JP2003140805A - 電子機器装置の操作パネルボタン構造 - Google Patents

電子機器装置の操作パネルボタン構造

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JP2003140805A JP2001333969A JP2001333969A JP2003140805A JP 2003140805 A JP2003140805 A JP 2003140805A JP 2001333969 A JP2001333969 A JP 2001333969A JP 2001333969 A JP2001333969 A JP 2001333969A JP 2003140805 A JP2003140805 A JP 2003140805A
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和幸 森永
Masaaki Ishihara
正昭 石原
Takayuki Nishinohara
隆行 西ノ原
Hideaki Nagahara
英明 永原
Hideyuki Terajima
英之 寺嶋
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 デザイン的自由度があり、高級感がありつつ
も、高品質で操作性に優れ、組立性にも優れた、電子機
器装置の操作パネルボタン構造を提供すること。 【解決手段】 複数の開口部14を有する外装カバー部
材4と、複数のキートップ部11、キーフレーム部1
2、複数の弾性ランナー部13を有するボタン部材5
と、ボタン部材5に対向する面に複数の電気基板導電接
点部15を有する電気基板10と、複数のゴムキー部1
6、複数のゴムスペーサ導電接点部18、ベース部17
を有し、ボタン部材5と電気基板10の間に配置された
ゴムスペーサ部材9と、からなる操作パネルボタン構造
であり、前記ボタン部材5のキーフレーム部12もしく
は弾性ランナー部13の一部に、前記外装カバー部材4
からボタン部材側に突出した外装カバー突起部23と、
前記ゴムスペーサ部材9のベース部17からボタン部材
側に突出したゴムスペーサ突起部24に挟まれる、少な
くとも1つの挟持部22を設けたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電話機やファクシ
ミリ装置などの電子機器装置の操作パネルボタン構造に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】電話機やファクシミリ装置などの電子機
器装置の操作パネルボタン構造の第1の従来例を図8に
示す。図8において、51は複数の開口部を有する外装
カバー部材である。52は前記開口部に挿入された不透
明材料からなるボタン部材であり、キートップ部53、
キーフレーム部54、弾性ランナー部55より構成され
ている。56は電気基板であり、複数のタクトスイッチ
57が実装されている。電気基板56は図示しない固定
方法で外装カバー部材51に対して規程の位置に固定さ
れている。ボタン部材52のキートップ部53には肉抜
き部58とスイッチ押圧部59が設けられており、ボタ
ン部材52は不透明材料で成形されているため、肉抜き
部58やスイッチ押圧部59は外観からは見えない構成
となっている。ボタン部材52のキーフレーム部54に
は外装カバー部材51側へ突出した第1の突起60と電
気基板56側へ突出した第2の突起61が設けられてお
り、外装カバー部材51からボタン部材52側へ突出し
た第3の突起62と電気基板56の間に挟まれることに
より、図8における上下の位置決めがされる構成となっ
ている。
【0003】図8に示す従来例においては、上述のよう
にボタン部材52のキーフレーム部54が外装カバー部
材51の第3の突起62と電気基板56の間に挟まれて
いるため、装置操作者が第1のキートップ部53aを操
作したときに、第1のキートップ部53aの振動や細か
な揺れなどが第2のキートップ部53bに伝播し、第2
のキートップ部53bが細かく動くのを防ぐ構成となっ
ている。
【0004】しかし近年、特に家庭で使用される電話機
やファクシミリ装置においては高級感、清潔感やデザイ
ンの自由度から不透明材料ではなく、半透明または透明
な材料からなるボタン部材を使用することが多くなって
いる。半透明または透明な材料のボタン部材を使用した
場合の操作パネルボタン構造を、第2の従来例として図
9に示す。図9において、71は複数の開口部を有する
外装カバー部材である。72は前記開口部に挿入された
ボタン部材であり、キートップ部73、キーフレーム部
74、弾性ランナー部75より構成されている。76は
電気基板である。
【0005】ここでボタン部材72は透明材料で成形さ
れているため、図8に示すようにキートップ部に肉抜き
部を設けると肉抜き部の形状が外観から見えてしまうた
め、図9に示すように肉抜き部を設けない構成となって
いる。よって成形時のヒケなどの問題からキートップ部
の肉厚を薄くしなければいけないという制約が生ずる。
またボタン部材72は透明材料で成形されているため、
印刷などの処理により装置内部が外観から見えないよう
にする必要があり、透明材料の質感的効果を出すために
図9においてキートップ部73の下面に印刷処理を施す
のが一般的である。ここでボタン部材72の下面に突起
部があると印刷処理が行うのが困難であるため、ボタン
部材72の下面は平面もしくは平面に近い曲率をもった
面となっているのが一般的である。上記理由により透明
材料からなるボタン部材72の下面は外装カバー部材7
1の上面と略平行な面となっているのが一般的である。
【0006】一方で特に家庭用の電話機やファクシミリ
装置の操作パネルの外装カバー部材71は、デザイン的
観点から図9に示すように曲面で構成することが多くな
っている。このためボタン部材72の各キートップ部7
3a,73bと平面である電気基板76との間隔は様々
な距離となることが多い。
【0007】このため図9に示すように、ボタン部材7
2と電気基板76との間にゴムスペーサ部材78を配置
するという構成が一般的となっている。
【0008】ゴムスペーサ部材78はゴムキー部79、
ベース部80より構成されており、ゴムキー部79には
導電接点部81とスカート部82が設けられている。電
気基板76には図9において上面に導電接点部77が設
けられており、装置操作者がキートップ部73を押下す
るとスカート部82が座屈してゴムキー部79が図9に
おいて下方に移動してゴムスペーサ導電接点部81と電
気基板導電接点部77が接触する構成が一般的となって
いる。
【0009】またボタン部材72はキートップ部73が
ゴムスペーサ部材78のゴムキー部79の上面に乗るこ
とにより上下方向の位置が決まる構成が一般的となって
いる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記第2
の従来例においては、ボタン部材72のキートップ部7
3がゴムスペーサ部材78のゴムキー部79の上面に乗
っているだけなので、第1のキートップ73aを操作し
たときに、第1のキートップ部73aの振動や細かな揺
れなどが第2のキートップ部73bに伝播し、第2のキ
ートップ部73bが細かく動いてしまう、いわゆる連れ
動きという現象が生じてしまうという問題があった。
【0011】この問題を解決する手段としては、図10
に示すように、外装カバー部材91にボス状の突起部9
2を設けて、ボタン部材93のキーフレーム部の一部に
穴を開けた嵌合穴部94を設けて、ボタン部材93の嵌
合穴部94を外装カバー部材91のボス状突起部92に
嵌合するように取り付けることにより、装置操作者が第
1のキートップ部95aを押下したときの第2のキート
ップ部95bの連れ動きを防ぐという構成がある。
【0012】しかし図10のような構成の場合において
は、以下のような問題が生じる。パネル部を組み立てる
際にまずボタン部材93を外装カバー部材91に取り付
けるが、このとき嵌合穴部94とボス状突起部92が嵌
合関係にあるため、時としてボタン部材93の嵌合穴部
94を奥まで組み込まずに中途半端な状態で止まってし
まうことがある。この場合も嵌合穴部94はボス状突起
部92の先端で嵌合状態になるため、そのまま次のゴム
スペーサ部材96や電気基板97の組立を行うことにな
る。その結果、常にキートップが落ち込みキー入力され
ている状態になったり、キートップの操作感が劣るなど
の不良が発生する可能性があるという問題があった。
【0013】本発明は上記課題に鑑みてなされたもので
あって、その目的は、デザイン的自由度があり、高級感
がありつつも、高品質で操作性に優れ、組立性にも優れ
た、電子機器装置の操作パネルボタン構造を提供するこ
とである。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明の代表的な構成は、複数の開口部を有する外装
カバー部材と、外装カバー部材の開口部にそれぞれ挿入
される複数のキートップ部と、複数のキートップ部の周
囲に位置し、かつ複数のキートップ部と離間しているキ
ーフレーム部と、キートップ部とキーフレーム部を連結
し、キーフレーム部に対して複数のキートップ部を弾性
的に支持する複数の弾性ランナー部と、からなるボタン
部材と、ボタン部材に対向する面に電気基板導電接点部
を有する電気基板と、ボタン部材の複数のキートップ部
のそれぞれに対向する位置に配置された複数のゴムキー
部と、各ゴムキー部のキートップ部と反対側の端部に設
けられ、電気基板導電接点部に対向かつ離間して配置さ
れた複数のゴムスペーサ導電接点部と、複数のゴムキー
部を一体的に連結するベース部と、からなり、ボタン部
材と電気基板の間に配置されたゴムスペーサ部材と、か
らなる操作パネルボタン構造であり、前記ボタン部材の
キーフレーム部もしくは弾性ランナー部の一部に、前記
外装カバー部材からボタン部材側に突出した突起部と、
前記ゴムスペーサ部材のベース部からボタン部材側に突
出した突起部に挟まれる、少なくとも1つの挟持部を設
けたことを特徴とする。
【0015】また、前記ボタン部材の挟持部が、キーフ
レーム部の弾性ランナー部との接続部近傍、もしくは、
弾性ランナー部のキーフレーム部との接続部近傍、に設
けられたことを特徴とする。
【0016】また、前記ボタン部材が半透明または透明
な材料からなることを特徴とする。
【0017】上記構成により、ゴムスペーサ部材を使用
した操作パネルボタン構造において、装置操作者がある
キートップを操作したときに該キートップの振動や細か
な揺れが、近傍のキートップに伝播し、近傍のキートッ
プが細かく動くのを回避することが可能となる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明の
好適な実施の形態を例示的に詳しく説明する。ただし、
以下の実施形態に記載されている構成部品の寸法、材
質、形状、それらの相対配置などは、本発明が適用され
る装置の構成や各種条件により適宜変更されるべきもの
であり、特に特定的な記載がない限りは、本発明の範囲
をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
【0019】以下に本発明を電子機器装置としてのファ
クシミリ装置に適用した場合の一実施形態について添付
の図面を参照して説明する。
【0020】図1は本発明を適用したファクシミリ装置
の外観斜視図である。図2〜図4はそれぞれ、本発明を
適用したファクシミリ装置の操作パネル部を構成してい
る部材の一つであるボタン部材、ゴムスペーサ部材、電
気基板の外観斜視図である。図5は図1〜図4に示した
ファクシミリ装置の操作パネル部のA−A断面図であ
る。
【0021】尚、ファクシミリ装置本体は、読取対象物
である原稿などの画像情報を読み取る読取部や、記録対
象物である記録紙などに画像を記録する記録部などを備
えているが、これらは周知の技術であるため、ここでは
詳しい説明は省略する。
【0022】以下、ファクシミリ装置の操作パネルボタ
ン構造の一実施形態について詳しく説明する。
【0023】図1〜図5において、1は操作パネル、2
はファクシミリ装置本体、3はハンドセットである。操
作パネル1は、外装カバー部材4、第1のボタン部材
5、第2のボタン部材6、第3のボタン部材7、LCD
表示部8、ゴムスペーサ部材9、電気基板10より構成
されている。
【0024】まず第1〜第3のボタン部材に関して説明
する。第1〜第3のボタン部材(本実施形態ではこれ以
後第1のボタン部材を例としてボタン構造の説明をす
る。よってこれ以後「第1のボタン部材」を単に「ボタ
ン部材」と呼ぶことにする。尚、第2、第3のボタン部
材の本発明に係る主要な構成は、以下に例示して説明す
る第1のボタン部材と同様である。)は透明材料からな
る樹脂材料により成形されている。
【0025】ボタン部材5は図2、図5に示すようにキ
ートップ部11、キーフレーム部12、弾性ランナー部
13により構成されている。図5に示すように、外装カ
バー部材4は複数の開口部14を有しており、ボタン部
材5のキートップ部11は前記外装カバー部材4の開口
部14に挿入される構成となっている。図2に示すよう
に、キーフレーム部12は複数のキートップ部11の周
囲に配置され、かつキートップ部11とは離間した位置
に配置されている。弾性ランナー部13はキートップ部
11とキーフレーム部12を連結する位置に配置され、
キーフレーム部12に対して複数のキートップ部11を
弾性的に支持する構成となっている。図5に示すよう
に、弾性ランナー部13はキーフレーム部12よりも板
厚が薄くなっており、装置操作者がキートップ部11を
図5において下方向に押下すると、適切な反発力を持ち
つつ弾性ランナー部13が撓んでキートップ部11が図
5において下方向に移動する構成となっている。
【0026】またボタン部材5は透明樹脂材料により成
形されているため、そのままではキートップ部11を通
して装置内部が可視状態となってしまう。そこで、ボタ
ン部材5全体を塗装したり、キートップ部11の表面も
しくは裏面(図5においてキートップ部11の上面を表
面、下面を裏面とする)の少なくとも片方を印刷するこ
とにより、装置内部を不可視状態にする必要がある。
【0027】しかしボタン部材5が透明材料からなって
いることを装置使用者に認識させて、高級感、清潔感を
感じさせるには、ボタン部材5全体を塗装したり、キー
トップ部11の表面全体に印刷処理を施すのは好ましく
ない。
【0028】よって本実施形態でのボタン部材5はキー
トップ部11の裏面全体に印刷処理を施し、キートップ
部11の表面には必要に応じて全体ではなく一部に印刷
処理を施している。こうすることにより、透明材料を使
用することによる高級感、清潔感を疎外することなく装
置内部を不可視状態にすることが可能となっている。ま
た、透明材料への印刷処理を施すことにより、不透明樹
脂材料での成形では表現し難い、光沢系の色彩表現や、
同一部材内での多数色の表現を可能とし、不透明材料に
比べてデザイン的自由度を向上させている。
【0029】上記のようにキートップ部11の裏面に印
刷処理を施すために、ボタン部材5の裏面は図5に示す
ように平面もしくは平面に近い曲率を持った面となって
おり、ボタン部材5の裏面から図5において下方に突出
する突起部もなく、キートップ部11においては肉抜き
形状も存在しない構成となっている。このようにボタン
部材5の裏面が凹部も凸部もなく、平面に近い曲率とな
っているので、キートップ部11の裏面への印刷処理が
容易に行うことが可能となっている。
【0030】また上記のようにボタン部材5のキートッ
プ部11には肉抜き処理が施されていないため、ボタン
部材成形時にキートップ部11にヒケなどの不良を発生
する可能性がある。このため、キートップ部11の厚み
を成形時に不良が発生しない適切な値としている。
【0031】次に電気基板10に関して説明する。図
4、図5に示すように、電気基板10の回路パターン面
には複数の電気基板導電接点部15が設けられている。
(図4、図5においては導電接点部15以外のパターン
は省略している。また説明のために導電接点部15を実
際よりも高く図示している。)図5に示すように、電気
基板導電接点部15は電気基板10のボタン部材5に対
向する側の面の、ボタン部材5の複数のキートップ部1
1のそれぞれに対応する個所に設けられている。
【0032】次にゴムスペーサ部材9に関して説明す
る。上記ボタン部材の項で説明したように、ボタン部材
5はキートップ部11の厚みに成形上の制限があるの
で、ボタン部材5の裏面は外装カバー部材4の外装面
(図5における上面)と略平行な面となっている。
【0033】ここで、本実施形態でのファクシミリ装置
のパネル外装面は図5に示すように曲面で構成し、家庭
での使用を想定した時のフォルムデザインの自由度向上
を実現している。よってボタン部材5の裏面は曲面とな
っている。
【0034】一方、電気基板10は1枚の基板で構成さ
れている。こうすることにより複数枚の基板で構成する
よりも回路パターンを効率的に形成し、連結するケーブ
ルやコネクタの削除をすることが可能となり、装置の簡
易化、小型化、及びコストの低減を実現している。よっ
て電気基板10は平面となっている。
【0035】このため、ボタン部材5の各キートップ部
11と電気基板10との間隔は様々な距離を有すること
になっている。このため、図5に示すように、ボタン部
材5と電気基板10との間にゴムスペーサ部材9を配置
している。図3、図5に示すように、ゴムスペーサ部材
9は複数のゴムキー部16と、複数のゴムキー部16を
一体的に連結するベース部17と、により構成されてい
る。各ゴムキー部16はボタン部材5のキートップ部1
1のそれぞれと電気基板10に挟まれる位置に配置され
ており、各ゴムキー部16のキートップ部11と反対側
の端部にはゴムスペーサ導電接点部18とスカート部1
9が設けられており、ゴムキー部16はスカート部19
によりベース部17と連結されている。
【0036】なお、図6に示すように、前記ゴムキー部
(図5に示す16)を、穴を空けたゴムキー部20と
し、電気基板10のゴムキー部20の穴に対応する個所
にLEDなどの光源21を配置することにより、キート
ップ部11を照光式にすることも可能である。この場
合、図6に示すように、ゴムキー部20の穴をすり鉢状
にして、ゴムスペーサ部材9の色を白色にすることによ
りゴムキー部20をライトガイドとして使用することも
可能である。
【0037】なお、本実施形態ではボタン部材と電気基
板とのスペーサとしてゴムスペーサ部材を、また電気的
接点手段として導電接点部を使用しているが、ボタン部
材と電気基板とのスペーサとして樹脂スペーサを、電気
的接点手段としてタクトスイッチを使用する構成も考え
られる。しかし照光式キートップを構成する場合に、L
EDなどの光源とタクトスイッチの両方をキートップの
真下に配置することは困難である。よってタクトスイッ
チもしくは光源をキートップの真下から移動させること
になる。タクトスイッチをキートップの真下から移動さ
せた場合はタクトスイッチをONさせるためのキートッ
プの上下移動量が照光式キートップと非照光式キートッ
プで異なるため、均一したボタン操作感が得られない。
またLEDなどの光源をキートップの真下から移動させ
た場合はライトガイドなどの部材が必要となり、構造の
複雑化、コストの増大を招く結果となる。本実施形態で
はゴムスペーサ部材、導電接点部を使用することによ
り、均一したボタン操作感と簡易構造と低コストでの照
光式キートップ構成を可能としている。
【0038】次にボタン部材5の高さ方向の位置決め方
法に関して図2、図5を用いて説明する。図5におい
て、ゴムスペーサ部材9と電気基板10は外装カバー部
材4に対して図示しない締結手段により位置決めされて
いる。一方、ボタン部材5はゴムスペーサ部材9の図5
における上面に乗る構成となっており、図2、図5に示
すキーフレーム部12の一部である挟持部22が、図5
に示すように外装カバー部材4からボタン部材側に突出
した外装カバー突起部23とゴムスペーサ部材9のベー
ス部17からボタン部材側に突出したゴムスペーサ突起
部24の間に挟まれている。なお、図2、図5にはボタ
ン部材5の1ヶ所の挟持部22を示しているが、後述す
るキートップの連れ動き防止のためにボタン部材5は複
数の挟持部22を有し、これに対応して外装カバー部材
4は複数の外装カバー突起部23を有し、ゴムスペーサ
部材9は複数のゴムスペーサ突起部24を有する構成と
なっている。上記のようにボタン部材5は、挟持部22
が外装カバー突起部23とゴムスペーサ突起部24に挟
まれ、また各キートップ部11がゴムスペーサ部材9の
対応する各ゴムキー部16の上に乗ることにより高さ方
向の位置が決定される構成となっている。
【0039】ここで本実施形態の操作パネル1の組立工
程について図5を用いて説明する。図5における断面図
を上下逆にして、まず外装カバー部材4にボタン部材5
を組込む。このとき外装カバー部材4とボタン部材5の
間で嵌合関係になる個所はないため、ボタン部材5の挟
持部22が外装カバー突起部23に当接し、弾性ランナ
ー部13が若干撓んだ状態でキートップ部11が外装カ
バー部材4の裏面に当接した状態となる。次にゴムスペ
ーサ部材9と電気基板10を組込み図示しない締結手段
で外装カバー部材4と、ゴムスペーサ部材9、電気基板
10とを締結し、操作パネル1を裏返して図5の状態と
なる。上記のように本実施形態においては、簡単な組立
工程を実現しつつ、組立不良によるキートップの落ち込
みやキートップの操作感劣化などの問題発生を防止して
いる。
【0040】次に装置操作者がボタン部材5のキートッ
プ部11を押下したときのボタン部材5およびゴムスペ
ーサ部材9の動きに関して図7を用いて説明する。図7
において、装置操作者が第1のキートップ部11aを押
下すると、挟持部22は外装カバー突起部23とゴムス
ペーサ突起部24に挟まれているので動かず、挟持部2
2と第1のキートップ11aを連結している第1の弾性
ランナー部13aが撓んで第1のキートップ11aは図
7において下方に移動する。そうするとゴムスペーサ部
材9の第1のキートップ11aに対応した第1のスカー
ト部19aが図7に示すように座屈して、第1のゴムキ
ー部16aが図7において下方に移動して第1のゴムス
ペーサ導電接点部18aが電気基板導電接点部15aお
よび15bと接触して電気基板導電接点部15a,15
bが短絡されることにより、第1のキートップ部11a
が押下されたことをファクシミリ装置が認識する構成と
なっている。このとき図7に示すように、ボタン部材5
の挟持部22は外装カバー突起部23とゴムスペーサ突
起部24に挟まれて動かないので、装置操作者が第1の
キートップ部11aを操作したときの振動や細かな揺れ
が第2の弾性ランナー部13bを介して伝播し、第2の
キートップ部11bが細かく動いてしまうことを防いで
いる。
【0041】上記のように本実施形態においては、デザ
イン的自由度があり、高級感、清潔感を実現する透明樹
脂材料からなるボタン部材を使用しつつも、装置操作者
があるキートップを操作した際に、他のキートップが連
れ動きをすることがなく、高品質で操作性に優れ、かつ
組立性に優れた操作パネルボタン構造を実現している。
【0042】なお、本実施形態においては図2に示すよ
うに、ボタン部材の挟持部22はキーフレーム部12の
一部で弾性ランナー部13との接続部近傍に配置されて
いるが、挟持部22が弾性ランナー部13上に配置され
ていても同様の効果が得られる。但し、その場合、挟持
部からキートップ部と反対側(キーフレーム部側)の弾
性ランナー部は動かなくなってしまうため、キートップ
部押下に対する反発力を適切な値にするためには弾性ラ
ンナー部の長さを長く設定する必要が生じてしまい、構
造の複雑さを招くこととなる。よって挟持部を弾性ラン
ナー部上に配置するときには、キーフレーム部との接続
部近傍に配置することにより簡単な構成でキートップ部
押下に対する適切な反発力を実現することが可能とな
る。
【0043】また、本実施形態においてはボタン部材の
材料を透明材料としているが、半透明材料からなるボタ
ン部材としても同様の効果が得られる。
【0044】また、本実施形態においては、電子機器装
置としてのファクシミリ装置の操作パネルボタン構造を
例示して説明したが、本発明はこれに限定されるもので
はない。例えば、電話機などの操作パネルにボタンを有
する他の電子機器装置に本発明に係る操作パネルボタン
構造を適用しても同様の効果が得られる。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
簡単な組立性を実現しつつも、装置操作者があるキート
ップを操作したときに、該キートップの振動や細かな揺
れが近傍のキートップに伝播して、近傍のキートップが
細かく動いてしまう、連れ動き現象を防ぐことが可能と
なる。
【0046】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したファクシミリ装置の外観斜視
【図2】本発明を適用したファクシミリ装置の操作パネ
ル部を構成しているボタン部材の概観斜視図
【図3】本発明を適用したファクシミリ装置の操作パネ
ル部を構成しているゴムスペーサ部材の概観斜視図
【図4】本発明を適用したファクシミリ装置の操作パネ
ル部を構成している電気基板の概観斜視図
【図5】本発明を適用したファクシミリ装置の操作パネ
ル部の断面図
【図6】照光式キートップの場合の操作パネル部の断面
【図7】キートップを押下した状態での操作パネル部の
断面図
【図8】不透明材料からなるボタンの従来構造例を示す
【図9】透明材料からなるボタンの従来構造例を示す図
【図10】外装部材との嵌合個所を有する透明材料から
なるボタンの従来構造例を示す図
【符号の説明】
1 …操作パネル 2 …本体 3 …ハンドセット 4 …外装カバー部材 5,6,7 …ボタン部材 8 …LCD表示部 9 …ゴムスペーサ部材 10 …電気基板 11 …キートップ部 12 …キーフレーム部 13 …弾性ランナー部 14 …開口部 15 …電気基板導電接点部 16 …ゴムキー部 17 …ベース部 18 …ゴムスペーサ導電接点部 19 …スカート部 20 …ゴムキー部 21 …光源 22 …挟持部 23 …外装カバー突起部 24 …ゴムスペーサ突起部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 森永 和幸 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 石原 正昭 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 西ノ原 隆行 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 永原 英明 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 寺嶋 英之 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 Fターム(参考) 5B020 BB00 DD02 5K023 AA00 AA03 AA04 BB04 GG04 GG05 GG08 QQ03 QQ04 RR08

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の開口部を有する外装カバー部材
    と、 外装カバー部材の開口部にそれぞれ挿入される複数のキ
    ートップ部と、複数のキートップ部の周囲に位置し、か
    つキートップ部と離間しているキーフレーム部と、キー
    トップ部とキーフレーム部を連結し、キーフレーム部に
    対して複数のキートップ部を弾性的に支持する複数の弾
    性ランナー部と、からなるボタン部材と、 ボタン部材に対向する面に電気基板導電接点部を有する
    電気基板と、 ボタン部材の複数のキートップ部のそれぞれに対向する
    位置に配置された複数のゴムキー部と、各ゴムキー部の
    キートップ部と反対側の端部に設けられ、電気基板導電
    接点部に対向かつ離間して配置された複数のゴムスペー
    サ導電接点部と、複数のゴムキー部を一体的に連結する
    ベース部と、からなり、ボタン部材と電気基板の間に配
    置されたゴムスペーサ部材と、 からなる操作パネルボタン構造であり、 前記ボタン部材のキーフレーム部もしくは弾性ランナー
    部の一部に、前記外装カバー部材からボタン部材側に突
    出した突起部と、前記ゴムスペーサ部材のベース部から
    ボタン部材側に突出した突起部に挟まれる、少なくとも
    1つの挟持部を設けたことを特徴とする電子機器装置の
    操作パネルボタン構造。
  2. 【請求項2】 前記ボタン部材の挟持部が、キーフレー
    ム部の弾性ランナー部との接続部近傍、もしくは、弾性
    ランナー部のキーフレーム部との接続部近傍、に設けら
    れたことを特徴とする請求項1に記載の電子機器装置の
    操作パネルボタン構造。
  3. 【請求項3】 前記ボタン部材が半透明または透明な材
    料からなることを特徴とする請求項1又は2に記載の電
    子機器装置の操作パネルボタン構造。
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