JP2003136899A - 陶磁器・ガラス等の製品表面への絵付け方法及び顔料転写用インクリボン - Google Patents

陶磁器・ガラス等の製品表面への絵付け方法及び顔料転写用インクリボン

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JP2003136899A JP2001339778A JP2001339778A JP2003136899A JP 2003136899 A JP2003136899 A JP 2003136899A JP 2001339778 A JP2001339778 A JP 2001339778A JP 2001339778 A JP2001339778 A JP 2001339778A JP 2003136899 A JP2003136899 A JP 2003136899A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高解像度、高濃度及び密着性・耐久性を
同時に満足する陶磁器・ガラス等の製品表面への絵付け
方法を提供する。 【解決手段】 水転写用シート及び熱転写用シートに印
刷(熱転写)された画像は、水転写用シート及び熱転写
用シートに予めコートされたバインダー層の中に沈み込
む形で構成され、解像度を維持しつつ濃度を高める為に
は、同じ色の顔料を複数回印刷(熱転写)すれば良い。
又、陶磁器等の表面には予めガラス層が焼付けられてお
り、このことにより焼成後に顔料がガラス層とガラス層
の中間に焼付けられることとなり、画像の解像度、濃度
及び密着性・耐久性を同時に満足することが出来る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は陶磁器、タイル、各
種セラミックスプレート、ガラス等の表面に、写真画像
に対応できる高い解像度(例えば300dpi以上)を
持ち、同じく写真画像に対応できる高濃度(OD値:1.
5〜2.0程度)を達成し且つ密着性・耐久性に優れた
画像を形成する陶磁器・ガラス等の製品表面への絵付け
方法及びインクリボンに関する。
【0002】
【従来技術】陶磁器・ガラス等の製品表面に画像を絵付
けする方法として、一般にスクリーン印刷によって製作
する水転写紙を使って陶磁器・ガラス等の製品表面に画
像を転写するようにしているが、スクリーン印刷方式は
大ロット生産には適しているが、少ロット生産では、費
用・時間が多大にかかるため、スクリーン印刷方式と同
程度の解像度(200dpi程度)を持ちながら生産で
きる各種の生産方法として、特開平7−314970号
公報、特開平10−114197号公報、特開平10−
115948号公報及び特開平10−129198号公
報に開示される方法が提案されている。
【0003】特開平7−314970号公報には、転写
紙の上に焼成によって焼失するインク受容層を設け、こ
のインク受容層の上にインクシートのインク層を熱転写
して画像を形成し、この画像が形成されたインク受容層
をセラミック製品の表面に接着し焼成する方法が開示さ
れ、特にインク層に含まれる無機顔料の平均粒径を2μ
m以下とすることで濃度ムラなく高解像度の画像が得ら
れるとしている。,
【0004】特開平10−114197号公報には、静
電荷像現像方式によって転写シート上に熱可塑性樹脂、
帯電制御剤及び無機顔料を主成分とするトナー(イン
ク)で逆向き画像を形成し、これを陶磁器の表面に接着
し焼成する方法が開示されている。
【0005】特開平10−115948号公報には、無
機顔料、ガラス成分(ガラスフリット)及び熱可塑性樹
脂(バインダー)からなり、粒径20〜60μmのカラ
ートナーを静電荷像現像方式によって転写シート上に転
写し、この転写シートの台紙を水に接触することで剥離
した後、陶磁器等に貼り付けて焼成することにより、高
濃度(OD値:1.4)の画像が得られるとしている。
【0006】特開平10−129198号公報には、転
写シートにガラスフリットと熱可塑性樹脂(バインダ
ー)を含有する転写層を設け、この転写層の上又は転写
層中にトナー画像からなる絵柄を形成し、一方、陶磁器
の表面にも熱可塑性樹脂層を形成し、この熱可塑性樹脂
に前記絵柄が形成された転写層を密着せしめ、転写シー
トを剥離した後、焼成する方法が開示されている
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記した先行技術のう
ち、特開平10−114197号公報及び特開平10−
115948号公報及び特開平10−129198号公
報に提案されている方法は粉体トナーを利用した現像方
式(電子写真法)であり、この電子写真法には粉体トナ
ーを利用したタイプと液体トナーを利用した2タイプが
あり、この2タイプの違いは粒状度の違いに起因してお
り、前者が8〜10μm後者が2〜3μmの粒径となっ
ており、一般的には粒子が細かいほうが解像度が高くな
り、粒子が大きいほど高濃度出力が可能となる。従って
電子写真法の場合にも解像度を高くしつつ高濃度を満足
することは難しく、トナーの粒径が重要なファクターと
なる。ここで、写真画像に適した解像度(300dpi
以上)を持ち、更に写真画像に必要な連続した階調(明
部から暗部までの滑らかなグラデーション)を持つ為の
最小のドット径(網点)を計算してみる。
【0008】図16に示す様に解像度を100dpiか
ら300dpiに高めるに従って網点サイズが小さくな
る。また図17に示す様に網濃度を50%から1%に小
さくするに従って網点サイズはさらに小さくなってい
く。この時、写真画像のハイライト部(明部)の階調を
必要とする最も明るい部分でM(マゼンタ)、Y(イエ
ロー)、では2%、C(シアン)では4%から網点がつ
くことが基本といわれており、これをもとに計算する
と、M(マゼンタ)、Y(シアン)では最小ドット径は
13.5μm以下となる。 〔計算式:25.4×1000/300×√(4/π×0.02)=13.
5〕 また同様な計算で最小網濃度を1%として計算すると最
小ドット径は9.5μm以下となる。 〔計算式:25.4×1000/300×√(4/π×0.01)=9.
5〕 従って写真画像に対応する解像度・階調を満足するため
にはトナー粒径を13.5μm以下(望ましくは10μ
m以下)に小さくする必要がある。但しトナー粒径を1
0μm程度に小さくすると濃度が薄くなり、写真画像に
必要な高濃度(OD値:1.5〜2.0程度)に対応出
来なくなる。逆に写真画像に必要な高濃度に対応するに
は20μm〜60μmのトナー粒径にする必要があり、
高解像度(300dpi以上)を実現できないことにな
る。
【0009】そこで、特開平7−314970号公報に
開示される熱転写法が解像度、濃度及び密着性・耐久性
の点で最も優れた方法と言える。但しこの方法でも写真
画像の要求する高解像度、高濃度及び密着性・耐久性を
すべて満足することは難しい。即ち上記公報に記載され
ている2μm程度の顔料を使用した場合を考えると、ガ
ラスフリットが混合されていないノンフリットの顔料を
用いた場合は、濃度は満足できるが密着性・耐久性が満
足出来ないことになる。逆にガラスフリットの混合され
ているフリット付き顔料を用いた場合は密着性・耐久性
は満足出来るが、逆に濃度を満足出来ない結果になる。
【0010】インクリボンを利用した薄膜熱転写法によ
って写真画像に充分なだけの解像度・濃度を得るには無
機顔料を有機顔料や染料インクと同じサブミクロンオー
ダー(0.1μm以下)に超微細化する必要があるが、
現状の技術では達成が難しい。前記の条件下で高解像度
を実現するには、転写の際のドット径を小さくする必要
がある。熱転写のドット径を小さくするにはインクリボ
ンの顔料及び顔料用バインダーの厚みを薄くする必要が
ある。インクリボンの顔料及び顔料用バインダーの厚み
を薄くすると濃度が不足する。従って解像度と濃度との
間には一方が高くなれば他方が低くなるというトレード
オフの関係がある。
【0011】また、濃度を高めるために、ガラスフリッ
トの混合した無機顔料ではなく、ガラスフリットの無い
ノンフリット顔料を使う方法が考えられるが、この場合
は焼成後の陶磁器への画像の密着性・耐久性が悪化する
おそれがある。従って、解像度、濃度及び密着性・耐久
性のすべてを同時に満足することは難しく、上記した先
行技術にあっても何れかを犠牲にしなければならない。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、互いにトレー
ドオフの関係にある解像度、濃度及び密着性・耐久性を
同時に満足する陶磁器・ガラス等の製品表面への絵付け
方法を提供することを目的とする。
【0013】そこで、請求項1に係る発明では、ガラス
フリット層がコートされた水転写用シートに顔料用イン
クリボンにより顔料を転写することで反転した画像を作
成し、次いで水転写用シートを水につけ転写紙の台紙か
ら画像部を分離し、更に分離した画像面が陶磁器等の表
面と対向するように貼り付け、その後焼成する絵付け方
法とした。
【0014】また、請求項2に係る発明では、ガラスフ
リット層がコートされた熱転写用シートに顔料転写用イ
ンクリボンにより顔料を転写することで反転した画像を
作成し、次いで、この熱転写用シートを画像面が陶磁器
・ガラス等の製品表面と対向するように押し付け、熱と
圧力により画像を陶磁器・ガラス等の製品表面に転写
し、この後焼成する方法とした。
【0015】上記の絵付け方法を行う顔料転写用インク
リボンとしては、Y、M、C、Kの各色の無機顔料及び
無機顔料用バインダーを保持したものを用い、Y、M、
C、Kの各画像データに従って顔料用インクリボンから
転写を行う。
【0016】上記の絵付け方法を行う水転写用シートの
構成例としては、台紙の上に水溶性の糊部、更にカバー
コート層、その上にガラスフリット層、更にその上に、
顔料用インクリボンからの顔料の転写を容易にするバイ
ンダーが必要に応じてフィルムを介してコートされてい
る構成が考えられる。
【0017】水転写用シートの他の構成例としては、台
紙の上に水溶性の糊部、更にカバーコート層、その上に
ガラスフリット層、更にその上に、顔料用インクリボン
からの顔料の転写を容易にするバインダーが直接コート
されている構成が考えられる。
【0018】ガラスフリット層の基本的な役割は、焼成
後に転写された画像の陶磁器等の表面への密着性を高め
ることであるが、もう一つの役割は製品表面を平滑に覆
うことで光沢性及び濃度を高めることである。この後者
の役割をする為に、ガラスフリット層を2層構造として
もよい。即ち、転写用シート面から遠い上部には陶磁器
・ガラス等との密着性を高める為、陶磁器等の熱膨張率
に近く軟化温度の高い成分からなるガラスフリット層が
形成され、下部には焼成後の製品表面の光沢を高める
為、軟化温度が低い成分からなるガラスフリット層が形
成される。
【0019】これにより、焼成後に陶磁器等の表面に高
温ガラス成分が形成され、その高温ガラス成分の中に沈
む形で画像が形成され、さらにその上に低温ガラス成分
の平滑な層が形成されることになり、このような状態が
形成されると光沢があり、濃度も高い画像が形成される
ことになる。
【0020】上記インクリボンで転写する際に、水転写
用シートの最上層には顔料転写用インクリボンに使用し
ているバインダーと同じ成分叉はより軟化温度の低いバ
インダーをコートした構成とした。これにより、熱転写
の際の熱により水転写用シートの最上層にコートされて
いるバインダーが軟化し、インクリボンから転写された
顔料を水転写用シート面のバインダーの中に沈みこませ
ることが可能となる。なお、熱転写用シートを用いた場
合にも同じことが言える。この結果、顔料の印刷性・密
着性を高めることが出来、そのため同じ顔料を複数回転
写することが可能となり、写真画像に必要な濃度を満足
させることが可能となる。
【0021】上記顔料転写用インクリボンに使用してい
るバインダー及び水転写用シートと熱転写用シートに使
用しているバインダーの分解温度として、水転写用シー
トまたは熱転写用シートにコートしてあるガラスフリッ
トが軟化し、製品表面を覆い始める温度より低い温度で
完全に分解・蒸発を完了するような成分設定とした。こ
れにより、陶磁器やガラス表面に乱れの無い画像の定着
が可能となる。逆にガラスフリットが軟化し、製品表面
を覆った後にもバインダーが分解・蒸発を続けている
と、軟化したガラス成分で密閉された分解ガスが、小さ
な爆発破裂を起こし、顔料が飛散し画像がきれいに定着
しないことになる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下に本発明に実施の形態を添付
図面に基づいて説明する。図1(a)及び(b)は本発
明によって得られた陶磁器等であり(a)は案内板など
として用いる陶磁器等であり、プレート状陶磁器等の表
面に写真画像が焼成によって形成され、(b)は会社の
ネームプレートなどとして用いる陶磁器等の表面に写真
画像が焼成によって形成されている。
【0023】図2は上記の陶磁器等に絵付けを行うに際
して用いるインクリボンのカセットを示したものであ
り、図3は同インクリボンの断面図である。無機顔料用
のインクリボンはフィルムの裏面に耐熱滑性層を設け、
このフィルムの表面にはY(イエロー)、M(マゼン
タ)、C(シアン)、K(ブラック)の各色の顔料及び
バインダーが保持されている。
【0024】図4は水転写用シートの断面図であり台紙
の上に水溶性の糊部を設け、その上に熱可塑性樹脂から
なるカバーコート部を設け、更にその上にガラスフリッ
ト層を設け、更にその上にバインダー層を設けた構成と
なっている。尚、バインダ層は薄いフィルムを介して設
けてもよい。
【0025】以上の顔料転写用インクリボン及び水転写
用シートを用いた絵付け方法を説明する。まず図5で示
す様に水転写用シートのバインダー層の上に顔料用イン
クリボンを重ね、デジタルカメラや通常の写真をスキャ
ナーで読み込んだデジタル画像データをパソコン等でト
リミング加工や合成写真処理し、最終的に求める画像に
対し反転処理後の色データ及び濃度データに基づきサー
マルヘッドにより反転画像を熱転写する。
【0026】転写された画像は、図6に示す様に水転写
用シートのバインダーの中に顔料が沈みこむ形で形成さ
れている。この時解像度を維持しつつ濃度を上げるには
同じ色の顔料を複数回重ねれば良い。
【0027】次に陶磁器等に水転写用シートから画像を
水転写する方法を説明する。図7に示す様に水転写紙を
水につけることにより、台紙の上の水溶性の糊が水に溶
け、台紙からカバーコート部、ガラスフリット層、フィ
ルム部および画像部が分離され、これを画像面が陶磁器
の表面と対向するように貼り付けることにより画像を転
写することになる。
【0028】図8は陶磁器等に画像が貼り付けられたも
のであり、焼成後は図9に示す様に陶磁器等の表面に焼
付けられた高温ガラス層の中に画像部が焼付けられ、密
着性・耐久性も充分な写真画像を焼き付けた陶磁器等の
完成となる。
【0029】図10は水転写シートの別実施例を示す図
4と同様の図であり、この実施例では、ガラスフリット
層を2層構造とし、シート(台紙)面から遠い側に陶磁
器等の熱膨張率に近く軟化温度の高い成分からなるガラ
スフリット層を設け、シート(台紙)面に近い側に軟化
温度の低い成分からなるガラスフリット層を設けてい
る。
【0030】焼成後は図11に示すように、陶磁器等の
表面に焼付けられた高温ガラス層の中に画像部が焼付け
られ、陶磁器等との密着性が高くなり、更にその上を低
温ガラス層が完全に覆う状態になっている。こういう状
態に作り上げることにより表面の光沢もあり、更に密着
性・耐久性も充分な写真画像を焼き付けた陶磁器等の完
成となる。
【0031】低温ガラス層によって表面を覆うことで、
図12(a)に示すように表面の平滑性が高まり、光沢
が出てくる。また、平滑性が高くなることで図13
(a)に示すように乱反射が少ないので色の濃度と彩度
のいずれも高くなる。一方、表面の平坦性がなくなり、
凹凸が激しくなると、図12(b)に示すように光沢が
なくなるとともに、図13(b)に示すように乱反射に
よって白色が混じり色の濃度と彩度のいずれも低くな
る。したがって、ガラスフリット層を上記のように2層
構造にすることが望ましい。
【0032】図14は熱転写用シートに画像を熱転写し
ている状態の断面図、図15は熱転写用シートの画像を
転写した後の陶磁器の断面図であり、本発明は水転写用
シートのみでなく、ガラスフリット層を設けた熱転写シ
ートにインクリボンから画像を熱転写し、この熱転写シ
ート陶磁器の表面に画像が対向するように当て、熱と圧
力を加えて陶磁器の表面に画像を転写し、この後焼成す
るようにしてもよい。
【0033】
【発明の効果】以上に説明したように本発明に係る陶磁
器・ガラス等の製品表面への絵付け方法及びインクリボ
ンによれば、インクリボンのバインダー比率が低く且つ
顔料成分の比率が高い成分の転写が可能となり、又同じ
色の顔料を重ねる等の方法により、陶磁器・ガラス等の
製品表面に形成される画像を高解像度且つ高濃度にする
ことが可能となる。又焼成後に画像がガラス成分とガラ
ス成分の中間に焼付けられることとなり、陶磁器・ガラ
ス等の製品表面に形成される画像の密着性・耐久性も同
時に満足することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)及び(b)は本発明によって得られた陶
磁器の1例を示す図
【図2】インクリボンのカセット図
【図3】図2のインクリボンの断面図
【図4】水転写用シートの断面図
【図5】水転写用シートにインクリボンから顔料及びガ
ラスフリットを熱転写している状態を示す断面図
【図6】インクリボンから顔料及びガラスフリットを熱
転写された水転写用シートの断面図
【図7】水転写用シートを水につけ画像を分離した状態
の断面図
【図8】水転写用シートの画像を貼り付けた後の陶磁器
の断面図
【図9】画像を焼成した後の陶磁器等の断面図
【図10】別実施例を示す水転写用シートの断面図
【図11】図10に示す水転写用シートを用いて画像を
焼成した後の陶磁器等の断面図
【図12】(a)及び(b)は表面の平滑性と光沢との
関係を説明した図
【図13】(a)及び(b)は表面の平滑性と色濃度と
の関係を説明した図
【図14】熱転写用シートに画像を熱転写している状態
の断面図
【図15】熱転写用シートの画像を転写した後の陶磁器
の断面図
【図16】100dpiと300dpiの網点サイズの
比較
【図17】100dpiと300dpiの網濃度に対す
る網点サイズの比較
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B41M 5/26 L Fターム(参考) 2H111 AA05 AA06 AA26 AA33 AB06 BA03 BA33 BA53 CA28 3B005 EA02 EB01 EB05 EB09 EC01 EC21 EC30 FA02 FA03 FB03 FB11 FB23 FB25 FB33 FB37 FB39 FB61 FC20X GA02 GA24 GD10

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガラスフリット層がコートされた水転写
    用シートに顔料転写用インクリボンにより顔料を転写す
    ることで反転した画像を作成し、次いで、この水転写用
    シートを水につけ転写紙の台紙から画像を分離し、更に
    分離した画像面が陶磁器・ガラス等の製品表面と対向す
    るように貼り付け、この後焼成することを特徴とする陶
    磁器・ガラス等の製品表面への絵付け方法。
  2. 【請求項2】 ガラスフリット層がコートされた熱転写
    用シートに顔料転写用インクリボンにより顔料を転写す
    ることで反転した画像を作成し、次いで、この熱転写用
    シートを画像面が陶磁器・ガラス等の製品表面と対向す
    るように押し付け、熱と圧力により画像を陶磁器・ガラ
    ス等の製品表面に転写し、この後焼成することを特徴と
    する陶磁器・ガラス等の製品表面への絵付け方法。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2に記載の陶磁器・
    ガラス等の製品表面への絵付け方法において、Y(イエ
    ロー)、M(マゼンタ)、C(シアン)、K(ブラッ
    ク)の各色の無機顔料及び無機顔料用バインダーを保持
    したインクリボンにより顔料及びバインダーを転写し画
    像を形成することを特徴とする陶磁器・ガラス等の製品
    表面への絵付け方法。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の陶磁器・ガラス等の製
    品表面への絵付け方法において、Y(イエロー)、M
    (マゼンタ)、C(シアン)、K(ブラック)の各色の
    無機顔料を保持した顔料インクリボンにより顔料を転写
    し画像を形成する際に、解像度が300dpi以上で連
    続した階調となるように、転写する最小ドット径を1
    3.5μm以下にすることを特徴とする陶磁器・ガラス
    等の製品表面への絵付け方法。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載の陶磁器・ガラス等の製
    品表面への絵付け方法において、前記水転写用シート面
    には台紙の上に水溶性の糊部、更にカバーコート層、そ
    の上にガラスフリット層、更にその上に、前記顔料転写
    用インクリボンからの顔料の転写を容易にするバインダ
    ーが薄いフィルムを介してコートされていることを特徴
    とする陶磁器・ガラス等の製品表面への絵付け方法。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載の陶磁器・ガラス等の製
    品表面への絵付け方法において、前記水転写用シート面
    には薄いフィルムがラミネートされずに、ガラスフリッ
    ト層の上に前記顔料転写用インクリボンからの顔料の転
    写を容易にするバインダーが直接コートされていること
    を特徴とする陶磁器・ガラス等の製品表面への絵付け方
    法。
  7. 【請求項7】 請求項5及び請求項6に記載の陶磁器・
    ガラス等の製品表面への絵付け方法において、水転写用
    シートまたは熱転写用シートにコートされているガラス
    フリット層は2層構造とされ、転写シート面から遠い上
    部には陶磁器・ガラス等との密着性を高める為、軟化温
    度が高い成分からなるガラスフリット層が形成され,下
    部には焼成後の製品表面の光沢及び濃度を高める為、軟
    化温度が低い成分からなるガラスフリット層が形成され
    ていることを特徴とする陶磁器・ガラス等の製品表面へ
    の絵付け方法。
  8. 【請求項8】 請求項5及び請求項6に記載の陶磁器・
    ガラス等の製品表面への絵付け方法において、水転写用
    シートまたは熱転写用シートにコートされているバイン
    ダーが顔料転写用インクリボンに使用しているバインダ
    ーと同じ成分叉はより軟化温度が低いバインダーをコー
    トしておき、これによりインクリボンで転写された顔料
    を転写用シート面のバインダーの中に沈みこませること
    により、顔料転写用インクリボンからの顔料の転写を容
    易にすることを特徴とする陶磁器・ガラス等の製品表面
    への絵付け方法。
  9. 【請求項9】 請求項1又は請求項2に記載の陶磁器・
    ガラス等の製品表面への絵付け方法に用いる顔料転写用
    インクリボンであって、この顔料転写用インクリボンが
    ガラス成分を含まないY、M、C、Kの各色の無機顔料
    及び無機顔料用バインダーを保持していることを特徴と
    する顔料転写用インクリボン。
  10. 【請求項10】 請求項9に記載の顔料転写用インクリ
    ボンにおいて、前記無機顔料が0.5μm以下のノンフ
    リット顔料であり且つ顔料と顔料用バインダーの厚みが
    1.5μm以下であることを特徴とする顔料転写用イン
    クリボン。
  11. 【請求項11】] 請求項9に記載の顔料転写用インク
    リボンにおいて、顔料転写用インクリボンに使用してい
    るバインダーが完全に分解・蒸発を完了する温度が、水
    転写用シートにコートされているガラスフリットが軟化
    を開始する温度より低くなる成分を用いたことを特徴と
    する、顔料転写用インクリボン。
  12. 【請求項12】 請求項11に記載の顔料転写用インク
    リボンにおいて、顔料転写用インクリボンに使用してい
    るバインダーが600℃で完全に分解・蒸発を完了する
    ような成分を用いたことを特徴とする、顔料転写用イン
    クリボン。
JP2001339778A 2001-11-05 2001-11-05 陶磁器・ガラス等の製品表面への絵付け方法及び顔料転写用インクリボン Pending JP2003136899A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN100417891C (zh) * 2004-01-29 2008-09-10 乐金电子(天津)电器有限公司 电冰箱门的外观材料
CN111070952A (zh) * 2019-12-28 2020-04-28 福建省德化县华兴陶瓷有限公司 一种陶瓷釉上珠光浮雕彩花纸及其制作方法
CN111731019A (zh) * 2020-05-11 2020-10-02 醴陵市精陶瓷业有限公司 一种浮雕花纸及其制备方法及应用

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