JP2003140644A - 電子楽器 - Google Patents

電子楽器

Info

Publication number
JP2003140644A
JP2003140644A JP2001338052A JP2001338052A JP2003140644A JP 2003140644 A JP2003140644 A JP 2003140644A JP 2001338052 A JP2001338052 A JP 2001338052A JP 2001338052 A JP2001338052 A JP 2001338052A JP 2003140644 A JP2003140644 A JP 2003140644A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hit
display
limb
rhythm
data
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2001338052A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3812415B2 (ja
Inventor
Junichi Mishima
順一 三島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yamaha Corp
Original Assignee
Yamaha Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yamaha Corp filed Critical Yamaha Corp
Priority to JP2001338052A priority Critical patent/JP3812415B2/ja
Publication of JP2003140644A publication Critical patent/JP2003140644A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3812415B2 publication Critical patent/JP3812415B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Auxiliary Devices For Music (AREA)
  • Electrophonic Musical Instruments (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 運手指示情報を視覚的に容易に認識させて、
ドラムスの演奏練習に役立てる。 【解決手段】 リズムデータRHD中の、ポインタPr
が示すチャネルデータCHで規定されるチャネルCH
(RHD)(例えば6)に応じて、チャネル番号「CH
(RHD)−4」に対応するパッド体P(例えばP2)
の光源部30のうち、パッド指定L/Rデータで規定さ
れる手と同じ側(光源部30Lまたは30R)をタッチ
データで規定される発光強度で発光させることで、導光
体32(LまたはR)が光って見える。導光体32を見
ることで、運手指示情報(打撃すべきパッド体P、その
打撃タイミング及び打撃に用いるべき手(左または
右))、並びに打撃強さが視覚的に認識される。これと
併せて、ディスプレイ12には肢指示表示Hを含んだリ
ズム譜が表示され、これによっても運手指示情報が視覚
認識される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術の分野】本発明は、ドラムセット等
の複数種類の打撃楽器に対応する楽音を発生可能な電子
楽器に関する。
【0002】
【従来の技術】ドラムセットを構成する打撃楽器の種類
には、例えば、バスドラム、ハイハットシンバル、スネ
アドラム、ボンゴ、タムタム等がある。ドラムスは、リ
ズムを刻み、曲演奏をリードすると共に、特定のドラム
の打撃タイミングをわずかにずらせて曲演奏をおもしろ
くする効果をも有し、重要な役割を有する。このような
リズムのスパイス(いわゆる「のり」)は、奏者の技能
に依存する部分が大きい。
【0003】ドラムスの演奏には一般に、スティック等
が用いられ、奏者は、両手及び足の四肢を使って多彩な
演奏を行う。各ドラムをどちらの手(乃至足)で打撃す
るか(以下、「運手(はこびて)」と呼称する)は、特
に手で打撃するドラムについてはドラム毎に定まってい
るものではなく、リズムパターン、曲想、曲における場
面等によって随時異なる。奏者は、練習を積んで状況に
応じた運手により打撃演奏を行う。しかし、上記「の
り」をかもし出せるような運手を実現する演奏技能は、
一朝一夕には身に付くものではなく、ライブでの生演奏
を見たり、先生に習う等によって徐々に習熟できるもの
である。
【0004】そこで、本出願人は既に、演奏指示装置
(特願2000−307623号)を提案している。こ
の装置は、主としてドラム教習に利用されるものであ
り、打面部から離れた表示装置に演奏動作を表す演奏画
像を表示すると共に、演奏進行に合わせて演奏対象とす
る楽器の表示態様を表示し、楽器の表示態様を、演奏で
使用する身体部位毎に設定された異なる表示態様に変更
することで、操作すべき楽器、操作する身体部位(手)
及び操作タイミング等の運手指示情報を表示するように
している。または、楽譜を表示し、楽譜上に、演奏イベ
ント毎に身体部位を表示し、例えば、練習パートの楽器
について、表示した楽譜上の各音符に対応させて(例え
ば、音符の上方)身体部位を表示する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記提
案された演奏指示装置では、上記運手指示情報は、表示
装置に画面表示されるだけであるので、次の打撃のため
にいちいち表示装置を見ることが多くなり、打撃操作を
行いつつ演奏指示情報を認識するのが容易でない。ま
た、楽譜上に演奏イベント毎に身体部位を表示する手法
では、身体部位の指示情報は音符に対応しているもの
の、音符とは離間した位置に表示されるため、演奏指示
情報を一見して把握するのは必ずしも容易でない。その
ため、視認性を高めて練習しやすくする上では改善の余
地があった。
【0006】さらに、上記運手指示情報を表示するもの
において、奏者自らの打撃による楽音と演奏データによ
る楽音とを明確に区別して聞くことができれば、それら
のタイミングの一致を目指して練習に励むことができ
る。また、上記運手指示情報に加えて、打撃する強さの
情報(タッチ情報)をも認識できれば練習に一層役立つ
ことが期待される。
【0007】本発明は上記従来技術の問題を解決するた
めになされたものであり、その目的は、運手指示情報を
視覚的に容易に認識させて、ドラムスの演奏練習に役立
てることができる電子楽器を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の請求項1の電子楽器は、複数のパッド体と、
前記複数の各パッド体近傍において前記各パッド体に対
応して設けられた複数の発光部と、ドラムリズムシーケ
ンスに基づいて対応する発光部を発光させることで、打
撃すべきパッド体と、打撃のタイミングと、前記打撃す
べきパッド体をどの肢で打撃するかを示す打撃肢とを認
識させる発光制御手段とを備えたことを特徴とする。
【0009】この構成によれば、ドラムリズムシーケン
スに基づいて対応する発光部が発光することで、打撃す
べきパッド体と、打撃のタイミングと、打撃肢とが認識
される。例えば、発光している発光部に対応するパッド
体が打撃すべきパッド体であり、発光タイミングが打撃
タイミングであると容易に認識され、また、例えば、発
光部を両手及び足の各肢に対応する発光態様で発光させ
れば、打撃肢が容易に認識される。よって、打撃すべき
パッド体、打撃タイミング及び打撃肢の運手指示情報を
視覚的に容易に認識させて、ドラムスの演奏練習に役立
てることができる。特に、パッド体近傍での発光は打撃
操作を行いつつ視覚認識するのが容易であり、演奏ガイ
ドに好適である。
【0010】なお、請求項1において、前記発光部は、
例えば、各パッド体毎に両手及び足の各肢に対応して設
けられ、前記打撃すべきパッド体近傍の発光部のうち、
前記打撃肢に対応する発光部を打撃のタイミングに応じ
て発光させるように構成される。これにより、視認効果
が一層高まる。あるいは、前記発光部は、その発光色ま
たは発光態様が両手及び足の各肢に対応して設定され、
前記打撃すべきパッド体近傍の発光部を、前記打撃肢に
対応する発光色や発光態様で打撃のタイミングに応じて
発光させるように構成される。これにより、簡単な構成
で運手指示情報を認識させることができる。
【0011】本発明の請求項2の電子楽器は、複数の被
打撃部と、楽譜を表示可能な表示部と、ドラムリズムシ
ーケンスに基づいて、前記表示部にリズム譜を表示させ
ると共に、前記リズム譜における各音符の近傍に肢指示
表示を表示させることで、打撃すべき被打撃部と、打撃
のタイミングと、前記打撃すべき被打撃部をどの肢で打
撃するかを示す打撃肢とを認識させる制御手段とを備え
たことを特徴とする。
【0012】この構成によれば、ドラムリズムシーケン
スに基づいて、表示部にリズム譜が表示されると共に、
リズム譜における各音符の近傍に肢指示表示が表示され
ることで、打撃すべき被打撃部と、打撃のタイミング
と、打撃肢とが認識される。例えば、リズム譜における
音符位置から打撃すべき被打撃部及びタイミングが認識
され、肢指示表示から打撃肢が認識される。特に、肢指
示表示は各音符の近傍に表示されるので、視認性が高
い。すなわち、リズム譜は、通常、見なければならない
ものであり、その近傍に肢指示表示をすることで、さら
に肢指示表示を別途わざわざ見なければならないという
こと(動作上の制約)を緩和している。よって、リズム
譜表示により運手指示情報を視覚的に容易に認識させ
て、ドラムスの演奏練習に役立てることができる。
【0013】なお、請求項2において、前記打撃すべき
被打撃部、打撃タイミングは、例えば、前記リズム譜に
おける五線譜上の音符の上下方向、左右方向の位置でそ
れぞれ指示されることを含んでいる。また、前記肢指示
表示は、前記リズム譜における各音符の左方及び右方に
所定マークとして表示され、該所定マークの表示位置に
より打撃肢が左手か右手かが指示されることを含んでい
る。これにより、視認性が向上する。
【0014】なお、請求項2における表示部による表示
と、請求項1における発光部による表示とを併せて行う
ように構成してもよい。これにより、運手指示情報の視
認効果が一層高まり、習熟段階に応じた演奏練習が容易
になる。
【0015】本発明の請求項3の電子楽器は、複数の被
打撃部と、表示部と、ドラムリズムシーケンスに基づい
て、打撃すべき被打撃部と、打撃のタイミングと、前記
打撃すべき被打撃部をどの肢で打撃するかを示す打撃肢
とを前記表示部に表示させることで認識させる表示制御
手段と、前記ドラムリズムシーケンスに基づいて、前記
打撃すべき被打撃部に対応する楽音を所定チャネルで発
生させると共に、前記複数の各被打撃部に対する打撃に
基づく楽音を、前記所定チャネルとは異なるチャネルで
発生させる楽音発生手段とを備えたことを特徴とする。
【0016】この構成によれば、ドラムリズムシーケン
スに基づいて、打撃すべき被打撃部と、打撃のタイミン
グと、打撃肢とが表示部に表示されることで認識される
ので、運手指示情報が視覚的に認識される。また、ドラ
ムリズムシーケンスに基づいて、前記打撃すべき被打撃
部に対応する楽音が所定チャネルで発生すると共に、各
被打撃部に対する打撃に基づく楽音が、前記所定チャネ
ルとは異なるチャネルで発生するので、楽音データによ
る楽音と自己の打撃による楽音とが独立して発音され各
々聞こえる。この場合、わずかに音色を異ならせて発音
させればより効果的であるが、音色は同じでチャネルを
異ならせることのみとして、これら両チャネルを、例え
ば別々のスピーカから発音させることも可能であるか
ら、上記のように異音色で発音することが必要条件にな
るわけではない。このように、被打撃部、打撃タイミン
グ及び打撃肢の運手指示情報の認識が視覚的に考慮され
ることでよりその認識効果が高まり、さらに、楽音デー
タによる楽音と実際の打撃による楽音とが区別して認識
されるので、打撃のタイミング及び/または被打撃部
(ドラム種類の情報)の一致を目指して練習すること
で、練習者には、聴覚的な演奏補助のフィードバックが
かかり、視聴覚的な観点からの教習効果が期待できる。
すなわち、リズムガイドに合わせようと何度も練習する
ことで、タイミングやタッチが徐々に合うようになり、
リズム及びタッチを収得し、微妙な「のり」を体得する
ことができる。よって、運手指示情報を視覚的に容易に
認識させると共に、楽音データによる楽音と実際の打撃
による楽音とを区別して聞けるようにして、ドラムスの
演奏練習に役立てることができる。
【0017】なお、請求項3において、前記表示部は、
例えば、前記複数の各被打撃部近傍において前記各被打
撃部に対応して設けられた複数の発光部、あるいは楽譜
を表示可能な画面表示器等で構成される。
【0018】本発明の請求項4の電子楽器は、複数の被
打撃部と、表示部と、ドラムリズムシーケンスに基づい
て、打撃すべき被打撃部と、打撃のタイミングと、前記
打撃すべき被打撃部をどの肢で打撃するかを示す打撃肢
と、打撃の強さとを前記表示部に表示させることで認識
させる表示制御手段とを備えたことを特徴とする。
【0019】この構成によれば、ドラムリズムシーケン
スに基づいて、打撃すべき被打撃部と、打撃のタイミン
グと、打撃肢と、打撃の強さとが表示部に表示されるこ
とで認識される。よって、運手指示情報に加えて打撃の
強さを視覚的に認識させて、ドラムスの演奏練習に役立
てることができる。
【0020】なお、請求項4において、前記表示部は、
例えば、前記複数の各被打撃部近傍において前記各被打
撃部に対応して設けられた複数の発光部で構成される。
この場合、前記打撃の強さは、例えば対応する発光部の
発光強度で指示される。あるいは、前記表示部は、例え
ば楽譜を表示可能な画面表示器等で構成してもよい。こ
の場合、例えば所定のメータ表示を設け、前記打撃の強
さを、打撃の強さ毎にメータ表示の表示態様を変える
か、または、数字による段階的な表示により指示するよ
うに構成してもよい。
【0021】なお、請求項1〜4において、ドラム用の
楽音データを取得する楽音データ取得手段と、前記楽音
データ取得手段により取得された楽音データに基づいて
ドラムリズムシーケンスを生成するシーケンス生成手段
とを設け、ドラムリズムシーケンスとしては、前記シー
ケンス生成手段により生成されたものを用いるように構
成してもよい。また、複数の被打撃部は、複数種類の楽
器の各々に対応するものであってもよい。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。
【0023】図1は、本発明の一実施の形態に係る電子
楽器の外観図である。
【0024】本楽器は、ドラム型に構成され、複数(4
個)のパッド体P1〜P4(被打撃部)、液晶表示器等
のディスプレイ12(表示部)、リズム音源割り当てス
イッチ17、リズム選択スイッチ18、リズムスタート
/ストップスイッチ19及びステレオスピーカ4を備え
る。
【0025】各パッド体P1〜P4には、スイッチ17
により、打撃楽器の種類(例えば、バスドラム、ハイハ
ットシンバル、スネアドラム、ボンゴ等)を任意に割り
当てることができる。各パッド体P1〜P4には、発音
チャネルとしてチャネルCH1〜CH4が割り当てられ
ており、各パッド体Pを打撃することで、チャネルCH
1〜CH4にて各パッド体Pに応じた音色のドラム音が
電子的に発生するようになっている。一方、ドラムリズ
ムシーケンスに基づく各パッド体Pに対応する発音チャ
ネルは、チャネル番号5〜8に割り当てられている。従
って、本実施の形態では、必要チャネル数はパッド体P
の数の2倍である「8」で足りるが、これ以上のチャネ
ル数を設けるようにしてもよい。その場合、余ったチャ
ネルはドラム以外の音色用に用いてもよいし、一律に発
音させないようにしてもよい。また、パッド体Pを5以
上設ける場合は、それに対応してドラム用に用いるチャ
ネル数を2倍の数だけ確保すればよい。
【0026】スイッチ18は複数存在し、所望のリズム
を選択するのに用いられる。スイッチ19は、自動リズ
ム演奏等の実行/非実行を指示するのに用いられる。
【0027】図2は、本電子楽器の全体構成を示すブロ
ック図である。
【0028】本電子楽器は、パッドセンサ3、パネルス
イッチ2、ROM6、RAM7、タイマ8、表示制御回
路9(表示制御手段の一部)、RSPリズムメモリ1
0、記憶装置11、通信インターフェイス(通信I/
F)14、楽音形成部15(楽音発生手段の一部)、サ
ウンドシステム16(楽音発生手段の一部)及び光源部
30が、バス13を介してCPU5(発光制御手段、制
御手段、表示制御手段の一部)に接続されて構成され
る。CPU5にはタイマ8が接続され、表示制御回路9
には上記ディスプレイ12が接続されている。通信I/
F14は通信ネットワーク101を接続する。
【0029】パネルスイッチ2は、上記スイッチ17、
18、19のほか、各種情報を入力するための複数のス
イッチ(不図示)を備える。パッドセンサ3は、各パッ
ド体P1〜P4毎に打撃の有無及び打撃強さ(タッチ)
を検出する。CPU5は、本楽器全体の制御を司る。R
OM6は、CPU5が実行する制御プログラムや各種テ
ーブルデータ等を記憶する。RAM7は、演奏データ、
テキストデータ等の各種入力情報、各種フラグやバッフ
ァデータ及び演算結果等を一時的に記憶する。タイマ8
は、タイマ割り込み処理における割り込み時間や各種時
間を計時する。表示制御回路9は、ディスプレイ12に
楽譜等の各種情報を表示させる。
【0030】RSPリズムメモリ10には、後述するリ
ズムデータRHDが格納されている。楽音形成部15
は、不図示の効果回路を含み、リズムデータRHDや自
動演奏データ等の楽曲データを楽音信号に変換する。サ
ウンドシステム16は、上記スピーカ4を含み、楽音形
成部15から入力される楽音信号等を音響に変換する。
記憶装置11には、各種データの他、CPU5が実行す
る制御プログラムを記憶することができる。
【0031】各パッド体P1〜P4は、例えば、本出願
人により既に出願された特願2001―263453号
で開示したものと同様に構成される。各パッド体P1〜
P4は大きさは異なるがいずれも同様に構成されるの
で、パッド体P2の構成を例にとって説明する。パッド
体P2は、図1に示すように、発光ユニットFU(発光
部、表示部)及び打撃されるパッド板31がケース20
上に配設されて成る。
【0032】図3は、パッド体P2の構成を分解斜視図
で表した図である。
【0033】パッド体P2は、ケース20上に一体的に
設けられたパッド支持部36に取り付けられる。発光ユ
ニットFUは、光源部30と導光体32とから構成され
る。導光体32は、光源部30が配設されるスペースだ
け外周の一部を切り欠いた略円環状に形成される。光源
部30は、互いに背向する2個のLED(バイポールL
EDである双頭発光ダイオード)(図示せず)を備え、
各LEDが光源部30L、30Rにそれぞれ内装され、
ケース20に設けられた設置孔30Hに裏面から取り付
けられる。なお、光源部30は、双頭発光ダイオードの
代わりに独立した市販の2個のLEDを用いて構成して
もよい。
【0034】パッド支持部36には、穴37、38が各
4つ設けられる。また、パッド板31には、剛性を有す
る板状部材で円盤状に形成されたセンサ支持体(図示せ
ず)が設けられ、このセンサ支持体に、上記パッドセン
サ3が取り付けられている。パッド板31にはまた、4
つの突起部33が下方に突設されている。
【0035】導光体32の下縁には、テープ材発泡材か
らなり光を反射しやすい色で構成されるテープ材(図示
せず)が貼着され、導光体32に光源部30が取り付け
られて、発光ユニットFUが製作される。そして、発光
ユニットFUの下縁をパッド支持部36の凹部36aに
嵌合、圧入させて、発光ユニットFUがパッド支持部3
6により圧入保持されるようにする。次に、ネジ35に
て導光体32のステイ34をパッド支持部36の穴37
にネジ止めすることで、発光ユニットFUがパッド支持
部36に固定される。その後、パッド体FUの突起部3
3を、パッド支持部36の穴38を貫通させることで、
パッド板31がパッド支持部36に固定される。このよ
うにして、発光ユニットFUがパッド支持部36に組み
付けられる。
【0036】光源部30と導光体32とが組み付けられ
た状態では、光源部30L/Rが発光すると、それらの
光はL側、R側端面32aL、32aRから導光体32
に入射される。それらの入射光は、いわゆる光ファイバ
の光伝搬原理で導光体32の軸方向に沿って効率良く導
光される。また、導光体32の上面は、ビーズブラスト
法等により面粗度を少し粗く(すりガラスのように)し
た放光面32cとして形成されている。放光面32cを
粗面処理したことで、導光体32の内部から放光面32
cに向かう光は乱反射しやすくなり、放光面32cに対
する入射角が大きい光でも一部が全反射することなく外
部に漏れ、奏者からみると、放光面32cが光っている
ように見える。
【0037】なお、後述するように、光源部30は、光
源部30Lまたは30Rを独立して発光させることがで
き、いずれか一方を発光させた場合は、導光体32のそ
れに近い側がより明るく光って見える。例えば、光源部
30Lだけが発光すれば導光体左半分32Lが、光源部
30Rだけが発光すれば導光体右半分32R(図1参
照)が、それぞれより明るく光って見える。このような
左右分割発光は、後述するように、対応するパッド体P
1〜P4を左右いずれの手で打撃すべきかを指示するの
に用いられる。
【0038】図4は、RSPリズムメモリ10に格納さ
れるリズムデータRHDのデータ構造を示す図である。
【0039】リズムデータRHDとしては複数曲分格納
可能であり、第1のリズムデータRHD1、第2のリズ
ムデータRHD2…RHDnというように、各々が1つ
の曲に対応している。ヘッダHEDには、各リズムデー
タRHDの先頭アドレスが格納される。各リズムデータ
RHDには、次のオンイベント発生までの間隔を示す符
長データ、リズムデータRHDに基づく発音チャネル番
号(以下、「チャネルCH(RHD)」と称する)を示
すチャネルデータCH(本実施の形態ではCH=5〜8
のいずれか)(所定チャネル)、打撃楽器の音源を指定
して発音を指示するリズム音源データ、打撃強さを示す
タッチデータ、パッド体Pをいずれの手で打撃すべきか
を指示するパッド指定L/Rデータ、及び1曲分の終わ
りを示すENDデータが含まれる。Prはアドレスポイ
ンタである。
【0040】図5は、ディスプレイ12の表示の一例を
示す図である。
【0041】詳細は後述するが、図6のメイン処理のス
テップS604、及び図7のタイマ割り込み処理のステ
ップS706、S709により、ディスプレイ12に
は、図5に示すようなリズム譜が曲の進行に従って1小
節毎に表示される。ディスプレイ12内には、その裏面
にLEDを埋め込み配設して成るタイミングランプTL
1〜TL4が設けられており、各タイミングランプTL
は1拍毎に順次点灯して拍の進行を表示する。
【0042】同図に示すように、各音符M1〜M4の五
線譜上の上下方向における位置が打撃すべきパッド体P
(打撃楽器の種類)を表す。例えば、下から音高F、
A、C、Eにはパッド体P4、P1、P3、P2(に割
り当てられた打撃楽器の種類)が対応している。また、
各音符M1〜M4の五線譜上の左右方向における位置が
打撃楽器の打撃タイミングを表す。さらに、各音符M1
〜M4の近傍には、肢指示表示H1〜H4(例えば、
「・」のようなマーク)がLED(LCDでもよい)に
よって表示される。各肢指示表示Hは、各音符M1に関
し打撃に用いるべき手(左手か右手か)に対応して各音
符Mの左側または右側いずれかに表示される。
【0043】なお、肢指示表示のマークは例示したもの
に限られず、また、「L」、「R」等の文字表示として
もよい。また、肢指示表示と併せて、打撃すべきパッド
体Pを文字表示等で表示するように構成してもよい。
【0044】図6は、本実施の形態におけるメイン処理
のフローチャートを示す図である。
【0045】まず、RAM7等の各種レジスタやフラグ
をクリアして初期設定を行う(ステップS601)。次
に、複数のスイッチ18のいずれかがオンされた(オン
イベントがあった)か否かを判別し(ステップS60
2)、いずれかがオンされた場合は、続くステップS6
03、S604で、リズム音の発音準備及びリズム表示
の処理を行う。すなわち、オンされたスイッチ18で定
まるリズムデータRHD(SEL)の先頭アドレスをR
SPリズムメモリ10内のヘッダHEDから読み出し、
該先頭アドレスにアドレスポインタPr(図4参照)を
セットする(ステップS603)。次に、リズムデータ
RHD(SEL)の第1小節部分(肢指示表示H1〜H
4も含まれる)をディスプレイ12に表示させて(ステ
ップS604)(図5参照)、本処理を終了する。
【0046】前記ステップS602の判別の結果、いず
れのスイッチ18についてもオンされていない場合は、
スイッチ19がオンされた(オンイベントがあった)か
否かを判別する(ステップS605)。その判別の結
果、スイッチ19がオンされた場合は、後述する「自動
リズム及び運手指示処理」の実行許可を「1」で示すR
UNフラグを反転し(ステップS606)、RUN=1
であるか否かを判別する(ステップS607)。その判
別の結果、RUN=1である場合は、「自動リズム及び
運手指示処理」の実行が今回許可された場合であるの
で、直ちに本処理を終了する一方、RUN=0である場
合は、「自動リズム及び運手指示処理」の実行が今回禁
止された場合であるので、ステップS608に進む。
【0047】ステップS608では、RUNフラグを
「0」に設定すると共に、アドレスポインタPrを、選
択中のリズムデータRHD(SEL)の先頭アドレスに
戻し、次に、ステップS609で、ディスプレイ12の
表示をクリアすると共に、リズムデータRHD(SE
L)の第1小節部分を表示させて、本処理を終了する。
【0048】前記ステップS605の判別の結果、スイ
ッチ19がオンされていない場合は、いずれかのパッド
体P1〜P4が打撃(パッドオン)されたか(オンイベ
ントがあった)否かを判別する(ステップS610)。
この判別は、上述したように、パッドセンサ3による、
各パッド体P1〜P4毎の打撃の有無及び打撃強さの検
出結果に基づきなされる。その判別の結果、いずれのパ
ッド体Pも打撃されていない場合は、その他処理(例え
ば、後述するオートプレイ(AP)の実行指示の設定を
はじめとする各種設定等)を実行して(ステップS61
3)、本処理を終了する。
【0049】一方、いずれかのパッド体P1〜P4が打
撃された場合は、続くステップS611、S612で、
リアルタイムパッド処理を行う。すなわち、打撃された
パッド体Pに対応するチャネルCH(CH1〜4のいず
れかであり、以下、「チャネルCH(PN)」と記す)
と、そのパッド体Pに関して検出された打撃強さ(以
下、「タッチデータTD」と称する)とをチャネルバッ
ファCHBUFに設定する(ステップS611)。次
に、チャネルバッファCHBUF内のデータを読み出
し、チャネルCH(PN)に予め割り当てられている音
源(例えば、パッド体P1が打撃された場合は、PN=
1となってバスドラム)をチャネルCH(PN)にて発
音させる(ステップS612)。その際、チャネルCH
(PN)と共にタッチデータTDも楽音形成部15に送
られ、タッチ付きの楽音としてスピーカ4から発音され
る。その後、本処理を終了する。
【0050】図7は、本実施の形態におけるタイマ割り
込み処理の手順を示すフローチャートである。本処理
は、タイマ8がCPU5に対して発生する割り込み信号
に応じて実行される。
【0051】まず、RUNフラグが「1」に設定されて
いるか否かを判別し(ステップS701)、その判別の
結果、RUN=0である場合は本処理を終了する一方、
RUN=1である場合は、自動演奏処理の実行を行うこ
とを「1」で示すオートプレイ(AP)が「1」に設定
されているか否かを判別する(ステップS702)、そ
の判別の結果、AP=1である場合は、上記自動演奏デ
ータに基づく自動演奏(伴奏等)の処理を実行し(ステ
ップS703)、ステップS704に進む一方、AP=
0である場合は直ちに前記ステップS704に進む。
【0052】ここで、上記自動演奏データは、例えばM
IDIコードによって構成され、図示はしないが、曲全
体のテンポを示すテンポデータ等の初期設定データと、
楽音の発音、消音を指示するためのキーオン、キーオフ
イベントデータと、これらイベントデータの発生タイミ
ングを示すタイミングデータと、当該曲の終わりを示す
エンドデータとにより主として構成される。自動演奏デ
ータは、例えば記憶装置11に記憶されており、自動演
奏処理時にRAM7に読み出される。なお、ピアノ等、
ドラム音以外の音色の発音を伴う自動演奏処理を行う場
合は、チャネル1〜8以外のチャネルを用いて、上記ド
ラム以外の楽器の音を発音させるようにする。その場合
は、チャネル数の設定は9以上(例えば16)であるこ
とが前提となる。
【0053】前記ステップS704では、後述する図8
の自動リズム及び運手指示処理を実行し、次に、TCL
(テンポクロック)ポインタの値を「1」だけインクリ
メントして(ステップS705)、TCL値に応じてデ
ィスプレイ12におけるタイミングランプTL(図5参
照)を点灯させる(ステップS706)。ここで、本実
施の形態では1小節を96拍としており、4拍子では、
24拍毎に、それぞれ0≦TCL≦23、24≦TCL
≦47、48≦TCL≦71、72≦TCL≦95の場
合に対応して、タイミングランプTL1、TL2、TL
3、TL4が順次点灯される。これにより、拍の進行を
認識させることができる。
【0054】次に、TCLポインタが「96」に達した
か否かを判別し(ステップS707)、その判別の結
果、TCL=96でない場合は本処理を終了する一方、
TCL=96である場合は、TCLポインタを「0」に
リセットし(ステップS708)、ディスプレイ12上
の表示内容を、現在処理中のリズムデータRHD(SE
L)における次の1小節部分の表示(肢指示表示H1〜
H4も含まれる)に更新する(ステップS709)。こ
れにより、曲の進行に従って、打撃すべきパッド体P、
その打撃タイミング及び打撃に用いるべき手(左または
右であり、以下、「打撃肢」と称する)が視覚的に認識
される。特に、肢指示表示は各音符の近傍に表示される
ので、視認性が高い。その後、本処理を終了する。
【0055】なお、ディスプレイ12上の表示は1小節
部表示に限らず、複数小節を同時に表示するようにして
もよい。
【0056】図8は、図7のステップS704で実行さ
れる自動リズム及び運手指示処理のフローチャートを示
す図である。
【0057】まず、現在処理中のリズムデータRHD
(SEL)において、アドレスポインタPrが示すデー
タが符長データであるか否かを判別し(ステップS80
1)、符長データでない場合は本処理を終了する一方、
符長データである場合は、その符長データの値がTCL
値に等しいか否かを判別する(ステップS802)。そ
の判別の結果、符長データの値がTCL値に等しくない
場合は本処理を終了する一方、符長データの値がTCL
値に等しい場合は、アドレスポインタPrを「1」だけ
インクリメントし(ステップS803)、ステップS8
04に進む。
【0058】ステップS804では、アドレスポインタ
Prが示すチャネルデータCH、リズム音源データ及び
タッチデータを、楽音形成部15に送る。これにより、
曲の進行に従って、サウンドシステム16を介して、リ
ズム音源データで規定される打撃楽器の音色が、チャネ
ルデータCHで規定されるチャネルCH(RHD)(5
〜8のいずれか)にて、タッチデータで規定されるベロ
シティにて発音される。
【0059】次に、ステップS805では、アドレスポ
インタPrが示すチャネルデータCH、パッド指定L/
Rデータ及びタッチデータに基づいて光源部30を発光
させる。すなわち、チャネルデータCHで規定されるチ
ャネルCH(RHD)(5〜8のいずれか)に応じて、
チャネル番号「CH(RHD)−4」に対応するパッド
体P(例えば、CH(RHD)=5ならばパッド体P
1、CH(RHD)=6ならばパッド体P2)の各光源
部30のうち、パッド指定L/Rデータで規定される手
と同じ側の光源部30(30Lまたは30R)を、タッ
チデータで規定される発光強度で発光させる。光源部3
0の発光により対応する導光体32(LまたはR)が光
って見えるので、それを見ることで、曲の進行に従っ
て、打撃すべきパッド体P、その打撃タイミング及び打
撃肢(左または右)が視覚的に認識される。特に、パッ
ド体P近傍での発光は打撃操作を行いつつ視覚認識する
のが容易であり、演奏ガイドに好適である。
【0060】次に、アドレスポインタPrを「1」だけ
インクリメントし(ステップS806)、アドレスポイ
ンタPrが示すデータがENDデータであるか否かを判
別して(ステップS807)、アドレスポインタPrが
示すデータがENDデータでない場合は本処理を終了す
る一方、ENDデータである場合は、RUNフラグを
「0」に設定して(ステップS808)、本処理を終了
する。
【0061】このように、図7、図8の処理では、アド
レスポインタPrのインクリメントを繰り返して1曲分
のリズムデータRHDからドラムリズムシーケンスを生
成し、このドラムリズムシーケンスに従って自動演奏を
すると共にディスプレイ12及び光源部30により運手
指示を行う。
【0062】本楽器でリズムデータRHDによるリズム
ガイド演奏をする場合、奏者は、ディスプレイ12また
は各パッド体Pの導光体32の発光を手掛かりに運手指
示情報、すなわち、打撃すべきパッド体、打撃タイミン
グ及び打撃に用いるべき打撃肢を認識しつつ打撃を行
う。その際、導光体32の明るさによって打撃強さも認
識する。そして、リズムデータRHDによる楽音がタッ
チ付きで発音されると共に、奏者が打撃すれば、図6の
ステップS610〜S612の処理により、それに応じ
た打撃音もタッチ付きで発音される。
【0063】これらのことを図5を用いてさらに具体的
に説明する。
【0064】リズム音源割り当てスイッチ17(図1参
照)がオンされる毎に、打撃楽器の種類、すなわち、リ
ズム音源の割り当て候補がディスプレイ12に表示され
るので、パッド体P1〜P4のいずれかに割り当てたい
音源が表示されたとき、パッド体P1〜P4のいずれか
を打撃(パッドオン)すると、図6のステップS613
の「その他処理」内で実行される不図示のサブルーチン
内にある割り当て処理により、上記打撃されたパッド体
Pに、現在表示中の音源が割り当てられる。これをパッ
ド体Pの数、すなわち4回繰り返すと、奏者が任意に音
源割り当てを行ったいわゆるユーザーズドラムスとな
る。
【0065】例えば、パッド体P1にバスドラム、パッ
ド体P2にハイハットシンバル、パッド体P3にタムタ
ム、パッド体P4にボンゴを割り当ててもよいし、スイ
ッチ18でリズムデータRHDが選択されたとき、自動
的にそれに対応する割り当て設定がなされるようにして
もよい。
【0066】いずれにせよ、上記割り当てが設定されて
いる場合において、図5に示すリズム譜上の音符M1の
肢指示表示H1を、タイミング指示用のタイミングラン
プTL1の発光タイミングに同期させて表示させること
で、「ハイハットシンバル(ここではパッド体P2)を
右手で打撃せよ」という指示が促される。このとき、同
時にパッド体P2の光源部30Rも発光する。
【0067】そして、1拍分の時間が経過すると、タイ
ミングランプTL2の発光指示を受けて、「ハイハット
シンバル(ここではパッド体P2)を左手で打撃せよ」
という指示が促される。このとき、同時にパッド体P2
の光源部30Lも発光する。さらに1拍分の時間が経過
すると、タイミングランプTL3の発光指示を受けて、
「タムタム(ここではパッド体P3)を右手で打撃せ
よ」という指示が促される。このとき、同時にパッド体
P3の光源部30Rも発光する。同様に4拍目では、前
記1拍目と同様の態様で表示及び発光指示がなされる。
【0068】奏者は、これら一連の指示通りに手動操作
にてパッド体P2、P3を打撃して練習を繰り返す。1
小節分が終了すれば、次の小節分の指示が同様になされ
る。同一のリズムパターンが続く場合は同一の指示態様
が繰り返されることになる。奏者は、この指示に追従し
て打撃練習を繰り返せば、微妙な「のり」を体得するこ
とができる。上記説明では、たまたま拍に一致した指示
を例示したが、音符M1及び肢指示表示H1が拍タイミ
ングからわずかにずれたタイミングで指示されることも
あり、その場合は、そのずれ通りに打撃練習を繰り返す
ことで、「のり」を体得していくことになる。
【0069】本実施の形態によれば、リズムデータRH
Dに基づき生成したドラムリズムシーケンスに基づい
て、対応するパッド体Pの光源部30L/Rのいずれか
が発光するようにしたので、光って見える導光体32に
対応するパッド体Pが打撃すべきパッド体であり、その
発光タイミングが打撃タイミングであると容易に認識さ
れ、また、導光体左右各半分32L/32Rのうち光っ
て見える側と同じ側の手が打撃肢であると認識される。
よって、運手指示情報、すなわち、打撃すべきパッド
体、打撃タイミング及び打撃肢を視覚的に認識させて、
ドラムスの演奏練習に役立てることができる。特に、パ
ッド体P近傍での発光は打撃操作を行いつつ視覚認識す
るのが容易であり、演奏ガイドに好適である。また、リ
ズムデータRHD中のタッチデータに応じて光源部30
の発光強度を変えるようにしたので、導光体32の明る
さから打撃すべき強さも視覚的に認識することができ、
演奏練習に一層役立つ。
【0070】また、上記に加えて、ドラムリズムシーケ
ンスに基づいて、ディスプレイ12にリズム譜を表示
し、リズム譜における各音符の近傍に肢指示表示を表示
するようにしたので、音符の上下方向及び左右方向の位
置から打撃すべきパッド体P及び打撃タイミングが認識
され、肢指示表示が音符の左右いずれに表示されている
かによって打撃肢が認識される。よって、リズム譜表示
によっても上記運手指示情報を視覚的に認識でき、演奏
練習の態様が一層拡大する。特に、肢指示表示が、演奏
に必須の楽譜における各音符の近傍に表示されるので、
視認性が高い。しかも、導光体32による運手指示情報
の表示と併せてなされるので、視認効果が一層高まり、
習熟段階に応じた演奏練習が容易になる。
【0071】さらに、上記ドラムリズムシーケンスに基
づく発音チャネル(CH5〜8)と、パッド体Pに対す
る実際の打撃に基づく発音チャネル(CH1〜4)とを
異ならせたので、リズムデータRHDによる楽音とリア
ルタイム演奏による楽音とが独立して発音され各々聞こ
える。すなわち、奏者の実際の打撃による発音チャネル
とは異なるチャネルで発音させて、区別して認識可能に
なっている。従って、運手指示情報の認識が視覚的に考
慮されることでその認識効果が高まることに加えて、リ
ズムデータRHDによる楽音と実際の打撃による楽音と
が区別して認識されるので、打撃のタイミング及び/ま
たはパッド体P(ドラム種類の情報)の一致を目指して
練習することで、練習者には、聴覚的な演奏補助のフィ
ードバックがかかり、視聴覚的な観点からの教習効果が
期待できる。すなわち、リズムガイドに合わせようと何
度も練習することで、タイミングやタッチが徐々に合う
ようになり、リズム及びタッチを収得し、微妙な「の
り」を体得することができる。よって、リズムデータR
HDによる楽音と実際の打撃による楽音とを区別して聞
けるようにして、ドラムスの演奏練習に役立てることが
できる。
【0072】なお、導光体32の配置や構成は、左右の
手との対応関係が認識容易であれば、例示したものに限
られず、左右に独立分離配置等してもよい。例えば、パ
ッド体P(形状は円でなく四角でもよい)の奏者からみ
て後方の左右両側に導光体をそれぞれ配設してもよい。
また、発光ユニットFUの構成は例示したものに限られ
ず、視覚により認識できればよく、光源部30及び導光
体32の組み合わせに代えて、各肢毎のLEDや蛍光管
等で構成してもよいし、その形態も円形に限られない。
【0073】なお、本実施の形態において、光源部30
による運手指示情報表示では、左右いずれの手で打撃す
るかを指示するようにしたが、これを足に応用してもよ
いことはいうまでもない。その場合は、導光体32L/
Rに加えて足用の導光体及び光源部をパッド体Pの近傍
等に設けてもよい。例えば、奏者からみて、左手用の導
光体及び光源部をパッド板31の左後方に、右手用の導
光体及び光源部をパッド板31の右後方にそれぞれ近接
配置すると共に、パッド板31の前方(奏者側)に足用
の導光体及び光源部を配設すればよい。また、ディスプ
レイ12についても、足用の肢指示表示を音符の下方に
表示させるようにしてもよい。
【0074】なお、本実施の形態では、光源部30L/
Rのうちいずれを発光させるかで打撃肢を指示するよう
にしたが、これに限るものでなく、例えば、光源部を各
パッド体P毎に1つとし、且つその発光色及び発光態様
を可変に構成し、打撃すべきパッド体の光源部を、打撃
肢に対応する発光色や発光態様で発光させるように構成
してもよい。これにより、簡単な構成で運手指示情報を
認識させることができる。
【0075】なお、ディスプレイ12上のリズム譜にお
いても打撃強さの表示を行うようにしてもよい。その場
合、リズム譜上に例えば所定のメータ表示(針または数
値等による)を設け、打撃強さ毎にメータ表示の表示態
様を変えることで打撃強さを指示するように構成しても
よい。または、数字による段階的な表示としてもよい。
これにより、リズム譜だけでも運手指示情報に加えて打
撃強さをも視覚認識することができる。
【0076】なお、リズムデータRHDは、通信I/F
14を介して通信ネットワーク101から取得するよう
にしてもよい。その場合、RAM7に一旦リズムデータ
RHDを記憶することなく、リズムデータRHDを通信
I/F14を通じて受信しつつリアルタイムで処理する
ようにしてもよい。また、リズムデータRHDは、別
途、可搬型記憶媒体から取得するようにしてもよい。
【0077】なお、本発明は、パッド体Pに相当するパ
ッド体を有した鍵盤楽器にも適用可能である。また、パ
ッド体のない鍵盤楽器であっても、各鍵にドラム楽器の
音色を割り当てられている(あるいは割り当て可能な)
鍵盤楽器にも適用可能である。その場合、音色の割り当
て態様は鍵1個に対して音色1個という構成に限定され
ず、複数鍵に対して一音色が割り当てられた鍵盤楽器で
あってもよい。この場合は、各鍵の近傍または同一音色
が割り当てられている複数鍵うちの左右端の鍵用に設け
られた演奏ガイドLED(例えば、パネル面においてそ
の鍵の支点部に配設されたLED)を発光させること
で、該LEDに運手指示の役割を果たさせるようにして
もよい。
【0078】なお、本実施の形態では、運手指示情報の
表示を、ディスプレイ12の表示及び光源部30の発光
の双方により行うようにしたが、いずれか一方だけで行
うようにしてもよい。また、ディスプレイ12による表
示だけを行うようにする場合、打撃すべきパッド体Pの
光源部30L及び30Rの双方を発光させるようにして
もよい。
【0079】なお、自動演奏データに基づく自動演奏
(伴奏等)を行いつつ、リズムデータRHDによる光源
部30の発光を行って、且つリズムデータRHDによる
ドラム音の発音はさせないような処理を可能に構成して
もよい。その場合、奏者は、自動伴奏を聞きながら、導
光体32の発光によるガイドをたよりに打撃練習ができ
る。なおこの場合は、ディスプレイ12による運手指示
情報の表示を行わないようにしてもよい。
【0080】なお、本発明を達成するためのソフトウェ
アによって表される制御プログラムを記憶した記憶媒体
を、本楽器に読み出すことによって同様の効果を奏する
ようにしてもよく、その場合、記憶媒体から読み出され
たプログラムコード自体が本発明の新規な機能を実現す
ることになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒
体は本発明を構成することになる。また、プログラムコ
ードを電送媒体(例えば、通信I/F14)等を介して
供給してもよく、その場合は、プログラムコード自体が
本発明を構成することになる。なお、これらの場合の記
憶媒体としては、ROMのほか、フロッピディスク、ハ
ードディスク、光ディスク、CD−ROM、CD−R、
磁気テープ、不揮発性のメモリカード等を用いることが
できる。
【0081】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の請求項1
によれば、打撃すべきパッド体、打撃タイミング及び打
撃肢の運手指示情報を視覚的に容易に認識させて、ドラ
ムスの演奏練習に役立てることができる。
【0082】本発明の請求項2によれば、リズム譜表示
により運手指示情報を視覚的に容易に認識させて、ドラ
ムスの演奏練習に役立てることができる。
【0083】本発明の請求項3によれば、運手指示情報
を視覚的に容易に認識させると共に、楽音データによる
楽音と実際の打撃による楽音とを区別して聞けるように
して、ドラムスの演奏練習に役立てることができる。
【0084】本発明の請求項4によれば、運手指示情報
に加えて打撃の強さを視覚的に認識させて、ドラムスの
演奏練習に役立てることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施の形態に係る電子楽器の外観
図である。
【図2】 本電子楽器の全体構成を示すブロック図であ
る。
【図3】 パッド体の構成を分解斜視図で表した図であ
る。
【図4】 RSPリズムメモリに格納されるリズムデー
タRHDのデータ構造を示す図である。
【図5】 ディスプレイの表示の一例を示す図である。
【図6】 メイン処理のフローチャートを示す図であ
る。
【図7】 タイマ割り込み処理手順を示すフローチャー
トである。
【図8】 図7のステップS704で実行される自動リ
ズム及び運手指示処理のフローチャートを示す図であ
る。
【符号の説明】 3 パッドセンサ、 5 CPU(発光制御手段、制御
手段、表示制御手段の一部)、 7 RAM、 9 表
示制御回路(表示制御手段の一部)、 10RSPリズ
ムメモリ、 12 ディスプレイ(表示部)、 15
楽音形成部(楽音発生手段の一部)、 16 サウンド
システム(楽音発生手段の一部)、P1〜P4 パッド
体(被打撃部)、 FU 発光ユニット(発光部、表示
部)、 30 光源部、 31 パッド板、 32 導
光体

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のパッド体と、 前記複数の各パッド体近傍において前記各パッド体に対
    応して設けられた複数の発光部と、 ドラムリズムシーケンスに基づいて対応する発光部を発
    光させることで、打撃すべきパッド体と、打撃のタイミ
    ングと、前記打撃すべきパッド体をどの肢で打撃するか
    を示す打撃肢とを認識させる発光制御手段とを備えたこ
    とを特徴とする電子楽器。
  2. 【請求項2】 複数の被打撃部と、 楽譜を表示可能な表示部と、 ドラムリズムシーケンスに基づいて、前記表示部にリズ
    ム譜を表示させると共に、前記リズム譜における各音符
    の近傍に肢指示表示を表示させることで、打撃すべき被
    打撃部と、打撃のタイミングと、前記打撃すべき被打撃
    部をどの肢で打撃するかを示す打撃肢とを認識させる制
    御手段とを備えたことを特徴とする電子楽器。
  3. 【請求項3】 複数の被打撃部と、 表示部と、 ドラムリズムシーケンスに基づいて、打撃すべき被打撃
    部と、打撃のタイミングと、前記打撃すべき被打撃部を
    どの肢で打撃するかを示す打撃肢とを前記表示部に表示
    させることで認識させる表示制御手段と、 前記ドラムリズムシーケンスに基づいて、前記打撃すべ
    き被打撃部に対応する楽音を所定チャネルで発生させる
    と共に、前記複数の各被打撃部に対する打撃に基づく楽
    音を、前記所定チャネルとは異なるチャネルで発生させ
    る楽音発生手段とを備えたことを特徴とする電子楽器。
  4. 【請求項4】 複数の被打撃部と、 表示部と、 ドラムリズムシーケンスに基づいて、打撃すべき被打撃
    部と、打撃のタイミングと、前記打撃すべき被打撃部を
    どの肢で打撃するかを示す打撃肢と、打撃の強さとを前
    記表示部に表示させることで認識させる表示制御手段と
    を備えたことを特徴とする電子楽器。
JP2001338052A 2001-11-02 2001-11-02 電子楽器 Expired - Fee Related JP3812415B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001338052A JP3812415B2 (ja) 2001-11-02 2001-11-02 電子楽器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001338052A JP3812415B2 (ja) 2001-11-02 2001-11-02 電子楽器

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006113613A Division JP4321545B2 (ja) 2006-04-17 2006-04-17 ドラム型電子楽器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003140644A true JP2003140644A (ja) 2003-05-16
JP3812415B2 JP3812415B2 (ja) 2006-08-23

Family

ID=19152601

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001338052A Expired - Fee Related JP3812415B2 (ja) 2001-11-02 2001-11-02 電子楽器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3812415B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007079521A (ja) * 2005-09-10 2007-03-29 Fumitomo Nakasaki 改良されたリハビリテーション用具
JP2008515008A (ja) * 2004-10-01 2008-05-08 オーディオブラックス インドゥストリア エ コメルシオ デ プロドゥトス エレトロニコス ソシエダッド アノニマ サウンドの生成、演奏、伴奏、および評価用のリズム装置
JP2008515009A (ja) * 2004-10-01 2008-05-08 オーディオブラックス インドゥストリア エ コメルシオ デ プロドゥトス エレトロニコス ソシエダッド アノニマ 楽器伴奏およびサウンド評価のための携帯用電子装置
JP2011501234A (ja) * 2007-10-26 2011-01-06 アール.コープランド ブライアン Midi技術を用いた打奏的ハーモニック音楽合成装置(aphams)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008515008A (ja) * 2004-10-01 2008-05-08 オーディオブラックス インドゥストリア エ コメルシオ デ プロドゥトス エレトロニコス ソシエダッド アノニマ サウンドの生成、演奏、伴奏、および評価用のリズム装置
JP2008515009A (ja) * 2004-10-01 2008-05-08 オーディオブラックス インドゥストリア エ コメルシオ デ プロドゥトス エレトロニコス ソシエダッド アノニマ 楽器伴奏およびサウンド評価のための携帯用電子装置
JP4741596B2 (ja) * 2004-10-01 2011-08-03 オーディオブラックス インドゥストリア エ コメルシオ デ プロドゥトス エレトロニコス ソシエダッド アノニマ 楽器伴奏およびサウンド評価のための携帯用電子装置
KR101206127B1 (ko) 2004-10-01 2012-11-28 오디오브락스 인더스트리아 에 코메르씨오 데 프로두토스 엘레트로니코스 에스.에이. 악기 반주 및 사운드 평가를 위한 휴대용 전자 장치
JP2007079521A (ja) * 2005-09-10 2007-03-29 Fumitomo Nakasaki 改良されたリハビリテーション用具
JP2011501234A (ja) * 2007-10-26 2011-01-06 アール.コープランド ブライアン Midi技術を用いた打奏的ハーモニック音楽合成装置(aphams)

Also Published As

Publication number Publication date
JP3812415B2 (ja) 2006-08-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100374761B1 (ko) 가창 반주 시스템
US6515210B2 (en) Musical score displaying apparatus and method
US7880078B2 (en) Electronic keyboard instrument
JP7347479B2 (ja) 電子楽器、電子楽器の制御方法及びそのプログラム
US20100184497A1 (en) Interactive musical instrument game
KR20000071350A (ko) 음악 게임 시스템, 음악 게임 시스템에 있어서의 연출지시 연동 제어 방법 및 음악 게임 시스템에 있어서의연출 지시 연동 제어 프로그램을 기록한 판독 가능 기록매체
JP2003177663A (ja) ジャムセッションのシミュレーションを行い、ユーザにドラムの演奏方法を教える方法及び装置
JP3858899B2 (ja) 弦楽器型の電子楽器
US4757736A (en) Electronic musical instrument having rhythm-play function based on manual operation
US11302296B2 (en) Method implemented by processor, electronic device, and performance data display system
JP2001066982A (ja) 演奏練習装置、鍵盤楽器および運指練習装置
JP2018146717A (ja) 教習装置、教習プログラムおよび教習方法
JP3812415B2 (ja) 電子楽器
JP2000214848A (ja) 演奏支援装置、演奏支援方法、および演奏支援プログラムを記録した記録媒体
JP4816756B2 (ja) ドラム型電子楽器
JP4321545B2 (ja) ドラム型電子楽器
JP4305386B2 (ja) 電子鍵盤楽器
JP2004117789A (ja) 和音演奏支援装置及び電子楽器
JP7338669B2 (ja) 情報処理装置、情報処理方法、演奏データ表示システム、およびプログラム
WO2018159829A1 (ja) 演奏支援装置及び方法
JP3620366B2 (ja) 電子鍵盤楽器
JP2003195858A (ja) 電子打楽器
JP3296202B2 (ja) 演奏操作指示装置
JP4239971B2 (ja) 電子鍵盤楽器
JP2001005456A (ja) 演奏ガイド付き電子鍵盤楽器

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050607

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050805

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060214

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060417

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20060417

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20060509

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20060522

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313532

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100609

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100609

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110609

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120609

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120609

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130609

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140609

Year of fee payment: 8

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees