが、次段で処理しやすい電位にクランプすれば
よい。また、コンデンサC2で抽出される交流分がダイ
オードの順方向電圧の2個分よりも大きい場合は、ダイ
オードを直列に複数個接続すればよい。
【0051】演算器2は図3に示すようなクランプ手段
を有するものである。演算器2の入力信号は、高圧検出
器57で検出された検出信号である2次側電圧信号V
h、および、フライバックトランス52の1次側に接続
された電源ラインにおいて検出された1次側電圧V1の
リプル成分信号Vr、である。
【0052】図5に示すように、本実施例による演算器
2は、高圧検出器57で検出された2次側電圧信号Vh
を、垂直同期信号VDを検出した時に、所定のクランプ
電圧にクランプして出力する第1のクランプ手段11
と、フライバックトランス52の1次側に接続された電
源ラインにおいて検出された1次側電圧V1のリプル成
分信号Vrを、垂直同期信号VDを検出した時に、所定
のクランプ電圧にクランプして出力する第2のクランプ
手段13と、2次側電圧信号Vhと第1のクランプ手段
11の出力信号の反転値と、第2のクランプ手段13の
出力信号とを加算して水平偏向電流を制御するための補
正信号を生成する加算手段12と、を備える。
【0053】また、クランプ手段11および13は、そ
の出力信号の信号レベルを調整する出力調整手段14お
よび15をそれぞれ有する。
【0054】出力調整手段14および15は、例えばボ
リュームなどを用いた公知技術で実現すればよく、ゲイ
ンは任意に調整することができるものとする。
【0055】このうち、第1のクランプ手段11は、高
圧検出器57で検出された検出信号である2次側電圧信
号Vhを入力とするコンデンサCcl1と、コンデンサ
Ccl1に並列に接続され、垂直同期信号VDの検出中
は所定のクランプ電圧を生成するクランプ電圧源21
と、を備える。
【0056】同じく、第2のクランプ手段13は、フラ
イバックトランス52の1次側に接続された電源ライン
において検出された1次側電圧信号を入力とするコンデ
ンサCcl2と、コンデンサCcl2に並列に接続さ
れ、垂直同期信号VDの検出中は所定のクランプ電圧を
生成するクランプ電圧源22と、を備える。
【0057】本実施例においては、クランプ電圧源21
は、垂直同期信号VDの検出中にオンするスイッチSW
1と、一端がスイッチSW1に接続されると共に他の一
端が接地された、所定のクランプ電圧を出力する電圧源
Vcl1とを備える。
【0058】同じくクランプ電圧源22は、垂直同期信
号VDの検出中にオンするスイッチSW2と、一端がス
イッチSW2に接続されると共に他の一端が接地され
た、所定のクランプ電圧を出力する電圧源Vcl2とを
備える。
【0059】また、加算手段12は、第1のクランプ手
段11の出力信号を反転する反転バッファ16と、反転
バッファ16に直列に接続され、反転バッファ16の出
力信号から直流成分を除去してリプル分を抽出するコン
デンサCmix1と、第2のクランプ手段12の出力信
号をバッファするバッファ17と、バッファ17に直列
に接続され、バッファ17の出力信号から直流成分を除
去してリプル分を抽出するコンデンサCmix2と、高
圧検出器57で検出された2次側電圧信号Vhそのもの
とコンデンサCmix1の出力信号とコンデンサCmi
x2とを加算する加算器18と、を備える。なお、反転
バッファ16、バッファ17および加算器18は、オペ
アンプなどを用いた公知技術で実現すればよい。また、
加算器18を、オペアンプを用いて構成する場合、オペ
アンプの非反転入力端子を接地せずに所定の電圧を印加
するように構成すれば、コンデンサCmix1およびC
mix2を省略することもできる。
【0060】続いて、本発明の実施例による水平偏向高
圧発生回路の動作原理について説明する。
【0061】高圧検出器57で検出された2次側電圧信
号Vhは、図5に示す第1のクランプ手段11に入力さ
れる。上述したように、第1のクランプ手段11は、垂
直同期信号VDを検出する度に入力された信号をクラン
プ電圧値Vcl1に戻すので、点Bに現れる電位は、ク
ランプ電圧値Vcl1の近傍で変動するようなリプル成
分を有する信号となる。この信号は、出力調整手段14
によって、後述するような所定の信号レベルになるよう
にゲイン調整される。
【0062】第1のクランプ手段11の出力信号は、反
転バッファ16に入力される。反転バッファ16は、入
力された信号を反転し、コンデンサCmix1へ出力す
る。
【0063】コンデンサCmix1は、反転バッファ1
6の出力信号から直流成分を除去してリプル分を抽出
し、加算器18へ出力する。
【0064】加算器18は、高圧検出器57で検出され
た検出信号である2次側電圧信号Vhと、コンデンサC
mix1からの出力信号と、後述するコンデンサCmi
x2からの出力信号と、を加算する。
【0065】ところで、加算器18が、コンデンサCm
ix2からの出力信号は加算せず、2次側電圧信号Vh
と、コンデンサCmix1からの出力信号と、のみを加
算する場合を考える。
【0066】第1のクランプ手段11内の出力調整手段
14のゲインは任意に調整することができるが、第1の
クランプ手段11内の出力調整手段14のゲインが
「1」である場合は、図3からもわかるように、第1の
クランプ手段11の出力信号に含まれるリプル成分は、
2次側電圧信号Vhに含まれるリプル成分とほぼ同じ振
幅レベルを有する。したがって、このときの第1のクラ
ンプ手段の出力信号を反転バッファ16で反転し、コン
デンサCmix1で直流成分を除去すれば、2次側電圧
信号Vhに含まれるリプル成分の反転値を得ることがで
きる。このリプルの反転値を加算器18によって2次側
電圧信号Vhに加算すれば、2次側電圧信号Vhに含ま
れるリプル成分を除去することができる。すなわち本構
成はくし型フィルタの機能を有していることがわかる。
【0067】続いて、フライバックトランス52の1次
側に接続された電源ラインにおいて検出された1次側電
圧V1のリプル成分信号Vrに関する演算器2の動作に
ついて説明する。
【0068】図4に示す電圧リプル検出器64は、フラ
イバックトランス52の1次側に接続された電源ライン
の1次側電圧V1を検出し、コンデンサC2で交流分を
抽出し、そしてダイオードD2およびD3で波形の上下
限を0ボルトにクランプし、これをリプル成分信号Vr
として演算器2へ出力する。
【0069】リプル成分信号Vrは、演算器2内の第2
のクランプ手段13に入力される。上述したように、第
2のクランプ手段13は、垂直同期信号VDを検出する
度に入力された信号をクランプ電圧値Vcl2に戻すの
で、点Cに現れる電位は、クランプ電圧値Vcl2の近
傍で変動するようなリプル成分を有する信号となる。こ
の信号は、出力調整手段15によって、後述するように
所定の信号レベルになるようにゲイン調整される。
【0070】第2のクランプ手段13の出力信号は、バ
ッファ17に入力される。バッファ17は、入力された
信号をバッファするものであり、その後コンデンサCm
ix2へ出力する。
【0071】コンデンサCmix2は、バッファ17の
出力信号から直流成分を除去してリプル分を抽出し、加
算器18へ出力する。
【0072】加算器18は、2次側電圧信号Vhと、コ
ンデンサCmix1からの出力信号と、コンデンサCm
ix2からの出力信号と、を加算する。
【0073】以上をまとめると、CRTのアノード電極
に印加される高電圧の、カソード電極に印加される映像
信号に起因する変動について、本発明においては、変動
の直流分は2次側電圧信号Vhから検出し、変動の交流
分は2次側電圧信号Vhに含まれるリプル成分と1次側
電圧V1のリプル成分信号Vrとから検出することにな
る。
【0074】そして、変動の交流分に対し、2次側電圧
信号Vhに含まれるリプル成分と1次側電圧V1のリプ
ル成分信号Vrとをそれぞれ出力調整手段14および1
5で信号レベルのゲインを調整することで、CRT管面
上の画像の曲がりを補正する。つまり、各クランプ手段
11および13の出力信号の重み付けを調整することで
CRT管面上の画像の曲がりを補正する。
【0075】図5に示す加算器18からの出力信号、す
なわち、図4に示す演算器2からの出力信号Vcは、従
来例で説明したようにイーストウエスト電圧指令値V
EWに加算される。
【0076】以上が本発明の実施例による水平偏向高圧
発生回路の動作原理である。
【0077】従来例では、図7および8を参照して既に
説明したように、イーストウエスト電圧信号指令値V
EWに、CRT51のアノード電極の電位を検出した信
号であってLCRフィルタによってフィルタされた信号
Vhを加算し、これをそのまま用いて水平偏向電流を補
正していた。この手法では、「発明が解決しようとする
課題」の項で説明した回路上な問題やLCRフィルタを
介することによって生じる、電位変動に対する偏向電流
の応答の位相遅れの問題などにより、回路内の各パラメ
ータをどのように調整してもCRT管面上の画像の曲が
りが残存してしまい、十分な補正結果が得られなかっ
た。
【0078】しかし、本発明によれば、図5に示すよう
なクランプ手段を用いるので、LCRフィルタを介する
ことにより生じるような位相遅れは生じない。さらに、
出力調整手段14および15で、フライバックトランス
の1次側および2次側の各電圧から抽出される各リプル
成分を任意に調整できるので、水平偏向電流の補正が容
易であると共に精密に実現可能であり、従来例のような
回路パラメータの調整が不要である。このように、本発
明によれば、容易かつ精度良くCRT管面上の画像の大
きさを調整することが可能である。
【0079】なお、本発明においても、従来技術同様、
図4に示すような高圧検出器57を用いている。このよ
うな高圧検出器57においては、一般に、時定数「R2
×C3」と、「R3×C4」とを等しくし、CRTのア
ノード電極に印加される高電圧の検出信号が全帯域でフ
ラットに分圧されるように設定する方が、動画像に対す
る過渡応答が良い。
【0080】しかし、従来例では、上述のように、高圧
検出回路57の回路パラメータを調節しなければCRT
管面上の画像の大きさを最適化することができないの
で、やむを得ず時定数「R2×C3」と「R3×C4」
とのバランスを崩していた。したがって、従来例は動画
像に対する過渡応答が悪かった。
【0081】これに対し、本発明によれば、出力調整手
段14および15で、フライバックトランスの1次側お
よび2次側の各電圧から抽出される各リプル成分を任意
に調整できるので、高圧検出器57の時定数「R2×C
3」と「R3×C4」とを等しくすることが可能であ
り、従って、動画像に対する過渡応答が良い。
【0082】次に、上述の実施例の変形例について説明
する。
【0083】図6は、本発明の実施例の変形例による水
平偏向高圧発生回路のブロック図である。
【0084】本変形例は、上述の水平偏向高圧発生回路
内のクランプ手段を1つにしたものである。
【0085】図6に示すように、本変形例による水平偏
向高圧発生回路1は、高圧検出器57によって検出され
た2次側電圧信号Vhをゲイン調整する第1の調整手段
24と、第1の調整手段24の出力信号を反転する反転
バッファ16と、フライバックトランス52の1次側に
接続された電源ラインにおいて検出された1次側電圧V
1のリプル成分信号Vrをゲイン調整する第2の調整手
段25と、第2の調整手段25の出力信号をバッファす
るバッファ17と、反転バッファ16の出力信号とバッ
ファ17の出力信号とを加算する加算器20と、加算器
20の出力信号を、垂直同期信号VDを検出した時に、
所定のクランプ電圧にクランプし、水平偏向電流を制御
するための補正信号Vcを生成するクランプ手段12
と、を備える。なお、第1の調整手段24と反転バッフ
ァ16とを入れ替えて接続してもよい。同様に、第2の
調整手段25とバッファ17とを入れ替えて接続しても
よい。
【0086】また、上述の実施例のさらなる変形例とし
て2次側電圧信号Vhのみを演算器2の入力信号とし、
演算器2内に、第2のクランプ手段13を設けずに第1
のクランプ手段11のみにしてもよい。この場合でも、
高圧検出器57で検出された2次側電圧信号にLCRフ
ィルタを用いないので位相遅れが生じず、したがって、
従来例に比べてCRT管面上の画像の大きさをより容易
かつ精度良く最適化することができる。
【0087】いずれの変形例による水平偏向高圧発生回
路においても、上述の実施例と同様の効果を得ることが
できる。
【0088】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
映像装置の水平偏向高圧発生回路において、LCRフィ
ルタではなくクランプ手段を用いるので位相遅れが生じ
ず、出力調整手段でフライバックトランスの1次側およ
び2次側の各電圧から抽出される各リプル成分を任意に
調整できるので、水平偏向電流の補正が容易であると共
に精密に実現可能であり、従来例のような回路パラメー
タの調整が不要である。したがって、本発明によれば、
容易かつ精度良くCRT管面上の画像の大きさを調整す
ることができる。
【0089】また、本発明によれば、出力調整手段でフ
ライバックトランスの1次側および2次側の各電圧から
抽出される各リプル成分を任意に調整できるので、CR
Tのアノード電極に印加される高電圧をフラットな周波
数特性で容易に検出できるので、動画像に対する過渡応
答が向上する。
【0090】なお、上述のように、CRT管面上の画像
の大きさを一定に保つ方法としては、CRTのアノード
電極と偏向電流とを共に制御する方法と、CRTのアノ
ード電極の変動をある程度許容し、その変動に応じて偏
向電流を適切に制御する方法がある。本発明は後者の方
法であるが、前者の場合に比べて部品点数を低減するこ
とができ、なおかつ、前者の場合同様に精度良くCRT
管面上の画像の大きさを調整することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による水平偏向高圧発生回路の基本ブロ
ック図である。
【図2】本発明の実施例におけるクランプ手段の動作を
説明するための回路図である。
【図3】図2のクランプ手段の各個所における波形を示
す波形図であって、(a)は、垂直同期信号を、(b)
は、図2の点Aにおける電位であってクランプ手段の入
力信号に相当する波形を、(c)は、同じく入力信号の
波形と、図2の点Bにおける電位であってクランプ手段
の出力信号に相当する波形とを示す波形図である。
【図4】本発明の実施例による水平偏向高圧発生回路の
回路図である。
【図5】本発明の実施例による水平偏向高圧発生回路に
おける演算器の回路図である。
【図6】本発明の実施例の変形例による水平偏向高圧発
生回路のブロック図である。
【図7】テレビジョン受像機における従来例による水平
偏向高圧発生回路を例示するブロック図である。
【図8】テレビジョン受像機における従来例による水平
偏向高圧発生回路を例示する回路図である。
【符号の説明】
1…水平偏向高圧発生回路 2…演算器 11…第1のクランプ手段 12…加算手段 13…第2のクランプ手段 14…出力調整手段 15…出力調整手段 16…反転バッファ 17…バッファ 18…加算器 21、22…クランプ電圧源 SW1、SW2…スイッチ Ccl1、Ccl2…コンデンサ Vcl1、Vcl2…電圧源

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 CRTの水平偏向コイルに流れる水平偏
    向電流を制御すると共に、前記水平偏向コイルに発生す
    るパルス電圧をフライバックトランスの1次側に印加し
    たときに前記フライバックトランスの2次側から出力さ
    れる高電圧を、前記CRTのアノード電極に印加する水
    平偏向高圧発生回路において、 前記アノード電極において検出された2次側電圧信号
    を、映像同期信号を検出した時に、所定のクランプ電圧
    にクランプして出力する第1のクランプ手段と、 前記2次側電圧信号と前記第1のクランプ手段の出力信
    号の反転値とを加算して前記水平偏向電流を制御するた
    めの補正信号を生成する加算手段と、を備えることを特
    徴とする水平偏向高圧発生回路。
  2. 【請求項2】 前記フライバックトランスの1次側に接
    続された電源ラインにおいて検出された1次側電圧のリ
    プル成分信号を、前記映像同期信号を検出した時に、所
    定のクランプ電圧にクランプして出力する第2のクラン
    プ手段をさらに備え、 前記加算手段は、前記第2のクランプ手段の出力信号を
    さらに加算する請求項1に記載の水平偏向高圧発生回
    路。
  3. 【請求項3】 前記クランプ手段は、その出力信号の信
    号レベルを調整する出力調整手段を有する請求項1また
    は2に記載の水平偏向高圧発生回路。
  4. 【請求項4】 CRTの水平偏向コイルに流れる水平偏
    向電流を制御すると共に、前記水平偏向コイルに発生す
    るパルス電圧をフライバックトランスの1次側に印加し
    たときに前記フライバックトランスの2次側から出力さ
    れる高電圧を、前記CRTのアノード電極に印加する水
    平偏向高圧発生回路において、 前記アノード電極において検出され、所定の信号レベル
    に調整されかつ反転された2次側電圧信号の反転値と、
    前記フライバックトランスの1次側に接続された電源ラ
    インにおいて検出され、所定の信号レベルに調整された
    1次側電圧のリプル成分信号と、を加算する加算手段
    と、 該加算手段の出力信号を、映像同期信号を検出した時
    に、所定のクランプ電圧にクランプし、前記水平偏向電
    流を制御するための補正信号を生成するクランプ手段
    と、を備えることを特徴とする水平偏向高圧発生回路。
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