JP3120563U - 転写紙 - Google Patents
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Abstract
【課題】製版や印刷の工程を要せず、積み重ねて互いに付着・損傷することがなく、個人が任意に制作したテジカメやパソコンなどの画像を小回りのきくかたちで様々な対象物に移すことのできる転写紙を提供する。
【解決手段】台紙1の片面に糊層2を設け、その上にジェットプリンター用インキ3を付着させ、その上より加熱により軟化し転写対象物に付着する樹脂より成るメジューム層4を設け、更にその上に非粘着性樹脂層5を形成する。その独立したメジューム層4や非粘着性樹脂層5を形成する替わりに、加熱により軟化し転写対象物に付着する樹脂と非粘着性樹脂との混合物より成る樹脂層45を形成してもよい。
【選択図】図1
【解決手段】台紙1の片面に糊層2を設け、その上にジェットプリンター用インキ3を付着させ、その上より加熱により軟化し転写対象物に付着する樹脂より成るメジューム層4を設け、更にその上に非粘着性樹脂層5を形成する。その独立したメジューム層4や非粘着性樹脂層5を形成する替わりに、加熱により軟化し転写対象物に付着する樹脂と非粘着性樹脂との混合物より成る樹脂層45を形成してもよい。
【選択図】図1
Description
この考案は、ジェットプリンター等で形成した写真や図柄をマグカップ等の対象物に移行させるための転写紙に関する。
従来、マグカップのボデイや皿、タイル等に写真や図柄を転写する際、これを焼成する場合は、焼成用インキを用いた在来の転写紙を使って焼き付け、有機物は焼却除去する方法がとられているが、一方、より低コストに非焼成転写する場合には、かかる対象物にウレタンなどの樹脂類を塗り、これに有機物インキで図柄等を設けたフィルム状物をあてがい、圧力をかけ、樹脂を硬化させて仕上げるなどの方法がとられている。
こののような在来の非焼成方式の転写方法は、低コストで既製品のプラスチック等にも適用できるというメリットがあるものの、熱硬化樹脂の塗布や作業の難しさがあるばかりか、適用できる図柄や写真を製版し、印刷しなくてはならないということから、個人がデジカメやパソコン等で取り込んだ画像をその都度転写するわけにはいかないという事情があった。
そこで台紙に糊層を設けたのみの転写紙にパソコン等にある画像をプリントアウトし、これに熱可塑性エポキシ樹脂などをコーティングして印画紙状とし、かかる「転写紙」を用いて対象物に裏向きに圧着し裏側より水を浸透させて糊を溶かし、台紙を除去した後に百数十度に加熱して樹脂を融かし定着させるという手法も試みられているが、この場合も、シェットプリンター用インキ(トナー)が水溶性であることもあり、このような印画紙状の転写紙は、積み重ねると下の表面の熱町塑性樹脂層が上の(台紙の)裏面に付着してしまい、プリント面が崩れたり剥がれるなど損傷をきたすという憂いがあった。
本考案はかかる問題点を解決し、積み重ねて互いに付着・損傷することがなく、個人が任意に制作したテジカメやパソコンなどの画像を小回りのきくかたちで様々な対象物に移すことのできる転写紙を提供することを課題とする。
台紙1の片面に糊層2を設け、その上にジェットプリンター用インキ3を付着させ、その上より加熱により軟化し転写対象物に付着する樹脂より成るメジューム層4を設け、更にその上に非粘着性樹脂層5を形成するものとする。
この際、独立したメジューム層4や非粘着性樹脂層5を形成する替わりに、加熱により軟化し転写対象物に付着する樹脂と非粘着性樹脂との混合物より成る樹脂層45を形成してもよい。但しその混合比率は、加熱により転写対象物に付着する性質と台紙の裏面に付着しない程度の非粘着性とを兼ね備えるに足るものであればよい。
ここでいう台紙1とは、陶磁器用転写紙関係で通常使われているような、透水性の腰のある紙状のものを指す。その表面にテキストリンのような糊層を形成したものは、裏面より水を塗布すると水が浸透して表面の糊層を溶かし、その接着性を喪失させるものである。
ジェットプリンター用インキ3は、在来の水性インキも含め、かかるプリンターが使える全てのインキ類が該当する。例えば焼物焼き付け用の無機顔料インキやクリヤーコーティング用の無色材「インキ」等も含まれる。
その他、メジューム層や非粘着性樹脂等を構成する素材は、例えば熱可塑性エポキシ樹脂やウレタン系透明樹脂など、既成・公知のものから任意に選択できる。
本考案はこのような構成であるから、例えばパソコンやデジカメに取り入れた画像をプリントアウトしたものから製版・印刷の工程を要することなく直ちに製作できるものであり、積み重ねて画面が剥離損傷することもなく、甚だバラエティーに富んだ個性あふれる内容の転写紙になるという効果がある。
陶磁器用転写紙に用いられるものと同様の台紙1の表面の糊層2に対し、ジェットプリンターを用いてパソコンに取り入れた画像をプリントアウトし、その上より軟質の熱可塑性エポキシ樹脂を約0.1mm厚にコーティングし、更にカバーコート用レジン(瓦応化学工業K.K製)を約0.1mm厚にコーティングして、本考案の転写紙とする。
また別の形態として、同様にプリントアウトした後に、その上より該エポキシ樹脂40%とカバーコートレジン60%とより成る塗材を約0.1mm厚にコーティングして仕上げる。このコーティング方法はシルクスクリーン方式等でもよい。
このような本考案の転写紙は、既成の材料を用いて容易に製造でき、多様な個々のユーザーのニーズに対応できる市場性の高いものであるから、産業上の利用可能性は十分にあるといえる。
1……台紙
2……糊層
3……ジェットプリンター用インキ
4……メジューム層
5……非粘着性樹脂層
45……混合物より成る樹脂層
2……糊層
3……ジェットプリンター用インキ
4……メジューム層
5……非粘着性樹脂層
45……混合物より成る樹脂層
Claims (2)
- 台紙の片面に糊層を設け、その上にジェットプリンター用インキを付着させ、その上より加熱により軟化し転写対象物に付着する樹脂より成るメジューム層を設け、更にその上に非粘着性樹脂層を形成したことを特徴とする転写紙。
- 台紙の片面に糊層を設け、その上にジェットプリンター用インキを付着させ、その上より加熱により軟化し転写対象物に付着する樹脂と非粘着性樹脂との混合物より成る樹脂層を形成したことを特徴とする転写紙。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005011308U JP3120563U (ja) | 2005-12-22 | 2005-12-22 | 転写紙 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005011308U JP3120563U (ja) | 2005-12-22 | 2005-12-22 | 転写紙 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3120563U true JP3120563U (ja) | 2006-04-13 |
Family
ID=43470726
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005011308U Expired - Fee Related JP3120563U (ja) | 2005-12-22 | 2005-12-22 | 転写紙 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3120563U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100376595B1 (ko) * | 2000-09-08 | 2003-03-15 | 주식회사 아큐텍반도체기술 | 도금용 음극 장치 |
-
2005
- 2005-12-22 JP JP2005011308U patent/JP3120563U/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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KR100376595B1 (ko) * | 2000-09-08 | 2003-03-15 | 주식회사 아큐텍반도체기술 | 도금용 음극 장치 |
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