JP2003142898A - 電子回路ユニットの製造方法 - Google Patents
電子回路ユニットの製造方法Info
- Publication number
- JP2003142898A JP2003142898A JP2001338221A JP2001338221A JP2003142898A JP 2003142898 A JP2003142898 A JP 2003142898A JP 2001338221 A JP2001338221 A JP 2001338221A JP 2001338221 A JP2001338221 A JP 2001338221A JP 2003142898 A JP2003142898 A JP 2003142898A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- board
- sized
- electronic circuit
- circuit unit
- solder
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Electric Connection Of Electric Components To Printed Circuits (AREA)
- Supply And Installment Of Electrical Components (AREA)
Abstract
後、この大判基板を細分割して多数個取りされる電子回
路ユニットにおいて、大判基板の反りを矯正して歩留ま
りを高めること。 【解決手段】 大判基板1Aの部品実装エリアSに配線
パターン2や半田ランド2aを有する多数組の導電パタ
ーンを形成すると共に、部品実装エリアS内の複数箇所
をチップ部品3が実装されないダミースペース6とす
る。そして、この大判基板1Aをマウンタ装置のベース
盤4上に搬送し、その周縁部をサイドクランプ5で側方
から挟持して位置決めすると共に、ダミースペース6を
押圧ピン7で上方から押圧して大判基板1Aの反りを矯
正した状態で、多数のチップ部品3を対応する半田ラン
ド2a上にマウントした後、大判基板1をリフロー炉に
搬送して半田ランド2a上に塗布されたクリーム半田を
溶融し、しかる後、大判基板1を細分割することにより
個々の基板1上にチップ部品3を実装した電子回路ユニ
ットを多数個取りする。
Description
が実装された電子回路ユニットの製造方法に係り、特
に、大判基板に多数のチップ部品をマウントした後、こ
の大判基板を細分割して多数個取りするようにした電子
回路ユニットの製造方法に関する。
される電子回路ユニットの断面図であり、この電子回路
ユニットは、ガラスエポキシ樹脂等の絶縁材料からなる
基板1と、この基板1上に設けられた配線パターン2の
半田ランド2aに半田付けされたチップ部品3とで構成
されている。基板1は大判基板1Aを細分割することに
より形成され、図4に示すように、この大判基板1Aは
方形状に形成されている。大判基板1Aの周縁部を除く
内側の領域は部品実装エリアSとなっており、この部品
実装エリアSには基板1の配線パターン2や半田ランド
2aに対応する多数組の導電パターンが形成されてお
り、各組の導電パターンはマトリクス状に配列されてい
る。
ットの製造工程を説明するものであり、まず、同図
(a)に示すように、大判基板1Aの部品実装エリアS
内に形成された各半田ランド2aにクリーム半田を塗布
した後、この大判基板1Aをマウンタ装置のベース盤4
上に搬送し、大判基板1Aの周縁部をサイドクランプ5
で側方から挟持してベース盤4上に位置決めする。次
に、同図(b)に示すように、多数のチップ部品3をバ
キューム吸着によって対応する半田ランド2a上にマウ
ントする。しかる後、大判基板1をリフロー炉に搬送
し、このリフロー炉でクリーム半田を溶融することによ
り、各チップ部品3の電極3aを対応する半田ランド2
aに半田付けする。その後、大判基板1を縦横の分割線
P1,P2に沿ってマトリクス状に細分割することによ
り、同3に示すように、基板1上にチップ部品3を実装
した電子回路ユニットが多数個取りされる。
造工程の中で用いられる大判基板1Aは必ずしも平坦で
あると限らず、特に、大判基板1Aの面積が大きくなる
ほど反りが発生しやすくなる傾向にある。この場合にお
いて、大判基板1Aの反りが下側に凸となるように発生
していれば、大判基板1Aの周縁部をサイドクランプ5
で下方へ押圧することにより、大判基板1Aの反りをほ
ぼ矯正することができる。しかしながら、大判基板1A
の反りが上側に凸となるように発生していると、大判基
板1Aの反りをサイドクランプ5で矯正することができ
ず、図6に示すように、大判基板1Aの下面中央がベー
ス盤4から大きく浮いた状態となる。その結果、チップ
部品3を大判基板1Aにマウントする時に、大判基板1
Aが過度の押し込み力によって下側へ変形し、チップ部
品3が半田ランド2aに対して位置ズレする虞がある。
なお、このようにチップ部品3が位置ズレした状態でマ
ウントされると、その後のリフロー半田時に半田ボール
が発生したり、チップ部品3が一方の半田ランド2a側
に引っ張られて起立することがあり、それによって電子
回路ユニットの歩留まりが低下するという問題があっ
た。
みてなされたもので、その目的は、大判基板の反りを矯
正して歩留まりが高い電子回路ユニットの製造方法を提
供することにある。
ニットの製造方法では、ベース盤上に載置した大判基板
を側方からクランプして位置決めすると共に、前記大判
基板の部品実装エリア内の任意箇所を上方から前記ベー
ス盤に向けて押圧し、この状態で前記押圧部位を除く部
品実装エリア上に多数のチップ部品をマウントした後、
前記大判基板を細分割してチップ部品が搭載された基板
を多数個取りするようにした。
ント時に大判基板の反りを矯正できるため、過度の押し
込み力によってチップ部品が半田ランド2aに対して位
置ズレすることを防止でき、歩留まりが向上する。
エリア内の複数箇所をチップ部品が実装されないダミー
スペースとなし、これらダミースペースを押圧ピンによ
って上方から押圧することが好ましい。
て図面を参照して説明すると、図1は大判基板の平面
図、図2は電子回路ユニットの製造工程を示す説明図で
あり、図3〜図5に対応する部分には同一符号を付して
ある。
の絶縁材料からなる大判基板1Aは方形状に形成されて
おり、その周縁部を除く内側の領域が部品実装エリアS
となっている。この部品実装エリアSには配線パターン
2や半田ランド2aを有する多数組の導電パターンが形
成されており、各組の導電パターンはマトリクス状に配
列されている。ただし、同図のハッチングで示す部分は
ダミースペース6となっており、このダミースペース6
は部品実装エリアSの中心付近を含む複数箇所に設定さ
れている。ダミースペース6に配線パターン2と半田ラ
ンド2aが形成されていても良いが、後述するように、
これらダミースペース6にはチップ部品3が実装されな
いため、本実施形態例では、大判基板1Aの全面に設け
られた銅箔パターンをエッチングして導電パターンを形
成する際、ダミースペース6の全面に銅箔パターンを残
して露出させるようにしている。
路ユニットを多数個取りする製造工程について説明する
と、まず、大判基板1Aの部品実装エリアS内に形成さ
れた各半田ランド2aにクリーム半田を塗布した後、図
2(a)に示すように、この大判基板1Aをマウンタ装
置のベース盤4上に搬送し、大判基板1Aの周縁部をサ
イドクランプ5で側方から挟持してベース盤4上に位置
決めする。本実施形態例において、ベース盤4は上端面
が同一高さの多数本のバックアップピン4aによって構
成され、大判基板1Aの下面が各バックアップピン4a
によって散点支持されるようになっているが、前述した
従来例と同様のベース盤4を用いても良い。この時、大
判基板1Aの反りが下側に凸となるように発生していれ
ば、大判基板1Aの周縁部をサイドクランプ5で下方へ
押圧することにより、大判基板1Aの反りを矯正するこ
とができるが、大判基板1Aの反りが上側に凸となるよ
うに発生していると、図2(a)に示すように、大判基
板1Aの下面中央がベース盤4から大きく浮いた状態と
なる。
1Aの各ダミースペース6を押圧ピン7によって下方へ
押圧し、大判基板1Aの下面を各バックアップピン4a
の上端面に押し付けると、上側に凸となった大判基板1
Aの反りが矯正される。その際、各ダミースペース6の
全面に銅箔パターンが形成されているため、押圧ピン7
からの押圧力によって大判基板1Aが損傷することを確
実に防止できる。次いで、同図(c)に示すように、多
数のチップ部品3をバキューム吸着によって対応する半
田ランド2a上にマウントする。この場合、押圧ピン7
によって押し付けられているダミースペース6上にはチ
ップ部品3はマウントされない。
し、このリフロー炉でクリーム半田を溶融することによ
り、各チップ部品3の電極3aを半田ランド2aに半田
付けする。その後、前述した従来例と同様に、大判基板
1を縦横の分割線P1,P2に沿ってマトリクス状に細
分割することにより、個々の基板1上にチップ部品3を
実装した電子回路ユニットが多数個取りされる(図3参
照)。この場合、大判基板1のダミースペース6は製品
として使用されずに破棄されるが、部品実装エリアSの
全面積に占めるダミースペース6の比率は極めて少ない
ため、破棄される部分は極僅かなものとなる。
上に載置した大判基板1Aをサイドクランプ5で側方か
ら挟持して位置決めすると共に、この大判基板1Aの部
品実装エリアS内の複数箇所に設定されたダミースペー
ス6を押圧ピン7で上方から押圧するようにしたため、
大判基板1Aの反りを矯正した状態で各チップ部品3を
所定位置にマウントすることができる。したがって、マ
ウント時に過度の押し込み力によってチップ部品3が半
田ランド2aに対して位置ズレすることを防止し、リフ
ロー後の半田ボールの発生やチップ部品3の起立等の不
良を解消できるため、その分、電子回路ユニットの歩留
まりを高めることができる。
と半田ランド2aを形成せず、ダミースペース6の全面
に銅箔パターンを露出させたため、押圧ピン7からの押
圧力をダミースペース6を介して大判基板1Aに加える
ことにより、大判基板1Aの損傷を確実に防止すること
ができるのみならず、大判基板1Aを個々の基板1に細
分割した際、製品となる基板と破棄される基板を簡単に
仕分けすることができる。
施され、以下に記載されるような効果を奏する。
クランプして位置決めすると共に、この大判基板の部品
実装エリア内の任意箇所を上方からベース盤に向けて押
圧するようにしたので、大判基板の反りを矯正した状態
で各チップ部品を部品実装エリアの所定位置にマウント
することができ、それ故、過度の押し込み力によってチ
ップ部品が半田ランド2aに対して位置ズレすることが
なくなり、リフロー後の半田ボールの発生やチップ部品
の起立等の不良を解消し、歩留まりを高めることができ
る。
る。
を示す説明図である。
す説明図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 ベース盤上に載置した大判基板を側方か
らクランプして位置決めすると共に、前記大判基板の部
品実装エリア内の任意箇所を上方から前記ベース盤に向
けて押圧し、この状態で前記押圧部位を除く部品実装エ
リア上に多数のチップ部品をマウントした後、前記大判
基板を細分割してチップ部品が搭載された基板を多数個
取りすることを特徴とする電子回路ユニットの製造方
法。 - 【請求項2】 請求項1の記載において、前記大判基板
の部品実装エリア内の複数箇所をチップ部品が実装され
ないダミースペースとなし、これらダミースペースを押
圧ピンによって上方から押圧することを特徴とする電子
回路ユニットの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001338221A JP3830803B2 (ja) | 2001-11-02 | 2001-11-02 | 電子回路ユニットの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001338221A JP3830803B2 (ja) | 2001-11-02 | 2001-11-02 | 電子回路ユニットの製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003142898A true JP2003142898A (ja) | 2003-05-16 |
JP3830803B2 JP3830803B2 (ja) | 2006-10-11 |
Family
ID=19152750
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001338221A Expired - Fee Related JP3830803B2 (ja) | 2001-11-02 | 2001-11-02 | 電子回路ユニットの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3830803B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006245471A (ja) * | 2005-03-07 | 2006-09-14 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 電子部品接合装置及び接合方法 |
CN100374298C (zh) * | 2004-03-05 | 2008-03-12 | 松下电器产业株式会社 | 接合材料的印刷装置以及印刷方法 |
JP2008135577A (ja) * | 2006-11-28 | 2008-06-12 | Fuji Mach Mfg Co Ltd | プリント基板保持装置 |
US7600313B2 (en) | 2004-02-24 | 2009-10-13 | Daisho Denshi Co., Ltd. | Part cartridge for mounter device |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN110996644B (zh) * | 2019-11-14 | 2020-10-16 | 深圳市旗众智能科技有限公司 | 贴片机多吸杆高度调节方法 |
-
2001
- 2001-11-02 JP JP2001338221A patent/JP3830803B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7600313B2 (en) | 2004-02-24 | 2009-10-13 | Daisho Denshi Co., Ltd. | Part cartridge for mounter device |
US8196292B2 (en) | 2004-02-24 | 2012-06-12 | Daisho Denshi Co., Ltd. | Method for holding and carrying substrate |
CN100374298C (zh) * | 2004-03-05 | 2008-03-12 | 松下电器产业株式会社 | 接合材料的印刷装置以及印刷方法 |
US7712432B2 (en) | 2004-03-05 | 2010-05-11 | Panasonic Corporation | Printing apparatus and method for bonding material |
JP2006245471A (ja) * | 2005-03-07 | 2006-09-14 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 電子部品接合装置及び接合方法 |
JP4560427B2 (ja) * | 2005-03-07 | 2010-10-13 | パナソニック株式会社 | 電子部品接合装置及び接合方法 |
JP2008135577A (ja) * | 2006-11-28 | 2008-06-12 | Fuji Mach Mfg Co Ltd | プリント基板保持装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3830803B2 (ja) | 2006-10-11 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4836435A (en) | Component self alignment | |
JP2000165007A (ja) | プリント配線板、電子部品及び電子部品の実装方法 | |
US20070164083A1 (en) | Alignment plate | |
US7503767B2 (en) | Method and apparatus for compliantly connecting stack of high-density electronic modules in harsh environments | |
JP2003142898A (ja) | 電子回路ユニットの製造方法 | |
US7063797B2 (en) | Mounting electronic components | |
JP2004327944A (ja) | 配線基板の実装方法 | |
US20070164082A1 (en) | Alignment plate | |
US4761880A (en) | Method of obtaining surface mount component planarity | |
JPH07195657A (ja) | クリーム半田の塗布装置 | |
JPH0685425A (ja) | 電子部品搭載用基板 | |
JP2007027341A (ja) | プリント配線板および電子部品実装構造 | |
JPH09260794A (ja) | 電子回路用基板 | |
JP4013860B2 (ja) | スクリーン印刷装置およびスクリーン印刷方法 | |
JPH0685465A (ja) | Smdモジュール用基板及びその製造方法 | |
CN110944462A (zh) | 一种设有金属弹片开关的pcb电路板焊接方法及制品 | |
JPS58134454A (ja) | リ−ドボンデイング構造 | |
JP2001267715A (ja) | 電子回路装置および基板接続用弾性体 | |
JP2000022031A (ja) | 導電性ボールの実装方法 | |
JP2001127496A (ja) | 半導体装置の実装方法 | |
US20060213058A1 (en) | Circuit board for surface-mount device to be mounted thereon | |
JPH04243187A (ja) | プリント基板 | |
JP3270997B2 (ja) | 表面実装用電子部品 | |
JP5371730B2 (ja) | プリント基板、電子部品の実装方法 | |
JP2005347711A (ja) | プリント配線板 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20040611 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20060418 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20060530 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20060627 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20060712 |
|
R150 | Certificate of patent (=grant) or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |