JP2003136711A - インクジェットヘッド及びその製造方法並びにインクジェット記録装置及びその製造方法、カラーフィルタの製造装置及びその製造方法、並びに電界発光基板製造装置及びその製造方法 - Google Patents

インクジェットヘッド及びその製造方法並びにインクジェット記録装置及びその製造方法、カラーフィルタの製造装置及びその製造方法、並びに電界発光基板製造装置及びその製造方法

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JP2003136711A
JP2003136711A JP2001337853A JP2001337853A JP2003136711A JP 2003136711 A JP2003136711 A JP 2003136711A JP 2001337853 A JP2001337853 A JP 2001337853A JP 2001337853 A JP2001337853 A JP 2001337853A JP 2003136711 A JP2003136711 A JP 2003136711A
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ink
ink jet
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Nobuo Shimizu
信雄 清水
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高粘度液を吐出可能にした、静電気力を利用
した方式のインクジェットヘッド及びその製造方法、そ
のインクジェットヘッドを搭載したインクジェット記録
装置及びその製造方法、カラーフィルタの製造装置及び
その製造方法、並びに電界発光基板製造装置及びその製
造方法を提供する。 【解決手段】 振動板として機能する第1の基板1と、
第1の基板1の一方の面側に接合され、振動室9を形成
する第2の基板2と、第1の基板1の他方の面側に接合
され、ノズル孔5及びインク流入口6を形成する第3の
基板3と、振動室9に直列に配置された複数の電極22
乃至24とを備える。電極22乃至24と第1の基板1
とに駆動電圧を順次印加して、振動室9において、第1
の基板1をインク流入口6側からノズル孔5側にかけて
順次撓ませて、インク流入口6から流入されたインク液
をノズル孔5側に送り出して吐出させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、駆動方式として静
電気力を利用したインクジェットヘッド及びその製造方
法、並びにそのインクジェットヘッドを搭載したインク
ジェット記録装置及びその製造方法、カラーフィルタの
製造装置及びその製造方法並びに電界発光基板製造装置
及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】インクジェット記録装置は、記録時の騒
音が極めて小さいこと、高速印字が可能であること、イ
ンクの自由度が高く安価な普通紙を使用できることなど
多くの利点を有する。この中でも記録の必要な時にのみ
インク液滴を吐出する、いわゆるインク・オン・デマン
ド方式が、記録に不要なインク液滴の回収を必要としな
いため、現在主流となってきている。
【0003】このインク・オン・デマンド方式のインク
ジェットヘッドには、特公平2−51734号公報に示
されるように、駆動手段が圧電素子であるものや、特公
昭61−59911号公報に示されるように、インクを
加熱し気泡を発生させることによる圧力でインクを吐出
させる方式等がある。
【0004】しかしながら、前述の従来のインクジェッ
トヘッドでは以下に述べるような課題があった。
【0005】前者の圧電素子を用いる方式においては、
圧力室に圧力を生じさせるためのそれぞれの振動板に圧
電素子のチップを貼り付ける工程が複雑で、特に最近の
インクジェット記録装置による印字には、高速・高印字
品質が求められてきており、これを達成するためのマル
チノズル化・ノズルの高密度化において、圧電素子を微
細に加工し各々の振動板に接着することは極めて煩雑で
多大の時間がかかる。また、高密度化においては、圧電
素子を幅数10〜100数十ミクロンで加工する必要が
生じてきているが、従来の機械加工における寸法・形状
精度では、印字品質のバラツキが大きくなってしまうと
いう課題があった。
【0006】また、後者のインクを加熱する方式におい
ては、駆動手段が薄膜の抵抗加熱体により形成されるた
め、上記のような課題は存在しないが、駆動手段の急速
な加熱・冷却の繰り返しや気泡消滅時の衝撃により、抵
抗加熱体がダメージを受けるため、インクジェットヘッ
ドの寿命が短いという課題があった。これらの課題を解
決するものとして、本出願人は、駆動手段に静電気力を
利用したインクジェットヘッド記録装置について提案し
ており(特願平3−234537号)、この方式は小型
高密度・高印字品質及び長寿命であるという利点を有し
ている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、その駆
動手段に静電気力を利用したインクジェットヘッド記録
装置は通常のインク滴を吐出すること前提とするもので
あり、工業用に使用される高粘度液については吐出する
ことができない、という問題点があった。また、気泡が
入っていると、気泡がつぶれてインクが吐出されなくな
る場合があるという問題点があった。
【0008】また、微量液を吐出するためのに適するも
のとして、特開平3−199682号公報等において提
案されている圧電マイクロポンプがある。これは、シリ
コン基板にチャンバーや弁を生成して、圧電素子により
振動板を変形させ、チャンバー内の気圧を下げて液体を
引き込んで送り出すものである。しかしながら、この種
のマイクロポンプは気泡が混入すると液体を送り出すこ
とができないという問題点があった。更に、圧電素子を
振動板に接着する必要があるため接着剤を使用している
が、送り出しの対象となっている液体に溶剤が含まれて
いると、その溶剤によって接着剤が溶けてしまう、とい
う問題点があった。
【0009】本発明は、高粘度液を吐出可能にした、静
電気力を利用した方式のインクジェットヘッド及びその
製造方法、そのインクジェットヘッドを搭載したインク
ジ静電気力を利用した方式のインクジェットヘッド及び
その製造方法、そのインクジェットヘッドを搭載したイ
ンクジェット記録装置及びその製造方法、カラーフィル
タの製造装置及びその製造方法、並びに電界発光基板製
造装置及びその製造方法を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】(1)本発明の一つの態
様に係るインクジェットヘッドは、振動板として機能す
る第1の基板と、第1の基板の一方の面側に接合され、
前記一方の面側に振動室を形成する第2の基板と、第1
の基板の他方の面側に接合され、インク滴を端部から吐
出させるズル孔と、インク液供給されるインク流入口と
を形成する第3の基板と、振動室に直列に配置された複
数の電極とを備え、電極と第1の基板とに駆動電圧を順
次印加して、振動室において、第1の基板をインク流入
口側からノズル孔側にかけて静電気力を利用して順次撓
ませて、インク流入口から流入されたインク液をノズル
孔側に送り出して吐出させる。本発明においては、イン
ク流入口から流入されたインク液は、基板(振動板)が
撓むことにより形成される第1の基板(振動板)と第3
の基板との間に形成される間隙に流入する。そして、そ
の間隙は、インク流入口側からノズル孔側に移動するの
で、間隙のインク滴もまたノズル孔側に押し出されるよ
うにして移動して、ノズル孔から吐出する。このよう
に、インク滴を押し出すようにして吐出するので、イン
ク滴に気泡が含まれていてもインク滴がノズル孔から吐
出され、また、高粘度のインク滴を吐出することも可能
になっている。
【0011】(2)本発明の他の態様に係るインクジェ
ットヘッドは、上記の(1)のインクジェットヘッドに
おいて、直列に配置された複数の電極について、インク
流入口側の電極からノズル孔側の電極に向かって、隣接
する1又は複数の電極に駆動電圧を順次印加していく。
本発明においては、インク流入口側の電極からノズル孔
側の電極に向かって、隣接する1又は複数の電極に駆動
電圧を順次印加していくことにより、振動板と第3の基
板との間に形成される間隙をインク流入口側からノズル
孔側に移動させることにより、間隙のインク滴もまたノ
ズル孔側に押し出されるようにして移動する。
【0012】(3)本発明の他の態様に係るインクジェ
ットヘッドは、上記の(1)又は(2)のインクジェッ
トヘッドにおいて、第1の基板の他方の面側の接合部分
を除いた領域に絶縁膜を形成したものである。本発明に
おいては、このような絶縁膜を形成することにより、接
合部分を除いて第1の基板と第3の基板とを絶縁する。
このため、例えば第1の基板と第3の基板とを陽極接合
することが可能になっている。
【0013】(4)本発明の他の態様に係るインクジェ
ットヘッドは、上記の(1)又は(2)のインクジェッ
トヘッドにおいて、第3の基板の第1の基板側の面の接
合部分を除いた領域に絶縁膜を形成したものである。本
発明においては、上記の場合と同様に、絶縁膜を形成す
ることにより、接合部分を除いて第1の基板と第3の基
板とを絶縁しており、例えば第1の基板と第3の基板と
を陽極接合することが可能になっている。
【0014】(5)本発明の他の態様に係るインクジェ
ットヘッドは、上記の(1)乃至(4)のインクジェッ
トヘッドにおいて、第1の基板はシリコン基板から構成
され、第2の基板及び第3の基板はガラス基板から構成
される。
【0015】(6)本発明の他の態様に係るインクジェ
ットヘッドは、上記の(1)乃至(5)のインクジェッ
トヘッドにおいて、第1の基板と第2の基板との接合及
び第1の基板と第3の基板との接合は、陽極接合による
ものである。本発明においては、このように第1の基板
乃至第3の基板を陽極接合しており、接着剤を使用して
いないので、有機溶剤、それを含んだ溶液等を扱うこと
ができる。
【0016】(7)本発明の他の態様に係るインクジェ
ットヘッドは、上記の(1)乃至(6)のインクジェッ
トヘッドにおいて、電極は、インク流入口側からノズル
孔側に向かう方向に対して直交する方向に、その断面形
状が凹部をなしている。本発明においては、電極の断面
形状が凹部をなしているので、振動板が静電力により撓
むときには、電極と振動板との隙間の小さい部位(電極
の両端)から順次撓んで密着していくことで、電極の中
央部と振動板との距離が大きくとも、振動板はその全体
が電極に密着することになる。このため、振動板と第3
の基板との間に形成される間隙を大きくすることがで
き、吐出されるインク滴の量を多くすることができる。
【0017】(8)本発明の他の態様に係るインクジェ
ットヘッドの製造方法は、振動板として機能する第1の
基板と、第1の基板の一方の面側に接合され、前記一方
の面側に振動室を形成する第2の基板と、第1の基板の
他方の面側に接合され、インク滴を端部から吐出するズ
ル孔と、インク液が供給されるインク流入口とを形成し
た第3の基板と、振動室に直列に配置された複数の電極
とを備えたインクジェットヘッドの製造方法であって、
第1の基板と第3の基板とを陽極接合する。本発明にお
いては、インクの流路に関連する第1の基板及び第3の
基板を陽極接合しており、接着剤を使用していないの
で、有機溶剤、それを含んだ溶液等を扱うことができ
る。
【0018】(9)本発明の他の態様に係るインクジェ
ットヘッドの製造方法は、上記(8)の製造方法におい
て、第1の基板と第2の基板とを陽極接合する。本発明
においては、第1の基板乃至第3の基板を陽極接合して
おり、このため、高温のインクを扱うことができる。
【0019】(10)本発明の他の態様に係るインクジ
ェットヘッドの製造方法は、上記(9)の製造方法にお
いて、第1の基板と記第3の基板との陽極接合と、第1
の基板と第3の基板との陽極接合とを同時に行う。本発
明においては、第1の基板乃至第3の基板の陽極接合を
同時に行っているので、その処理が迅速に行われる。
【0020】(11)本発明の他の態様に係るインクジ
ェットヘッドの製造方法は、上記(10)の製造方法に
おいて、第1の基板としてシリコン基板を用いて、第2
の基板及び第3の基板としてガラス基板を用いる。
【0021】(12)本発明の他の態様に係るインクジ
ェットヘッドの製造方法は、上記(8)乃至(11)の
製造方法において、陽極接合の前に、第1の基板の他方
の面側の接合部分を除いた領域に絶縁膜を形成する。本
発明においては、絶縁膜がを形成された領域を除いた部
分(接合部分)で陽極接合がなされ、絶縁膜に対応する
箇所が振動板として機能する。
【0022】(13)本発明の他の態様に係るインクジ
ェットヘッドの製造方法は、上記(8)乃至(11)の
製造方法において、陽極接合の前に、第3基板の第1の
基板側の面の接合部分を除いた領域に絶縁膜を形成す
る。本発明においては、上記の場合と同様に、絶縁膜が
形成された領域を除いた部分(接合部分)で陽極接合が
なされ、絶縁膜に対応する第1の基板が振動板として機
能する。
【0023】(14)本発明の他の態様に係るインクジ
ェットヘッドの記録装置は、上記(1)乃至(7)のイ
ンクジェットヘッドを搭載したものである。
【0024】(15)本発明の他の態様に係るインクジ
ェットヘッドの記録装置は、上記(8)乃至(13)の
インクジェットヘッドの製造方法によりインクジェット
ヘッドを製造し、当該インクジェットへッドを搭載す
る。
【0025】(16)本発明の他の態様に係るカラーフ
ィルタの製造装置は、上記(1)乃至(7)のインクジ
ェットヘッドが搭載されたものである。
【0026】(17)本発明の他の態様に係るカラーフ
ィルタの製造装置の製造方法は、上記(8)乃至(1
3)のインクジェットヘッドの製造方法によりインクジ
ェットヘッドを製造し、そのインクジェットヘッドを搭
載する。
【0027】(18)本発明の他の態様に係る電界発光
基板製造装置は、上記(1)乃至(7)のインクジェッ
トヘッドが搭載されたものである。
【0028】(19)本発明の他の態様に係る電界発光
基板製造装置の製造方法は、上記(8)乃至(13)の
インクジェットヘッドの製造方法によりインクジェット
ヘッドを製造し、そのインクジェットヘッドを搭載す
る。
【0029】
【発明の実施の形態】実施形態1.図1は本発明の実施
形態1に係るインクジェットヘッドの分解斜視図であ
り、一部断面図で示してある。本実施形態はインク液滴
を基板の端部に設けられたノズル孔から吐出させるエッ
ジインクジェットタイプの例を示すものである。図2は
絶縁膜を取り除いた状態の第2の基板の斜視図、図3は
組み立てられたインクジェットヘッドの平面図、図4は
図3のA−A線矢視図である。なお、これらの図1乃至
図4の例においてはノズル孔が1個分についての構成し
か図示されていないが、本実施形態1のインクジェット
ヘッドは複数のノズル孔が所定のピッチで配置された構
成になっているものとする。
【0030】本実施形態1のインクジェットヘッド10
は、下記に詳述する構造を持つ3枚の基板1、2、3を
重ねて接合した積層構造となっている。
【0031】中間の基板1は振動板として機能するシリ
コン基板であり、その上面には、基板1の周辺部を除い
た領域(接合部分)にSiO2膜11が例えば1μm以
上の厚さで形成されている。
【0032】基板1の下面に接合される下側の基板2に
はパイレックス(登録商標)ガラス(ホウ珪酸系ガラ
ス)を使用している。この基板2には凹部21がエッチ
ングより形成されており、その凹部21の長さ方向に沿
って、直列の配置された電極22乃至24が形成されて
いる。また、この電極22乃至24にはリード部25及
び端子部26がそれぞれ形成されている。この電極22
乃至24、リード部25及び端子部26はITOを例え
ば0.1μmスパッタし、ITOパターンを形成するこ
とで作製し、さらに端子部26にのみボンディングのた
めの金をスパッタしている。さらに端子部26を除いた
領域にパイレックス(登録商標)スパッタ膜を全面に
0.2μm被覆して絶縁膜27を形成し、インクジェッ
トヘッド駆動時の絶縁破壊、ショートを防止するための
膜を形成している。
【0033】また、本実施形態1においては、基板(振
動板)1とこれに対向して配置される電極22乃至24
との対向間隔、即ちギャップ長G(図4参照)は凹部2
1の深さと電極22乃至24の厚さとの差になるので、
ギャップGが所定の大きさになるように、凹部21の深
さ及び電極22乃至24の厚さを規定している。また、
基板(振動板)1との基板2の凹部21とによって振動
室9が形成されている。
【0034】基板1の上面に接合される上側の基板3に
は基板2と同じくパイレックス(登録商標)ガラスを用
いている。基板3には、その端部にノズル孔5を形成す
ることとなるノズル溝31が形成され、また、このノズ
ル溝31の反対側にはインク流入口6を形成することと
なる開孔部32が形成されている。この基板3と基板1
との接合によって、ノズル孔5が形成され、インク流入
口6は図示しないインクキャビティ、接続パイプ等を介
してインクタンクに接続される。なお、ノズル溝31の
ピッチは例えば0.72mmであり、その幅は70μmで
ある。
【0035】次に、基板1と基板2とを温度300℃、
電圧500Vで陽極接合し、また、同条件で基板1と基
板3を接合し、図3及び図4に示されるようにインクジ
ェットヘッド10を組み立てる。陽極接合後において、
基板(振動板)1と基板2の電極22乃至24とのギャ
ップ長Gは本実施形態1においては例えば0.5μmと
なる。
【0036】上記のようにインクジェットヘッド10を
組み立てた後は、基板1と電極22乃至24の端子部2
6間にそれぞれ発振回路102及びドライバ103を接
続し(図6参照)、インクジェット記録装置を構成す
る。インク107は、図示しないインクタンクより接続
パイプ等を経て基板3のインク流入口6に供給されて、
インク流入口6を満たしている。
【0037】図5(A)(B)は図4のB−B断面図で
ある。同図(A)は電極22乃至24に電圧が印加され
ていない状態を示した図であり、同図(B)は電極22
乃至24に電圧が印加されている状態を示した図であ
る。基板(振動板)1は電極22(23,24)に発振
回路の電圧が印加されていない状態では平らであるが、
電極22(23,24)に電圧が印加されて、電極22
(23,24)の表面が例えばプラスに帯電すると、そ
れに対向した基板(振動板)1の下面はマイナス電位に
帯電する。したがって、基板(振動板)1は静電気の吸
引作用により下方へ撓んで、基板(振動板)1と基板3
との間に間隙105が形成され、その間隙105にイン
クが吸引される。次に、発振回路の電圧をオフにする
と、基板(振動板)1は復元する。そのため、基板(振
動板)1が振動室9内で撓んで形成された間隙105に
吸引された液は、基板(振動板)1が復元すると排出さ
れることになる。基板1はこのような動作をそれぞれ行
うが、その詳細を図6及び図7に基づいて説明する。
【0038】図6は図1のインクジェットヘッドの動作
説明図である。図6は電極電圧が印加されていない状態
を示した図である。電極22乃至24にはドライバ10
3が接続されており、ドライバ103には電極22乃至
24にそれぞれ対応したスイッチング素子S1乃至S3
が内蔵されている。これらのスイッチング素子S1乃至
S3は駆動回路106からの制御信号に基づいて開閉制
御される。この駆動回路106からの制御信号111乃
至113は、図7に示されるとおりのタイミングのパル
スであり、制御信号111はスイッチング素子S1を開
閉制御し、制御信号112はスイッチング素子S2を開
閉制御し、制御信号113はスイッチング素子S3を開
閉制御する。
【0039】図8(a)乃至(c)は図6のインクジェ
ットヘッドの動作を時系列に示した動作説明図である。
【0040】(a)各電極に駆動電圧が印加されていな
い状態においては(スイッチング素子S1,S2,S3
がオフ)が、基板(振動板)1は平らな状態になってい
るが、図7の区間aにおいて、制御信号111、112
によりスイッチング素子S1,S2がオンして基板(振
動板)1と電極22,23とに発振回路102の電圧が
印加され、例えば電極22,23の表面がプラスに帯電
し、基板(振動板)1の下面がマイナス電位に帯電する
と、基板(振動板)1の内、電極22,23に対向した
領域が静電気の吸引作用により電極22,23側に吸引
されて撓む(図8(a))。基板(振動板)1が撓む
と、基板(振動板)1と基板3との間に間隙105が形
成され、その間隙105に、インク流入口6に満たされ
ているインク107が供給される。
【0041】(b)次に、図7の区間bにおいて、制御
信号111,112,113により、スイッチング素子
S1をオフし、スイッチング素子S2のオンを維持し、
スイッチング素子S3をオンすると、電極22に対向し
た領域の基板(振動板)1は元の状態に復元し、電極2
3,24に電圧が印加されたことにより、電極23,2
4に対向した領域の基板(振動板)1は撓んだ状態にな
る。そして、基板(振動板)1がこのようにして撓む
と、基板(振動板)1と基板3との間に形成される間隙
105は、図8(a)から図8(b)に示されるような
位置に、移動したような状態となり、その間隙105の
インク107もまた移動することとなる。
【0042】(c)次に、図7の区間cにおいて、制御
信号112、1113、111によりスイッチング素子
S2をオフにし、スイッチング素子S3のオンを維持
し、スイッチング素子S1をオンにすると、電極23に
は電圧が印加されず、電極23に対向した領域の基板
(振動板)1は元の状態に復元する。電極24には電圧
が印加された状態が維持されて、電極24に対向した基
板(振動板)1は撓んだ状態が維持される(図8
(c))。このため、図8(b)の間隙105の大きさ
は半分になり、続けてスイッチング素子S3をオフにす
ると間隙105のインク107はインク滴108として
ノズル孔5から押し出されて吐出され、印字されること
になる。また、一方で、電極22には電圧が印加され
て、電極22に対向した基板(振動板)1は撓むことに
より、インク流入口6のインク107が電極22とそれ
に対向した基板(振動板)1とにより形成される間隙1
05に吸引される。
【0043】上記の(a)乃至(c)の動作を適宜繰り
返すことによりノズル孔5からインク滴108が吐出さ
れる。
【0044】本実施形態1においては、図8(a)乃至
(c)に示されるように、インク流入口6からのインク
107をノズル孔5側に向かって押し出すようにして移
動させるので、仮に、インク107に気泡が含まれてい
ても、その吐出量が不安定になることはあるが、その気
泡が含まれた状態のインク107が押し出されるので、
従来のインクジェットヘッドのようにインクが吐出され
なくなるようなことはない。
【0045】実施形態2.次に、図1のインクジェット
ヘッド10の基板(振動板)1の製造過程、インクジェ
ットヘッド1の製造過程及び陽極接合についてそれぞれ
説明する。
【0046】図9は図1のインクジェットヘッドの基板
(振動板)1の製造過程を示した工程図である。 (a)まず、シリコンウエハの両面を鏡面研磨し、所定
の厚さのシリコン基板1を作製し、シリコン基板1に例
えば酸素及び水蒸気雰囲気中で1100℃,4時間の熱
酸化処理を施し、シリコン基板1の両面に厚さ1μmの
SiO2 膜11,11aを形成する(図9(a))。な
お、このSiO2 膜11a,11bは、熱酸化法の他
に、スパッタリング法、は蒸着・イオンプレーティング
法、ゾルゲル法、CVD法又は有機シリコン化合物の焼
結法によって形成してもよい。
【0047】(b)次に、SiO2 膜11a上に陽極接
合する領域(接合部分)の形状のフォトレジストパター
ン(図示せず)を形成し、フッ酸系エッチング液にてS
iO2膜の露出部分をエッチング除去し、フォトレジス
トパターンを除去して、図1のSiO2 膜11が形成さ
れる。また、同時に基板1の裏側の面に残留しているS
iO2 膜11bを全部除去する(図9(b))。このよ
うな製造工程を経て、図1に示された基板1が形成され
る。
【0048】図10は図1のインクジェットヘッド10
の製造過程を示した説明図である。インクジェットヘッ
ド10の基板(振動板)1の製造過程は図9に示された
とおりである。また、基板2については、上述のよう
に、パイレックス(登録商標)ガラス(ホウ珪酸系ガラ
ス)に凹部21をエッチングより形成し、その凹部21
の長さ方向に沿って、複数のITO膜をそれぞれ形成し
て、電極22乃至24、リード部25及び端子部26を
それぞれ形成する。また、端子部26を除いた領域にパ
イレックス(登録商標)スパッタ膜を全面に例えば0.
2μm被覆して絶縁膜27を形成している。更に、端子
部26にのみボンディングのための金をスパッタする。
また、基板3については、パイレックス(登録商標)ガ
ラスの端部にノズル溝31を形成するとともに、開孔部
32を形成する。このようにして形成された基板1乃至
3を位置合わせして図11の陽極接合装置により陽極接
合する。
【0049】図11は陽極接合装置の断面図である。本
実施形態においては、3枚の基板1、2、3を同時に陽
極接合するようにしている。基板(シリコン基板)1と
基板(ホウ珪酸ガラス基板)2,3は、洗浄後アライナ
ー(図示せず)を用いて位置合わせし、図11のように
セットする。基板(ホウ珪酸ガラスの基板)2、3と接
触させる上下の接合電極板121、122を電源123
のマイナス側に接続し、基板(シリコン基板)1と基板
(ホウ珪酸ガラス基板)2上の電極22乃至24とを電
源123のプラス側に接続する。また、電極22乃至2
4、電極板121、122の表面の酸化を防ぐため窒素
ガス雰囲気中に置く。
【0050】陽極接合にあたっては、まず基板(ホウ珪
酸ガラス基板)2,3を加熱するが、基板(ホウ珪酸ガ
ラス基板)2,3が急激な温度上昇により割れるのを防
ぐため、300℃まで約20分かけて昇温する。次い
で、電源123により例えば500Vの電圧を約20分
間印加し、基板1乃至3を陽極接合する。300℃の温
度では、ホウ珪酸ガラスに含まれるNaイオンが電界に
より陰極側に移動するので、シリコンからなる基板1と
ホウ珪酸ガラスからなる基板2,3との界面に極めて強
い静電引力が発生して密着する。このように、接合時に
は基板(ホウ珪酸ガラス基板)2,3中のNaイオンの
移動により電流が流れるが、接合完了時には電流値が低
下するので、その電流値により接合の目安をつける。接
合完了後、基板1と基板2,3の熱伝導率の差による応
力割れを防ぐため、例えば約20分かけて徐冷する。
【0051】このように、本実施形態では、基板1と基
板2、3とを同時に陽極接合しており、したがって、こ
の同時陽極接合によって、基板1、2、3の加熱や徐冷
に要する時間が節減でき、接合時間を大幅に短縮するこ
とができる。また、基板(シリコン基板)1の表面を上
部接合電極板121と直接接触させないので、それによ
る汚染などを防ぐことができる。
【0052】ところで、陽極接合時の温度は高いので、
ギャップ部16内の空気が膨張し、接合後常温に下がっ
た時点ではギャップ部16内の圧力が大気圧以下になる
ため、基板1が電極22(23,24)の方向へ撓ん
で、基板1に不必要な応力を与えたりするなどの障害が
生じるおそれがある。
【0053】そこで、本実施形態では、ギャップ部16
を通路18を介して大気に開放させるとともに、その通
路18の出口部分に、陽極接合後に、基板1、2が常温
に下がった時点で粘度の高いエポキシ系等のシール部材
20(図11参照)を用いて封止している。基板1を構
成するシリコン基板は熱伝導率が高いので熱可塑性樹脂
を用いてシールしてもギャップ部16内の圧力が高くな
ることはなく、また、シール部材20は粘度が高いた
め、通路18内に流れ込むことはない。
【0054】したがって、本実施形態の構成によると、
陽極接合時はギャップ部16が通路18を介して大気に
開放しているため、陽極接合時の加熱によりギャップ部
16内の圧力上昇を生じることがなく、また、陽極接合
後の常温低下後においてはシール部材20により通路1
8の出口を封止しているので、ギャップ部16内へ塵埃
が侵入することがない。
【0055】実施形態3.図12は図1のインジェット
ヘッドを搭載したインクジェット記録装置の構成を示し
たブロック図である。図13はその駆動回路の詳細を示
したブロック図である。演算処理部300は描画データ
を生成してそれを駆動回路301に出力する。駆動回路
301は、Y軸送り装置303、X軸送り装置304及
びインクジェットヘッド305にそれぞれ駆動信号を出
力する。Y軸送り装置303は、Yテーブル307をY
軸方向に移動制御するものである。X軸送り装置304
は、Yテーブル307の上に配置されたXテーブル30
8をX軸方向に移動制御する。Xテーブル308の上部
にはインクジェットヘッド305が支持部材を介して架
台上(図示せず)に固定される。
【0056】図13は図12の駆動回路301の詳細を
示したブロック図である。駆動回路301はYモータ駆
動回路313、Xモータ駆動回路314及びヘッド駆動
回路315を備えている。Yモータ駆動回路313は、
Y軸送り装置303を構成するY方向駆動モータ303
aを駆動制御する。その際にはY軸送り装置303に取
り付けられているYエンコーダ303bからの信号を取
り込んでYテーブル307の位置を検出する。Xモータ
駆動回路314はX軸送り装置304を構成するX方向
駆動モータ304aを制御する。その際にはX軸送り装
置304に取り付けられているXエンコーダ304bか
らの信号を取り込んでXテーブル308の位置を検出す
る。更に、また、ヘッド駆動回路315はインクジェッ
トヘッド305を吐出タイミング等を制御する。
【0057】図12及び図13において、演算処理部3
00が描画データを生成してそれを駆動回路301のY
モータ駆動回路313及びXモータ駆動回路314に出
力すると、Y方向駆動モータ303a及びX方向駆動モ
ータ304aが駆動制御され、Y軸送り装置303によ
りYテーブル307がY軸方向に移動し、X軸送り装置
304によりXテーブル308がX軸方向に移動して、
Xテーブル308上に載置されている印刷対象物309
と、インクジェットヘッド305との2次元上の相対位
置が任意に制御されることになる。このように、インク
ジェットヘッド305との2次元上の相対位置を制御し
つつ、ヘッド駆動回路315によりインクジェットヘッ
ド305の吐出タイミング等を制御することにより所望
の描画データを印刷対象物309に描く。
【0058】なお、本実施形態のインクジェット記録装
置においては、上述のように、インクジェットヘッド3
05が基板1乃至3が陽極接合されており、接着剤を使
用していないので有機溶剤又はそれを含んだ液を扱うこ
とができる。また、金属材料(例えばハンダ等)等を高
温で溶媒に溶かした状態で吐出させることもできる。そ
の場合には高粘度の状態で吐出させることができるの
で、1回の吐出濃度を濃くすることができ、吐出回数が
少なくて済む。また、インクジェットヘッド305自体
を加熱した状態でも作動させることもできるので、吐出
液の温度を低下させずに済む。
【0059】実施形態4.なお、上記の実施形態4にお
いては、インクジェットヘッド305のZ軸方向の位置
を固定した例について説明したが、例えばYテーブル3
07をZ軸方向に移動可能に支持して、インクジェット
ヘッド305と印刷対象物309とのZ軸方向の相対位
置を制御するようにしてもよい。
【0060】実施形態5.図14(A)(B)は本発明
のインジェットヘッドの電極の他の構成例を示した図で
ある。これらの図に示されるように、電極22(23,
24)はその幅方向に断面形状が凹部形状に構成されて
いる。基板(振動板)1が静電力により撓むときには、
電極22(23,24)と基板(振動板)1との隙間の
小さい部位、即ち、電極22(23,24)の両端の部
位に対応する部位から順次撓んで電極22(23,2
4)に密着していくことで、電極22(23,24)の
中央部と基板(振動板)1との距離が大きくとも、基板
(振動板)1はその全体が電極22(23,24)に密
着することになる。このため、基板(振動板)1と基板
3との間に形成される間隙105を大きくすることがで
き、吐出されるインク滴の量を多くすることができる。
【0061】実施形態6.ところで、基板(振動板)1
と電極22乃至24とはコンデンサとして機能するた
め、例えば基板(振動板)1と電極22とにVなる電圧
を加えると、電荷の充電・放電による基板(振動板)1
と電極22間の電圧Vc は、 充電時 Vc =V(1−exp(−t/T)) 放電時 Vc =Vexp(−t/T) 但し、T:時定数 に示されるように指数関数的になり、時定数Tが大きい
と、Vc の立ち上がる速度が遅くなることがわかる。時
定数Tは抵抗をR,静電容量をCとするとRCで与えら
れる。シリコンの抵抗は金属に比べて高いため、高速駆
動するには抵抗値の低いCr又はAu薄膜の電極を基板
(振動板)1の下面側に形成し、時定数を下げることに
より、インクジェットヘッドの応答性を向上させること
ができる。
【0062】なお、基板(振動板)1の下面側に形成さ
れる電極については、例えばBBr 3 を用いた気相プロ
セスによるp型層形成により電極を作製したり、イオン
注入法や、B2 3 を有機溶媒中に分散した塗布剤をス
ピンコートとする方法、BN(窒化ホウ素)板を拡散源
とする方法等でも同様にp型層を形成することができ
る。また、p型層を形成するためにはAl,Ga等他の
III 族元素を用いることもできる。
【0063】実施形態7.また、上述の実施形態1にお
いては、基板(振動板)と電極との間隔が、基板2に形
成された凹部の深さによって規定される例について説明
したが、基板1の裏面側(振動室を形成する側)の側部
(図14(a)のA部)に突部を形成して対向間隔を調
整するようにしてもよい。
【0064】実施形態8.また、上述の実施形態1にお
いては、1個のノズル孔5に対して3個の電極22乃至
24を設けた例について説明したが、電極の個数は複数
であればよく、2個、又は4個以上であってもよい。ま
た、上述の実施形態1においてはエッジェインクジェッ
トタイプの例について説明したが、本発明はフェイスイ
ンクジェットタイプのものにも同様に適用することがで
きる。
【0065】実施形態9.本発明の実施形態9として上
述の実施形態のインクジェットヘッドを搭載たカラーフ
ィルタの製造装置について説明する。
【0066】上述の実施形態のインクジェットヘッド
を、カラーフィルタの製造装置に応用する際には、イン
クジェットヘッドの分解能とカラーフィルタの画素ピッ
チを合わせるために、インクジェットヘッドをカラーフ
ィルタ基板に対して斜めに配置して、画素ピッチを合わ
せて用いるが、その点について図15を参照して説明す
る。
【0067】図15はインクジェットヘッドによりカラ
ーフィルタの画素を着色している様子を上から見た図で
あり、インクジェットヘッドについては、ノズル列の位
置のみを示している。また、決められたパターンのうち
赤に着色されるべき部分を着色しているときの様子を示
す。なお、図15において各画素に描かれているR,
G,Bの文字はそれぞれの画素が赤色(R)、緑色
(G)、青色(B)に着色されることを示している。
【0068】ノズル列310はインクジェットヘッドに
形成されており、ここからインクが吐出されて基板上に
インクドットが形成される。カラーフィルタの画素31
1は基板上にインクドットが形成される部分である。
【0069】図15の例では、カラーフィルタの画素の
間隔P1とインクジェットヘッドのノズル間隔P2とが
一致していないことから、ヘッドを角度θ傾けて、Y方
向に3つ毎に並ぶ同じ色の画素の位置と5個毎のノズル
から吐出されるインクの位置を一致させ、インクジェッ
トヘッドを図中のX方向に相対的に動かしながらインク
ドットを画素311の中に形成することにより、画素内
を着色する。これを赤、緑、青それぞれのインクを吐出
するインクジェットヘッドで行うことによりカラーフィ
ルタを製造する。このため、この図に示された赤の画素
を着色するためのインクジェットヘッドでは右下から数
えて2番目、7番目、12番目のノズルは吐出を行い、
ほかのノズルは吐出しない。
【0070】なお、この例では、インクジェットヘッド
として、ノズルピッチ360dpi(70.5μm)の
一般的なインクジェット方式のヘッドを用いている。ま
た、カラーフィルタとして、画素間の間隔100μmの
ものを示している。
【0071】図16は上述の実施形態のインクジェット
ヘッドを搭載したカラーフィルタの製造装置の概要を示
した図である。演算部400は描画イメージ(カラーフ
ィルタの画素の配列パターン)401及びノズル切り替
え信号402を生成して出力する。描画イメージ(カラ
ーフィルタの画素の配列パターン)401は、基板50
0上に形成するべき各インクドットの相対位置関係を示
すデータである。ノズル切り替え信号402はカラーフ
ィルタの画素の各点と対応するノズルの切り替えを指示
する。なお、ノズル群の切り替えの具体的な方法を図1
4を用いて説明すると、はじめに右から数えて2、7、
12番目のノズル群を使用しているとすると、その次は
3、8、13番目のノズル群、さらにその次は4、9、
14番目のノズル群と順送りにするのが容易であるが、
他の方法によってもかまわない。
【0072】また、ノズル群の切り替えは、現在使用し
ているノズルの寿命がきたときに順次行うものとする。
ノズルの寿命は、例えば1つのノズル群の使用時間に基
づいて判定され、1つのノズル群の使用時間が所定時間
に達した場合に、寿命がきたと判定する。
【0073】描画データ生成装置403は、ノズル切り
替え信号402に従って基板上の各画素とノズルの関連
付けを行うことにより、各インクドットの基板上の絶対
位置のデータである描画データを生成する。この際、ノ
ズルが切り替えられると、それに伴って、切り替え前後
のノズルの位置の変化をノズル配置に関する既知のデー
タから計算し、ノズル切り替え前後の各インクドット形
成時のステージ408の位置をその分だけ変化させる。
【0074】ドライバー404は、描画データに従い、
インクジェットヘッド405、送り装置406,407
を駆動することにより描画データ通りのインクドットを
基板500上に形成する。インクジェットヘッド405
は、赤色のインクを吐出する赤色ヘッド405a、緑色
のインクを吐出する緑色ヘッド405b、青色のインク
を吐出する青色ヘッド405cを備えている。送り装置
406,407は、ドライバー404からの信号に応じ
てステージ408の位置をそれぞれX方向、Y方向に動
かす。ステージ408は着色される基板500を保持す
る。上記構成により、基板500上に描画イメージ40
1に応じた描画パターンが生成される。
【0075】なお、本実施形態ではノズル切り替えに伴
う、ノズル位置のずらし量に相当する基板と描画ヘッド
の位置関係の変化をノズルのノズル配置に関する既知の
データから推定しているが、画像処理装置などにより、
実際に各ノズルにより形成されるインクドットの位置関
係を測定しても良い。
【0076】実施形態10.図17は上述の実施形態9
のカラーフィルタ製造装置によりカラーフィルタを製造
する過程を工程順に模式的に示した図である。まず、図
17(a)に示されるように、マザー基板512の表面
に透光性のない樹脂材料によって隔壁506を矢印B方
向から見て格子状パターンに形成する。格子状パターン
の格子穴の部分507はフィルタエレメント503が形
成される領域、すなわちフィルタエレメント領域であ
る。この隔壁506によって形成される個々のフィルタ
エレメント領域507の矢印C方向から見た場合の平面
寸法は、例えば30μm×100μm程度に形成され
る。
【0077】隔壁506は、フィルタエレメント領域5
07に供給されるフィルタエレメント材料の流動を阻止
する機能及びブラックマトリクスの機能を併せて有す
る。また、隔壁506は任意のパターニング手法、例え
ばフォトリソグラフィー法によって形成され、さらに必
要に応じてヒータによって加熱されて焼成される。
【0078】隔壁506の形成後、図17(b)に示さ
れるように、フィルタエレメント材料の液滴508を各
フィルタエレメント領域507に供給することにより、
各フィルタエレメント領域507をフィルタエレメント
材料513で埋める。図16(b)において、符号51
3RはR(赤)の色を有するフィルタエレメント材料を
示し、符号513GはG(緑)の色を有するフィルタエ
レメント材料を示し、そして符号513BはB(青)の
色を有するフィルタエレメント材料を示している。
【0079】各フィルタエレメント領域507に所定量
のフィルタエレメント材料が充填されると、ヒータによ
ってマザー基板512を例えば70℃程度に加熱して、
フィルタエレメント材料の溶媒を蒸発させる。この蒸発
により、図17(c)に示されるようにフィルタエレメ
ント材料513の体積が減少し、平坦化する。体積の減
少が激しい場合には、カラーフィルタとして十分な膜厚
が得られるまで、フィルタエレメント材料の液滴の供給
とその液滴の加熱とを繰り返して実行する。以上の処理
により、最終的にフィルタエレメント材料の固形分のみ
が残留して膜化し、これにより、希望する各色フィルタ
エレメント503が形成される。
【0080】以上によりフィルタエレメント503が形
成された後、それらのフィラメント503を完全に乾燥
させるために、所定の温度で所定時間の加熱処理を実行
する。その後、例えば、スピンコート法、ロールコート
法、リッピング法、又はインクジェット法等といった適
宜の手法を用いて、図17(d)に示されるように、保
護膜504を形成する。この保護膜504は、フィルタ
エレメント503等の保護及びカラーフィルタ501の
表面の平坦化のために形成される。
【0081】実施形態11.本実施形態11において
は、上述の実施形態のインクジェットヘッドを用いたO
EL基板製造装置によりOEL基板を作成する手順につ
いて説明する。この場合のOEL基板製造装置は、上記
の実施形態9で説明したカラーフィルタ製造装置(図1
5)の構成をほとんど適用することができるので、その
構成の図示は省略するものとする。
【0082】OELに発光層等を形成する方法として、
従来では、通常、例えば金属染料等を発光層に蒸着させ
る方法が採られる。インクジェット方式でOEL基板の
製造を行うと、電界発光素子となる高分子有機化合物の
塗布とパターニングとが一度で行える。また目的の位置
に直接吐出するので、電界発光素子となる有機化合物を
無駄にせず必要最小限の量を吐出するだけで済む。
【0083】そこで、本実施形態11においては、例え
ばガラス等の透明基板上にITO電極、正孔注入層及び
正孔輸送層を形成した後に、赤、緑、青に発光する発光
材料を溶媒に溶かした溶液をインクジェットヘッドから
基板上に吐出し、塗布する。そして、その溶液の溶媒を
蒸発させて発光層を形成するようにする。ここで赤の発
光層となる部分には、ローダミンBをドープしたPPV
(ポリパラフェニレンビニレン)のキシレン溶液を用い
る。また緑の発光層となる部分にはMEH・PPVのキ
シレン溶液を用いる。さらに青の発光層となる部分には
クマリンをドープしたPPVのキシレン溶液を用いる。
ここで、赤、青又は緑の発光層に用いる有機化合物及び
溶液はさまざまあるので、特に上記に示したものでなく
てもよい。また、中間色を発色するような材料を用いて
もよい。ただ、それぞれの材料によって重量、粘度等が
変わるので、吐出する材料に応じて、インク重量及びイ
ンクスピードを調整しておく必要がある。
【0084】そして、電子注入層として例えばPPVを
溶媒に溶かして塗布した後にコーティング乾燥する。そ
の後、例えばアルミニウムリチウム合金の陰極電極をパ
ターニングして、OEL基板を作成する。
【0085】以上のように本実施形態11によれば、上
述の実施形態のインクジェットをOEL基板製造装置に
搭載したので、真空蒸着等の高度の技術を用いなくても
容易に基板を製造することができる。その際、インクジ
ェットヘッドの各ノズルから吐出される、発光材料を溶
媒に溶かした溶液のインク重量を均一に吐出するので、
それぞれ位置ではOEL素子をむらなく形成することが
でき、OEL基板全体での表示の色むらをなくすことが
できる。また、発光材料を直接吐出するので無駄がな
い。したがって、歩留まりを低くすることができ、コス
トパフォーマンスがよいOEL基板製造装置を得ること
ができる。特に、従来方法よりも格段に低コストで作成
できるので、インクジェットヘッドのコストを考えて
も、コストパフォーマンスがよいOEL基板を得ること
ができる。また、発光材料を無駄にせず環境によい。こ
こでは、OEL基板の製造について述べているが、無機
電界発光素子で基板を製造する場合にも適用することが
できる。
【0086】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、振動室に
おいて、第1の基板をインク流入口側からノズル孔側に
かけて順次撓ませて、インク流入口から流入されたイン
ク液をノズル孔側に送り出して吐出させるようにしたの
で、インク滴に気泡が含まれていてもインク滴がノズル
孔から吐出され、また、高粘度のインク滴を吐出するこ
とが可能になっている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1に係るインクジェットヘッ
ドを示す分解斜視図である。
【図2】図1のインクジェットヘッドにおいて第2基板
から絶縁膜を取り除いた状態の斜視図である。
【図3】図1のインクジェットヘッドの組み立てられた
状態の平面図である。
【図4】図3のA−A線矢視図である。
【図5】図4のB−B断面図である。
【図6】図1のインクジェットヘッドの動作説明図であ
る。
【図7】駆動回路からの制御信号のタイムチャートであ
る。
【図8】図6のインクジェットヘッドの動作を時系列に
示した動作説明図である。
【図9】図1のインクジェットヘッドの基板(振動板)
の製造過程を示した工程図である。
【図10】図1のインクジェットヘッドの製造過程を示
した説明図である
【図11】陽極接合装置の断面図である。
【図12】図1のインクジェットヘッドを搭載したイン
クジェット記録装置の構成を示したブロック図である。
【図13】図12の駆動回路及び送り装置の詳細を示し
たブロック図である。
【図14】本発明のインクジェットヘッドの電極の他の
構成例を示した図である。
【図15】インクジェットヘッドによりカラーフィルタ
の画素を着色している様子を上から見た状態を示した図
である。
【図16】上述の実施形態のインクジェットヘッドを搭
載したカラーフィルタの製造装置の概要を示した図であ
る。
【図17】図16のカラーフィルタ製造装置によりカラ
ーフィルタを製造する過程を工程順に模式的に示した図
である。
【符号の説明】
1 基板(振動板) 2 基板 3 基板 5 ノズル孔 6 インク流入口 9 振動室 10 インクジェットヘッド 11 SiO2膜 15 凹部 16 ギャップ部 18 通路 21 凹部 22乃至24 電極 25 リード部 26 端子部 27 絶縁膜 31 ノズル溝 32 開孔部
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G09F 9/30 365 B41J 3/04 103A H05B 33/10 103H 33/14 Fターム(参考) 2C057 AF80 AF93 AG16 AG54 AG93 AM17 AP02 AP28 AP33 AP56 AQ01 AQ02 BA03 BA15 2H048 BA64 BB02 BB42 3K007 AB04 AB18 BA06 CB01 DB03 EB00 FA01 5C094 AA08 AA43 AA44 AA48 BA12 BA27 CA19 CA24 DA13 EB02 FA01 FB01 FB20 GB10 5G435 AA04 AA17 BB05 CC09 CC12 HH01 HH20 KK05 KK10

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 振動板として機能する第1の基板と、 第1の基板の一方の面側に接合され、前記一方の面側に
    振動室を形成する第2の基板と、 前記第1の基板の他方の面側に接合され、インク滴を端
    部から吐出させるズル孔と、インク液が供給されるイン
    ク流入口とを形成する第3の基板と、 前記振動室に直列に配置された複数の電極とを備え、 前記電極と振動板とに駆動電圧を順次印加して、前記振
    動室において、前記第1の基板を前記インク流入口側か
    ら前記ノズル孔側にかけて静電気力を利用して順次撓ま
    せて、前記インク流入口から流入されたインク液を前記
    ノズル孔側に送り出して吐出させることを特徴とするイ
    ンクジェットヘッド。
  2. 【請求項2】 直列に配置された複数の電極について、
    前記インク流入口側の電極から前記ノズル孔側の電極に
    向かって、隣接する1又は複数の電極に駆動電圧を順次
    印加していくことを特徴とする請求項1記載のインクジ
    ェットヘッド。
  3. 【請求項3】 前記第1の基板の他方の面側の接合部分
    を除いた領域に絶縁膜を形成したことを特徴とする請求
    項1又は2記載のインクジェットヘッド。
  4. 【請求項4】 前記第3の基板の前記第1の基板側の面
    の接合部分を除いた領域に絶縁膜を形成したことを特徴
    とする請求項1又は2記載のインクジェットヘッド。
  5. 【請求項5】 前記第1の基板はシリコン基板から構成
    され、前記第2の基板及び前記第3の基板はガラス基板
    から構成されることを特徴とする請求項1乃至4の何れ
    かに記載のインクジェットヘッド。
  6. 【請求項6】 前記第1の基板と前記第2の基板の接合
    及び前記第1の基板と前記第3の基板との接合はそれぞ
    れ陽極接合であるあることを特徴とする請求項1乃至5
    記載の何れかに記載のインクジェットヘッド。
  7. 【請求項7】 前記電極は、前記インク流入口側から前
    記ノズル孔側に向かう方向に対して直交する方向に、そ
    の断面形状が凹部をなしていることを特徴とする請求項
    1乃至6の何れかに記載のインクジェットヘッド。
  8. 【請求項8】 振動板として機能する第1の基板と、第
    1の基板の一方の面側に接合され、前記一方の面側に振
    動室を形成する第2の基板と、前記第1の基板の他方の
    面側に接合され、インク滴を端部から吐出させるズル孔
    と、インク液が供給されるインク流入口とを形成する第
    3の基板と、前記振動室に直列に配置された複数の電極
    とを備えたインクジェットヘッドの製造方法であって、 前記第1の基板と前記第3の基板とを陽極接合すること
    を特徴とするインクジェットヘッドの製造方法。
  9. 【請求項9】 前記第1の基板と前記第2の基板とを陽
    極接合することを特徴とする請求項8記載のインクジェ
    ットヘッドの製造方法。
  10. 【請求項10】 前記第1の基板と前記第3の基板との
    陽極接合と、前記第1の基板と前記第3の基板との陽極
    接合とを同時に行うことを特徴とする請求項9記載のイ
    ンクジェットヘッドの製造方法。
  11. 【請求項11】 前記第1の基板としてシリコン基板を
    用いて、前記第2の基板及び前記第3の基板としてガラ
    ス基板を用いたことを特徴とする請求項10記載のイン
    クジェットヘッドの製造方法。
  12. 【請求項12】 前記陽極接合の前に、前記第1の基板
    の他方の面側の接合部分を除いた領域に絶縁膜を形成す
    ることを特徴とする請求項8乃至11の何れかに記載の
    インクジェットヘッドの製造方法。
  13. 【請求項13】 前記陽極接合の前に、前記第3の基板
    の前記第1の基板側の面の接合部分を除いた領域に絶縁
    膜を形成することを特徴とする請求項8乃至11の何れ
    かに記載のインクジェットヘッドの製造方法。
  14. 【請求項14】 請求項1乃至7の何れかに記載のイン
    クジェットヘッドを搭載したことを特徴とするインクジ
    ェット記録装置。
  15. 【請求項15】 請求項8乃至13の何れかに記載のイ
    ンクジェットヘッドの製造方法によりインクジェットヘ
    ッドを製造し、当該インクジェットへッドを搭載するこ
    とを特徴とするインクジェット記録装置の製造方法。
  16. 【請求項16】 請求項1乃至7の何れかに記載のイン
    クジェットヘッドが搭載されたことを特徴とするカラー
    フィルタの製造装置。
  17. 【請求項17】 請求項8乃至13の何れかに記載のイ
    ンクジェットヘッドの製造方法によりインクジェットヘ
    ッドを製造し、そのインクジェットヘッドを搭載したこ
    とを特徴とするカラーフィルタの製造装置の製造方法。
  18. 【請求項18】 請求項1乃至7の何れかに記載のイン
    クジェットヘッドが搭載されたことを特徴とする電界発
    光基板製造装置。
  19. 【請求項19】 請求項8乃至13の何れかに記載のイ
    ンクジェットヘッドの製造方法によりインクジェットヘ
    ッドを製造し、そのインクジェットヘッドを搭載したこ
    とを特徴とする電界発光基板製造装置の製造方法。
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