JP2003138418A - ポリ(メタ)アクリル系繊維、その製造方法および加工品 - Google Patents

ポリ(メタ)アクリル系繊維、その製造方法および加工品

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 繊維径が小さく、かつ高強度を有すると共
に、透明性及び耐候性に優れ、しかも不織布化に都合の
よい熱融着性を有するポリ(メタ)アクリル系繊維およ
びその製造方法を提供すること。 【解決手段】 単繊維の繊維径が5〜50μmであり、
かつ引張強度が1.75cN/dTex以上であるポリ
(メタ)アクリル系繊維、および重量平均分子量10
0,000以上の高分子量ポリ(メタ)アクリル酸およ
び/またはポリ(メタ)アクリル酸エステル70〜99
重量%と重量平均分子量1,000〜50,000の低
分子量ポリ(メタ)アクリル酸および/またはポリ(メ
タ)アクリル酸エステルとを含む有機溶剤溶液(紡糸
液)を用い、紡糸することにより、前記ポリ(メタ)ア
クリル系繊維を製造する方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ポリメタクリル酸
メチル(以下、PMMAと略記する)に代表されるポリ
(メタ)アクリル系繊維、その製造方法および加工品に
関する。より特定的には、本発明は、繊維径が小さく、
かつ高強度を有すると共に、透明性及び耐候性に優れ、
しかも不織布化に都合のよい熱融着性を有するポリ(メ
タ)アクリル系繊維、このものを効率よく製造する方
法、および該ポリ(メタ)アクリル系繊維から得られた
織布や不織布に関するものである。
【0002】
【従来の技術】現在、多くのプラスチック材料が多種多
様な方面で利用されており、今後も軽量化やリサイクル
の観点から金属材料に替わって更に大きくシェアをのば
すことが予想されている。しかしながら、その多くは屋
外に暴露することで紫外線により劣化し、プラスチック
本来の物性が損なわれ、強度低下などを生じるという問
題があった。
【0003】プラスチックの中でPMMAに代表される
ポリ(メタ)アクリル系繊維は紫外線による劣化を受け
にくいことが知られているが、大半のプラスチックは紫
外線により、容易に劣化するため、紫外線吸収剤や光安
定剤などの耐候剤を添加することで、紫外線による劣化
を抑制する処置がとられている。
【0004】一般に、耐候剤をプラスチックに添加する
場合、成形材料に練り込む方法が用いられているが、こ
の場合、耐候剤が成形材料中に均質に分散するため、紫
外線による劣化が最も激しい成形体の表面近傍では、耐
候剤の存在量は十分ではない。したがって、該表面近傍
の耐候剤の存在量を多くしようとして、多量の耐候剤を
成形材料に練り込むと、成形体の他の物性が低下すると
共に、コスト高になるなどの問題が生じる。また、この
ような練り込み方式では、経時により、耐候剤が逸散
し、紫外線による劣化の防止効果が減少するという問題
がある。
【0005】このような問題を解決するために、プラス
チック成形体の表面に、耐候剤をグラフトさせる方法が
試みられている。この方法は、有効ではあるものの、操
作が煩雑であって、コストが高くつくのを免れない。
【0006】例えばPMMAは、樹脂自体が高い耐候性
を有し、しかもガラスに匹敵する高い透明性を有するこ
とから、屋根板、透明防音壁、看板などに多用されてい
るが、繊維としての利用は、医療用の中空糸の形で人工
腎臓の血液透析膜として、あるいは光ファイバーの芯材
としての利用がみられる程度である。これらに用いられ
ているPMMA繊維は、繊維径が100μm以上と比較
的太いものであり、細い単繊維を用いたマルチフィラメ
ントや不織布などの繊維形態での利用は、これまで全く
行われていないのが実状である。これは、繊維径が小さ
く、かつ実用的な強度を有するPMMA繊維の製造が極
めて困難なためである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
事情のもとで、繊維径が小さく、かつ高強度を有すると
共に、透明性及び耐候性に優れ、しかも不織布化に都合
のよい熱融着性を有するポリ(メタ)アクリル系繊維お
よびこのものを効率よく製造する方法を提供することを
目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、前記目的
を達成するために鋭意研究を重ねた結果、高分子量のポ
リ(メタ)アクリル酸および/またはポリ(メタ)アク
リル酸エステルと低分子量のポリ(メタ)アクリル酸お
よび/またはポリ(メタ)アクリル酸エステルとを特定
の割合で含む有機溶剤溶液を紡糸することにより、繊維
径が小さく、かつ高強度のポリ(メタ)アクリル系繊維
が得られ、その目的を達成し得ることを見出し、この知
見に基づいて本発明を完成するに至った。
【0009】すなわち、本発明は、(1)一般式(I)
【0010】
【化2】
【0011】(式中、R1はHまたはCH3、R2はHま
たは炭素数1〜4のアルキル基を示し、nは10以上で
ある)で示される1種または複数種のポリ(メタ)アク
リル酸および/またはポリ(メタ)アクリル酸エステル
によって構成され、単繊維の繊維径が5〜50μmであ
り、かつ引張強度が1.75cN/dTex以上である
ことを特徴とするポリ(メタ)アクリル系繊維、
【0012】(2)ポリ(メタ)アクリル酸エステルが
PMMAであることを特徴とする(1)項に記載のポリ
(メタ)アクリル系繊維、(3)ポリ(メタ)アクリル
系繊維が、重量平均分子量100,000以上の高分子
量ポリ(メタ)アクリル酸および/またはポリ(メタ)
アクリル酸エステル70〜99重量%と重量平均分子量
1,000〜50,000の低分子量ポリ(メタ)アク
リル酸および/またはポリ(メタ)アクリル酸エステル
30〜1重量%との混合物である上記(1)または
(2)に記載のポリ(メタ)アクリル系繊維、(4)繊
維表面のポリ(メタ)アクリル酸および/またはポリ
(メタ)アクリル酸エステルが、低分子量ポリ(メタ)
アクリル酸および/またはポリ(メタ)アクリル酸エス
テルを主体とする上記(3)に記載のポリ(メタ)アク
リル系繊維、
【0013】(5)重量平均分子量100,000以上
の高分子量ポリ(メタ)アクリル酸および/またはポリ
(メタ)アクリル酸エステル70〜99重量%と重量平
均分子量1,000〜50,000の低分子量ポリ(メ
タ)アクリル酸および/またはポリ(メタ)アクリル酸
エステル30〜1重量%とを含む有機溶剤溶液(紡糸
液)を用い、紡糸することを特徴とする、上記(3)に
記載のポリ(メタ)アクリル系繊維の製造方法、(6)
紡糸液の温度25℃における粘度が、0.55〜4.0
Pa・sである上記(5)項に記載の方法、
【0014】(7)紡糸行程時の繊維にかかる、下式に
よって示されるドラフト比が100以上であることを特
徴とする上記(5)または(6)に記載の方法、ドラフ
ト比=(ノズル断面積×巻取速度×ポリマーの固形分濃
度)/(吐出圧×繊維断面積×106)(8)上記
(1)〜(4)のいずれか1項に記載のポリ(メタ)ア
クリル系繊維を加工してなる織布または不織布、を提供
するものである。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明のポリ(メタ)アクリル系
繊維は、一般式(I)
【0016】
【化3】
【0017】で示される1種または複数種のポリ(メ
タ)アクリル酸および/またはポリ(メタ)アクリル酸
エステルによって構成されるものである。
【0018】一般式(I)においてR1はHまたはCH3
であり、R2はHまたは炭素数1〜4のアルキル基であ
り、nは10以上であればよく、特に好ましくは10〜
10,000である。R2の炭素数1〜4のアルキル基
としてはCH3が好ましい。
【0019】本発明のポリ(メタ)アクリル系繊維は、
単繊維の繊維径が5〜50μm、好ましくは5〜20μ
mの範囲にあり、従来の光ファイバーの芯材や医療用の
中空糸などに用いられているPMMA繊維に比べて、は
るかに細い繊維である。また、単繊維の引張強度は0.
75cN/dTex以上、好ましくは1.10cN/d
Tex以上、さらに好ましくは1.47cN/dTex
以上である。この引張強度が0.75cN/dTex未
満では織布や不織布に加工した場合、実用に耐え得る機
械物性を有する織布や不織布が得られない。この引張強
度の上限については特に制限はないが、一般的には2.
2cN/dTex程度である。
【0020】本発明の繊維においては、繊維を構成する
高分子化合物は、(a)重量平均分子量100,000
以上のポリ(メタ)アクリル酸および/またはポリ(メ
タ)アクリル酸エステル70〜99重量%と、(b)重
量平均分子量1,000〜50,000のポリ(メタ)
アクリル酸および/またはポリ(メタ)アクリル酸エス
テル30〜1重量%との混合物が好ましい。前記(b)
成分の低分子量高分子化合物は、後述の紡糸工程におい
て潤滑剤として機能する。すなわち、この低分子量成分
が存在することにより、紡糸工程において、高分子量高
分子化合物は、紡糸液がノズルを出てから巻き取られる
までの間に受ける伸長率(以下、ドラフトと称す)を大
きくすることが可能となる。その結果、繊維軸方向に対
して高度に配向するため、得られた繊維において、単位
面積当たりのC−C結合量が増加し、繊維強度が向上す
る。したがって、前記(b)成分の低分子量成分の重量
平均分子量が50,000を超えるとそれ自体の分子鎖
が長くなってしまい、自らも分子鎖を絡ませて配向しよ
うとするため、紡糸性向上につながる潤滑剤としての機
能を示さなくなるおそれが生じる。一方、重量平均分子
量が1,000未満では逆に分子鎖が短いため、最低限
必要な分子鎖の絡みを維持することができず、単なる溶
媒様の効果しか示さなくなり、紡糸性向上に寄与しにく
い。この(b)成分の低分子量成分の好ましい重量平均
分子量は5,000〜20,000であり、特に7,0
00〜12,000の範囲が好ましい。
【0021】また、全高分子化合物中における前記
(b)成分の低分子量成分の含有量が、1重量%未満で
は潤滑剤としての機能を充分に発揮することができない
おそれがあり、一方30重量%を超えると繊維強度が低
下する原因となる。前記(a)成分と(b)成分の好ま
しい含有割合は、(a)成分が80〜95重量%で、
(b)成分が20〜5重量%である。
【0022】一方、(a)成分の高分子量高分子化合物
の重量平均分子量が100,000未満では強度が十分
に高い繊維が得られにくい。この(a)成分の重量平均
分子量の上限については特に制限はないが、一般的には
800,000程度である。なお、前記高分子化合物の
重量平均分子量は、ゲルパーミエーションクロマトグラ
フィー(GPC)法で測定することができる。
【0023】また、本発明のポリ(メタ)アクリル系繊
維は、一般にその繊維表面が、低分子量成分(b)であ
るポリ(メタ)アクリル酸および/またはポリ(メタ)
アクリル酸エステルを主体とするものであるため、繊維
表面の融点が低く、熱融着性を示す。これは、前述のよ
うに、高分子量高分子化合物(a)のポリ(メタ)アク
リル酸および/またはポリ(メタ)アクリル酸エステル
と低分子量成分(b)のポリ(メタ)アクリル酸および
/またはポリ(メタ)アクリル酸エステルとの混合物を
紡糸材料として使用することから、紡糸時にドラフトを
かけた際、ブリードアウト現象により、繊維表面に低分
子量成分が集まるためと思われる。このように、本発明
の繊維は熱融着性を有しているため、バインダーを用い
なくても熱圧着方式で、容易に不織布を作製することが
できる。
【0024】本発明の方法においては、まず、前述の
(a)成分である高分子量ポリ(メタ)アクリル酸およ
び/またはポリ(メタ)アクリル酸エステルと(b)成
分である低分子量ポリ(メタ)アクリル酸および/また
はポリ(メタ)アクリル酸エステルとを、前述の割合で
含む有機溶剤溶液(紡糸液)を調製する。この紡糸液の
調製に用いられる有機溶剤としては、これらの重合体を
溶解し得るものであればよく、特に制限はないが、例え
ばアセトン、メチルエチルケトン、メチル−n−プロピ
ルケトン、メチル−n−ブチルケトン、メチルイソブチ
ルケトン、メチル−n−アミルケトン、メチル−n−ヘ
キシルケトン、ジエチルケトン、エチル−n−ブチルケ
トン、ジ−n−プロピルケトン、ジイソブチルケトン等
のケトン類、酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸−n−プロ
ピル、酢酸イソブチル、酢酸アミル等のエステル類、更
にはベンゼン、トルエン、キシレン、クロロホルム、テ
トラヒドロフラン、テトラヒドロナフタレン等が好まし
く挙げられる。これらは1種を単独で用いてもよく、2
種以上を組み合わせて用いてもよい。
【0025】本発明においては、紡糸液の粘度は、温度
25℃において、0.55〜4.0Pa・sの範囲にあ
るのが好ましい。この粘度が0.55Pa・s未満では
粘度が低すぎて紡糸が困難となり、また紡糸できたとし
ても、繊維中の高分子量成分の分子鎖の絡み効果が十分
に発揮されず、繊維強度が低いものとなりやすい。一
方、粘度が4.0Pa・sを超えると粘度が高すぎて、
ノズルから吐出させることが困難となり、また、吐出で
きたとしても、溶媒量が少ないため、ノズルから吐出さ
せた際、早い段階で固化が生じ、ドラフトをかけること
ができず、その結果繊維中の配向が進まず、繊維強度が
低いものになりやすい。この紡糸液のより好ましい粘度
は、温度25℃において、0.8〜2.0Pa・sの範
囲である。
【0026】このような紡糸液を用い、従来公知の方法
により、高ドラフトがかかるように紡糸すれば、所望の
高強度ポリ(メタ)アクリル系繊維を得ることができ
る。以下にその紡糸方法の一例を示すが、本発明は以下
の記載によって限定されるものではない。
【0027】調製された紡糸液を例えば円形状の金型か
ら繊維形状で押し出し、4m下の巻き取り装置にて巻き
取り回収する。金型の構造は注射器形状のディスペンサ
ーに圧縮空気を送り込むことでニードル状の先端部か
ら、紡糸液を吐出する構造を有するものを好ましく挙げ
ることができる。その際のノズル断面積、巻取速度、紡
糸液濃度、吐出圧、繊維断面はドラフトに大きな影響を
及ぼし、ドラフト比は以下の式によって求めることがで
きる。 ドラフト比=(ノズル断面積×巻取速度×ポリマーの固
形分濃度)/(吐出圧×繊維断面積×106)
【0028】上式により求められるドラフト比は、10
0〜130の間が好ましく、この範囲において、繊維強
度を上げるに有効なドラフトをかけることができ、所望
する1.75cN/dtex以上の強度を持つ繊維を得
ることができる。逆に130を超えると、ドラフトがか
かりすぎ、繊維の形態を維持することができず、破断に
至ることが多い。一方、ドラフト比の数値が100未満
においては、ドラフトのかかりが不十分なため、繊維内
の分子配向を十分進めることができず、従って高強度化
は望めず、紡糸が不可能になるか、あるいは1.75c
N/dtex以下の繊維強度となってしまう。ドラフト
比は120〜125が最も好ましい。さらに、雰囲気の
条件としては特に制限はなく、通常室温での紡糸が可能
である。このようにして、前述の物性を有する本発明の
ポリ(メタ)アクリル系繊維を効率よく製造することが
できる。
【0029】本発明はまた、このポリ(メタ)アクリル
系繊維を加工して得られた織布や不織布をも提供する。
不織布の製造方法としては特に制限はなく、従来公知の
方法、例えば熱融着法、ニードルパンチ法、スパンレー
ス法、抄紙法などを用いることができるが、本発明のポ
リ(メタ)アクリル系繊維は、前述のように熱融着性を
有しているので、熱融着法を好ましく採用することがで
きる。
【0030】この熱融着法による不織布の作製において
は、従来公知の方法、例えばカード機によりポリ(メ
タ)アクリル系繊維をウエブとしたのち、熱風融着法や
熱ローラ融着法(エンボスローラ融着法も含む)など
で、熱融着することにより、不織布が得られる。利用で
きる具体的な用途としてはエアコン用フィルター、建築
用内装材、車用室内天井材等が挙げられるが、特にそれ
らに限定されるものではない。
【0031】
【実施例】次に、本発明を実施例により、さらに詳細に
説明するが、本発明は、これらの例によってなんら限定
されるものではない。なお、メタクリル酸メチル(以
下、MMAと称す)重合体の重量平均分子量およびPM
MA繊維の物性は、下記の方法に従って測定した。
【0032】(1)MMA重合体の重量平均分子量 MMA重合体1重量%濃度のジメチルホルムアミド溶液
について、ゲルパーミエーションクロマトグラフィー法
(GPC法)により、重量平均分子量を測定した。
【0033】(2)PMMA繊維の引張強度および伸度 万能引張試験機TENSILON「RTM−25」(オ
リエンティック(株)製)を用いて、セル重量:100
g、測定長:10mm、引張速度:10mm/分の条件
で単糸の引張試験を行い、引張強度および破断点伸度を
測定した。なお、測定値は、単繊維10本の平均値であ
る。
【0034】(3)PMMA繊維の繊維径 表面形状測定顕微鏡VF−7500(キーエンス(株)
製)にて観察を行い視野内にて測定可能な繊維20本を
無作為に選択し繊維径を測定し、その平均値を算出し繊
維径とした。
【0035】実施例1 (1)PMMAの製造 MMA(和光純薬、試薬特級)60.0gとメチルエチ
ルケトン(和光純薬、試薬特級)(以下、MEKと称す
る)30.0gの混合液に触媒として2,2−アゾビス
(イソブチロニトリル)(和光純薬、試薬特級)(以下
AIBNと称する)0.036gを溶解させた後、攪拌
しながら65℃の温浴中にて10時間反応させポリマー
を形成した。その後貧溶媒中に重合溶液を加え再沈殿さ
せ精製を行い、重量平均分子量500,000のPMM
Aを得た。
【0036】(2)MMAオリゴマーの製造 MMA5.0gとMEK50gの混合溶液にAIBN
0.30gを溶解させた後、攪拌しながら70℃の温浴
中にて3時間反応させ、重量平均分子量10,000の
MMAオリゴマーを得た。
【0037】(3)紡糸液の調製 MEKに、上記(1)で得たPMMAを4.0gおよび
(2)で得たMMAオリゴマーを重合体全量に対し1.
0重量%溶解し、25℃における粘度が1.0Pa・s
の紡糸液を調製した。 (4)PMMA繊維の作製
【0038】上記(3)で得た紡糸液を、ディスペンサ
ーシステム(ユニコントロールズ(株)製)を用い、ノ
ズル径0.5mmのディスポーザブルニードルから吐出
圧力0.22MPaで吐出し、4.0m下の巻き取り機
にて500m/分の速度で巻き取り、PMMA繊維を作
製した。このPMMA繊維は、繊維径11.2μm、引
張強度1.90cN/dTex、伸度4.9%であっ
た。
【0039】実施例2 実施例1(3)において、MMAオリゴマーの量を1.
0重量%から10重量%に、また吐出圧力を0.20M
Pa変更した以外は、実施例1と同様にしてPMMA繊
維を作製した。このPMMA繊維は、繊維径11.0μ
m、引張強度2.30cN/dTex、伸度5.2%で
あった。
【0040】実施例3 実施例1(3)において、MMAオリゴマーの量を1.
0重量%から30重量%に、また吐出圧力を0.21M
Pa変更した以外は、実施例1と同様にしてPMMA繊
維を作製した。このPMMA繊維は、繊維径11.6μ
m、引張強度1.80cN/dTex、伸度4.8%で
あった。
【0041】実施例4 (1)PMMAの製造 実施例1(1)と全く同様にして、重量平均分子量50
0,000のPMMAを得た。 (2)MMAオリゴマーの製造 MMA5.0gとMEK70gの混合溶液にAIBN
0.60gを溶解させた後、攪拌しながら70℃の温浴
中にて2時間反応させ、重量平均分子量1000のMM
Aオリゴマーを得た。
【0042】(3)紡糸液の調製 MEKに、上記(1)で得たPMMAを4.0gおよび
(2)で得たMMAオリゴマーを重合体全量に対し10
重量%溶解し、25℃における粘度が1.0Pa・sの
紡糸液を調製した。 (4)PMMA繊維の作製 実施例1(4)と同様にして、PMMA繊維を作製し
た。このPMMA繊維は、繊維径11.2μm、引張強
度1.98cN/dTex、伸度4.9%であった。
【0043】実施例5 (1)PMMAの製造 実施例1(1)と全く同様にして、重量平均分子量50
0,000のPMMAを得た。 (2)MMAオリゴマーの製造 MMA10gとMEK40gの混合溶液にAIBN
0.10gを溶解させた後、攪拌しながら70℃の温浴
中にて4時間反応させ、重量平均分子量50,000の
MMAオリゴマーを得た。
【0044】(3)紡糸液の調製 MEKに、上記(1)で得たPMMAを4.0gおよび
(2)で得たMMAオリゴマーを重合体全量に対し10
重量%溶解し、25℃における粘度が1.0Pa・sの
紡糸液を調製した。 (4)PMMA繊維の作製 実施例1(4)と同様にして、PMMA繊維を作製し
た。このPMMA繊維は、繊維径11.4μm、引張強
度1.89cN/dTex、伸度4.8%であった。
【0045】実施例6 (1)PMMAの製造 MMA30.0gとMEK45gの混合液に触媒として
AIBN 0.169gを溶解させた後、攪拌しながら
65℃の温浴中にて10時間反応させポリマーを形成し
た。その後貧溶媒中に重合溶液を加え再沈殿させ精製を
行い、重量平均分子量100,000のPMMAを得
た。 (2)MMAオリゴマーの製造 実施例1(2)と全く同様にして、重量平均分子量1
0,000のMMAオリゴマーを得た。
【0046】(3)紡糸液の調製 MEKに、上記(1)で得たPMMAを4.0gおよび
(2)で得たMMAオリゴマーを重合体全量に対し10
重量%溶解し、25℃における粘度が1.0Pa・sの
紡糸液を調製した。 (4)PMMA繊維の作製 吐出圧力を0.25MPaとする以外は、実施例1
(4)と同様にして、PMMA繊維を作製した。このP
MMA繊維は、繊維径11.0μm、引張強度2.06
cN/dTex、伸度5.0%であった。
【0047】実施例7 (1)PMMAの製造 MMA30.0gとMEK45gの混合液に触媒として
AIBN 0.075gを溶解させた後、攪拌しながら
65℃の温浴中にて10時間反応させポリマーを形成し
た。その後貧溶媒中に重合溶液を加え再沈殿させ精製を
行い、重量平均分子量300,000のPMMAを得
た。 (2)MMAオリゴマーの製造 実施例1(2)と全く同様にして、重量平均分子量1
0,000のMMAオリゴマーを得た。
【0048】(3)紡糸液の調製 MEKに、上記(1)で得たPMMAを4.0gおよび
(2)で得たMMAオリゴマーを重合体全量に対し10
重量%溶解し、25℃における粘度が1.0Pa・sの
紡糸液を調製した。 (4)PMMA繊維の作製 実施例1(4)と同様にして、PMMA繊維を作製し
た。このPMMA繊維は、繊維径11.3μm、引張強
度2.21cN/dTex、伸度5.1%であった。
【0049】実施例8 実施例1(3)において、MMAオリゴマーの量を1.
0重量%から10重量%に変更し、かつ温度25℃にお
ける粘度が0.55Pa・sの紡糸液を調製し、吐出圧
力を0.20MPaとした以外は、実施例1と同様にし
てPMMA繊維を作製した。このPMMA繊維は、繊維
径12.2μm、引張強度1.80cN/dTex、伸
度5.5%であった。
【0050】実施例9 実施例1(3)において、MMAオリゴマーの量を1.
0重量%から10重量%に変更し、かつ温度25℃にお
ける粘度が4.0Pa・sの紡糸液を調製し、吐出圧力
0.35MPaとした以外は、実施例1と同様にしてP
MMA繊維を作製した。このPMMA繊維は、繊維径1
2.4μm、引張強度1.86cN/dTex、伸度
4.5%であった。
【0051】比較例1 (1)PMMAの製造 実施例1(1)と同様にして、重量平均分子量500,
000のPMMAを得た。 (2)紡糸液の調製 MEKに上記(1)で得たPMMA4.0gを溶解し、
25℃における粘度が2.0Pa・sの紡糸液を調製し
た。 (3)PMMA繊維の作製 上記(2)で得た紡糸液をディスペンサーシステム(ユ
ニコントロールズ(株)製)を用い、径0.5mmのデ
ィスポーザブルニードルから吐出圧力0.5MPaで吐
出し、4m下の巻き取り機にて295m/分で巻き取ろ
うとしたが、糸の破断が多々見られ、PMMA繊維を得
ることができなかった。
【0052】比較例2 実施例1(3)において、MMAオリゴマーの量を1.
0重量%から0.5重量%に変更し、吐出圧力を0.2
8MPaとした以外は、実施例1と同様にしてPMMA
繊維を作製した。このPMMA繊維は、繊維径13.5
μm、引張強度1.54cN/dTex、伸度5.1%
であった。
【0053】比較例3 実施例1(3)において、MMAオリゴマーの量を1.
0重量%から40重量%に変更し、吐出圧力を0.20
MPaとした以外は、実施例1と同様にしてPMMA繊
維を作製した。このPMMA繊維は、繊維径14.7μ
m、引張強度1.66cN/dTex、伸度5.4%で
あった。
【0054】比較例4 (1)PMMAの製造 実施例1(1)と同様にして、重量平均分子量500,
000のPMMAを得た。 (2)MMAオリゴマーの製造 MMA5.0gとMEK90gの混合溶液にAIBN
0.90gを溶解させた後、攪拌しながら70℃の温浴
中にて2時間反応させ、重量平均分子量500のMMA
オリゴマーを得た。
【0055】(3)紡糸液の調製 MEKに、上記(1)で得たPMMAを4.0gおよび
(2)で得たMMAオリゴマーを重合体全量に対し10
重量%溶解し、25℃における粘度が1.0Pa・sの
紡糸液を調製した。 (4)PMMA繊維の作製 吐出圧力を0.20MPaとした以外は、実施例1
(4)と同様にして、PMMA繊維を作製しようとした
が、繊維が破断してPMMA繊維を得ることができなか
った。
【0056】比較例5 (1)PMMAの製造 実施例1(1)と同様にして、重量平均分子量500,
000のPMMAを得た。 (2)MMAオリゴマーの製造 MMA30gとMEK45gの混合溶液にAIBN
0.169gを溶解させた後、攪拌しながら65℃の温
浴中にて10時間反応させ、重量平均分子量100,0
00のMMAオリゴマーを得た。
【0057】(3)紡糸液の調製 MEKに、上記(1)で得たPMMAを4.0gおよび
(2)で得たMMAオリゴマーを重合体全量に対し10
重量%溶解し、25℃における粘度が1.0Pa・sの
紡糸液を調製した。 (4)PMMA繊維の作製 吐出圧力を0.25MPaとした以外は、実施例1
(4)と同様にして、PMMA繊維を作製した。このP
MMA繊維は、繊維径14.5μm、引張強度1.10
cN/dTex、伸度5.4%であった。
【0058】比較例6 (1)PMMAの製造 MMA10gとMEK40gの混合溶液にAIBN
0.10gを溶解させた後、攪拌しながら70℃の温浴
中にて4時間反応させ、重量平均分子量50,000の
PMMAを得た。 (2)MMAオリゴマーの製造 実施例1(2)と全く同様にして、重量平均分子量1
0,000のMMAオリゴマーを得た。
【0059】(3)紡糸液の調製 MEKに、上記(1)で得たPMMAを4.0gおよび
(2)で得たMMAオリゴマーを重合体全量に対し10
重量%溶解し、25℃における粘度が1.0Pa・sの
紡糸液を調製した。 (4)PMMA繊維の作製 吐出圧力を0.30MPa、巻き取り速度を400m/
minとした以外は、実施例1(4)と同様にして、P
MMA繊維を作製した。このPMMA繊維は、繊維径1
5.5μm、引張強度0.76cN/dTex、伸度
5.6%であった。
【0060】比較例7 (1)PMMAの製造 実施例1(1)と同様にして、重量平均分子量500,
000のPMMAを得た。 (2)MMAオリゴマーの製造 実施例1(2)と全く同様にして、重量平均分子量1
0,000のMMAオリゴマーを得た。
【0061】(3)紡糸液の調製 MEKに、上記(1)で得たPMMAを4.0gおよび
(2)で得たMMAオリゴマーを重合体全量に対し10
重量%溶解し、25℃における粘度が0.45Pa・s
の紡糸液を調製した。 (4)PMMA繊維の作製 吐出圧力0.20MPaとした以外は、実施例1(4)
と同様にして、PMMA繊維を作製しようとしたが、粘
度が不十分で繊維の形態を維持できず破断してしまっ
た。
【0062】比較例8 (1)PMMAの製造 実施例1(1)と同様にして、重量平均分子量500,
000のPMMAを得た。 (2)MMAオリゴマーの製造 実施例1(2)と全く同様にして、重量平均分子量1
0,000のMMAオリゴマーを得た。
【0063】(3)紡糸液の調製 MEKに、上記(1)で得たPMMAを4.0gおよび
(2)で得たMMAオリゴマーを重合体全量に対し10
重量%溶解し、25℃における粘度が5.0Pa・sの
紡糸液を調製した。 (4)PMMA繊維の作製 吐出圧力を0.45MPa、巻き取り速度を600m/
minとした以外は、実施例1(4)と同様にして、P
MMA繊維を作製した。このPMMA繊維は、繊維径1
4.1μm、引張強度0.92cN/dTex、伸度
5.6%であった。
【0064】以上、実施例1〜9および比較例1〜8に
おける紡糸液調製条件、紡糸条件および繊維物性を表1
にまとめて示す。
【0065】
【表1】
【0066】(注)オリゴマー添加量は、オリゴマーと
PMMAとの合計量に対する量である。
【0067】実施例10 実施例2で得られたPMMA繊維をカード機によりウエ
ブとしたのち、115℃の熱を与えながら、0.2MP
aの圧力で5分間プレスして融着させたところ、繊維形
態を維持したまま、繊維表面のみが溶け、融着し、不織
布を作製することができた。
【0068】比較例9 比較例2で得られたPMMA繊維について、実施例10
と同条件で不織布化を試みたが、繊維同士が融着せず、
不織布化は不可能であった。また、150℃まで昇温す
ると融着させることができたが、繊維自体が溶けてしま
い、得られた不織布は、物性が極めて劣るものであっ
た。
【0069】
【発明の効果】本発明によれば、従来光ファイバーの芯
材や医療用の中空糸などに用いられているPMMA繊維
よりも、繊維径がはるかに小さく、かつ高強度を有する
と共に、透明性及び耐候性に優れ、しかも不織布化に都
合のよい熱融着性を有するポリ(メタ)アクリル系繊維
を提供することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 仲山 典宏 岐阜県岐阜市藪田西2丁目1番1号 宇部 日東化成株式会社内 Fターム(参考) 4L035 AA04 BB02 DD20 EE08 EE20 FF05 HH01 MB06 4L047 AA17 AA27 AB07 AB10 BA08 CB01 CB10 CC03 CC14 4L048 AA16 AA43 AA44 AA46 AC18 DA01 DA24

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式(I) 【化1】 (式中、R1はHまたはCH3、R2はHまたは炭素数1
    〜4のアルキル基を示し、nは10以上である)で示さ
    れる1種または複数種のポリ(メタ)アクリル酸および
    /またはポリ(メタ)アクリル酸エステルによって構成
    され、単繊維の繊維径が5〜50μmであり、かつ引張
    強度が1.75cN/dTex以上であることを特徴と
    するポリ(メタ)アクリル系繊維。
  2. 【請求項2】 ポリ(メタ)アクリル酸エステルがポリ
    メタクリル酸メチルであることを特徴とする請求項1に
    記載のポリ(メタ)アクリル系繊維。
  3. 【請求項3】 ポリ(メタ)アクリル系繊維が、重量平
    均分子量100,000以上の高分子量ポリ(メタ)ア
    クリル酸および/またはポリ(メタ)アクリル酸エステ
    ル70〜99重量%と重量平均分子量1,000〜5
    0,000の低分子量ポリ(メタ)アクリル酸および/
    またはポリ(メタ)アクリル酸エステル30〜1重量%
    との混合物である請求項1または2に記載のポリ(メ
    タ)アクリル系繊維。
  4. 【請求項4】 繊維表面のポリ(メタ)アクリル酸およ
    び/またはポリ(メタ)アクリル酸エステルが、低分子
    量ポリ(メタ)アクリル酸および/またはポリ(メタ)
    アクリル酸エステルを主体とする請求項3に記載のポリ
    (メタ)アクリル系繊維。
  5. 【請求項5】 重量平均分子量100,000以上の高
    分子量ポリ(メタ)アクリル酸および/またはポリ(メ
    タ)アクリル酸エステル70〜99重量%と重量平均分
    子量1,000〜50,000の低分子量ポリ(メタ)
    アクリル酸および/またはポリ(メタ)アクリル酸エス
    テル30〜1重量%とを含む有機溶剤溶液(紡糸液)を
    用い、紡糸することを特徴とする、請求項3に記載のポ
    リ(メタ)アクリル系繊維の製造方法。
  6. 【請求項6】 紡糸液の温度25℃における粘度が、
    0.55〜4.0Pa・sである請求項5に記載の方
    法。
  7. 【請求項7】 紡糸行程時の繊維にかかる、下式によっ
    て示されるドラフト比が100以上であることを特徴と
    する請求項5または6に記載の方法。ドラフト比=(ノ
    ズル断面積×巻取速度×ポリマーの固形分濃度)/(吐
    出圧×繊維断面積×106
  8. 【請求項8】 請求項1〜4のいずれか1項に記載のポ
    リ(メタ)アクリル系繊維を加工してなる織布または不
    織布。
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