JP2003141309A - 行政総合窓口サイト提供方法、社会貢献サイト提供システムおよび社会貢献サイト提供方法。 - Google Patents

行政総合窓口サイト提供方法、社会貢献サイト提供システムおよび社会貢献サイト提供方法。

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JP2003141309A
JP2003141309A JP2001339881A JP2001339881A JP2003141309A JP 2003141309 A JP2003141309 A JP 2003141309A JP 2001339881 A JP2001339881 A JP 2001339881A JP 2001339881 A JP2001339881 A JP 2001339881A JP 2003141309 A JP2003141309 A JP 2003141309A
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Hiroyuki Takahata
宏之 高畠
Rika Keidai
利佳 境内
Yukuhito Keidai
行仁 境内
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 行政機関等に対する市民からの提案や、市民
に対する行政機関からの提案に対して、種々の評価を与
えることによって、真の民意を反映させた行政の運営を
可能とする。 【解決手段】 民意データベース13を有する行政総合
窓口サイト12は、アイデア情報サイト提供システム1
1上に構築された1つのサイトとして提供され、この行
政総合窓口サイト12に、行政機関である各自治体の端
末装置3が接続されている。そして、各ユーザ端末から
行政総合窓口サイト12に提言された苦情、提案(アイ
デア情報)、それに対する自治体の対処とその結果など
の情報が、共有財産として民意データベース13に蓄積
されていくようになっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、行政端末およびユ
ーザ端末からの各種アイデアに関連する情報を収集、管
理してWebページ上に公開する行政総合窓口サイトを
提供する方法、および、各個人と各企業とが募金という
形で結びつくことによって、共に社会に貢献することの
できる社会貢献サイト提供システムおよび社会貢献サイ
ト提供方法に関する。
【0002】
【従来の技術】新しく事を興そうとするとき、そこには
まずアイデアがあり、そのアイデアに賛同する人や、資
金面、人材面でバックアップしてくれる人がいて、初め
てアイデアの実施が可能となる。この場合、新規なアイ
デアは1人でも発案することができるが、これを実施し
ようとするときには、資金面、人材面で克服しなければ
ならない問題が多く、個人では到底アイデア実施まで持
っていくことは不可能である。そのため、現在の社会で
は、有益な多くのアイデアが、そのまま埋もれてしまっ
ている可能性がある。
【0003】ところで、最近のインターネットの急速な
普及に伴い、インターネット上に種々のWebページが
開設されている。このようなWebページでは、掲載内
容のさらなる充実等を図るべく、そのWebページにア
クセスしてきた第3者が意見などを書き込むためのペー
ジが用意されているものがある。これにより、第3者の
種々の意見を集約して、例えば新たなWebページを作
成するときの参考にすることができる。
【0004】また、インターネット上に掲示板のページ
を掲載し、ここに個人の意見が書き込めるようになって
いるサイトもある。
【0005】一方、各個人が社会に貢献する形態は種々
存在し、例えば社会奉仕に従事する(つまり、労働を提
供する)こともその一つであるが、一般的には募金とい
う形で社会に貢献することが多い。この場合、募金の方
法としては、例えば街角で募金活動が行われている場合
に、その場で募金するとか、ユニセフなどの国連によっ
て設立された機関等に振り込みなどの方法で募金すると
いった方法が一般的である。
【0006】また、企業は、営利を目的としていること
は当然であるが、その収益を社会や地域に還元すること
もまた重要な使命となっている。そのため、企業も、地
域のボランティアに資金協力したり、一定のサービスを
提供したりして、社会貢献に努めている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような各種のWebページによって、第3者の意見等を
収集しても、これを体系的に集約し、さらなる段階へと
発展させるようなサイトは、現在のところ提供されてい
ないのが現状である。
【0008】特に、上記したように、有益なアイデアを
提案したいと思っている個人にとって、そのようなアイ
デアを提案でき、アイデア実現まで支援してくれるよう
なサイトは、現在のところ提供されていない。
【0009】また、例えば行政機関に対して有益なアイ
デアを提案したい場合、その行政機関のホームページ等
に市民の意見を書き込めるようになっているが、その意
見が本当に行政機関に伝わっているのかどうか、その意
見を他の市民はどのように思っているのかを知る手だて
が無いのが現状である。つまり、一市民が行政機関のホ
ームページに意見を書き込み、この意見に対して行政機
関の担当者がホームページ上で返答するといったやり取
りは可能あっても、その意見が社会的提言としてどの程
度の評価が得られるのかといったことまでは、分からな
いのが現状である。
【0010】一方、上記のような社会貢献の形態におい
て、募金をした個人にとっては、その募金が具体的にど
のような目的で使われるのかといったことや、その後の
使途などについては全く把握できないのが現状である。
また、企業にとっても、寄付などの名目で社会貢献して
いるものの、そのことと企業イメージとが必ずしも結び
ついていないのが現状である。
【0011】本発明は係る問題点を解決すべく創案され
たもので、その第1の目的は、行政機関等に対する市民
からの提案や、市民に対する行政機関からの提案に対し
て、種々の評価を与えることによって、真の民意を反映
させた行政の運営を可能とする行政総合窓口サイト提供
方法を提供することにある。また、第2の目的は、個人
が実際にお金を支払って募金するのではなく、募金の申
出とそれに対する一定の操作とをユーザ端末を用いて行
うことにより、その個人の募金の申出要求を企業が支援
する形で肩代わりすることで、共に社会に貢献すること
のできる社会貢献サイト提供システムおよび社会貢献サ
イト提供方法を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の行政総合窓口サ
イト提供方法は、行政端末およびユーザ端末からの各種
アイデアに関連する情報を収集、管理してWebページ
上に公開する行政総合窓口サイトを提供する方法であっ
て、前記Webページにアクセス可能な任意のユーザ端
末から送信されてくるアイデア情報を受け付けてWeb
ページ上に公開する段階と、公開したアイデア情報に対
して、そのアイデア情報に賛同する他のユーザ端末から
送信されてくる投票を受け付ける段階と、公開したアイ
デア情報に対して、そのアイデア情報に賛同する他のユ
ーザ端末から送信されてくるボランティア協力の申し出
を受け付ける段階と、公開したアイデア情報に対して、
そのアイデア情報に賛同する他のユーザ端末から送信さ
れてくる資金協力の申し出を受け付ける段階と、公開し
たアイデア情報または一定の投票数を獲得したアイデア
情報に対して、前記行政端末から送信されてくる回答情
報を受け付ける段階と、受け付けた投票数、ボランティ
ア協力の申し出数、資金協力の申し出数、および行政端
末からの回答情報を前記アイデア情報に関連付けてWe
bページ上に公開する段階と、前記アイデア情報、投票
数、ボランティア協力の申し出数、資金協力の申し出
数、および回答情報を集計、整理してデータベースに蓄
積する段階とを備えたことを特徴とする。
【0013】このような特徴を有する本発明によれば、
本サイトのWebページ上で任意のユーザが1つのアイ
デアを提案し、このアイデアを見た他のユーザがこのア
イデアに参加することになる。この場合、参加する形態
としては、そのアイデアに賛同する旨の投票を行う形態
と、そのアイデアの実施に対してボランティア協力の申
し出を行う形態と、資金協力の申し出を行う形態とがあ
る。これにより、1つのアイデアについて、実現に必要
な人材と資金とを調達、あるいはアイデアに対する賛同
の獲得ができるので、1つのアイデアを実施可能な段階
にまで発展させることができる。
【0014】また、本発明の行政総合窓口サイト提供方
法は、行政側端末およびユーザ側端末からの各種アイデ
アに関連する情報を収集、管理してWebページ上に公
開する行政総合窓口サイトを提供する方法であって、前
記Webページにアクセス可能な任意の行政側端末から
送信されてくるテーマ情報を受け付けてWebページ上
に公開する段階と、公開したテーマ情報に対して、前記
Webページにアクセス可能な任意のユーザ側端末から
送信されてくるアイデア情報を受け付けてWebページ
上に公開する段階と、公開したアイデア情報に対して、
そのアイデア情報に賛同する他のユーザ側端末から送信
されてくる投票を受け付ける段階と、公開したアイデア
情報に対して、そのアイデア情報に賛同する他のユーザ
端末から送信されてくるボランティア協力の申し出を受
け付ける段階と、公開したアイデア情報に対して、その
アイデア情報に賛同する他のユーザ端末から送信されて
くる資金協力の申し出を受け付ける段階と、公開したア
イデア情報または一定の投票数を獲得したアイデア情報
に対して、前記行政端末から送信されてくる回答情報を
受け付ける段階と、受け付けた投票数、ボランティア協
力の申し出数、資金協力の申し出数、および行政端末か
らの回答情報を前記アイデア情報に関連付けてWebペ
ージ上に公開する段階と、前記アイデア情報、投票数、
ボランティア協力の申し出数、資金協力の申し出数、お
よび回答情報を集計、整理してデータベースに蓄積する
段階とを備えたことを特徴とする。
【0015】このような特徴を有する本発明によれば、
本サイトのWebページ上で任意の行政機関が1つのテ
ーマを提示し、このテーマを見たユーザ(市民)が、こ
のテーマに対して種々の意見を寄せることになる。寄せ
られた意見情報は、そのテーマごとに集計され、その集
計結果が、テーマの提供者(要請者)に対して配信され
るようになっている。例えば、テーマの提供者(要請
者)が行政機関の土木課であり、例えば「ダム建設の計
画」といったテーマを提示し、これに対して、市民が賛
成または反対の意見を寄せることにより、賛成△%(も
しくは反対△%)といった集計結果を、その行政機関に
配信する。これにより、行政機関では、提示したテーマ
に対して、市民からの意見を収集できるので、そのテー
マに対して真の民意を反映した行政を行うことができ
る。
【0016】また、本発明の社会貢献サイト提供システ
ムは、社会貢献の対象となる各種アイデア情報を収集、
管理してWebページ上に提供する社会貢献サイト提供
システムであって、本システムにアクセス可能な登録会
員であるユーザの属性データを格納している個人属性デ
ータベースと、社会貢献を支援する企業の登録した企業
情報の送信対象となる属性データを格納している企業指
定属性データベースと、前記Webページ上に提供され
たアイデア情報に対して、アクセス可能なユーザ端末か
ら任意のアイデア情報の選択要求が送信されてきた場合
には、その選択要求に対し、選択要求を行ったユーザの
属性データと一致する属性データを指定している企業の
企業選択ボタンを前記アイデア情報に関連づけて表示し
て前記ユーザ端末に送信する第1の送信手段と、アイデ
ア情報に関連付けられた企業選択ボタンに対して、前記
ユーザ端末から任意の企業選択ボタンの選択要求が送信
されてきた場合には、その選択された企業の企業情報を
含む応答メッセージを前記ユーザ端末に送信する第2の
送信手段と、前記応答メッセージに対して、前記ユーザ
端末から返信情報が送信されてきた場合には、その返信
情報に基づいて、社会貢献の申出要求を前記アイデア情
報ごとおよび企業ごとに集計する集計手段とを備えてお
り、前記応答メッセージには、企業情報に関連して企業
が設定した複数項目からなる特典情報が含まれており、
この特典情報の中から1つの項目を選択することによっ
て、この特典情報を含む返信情報が前記ユーザ端末から
送信されてくることを特徴とする。
【0017】また、本発明の社会貢献サイト提供方法
は、社会貢献の対象となる各種アイデア情報を収集、管
理してWebページ上に提供する社会貢献サイト提供方
法であって、登録会員であるユーザの属性データを格納
している個人属性データベース、および社会貢献を支援
する企業の登録した企業情報の送信対象となる属性デー
タを格納している企業指定属性データベースを備えてお
り、前記Webページ上に提供されたアイデア情報に対
して、アクセス可能なユーザ端末から送信されてくる任
意のアイデア情報の選択要求を受け付ける段階と、受け
付けた選択要求に対し、選択要求を行ったユーザの属性
データと一致する属性データを指定している企業の企業
選択ボタンを前記アイデア情報に関連づけて前記ユーザ
端末に送信する段階と、アイデア情報に関連付けられた
企業選択ボタンに対し、前記ユーザ端末から送信されて
くる任意の企業選択ボタンの選択要求を受け付ける段階
と、受け付けた選択要求に対し、その選択された企業の
企業情報を含む応答メッセージを前記ユーザ端末に送信
する段階と、前記応答メッセージに対して、前記ユーザ
端末から返信情報が送信されてきた場合には、その返信
情報に基づいて、社会貢献の申出要求を前記アイデア情
報ごとおよび企業ごとに集計する段階とを含み、前記応
答メッセージには、企業情報に関連して企業が設定した
複数項目からなる特典情報が含まれており、この特典情
報の中から1つの項目を選択することによって、この特
典情報を含む返信情報が前記ユーザ端末から送信されて
くることを特徴とする。
【0018】このような特徴を有する本発明によれば、
ユーザは、ユーザ端末から社会貢献サイトのWebペー
ジにアクセスして、Webページ上に提供されているア
イデア情報を参照し、自分が募金したいと考えるアイデ
ア情報に対して、募金の申出を行う。例えば、Webペ
ージ上に提供されたアイデア情報のところに、「企業エ
イド」ボタンが表示されるので、ユーザは、そのボタン
をクリックすることで、そのアイデア情報に対する募金
の申出を行うことになる。
【0019】この際、当初、Webページ上には各種ア
イデア情報のみが表示されており、ユーザが、この中か
ら募金したいと考えるアイデア情報を選択した時点で、
そのアイデア情報のところに、「企業エイド」ボタンが
表示されるようになっている。この「企業エイド」ボタ
ンの表示は、個人属性データベースに格納されているユ
ーザの属性データと、このアイデア情報を支援する企業
が指定し、企業指定属性データベースに格納されている
属性データとが一致したもののみを表示するようになっ
ている。これにより、企業側は、ミニ広告(第1の広
告)でもある「企業エイド」ボタンを、属性の一致する
ユーザに対してのみ表示できるので、社会貢献を兼ねた
効率的な宣伝を行うことができる。一方、ユーザにとっ
ても、属性データが一致することで、自分の興味のある
企業のボタンが表示されることになり、違和感なく選択
することができる。
【0020】このボタン操作による申出要求が社会貢献
サイト側に送信されてくると、社会貢献サイト側では、
その企業エイドのところに登録されている企業の企業情
報(広告情報等)を付加した応答メッセージ(例えば、
「××会社はあなたの社会貢献を応援します。」等のメ
ッセージ)をユーザ端末に送信する。ユーザは、この応
答メッセージに付加された企業の広告情報(第2の広
告)を見た後、例えば一言コメントを付けた返信情報を
社会貢献サイト側に送信する。またこのとき、応答メッ
セージに含まれている特典情報(第3の広告)の中から
1つの項目を選択する。この選択情報も返信情報として
社会貢献サイト側に送信される。これにより、ユーザの
募金の申出が確認されることになる。また、このときユ
ーザの募金という社会貢献を支援する企業の広告情報が
ユーザ端末に送信されるので、ユーザは、自己の募金の
申出を支援してくれる(支払いを肩代わりしてくれる)
企業を確認することになり、社会に貢献している企業と
してのイメージアップも図ることができるようになって
いる。また、ユーザは、特典情報の中から1つの項目を
選択しているので、企業側では、その選択項目に沿った
広告宣伝活動(第4の広告)を行うことができる。例え
ば、特典情報の中から「介護」の項目を選択した場合に
は、そのユーザに対して介護機器のパンフレットを送付
する等の宣伝活動が可能となる。
【0021】社会貢献サイト側では、この返信情報によ
ってユーザの募金の申出を確認すると、その募金の申出
要求を、アイデア情報ごとに集計するとともに、企業ご
とにも集計する。そして、その集計結果に基づいて、例
えばWebページ上での募集期間が経過したときに、募
金という社会貢献を支援する企業から、該当するアイデ
ア情報に対する募金の集計金額を徴収する。この場合、
例えば、ユーザがWebページ上の「企業エイド」ボタ
ンを1回操作することによる募金額が50円であった場
合、社会貢献サイトを管理する管理者側では、企業から
例えば100円を徴収し、この中から50円を、アイデ
ア情報を提供した募金主に例えば銀行振り込み等により
支払い、残りの50円を社会貢献サイトの運営費として
徴収する。
【0022】このように、本発明によれば、個人が実際
にお金を支払って募金するのではなく、募金の申出と、
社会貢献サイト側から送信されてくる応答メッセージに
対する返信操作とをユーザ端末を用いて行うことによ
り、その個人の募金の申出を企業が支援する形で支払う
ことで、共に社会に貢献することができるものである。
つまり、個人の募金が企業の社会貢献につながるもので
ある。
【0023】この場合、Webページ上に提供される募
金の対象となるアイデア情報は、任意のユーザから受け
付けたアイデア情報に対して、任意のユーザ端末から送
信されてくる投票により、一定数の賛同投票が得られた
もののみを対象とする。これにより、募金の対象となる
アイデア情報が一定の評価を得た、信頼性の高いものと
なり、募金するユーザにとっても、これを支援する企業
にとっても、安心して募金を行うことができる社会貢献
サイトを実現することができる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照して説明する。
【0025】ここでは、まず、請求項1〜請求項5に記
載の行政総合窓口サイト提供方法について説明し、その
後で、請求項6〜請求項9に記載の社会貢献サイト提供
システムおよび社会貢献サイト提供方法について説明す
る。
【0026】まず、本発明の行政総合窓口サイト提供方
法の前提となるシステム(ここでは、アイデア情報サイ
ト提供システムという)の基本的な構成と、基本的な処
理動作とについて説明する。
【0027】[基本的構成]本発明の前提となるシステ
ムは、会員登録を行った各ユーザ(会員)が、次の4つ
の権利を行使できることが特徴となっている。すなわ
ち、図10にイメージ図を示すように、(1)アイデア
を発案する権利、(2)発案されたアイデアに投票(こ
こでは署名投票)する権利、(3)発案されたアイデア
にボランティアとして協力の申し出をする権利、(4)
発案されたアイデアに資金協力の申し出をする権利、の
4つの権利である。
【0028】また、会員登録を行うユーザは、所望する
出資口数(最低出資口数が例えば500円/月積立とな
っている)に見合った積立金を毎月拠出するようになっ
ている。ただし、出資による積立金ではなく、年会費の
ような形で徴収してもよい。
【0029】そして、このような4つの権利の行使によ
って、一個人のアイデアを社会レベルにまで高め、実現
していく(本発明では、行政総合窓口サイトを通じて行
政機関に提案していく)といった新しい形態を提供する
ものである。つまり、一個人のアイデアを実現する場を
インターネット上に提供するものである。
【0030】図1は、基本となるアイデア情報サイト提
供システムの概略構成を示すブロック図である。
【0031】このシステムは、ユーザ端末である会員側
端末1,1・・・と、各種アイデアに関連する情報を収
集、管理してWebページ上に提供するアイデア情報管
理サーバ2とが、インターネット等の通信ネットワーク
Nによって接続された構成となっている。
【0032】図2は、本システムの要部であるアイデア
情報管理サーバ2の機能ブロック図である。
【0033】アイデア情報管理サーバ2は、CPU、R
OM、RAM等からなるホストコンピュータ21aを主
体として構成されており、ホストコンピュータ21a
は、各部の制御や、各種アイデアに関連する情報(アイ
デア、投票、ボランティア協力の申し出、資金協力の申
し出等)を含む種々のデータの転送、収集した情報の評
価等を含む種々の演算、一時的なデータの格納等を行
う。このホストコンピュータ21aには、データ入出力
制御部22aが接続されている。データ入出力制御部2
2aは、通信ネットワークNを介して会員側端末1,1
・・・との間で行われるデータの送受信を制御する。
【0034】また、ホストコンピュータ21aには、各
会員側端末1,1・・・から送信されてくる各種アイデ
ア情報、アイデアに賛同するか否かの投票情報、アイデ
アに参加するためのボランティア協力の申し出情報、ア
イデアに参加するための資金協力の申し出情報を集計す
るアイデア関連情報集計部23a、集計された結果をア
イデアごとに管理するアイデア情報管理ファイル部24
a、集計された結果に基づいて、そのアイデアを採用す
るか否かを決定するアイデア決定部25a、資金の出納
を管理する出納管理部26aが接続されている。
【0035】また、アイデア情報管理サーバ2は、登録
会員の住所、氏名、年齢、性別、職業、電話番号、メー
ルアドレス、口座番号等の各種会員情報を格納する会員
情報データベース部27aを備えている。
【0036】ホストコンピュータ21aは、会員情報デ
ータベース部27aに格納されている会員情報、および
アイデア情報管理ファイル部24aで管理されているア
イデア関連情報などを利用して、各種の制御を行うよう
になっている。また、このような各種の制御プログラム
は、ホストコンピュータ2a1を構成するROMに格納
されている。
【0037】図3は、会員情報データベース部27aの
構成の一例を示している。
【0038】この会員情報データベース部27aは、登
録会員の会員番号(IDコード)、住所、氏名、年齢、
性別、職業、電話番号、メールアドレス、口座番号、属
性等の各項目からなっている。ここで、口座番号は、各
会員が会員登録する際に申し出た所望の出資口数に見合
った金額を引き落とす場合や、月々の参加料金や積立料
金を引き落とす場合、本システムに参加して各種の権利
を行使する場合の応分の負担金を引き落とす場合の他、
寄付金等を振り込む場合にも利用される。また、属性と
は、各会員の主に趣味を主体とした分類のことであり、
例えば結婚、ファッション、美容、健康といった概念の
分類である。会員は、会員登録時に、自分にとって興味
のある属性を登録しておくことで、この属性をキーとし
た種々のサービスの提供を受けることができる。
【0039】図4は、アイデア情報管理ファイル部24
aで管理される1つのアイデア情報の管理内容の一例を
示しており、アイデア情報の管理は、そのアイデアの提
供の仕方によって、その管理項目が異なっている。
【0040】同図(a)は、任意のユーザが1つのアイ
デアを発案し、これに他のユーザが参加する場合のファ
イル構成であり、ボランティア、お金、訪問者数、共鳴
(賛同)者数、公開期限、公開日(新・再)、発案者登
録数、メッセージ、詳細内容の各項目からなっている。
ここで、ボランティアの項目は、現時点で申し出を行っ
ているボランティアの総数を示しており、お金の項目
は、現時点で申し出のあった協力資金の合計金額を示し
ている。また、訪問者の項目は、このアイデアの項目を
クリックして詳細な内容を見た者の数を示しており、共
鳴者数の項目は、アイデアの内容に共鳴(賛同)して署
名投票した者の数を示しており、公開期限の項目は、そ
のアイデアをWebページ上に公開しておく期限を示し
ており、公開日の項目は、そのアイデアの公開が最新の
ものであるか、期限がきたがさらに延長されたものであ
るかを示しており、メッセージの項目は、そのアイデア
の発案者のメッセージを示しており、詳細内容の項目
は、そのアイデアの詳細な内容を示している。
【0041】また、同図(b)は、任意のユーザがテー
マを提供してアイデアを募集する場合のファイル構成で
あり、テーマ、訪問者数、発案者、公開期限、要請者、
メッセージ、詳細内容の各項目からなっている。ここ
で、テーマの項目は、アイデアを募集するテーマを示し
ており、訪問者数の項目は、このテーマの項目をクリッ
クして詳細内容をみた者の数を示しており、発案者の項
目は、そのテーマに対してアイデアを発案した者の人数
(具体的には、アイデア件数)を示しており、公開期限
の項目は、そのテーマをWebページ上に公開しておく
期限を示しており、要請者の項目は、そのテーマに対す
るアイデアを募集している者を示しており、メッセージ
の項目は、そのテーマの要請者のメッセージを示してお
り、詳細内容の項目は、そのテーマの詳細な内容を示し
ている。
【0042】次に、上記構成のアイデア情報サイト提供
システムにおける処理動作について、図5ないし図8を
適宜参照して説明する。
【0043】任意の会員が、自己の会員側端末1を用い
て、発案したアイデアを本システムのアイデア情報管理
ファイル部24aに登録し、Webページ上に公開する
(図5中、符号51により示す)。これにより、他の会
員は、本システムのWebページ(図5では、アイデア
コープという名称を用いている)にアクセスすることに
より、この公開されたアイデアを見ることができ、この
アイデアに対して、上記した3つの権利、すなわち、
「発案されたアイデアに署名投票する権利」、「発案さ
れたアイデアに資金協力の申し出をする権利」、「発案
されたアイデアにボランティアとして協力の申し出をす
る権利」のいずれか、もしくは全部を行使することがで
きる(図5中、符号52により示す)。
【0044】このように、任意の会員によって1つのア
イデアが発案され、このアイデアに対して他の会員が各
種の権利を行使(投票)すると、これらの結果がアイデ
ア関連情報集計部23aで集計され、その集計結果がW
ebページ上に表示される。
【0045】図6は、集計結果の表示例を示している。
【0046】この表示例では、発案されたアイデアが種
々の項目に分類されて管理されており、この例では、
「愛」という分類に振り分けられたアイデアの集計結果
が表示されている。その項目は、署名、ボランティア、
お金、訪問者数、共鳴者数、公開期限、公開日(新・
最)、発案者登録数、メッセージの各項目からなってい
る。ここで、署名(%)の項目は、発案されたアイデア
に必要とされる署名数(発案者が設定した目標投票数)
に対する、現時点での署名数の割合を示しており、ボラ
ンティア(%)の項目は、発案されたアイデアに必要と
されるボランティア数(発案者が設定した目標投票数)
に対する、現時点で申し出を行っているボランティア数
の割合を示しており、お金(%)の項目は、発案された
アイデアに必要とされる資金(発案者が設定した目標口
数)に対する、現時点で申し出のあった協力資金の合計
金額の割合を示している。また、訪問者数の項目は、こ
のアイデアの項目をクリックして詳細な内容を見た者の
数を示しており、共鳴者数の項目は、アイデアの内容に
共鳴(賛同)して署名投票した者の数を示しており、公
開期限の項目は、このアイデアをWebページ上に公開
しておく期限を示しており、公開日の項目は、そのアイ
デアの公開が最新のものであるか、期限がきたがさらに
延長されたものであるかを示しており、メッセージの項
目は、そのアイデアの発案者のメッセージを示してい
る。
【0047】ここで、署名については、その選択肢とし
て、ネット上で署名を展開する場合と、ネット上で署名
後、会員に郵送まで義務化する場合とが考えられる。本
例では、発案者は、署名原案をアイデア情報管理サーバ
2に登録し、署名投票を行う協力者は、この署名原案を
自らの会員側端末1からダウンロードし、書面とした上
で郵送するといった手段をとることとする。
【0048】また、この集計結果の表示を見ている会員
は、発案者登録数の項目をクリックすることで、その発
案者の過去のアイデア、実績、投票者からの評価、発案
者のプロフィールなどが参照できるようになっている。
また、メッセージの項目をクリックすることで、アイデ
アの詳細な内容が参照できるようになっている。図7
は、メッセージの項目に表示されるアイデアの内容の一
例を示している。また、アイデアの詳細な内容として
は、アイデア実現までのスケジュールや行動計画、資金
使途、活動内容についての監査方法などが詳細に示され
ている。
【0049】この図6に示す集計結果を見ると、上から
2列目に示されている集計結果では、署名の項目が75
%、ボランティアの項目が70%といずれも目標投票数
に達していない。すなわち、図5に示す「得票に満たな
い」と記載された内容となっている。そのため、発案者
は、それまでに投票してくれた者と相談し、協議して、
アイデアの精査、改訂を行ったり、あるいはこの時点で
アイデアを一旦撤回するか、さらに再公開して延長する
かの決定を行う(図5中、符号53により示す)といっ
た対応をとる。ただし、再公開をするかどうかの選択が
できるのは、本実施形態では、最初の公開で予定得票の
70%以上を獲得している場合に限られ、これ以下の場
合には無条件で公開中止とする。なお、この70%とい
う数値(条件)は、任意に設定変更可能である。
【0050】発案者と投票者との間の協議の結果、さら
に延長して公開する場合には、再公開を選択する。
【0051】再公開の結果、延長された公開期限の間
に、署名、ボランティア協力の申し出、協力資金の申し
出の再投票が行われる(図5中、符号54により示
す)。その結果、署名、ボランティア、お金の各項目が
予定の得票数(目標投票数)に達した場合には、そのア
イデアを採用することに決定する。すなわち、そのアイ
デア入札が成立したと判断する(図5中、符号55によ
り示す)。ここで、この成立したアイデアに署名した
者、ボランティア協力の申し出をした者、資金協力の申
し出をした者によって、再度、投票権行使の意志を確認
する(図5中、符号56により示す)。
【0052】このときの確認方法としては、基本的に
は、アイデアに署名した者、ボランティア協力の申し出
をした者、資金協力の申し出をした者の合計人数の2/
3以上の投票で過半数が合意した場合にのみ、そのアイ
デアの採用を最終決定する。ただし、署名もせず、ボラ
ンティア協力や資金協力の申し出もしていない他の会員
も、最終決定のための賛否投票に参加可能としてもよ
い。この場合には、賛否投票のみに参加した人も含めた
合計人数の2/3以上の投票で過半数が合意した場合に
のみ、そのアイデアの採用が最終決定される。
【0053】このようにして全員の意志を確認した後、
採用が最終決定された場合には、提供された資金をアイ
デアの発案者の口座に振り込む(図5中、符号57によ
り示す)。
【0054】これにより、アイデアが実現し、以後、実
施化に進むことになる。この後、発案者は、参加者に対
して毎月の報告(公開)義務を負い、参加者は、発案者
の報告内容についての監査を行うことになる。
【0055】ここで、アイデアの発案者に資金を提供す
る(口座に振り込む)流れについて、図9を参照して説
明する。
【0056】各登録会員は、予め本サイトの管理者に所
定の現金を振り込み、本サイトのeバンクに登録して通
帳を取得する。以後は、その通帳での決済が行われるこ
とになる。
【0057】例えば、A氏が現金として100(ここで
は単位を省略する)を振り込み、eバンクに登録するこ
とによって、A氏の通帳に100が記入される。この
後、A氏が、Webページ上に公開されたB氏のアイデ
ア情報に対して30の資金提供(寄付)を行うと、A氏
の通帳から30が引き落とされて70と記入され、B氏
の通帳には、元々あった例えば100に、この寄付金の
30を足した130が記入される。つまり、任意の会員
が寄付を行うたびに、寄付を行う側の通帳と寄付を受け
る側の通帳とがそれぞれ書き換えられることになる。同
様に、30の寄付を受けたB氏が、Webページ上に公
開されたC氏のアイデア情報に対して20の寄付を行う
と、B氏の通帳から20が引き落とされて110と記入
され、C氏の通帳には、元々あった例えば100に、こ
の寄付金の20を足した120が記入される。
【0058】このようにして、例えばC氏のアイデア情
報に多くの寄付が提供され、上記の投票権行使の意志の
最終確認(図5中、符号56により示す)が行われて、
C氏から寄付金合計に相当する現金支払い要求が行われ
ると、本サイトの管理者は、意思確認結果に基づいて、
C氏の実際の口座に寄付金の合計金額を振り込むことに
なる。
【0059】以上が、アイデアの発案から実現までの一
連の流れである。
【0060】一方、任意の会員がアイデアを発案し、他
の会員がこれに参加するといったパターンとは別に、任
意の会員がテーマを提示し、このテーマに対して他の会
員からアイデアを募集するといったパターンもある。図
8は、この表示例である。
【0061】この表示例では、「求むアイデア」と記載
された画面が表示されている。その項目は、テーマ、訪
問者数、発案者、公開期限、公開日、要請者、メッセー
ジの各項目からなっている。ここで、訪問者数の項目
は、このテーマの項目をクリックして詳細な内容を見た
者の数を示しており、発案者(アイデア数)の項目は、
このテーマを見てアイデアを発案した者の数(具体的に
は、アイデアの数)を示しており、公開期限の項目は、
このテーマをWebページ上に公開しておく期限を示し
ており、要請者の項目は、このテーマを提案した者が誰
であるかを示しており、メッセージの項目は、そのテー
マに対する要請者のメッセージを示している。
【0062】このアイデア募集(「求むアイデア」)で
は、アイデア要請者は、募集上限数、アイデア項目の詳
細、参加者の条件等を設定して公開する。条件等の設定
では、図3に示す会員情報データベース部27aに登録
されている属性を指定することによって設定することが
できる。例えば、「年齢20〜30代前半の独身女性、
環境に興味あり」といった条件設定である。そして、予
定募集数を上限に例えば1ケ月間公開して、アイデア情
報を収集する。ここで、期間内に予定数を上回るアイデ
アがあった場合には、アイデア情報管理サーバ2を通じ
て要請者に連絡し、追加費用負担の意志確認を行って、
公開継続の有無を決定する。募集に係わる手数料として
は、1件あたり例えば500円とし、アイデアの発案者
には、例えば負担付き投票権2口分(=200円)をア
イデア料として支給する。すなわち、口座に振り込む。
【0063】以上が、本発明の基本となるアイデア情報
サイト提供システムの説明である。
【0064】次に、この基本的なアイデア情報サイト提
供システムを踏まえて、本発明の行政総合窓口サイトを
提供する方法について、実施の形態1として説明する。
【0065】[実施の形態1]図11および図12は、
本実施の形態1の行政総合窓口サイト提供方法を実現す
るためのシステム構成を示すイメージ図である。
【0066】図11および図12において、符号11で
示すブロックが上記のアイデア情報サイト提供システム
であり、本実施の形態1の行政総合窓口サイト12は、
このアイデア情報サイト提供システム11上に構築され
た1つのサイトとして示されている。そして、この行政
総合窓口サイト12に、行政機関である各自治体の端末
装置3が接続された構成となっている。すなわち、図1
1および図12に示すシステムは、図1に示すシステム
構成において、1つのユーザ端末1が、自治体の端末装
置3に置き換わっただけである。また、本実施の形態1
では、民意データベース13が設けられており、行政総
合窓口に提言された苦情、提案(アイデア情報)、それ
に対する自治体の対処とその結果などの情報が、共有財
産として民意データベース13に蓄積されていくように
なっている。
【0067】図13は、行政総合窓口サイト12に表示
されるアイデア募集の例を示している。図13に示す例
では、その第1列目が要請者「行政(機関)」となって
おり、そのテーマが「環境破壊」となっている。つま
り、行政機関は、環境破壊の防止に関するアイデアを市
民に募集するといった形態となっている。ただし、この
アイデア募集は、当初は前記のアイデア情報サイト提供
システムにおいてアイデア募集を行い、一定の署名投票
数に達した場合に初めて、行政総合窓口サイト12に表
示されるように構成しておいてもよい。このようにする
と、より民意を反映したアイデア情報を行政機関に提案
することができる。
【0068】図14は、行政総合窓口サイト12に表示
される1つのアイデア情報の具体例を示している。1つ
のアイデア情報には、行政指定、テーマ、要望事項、発
意者、署名(投票)獲得数、返答希望期限、の各項目が
含まれている。
【0069】一方、図15は、このアイデア情報に対す
る行政側の対応結果の具体例を示している。対応結果に
は、テーマ、発意者、返答行政セクション、対応事項、
の各項目が含まれている。
【0070】また、図16は、図14に示すアイデア情
報の内容と、図15に示す行政機関の対応結果とを1ま
とめにして行政総合窓口サイト12上に表示した具体例
を示している。この表示例では、アイデア情報の内容、
およびこれに対応する行政機関の対応結果のみならず、
新たに市民から賛否投票が行えるように、投票ボタン
(「たいへん評価する」、「評価する」、「不満・改善
を望む」と記載された3つのボタン)が設けられてい
る。さらに、自己の意見を主張できるように、「行政へ
の投稿メール」と記載されたボタイと、「発意者への投
稿メール」と記載されたボタンも用意されている。すな
わち、市民からのアイデア情報と、これに対応する行政
の対応結果とは、単にアイデア情報を提供した市民にの
みメールで送られるのみならず、ネット上でも公開さ
れ、新たに賛否投票が行える構成となっている。また、
これらの結果は、集計、整理されて民意データベース1
3に順次蓄積される。これにより、真の民意に則した行
政の実現に寄与することができるものである。
【0071】例えば、ある市民が行政総合窓口サイト1
2に表示されている図16に示す内容を見て、○○河川
敷のゴミについての動きを察知し、それに対する行政の
対応を確認する。その結果、行政の対応を評価できる場
合には、例えば、「評価」ボタンをクリックすること
で、投票を行うことができる。
【0072】一方、任意の会員が行政総合窓口サイト1
2にテーマ(ここでは主に問題提起)を提示し、このテ
ーマに対して他の会員から意見(苦情も含む)を募集す
るといったパターンもある。図17は、この表示例であ
る。
【0073】この表示例では、「行政マンとのアイデア
交換」と記載された画面が表示されている。その項目
は、テーマ、あて先、参加者数、賛成反対、公開期限、
発案者、メッセージの各項目からなっている。ここで、
参加者数の項目は、このテーマの項目をクリックして詳
細な内容を見てから賛成または反対の票を投じた者の数
を示しており、賛成反対の項目は、全参加者数に対する
賛成投票者数の割合を示しており、公開期限の項目は、
このテーマをWebページ上に公開しておく期限を示し
ており、発案者の項目は、このテーマを提案(問題を提
起)した者が誰であるかを示しており、メッセージの項
目は、そのテーマに対する発案者のメッセージを示して
いる。
【0074】この「行政マンとのアイデア交換」のペー
ジは、地方行政機関である自治体と市民との意見交換の
場としてネット上に提供されている。すなわち、行政機
関(実際には行政担当課を対象としている)または市民
によるテーマの提示(問題提起)と、市民から寄せられ
る意見とがネット上で公開され、これを閲覧する市民か
らの賛成、反対といった評価投票も公開し、テーマごと
に集計して、該当する行政機関にネット配信すること
で、真の民意に則した行政の実現に寄与することができ
るものである。
【0075】図18は、行政機関である例えばA市に配
信される集計結果の画面イメージの一例を示している。
【0076】この集計結果では、A市の集計結果の他
に、全国の集計結果も合わせて表示されている。ここ
で、苦情件数の項目をクリックすると、図示は省略して
いるが、市民の詳細な苦情や意見の閲覧が可能になって
いる。また、その苦情に対して、行政総合窓口サイト1
2を通じて市民(会員)への情報発信、返答も可能とな
っている。また、合わせて表示されている全国の集計結
果は、行政担当者の分析素材として活用することができ
る。すなわち、当該自治体に対する市民意識のみなら
ず、全国の状況を把握できることから、全国民の意識を
推察することができる。また、自治体名を指定して苦
情、意見、行政の対応状況が把握できるので、従前の自
治体枠を超えて、全国ベースで行政担当者の情報交換が
可能となる。
【0077】なお、図19は、市民および行政の双方に
おいて検索可能な項目の一覧を示している。ただし、市
民への公開部分と行政への公開部分には違いがあり、行
政側には不満メールを含めた詳細を提示する。
【0078】以上、本実施の形態1の行政総合窓口サイ
ト提供方法について説明したが、この説明から次のこと
が言える。すなわち、本発明の行政総合窓口サイト提供
方法は、市民と行政機関との新たな関係を構築する上
で、有効な一手段となっているということである。
【0079】すなわち、図20にそのイメージを示すよ
うに、A市の市民のアイデア、苦情、意見等をアイデア
情報管理サーバ2で収集、管理し、これらを取りまとめ
て、行政総合窓口サイト12に投稿して、真の民意とし
てA市の行政機関にネット配信することができる。ま
た、A市だけでなく、全国ベースでの真の民意を収集で
きるので、例えばA市の収集結果を、B市にネット配信
するといったことも可能となる。これにより、B市で
は、B市に在住する市民だけでなく、全国ベースの民意
を行政に反映させることができる。このことは、A市に
ついても同様である。このように、他の市の行政の施策
や対応までも蓄積して、関連情報を提案していくこと
で、行政間の障壁を乗り越え、真の民意に従った行政遂
行に寄与することができる。
【0080】次に、請求項6〜請求項9に記載の社会貢
献サイト提供システムおよび社会貢献サイト提供方法に
ついて説明する。
【0081】ここでは、まず、本発明の前提となるアイ
デア情報サイト提供システムの基本的な構成と、基本的
な処理動作とを説明し、その後で、本発明に係わる社会
貢献サイト提供システムおよび社会貢献サイト提供方法
について説明する。
【0082】[基本的構成]基本的なアイデア情報サイ
ト提供システムの概略構成図は図1に示したブロック図
と同じであるので、ここでは説明を省略する。
【0083】図21は、アイデア情報管理サーバ2の機
能ブロック図である。
【0084】アイデア情報管理サーバ2は、CPU、R
OM、RAM等からなるホストコンピュータ21bを主
体として構成されており、このホストコンピュータ21
bにはデータ入出力制御部22bが接続されている。デ
ータ入出力制御部22bは、通信ネットワークNを介し
てユーザ端末1との間で行われるデータの送受信を制御
する。
【0085】また、ホストコンピュータ21bには、募
金の対象となる種々のアイデア情報を収集、管理するア
イデア情報管理部23b、任意のアイデア情報に対する
ユーザの募金という社会貢献を支援する企業の企業情報
(広告情報)やその企業の募金金額などを管理する企業
情報管理部24b、ユーザ端末1から送信されてくる募
金の申出要求を、アイデア情報ごと、および企業ごとに
集計する集計部25b、その集計結果に基づいて、募金
という社会貢献を支援する企業から、該当するアイデア
情報に対する募金の集計金額を徴収するとともに、この
徴収金額の中から募金分を、アイデア情報を提供した募
金主に支払うといった処理を行う出納管理部26bとが
接続されている。
【0086】このような構成の募金情報管理サーバ2
は、アイデア情報管理部23bで管理されているアイデ
ア情報をWebページ上に提供し、その提供したアイデ
ア情報に対して、任意のユーザ端末1から任意のアイデ
ア情報に対する募金の申出要求が送信されてきた場合に
は、その申出要求に対して、募金という社会貢献を支援
する企業の企業情報を企業情報管理部24bから読み出
し、この企業情報を含む応答メッセージをユーザ端末1
に送信する。そして、この応答メッセージに対して、ユ
ーザ端末1から返信情報が送信されてきた場合には、そ
の返信情報に基づき、集計部25bによって募金の申出
要求をアイデア情報ごと、および企業ごとに集計する。
また、アイデア情報管理サーバ2は、その集計結果に基
づき、例えばWebページ上での募集期間が経過したと
きに、募金という社会貢献を支援する企業から、該当す
るアイデア情報に対する募金の集計金額を徴収する。徴
収した金額は出納管理部26bにおいて管理される。そ
して、この徴収金額の中から、本サイトの運営資金を差
し引いた残りを募金金額として、アイデア情報を提供し
た募金主に例えば銀行振り込み等により支払うようにな
っている。
【0087】アイデア情報管理部23bにおいて収集、
管理される各種アイデア情報は、募金の対象となるアイ
デア情報であるため、そのレベルを一定以上に保つ必要
がある。このようなアイデア情報のレベルを一定以上に
保つ方法としては、上記の請求項1〜請求項5の[基本
的構成]のところで説明した4つの権利の行使がポイン
トとなっている。すなわち、図9に示す、(1)アイデ
アを発案する権利、(2)発案されたアイデアに署名投
票する権利、(3)発案されたアイデアにボランティア
として協力の申し出をする権利、(4)発案されたアイ
デアに資金協力の申し出をする権利、の4つの権利であ
る。
【0088】このうち、本発明に係わる部分は、(1)
アイデアを発案する権利、(2)発案されたアイデアに
署名投票する権利、の2つである。すなわち、会員であ
るユーザが、上記(1)の権利を行使して1つのアイデ
ア情報を発案し、一定期間(例えば、1週間〜2週間
等)の間、アイデア情報を公開する。そして、この間
に、他のユーザがこのアイデア情報を見て共鳴(賛同)
する場合には、上記(2)の権利を行使して署名投票を
行う。このようにして、公開している期間に一定数(例
えば、100票等)の賛同投票が得られた場合には、そ
のアイデア情報を、アイデア情報管理部23bに登録し
て管理する。これにより、一定の評価を得た、信頼性の
高いアイデア情報のみが、募金の対象となるアイデア情
報としてアイデア情報管理部23bに登録されるので、
募金するユーザにとっても、これを支援する企業にとっ
ても、安心して募金を行うことができるものである。
【0089】アイデア情報管理部23bに登録されて収
集、管理されるアイデア情報は、テーマごとに分類され
て管理されている。例えば、環境、教育、福祉、地域活
性化、新ビジネスといった各テーマごとである。環境に
分類されるアイデア情報としては、例えば「××地域に
植樹をしたい。」といったものである。また、地域活性
化に分類されるアイデア情報としては、例えば「××町
〇丁目の△△交差点に歩道橋をかけたい。」といったも
のや、「〇〇町で×××イベントを開催したい。」、
「△△村の旧××邸を保存したい。」といった、地域限
定型のものがこのテーマに含まれる。
【0090】図22は、アイデア情報管理部23bで管
理されているアイデア情報管理ファイルの構成例を示し
ている。
【0091】このアイデア情報管理ファイルは、テー
マ、アイデア情報の番号、アイデア情報、募金申出件
数、募金金額累計、公開期間の各項目からなっている。
【0092】また、ユーザの募金という社会貢献を支援
する企業は、テーマを選択して支援することができるよ
うになっている。例えば、教育産業に関連のある企業で
あれば、教育のテーマに含まれるアイデア情報について
のみ、募金という社会貢献を支援するという条件を予め
登録しておくことで、企業情報管理部24bでは、この
登録されたテーマに関連付けて企業や企業情報を管理す
ることになる。また、企業は、テーマではなく、地域を
限定することにより、その地域に対するアイデア情報の
みを支援することができるようにしてもよい。これによ
り、例えばその地域に密着した企業では、地場産業の新
興に寄与することができる。また、企業がテーマや地域
を限定しない場合には、全てのアイデア情報について、
募金という社会貢献の支援を行うことになる。さらに、
企業がテーマの中でも個別にアイデア情報を指定して、
募金という社会貢献の支援を行うようにすることも可能
である。
【0093】図23は、企業情報管理部24bで企業ご
とに管理されている企業管理ファイルの構成例を示して
いる。
【0094】この企業管理ファイルは、企業コード、企
業名、企業情報(広告情報)の各項目によって企業ごと
に管理されており、そのファイルの中はさらに、募金と
いう社会貢献を支援するテーマ(テーマを選択しない場
合はテーマ限定されない)、そのテーマに属するアイデ
ア情報、そのアイデア情報に対する募金申出件数、募金
金額累計、徴収金額累計の各項目からなっている。ま
た、募金金額累計および徴収金額累計については、その
合計金額も積算されるようになっている。ここで、募金
金額累計と徴収金額累計とがあるが、例えば1つのアイ
デア情報に対する募金金額が50円である場合、この募
金という社会貢献を支援する企業からの徴収金額は例え
ば100円となる。そして、この徴収金額から募金金額
を引いた差額の50円が、本サイトを運営する運営資金
となる。
【0095】次に、上記構成のアイデア情報サイト提供
システムにおける処理動作について、図24に示すシー
ケンス図、および図25ないし図27に示す表示画面例
を適宜参照して説明する。
【0096】アイデア情報管理サーバ2は、本サイトの
Webページ上に、募金の対象となる各種アイデア情報
を提供する募金テーマ一覧を公開する。
【0097】図25は、Webページ上に公開される募
金テーマ一覧画面30の表示例を示している。
【0098】この募金テーマ一覧画面(アイデア情報の
一覧)30は、1つのアイデア情報について見ると、ア
イデア情報の内容欄31、募金金額の表示欄32、支援
企業名の記入された企業エイドボタン33,33・・・
からなっている。ただし、企業エイドボタン33につい
ては、そのテーマを支援することを選択した企業の数だ
け表示されることになる。また、図25では、アイデア
情報の内容だけを表示しているが、そのアイデア情報に
賛同した人の数を示す賛同投票数なども合わせて表示す
ることが可能である。これにより、募金をしようとする
ユーザは、そのアイデア情報がどの程度の支持を得てい
るのかといった、より具体的な内容まで確認して、募金
することができる。
【0099】任意のユーザは、ユーザ端末1からアイデ
ア情報管理サーバ2にアクセスして、Webページ上に
公開された上記の募金テーマ一覧画面30を取得する。
そして、この募金テーマ一覧画面30に、自分が興味を
引いたアイデア情報、すなわち募金しても良いと考える
アイデア情報を発見した場合には、そのアイデア情報の
横に表示されている企業エイドボタン33,33・・・
から、募金してほしい企業(××企業)を選択して、そ
の企業エイドボタン33をクリックすることにより、募
金の申出要求を行なう(図24中、符号51bにより示
す)。
【0100】アイデア情報管理サーバ2は、このボタン
操作による申出要求を受信すると、その企業エイドボタ
ンに登録されている××企業の情報を企業情報管理部2
4bから読み出し、この企業情報(企業広告情報等)を
付加した応答メッセージ(thank youメール)
をユーザ端末1に送信する(図24中、符号52bによ
り示す)。
【0101】図26は、ユーザ端末1に表示される応答
メッセージの表示画面40の一例を示している。
【0102】この応答メッセージ表示画面40には、例
えば「××企業はあなたの社会貢献を応援します。」等
のメッセージ欄41、××企業の企業広告欄42、今回
の企業エイドボタンのクリックに対して付与される抽選
番号表示欄43、ユーザに対して一言コメントを依頼す
る一言コメント入力欄44、一言コメントを返信する返
信ボタン45が設けられている。
【0103】ユーザは、ユーザ端末1に表示された応答
メッセージ表示画面40の一言コメント入力欄44にコ
メントを入力して、返信ボタン45をクリックする(図
24中、符号53bにより示す)。
【0104】アイデア情報管理サーバ2は、この返信情
報に基づき、ユーザの募金の申出を再度確認すると、集
計部25bにおいて、その募金の申出要求を、アイデア
情報ごとに集計するとともに、企業ごとにも集計する。
この集計結果は、アイデア情報管理部23bで管理され
ている図22に示すアイデア情報管理ファイルおよび企
業情報管理部24bで管理されている図23に示す企業
管理ファイルにそれぞれ書き込まれる。
【0105】例えば、ユーザが、環境のテーマに含まれ
る「××地域に植樹をしたい」のアイデア情報(募金
金額「50円」)に対して、企業コードABCDの××
企業の企業エイドボタン33を選択(操作)したとする
と、アイデア情報管理ファイルには、図27(a)に示
すように、「××地域に植樹をしたい」のアイデア情
報のところに、募金申出件数「1」、募金金額累計「5
0円」が書き込まれる。また、企業管理ファイルには、
同図(b)に示すように、企業コードABCDの××企
業のファイルの「××地域に植樹をしたい」のアイデ
ア情報のところに、募金申出件数「1」、募金金額累計
「50円」、徴収金額「100円」が書き込まれる。こ
のようにして、任意のユーザが、ユーザ端末1から任意
のアイデア情報に対して任意の企業エイドボタン33を
選択(操作)し、一言コメントを返信するたびに、アイ
デア情報管理ファイルおよび企業管理ファイルには、そ
のアイデア情報に割り当てられた募金金額および徴収金
額が順次累積加算されるようになっている。
【0106】そして、Webページ上での公開期間が経
過すると、アイデア情報管理サーバ2は、募金期間が経
過したアイデア情報に対して募金という社会貢献を支援
する企業に対し、広告情報(応答メッセージ)の送信数
を通知(図24中、符号54bにより示す)するととも
に、該当するアイデア情報に対する募金の集計金額を徴
収する(図24中、符号55bにより示す)。例えば、
「××地域に植樹をしたい」のアイデア情報に対し
て、企業コードABCDの××企業の企業エイドボタン
33が100回選択(操作)されていたとすると、アイ
デア情報管理サーバ2は、図27(b)に示す企業管理
ファイルに登録されている徴収金額(この場合は100
00円)を徴収する。そして、その中から5000円
を、「××地域に植樹をしたい」のアイデア情報を提
供した募金主に例えば銀行振り込み等により支払い(図
24中、符号56bにより示す)、残りの5000円を
社会貢献サイトの運営費として使用する。このような金
銭の徴収や振り込みといった処理は、出納管理部26b
で自動的に行なってもよいし、別で管理するようにして
もよい。
【0107】このように、本システムによれば、個人で
あるユーザが実際にお金を支払って募金するのではな
く、募金の申出要求と、応答メッセージに対する一言コ
メントを返すだけで、その個人の募金の申出を企業が支
援する形で支払うようになっている。これにより、個人
は実際にお金を支払わなくても社会貢献することができ
る。また、企業にとっても、その個人に対して広告情報
を送信し、返信を受け取ることで、自社の宣伝と社会貢
献とを合わせて個人にアピールすることができるといっ
た利点がある。
【0108】なお、本システムでは、応答メッセージ表
示画面40に抽選番号表示欄43を付加している。そし
て、そのアイデア情報の公開期間経過後に抽選を行なっ
て、例えば参加企業の商品等をプレゼントするといった
形で利用する。これにより、募金の申出を行なうユーザ
にとっても、プレゼントの抽選があることによって、募
金の楽しみがさらに増えることになる。また、募金とい
う社会貢献を支援する企業にとっても、自社の宣伝効果
を高めることができるといった利点がある。
【0109】また、抽選番号の他にも、例えばサービス
券や割引券などを応答メッセージに添付して送信しても
よい。この場合、ユーザがこのサービス券や割引券を持
参して買い物等をすることで、券を発行した企業は、そ
のユーザが自社の広告情報を見た人間であると判断でき
る。そして、このような券を介して、企業とユーザとの
新たな関係を構築していくことも可能となる。
【0110】なお、抽選番号については、応答メッセー
ジを送るときでなく、ユーザから一言コメントが返信さ
れてきた場合にのみ、その後に抽選番号を送信するよう
にしてもよい(図24中、符号57bにより示す)。
【0111】また、公開期間が過ぎたアイデア情報につ
いては、その後、募金金額や募金者名(愛称等を含む)
をWebページ上で公開する(図24中、符号58bに
より示す)。これにより、募金の申出を行なったユーザ
は、自己が募金の申出を行なったアイデア情報がその後
どのようになったかを、本サイト上で確認することがで
きる。
【0112】また、募金主に対しては、その使途を報告
する義務を課し、また事前に選出した監査役による監査
結果も報告する義務を課すようにして、募金を募ったア
イデア情報がその後どのようになったかを確実に把握す
るようにする。そして、場合によっては、これらの報告
結果を本サイト上で公開することにより、募金の申出を
行なったユーザも、そのアイデア情報がどのように実現
されていくのかを確認することが可能となる。
【0113】以上が、基本的なアイデア情報サイト提供
システムの構成である。
【0114】次に、この基本的なアイデア情報サイト提
供システムを踏まえて、本発明の社会貢献サイト提供シ
ステムおよび社会貢献サイト提供方法について、実施の
形態2として説明する。
【0115】[実施の形態2]図28は、本実施の形態
2の要部であるアイデア情報管理サーバ2の機能ブロッ
ク図を示している。
【0116】すなわち、本実施の形態2のアイデア情報
管理サーバ2は、図21に示すアイデア情報管理サーバ
2において、本システムにアクセス可能な登録会員であ
るユーザの属性データを格納している個人属性データベ
ース27bと、社会貢献を支援する企業の登録した企業
情報の送信対象となる属性データを格納している企業指
定属性データベース28bとを追加した構成となってい
る。
【0117】そして、ホストコンピュータ21は、We
bページ上に提供されたアイデア情報に対して、アクセ
ス可能なユーザ端末1から任意のアイデア情報の選択要
求が送信されてきた場合には、その選択要求に基づき、
個人属性データベース27bに格納されている属性デー
タを抽出し、この属性データをキーとして企業指定属性
データベース28bを検索し、ユーザの属性データと一
致する属性データを指定している企業を抽出する。そし
て、その企業の企業エイドボタンをアイデア情報に関連
づけて表示して、ユーザ端末1に送信するようになって
おり、このような処理が、本実施の形態2では追加され
ている。
【0118】また、本実施の形態2では、企業エイドボ
タンが選択されたときにユーザ端末1に送信する応答メ
ッセージに、企業情報に関連して企業が設定した複数項
目からなる特典情報が含まれており、この特典情報の中
から1つの項目を選択することによって、この特典情報
を含む返信情報がユーザ端末から送信されてくる点にも
特徴を有している。
【0119】図29は、個人属性データベース27bの
データ構成例を示している。
【0120】この個人属性データは、氏名(固有のID
コードを含む)、年齢、性別、住所、既婚・未婚、趣味
各種、仕事分野、興味ある活動テーマの各項目からなっ
ている。また、興味ある活動テーマについては、例えば
図30に示すようなテーマジャンルが予め用意されてお
り、ユーザは、このテーマジャンルの中から、興味のあ
る活動テーマを選択(複数選択可)することになる。こ
のことは、図示は省略しているが、趣味各種の項目や仕
事分野の項目についても同様である。
【0121】図31は、企業指定属性データベース28
bのデータ構成例を示している。
【0122】企業指定属性データは、企業名(固有のI
Dコードを含む)、年齢、性別、住所、既婚・未婚、趣
味各種、仕事分野、活動テーマの各項目からなってい
る。企業は、必要に応じて、これらの項目の中から指定
したい項目を選択し、必要事項を記入する。例えば、年
齢の項目に「25才以上」と記入すると、25才以上の
ユーザに対してのみ企業広告を送信することができる。
また、活動テーマの項目については、図30に示すテー
マジャンルの中から、指定したい活動テーマを選択(複
数選択可)することになる。このことは、趣味各種の項
目や仕事分野の項目についても同様である。
【0123】次に、上記構成の社会貢献サイト提供シス
テムにおける処理動作について、図32に示すシーケン
ス図、および図33ないし図35に示す表示画面例を適
宜参照して説明する。ただし、図32に示すシーケンス
図は、図24に示したシーケンス図とかなりの部分が重
複するため、重複する部分については、図24に示した
シーケンス図の中の符号と同じ符号を付すこととする。
【0124】アイデア情報管理サーバ2は、本社会貢献
サイトのWebページ上に、募金の対象となる各種アイ
デア情報を提供する募金テーマ一覧を公開する。
【0125】図33は、Webページ上に公開される募
金テーマ一覧画面50の表示例を示している。
【0126】この募金テーマ一覧画面(アイデア情報の
一覧)50は、1つのアイデア情報について見ると、ア
イデア情報の内容欄51、募金金額の表示欄52からな
っている。なお、図33では、アイデア情報の内容だけ
を表示しているが、そのアイデア情報に賛同した人の数
を示す賛同投票数なども合わせて表示することが可能で
ある。これにより、募金をしようとするユーザは、その
アイデア情報がどの程度の支持を得ているのかといっ
た、より具体的な内容まで確認して、募金することがで
きる。
【0127】任意のユーザは、ユーザ端末1からアイデ
ア情報管理サーバ2にアクセスして、Webページ上に
公開された上記の募金テーマ一覧画面50を取得する。
そして、この募金テーマ一覧画面50に、自分が興味を
引いたアイデア情報、すなわち募金しても良いと考える
アイデア情報を発見した場合には、そのアイデア情報を
クリックすることにより、企業エイドボタンの送信要求
を行う(図32中、符号61により示す)。この送信要
求の信号には、ユーザ端末1の使用者のIDコードが含
まれている。
【0128】アイデア情報管理サーバ2は、この送信要
求を受信すると、含まれているIDコードに基づいて個
人属性データベース27bから該当する個人属性データ
を抽出し、その抽出した個人属性データをキーとして企
業指定属性データベース28bを検索し、該当するアイ
デア情報への募金支援を表明している企業が登録してい
る属性データと比較して、両属性データが一致する企業
を抽出する。そして、その企業の企業エイドボタンをア
イデア情報に関連付けて表示した募金テーマ画面60
を、ユーザ端末1に送信する(図32中、符号62によ
り示す)。
【0129】図34は、ユーザ端末1に送信される募金
テーマ画面60を示している。
【0130】この募金テーマ画面60には、ユーザが選
択したアイデア情報(この例では、「××地域に植樹し
たい」のアイデアが選択されている。)と、そのアイデ
ア情報に募金支援を表明し、かつ、属性コードの一致し
た企業の企業エイドボタン53,53・・・のみが表示
される。これらの企業エイドボタン53,53・・・
は、企業が指定した属性と一致した個人(会員)に対し
てのみ表示されるため、企業にとっては実質的な属性指
定広告(第1の広告)であり、企業における社会貢献活
動を兼ねた効率的な広告宣伝を行うことができる。
【0131】ユーザは、この募金テーマ画面60のアイ
デア情報の横に表示されている企業エイドボタン53,
53・・・から、募金してほしい企業(××企業)を選
択して、その企業エイドボタン53をクリックすること
により、募金の申出要求を行なう(図32中、符号51
bにより示す)。
【0132】アイデア情報管理サーバ2は、このボタン
操作による申出要求を受信すると、その企業エイドボタ
ンに登録されている××企業の情報(第2の広告)を企
業情報管理部24から読み出し、この企業情報(企業広
告情報等)を付加した応答メッセージ(thank y
ouメール)をユーザ端末1に送信する(図32中、符
号52bにより示す)。
【0133】図35は、ユーザ端末1に表示される応答
メッセージの表示画面70の一例を示している。
【0134】この応答メッセージ表示画面70には、例
えば「××企業はあなたの社会貢献を応援します。」等
のメッセージ欄71、××企業の企業広告欄72、ユー
ザに対して一言コメントを依頼する一言コメント入力欄
73、企業公告に関連して企業が設定した複数項目から
なる特典情報欄74、一言コメントと選択された特典情
報とを返信する返信ボタン75が設けられている。ただ
し、返信ボタン75は、この時点では色が薄く表示され
た非動作状態となっている。
【0135】特典情報欄74は、企業広告欄72が企業
からユーザへの一方的な広告(第2の広告)であるのに
対し、ユーザに何等かのアクションを要求するいわば第
3の広告とも言うべきものであり、本実施の形態2で
は、「介護、アトピー、健康、高齢、工夫」の5つの項
目から選択するようになっている。すなわち、企業は、
この特典情報欄74の中から、ユーザが希望する項目を
選択させることで、その選択項目にあった広告宣伝活動
(第4の広告)を行うことができるようになっている。
また、特典情報欄74の中から1つの項目を選択するこ
とによって、返信ボタン75が有効となる。つまり、寄
付金支払いをその企業に対して正式に委託したことにな
る。
【0136】なお、特典情報欄74の他の例としては、
提供する企業が住宅販売会社である場合、「欲しい(パ
ンフレット)、加入したい(住宅友の会)、知りたい
(住まいの情報)、試したい(展示場への訪問)、アル
バイト(紹介)」といった項目が考えられる。
【0137】ユーザは、ユーザ端末1に表示された応答
メッセージ表示画面70の一言コメント入力欄74にコ
メントを入力した後、特典情報欄74の中から、希望す
る項目を1つ(若しくは複数)選択する。これにより、
返信ボタン75が有効となるので、ユーザはこの返信ボ
タン75をクリックする(図32中、符号53bにより
示す)。
【0138】アイデア情報管理サーバ2は、この返信情
報に基づき、ユーザの募金の申出を再度確認すると、集
計部25bにおいて、その募金の申出要求を、アイデア
情報ごとに集計するとともに、企業ごとにも集計する。
この集計結果は、アイデア情報管理部23bで管理され
ている図22に示すアイデア情報管理ファイルおよび企
業情報管理部24bで管理されている図23に示す企業
管理ファイルにそれぞれ書き込まれる。
【0139】そして、Webページ上での公開期間が経
過すると、アイデア情報管理サーバ2は、募金期間が経
過したアイデア情報に対して募金という社会貢献を支援
する企業に対し、広告情報(応答メッセージ)の送信数
を通知(図32中、符号54bにより示す)するととも
に、該当するアイデア情報に対する募金の集計金額を徴
収する(図32中、符号55bにより示す)。例えば、
「××地域に植樹をしたい」のアイデア情報に対し
て、企業コードABCDの××企業の企業エイドボタン
53が100回選択(操作)されていたとすると、アイ
デア情報管理サーバ2は、図27(b)に示す企業管理
ファイルに登録されている徴収金額(この場合は100
00円)を徴収する。そして、その中から5000円
を、「××地域に植樹をしたい」のアイデア情報を提
供した募金主に例えば銀行振り込み等により支払い(図
32中、符号56bにより示す)、残りの5000円を
社会貢献サイトの運営費として使用する。このような金
銭の徴収や振り込みといった処理は、出納管理部26b
で自動的に行なってもよいし、別で管理するようにして
もよい。
【0140】なお、上記実施の形態2では、応答メッセ
ージをユーザに送信するときに、一言コメントの返信を
要求する構成としているが、より詳細な例えばアンケー
ト表を応答メッセージに添付してユーザ端末1に送信
し、ユーザにアンケートに答えてもらうようにしてもよ
い。このようにアンケートに答えてもらうことにより、
ユーザの属性が分かるので、企業にとっても有効な顧客
資料となり得る。
【0141】さらに、ユーザ端末1にいてはパソコン等
の使用が可能であるが、この他にも、携帯情報端末(P
AD)や、公衆回線網を介した携帯電話、PHS等の移
動体通信端末の使用が可能である。
【0142】また、本発明では、社会貢献の形態として
募金を例に挙げて説明しているが、この他にも、物資の
提供や役務(社会奉仕)の提供等、物や人による社会貢
献を企業が支援する形で社会に提供するシステムとして
本発明の社会貢献サイト提供システムを構築することが
可能である。
【0143】例えば、飲料水を製造販売している企業で
あれば、ユーザがユーザ端末1を使用して、物資の申出
要求と、応答メッセージに対する一言コメントを返すこ
とにより、そのユーザ(個人)の物資の申出要求を支援
する形で、企業が例えばペットボトル1本を救援物資と
して提供するといったシステムを構築することが可能で
ある。
【0144】また、例えば、住宅の建設、販売等を行な
っている建設会社であれば、ユーザがユーザ端末1を使
用して、人材派遣の申出要求と、応答メッセージに対す
る一言コメントを返すことにより、そのユーザ(個人)
の人材派遣の申出要求を支援する形で、建設会社が例え
ば大工さんを被災地等に派遣するといったシステムを構
築することが可能である。
【0145】
【発明の効果】本発明の行政総合窓口サイト提供方法に
よれば、本サイトのWebページ上で任意のユーザ(市
民)が1つのアイデアを提案し、このアイデアを見た他
のユーザ(市民)がこのアイデアに参加することにな
る。これにより、1つのアイデアについて、実施に必要
な人材と資金との調達、あるいはアイデアに対する賛同
の署名の獲得ができるので、1つのアイデアを実施可能
な段階にまで発展させることができる。また、行政機関
にとっても、市民のニーズとそれに対する市民の反応と
を十分に吟味して、新しい行政策を探る参考とすること
ができる。
【0146】また、行政総合窓口サイトのWebページ
上で任意の行政機関が1つのテーマを提示し、このテー
マを見たユーザ(市民)が、このテーマに対して種々の
意見を寄せることになり、寄せられた意見情報は、その
テーマごとに集計され、その集計結果が、テーマの提供
者である行政機関に対して配信されるようになってい
る。これにより、行政機関では、提示したテーマに対し
て、市民からの意見を収集できるので、そのテーマに対
して真の民意を反映した行政を行うことができる。
【0147】また、行政総合窓口サイトに提供されるア
イデア情報は、任意のユーザ(市民)から受け付けたア
イデア情報に対して、任意のユーザ端末から送信されて
くる投票により、一定数の賛同投票が得られたもののみ
を対象とするので、アイデア情報が一定の評価を得た、
信頼性の高いものとなる。そのため、行政機関側におい
ても、民意を反映したアイデア情報を取得することがで
きる。
【0148】さらに、行政総合窓口サイトに提言された
苦情や提案、それに対する行政機関の対処とその結果な
どの情報が、共有財産として民意データベースに蓄積さ
れていくので、一行政機関(自治体)に対する市民意識
のみならず、全国の状況を把握できることから、全国民
の意識を推察することができる。また、自治体名を指定
して苦情、意見、行政の対応状況が把握できるので、従
前の自治体枠を超えて、全国ベースで行政担当者の情報
交換が可能となる。
【0149】本発明の社会貢献サイト提供システムおよ
び社会貢献サイト提供方法によれば、個人が実際にお金
を支払って社会貢献するのではなく、募金の申出要求
と、社会貢献サイト側から送信されてくる応答メッセー
ジに対する返信操作(一言コメント等、または一言コメ
ントと特典情報の選択等)とをユーザ端末を用いて行う
ことにより、その個人の募金の申出を企業が支援する形
で支払うことで、個人および企業共に社会に貢献するこ
とができる。つまり、個人は実際にお金を支払わなくて
も社会貢献することができ、また、企業にとっても、そ
の個人に対して広告情報を送信し、返信を受け取ること
で、自社の宣伝と社会貢献とを合わせて個人にアピール
することができる。
【0150】また、Webページ上には、当初、各種ア
イデア情報のみが表示されており、ユーザが、この中か
ら募金したいと考えるアイデア情報を選択した時点で、
そのアイデア情報のところに、企業エイドボタンが表示
されるようになっている。この企業エイドボタンの表示
は、個人属性データベースに格納されているユーザの属
性データと、このアイデア情報を支援する企業が指定
し、企業指定属性データベースに格納されている属性デ
ータとが一致したもののみを表示するようになってい
る。これにより、企業側は、ミニ広告でもある企業エイ
ドボタンを、属性の一致するユーザに対してのみ表示で
きるので、社会貢献を兼ねた効率的な宣伝を行うことが
できる。一方、ユーザにとっても、属性データが一致す
ることで、自分の興味のある企業のボタンが表示される
ことになり、違和感なく選択することができる。
【0151】また、ユーザは、応答メッセージに含まれ
ている特典情報の中から1つの項目を選択することで、
ユーザの募金の申出が確認されるようになっている。そ
のため、企業側では、その選択項目に沿った効果的な宣
伝活動を行うことができる。例えば、特典情報の中から
「介護」の項目を選択した場合には、そのユーザに対し
て介護機器のパンフレットを送付する等の宣伝活動が可
能となる。
【0152】さらに、Webページ上に提供される募金
の対象となるアイデア情報は、任意のユーザから受け付
けたアイデア情報に対して、任意のユーザ端末から送信
されてくる投票により、一定数の賛同投票が得られたも
ののみを対象とするので、募金の対象となるアイデア情
報が一定の評価を得た、信頼性の高いものとなり、募金
するユーザにとっても、これを支援する企業にとって
も、安心して募金を行うことができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の前提となるアイデア情報サイト提供シ
ステムの概略構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の前提となるアイデア情報サイト提供シ
ステムの要部であるアイデア情報管理サーバの機能ブロ
ック図である。
【図3】会員情報データベース部の構成の一例を示す説
明図である。
【図4】(a)、(b)は、アイデア情報管理ファイル
部で管理される1つのアイデア情報の管理情報の一例を
示す説明図である。
【図5】アイデアの発案から実現までの流れをイメージ
的に示した説明図である。
【図6】アイデアに対する投票の集計結果の表示例を示
す説明図である。
【図7】メッセージの項目に表示されるアイデアの内容
の一例を示す説明図である。
【図8】アイデアの収集結果の表示例を示す説明図であ
る。
【図9】アイデアの発案者に資金を提供する(口座に振
り込む)流れを示す説明図である。
【図10】会員登録を行った各ユーザ(会員)の取得す
る権利を示す説明図である。
【図11】本実施の形態1の行政総合窓口サイト提供方
法を実現するためのシステム構成を示すイメージ図であ
る。
【図12】本実施の形態1の行政総合窓口サイト提供方
法を実現するためのシステム構成を示すイメージ図であ
る。
【図13】行政総合窓口サイトに表示されるアイデア募
集の例を示す説明図である。
【図14】行政総合窓口サイトに表示される1つのアイ
デア情報の具体例を示す説明図である。
【図15】アイデア情報に対する行政側の対応結果の具
体例を示す説明図である。
【図16】図14に示すアイデア情報の内容と、図15
に示す行政機関の対応結果とを1まとめにして行政総合
窓口サイト上に表示した具体例を示す説明図である。
【図17】テーマに対する意見の収集結果の表示例を示
す説明図である。
【図18】行政機関である例えばA市に配信される集計
結果の画面イメージを示す説明図である。
【図19】市民および行政の双方において検索可能な項
目の一覧を示す説明図である。
【図20】本システムおよび方法を用いて市民と行政機
関との新たな関係を構築するイメージを示す説明図であ
る。
【図21】本発明の社会貢献サイト提供システムおよび
社会貢献サイト提供方法の前提となるアイデア情報サイ
ト提供システムの要部であるアイデア情報管理サーバの
機能ブロック図である。
【図22】アイデア情報管理部で管理されているアイデ
ア情報管理ファイルの構成例を示す説明図である。
【図23】企業情報管理部で企業ごとに管理されている
企業管理ファイルの構成例を示す説明図である。
【図24】アイデア情報サイト提供システムにおける処
理動作を示すシーケンス図である。
【図25】Webページ上に公開される募金テーマ一覧
画面の一例を示す説明図である。
【図26】ユーザ端末に表示される応答メッセージの表
示画面の一例を示す説明図である。
【図27】(a)は募金情報が書き込まれたアイデア情
報管理ファイルの例を示す説明図、(b)は募金情報が
書き込まれた企業管理ファイルの例を示す説明図であ
る。
【図28】本実施の形態2の要部であるアイデア情報管
理サーバの機能ブロック図である。
【図29】個人属性データベースのデータ構成例を示す
説明図である。
【図30】テーマジャンルの例を示す説明図である。
【図31】企業指定属性データベースのデータ構成例を
示す説明図である。
【図32】本発明の社会貢献サイト提供システムにおけ
る処理動作を示すシーケンス図である。
【図33】Webページ上に公開される募金テーマ一覧
画面の一例を示す説明図である。
【図34】ユーザ端末に送信される募金テーマ画面の一
例を示す説明図である。
【図35】ユーザ端末に表示される応答メッセージの表
示画面の一例を示す説明図である。
【符号の説明】
1 ユーザ端末(会員側端末) 2 アイデア情報管理サーバ 3 自治体の端末装置 12 行政総合窓口サイト 13 民意データベース 21a,21b ホストコンピュータ 22a,22b データ入出力制御部 23a アイデア関連情報集計部 23b アイデア情報管理部 24a アイデア情報管理ファイル部 24b 企業情報管理部 25a アイデア情報決定部 25b 集計部 26a,26b 出納管理部 27a 会員情報データベース部 27b 個人属性データベース 28b 企業指定属性データベース
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高畠 宏之 大阪市東成区大今里南1−15−4 (72)発明者 境内 利佳 大阪府堺市桃山台4−3−52−203 (72)発明者 境内 行仁 大阪府堺市桃山台4−3−52−203

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 行政端末およびユーザ端末からの各種ア
    イデアに関連する情報を収集、管理してWebページ上
    に公開する行政総合窓口サイトを提供する方法であっ
    て、 前記Webページにアクセス可能な任意のユーザ端末か
    ら送信されてくるアイデア情報を受け付けてWebペー
    ジ上に公開する段階と、 公開したアイデア情報に対して、そのアイデア情報に賛
    同する他のユーザ端末から送信されてくる投票を受け付
    ける段階と、 公開したアイデア情報または一定の投票数を獲得したア
    イデア情報に対して、前記行政端末から送信されてくる
    回答情報を受け付ける段階と、 受け付けた投票数および行政端末からの回答情報を前記
    アイデア情報に関連付けてWebページ上に公開する段
    階と、 前記アイデア情報、投票数および回答情報を集計、整理
    してデータベースに蓄積する段階とを備えたことを特徴
    とする行政総合窓口サイト提供方法。
  2. 【請求項2】 行政端末およびユーザ端末からの各種ア
    イデアに関連する情報を収集、管理してWebページ上
    に公開する行政総合窓口サイトを提供する方法であっ
    て、 前記Webページにアクセス可能な任意のユーザ端末か
    ら送信されてくるアイデア情報を受け付けてWebペー
    ジ上に公開する段階と、 公開したアイデア情報に対して、そのアイデア情報に賛
    同する他のユーザ端末から送信されてくる投票を受け付
    ける段階と、 公開したアイデア情報に対して、そのアイデア情報に賛
    同する他のユーザ端末から送信されてくるボランティア
    協力の申し出を受け付ける段階と、 公開したアイデア情報に対して、そのアイデア情報に賛
    同する他のユーザ端末から送信されてくる資金協力の申
    し出を受け付ける段階と、 公開したアイデア情報または一定の投票数を獲得したア
    イデア情報に対して、前記行政端末から送信されてくる
    回答情報を受け付ける段階と、 受け付けた投票数、ボランティア協力の申し出数、資金
    協力の申し出数、および行政端末からの回答情報を前記
    アイデア情報に関連付けてWebページ上に公開する段
    階と、 前記アイデア情報、投票数、ボランティア協力の申し出
    数、資金協力の申し出数、および回答情報を集計、整理
    してデータベースに蓄積する段階とを備えたことを特徴
    とする行政総合窓口サイト提供方法。
  3. 【請求項3】 行政側端末およびユーザ側端末からの各
    種アイデアに関連する情報を収集、管理してWebペー
    ジ上に公開する行政総合窓口サイトを提供する方法であ
    って、 前記Webページにアクセス可能な任意の行政側端末か
    ら送信されてくるテーマ情報を受け付けてWebページ
    上に公開する段階と、 公開したテーマ情報に対して、前記Webページにアク
    セス可能な任意のユーザ側端末から送信されてくるアイ
    デア情報を受け付けてWebページ上に公開する段階
    と、 公開したアイデア情報に対して、そのアイデア情報に賛
    同する他のユーザ側端末から送信されてくる投票を受け
    付ける段階と、 公開したアイデア情報または一定の投票数を獲得したア
    イデア情報に対して、前記行政側端末から送信されてく
    る回答情報を受け付ける段階と、 受け付けた投票数および行政側端末からの回答情報を前
    記アイデア情報に関連付けてWebページ上に公開する
    段階と、 前記アイデア情報、投票数および回答情報を集計、整理
    してデータベースに蓄積する段階とを備えたことを特徴
    とする総合行政窓口サイト提供方法。
  4. 【請求項4】 行政側端末およびユーザ側端末からの各
    種アイデアに関連する情報を収集、管理してWebペー
    ジ上に公開する行政総合窓口サイトを提供する方法であ
    って、 前記Webページにアクセス可能な任意の行政側端末か
    ら送信されてくるテーマ情報を受け付けてWebページ
    上に公開する段階と、 公開したテーマ情報に対して、前記Webページにアク
    セス可能な任意のユーザ側端末から送信されてくるアイ
    デア情報を受け付けてWebページ上に公開する段階
    と、 公開したアイデア情報に対して、そのアイデア情報に賛
    同する他のユーザ側端末から送信されてくる投票を受け
    付ける段階と、 公開したアイデア情報に対して、そのアイデア情報に賛
    同する他のユーザ端末から送信されてくるボランティア
    協力の申し出を受け付ける段階と、 公開したアイデア情報に対して、そのアイデア情報に賛
    同する他のユーザ端末から送信されてくる資金協力の申
    し出を受け付ける段階と、 公開したアイデア情報または一定の投票数を獲得したア
    イデア情報に対して、前記行政端末から送信されてくる
    回答情報を受け付ける段階と、 受け付けた投票数、ボランティア協力の申し出数、資金
    協力の申し出数、および行政端末からの回答情報を前記
    アイデア情報に関連付けてWebページ上に公開する段
    階と、 前記アイデア情報、投票数、ボランティア協力の申し出
    数、資金協力の申し出数、および回答情報を集計、整理
    してデータベースに蓄積する段階とを備えたことを特徴
    とする行政総合窓口サイト提供方法。
  5. 【請求項5】 前記Webページにアクセス可能な全て
    の行政端末およびユーザ端末が、前記データベースにア
    クセスして情報検索可能であることを特徴とする請求項
    1ないし請求項4のいずれかに記載の行政総合窓口サイ
    ト提供方法。
  6. 【請求項6】 社会貢献の対象となる各種アイデア情報
    を収集、管理してWebページ上に提供する社会貢献サ
    イト提供システムであって、 本システムにアクセス可能な登録会員であるユーザの属
    性データを格納している個人属性データベースと、 社会貢献を支援する企業の登録した企業情報の送信対象
    となる属性データを格納している企業指定属性データベ
    ースと、 前記Webページ上に提供されたアイデア情報に対し
    て、アクセス可能なユーザ端末から任意のアイデア情報
    の選択要求が送信されてきた場合には、その選択要求に
    対し、選択要求を行ったユーザの属性データと一致する
    属性データを指定している企業の企業選択ボタンを前記
    アイデア情報に関連づけて表示して前記ユーザ端末に送
    信する第1の送信手段と、 アイデア情報に関連付けられた企業選択ボタンに対し
    て、前記ユーザ端末から任意の企業選択ボタンの選択要
    求が送信されてきた場合には、その選択された企業の企
    業情報を含む応答メッセージを前記ユーザ端末に送信す
    る第2の送信手段と、 前記応答メッセージに対して、前記ユーザ端末から返信
    情報が送信されてきた場合には、その返信情報に基づい
    て、社会貢献の申出要求を前記アイデア情報ごとおよび
    企業ごとに集計する集計手段とを備えたことを特徴とす
    る社会貢献サイト提供システム。
  7. 【請求項7】 前記応答メッセージには、企業情報に関
    連して企業が設定した複数項目からなる特典情報が含ま
    れており、この特典情報の中から1つの項目を選択する
    ことによって、この特典情報を含む返信情報が前記ユー
    ザ端末から送信されてくることを特徴とする請求項6に
    記載の社会貢献サイト提供システム。
  8. 【請求項8】 社会貢献の対象となる各種アイデア情報
    を収集、管理してWebページ上に提供する社会貢献サ
    イト提供方法であって、 登録会員であるユーザの属性データを格納している個人
    属性データベース、および社会貢献を支援する企業の登
    録した企業情報の送信対象となる属性データを格納して
    いる企業指定属性データベースを備えており、 前記Webページ上に提供されたアイデア情報に対し
    て、アクセス可能なユーザ端末から送信されてくる任意
    のアイデア情報の選択要求を受け付ける段階と、 受け付けた選択要求に対し、選択要求を行ったユーザの
    属性データと一致する属性データを指定している企業の
    企業選択ボタンを前記アイデア情報に関連づけて前記ユ
    ーザ端末に送信する段階と、 アイデア情報に関連付けられた企業選択ボタンに対し、
    前記ユーザ端末から送信されてくる任意の企業選択ボタ
    ンの選択要求を受け付ける段階と、 受け付けた選択要求に対し、その選択された企業の企業
    情報を含む応答メッセージを前記ユーザ端末に送信する
    段階と、 前記応答メッセージに対して、前記ユーザ端末から返信
    情報が送信されてきた場合には、その返信情報に基づい
    て、社会貢献の申出要求を前記アイデア情報ごとおよび
    企業ごとに集計する段階とを含み、 前記応答メッセージには、企業情報に関連して企業が設
    定した複数項目からなる特典情報が含まれており、この
    特典情報の中から1つの項目を選択することによって、
    この特典情報を含む返信情報が前記ユーザ端末から送信
    されてくることを特徴とする社会貢献サイト提供方法。
  9. 【請求項9】 前記Webページ上に提供される募金の
    対象となるアイデア情報は、任意のユーザから受け付け
    たアイデア情報に対して、任意のユーザ端末から送信さ
    れてくる投票により、一定数の賛同投票が得られたもの
    のみを対象とすることを特徴とする請求項6または7に
    記載の社会貢献サイト提供システム、または請求項8に
    記載の社会貢献サイト提供方法。
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