JP2003137477A - 用紙後処理装置および画像形成装置 - Google Patents

用紙後処理装置および画像形成装置

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JP2003137477A
JP2003137477A JP2001334390A JP2001334390A JP2003137477A JP 2003137477 A JP2003137477 A JP 2003137477A JP 2001334390 A JP2001334390 A JP 2001334390A JP 2001334390 A JP2001334390 A JP 2001334390A JP 2003137477 A JP2003137477 A JP 2003137477A
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Japan
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sheet
paper
roller
processing apparatus
post
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JP2001334390A
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English (en)
Inventor
Koji Kirino
浩次 桐野
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Omron Corp
Original Assignee
Omron Corp
Omron Tateisi Electronics Co
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Publication date
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  • Folding Of Thin Sheet-Like Materials, Special Discharging Devices, And Others (AREA)
  • Paper Feeding For Electrophotography (AREA)
  • Separation, Sorting, Adjustment, Or Bending Of Sheets To Be Conveyed (AREA)
  • Pile Receivers (AREA)
  • Conveyance By Endless Belt Conveyors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 用紙を整合して用紙束として排出する機構を
小型かつ安価にする。 【解決手段】整理台28の上方に位置された案内通路3
1からの用紙Sが、排出ローラ部11によってトレイ6
へ向けて搬送される。この搬送途中において、用紙Sの
後端が整理台28上に位置すると、排出ローラ部11が
逆転され、用紙Sが、整理台28上を突き当て部27に
当接するまで搬送されると共に、整理突起29に当接す
るまで、用紙の搬送方向と直角な方向にスライドさせら
れる。この位置でソレノイド26に電流が流れ、挟持部
21によって用紙Sの後端部が押圧、挟持される。以降
の用紙Sも同様にトレイ6へ向けて搬送されるが、この
とき前の用紙Sは挟持部21によって保持されて、整理
台28上にとどまっている。所定の枚数の用紙が整合さ
れた後、ステープラ19によって綴じ合わされた用紙束
が、排出ローラ部11によってトレイ6へ完全に排出さ
れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は用紙後処理装置およ
び画像形成装置に関し、特に、装置自体のサイズをより
小型化することができ、かつ、より安価にすることがで
きるようにした用紙後処理装置および画像形成装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】複写機、プリンタ、ファクシミリ等の画
像形成装置においては、画像が形成された用紙を排出す
る際、複数枚の用紙を一旦整合させた後、ステープルに
よる綴じ合わせ処理を行って、綴じ合わされた用紙束と
してトレイ上に排出する用紙後処理装置が付加されるこ
とが多い。このような用紙後処理装置を開示したものと
して、例えば特開平2−144370号公報や特開平1
−313261号公報がある。これらの公報記載のもの
では、トレイが分離し、かつトレイの用紙排出方向上流
部分が低くなっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記公
報記載のような用紙後処理装置においては、トレイが分
離していることに加えて、トレイの上流側と下流側とで
その高さが大きく相違するため、装置が大型化してしま
い、またコストが高くなる。また、用紙整合のトレイと
用紙搬送経路とが大きく分離しているために、一連の処
理途中により用紙が用紙搬送手段から離れてしますおそ
れがあり、このために別途補助ベルト等を必要として、
上述の問題がより顕著になる。
【0004】本発明はこのような状況に鑑みてなされた
ものであり、全体として小型かつ安価な用紙後処理装置
を提供できるようにするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の用紙後処理装置
は、案内通路より搬送されてきた用紙を搬送手段まで誘
導すると共に、用紙の案内通路への逆流を防ぐ誘導手段
と、用紙を用紙排出方向、および用紙排出方向と反対方
向のいずれにも搬送可能な搬送手段と、用紙束を整合
し、積載するトレイと、用紙束を挟持するための挟持手
段とを備え、挟持手段は、搬送手段が用紙排出方向に動
作するとき前記用紙束を挟持し、搬送手段が用紙排出方
向と反対方向に動作するときに前記用紙束の挟持を解除
することを特徴とする。
【0006】誘導手段は、例えば案内爪により、搬送手
段は、例えば排出ローラ部により、挟持手段は、例え
ば、搬送部、挟持部、揺動レバー、戻しバネ、引きバ
ネ、プランジャ、およびソレノイドにより、それぞれ構
成される。
【0007】本発明の用紙後処理装置においては、案内
通路より搬送されてきた用紙が搬送手段まで誘導される
と共に、用紙の案内通路への逆流が防がれ、用紙が用紙
排出方向、および用紙排出方向と反対方向のいずれかに
搬送され、用紙束が整合され、積載され、用紙束が挟持
される。また、挟持手段は、搬送手段が用紙排出方向に
動作するとき用紙束を挟持し、搬送手段が用紙排出方向
と反対方向に動作するときに用紙束の挟持を解除する。
【0008】このように構成することにより、装置を小
型化することができる。また、用紙の案内通路への逆流
を防ぐことが可能となる。
【0009】前記誘導手段には、前記挟持手段と一体的
に構成され、前記挟持手段が前記用紙束を挟持する場合
の位置である第1のポジションと、前記挟持手段の前記
用紙束の挟持が解除される場合の位置である第2のポジ
ションの、少なくとも2つの位置をとり、前記第2のポ
ジションにある場合、前記用紙の前記案内通路への逆流
を妨げるようにさせることができる。
【0010】このように構成することにより、用紙が用
紙排出方向と反対方向に搬送される際に、用紙の案内通
路への逆流を防ぐことができる。
【0011】前記用紙の後端部が一時的に配置される整
理台をさらに設けるようにすることができる。
【0012】前記搬送手段には、前記整理台に前記用紙
の後端部が搬送された場合、前記用紙排出方向と反対方
向に、前記用紙を搬送するとともに、前記用紙排出方向
に対してほぼ垂直な方向に、前記用紙をスライドさせる
ようにすることができる。
【0013】このように構成することにより、用紙の用
紙排出方向に対して垂直な方向の端部を整合することが
できる。
【0014】前記用紙の前記用紙排出方向に対してほぼ
垂直な方向の端部を突き当て、整合する整理突起をさら
に設けるようにすることができる。
【0015】このように構成することにより、用紙の用
紙排出方向に対して垂直な方向の端部を整合することが
できる。
【0016】前記用紙の後端部を突き当て、整合させる
ための突き当て部をさらに設けるようにすることができ
る。
【0017】このように構成することにより、用紙の用
紙排出方向の端部を整合することができる。
【0018】前記挟持手段の前記整理台と対面する位置
に、前記用紙の座屈防止用の矯正部材をさらに設けるよ
うにし、前記挟持手段には、前記整理台との間に前記用
紙を挟持するようにさせることができる。
【0019】このように構成することにより、薄い用紙
を整合する場合においても、用紙を座屈させないように
することができる。
【0020】前記矯正部材には弾性体であるようにさせ
ることができる。
【0021】このようにすることにより、薄い用紙を整
合する場合においても、用紙を座屈させないようにする
ことができる。
【0022】前記挟持手段には、前記用紙の複数のポイ
ントを、各ポイントに対応して分割された複数のパーツ
により挟持するようにさせることができる。
【0023】このように構成することにより、挟持手段
に経年変化等により歪みが生じても、用紙を挟持する能
力を保つことができる。
【0024】前記トレイに積載されている前記用紙束を
綴じ合わせるステープラをさらに設けるようにすること
ができる。
【0025】本発明の画像形成装置は、用紙後処理装置
を備えた画像形成装置であって、上述した用紙後処理装
置を備えることを特徴とする。
【0026】
【発明の実施の形態】図1は、本発明を画像形成装置
(実施形態ではプリンタ)Pに適用した場合の一例を示
す側面図であり、図1において、ストック部1は、印刷
用の用紙Sをストックし、ストック部1からの用紙S
が、転送ローラ2によって転写ドラム3に供給される。
転写ドラム3によって用紙Sに対して画像形成が行わ
れ、形成された画像は、定着ローラ4によって加熱定着
される。用紙Sは、定着ローラ4から用紙後処理機構5
を経て、トレイ6へ排出される。この用紙後処理機構5
とトレイ6とを含めて、用紙後処理装置Hが構成され
る。
【0027】なお、図1に示された例においては、用紙
後処理装置Hは、プリンタPと一体的に構成されている
が、用紙後処理装置HをプリンタPから取り外せるよう
な構成にすることも可能である。
【0028】また、図1に示された例においては、画像
形成装置としてプリンタPを例示したが、例えば、複写
機などのような、その他の画像形成装置とすることも、
勿論可能である。
【0029】用紙後処理装置Hの側面図一例が図2に示
される。なお、以下、参照する各図面において、図面間
で対応する部分については、区別の必要がない場合、同
じ符号を付してある。
【0030】図2において、11は用紙搬送手段として
の排出ローラ部であり、この排出ローラ部11は、プー
リ12、ベルト13、プーリ14を介して、駆動用モー
タ15によって回転駆動される。排出ローラ部11は、
図3Aに示すように、ほぼ水平方向に伸びたシャフト5
1、シャフト51の周りに筒状のネジ部52、ネジ部5
2に対応するネジが刻まれているネジ受け部53、トル
クリミッタインナ54、トルクリミッタアウタ55、カ
ラー57、およびカラー57に固定されたローラ56を
有する。ネジ受け部53は、整理台28の端の所定の位
置に固定されている。ローラ56は、例えばゴム、スポ
ンジ、軟質ゴム等の容易に弾性変形し得る材料によって
構成されて、その外周面は、周方向等間隔に多数の凸部
(凹部)が形成された歯車形状とされている。
【0031】駆動用モータ15の回転駆動は、プーリ1
2、ベルト13、プーリ14を介して、シャフト51に
伝達される。図4Aは、図3Aに示された排出ローラ部
11の断面を模式的に示した図である。
【0032】図4Aにおいて、ネジ部52、トルクリミ
ッタインナ54、カラー57は、円筒形の構造になって
おり、シャフト51の外周を囲むように構成されてい
る。ネジ部52、トルクリミッタインナ54、およびカ
ラー57は、直接的にシャフト51に固定されてはいな
い。カラー57には、ネジ部52側の端部にトルクリミ
ッタアウタ55が固定されている。また、カラー57に
は、所定の位置に、カラー57の外径と同じ径の内径を
有する円筒形のローラ56が、カラー57に一体的に固
定されている。そのため、カラー57が回転すると、ト
ルクリミッタアウタ55およびローラ56は、カラー5
7と一体となって回転する。
【0033】図4Aの左方には、シャフト51の図中左
端の部分が示されているが、シャフト51には、貫通穴
が形成されており、カラー57は、係止ピン61を介し
て、シャフト51に接続されている。そのため、シャフ
ト51が回転すると、その回転動作は、係止ピン61を
介して、カラー57に伝達される。図4Aの左端の部分
を、角度を90度、変えて見た図である図4Bに示され
るように、カラー57には、図中、横方向に長いスライ
ド用の穴62が設けられており、このため、カラー57
は、シャフト51に対して相対的に、左右にスライドす
ることができる。
【0034】図4Aにおいて、トルクリミッタアウタ5
5とトルクリミッタインナ54は、所定の摩擦力を有し
て、接続されており、トルクリミッタアウタ55の回転
動作は、一定のトルクを発生しながら、トルクリミッタ
インナ54に伝達される。
【0035】ネジ部52は、トルクリミッタインナ54
に固定されており、トルクリミッタインナ54と一体と
なって回転する。この回転運動の結果、ネジ部52と、
ネジ部52に対応するネジ受け部53との関係により、
ネジ部52は、整理台28に固定されているネジ受け部
53に対して、相対的に左右へ移動するようになってい
る。ネジ部52が、左右へ移動すると、ネジ部52と一
体的に固定されているトルクリミッタインナ54は勿論
のこと、トルクリミッタアウタ55、カラー57、およ
びローラ56も、ネジ部52と共に、左右へ移動する。
【0036】図4Aに示されるように、ネジ部52の両
端には、フランジ52aおよび52b(鍔状に張り出し
た部分)が形成されており、ネジ部52の左右への移動
可能範囲を制限している。すなわち、例えば、図4Aの
場合、ネジ部52のフランジ52bが、ネジ受け部53
の右端に接しているため、ネジ部52は、ネジ受け部5
3に対して相対的に、これ以上、左方向に移動できない
ようになっている。
【0037】図3Aに戻って、図中、シャフト51の手
前側が、下から上へ向かうように(矢印で示す方向に)、
シャフト51が回転した場合、上述したように、カラー
57、ローラ56、およびトルクリミッタアウタ55
は、シャフト51と同一方向に回転する。ネジ部52
は、回転しながら、ネジの刻み方向に基づいて、図中、
左方向へ移動しようとする。ところが、図中、ネジ部5
2の右側(52b側)のフランジが、ネジ受け部53と接
触しており、ネジ部52は、これ以上、左方向へ移動す
ることができない。そのため、ネジ部52およびトルク
リミッタインナ54は回転することができない。その結
果、トルクリミッタアウタ55とトルクリミッタインナ
54の間で、すべりが発生し、カラー57、ローラ5
6、およびトルクリミッタアウタ55のみが、その場で
回転する。
【0038】図3Aにおいて、矢印で図示した方向と
は、反対方向にシャフト51が回転した場合を、図3B
に示す。図3Bにおいては、シャフト51は、矢印で示
す方向へ(手前側が、上から下へ向かうように )回転し
ている。カラー57、ローラ56、およびトルクリミッ
タアウタ55は、シャフト51と同一方向に回転する。
ネジ部52は、矢印方向に回転する場合、図3Aに示さ
れた場合と反対方向、すなわち、図中、右方向へ移動し
ようとする。この場合、ネジ受け部53は、ネジ部52
の図中左側(52a側)のフランジに接していないので、
ネジ部52は、図中、右方向に移動しながら、シャフト
51と同一方向へ回転運動する。その結果、カラー5
7、ローラ56、トルクリミッタアウタ55、トルクリ
ミッタインナ54、および、ネジ部52は、一体となっ
て回転すると共に、図中右方向へ移動する。
【0039】しかしながら、図3Bにおいて、矢印方向
に回転を続けると、図3Cに示すように、ネジ部52
は、ネジ部52の左側(52a側)のフランジが、ネジ受
け部53と接する位置まで移動する。その結果、ネジ部
52の回転が妨げられ、トルクリミッタアウタ55とト
ルクリミッタインナ54の間に、すべりが発生し、カラ
ー57、ローラ56、および、トルクリミッタアウタ5
5は、その場で回転する。
【0040】図3Cの状態から、回転方向を再度、逆転
させると(矢印で示されている方向と逆の方向へ回転さ
せると)、ネジ部52は、図中左方向へ移動し、結果的
に図3Aに示された状態に戻る。
【0041】排出ローラ部11の構造は、上述したよう
になっている。なお、実際の用紙後処理装置Hにおいて
は、図25乃至図35に示すように、図3、および図4
において示した、排出ローラ部11が、同一シャフト5
1上に2つ設けられている。
【0042】再び図2において、排出ローラ部11に対
して、右方が用紙排出方向であり、左方が用紙排出方向
とは反対方向となる(以下この「反対方向」を「所定反
対方向」と称することもある)。排出ローラ部11から
所定反対方向に向けて、ほぼ水平に伸びる整理台28が
配置されている。整理台28の構造を図5に示す。図5
Aは、図2に側面図が示された用紙後処理装置Hを上方
から見た場合に、整理台28を抜き出して示した図、図
5Bは、図2に示された整理台28を抜き出して示した
図である。ただし、図5Aにおいて、トレイ6は部分的
に示されている。図5Aに示すように、整理台28に
は、整理突起29が形成されており、整理突起29にお
いて、用紙の、用紙排出方向(所定反対方向)に対して
垂直な方向(以下、所定左右方向と称する)の端をそろえ
るようになされている。
【0043】図5Bに示されるように、整理台28の用
紙排出方向端は、下方へほぼ直角に短く伸びる段差部3
0を介して、トレイ6へ連なっている。トレイ6は、図
14乃至図24に示すように、用紙排出方向上流側から
下流側に向けて徐々に高くなるようにされているが、そ
の傾斜度合いは小さいものとされている。また、整理台
28の所定反対方向端部には、上方に短く伸びる突き当
て部27が形成されており、突き当て部27により、用
紙の、所定反対方向の端を揃えるようになされている。
【0044】なお、トレイ6と整理台28、突き当て部
27、および整理突起29は、図5に示されるように1
つの部品として構成することも可能であるが、それぞれ
を、別の部品として、それを組み合わせた構成にするこ
とも、勿論可能である。また、本実施の形態において
は、整理台28は、水平であるが、整理台28が水平で
あると限定するものではない。
【0045】なお、以下の説明において、図5Aに示す
ように、図5Aの突き当て部27側から、トレイ6側に
向かってみた場合、整理突起29が設置されている方
向、即ち、右側へ向かう方向を、所定右方向と称し、そ
の反対の方向を、所定左方向と称する。
【0046】再び図2において、整理台28の上方で、
排出ローラ部11の搬送方向に向かって手前側には、用
紙Sを排出ローラ部11へ向けて案内する上ガイド板1
7と下ガイド板18が配設されている。この上ガイド板
17と下ガイド板18は、排出ローラ部11付近では、
排出ローラ部11に近づくにつれて徐々に低くなるよう
に設定されている。上ガイド板17と下ガイド板18と
の間が、用紙Sが通る案内通路31とされている。
【0047】なお、上ガイド板17は、整理台28に対
する所定高さ位置からは、整理台28とほぼ平行に用紙
排出方向に伸びて、排出ローラ部11よりも用紙排出方
向に延長され、先端は、上方向に直角に折り曲げられて
いる。(勿論、用紙排出方向に延長しないように、ま
た、先端を折り曲げないように構成することもでき
る)。また、下ガイド板18は、搬送部20の上方の所
定高さ位置まで、短く伸びている。
【0048】上ガイド板17と下ガイド板18の、整理
台28へ到達する直前位置に、用紙Sを検出するセンサ
16が設置されている。センサ16は、案内通路31に
突き出された柄16aを有しており、柄16aは、セン
サ16本体との接続部分を支点にして、用紙排出方向
(所定反対方向)に回転可能な構成とされる。用紙Sが案
内通路31を搬送されて来ると、用紙Sは、柄16aを
押し上げて、用紙排出方向へ搬送されてゆく。センサ1
6は、柄16aが押し上げられた状態か否かを判定する
ことにより、用紙Sが、案内通路31を通過しているの
か否かを検出している。
【0049】整理台28の所定反対方向端部には、搬送
部20、挟持部21、揺動レバー22、戻しバネ23、
引きバネ24、プランジャ25、およびソレノイド26
よりなる挟持手段が配設されている。挟持手段の構成に
ついて、図6および図7を参照して説明する。
【0050】図6において、搬送部20、挟持部21、
および揺動レバー22により、案内爪81が構成され
る。揺動レバー22は、支点22Cを中心に、揺動する
ことができるようになっており、その所定反対方向側の
端部において戻しバネ23を引っ掛けるために切り取ら
れた戻しフック部22aは、戻しバネ23により引っ張
り付勢されている。また、揺動レバー22の用紙排出方
向端部側において、引きバネ24を引っ掛けるために切
り取られた引きフック部22bは、引きバネ24を介し
てプランジャ25に連結されている。
【0051】揺動レバー22の用紙排出方向端部には、
用紙挟持用の搬送部20が固定されている。搬送部20
は、下ガイド板18の用紙排出方向端部側とほぼ平行に
なる斜辺を有し、上ガイド板17と下ガイド板18の間
の案内通路31を搬送されてきた用紙Sを用紙排出方向
に搬送させる。また、搬送部20の整理台28と向かい
合う面には、用紙Sを挟持するための挟持部21が配置
されている。
【0052】挟持部21は、用紙との間に大きな摩擦力
を発生させる材質の材料(例えば、ゴム)により構成され
ることが可能である。また、挟持部21と搬送部20を
1つの部品として構成することも可能であるが、この場
合、用紙との間に大きな摩擦力を発生させるために、挟
持部21の整理台28と向かい合う面に、溝を設けた
り、凹凸を設けることも可能である。
【0053】また、図6においては、挟持部21は、揺
動レバー22の右端よりさらに右に設置されているが、
挟持部21の設置位置を、支点22Cよりにすることも
可能である。
【0054】ソレノイド26に電流が流れていないと
き、図6に示されるように、戻しバネ23と引きバネ2
4の弾性力が拮抗して、揺動レバー22は、整理台28
とほぼ平行な状態を保ち、挟持部21は整理台28の上
方に大きく離間した保持解除位置とされる。筒状のコイ
ルであるソレノイド26に電流が流れると、プランジャ
25は、ソレノイド26に引き込まれ、引きバネ24を
介して、引きフック22bが図中下方へ移動し、揺動レ
バー22は、支点22Cを中心に、図中、時計回りに回
転し、図7に示した状態になる。
【0055】図7に示した状態は、挟持部21が整理台
28に当接して用紙を挟持可能な保持位置とされる。ソ
レノイド26に流れている電流が遮断されると、ソレノ
イド26は、プランジャ25を引き込む力を失い、戻し
バネ23の作用により、揺動レバー22は、支点22C
を中心に反時計回りに回転し、図6に示された状態に戻
る。
【0056】図6および図7に示されるように、ソレノ
イド26に電流を流すか否かにより、搬送部20および
挟持部21の位置が変化させられる。その結果、ソレノ
イド26に電流が流れている場合、搬送部20および挟
持部21は、整理台28に接近するが、ソレノイド26
に電流が流れていない場合、搬送部20および挟持部2
1は、整理台28より上方に離間した位置にある。
【0057】このようにすることにより、案内通路31
から用紙が搬送されてきた場合、ソレノイド26に電流
が流れ、搬送部20が整理台28に接近するため、用紙
は、よりスムーズに整理台28に誘導される。また、用
紙が、所定反対方向に搬送される場合、ソレノイド26
に電流が流れず、搬送部20は整理台28からより離間
した位置にあるため、用紙の案内通路31への逆流を防
ぐことができる。
【0058】ところで、図8に示すように、挟持部21
と整理台28の隙間をLとすると、用紙Sが厚い場合で
も、より多い枚数の用紙Sを、隙間Lに挟むことができ
るようにするため、隙間Lは充分な幅に設定されてい
る。しかしながら、隙間Lの幅が広いと、整理台28上
に搬送されてきた用紙Sが薄いものであった場合、図8
に示すように、用紙Sが座屈してしまう場合がある。
【0059】すなわち、図中左上方より搬送されてきた
用紙Sは、整理台28の用紙排出方向側にあるローラ5
6(不図示)の回転により、所定反対方向側の突き当て部
27に搬送されるとき、挟持部21と整理台28の隙間
Lの幅が広い場合、図8に示されるように、折曲がって
しまうことがある。
【0060】そこで、図9に示すように、挟持部21の
所定反対方向側の直近に、用紙Sを整理台28に押し付
けるのに適当な弾力性を持たせた矯正部材101を設置
することにより、用紙Sを整理台28に押し付ける力が
生じるため、用紙Sが薄い場合でも、用紙Sを座屈させ
ないようにすることができる。ただし、矯正部材101
が、整理台28を押し付ける力は、ローラ56により、
用紙Sを突き当て部27まで、所定反対方向に搬送する
ことができる程度のものとする。
【0061】次に、図10は、搬送部20を分解して示
した斜視図である。図10において、矢印Yは用紙排出
方向を示している。揺動レバー22、戻しバネ23、引
きバネ24、プランジャ25、およびソレノイド26
は、図2、図6、および図7中の対応する番号が振られ
た部品と同一のものである。搬送部20は、搬送部20
Lと搬送部20Rに分解でき、それぞれに、挟持部21
Lと挟持部21Rが取り付けられている。搬送部20L
には、揺動レバー22の支点22Cから伸びる回転軸1
21が固定されている。
【0062】搬送部20Lと搬送部20Rの接続部分を
拡大して図11に示す。図11において、搬送部20L
には、差込口122が設けられ、搬送部20Rの回転軸
125が差し込まれるようになっている。回転軸125
は、回転軸121と同一直線上に配置される。搬送部2
0Lと搬送部20Rの間には、スプリング124が挟み
込まれている。スプリング124は、環状になってお
り、その両端124aおよび124bは、回転軸121
および回転軸125と平行になるように折れ曲げられて
いる。
【0063】回転軸125は、スプリング124の環の
中を通り、差込口122に差し込まれる。スプリング1
24の両端124aおよび124bは、それぞれ、差込
口142および差込口141に差し込まれている。ま
た、搬送部20Lの凹部123には、対応する搬送部2
0Rの凸部126が差し込まれる。
【0064】図10において、搬送部20Lの、搬送部
20Rと接する面の図を図12Aに示す。図12Aにお
いて、凹部123は、図中右側の辺nが、左側の辺mよ
り長い形状とされる。次に、図12Aの搬送部20Lと
接する搬送部20R側の面を図12Bに示す。図12B
に示すように、凸部126の左右両端の辺は、凹部12
3の左側の辺mと同じ長さになされている。
【0065】このように、凹部123の右側の辺nを、
凸部126の右側の辺mより長い形状にすることによ
り、図13Aおよび図13Bに示すように、搬送部20
Lと搬送部20Rの間に、所定の角度差を設けることが
できる。
【0066】図13A、図13B、および図13Cは、
図12Aおよび図12Bで示した、搬送部20L(点線
で図示)と搬送部20R(実線で図示)を回転軸121
(125)方向から見た場合の図である。図13Aは、
ソレノイド26に電流が流れず、従って、プランジャ2
5がソレノイド26に引き込まれないため、挟持部21
Lおよび挟持部21Rが、整理台28から遊離している
場合(保持解除位置)の図である。図13Aにおいて
は、スプリング124の弾性力の影響で、搬送部20L
と搬送部20Rとの間には、回転軸125を中心とし
て、角度差θが保たれている。
【0067】ここで、ソレノイド26に電流が流れる
と、プランジャ25がソレノイド26に引き込まれ、搬
送部20Rおよび搬送部20Lは、角度差θを保ったま
ま、回転軸125を中心として、図中、反時計回りに回
転する。すると、まず、挟持部21Rが、整理台28と
接触する(ただし、勿論、整理台28の上に、用紙Sが
あった場合、挟持部21Rと整理台28は直に接触はせ
ず、間に用紙Sを挟み込むことになる)。図13Bは、
挟持部21Rが整理台28に接触している場合の図であ
る。図13Bにおいては、搬送部20Lは、搬送部20
Rとの間に角度差θを保ったまま、整理台28から遊離
している。
【0068】しかしながら、ソレノイド26が、プラン
ジャ25を引き込む力は、スプリング124が、搬送部
20Lと搬送部20Rの角度差θを保とうとする力より
充分大きいため、搬送部20Lは、さらに、挟持部21
Lが整理台28と接触するまで、回転させられる。その
結果、図13Cに示されるように、搬送部20Lと搬送
部20Rの間の角度差は無くなり、挟持部21Lと挟持
部21Rの両方が、整理台28と接触する(勿論、整理
台28の上に、用紙Sがあった場合、挟持部21Lおよ
び挟持部21Rと、整理台28は直に接触はせず、間に
用紙Sを挟み込むことになる。用紙を挟持可能な保持位
置)。
【0069】このような仕組みにより、挟持部21Lお
よび挟持部21Rと、整理台28の間に用紙Sを挟持す
ることが可能となる。
【0070】もし、搬送部が、搬送部20Lと搬送部2
0Rの2つのパーツに分割されず、1つのパーツとして
構成されていた場合、用紙後処理装置Hを長年にわたっ
て使用しているうちに、搬送部に経年変化による歪みが
生じ、搬送部の左右に取り付けられた挟持部のそれぞれ
が用紙Sを挟持する力に、差が生じてしまうことがあ
る。
【0071】さらには、歪みが大きい場合、ソレノイド
26に電流が流れたとき、搬送部の左右に取り付けられ
た挟持部のうち、片方の挟持部しか、用紙Sを挟持しな
い(片方の挟持部は、用紙Sから遊離している)ようにな
ってしまう可能性もあり、その結果、用紙Sを挟持する
充分な力が得られなかったり、用紙Sに皺をつけてしま
ったり、または、用紙Sを破いたりしてしまう危険性も
ある。
【0072】それに対し、搬送部を、搬送部20Lと搬
送部20Rの2つのパーツに分けて、挟持部21Lと挟
持部21Rを、上述した方法で、整理台28(用紙)に押
し付けるようにすることにより、たとえ、搬送部20L
と搬送部20Rに経年変化による歪みが生じても、挟持
部21Lと挟持部21Rのそれぞれが用紙Sを挟持する
力の間に大きな差が生じにくく、用紙Sを挟持しきれな
かったり、用紙Sに皺をつけたり、用紙Sを破いたりす
る不具合を無くすことができる。
【0073】再び図2において、整理台28の所定反対
方向端部付近には、用紙の端部を綴じ合わせるステープ
ラ19が装備されている。
【0074】ところで、複数の用紙を整合するために
は、複数の用紙を用紙排出方向(所定反対方向)にそろえ
る必要があるとともに、用紙を所定左右方向にそろえる
必要がある。次に、図14乃至図24を参照しつつ、用
紙の用紙排出方向の整合、用紙束の排出について説明
し、さらに、図25乃至図35を参照しつつ、用紙の所
定左右方向の整合、用紙束の排出について説明する。
【0075】なお、図14乃至図24は、用紙後処理装
置Hを図1に示された用紙後処理装置Hと同一方向から
見た場合の図であり、図25乃至図35は、用紙後処理
装置Hを、上方から見た場合の図である。また、図14
乃至図35においては、用紙の整合、および用紙束の排
出の説明に必要な最低限の部分のみ図示し、それ以外の
図示は省略している。
【0076】図14乃至図24を参照して、用紙の前後
方向の整合、用紙束の排出について説明する。
【0077】用紙S1が、案内通路31内を搬送され、
排出ローラ部11へと移動されるが、図14の状態で
は、用紙S1の先端が、いまだ整理台28まで到達して
いないときである。このとき排出ローラ部11のローラ
56は、用紙排出に備えて図中反時計方向に回転駆動さ
れ始める(用紙排出方向の回転)と共に、挟持手段は、
用紙を挟持可能な保持位置に位置される。
【0078】用紙S1が排出ローラ部11に取り込まれ
た直後、図15の状態では、用紙S1が、センサ16の
柄16aを押し上げ、センサ16は、用紙Sが案内通路
31を搬送されてきたことを検出する。このときも、挟
持手段は、用紙を挟持可能な保持位置のままとされる。
なお、用紙S1の後端位置を符号αで示す。
【0079】用紙S1の搬送が進行されて、その後端α
が整理台28上に位置したときが、図16に示される。
このとき、センサ16は、用紙S1の後端αが、案内通
路31を通過したことを検出する。図16の状態から
は、挟持手段の動作が解除され(保持解除位置)、ローラ
56は逆転されて(所定反対方向の回転)、用紙S1は、
整理台28上を所定反対方向へと搬送され始める。
【0080】用紙S1の所定反対方向への搬送により、
やがて用紙S1の後端が突き当て部27に当接して(図
17)、これ以上の所定反対方向への搬送が規制され
る。図17の状態になると、挟持手段が作動されて、そ
の挟持部21によって用紙S1の後端部が整理台28に
押圧、挟持される(図18)。
【0081】図18の状態から、次の用紙S2の搬送の
準備のため、ローラ56の回転方向が、用紙排出方向の
回転へと切換えられる(図19)。次の用紙S2が、排
出ローラ部11に取り込まれてトレイ6上(前の用紙S
1上)へと搬送されていくが、このとき、前の用紙S1
は、挟持手段によって挟持されているため整理台28上
に静止されたままとなる(図20)。なお、用紙S2の
後端位置が、符号βで示される。
【0082】用紙S2の搬送がすすんで。用紙S2の後
端が整理台28上に位置されると、ローラ56の逆転が
開始されると共に、この逆転に対応して、挟持手段の作
動が解除されて、挟持部21による用紙S1の保持が解
除される(図21)。ローラ56の逆転により、用紙S
2が所定反対方向へと搬送され、やがて用紙S2は突き
当て部27に突き当たる(図22)。
【0083】同様のことが、以後の用紙に対しても行わ
れる。整理台28上に所定枚数の用紙が整合されると、
ローラ56の回転が停止されると共に、挟持手段が作動
された後、ステープラ19が作動されて互いに綴じ合わ
された用紙束が作成される(図23)。この後、挟持手段
の作動が解除され、ローラ56が用紙排出方向に回転さ
れ始めて、用紙束が用紙排出方向に搬送され、最終的に
排出ローラ部11から排出されてトレイ6上に移載され
る(図24)。
【0084】次に、図25乃至図35を参照しつつ、用
紙の所定左右方向の整合、および用紙束の排出について
説明する。なお、図25乃至図35に示した各処理は、
図14乃至図24に示した各処理に、それぞれ対応して
いる。また、図25乃至図35においては、図中、左方
から右方へ向かって、用紙が排出される(用紙排出方
向)。
【0085】また、図25乃至図35の各図において、
挟持手段が作動状態の場合、搬送部20の下に「ON」
を、挟持手段の作動が解除されている場合、搬送部20
の下に「OFF」を、それぞれ示している。また、図2
5乃至図35において、排出ローラ部11(ローラ56
−1およびローラ56−2)の回転方向を排出ローラ部
11の下部に示す。
【0086】図25において、用紙S1の先端が整理台
28まで到達していないとき、ローラ56−1およびロ
ーラ56−2(以下、区別の必要が無い場合、ローラ5
6−1およびローラ56−2をまとめてローラ56と称
する)は、用紙排出に備えて用紙排出方向に回転駆動さ
れ始める。
【0087】ローラ56は、図3A乃至図3Cを参照し
て上述した機構により、図25乃至図35においては、
所定左右方向に可動範囲を有するが、図25の状態にお
いては、可動範囲の所定左方向端部において、その場で
回転する。また、挟持手段は、作動状態とされる。
【0088】用紙S1が、ローラ56に取り込まれる直
前、用紙S1の先端がセンサ16により検知される。そ
の後、用紙S1はローラ56に取り込まれるが、その後
端は、いまだ案内通路31にあり、整理台28には到達
していない。図26においても、図25と同様、ローラ
56は、可動範囲の所定左方向端部において、その場で
回転し続け、挟持手段は、作動状態を維持する。
【0089】用紙S1の搬送が進行されて、その後端が
整理台28上に位置したときが、図27に示される。こ
のとき、センサ16は、用紙S1の後端が、案内通路3
1を通過したことを検出する。
【0090】図27の状態からは、挟持手段の作動が解
除されると共に、ローラ56は逆転(所定反対方向の回
転)されて、ローラ56は、所定右方向へと移動を開始
し、用紙S1を所定右方向へ、整理突起29に当接する
までスライドさせる。用紙S1は、整理台28上を所定
反対方向(図中、左方)へと搬送され始める。結果的に、
用紙S1は、整理突起29に当接するまで、左下方へ、
斜めにスライドさせられる。
【0091】なお、ローラ56の所定左右方向の可動範
囲は、用紙を整理突起29に当接させるのに充分なだけ
設けられている。そこで、用紙S1が整理突起29に当
接したとき、ローラ56に、まだ所定右方向に可動範囲
が残っていた場合、ローラ56は、さらに右方向へ移動
するが、用紙S1は、整理突起29に当接されたままの
位置で保持される。
【0092】また、ローラ56が、可動範囲の所定右方
向端部にまで移動した時点で、まだシャフト51の回転
が続いていた場合、ローラ56は、その場で回転を続け
る。
【0093】やがて用紙S1の後端が突き当て部27に
当接して(かつ、用紙S1の右端が整理突起29に当接
して) (図28)、これ以上の所定反対方向への搬送が
規制される。図28の状態になると、挟持手段が作動さ
れて、その挟持部21によって用紙S1の後端部が整理
台28に押圧、挟持される(図29)。
【0094】図29の状態から、次の用紙S2の搬送の
準備のため、ローラ56の回転方向が、用紙排出方向の
回転へと切換えられる(図30)。この回転により、ロ
ーラ56は、所定左方向へ移動させられるが、用紙S1
は、挟持手段により挟持されているので、整理突起29
に当接されたままの状態を維持する。
【0095】図31において、次の用紙S2が、排出ロ
ーラ部11に取り込まれてトレイ6上(前の用紙S1
上)へと搬送されていくが、前の用紙S1は、挟持手段
によって挟持されているため整理台28上に静止された
ままとなる。
【0096】用紙S2の搬送がすすんで、用紙S2の後
端が整理台28上に位置されると、ローラ56の逆転が
開始されると共に、この逆転に対応して、挟持手段の作
動が解除されて、挟持部21による用紙S1の保持が解
除される(図32)。
【0097】このとき、ローラ56は、所定右方向へ移
動するため、用紙S2は整理突起29に当接するまで所
定右方向へスライドさせられ、結果的に、用紙S2の右
端は、整理突起29において、前の用紙S1の右端と揃
えられる。ローラ56の逆転により、用紙S2が所定反
対方向へと搬送され、やがて用紙S2は突き当て部27
に突き当たる(図33)。
【0098】同様のことが、以後の用紙に対しても行わ
れる。整理台28上に所定枚数の用紙が整合されると、
ローラ56の回転が停止されると共に、挟持手段が作動
された後、ステープラ19が作動されて互いに綴じ合わ
された用紙束が作成される(図34)。この後、挟持手段
の作動が解除され、ローラ56が用紙排出方向に回転さ
れ始めて、用紙束が用紙排出方向に搬送され、最終的に
排出ローラ部11から排出されてトレイ6上に移載され
る(図35)。
【0099】以上のようにして、用紙の横方向の整合が
行われる。なお、図25乃至図35において、説明を判
りやすくするために、用紙S1上には、「1」と、用紙
S2上には「2」と記したが、実際に画像が形成される
のは、「1」または「2」と記した側の裏側の面であ
る。
【0100】次に、用紙後処理装置Hの別の例につい
て、図36および図37を参照して説明する。図36に
示された用紙後処理装置Hは、先に説明した用紙後処理
装置Hとは異なり、例えば、プリンタなどから搬送され
てきた用紙を、所定の位置にオフセット(整理)させる機
構を備えている。なお、用紙をオフセットさせる用紙後
処理装置Hに関する以下の説明、および図においては、
案内通路、挟持手段、およびステープラは示されていな
いが、案内通路、挟持手段、およびステープラが、設け
られることを否定するものではない。
【0101】図36は、用紙後処理装置Hを上方から見
た場合の図である。図36に示された用紙後処理装置H
において、駆動用モータ161の回転駆動力は、プーリ
162、ベルト163、プーリ164を介して、排出ロ
ーラ部165に伝達される。排出ローラ部165は、シ
ャフト166、ネジ部167−1、ネジ部167−2、
ストッパ部168−1、ストッパ部168−2、ストッ
パ部169−1、ストッパ部169−2、雌ネジ部17
0−1、雌ネジ部170−2、ローラ171−1、およ
びローラ171−2により構成される。
【0102】ネジ部167−1およびネジ部167−2
の形状は、スパイラル状のネジ形状、または、多条ネジ
の形状とすることが望ましい。
【0103】ネジ部167−1とネジ部167−2は、
同一の形状をしており、その機能も同一である。また、
ストッパ部168−1とストッパ部168−2、ストッ
パ部169−1とストッパ部169−2、雌ネジ部17
0−1と雌ネジ部170−2、および、ローラ171−
1とローラ171−2も、それぞれ、同一の形状をして
おり、同一の機能を有している。
【0104】そこで、以下の説明において、ネジ部16
7−1およびネジ部167−2のそれぞれを区別する必
要がない場合、まとめてネジ部167と、ストッパ部1
68−1およびストッパ部168−2のそれぞれを区別
する必要がない場合、まとめてストッパ部168と、ス
トッパ部169−1およびストッパ部169−2のそれ
ぞれを区別する必要がない場合、まとめてストッパ部1
69と、雌ネジ部170−1および雌ネジ部170−2
のそれぞれを区別する必要がない場合、まとめて雌ネジ
部170と、ローラ171−1およびローラ171−2
のそれぞれを区別する必要がない場合、まとめてローラ
171と、それぞれ称する。
【0105】ネジ部167は、シャフト166に刻まれ
ているか、または、シャフト166に一体的に固定され
ており、シャフト166の回転と共に回転する。また、
雌ネジ部170はローラ171に固定されており、雌ネ
ジ部170とローラ171は、一体的に回転および移動
する。
【0106】用紙は、図中、左側から搬入され、右側へ
向かって排出される。排出ローラ部165に対して、図
36右方が用紙排出方向であり、左方が用紙排出方向と
は反対方向となる(所定反対方向)。用紙を導入するた
めのガイド部172より搬入された用紙は、センサ17
3により検知され、トレイ174上にて、オフセットさ
れる。図中、トレイ174の下方には、整理突起175
が設けられている。整理突起175は、用紙排出方向に
対して垂直な方向(以下、所定左右方向とも称する)の、
用紙の整合に用いられる。
【0107】なお、以下の説明においては、図36にお
いて、ガイド部172側からトレイ6方向を見た場合
(用紙排出方向を見た場合)に、右方向を所定右方向と称
し、左方向を所定左方向と称する。
【0108】図37は、図36に示された用紙後処理装
置Hの側面図である。図37において、左方より搬送さ
れてきた用紙は、一対のセンサ201およびセンサ20
2の間を通過し、トレイ174上に搬送される。センサ
201およびセンサ202は、用紙が間を通過すると
き、用紙を検出する。
【0109】すなわち、センサ201とセンサ202の
間に用紙が存在しない場合、センサ201(またはセン
サ202)から発せられた光は、センサ202(または
センサ201)により検出される。それに対して、セン
サ201とセンサ202の間に用紙が存在する場合、セ
ンサ201(またはセンサ202)から発せられた光
は、用紙により遮られ、センサ202(またはセンサ2
01)により検出されなくなる。センサ201(センサ
202)は、このように、センサ202(センサ201)
から発せられた光を検出したか否かに基づいて、用紙の
存在の有無を検知する。
【0110】なお、用紙の有無を検知するために、セン
サ201およびセンサ202を用いる代わりに、例え
ば、図2のセンサ16を用いることも可能である。ま
た、用紙を検出可能なら、上述以外の適宜のセンサを用
いても良い。
【0111】排出ローラ部165のローラ171から、
用紙排出方向に向かって、ほぼ水平に伸びるトレイ17
4の所定反対方向端には、上方に短く伸びる突き当て部
203が形成されている。突き当て部203は、用紙排
出方向(所定反対方向)の、用紙の整合に用いられる。
【0112】なお、以下の説明において、図37におけ
る、ローラ171およびシャフト166の反時計回りの
回転を用紙排出方向の回転とし、時計回りの回転を所定
反対方向の回転とする。
【0113】ローラ171は、ストッパ部168および
ストッパ部169の何れにも接していない場合、ネジ部
167(シャフト166)が回転しても、ローラ171と
用紙(またはトレイ174)との間に発生する摩擦力の
影響により、回転しないようになされている。シャフト
166(ネジ部167)が回転したとき、ローラ171
は、ネジ部167の刻み方向と回転方向に従って、図3
6中、所定左方向、または所定右方向に移動するように
なされている。
【0114】例えば、図36において、ネジ部167
が、用紙排出方向に (図中手前側が左方向へ向かうよう
に)回転した場合、ローラ171は、ネジ部167の刻
み方向に従って、所定左方向へ移動する。反対に、図3
6において、ネジ部167が、所定反対方向に (図中手
前側が右方向へ向かうように)回転した場合、ローラ1
71は、ネジ部167の刻み方向に従って、所定右方向
へ移動する。
【0115】ただし、ローラ171の移動可能な範囲に
は制限がある。すなわち、ローラ171は、ストッパ部
168とストッパ部169に挟まれた部分を可動範囲と
して、移動するようになっている。ローラ171は、シ
ャフト166が回転していても、用紙(またはトレイ1
74)との間に発生する摩擦力により、通常、回転は抑
制されるようになされている。
【0116】しかし、例えば図36において、ローラ1
71の端が、ストッパ部169に接触しており、かつ、
シャフト166が用紙排出方向に回転を続けた場合、ロ
ーラ171には、さらに上方向へと移動させる力が加わ
るが、ローラ171は、これ以上、上方向へ移動するこ
とができず、シャフト166の回転にあわせて、その場
で用紙排出方向に回転を始める。
【0117】反対に、ローラ171の端が、ストッパ部
168に接触しており、かつ、シャフト166が所定反
対方向に回転を続けた場合、ローラ171にさらに下方
向へと移動させる力が加わるが、ローラ171は、これ
以上、下方向へ移動することができず、シャフト166
の回転にあわせて、その場で所定反対方向に回転を始め
る。
【0118】これを実現するために、シャフト166の
トルクは、ローラ171がストッパ部168、またはス
トッパ部169に接している際に、ローラ171とトレ
イ174との間の摩擦力によりローラ171の回転を妨
げる力より、充分、大きく設定されている。
【0119】次に、ローラ171の材質について説明す
る。用紙を搬送する際、用紙は、ローラ171とトレイ
174との間に挟持され、ローラ171の、所定左右方
向への移動に合わせて、同方向にスライドさせられる。
これを実現するためには、ローラ171と用紙の間に発
生する摩擦力が、用紙とトレイ174の間に発生する摩
擦力より大きい必要がある。そこで、ローラ171は、
その材料として、スポンジや、ゴムなどの弾性体が用い
られている。
【0120】また、ローラ171は、トレイ174との
間に発生する摩擦の影響で、磨耗しやすいため、図38
Aに示すような構造にすることが望ましい。すなわち、
図38Aにおいて、ローラ171は、用紙をトレイ17
4に押し付ける力(押し付け力)を発生させるための部分
171aと、ローラ171と用紙との間に摩擦力を発生
させるための部分171bの、少なくとも2層の構造に
なっている。そして、171aは、171bより、硬質
な材料が使用されている。
【0121】また、図38Bに示すように、ローラ17
1の外側に溝を刻むようにしても良い。このようにする
ことにより、ローラ171と用紙との間の摩擦力を、よ
り大きくすることが可能となる。
【0122】また、ローラ171の磨耗状況をユーザが
判断することができるようにするために、ローラ171
の外周部分と内周部分(例えば、図38Aの171aと
171b)を異なる色の部材により構成することが望ま
しい。こうすることにより、ローラ171が磨耗して、
動作上の不具合が生じる前に、ローラ171の内周部分
が露出し、ローラ171の色が変化するので、ユーザ
は、一目で、ローラ171の交換時期を把握することが
できる。また、ローラ171に、図38Bのように、溝
が刻まれていた場合、ローラ171の磨耗により、この
溝が消えたときに、ローラ171を交換するようにして
も良い。
【0123】また、ローラ171の磨耗を極力抑えるた
めに、ローラ171が、用紙を搬送させていない場合、
ローラ171の回転を停止するように制御することがで
きる。
【0124】また、ローラ171を図38Cに示すよう
に、多角形(図38Cにおいては6角形)にしても良い。
ローラ171が、ストッパ部168およびストッパ部1
69の何れにも接していない場合、ローラ171は、シ
ャフト166の回転に従って、所定左方向、または所定
右方向に移動するようになされている。
【0125】しかしながら、この際、ネジ部167と、
雌ネジ部170の間に、小さなごみなどが挟まってしま
うと、ネジ部167と、雌ネジ部170の間の滑りが悪
くなってしまい、ローラ171を回転させようとする力
が発生する可能性がある。このとき、ローラ171が、
図37Cのように多角形構造をしていれば、ローラ17
1の角が、用紙(トレイ174)に引っかかり、ローラ
171の回転を妨げることができる。
【0126】なお、ローラ171を多角形にした場合に
おいても、ローラ171がストッパ部168、またはス
トッパ部169に接触して、一緒に回転すること(図3
9および図42、詳細は後述)が可能になるように、シ
ャフト166のトルクは充分大きく設定されている。ま
た、ローラ171の部材は、上述した機能を実現可能な
弾力性のあるものにすることができる。
【0127】なお、図3に示されたローラ56を、図3
8を参照して上述したような部材、および構造にするこ
とも可能である。
【0128】次に、図39乃至図42を参照して、シャ
フト166の回転方向とローラ171の動作との関係に
ついて説明する。なお、図39Aは、図36における排
出ローラ部165を、図中センサ173の方向から見た
場合の図である。ただし、図36において、シャフト1
66の回転運動に対するローラ171−1の動作とロー
ラ171−2の動作は同様であるため、図39Aにおい
ては、ネジ部167、ストッパ部168、ストッパ部1
69、雌ネジ部170、およびローラ171を、1つだ
け示した。
【0129】図40乃至図42においても、図39と同
様に、Aで示された図は、図36における排出ローラ部
165を、図中センサ173の方向から見た場合の図で
ある。
【0130】また、図39Bは、図39Aに描かれた排
出ローラ部165を、右方向から見た場合の図である。
図39Bには、ローラ171と、ネジ部167(シャフ
ト166)の回転の有無、および回転方向が示されてい
る。図40乃至図42においても、同様に、図のBは、
図のAに示された排出ローラ部165を右方向から見た
場合の図である。
【0131】図39Aにおいて、シャフト166に固定
されているネジ部167は、シャフト166と共に、図
中、手前側が上から下方向に向かって(用紙排出方向に)
回転している。このとき、ローラ171は、ネジ部12
5の刻み方向に従って、図中、左方向へ移動しようとす
るが、ストッパ部169により、これ以上、左方向へは
移動できないようになっているため、ローラ171は、
ネジ部167と共に、その場で回転する。図39Bに、
ネジ部167およびローラ171の回転方向が示されて
いる。図39Bに示すように、ネジ部167とローラ1
71は、共に、反時計回り(用紙排出方向)に回転してい
る。
【0132】図39の状態から、ネジ部167の回転方
向を逆転させた場合(所定反対方向に回転させた場合)、
図40Aに示すように、ネジ部167の刻み方向に従っ
て、ローラ171は、図中、右方向へ移動する。図40
Bに示すように、このとき、ローラ171は、トレイ1
74との間に発生する摩擦力の影響で、回転が抑制され
ており、ネジ部167のみが、時計回りに回転する。そ
の結果、図41Aに示すように、ローラ171は、右方
向へ移動してゆく(図41Bに示すように、ローラ17
1は、引き続き、回転が抑制されている)。
【0133】さらに、同じ方向(所定反対方向)にネジ部
167の回転を続けると、図42Aに示すように、ロー
ラ171の右端が、ストッパ部168に接触し、これ以
上右側への移動が不可能になる。このとき、ローラ17
1は、ネジ部167の回転に合わせて、回転を始める。
図42Bに示すように、ローラ171は、ネジ部167
の回転にあわせて、所定反対方向に回転する。
【0134】ローラ171が、図42Aに示すようにス
トッパ部168に接しているとき、シャフト166の回
転方向を逆転し、用紙排出方向の回転にした場合、ロー
ラ171は、回転運動を抑制され、ストッパ部169に
向かって移動する。そして、ローラ171は、図39A
に示された位置、すなわち、ストッパ部169に接する
位置まで移動した後、シャフト166と共に、同じ方向
(用紙排出方向)に回転を始める。
【0135】以上のようにして、ローラ171は、シャ
フト166(ネジ部167)の回転に従って、図中、左
右に移動したり、可動範囲の端部において回転する。
【0136】次に、図43乃至図48を参照しつつ、図
36の用紙後処理装置Hの用紙のオフセット処理につい
て説明する。なお、図43乃至図48において、Aで示
される図は、用紙後処理装置Hを上方から見た図であ
り、Bで示される図は用紙後処理装置Hの側面図であ
る。また、Bに示された図に、シャフト166およびロ
ーラ171の回転方向が、それぞれの外側に示されてい
る。なお、シャフト166またはローラ171が回転し
ていない場合、対応する矢印も記されていない。
【0137】図43において、用紙Sの先端がセンサ1
73まで到達していないとき、ローラ171は、用紙排
出に備えて用紙排出方向に回転駆動され始める。ローラ
171は、図39乃至図42を参照して上述した機構に
より、所定左右方向に可動範囲を有するが、図43の状
態においては、ストッパ部169に接する位置(可動範
囲の所定左方向端部)において、その場で回転する。
【0138】用紙Sが、ローラ171に取り込まれる直
前、用紙Sの先端がセンサ173により検知される。そ
して、図44に示すように、用紙Sは、トレイ174上
に搬送されて行き、用紙Sの後端が、トレイ174に到
達する直前、センサ173は、用紙Sの後端が、通過し
たことを検知する。
【0139】センサ173が用紙Sの後端を検知し、用
紙Sの後端がトレイ174上に搬送されると、シャフト
166は、今までの回転方向と逆回転を開始する(図4
5)。すると、ローラ171は、回転を停止し、所定右
方向に移動する。結果的に、用紙Sは、ローラ171に
より、トレイ174上を、所定右方向にスライドさせら
れる(図46)。
【0140】用紙Sが、整理突起175に当接しても、
なおローラ171は、所定右方向へ移動を続けるが、用
紙Sは、これ以上、所定右方向にスライドすることがで
きず、整理突起175に当接したままの位置を保つ。
【0141】ローラ171が、ストッパ部168に接す
る位置(可動範囲の所定右方向端部)に達したとき、ロ
ーラ171は、シャフト166に合わせて回転を開始
し、用紙Sを、所定反対方向へ搬送する(図47)。用
紙Sが、突き当て部203に当接したとき、シャフト1
66は回転を停止する(図48)。
【0142】以上のようにして、シャフト166の回転
方向の切り替えのみにより、用紙の所定左右方向の位置
をオフセットさせることが可能となる。なお、ローラ1
71が、シャフト166の軸方向に移動する期間、すな
わち、図45から図47までの期間、および、図48か
ら図43の状態に復帰する期間の、シャフト166の回
転速度は、用紙を用紙排出方向(または所定反対方向)
に搬送する際の回転速度より速くなるように駆動用モー
タ161の回転速度を設定することが可能である。この
ようにすることにより、用紙の整合処理全体に要する時
間を、短縮することが可能となる。
【0143】次に、図49乃至図56には、図36の用
紙後処理装置Hに、さらに、プーリ221、ベルト22
2、プーリ223、搬送シャフト224、搬送ローラ2
25−1、搬送ローラ225−2、従動ローラ226、
および、バネ227が設けられた用紙後処理装置Hが示
されている。
【0144】以下、図49乃至図56に示された用紙後
処理装置Hのオフセット処理について説明する。なお、
図49乃至図56においては、Aで示される図は、用紙
後処理装置Hを上方から見た場合の図であり、Bで示さ
れた図は、用紙後処理装置Hの側面図である。
【0145】図49Aに示された用紙後処理装置Hにお
いては、シャフト166のプーリ164の直近にプーリ
221を設け、駆動用モータ161からシャフト166
に伝達された回転運動を、プーリ221からベルト22
2、およびプーリ223を介して、搬送シャフト224
に伝えるようになっている。搬送シャフト224には、
搬送ローラ225−1および搬送ローラ225−2(以
下、両者を区別する必要がない場合、搬送ローラ225
と称する)が固定されており、搬送ローラ225は、搬
送シャフト224と共に、その場で回転するようになさ
れている。
【0146】トレイ174の、搬送ローラ225−1お
よび搬送ローラ225−2の直下の部分には、それぞ
れ、所定の大きさの穴が形成されており、搬送ローラ2
25−1および搬送ローラ225−2の下方には、図4
9Bに示されるように、それぞれ従動ローラ226が設
置されている。従動ローラ226は、バネ227上に形
成され、図示せぬ機構により、バネ227と共に、上下
動することが可能となっている。
【0147】図55Bおよび図56Bに示されるよう
に、従動ローラ226は、搬送ローラ225の下部に押
し付けることが可能なようになっており、このとき、従
動ローラ226は、搬送ローラ225の回転に合わせて
回転する。この状態のとき、搬送ローラ225と従動ロ
ーラ226の間に用紙が挟持されていると、その用紙
は、用紙排出方向に搬送される。
【0148】以下、図55Bおよび図56Bに示すよう
に、搬送ローラ225に押し付けられた従動ローラ22
6の位置を、用紙排出位置と称する。また、図49Bに
示すように、搬送ローラ225から離間した従動ローラ
226の位置を排出解除位置と称する。従動ローラ22
6が排出解除位置にある場合、搬送ローラ225が回転
しても、用紙を搬送する力は発生しない。
【0149】図49乃至図54に示されるオフセット装
置の動作は、搬送ローラ225、従動ローラ226など
の、部品が追加されていることを除いて、先に、図43
乃至図48を参照して説明した用紙後処理装置Hの動作
と同一である。
【0150】なお、図49乃至図56においては、図3
6と対応する部分については、同じ符号が付されてい
る。また、図50乃至図56においては、図49と対応
する部分については、同じ符号が付されている。
【0151】また、図49乃至図56のBの図において
は、シャフト166の回転方向をα、ローラ171の回
転方向をβ、そして、搬送ローラ225の回転方向をγ
として、それぞれ示している。
【0152】以下、図49乃至図56を参照して、この
用紙後処理装置Hの用紙Sのオフセット動作について説
明する。
【0153】図49において、用紙Sの先端がセンサ1
73まで到達していないとき、ローラ171は、用紙排
出に備えて用紙排出方向に回転駆動され始める。ローラ
171は、ストッパ部169に接する位置(可動範囲の
所定左方向端部)において、その場で回転する。また、
従動ローラ226は、搬送ローラ225に当接されない
排出解除位置にある。
【0154】そして、用紙Sの先端がセンサ173によ
り検知された後、図50に示すように、用紙Sは、トレ
イ174上に搬送されてゆく。センサ173が用紙Sの
後端を検知し、用紙Sの後端がトレイ174上に搬送さ
れると、シャフト166は、今までの回転方向と逆回転
を開始する(図51)。すると、ローラ171は、回転
を停止し、所定右方向に移動する。結果的に、用紙S
は、ローラ171により、トレイ174上を、所定右方
向にスライドさせられる(図52)。この間、従動ロー
ラ226は、搬送ローラ225に当接されない排出解除
位置を維持する。
【0155】用紙Sが、整理突起175に当接すると、
ローラ171は、さらに所定右方向に移動を続けるが、
用紙Sは、これ以上、所定右方向にスライドすることが
できず、整理突起175に当接したままの位置を保つ。
ローラ171が、ストッパ部168に接する位置(可動
範囲の所定右方向端部)に達したとき、ローラ171
は、シャフト166に合わせて回転を開始し、用紙S
を、所定反対方向へ搬送する(図53)。用紙Sが、突
き当て部203に当接したとき、シャフト166は回転
を停止する(図54)。この間も、引き続き、従動ロー
ラ226は、搬送ローラ225に当接されない排出解除
位置を維持する。
【0156】次に、従動ローラ226は、図55Bに示
すように、用紙排出位置に移動させられ、シャフト16
6は、用紙排出方向に回転を開始する(図55)。する
と、ローラ171は、上方に移動させられてゆくが、搬
送ローラ225と従動ローラ226の間に生じる搬送力
は、ローラ171が用紙を上方にスライドさせようとす
る力よりも充分大きくなるように設定されているため、
搬送ローラ225と従動ローラ226の間に挟まれた用
紙Sは、用紙排出方向へ搬送されてゆく(図56)。
【0157】以上のようにして、用紙の所定左右方向の
端の位置を整理突起175で揃えて、用紙を排出するこ
とができる。
【0158】なお、図49乃至図56を参照して説明し
た用紙後処理装置Hにおいては、1枚の用紙だけの所定
左右方向の端を整理突起175において揃えてから、そ
の用紙を排出するようにしたが、この用紙後処理装置H
に挟持手段をさらに備えるようにすることにより、複数
の用紙を整合するようにすることも可能である。
【0159】即ち、この用紙後処理装置Hに、図49乃
至図54を参照して説明した動作を行わせることによ
り、1枚目の用紙Sの所定左右方向端を整理突起175
に当接させ、用紙Sの所定反対方向端を突き当て部20
3に当接させた後、挟持手段により1枚目の用紙Sを挟
持させる。そして、シャフト166を用紙排出方向に回
転させることにより、ローラ171を図49の位置に復
帰させる。
【0160】2枚目の用紙Sが搬送されてきたら、挟持
手段による1枚目の用紙Sの挟持は維持したまま、1枚
目の用紙と同様に図49乃至図52に示した動作を実行
する。すると、2枚目の用紙Sは、整理突起175によ
り所定左右方向の端部が、1枚目の用紙Sと揃えられ
る。つまり、ローラ171が、ストッパ部168に接す
るまで、シャフト166を所定反対方向に回転させて、
挟持手段による挟持を解除する。そしてローラ171
が、ストッパ部168に接したとき、図53に示される
ように、2枚目の用紙Sを突き当て部203に当接する
まで搬送する。
【0161】その結果、2枚目の用紙Sの所定左右方向
の端部の位置が整理突起175に当接し、また、所定反
対方向端が突き当て部203に当接することにより、1
枚目の用紙と整合された段階(図54)で、再度、挟持手
段により2枚の用紙の挟持を実行する。以上のような動
作を繰り返して、所定枚数の用紙の整合が完了した後、
例えば、ステープラによりステープルを実行する。その
後、図55に示すように、従動ローラ226を搬送ロー
ラ225に押し当て、整合された複数の用紙を用紙排出
方向に排出する(図56)。
【0162】以上のようにして、複数の用紙を整合する
ことも可能である。なお、挟持手段としては、図6に示
されたような挟持手段を採用するようにしても良い。ま
た、ローラ171の所定左右方向へのスライドに抗して
用紙を挟持することができる挟持手段であれば、それ以
外の挟持手段を採用することも可能である。
【0163】
【発明の効果】以上のように、本発明の用紙後処理装置
および画像形成装置によれば、案内通路より搬送されて
きた用紙の案内通路への逆流を防ぎ、用紙が用紙排出方
向に搬送される際にその他の用紙束を挟持するように
し、用紙が用紙排出方向と反対方向に搬送される際にそ
の他の用紙束の挟持を解除するようにしたので、装置全
体を小型で安価なものとすることができ、しかも部品点
数も少なくてもすむ。
【図面の簡単な説明】
【図1】画像形成装置に本発明を適用する場合の一例を
示す簡略側面系統図である。
【図2】用紙後処理装置の要部を示す側面図である。
【図3】図2の用紙後処理装置の排出ローラ部の動作を
示す正面図である。
【図4】図3Aの排出ローラ部の断面を示す図である。
【図5】図2の整理台を示す図である。
【図6】図2より挟持手段を抜き出して示した図であ
る。
【図7】図6の挟持手段の作動時の位置を示した図であ
る。
【図8】整理台上における用紙の状態を示す図である。
【図9】図8の搬送部に矯正部材を追加して示した図で
ある。
【図10】図6の挟持手段の斜視図である。
【図11】図10の一部を拡大して示した図である。
【図12】図10の搬送部の側面図である。
【図13】図10の搬送部の動作を示す側面図である。
【図14】図2の用紙後処理装置の用紙搬送状態を示す
簡略側面図である。
【図15】図2の用紙後処理装置の用紙搬送状態を示す
簡略側面図で、図14の次の状態を示す図である。
【図16】図2の用紙後処理装置の用紙搬送状態を示す
簡略側面図で、図15の次の状態を示す図である。
【図17】図2の用紙後処理装置の用紙搬送状態を示す
簡略側面図で、図16の次の状態を示す図である。
【図18】図2の用紙後処理装置の用紙搬送状態を示す
簡略側面図で、図17の次の状態を示す図である。
【図19】図2の用紙後処理装置の用紙搬送状態を示す
簡略側面図で、図18の次の状態を示す図である。
【図20】図2の用紙後処理装置の用紙搬送状態を示す
簡略側面図で、図19の次の状態を示す図である。
【図21】図2の用紙後処理装置の用紙搬送状態を示す
簡略側面図で、図20の次の状態を示す図である。
【図22】図2の用紙後処理装置の用紙搬送状態を示す
簡略側面図で、図21の次の状態を示す図である。
【図23】図2の用紙後処理装置の用紙搬送状態を示す
簡略側面図で、図22の次の状態を示す図である。
【図24】図2の用紙後処理装置の用紙搬送状態を示す
簡略側面図で、図23の次の状態を示す図である。
【図25】図14の用紙搬送状態を上方から見た場合を
示す図である。
【図26】図15の用紙搬送状態を上方から見た場合を
示す図である。
【図27】図16の用紙搬送状態を上方から見た場合を
示す図である。
【図28】図17の用紙搬送状態を上方から見た場合を
示す図である。
【図29】図18の用紙搬送状態を上方から見た場合を
示す図である。
【図30】図19の用紙搬送状態を上方から見た場合を
示す図である。
【図31】図20の用紙搬送状態を上方から見た場合を
示す図である。
【図32】図21の用紙搬送状態を上方から見た場合を
示す図である。
【図33】図22の用紙搬送状態を上方から見た場合を
示す図である。
【図34】図23の用紙搬送状態を上方から見た場合を
示す図である。
【図35】図24の用紙搬送状態を上方から見た場合を
示す図である。
【図36】図2の用紙後処理装置とは異なる用紙後処理
装置の要部を示す正面図である。
【図37】図36の用紙後処理装置の要部を示す側面図
である。
【図38】図36の用紙後処理装置のローラの構造を示
す図である。
【図39】図36の用紙後処理装置の排出ローラ部の動
作を示す図である。
【図40】図36の用紙後処理装置の排出ローラ部の動
作を示す、別の図である。
【図41】図36の用紙後処理装置の排出ローラ部の動
作を示す図で、図40の次の状態を示す図である。
【図42】図36の用紙後処理装置の排出ローラ部の動
作を示す図で、図41の次の状態を示す図である。
【図43】図36の用紙後処理装置の用紙搬送状態を示
す図である。
【図44】図36の用紙後処理装置の用紙搬送状態を示
す図で、図43の次の状態を示す図である。
【図45】図36の用紙後処理装置の用紙搬送状態を示
す図で、図44の次の状態を示す図である。
【図46】図36の用紙後処理装置の用紙搬送状態を示
す図で、図45の次の状態を示す図である。
【図47】図36の用紙後処理装置の用紙搬送状態を示
す図で、図46の次の状態を示す図である。
【図48】図36の用紙後処理装置の用紙搬送状態を示
す図で、図47の次の状態を示す図である。
【図49】図2、および図36の用紙後処理装置とは異
なる用紙後処理装置の要部、および用紙搬送状態を示す
図である。
【図50】図49の用紙後処理装置の用紙搬送状態を示
す図で、図49の次の状態を示す図である。
【図51】図49の用紙後処理装置の用紙搬送状態を示
す図で、図50の次の状態を示す図である。
【図52】図49の用紙後処理装置の用紙搬送状態を示
す図で、図51の次の状態を示す図である。
【図53】図49の用紙後処理装置の用紙搬送状態を示
す図で、図52の次の状態を示す図である。
【図54】図49の用紙後処理装置の用紙搬送状態を示
す図で、図53の次の状態を示す図である。
【図55】図49の用紙後処理装置の用紙搬送状態を示
す図で、図54の次の状態を示す図である。
【図56】図49の用紙後処理装置の用紙搬送状態を示
す図で、図55の次の状態を示す図である。
【符号の説明】
H 用紙後処理装置 P プリンタ S、S1、S2 用紙 5 用紙後処理機構 6 トレイ 11 排出ローラ部 12 プーリ 13 ベルト 14 プーリ 15 駆動用モータ 16 センサ 17 上ガイド板 18 下ガイド板 19 ステープラ 20 搬送部 21 挟持部 22 揺動レバー 23 戻しバネ 24 引きバネ 25 プランジャ 26 ソレノイド 27 突き当て部 28 整理台 29 整理突起 30 段差部 31 案内通路 51 シャフト 52 ネジ部 53 ネジ受け部 54 トルクリミッタインナ 55 トルクリミッタアウタ 56 ローラ 57 カラー 161 駆動用モータ 162 プーリ 163 ベルト 164 プーリ 165 排出ローラ部 166 シャフト 167−1、167−2 ネジ部 168−1、168−2 ストッパ部 169−1、169−2 ストッパ部 170−1、170−2 雌ネジ部 171−1、171−2 ローラ 172 ガイド部 173 センサ 174 トレイ 175 整理突起 203 突き当て部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G03G 15/00 534 G03G 15/00 534 Fターム(参考) 2H072 AB15 CA01 CB01 GA08 HB07 3F053 BA04 BA12 BA18 BA25 BA27 EA02 EA04 EA05 EB04 EC02 ED17 ED25 LA02 LA05 LA07 LA14 LB03 3F054 AA01 AC02 AC03 AC05 BA02 BB07 BB22 BB24 BG03 BH03 BH07 BJ04 DA01 3F100 AA02 BA24 CA03 CA14 EA03 EA13 EA17 3F108 GA02 GA03 GA04 GB01 HA02 HA32

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 案内通路を経由して取り込まれる複数の
    用紙を順次整合した後、用紙束としてトレイ上に排出す
    る用紙後処理装置において、 前記案内通路より搬送されてきた前記用紙を搬送手段ま
    で誘導すると共に、前記用紙の前記案内通路への逆流を
    防ぐ誘導手段と、 前記用紙を用紙排出方向、および前記用紙排出方向と反
    対方向のいずれにも搬送可能な前記搬送手段と、 前記用紙束を整合し、積載する前記トレイと、 前記用紙束を挟持する挟持手段とを備え、 前記挟持手段は、前記搬送手段が用紙排出方向に動作す
    るとき前記用紙束を挟持し、前記搬送手段が用紙排出方
    向と反対方向に動作するときに前記用紙束の挟持を解除
    することを特徴とする用紙後処理装置。
  2. 【請求項2】 前記誘導手段は、前記挟持手段と一体的
    に構成され、前記挟持手段が前記用紙束を挟持する場合
    の位置である第1のポジションと、前記挟持手段の前記
    用紙束の挟持が解除される場合の位置である第2のポジ
    ションの、少なくとも2つの位置をとり、前記第2のポ
    ジションにある場合、前記用紙の前記案内通路への逆流
    を妨げることを特徴とする請求項1に記載の用紙後処理
    装置。
  3. 【請求項3】 前記用紙の後端部が一時的に配置される
    整理台をさらに備えることを特徴とする請求項1または
    2に記載の用紙後処理装置。
  4. 【請求項4】 前記搬送手段は、前記整理台に前記用紙
    の後端部が配置された場合、前記用紙排出方向と反対方
    向に、前記用紙を搬送するとともに、前記用紙排出方向
    に対してほぼ垂直な方向に、前記用紙をスライドさせる
    ことを特徴とする請求項3に記載の用紙後処理装置。
  5. 【請求項5】 前記用紙の前記用紙排出方向に対してほ
    ぼ垂直な方向の端部を突き当て、整合する整理突起をさ
    らに備えることを特徴とする請求項4に記載の用紙後処
    理装置。
  6. 【請求項6】 前記用紙の後端部を突き当て、整合させ
    るための突き当て部をさらに備えることを特徴とする請
    求項1乃至5のいずれかに記載の用紙後処理装置。
  7. 【請求項7】 前記挟持手段の前記整理台と対面する位
    置に、前記用紙の座屈防止用の矯正部材をさらに備え、 前記挟持手段は、前記整理台との間に前記用紙を挟持す
    ることを特徴とする請求項3乃至6のいずれかに記載の
    用紙後処理装置。
  8. 【請求項8】 前記矯正部材は弾性体であることを特徴
    とする請求項7に記載の用紙後処理装置。
  9. 【請求項9】 前記挟持手段は、前記用紙の複数のポイ
    ントを、各ポイントに対応して分割された複数のパーツ
    により挟持することを特徴とする請求項1乃至8のいず
    れかに記載の用紙後処理装置。
  10. 【請求項10】 前記トレイに積載されている前記用紙
    束を綴じ合わせるステープラをさらに備えることを特徴
    とする請求項1乃至9のいずれかに記載の用紙後処理装
    置。
  11. 【請求項11】 用紙後処理装置を備えた画像形成装置
    であって、 請求項1乃至10のいずれかの用紙後処理装置を備える
    ことを特徴とする画像形成装置。
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