JP2003139091A - ライナリング及びその製造方法、及び遠心ポンプ - Google Patents

ライナリング及びその製造方法、及び遠心ポンプ

Info

Publication number
JP2003139091A
JP2003139091A JP2001331004A JP2001331004A JP2003139091A JP 2003139091 A JP2003139091 A JP 2003139091A JP 2001331004 A JP2001331004 A JP 2001331004A JP 2001331004 A JP2001331004 A JP 2001331004A JP 2003139091 A JP2003139091 A JP 2003139091A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
liner ring
liner
cover
holder
ring holder
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2001331004A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3904887B2 (ja
Inventor
Kazunori Watanabe
和則 渡邉
Satoshi Kuroiwa
聡 黒岩
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ebara Corp
Original Assignee
Ebara Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ebara Corp filed Critical Ebara Corp
Priority to JP2001331004A priority Critical patent/JP3904887B2/ja
Publication of JP2003139091A publication Critical patent/JP2003139091A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3904887B2 publication Critical patent/JP3904887B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 製造作業をスムーズにして製造コストを低減
することができ、また環境負荷の小さいライナリングの
製造方法を提供する。 【解決手段】 ライナリングホルダ50とライナリング
カバー60との間に形成される収納空間にライナリング
本体40を収容したライナリングを製造する方法であっ
て、ライナリング本体40をライナリングホルダ50と
ライナリングカバー60との間に形成される収納空間に
収納し、ライナリングホルダ50及びライナリングカバ
ー60の外周部の少なくとも一部に剪断加工によりかし
め部32を形成して、ライナリングホルダ50とライナ
リングカバー60とを互いに接合する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、遠心ポンプに係
り、特にケーシング内部で流体が高圧部から低圧部に漏
洩することを防止するライナリングを有する遠心ポンプ
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、密封型の遠心ポンプのケーシン
グの内部には、高圧部と低圧部があり、固定側のケーシ
ングと羽根車との間には、羽根車で昇圧された流体が低
圧側へ漏れることを防止するために、ケーシングと羽根
車との間に一種の絞りを形成するライナリングが配置さ
れる。
【0003】このようなライナリングの1つとして、フ
ローティング型ライナリングが知られている。このフロ
ーティング型ライナリングは、ライナリングホルダとラ
イナリングカバーとの間に形成される収納空間にリング
状のライナリング本体を収容したものである。ライナリ
ングホルダとライナリングカバーとは外周部において互
いに接合されるが、従来のフローティング型ライナリン
グにおいては、ライナリングホルダとライナリングカバ
ーとが抵抗溶接によって接合されていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ライナリングの製造方法では、ライナリングホルダ及び
ライナリングカバーのプレス工程の後、ライナリングホ
ルダ及びライナリングカバーの抵抗溶接工程に移行する
必要がある。従って、スムーズな作業を実現することが
できず、複数の工程が存在することによって製造コスト
が高くなってしまう。また、抵抗溶接工程において使用
される溶接機は環境負荷が大きいという問題点があっ
た。
【0005】また、不要となったポンプを廃棄処分する
場合には、環境負荷への配慮から分別廃棄が望まれるた
め、ライナリングも有機高分子材料からなるライナリン
グ本体と金属製のライナリングホルダ及びライナリング
カバーとに分別廃棄する必要がある。しかしながら、上
述したようにライナリングホルダとライナリングカバー
とが抵抗溶接により接合されているため、分別廃棄する
ときにライナリングホルダとライナリングカバーとを分
解するための専用の工具が必要となる。
【0006】本発明は、このような従来技術の問題点に
鑑みてなされたもので、製造作業をスムーズにして製造
コストを低減することができ、また環境負荷の小さいラ
イナリングの製造方法を提供することを目的とする。ま
た、本発明は、上述の製造方法により製造され、専用の
工具を用いることなく簡単に分解して分別廃棄すること
ができるライナリング及び該ライナリングを有する遠心
ポンプを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】このような従来技術にお
ける問題点を解決するために、本発明の第1の態様は、
ライナリングホルダとライナリングカバーとの間に形成
される収納空間にライナリング本体を収容したライナリ
ングを製造する方法であって、上記ライナリング本体を
上記ライナリングホルダと上記ライナリングカバーとの
間に形成される収納空間に収納し、上記ライナリングホ
ルダ及び上記ライナリングカバーの外周部の少なくとも
一部に剪断加工によりかしめ部を形成して、上記ライナ
リングホルダと上記ライナリングカバーとを互いに接合
することを特徴としている。
【0008】また、本発明の他の第2の態様は、ライナ
リングホルダとライナリングカバーとの間に形成される
収納空間にライナリング本体を収容したライナリングを
製造する方法であって、上記ライナリングホルダ及び上
記ライナリングカバーの一方には突起を形成し、他方に
は上記突起が嵌合する孔を形成し、上記突起を上記孔に
嵌合させた状態で、上記ライナリング本体を上記ライナ
リングホルダと上記ライナリングカバーとの間に形成さ
れる収納空間に収納し、上記孔に嵌合させた突起を圧入
することによりかしめ部を形成して、上記ライナリング
ホルダと上記ライナリングカバーとを互いに接合するこ
とを特徴としている。
【0009】本発明の第3の態様は、ライナリングホル
ダとライナリングカバーとの間に形成される収納空間に
ライナリング本体を収容したライナリングであって、上
記ライナリングホルダ及び上記ライナリングカバーの外
周部の少なくとも一部に剪断加工によりかしめ部を形成
して、上記ライナリングホルダと上記ライナリングカバ
ーとを互いに接合したことを特徴としている。
【0010】本発明の第4の態様は、ライナリングホル
ダとライナリングカバーとの間に形成される収納空間に
ライナリング本体を収容したライナリングであって、上
記ライナリングホルダ及び上記ライナリングカバーの一
方には突起を形成し、他方には上記突起が嵌合する孔を
形成し、上記孔に嵌合させた突起を圧入することにより
かしめ部を形成して、上記ライナリングホルダと上記ラ
イナリングカバーとを互いに接合したことを特徴として
いる。
【0011】本発明の第1及び第3の態様によれば、ラ
イナリングホルダ及びライナリングカバーの外周部に剪
断加工によりかしめ部を形成し、ライナリングホルダと
ライナリングカバーとを互いに接合することができる。
また、本発明の第2及び第4の態様によれば、ライナリ
ングホルダ及びライナリングカバーの外周部に圧入加工
によりかしめ部を形成し、ライナリングホルダとライナ
リングカバーとを互いに接合することができる。このよ
うなかしめ工程は、ライナリングホルダ又はライナリン
グカバーのどちらかのプレス工程内の一工程として行う
ことができるので、ライナリングの製造の作業がスムー
ズになる。また、ライナリングを単一の工程で製造する
ことが可能となるので製造コストを低減することができ
る。更に、本発明に係るライナリングの製造方法によれ
ば、ライナリングホルダとライナリングカバーとの接合
において、環境負荷の大きい溶接機を用いる必要がなく
なる。
【0012】また、上述のようにして製造されたライナ
リングは、かしめによって互いに接合されているため、
ドライバー等の先端が鋭利な楔状の汎用工具を用いるこ
とによって簡単に分解することができ、専用の工具を用
いることなく分別廃棄ができる。
【0013】本発明の第5の態様は、吸込ノズル及び吐
出ノズルを有するケーシングを備え、上記ケーシング内
に回転自在な主軸に固着された羽根車を配置し、上述し
たライナリングを上記ケーシングと上記羽根車との間に
配置したことを特徴とする遠心ポンプである。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るライナリング
を有する遠心ポンプの実施形態について図1乃至図6を
参照して詳細に説明する。
【0015】図1は、本発明の第1の実施形態のライナ
リングを有する遠心ポンプを示す断面図である。図1に
示すように、本実施形態の遠心ポンプは、低圧側の吸込
ノズル10aと高圧側の吐出ノズル10bとを有するケ
ーシング10を備えている。このケーシング10の背面
開口部は、ケーシングカバー12で覆われており、ケー
シング10とケーシングカバー12との間には、外周部
にスパイラル部14を有する渦巻き室16が形成されて
いる。
【0016】また、ケーシング10とケーシングカバー
12には、互いに嵌合する嵌合用内径部と嵌合用外径部
からなるいんろう部18が設けられており、このいんろ
う部18を介してケーシング10とケーシングカバー1
2の同軸度が確保される。
【0017】回転自在な主軸20の端部には、羽根車2
2が固着されており、羽根車22が主軸20と一体に回
転するようになっている。この羽根車22はケーシング
10の渦巻き室16の内部に配置されている。なお、ケ
ーシングカバー12と主軸20との間には、軸封装置
(メカニカルシール)28が装着されている。
【0018】スパイラル部14は、羽根車22の径方向
外方に設けられている。また、ケーシング10と一体に
成形された吐出しノズル10bの内部には、スパイラル
部14と滑らかに連続するディフューザ部24が一体に
設けられている。羽根車22から出た流体は、スパイラ
ル部14で集められ、ディフューザ部24で減速され
る。このように、羽根車22で流体に遠心力が与えら
れ、昇圧された流体の速度エネルギー成分が有効に圧力
に変換されるようになっている。
【0019】図2は、図1のA部の拡大図である。図2
に示すように、羽根車22に対向するケーシング10の
内面にはライナリング収納部26が形成されており、こ
のライナリング収納部26には、リング状のライナリン
グ30が装着される。
【0020】ライナリング30は、例えばテフロン(登
録商標)やゴム等の流体の性質に合わせた有機高分子材
料からなるライナリング本体40と、絞り加工等を施し
たライナリングホルダ50と、このライナリングホルダ
50の開口端を覆う円板状のライナリングカバー60と
を備えている。ライナリング本体40は、例えば摩擦抵
抗が小さく摺動性の良好な樹脂やセラミックスであって
もよい。ライナリングホルダ50及びライナリングカバ
ー60は、ステンレススチール等の板材からプレス成形
されたものである。
【0021】ライナリングホルダ50とライナリングカ
バー60とは、後述する方法により外周部で互いに接合
されており、ライナリング本体40は、ライナリングホ
ルダ50とライナリングカバー60とにより形成された
収納空間に収納されている。また、ライナリングホルダ
50は、上述したケーシング10のライナリング収納部
26に固着されている。
【0022】このような構成の遠心ポンプにおいて、主
軸20と一体に羽根車22が回転し、この羽根車22の
回転に伴って、取扱液は吸込ノズル10aからケーシン
グ10内に吸込まれ、羽根車22で昇圧されて吐出しノ
ズル10bから順次吐出される。このとき、ライナリン
グ30の背面には、高圧となった取扱液が作用し、ライ
ナリング30は、ライナリング収納部26の前面側に押
されて固定される。
【0023】次に、上述したライナリング30の製造方
法について図3(a)乃至図3(d)、図4(a)及び
図4(b)を参照して説明する。図3(a)乃至図3
(d)は本実施形態におけるライナリング30の製造工
程を時系列順に示す図、図4(a)は図3(d)の平面
図、図4(b)は図4(a)に示すかしめ部の部分拡大
側面図である。
【0024】まず、板金プレスによりライナリングホル
ダ50の中央部に凹部52を形成し、この凹部52にラ
イナリング本体40を収納する。そして、このライナリ
ング本体40の下面をライナリングカバー60で覆う
(図3(a)及び図3(b)参照)。このようにして、
ライナリングホルダ50とライナリングカバー60との
間に形成される収納空間にライナリング本体40を収納
する(図3(b)参照)。
【0025】この状態で、凹部が形成されたダイス70
の上に、ライナリングホルダ50及びライナリングカバ
ー60の外周部のかしめをしようとする箇所を配置し、
突起を有するポンチ72によりこのライナリングホルダ
50及びライナリングカバー60の外周部を押圧する
(図3(c)参照)。このように、ライナリングホルダ
50及びライナリングカバー60の外周部に剪断加工に
よりかしめ部32を形成し、ライナリングホルダ50と
ライナリングカバー60とを接合することができる(図
3(d)参照)。
【0026】このかしめ工程は、ライナリングホルダ5
0又はライナリングカバー60のどちらかのプレス工程
内の一工程として行うことができるので、ライナリング
30の製造の作業がスムーズになる。また、ライナリン
グ30を単一の工程で製造することが可能となるので製
造コストを低減することができる。更に、本実施形態に
係るライナリング30の製造方法によれば、ライナリン
グホルダ50とライナリングカバー60との接合におい
て、環境負荷の大きい溶接機を用いる必要がない。
【0027】本実施形態においては、図4(a)に示す
ように、円周方向に沿って配置された4つのかしめ部3
2を形成してライナリングホルダ50とライナリングカ
バー60とを接合しているが、かしめ部の位置及び数は
任意に選択することができる。また、ライナリング30
が羽根車22に接触しないのであれば(図2参照)、ラ
イナリングホルダ50及びライナリングカバー60をか
しめる方向、即ち、ポンチ72により押圧する方向を逆
にしてライナリング30を製造することとしてもよい。
【0028】上述のようにして製造されたライナリング
30は、かしめによって互いに接合されているため、ラ
イナリングホルダ50の外周端とライナリングカバー6
0の外周端との間にドライバー等の先端が鋭利な楔状の
汎用工具を差し込み、これをねじることによって、抵抗
溶接の場合よりも簡単に分解することができる。
【0029】次に、本発明の第2の実施形態のライナリ
ングの製造方法について図5(a)乃至図5(d)及び
図6を参照して説明する。本実施形態におけるライナリ
ング以外の構成については、上述の第1の実施形態と同
様であるので、ここでは説明を省略する。図5(a)乃
至図5(d)は、本実施形態におけるライナリングの製
造工程を時系列順に示す図、図6は本実施形態のライナ
リングの製造方法によって製造したライナリングの平面
図である。なお、図5(a)においては、ライナリング
ホルダ及びライナリングカバーの断面図と共にこれらの
側面図も示してある。また、図5(c)及び図5(d)
はかしめ部の部分拡大側面図である。
【0030】まず、板金プレスによりライナリングホル
ダ150の中央部に凹部152を形成すると共に、下方
に突出する径方向幅hの半打抜き突起154をライナリ
ングホルダ150の外周部に形成する。また、ライナリ
ングカバー160の上記半打抜き突起154に対応する
位置には、径方向幅hの打抜き孔162を形成する。そ
して、ライナリングホルダ150の凹部152にライナ
リング本体40を収納し、ライナリングカバー160を
ライナリング本体40の下面を覆う(図5(a)参
照)。このとき、ライナリングホルダ150の半打抜き
突起154をライナリングカバー160の打抜き孔16
2に嵌合させる(図5(b)参照)。このようにして、
ライナリングホルダ150とライナリングカバー160
との間に形成される収納空間にライナリング本体40を
収納する(図5(b)参照)。
【0031】この状態で、平坦なダイス170の上に、
ライナリングホルダ150及びライナリングカバー16
0の外周部のかしめをしようとする箇所(半打抜き突起
154及び打抜き孔162が形成された部分)を配置す
る。そして、下方に突出するV字状の突起を有するポン
チ172をライナリングホルダ150の半打抜き突起1
54に当接させ、この状態で上記ライナリングホルダ1
50及びライナリングカバー160の外周部をポンチ1
72により押圧する(図5(c)参照)。このように、
ライナリングホルダ150及びライナリングカバー16
0の外周部に圧入加工によりかしめ部132を形成し、
ライナリングホルダ150とライナリングカバー160
とを接合することができる(図5(d)参照)。
【0032】このかしめ工程は、ライナリングホルダ1
50又はライナリングカバー160のどちらかのプレス
工程内の一工程として行うことができるので、ライナリ
ング130の製造の作業がスムーズになる。また、ライ
ナリング130を単一の工程で製造することが可能とな
るので製造コストを低減することができる。更に、本実
施形態に係るライナリング130の製造方法によれば、
ライナリングホルダ150とライナリングカバー160
との接合において、環境負荷の大きい溶接機を用いる必
要がない。
【0033】また、上述のようにして製造されたライナ
リング130は、かしめによって互いに接合されている
ため、打抜き孔162にドライバー等の先端が鋭利な楔
状の汎用工具を差し込み、ライナリングホルダ150の
半打抜き突起154を打抜き孔162から取り外すこと
によって、抵抗溶接の場合よりも簡単に分解することが
できる。
【0034】本実施形態においては、図6に示すよう
に、円周方向に沿って配置された4つのかしめ部132
を形成してライナリングホルダ150とライナリングカ
バー160とを接合しているが、かしめ部の位置及び数
は任意に選択することができる。また、本実施形態で
は、ライナリングホルダ150に半打抜き突起154
を、ライナリングカバー160に打抜き孔162をそれ
ぞれ形成した例を説明したが、これとは逆に、ライナリ
ングホルダ150に打抜き孔を、ライナリングカバー1
60に半打抜き突起を形成することとしてもよい。
【0035】これまで本発明の一実施形態について説明
したが、本発明は上述の実施形態に限定されず、その技
術的思想の範囲内において種々異なる形態にて実施され
てよいことは言うまでもない。
【0036】
【発明の効果】上述したように、本発明によれば、ライ
ナリングホルダ及びライナリングカバーの外周部に剪断
加工によりかしめ部を形成し、ライナリングホルダとラ
イナリングカバーとを接合することができる。あるい
は、ライナリングホルダ及びライナリングカバーの外周
部に圧入加工によりかしめ部を形成し、ライナリングホ
ルダとライナリングカバーとを接合することができる。
このようなかしめ工程は、ライナリングホルダ又はライ
ナリングカバーのどちらかのプレス工程内の一工程とし
て行うことができるので、ライナリングの製造の作業が
スムーズになる。また、ライナリングを単一の工程で製
造することが可能となるので製造コストを低減すること
ができる。更に、本発明に係るライナリングの製造方法
によれば、ライナリングホルダとライナリングカバーと
の接合において、環境負荷の大きい溶接機を用いる必要
がなくなる。
【0037】また、上述のようにして製造されたライナ
リングは、かしめによって互いに接合されているため、
ドライバー等の先端が鋭利な楔状の汎用工具を用いるこ
とによって簡単に分解することができ、専用の工具を用
いることなく分別廃棄ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態におけるライナリング
を有する遠心ポンプを示す断面図である。
【図2】図1のA部の拡大図である。
【図3】本発明の第1の実施形態におけるライナリング
の製造工程を時系列順に示す図である。
【図4】図4(a)は図3(d)の平面図、図4(b)
は図4(a)に示すかしめ部の部分拡大側面図である。
【図5】本発明の第2の実施形態におけるライナリング
の製造工程を時系列順に示す図である。
【図6】本発明の第2の実施形態における製造工程によ
り製造されたライナリングを示す平面図である。
【符号の説明】
10 ケーシング 10a 吸込ノズル 10b 吐出ノズル 12 ケーシングカバー 14 スパイラル部 16 渦巻き室 18 いんろう部 20 主軸 22 羽根車 24 ディフューザ部 26 ライナリング収納部 30 ライナリング 32,132 かしめ部 40 ライナリング本体 50,150 ライナリングホルダ 52,152 凹部 60,160 ライナリングカバー 70,170 ダイス 72,172 ポンチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3H022 AA01 BA02 CA22 CA51 DA19 3H034 AA01 BB01 BB06 CC04 DD22 DD28 EE13

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ライナリングホルダとライナリングカバ
    ーとの間に形成される収納空間にライナリング本体を収
    容したライナリングを製造する方法であって、 前記ライナリング本体を前記ライナリングホルダと前記
    ライナリングカバーとの間に形成される収納空間に収納
    し、 前記ライナリングホルダ及び前記ライナリングカバーの
    外周部の少なくとも一部に剪断加工によりかしめ部を形
    成して、前記ライナリングホルダと前記ライナリングカ
    バーとを互いに接合することを特徴とするライナリング
    の製造方法。
  2. 【請求項2】 ライナリングホルダとライナリングカバ
    ーとの間に形成される収納空間にライナリング本体を収
    容したライナリングを製造する方法であって、 前記ライナリングホルダ及び前記ライナリングカバーの
    一方には突起を形成し、他方には前記突起が嵌合する孔
    を形成し、 前記突起を前記孔に嵌合させた状態で、前記ライナリン
    グ本体を前記ライナリングホルダと前記ライナリングカ
    バーとの間に形成される収納空間に収納し、 前記孔に嵌合させた突起を圧入することによりかしめ部
    を形成して、前記ライナリングホルダと前記ライナリン
    グカバーとを互いに接合することを特徴とするライナリ
    ングの製造方法。
  3. 【請求項3】 ライナリングホルダとライナリングカバ
    ーとの間に形成される収納空間にライナリング本体を収
    容したライナリングであって、 前記ライナリングホルダ及び前記ライナリングカバーの
    外周部の少なくとも一部に剪断加工によりかしめ部を形
    成して、前記ライナリングホルダと前記ライナリングカ
    バーとを互いに接合したことを特徴とするライナリン
    グ。
  4. 【請求項4】 ライナリングホルダとライナリングカバ
    ーとの間に形成される収納空間にライナリング本体を収
    容したライナリングであって、 前記ライナリングホルダ及び前記ライナリングカバーの
    一方には突起を形成し、他方には前記突起が嵌合する孔
    を形成し、 前記孔に嵌合させた突起を圧入することによりかしめ部
    を形成して、前記ライナリングホルダと前記ライナリン
    グカバーとを互いに接合したことを特徴とするライナリ
    ング。
  5. 【請求項5】 吸込ノズル及び吐出ノズルを有するケー
    シングを備え、 前記ケーシング内に回転自在な主軸に固着された羽根車
    を配置し、 請求項3又は4に記載されたライナリングを前記ケーシ
    ングと前記羽根車との間に配置したことを特徴とする遠
    心ポンプ。
JP2001331004A 2001-10-29 2001-10-29 ライナリング及びその製造方法、及び遠心ポンプ Expired - Fee Related JP3904887B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001331004A JP3904887B2 (ja) 2001-10-29 2001-10-29 ライナリング及びその製造方法、及び遠心ポンプ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001331004A JP3904887B2 (ja) 2001-10-29 2001-10-29 ライナリング及びその製造方法、及び遠心ポンプ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003139091A true JP2003139091A (ja) 2003-05-14
JP3904887B2 JP3904887B2 (ja) 2007-04-11

Family

ID=19146643

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001331004A Expired - Fee Related JP3904887B2 (ja) 2001-10-29 2001-10-29 ライナリング及びその製造方法、及び遠心ポンプ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3904887B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009008002A (ja) * 2007-06-27 2009-01-15 Kawamoto Pump Mfg Co Ltd ライナリング
JP2018115597A (ja) * 2017-01-18 2018-07-26 三相電機株式会社 遠心ポンプ及びそのシール構造

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009008002A (ja) * 2007-06-27 2009-01-15 Kawamoto Pump Mfg Co Ltd ライナリング
JP2018115597A (ja) * 2017-01-18 2018-07-26 三相電機株式会社 遠心ポンプ及びそのシール構造

Also Published As

Publication number Publication date
JP3904887B2 (ja) 2007-04-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4634299B2 (ja) リップ型シール
KR20040004097A (ko) 파이프 조인트 구조 및 그 제조방법
JP2007211604A (ja) フィルタ、それを用いたピストンポンプ及びバルブシート部材へのフィルタ組み付け方法
JP4543406B2 (ja) ダイブレード保持装置及びダイ組立体
EP2924325B1 (en) Shaft seal
JP2014001779A (ja) 流体圧シリンダ
JP3986317B2 (ja) 多段ポンプ
JP2003139091A (ja) ライナリング及びその製造方法、及び遠心ポンプ
US6676135B2 (en) Oil transfer seal assembly
JPH09166076A (ja) ピストン往復動式圧縮機の弁構造
US20070295576A1 (en) Clutch Piston
EP3311933B1 (en) Caulking tool, manufacturing method of caulking structure, and manufacturing method of compressor
US6872051B2 (en) Fastener and fastening method
JP3650972B2 (ja) モータケースのベアリング支持部プレス成形方法
WO2008072834A1 (en) Method for manufacturing anode of magnetron and mold therefor
EP0937925A1 (en) Sealing gasket module for a valve
JP4701560B2 (ja) ボンデッドピストンシール
JP2001304363A (ja) 高圧用ピストン
CN220800776U (zh) 一种咖啡胶囊及一种咖啡机的冲泡结构
CN215256816U (zh) 压缩机
JP2005321027A (ja) ころ軸受用保持器およびその製造方法
JP4851423B2 (ja) トルクコンバータ及びプレス装置
JPH10281178A (ja) クラッチ用ピストンの製造方法
JP2003254192A (ja) 特に内燃機関のための燃料噴射装置のためのポンプ
CN117084552A (zh) 一种咖啡胶囊及一种咖啡机的冲泡结构

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20061221

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20070109

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20070110

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100119

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110119

Year of fee payment: 4

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees