JP2003140310A - 画像形成方法 - Google Patents
画像形成方法Info
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- JP2003140310A JP2003140310A JP2001338165A JP2001338165A JP2003140310A JP 2003140310 A JP2003140310 A JP 2003140310A JP 2001338165 A JP2001338165 A JP 2001338165A JP 2001338165 A JP2001338165 A JP 2001338165A JP 2003140310 A JP2003140310 A JP 2003140310A
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Abstract
銀塩カラーフィルム上に走査露光し、これをCD−3含
有現像液を用いて処理しても画像のしまりを損なわず、
色彩度の低下も起こさない画像形成手段を提供するこ
と。 【解決手段】 デジタル画像情報を銀塩カラーフィルム
上に記録して画像を得る画像形成方法において、該デジ
タル画像情報に色彩変更処理を加えたのち、該処理を加
えた画像情報を銀塩カラーフィルム上に走査露光によっ
て記録し、露光された該カラーフィルムをCD−3含有
現像液により現像処理して画像を得る画像形成方法。
Description
ムにデジタル画像情報を記録する画像形成方法に関す
る。より具体的には、銀塩カラーフィルムにデジタル画
像情報を走査露光によって記録し、汎用の現像処理すな
わち非デジタルの通常の画像を記録したフィルムに適用
する現像を行って画像を得る画像形成方法に関する。
をデジタル画像信号に変更して様々な画像処理を施すこ
とが広く行われるようになってきた。例えば、一般写真
分野においては、カラーネガフィルムをスキャナを走査
してデジタル情報とし、色階調修正処理や像構造修正処
理を加えた後、カラーペーパー上に出力するようなシス
テムが広がりつつある。
いても、特殊効果や画像合成等の容易さから、近年画像
をデジタル情報化して扱う手法が広く用いられるように
なってきている。このようなシステムでは、映画用のカ
ラーネガフィルム上の画像をスキャナによりデジタル画
像情報化するか、あるいは被写体を直接デジタルビデオ
カメラで撮影することにより記録した画像のデジタル画
像情報を得ている。そして、特殊効果等を加えた後の画
像情報は、レーザーレコーディング装置等を用いてイン
ターミディエイトフィルムに像状に出力され、これを現
像してネガとし、ポジフィルムに焼いて最終的に投影
(映写)に使用する。
ーネガフィルムの現像液には、現像主薬として4−アミ
ノ−3−メチル−N−(β−ヒドロキシエチル)アニリ
ンサルフェート(以後CD−4と呼ぶ)が用いられるの
に対して、動画撮影を対象とした映画用カラーネガフィ
ルムの現像には4−アミノ−3−メチル−N−(β−メ
タンスルホアミドエチル)アニリンセスキサルフェート
モノハイドレード(以後CD−3と呼ぶ)が現像主薬と
して用いられている。(CD−3、CD−4ともにイー
ストマンコダック社の商品名であるが、当業界では他メ
ーカーが供給する同じ化学式の現像主薬も慣用的にCD
−3、CD−4と呼んでいて、一般名化しているので本
明細書でもこの慣用的用法に従う)。両者の発色現像主
薬としての性能上の相違点はおもに現像活性差であり、
CD−3を含む現像液の方が現像活性が低いので、現像
された画像はより軟調になることが知られている。通
常、映画用カラーネガフィルムはこのCD−3含有現像
液による処理を前提に全システムを通しての階調が設計
されるため、最終的なポジ画像が軟調に見えることはな
い。
する場合は、状況が異なっている。すなわち、デジタル
画像情報の感光材料への記録は、デジタルレコーディン
グ装置によって行なわれ、主にレーザー光のビームスポ
ットの走査により画像が記録される。つまり、画像変調
したビーム光がフィルム上に照射される。この照射光
は、レーザー光である以上、必然的に通常の面露光に比
較して高照度・短時間露光になる。一般に、銀塩感光材
料の感光特性には相反則不軌という現象があり、通常の
露光に比べて高照度・短時間露光になると階調特性が変
化し、より軟調な特性を示すことが知られている。
D−4処理に対して映画用カラーネガフィルムで用いる
CD−3処理は相反則不軌の影響を受けやすく、したが
って銀塩カラーフィルムにレーザー露光を行い、CD−
3を含む現像液によりこれを現像した場合には、予期し
た以上に階調の軟調化を伴い、その結果、最終的に得ら
れる画像にしまりがなく、また彩度も不足して見えると
いう問題があった。しかも、この軟調化はハロゲン化銀
粒子サイズと相関があり、粒子サイズが小さいほど相反
則不規による影響が大きいことが知られている。それに
加えて、前記の映画フィルムのデジタル画像処理システ
ムにおいては、デジタル画像情報はインターミディエイ
トフィルム上にデジタル記録されるが、インターミディ
エイトフィルムは本来オリジナルのデュープを作成する
目的の感光材料であって重層効果等の色彩度変更手段が
感光材料設計段階で取り入れられていないために、前記
の欠点がより一層顕著に現れる。
する手段として、オリジナル画像からデジタル画像情報
を得て銀塩カラーフィルム上に記録する画像形成方法に
伴なう上記の問題点を解決するために行なわれたもので
あり、具体的には、デジタル画像情報をビーム光に 担
持させて銀塩カラーフィルム上に走査露光し、これをC
D−3含有現像液を用いて現像処理しても画像のしまり
を損なわず、色彩度の低下も起こさない画像形成手段を
提供することを目的としている。
画像情報記録の際に生じる高照度相反則不規による軟調
化とそれに付随する彩度低下を補償する種々の方法を鋭
意検討した結果、デジタル画像情報に色彩度変更の画像
処理を施すと、上記の補償が可能なことを見出した。通
常は、撮影や現像に起因する色彩度や色再現性の低下を
改善するための色彩度変更処理が、走査露光に伴なう高
照度不規という全く異なる原因、機構に由来する軟調化
や色彩度低下を補償できることは意外なことであり、こ
の発見に基づいてさらに検討を重ねた結果、本発明に到
達した。すなわち、本発明は以下の通りである。
ム上に記録して画像を得る画像形成方法において、該デ
ジタル画像情報に色彩度変更処理を加えたのち、該処理
を加えた画像情報を該カラーフィルム上に走査露光によ
って記録し、露光された該カラーフィルムをCD−3含
有現像液により現像処理して画像を得ることを特徴とす
る画像形成方法。
理とSCC処理の組み合わせ処理であることを特徴とす
る上記1に記載の画像形成方法。
理とSCC処理と3DLUT変更の組み合わせ処理であ
ることを特徴とする上記1に記載の画像形成方法。な
お、色彩度変更処理は、上記1及び2の画像処理のほか
に、下記の画像処理や画像処理の組み合わせ処理を適用
しても本発明の目的とする効果を得ることができる。 a.マトリックス処理 3×3マトリックス処理 3×9マトリックス処理 b.SCC処理 c.3DLUT変更処理(3元LUT又は3次元LUT
変更処理とも呼ぶ) d.マトリックス処理と3DLUT変換の組み合わせ処
理 e.SCC処理と3DLUT変換の組み合わせ処理
緑感光層、青感光層の少なくとも一つの感光層の最高感
度ユニット層に含まれる粒子の粒子サイズ分布の最頻値
が0.3μm以下であり、かつそのハロゲン化銀粒子が
AgBrを50モル%以上含有するハロゲン化銀からな
ることを特徴とする上記1〜3のいずれかに記載の画像
形成方法。
のバック面導電性が表面抵抗値として1.0×1011Ω
/□以下であることを特徴とする上記1〜4のいずれか
に記載の画像形成方法。
銀塩カラーフィルム上の画像の走査読み取りにより得ら
れたものであることを特徴とする上記1〜5のいずれか
に記載の画像形成方法。とりわけ、上記現像処理済み銀
塩カラーフィルムが映画用カラーネガフィルムである場
合が、本発明の目的に沿う態様である。
オカメラに記録された画像から出力されたものであるこ
とを特徴とする上記1〜5のいずれかに記載の画像形成
方法。さらに、上記1〜5において前記デジタル画像情
報は、コンピュータグラフィックスにより作成されて出
力された画像情報である場合も本発明の画像形成方法に
含まれる。
り、露光時間が一画素当たり10-4秒以下であることを
特徴とする上記1〜7のいずれかに記載の画像形成方
法。
ナル画像の複製を作製する目的を対象としていて、その
画像形成過程としては、1)本発明の画像形成方法に適
用するべき入力用デジタル画像情報を用意すること、
2)該画像情報に色彩度変更画像処理を施すこと、3)
画像処理した画像情報をレーザー光に 担持させてカラ
ーフィルム上に走査露光すること、4)露光済みカラー
フィルムを汎用カラー現像液で現像処理することからな
っている。すなわち、以下の過程からなる。
入力用デジタル画像情報の準備。 デジタル画像情報は、カラーフィルムをスキャナによっ
て走査するか、デジタルビデオカメラで撮影し、出力さ
れた画像情報を利用するか、もしくはコンピュータ上で
作成されたCG(コンピュータグラフィック)画像情報
を用いるか、カラーネガからの画像情報にさらに特殊技
法効果を重畳した画像情報を作るかなどであり、そのほ
か走査プロトコルに従って電気信号化された画像情報で
あればいずれも用いることができる。
理 デジタル画像情報に施す色彩度変更画像処理は、入力さ
れた画像情報に画像変換補正を加える画像変換操作であ
り、画像変換操作としては、3×3行列演算や3×9行
列演算、SCC処理、三次元LUT変換、あるいはそれ
らを任意に組み合わせた演算処理が適している。
光 画像処理したデジタル画像情報をデジタル画像出力装置
によりレーザー光などのビームスポット光に 担持させ
て銀塩カラーフィルム上に走査露光する。本発明に用い
る銀塩カラーフィルムは、好ましくは赤、緑、青感光層
の少なくとも一層の最高感度ユニット層に含まれる粒子
の粒子サイズ分布の最頻値が0.3μm以下の微粒子フ
ィルムであり、かつ該ユニット層のハロゲン化銀粒子は
Br含量が50モル%以上の沃臭化銀粒子である。より
好ましくは赤、緑、青感光層のそれぞれ最高感度ユニッ
ト層に含まれる粒子の粒子サイズ分布の最頻値がいずれ
も0.3μm以下の微粒子フィルムであり、さらに好ま
しくは該フィルムのハロゲン化銀粒子は、Br含量が5
0モル%以上の沃臭化銀粒子である。また、好ましい別
の態様としては、該フィルムの全粒子の50質量%が平
板粒子でもあることである。本発明は、とりわけオリジ
ナルフィルムのデュープを作製するのに適している。し
たがって複製用フィルムとしてインターメディエイトフ
ィルムを用いて上記の画像形成が行なわれる。
ガフィルムへのコンタクトプリントを2回繰り返すこと
によって、デュープネガが得られたのに対して、デジタ
ル情報を用いて走査露光により画像形成を行った場合,
1回の焼付け露光と現像によってデュープネガが得られ
ることも更なる利点である。本発明のカラー画像形成方
法を、映画用フィルムの複製に利用する場合には、長尺
フィルムのハンドリング適性、とくに画像処理済みのレ
ーザースポット光の露光時のフィルム給送性を確保する
ために、インターメディエイトフィルムなどの銀塩カラ
ーフィルムの現像処理前のバック面導電性が十分である
ことが必要であり,表面電気抵抗値が1.0×1011Ω
/□以下であることが望ましい。
現像処理する。本発明は、前記したように映画用オリジ
ナルフィルムのデュープを作製するのに適しているの
で、そのカラー現像処理としては、現像液にCD−3含
有現像液を用いる現像処理,特にECN2処理を用いる
ことが好ましい。ECN2処理は、イーストマンコダッ
ク社の設計処理の処理名であるが、国際共通処理として
一般的に用いられている。
いて、さらに詳細に説明する。本発明は、カラー画像を
表すカラー画像データに対して、色彩度を変更させる色
彩度変更処理を施す。色彩度変更処理は、色彩度を向上
させる演算プログラムを搭載した画像処理装置により、
カラー写真やコンピューターグラフィック画像などの一
般的なカラー画像から得られるデジタル画像情報を入力
画像情報とし、この入力された画像情報に対して演算を
実行して色彩度が高められた画像信号に変換してこれを
最終的に得られる画像のデータ値(濃度)として出力す
る。この入力デジタル画像情報から出力デジタル画像デ
ータへの変換処理は、マトリクス演算を行うことが簡便
である。マトリックスの構成は、カラー画像情報におけ
る各色の濃度データを、濃度と露光濃度との関係を表す
特性曲線に基づいて露光濃度データに変換し、該露光濃
度データに対して前記所定の画像処理を施して処理済み
露光濃度データを得、該処理済み露光濃度データを前記
特性曲線に基づいて処理済み濃度データに変換して処理
済みカラー画像データを得るというスキームで実行され
る。
線」とは、具体的には、例えば、写真感材における露光
濃度と露光の程度に応じて生じた発色色素量との関係を
表す特性曲線のことをいう。実際的には、変換パラメー
ターをカラーネガフィルム、例えばインターメディエイ
トフィルムの特性曲線における露光濃度と濃度との関係
を表す特性曲線を用いるのが原則であり、さらに各パラ
メーター値に経験的な補正係数を加味してもよい。その
詳細は「カラー写真光学」(オーム社出版局、日下秀夫
監修)に記載されている。
感材のみならず、デジタルスチルカメラにより被写体像
を撮像することによっても得られる。この場合の特性曲
線は以下のようにして求める。まず、標準光源下でグレ
ーステップウェッジをデジタルスチルカメラにより撮影
する。この際、ウェッジ中の各パッチのビジュアル濃度
をDvi(i=1,2,3,…n)とする。またこれと
同時に標準白色板を撮影し、このビジュアル濃度をDv
sとする。そして、標準白色板および各パッチのビジュ
アル濃度の差を露光濃度EDi(i=1,2,3,…
n)とし、これを特性曲線の横軸と考える。次いで、デ
ジタルスチルカメラの各グレーステップウェッジに対す
る出力信号値(Ri,Gi,Bi)(i=1,2,3,
…n)を求め、これを特性曲線の縦軸とする。この場合
のデジタルスチルカメラの信号値は対数次元になってい
る保証はないがとくに問題ではない。このようにして求
めた信号値の対応関係を求め、これを前記カラーフィル
ムの変換パラメーターの基礎に用いた特性曲線と同じ位
置付けで使用する。
のものが知られているが、本発明における画像処理に適
用する色彩度変更処理としては、マトリックス処理、S
CC処理及び3DLUT変換処理と呼ばれている処理及
びそれらの適当な組み合わせ処理を用いる。好ましい演
算処理プログラムは、以下に示すとおりである。 a.マトリックス処理 3×3マトリックス処理 3×9マトリックス処理 b.SCC処理 c.3DLUT変換処理 d.マトリックス処理と3DLUT変換の組み合わせ処
理 e.SCC処理と3DLUT変換の組み合わせ処理 f.マトリックス処理とSCC処理の組み合わせ処理 g.マトリックス処理とSCC処理と3DLUT変換の
組み合わせ処理 この中でも、マトリックス処理とSCC処理の組み合わ
せ処理及びマトリックス処理とSCC処理と3DLUT
変換の組み合わせ処理が特に本発明の目的とする効果を
得ることができる。
画像情報を露光濃度データRi,Gi,Bi(演算処理
前)に対応するR,G,B信号の形の出力画像情報R
o,Go,Bo(演算処理後の露光濃度データ)へ変換
する演算が行列マトリックスの演算で行なわれる処理で
ある。マトリックス処理の中でも、最も単純でかつ実用
できる処理が、3*3マトリックス処理であり、下記の
式(1)に基づいて行うことが好ましい。 式1
の場合は、完全な3*3の行列マトリックスとなるが、
本発明においては映画フィルム製作の経験や、プリンタ
ー、プロセサーなどの特性に基づいた修正係数としてa
14、a24、a34が0以外のパラメーターを採用すること
が好ましいこともあり、その場合も3*3マトリックス
に含めている。また、3*9マトリックス処理を下記の
式2に基づいて行われる。 式2
上記の意味である。式(2)においても、a1a=a2a=
a3a=0の場合は、完全な3*9の行列マトリックスと
なるが、本発明においては映画フィルム製作の経験や、
プリンター、プロセサーなどの特性に基づいた修正係数
としてa1a、a2a、a3aが0以外のパラメーターを採用
することが好ましいこともあり、その場合も3*9マト
リックスに含めている。
し,各色相ごとに独立に色修正を行える手法.SCC処理
は以下の式によって表される.
画像信号(画像濃度データ)、R’、G’、B’は演算処
理後の3色の画像信号(画像濃度データ)である。KRR,K
YR,KGR,KCR,KBR,KMR,KRG,KYG,KGG,KCG,KBG,K
MG,KRB,KYB,KGB,KCB,KBB,KMBは各色相ごとの色調
整パラメータを表し,ユーザーが目的に応じてこのパラ
メータの値を設定して使用する.fR,fY,fG,fC,
fB,fM,は入力色信号がどの色相に属するかを表す係
数で,以下の式により表される。
し,min(a,b)はaとbの小さい方を表す.
画像濃度データ)の各組合わせに対する出力信号値を記
述した対応表(Look Up Table)を用いて信号変換を行
う手法である。入力信号に対する出力値を直接記述する
ため,定式化の困難な変換などに対しても適用可能であ
る.一般に色信号は3つの成分で表されることから,色
信号変換の場合は3信号入力・3信号出力の形をとり,
三次元LUTと呼ばれる.三次元LUT変換の場合,すべての
入力信号の組み合わせに対する出力値を保管した場合に
は膨大なメモリが必要となることから,適当な間隔の入
力信号に対する三次元LUTを保管し,中間の値が来た場
合には補間処理によって対応する出力値を求めるという
手法がとられるのが一般的である.補間処理の代表的な
手法としては立方体補間,四面体補間,プリズム補間な
どが知られている(参考文献:画像電子学会誌 第22巻
第4号(1993),pp382-393).
用して画像情報の変換を行なう場合には、入力されるデ
ジタルカラー画像情報の各色の走査読み取り濃度情報
を、濃度と露光濃度との関係を表す特性曲線に基づい
て、露光濃度データに変換する露光濃度変換手段と、該
露光濃度データに対して前記所定の画像処理を施して処
理済み露光濃度データを得る画像処理手段と、該処理済
み露光濃度データを前記特性曲線に基づいて処理済み濃
度データに変換して焼付けるべきカラーフィルムに出力
するべき処理済みカラー画像データを得る露光濃度逆変
換手段とを備えたことを特徴とするものである。
曲線としては、カラー画像データにより表される画像を
得た際の照明光と同一分光分布を有する露光濃度と写真
濃度との関係を表す特性曲線に基づいている。
って示す。 図1は本発明の実施形態に好ましく用いら
れる色彩変更処理を採り入れた画像処理の流れを示すフ
ローのブロック図である。図1に示すように、カラー画
像を表す画像データSをLUT6を参照してRGBそれ
ぞれの濃度データDに変換する濃度変換手段1と、LU
T7を参照して濃度データDを露光濃度データEDに変
換する露光濃度変換手段2と、露光濃度データEDに対
して色彩変更処理を含む画像処理を施して処理済み露光
濃度データED’を得る画像処理手段3と、LUT7を
参照して処理済み露光濃度データED’を処理済み濃度
データD’に変換する露光濃度逆変換手段4と、LUT
6を参照して処理済み濃度データD’を処理済み画像デ
ータS’に変換する濃度逆変換手段5とからなる。
換して露光濃度の次元で色彩変更処理などの画像処理を
行なう本発明の好ましい態様を説明したが、画像処理
は、濃度次元の画像データについて行なうこともでき
る。
および露光濃度データEDはRGBの3つのデータから
なるものであるが、簡便のため1つのデータで表すもの
とする。
に変換するための1次元ルックアップテーブルであり、
具体的には、グレイステップウェッジをスキャナで読み
取るとともに、グレイステップウェッジのRGB濃度を
濃度計により測定し、スキャナの読取値と濃度計による
測定値とを対応付けることにより作成されるものであ
る。そして、濃度変換手段1はこのLUT6を参照して
画像データSを濃度データDに変換し、濃度逆変換手段
5はLUT6を参照して処理済み濃度データD’を処理
済み画像データS’に変換する。
画像を撮影した場合における感光材料の特性曲線に対応
させて、濃度を露光濃度に変換するための1次元ルック
アップテーブルである。また、画像データSがデジタル
スチルカメラにより得られたものの場合は、画像データ
Sを得た際の照明光と同一分光分布を有する露光濃度と
濃度との関係を表す特性曲線を用いればよい。そして、
露光濃度変換手段2はこのLUT7を参照して濃度デー
タDを露光濃度データEDに変換し、露光濃度逆変換手
段4はLUT7を参照して処理済み露光濃度データE
D’を処理済み濃度データD’に変換する。
露光濃度変換手段2において得られた露光濃度データE
Dに対して、彩度を向上させるための色彩変更処理を行
うことにより画像処理を施すものである。
ム、例えばType 8552フィルム に撮像された画像をグレ
イステップウェッジとともにスキャナ(イマジカ社製IM
AGICA IMAGER)により読み取る。次いで、上記グレイ
ステップウェッジのRGB濃度をXrite濃度計(X
rite社製、ISO5に規定の濃度測定光学系を持
つ)にて測定し、上記スキャナの読取値と濃度計による
濃度値との関係を対応付ける1次元ルックアップテーブ
ル(LUT6)を作成する。一方、感光材料の最高濃度
および最低濃度を再現するように、グレイのセンシトメ
トリ露光を与えた上記フイルムをXrite濃度計にて
測定し、露光濃度と濃度との関係を対応付ける1次元ル
ックアップテーブル(LUT7)を作成する。そして、
LUT6により画像情報をRGBの濃度データに変換
し、濃度データをLUT7により露光濃度データに変換
する。そして、この露光濃度データに対して、下記の式
(3)により、グレイ保存の色変換マトリクス演算を行
うという演算が実行される。得られた露光濃度データ
は、LUT7を逆方向に通して再び濃度データに変換さ
れ、この濃度データは、LUT6を用いて再びスキャナ
信号に変換され、最終的に得られた信号がレーザーレコ
ーディング装置へと送られる。
換演算プログラムを単独あるいは組み合わせて取りこん
だ市販装置を用いることが出来る。このような装置とし
ては、一般的なワークステーションで動作するC言語で
記述されたプログラムなどを利用することが可能で、前
記ワークステーションのCPUのクロック周波数が20
0MHz以上であることが好ましい。
説明する。本発明のカラー画像形成方法には、CD−3
を用いた公知の任意の現像処理方法を用いることができ
るが、好ましいのは、映画用のカラーネガ現像処理であ
り、とりわけイーストマンコダック社の設計になるEC
N2処理が好ましいが、これに限定されるものではな
い。カラー現像主薬のCD−3は、商品名としては本来
4−アミノ−3−メチル−N−エチル−N−(β−メタ
ンスルホアミドエチル)アニリン・セスキサルフェート
・モノハイドレートを指すが、本明細書におけるCD−
3は、4−アミノ−3−メチル−N−エチル−N−(β
−メタンスルホアミドエチル)アニリンのp−トルエン
スルホン酸塩,硫酸塩,りん酸塩、塩酸塩、亜硫酸塩、
ナフタレンジスルホン酸塩、など塩の形を変更したもの
も包含している。また、水和していてもよい。現像液中
の芳香族第1級アミン現像主薬含有量は、使用液中の該
現像主薬の濃度は現像液1リットル当たり2ミリモル〜
200ミリモル、好ましくは6ミリモル〜100ミリモ
ル、より好ましくは10ミリモル〜40ミリモルとなる
ように加えられる。
含むことが好ましい。また、ヒドロキシルアミンを少量
含有してもよい。ヒドロキシルアミン(通常塩酸塩や硫
酸塩の形で用いるが、以下塩の形を省略する)を含んで
いると、亜硫酸イオンと同様に現像液の保恒剤として作
用するが、この添加量も少量に留める必要がある。
ロキシルアミンや亜硫酸イオンのほかにも、有機保恒剤
を添加してもよい。有機保恒剤とは、感光材料の処理液
へ含ませることで、芳香族第一級アミンカラー現像主薬
の劣化速度を減じる有機化合物全般を指している。即
ち、カラー現像主薬の空気酸化などを防止する機能を有
する有機化合物類であるが、中でも、前記のヒドロキシ
ルアミン誘導体をはじめ、ヒドロキサム酸類、ヒドラジ
ド類、フェノール類、α−ヒドロキシケトン類、α−ア
ミノケトン類、糖類、モノアミン類、ジアミン類、ポリ
アミン類、四級アンモニウム塩類、ニトロキシラジカル
類、アルコール類、オキシム類、ジアミド化合物類、縮
環式アミン類などが特に有効な有機保恒剤である。
び同57-53749号公報に記載の各種金属類、特開昭59−18
0588号公報に記載のサリチル酸類、特開昭54−3532号公
報に記載のアルカノールアミン類、特開昭56-94349号公
報に記載のポリエチレンイミン類、米国特許第3,746,54
4 号明細書等に記載の芳香族ポリヒドロキシ化合物等を
必要に応じて含有しても良い。特に、例えばトリエタノ
ールアミンやトリイソプロパノールアミンのようなアル
カノールアミン類、ジスルホエチルヒドロキシルアミ
ン、ジエチルヒドロキシルアミンのような置換又は無置
換のジアルキルヒドロキシルアミン、あるいは芳香族ポ
リヒドロキシ化合物を添加してもよい。
類によって異なるが、一般に使用液中の濃度が現像液1
リットル当たり1ミリモル〜200ミリモル、好ましく
は10ミリモル〜100ミリモルとなるように加えられ
る。
が、その濃度は、1〜5×10-3モル/リットル程度で
あることが好ましい。しかし、カラー現像補充液には、
必要がないことが多いが、臭素イオンを添加する場合に
は臭素イオン濃度が上記範囲になるように必要に応じて
加えることもある。本発明の主な対象であるカラーフィ
ルムは、通常ヨウ臭化銀乳剤を主体としているので、感
光材料からヨウ素イオンが放出されて現像液1リットル
当たり0.5〜10mg程度のヨウ素イオン濃度となる
ので、補充液の中には含まない場合が普通である。
ウム、臭化カリウム、臭化アンモニウム、臭化リチウ
ム、臭化カルシウム、臭化マグネシウム、臭化マンガ
ン、臭化ニッケル、臭化セリウム及び臭化タリウムが挙
げられるが、そのうち好ましいものは臭化カリウム及び
臭化ナトリウムが用いられる。ヨウ素イオンの供給物質
として、沃化ナトリウム及び沃化カリウムが用いられ
る。
〜13.5、補充液のpHが9.0〜13.5になるよう
に添加されることが好ましく、したがって現像剤及び補
充剤には、そのpH値を維持できるようにアルカリ剤、
緩衝剤及び必要によっては酸剤を含ませることができ
る。アルカリとしては各種水酸化物を添加することがで
きる。例えば水酸化カリウム、水酸化ナトリウム、水酸
化リチウム、燐酸水素3カリウムや燐酸水素3ナトリウ
ム及びそれらの水和物等をあげることができる。 ま
た、必要に応じて添加される酸剤としては無機・有機の
水溶性の固体状の酸を用いることができる。例えば、琥
珀酸、酒石酸、プロピオン酸、アスコルビン酸が挙げら
れる。
するためには、各種緩衝剤を用いるのが好ましい。特に
炭酸塩、リン酸塩、四ホウ酸塩、ヒドロキシ安息香酸塩
は、pH 9.0以上の高pH領域での緩衝能に優れ、カラー現
像液に添加しても写真性能面への悪影響(カブリなど)
がなく、安価であるといった利点を有し、これらの緩衝
剤を用いることが特に好ましい。
トリウム、炭酸カリウム、重炭酸ナトリウム、重炭酸カ
リウム、リン酸三ナトリウム、リン酸三カリウム、リン
酸二ナトリウム、リン酸二カリウム、ホウ酸ナトリウ
ム、ホウ酸カリウム、四ホウ酸ナトリウム(ホウ砂)、
四ホウ酸カリウム、o−ヒドロキシ安息香酸ナトリウム
(サリチル酸ナトリウム)、o−ヒドロキシ安息香酸カ
リウム、5−スルホ−2−ヒドロキシ安息香酸ナトリウ
ム(5−スルホサリチル酸ナトリウム)、5−スルホ−
2−ヒドロキシ安息香酸カリウム(5−スルホサリチル
酸カリウム)などを挙げることができる。緩衝剤は、反
応・消費される成分ではないので、その濃度は、現像液
及び補充液ともに1リットルあたり0.01〜2モル、
好ましくは0.1〜0.5モルである。
成分、例えばカルシウムやマグネシウムの沈澱防止剤で
あり、あるいはカラー現像液の安定性向上剤でもある各
種キレート剤を添加することもできる。例えば、ニトリ
ロ三酢酸、ジエチレントリアミン五酢酸、エチレンジア
ミン四酢酸、N,N,N−トリメチレンホスホン酸等が
挙げられる。これらのキレート剤の量は、調製したカラ
ー現像液中の金属イオンを封鎖するのに充分な量であれ
ば良い。例えば1リットル当り 0.1g〜10g程度添加す
る。
促進剤を添加することもできる。現像促進剤としては、
チオエーテル系化合物、4級アンモニウム塩類、アミン
系化合物ポリアルキレンオキサイド、1−フェニル−3
−ピラゾリドン類、イミダゾール類を必要に応じて添加
することができる。それらの濃度は、処理剤から調製し
た現像液及び補充液ともに1リットルあたり0.001
〜0.2モル、好ましくは0.01〜0.05モルにな
るように組成物中の添加量が決められる。
ロゲンイオンのほかに、任意のカブリ防止剤を添加でき
る例えばベンゾトリアゾール、5−ニトロイソインダゾ
ール、5−メチルベンゾトリアゾール、インダゾール、
ヒドロキシアザインドリジン、アデニンの如き含窒素ヘ
テロ環化合物が用いられる。それらの濃度は、現像液及
び補充液ともに1リットルあたり0.001〜5.0ミ
リモル、好ましくは0.01〜2.0ミリモルである。
また、アルキルスルホン酸、アリールスルホン酸、脂肪
族カルボン酸、芳香族カルボン酸等の各種界面活性剤を
添加することもできる。それらの濃度は、現像液及び補
充液ともに1リットルあたり0.0001〜0.2モ
ル、好ましくは0.001〜0.05モルである。
漂白剤としては、公知の漂白剤も用いることができる
が、特に鉄(III) の有機錯塩(例えばアミノポリカルボ
ン酸類の錯塩)もしくはクエン酸、酒石酸、リンゴ酸な
どの有機酸、過硫酸塩、過酸化水素などが好ましい。
処理と環境汚染防止の観点から特に好ましい。鉄(III)
の有機錯塩を形成するために有用なアミノポリカルボン
酸、またはそれらの塩を挙げると、生分解性のあるエチ
レンジアミンジ琥珀酸(SS体)、N−(2−カルボキ
シラートエチル)−L−アスパラギン酸、ベ−ターアラ
ニンジ酢酸、メチルイミノジ酢酸をはじめ、エチレンジ
アミン四酢酸、ジエチレントリアミン五酢酸、1,3−
ジアミノプロパン四酢酸、プロピレンジアミン四酢酸、
ニトリロ三酢酸、シクロヘキサンジアミン四酢酸、イミ
ノ二酢酸、グリコールエーテルジアミン四酢酸、などを
挙げることができる。これらの化合物はナトリウム、カ
リウム、チリウム又はアンモニウム塩のいずれでもよ
い。
1〜1.0モル/リットル、好ましくは0.03〜0.
80モル/リットル、更に好ましくは0.05〜0.7
0モル/リットル、更に好ましくは0.07〜0.50
モル/リットルである。
種々の公知の有機酸(例えばグリコール酸、琥珀酸、マ
レイン酸、マロン酸、クエン酸、スルホ琥珀酸など)、
有機塩基(例えばイミダゾール、ジメチルイミダゾール
など)あるいは、2−ピコリン酸を始めとする特開平9
−211819号公報に記載の一般式(A−a)で表さ
れる化合物やコージ酸を始めとする同公報に記載の一般
式(B−b)で表される化合物を含有することが好まし
い。これら化合物の添加量は、処理液1リットル当たり
0.005〜3.0モルが好ましく、さらに好ましくは
0.05〜1.5モルである。
は、公知の定着薬品、即ちチオ硫酸ナトリウム、チオ硫
酸アンモニウムなどのチオ硫酸塩、チオシアン酸ナトリ
ウム、チオシアン酸アンモニウムなどのチオシアン酸
塩、エチレンビスチオグリコール酸、3,6−ジチア−
1,8−オクタンジオールなどのチオエーテル化合物お
よびチオ尿素類などの水溶性のハロゲン化銀溶解剤であ
り、これらを1種あるいは2種以上混合して使用するこ
とができる。本発明においては、チオ硫酸塩特にチオ硫
酸アンモニウム塩の使用が好ましい。定着液及び漂白定
着液中の定着薬品の濃度は、1リットルあたり0.3〜
3モルが好ましく、更に好ましくは0.5〜2.0モル
の範囲である。
3〜8が好ましく、更には4〜8が特に好ましい。漂白
液のpH領域は8以下であり、2〜7が好ましく、2〜
6が特に好ましい。pHがこれより低いと液の劣化及び
シアン色素のロイコ化が促進され、逆にpHがこれより
高いと脱銀が遅れ、ステインが発生し易くなる。
酸塩(例えば、亜硫酸ナトリウム、亜硫酸カリウム、亜
硫酸アンモニウム、など)、重亜硫酸塩(例えば、重亜
硫酸アンモニウム、重亜硫酸ナトリウム、重亜硫酸カリ
ウム、など)、メタ重亜硫酸塩(例えば、メタ重亜硫酸
カリウム、メタ重亜硫酸ナトリウム、メタ重亜硫酸アン
モニウム、など)等の亜硫酸イオン放出化合物や、p−
トルエンスルフィン酸、m−カルボキシベンゼンスルフ
ィン酸などのアリ−ルスルフィン酸などを含有するのが
好ましい。これらの化合物は亜硫酸イオンやスルフィン
酸イオンに換算して約0.02〜1.0 モル/リットル含有さ
せることが好ましい。
なわれる。あるいは、水洗代替安定浴や画像安定化用安
定浴を用いることもできる。これらの浴は、必要があれ
ば特開昭57−8542号公報に記載のイソチアゾロン化合物
やサイアベンダゾール類、同61−120145号公報に記載の
塩素化イソシアヌール酸ナトリウム等の塩素系殺菌剤、
特開昭61−267761号公報に記載のベンゾトリアゾール、
銅イオン、その他堀口博著「防菌防黴の化学」(1986
年)三共出版、衛生技術会編、「微生物の減菌、殺菌、
防黴技術」(1982年)工業技術会、日本防菌防黴学会編
「防菌防黴剤事典」(1986年)に記載の殺菌剤を用いる
こともできる。
化して色素の褪色やステインの生成を防止するホルムア
ルデヒド、アセトアルデヒド、ピルビンアルデヒドなど
のアルセヒド類、米国特許第4786583号に記載の
メチロール化合物やヘキサメチレンテトラミン、特開平
2−153348号に記載のヘキサヒドロトリアジン
類、米国特許第4921779号に記載のホルムアルデ
ヒド重亜硫酸付加物、押収特許公開公報第504609
号、同519190号などに記載のアゾリルメチルアミ
ン類などを添加してもよい。更に、水切り剤として界面
活性剤や、硬水軟化剤としてEDTAに代表されるキレ
ート剤を用いることもできる。
いて述べる。現像処理は、カラー写真感光材料の場合
は、カラー現像工程、脱銀工程、水洗又は安定浴工程及
び乾燥工程からなり、各工程間にはリンス工程、中間水
洗工程、中和工程などの補助的な工程を挿入することも
できる。脱銀工程は漂白定着液による一工程処理又は漂
白工程と定着工程から成る二工程処理によって行われ
る。また、水洗工程に代わる水洗代替安定浴のほかに画
像安定化を目的とする画像安定浴を水洗又は安定浴工程
と乾燥工程の間に設けることもできる。本発明にかかわ
る処理方法は、迅速現像型、低補充型及び国際的に互換
性のある標準型の処理方法のいずれでもよい。
40°Cであるが、迅速処理では、38〜65°Cであ
り、好ましくは40〜55°Cである。その現像処理時
間は、一般的な処理では1〜8分である。補充量は、感
光材料1m2当たり標準現像では600〜1000ミリ
リットルである。
処理工程に入り、漂白液及び漂白定着液による処理がな
される。漂白時間は、通常10秒〜6分30秒、好まし
くは10秒〜4分30秒、とくに好ましくは、15秒か
ら3分である。
又は安定浴処理をするのが一般的である。水洗工程での
水洗水量は、感光材料の特性(例えばカプラー等使用素
材による)や用途、水洗水温、水洗タンクの数(段
数)、その他種々の条件によって広範囲に設定し得る。
このうち、多段向流方式における水洗タンク数と水量の
関係は、ジャーナル・オブ・ザ・ソサエティ・オブ・モ
ーション・ピクチャー・アンド・テレヴィジョン・エン
ジニアズ (Journal of the Society of Motion Picture
and Television Engineers)第64巻、p.248 〜253 (1955
年5月号)に記載の方法で、求めることができる。通
常多段向流方式における段数は3〜15が好ましく、特
に3〜10が好ましい。
4〜10であり、更に好ましくは5〜8である。温度は
感光材料の用途・特性等で種々設定し得るが、一般には
20℃〜50℃、好ましくは25℃〜45℃である。
像機を用いて行われる。以下に本発明に好ましく用いら
れる自動現像機について記述する。本発明において、自
動現像機のフィルム給送の線速度が5000mm/分以上
であることが好ましい。より好ましくは10m/分〜4
5m/分である。
する。乾燥方式としては、セラミック温風ヒーターを用
いるのが好ましく、供給風量としては毎分4m3〜40m3
が好ましく、特に10m3〜30m3が好ましい。
いて説明する。本発明の感光材料は、支持体上に青感光
層、緑感光層及び赤感光層をそれぞれ少なくとも1層有
するハロゲン化銀写真感光材料である。
いては、感光性層は青色光、緑色光、および赤色光の何
れかに感色性を有する単位感光性層であり、一般に単位
感光性層の配列が、支持体側から順に赤感色性層、緑感
色性層、青感色性の順に設置される。しかし、目的に応
じて上記設置順が逆であっても、また同一感色性層中に
異なる感光性層が挟まれたような設置順をもとり得る。
上記のハロゲン化銀感光性層の間および最上層、最下層
には非感光性層を設けてもよい。これらには、後述のカ
プラー、DIR化合物、混色防止剤等が含まれていても
よい。各単位感光性層を構成する複数のハロゲン化銀乳
剤層は、DE 1,121,470あるいはGB 923,045に記載されて
いるように高感度乳剤層、低感度乳剤層の2層を、支持
体に向かって順次感光度が低くなる様に配列するのが好
ましい。
低感度青感光性層(BL)/高感度青感光性層(BH)/高
感度緑感光性層(GH)/低感度緑感光性層(GL) /高感
度赤感光性層(RH)/低感度赤感光性層(RL)の順、ま
たはBH/BL/GL/GH/RH/RLの順、またはBH/BL/GH/
GL/RL/RHの順等に設置することができる。また特公昭
55-34932 公報に記載されているように、支持体から最
も遠い側から青感光性層/GH/RH/GL/RLの順に配列す
ることもできる。また特開昭56-25738、同62-63936に記
載されているように、支持体から最も遠い側から青感光
性層/GL/RL/GH/RHの順に配列することもできる。
化銀は約30モル%以下のヨウ化銀を含む、ヨウ臭化銀、
ヨウ塩化銀、もしくはヨウ塩臭化銀である。特に好まし
いのは0.5モル%から10モル%までのヨウ化銀を含む
ヨウ臭化銀もしくはヨウ塩臭化銀である。
体、八面体、十四面体のような規則的な結晶を有するも
の、球状、板状のような変則的な結晶形を有するもの、
双晶面などの結晶欠陥を有するもの、あるいはそれらの
複合形でもよい。また、コア部とコア部を取り巻くシェ
ル部よりなる、いわゆるコア/シェル構造をしていても
よい。ハロゲン化銀の粒径は、それぞれの感光層に適し
た粒子が作られるので、広い範囲のものが用いられ、投
影面積直径が0.05〜0.2μmの微粒子でも1.0
〜5μmに至る大サイズ粒子でも、また、多分散乳剤で
も単分散乳剤でもよいが、赤感光層、緑感光層、青感光
層の少なくとも一つの感光層の最高感度ユニット層に含
まれる粒子の粒子サイズ分布の最頻値が0.3μm以下
であり、かつそのハロゲン化銀粒子がAgBrを50モ
ル%以上含有するハロゲン化銀からなることが好まし
く、より好ましくは赤感光層、緑感光層、青感光層のい
ずれも最高感度ユニット層に含まれる粒子の粒子サイズ
分布の最頻値が0.3μm以下である。その粒子サイズ
分布の最頻値は0.1μm以上であることが好ましい。
料の塗布銀量は、1.0〜8.5g/m2が好ましく、2.
0〜6.0g/ m2がより好ましい。本発明の処理剤を用
いるカラー感光材料は、乳剤層を有する側の全親水性コ
ロイド層の膜厚の総和が28μm 以下であることが好まし
く、25μm 以下がより好ましく、22μm 以下が更に
好ましく、20μm以下が特に好ましい。また膜膨潤速
度T1/2は30秒以下が好ましく、20秒以下がより好ま
しい。T1/2 は、発色現像液で30℃、3分15秒処理
した時に到達する最大膨潤膜厚の90%を飽和膜厚とした
とき、膜厚がその1/2 に到達するまでの時間と定義す
る。膜厚は、25℃相対湿度55%調湿下(2日)で測定
した膜厚を意味し、T1/2は、エー・グリーン(A.Gr
een)らのフォトグラフィック・サイエンス・アンド・
エンジニアリング (Photogr.Sci.Eng.),19卷、2号,12
4 〜129 頁に記載の型のスエロメーター(膨潤計)を使
用することにより測定できる。T1/2は、バインダー
としてのゼラチンに硬膜剤を加えること、あるいは塗布
後の経時条件を変えることによって調整することができ
る。また、膨潤率は 150〜400 %が好ましい。膨潤率と
は、さきに述べた条件下での最大膨潤膜厚から、式:
(最大膨潤膜厚−膜厚)/膜厚により計算できる。
は、例えばリサーチ・ディスクロージャー(以下、RD
と略す)No.17643 (1978年12月), 22 〜23頁, “I. 乳
剤製造(Emulsion preparation and types)”、および
同No.18716 (1979年11月)、648頁、同No.307105(1989
年11月)、863 〜865 頁、およびグラフキデ著「写真の
物理と化学」,ポールモンテル社刊(P.Glafkides, Chi
mie et Phisique Photographiques, Paul Montel, 196
7) 、ダフィン著「写真乳剤化学」,フォーカルプレス
社刊(G.F. Duffin, Photographic Emulsion Chemistr
y、Focal Press,1966)、ゼリクマンら著「写真乳剤の製
造と塗布」、フォーカルプレス社刊(V.L. Zelikman, e
t al., Making and Coating Photographic Emulsion, F
ocal Press, 1964)などに記載された方法を用いて調製
することができる。US 3,574,628、同 3,655,394および
GB 1,413,748に記載された単分散乳剤も好ましい。
な平板状粒子も本発明に使用できる。平板状粒子は、ガ
トフ著、フォトグラフィック・サイエンス・アンド・エ
ンジニアリング(Gutoff, Photographic Science and E
ngineering)、第14巻 248〜257頁(1970年);US 4,43
4,226、同 4,414,310、同 4,433,048、同 4,439,520お
よびGB 2,112,157に記載の方法により簡単に調製するこ
とができる。
学熟成および分光増感を行ったものを使用する。このよ
うな工程で使用される添加剤はRDNo.17643、同No.187
16および同No.307105 に記載されており、その該当箇所
を後掲の表にまとめた。本発明の処理剤を用いるカラー
写真感光材料には、感光性ハロゲン化銀乳剤の粒子サイ
ズ、粒子サイズ分布、ハロゲン組成、粒子の形状、感度
の少なくとも1つの特性の異なる2種類以上の乳剤を、
同一層中に混合して使用することができる。カラー感光
材料に使用できる写真用添加剤もRDに記載されてお
り、下記の表に関連する記載箇所を示した。
ーを使用することができるが、以下のカプラーが特に好
ましい。 イエローカプラー: EP 502,424A の式(I),(II)で表わさ
れるカプラー; EP 513,496A の式(1),(2) で表わされる
カプラー (特に18頁のY-28); EP 568,037Aの請求項1の
式(I) で表わされるカプラー; US 5,066,576のカラム1
の45〜55行の一般式(I) で表わされるカプラー; 特開平
4-274425の段落0008の一般式(I) で表わされるカプラ
ー; EP 498,381A1の40頁の請求項1に記載のカプラー
(特に18頁のD-35); EP 447,969A1 の4頁の式(Y) で表
わされるカプラー(特にY-1(17頁),Y-54(41 頁)); US
4,476,219のカラム7の36〜58行の式(II)〜(IV)で表わ
されるカプラー(特にII-17,19( カラム17),II-24(カラ
ム19))。
1 頁右下),L-68(12 頁右下),L-77(13 頁右下); EP 456,
257 の A-4 -63(134頁), A-4 -73,-75(139頁); EP 486,
965のM-4,-6(26 頁),M-7(27頁); EP 571,959AのM-45(19
頁);特開平5-204106の(M-1)(6 頁);特開平4-362631の
段落0237のM-22。 シアンカプラー: 特開平4-204843のCX-1,3,4,5,11,12,1
4,15(14 〜16頁); 特開平4-43345 のC-7,10(35 頁),3
4,35(37頁),(I-1),(I-17)(42 〜43頁); 特開平6-67385
の請求項1の一般式(Ia)または(Ib)で表わされるカプ
ラー。
P-5(11頁)。発色色素が適度な拡散性を有するカプラー
としては、US 4,366,237、GB 2,125,570、EP 96,873B、
DE 3,234,533に記載のものが好ましい。発色色素の不要
吸収を補正するためのカプラーは、EP 456,257A1の5 頁
に記載の式(CI),(CII),(CIII),(CIV) で表わされるイエ
ローカラードシアンカプラー(特に84頁のYC-86)、該EP
に記載のイエローカラードマゼンタカプラーExM-7(202
頁) 、 EX-1(249 頁) 、 EX-7(251 頁) 、US 4,833,069
に記載のマゼンタカラードシアンカプラーCC-9 (カラム
8)、CC-13(カラム10) 、US 4,837,136の(2)(カラム8)、
WO92/11575の請求項1の式(A) で表わされる無色のマス
キングカプラー(特に36〜45頁の例示化合物)が好まし
い。
溶性有機化合物の分散媒、油溶性有機化合物の含浸用ラ
テックス、現像主薬酸化体スカベンジャー、ステイン防
止剤、褪色防止剤、硬膜剤、現像抑制剤プレカーサー、
安定剤、かぶり防止剤、化学増感剤、染料、色素の微結
晶分散体、UV吸収剤などを含有させることができる。
料に適当な支持体は、例えば、前述のRD.No.17643 の
28頁、同No.18716の 647頁右欄から 648頁左欄、および
同No.307105 の 879頁に記載されている。とくにセルロ
ーストリアセテート及びポリエステル支持体が用いられ
るが、その詳細については、公開技報、公技番号94-602
3(発明協会;1994.3.15.)に記載されている。
料は、乳剤層を有する側の反対側に、乾燥膜厚の総和が
2μm 〜20μm の親水性コロイド層(バック層と称す)
を設けることが好ましい。このバック層には、前述の光
吸収剤、フィルター染料、紫外線吸収剤、スタチック防
止剤、硬膜剤、バインダー、可塑剤、潤滑剤、塗布助
剤、表面活性剤を含有させることが好ましい。このバッ
ク層の膨潤率は150 〜500 %が好ましい。
ターメディエイトフィルム上への画像形成に利用される
ので、長尺のロールのハンドリング適性、とくに画像処
理済みのレーザースポット光の露光時のフィルム給送性
を確保するために、現像処理前のバック面導電性が十分
であることが必要であり,表面電気抵抗値が1.0×1
011Ω/□以下であることが望ましい。抵抗値が小さい
ほど給送性は安定するので、その下限は、特に規定する
必要はない。
止剤が好ましく用いられる。それらの帯電防止剤として
は、カルボン酸及びカルボン酸塩、スルホン酸塩を含む
高分子、カチオン性高分子、イオン性界面活性剤化合物
を挙げることができる。帯電防止剤として最も好ましい
ものは、酸化亜鉛、二酸化珪素、二酸化チタン、アルミ
ナ、酸化インジウム、酸化マグネシウム、酸化バリウ
ム、酸化マンガン、酸化バナジウムの中から選ばれた少
くとも1種の体積抵抗率が107 Ω・cm以下、より好ま
しくは105 Ω・cm以下である粒子サイズ0.001〜 1.0μ
m結晶性の金属酸化物あるいはこれらの複合酸化物(Sb,
P,B,In,S,Si,C など)の微粒子、更にはゾル状の金属酸
化物あるいはこれらの複合酸化物の微粒子である。感材
への含有量としては、 5〜500mg/m2が好ましく特に好ま
しくは10〜350mg/m2である。導電性の結晶性酸化物又は
その複合酸化物とバインダーの量の比は1/300 〜 100/1
が好ましく、より好ましくは 1/100〜 100/5である。
ましい。滑り剤含有層は感光層面、バック面ともに用い
ることが好ましい。好ましい滑り性としては動摩擦係数
で0.25以下0.01以上である。この時の測定は直径 5mmの
ステンレス球に対し、 60cm/分で搬送した時の値を表す
(25℃、60%RH)。この評価において相手材を感光層面
に置き換えてもほぼ同レベルの値となる。使用可能な滑
り剤としては、ポリオルガノシロキサン、高級脂肪酸ア
ミド、高級脂肪酸金属塩、高級脂肪酸と高級アルコール
のエステル等を用いることができる。添加層としては乳
剤層の最外層やバック層が好ましい。特にポリジメチル
シロキサンや長鎖アルキル基を有するエステルが好まし
い。
ジタル画像情報を銀塩カラーフィルムに出力するビーム
光の走査露光装置としては、公知の操作型露光装置を用
いることができる。ビーム光の照射光は、レーザー光又
は陰極線(CRT)が用いられる。陰極線管露光装置
は、レーザーを用いた装置に比べて、筒便でかつコンパ
クトであり、低コストになるが、大量の映画用フィルム
を処理する当業界の汎用装置としてはレーザー光を用い
る走査露光装置がより好ましい。
スレーザー、発光ダイオード、半導体レーザー、半導体
レーザーあるいは固体レーザーを励起光源に用いた固体
レーザーと非線形光学結晶を組合わせた第二高調波発生
光源(SHG)等の単色高密度光を用いたデジタル走査
露光方式に好ましく使用される。システムをコンパクト
で、安価なものにするために半導体レーザー、半導体レ
ーザーあるいは固体レーザーと非線形光学結晶を組合わ
せた第二高調波発生光源(SHG)を使用することが好
ましい。特にコンパクトで、安価、更に寿命が長く安定
性が高い装置を設計するためには半導体レーザーの使用
が好ましく、露光光源の少なくとも一つは半導体レーザ
ーを使用することが好ましい。
本発明の処理剤が適用される感光材料の分光感度極大波
長は、使用する走査露光用光源の波長により任意に設定
することができる。半導体レーザーを励起光源に用いた
固体レーザーあるいは半導体レーザーと非線形光学結晶
を組合わせて得られるSHG光源では、レーザーの発振
波長を半分にできるので、青色光、緑色光が得られる。
従って、感光材料の分光感度極大は通常の青、緑、赤の
3つの波長領域に持たせることが可能である。このよう
な走査露光における露光時間は、画素密度を400dp
iとした場合の画素サイズを露光する時間として定義す
ると、好ましい露光時間としては10 -4秒以下、更に好
ましくは10-6秒以下である。また、露光時間の下限は
レーザー発振装置に応じて定められるが、10-8秒程度
である
が、本発明は、これに限定されない。また、図2は、本
実施例及び比較例などの画像形成工程の態様をまとめて
示したフロー図であり、図中の各要素に付けてある番号
は以下の記述において括弧内に示した数値番号と一致し
ており、また、図中の丸枠内には工程が記されており,
角枠内にはその工程に用いられる材料や機器が記されて
いて、さらに< >内には工程中の画像の状態を記して
ある。
映画用カメラARRI BL3(ARNOLD & RICHTER社製)(2)
で撮影(24コマ/秒)する(4a)。撮影には市販の
映画用フィルム(富士写真フイルム(株)製、FUJI COLOR
NEGATIVE FILMType8552)(3)を用いた。この撮影フ
ィルムを映画用ネガ処理(ECN−2処理)(4b)を
行い、コンタクトプリンター(19)(BELL & HOWELL
社製、Model Cプリンター)を用いカラーインターメデ
ィエイトフィルム(20)(富士写真フイルム(株)製、
FUJI COLOR INTERMEDIATE FILM Type8502)にプリント
(現像処理はECP−2処理)(4c)を行ない、マス
ターポジ(21)を作製した。さらにこのマスターポジ
を用い、コンタクトプリンター(23)(BELL & HOWEL
L社製、Model Cプリンター)によりカラーインターメデ
ィエイトフィルム(24)(富士写真フイルム(株)製、
FUJI COLOR INTERMEDIATE FILM Type8502)にプリント
(現像処理はECP−2処理)(4d)を行ない、デュ
ープネガ(22a)を作製した。このデュープネガ(2
2a)を用い、カラーポジティブフィルム(17)(富
士写真フイルム(株)製、FUJI COLOR POSITIVE FILM Typ
e3519)にプリントした (16)(現像処理はECP−2処理、以下ポジティブ
フィルムへのプリントはすべてECP−2処理)。この
画像形成工程は、従来から行なわれている標準的なポジ
画像作成工程であり、得られた画像を基準ポジ画像
(5)とした。
1)作成までを上記同様の工程で作成し、このマスター
ポジを用いコンタクトプリンター(23)(BELL & HOWEL
L社製、Model Cプリンター)を用いカラーインターメデ
ィエイトフィルム(富士写真フイルム(株)製、FUJI COL
OR INTERMEDIATE FILM Type8502)(24)にプリント
(ECN−2処理の現像主薬Kodak CD-3を等モルのCD-4
に変更した現像処理)しデュープネガ(22-b)を作成し
た。このデュープネガを用いカラーポジティブフィルム
(17)(富士写真フイルム(株)製、FUJI COLOR POSIT
IVE FILM Type3519)にプリント(ECP−2処理)し
比較例1のポジ画像(5’)を得た。
映画用ネガ処理(ECN−2処理)(4b)を行い、処
理済ネガからカラースキャナー(イマジカ社製、IMAGIC
A IMGER)(6)を用いデジタル画像データ(7)に変
換した。このデータをデジタルフィルムレコーダー(AR
NOLD & RICHTER社製、ARRILASER)(8)でカラーイン
ターメディエイトフィルム(富士写真フイルム(株)製、
FUJI COLOR INTERMEDIATE FILM Type8502)(9)に焼
き付けて、ECN−2処理を行なった(15)。ARRILA
SERによる焼付けは、ビームスポット径12μmで解像性
(resolution) 2Kの収斂光であり、2048×2048 pixels/f
rameの画素密度と、5秒/frameの走査速度で走査露光方
式で行なった。また、上記のカラーインターメディエイ
トフィルムの3感光層のそれぞれのユニット層に含まれ
るハロゲン化銀粒子サイズ分布の最頻値は、青感光層の
o、m、u層、緑感光層のo、m、u層、赤感光層の
o、m、u層の順に、0.29、0.20,0.14,
0.20,0.15,0.10,0.24,0.15,
0.09μmである。ここで、o層,m層及びu層はそ
れぞれ高感度,中感度及び低感度ユニット層を意味す
る。
ターメディエイトフィルムをコンタクトプリンター(BE
LL & HOWELL社製、Model Cプリンター)(10)を用い
カラーポジティブフィルム(17)(FUJI COLOR POSIT
IVE FILM Type3519)にプリントした。これを比較例2
のポジ画像(11)とした。
ECN−2処理(15)の現像主薬Kodak CD-3を等モル
のCD-4に変更した以外は、撮影用の映画用フィルム
(3)、カラースキャナー(イマジカ社製、IMAGICA IM
GER)(6)を用いたデジタル画像データ(7)への変
換、デジタルフィルムレコーダー(ARNOLD & RICHTER社
製、ARRILASER)(8)によるカラーインターメディエ
イトフィルム(富士写真フイルム(株)製、FUJI COLOR I
NTERMEDIATE FILM Type8502)(9)への焼き付け、コ
ンタクトプリンター(BELL & HOWELL社製、Model Cプリ
ンター)(10)によるカラーポジティブフィルム(FU
JI COLOR POSITIVE FILM Type3519)(17)へのプリ
ントなど、すべて上記基準ポジ画像作成工程と同じ操作
を行って比較例3のポジ画像(11’)を得た。
程によって得たデジタル画像データ(7)をSGI O
2コンピューター(SGI社製の市販画像処理装置)を使
用し、明細書中に前記した3*3マトリックスデータ処
理とSCCデータ処理を組み合わせた画像補正演算処理
(13)を行った。
4)を用いてデジタルフィルムレコーダー(ARNOLD & R
ICHTER社製 ARRILASER)(8)でカラーインターメディ
エイトフィルム(FUJI COLOR INTERMEDIATE FILM Type8
502)(9)に焼き付けてECN−2処理を行なった
(15)。この画像をコンタクトプリンター(BELL & H
OWELL社製Model Cプリンター)(10)を用いカラーポ
ジティブフィルム(FUJICOLOR POSITIVE FILM Type351
9)(17)にプリントし、実施例1のポジ画像(1
8)を得た。
て、インターメディエイトフィルム(9)への焼き付け
後のECN−2処理(15)の現像主薬Kodak CD-3をKo
dak CD-4に等モルで変更し、そのほかは実施例1と同じ
処理を行った。そしてコンタクトプリンター(BELL & H
OWELL社製Model Cプリンター)(10)を用いカラーポ
ジティブフィルム(17)(FUJI COLOR POSITIVE FILM
Type3519)にプリントして比較例4のポジ画像を得
た。
クベスカラーチャート画像がプリントされているポジテ
ィブフィルムを基準ポジ画像のポジティブフィルムとと
もに映写により、色彩度及び画像のしまりについて画像
評価を行ない、○、△、×(○:基準ポジ画像と同等、
△:基準ポジ画像より僅かに劣るが許容範囲内、×:基
準ポジ画像より明らかに劣る)の評価を行った。その結
果を表1に示す。
エイトフィルムにデジタルフィルムレコーディングし映
画用ECN−2処理したポジティブフィルム(実施例1)
(18)が、通常のインターメディエイトを使った面露
光デュープ工程を経たカラーポジティブフィルム(基準
ポジ画像)(5)と色彩度やしまりが同じであり、した
がって色再現域が同等になり色再現域を劣化させること
なくカラーポジティブフィルムを作成できることが示さ
れた。また同時に映画用ラボ処理として広く普及してい
るECN-2処理を変更することなく基準画像と同等の色再
現域を本発明により得られることが示された。
上にビーム光を用いて走査露光し、これをCD−3を含
む現像液を用いて現像するに際して、デジタル画像情報
に色彩度変更処理を加える本発明の方法によれば、色彩
度の低下を起こさず、結果として通常のインターメディ
エイトを使った面露光デュープ工程を経たカラーポジテ
ィブフィルムと等しい彩度及び画像しまりの画像を得る
ことが可能となる。
ブロック図である。
る。
Claims (8)
- 【請求項1】 デジタル画像情報を銀塩カラーフィルム
上に記録して画像を得る画像形成方法において、該デジ
タル画像情報に色彩度変更処理を加えたのち、該処理を
加えた画像情報を該カラーフィルム上に走査露光によっ
て記録し、露光された該カラーフィルムをCD−3含有
現像液により現像処理して画像を得ることを特徴とする
画像形成方法。 - 【請求項2】 前記色彩度変更処理がマトリックス処理
とSCC処理の組み合わせ処理であることを特徴とする
請求項1に記載の画像形成方法。 - 【請求項3】 前記色彩度変更処理がマトリックス処理
とSCC処理と3DLUT変更の組み合わせ処理である
ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成方法。 - 【請求項4】 前記銀塩カラーフィルムの赤感光層、緑
感光層、青感光層の少なくとも一つの感光層の最高感度
ユニット層に含まれる粒子の粒子サイズ分布の最頻値が
0.3μm以下であり、かつそのハロゲン化銀粒子がA
gBrを50モル%以上含有するハロゲン化銀からなる
ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の
画像形成方法。 - 【請求項5】 前記銀塩カラーフィルムの現像処理前の
バック面導電性が表面抵抗値として1.0×1011Ω/
□以下であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか
1項に記載の画像形成方法。 - 【請求項6】 前記デジタル画像情報が現像処理済み映
画用カラーネガフィルムを走査することによって得られ
たものであることを特徴とする請求項1〜5のいずれか
1項に記載の画像形成方法。 - 【請求項7】 前記デジタル画像情報がデジタルビデオ
カメラによって得られたものであることを特徴とする請
求項1〜5のいずれか1項に記載の画像形成方法。 - 【請求項8】 前記走査露光の露光強度が可変であり、
露光時間が一画素当たり10-4秒以下であることを特徴
とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の画像形成方
法。
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