JP2003135846A - ゲーム装置及びプログラム - Google Patents

ゲーム装置及びプログラム

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JP2003135846A
JP2003135846A JP2001335093A JP2001335093A JP2003135846A JP 2003135846 A JP2003135846 A JP 2003135846A JP 2001335093 A JP2001335093 A JP 2001335093A JP 2001335093 A JP2001335093 A JP 2001335093A JP 2003135846 A JP2003135846 A JP 2003135846A
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Norio Kawamoto
典男 川本
Takahiro Sakiyama
高博 崎山
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Konami Computer Entertainment Co Ltd
Konami Computer Entertainment Tokyo Inc
Original Assignee
Konami Computer Entertainment Co Ltd
Konami Computer Entertainment Tokyo Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 RFIDデータキャリアをゲームキャラクタ
等に見立てて、その経時変化をゲームにおいて好適に演
出する。 【解決手段】 ゲーム用駒18A,18Bに備えられた
RFIDデータキャリアに対してデータを読み書きする
ためのRFIDリーダライタ16を家庭用ゲーム機10
に接続し、該家庭用ゲーム機10で所定ゲームプログラ
ムを実行させる。これにより、現在計時データを取得す
る現在計時データ取得手段、RFIDリーダライタ16
を制御して、現在計時データ取得手段によって取得され
る現在計時データに基づいてRFIDデータキャリアに
計時データを書き込む書き込み手段、RFIDリーダラ
イタ16を制御して、RFIDデータキャリアから計時
データを読み出す読み出し手段、及び、該読み出し手段
によって読み出される計時データに基づいてゲームを制
御するゲーム制御手段として家庭用ゲーム機10を機能
させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はゲーム装置及びプロ
グラムに関し、特に、RFIDデータキャリアを用いる
ゲームシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、RFID(Radio Frequency IDen
tification)技術が急速に発展しており、RFIDデー
タキャリア(RFIDタグ)の小型化により、商品管理
や物流管理等の物に取り付ける用途のみならず、社員証
や定期券等として人間が携帯する用途にも、その応用範
囲は広がってきている。
【0003】かかるRFID技術のゲーム分野への応用
としては、特開平11−244537号公報に開示され
ているカードゲームシステムがある。このカードゲーム
システムでは、トレーディングカードにRFIDデータ
キャリアを内蔵させて、オブジェクトに関するデータを
記憶するようにして、それをゲームの進行に応じて種々
書き換えるようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記カードゲームシス
テムは、具体的には、システムが起動するときに複数の
カードからデータをロードして、その後、それらのデー
タに基づいてゲーム進行を制御するようにしている。ま
た、ゲームが終了するときに、それらのカードに記憶さ
れているデータを更新するようにしている。
【0005】しかしながら、このようにシステム起動時
及びゲーム終了時に、カードからデータを読み出し、或
いはデータを書き込むようにするだけでは、RFIDデ
ータキャリアを単に記憶メディアとして利用しているに
過ぎず、さらに進んだゲーム分野での応用が期待される
ところである。
【0006】本発明は上記課題に鑑みてなされたもので
あって、その目的は、RFIDデータキャリアをゲーム
キャラクタ、オブジェクト、或いはゲームアイテム等に
見立てて、その経時変化をゲームにおいて好適に演出す
ることができるゲーム装置及びそのためのプログラムを
提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明に係るゲーム装置は、RFIDデータキャリ
アにデータを書き込むとともに、該RFIDデータキャ
リアからデータを読み出すためのRFIDリーダライタ
が接続可能なゲーム装置であって、現在計時データを取
得する現在計時データ取得手段と、前記RFIDリーダ
ライタを制御して、前記現在計時データ取得手段によっ
て取得される現在計時データに基づいて前記RFIDデ
ータキャリアに計時データを書き込む書き込み手段と、
前記RFIDリーダライタを制御して、前記RFIDデ
ータキャリアから計時データを読み出す読み出し手段
と、該読み出し手段によって読み出される計時データに
基づいてゲームを制御するゲーム制御手段と、を含むこ
とを特徴とする。
【0008】また、本発明に係るプログラムは、RFI
Dデータキャリアにデータを書き込むとともに、該RF
IDデータキャリアからデータを読み出すためのRFI
Dリーダライタが接続可能なゲーム装置としてコンピュ
ータを機能させるためのプログラムであって、現在計時
データを取得する現在計時データ取得手段、前記RFI
Dリーダライタを制御して、前記現在計時データ取得手
段によって取得される現在計時データに基づいて前記R
FIDデータキャリアに計時データを書き込む書き込み
手段、前記RFIDリーダライタを制御して、前記RF
IDデータキャリアから計時データを読み出す読み出し
手段、及び、該読み出し手段によって読み出される計時
データに基づいてゲームを制御するゲーム制御手段、と
して前記コンピュータを機能させるためのプログラムで
ある。
【0009】また、本発明に係るゲーム装置は、RFI
Dデータキャリアにデータを書き込むとともに、該RF
IDデータキャリアからデータを読み出すことができる
ゲーム装置であって、現在計時データを取得する現在計
時データ取得手段と、前記現在計時データ取得手段によ
って取得される現在計時データに基づいて前記RFID
データキャリアに計時データを書き込む書き込み手段
と、前記RFIDデータキャリアから計時データを読み
出す読み出し手段と、該読み出し手段によって読み出さ
れる計時データに基づいてゲームを制御するゲーム制御
手段と、を含むことを特徴とする。
【0010】本発明では、RFIDデータキャリアに計
時データが書き込まれる。この計時データは現在計時デ
ータに基づいて書き込まれる。現在計時データは、現在
の(最新の)計時データであり、例えばゲーム装置の内
部又は外部のクロックから出力される現在日時データ
や、ゲーム装置の内部で管理される(例えば所定時間毎
にインクリメント又はデクリメントされる)カウンタ値
等である。例えば、RFIDデータキャリアがRFID
リーダライタの通信エリアに配置された場合や、ゲーム
においてRFIDデータキャリアに記憶されているゲー
ムデータが利用される場合等に、そのときの現在計時デ
ータに基づいて計時データが書き込まれる。そして、こ
の計時データは、例えばRFIDデータキャリアがRF
IDリーダライタの通信エリアに配置された場合や、ゲ
ームにおいてRFIDデータキャリアに記憶されている
ゲームデータが利用される場合等に読み出され、その読
み出された計時データに基づいてゲームが制御される。
こうすれば、RFIDデータキャリアをゲームキャラク
タ、オブジェクト、ゲームアイテム等に見立てて、その
経時変化をゲームにおいて演出することができるように
なる。
【0011】また、本発明の前記ゲーム制御手段は、前
記読み出し手段によって読み出される計時データと前記
現在計時データ取得手段によって取得される現在計時デ
ータとに基づいてゲームを制御する。こうすれば、例え
ば前記RFIDデータキャリアに書き込まれている計時
データが表す日時(タイミング)から、現在計時データ
が表す日時(タイミング)までの時間を算出するこがで
き、その長短に基づいてゲームを制御することができる
ようになる。
【0012】また、本発明の一態様では、前記書き込み
手段は、前記RFIDリーダライタを制御して、前記R
FIDデータキャリアに記憶される計時データに対応づ
けてゲームデータを前記RFIDデータキャリアに書き
込み、前記読み出し手段は、前記RFIDリーダライタ
を制御して、前記RFIDデータキャリアに記憶される
計時データ及び該計時データに対応づけられたゲームデ
ータを読み出し、前記ゲーム制御手段は、前記読み出し
手段によって読み出される計時データ及びゲームデータ
に基づいてゲームを制御する。こうすれば、例えばゲー
ムキャラクタ、オブジェクト、ゲームアイテムの状態等
を表すゲームデータを、計時データに対応づけてRFI
Dデータキャリアに記憶しておくことができる。そし
て、例えばRFIDデータキャリアがRFIDリーダラ
イタの通信エリアに配置された場合や、ゲームにおいて
RFIDデータキャリアに記憶されているゲームデータ
が利用される場合等に、計時データ及びそれに対応する
ゲームデータを読み出して、ゲームの制御に用いること
ができる。すなわち、RFIDデータキャリアに記憶さ
れているゲームデータの新しさ或いは古さをゲーム装置
において判断することができ、その判断に応じたゲーム
制御が可能となる。このため、RFIDデータキャリア
をゲームキャラクタ、オブジェクト、ゲームアイテム等
に見立てて、その経時変化をゲームにおいてさらに好適
に演出することができるようになる。
【0013】また、この態様では、前記ゲーム制御手段
は、前記読み出し手段によって読み出される計時データ
に基づいて、前記読み出し手段によって読み出されるゲ
ームデータを変更し、変更済みのゲームデータに基づい
てゲームを制御するようにしてもよい。こうすれば、例
えばRFIDデータキャリアにゲームデータが書き込ま
れてからの経過時間を算出し、その経過時間に基づいて
該ゲームデータを変更すること等が可能となる。そし
て、変更後のゲームデータにも基づいてゲームを制御す
ることにより、RFIDデータキャリアをゲームキャラ
クタ、オブジェクト、ゲームアイテム等に見立てて、そ
の経時変化をゲームにおいて演出することができるよう
になる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
について図面に基づき詳細に説明する。
【0015】図1は、本発明の一実施の形態に係るゲー
ムシステムの外観を示す図である。同図に示すように、
このゲームシステム11は、家庭用ゲーム機10と、家
庭用テレビ受像器12と、ゲームコントローラ14A,
14Bと、RFIDリーダライタ16と、ゲーム用駒1
8A,18Bと、を含んで構成されている。家庭用ゲー
ム機10には、ゲームプログラムを格納した情報記憶媒
体が装着されている。
【0016】家庭用ゲーム機10は、従来公知の構成を
有するコンピュータゲームシステムであり、家庭用テレ
ビ受像器12に表示されるゲーム画面を見たり、家庭用
テレビ受像器12に内蔵されるスピーカから出力される
ゲーム音楽やゲーム効果音を聞いたりしながら、1人又
は2人のプレイヤがゲームコントローラ14A,14B
によりゲーム操作をして、ゲームをプレイするようにな
っている。
【0017】このゲームシステムで特徴的な点は、家庭
用ゲーム機10にRFIDリーダライタ16が接続され
ており、ゲームの局面に応じて、このRFIDリーダラ
イタ16にプレイヤがRFIDデータキャリアを備えた
ゲーム用駒18A,18Bを載置したり、それを下ろし
たりしながらゲームを楽しむようになっている点であ
る。例えば、プレイヤA及びプレイヤBが同ゲームシス
テム11でゲームを楽しむ場合、プレイヤAはゲームの
局面に応じて手持ちのゲーム用駒18Aから1つ又は複
数を選択し、それをRFIDリーダライタ16に載置す
る。また、ゲームの局面に応じて、RFIDリーダライ
タ16に既に載置されているゲーム用駒18Aから1つ
又は複数を選択し、それを該RFIDリーダライタ16
から下ろすのである。同様に、プレイヤBはゲームの局
面に応じて、手持ちのゲーム用駒18Bから1つ又は複
数を選択し、それをRFIDリーダライタ16に載置す
る。また、ゲームの局面に応じてRFIDリーダライタ
16に既に載置されているゲーム用駒18Bから1つ又
は複数を選択し、それを該RFIDリーダライタ16か
ら下ろす。
【0018】ゲーム用駒18A,18Bは、図2に示す
ように、コイン状のRFIDデータキャリア(タグ)2
2を備えており、その上にゲームキャラクタ、オブジェ
クト、或いはゲームアイテムを象ったフィギュア24が
取り付けられている。すなわち、RFIDデータキャリ
ア22がフィギュア24の台として利用されている。R
FIDデータキャリア22は、自他を識別するID情
報、ゲームデータ、及び計時データをそれぞれ格納して
いる。ゲームデータは、フィギュア24に関連するデー
タであり、例えばゲームキャラクタ又はゲームアイテム
の各種属性データ(攻撃力、守備力、使用量、前回使用
時刻等)である。また、計時データは、家庭用ゲーム機
10で内部生成される現在日時データ(現在計時デー
タ)であり、例えばゲーム用駒18A,18BがRFI
Dリーダライタ16に載置されたとき、ゲーム用駒18
A,18Bからゲームデータが読み出されたとき、或い
はゲーム用駒18A,18Bから読み出されたゲームデ
ータが家庭用ゲーム機10で実行されるゲームにおいて
利用されたとき、現在計時データが計時データとしてR
FIDデータキャリア22に書き込まれる。ゲームデー
タ及び計時データは、RFIDリーダライタ16により
更新可能な形態でRFIDデータキャリア22に記憶さ
れるが、更新不能な形態(リードオンリ)で記憶される
ものを含むようにしてもよい。また、不正防止の為、I
D情報は更新不能な形態でRFIDデータキャリア22
に記憶されることが望ましい。
【0019】ここで、RFIDリーダライタ16及びR
FIDデータキャリア22は、互いに非接触の状態に
て、RFIDリーダライタ16がRFIDデータキャリ
ア22からデータを読み出し、逆にRFIDデータキャ
リア22にデータを書き込めるようにもなったもので、
従来公知の基本構成を有する。方式としては、電磁結合
方式、電磁誘導方式、マイクロ波方式、光方式等、種々
のものが採用可能であるが、特に、このゲームシステム
11で利用されるRFIDリーダライタ16及びRFI
Dデータキャリア22は、選択的アクセスが可能なもの
である。すなわち、RFIDデータキャリア22はID
情報を記憶するようにしており、RFIDリーダライタ
16は、ID情報を指定してリードアクセス又はライト
アクセスすることにより、該RFIDリーダライタ16
に載置されているゲーム用駒18A,18Bのうち特定
のゲーム用駒に備えられたRFIDデータキャリア22
に対し、データの読み出し又は書き込みができるように
なっている。
【0020】なお、RFIDリーダライタ16及びRF
IDデータキャリア22の方式としては、RFIDデー
タキャリア22が無電源で動作するものが望ましい。ま
た、RFIDリーダライタ16は、ゲーム用駒18A,
18Bを所定数、例えば10個程度を載置できる程度の
広さを有する円形ステージ状に形成されており、該ステ
ージの下にRFIDデータキャリア22とデータ通信及
び該RFIDデータキャリア22に電力供給をするため
のアンテナが内蔵されている。すなわち、RFIDリー
ダライタ16の上面が通信エリアとして用意されてい
る。
【0021】以下、本ゲームシステム11の構成の詳細
について説明する。
【0022】図3は、本ゲームシステム11の構成を詳
細に示す図である。同図に示すように、ゲームシステム
11は、マイクロプロセッサ30、画像処理部32、モ
ニタ34、バス36、RAM38、ROM40、入出力
制御部42、ゲームコントローラ14A,14B、音声
処理部45、スピーカ44、DVD再生部46、DVD
48、RFIDリーダライタ16、RFIDデータキャ
リア22を含んで構成されている。このうち、モニタ3
4及びスピーカ44は家庭用テレビ受像器12に含まれ
るものである。また、マイクロプロセッサ30、画像処
理部32、RAM38、ROM40、入出力制御部4
2、音声処理部45、DVD再生部46は、家庭用ゲー
ム機10の筐体に内蔵されるものである。また、DVD
48は家庭用ゲーム機10の全面パネルに備えられたデ
ィスクトレイに収容されるものである。なお、家庭用テ
レビ受像器12、家庭用ゲーム機10及びDVD48に
よって本発明の一実施形態に係るゲーム装置が構成され
ている。
【0023】同図に示すように、マイクロプロセッサ3
0、画像処理部32、RAM38、ROM40、及び入
出力制御部42は、バス36により相互データ通信可能
に接続されている。また、入出力制御部42には、ゲー
ムコントローラ14A,14B、音声処理部45、DV
D再生部46、及びRFIDリーダライタ16が接続さ
れている。
【0024】マイクロプロセッサ30は、ROM40に
格納されるオペレーティングシステムやDVD48から
読み出されるゲームプログラムに基づいて、家庭用ゲー
ム機10の各部を制御する。バス36はアドレス及びデ
ータを家庭用ゲーム機10の各部でやり取りするための
ものである。また、RAM38には、DVD48から読
み取られたゲームプログラム及びデータが必要に応じて
書き込まれる。また、RAM38にはマイクロプロセッ
サ30の作業領域も確保される。画像処理部32はVR
AMを含んで構成されており、マイクロプロセッサ30
から送られる画像データを受け取って同VRAM上にゲ
ーム画面を描画するとともに、その内容をビデオ信号に
変換して所定タイミングでモニタ34に出力する。
【0025】入出力制御部42は、ゲームコントローラ
14A,14B、音声処理部45、DVD再生部46、
或いはRFIDリーダライタ16と、マイクロプロセッ
サ30との間でなされるデータ通信を中継するためのイ
ンターフェースである。ゲームコントローラ14A,1
4Bは、プレイヤがゲーム操作をするための入力手段で
ある。入出力制御部42は、一定周期でゲームコントロ
ーラ14A,14Bの各種ボタンの操作状態をスキャン
し、そのスキャン結果を表す信号(操作信号)を、バス
36を介してマイクロプロセッサ30に渡すようになっ
ている。マイクロプロセッサ30は、その操作信号に基
づいてプレイヤのゲーム操作を判定する。音声処理部4
5はサウンドバッファを含んで構成されており、DVD
48から読み出されてサウンドバッファに記憶された音
楽やゲーム効果音等のデータを再生して、それらをスピ
ーカ44から出力する。DVD再生部46は、マイクロ
プロセッサ30からの指示に従ってDVD48に記憶さ
れているゲームプログラム及びデータを読み出す。RF
IDリーダライタ16は上述した構成を有しており、家
庭用ゲーム機10の例えばUSB(Universal Serial B
us)ポート等に接続される。そして、マイクロプロセッ
サ30からの指示に従ってRFIDデータキャリア22
に記憶されているID情報やゲームデータを読み出す。
【0026】上述したように、このゲームシステム11
では、RFIDデータキャリア22にID情報、ゲーム
データ及び計時データが記憶されるようになっている。
図4(a)〜(e)は、RFIDデータキャリア22に
記憶されるデータの例を示す図である。
【0027】同図(a)に示す例では、ゲームデータと
してフィギュア24に係るゲームキャラクタのエネルギ
ー(エネルギー値)が記憶されるとともに、計時データ
として該フィギュア24に係るゲームキャラクタ、オブ
ジェクト、或いはゲームアイテムが、そのエネルギーを
有していた日時が記憶されている。こうすれば、フィギ
ュア24に係るゲームキャラクタ、オブジェクト、或い
はゲームアイテムが、計時データにより表される日時に
おいて、どれだけのエネルギーを有していたかを家庭用
ゲーム機10において判断することができるようにな
る。このため、例えば計時データにより表される日時か
ら所定時間が経過するとゲームキャラクタ等のエネルギ
ーが回復する演出、計時データ及びエネルギーによって
現在のエネルギーを算出し、フィギュア24に係るゲー
ムキャラクタ等がそのエネルギーに応じた能力を有する
という演出等が可能となる。
【0028】同図(b)は、ゲームシステム11で野球
ゲームが提供され、フィギュア24が野球投手を表すも
のである場合の例であり、RFIDデータキャリア22
には、ゲームデータとしてフィギュア24に係るゲーム
キャラクタ(投手キャラクタ)の投球数が記憶されると
ともに、計時データとして該投球数をフィギュア24が
ゲーム空間で行われる野球において投げた日時が記憶さ
れている。こうすれば、フィギュア24に対応するゲー
ムキャラクタ(投手キャラクタ)が、計時データにより
表される日時において、どれだけ投球したかを家庭用ゲ
ーム機10において判断することができるようになる。
このため、例えば計時データ及びゲームデータ(投球
数)によって決定される時間が経過するまで、その投手
キャラクタがゲームにおいて投球することが制限される
演出等が可能となる。
【0029】同図(c)は、ゲームシステム11でスポ
ーツゲーム(野球ゲームや格闘ゲーム等)が提供され、
フィギュア24が選手を表すものである場合の例であ
り、RFIDデータキャリア22には、ゲームデータと
してフィギュア24に係るゲームキャラクタがゲーム
(スポーツ)において負った怪我の情報(例えば怪我の
種類、怪我の部位、放置すると回復するか悪化するかの
区別等)が記憶されるとともに、計時データとして、そ
の怪我を負った日時が記憶されている。こうすれば、フ
ィギュア24に係るゲームキャラクタがゲームにおいて
どのような怪我を負ったか、その怪我をいつ負ったか、
を家庭用ゲーム機10において判断することができるよ
うになる。このため、例えば怪我情報及び計時データに
よって決定される時間が経過するまで、そのゲームキャ
ラクタの使用が制限される演出、或いは怪我情報及び計
時データによって現在のゲームキャラクタの健康状態を
判断し、ゲームキャラクタの能力がそれに応じたものと
なる演出等が可能となる。
【0030】同図(d)は、ゲームシステム11でゲー
ム空間をゲームキャラクタ等が移動するゲームが提供さ
れ、フィギュア24がそのゲームキャラクタを表すもの
である場合の例であり、RFIDデータキャリア22に
は、ゲームデータとしてフィギュア24に係るゲームキ
ャラクタ、オブジェクト、或いはゲームアイテムの位置
(例えばゲーム空間における位置座標)が記憶されると
ともに、計時データとして、その位置にフィギュア24
に係るゲームキャラクタ等が存在していた日時が記憶さ
れている。こうすれば、フィギュア24に係るゲームキ
ャラクタ等がいつ、ゲーム空間のどこに居たかを家庭用
ゲーム機10において判断することができるようにな
る。このため、例えば位置及び計時データによって判断
される領域内に、フィギュア24に係るゲームキャラク
タ等の移動範囲が制限される演出等が可能となる。
【0031】同図(e)は、ゲームシステムにより、ゲ
ーム空間においてゲームキャラクタが会話等により他の
ゲームキャラクタと相互作用するゲームが提供され、フ
ィギュア24がそのゲームキャラクタを表すものである
場合の例であり、ゲームデータとしてフィギュア24に
係るゲームキャラクタがゲーム空間で会話等により相互
作用したゲームキャラクタをそれぞれ特定するID情報
が記憶されるとともに、計時データとしてそれらゲーム
キャラクタと相互作用した日時が記憶されている。こう
すれば、フィギュア24に係るゲームキャラクタがい
つ、どのゲームキャラクタと会話したか等を家庭用ゲー
ム機10において判断することができるようになる。こ
のため、例えばあるゲームキャラクタと所定頻度で会話
をしていないとゲームが進行しないようにする演出等が
可能となる。
【0032】以下、ゲームシステム11の処理、特にD
VD48に格納されたプログラムに基づく家庭用ゲーム
機10の処理について説明する。
【0033】このゲームシステム11においては、ゲー
ムの開始時に、各プレイヤが手持ちのゲーム用駒18
A,18Bをデータキャリアリストに登録するようにし
ている。図5は、データキャリアリスト登録処理を説明
するフロー図である。同図に示す処理はDVD48に格
納されたゲームプログラムに基づいて家庭用ゲーム機1
0が実行するものである。この処理では、まずプレイヤ
変数にA(1人目プレイヤ)を設定し(S101)、次
にプレイヤAに対して手持ちのゲーム用駒18A又は1
8BをRFIDリーダライタ16の通信エリアに載置す
るように案内するための案内画面を家庭用テレビ受像器
12に表示する(S102)。案内画像は、例えば「1
人目プレイヤ(1P)の全ての持ち駒をフィールドに載
せてください。」、或いは「2人目プレイヤ(2P)の
全ての持ち駒をフィールドに載せてください。」等のメ
ッセージを含むようにすれば好適である。そして、この
案内に応じてプレイヤAがRFIDリーダライタ16の
通信エリアに手持ちのゲーム用駒18Aを載置すると、
そこからID情報を読み出す(S103)。この処理
(S103)は、ゲームコントローラ14Aにおいて完
了操作が行われるまで続けられる(S104)。すなわ
ち、各プレイヤは手持ちの全てのゲーム用駒18を一度
にRFIDリーダライタ16の通信エリアに載せてもよ
いし、手持ちのゲーム用駒18を載せ下ろししながら、
全てのゲーム用駒18が少なくとも一度は載せられるよ
う、手持ちのゲーム用駒18をRFIDリーダライタ1
6の通信エリアに順に載置させてもよい。そして、完了
操作が行われると、読み出したID情報をデータキャリ
アリストに登録する(S105)。
【0034】図6は、データキャリアリストの一例を示
している。データキャリアリストは、プレイヤAに対応
するID情報群及びプレイヤBに対応するID情報群を
区別して記憶するものであり、S105では読み出した
ID情報を、そのID情報に対応するプレイヤに関連付
けて記憶するようにしている。すなわち、プレイヤAに
対する案内画面に応じてRFIDリーダライタ16の通
信エリアに載置されたゲーム用駒18Aについては、そ
こから読み出されたID情報をプレイヤAに対応づけて
記憶する。また、プレイヤBに対する案内画面に応じて
RFIDリーダライタ16の通信エリアに載置されたゲ
ーム用駒18Bについては、そこから読み出されたID
情報をプレイヤBに対応づけて記憶する。
【0035】データキャリアリストを登録すると、両プ
レイヤに対してデータキャリア登録を終えたかを判断し
(S106)、終えていなければプレイヤ変数にB(2
人目プレイヤ)を設定し(S107)、プレイヤBに関
してS102からS105の処理を実行する。そして、
両プレイヤに対してデータキャリア登録を終えると(S
106)、処理を終了する。
【0036】以上のようにしてゲーム開始前にデータキ
ャリアリストを予め用意しておけば、ゲーム開始後はR
FIDリーダライタ16にゲーム用駒18が載置される
と、それがプレイヤAの持ち駒かプレイヤBの持ち駒か
を速やかに判断できるようになる。すなわち、家庭用ゲ
ーム機10では、ゲーム開始後にRFIDリーダライタ
16にゲーム用駒18が載置されると、そこからID情
報を読み出す。そして、その読み出したID情報がデー
タキャリアリストにおいてプレイヤAとプレイヤBのど
ちらに対応づけられて記憶されているかを調べることに
より、そのゲーム用駒18がプレイヤAの持ち駒かプレ
イヤBの持ち駒かを速やかに判断するようにしている。
こうして、ゲームが円滑に進行するようにしている。
【0037】次に、データキャリアリスト登録処理の後
に実行されるメインゲーム処理について説明する。図7
は、メインゲーム処理を説明するフロー図である。同図
に示すように、この処理では、まずRFIDリーダライ
タ16により該RFIDリーダライタ16の通信エリア
に載置されているゲーム用駒18A,18BからID情
報、ゲームデータ及び計時データを読み出す(S20
1)。そして、その読み出したID情報、ゲームデータ
及び計時データに基づいてアクティブデータキャリア登
録テーブルを生成する(S202)。図8は、このアク
ティブデータキャリア登録テーブルの一例を示す図であ
る。アクティブデータキャリア登録テーブルは、現在R
FIDリーダライタ16の通信エリアに載置されている
ゲーム用駒18A,18B(RFIDデータキャリア2
2)のID情報、ゲームデータ、計時データ、登録抹消
禁止フラグを対応づけて記憶するものである。このアク
ティブデータキャリア登録テーブルにゲームデータが登
録されているゲーム用駒18A,18Bが、その時点に
おけるゲーム処理に影響を与えるようになっている。同
テーブルに記憶されるID情報、ゲームデータ及び計時
データはRFIDデータキャリア22から読み出される
ものであり、登録抹消禁止フラグは、ゲーム用駒18
A,18BがRFIDリーダライタ16の通信エリアか
ら下ろされても、例外的にアクティブデータキャリア登
録テーブルから該ゲーム用駒18A,18Bに係るレコ
ードを削除しないようにするためのフラグであり、ゲー
ム処理の内容に従って設定される。
【0038】S202において、アクティブデータキャ
リア登録テーブルを生成すると、次にゲーム処理を実行
する(S203)。このゲーム処理は、ゲーム画面を更
新したり、ゲーム音楽やゲーム効果音の発音スタート或
いは停止を指示したりする処理であり、ゲームコントロ
ーラ14A,14Bにより入力される操作信号や、アク
ティブデータキャリア登録テーブルに記憶されるID情
報、ゲームデータ及び計時データ等に基づき、実行され
るものである。DVD48には、ID情報に対応づけて
ゲームキャラクタ又はゲームアイテム(フィギュア2
4)の画像データ、音声データ、各種属性データ等が予
め記憶されている。そして、家庭用ゲーム機10は、ア
クティブデータキャリア登録テーブルに記憶されるID
情報に対応するデータをDVD48から読み出す。こう
して、そのDVD48から読み出したデータ、操作信
号、アクティブデータキャリア登録テーブルに記憶され
るゲームデータ及び計時データ等に基づいてゲーム処理
を実行するようにしている。なお、ゲーム処理は、内容
的には、例えばトレーディングゲームカードゲームに係
るもの、ロールプレイングゲームに係るもの、ドライブ
ゲームに係るもの、各種スポーツゲームに係るもの、音
楽ゲームに係るもの等、様々なジャンルのものでよい。
また、ゲーム処理において、RFIDリーダライタ16
の通信エリアに載置されているゲーム用駒18がどのプ
レイヤにより置かれたものであるか(どのプレイヤに対
応するものであるか)を判断する必要がある場合、ID
情報を上記データキャリアリストに照査して判断する。
そして、判断結果に基づいてゲーム処理を実行する。
【0039】例えば、あるゲームアイテムを象ったフィ
ギュア24を備えたゲーム用駒18がRFIDリーダラ
イタ16の通信エリアに載置されると、そこから読み出
されたID情報がデータキャリアリストにおいてどのプ
レイヤに対応づけられて記憶されているかを調べること
により、そのゲーム用駒18がどのプレイヤにより置か
れたものであるかを判断する。そして、家庭用ゲーム機
10では、その判断によりゲーム用駒18を置いたとさ
れるプレイヤに、そのゲームアイテムを使用したことの
効果を帰属させるようにする。
【0040】同様に、あるゲームキャラクタを象ったフ
ィギュア24を備えたゲーム用駒18がRFIDリーダ
ライタ16の通信エリアに載置されると、それがどのプ
レイヤにより載置されたものであるかを判断し、そのゲ
ーム用駒18を置いたと判断されるプレイヤの味方とし
て、そのゲームキャラクタをゲーム空間(ゲームフィー
ルド)に登場させる。
【0041】また、例えば家庭用テレビ受像器12の表
示画面にプレイヤ毎に使用ゲームアイテムや味方ゲーム
キャラクタを表示する領域を用意する場合には、ゲーム
アイテムやゲームキャラクタを象ったフィギュア24を
備えたゲーム用駒18がRFIDリーダライタ16の通
信エリアに載置されると、そのゲーム用駒18を載置し
たと判断されるプレイヤに対応する表示領域に、それら
ゲームアイテムやゲームキャラクタの画像を表示するよ
うにしてもよい。
【0042】図9は、S203のゲーム処理の一例を示
すフロー図である。同図に示すように、このゲーム処理
では、まず家庭用ゲーム機10に備えられたクロック
(計時手段)から現在の日付及び時刻(現在日時)を読
み出す(S301)。そして、RFIDリーダライタ1
6に載置されている各RFIDデータキャリア22につ
いて、ゲームデータが書き込まれてからの経過時間を算
出する(S302)。この経過時間は、現在日時から、
各RFIDデータキャリア22から読み出された計時デ
ータが表す日時を差し引くことにより求めることができ
る。その後、S302で算出された経過時間に基づいて
各ゲームデータを変更する(S303)。例えば、ある
ゲームキャラクタに対応するRFIDデータキャリア2
2からエネルギーを表すゲームデータと計時データとが
読み出された場合、その計時データから経過時間を算出
する。そして、算出された経過時間に基づき、同RFI
Dデータキャリア22から読み出されたゲームデータが
表すエネルギーを増加させる。その後、S303で変更
されたゲームデータを用いてゲームを制御する。具体的
には、各RFIDデータキャリア22に対応するゲーム
キャラクタ、オブジェクト、或いはゲームアイテムを、
S303で変更されたゲームデータに基づいてゲームに
登場させる処理を実行する。こうすれば、例えば、ある
ゲームキャラクタのエネルギーが、実時間が経過するこ
とにより回復していくことを演出することができる。
【0043】S203のゲーム処理を一旦終えると、次
にその内容に基づいてアクティブデータキャリア登録テ
ーブルに記憶されているゲームデータを更新するととも
に(S204)、登録抹消禁止フラグを更新する(S2
05)。S203では、アクティブデータキャリア登録
テーブルに記憶されているID情報に対応したゲームキ
ャラクタ又はゲームアイテムに関連するゲーム処理が実
行されるようになっており、必要に応じて、それらゲー
ムキャラクタ又はゲームアイテムに係るゲームデータが
更新されるようになっている。また、S203のゲーム
処理では、アクティブデータキャリア登録テーブルに記
憶されているID情報に対応したゲームキャラクタ又は
ゲームアイテムにつき、以降もゲームに登場し続ける必
要があるかを判断するようになっている。そして、以降
もゲームに登場し続ける必要があるゲームキャラクタ又
はゲームアイテムに係る登録抹消禁止フラグに1、すな
わち登録抹消を禁止する旨をセットする(S205)。
【0044】その後、アクティブデータキャリア登録テ
ーブルに記憶されているゲームデータの更新内容をRF
IDリーダライタ16によってRFIDデータキャリア
22にも反映させる(S206)。図10は、S206
のゲームデータ書き込み処理をさらに詳細に示すフロー
図である。同図に示すように、ゲームデータをRFID
データキャリアに書き込む場合、まず現在日時を取得す
る(S401)。そして、S204で更新されたゲーム
データをS401で取得した現在日時と対応づけてRF
IDデータキャリア22に書き込む。こうして、RFI
Dデータキャリア22において、ゲームデータと、該ゲ
ームデータがRFIDデータキャリア22に書き込まれ
た日時と、を記憶しておくことができるようになる。
【0045】次に、RFIDリーダライタ16によって
現在通信エリアに載置されている全てのゲーム用駒18
A,18BのID情報を読み出す(S207)。そし
て、その読み出したID情報の中に、アクティブデータ
キャリア登録テーブルに未だ記憶されていないID情報
があるかを判断する(S208)。そして、未だアクテ
ィブデータキャリア登録テーブルに記憶されていないI
D情報がある場合には、そのID情報に係るゲーム用駒
18A,18Bからゲームデータを読み出し(S20
9)、そのID情報及びゲームデータの組をアクティブ
データキャリア登録テーブルに記憶させる(S21
0)。一方、S208において、アクティブデータキャ
リア登録テーブルに未だ記憶されていないID情報がな
ければ、S209及びS210の処理をスキップする。
【0046】次に、家庭用ゲーム機10では、アクティ
ブデータキャリア登録テーブルに記憶されているID情
報のうち、S207で読み出したID情報の中には存在
しないものがあるかを判断する(S211)。そして、
そのようなID情報があれば、そのID情報に係るゲー
ム用駒18A,18Bは既にRFIDリーダライタ16
の通信エリアから下ろされたと判断できるため、そのI
D情報に対応する登録抹消禁止フラグに1がセットされ
ているかを調べる(S212)。そして、登録抹消禁止
フラグに1がセットされていなければ、そのID情報に
関するレコードを、アクティブデータキャリア登録テー
ブルから抹消する(S213)。一方、登録抹消禁止フ
ラグに1がセットされていれば、家庭用テレビ受像器1
2にゲーム用駒18A,18BをRFIDリーダライタ
16の通信エリアに再度載置するように促すメッセージ
を表示する(S214)。そして、以上のS203から
S214までの処理をゲーム終了まで繰り返す(S21
5)。
【0047】以上説明したゲームシステム11によれ
ば、RFIDリーダライタ16の通信エリアにゲーム用
駒18A,18Bが載置されたか、或いは通信エリアか
ら下ろされたかを監視し、アクティブデータキャリア登
録テーブルを随時更新するとともに、同アクティブデー
タキャリア登録テーブルの登録内容に基づいてゲーム処
理を展開するようにしたので、ゲームの局面に応じて一
又は複数のゲーム用駒18A,18BをRFIDリーダ
ライタ16の通信エリアに配置したり、或いは該通信エ
リアから外したりしながら、プレイヤがゲームを楽しむ
ことができる。
【0048】また、ゲーム開始前にRFIDリーダライ
タ16に各プレイヤが手持ちの全てのゲーム用駒18
A,18Bを載置して、そのID情報をデータキャリア
リストに登録するようにして、ゲーム開始後は、RFI
Dリーダライタ16にゲーム用駒18A,18Bが載置
されると、そこから読み出されるID情報をデータキャ
リアリストに照らし、どのプレイヤにより各ゲーム用駒
18A,18Bが載置されたかを判断するようにしてい
る。このため、ゲーム開始後は速やかにどのプレイヤに
より各ゲーム用駒18A,18Bが載置されたかを判断
でき、ゲームを円滑に進行させることができる。
【0049】さらに、ゲーム用駒18A,18Bに、ゲ
ームキャラクタ、オブジェクト、或いはゲームアイテム
のゲームデータを記憶するとき、その時の日時(計時デ
ータ)もそのゲームデータに対応づけて記憶するように
しているので、ゲーム用駒18A,18Bが、実世界に
おける時間経過に従ってゲーム空間でも変化するよう演
出することができる。これにより、ゲームの面白さを増
すことができる。
【0050】なお、本発明は上記実施の形態に限定され
るものではない。
【0051】例えば、以上の説明では家庭用ゲーム機1
0にプログラム(ゲームプログラム)をDVD48から
供給するようにしたが、メモリカートリッジ、CD−R
OM、光磁気ディスク、フレキシブルディスク等のあら
ゆる情報記憶媒体からプログラムを供給するようにして
もよい。また、インターネットやケーブルテレビネット
ワーク等のデータ通信ネットワークを介して家庭用ゲー
ム機10にプログラムを供給するようにしてもよい。こ
の場合、プログラム全体を一括して家庭用ゲーム機10
に供給するようにしてもよいし、プログラムの一部ずつ
を必要に応じて供給する、いわゆるストリーム型配信を
採用するようにしてもよい。
【0052】また、以上の説明では、家庭用ゲーム機1
0が定期的にRFIDリーダライタ16に載置されてい
るRFIDデータキャリア22からID情報を読み出
し、これをアクティブデータキャリア登録テーブルの内
容と比較することにより、RFIDリーダライタ16に
新しいゲーム用駒18A,18Bが載置されたのか、或
いはゲーム用駒18A,18BがRFIDリーダライタ
16から下ろされたのか、を直接的に監視するようにし
たが、RFIDリーダライタ16に内蔵される制御用プ
ロセッサにて新しいデータキャリア22が載置されたの
か、或いはゲーム用駒18A,18BがRFIDリーダ
ライタ16から下ろされたのか、を監視するようにし
て、それを家庭用ゲーム機10に直ちに報告させるよう
にしてもよい。このように、家庭用ゲーム機10がRF
IDリーダライタ16からの報告に基づいて、RFID
リーダライタ16に新しいゲーム用駒18A,18Bが
載置されたか、或いはゲーム用駒18A,18BがRF
IDリーダライタ16から下ろされたか、を間接的に監
視するようにしても、ゲームの局面に応じて一又は複数
のゲーム用駒18A,18BをRFIDリーダライタ1
6の通信エリアに配置したり、或いは該通信エリアから
外したりしながら、プレイヤがゲームを楽しむシステム
を実現することができる。あるいは、家庭用ゲーム機1
0の機能をRFIDリーダライタ16に搭載して、家庭
用ゲーム機10無しで、ゲームの局面に応じて一又は複
数のゲーム用駒18A,18BをRFIDリーダライタ
16の通信エリアに配置したり、或いは該通信エリアか
ら外したりしながら、プレイヤがゲームを楽しむシステ
ムを実現するようにしてもよい。
【0053】また、以上の説明では、家庭用ゲーム機1
0を用いてゲームシステム11を構成するようにした
が、図11に示すゲームシステム11Aのように、LC
D(液晶表示装置)及びゲームコントローラを一体的に
備えるとともに、家庭用ゲーム機10と同等機能を有す
る携帯ゲーム機20A,20Bを、RFIDリーダライ
タ16に接続するようにしてもよい。こうすれば、家庭
外においても、ゲームの局面に応じて一又は複数のゲー
ム用駒18A,18BをRFIDリーダライタ16の通
信エリアに配置したり、或いは該通信エリアから外した
りしながら、プレイヤがゲームを楽しむことができるよ
うになる。
【0054】また、以上の説明ではゲーム用駒18A,
18BにRFIDデータキャリア22を備えるようにし
たが、RFIDデータキャリア22をカード状に形成し
てもよい。こうして出来るゲームカードも、ゲーム用駒
18A,18Bと同様、上記システムで利用することが
できる。
【0055】さらに、以上の説明では、家庭用ゲーム機
10からRFIDリーダライタ16を制御するようにし
たが、RFIDリーダライタ16にマイクロプロセッ
サ、メモリ、ディスプレイやLED等の表示手段等を含
むコンピュータを内蔵させて、該コンピュータの制御に
より、プレイヤ毎に手持ちのゲーム用駒18A,18B
RFIDリーダライタ16の通信エリアに配置するよう
案内し、その案内に応じて配置されるゲーム用駒18
A,18Bに備えられたRFIDデータキャリア22か
らID情報を読み出すとともに、読み出されるID情報
を各プレイヤに対応づけてデータキャリアリストに記憶
するようにしてもよい。この場合、RFIDリーダライ
タ16の通信エリアにゲーム中にゲーム用駒18A,1
8Bが配置されと、同コンピュータの制御により、そこ
からID情報を読み出し、それをデータキャリアリスト
に照査することによって、どのプレイヤによってゲーム
用駒18A,18BがRFIDリーダライタ16の通信
エリアに配置されたかを判断するようにすればよい。そ
して、この判断結果を、ゲーム用駒18A,18Bから
読み出されるID情報やゲームデータにとともに家庭用
ゲーム機10に送信すれば、家庭用ゲーム機10でそれ
をゲーム処理に反映させることができる。
【0056】また、以上の説明では、ゲームシステム1
1,11Aで2人のプレイヤがゲームを楽しむようにし
たが、より多くのプレイヤが同システムでゲームを楽し
むようにしてもよい。
【0057】また、以上の説明では、RFIDデータキ
ャリア22にゲームデータを書き込む時、現在計時デー
タを取得し、それを計時データとしてRFIDデータキ
ャリア22に書き込むようにしたが、RFIDデータキ
ャリア22がRFIDリーダライタ16に載置された
時、現在計時データを取得し、それを計時データとして
速やかにRFIDデータキャリア22に書き込むように
してもよい。
【0058】また、以上の説明では、家庭用ゲーム機1
0に内蔵されるクロックの出力(現在日時データ)を現
在計時データとして用いたが,RFIDリーダライタ1
6にクロックを内蔵させておき、該クロックの出力(現
在日時データ)を家庭用ゲーム機10や携帯ゲーム機2
0A,20Bにおいて現在計時データとして取得するよ
うにしてもよい。また、現在計時データは日時を表すも
のに限らず、年、月、週、日のいずれかを表すものであ
ってもよい。さらに、例えば家庭用ゲーム機10や携帯
ゲーム機20A,20Bにおけるソフトウェア処理でカ
ウンタを用意して、その値を現在計時データとして用い
てもよい。
【0059】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
RFIDデータキャリアに計時データを書き込むととも
に、該計時データを読み出して、それに基づいてゲーム
を制御するようにしたので、RFIDデータキャリアを
ゲームキャラクタ、オブジェクト、ゲームアイテム等に
見立てて、その経時変化をゲームにおいて演出すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態に係るゲームシステムの
外観を示す斜視図である。
【図2】 本発明の実施の形態に係るゲームシステムで
用いられるゲーム用駒を示す斜視図である。
【図3】 本発明の実施の形態に係るゲームシステムの
ハードウェア構成を示す図である。
【図4】 RFIDデータキャリアの記憶内容を模式的
に示す図である。
【図5】 データキャリア登録処理を示すフロー図であ
る。
【図6】 データキャリアリストの一例を示す図であ
る。
【図7】 メインゲーム処理を示すフロー図である。
【図8】 アクティブデータキャリア登録テーブルの一
例を示す図である。
【図9】 ゲーム処理の一例を示すフロー図である。
【図10】 ゲームデータ書き込み処理を示すフロー図
である。
【図11】 本発明の他の実施の形態に係るゲームシス
テムの外観を示す図である。
【符号の説明】
10 家庭用ゲーム機、11,11A ゲームシステ
ム、12 家庭用テレビ受像器、14A,14B ゲー
ムコントローラ、16 RFIDリーダライタ(RFI
D通信機)、18A,18B ゲーム用駒、20A,2
0B 携帯ゲーム機、22 RFIDデータキャリア、
24 フィギア、30 マイクロプロセッサ、32 画
像処理部、34 モニタ、36 バス、38 RAM、
40 ROM、42 入出力制御部、44 スピーカ、
45 音声処理部、46 DVD再生部、48 DV
D。
【手続補正書】
【提出日】平成15年1月10日(2003.1.1
0)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0001
【補正方法】変更
【補正内容】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はゲーム装置及びプロ
グラムに関し、特に、データキャリアを用いるゲームシ
ステムに関する。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0006
【補正方法】変更
【補正内容】
【0006】本発明は上記課題に鑑みてなされたもので
あって、その目的は、データキャリアをゲームキャラク
タ、オブジェクト、或いはゲームアイテム等に見立て
て、その経時変化をゲームにおいて好適に演出すること
ができるゲーム装置及びそのためのプログラムを提供す
ることにある。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0007
【補正方法】変更
【補正内容】
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明に係るゲーム装置は、ゲームキャラクタに対
応するデータキャリアにデータを書き込むとともに、
ータキャリアからデータを読み出すためのリーダライ
タが接続可能なゲーム装置であって、現在計時データを
取得する現在計時データ取得手段と、前記リーダライタ
を制御して、前記現在計時データ取得手段によって取得
される現在計時データに基づいて前記データキャリアに
計時データ及び前記ゲームキャラクタに係るゲームデー
を書き込む書き込み手段と、前記リーダライタを制御
して、前記データキャリアから計時データ及び前記ゲー
ムキャラクタに係るゲームデータを読み出す読み出し手
段と、該読み出し手段によって読み出される計時データ
及び前記ゲームキャラクタに係るゲームデータに基づい
時間を決定する手段と、該決定する手段により決定さ
れる時間が経過するまで前記ゲームキャラクタの使用を
制限する手段と、を含むことを特徴とする。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】変更
【補正内容】
【0008】また、本発明に係るプログラムは、ゲーム
キャラクタに対応するデータキャリアにデータを書き込
むとともに、該データキャリアからデータを読み出すた
のリーダライタが接続可能なゲーム装置としてコンピ
ュータを機能させるためのプログラムであって、現在計
時データを取得する現在計時データ取得手段、前記リ
ダライタを制御して、前記現在計時データ取得手段によ
って取得される現在計時データに基づいて前記データキ
ャリアに計時データ及び前記ゲームキャラクタに係るゲ
ームデータを書き込む書き込み手段、前記リーダライタ
を制御して、前記データキャリアから計時データ及び前
記ゲームキャラクタに係るゲームデータを読み出す読み
出し手段、該読み出し手段によって読み出される計時デ
ータ及び前記ゲームキャラクタに係るゲームデータに基
づいて時間を決定する手段、及び該決定する手段により
決定される時間が経過するまで前記ゲームキャラクタの
使用を制限する手段、として前記コンピュータを機能さ
せるためのプログラムである。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0009
【補正方法】変更
【補正内容】
【0009】また、本発明に係るゲーム装置は、ゲーム
キャラクタに対応するデータキャリアにデータを書き込
むとともに、該データキャリアからデータを読み出すこ
とができるゲーム装置であって、現在計時データを取得
する現在計時データ取得手段と、前記現在計時データ取
得手段によって取得される現在計時データに基づいて前
記データキャリアに計時データ及び前記ゲームキャラク
タに係るゲームデータを書き込む書き込み手段と、前
ータキャリアから計時データ及び前記ゲームキャラク
タに係るゲームデータを読み出す読み出し手段と、該読
み出し手段によって読み出される計時データ及び前記ゲ
ームキャラクタに係るゲームデータに基づいて時間を決
定する手段と、該決定する手段により決定される時間が
経過するまで前記ゲームキャラクタの使用を制限する手
段と、を含むことを特徴とする。また、本発明に係るプ
ログラムは、ゲームキャラクタに対応するデータキャリ
アにデータを書き込むとともに、該データキャリアから
データを読み出すことができるゲーム装置としてコンピ
ュータを機能させるためのプログラムであって、現在計
時データを取得する現在計時データ取得手段、前記現在
計時データ取得手段によって取得される現在計時データ
に基づいて前記データキャリアに計時データ及び前記ゲ
ームキャラクタに係るゲームデータを書き込む書き込み
手段、前記データキャリアから計時データ及び前記ゲー
ムキャラクタに係るゲームデータを読み出す読み出し手
段、該読み出し手段によって読み出される計時データ及
び前記ゲームキャラクタに係るゲームデータに基づいて
時間を決定する手段、及び該決定する手段により決定さ
れる時間が経過するまで前記ゲームキャラクタの使用を
制限する手段として前記コンピュータを機能させるため
のプログラムである。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0010
【補正方法】変更
【補正内容】
【0010】本発明では、データキャリアに計時データ
が書き込まれる。この計時データは現在計時データに基
づいて書き込まれる。現在計時データは、現在の(最新
の)計時データであり、例えばゲーム装置の内部又は外
部のクロックから出力される現在日時データや、ゲーム
装置の内部で管理される(例えば所定時間毎にインクリ
メント又はデクリメントされる)カウンタ値等である。
例えば、データキャリアがリーダライタの通信エリアに
配置された場合や、ゲームにおいてデータキャリアに記
憶されているゲームデータが利用される場合等に、その
ときの現在計時データに基づいて計時データが書き込ま
れる。そして、この計時データは、例えばデータキャリ
がリーダライタの通信エリアに配置された場合や、ゲ
ームにおいてデータキャリアに記憶されているゲームデ
ータが利用される場合等に読み出され、その読み出され
た計時データに基づいてゲームが制御される。こうすれ
、データキャリアをゲームキャラクタ、オブジェク
ト、ゲームアイテム等に見立てて、その経時変化をゲー
ムにおいて演出することができるようになる。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0011
【補正方法】変更
【補正内容】
【0011】また、本発明の前記ゲーム制御手段は、前
記読み出し手段によって読み出される計時データと前記
現在計時データ取得手段によって取得される現在計時デ
ータとに基づいてゲームを制御してもよい。こうすれ
ば、例えば前記データキャリアに書き込まれている計時
データが表す日時(タイミング)から、現在計時データ
が表す日時(タイミング)までの時間を算出するこ
でき、その長短に基づいてゲームを制御することができ
るようになる。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0012
【補正方法】変更
【補正内容】
【0012】また、本発明の一態様では、前記書き込み
手段は、前記リーダライタを制御して、前記データキャ
リアに記憶される計時データに対応づけてゲームデータ
を前記データキャリアに書き込み、前記読み出し手段
は、前記リーダライタを制御して、前記データキャリア
に記憶される計時データ及び該計時データに対応づけら
れたゲームデータを読み出し、前記ゲーム制御手段は、
前記読み出し手段によって読み出される計時データ及び
ゲームデータに基づいてゲームを制御する。こうすれ
ば、例えばゲームキャラクタ、オブジェクト、ゲームア
イテムの状態等を表すゲームデータを、計時データに対
応づけてデータキャリアに記憶しておくことができる。
そして、例えばデータキャリアがリーダライタの通信エ
リアに配置された場合や、ゲームにおいてデータキャリ
アに記憶されているゲームデータが利用される場合等
に、計時データ及びそれに対応するゲームデータを読み
出して、ゲームの制御に用いることができる。すなわ
、データキャリアに記憶されているゲームデータの新
しさ或いは古さをゲーム装置において判断することがで
き、その判断に応じたゲーム制御が可能となる。このた
、データキャリアをゲームキャラクタ、オブジェク
ト、ゲームアイテム等に見立てて、その経時変化をゲー
ムにおいてさらに好適に演出することができるようにな
る。
【手続補正10】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0013
【補正方法】変更
【補正内容】
【0013】また、この態様では、前記ゲーム制御手段
は、前記読み出し手段によって読み出される計時データ
に基づいて、前記読み出し手段によって読み出されるゲ
ームデータを変更し、変更済みのゲームデータに基づい
てゲームを制御するようにしてもよい。こうすれば、例
ばデータキャリアにゲームデータが書き込まれてから
の経過時間を算出し、その経過時間に基づいて該ゲーム
データを変更すること等が可能となる。そして、変更後
のゲームデータにも基づいてゲームを制御することによ
、データキャリアをゲームキャラクタ、オブジェク
ト、ゲームアイテム等に見立てて、その経時変化をゲー
ムにおいて演出することができるようになる。
【手続補正11】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0059
【補正方法】変更
【補正内容】
【0059】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば
ータキャリアに計時データを書き込むとともに、該計
時データを読み出して、それに基づいてゲームを制御す
るようにしたので、データキャリアをゲームキャラク
タ、オブジェクト、ゲームアイテム等に見立てて、その
経時変化をゲームにおいて演出することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G06K 17/00 G06K 17/00 L (72)発明者 崎山 高博 東京都中央区晴海一丁目8番10号 株式会 社コナミコンピュータエンタテインメント 東京内 Fターム(参考) 2C001 AA03 AA05 BA05 BA06 BA07 BB07 BB10 CA02 CB01 CB02 CB04 CB06 CC01 CC08 5B058 CA17 KA02 KA04 KA06 KA08 KA21 YA13

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 RFIDデータキャリアにデータを書き
    込むとともに、該RFIDデータキャリアからデータを
    読み出すためのRFIDリーダライタが接続可能なゲー
    ム装置であって、 現在計時データを取得する現在計時データ取得手段と、 前記RFIDリーダライタを制御して、前記現在計時デ
    ータ取得手段によって取得される現在計時データに基づ
    いて前記RFIDデータキャリアに計時データを書き込
    む書き込み手段と、 前記RFIDリーダライタを制御して、前記RFIDデ
    ータキャリアから計時データを読み出す読み出し手段
    と、 該読み出し手段によって読み出される計時データに基づ
    いてゲームを制御するゲーム制御手段と、 を含むことを特徴とするゲーム装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のゲーム装置において、 前記ゲーム制御手段は、前記読み出し手段によって読み
    出される計時データと前記現在計時データ取得手段によ
    って取得される現在計時データとに基づいてゲームを制
    御することを特徴とするゲーム装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載のゲーム装置にお
    いて、 前記書き込み手段は、前記RFIDリーダライタを制御
    して、前記RFIDデータキャリアに記憶される計時デ
    ータに対応づけてゲームデータを前記RFIDデータキ
    ャリアに書き込み、 前記読み出し手段は、前記RFIDリーダライタを制御
    して、前記RFIDデータキャリアに記憶される計時デ
    ータ及び該計時データに対応づけられたゲームデータを
    読み出し、 前記ゲーム制御手段は、前記読み出し手段によって読み
    出される計時データ及びゲームデータに基づいてゲーム
    を制御する、 ことを特徴とするゲーム装置。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載のゲーム装置において、 前記ゲーム制御手段は、前記読み出し手段によって読み
    出される計時データに基づいて、前記読み出し手段によ
    って読み出されるゲームデータを変更し、変更済みのゲ
    ームデータに基づいてゲームを制御する、 ことを特徴とするゲーム装置。
  5. 【請求項5】 RFIDデータキャリアにデータを書き
    込むとともに、該RFIDデータキャリアからデータを
    読み出すためのRFIDリーダライタが接続可能なゲー
    ム装置としてコンピュータを機能させるためのプログラ
    ムであって、 現在計時データを取得する現在計時データ取得手段、 前記RFIDリーダライタを制御して、前記現在計時デ
    ータ取得手段によって取得される現在計時データに基づ
    いて前記RFIDデータキャリアに計時データを書き込
    む書き込み手段、 前記RFIDリーダライタを制御して、前記RFIDデ
    ータキャリアから計時データを読み出す読み出し手段、
    及び、 該読み出し手段によって読み出される計時データに基づ
    いてゲームを制御するゲーム制御手段、 として前記コンピュータを機能させるためのプログラ
    ム。
  6. 【請求項6】 RFIDデータキャリアにデータを書き
    込むとともに、該RFIDデータキャリアからデータを
    読み出すことができるゲーム装置であって、 現在計時データを取得する現在計時データ取得手段と、 前記現在計時データ取得手段によって取得される現在計
    時データに基づいて前記RFIDデータキャリアに計時
    データを書き込む書き込み手段と、 前記RFIDデータキャリアから計時データを読み出す
    読み出し手段と、 該読み出し手段によって読み出される計時データに基づ
    いてゲームを制御するゲーム制御手段と、 を含むことを特徴とするゲーム装置。
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