JP2003139015A5 - - Google Patents

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JP2003139015A5
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Description

【発明の名称】燃料通路シール構造を備えた燃料噴射弁
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は燃料通路シール構造を備えた燃料噴射弁にかかるもので、とくに蓄圧器(コモンレール)などから供給される高圧燃料を所定のタイミングで噴射する、燃料通路シール構造を備えた燃料噴射弁に関するものである。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は以上のような諸問題にかんがみなされたもので、インジェクターハウジングなどの第1のボディとノズルボディなどの第2のボディとの間のシール性能を向上させ、燃料漏れを防止可能な燃料通路シール構造を備えた燃料噴射弁を提供することを課題とする。
【0010】
また本発明は、シール面圧を向上させる以外の手段により、すなわち、シール面圧が同じであって燃料圧力がより高圧となっても燃料漏れを防止し、安全度を向上可能な燃料通路シール構造を備えた燃料噴射弁を提供することを課題とする。
【0011】
また本発明は、燃料噴射弁ないしエンジンの性能には影響せずに、燃料通路部分のシール性能を向上可能な燃料通路シール構造を備えた燃料噴射弁を提供することを課題とする。
【0012】
また本発明は、従来からの燃料噴射弁についてとくにインジェクターハウジングやノズルボディなどに大幅な変更を加えることなく、簡便な手段により、高圧燃料の漏れを防止可能な燃料通路シール構造を備えた燃料噴射弁を提供することを課題とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
すなわち本発明は、インジェクターハウジングやノズルボディなどにおける高圧油路(燃料通路)のまわりに微細な溝(マイクログルーブ)を形成すること、燃料通路から一度漏れ、その後圧力低下した状態の漏れ燃料を二次シールすることに着目したもので、高圧燃料の第1の燃料通路を形成してあるとともにこの第1の燃料通路のまわりを囲む第1のシール面を有するインジェクターハウジングなどの第1のボディと、この第1のシール面に対向する第2のシール面を有するとともに上記第1の燃料通路に連通して上記高圧燃料の噴射孔に上記高圧燃料を供給可能とする第2の燃料通路を形成してあるノズルボディなどの第2のボディと、を有する燃料通路シール構造を備えた燃料噴射弁であって、上記第1のボディの上記第1のシール面あるいは上記第2のボディの上記第2のシール面の少なくともいずれか一方に上記第1の燃料通路あるいは上記第2の燃料通路のまわりに位置してマイクログルーブを形成したことを特徴とする燃料通路シール構造を備えた燃料噴射弁である。
【0018】
本発明による燃料通路シール構造を備えた燃料噴射弁においては、インジェクターハウジングなどの第1のボディやノズルボディなどの第2のボディにおける燃料通路のまわりに微細な溝(マイクログルーブ)を形成したので、高圧側で一度漏れ、その後圧力低下した状態の漏れ燃料をシール面で二次シールすることが可能となり、高圧シール面部分のシール面圧の増強如何にかかわらず、第1の燃料通路ないし第2の燃料通路部分から外部への燃料漏れを回避し、燃料噴射弁としての信頼性を確保することができる。
しかも、第1のボディあるいは第2のボディのシール面においてマイクログルーブを形成するというだけの簡単な構成であるため、既存のインジェクターハウジングあるいはノズルボディに容易に加工を施して、実施することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】
つぎに、本発明の第1の実施の形態による燃料通路シール構造30を備えた燃料噴射弁を図1ないし図3にもとづき説明する。ただし、図7と同様の部分には同一符号を付し、その詳述はこれを省略する。
図1は、燃料通路シール構造30を備えた燃料噴射弁におけるインジェクターハウジング2部分の要部拡大断面図、図2は、同、インジェクターハウジング2の底面図であって、燃料通路シール構造30は、たとえばインジェクターハウジング2の底面(第1のシール面24)において第1の燃料通路13のまわりに位置して、これを囲むように、閉鎖円形状のマイクログルーブ31を形成してある。
【0021】
こうした構成の燃料通路シール構造30を備えた燃料噴射弁において、第1の燃料通路13ないし第2の燃料通路14からの高圧燃料の漏れをより確実に防止することができる。
すなわち、図3は、インジェクターハウジング2の底面における位置と圧力との関係を示すグラフであって、第1の燃料通路13の円周位置P0において燃料圧力(実線)が万が一、シール面圧(点線)より大きく、その外周方向に燃料漏れが発生したとしても、マイクログルーブ31の内側円周部の位置P1において漏れ燃料の圧力降下により、シール面圧が燃料圧力より大きくなり、さらにマイクログルーブ31の外側円周部の位置P2においてシール面圧を燃料圧力より大きく保持して二次シールが可能であり、インジェクターハウジング2の外周方向、燃料噴射弁1の外部への燃料漏れを止めることができる。
【0022】
図4は、本発明の第2の実施の形態による燃料通路シール構造40を備えた燃料噴射弁におけるインジェクターハウジング2部分の要部拡大断面図、図5は、同、インジェクターハウジング2の底面図であって、燃料通路シール構造40は、たとえばインジェクターハウジング2の底面(第1のシール面24)において第1の燃料通路13のまわりに位置して、これを囲むように、開放円弧状のマイクログルーブ41を形成してあるとともに、このマイクログルーブ41の両端部を低圧側のスプリング室19(第1の摺動孔)に連通可能としてある。
【0024】
こうした構成の燃料通路シール構造40を備えた燃料噴射弁において、第1の燃料通路13からマイクログルーブ41側に漏れ出た燃料は、低圧側のリーク通路であるスプリング室19さらに燃料還流路16から燃料タンク10に還流可能である。
したがって、漏れ燃料を燃料還流路16側に戻して燃料噴射弁1の外側、つまりはエンジンの外側への漏れを防止し、異臭および火災などを防ぐことができる。なお燃料還流路16側に漏れ出る燃料の量はごく微量であり、製品の性能に影響を与えることはない。
【0025】
図6は、本発明の第3の実施の形態による燃料通路シール構造50を備えた燃料噴射弁におけるインジェクターハウジング2の底面図であって、燃料通路シール構造50は、たとえば、インジェクターハウジング2の底面(第1のシール面24)においてマイクログルーブ51を形成している。
このマイクログルーブ51は、燃料通路シール構造30におけると同じ円形状のマイクログルーブ31と、マイクログルーブ31をスプリング室19(リーク通路)に連通する連通溝52とからこれを構成する。
【0026】
こうした構成の燃料通路シール構造50を備えた燃料噴射弁において、マイクログルーブ51は、図2および図3に示したようなマイクログルーブ31と同様の作用ととともに、連通溝52により漏れ燃料をスプリング室19側に排出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態による燃料通路シール構造30を備えた燃料噴射弁におけるインジェクターハウジング2部分の要部拡大断面図である。
【図2】同、インジェクターハウジング2の底面図である。
【図3】同、インジェクターハウジング2の底面における位置と圧力との関係を示すグラフである。
【図4】本発明の第2の実施の形態による燃料通路シール構造40を備えた燃料噴射弁におけるインジェクターハウジング2部分の要部拡大断面図である。
【図5】同、インジェクターハウジング2の底面図である。
【図6】本発明の第3の実施の形態による燃料通路シール構造50を備えた燃料噴射弁におけるインジェクターハウジング2の底面図である。
【図7】従来からの燃料噴射弁1の要部断面図である。
【符号の説明】
1 燃料噴射弁(図7)
2 インジェクターハウジング(第1のボディ)
3 ノズルボディ(第2のボディ)
4 ノズルニードル
4A ノズルニードル4の受圧部
5 背圧制御部
6 第1の位置決め穴
7 第2の位置決め穴
8 位置決めピン
9 ノズルナット
10 燃料タンク
11 燃料ポンプ
12 コモンレール(蓄圧器)
13 第1の燃料通路
14 第2の燃料通路
15 燃料溜まり室
16 燃料還流路(リーク通路)
17 噴射孔
18 シート部
19 スプリング室(リーク通路、第1の摺動孔)
20 スプリングシート
21 ノズルスプリング
22 バルブピストン
23 クリアランスシール孔(第2の摺動孔)
24 第1のシール面
25 第2のシール面
26 高圧シール面
30 燃料噴射弁における燃料通路シール構造(第1の実施の形態、図1、図2)
31 閉鎖円形状のマイクログルーブ
40 燃料噴射弁における燃料通路シール構造(第2の実施の形態、図4、図5)
41 開放円弧状のマイクログルーブ
50 燃料噴射弁における燃料通路シール構造(第3の実施の形態、図6)
51 マイクログルーブ
52 連通溝

Claims (4)

  1. 高圧燃料の第1の燃料通路を形成してあるとともにこの第1の燃料通路のまわりを囲む第1のシール面を有する第1のボディと、この第1のシール面に対向する第2のシール面を有するとともに前記第1の燃料通路に連通して前記高圧燃料の噴射孔に前記高圧燃料を供給可能とする第2の燃料通路を形成してある第2のボディと、を有する燃料通路シール構造を備えた燃料噴射弁であって、
    前記第1のボディの前記第1のシール面あるいは前記第2のボディの前記第2のシール面の少なくともいずれか一方に前記第1の燃料通路あるいは前記第2の燃料通路のまわりに位置してマイクログルーブを形成したことを特徴とする燃料通路シール構造を備えた燃料噴射弁。
  2. 前記マイクログルーブは、これを閉鎖円形状としたことを特徴とする請求項1記載の燃料通路シール構造を備えた燃料噴射弁。
  3. 前記マイクログルーブは、これを開放円弧状とするとともに、前記燃料通路とは異なるリーク通路に連通可能としたことを特徴とする請求項1記載の燃料通路シール構造を備えた燃料噴射弁。
  4. 前記マイクログルーブは、これを円形状とするとともに、前記燃料通路とは異なるリーク通路に連通可能としたことを特徴とする請求項1記載の燃料通路シール構造を備えた燃料噴射弁。
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