JP2003139805A - インピーダンス測定システムおよびインピーダンス測定方法 - Google Patents

インピーダンス測定システムおよびインピーダンス測定方法

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JP2003139805A
JP2003139805A JP2001337362A JP2001337362A JP2003139805A JP 2003139805 A JP2003139805 A JP 2003139805A JP 2001337362 A JP2001337362 A JP 2001337362A JP 2001337362 A JP2001337362 A JP 2001337362A JP 2003139805 A JP2003139805 A JP 2003139805A
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JP2001337362A
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Tsutomu Yamaguchi
力 山口
Akihiko Miki
昭彦 三木
Hideaki Wakamatsu
英彰 若松
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Hioki EE Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 環状接続された複数の電子部品のインピーダ
ンスを短時間で測定する。 【解決手段】 ネットワーク素子NC1内のコンデンサ
C1〜C8のうちの複数をLCR測定装置1−1,1−
2に接続してその容量を同時に測定するシステムであっ
て、各電極T1〜T8に接触させられたプローブP1〜
P8から制御信号Scに従っていずれかのプローブを選
択してLCR測定装置に接続するスキャナ装置11を備
え、スキャナ装置11は、コンデンサC1と他のコンデ
ンサC5との間に接続されるコンデンサの数が2つ以上
となる接続条件を常に満たすように各プローブを各LC
R測定装置に接続し、かつコンデンサC1,C5以外の
コンデンサが2つ以上連続して接続されている部位にお
ける電極の1つをグランド電位GLに接続し、測定装置
は、スキャナ装置11によって接続処理が実行された後
にコンデンサC1,C5の容量を測定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の電子部品を
環状接続して構成されたネットワーク素子におけるその
各電子部品各々のインピーダンスを測定するインピーダ
ンス測定システムおよびインピーダンス測定方法に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】図5に示すように複数の電子部品(一例
として8個のコンデンサC1〜C8、以下、区別しない
ときには、「コンデンサC」ともいう)を環状接続して
構成されたネットワーク素子NC1における各コンデン
サCのインピーダンスを測定するインピーダンス測定方
法として、以下に説明する測定方法が従来から一般的に
用いられている。
【0003】この従来の測定方法では、LCR測定装置
1(以下、「測定装置1」ともいう)を一台使用して、
コンデンサC1〜C8の容量を一つずつ順に測定する。
具体的には、まず、測定装置1の出力端子に接続された
プローブPHと入力端子に接続されたプローブPLとを
電子部品同士が相互接続された電極T1〜T8(以下、
区別しないときには、「電極T」ともいう)のいずれか
隣り合う2つに接続する。一例としてコンデンサC1を
測定対象電子部品とするときには、コンデンサC1の一
端に接続された電極T1と他端に接続された電極T2と
にそれぞれ接続する。この場合、測定装置1の入力端子
は基準電位(以下、一例としてグランド電位GLとす
る)に仮想接地されている。また、コンデンサC2〜C
8間における電極T3〜T8のうちのいずれか一つの電
極T(一例としてコンデンサC7,C8間の電極T8)
をグランド電位GLに接続する。
【0004】次に、測定装置1を起動して、プローブP
Hから交流電圧の測定用信号を電極T1に出力し、この
ときに、電極T2を介してプローブPLに流れ込む電流
IとコンデンサC1の両端電圧V(電極T1,T2間の
電圧)とを測定する。この場合、測定装置1の入力端子
(プローブPL)と、電極T8とが共に基準電位に維持
されている。したがって、測定装置1のプローブPHか
ら出力されてコンデンサC1通過する電流Iは、コンデ
ンサC2〜C7には流れずに、コンデンサC1のみを流
れる。したがって、測定装置1では、測定した両端電圧
Vと電流Iとに基づいて、並列接続されたコンデンサC
2〜C8の影響を受けずに、コンデンサC1のみの容量
を算出することが可能となる。次いで、プローブPH,
PLの接続を変えながら、同様にして他のコンデンサC
2〜C8の容量を一つずつ順に測定することにより、す
べてのコンデンサC1〜C8の容量を個別的に測定す
る。以上の測定処理により、環状に接続された他のコン
デンサCの影響を受けることなく、すべてのコンデンサ
C1〜C8の容量が正確に測定される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、この従来の
容量測定方法には以下の問題点がある。すなわち、この
容量測定方法では、環状接続された各コンデンサCに対
して一つずつその容量を順に測定する。このため、この
従来の容量測定方法には、すべてのコンデンサCの容量
を測定するために長時間を要し、その結果、測定コスト
が高騰しているという問題点がある。特に、ネットワー
ク素子NC1を量産する場合、そのネットワーク素子N
C1が個々の仕様を満足しているかを検査する必要があ
るため、この容量測定のコストが、ネットワーク素子N
C1の製造コストを高騰させる要因となっている。
【0006】本発明は、かかる問題点に鑑みてなされた
ものであり、環状接続された複数の電子部品各々のイン
ピーダンスを短時間で測定し得るインピーダンス測定シ
ステムおよびインピーダンス測定方法を提供することを
主目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成すべく請
求項1記載のインピーダンス測定システムは、環状接続
された6つ以上の電子部品のうちの複数を測定対象電子
部品として当該複数の測定対象電子部品の各々に測定装
置をそれぞれ接続してその各インピーダンスを同時に測
定可能なインピーダンス測定システムであって、前記各
電子部品同士の各接続点にそれぞれ接触させられた複数
のプローブから制御信号に従っていずれかのプローブを
選択すると共に当該選択した各プローブと前記複数の測
定装置とを接続する選択接続装置を備え、前記選択接続
装置は、前記制御信号に従い、任意の1の前記測定対象
電子部品と他の任意の1の前記測定対象電子部品との間
に接続される前記電子部品の数が2つ以上となる接続条
件を常に満たすように前記各プローブを前記各測定装置
にそれぞれ接続し、かつ前記測定対象電子部品以外の前
記電子部品が2つ以上連続して接続されている部位にお
ける当該各電子部品同士の接続点の少なくとも1つに接
続されている前記プローブを前記基準電位に接続する選
択接続処理を実行可能に構成され、前記測定装置は、そ
の出力部が前記測定対象電子部品の一端に接続されて当
該測定対象電子部品に測定用信号を出力する信号出力部
と、基準電位に仮想接地された入力部が前記測定対象電
子部品の他端に接続されて当該測定対象電子部品に流れ
る電流を検出する電流検出部と、前記測定対象電子部品
の両端電圧を検出する電圧検出部と、前記検出した電流
および両端電圧に基づいて前記測定対象電子部品のイン
ピーダンスを算出するインピーダンス算出部とを備える
と共に前記選択接続装置によって前記選択接続処理が実
行された状態において前記測定対象電子部品のインピー
ダンスを測定可能に構成されている。なお、本発明にお
いて、「インピーダンス」には、容量、抵抗およびイン
ダクタンスが含まれる。また、「接続部」には、電極、
接続端子およびリード線などが含まれる。
【0008】また、請求項2記載のインピーダンス測定
システムは、請求項1記載のインピーダンス測定システ
ムにおいて、前記制御信号を前記選択接続装置に出力す
る制御装置を備えて構成されている。
【0009】さらに、請求項3記載のインピーダンス測
定システムは、請求項2記載のインピーダンス測定シス
テムにおいて、前記制御装置は、前記制御信号を出力す
ると共に測定開始信号を出力可能に構成され、前記各測
定装置は、前記測定開始信号を入力したときに前記イン
ピーダンスの測定をそれぞれ開始する。
【0010】また、請求項4記載のインピーダンス測定
方法は、その出力部が測定対象電子部品の一端に接続さ
れて当該測定対象電子部品に測定用信号を出力する信号
出力部と、基準電位に仮想接地された入力部が前記測定
対象電子部品の他端に接続されて当該測定対象電子部品
に流れる電流を検出する電流検出部と、前記測定対象電
子部品の両端電圧を検出する電圧検出部と、前記検出し
た電流および両端電圧に基づいて前記測定対象電子部品
のインピーダンスを算出するインピーダンス算出部とを
備えた測定装置を複数使用して、環状接続された6つ以
上の電子部品のうちの複数を前記測定対象電子部品とし
て前記各測定装置をそれぞれ接続してその各インピーダ
ンスを同時に測定可能なインピーダンス測定方法であっ
て、任意の1の前記測定対象電子部品と、他の任意の1
の前記測定対象電子部品との間に接続される前記電子部
品の数が2つ以上となる接続条件を常に満たすように、
前記各測定装置を前記各測定対象電子部品にそれぞれ接
続し、前記測定対象電子部品以外の前記電子部品が2つ
以上連続して接続されている部位における当該各電子部
品同士の接続点の少なくとも1つを前記基準電位に接続
し、その状態において前記各測定装置を用いて前記各測
定対象電子部品のインピーダンスをそれぞれ測定する。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して、本発
明に係るインピーダンス測定システムおよびインピーダ
ンス測定方法の好適な実施の形態について説明する。
【0012】最初に、図1を参照して、インピーダンス
測定方法に使用する測定装置1−1〜1−3(同一に構
成されているため、以下、区別しないときには、単に
「測定装置1」ともいう)の構成について説明する。
【0013】測定装置1は、図1に示すように、出力端
子2、入力端子3、信号生成部4、電流検出部5、電圧
検出部6、インピーダンス算出部7、およびグランド電
位(基準電位)GLに接続されたグランド端子8を備え
ている。この場合、出力端子2および入力端子3には、
測定用のプローブPH,PLがそれぞれ接続されてい
る。このプローブPH,PLは、測定対象としての電子
部品の一端および他端に接続された一対の電極T,Tに
接続される。また、グランド端子8には、プローブPG
が接続されており、このプローブPGは、ガード電極と
して機能する。
【0014】信号生成部4は、本発明における信号出力
部に相当し、測定用信号として例えば10KHzの交流
信号を生成する信号源4aと出力抵抗4bとを備えてい
る。この場合、出力抵抗4bは、一端が信号源4aに接
続され、他端が出力部4cを介して出力端子2に接続さ
れている。電流検出部5は、一例としてオペアンプ5a
とフィードバック用の抵抗5bとを備えて構成されてい
る。この場合、抵抗5bは、その抵抗値Rが既知であっ
て、オペアンプ5aの出力端子と反転入力端子との間に
接続されている。また、オペアンプ5aの反転入力端子
は、出力部5cを介して入力端子3に接続され、オペア
ンプ5aの非反転入力端子は基準電位(一例としてグラ
ンド電位GL)に接地されている。この場合、オペアン
プ5aの反転入力端子と非反転入力端子とは仮想的に短
絡状態となるため、入力部5cは基準電位としてのグラ
ンド電位GLに仮想接地される。この構成により、電流
検出部5は、プローブPHを介して電子部品に測定用信
号が印加された際に、測定対象電子部品としてのコンデ
ンサCおよびプローブPLを流れる電流Iを電圧(R×
I)に変換して出力する。
【0015】電圧検出部6は、出力端子2と入力端子3
との間の電位差、つまりプローブPH,PLが接続され
た電子部品の両端電圧Vを検出する。インピーダンス算
出部7は、一対のA/D変換器7a,7bおよび演算部
7cを備えている。この場合、A/D変換器7aは、電
圧検出部6によって検出された両端電圧Vをディジタル
データに変換して電圧データDvとして出力する。ま
た、A/D変換器7bは、電流検出部5によって検出さ
れた電圧(R×I)をディジタルデータに変換して電流
データDiとして出力する。演算部7cは、例えばCP
Uで構成され、概念的には、A/D変換器7bから出力
される電流データDiに基づく電流値を抵抗5bの抵抗
値Rで除算することによって電子部品に流れる電流Iの
値を求め、求めた電流値で電圧データDvに基づく電圧
値を除算することにより、電子部品の抵抗、容量(キャ
パシタンス)およびインダクタンスなどのインピーダン
スを算出する。より具体的には、容量やインダクタンス
を求めるときには、電圧検出部6によって検出される両
端電圧Vの位相、および電流検出部5によって検出され
る電流の位相にも基づいて、そのインピーダンスを算出
する。
【0016】次に、複数の測定装置1を使用して、ネッ
トワーク素子内の各電子部品各々のインピーダンスを測
定するインピーダンス測定方法について、図2を参照し
て説明する。なお、一例として8個のコンデンサC1〜
C8を環状接続して構成されたネットワーク素子NC1
を一例として2台の測定装置1−1,1−2を使用して
測定する例について説明する。
【0017】まず、測定装置1−1を接続して容量を測
定すべき測定対象のコンデンサC1〜C8のうちの任意
の一つと、測定装置1−2を接続して容量を測定すべき
他の任意の一つのコンデンサCとの間に接続されるコン
デンサCの数が2つ以上となる接続条件を常に満たすよ
うに、測定対象電子部品を特定する。具体的には、図2
に示すように、一例としてコンデンサC1を1つの測定
対象電子部品とする場合、測定対象電子部品となり得る
他のコンデンサCは、コンデンサC1との間に2つのコ
ンデンサCが介在する接続条件下では、コンデンサC4
およびコンデンサC6が該当する。本実施の形態では、
コンデンサC4を他の測定対象電子部品として特定す
る。次に、さらに他のコンデンサCが測定対象電子部品
となり得るかを判別する。この例では、上記のコンデン
サC6がさらに他の測定対象部品となり得るかを判別す
る。この場合、コンデンサC6を測定対象電子部品とし
たときには、コンデンサC6とコンデンサC4との間に
は1つのコンデンサC5のみが存在する。したがって、
コンデンサC6は測定対象電子部品とはなり得ない。次
いで、測定装置1−1のプローブPH,PLを電極T
1,T2にそれぞれ接続し、測定装置1−2のプローブ
PH,PLを電極T4,T5にそれぞれ接続する。
【0018】次に、各測定装置1−1,1−2の各グラ
ンド電位GLを共通接続する。次いで、測定対象電子部
品としたコンデンサC1,C4以外のコンデンサCが2
つ以上連続して接続されている部位における各電極(接
続点)Tの少なくとも1つをガード電極として各測定装
置1のプローブPGを接続する。具体的には、この部位
として、コンデンサC2,C3が連続する部位、および
コンデンサC5〜C8が連続する部位が該当する。した
がって、コンデンサC2,C3同士の接続点である電極
T3、およびコンデンサC5〜C8間の3つの電極T6
〜T8のうちの少なくとも1つとして電極T8をグラン
ド電位GLにそれぞれ接続する。具体的には、例えば、
測定装置1−1のプローブPGを電極T8に接続し、測
定装置1−2のプローブPGを電極T3に接続する。
【0019】次いで、この接続状態において各測定装置
1−1,1−2を用いてコンデンサC1,C4の各容量
をそれぞれ同時に測定する。この場合、測定装置1−1
のプローブPL、電極T3、測定装置1−2のプローブ
PL、および電極T8が共にグランド電位GLに共通接
続されている。このため、各測定装置1−1,1−2の
各プローブPHからコンデンサC1,C4のそれぞれの
一端に測定用信号が出力された場合、コンデンサC2、
コンデンサC5〜C7には電流は流れない。したがっ
て、測定装置1−1のプローブPHから出力された測定
用信号に基づいてコンデンサC1を通過する電流は、コ
ンデンサC1からなる電流経路Kのみを流れる。同様に
して、測定装置1−2のプローブPHから出力された測
定用信号に基づいてコンデンサC4を通過する電流は、
コンデンサC4のみからなる電流経路Lのみを流れる。
この結果、測定装置1−1の電圧検出部6によって検出
されるコンデンサC1の両端電圧Vは、他のコンデンサ
C2〜C8の影響を受けることなく、また測定装置1−
2の電圧検出部6によって検出されるコンデンサC4の
両端電圧Vも、他のコンデンサC1〜C3,C5〜C8
の影響を受けることなく、それぞれ正確に測定される。
したがって、測定装置1−1は、コンデンサC1のみに
流れる電流Iと、この電流Iが流れることによってコン
デンサC1の両端に発生する両端電圧Vとに基づいて、
コンデンサC1の容量を精度よく測定する。同様にし
て、測定装置1−2は、コンデンサC4のみに流れる電
流Iと、この電流Iが流れることによってコンデンサC
4の両端に発生する両端電圧Vとに基づいて、コンデン
サC4の容量を精度よく測定する。この後、演算部7c
は、演算した容量値をインピーダンスデータとして図示
しない表示部に表示させると共に装置外部に測定データ
として出力する。
【0020】次に、図3を参照して、9個のコンデンサ
C1〜C9を環状接続して構成されたネットワーク素子
NC2を測定する例について説明する。
【0021】最初に、上記した接続条件を満足するよう
な測定対象のコンデンサCを特定する。この例では、ま
ず、コンデンサC1を測定対象電子部品とする。次い
で、他の測定対象電子部品となり得るコンデンサCを特
定する。この例では、同図に示すように、コンデンサC
1との間に2つのコンデンサCが介在する接続条件下で
は、コンデンサC4およびコンデンサC7が該当する。
次に、他の測定対象電子部品となり得るコンデンサCを
特定する。この例では、コンデンサC7がさらに他の測
定対象部品となり得るかを判別する。この場合、コンデ
ンサC7を測定対象電子部品としたときには、コンデン
サC7とコンデンサC1との間、およびコンデンサC7
とコンデンサC4との間にはそれぞれ2つのコンデンサ
Cが存在する。したがって、コンデンサC7も測定対象
電子部品となり得ると判別する。次いで、測定装置1−
1のプローブPH,PLを電極T1,T2にそれぞれ接
続し、測定装置1−2のプローブPH,PLを電極T
4,T5にそれぞれ接続し、測定装置1−3のプローブ
PH,PLを電極T7,T8にそれぞれ接続する。
【0022】次に、各測定装置1−1,1−2,1−3
の各グランド電位GLを共通接続する。次いで、測定対
象電子部品としたコンデンサC1,C4,C7以外のコ
ンデンサCが2つ以上連続して接続されている部位にお
ける各電極Tの少なくとも1つをグランド電位GLに接
続する。具体的には、この部位として、コンデンサC
2,C3が連続する部位、コンデンサC5,C6が連続
する部位、およびコンデンサC8,C9が連続する部位
が該当する。したがって、一例として、測定装置1−1
のプローブPGをコンデンサC8,C9同士の接続点で
ある電極T9に接続し、測定装置1−2のプローブPG
をコンデンサC2,C3同士の接続点である電極T3に
接続し、測定装置1−3のプローブPGをコンデンサC
5,C6同士の接続点である電極T6に接続する。
【0023】次いで、この接続状態において各測定装置
1−1,1−2,1−3を用いてコンデンサC1,C
4,C7の各容量をそれぞれ同時に測定する。この場
合、上記した測定原理と同様にして、測定装置1−1
は、コンデンサC1のみに流れる電流Iと、この電流I
が流れることによってコンデンサC1の両端に発生する
両端電圧Vとに基づいて、コンデンサC1の容量を精度
よく測定する。また、測定装置1−2は、コンデンサC
4のみに流れる電流Iと、この電流Iが流れることによ
ってコンデンサC4の両端に発生する両端電圧Vとに基
づいて、コンデンサC4の容量を精度よく測定する。さ
らに、測定装置1−3は、コンデンサC7のみに流れる
電流Iと、この電流Iが流れることによってコンデンサ
C7の両端に発生する両端電圧Vとに基づいて、コンデ
ンサC7の容量を精度よく測定する。
【0024】このように、このインピーダンス測定方法
によれば、任意の1の測定対象電子部品としてのコンデ
ンサCと、他の任意の1の測定対象電子部品としてのコ
ンデンサCの間に接続されるコンデンサCの数が2つ以
上となる接続条件を常に満たすように、各測定装置1を
各測定対象電子部品としてのコンデンサCにそれぞれ接
続し、各測定装置1のグランド電位GLを共通接続し、
測定対象電子部品以外のコンデンサCが2つ以上連続し
て接続されている部位における各電極Tの少なくとも1
つをグランド電位GLに接続し、その状態において各測
定装置1を用いて各コンデンサCの容量をそれぞれ測定
することにより、1回の測定時間内で複数のコンデンサ
Cの容量を同時に測定することができるため、複数のコ
ンデンサCの容量を測定するのに要する測定時間を大幅
に短縮することができる。したがって、数多くのネット
ワーク素子NC1内の各コンデンサCの容量を測定する
際には、その測定時間を格段に短縮することができる。
【0025】この場合、1回の測定で使用することがで
きる測定装置1の最大数Xは、以下の式で表される。な
お、以下の式において、ネットワーク素子内の電極(接
続点)Tの総数をW個、およびグランド電位(基準電
位)GLに接続すべき電極Tの数をY個とする。また、
1台の測定装置1が2つのプローブPH,PLを有する
ため、X台の測定装置1で同時に測定する際には、2・
Xの電極Tが使用される。また、グランド電位GLに接
続すべき電極Tの数Yは、少なくとも同時に使用される
測定装置1の数Xとなる。したがって、上記の値(2・
X)と値(X)との加算値は、ネットワーク素子におけ
るすべての電極数以下となるため、下記の式が成立す
る。 W≧(2・X)+(X)=3・X・・・・式 したがって、下記の式が成立する。 X≦W/3・・・・・・・・・・・・・・式 このため、上記の式を満足するX台の測定装置1を測
定対象電子部品に接続することで、最も少ない測定回数
でネットワーク素子内の各コンデンサCの容量を測定す
ることができる。
【0026】次に、複数の測定装置1を使用して、ネッ
トワーク素子内の各電子部品各々のインピーダンスを測
定するインピーダンス測定システムSYS1(以下、
「測定システムSYS1」ともいう)について、図4を
参照して説明する。なお、一例として、8個のコンデン
サC1〜C8を環状接続して構成されたネットワーク素
子NC1を2台の測定装置1−1,1−2を使用して測
定するのに適したシステム例について説明する。
【0027】図4に示すように、この測定システムSY
S1は、2台の測定装置1−1,1−2と、本発明にお
ける選択接続装置に相当するスキャナ装置11と、制御
装置12と、複数の接触型のプローブP1〜P8(以
下、区別しないときには、「プローブP」ともいう)と
を備えて構成されている。
【0028】スキャナ装置11は、制御装置12から出
力される制御信号Scに従ってネットワーク素子NC1
の各電極T1〜T8に接続されたプローブP1〜P8の
うちのいずれか6つを選択すると共に、選択した各プロ
ーブPと各測定装置1の各プローブPH,PL,PGと
を接続可能に構成されている。具体的には、一例とし
て、スキャナ装置11は、連動して切り替えが可能に構
成された8つのスイッチS1〜S8(以下、区別しない
ときには、「スイッチS」ともいう)を備えている。こ
の場合、スイッチS1のa接点、スイッチS2のb接
点、スイッチS3のc接点およびスイッチS4のd接点
が互いに共通接続されて接続端子11aに接続され、ス
イッチS8のa接点、スイッチS1のb接点、スイッチ
S2のc接点およびスイッチS3のd接点が互いに共通
接続されて接続端子11bに接続され、スイッチS7の
a接点、スイッチS8のb接点、スイッチS1のc接点
およびスイッチS2のd接点が互いに共通接続されて接
続端子11cに接続されている。また、スイッチS5の
a接点、スイッチS6のb接点、スイッチS7のc接点
およびスイッチS8のd接点が互いに共通接続されて接
続端子11dに接続され、スイッチS4のa接点、スイ
ッチS5のb接点、スイッチS6のc接点およびスイッ
チS7のd接点が互いに共通接続されて接続端子11e
に接続され、スイッチS3のa接点、スイッチS4のb
接点、スイッチS5のc接点およびスイッチS6のd接
点が互いに共通接続されて接続端子11fに接続されて
いる。さらに、各スイッチS1〜S8の各e接点は、そ
れぞれプローブP1〜P8に接続され、各プローブP1
〜P8は、図外のプローブ自動接続機構によってネット
ワーク素子NC1の電極T1〜T8に接続される。
【0029】制御装置12は、スキャナ装置11および
各測定装置1−1,1−2の測定を制御する装置であっ
て、制御信号Scを出力して各スイッチS1〜S8の切
替を制御すると共にスタート信号Stを出力して各測定
装置1の測定を開始させる。一方、測定装置1−1のプ
ローブPL,PH,PGは、スキャナ装置11の接続端
子11a,11b,11cにそれぞれ接続され、測定装
置1−2のプローブPL,PH,PGは、スキャナ装置
11の接続端子11d,11e,11fにそれぞれ接続
される。
【0030】この測定システムSYS1では、インピー
ダンス(容量)測定の際に、プローブ自動接続機構が、
図外の搬送機構によって測定位置まで搬送された測定対
象のネットワーク素子NC1における各電極T1〜T8
にスキャナ装置11の各プローブP1〜P8をそれぞれ
自動接続する。次いで、制御装置12が、制御信号Sc
を出力することにより、各スイッチSを切り替え制御し
てe接点とb接点とを接続する。この際には、プローブ
P1が測定装置1−1のプローブPHに接続されると共
にプローブP2が測定装置1−1のプローブPLに接続
され、かつプローブP8が測定装置1−1のプローブP
Gに接続されると共にプローブP4が測定装置1−2の
プローブPGに接続される。また、プローブP5が測定
装置1−2のプローブPHに接続されると共にプローブ
P6が測定装置1−2のプローブPLに接続される。し
たがって、コンデンサC1,C5が測定対象電子部品と
して自動選択されると共に電極T8,T4がガード電極
として選択され、上記した接続条件が満たされる。次い
で、制御装置12は、スタート信号Stを両測定装置1
−1,1−2に出力する。これにより、両測定装置1−
1,1−2は、容量測定を開始し、容量測定を終了した
時点で、制御装置12に対して測定終了信号Seを出力
する。
【0031】続いて、制御装置12は、制御信号Scを
出力することにより、各スイッチSを切り替え制御して
e接点とc接点とを接続する。この際には、プローブP
2が測定装置1−1のプローブPHに接続されると共に
プローブP3が測定装置1−1のプローブPLに接続さ
れ、かつプローブP1が測定装置1−1のプローブPG
に接続されると共にプローブP5が測定装置1−2のプ
ローブPGに接続される。また、プローブP6が測定装
置1−2のプローブPHに接続されると共にプローブP
7が測定装置1−2のプローブPLに接続される。した
がって、コンデンサC2,C6が測定対象電子部品とし
て自動選択されると共に電極T1,T5がガード電極と
して選択され、上記した接続条件が満たされる。次い
で、上記の処理と同様にして、両測定装置1−1,1−
2によって容量測定が開始され、その後に測定が終了す
る。
【0032】次いで、制御装置12は、制御信号Scを
出力することにより、各スイッチSを切り替え制御して
e接点とd接点とを接続する。この際には、プローブP
3が測定装置1−1のプローブPHに接続されると共に
プローブP4が測定装置1−1のプローブPLに接続さ
れ、かつプローブP2が測定装置1−1のプローブPG
に接続されると共にプローブP6が測定装置1−2のプ
ローブPGに接続される。また、プローブP7が測定装
置1−2のプローブPHに接続されると共にプローブP
8が測定装置1−2のプローブPLに接続される。した
がって、コンデンサC3,C7が測定対象電子部品とし
て自動選択されると共に電極T2,T6がガード電極と
して選択され、上記した接続条件が満たされる。次い
で、上記の処理と同様にして、両測定装置1−1,1−
2によって容量測定が開始され、その後に測定が終了す
る。
【0033】最後に、制御装置12は、制御信号Scを
出力することにより、各スイッチSを切り替え制御して
e接点とa接点とを接続する。この際には、プローブP
4が測定装置1−2のプローブPHに接続されると共に
プローブP5が測定装置1−2のプローブPLに接続さ
れ、かつプローブP3が測定装置1−2のプローブPG
に接続されると共にプローブP7が測定装置1−1のプ
ローブPGに接続される。また、プローブP8が測定装
置1−1のプローブPHに接続されると共にプローブP
1が測定装置1−1のプローブPLに接続される。した
がって、コンデンサC4,C8が測定対象電子部品とし
て自動選択されると共に電極T3,T7がガード電極と
して選択され、上記した接続条件が満たされる。次い
で、上記の処理と同様にして、両測定装置1−1,1−
2によって容量測定が開始され、その後に測定が終了す
る。
【0034】このように、この測定システムSYS1に
よれば、スキャナ装置11が制御装置12によって制御
されることによって測定装置1のプローブPH,PL,
PGとネットワーク素子NC1の各電極Tとを上記の接
続条件を満たすように自動接続することにより、1回の
測定時間内で複数のコンデンサCの容量を同時に測定す
ることができるため、ネットワーク素子NC1内の複数
のコンデンサCの容量を測定するのに要する測定時間を
大幅に短縮することができる。したがって、数多くのネ
ットワーク素子NC1内の各コンデンサCの容量を測定
する際には、その測定時間を格段に短縮することができ
る。また、ネットワーク素子NC1の各電極Tと各プロ
ーブPとを自動接続し、かつ各測定装置1が制御装置1
2の制御に従って容量を自動測定することにより、人件
費が不要となる結果、ネットワーク素子NC1に対する
測定コストを格段に低減することができる。
【0035】なお、本発明は、上記した実施の形態に示
した構成に限定されず、適宜変更することが可能であ
る。例えば、測定システムSYS1では、8個のコンデ
ンサC1〜C8を環状接続して構成されたネットワーク
素子NC1を2台の測定装置1−1,1−2を使用して
測定するのに適した構成が採用されているが、本発明に
係る測定システムの構成は、これに限らない。例えば、
9個以上の電子部品を環状接続して構成されたネットワ
ーク素子を2台以上の測定装置1を使用して測定する際
には、電子部品の数と等しい数のスイッチを備えてスキ
ャナ装置を構成するなど、各構成要素を適宜変更して構
成することができる。また、ネットワーク素子内の各電
子部品を測定する順序を問わないのは勿論である。
【0036】また、例えば、ネットワーク素子内の素子
の種類はコンデンサCに限らず、抵抗やインダクタなど
であってもよい。また、コンデンサ、抵抗およびインダ
クタが混在しているネットワーク素子であってもよいの
は勿論である。また、本発明におけるインピーダンス測
定装置はLCR測定装置1に限らず、ネットワーク素子
内の電子部品を測定するのに適した各種測定装置を用い
ることができる。例えば、ネットワーク素子として、複
数の抵抗を環状接続したタイプのものであれば、インピ
ーダンス測定装置として、抵抗計を使用することができ
る。
【0037】
【発明の効果】以上のように、本発明に係るインピーダ
ンス測定システムによれば、選択接続装置が、制御信号
に従い、任意の1の測定対象電子部品と他の任意の1の
測定対象電子部品との間に接続される電子部品の数が2
つ以上となる接続条件を常に満たすように各プローブを
各測定装置にそれぞれ接続し、かつ測定対象電子部品以
外の電子部品が2つ以上連続して接続されている部位に
おける各電子部品同士の接続点の少なくとも1つに接続
されているプローブを基準電位に接続する選択接続処理
を実行することにより、1回の測定時間内で複数の測定
対象電子部品のインピーダンスを同時に測定することが
できるため、ネットワーク素子内の複数の電子部品のイ
ンピーダンスを測定するのに要する測定時間を大幅に短
縮することができる。したがって、数多くのネットワー
ク素子内の各電子部品のインピーダンスを測定する際の
測定時間を大幅に短縮することができる。また、選択接
続装置が制御信号に従って選択接続処理を自動実行し、
かつ各測定装置が選択接続装置によって選択接続処理が
実行された状態においてインピーダンスを自動測定する
ことにより、人件費が不要となる結果、ネットワーク素
子に対する測定コストを格段に低減することができる。
【0038】また、本発明に係るインピーダンス測定シ
ステムによれば、制御信号を選択接続装置に出力する制
御装置を備えたことにより、選択接続装置による選択接
続処理を自動的に実行させるシステムを構築することが
できる。
【0039】さらに、本発明に係るインピーダンス測定
システムによれば、制御装置が制御信号を出力すると共
に測定開始信号を出力し、測定装置が測定開始信号を入
力したときにインピーダンスの測定を開始することによ
り、測定装置による測定を自動的に実行させるシステム
を構築することができる。
【0040】また、本発明に係るインピーダンス測定方
法によれば、任意の1の測定対象電子部品と、他の任意
の1の測定対象電子部品との間に接続される電子部品の
数が2つ以上となる接続条件を常に満たすように、各測
定装置を各測定対象電子部品にそれぞれ接続し、測定対
象電子部品以外の電子部品が2つ以上連続して接続され
ている部位における各電子部品同士の接続点の少なくと
も1つを基準電位に接続し、その状態において各測定装
置を用いて各測定対象電子部品のインピーダンスをそれ
ぞれ測定することにより、1回の測定時間内で複数の測
定対象電子部品のインピーダンスを同時に測定すること
ができるため、ネットワーク素子内の複数の電子部品の
インピーダンスを測定するのに要する測定時間を大幅に
短縮することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る測定装置1の構成を
示すブロック図である。
【図2】ネットワーク素子NC1内の各コンデンサCの
容量を測定する際の測定系を示す接続図である。
【図3】ネットワーク素子NC2内の各コンデンサCの
容量を測定する際の測定系を示す接続図である。
【図4】測定システムSYS1の構成を示す構成図であ
る。
【図5】ネットワーク素子NC1内の各コンデンサCの
容量を測定する際の従来の測定系を示す接続図である。
【符号の説明】
1,1−1〜1−3 LCR測定装置 2 出力端子 3 入力端子 4 信号生成部 4c 出力部 5 電流検出部 5c 入力部 6 電圧検出部 7 インピーダンス算出部 11 スキャナ装置 12 制御装置 C1〜C9 コンデンサ GL グランド電位 I 電流 NC1,NC2 ネットワーク素子 PH,PL,PG,P1〜P8 プローブ SYS1 インピーダンス測定システム T1〜T9 電極 V 両端電圧
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 若松 英彰 長野県上田市大字小泉字桜町81番地 日置 電機株式会社内 Fターム(参考) 2G028 AA01 AA02 BB06 CG08 DH05 FK01 FK02 GL07 HN10

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 環状接続された6つ以上の電子部品のう
    ちの複数を測定対象電子部品として当該複数の測定対象
    電子部品の各々に測定装置をそれぞれ接続してその各イ
    ンピーダンスを同時に測定可能なインピーダンス測定シ
    ステムであって、 前記各電子部品同士の各接続点にそれぞれ接触させられ
    た複数のプローブから制御信号に従っていずれかのプロ
    ーブを選択すると共に当該選択した各プローブと前記複
    数の測定装置とを接続する選択接続装置を備え、 前記選択接続装置は、前記制御信号に従い、任意の1の
    前記測定対象電子部品と他の任意の1の前記測定対象電
    子部品との間に接続される前記電子部品の数が2つ以上
    となる接続条件を常に満たすように前記各プローブを前
    記各測定装置にそれぞれ接続し、かつ前記測定対象電子
    部品以外の前記電子部品が2つ以上連続して接続されて
    いる部位における当該各電子部品同士の接続点の少なく
    とも1つに接続されている前記プローブを前記基準電位
    に接続する選択接続処理を実行可能に構成され、 前記測定装置は、その出力部が前記測定対象電子部品の
    一端に接続されて当該測定対象電子部品に測定用信号を
    出力する信号出力部と、基準電位に仮想接地された入力
    部が前記測定対象電子部品の他端に接続されて当該測定
    対象電子部品に流れる電流を検出する電流検出部と、前
    記測定対象電子部品の両端電圧を検出する電圧検出部
    と、前記検出した電流および両端電圧に基づいて前記測
    定対象電子部品のインピーダンスを算出するインピーダ
    ンス算出部とを備えると共に前記選択接続装置によって
    前記選択接続処理が実行された状態において前記測定対
    象電子部品のインピーダンスを測定可能に構成されてい
    るインピーダンス測定システム。
  2. 【請求項2】 前記制御信号を前記選択接続装置に出力
    する制御装置を備えて構成されている請求項1記載のイ
    ンピーダンス測定システム。
  3. 【請求項3】 前記制御装置は、前記制御信号を出力す
    ると共に測定開始信号を出力可能に構成され、前記各測
    定装置は、前記測定開始信号を入力したときに前記イン
    ピーダンスの測定をそれぞれ開始する請求項2記載のイ
    ンピーダンス測定システム。
  4. 【請求項4】 その出力部が測定対象電子部品の一端に
    接続されて当該測定対象電子部品に測定用信号を出力す
    る信号出力部と、基準電位に仮想接地された入力部が前
    記測定対象電子部品の他端に接続されて当該測定対象電
    子部品に流れる電流を検出する電流検出部と、前記測定
    対象電子部品の両端電圧を検出する電圧検出部と、前記
    検出した電流および両端電圧に基づいて前記測定対象電
    子部品のインピーダンスを算出するインピーダンス算出
    部とを備えた測定装置を複数使用して、環状接続された
    6つ以上の電子部品のうちの複数を前記測定対象電子部
    品として前記各測定装置をそれぞれ接続してその各イン
    ピーダンスを同時に測定可能なインピーダンス測定方法
    であって、 任意の1の前記測定対象電子部品と、他の任意の1の前
    記測定対象電子部品との間に接続される前記電子部品の
    数が2つ以上となる接続条件を常に満たすように、前記
    各測定装置を前記各測定対象電子部品にそれぞれ接続
    し、 前記測定対象電子部品以外の前記電子部品が2つ以上連
    続して接続されている部位における当該各電子部品同士
    の接続点の少なくとも1つを前記基準電位に接続し、 その状態において前記各測定装置を用いて前記各測定対
    象電子部品のインピーダンスをそれぞれ測定するインピ
    ーダンス測定方法。
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JP4593891B2 (ja) * 2003-07-08 2010-12-08 パナソニック株式会社 半導体装置

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