JP2003135525A - 体液吸収性物品の着用に適した外装体およびこの外装体に用いられる補助部材 - Google Patents

体液吸収性物品の着用に適した外装体およびこの外装体に用いられる補助部材

Info

Publication number
JP2003135525A
JP2003135525A JP2001338144A JP2001338144A JP2003135525A JP 2003135525 A JP2003135525 A JP 2003135525A JP 2001338144 A JP2001338144 A JP 2001338144A JP 2001338144 A JP2001338144 A JP 2001338144A JP 2003135525 A JP2003135525 A JP 2003135525A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
auxiliary member
crotch
cloth
main body
shorts
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2001338144A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4009089B2 (ja
Inventor
Fumiyoshi Suga
文美 菅
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Unicharm Corp
Original Assignee
Unicharm Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Unicharm Corp filed Critical Unicharm Corp
Priority to JP2001338144A priority Critical patent/JP4009089B2/ja
Publication of JP2003135525A publication Critical patent/JP2003135525A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4009089B2 publication Critical patent/JP4009089B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Absorbent Articles And Supports Therefor (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 着用者の内股部に密着して生理用ナプキンな
どの体液吸収性物品からの液の横漏れを防止することが
できるとともに、快適な着用感を得る外装体を提供す
る。 【解決手段】 生理用ショーツのショーツ本体10のク
ロッチ部18に、股布19とナプキン装着布22との間
に挟まれた補助部材40が設けられている。ショーツ本
体10を着用すると、補助部材40のクッション材4
7,47が設けられている部分が内股部61a,61a
に当たる。ナプキン装着布22に装着された生理用ナプ
キン50から液が横洩れしたときに、この液が前記補助
部材40により止められ、ショーツ本体10の外部へ液
が洩れるのを防止できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、生理用ナプキンな
どの体液吸収性物品の着用に適した外装体に係り、特に
外装体からの体液の横洩れの防止効果を高めた外装体お
よび前記外装体に取り付けられる補助部材に関する。
【0002】
【従来の技術】体液吸収性物品である生理用ナプキンに
は、受液側の両側部に防漏壁が設けられたものがある。
この生理用ナプキンは、前記防漏壁を着用者の身体に密
着させることにより、排泄された経血の横洩れを前記防
漏壁で防止しようというものである。しかし、前記生理
用ナプキンを着用した状態で体を動かしたときに、前記
防漏壁と着用者の股間部との間に隙間が形成されるのを
避けることができず、経血の横洩れを完全に防止するこ
とが難しく、衣服を汚す不安がある。
【0003】就寝時の着用に適したものとして、縦方向
の寸法が280から380mmの、長い生理用ナプキン
も使用されている。この生理用ナプキンは後方部分が着
用者の臀部に当たることにより、就寝時での臀部方向へ
の液洩れを防止しやすい。しかし、この生理用ナプキン
も経血の横洩れに対しては前記生理用ナプキンと同様に
不安が生じる。
【0004】また、生理用ナプキンには左右にウイング
部が突出したものがあり、前記ウイング部を下着のクロ
ッチ部の側部に巻きつけて下着のクロッチ部の外面に感
圧接着剤層により固定し、これに加えて生理用ナプキン
の裏面を感圧接着剤層を介して下着のクロッチ部の内面
に固着させることにより、下着に対する生理用ナプキン
の位置ずれを防止したものがある。しかし、このような
使用法では、下着のクロッチ部が股間部からずれたとき
に、生理用ナプキンが一緒に動いてしまい、その結果、
身体の股間部と生理用ナプキンとの隙間が発生して、横
洩れの原因となる。
【0005】前記生理用ナプキンからの経血の横洩れを
防止する手段として、下着として使用される外装体の構
造を工夫して経血が外装体の外へ洩れないようにしたも
のが存在している。
【0006】例えば、特開2001−79039号公報
には、脚ぐり部が股間部よりも下側で大腿部周りに位置
するようにした比較的身丈の長い生理用ショーツが開示
されている。
【0007】前記生理用ショーツには、身体の左右の内
股部分に当たる部分にそれぞれ1つずつの当て布が設け
られている。そして、生理用ナプキンの両側縁部が前記
当て布の領域内に位置するように構成され、生理用ナプ
キンの両側縁部から横洩れした経血が前記当て布によっ
て吸収され且つ拡散されて、経血が生理用ショーツの外
部に漏れることを防止できるようにしている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記特開20
01−79039号公報に開示されている生理用ショー
ツでは、一対の当て布がショーツ本体のクロッチ部から
内股部にかけての領域に縫い付けられて固定されてい
る。したがって、身体に装着した状態で、前記当て布を
必ずしも身体の最適な位置に設置できない。
【0009】すなわち、前記生理用ショーツを生理用ナ
プキンと共に着用したときには、体型の違い、または着
用者の姿勢や動作などの生活パターンなどに応じて、生
理用ナプキンからの経血の横洩れの不安を感じる箇所が
まちまちであるが、前記のように当て布がショーツ本体
に固定されているものであると、当て布を横洩れの不安
のある箇所に設置することができず、常に横洩れの不安
を伴うようになる。
【0010】さらに、前記当て布はショーツ本体に固定
されているため、例えば排泄量が少なく前記当て布を必
要としないときに、当て布を外して使用することができ
ない。排泄量が少ないときに当て布を取り外さずに使用
していると、不必要な蒸れを生じさせることになる。ま
た当て布をショーツ本体から外して当て布だけを洗濯す
ることも不可能である。
【0011】また、体液吸収性物品を着用しているとき
の問題点は、前記生理用ナプキンに限られず、失禁患者
用の尿取りパッドを股間部に着用して身体を動かしたと
きにも同様にして生じる。
【0012】本発明は上記従来の課題を解決するもので
あり、着用時に体液吸収性物品から横洩れした排泄液を
確実に止めることができ、また汚れが付着しやすい部分
を簡単に取り外すことができる外装体およびこの外装体
に取り付けられる補助部材を提供することを目的として
いる。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、身体に着用さ
れる本体およびこの本体に取り付けられる補助部材を有
する外装体と、さらに前記本体に取り付けられるための
補助部材単体をその要旨とするものである。
【0014】まず、本発明外装体は、前身頃と、後身頃
と、前記前身頃と前記後身頃との間に位置するクロッチ
部と、腰天に形成されたウエスト開口部と、少なくとも
股間部よりも下の位置で脚部周りに装着される一対の股
下部とを備えた本体およびこの本体に取り付けられる補
助部材を有し、前記本体の前記クロッチ部には、前記本
体の一部を構成する股布と、前記股布の内側に設けられ
て前端部と後端部が前記本体に連結された装着布とを有
し、前記補助部材は、前記股布と前記装着布との間に着
脱自在に挟まれる中間部と、前記中間部の両側に位置し
て前記装着布よりも左右外側に突出する突出部とを有す
ることを特徴とするものである。
【0015】本発明の外装体は、補助部材が股布と装着
布との間に挟まれて装着されている。生理用ナプキンな
どの体液吸収性物品は、前記装着布を基準として装着さ
れるため、着用時に体液吸収性物品と補助部材との相対
位置がずれることが少なく、体液吸収性物品から横洩れ
した排泄液が前記補助部材の突出部により確実に止めら
れるようになる。また、外装体内で補助部材を動かすこ
とができるため、体液吸収性物品からの横洩れの不安の
ある箇所に補助部材を適正に設置することができ、横洩
れの不安を防止できる。さらに、排泄液が少ないときな
どは前記補助部材を外して着用することができ、前記補
助部材のみを取り外して洗濯などすることもできる。
【0016】例えば、前記外装体の形状は、前記股下部
に脚ぐり部が開口しており、前記本体が身体に着用され
たときに、前記クロッチ部から前記腰天までの股上丈よ
りも、脚ぐり部の内股側の縁部から前記腰天までの身丈
の方が長く、着用時に前記補助部材の前記突出部が身体
の内股部に当たるものである。
【0017】ただし、前記脚ぐり部は、大腿部よりも下
方の例えば膝上まであるいは足首近くまで延びているも
のであってもよい。さらには前記股下部が、脚に装着さ
れるレッグ部と、前記レッグ部の先部に一体に形成され
たフート部を有するパンティストッキング形状またはタ
イツ形状であってもよい。
【0018】これら外装体において、前記補助部材の突
出部が内股部に当たることにより、体液吸収性物品から
横洩れした排泄液を前記補助部材の突出部により確実に
止めることができる。
【0019】また、前記補助部材の少なくとも前記突出
部に、クッション材が設けられているものが好ましい。
【0020】前記突出部がクッション材を有している
と、前記突出部が身体の内股部に密着し排泄液の洩れ防
止効果を高くできる。また、前記クッション材が液の吸
収能力を有していると、体液吸収性物品から横洩れした
体液を前記突出部で確実に止めることができるようにな
る。
【0021】また、前記補助部材の前記突出部の縦方向
の寸法が、前記中間部の縦方向の寸法よりも長く、且つ
突出部の縦方向の寸法が前記装着布の縦方向の寸法より
も長いものであってもよい。
【0022】このような形状であると、股布と装着布と
の間に中間部が挟まれた状態で、突出部が装着布の両側
に突出し、装着布が両突出部の間に挟まれた状態とな
り、本体に対する補助部材を確実に保持できる。
【0023】または、前記補助部材の前端側と後端側の
少なくとも一方に、対を成す乗り上げ部が設けられてお
り、前記対を成す乗り上げ部の対向間隔が、前記中間部
の幅寸法よりも狭く形成されているものであってもよ
い。
【0024】この構成では、補助部材の中間部と乗り上
げ部とで前記装着布を挟み込むことができ、補助部材を
クロッチ部に確実に保持できる。
【0025】前記補助部材の前記股布側に向けられる第
2の表面は、液不透過性であることが好ましい。
【0026】この構成では、突出部に排泄液が及んだと
きに、ショーツ本体が排泄液で汚れるのを防止できる。
【0027】さらに、前記補助部材の前記装着布側に向
けられる第1の表面は、親水性であることが好ましい。
【0028】この構成では、体液吸収性物品から横洩れ
した液を補助部材の突出部で確実に止めることができ
る。
【0029】また、前記補助部材の前記中間部に、肉厚
部が設けられていると、この肉厚部が体液吸収性物品の
中央部分を股間部に押し当てるように機能し、体液吸収
性物品が股間部に密着しやすくなる。
【0030】また、前記補助部材の突出部の、前記装着
布側に向けられる第1の表面と、前記股布側に向けられ
る第2の表面の少なくとも一方に、ずれ止め部が設けら
れているものであってもよい。
【0031】前記ずれ止め部が設けられていると、補助
部材の突出部が身体の内股部に対して位置ずれしにくく
なり、または突出部が本体の内面に対して位置ずれしに
くくなる。
【0032】本発明の外装体では、前記本体と、前記補
助部材とが、同一の包装体の内部に納められて流通する
ものである。あるいは、前記本体と前記補助部材とが、
別々の包装体に納められて流通するものであってもよ
い。
【0033】次に本発明の補助部材は、前身頃と、後身
頃と、前記前身頃と前記後身頃との間に位置するクロッ
チ部と、腰天に形成された開口部と、少なくとも股間部
よりも下の位置で脚部周りに装着される一対の股下部と
を備えた外装体の本体に取り付けられて使用される補助
部材において、前記本体のクロッチ部の中央部に着脱自
在に取り付けられる中間部と、前記中間部の左右両側に
位置して、着用時に着用者の内股部に設置される一対の
突出部とを有することを特徴とするものである。
【0034】この場合も、少なくとも前記突出部にクッ
ション材が設けられていることが好ましい。
【0035】また、前記突出部の縦方向の寸法が、前記
中間部の縦方向の寸法よりも長いものであってもよい
し、前端側と後端側の少なくとも一方に、対を成す乗り
上げ部が設けられており、前記対を成す乗り上げ部の対
向間隔が、前記中間部の幅寸法よりも狭く形成されてい
るものであってもよい。
【0036】前記本体内で外側に向けられる第2の表面
は、液不透過性であることが好ましく、さらには、前記
本体内で内側に向けられる第1の表面は、親水性である
ことが好ましい。
【0037】また、前記中間部に、肉厚部が設けられて
いるものとして構成できる。また、前記本体内で内側に
向けられる第1の表面と、前記本体内で外側に向けられ
る第2の表面の少なくとも一方に、ずれ止め部が設けら
れているものであってもよい。
【0038】前記補助部材は、それ単体で流通すること
が可能であり、この補助部材を複数用意することで、外
装体に取り付けられている補助部材が汚れたときなど
に、新たな補助部材に交換して使用することができる。
【0039】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態を図面を
参照して説明する。
【0040】以下の実施の形態では、体液吸収性物品の
一例として、生理中の女性が股間部に当てて、経血を吸
収させる生理用ナプキンについて説明する。また、外装
体の一例として、前記生理用ナプキンの着用に適した生
理用ショーツで、股下部に開口する脚ぐり部が身体の大
腿部に位置するトランクス形状またはスパッツ形状の本
体を備えたものとして説明する。ただし、本発明の体液
吸収性物品は、尿失禁患者が使用する尿取りパッドなど
であってもよい。また外装体の本体は、股下部が膝の部
分または足首の部分まで延びたもの、さらに、前記股下
部がレッグ部とこれに連続するフート部を有するパンテ
ィストッキング、またはタイツの形態とされたものを含
む。
【0041】また、本発明では、前記生理用ショーツな
どの外装体の本体に補助部材が着脱自在に取り付けられ
るが、前記本体に補助部材が取り付けられた状態で包装
体に収納されて流通するもの、または本体と補助部材が
同じ包装体に収納されて流通するもの、本体と補助部材
が別々の包装体に収納されてセットとして流通するもの
であってもよい。あるいは、補助部材のみが本体とは別
個の商品として単独で流通するものであってもよい。こ
の場合、補助部材は主に取り替え用として使用される。
【0042】図1は前記生理用ショーツのショーツ本体
10を前身頃と後身頃とが接するように2つ折りした状
態で示す正面図、図2は同じく2つ折りした状態を示す
背面図、図3は前記生理用ショーツを身体に装着した立
体形状となったものを前身頃側から示す斜視図、図4は
同じく立体形状を後身頃側から示す斜視図、図5は生理
用ショーツのクロッチ部を内側から示す部分斜視図、図
6はクロッチ部を内側から示す平面図、図7は補助部材
の斜視図、図8は図7のVIII−VIII線の断面
図、図9は身体に装着した状態のショーツ本体、補助部
材および生理用ナプキンの変形状態を示す断面図であ
る。
【0043】図1と図2に示すように、ショーツ本体1
0は、2枚の腰当て布11と12が、前身頃13におい
て上下方向に延びる縫合線15aで縫合され、後身頃1
4において縫合線15bにより縫合されている。前記腰
当て布11と12は、弾性伸縮性を有している。例え
ば、弾性伸縮性を有するポリウレタン繊維の糸と、肌に
やさしい繊維であるナイロン繊維の糸とで形成された織
布であり、例えばトリコットハーフ編みされた織布であ
る。
【0044】前記前身頃13と後身頃14の上部が、腰
天16であり、この腰天16に位置するウエスト開口部
にウエストバンド17が設けられている。このウエスト
バンド17は、ポリウレタン繊維で形成された伸縮性織
布、合成ゴムシート、天然ゴムシートなどで形成されて
いる。
【0045】生理用ショーツの前記ショーツ本体10の
クロッチ部18には、股布19が取付けられている。こ
の股布19は、前記腰当て布11,12と同様に、ポリ
ウレタン繊維とナイロン繊維で編まれた弾性伸縮自在な
伸縮布により形成されている。図5に示すように、前記
股布19の両側部は折り返され、股布19の折り返し部
19a,19aが縫合線20において縫合されている。
【0046】前記股布19の内側にはナプキン装着布2
2が重ねられている。このナプキン装着布22は、防水
性で且つ通気性であり、好ましくは、弾性伸縮自在な素
材で形成されている。具体的には、図5に示すように身
体に向けられる内面に現れている生地が、ポリエステル
繊維で鹿の子のニット編みとされた生地の裏面に透湿性
フィルムがラミネートされたものである。そして前記透
湿性フィルムが現れている裏面に、この透湿性フィルム
を保護するために、ポリエステル繊維で形成されたトリ
コット生地が重ねられている。そして前記2つの生地
は、前記ナプキン装着布22の両側部の縫合線22aに
より縫合されている。
【0047】なお、前記ナプキン装着布22に防水機能
を持たせずに、前記股布19の内側に防水布を重ね合わ
せ、股布19が防水性を有するように構成してもよい。
【0048】図5に示すように、前記股布19と前記ナ
プキン装着布22のそれぞれの前縁は、前記前身頃13
を形成する腰当て布11,12に対して前方縫合部23
において縫合されている。同様に、前記股布19と前記
ナプキン装着布22のそれぞれの後縁は、前記後身頃1
4を形成する腰当て布11,12に対して後方縫合部2
4において縫合されている。また前記前方縫合部23と
後方縫合部24との間では、股布19とナプキン装着布
22が接合されていない。
【0049】前記前方縫合部23と後方縫合部24との
間では、前記股布19の前後方向の長さ寸法よりも、前
記ナプキン装着布22の前後方向の長さ寸法の方が若干
長くなっている。よって、身体に装着したときに、前記
ナプキン装着布22が股間部に密着しやすい構造となっ
ている。
【0050】前記股布19の両側に、着用時に大腿部ま
わりに密着する脚ぐり部25,25が開口している。図
5に示すように、前記脚ぐり部25の周縁部では、前記
腰当て布11の縁部が折り返されて所定幅の折り返し部
11aが形成され、また前記腰当て布12の縁部が折り
返されて所定幅の折り返し部12aが形成されている。
この折り返し部11a,12aは、縫合線26a,26
bにより縫合されている。
【0051】前記生理用ショーツのショーツ本体10で
は、前記腰当て布11,12が伸縮布により形成されて
いるため、前記折り返し部11a,12aの部分が脚ぐ
り部25,25回りのレッグバンドとなっている。また
図5に示すように、股布19の両側部も脚ぐり部25,
25に現れているため、この股布19の両側部の折り返
し部19a,19aもレッグバンドの一部として機能し
ている。
【0052】このショーツ本体10では、前記のように
腰当て布11,12および股布19を折り返すことによ
りレッグバンドが形成されているが、このレッグバンド
を前記腰当て布11,12および股布19と独立した弾
性バンドで形成し、この弾性バンドを脚ぐり部25,2
5の周囲に取付けてもよい。
【0053】また後身頃14の内側では、前記腰当て布
11,12の縫合線15bに沿って吊上げ弾性部材28
が縫い付けられている。この吊上げ弾性部材28は、ポ
リウレタンバンド、天然ゴムバンド、合成ゴムバンドな
どであり、この吊上げ弾性部材28は後身頃14の中央
部分において上端がウエストバンド17に連結されてい
る。また吊上げ弾性部材28の下端は、前記後側縫合部
24において前記股布19の後縁と連結されている。
【0054】図3と図4は、前記生理用ショーツが身体
へ装着された状態の立体形状を示している。ここでの立
体形状とは、女性の標準体型のマネキン人形に生理用シ
ョーツ10を着用させた状態をいう。ここでの前記標準
体型とは、ウエスト回りが66cm、ヒップ回り94c
mである。また股間部直下の大腿部回りの寸法は56.
5cmである。
【0055】図3と図4に示すように、この生理用ショ
ーツが身体に装着されたとき、股布19の中央部が、身
体の股間部側へ持ち上げられるため、脚ぐり部25,2
5は身体の股間部よりもやや下で大腿部回りに装着され
る。すなわち、装着時の股布19の中央部から腰天16
までの股上丈をLA、脚ぐり部25の内股側の縁から腰
天16までの身丈をLBとしたときに、LBがLAより
も大きく、前記股上丈LAの100に対して、身丈LB
が110〜200の寸法比となっている。例えば、前記
股上丈LAは200mm〜300mm程度である。よっ
て身丈LBは、220〜600mm程度である。
【0056】図3に示すように、前記身丈LBと股上丈
LAとの差が股下丈Hである。このショーツ本体10は
トランクス形状であり、一対の脚ぐり部25,25が身
体の股間部よりも下方において大腿部周りに位置してい
る。前記股間部より下方に延びる縦方向の長さがHの部
分が一対の股下部27,27となっており、この股下部
27,27の下に前記脚ぐり部25,25が開口してい
る形状である。
【0057】ショーツ本体10をトランクス形状とし、
あるいはスパッツ形状とするには、前記股下部27,2
7の縦方向の長さ、すなわち前記股下丈Hが、最低でも
30mm以上必要であり、好ましくは40mm以上であ
る。その上限は、前記LAに対してLBが2倍の場合、
300mm程度である。
【0058】このように、前記股下丈Hを大きくして前
記股下部27,27を形成するためには、図5に示すよ
うに、ナプキン装着布22の幅寸法Wbよりも股下布1
0の幅寸法Waが十分に大きく、また、身体の股間幅に
対し、股布19の幅寸法Waが十分に大きいことが必要
である。なお、図6に示すように、前記ナプキン装着布
22の幅寸法は、前端部側がWb1で、後端部側がWb
2であり、前記Wb2が前記Wb1よりもやや幅広とな
っている。
【0059】図5および図6に示すように、生理用ショ
ーツの本体10のクロッチ部18において、股布19と
ナプキン装着布22との間の隙間内に、補助部材40が
着脱自在に取り付けられる。
【0060】図7および図8に示すように、前記補助部
材40は、前後方向に延びる中央線O−Oに対して左右
対称形状である。前記補助部材40は、クロッチ部18
において前記股布19とナプキン装着布22との間に挟
まれる中間部41と、その左右両側に位置して、前記股
布22から左右に突出する突出部42,42を有してい
る。前記突出部42,42には、前記中間部41よりも
前方へ延びる前方挟持突部42a,42aと、前記中間
部41よりも後方へ延びる後方挟持突部42b,42b
が一体に形成されている。
【0061】図7では、前記中間部41の幅寸法をW2
で示し、補助部材40全体を前後方向に二分する中心部
での前記補助部材40の右側縁部40aと左側縁部40
bとの幅寸法をW1で示している。また、前記中間部4
1での前後方向の長さ寸法をL2で示し、補助部材40
の前後方向の全長寸法、すなわち前方挟持突部42aの
先端と後方挟持突部42bの先端との距離をL1で示し
ている。
【0062】図8に示すように、前記補助部材40は、
生理用ショーツのショーツ本体10の内側に向けられる
表面シート45と、股布19に向けられる裏面シート4
6と、左右両側部において、前記表面シート45と前記
裏面シート46との間に挟まれたクッション材47,4
7を有している。前記表面シート45と前記裏面シート
46と前記クッション材47,47はホットメルト型の
接着剤により接着されており、前記クッション材47,
47が設けられていない領域において、前記表面シート
45と前記裏面シート46はホットメルト型接着剤によ
り接着されている。
【0063】図7に示すように、前記クッション材47
と47の対向側の縁部47aと47aとの対向間隔W3
は、前記中間部41の幅寸法W2よりも小さくなってい
る。
【0064】前記表面シート45は親水性であり、好ま
しくはこの表面シート45が液吸収機能を有している。
この液吸収機能を有する表面シート45は、例えばコッ
トン繊維のスパンレース不織布などで形成される。ある
いは吸水機能を有する織布で形成されていてもよい。ま
た補助部材40の色彩としては少なくとも前記表面シー
ト45が白色などの淡色であることが好ましい。前記表
面シート45が淡色であれば、生理用ナプキンから経血
が洩れて前記表面シート45に付着した場合に発見し易
いため、前記横洩れしたことを早期に知ることができ
る。
【0065】前記裏面シート46は液遮断機能を有して
いる。前記裏面シート46を液遮断機能を有するものと
して構成すると、生理用ナプキンから洩れた経血が補助
部材40に与えられたときに、経血を前記裏面シート4
6で遮断することができ、経血でショーツ本体10を汚
すのを防止できる。
【0066】ただし、前記クッション材47,47が、
例えばセル(気泡構造の最小単位)が小さいポリウレタ
ンフォームのように、液を透過させ難いもので構成され
ている場合は、前記裏面シート46が液遮断機能を有し
ていなくてもよい。
【0067】また前記裏面シート46は、着用者にむれ
による不快感を与えないため、透湿機能を有しているこ
とが好ましい。ここで「透湿機能」とは、水蒸気を透過
させる機能のことを指す。そのため、前記裏面シート4
6は、無機フィラーを含んだ状態で延伸処理されて通気
性が付与された樹脂フィルム、撥水処理されたスパンボ
ンド不織布またはスパンレースなどの不織布、あるいは
不織布の裏面に通気性の樹脂フィルムが接合されたもの
などが使用される。また、公知の好適な生地の裏側に接
着剤を介して液不透過性のフィルムを積層したものや、
公知の好適な織布の裏面にフィルム用樹脂をコーティン
グして液不透過性の防漏フィルムの皮膜を形成したもの
も使用できる。
【0068】前記クッション材47,47は弾性を有す
る材料によって構成されることが好ましい。前記クッシ
ョン材47,47を弾性を有するもので構成すると、身
体の動きによる外力が与えられたときに、補助部材40
の突出部42,42が身体の内股部に密着した状態で前
記身体の動きに追従しやすい。
【0069】前記クッション材47,47は、厚さ1m
m程度のポリウレタンフォームやポリエチレンフォー
ム、ラバーフォームなどが挙げられる。または、エアー
スルー法やニードルパンチ法で製造された嵩高の不織布
を使用することができる。
【0070】例えば前記エアースルー法で不織布を製造
する場合は、鞘部がポリエチレンで、芯部がポリプロピ
レンあるいはポリエステルの芯鞘構造の複合合成繊維、
または、ポリエチレンと、ポリプロピレンあるいはポリ
エステルのサイドバイサイド型の複合合成繊維で繊度が
4〜11dtexのものを目付けを100〜300g/
2に調整した後、熱風処理して繊維を融着させる。
【0071】また、ニードルパンチ法で不織布を製造す
る場合は、前記複合繊維、またはポリエチレン、ポリプ
ロピレンあるいはポリエステルなどの単繊維、またはこ
れらとレーヨンなどで目付けが100〜300g/m2
の繊維ウエッブを形成した後に、ニードルパンチで繊維
を交絡させる。
【0072】あるいは前記クッション材47,47が、
前記発泡材料や前記不織布を組合せたものであってもよ
いし、通常の樹脂フィルムや弾性が小さい不織布と、前
記発泡材料や弾性を有する前記不織布とを積層させたも
のであってもよい。
【0073】なお、前記クッション材47,47がレー
ヨンなどの親水性繊維を含むものである場合に、クッシ
ョン材47,47が液吸収機能を発揮できる。また、ク
ッション材47,47として、コットンやレーヨンなど
の親水性繊維の層を用いることによっても液吸収機能を
発揮できる。このような場合、表面シート45に与えら
れた経血がクッション材47,47で吸収されるように
なる。
【0074】前記表面シート45、裏面シート46を織
布で形成し、さらにクッション材47,47をポリウレ
タンフォームなどで形成したものは、経血で汚されたと
きに、洗濯をすることにより再利用が可能である。ま
た、前記表面シート45や前記裏面シート46を不織布
や樹脂フィルムなどで形成し、クッション材47,47
を発泡材料や不織布で形成した補助部材40は安価で構
成できるため、補助部材40が経血で汚れたときに廃棄
して、新たな補助部材40に交換して使用することが可
能である。
【0075】図7に示す形状の補助部材40を用いる場
合、前記中間部41の幅寸法W2は、前記ナプキン装着
布22の幅寸法Wbとほぼ同じであることが好ましく、
実際の幅寸法は50〜80mmの範囲であることが好ま
しい。前記幅寸法W2を前記幅寸法Wbとほぼ同じにし
ておくと、前記股布19と前記ナプキン装着布22との
隙間内に前記中間部41を安定した状態で挟持させるこ
とができる。
【0076】また、前記クッション材47,47の対向
側の縁部47aと47aとの間隔W3は前記中間部41
の幅寸法W2よりも短いことが好ましく、例えばW3は
30〜60mmの範囲である。前記範囲内であると、生
理用ナプキンがナプキン装着布22の上に装着されたと
きに、生理用ナプキンとクッション材47,47との間
に重なり領域を設けることができ、前記クッション材4
7,47によって生理用ナプキンを股間部に押し付ける
ことができる。
【0077】前記補助部材40の前後を二分する中心部
での幅寸法W1は100〜280mmの範囲であること
が好ましい。前記幅寸法W1が100mm未満である
と、図9に示す装着状態において前記突出部42,42
が身体の内股部に密着できず、補助部材40の突出部4
2,42による横洩れ防止機能を充分に発揮できない。
前記幅寸法W1が280mmよりも大きいと、補助部材
40の突出部42,42が着用者の内股部に密着する面
積が大きくなりすぎて、着用者にむれや違和感を与えや
すい。
【0078】また、補助部材40の幅寸法W1は、ショ
ーツ本体10の股布19の幅寸法Wa以下であることが
好ましい。W1をWa以下とすることにより、着用時に
補助部材40がショーツ本体10からはみ出るのを防止
できる。また、補助部材40の両側縁部40a,40b
は、前記脚ぐり部25,25からはみ出さないように、
凹曲線形状であることが好ましい。ただし前記両側縁部
40a,40bは前記脚ぐり部25,25からはみ出さ
ない限りにおいて直線形状であってもよいし、あるいは
凸曲線形状であってもよい。
【0079】また、前記突出部42,42の幅寸法W4
は25〜100mmの範囲が好ましい。前記幅寸法W4
が25mm未満であると、図9に示す着用状態におい
て、前記突出部42,42が着用者の内股部に密着する
面積が小さくなりすぎて経血の洩れを防止する機能が低
下する。また、前記幅寸法W4が100mmよりも大き
いと、前記突出部42,42が着用者の内股部に密着す
る面積が大きくなりすぎて、着用者にむれや違和感を与
えやすくなる。
【0080】前記補助部材40の中間部41の前後方向
の長さ寸法L2は、図5に示すナプキン装着布22の長
さ寸法、すなわち股布19とナプキン装着布22との隙
間の前後方向の長さ寸法よりも短く、前記寸法L2は9
0〜200mmの範囲であることが好ましい。前記長さ
寸法L2が90mm未満であると前記隙間内に安定した
状態で装着し難くなる。また、前記長さ寸法L2が20
0mmよりも長いと前記隙間内に安定して収まらなくな
る。
【0081】前記補助部材40の前後方向の全長寸法L
1は、前記隙間の前後方向の長さ寸法よりも大きいこと
が必要であり、前記長さ寸法L1は100〜300mm
の範囲であることが好ましい。前記長さ寸法L1が10
0mm未満であると前記隙間内で補助部材40を安定し
て保持できず、前記長さ寸法L1が300mmを越える
と、前記突出部42,42が着用者の内股部に密着する
面積が大きくなりすぎて、着用者にむれや違和感を与え
やすくなる。
【0082】図5では生理用ナプキン50が斜視図で示
され、図9では生理用ナプキン50が断面図で示されて
いる。生理用ナプキン50は、本体部53の中央部分の
液吸収領域51が設けられ、両側部にはウイング部5
2,52が突出形成されている。
【0083】図9に示すように、生理用ナプキン50
は、通気性樹脂フィルムなどの液不透過性シートで形成
された裏面シート54の上に液吸収層55が設けられ、
その表面に液透過孔を有する樹脂フィルムや親水性の不
織布などの液透過性シートで形成された表面シート56
が設けられている。
【0084】この生理用ショーツを着用する際には、図
6に示すように、前記補助部材40を、股布19とナプ
キン装着布22との隙間内に装着する。補助部材40
は、その中間部41が、前記股布19とナプキン装着布
22との間に挟まれた状態で、突出部42,42がナプ
キン装着布22の左右両側へ露出した状態に設置され
る。このとき、突出部42,42の前方挟持突部42
a,42aがクロッチ部18の前方縫合部23よりも前
方へ突出し、後方挟持突部42b,42bがクロッチ部
18の後方縫合部24よりも後方へ突出して、前記前方
挟持突部42aと42aとでナプキン装着布22が挟ま
れ、且つ前記後方挟持突部42bと42bとでナプキン
装着布22が挟まれた状態となる。補助部材40は、こ
の状態で股布19とナプキン装着布22との間で安定し
て保持される。
【0085】図5および図9に示すように、前記生理用
ナプキン50は、ナプキン装着布22の内側に設置され
る。このとき一般には、生理用ナプキン50の裏面シー
ト54の表面に設けられた感圧接着剤層を介して生理用
ナプキン50がナプキン装着布22の内面に固定され
る。また図9に示すように、ウイング部52,52がナ
プキン装着布22の左右両側部で折り曲げられて、ウイ
ング部52,52がナプキン装着布22の裏側に巻き付
けられ、ウイング部52,52が感圧接着剤層などによ
りナプキン装着布22の裏面に固定される。
【0086】ここで、前記補助部材40のクッション材
47,47の縁部47aと47aとの間隔W3は、前記
ナプキン装着布22の幅寸法Wbよりも短く、前記幅寸
法Wbは生理用ナプキン50の本体部53の幅寸法にほ
ぼ一致している。そのため、生理用ナプキン50がナプ
キン装着布22に装着された状態で、液吸収層55を備
えている本体部53と、補助部材40のクッション材4
7,47とが一部重なるようになる。
【0087】図9は、前記補助部材40および生理用ナ
プキン50が取り付けられた生理用ショーツを着用した
状態を示している。図9では人体の大腿部を61で示
し、股間部を62で示し、会陰部を63で示している。
【0088】図9に示すように、この生理用ショーツの
ショーツ本体10はクロッチ部18において股布19の
幅寸法Waが大きいために股間部よりも下方に延びる前
記股下部27,27が形成されて、脚ぐり部25,25
は股間部62よりも下方において大腿部61,61の周
りに装着される。そして、前記補助部材40は、クッシ
ョン材47,47が設けられている部分で曲げられ、突
出部42,42が大腿部61,61の内股部61a,6
1aに当てられる。ショーツ本体10の脚ぐり部25,
25が弾性伸縮性を有しているため、前記補助部材4
0,40の突出部42,42は、前記脚ぐり部25,2
5の弾性伸縮力により内股部61a,61aに密着す
る。
【0089】また、補助部材40はショーツ本体10に
固定されておらず、股布19とナプキン装着布22との
間で挟まれた状態であるため、補助部材40はショーツ
本体10のクロッチ部18に対して若干の自由度を有し
ている。よって、ショーツ本体10を着用したときに、
補助部材40を装着安定性を損なわない範囲で動かして
最適な位置に装着することができる。すなわち、ショー
ツ本体10および生理用ナプキン50を着用したとき
に、生理用ナプキン50から横洩れの不安を感じる場所
が、体型、姿勢や運動などのそのときの生活パターンに
より相違する。しかし前記補助部材40をショーツ本体
10内の最適な位置に設置することで、前記横洩れの不
安を解消できる。
【0090】また、補助部材40のクッション材47,
47が生理用ナプキン50の本体部53と重なった状態
で股間部62に設置されるため、内股部61aから股間
部62にかけて補助部材40および生理用ナプキン50
が柔らかく当たるようになり、内股部61a,61aと
股間部62に違和感を生じさせにくい。
【0091】ショーツ本体10は全体が弾性伸縮性を有
する素材で形成されているため、生理用ナプキン50は
伸縮力を受けて股間部62に密着させられる。ここで、
生理用ナプキン50の液吸収層55で吸収しきれなかっ
た経血が横洩れして、内股部61a,61aに伝わった
としても、補助部材40の突出部42,42が内股部6
1a,61aに密着しているため、経血は突出部42,
42の部分で受け止められ、好ましくは補助部材40,
40の表面シート45に吸収される。よって、脚ぐり部
25,25から生理用ショーツ外部への経血の洩れを防
止できる。
【0092】また、補助部材40が経血で汚れた場合
に、この補助部材40をショーツ本体10から外してき
れいなものに交換することができ、また補助部材40を
洗濯することが可能である。また経血の排泄量が少ない
ときは、補助部材40を外して着用することができる。
この場合に、薄型の生理用ナプキン50が使用される
が、身体の内股部61a,61aから股間部62に補助
部材40が存在しないため、装着感が良好になる。
【0093】さらに、本発明の前記ショーツ本体10の
内側に、他の生理用ショーツまたは通常のショーツを重
ねて着用することも可能である。その場合に、例えば、
これら他のショーツのクロッチ部の内側に生理用ナプキ
ンを装着し、さらにショーツ本体10の股布19とナプ
キン装着布22との間に補助部材40を取り付けて前記
他のショーツの上に着用することもできる。この場合
に、生理用ナプキンから経血の横洩れがあったとしても
前記補助部材40により止めることができ、経血が外側
に着用しているショーツ本体10の外部へ洩れるのを防
止できる。
【0094】あるいは、内側に着用する他の生理用ショ
ーツのクロッチ部の内側に補助部材40を装着し、さら
にその内側に生理用ナプキンを設置してこの他の生理用
ショーツを着用し、その上から前記ショーツ本体10を
着用してもよい。
【0095】図10は本発明の第2の実施の形態の生理
用ショーツに用いられる補助部材を示す斜視図、図11
は図10のXI−XI線の断面図、図12は前記補助部
材が生理用ショーツのショーツ本体10のクロッチ部1
8に装着された状態をショーツの内側から示す平面図で
ある。
【0096】前記補助部材140は、中間部141およ
び左右両側の突出部142,142を有している。
【0097】補助部材140の右側縁部140aおよび
左側縁部140bは、前記ショーツ本体10の脚ぐり部
25,25の形状と一致しており、前後方向へ二分する
中心での右側縁部140aと左側縁部140bとの間の
幅寸法W1は図7に示す実施の形態での幅寸法W1と同
じである。また、中間部141の幅寸法W3も、図7に
示した実施の形態での幅寸法W3と同じである。
【0098】また、補助部材140の前端部140cか
ら後端部140dまでの縦方向の長さ寸法L3は、図7
に示した実施の形態での中間部41の縦方向の長さ寸法
L2とほぼ一致しており、すなわち前記長さ寸法L2
は、ショーツ本体10の股布19とナプキン装着布22
との隙間の前後方向の長さ寸法と同じか、またはそれよ
りもわずかに短くなっている。
【0099】前記補助部材140は、前端部140cか
ら後方へ切り込まれた一対の切り込み部151,151
が形成されている。この切り込み部は前記前端部140
cから後方へ向かうにしたがって間隔が徐々に広がるよ
うに形成されており、切り込み部151,151の末端
部151aと151aの間隔は、前記中間部141の幅
寸法W3に一致している。
【0100】前記突出部142,142の前端部には、
前記切り込み部151,151によって中間部141か
ら分離された前方挟持突部142a,142aが形成さ
れている。補助部材140の前端部140cにおいて前
記前方挟持突部142aと142aとの間隔W5は前記
幅寸法W3よりも短くなっている。その結果、前記前方
挟持突部142aと142aには、乗り上げ部142
c,142cが形成されている。
【0101】補助部材140の後端部140dの構造も
同じであり、後端部140dから前方に向けて一対の切
り込み部152,152が前方に向かうにしたがって間
隔が徐々に広がるように形成されている。その結果、突
出部142,142の後方部分の後方挟持突部142
b,142bが形成されており、後方挟持突部142
b,142bの間隔がW5となるように形成されてい
る。また前記後方挟持突部142b,142bには、乗
り上げ部142d,142dが形成されている。
【0102】図12に示すように、前記補助部材140
は、生理用ショーツのショーツ本体10の股布19とナ
プキン装着布22との間に挟まれる。このとき突出部1
42,142がナプキン装着布22よりも左右両側へ突
出するが、切り込み部151,151で分離された前方
挟持突部142a,142aの乗り上げ部142c,1
42cをナプキン装着布22の上に乗せ、切り込み部1
52,152で分離された後方挟持突部142b,14
2bの乗り上げ部142d,142dをナプキン装着布
22の上に載せる。その結果、補助部材140は生理用
ショーツのショーツ本体10のクロッチ部18に離脱す
ることなく保持させることができる。
【0103】図11に示すように、この補助部材140
は、液不透過性の裏面シート146と、吸水性の表面シ
ート145を有している。補助部材140の左右両側の
突出部142,142では、前記裏面シート146と表
面シート145との間に、クッション材147,147
が挟まれている。このクッション材147,147は、
図8に示した実施の形態のクッション材47,47と同
じ材質で同じ厚みで形成されたものである。生理用ショ
ーツを装着したときに、前記クッション材147,14
7を有する前記突出部142,142が身体の内股部に
当接する。
【0104】また、補助部材140の中間部141には
肉厚部148が設けられている。図11に示すように、
前記肉厚部148では、裏面シート146と表面シート
145との間に中央クッション材149が設けられてい
る。
【0105】前記中央クッション材149は、ポリウレ
タンフォームやポリエチレンフォームなどの連続気泡フ
ォームなどが好ましく使用される。「連続気泡フォー
ム」は、フォームを構成するセルが相互に通じ合ってい
る構造のフォームである。前記中央クッション材149
を連続気泡フォームで構成すると、前記肉厚部148に
透湿性を付与することができるため着用者に快適な着用
感を与えることができる。また、吸水機能を有するた
め、生理用ナプキン50から経血が漏れた場合でも表面
シート145および中央クッション材149によって前
記経血を吸収保持することができる。
【0106】前記肉厚部148での補助部材140全体
の厚さ寸法h1は、5〜15mmの範囲であることが好
ましい。前記範囲未満であると着用者の股間部に生理用
ナプキンを密着し難くなる。また前記範囲よりも大きい
と着用者に違和感を与えることになるため、快適な着用
感を得ることができない。また、肉厚部148の幅寸法
W6は20〜50mmの範囲が好ましい。この範囲であ
れば、生理用ナプキンの中央部分を股間部に押し付ける
ように機能させることができる。
【0107】前記補助部材140を用いると、生理用シ
ョーツを着用したときに、補助部材140の肉厚部14
8が生理用ナプキン50の中央部を股間部に押し付ける
ように機能し、生理用ナプキン50と股間部との密着性
を高めることができる。
【0108】なお、前記肉厚部148は補助部材140
を前後に二分する中心部から前後に延びるように形成し
てもよいが、前記肉厚部148を補助部材140におい
て後方に設け、また幅寸法W6を5〜30mm程度の細
いものにして、前記肉厚部148で生理用ナプキンを肛
門付近および臀部の溝内に押し付けるようにしてもよ
い。このように構成すると、生理用ナプキンとの後方部
分と身体との密着性を高くでき、経血の後ろ洩れを防止
できる。
【0109】さらに、前記補助部材140では、左右両
側の突出部142,142において表面シート145の
表面に多数のずれ止め部153が設けられている。この
ずれ止め部153は、前記突出部142,142の表面
において前後方向に間隔を開けて並ぶように配置されて
いる。ずれ止め部153は、前記突出部142,142
の表面にゴム、または合成樹脂を付着させて形成したも
のであり、前記ゴムや合成樹脂が、ドット状に配列して
いる。1つのずれ止め部153は直径が2mm程度の円
形であり、これが縦方向に間隔を開けて並んでいる。ま
たはずれ止め部153が縦方向に間隔を開けて列を成
し、これを複数列配列していてもよい。また、ずれ止め
部は四角形状などであってもよい。
【0110】また、前記ずれ止め部は、前後方向に延び
る帯状に形成され、それぞれの突出部142に帯状のず
れ止め部が1本または複数本ずつ設けられていてもよ
い。または前記ずれ止め部は、帯状のものが格子状など
のパターンで形成されているものであってもよい。ただ
し、前記ずれ止め部153は、前記突出部142,14
2の表面側の面積の50%以下を占めるように形成され
ていることが好ましい。50%よりも大きいと、突出部
142,142の透湿機能を阻害して着用者にむれ感を
与え、また着用者の内股部にかぶれなどを生じさせるお
それがある。
【0111】この補助部材140を生理用ショーツのシ
ョーツ本体10のクロッチ部18に取り付けて身体に着
用すると、図9に示すような着用状態において、補助部
材140の両側の突出部142,142が、ずれ止め部
153を介して身体の内股部61a,61aに当接す
る。よって着用状態で身体を動かしても、股間部62に
おいて補助部材140が不用意にずれることがなく、突
出部142,142が常に生理用ナプキン50の両側に
位置する状態を維持できる。
【0112】なお、前記ずれ止め部153を補助部材1
40の裏面シート146の表面に設けることができる。
この場合、補助部材140が生理用ショーツのショーツ
本体10の内側で位置ずれしにくくなる。なお、この場
合には、ずれ止め部として前記裏面シート146の表面
に感圧接着剤層を設けて、補助部材140をショーツ本
体10の内面に固着して使用することも可能である。
【0113】図13と図14は他の実施の形態を示して
いる。図13に示す補助部材140Aは、前端部140
cに対を成す切り込み部151,151とさらにその内
側に位置して対を成す切り込み部154,154が設け
られている。同様に後端部140dにおいても、対を成
す切り込み部152,152と、そのの内側に位置する
対を成す切り込み部155,155が設けられている。
【0114】この実施の形態では、生理用ショーツのシ
ョーツ本体10の装着布22の幅寸法Wbが異なるもの
であっても、いずれかの切り込み部を選択することによ
り、補助部材140Aをクロッチ部18に設置できる。
すなわち大きさの相違するショーツ本体10に対して同
じ補助部材140Aを共通に使用することができる。
【0115】図14に示す実施の形態の補助部材140
Bは、前記突出部142,142の乗り上げ部142c
と142cとの間の部分を削除し、同様に乗り上げ部1
42d,142dとの間の部分を削除した形状である。
【0116】この補助部材140Bも、図12と同様
に、中間部141を、股布19とナプキン装着布22と
の間に挟み、乗り上げ部142c,142cおよび乗り
上げ部142d,142dをナプキン装着布22の上に
乗り上げさせることにより、クロッチ部18に固定する
ことができる。
【0117】この場合に、補助部材140Bの縦方向の
寸法L4が、ショーツ本体10の股布19とナプキン装
着布22との隙間の前後方向の長さ寸法と同じか、また
はそれよりもわずかに短いものであればよい。この場
合、図12に示したのと同様に、中間部141が前記股
布19とナプキン装着布22とで挟まれた状態で、乗り
上げ部142c,142cおよび乗り上げ部142d,
142dをナプキン装着布22の上に乗り上げさせるこ
とができる。
【0118】または、図14に示す実施の形態におい
て、中間部141の縦方向の長さ寸法L5が、ショーツ
本体10の股布19とナプキン装着布22との隙間の前
後方向の長さ寸法と同じか、またはそれよりもわずかに
短いものであってもよい。この場合、中間部141が前
記股布19とナプキン装着布22とで挟まれた状態で、
乗り上げ部142c,142cが、前方縫合部23より
も前方において前身頃13の内面に当たり、乗り上げ部
142d,142dが後方縫合部24よりも後方で後身
頃14の内面に当たるようになる。これによっても補助
部材140Bを確実に保持させることが可能である。
【0119】なお、前記補助部材の構造として、前端部
と後端部のいずれか一方に図7に示すような挟持突起4
2a,42aまたは42b,42bを形成し、他方の端
部に図10に示すような切り込み部151,151また
は152,152を設けたものであってもよい。
【0120】または、補助部材がほぼ四角形のものであ
り、股布19とナプキン装着布22との間に単純に挟ま
れて保持されるものであってもよい。
【0121】以上説明したショーツ本体10およびいず
れかの構造の前記補助部材は、同一の包装体に収納され
て流通することが好ましい。ただし、前記補助部材のみ
が交換用として別体で流通するものであってもよい。
【0122】また前記ショーツ本体10の構造として
は、脚ぐり部25,25が膝上まで延びるスパッツタイ
プや、脚ぐり部25,25の下に足首の位置まで延びる
レッグ部が延長しているものであってもよい。またレッ
グ部の先部にフート部が一体に形成されたパンティスト
ッキングやタイツのような構造であってもよい。
【0123】
【発明の効果】以上のように本発明の外装体では、補助
部材が本体部の股布と装着布との間に挟まれて保持され
るため、補助部材を身体の股間部の最適な位置に設置で
きる。この補助部材が身体の内股部に接触することによ
り、体液吸収性物品から横洩れした液を補助部材により
止めることができ、液が外装体の外部に突出するのを防
止できる。また、補助部材を交換して使用したり、補助
部材を単独で洗濯することなども可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態として生理用ショーツを二
つ折りにした状態を示す正面図、
【図2】生理用ショーツを二つ折りにした状態を示す背
面図、
【図3】前記生理用ショーツを着用状態の立体形状とし
たときの正面斜視図、
【図4】同じく立体形状としたときの背面斜視図、
【図5】ショーツ本体のクロッチ部と補助部材と生理用
ナプキンを内側から示す部分斜視図、
【図6】ショーツ本体のクロッチ部に補助部材が取り付
けられた状態を示す部分平面図、
【図7】補助部材の斜視図、
【図8】図7のVIII−VIII線の断面図、
【図9】ショーツ本体と補助部材と生理用ナプキンが股
間部に装着された状態を示す断面図、
【図10】他の実施の形態の補助部材を示す斜視図、
【図11】図10のXI−XI線の断面図、
【図12】ショーツ本体のクロッチ部に図10に示す補
助部材が装着された状態を示す平面図、
【図13】他の実施の形態の補助部材を示す斜視図、
【図14】さらに他の実施の形態の補助部材を示す斜視
図、
【符号の説明】
10 ショーツ本体 13 前身頃 14 後身頃 17 ウエストバンド 18 クロッチ部 19 股布 21 防水布 22 ナプキン装着布 25 脚ぐり部 27 股下部 40 補助部材 41 中間部 42 突出部 47 クッション材 50 生理用ナプキン 52 ウイング部 61 大腿部 61a 内股部 62 股間部 140,140A,140B 補助部材 141 中間部 142 突出部 142c,142d 乗り上げ部

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前身頃と、後身頃と、前記前身頃と前記
    後身頃との間に位置するクロッチ部と、腰天に形成され
    た開口部と、少なくとも股間部よりも下の位置で脚部周
    りに装着される一対の股下部とを備えた本体およびこの
    本体に取り付けられる補助部材を有し、 前記本体の前記クロッチ部には、前記本体の一部を構成
    する股布と、前記股布の内側に設けられて前端部と後端
    部が前記本体に連結された装着布とを有し、 前記補助部材は、前記股布と前記装着布との間に着脱自
    在に挟まれる中間部と、前記中間部の両側に位置して前
    記装着布よりも左右外側に突出する突出部とを有するこ
    とを特徴とする外装体。
  2. 【請求項2】 前記股下部に脚ぐり部が開口しており、
    前記本体が身体に着用されたときに、前記クロッチ部か
    ら前記腰天までの股上丈よりも、脚ぐり部の内股側の縁
    部から前記腰天までの身丈の方が長く、着用時に前記補
    助部材の前記突出部が身体の内股部に当たる請求項1記
    載の外装体。
  3. 【請求項3】 前記補助部材の少なくとも前記突出部
    に、クッション材が設けられている請求項1または2記
    載の外装体。
  4. 【請求項4】 前記補助部材の前記突出部の縦方向の寸
    法が、前記中間部の縦方向の寸法よりも長く、且つ突出
    部の縦方向の寸法が前記装着布の縦方向の寸法よりも長
    い請求項1ないし3のいずれかに記載の外装体。
  5. 【請求項5】 前記補助部材の前端側と後端側の少なく
    とも一方に、対を成す乗り上げ部が設けられており、前
    記対を成す乗り上げ部の対向間隔が、前記中間部の幅寸
    法よりも狭く形成されている請求項1ないし4のいずれ
    かに記載の外装体。
  6. 【請求項6】 前記補助部材の前記股布側に向けられる
    第2の表面は、液不透過性である請求項1ないし5のい
    ずれかに記載の外装体。
  7. 【請求項7】 前記補助部材の前記装着布側に向けられ
    る第1の表面は、親水性である請求項1ないし6のいず
    れかに記載の外装体。
  8. 【請求項8】 前記補助部材の中間部に、肉厚部が設け
    られている請求項1ないし7のいずれかに記載の外装
    体。
  9. 【請求項9】 前記補助部材の突出部の、前記装着布側
    に向けられる第1の表面と、前記股布側に向けられる第
    2の表面の少なくとも一方に、ずれ止め部が設けられて
    いる請求項1ないし8のいずれかに記載の外装体。
  10. 【請求項10】 前記本体と、前記補助部材とが、同一
    の包装体の内部に納められて流通する請求項1ないし9
    のいずれかに記載の外装体。
  11. 【請求項11】 前記本体と前記補助部材とが、別々の
    包装体に納められて流通する請求項1ないし9のいずれ
    かに記載の外装体。
  12. 【請求項12】 前身頃と、後身頃と、前記前身頃と前
    記後身頃との間に位置するクロッチ部と、腰天に形成さ
    れた開口部と、少なくとも股間部よりも下の位置で脚部
    周りに装着される一対の股下部とを備えた外装体の本体
    に取り付けられて使用される補助部材において、 前記本体のクロッチ部の中央部に着脱自在に取り付けら
    れる中間部と、前記中間部の左右両側に位置して、着用
    時に着用者の内股部に設置される一対の突出部とを有す
    ることを特徴とする補助部材。
  13. 【請求項13】 少なくとも前記突出部にクッション材
    が設けられている請求項12記載の補助部材。
  14. 【請求項14】 前記突出部の縦方向の寸法が、前記中
    間部の縦方向の寸法よりも長い請求項12または13記
    載の補助部材。
  15. 【請求項15】 前端側と後端側の少なくとも一方に、
    対を成す乗り上げ部が設けられており、前記対を成す乗
    り上げ部の対向間隔が、前記中間部の幅寸法よりも狭く
    形成されている請求項12ないし14のいずれかに記載
    の補助部材。
  16. 【請求項16】 前記本体内で外側に向けられる第2の
    表面は、液不透過性である請求項12ないし15のいず
    れかに記載の補助部材。
  17. 【請求項17】 前記本体内で内側に向けられる第1の
    表面は、親水性である請求項12ないし16のいずれか
    に記載の補助部材。
  18. 【請求項18】 前記中間部に、肉厚部が設けられてい
    る請求項12ないし17のいずれかに記載の補助部材。
  19. 【請求項19】 前記本体内で内側に向けられる第1の
    表面と、前記本体内で外側に向けられる第2の表面の少
    なくとも一方に、ずれ止め部が設けられている請求項1
    2ないし18のいずれかに記載の補助部材。
JP2001338144A 2001-11-02 2001-11-02 体液吸収性物品の着用に適した外装体およびこの外装体に用いられる補助部材 Expired - Fee Related JP4009089B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001338144A JP4009089B2 (ja) 2001-11-02 2001-11-02 体液吸収性物品の着用に適した外装体およびこの外装体に用いられる補助部材

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001338144A JP4009089B2 (ja) 2001-11-02 2001-11-02 体液吸収性物品の着用に適した外装体およびこの外装体に用いられる補助部材

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003135525A true JP2003135525A (ja) 2003-05-13
JP4009089B2 JP4009089B2 (ja) 2007-11-14

Family

ID=19152679

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001338144A Expired - Fee Related JP4009089B2 (ja) 2001-11-02 2001-11-02 体液吸収性物品の着用に適した外装体およびこの外装体に用いられる補助部材

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4009089B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015052180A (ja) * 2013-09-06 2015-03-19 双基株式会社 オーバーパンツ
JP2016198142A (ja) * 2015-04-07 2016-12-01 王子ホールディングス株式会社 吸収パッド

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015052180A (ja) * 2013-09-06 2015-03-19 双基株式会社 オーバーパンツ
JP2016198142A (ja) * 2015-04-07 2016-12-01 王子ホールディングス株式会社 吸収パッド

Also Published As

Publication number Publication date
JP4009089B2 (ja) 2007-11-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA2749604C (en) Two-piece wearable absorbent articles
JP4401351B2 (ja) パンツ型使い捨ておむつカバー
RU2670400C1 (ru) Впитывающее изделие с каналами и придающими форму эластичными элементами
MXPA05007222A (es) Articulo absorbente con aletas de contencion.
JP4077540B2 (ja) 二重立体ギャザーを備えた吸収性物品
JP4938986B2 (ja) トランクス型おむつ
US7137972B1 (en) Disposable undergarment
JP2010082139A (ja) ウエストバンド及び吸収性物品
JP2004000414A (ja) 吸収性物品ならびにこれを構成するパンツ本体および吸収パッド
KR20170076696A (ko) 부분 적층형 허리 탄성 부재를 갖는 흡수 용품
JP2014045980A (ja) パッドタイプ使い捨ておむつ
JP3830418B2 (ja) 吸収性物品の装着に適した外装体
JP4009089B2 (ja) 体液吸収性物品の着用に適した外装体およびこの外装体に用いられる補助部材
JP4315848B2 (ja) 吸収性物品
JP2022011506A (ja) 吸収性物品
JP3211689U (ja) 吸収性物品
KR100526101B1 (ko) 폐기커프를 갖는 일회용 기저귀
JP5021518B2 (ja) 吸収性物品
JP5854666B2 (ja) 吸収性物品
JPH08150163A (ja) 使い捨てオムツカバー
JP6941026B2 (ja) 使い捨ておむつ
JP2002330996A (ja) 着脱可能な防水シートを有するショーツ
KR100380026B1 (ko) 일회용 흡수제품
RU2734305C1 (ru) Впитывающее изделие с задним карманом
JP3688875B2 (ja) 吸収性製品

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040609

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060928

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070529

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070726

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20070828

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20070831

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100907

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100907

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110907

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120907

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130907

Year of fee payment: 6

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees