JP2003137007A - 車両用計器 - Google Patents

車両用計器

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JP2003137007A
JP2003137007A JP2001339453A JP2001339453A JP2003137007A JP 2003137007 A JP2003137007 A JP 2003137007A JP 2001339453 A JP2001339453 A JP 2001339453A JP 2001339453 A JP2001339453 A JP 2001339453A JP 2003137007 A JP2003137007 A JP 2003137007A
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Ryoichi Nishikawa
良一 西川
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Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 低機能なグラフィックICを描画手段におい
て採用しても、大容量の記憶手段に依存することなく、
レーダイメージの描画を容易に行えるようにした車両用
計器を提供する。 【解決手段】 カラーパレットに割り付ける色データを
替えることで、例えば、三つの影領域Saに対応する各
扇形部の色が青色から黒色に置き換わり、ROMの指針
データと合成画像として合成されて液晶パネルに描画さ
れる。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は自動車等の車両に採
用される計器に関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来、例えば、乗用車用計器において
は、発光指針がその指示値を増大する方向(時計方向)
に目盛り盤の表面に沿い回動するとき、当該発光指針か
らその反時計方向に目盛り盤の表面の蛍光体層に向け紫
外線を照射して当該蛍光体層のうち発光指針の反時計方
向側部分を発光させて、当該発光指針の回動に伴いレー
ダイメージを与えるようにしたものがある。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】ところで、近年、計器
の多様化に伴い、機械的構成部品としての目盛り盤及び
発光指針に代えて、液晶パネルを採用し、この液晶パネ
ルに上記レーダイメージを与えるように指針や目盛り盤
を描画して指示表示したいという要請がある。 【0004】この要請に対し、上記描画に必要な描画コ
ントローラとして高機能なグラフィックICを採用した
場合、レーダイメージを与える描画を高速にできるもの
の、高機能なグラフィックICはコストの上昇を招くと
いう不具合がある。一方、描画コントローラとして低機
能なグラフィックICを採用した場合、レーダイメージ
を与える描画を容易にするには大容量のメモリが必要と
なる。これによっても、コストの上昇を招くという不具
合がある。 【0005】そこで、本発明は、以上のようなことに対
処するため、低機能なグラフィックICを描画手段にお
いて採用しても、大容量の記憶手段に依存することな
く、レーダイメージの描画を容易に行えるようにした車
両用計器を提供することを目的とする。 【0006】 【課題を解決するための手段】上記課題の解決にあた
り、請求項1に記載の発明に係る車両用計器では、表示
手段(10)と、略円形状目盛盤部(31)及びこの目
盛盤部の外周に沿いアナログ値を時計方向に増大するよ
うに円弧状に目盛ってなる目盛り部(32)を有する目
盛盤であって目盛盤部をその中心を基準に目盛り部の円
弧方向に沿い一連の扇形部(S1乃至S81)に区画し
て構成した目盛盤(30a)を目盛盤データとして予め
記憶するとともに、一連の扇形部の各半径方向辺(a)
に沿うように構成した各指針(30b)を別々の指針デ
ータとして予め記憶する記憶手段(30)と、アナログ
入力を検出する検出手段(20)と、この検出手段によ
る検出アナログ入力の変化に応じてアナログ値(以下、
先行アナログ値という)及びこれに後続するアナログ値
(以下、後続アナログ値という)を順次特定する特定手
段(120、190)と、後続アナログ値の先行アナロ
グ値に対する増大変化量に応じて一連の扇形部のうち影
領域とする扇形部の数を設定する設定手段(140乃至
162)と、後続アナログ値が各半径方向辺のうちの一
半径方向辺に対応するとき一連の扇形部のうち上記一半
径方向辺を基準に反時計方向側へ上記影領域とする数の
扇形部を目盛盤データ上で特定するとともにこれら特定
扇形部に残りの各扇形部とは異なる色のRGBカラーデ
ータを割り付ける割り付け手段(170)と、この割り
付け手段により割り付けられたRGBカラーデータを、
記憶手段から読み出した目盛盤データ上の上記各特定扇
形部に貼り付けるとともに、このような貼り付け後の目
盛盤データを、記憶手段から読み出した上記一半径方向
辺に対応する指針データと合成して合成画像を作成しこ
の合成画像を表示手段の表示画面上に描画する描画手段
(50、60、180)とを備える。 【0007】このように、カラーパレットにRGBカラ
ーデータを割り付け、このように割り付けたRGBカラ
ーデータを目盛盤データに対応させて指針データと合成
するので、記憶手段の記憶容量を大きくすることなく、
描画手段が低機能のグラフィックICでもって描画する
ものであっても、表示手段に対する合成画像の描画が容
易に行える。従って、レーダイメージの計器を低コスト
で提供できる。 【0008】なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述
する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すも
のである。 【0009】 【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
に基づいて説明する。図1は、本発明に係る乗用車用計
器の一例を示しており、この計器は、当該乗用車のエン
ジンの回転数を指示表示するタコメータとして機能す
る。 【0010】当該計器は、液晶パネル10を備えてお
り、この液晶パネル10は、当該乗用車の車室内に設け
たインストルメントパネルに配設されている。 【0011】また、当該計器は、回転センサ20、RO
M30、マイクロコンピュータ40、ビデオRAM50
(以下、VRAM50という)、描画コントローラ60
及び駆動回路70を備えている。回転センサ20は、当
該乗用車のエンジンの回転数を検出しこの回転数に比例
する周波数にて回転パルス信号を発生する。 【0012】ROM30には、目盛り盤30aを表す目
盛り盤データ(図6参照)が一枚のROMデータDmと
して予め記憶され、また、指針30bを表す各指針デー
タ(図7参照)が81枚のROMデータDp1乃至Dp
81の各々としてそれぞれ予め記憶されている。 【0013】ここで、ROMデータDmにおいては、目
盛盤30aは、略円形状目盛盤部31の外周に沿い目盛
り部32を上記エンジンの各回転数に対応する各目盛り
でもって円弧状に目盛って構成されている。また、目盛
盤部31は、図6にて例示するごとく、その中心を基準
に、目盛り部32の円弧方向に沿い上記回転数0×10
00(r/min)を表す目盛り(以下、最小値目盛り
という)から8×1000(r/min)を表す目盛り
(以下、最大値目盛りという)にかけて、100(r/
min)毎に、一連の扇形部S1乃至S81に区画され
ており、当該一連の扇形部S1乃至S81の各半径方向
辺は、図6にて符号aで示されている。 【0014】また、81枚のROMデータDp1乃至D
p81は、上記最小目盛り値から上記最大目盛り値にか
けて100(r/min)毎の目盛り値を指示する位置
(一連の扇形部S1乃至S81の各半径方向辺aに対
応)での指針30bの形状を各指針データとしてそれぞ
れ有する。ここで、例えば、ROMデータDp1は、上
記最小値目盛りを指示する位置にある指針30bの形状
を特定し、また、ROMデータDp81は、上記最大値
目盛りを指示する位置にある指針30bの形状を特定す
る。 【0015】また、ROM30には、カラールックアッ
プテーブルが予め記憶されており、このカラールックア
ップテーブルは、16階調にて互いに異なるRGBカラ
ーデータで構成されている。 【0016】マイクロコンピュータ40は、図2乃至図
5にて示すフローチャートに従いコンピュータプログラ
ムを実行し、この実行中において、回転センサ20の検
出出力に応じた回転数Nの算出処理、回転数Nの変化量
算出処理、カラーパレット設定処理等を行い、また、目
盛り盤30a、指針30bを車速センサ20の検出出力
に応じてレーダイメージで描画する処理等を行うように
描画コントローラ60に指令する処理を行う。なお、マ
イクロコンピュータ40は、当該乗用車のイグニッショ
ンスイッチIGを介しバッテリBから給電されて作動
し、上記コンピュータプログラムを実行する。また、上
記コンピュータプログラムはマイクロコンピュータ40
のROMに予め記憶されている。 【0017】VRAM50には、マイクロコンピュータ
40による指令を受ける描画コントローラ60により、
ROM30からのROMデータDm、Dp1乃至Dp8
1のいずれかその他のデータが格納される。 【0018】描画コントローラ60は、マイクロコンピ
ュータ40による制御のもと、ROM30のデータをV
RAM50に格納する処理、VRAM50の格納データ
を用いて描画する処理を行い、この描画による合成描画
データを駆動データとして駆動回路70に出力する。本
実施形態では、描画コントローラ60は、低機能のグラ
フィックICで構成されている。 【0019】ここで、描画コントローラ60は、カラー
パレット(図8或いは図9参照)を内蔵しており、この
カラーパレットは、パレット番号1乃至256の各々に
対応してRGBカラーデータがそれぞれ16進数にて割
付られるようになっている。ここで、上記カラーパレッ
トには、各パレット番号に対し、初期的には、後述のよ
うに、青色を表すコードデータ「00f」がRGBカラ
ーデータとしてそれぞれ設定される(図8参照)。但
し、パレット番号1乃至パレット番号81の各々は、こ
のパレット番号順にて、扇形部S1乃至S81の各々に
対応する。 【0020】また、描画コントローラ60は、描画する
に要するレイヤーとして、第1及び第2のレイヤーを有
しており、この描画コントローラ60は、その描画合成
にあたり、第1レイヤーを背景側レイヤーとして用い、
第2レイヤーを前面側レイヤーとして用いる。ここで、
背景側レイヤーには、VRAM50からの目盛り盤デー
タであるROMデータDmが配置され、前面側レイヤー
には、VRAM50からの指針データであるROMデー
タDp1乃至Dp81のいずれかが配置される。そし
て、描画コントローラ60は、第1及び第2の各レイヤ
ーのデータを合成し、回転数と影の数に応じたパレット
を割り付けることで、目盛り盤30aに指針30b及び
後述するレーダイメージの影を合成描画してこの合成描
画データを駆動データとして駆動回路70に出力する。 【0021】駆動回路70は、描画コントローラ60か
らの駆動データに基づき液晶パネル10を駆動してその
表示面に描画する。 【0022】以上のように構成した本実施形態におい
て、イグニッションスイッチIGをオンすれば、マイク
ロコンピュータ40は、図2乃至図5のフローチャート
に従いコンピュータプログラムの実行を開始する。 【0023】すると、図2のステップ100において、
初期化の処理がなされる。この初期化の処理では、マイ
クロコンピュータ40は、描画コントローラ60に対
し、初期描画処理指令を行う。これに伴い、描画コント
ローラ60は、ROM30からROMデータDm(目盛
り盤データを表す)及びROMデータDp1(目盛り部
32の最小目盛り値を指示する指針データ)を読み出し
てVRAM50に格納する。 【0024】そして、描画コントローラ60は、VRA
M50からのパレット番号を割り付けたROMデータD
mの各扇形部S1乃至S81に、一連のパレット番号1
乃至81の各々に対応して青色を表すコードデータ「0
0f」をそれぞれ設定し、このように設定したROMデ
ータDmを第1レイヤーに配置し、VRAM50からの
ROMデータDp1を第2レイヤーに配置して、ROM
30のルックアップテーブルから青色のRGBデータを
読み出して、この青色のRGBデータ並びに当該第1及
び第2のレイヤーのデータを合成して描画する。 【0025】この合成描画データは、ROMデータDm
の扇形部S1の半径方向辺a(目盛り部32の最小値目
盛りに対応する)に指針30bを貼り付け、かつROM
データDmの各扇形部S1乃至S81に青色のRGBデ
ータを貼り付けて構成される。なお、上記エンジンの先
行回転数Np=0と初期化される。この初期化後、ステ
ップ110以後の処理が繰り返される。 【0026】このような状態において、当該乗用車のエ
ンジンはイグニッションスイッチIGのオンに伴い始動
すると、回転センサ20は、当該エンジンの回転数を検
出しこれに比例する周波数にて回転パルス信号を発生す
る。 【0027】また、コンピュータプログラムが後述のよ
うにステップ210からステップ110に進むと、この
ステップ110において、回転センサ20から順次生ず
る回転パルス信号に応じて上記エンジンの回転数Nが算
出される。そして、ステップ120において、当該回転
数Nが後続回転数Nfと更新される。但し、この更新
は、後述のようにステップ190での更新処理後のステ
ップ206でのYESとの判定の後になされる。ステッ
プ120での処理後、ステップ130において、先行回
転数Np(ステップ190参照)が後続回転数Nfから
減算されて回転数Nの変化量ΔNとして算出される。 【0028】このようにして変化量ΔNが算出される
と、図3のステップ140乃至ステップ162の処理で
もって、指針30bに対し変化量ΔNの大きさに応じて
影領域Sa(図10にて斜線領域参照)の数を特定する
処理が以下のようになされる。本実施形態では、影領域
Saは、目盛り盤30aを区画する一連の扇形部S1乃
至S81の一つに対応する。 【0029】しかして、変化量ΔN>300r.p.
m.のとき、ステップ140においてYESと判定さ
れ、ステップ141において、影領域Saの数を「3」
と設定する処理がなされる。また、変化量ΔNが300
r.p.m.以下で200r.p.m.よりも大きいと
きには、ステップ140におけるNOとの判定後、ステ
ップ150においてYESと判定される。これに伴い、
ステップ151において、影領域Saの数を「2」と設
定する処理がなされる。 【0030】また、変化量ΔNが200r.p.m.以
下で100r.p.m.よりも大きいときには、各ステ
ップ140、150におけるNOとの判定後、ステップ
160においてYESと判定される。これに伴い、ステ
ップ161において、影領域Saの数を「1」と設定す
る処理がなされる。また、変化量ΔNが100r.p.
m.以下のときには、ステップ160におけるNOとの
判定のもと、ステップ162において、影領域Saの数
を「0」と設定する処理がなされる。 【0031】然る後、図4及び図5のカラーパレット設
定ルーチン170の処理が次のようになされる。図5の
ステップ171において、ステップ120での後続回転
数Nfが回転数Nとして取得される。ついで、ステップ
172において、ステップ141、151、161及び
162のいずれかで設定された影領域Saの数が取得さ
れる。すると、ステップ173において、各影領域Sa
に対応する上記カラーパレットの各パレット番号がステ
ップ171で取得した回転数N=Nfに基づき設定され
る。これに伴い、ステップ174において、ステップ1
72での各設定パレット番号を、黒を表すコードデータ
「000」に置換する処理がなされる。 【0032】カラーパレット設定ルーチン170の処理
後、マイクロコンピュータ40は、ステップ180にお
いて、描画コントローラ60に対し描画指令を行う。す
ると、描画コントローラ60は、第1及び第2のレイヤ
ーへのデータの配置のもと、次のようにして描画処理を
行う。即ち、描画コントローラ60は、VRAM50の
格納済みの各パレット番号を読み出して、これら各パレ
ット番号に対応して上記カラーパレット(図8参照)に
おいて上記各置換コードデータ(黒色を表すコードデー
タ「000」)をRGBカラーデータとして割り付ける
(図9参照)。 【0033】ここで、上述のような影領域Saの数の
「3」との設定が、Np=2000r.p.m.及びN
f=2300r.p.m.を前提とする場合には、上記
カラーパレットには、黒色を表すコードデータ「00
0」が、図9にて示すごとく、各パレット番号21、2
2、23に対応して各RGBカラーデータとして割付ら
れる。なお、各パレット番号21、22、23は、各扇
形部S21、S22、S23に対応する。 【0034】また、上述のような影領域Saの数の
「2」との設定が、Np=2100r.p.m.及びN
f=2300r.p.m.を前提とする場合には、上記
カラーパレットには、黒色を表すコードデータ「00
0」が、各パレット番号22、23に対応して各RGB
カラーデータとして割り付けられる。 【0035】また、上述のような影領域Saの数の
「1」との設定が、Np=2200r.p.m.及びN
f=2300r.p.m.を前提とする場合には、上記
カラーパレットには、黒色を表すコードデータ「00
0」が、パレット番号23に対応してRGBカラーデー
タとして割り付けられる。 【0036】このようなRGBカラーデータとしての割
り付け後、描画コントローラ60は、次のような処理を
行う。 【0037】例えば、上述のようにNp=2000r.
p.m.及びNf=2300r.p.m.の場合は、上
記エンジンの回転数Nが、後述する20msの間に、2
000r.p.m.(図11参照)から2300r.
p.m.(図12参照)に増大する場合である。よっ
て、ROM30から指針データとしてROMデータDp
23が読み出される。また、VRAM50に格納済みの
ROMデータDmには、その各扇形部S21乃至S23
に、黒色のコードデータ「000」がそれぞれ割り付け
られるとともに、ROMデータDp23が、ROMデー
タDmの両扇形部23、24の境界線に相当する半径方
向辺a上に貼り付けられる。 【0038】これにより、指針30bが、両扇形部2
3、24の境界線に相当する半径方向辺a上にて、図1
0にて示すごとく、目盛り盤30aに各扇形部S21乃
至S23にて黒色で形成した影領域Saに合成画像デー
タとして合成されて駆動データとして駆動回路70に出
力される。 【0039】しかして、駆動回路70は、描画コントロ
ーラ60からの駆動データに応じて液晶パネル10を表
示駆動し、この液晶パネル10に、図12にて示すよう
に描画する。これによれば、図11にて示すように20
00r.p.m.を指示していた指針30aが2300
r.p.m.を指示するように振れるとき三つの影領域
Saが図12にて示すように描画されるので、レーダイ
メージの計器を提供できる。 【0040】また、上述のようにNp=2100r.
p.m.及びNf=2300r.p.m.の場合は、上
記エンジンの回転数Nが、後述する20msの間に、2
100r.p.m.から2300r.p.m.に増大す
る場合である。よって、ROM30からROMデータD
p23が読み出される。また、VRAM50に格納済み
のROMデータDmには、その各扇形部S22、S23
に、黒色のコードデータ「000」がそれぞれ割り付け
られるとともに、ROMデータDp23が、ROMデー
タDmの両扇形部23、24の境界線に相当する半径方
向辺a上に貼り付けられる。 【0041】これにより、指針30bが、両扇形部2
3、24の境界線に相当する半径方向辺a上にて、目盛
り盤30aに各扇形部S22、23にて黒色で形成した
影領域に合成画像データとして合成されて駆動データと
して駆動回路70に出力される。 【0042】しかして、駆動回路70は、描画コントロ
ーラ60からの駆動データに応じて液晶パネル10を表
示駆動し、この液晶パネル10に描画する。この描画に
よれば、2100r.p.m.を指示していた指針30
aが2300r.p.m.を指示するように振れるとき
影領域(両扇形部S22、S23に対応)が描画される
ので、上述と同様にレーダイメージの計器を提供でき
る。 【0043】また、上述のようにNp=2200r.
p.m.及びNf=2300r.p.m.の場合は、上
記エンジンの回転数Nが、後述する20msの間に、2
200r.p.m.から2300r.p.m.に増大す
る場合である。よって、ROM30からROMデータD
p23が読み出される。また、VRAM50に格納済み
のROMデータDmには、扇形部S23に、黒色のコー
ドデータ「000」が貼り付けられるとともに、ROM
データDp23が、ROMデータDmの両扇形部23、
24の境界線に相当する半径方向辺a上に貼り付けられ
る。 【0044】これにより、指針30bが、両扇形部2
3、24の境界線に相当する半径方向辺a上にて、目盛
り盤30aに扇形部S23にて黒色で形成した影領域に
合成画像データとして合成されて駆動データとして駆動
回路70に出力される。 【0045】しかして、駆動回路70は、描画コントロ
ーラ60からの駆動データに応じて液晶パネル10を表
示駆動し、この液晶パネル10に描画する。この描画に
よれば、2200r.p.m.を指示していた指針30
aが2300r.p.m.を指示するように振れるとき
影領域(扇形部S23に対応)が描画されるので、上述
と同様にレーダイメージの計器を提供できる。 【0046】上述のようにステップ180の処理が終了
すると、ステップ190において、後続回転数Nfが先
行回転数Npとして更新される。この更新後、ステップ
110の処理後20msが経過すると、ステップ200
における判定がYESとなる。ここで、ステップ206
での判定基準である20msが、上述した変化量ΔNの
算出に必要な後続回転数Nfと先行回転数Npとの間の
時間間隔を特定する。ステップ206でのYESとの判
定に伴い、回転センサ20から回転パルス信号がマイク
ロコンピュータ40に入力されると、ステップ210に
おける判定がYESとなり、コンピュータプログラムは
ステップ110での回転数Nの算出処理に再び進む。 【0047】以上例示的に説明したように、本実施形態
によれば、レーダイメージの計器を提供するにあたり、
後続回転数Nfが一連の扇形部S1乃至S81の各半径
方向辺aのうちの一半径方向辺aに対応するとき一連の
扇形部S1乃至S81のうち上記一半径方向辺aを基準
に反時計方向側へ影領域Saとする数の扇形部を目盛盤
データDm上で特定するとともにこれら特定扇形部に残
りの各扇形部とは異なる色(黒色)のRGBカラーデー
タをカラーパレットに割り付け、このように割り付けた
RGBカラーデータを、目盛盤データDm上の上記各特
定扇形部に割り付けるとともに、このような割り付け後
の目盛盤データを、上記一半径方向辺aに対応する指針
データと合成して合成画像を作成しこの合成画像を液晶
パネル10の表示画面上に描画する。 【0048】このように、カラーパレットにRGBカラ
ーデータを割り付け、このように割り付けたRGBカラ
ーデータを目盛盤データに対し割り付けて指針データと
合成するので、ROM30の記憶容量を大きくすること
なく、描画コントローラ60が低機能のグラフィックI
Cであっても、液晶パネル10に対する合成画像の描画
が容易に行える。従って、レーダイメージの計器を低コ
ストで提供できる。 【0049】また、上述のように、カラーパレットにR
GBカラーデータを割り付け、このように割り付けたR
GBカラーデータを目盛盤データに対し割り付けて指針
データと合成するので、マイクロコンピュータ40の処
理負荷が軽減されるのは勿論のこと、ROM30の記憶
容量を大きくすることなく、描画コントローラ60が低
機能のグラフィックICであっても、液晶パネル10の
表示画面における一画面あたりの描画時間をかなり短縮
でき、その結果、レーダイメージの描画が円滑に行え
る。 【0050】なお、本発明の実施にあたり、目盛盤30
aにおける一連の扇形部S1乃至S81の区画間隔は1
00r.p.m.毎に限ることなく、例えば、200
r.p.m.毎等に変更してもよい。 【0051】また、本発明の実施にあたり、ステップ1
40、150或いは160での判定基準は、300r.
p.m.、200r.p.m.或いは100r.p.
m.に限ることなく、例えば、400r.p.m.、3
00r.p.m.或いは200r.p.m.等に変更し
てもよい。 【0052】また、本発明の実施にあたり、ステップ1
41、151或いは161における影領域Saの設定数
は、3、2或いは1に限ることなく、例えば、4、3或
いは2等に変更して実施してもよい。 【0053】また、本発明の実施にあたり、上記カラー
ルックアップテーブルに書き込まれているRGBカラー
データは、16階調に限ることなく、256階調であっ
てもよい。 【0054】また、本発明の実施にあたり、上記カラー
パレットに初期的に設定するRGBカラーデータは、青
色を表すコードデータに限ることなく、明色を表すコー
ドデータであればよく、また、影領域Saを特定するR
GBカラーデータは、黒色を表すコードデータに限るこ
となく、暗色を表すコードデータであればよい。一般に
は、上記カラーパレットに初期的に設定するRGBカラ
ーデータと影領域Saを特定するRGBカラーデータと
を互いに異なる色とするようにしてもよい。また、影領
域Sa以外の各扇形部に対するRGBカラーデータの割
付は、初期設定するのではなく、影領域Saを特定する
RGBカラーデータの割付にあわせて行うようにしても
よい。 【0055】また、本発明の実施にあたり、表示手段と
しては、液晶パネル10に限ることなく、ELパネル或
いは所謂CRTを採用してもよい。 【0056】また、本発明の実施にあたり、ROM30
は、マイクロコンピュータ40に内蔵のROMであって
もよく、また、VRAM50は、描画コントローラ60
に内蔵されていてもよい。 【0057】また、本発明の実施にあたり、乗用車用計
器に限ることなく、一般に乗用車その他の車両用計器に
本発明を適用してもよい。また、当該計器は、タコメー
タとしての計器に限ることなく、スピードメータその他
のメータとしての計器であってもよい。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明に係る乗用車用計器の一実施形態を示す
ブロック図である。 【図2】図1のマイクロコンピュータの作用を示すフロ
ーチャートの前段部である。 【図3】図1のマイクロコンピュータの作用を示すフロ
ーチャートの中段部である。 【図4】図1のマイクロコンピュータの作用を示すフロ
ーチャートの後段部である。 【図5】図4のカラーパレット設定ルーチンの詳細フロ
ーチャートである。 【図6】ROMデータDmを示す図である。 【図7】ROMデータDp1乃至Dp81を示す図であ
る。 【図8】カラーパレットの初期状態を示す図表である。 【図9】カラーパレットにRGBカラーデータを設定し
た状態を示す図表である。 【図10】影領域に指針を合成した状態を示す例示図で
ある。 【図11】液晶パネルの回転数2000r.p.m.に
おける描画状態を示す図である。 【図12】液晶パネルの回転数2300r.p.m.に
おける描画状態を示す図である。 【符号の説明】 10…液晶パネル、20…回転センサ、30…ROM、
30a…目盛盤、30b…指針、31…目盛盤部、a…
半径方向辺、32…目盛り部、40…マイクロコンピュ
ータ、50…VRAM、60…描画コントローラ、70
…駆動回路、S1乃至S81…扇形部。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 表示手段(10)と、 略円形状目盛盤部(31)及びこの目盛盤部の外周に沿
    いアナログ値を時計方向に増大するように円弧状に目盛
    ってなる目盛り部(32)を有する目盛盤であって前記
    目盛盤部をその中心を基準に前記目盛り部の円弧方向に
    沿い一連の扇形部(S1乃至S81)に区画して構成し
    た目盛盤(30a)を目盛盤データとして予め記憶する
    とともに、前記一連の扇形部の各半径方向辺(a)に沿
    うように構成した各指針(30b)を別々の指針データ
    として予め記憶する記憶手段(30)と、 アナログ入力を検出する検出手段(20)と、 この検出手段による検出アナログ入力の変化に応じてア
    ナログ値(以下、先行アナログ値という)及びこれに後
    続するアナログ値(以下、後続アナログ値という)を順
    次特定する特定手段(120、190)と、 前記後続アナログ値の前記先行アナログ値に対する増大
    変化量に応じて前記一連の扇形部のうち影領域とする扇
    形部の数を設定する設定手段(140乃至162)と、 前記後続アナログ値が前記各半径方向辺のうちの一半径
    方向辺に対応するとき前記一連の扇形部のうち前記一半
    径方向辺を基準に反時計方向側へ前記影領域とする数の
    扇形部を前記目盛盤データ上で特定するとともにこれら
    特定扇形部に残りの各扇形部とは異なる色のRGBカラ
    ーデータを割り付ける割り付け手段(170)と、 この割り付け手段により割り付けられたRGBカラーデ
    ータを、前記記憶手段から読み出した前記目盛盤データ
    上の前記各特定扇形部に貼り付けるとともに、このよう
    な貼り付け後の目盛盤データを、前記記憶手段から読み
    出した前記一半径方向辺に対応する前記指針データと合
    成して合成画像を作成しこの合成画像を前記表示手段の
    表示画面上に描画する描画手段(50、60、180)
    とを備える車両用計器。
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