JP2003139718A - 表面検査装置および表面検査方法 - Google Patents

表面検査装置および表面検査方法

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JP2003139718A
JP2003139718A JP2001332499A JP2001332499A JP2003139718A JP 2003139718 A JP2003139718 A JP 2003139718A JP 2001332499 A JP2001332499 A JP 2001332499A JP 2001332499 A JP2001332499 A JP 2001332499A JP 2003139718 A JP2003139718 A JP 2003139718A
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wafer
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Hiroyuki Matsumoto
広行 松本
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 画像処理により欠陥を抽出する装置にとって
最適な装置条件の下で、基板の表面の欠陥検査を行える
表面検査装置、および表面検査方法を提供する。 【解決手段】 被検物体11に照明光L1を照射する照
明手段13と、照明光が照射された被検物体の像を撮像
する撮像手段28と、撮像手段により撮像される像の画
像を取り込み、該画像の品質の良否を判断する判断手段
16,17と、判断手段による判断の結果に基づいて、
撮像手段が像を撮像する際の装置条件に関する最適条件
を決定する決定手段16,17と、装置条件を最適条件
に設定する設定手段16と、装置条件が最適条件に設定
されたときに、撮像手段により撮像される像の画像を取
り込み、該画像を画像処理して被検物体の欠陥を検出す
る検出手段16,18とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体回路素子や
液晶表示素子の製造工程において基板の表面を検査する
表面検査装置および表面検査方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、半導体回路素子や液晶表示素
子の製造工程では、基板(ウエハやプレート)の表面に形
成された繰り返しパターンの欠陥検査が行われる。この
欠陥検査は目視観察でも行えるが、検査員の技能や体調
により検査基準が変化して、検査結果にばらつきが生じ
やすい。このため、近年では、基板の表面の欠陥検査を
自動化することが検討されている。
【0003】自動化された従来の表面検査装置は、例え
ば特開平10−325805号公報に開示されている通
り、基板の表面に検査用の照明光を照射し、そのとき基
板上の繰り返しパターンから発生する回折光または反射
光に基づいて基板の像を撮像し、得られた基板画像を自
動的に画像処理して欠陥を抽出するものである。一般
に、画像の明暗差(コントラスト差)により、繰り返し
パターンの欠陥箇所が特定される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来の表面検査装置では、基板に形成されたレジスト
層の繰り返しパターンのピッチに関する設計値に応じ
て、基板の像を撮像する際の装置条件(例えば基板のチ
ルト角や基板に対する照明光量など)を自動設定してい
た。
【0005】このため、自動設定された装置条件の下で
基板の像を撮像し、得られた基板画像を画像処理して
も、欠陥箇所を見逃す場合や、良品箇所を欠陥箇所と判
断して疑似欠陥を発生させてしまう場合があった。本発
明の目的は、画像処理により欠陥を抽出する装置にとっ
て最適な装置条件の下で、基板の表面の欠陥検査を行え
る表面検査装置、および表面検査方法を提供することに
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の表面検
査装置は、被検物体に照明光を照射する照明手段と、前
記照明光が照射された前記被検物体の像を撮像する撮像
手段と、前記撮像手段により撮像される前記像の画像を
取り込み、該画像の品質の良否を判断する判断手段と、
前記判断手段による判断の結果に基づいて、前記撮像手
段が前記像を撮像する際の装置条件に関する最適条件を
決定する決定手段と、前記装置条件を前記決定手段によ
って決定された前記最適条件に設定する設定手段と、前
記装置条件が前記最適条件に設定されたときに、前記撮
像手段により撮像される前記像の画像を取り込み、該画
像を画像処理して前記被検物体の欠陥を検出する検出手
段とを備えたものである。
【0007】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の表面検査装置において、前記判断手段が、前記画像の
うち、輝度階調が閾値以上の画素の割合に基づいて、前
記画像の品質の良否を判断するものである。請求項3に
記載の発明は、請求項1に記載の表面検査装置におい
て、前記判断手段が、前記画像の平均輝度を計算し、前
記画像のうち、輝度階調が前記平均輝度を含む所定範囲
の外にある画素の割合に基づいて、前記画像の品質の良
否を判断するものである。
【0008】請求項4に記載の発明は、請求項1に記載
の表面検査装置において、前記判断手段が、前記画像を
複数の微小領域に分割して各々の微小領域の平均輝度を
計算し、得られた平均輝度の分布に基づいて、前記画像
の品質の良否を判断するものである。請求項5に記載の
発明は、請求項1に記載の表面検査装置において、前記
判断手段が、前記画像を複数の微小領域に分割して各々
の微小領域の平均輝度を計算し、隣接する微小領域どう
しの平均輝度の差に基づいて、前記画像の品質の良否を
判断するものである。
【0009】請求項6に記載の発明は、請求項1に記載
の表面検査装置において、前記判断手段が、前記画像を
複数の副領域に分割すると共に各々の副領域を複数の微
小領域に分割し、かつ、各々の微小領域の平均輝度を計
算し、前記複数の副領域の各々について得られた平均輝
度の分布の差異に基づいて、前記画像の品質の良否を判
断するものである。
【0010】請求項7に記載の発明は、請求項1から請
求項6の何れか1項に記載の表面検査装置において、前
記判断手段が、前記画像の有効検査領域を用いて、前記
画像の品質の良否を判断するものである。請求項8に記
載の表面検査方法は、被検物体に照明光を照射する照明
工程と、前記照明光が照射された前記被検物体の像を撮
像する撮像工程と、前記撮像工程で撮像される前記像の
画像を取り込み、該画像の品質の良否を判断する判断工
程と、前記判断工程における判断の結果に基づいて、前
記撮像工程で前記像を撮像する際の装置条件に関する最
適条件を決定する決定工程と、前記装置条件を前記決定
工程で決定された前記最適条件に設定する設定工程と、
前記装置条件が前記最適条件に設定されたときに、前記
撮像工程で撮像される前記像の画像を取り込み、該画像
を画像処理して前記被検物体の欠陥を検出する検出工程
とを備えたものである。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面を用いて本発明の実施
形態を詳細に説明する。 (第1実施形態)本発明の第1実施形態は、請求項1,請
求項2,請求項7,請求項8に対応する。第1実施形態の
表面検査装置10は、図1に示すように、被検物体であ
るウエハ11を保持するホルダ12と、ホルダ12上の
ウエハ11の表面に照明光L1を照射する照明光学系1
3と、照明光L1が照射されたウエハ11の表面からの
回折光や反射光を受光する受光光学系14と、制御装置
(16〜19)とで構成されている。
【0012】本実施形態の表面検査装置10は、半導体
回路素子の製造工程において、ウエハ11の表面に形成
された繰り返しパターンの欠陥検査を自動的に行うため
の装置である。繰り返しパターンとは、周期的に繰り返
される線配列形状の回路パターンのことである。表面検
査装置10のホルダ12には、不図示のチルト機構と回
転機構とが設けられる。このため、ホルダ12は、チル
ト機構によって、ウエハ11の表面を通る軸Ax2のま
わりに所定の角度範囲内でチルト可能であり、回転機構
によって、ウエハ11の表面に垂直な軸Ax1のまわり
にウエハ11の表面内で回転可能である。なお、ホルダ
12は、不図示の搬送装置によって搬送されてきたウエ
ハ11を上面に載置し、真空吸着によって固定保持す
る。
【0013】ここで、ホルダ12(ウエハ11)の軸A
x2に平行な方向をX方向とする。また、ホルダ12
(ウエハ11)が水平に保たれた状態での法線(基準法
線)に平行な方向をZ方向とする。さらに、X方向およ
びZ方向に直交する方向をY方向とする。表面検査装置
10の照明光学系13は、光源21とライトガイド22
と凹面反射鏡23とで構成された偏心光学系であり、光
源21は、放電ランプ24と波長選択フィルタ25とニ
ュートラルデンシティ(ND)フィルタ26とで構成され
ている。
【0014】このうち、放電ランプ24は、例えばメタ
ルハライドランプや水銀ランプである。波長選択フィル
タ25は、透過波長域が異なる複数種類のフィルタと、
これらのフィルタを切り換える機構とで構成され、放電
ランプ24から射出された光の波長選択を行う。この波
長選択フィルタ25は、照明光L1の波長を調整する手
段である。
【0015】NDフィルタ26は、透過濃度が周方向に
順次変化する1枚の円盤状フィルタと、これを回転させ
る機構とで構成され、円盤状フィルタの回転角に応じて
波長選択フィルタ25からの光の光量調整を行う。この
NDフィルタ26は、照明光L1の光量を調整する手段
である。
【0016】ライトガイド22は、光源21からの光を
伝送して、端面22aから凹面反射鏡23に向けて射出
する。ライトガイド22の端面22aは、凹面反射鏡2
3の前側焦点位置に配置されている。凹面反射鏡23
は、球面の内側を反射面とした反射鏡であり、ホルダ1
2の斜め上方に配置される。つまり、凹面反射鏡23の
中心とホルダ12の中心とを通る軸(光軸O1)は、基
準法線(Z方向)に対して所定の角度θiだけ傾けられて
いる。θiは固定値である。
【0017】また、凹面反射鏡23は、光軸O1がホル
ダ12の軸Ax2(X方向)に対して直交すると共に、
後側焦点面がウエハ11と略一致するように配置されて
いる。表面検査装置10の照明光学系13は、ウエハ1
1側に対してテレセントリックな光学系である。上記の
照明光学系13において、光源21からの光は、ライト
ガイド22と凹面反射鏡23とを介して、ウエハ11の
表面全体に照射される(照明光L1)。照明光L1は、
ウエハ11上の任意の点に到達する光束の中心線が光軸
O1に略平行な光束である。照明光L1の入射角(θi−
T)は、ウエハ11の表面に垂直な軸Ax1と光軸O1
との間の角度に相当し、ホルダ12のチルト角Tに応じ
て変化する。
【0018】このようにして照明光L1が照射される
と、ウエハ11の表面に形成された繰り返しパターンか
らは、回折光や反射光(総じて「戻り光L2」という)
が発生する。戻り光L2の強度は、繰り返しパターンの
欠陥箇所と正常箇所とで異なる。戻り光L2の射出角
(θr+T)は、ウエハ11の表面に垂直な軸Ax1と戻
り光L2の進行方向との間の角度に相当し、チルト角T
に応じて変化する。なお、θrは基準法線(Z方向)と戻
り光L2の進行方向との間の角度を表している。
【0019】表面検査装置10の受光光学系14は、戻
り光L2を受光する光学系であり、凹面反射鏡27(集
光光学系)と、CCDカメラ28(撮像手段)とで構成
された偏心光学系である。凹面反射鏡27は、上記の凹
面反射鏡23と同様の反射鏡であり、ホルダ12の斜め
上方に配置される。つまり、凹面反射鏡27の中心とホ
ルダ12の中心とを通る軸(光軸O2)が基準法線(Z
方向)に対して所定の角度θdだけ傾くように配置され
ている。θdは固定値である。以下、ウエハ11の表面
に垂直な軸Ax1と光軸O2との間の角度(θd+T)を
受光角という。この受光角(θd+T)も、上記の入射角
(θi−T)と同様、チルト角Tに応じて変化する。
【0020】また、CCDカメラ28は、その撮像面が
凹面反射鏡23の焦点面と略一致するように配置され
る。CCDカメラ28の撮像面には、複数の画素が2次
元的に配列されている。CCDカメラ28は、その露出
時間や電気的な感度が調節可能である。上記の受光光学
系14において、ウエハ11の表面から発生した戻り光
L2は、凹面反射鏡23を介して集光され、CCDカメ
ラ28の撮像面上に到達する。CCDカメラ28の撮像
面上には、戻り光L2によるウエハ11の像(ウエハ
像)が形成される。
【0021】CCDカメラ28は、撮像面に形成された
ウエハ像を撮像して、画像信号を出力する。CCDカメ
ラ28から出力された画像信号は、不図示の画像取り込
みボードによって所定ビット(例えば8ビット)のデジタ
ルフォーマットに変換され、制御装置(16〜19)に出
力される。表面検査装置10の制御装置(16〜19)
は、制御部16と、条件決定部17と、欠陥検出部18
と、メモリ19とで構成されている。
【0022】このうち制御部16は、ホルダ12(ウエ
ハ11)の軸Ax2まわりのチルト制御や軸Ax1まわ
りの回転制御、NDフィルタ26の回転制御、波長選択
フィルタ25の切り換え制御、CCDカメラ28の露出
時間制御や感度制御を行う。つまり、制御部16は、C
CDカメラ28がウエハ像を撮像する際の装置条件を設
定する手段であり、請求項の「設定手段」に対応する。
【0023】装置条件とは、ホルダ12(ウエハ11)の
チルト角T、照明光量I、照明波長λ、ウエハ11への
照明光L1の入射角、CCDカメラ28の露出時間や電
気的な感度などのパラメータである。また、制御部16
は、CCDカメラ28から不図示の画像取り込みボード
を介して得られるディジタルフォーマット(例えば8ビ
ット)のウエハ画像を取り込み、メモリ19に記憶させ
る。さらに、上記の装置条件(チルト角Tや照明光量I
など)も併せてメモリ19に記憶させる。
【0024】条件決定部17は、CCDカメラ28がウ
エハ像を撮像する際の最適な装置条件(最適チルト角T
や最適照明光量Iなど)の決定処理を行う。条件決定部
17における条件決定の詳細は後述する。条件決定部1
7と制御部16とは、請求項の「判断手段」および「決
定手段」に対応する。欠陥検出部18は、ウエハ画像に
対する画像処理によってウエハ11の繰り返しパターン
の欠陥検出処理を行う。繰り返しパターンの欠陥箇所と
は、デフォーカスによる膜厚むら、パターン形状の異
常、傷などである。欠陥検出部18における欠陥検出の
詳細は後述する。欠陥検出部18と制御部16とは、請
求項の「検出手段」に対応する。
【0025】ここで、上記のように構成された表面検査
装置10では、上記の照明光学系13と受光光学系14
とが固定されている(θi,θdは固定値)ため、戻り
光L2の射出角(θr+T)が受光角(θd+T)と一致す
るようにホルダ12(ウエハ11)をチルトさせれば、
ウエハ11の繰り返しパターンから発生した戻り光L2
を受光光学系14の光軸O2に沿って進行させることが
できる。
【0026】そして、受光光学系14の光軸O2に沿っ
て導かれる戻り光L2の光量が適量である場合には、C
CDカメラ28によってコントラストの良好なウエハ像
を撮像することができ、コントラストの良好なウエハ画
像を制御部16に取り込むことができる。戻り光L2の
光量は、ウエハ11に照射される照明光L1の光量を調
整することで、適量に設定できる。なお、照明光L1の
光量調整は、NDフィルタ26を用いて行われる。
【0027】このように、コントラストの良好なウエハ
画像を制御部16に取り込むためには、CCDカメラ2
8がウエハ像を撮像する際の装置条件(例えばチルト角
Tや照明光量I)を最適条件に設定することが必要とな
る。第1実施形態の表面検査装置10では、ウエハ画像
の品質の良否も考慮して最適条件が決定される。次に、
第1実施形態の表面検査装置10における最適な装置条
件(最適チルト角Tや最適照明光量Iなど)の決定方法
について説明する。最適な装置条件の決定は、実際の検
査対象となる任意のウエハ11に対する検査の前に、テ
スト用のウエハ11を用いて、制御部16と条件決定部
17とが行う。
【0028】まず、制御部16は、テスト用のウエハ1
1がホルダ12上に固定されると、装置条件(チルト角
Tや照明光量Iなど)を変化させながら、順次に、CC
Dカメラ28からウエハ画像を取り込み、このウエハ画
像を装置条件と共にメモリ19に記憶させる。そして、
条件決定部17は、メモリ19に記憶された複数のウエ
ハ画像の中から、最適条件の候補となる装置条件(以下
「最適候補条件」という)を1つ以上決定し、メモリ1
9に記憶させる。ウエハ11の表面に複数の繰り返しパ
ターンが存在する場合には、複数の装置条件が最適候補
条件として決定される。
【0029】次に、制御部16と条件決定部17とは、
図2に示すフローチャート(画像品質判断処理)の手順
にしたがって最適候補条件を絞り込み、最終的に、画像
処理を行う欠陥検出部18にとって最適な装置条件を最
適条件として決定する。具体的に説明すると、制御部1
6は、まず、メモリ18から最適候補条件を1つ読み出
し、表面検査装置10の装置条件(チルト角Tや照明光
量Iなど)を最適候補条件に設定する。そして、制御部
16は、CCDカメラ28からウエハ画像を取り込み
(図2のステップS1)、このウエハ画像を条件決定部
17に出力する。
【0030】条件決定部17は、制御部16からウエハ
画像を入力すると、このウエハ画像の有効検査領域内に
含まれる画素の輝度階調を調べ、各輝度階調ごとに画素
数を計数して、輝度階調ごとのヒストグラムを作成する
(ステップS2)。なお、ウエハ画像の画像フォーマッ
トが8ビットの場合、画素の輝度階調は256段階(0
〜255)となる。
【0031】次に、条件決定部17は、ステップS2で
作成したヒストグラムに基づいて、輝度階調が閾値Ia
以上の画素(飽和画素)の数Naを計数する(ステップ
S3)。ウエハ画像の画像フォーマットが8ビットの場
合、閾値Iaを「254」に設定することが好ましい。
そして、条件決定部17は、ステップS3で求めた飽和
画素の数Naをウエハ画像の有効検査領域内に含まれる
全画素数で除算することにより、飽和画素の割合Paを
計算する(ステップS4)。
【0032】次に、条件決定部17は、ステップS5に
おいて、飽和画素の割合Paを予め定めた閾値Ib(例
えば10%)と比較する。ここで、飽和画素は、本来の
輝度階調を反映していないため、飽和画素の割合Paが
高いと情報量が減少し、欠陥検出部18における画像処
理に適しない。このため、条件決定部17は、飽和画素
の割合Paが閾値Ib以上の場合(S5がN)、ステッ
プS1で取り込んだウエハ画像の品質は不良である(画
像処理に適しない)と判断して(ステップS7)、画像
品質判断処理を終了する。このとき、条件決定部17
は、ステップS1でCCDカメラ28がウエハ像を撮像
する際に設定された装置条件(最適候補条件の1つ)を
候補から除外する。
【0033】逆に、条件決定部17は、飽和画素の割合
Paが閾値Ibより小さい場合(S5がY)、ステップ
S1で取り込んだウエハ画像の品質は良好である(画像
処理に適している)と判断して(ステップS6)、画像
品質判断処理を終了する。このとき、条件決定部17
は、ステップS1で設定された装置条件(最適候補条件
の1つ)を最適条件に決定する。
【0034】このように、上記した画像品質判断処理
(図2)によれば、飽和画素の割合Paが閾値Ib(例
えば10%)より小さいウエハ画像(画像処理に適して
いるウエハ画像)を取り込むことができる最適候補条件
を選択し、最適条件として決定することができる。最終
的に決定された最適条件は、メモリ19に記憶され、任
意のウエハ11に対する欠陥検査時に読み出される。
【0035】最後に、第1実施形態の表面検査装置10
におけるウエハ11の繰り返しパターンの欠陥検出につ
いて、簡単に説明する。繰り返しパターンの欠陥検出
は、制御部16と欠陥検出部18とが行う。制御部16
は、ウエハ11の繰り返しパターンの欠陥検出時、CC
Dカメラ28が欠陥検出のためのウエハ像を撮像する前
に、メモリ19内の最適条件を用いて条件設定を行い、
表面検査装置10の装置条件を最適条件に設定する。こ
のとき設定される最適条件は、上記した画像品質判断処
理(図2)を経て最終的に決定された条件である。
【0036】条件設定が終了すると、制御部16は、C
CDカメラ28からウエハ画像を取り込み、欠陥検出部
18に出力する。このとき出力されるウエハ画像は、飽
和画素の割合Paが閾値Ib(例えば10%)より小さ
く、画像処理に適した良質画像である。したがって、欠
陥検出部18では、制御部16から取り込んだ上記のウ
エハ画像に対して良好な画像処理を行うことができ、こ
の画像処理により、ウエハ11の繰り返しパターンの欠
陥箇所を正確に検出することができる。その結果、欠陥
検出率が向上し、疑似欠陥の発生を回避できる。また、
半導体プロセスでの歩留まり向上が図られると同時に、
無駄な戻り作業を減少させ、コスト削減が可能となる。
【0037】上記した第1実施形態では、飽和画素の割
合Paに基づいてウエハ画像の品質の良否を判断した
が、最大輝度の大きさに基づいて判断してもよい。この
場合、ウエハ画像の最大輝度が所定輝度以下であれば
(飽和していなければ)、ウエハ画像の品質を良好とを
判断することができる。 (第2実施形態)次に、本発明の第2実施形態(請求項
1,請求項3,請求項7,請求項8に対応)について説明
する。
【0038】第2実施形態では、画像品質判断処理の別
の例について、図3に示すフローチャートを用いて説明
する。制御部16と条件決定部17とは、図3に示すフ
ローチャート(画像品質判断処理)の手順にしたがって
最適候補条件を絞り込み、最終的に、画像処理を行う欠
陥検出部18にとって最適な装置条件を最適条件として
決定する。
【0039】具体的に説明すると、制御部16は、ま
ず、メモリ18から最適候補条件を1つ読み出し、表面
検査装置10の装置条件(チルト角Tや照明光量Iなど)
を最適候補条件に設定する。そして、制御部16は、C
CDカメラ28からウエハ画像を取り込み(図3のステ
ップS11)、このウエハ画像を条件決定部17に出力
する。
【0040】条件決定部17は、制御部16からウエハ
画像を入力すると、このウエハ画像の有効検査領域内に
含まれる画素の輝度階調を調べ、各輝度階調ごとに画素
数を計数して、輝度階調ごとのヒストグラムを作成する
(ステップS12)。次に、条件決定部17は、ステッ
プS12で作成したヒストグラムに基づいて、ウエハ画
像の平均輝度Imeanを計算する(ステップS13)。
【0041】そして、ステップS12で作成したヒスト
グラムとステップS13で計算された平均輝度Imeanと
に基づいて、各画素単位の輝度階調Iが「平均輝度Ime
an±閾値Ithre」の範囲外にある画素(閾値外画素)の
数Nbを計数する。第2実施形態において、閾値Ithre
は25%に設定される。
【0042】次に、条件決定部17は、ステップS14
で求めた閾値外画素の数Nbをウエハ画像の有効検査領
域内に含まれる全画素数で除算することにより、閾値外
画素の割合Pbを計算する(ステップS15)。そし
て、条件決定部17は、ステップS16において、閾値
外画素の割合Pbを予め定めた閾値Ic(例えば20
%)と比較する。ここで、閾値外画素の割合Pbが高い
と、ウエハ画像の輝度分布(ばらつき)が広すぎるた
め、欠陥検出部18における画像処理に適しない。つま
り、欠陥を検出し難くなる。
【0043】このため、条件決定部17は、閾値外画素
の割合Pbが閾値Ic以上の場合(S16がN)、ステ
ップS11で取り込んだウエハ画像の品質は不良である
(画像処理に適しない)と判断して(ステップS1
8)、画像品質判断処理を終了する。このとき、条件決
定部17は、ステップS11でCCDカメラ28がウエ
ハ像を撮像する際に設定された装置条件(最適候補条件
の1つ)を候補から除外する。
【0044】逆に、条件決定部17は、閾値外画素の割
合Pbが閾値Icより小さい場合(S16がY)、ステ
ップS11で取り込んだウエハ画像の品質は良好である
(画像処理に適している)と判断して(ステップS1
7)、画像品質判断処理を終了する。このとき、条件決
定部17は、ステップS11で設定された装置条件(最
適候補条件の1つ)を最適条件に決定する。
【0045】このように、上記した画像品質判断処理
(図3)によれば、閾値外画素の割合Pbが閾値Ic
(例えば20%)より小さいウエハ画像(画像処理に適
しているウエハ画像)を取り込むことができる最適候補
条件を選択し、最適条件として決定することができる。
最終的に決定された最適条件は、メモリ19に記憶さ
れ、任意のウエハ11に対する欠陥検査時に読み出され
る。
【0046】したがって、ウエハ11の繰り返しパター
ンの欠陥検出時、表面検査装置10の装置条件が上記し
た画像品質判断処理(図3)を経て最終的に決定された
最適条件に設定されると、制御部16は、CCDカメラ
28からウエハ画像を取り込み、欠陥検出部18に出力
する。このとき出力されるウエハ画像は、閾値外画素の
割合Pbが閾値Ic(例えば20%)より小さく、画像
処理に適した良質画像である。
【0047】このため、欠陥検出部18では、制御部1
6から取り込んだ上記のウエハ画像に対して良好な画像
処理を行うことができ、この画像処理により、ウエハ1
1の繰り返しパターンの欠陥箇所を正確に検出すること
ができる。その結果、欠陥検出率が向上し、疑似欠陥の
発生を回避できる。また、半導体プロセスでの歩留まり
向上が図られると同時に、無駄な戻り作業を減少させ、
コスト削減が可能となる。
【0048】上記した第2実施形態では、閾値Ithreを
25%に設定したが、本発明はこれに限定されない。 (第3実施形態)次に、本発明の第3実施形態(請求項
1,請求項4,請求項7,請求項8に対応)について説明
する。
【0049】第3実施形態では、画像品質判断処理の別
の例について、図4に示すフローチャートを用いて説明
する。制御部16と条件決定部17とは、図4に示すフ
ローチャート(画像品質判断処理)の手順にしたがって
最適候補条件を絞り込み、最終的に、画像処理を行う欠
陥検出部18にとって最適な装置条件を最適条件として
決定する。
【0050】具体的に説明すると、制御部16は、ま
ず、メモリ18から最適候補条件を1つ読み出し、表面
検査装置10の装置条件(チルト角Tや照明光量Iなど)
を最適候補条件に設定する。そして、制御部16は、C
CDカメラ28からウエハ画像を取り込み(図4のステ
ップS21)、このウエハ画像を条件決定部17に出力
する。
【0051】条件決定部17は、制御部16からウエハ
画像を入力すると、まず、このウエハ画像の有効検査領
域を適当な複数の微小領域(例えばウエハ11の機能チ
ップ単位の領域)に分割する(ステップS22)。次
に、複数の微小領域の各々に対して、ステップS23〜
S30の処理を実行する。すなわち、ステップS23で
処理対象となる1つの微小領域を指定し(chip_count=
0)、この微小領域内に含まれる画素の輝度階調を調べ
て、平均輝度M(cc)を計算する(ステップS24)。そ
して、ステップS25〜S28の処理(次に説明する)
を経てからステップS29に進み、複数の微小領域の全
てについて処理が終わったかを判定する。
【0052】未処理の微小領域が残っている場合(S2
9がY)には、ステップS30において、その中から1
つの微小領域を処理対象として新たに指定し(chip_cou
nt++)、ステップS24の処理に戻る。このように、
ステップS24,S29,S30の処理を繰り返すことに
より、微小領域ごとの平均輝度M(cc)を計算する。その
結果、全ての微小領域の平均輝度M(cc)の分布が得られ
る。
【0053】一方、条件決定部17は、微小領域ごとの
平均輝度M(cc)を計算する繰り返し処理の中で、ステッ
プS25〜S28の処理を実行する。つまり、各々の微
小領域の平均輝度M(cc)を最大値max,最小値minと比較
して、全ての微小領域の平均輝度M(cc)の中から最大値
maxと最小値minとを探索する。ウエハ画像の画像フォー
マットが8ビットの場合、最大値maxの初期値は0であ
り、最小値minの初期値は255である。
【0054】そして、複数の微小領域の全てについてス
テップS23〜S30の処理が終わると(S29が
N)、条件決定部17は、ステップS31において、平
均輝度M(cc)の最大値maxと最小値minとの差を求め、得
られた平均輝度差(max−min)を予め定めた閾値Idと比
較する。
【0055】この閾値Idは、ウエハ画像の画像フォー
マットのダイナミックレンジ内の所定範囲を定める値で
あり、20%程度に設定することが好ましい。画像フォ
ーマットが8ビットの場合、ダイナミックレンジは25
6階調であり、上記の閾値Idは52階調となる。ここ
で、複数の微小領域の平均輝度差(max−min)が画像フォ
ーマットのダイナミックレンジに対して広い場合は、ウ
エハ画像が不均一であるため、欠陥検出部18における
画像処理に適しない。つまり、欠陥を検出し難くなる。
【0056】このため、条件決定部17は、平均輝度差
(max−min)が閾値Id以上の場合(S31がN)、ステ
ップS21で取り込んだウエハ画像の品質は不良である
(画像処理に適しない)と判断して(ステップS3
3)、画像品質判断処理を終了する。このとき、条件決
定部17は、ステップS21でCCDカメラ28がウエ
ハ像を撮像する際に設定された装置条件(最適候補条件
の1つ)を候補から除外する。
【0057】逆に、条件決定部17は、平均輝度差(max
−min)が閾値Idより小さい場合(S31がY)、ステ
ップS21で取り込んだウエハ画像の品質は良好である
(画像処理に適している)と判断して(ステップS3
2)、画像品質判断処理を終了する。このとき、条件決
定部17は、ステップS21で設定された装置条件(最
適候補条件の1つ)を最適条件に決定する。
【0058】このように、上記した画像品質判断処理
(図4)によれば、平均輝度差(max−min)が閾値Id
(例えば52階調)より小さいウエハ画像(画像処理に
適しているウエハ画像)を取り込むことができる最適候
補条件を選択し、最適条件として決定することができ
る。最終的に決定された最適条件は、メモリ19に記憶
され、任意のウエハ11に対する欠陥検査時に読み出さ
れる。
【0059】したがって、ウエハ11の繰り返しパター
ンの欠陥検出時、表面検査装置10の装置条件が上記し
た画像品質判断処理(図4)を経て最終的に決定された
最適条件に設定されると、制御部16は、CCDカメラ
28からウエハ画像を取り込み、欠陥検出部18に出力
する。このとき出力されるウエハ画像は、平均輝度差(m
ax−min)が閾値Id(例えば52階調)より小さく、画
像処理に適した均一性の高い良質画像である。
【0060】このため、欠陥検出部18では、制御部1
6から取り込んだ上記のウエハ画像に対して良好な画像
処理を行うことができ、この画像処理により、ウエハ1
1の繰り返しパターンの欠陥箇所を正確に検出すること
ができる。その結果、欠陥検出率が向上し、疑似欠陥の
発生を回避できる。また、半導体プロセスでの歩留まり
向上が図られると同時に、無駄な戻り作業を減少させ、
コスト削減が可能となる。
【0061】(第4実施形態)次に、本発明の第4実施形
態(請求項1,請求項5,請求項7,請求項8に対応)に
ついて説明する。第4実施形態では、画像品質判断処理
の別の例について、図5に示すフローチャートを用いて
説明する。
【0062】制御部16と条件決定部17とは、図5に
示すフローチャート(画像品質判断処理)の手順にした
がって最適候補条件を絞り込み、最終的に、画像処理を
行う欠陥検出部18にとって最適な装置条件を最適条件
として決定する。具体的に説明すると、制御部16は、
まず、メモリ18から最適候補条件を1つ読み出し、表
面検査装置10の装置条件(チルト角Tや照明光量Iな
ど)を最適候補条件に設定する。そして、制御部16
は、CCDカメラ28からウエハ画像を取り込み(図5
のステップS41)、このウエハ画像を条件決定部17
に出力する。
【0063】条件決定部17は、制御部16からウエハ
画像を入力すると、このウエハ画像の有効検査領域内に
含まれる画素の輝度階調を調べて、ウエハ画像の全体の
平均輝度MIを計算する(ステップS42)。さらに、
条件決定部17は、このウエハ画像の有効検査領域を適
当な複数の微小領域(例えばウエハ11の機能チップ単
位の領域)に分割する(ステップS43)。そして、複
数の微小領域の各々において、微小領域内に含まれる画
素の輝度階調を調べて、平均輝度M(cc)を計算する(ス
テップS44)。
【0064】次に、条件決定部17は、複数の微小領域
の各々に対して、順次、ステップS45〜S49の処理
を実行する。すなわち、ステップS45で処理対象とな
る1つの微小領域を指定し(chip_count=0)、この指
定された微小領域の平均輝度M(cc)と、隣接する8方向
の微小領域の平均輝度M(1)〜M(8)とを用いて、次の計
算を行う(ステップS46)。つまり、平均輝度M(cc)
と平均輝度M(1)〜M(8)との差の絶対値を各々計算し
て、その中の最大値Dif(階調数)を求める。
【0065】そして、ステップS47において、条件決
定部17は、ステップS46で求めた平均輝度差の絶対
値の最大値Difを予め定めた閾値Ieと比較する。この
閾値Ieは、ステップS42で計算した画像全体の平均
輝度MIの10%程度に設定することが好ましい。ここ
で、微小領域どうしの平均輝度差の絶対値の最大値Dif
が、画像全体の平均輝度MIの所定範囲(例えば10
%)から外れている場合は、ウエハ画像が不均一である
ため、欠陥検出部18における画像処理に適しない。つ
まり、欠陥を検出し難くなる。
【0066】このため、条件決定部17は、平均輝度差
の絶対値の最大値Difが閾値Ie以上の場合(S47が
Y)、ステップS41で取り込んだウエハ画像の品質は
不良である(画像処理に適しない)と判断して(ステッ
プS50)、画像品質判断処理を終了する。このとき、
条件決定部17は、ステップS41でCCDカメラ28
がウエハ像を撮像する際に設定された装置条件(最適候
補条件の1つ)を候補から除外する。
【0067】逆に、平均輝度差の絶対値の最大値Difが
閾値Ieより小さい場合(S47がN)、条件決定部1
7は、ステップS48に進み、複数の微小領域の全てに
ついて処理が終わったかを判定する。未処理の微小領域
が残っている場合(S48がY)には、ステップS49
において、その中から1つの微小領域を処理対象として
新たに指定し(chip_count++)、ステップS46の処
理に戻って、上記ステップS46〜S49の処理を繰り
返す。
【0068】そして、平均輝度差の絶対値の最大値Dif
が閾値Ieより小さい(S47がN)ままで、複数の微
小領域の全てについてステップS46〜S49の処理が
終わると(S48がN)、条件決定部17は、ステップ
S41で取り込んだウエハ画像の品質は良好である(画
像処理に適している)と判断して(ステップS51)、
画像品質判断処理を終了する。このとき、条件決定部1
7は、ステップS41で設定された装置条件(最適候補
条件の1つ)を最適条件に決定する。
【0069】このように、上記した画像品質判断処理
(図5)によれば、平均輝度差の絶対値の最大値Difが
閾値Ie(例えばMI×0.1)より小さいウエハ画像
(画像処理に適しているウエハ画像)を取り込むことが
できる最適候補条件を選択し、最適条件として決定する
ことができる。最終的に決定された最適条件は、メモリ
19に記憶され、任意のウエハ11に対する欠陥検査時
に読み出される。
【0070】したがって、ウエハ11の繰り返しパター
ンの欠陥検出時、表面検査装置10の装置条件が上記し
た画像品質判断処理(図5)を経て最終的に決定された
最適条件に設定されると、制御部16は、CCDカメラ
28からウエハ画像を取り込み、欠陥検出部18に出力
する。このとき出力されるウエハ画像は、平均輝度差の
絶対値の最大値Difが閾値Ie(例えばMI×0.1)よ
り小さく、画像処理に適した均一性の高い良質画像であ
る。
【0071】このため、欠陥検出部18では、制御部1
6から取り込んだ上記のウエハ画像に対して良好な画像
処理を行うことができ、この画像処理により、ウエハ1
1の繰り返しパターンの欠陥箇所を正確に検出すること
ができる。その結果、欠陥検出率が向上し、疑似欠陥の
発生を回避できる。また、半導体プロセスでの歩留まり
向上が図られると同時に、無駄な戻り作業を減少させ、
コスト削減が可能となる。
【0072】(第5実施形態)次に、本発明の第5実施形
態(請求項1,請求項6〜請求項8に対応)について説
明する。第5実施形態では、画像品質判断処理の別の例
について、図6に示すフローチャートを用いて説明す
る。
【0073】制御部16と条件決定部17とは、図6に
示すフローチャート(画像品質判断処理)の手順にした
がって最適候補条件を絞り込み、最終的に、画像処理を
行う欠陥検出部18にとって最適な装置条件を最適条件
として決定する。具体的に説明すると、制御部16は、
まず、メモリ18から最適候補条件を1つ読み出し、表
面検査装置10の装置条件(チルト角Tや照明光量Iな
ど)を最適候補条件に設定する。そして、制御部16
は、CCDカメラ28からウエハ画像を取り込み(図6
のステップS61)、このウエハ画像を条件決定部17
に出力する。
【0074】条件決定部17は、制御部16からウエハ
画像を入力すると、このウエハ画像の有効検査領域を適
当な複数の副領域に分割する(ステップS62)。複数
の副領域は、例えば図7に示すように、半径ごとに同心
円状に分割された5つの領域31〜35である。次に、
条件決定部17は、複数の副領域(31〜35)をさらに
複数の微小領域(例えばウエハ11の機能チップ単位の
領域)に分割する(ステップS63)。そして、複数の
微小領域の各々において、微小領域内に含まれる画素の
輝度階調を調べて、平均輝度M(cc)を計算する(ステッ
プS64)。これにより、複数の副領域(31〜35)の
各々において、副領域に含まれる全ての微小領域の平均
輝度M(cc)の分布が得られる。
【0075】次に、条件決定部17は、複数の副領域
(31〜35)の各々に対して、順次、ステップS65〜
S68の処理を実行する。すなわち、ステップS65で
処理対象となる1つの副領域を指定し(i=0)、この
指定された副領域iに属する微小領域の平均輝度M(cc)
の分布から、平均値MIiと標準偏差STDiとを計算
する(ステップS66)。
【0076】そして、条件決定部17は、ステップS6
7に進み、複数の副領域(31〜35)の全てについて処
理が終わったかを判定する。未処理の副領域が残ってい
る場合(S67がN)には、ステップS68において、
その中から1つの副領域を処理対象として新たに指定し
(i++)、ステップS66の処理に戻って、上記ステ
ップS66〜S68の処理を繰り返す。
【0077】複数の副領域(31〜35)の全てについて
ステップS66〜S68の処理が終わると(S67が
Y)、条件決定部17は、複数の副領域(31〜35)ど
うし、平均輝度M(cc)の分布の差異(平均値MIiと標
準偏差STDi)を調べる。まず、ステップS69にお
いて、複数の副領域(31〜35)の平均値MIの最大値
max(MIi)と最小値min(MIi)との差を求め、得られ
た平均値差(max(MIi)−min(MIi))を予め定めた閾
値Ifと比較する。
【0078】この閾値Ifは、ウエハ画像の画像フォー
マットのダイナミックレンジ内の所定範囲を定める値で
あり、20%程度に設定することが好ましい。画像フォ
ーマットが8ビットの場合、ダイナミックレンジは25
6階調であり、上記の閾値Idは52階調となる。ここ
で、複数の副領域(31〜35)の平均値差(max(MIi)
−min(MIi))が画像フォーマットのダイナミックレン
ジに対して広い場合は、ウエハ画像が不均一であるた
め、欠陥検出部18における画像処理に適しない。つま
り、欠陥を検出し難くなる。
【0079】このため、条件決定部17は、平均値差(m
ax(MIi)−min(MIi))が閾値If以上の場合(S6
9がN)、ステップS61で取り込んだウエハ画像の品
質は不良である(画像処理に適しない)と判断して(ス
テップS71)、画像品質判断処理を終了する。このと
き、条件決定部17は、ステップS61でCCDカメラ
28がウエハ像を撮像する際に設定された装置条件(最
適候補条件の1つ)を候補から除外する。
【0080】逆に、条件決定部17は、平均値差(max
(MIi)−min(MIi))が閾値Ifより小さい場合(S
69がY)、条件決定部17は、ステップS70におい
て、複数の副領域(31〜35)の標準偏差STDの最大
値max(STDi)と最小値min(STDi)との比を求め、
得られた標準偏差比(max(STDi)/min(STDi))を
予め定めた閾値Igと比較する。この閾値Igは、2倍
に設定することが好ましい。
【0081】ここで、複数の副領域(31〜35)の標準
偏差比(max(STDi)/min(STDi))が大きい場合
は、ウエハ画像が不均一であるため、欠陥検出部18に
おける画像処理に適しない。つまり、欠陥を検出し難く
なる。このため、条件決定部17は、標準偏差比(max
(STDi)/min(STDi))が閾値Ig以上の場合(S
70がN)、ステップS61で取り込んだウエハ画像の
品質は不良である(画像処理に適しない)と判断して
(ステップS71)、画像品質判断処理を終了する。こ
のときも、条件決定部17は、ステップS61でCCD
カメラ28がウエハ像を撮像する際に設定された装置条
件(最適候補条件の1つ)を候補から除外する。
【0082】逆に、標準偏差比(max(STDi)/min(S
TDi))が閾値Igより小さい場合(S70がN)、条
件決定部18は、ステップS61で取り込んだウエハ画
像の品質は良好である(画像処理に適している)と判断
して(ステップS72)、画像品質判断処理を終了す
る。このとき、条件決定部17は、ステップS61で設
定された装置条件(最適候補条件の1つ)を最適条件に
決定する。
【0083】このように、上記した画像品質判断処理
(図6)によれば、平均値差(max(MIi)−min(MI
i))が閾値If(例えば20%)より小さく、かつ、標
準偏差比(max(STDi)/min(STDi))が閾値Ig
(例えば2倍)より小さいウエハ画像(画像処理に適し
ているウエハ画像)を取り込むことができる最適候補条
件を選択し、最適条件として決定することができる。最
終的に決定された最適条件は、メモリ19に記憶され、
任意のウエハ11に対する欠陥検査時に読み出される。
【0084】したがって、ウエハ11の繰り返しパター
ンの欠陥検出時、表面検査装置10の装置条件が上記し
た画像品質判断処理(図6)を経て最終的に決定された
最適条件に設定されると、制御部16は、CCDカメラ
28からウエハ画像を取り込み、欠陥検出部18に出力
する。このとき出力されるウエハ画像は、副領域の平均
値差(max(MIi)−min(MIi))が閾値If(例えば2
0%)より小さく、かつ、標準偏差比(max(STDi)/m
in(STDi))が閾値Ig(例えば2倍)より小さく、
画像処理に適した均一性の高い良質画像である。
【0085】このため、欠陥検出部18では、制御部1
6から取り込んだ上記のウエハ画像に対して良好な画像
処理を行うことができ、この画像処理により、ウエハ1
1の繰り返しパターンの欠陥箇所を正確に検出すること
ができる。その結果、欠陥検出率が向上し、疑似欠陥の
発生を回避できる。また、半導体プロセスでの歩留まり
向上が図られると同時に、無駄な戻り作業を減少させ、
コスト削減が可能となる。
【0086】上記した第5実施形態では、ウエハ画像の
有効検査領域を同心円状に5つの領域31〜35に分割
したが、本発明はこれに限定されない。例えば、図8に
示すように、ウエハ画像の有効検査領域を扇形状の8つ
の副領域41〜48に分割しても良い。
【0087】さらに、上記した第1〜第5実施形態の画
像品質判断処理(図2〜図6)の全てまたは複数を併用
しても良い。例えば、上記した画像品質判断処理(図2
〜図6の何れか)を経て最終的に決定された最適条件の
数が所望の検査数より多く存在する場合には、別の画像
品質判断処理を組み合わせることで、さらに絞り込むこ
とができる。
【0088】また、上記した実施形態では、照明光学系
13および受光光学系14が固定された装置を例に説明
したが、照明光学系13および受光光学系14をX方向
に沿った軸まわりに回転可能に構成することもできる。
この場合、ウエハ11(ホルダ12)が固定されていて
も、照明光学系13と受光光学系14との少なくとも一
方を回転させることで、回折光L2の進行方向と受光光
学系14の光軸O2の方向との間の角度に関わる第1装
置条件(θiとθdとの少なくとも一方)を調整するこ
とができる。
【0089】さらに、上記した実施形態では、ウエハ1
1から発生した戻り光O2を受光光学系14の光軸O2
に沿って進行させるために、ホルダ12(ウエハ11)を
チルトさせたが、波長選択フィルタ25を切り換えるこ
とによって照明光L1の波長λを調整することで、戻り
光L2の射出角(θr+T)を受光角(θd+T)と一致さ
せることもできる。
【0090】また、上記した実施形態では、戻り光L2
の光量を適量にするために、NDフィルタ26を回転制
御して照明光L1の光量(照明光量I)を調整したが、
放電ランプ24の電圧制御によって照明光量Iを調整し
ても良い。さらに、CCDカメラ28の露光時間や電気
的な感度によってウエハ画像のコントラスト調整を行う
こともできる。
【0091】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
画像処理により欠陥を抽出する装置にとって最適な装置
条件の下で基板の表面の欠陥検査を行えるため、検査結
果の信頼性向上が図られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】表面検査装置10の構成を示す図である。
【図2】第1実施形態の画像品質判断処理の手順を示す
フローチャートである。
【図3】第2実施形態の画像品質判断処理の手順を示す
フローチャートである。
【図4】第3実施形態の画像品質判断処理の手順を示す
フローチャートである。
【図5】第4実施形態の画像品質判断処理の手順を示す
フローチャートである。
【図6】第5実施形態の画像品質判断処理の手順を示す
フローチャートである。
【図7】ウエハ画像の副領域の一例を示す図である。
【図8】ウエハ画像の副領域の別の例を示す図である。
【符号の説明】
10 表面検査装置 11 ウエハ 12 ホルダ 13 照明光学系 14 受光光学系 16 制御部 17 条件決定部 18 欠陥検出部 19 メモリ 28 CCDカメラ
フロントページの続き Fターム(参考) 2F065 AA49 AA61 BB02 BB03 CC19 FF04 GG03 GG22 HH12 JJ03 JJ26 LL19 LL22 LL24 QQ31 UU04 UU07 2G051 AA51 AB02 AB11 BB17 CA04 CA06 CB01 CB06 CC15 EA11 EA12 EA14 EA16 EC02 EC03 ED07 4M106 AA01 BA04 CA39 CA41 DB04 DB07 DB30 DJ11 DJ17 DJ18 DJ21 DJ23 5B047 AA12 CA17 CA19 CB21 5B057 AA03 BA02 BA15 CA12 CA16 DA03 DB02

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被検物体に照明光を照射する照明手段
    と、 前記照明光が照射された前記被検物体の像を撮像する撮
    像手段と、 前記撮像手段により撮像される前記像の画像を取り込
    み、該画像の品質の良否を判断する判断手段と、 前記判断手段による判断の結果に基づいて、前記撮像手
    段が前記像を撮像する際の装置条件に関する最適条件を
    決定する決定手段と、 前記装置条件を前記決定手段によって決定された前記最
    適条件に設定する設定手段と、 前記装置条件が前記最適条件に設定されたときに、前記
    撮像手段により撮像される前記像の画像を取り込み、該
    画像を画像処理して前記被検物体の欠陥を検出する検出
    手段とを備えたことを特徴とする表面検査装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の表面検査装置におい
    て、 前記判断手段は、前記画像のうち、輝度階調が閾値以上
    の画素の割合に基づいて、前記画像の品質の良否を判断
    することを特徴とする表面検査装置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の表面検査装置におい
    て、 前記判断手段は、前記画像の平均輝度を計算し、前記画
    像のうち、輝度階調が前記平均輝度を含む所定範囲の外
    にある画素の割合に基づいて、前記画像の品質の良否を
    判断することを特徴とする表面検査装置。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載の表面検査装置におい
    て、 前記判断手段は、前記画像を複数の微小領域に分割して
    各々の微小領域の平均輝度を計算し、得られた平均輝度
    の分布に基づいて、前記画像の品質の良否を判断するこ
    とを特徴とする表面検査装置。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載の表面検査装置におい
    て、 前記判断手段は、前記画像を複数の微小領域に分割して
    各々の微小領域の平均輝度を計算し、隣接する微小領域
    どうしの平均輝度の差に基づいて、前記画像の品質の良
    否を判断することを特徴とする表面検査装置。
  6. 【請求項6】 請求項1に記載の表面検査装置におい
    て、 前記判断手段は、前記画像を複数の副領域に分割すると
    共に各々の副領域を複数の微小領域に分割し、かつ、各
    々の微小領域の平均輝度を計算し、前記複数の副領域の
    各々について得られた平均輝度の分布の差異に基づい
    て、前記画像の品質の良否を判断することを特徴とする
    表面検査装置。
  7. 【請求項7】 請求項1から請求項6の何れか1項に記
    載の表面検査装置において、 前記判断手段は、前記画像の有効検査領域を用いて、前
    記画像の品質の良否を判断することを特徴とする表面検
    査装置。
  8. 【請求項8】 被検物体に照明光を照射する照明工程
    と、 前記照明光が照射された前記被検物体の像を撮像する撮
    像工程と、 前記撮像工程で撮像される前記像の画像を取り込み、該
    画像の品質の良否を判断する判断工程と、 前記判断工程における判断の結果に基づいて、前記撮像
    工程で前記像を撮像する際の装置条件に関する最適条件
    を決定する決定工程と、 前記装置条件を前記決定工程で決定された前記最適条件
    に設定する設定工程と、 前記装置条件が前記最適条件に設定されたときに、前記
    撮像工程で撮像される前記像の画像を取り込み、該画像
    を画像処理して前記被検物体の欠陥を検出する検出工程
    とを備えたことを特徴とする表面検査方法。
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