JP2003143081A - 光増幅装置 - Google Patents

光増幅装置

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JP2003143081A JP2001342489A JP2001342489A JP2003143081A JP 2003143081 A JP2003143081 A JP 2003143081A JP 2001342489 A JP2001342489 A JP 2001342489A JP 2001342489 A JP2001342489 A JP 2001342489A JP 2003143081 A JP2003143081 A JP 2003143081A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 比較的高い励起効率で高い利得が得られ、ま
た、光伝送路の分散補償を柔軟に行えるラマンアンプを
得ること。 【解決手段】 信号光が入力されるラマン増幅媒質であ
る第1分散補償光ファイバ111、および前記第1分散
補償光ファイバ111に入力させる励起光を発生する励
起光源114を備える第1ラマン増幅部101と、前記
第1ラマン増幅部101の出力光を受けるラマン増幅媒
質である光ファイバであって、前記第1分散補償光ファ
イバ111の非線形光学効果に比べて伝送特性に支障を
与えない信号光パワーレベルの上限が高い非線形光学効
果を有する所定光ファイバ121、および前記所定光フ
ァイバ121に入力させる励起光を発生する励起光源1
23を備える第2ラマン増幅部102とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ラマン増幅媒質
である光ファイバを用いた光増幅装置に係り、特に波長
分割多重(Wavelength Division Multiplexing;以下、
「WDM」という)信号光の光増幅中継伝送システムに
使用される光増幅装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ラマン増幅媒質である光ファイバを用い
た光増幅装置としては、従来、例えば特開平11−17
4504号公報(無損失モジュール、光ファイバ通信シ
ステム)に開示されたものが知られている。以下、図5
を参照して従来の光増幅装置の概要を説明する。
【0003】図5において、右向き矢印の方向に進行す
るWDM信号光(波長λ1〜λn)が入力する光増幅装
置500は、波長分散補償光ファイバ(Dispersion Comp
ensation Fiber;以下、「DCF」という)501と、
DCF501の入力端に接続される光アイソレータ50
2と、一方の入力端がDCF501の出力端に接続され
る光カプラ503と、光カプラ503の他方の入力端に
接続される励起光源504と、光カプラ503の出力端
に接続される光アイソレータ502とで構成されてい
る。励起光源504は、波長λpの励起光を発生する。
【0004】次に、動作について説明する。外部から入
力される波長λ1〜λn(例えば、1.54〜1.56μ
m)のWDM信号光は、光アイソレータ502を通過し
てDCF501の入力端に入力され、DCF501内を
出力端に向かって進行する。一方、励起光源504から
射出された波長λp(例えば、1.45μm)の励起光
は、光カプラ503からDCF501の出力端に入力
し、DCF501内をWDM信号光と逆方向に進む。
【0005】その結果、DCF501内において誘導ラ
マン散乱現象による増幅作用がもたらされ、WDM信号
光がDCF501内で増幅され、光カプラ503の出力
端から光アイソレータ505を通過して外部に出力され
る。なお、光アイソレータ502,505は、増幅信号
光の逆進を阻止して増幅動作を安定化させる機能を有し
ている。
【0006】ところで、DCFは、1.5μm帯で負の
波長分散値をもつように設計されたシングルモード光フ
ァイバであり、伝送路として敷設されている光ファイバ
の正の波長分散を相殺するために使用される。DCFを
利用した分散補償により波長分散に起因する伝送光パル
ス波形劣化が低減され、高速伝送が可能となる。DCF
は、コア径が細いので光パワー密度が高くなる。したが
って、図5に示すように、DCF501をラマン増幅媒
質に用いると、励起効率が高いので、励起光パワーが比
較的低くて済むという利点がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の光増幅
装置では、ラマン増幅媒質に用いるDCFの光パワー密
度が高いので、相互位相変調や4光波混合といった非線
形光学効果に起因してWDM伝送特性の劣化する信号光
パワーレベルの制限が低くなり、高い利得が得難いとい
う問題点があった。
【0008】この発明は上記に鑑みてなされたもので、
ラマン増幅媒質にDCFを利用する場合に、比較的高い
励起効率が可能で、かつ非線形光レベル制限を高くして
高利得が得られ、さらに光伝送路の分散補償が柔軟に行
えるラマンアンプである光増幅装置を得ることを目的と
する。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明にかかる光増幅装置は、信号光が入力され
るラマン増幅媒質である第1分散補償光ファイバ、およ
び前記第1分散補償光ファイバに入力させる励起光を発
生する励起光源とを備える第1ラマン増幅部と、前記第
1ラマン増幅部の出力光を受けるラマン増幅媒質である
光ファイバであって、前記第1分散補償光ファイバの非
線形光学効果に比べて伝送特性に支障を与えない信号光
パワーレベルの上限が高い非線形光学効果を有する所定
光ファイバと、前記所定光ファイバに入力させる励起光
を発生する励起光源とを備える第2ラマン増幅部とを備
えたことを特徴とする。
【0010】この発明によれば、前段の第1ラマン増幅
部では、ラマン励起効率の高い第1分散補償光ファイバ
を用いたラマン増幅が行われ、後段の第2ラマン増幅部
では、非線形光学効果が弱く波長多重伝送特性の劣化す
る信号光パワーレベル制限の高い所定光ファイバを用い
たラマン増幅が行われる。なお、励起方式は、後方励起
と前方励起のいずれかである。
【0011】つぎの発明にかかる光増幅装置は、上記の
発明において、前記第1ラマン増幅部と前記第2ラマン
増幅部との間に光アイソレータが介挿されていることを
特徴とする。
【0012】この発明によれば、光アイソレータによっ
て第2ラマン増幅部から第1ラマン増幅部に向かう雑音
光が阻止される。
【0013】つぎの発明にかかる光増幅装置は、上記の
発明において、前記第1ラマン増幅部では、非線形光学
効果が伝送特性に支障を与えない光パワーレベルの上限
まで信号光を増幅するように前記第1分散補償光ファイ
バに注入する励起光のレベルが調節されることを特徴と
する。
【0014】この発明によれば、ラマン励起効率の高い
前段の第1ラマン増幅部において、可能な限りの利得稼
ぎが行われる。
【0015】つぎの発明にかかる光増幅装置は、上記の
発明において、前記第1分散補償光ファイバと前記所定
光ファイバは、互いの波長分散量の合計が光伝送路の波
長分散量を実質的に相殺するような波長分散量を持つよ
うに設定されていることを特徴とする。
【0016】この発明によれば、第1分散補償光ファイ
バと前記所定光ファイバによって光伝送路の分散補償が
行われる。
【0017】つぎの発明にかかる光増幅装置は、上記の
発明において、前記第1分散補償光ファイバと前記所定
光ファイバは、互いの波長分散量をほぼ相殺するような
波長分散量を持つように設定され、前記第1ラマン増幅
部と前記第2ラマン増幅部との間に、光伝送路の波長分
散量を実質的に相殺するような波長分散量を有する第2
分散補償光ファイバを備えたことを特徴とする。
【0018】この発明によれば、第1分散補償光ファイ
バと前記所定光ファイバでは、波長分散量の合計が実質
的に零分散となるように設定され、第2分散補償光ファ
イバによって光伝送路の分散補償が行われる。
【0019】つぎの発明にかかる光増幅装置は、上記の
発明において、前記第2分散補償光ファイバに入力させ
る励起光を発生する励起光源を備えたことを特徴とす
る。
【0020】この発明によれば、ラマン励起効率の高い
第2分散補償光ファイバ内で信号光のラマン増幅が行わ
れ、第2分散補償光ファイバの挿入損失が補償される。
なお、励起方式は、後方励起と前方励起のいずれかであ
る。
【0021】つぎの発明にかかる光増幅装置は、上記の
発明において、前記第2分散補償光ファイバを前記第1
ラマン増幅部と前記第2ラマン増幅部との間に着脱可能
に介在させる光コネクタを備えたことを特徴とする。
【0022】この発明によれば、第2分散補償光ファイ
バは、第1ラマン増幅部と第2ラマン増幅部との間に着
脱可能に光コネクタ接続されている。
【0023】つぎの発明にかかる光増幅装置は、上記の
発明において、前記所定光ファイバは、1.3μm帯零
分散シングルモード光ファイバ、または、1.5μm帯
零分散シングルモード光ファイバであることを特徴とす
る。
【0024】この発明によれば、所定光ファイバとして
は、1.3μm帯零分散シングルモード光ファイバ、ま
たは、1.5μm帯零分散シングルモード光ファイバが
用いられる。
【0025】つぎの発明にかかる光増幅装置は、上記の
発明において、前記励起光は、無偏光であることを特徴
とする。
【0026】この発明によれば、励起光には、無偏光の
光が用いられる。
【0027】つぎの発明にかかる光増幅装置は、上記の
発明において、前記各励起光源は、前記信号光が波長分
割多重信号光である場合に、対応する増幅部の相互間で
波長分割多重信号光に対する利得の波長依存性を減少さ
せるような波長関係を持つ励起光を発生することを特徴
とする。
【0028】この発明によれば、各励起光は、利得スペ
クトルを調整することによって、対応する増幅部の相互
間で波長分割多重信号光に対する利得の波長依存性を減
少させるような波長関係を持つように設定される。
【0029】つぎの発明にかかる光増幅装置は、上記の
発明において、前記各励起光源は、それぞれ波長が異な
る複数の励起光を発生することを特徴とする。
【0030】この発明によれば、各励起光は、それぞれ
波長が異なる複数の励起光で構成される。
【0031】つぎの発明にかかる光増幅装置は、信号光
が入力されるラマン増幅媒質である光ファイバであって
フォトニック結晶構造を含む第1分散補償光ファイバ、
および前記第1分散補償光ファイバに入力させる励起光
を発生する励起光源を備える第1ラマン増幅部と、前記
第1ラマン増幅部の出力光を受けるラマン増幅媒質であ
る光ファイバであってフォトニック結晶構造を含み前記
第1分散補償光ファイバの非線形光学効果に比べて伝送
特性に支障を与えない信号光パワーレベルの上限が高い
非線形光学効果を有する所定光ファイバ、および前記所
定光ファイバに入力させる励起光を発生する励起光源を
備える第2ラマン増幅部とを備えたことを特徴とする。
【0032】この発明によれば、ラマン増幅媒質である
光ファイバには、フォトニック結晶構造が適用される。
【0033】つぎの発明にかかる光増幅装置は、上記の
発明において、前記フォトニック結晶構造を含むラマン
増幅媒質である光ファイバは、光伝送路の波長分散量を
実質的に相殺するような構造分散が与えられることを特
徴とする。
【0034】この発明によれば、フォトニック結晶構造
により、光導波性能、引いてはラマン増幅性能と独立し
たパラメータとして、いわゆる構造分散が光ファイバに
与えられる。
【0035】
【発明の実施の形態】以下に添付図面を参照して、この
発明にかかる光増幅装置の好適な実施の形態を詳細に説
明する。
【0036】実施の形態1.図1は、この発明の実施の
形態1である光増幅装置の構成を示すブロック図であ
る。図1において、この光増幅装置100は、右向き矢
印の方向に進行するWDM信号光(波長λ1〜λn)を
増幅するように、前段に配置される第1ラマン増幅部1
01と後段に配置される第2ラマン増幅部102とが縦
続接続して構成されている。
【0037】第1ラマン増幅部101は、DCF111
と、DCF111の入力端に接続される光アイソレータ
112と、一方の入力端がDCF111の出力端に接続
される光カプラ113と、光カプラ113の他方の入力
端に接続される励起光源114とで構成されている。励
起光源114は、波長λpの励起光を発生する。
【0038】第2ラマン増幅部102は、入力端が光カ
プラ113の出力端に接続される1.3μm帯零分散シ
ングルモード光ファイバ(以下、「SMF」という)1
21と、一方の入力端がSMF121の出力端に接続さ
れ光カプラ122と、光カプラ122の他方の入力端に
接続される励起光源123と、光カプラ122の出力端
に接続される光アイソレータ124とで構成されてい
る。励起光源123は、波長λpの励起光を発生する。
【0039】次に、以上のように構成される光増幅装置
100の動作について説明する。図1において、外部か
ら入力される波長λ1〜λn(例えば、1.54〜1.
56μm)のWDM信号光は、第1ラマン増幅部101
の光アイソレータ112を通過してDCF111の入力
端に入力され、DCF111内を出力端に向かって進行
する。一方、励起光源114から射出された波長λp
(例えば、1.45μm)の励起光は、光カプラ113
からDCF111の出力端に入力し、DCF111内を
WDM信号光と逆方向に進む。
【0040】その結果、DCF111内において誘導ラ
マン散乱現象による増幅作用がもたらされ、WDM信号
光がDCF111内で増幅され、光カプラ113の出力
端から第2ラマン増幅部102に対して出力される。こ
のとき、光アイソレータ112によってWDM信号光の
逆進が阻止され、DCF111内では安定した増幅動作
が行われる。
【0041】ここで、DCF111は、コア径が細いの
で、DCF111内の光パワー密度は高い。したがっ
て、ラマン励起効率が高く、励起光パワーは比較的低く
て済む。反面、非線形光学効果に起因してWDM伝送特
性の劣化する信号光パワーレベル制限も低くなり、増幅
されたWDM信号光レベルが制限される。
【0042】次に、第1ラマン増幅部101にて増幅さ
れたWDM信号光は、第2ラマン増幅部102のSMF
121の入力端に入力される。一方、励起光源123か
ら射出された波長λp(例えば、1.45μm)の励起
光は、光カプラ122からSMF121の出力端に入力
し、SMF121内をWDM信号光と逆方向に進む。
【0043】その結果、SMF121内において誘導ラ
マン散乱現象による増幅作用がもたらされ、WDM信号
光がSMF121内で増幅され、光カプラ122,光ア
イソレータ124を通過して外部に出力される。このと
き、光アイソレータ124によってWDM信号光の逆進
が阻止され、SMF121内では安定した増幅動作が行
われる。
【0044】ここで、SMF121は、DCF111と
比べてコア径が太く光パワー密度が低い。このため、ラ
マン励起効率は低いものの、非線形光学効果が弱いの
で、非線形光学効果に起因してWDM伝送特性の劣化す
る信号光パワーレベル制限が高くなり、より高いレベル
にまでWDM信号光を増幅することができる。
【0045】以上のように、実施の形態1によれば、前
段増幅部においてラマン励起効率の高いDCFを用いて
ラマン増幅し、後段増幅部において非線形光学効果が弱
くWDM伝送特性の劣化する信号光パワーレベル制限の
高いSMFを用いてラマン増幅するようにしたので、S
MFのみで増幅した場合よりも高い励起効率が得られ、
DCFのみで増幅した場合よりも非線形光レベル制限を
高くすることが可能となり、高利得が得られるようにな
る。
【0046】そして、DCF111で非線形光学効果が
伝送特性に支障を与えない光パワーレベル限界ぎりぎり
までWDM信号光を増幅するように励起光レベルを調整
して、ラマン励起効率の高い前段増幅部においてできる
だけ利得を稼ぎ、ラマン励起効率の低いSMF121を
用いている後段増幅部の利得が低くて済むように動作条
件を設定することにより、全体を通した励起効率を高め
ることができる。
【0047】また、DCF111は、元来光伝送路とし
て敷設されている光ファイバの分散補償に使用するため
に1.5μm帯で負の波長分散値をもつように設計され
た光ファイバである。したがって、DCF111の波長
分散量とSMF121の波長分散量との合計が、光伝送
路の波長分散量を実質的に相殺するように設定すること
ができる。このような各波長分散値の設定を行うことに
より、波長分散に起因する伝送光パルス波形劣化が低減
され、高速伝送が可能となる。
【0048】実施の形態2.図2は、この発明の実施の
形態2である光増幅装置の構成を示すブロック図であ
る。この実施の形態2では、低雑音特性の得られる光増
幅装置の構成例が示されている。
【0049】すなわち、図2に示すように、光増幅装置
200では、図1に示した構成において、第1ラマン増
幅部101と第2ラマン増幅部102との間に、光アイ
ソレータ201が設けられている。その他は、図1に示
した構成と同様である。ここでは、実施の形態2に関わ
る部分を中心に説明する。
【0050】次に、以上のように構成される光増幅装置
200の動作について説明する。図2において、光アイ
ソレータ201によって、雑音光の逆進が阻止されるの
で、雑音光の増幅が低減され、低雑音特性が得られる。
【0051】そして、実施の形態1と同様に、DCF1
11で非線形光学効果が伝送特性に支障を与えない光パ
ワーレベル限界ぎりぎりまで信号光を増幅するように励
起光レベルを調整して、ラマン励起効率の高い前段増幅
部においてできるだけ利得を稼ぎ、ラマン励起効率の低
いSMF121を用いている後段増幅部の利得が低くて
済むように動作条件を設定することにより、全体を通し
た励起効率を高めることができる。
【0052】また、DCF111は、元来光伝送路とし
て敷設されている光ファイバの分散補償に使用するため
に1.5μm帯で負の波長分散値をもつように設計され
た光ファイバである。したがって、実施形態1と同様
に、DCF111の波長分散量とSMF121の波長分
散量との合計が、光伝送路の波長分散量を実質的に相殺
するように設定することができる。このような各波長分
散値の設定を行うことにより、波長分散に起因する伝送
光パルス波形劣化が低減され、高速伝送が可能となる。
【0053】実施の形態3.図3は、この発明の実施の
形態3である光増幅装置の構成を示すブロック図であ
る。この実施の形態3では、光伝送路の分散補償を柔軟
に行うことができる光増幅装置の構成例が示されてい
る。
【0054】すなわち、図3に示すように、光増幅装置
300では、図2に示した構成において、光アイソレー
タ201と第2ラマン増幅部102との間に、DCF3
01と光アイソレータ302とが追加されている。その
他は、図2に示した構成と同様である。ここでは、実施
の形態3に関わる部分を中心に説明する。
【0055】次に、以上のように構成される光増幅装置
300の動作について説明する。図3において、DCF
111の波長分散量とSMF121の波長分散量は、互
いにほぼ相殺するように設定されている。そして、DC
F301の波長分散量は、光伝送路の波長分散量を実質
的に相殺するように設定されている。つまり、光伝送路
の波長分散量に応じてDCF301の波長分散量のみを
変更することができるようにしている。その結果、より
柔軟に分散補償を行うことができるようになる。
【0056】実施形態4.図4は、この発明の実施の形
態4である光増幅装置の構成を示すブロック図である。
この実施の形態4では、実施の形態3にて追加されたD
CFの挿入損失を補うことができる光増幅装置の構成例
が示されている。
【0057】すなわち、図4に示すように、光増幅装置
400では、図3に示した構成において、DCF301
の出力端と光アイソレータ302との間に、光カプラ4
01と励起光源402とが追加されている。励起光源4
02は、励起光源114,123と同様に、波長λpの
励起光を発生する。その他は、図3に示した構成と同様
である。ここでは、実施の形態4に関わる部分を中心に
説明する。
【0058】次に、以上のように構成される光増幅装置
400の動作について説明する。図4において、第1ラ
マン増幅部101にて増幅されたWDM信号光は、アイ
ソレータ201を通過してDCF301の入力端に入力
され、DCF301内を出力端に向かって進行する。一
方、励起光源402から射出された波長λp(例えば、
1.45μm)の励起光は、光カプラ401からDCF
301の出力端に入力し、DCF301内をWDM信号
光と逆方向に進む。
【0059】その結果、DCF301内において誘導ラ
マン散乱現象による増幅作用がもたらされ、WDM信号
光がDCF301内で増幅され、光カプラ401の出力
端から第2ラマン増幅部102に対して出力される。こ
のとき、光アイソレータ302によってWDM信号光の
逆進が阻止され、DCF301内では安定した増幅動作
が行われる。
【0060】このように、実施の形態4によれば、ラマ
ン励起効率の高いDCF301内でWDM信号光をラマ
ン増幅し、DCF301が有する波長分散量に応じた挿
入損失が無損失となるようにしたので、ラマン励起効率
の低いSMF121では、より低い励起光パワーで所定
の増幅信号光出力を得ることが可能となる。
【0061】すなわち、実施の形態3の構成では、DC
F301が有する波長分散量に応じた挿入損失を補償し
て所定の増幅信号光出力を得るためには、ラマン励起効
率の低いSMF121におけるラマン増幅利得を増やす
必要があるが、この実施の形態4では、それを回避する
ことができる。
【0062】実施の形態5.この発明は、以上説明した
実施の形態1〜4に限定されるものではなく、各種の変
形態様が可能である。この実施の形態5では、各種の変
形態様が示される。
【0063】(1)実施の形態3,4において、DCF
301は、光コネクタ接続とし、容易に着脱できるよう
にすることができる。その結果、光伝送路に応じた波長
分散量をもつDCFに交換することができ、より柔軟に
分散補償を行うことができる。
【0064】(2)実施形態1〜4では、第2ラマン増
幅部102におけるラマン増幅媒体として、1.3μm
帯零分散シングルモード光ファイバ(SMF)121を
用いた例を示したが、その他、例えば1.5μm帯零分
散シングルモード光ファイバ、例えば分散シフト光ファ
イバ(DSF)やノンゼロ分散シフト光ファイバ(NZ
−DSF)も同様に使用することができる。
【0065】(3)励起光源114,123,402の
発生する励起光は、無偏光であっても良い。これによれ
ば、利得の偏光依存性を少なくすることができる。
【0066】(4)励起光源114,123,402の
発生する励起光は、対応する増幅部の相互間でWDM信
号光に対する利得の波長依存性を減少させるような波長
関係を持つ励起光を発生するように利得スペクトルを調
整し設定しても良い。これによれば、WDM信号光に対
する利得偏差を減少させることができる。その結果、多
段光中継時のWDM信号光レベル偏差の累積が少なくな
るので、光中継段数を増やすことができ、WDM伝送の
長距離化が可能となる。
【0067】(5)また、励起光源114,123,4
02は、(4)の場合において、波長の異なる複数の励
起光を発生するようにしても良い。これによれば、WD
M信号光に対する各増幅部における利得の波長依存性を
より良く相殺するように利得スペクトルを調整すること
ができ、利得偏差をさらに低減することが可能となる。
【0068】(6)実施の形態1〜4では、各ラマン増
幅媒質である光ファイバの励起は、出力端から励起光を
注入する後方励起による場合を示したが、入力端から励
起光を注入する前方励起方式も同様に採用できる。
【0069】(7)ところで、光波長と同程度の寸法で
屈折率が周期的に分布するような格子構造をもつ誘電媒
体を「フォトニック結晶(photonic crystal)」と呼び、
従来にない光学性能や光制御が実現できる新しい技術と
して注目されている。このようなフォトニック結晶構造
を光ファイバに適用することにより、誘導ラマン散乱現
象による光増幅性能を様々に制御することができる。例
えば、酸化ゲルマニウムガラス等のラマン利得係数の高
い材料を光ファイバの材料として用い、かつフォトニッ
ク結晶構造を利用した光導波により光パワー密度を下げ
て非線形性を弱めれば、高励起効率で高利得のラマン増
幅器が実現できる。フォトニック結晶構造により雑音光
となる自然放出光の発光を抑制すれば、低雑音のラマン
増幅器が実現できる。
【0070】(8)また、フォトニック結晶構造によ
り、光導波性能、引いてはラマン増幅性能と独立したパ
ラメータとして、いわゆる構造分散を光ファイバに与え
ることができる。フォトニック結晶構造の設計により構
造分散の制御の自由度が増すので、例えば分散補償の精
度が上がるといったように、光伝送路の分散補償におけ
る柔軟性を高めることができる。
【0071】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、前段の第1ラマン増幅部では、ラマン励起効率の高
い第1分散補償光ファイバを用いたラマン増幅が行わ
れ、後段の第2ラマン増幅部では、非線形光学効果が弱
く波長多重伝送特性の劣化する信号光パワーレベル制限
の高い所定光ファイバを用いたラマン増幅が行われる。
なお、励起方式は、後方励起と前方励起のいずれかであ
る。したがって、非線形光学効果が弱い所定光ファイバ
のみで増幅した場合よりも高い励起率が得られ、しかも
第1分散補償光ファイバのみで増幅した場合よりも高い
非線形レベルの制限が得られるので、高い利得が得られ
るようになる。
【0072】つぎの発明によれば、光アイソレータによ
って第2ラマン増幅部から第1ラマン増幅部に向かう雑
音光が阻止される。したがって、雑音光の増幅が低減で
きるので、低雑音特性が得られるようになる。
【0073】つぎの発明によれば、ラマン励起効率の高
い前段の第1ラマン増幅部において、可能な限りの利得
稼ぎが行われる。その結果、励起効率の低い後段の第2
ラマン増幅部では、利得が低くて済む設定を行うことが
でき、全体を通した励起効率を高めることができるよう
になる。
【0074】つぎの発明によれば、第1分散補償光ファ
イバと前記所定光ファイバによって光伝送路の分散補償
が行われる。その結果、波長分散に起因する伝送光パル
ス波形が低減されるので、高速伝送が行えるようにな
る。
【0075】つぎの発明によれば、第1分散補償光ファ
イバと前記所定光ファイバでは、波長分散量の合計を実
質的に零分散となるように設定され、第2分散補償光フ
ァイバによって光伝送路の分散補償が行われる。したが
って、第2分散補償光ファイバの波長分散量のみを変更
することにより、柔軟に光伝送路の分散補償を行うこと
ができるようになる。
【0076】つぎの発明によれば、ラマン励起効率の高
い第2分散補償光ファイバ内で信号光のラマン増幅が行
われ、第2分散補償光ファイバの挿入損失が補償され
る。したがって、ラマン励起効率の低い第2ラマン増幅
部では、より低い励起光パワーで所定レベルの増幅信号
光が出力できるようになる。
【0077】つぎの発明によれば、第2分散補償光ファ
イバは、第1ラマン増幅部と第2ラマン増幅部との間に
着脱可能に光コネクタ接続されている。したがって、第
2分散補償光ファイバは、光伝送路に応じた波長分散量
を持つものに交換できるので、一層柔軟に光伝送路の分
散補償を行うことができるようになる。
【0078】つぎの発明によれば、所定光ファイバとし
て、1.3μm帯零分散シングルモード光ファイバ、ま
たは、1.5μm帯零分散シングルモード光ファイバを
用いることができる。
【0079】つぎの発明によれば、励起光には、無偏光
光が用いられる。その結果、利得の偏波依存性を少なく
することができるようになる。
【0080】つぎの発明によれば、各励起光は、利得ス
ペクトルを調整することによって、対応する増幅部の相
互間で波長分割多重信号光に対する利得の波長依存性を
減少させるような波長関係を持つように設定される。そ
の結果、波長分割多重信号光に対する利得偏差が減少す
るので、多段光中継時の波長分割多重信号光レベル偏差
の累積が少なくなる。したがって、光中継段数を増加す
ることができ、波長分割多重信号光伝送の長距離化が可
能となる。
【0081】つぎの発明によれば、各励起光は、それぞ
れ波長が異なる複数の励起光で構成される。その結果、
波長分割多重信号光に対する利得偏差を一層減少させる
ことができるようになる。
【0082】つぎの発明によれば、ラマン増幅媒質であ
る光ファイバには、フォトニック結晶構造が適用され
る。その結果、誘導ラマン散乱現象による光増幅性能を
様々に制御することができるようになる。
【0083】つぎの発明によれば、フォトニック結晶構
造により、光導波性能、引いてはラマン増幅性能と独立
したパラメータとして、いわゆる構造分散が光ファイバ
に与えられる。その結果、フォトニック結晶構造によっ
て、構造分散の制御の自由度が増すので、分散補償の精
度を上げることができ、光伝送路の分散補償における柔
軟性を高めることができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1である光増幅装置の
構成を示すブロック図である。
【図2】 この発明の実施の形態2である光増幅装置の
構成を示すブロック図である。
【図3】 この発明の実施の形態3である光増幅装置の
構成を示すブロック図である。
【図4】 この発明の実施の形態4である光増幅装置の
構成を示すブロック図である。
【図5】 従来の光増幅装置の構成例を示す図である。
【符号の説明】
100,200,300,400 光増幅装置、101
ラマン第1増幅部、102 ラマン第2増幅部、11
1,301 分散補償光ファイバ(DCF)、112,
124,201,302 光アイソレータ、113,1
22,401光カプラ、114,123,402 励起
光源、121 1.3μm帯零分散シングルモード光フ
ァイバ(SMF)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01S 3/30 H04B 9/00 J H04B 10/17 Fターム(参考) 2H050 AC01 AC09 AC81 AD00 2K002 AA02 AB30 AB40 BA01 CA15 DA10 EB15 HA23 5F072 AB07 AK06 HH02 JJ20 QQ07 YY17 5K002 AA06 AA07 BA02 CA01 CA02 CA13 DA02 FA01 FA02

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 信号光が入力されるラマン増幅媒質であ
    る第1分散補償光ファイバ、および前記第1分散補償光
    ファイバに入力させる励起光を発生する励起光源を備え
    る第1ラマン増幅部と、 前記第1ラマン増幅部の出力光を受けるラマン増幅媒質
    である光ファイバであって、前記第1分散補償光ファイ
    バの非線形光学効果に比べて伝送特性に支障を与えない
    信号光パワーレベルの上限が高い非線形光学効果を有す
    る所定光ファイバ、および前記所定光ファイバに入力さ
    せる励起光を発生する励起光源を備える第2ラマン増幅
    部と、 を備えたことを特徴とする光増幅装置。
  2. 【請求項2】 前記第1ラマン増幅部と前記第2ラマン
    増幅部との間に光アイソレータが介挿されていることを
    特徴とする請求項1に記載の光増幅装置。
  3. 【請求項3】 前記第1ラマン増幅部では、非線形光学
    効果が伝送特性に支障を与えない光パワーレベルの上限
    まで信号光を増幅するように前記第1分散補償光ファイ
    バに注入する励起光のレベルが調節されることを特徴と
    する請求項1または2に記載の光増幅装置。
  4. 【請求項4】 前記第1分散補償光ファイバと前記所定
    光ファイバは、互いの波長分散量の合計が光伝送路の波
    長分散量を実質的に相殺するような波長分散量を持つよ
    うに設定されていることを特徴とする請求項1〜3のい
    ずれか一つに記載の光増幅装置。
  5. 【請求項5】 前記第1分散補償光ファイバと前記所定
    光ファイバは、互いの波長分散量をほぼ相殺するような
    波長分散量を持つように設定され、 前記第1ラマン増幅部と前記第2ラマン増幅部との間
    に、光伝送路の波長分散量を実質的に相殺するような波
    長分散量を有する第2分散補償光ファイバ、 を備えたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つ
    に記載の光増幅装置。
  6. 【請求項6】 前記第2分散補償光ファイバに入力させ
    る励起光を発生する励起光源、 を備えたことを特徴とする請求項5に記載の光増幅装
    置。
  7. 【請求項7】 前記第2分散補償光ファイバを前記第1
    ラマン増幅部と前記第2ラマン増幅部との間に着脱可能
    に介在させる光コネクタ、 を備えたことを特徴とする請求項5または6に記載の光
    増幅装置。
  8. 【請求項8】 前記所定光ファイバは、1.3μm帯零
    分散シングルモード光ファイバ、または、1.5μm帯
    零分散シングルモード光ファイバであることを特徴とす
    る請求項1〜7のいずれか一つに記載の光増幅装置。
  9. 【請求項9】 前記励起光は、無偏光であることを特徴
    とする請求項1〜8のいずれか一つに記載の光増幅装
    置。
  10. 【請求項10】 前記各励起光源は、前記信号光が波長
    分割多重信号光である場合に、対応する増幅部の相互間
    で波長分割多重信号光に対する利得の波長依存性を減少
    させるような波長関係を持つ励起光を発生することを特
    徴とする請求項1〜9のいずれか一つに記載の光増幅装
    置。
  11. 【請求項11】 前記各励起光源は、それぞれ波長が異
    なる複数の励起光を発生することを特徴とする請求項1
    0に記載の光増幅装置。
  12. 【請求項12】 信号光が入力されるラマン増幅媒質で
    ある光ファイバであってフォトニック結晶構造を含む第
    1分散補償光ファイバ、および前記第1分散補償光ファ
    イバに入力させる励起光を発生する励起光源を備える第
    1ラマン増幅部と、 前記第1ラマン増幅部の出力光を受けるラマン増幅媒質
    である光ファイバであってフォトニック結晶構造を含み
    前記第1分散補償光ファイバの非線形光学効果に比べて
    伝送特性に支障を与えない信号光パワーレベルの上限が
    高い非線形光学効果を有する所定光ファイバ、および前
    記所定光ファイバに入力させる励起光を発生する励起光
    源を備える第2ラマン増幅部と、 を備えたことを特徴とする光増幅装置。
  13. 【請求項13】 前記フォトニック結晶構造を含むラマ
    ン増幅媒質である光ファイバは、光伝送路の波長分散量
    を実質的に相殺するような構造分散が与えられることを
    特徴とする請求項12に記載の光増幅装置。
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