JP2003134536A - 色補正システム、色補正データ作成システム、およびプログラム - Google Patents

色補正システム、色補正データ作成システム、およびプログラム

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JP2003134536A
JP2003134536A JP2001322701A JP2001322701A JP2003134536A JP 2003134536 A JP2003134536 A JP 2003134536A JP 2001322701 A JP2001322701 A JP 2001322701A JP 2001322701 A JP2001322701 A JP 2001322701A JP 2003134536 A JP2003134536 A JP 2003134536A
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color
data
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spectral sensitivity
output device
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English (en)
Inventor
Atsushi Mizuguchi
淳 水口
Katsuhito Shinkawa
勝仁 新川
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Minolta Co Ltd
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Minolta Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 色補正における補正精度を向上させることが
可能な技術を提供する。 【解決手段】 システム100は、表示装置105と、
分光感度特性が異なる複数のデジタルカメラ1a,1b
とを備える。システム100は、表示装置105におい
て出力された基準パターンPTを各デジタルカメラ1
a,1bのそれぞれによって撮像した各撮影画像の色デ
ータを取得し、基準パターンPTの既知の色データ(R
m,Gm,Bm)と撮影画像の色データ(Rc,Gc,
Bc,Cc,Mc,Yc)と予め求めておいたデジタル
カメラ1a,1bの入力用のICCプロファイルPF0
とに基づいて、表示装置105の色出力特性補正データ
(ICCプロファイル)PF1を作成する。この色出力
補正データを用いることによって、表示装置105に対
する正確な色補正を行うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、色補正技術に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、デジタルカメラを用いて色補正を
行う技術が存在する。このような技術には、ディスプレ
イなどの出力装置の色特性(色出力特性)を補正する技
術が含まれる。
【0003】この技術は、出力装置による出力結果を1
台のデジタルカメラで撮影し、そのカラー撮影画像に基
づいて出力装置の色出力特性を補正する技術である。よ
り詳細には、その撮影画像の色データと、出力に用いら
れた既知の色データとを比較することによって、出力装
置の色出力特性を補正する技術である。
【0004】なお、上記の色補正技術は、対象物に対す
る測色を行う技術にも応用することが可能である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
な1台のデジタルカメラを用いた色補正においてその補
正精度を向上させるためには、そのデジタルカメラにお
ける受光素子の分光感度特性を理想状態に近づけること
が求められる。
【0006】しかしながら、デジタルカメラにおける受
光素子の分光感度特性を理想状態にするのは困難である
ため、そのような受光素子を用いた補正結果の精度は低
いものになってしまうという問題が存在する。
【0007】そこで、本発明は前記問題点に鑑み、色補
正における補正精度を向上させることが可能な技術を提
供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1の発明は、コンピュータを、出力装置にお
いて出力されたカラーテストパターンを分光感度特性が
異なる複数のカラー撮像装置によって撮像した複数の撮
影画像の色データを取得する手段と、前記カラーテスト
パターンの色データと前記複数の撮影画像の色データと
に基づいて、前記出力装置の色出力特性を補正する手段
と、を備える色補正システムとして機能させるためのプ
ログラムであることを特徴とする。
【0009】請求項2の発明は、色補正システムであっ
て、出力装置と、分光感度特性が異なる複数のカラー撮
像装置と、出力装置において出力されたカラーテストパ
ターンを前記複数のカラー撮像装置によって撮像した複
数の撮影画像の色データを取得する手段と、前記カラー
テストパターンの色データと前記複数の撮影画像の色デ
ータとに基づいて、前記出力装置の色出力特性を補正す
る手段と、を備えることを特徴とする。
【0010】請求項3の発明は、コンピュータを、出力
装置において出力されたカラーテストパターンを分光感
度特性が異なる複数のカラー撮像装置によって撮像した
複数の撮影画像の色データを取得する手段と、前記カラ
ーテストパターンの色データと前記複数の撮影画像の色
データとに基づいて、前記出力装置の色出力特性補正デ
ータを作成する手段と、を備える色補正データ作成シス
テムとして機能させるためのプログラムであることを特
徴とする。
【0011】請求項4の発明は、色補正データ作成シス
テムであって、出力装置と、分光感度特性が異なる複数
のカラー撮像装置と、出力装置において出力されたカラ
ーテストパターンを前記複数のカラー撮像装置によって
撮像した複数の撮影画像の色データを取得する手段と、
前記カラーテストパターンの色データと前記複数の撮影
画像の色データとに基づいて、前記出力装置の色出力特
性補正データを作成する手段と、を備えることを特徴と
する。
【0012】請求項5の発明は、コンピュータを、分光
感度特性が異なる複数のカラー撮像装置における色デー
タと当該色データの機器非依存色による表色系表現との
関係を記憶する手段と、前記複数のカラー撮像装置によ
って取得された測定対象物についての色データに対応す
る前記表色系表現を前記関係に基づいて求める手段と、
を備える測色システムとして機能させるためのプログラ
ムであることを特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。
【0014】<A.構成>図1は、本発明の実施形態に
係る色出力特性補正システム(ないし色補正システムと
も称する)100のハードウエア構成を示す概略図であ
る。
【0015】図1に示すように、この色出力特性補正シ
ステム100は、コンピュータシステム100によって
構成されている。このコンピュータシステム(以下、単
に「コンピュータ」とも称する)100は、CPU10
2と、RAMおよびHDDなどにより構成される記憶部
103と、メディアドライブ104と、CRTなどの表
示装置105と、キーボードおよびマウスなどの操作入
力装置106と、LANボードおよび/またはモデムな
どを有する通信部107とを備えている。
【0016】また、メディアドライブ104は、CD−
ROM、DVD(Digital Versatile Disk)、フレキシ
ブルディスクなどの可搬性の記録媒体109からその中
に記録されている情報を読み出す。
【0017】このコンピュータ100は、記録媒体10
9に記録されたソフトウエアプログラム(以下、単に
「プログラム」とも称する)をメディアドライブ104
を用いて読み込み、そのプログラムをCPU102等を
用いて実行することによって、後述するような各種の動
作(ないし処理)を実現する色出力特性補正システムと
して機能する。すなわち、このコンピュータ100は、
表示装置(出力装置)105における色出力特性を補正
する色補正システム、あるいは、出力装置105におけ
る色出力特性補正データを作成する色補正データ作成シ
ステムなどとして機能する。
【0018】なお、各機能を有するプログラムは、記録
媒体109を介して供給(ないし配給)される場合に限
定されず、LANやインターネットなどのネットワーク
(通信回線)を介して、このコンピュータに対して供給
(ないし配給)されてもよい。この場合、コンピュータ
100は通信部107を用いてネットワークに接続され
る。
【0019】ここで、「ネットワーク」とは、データ通
信を行う通信回線網であり、具体的には、インターネッ
ト、LAN、WAN、CATVなどの、電気通信回線
(光通信回線を含む)により構成される各種の通信回線
網である。ネットワークに対する接続形態は、専用回線
などを利用した常時接続であってもよいし、アナログ回
線あるいはデジタル回線(ISDN)などの電話回線を
利用したダイアルアップ接続などの一時的な接続のいず
れであってもよい。また、その伝送方式は、無線方式お
よび有線方式のいずれであってもよい。
【0020】また、この色出力特性補正システム100
は、複数(ここでは2台)のデジタルカメラ1a,1b
を備えている。このデジタルカメラ1a,1bによっ
て、表示装置(たとえば、CRT)105に表示された
カラーテストパターンについての画像を撮影することが
できる。さらに、デジタルカメラ1a,1bは、USB
(Universal Serial Bus)等を介して、コンピュータ1
00の処理部すなわちCPU102などと接続されてい
る。したがって、デジタルカメラ1a,1bのそれぞれ
から出力された各撮影画像は、CPU102の処理下に
おいて、USBケーブルおよびUSBポート等を介して
コンピュータ100の記憶部103に転送されて格納さ
れる。
【0021】2台のデジタルカメラ1a,1bのうちデ
ジタルカメラ1aは、図2に示すような画素配列を有す
る原色CCDを受光素子(ないし撮像素子)として有し
ている。すなわち、このデジタルカメラ1aは、R(レ
ッド),G(グリーン),B(ブルー)の各色のフィル
ターを通過させた光をCCD平面内の各位置において受
光することによって、カラー画像を撮像することができ
る。また、このデジタルカメラ1aは、R,G,Bの各
画素の階調値をそのまま出力する所定の形式(例えばR
AW形式)で撮影画像を出力することが可能である。す
なわち、RGBの各階調値に対するホワイトバランス等
の処理や、JPEG形式への圧縮処理等を行うことな
く、各画素の階調値をそのまま撮影画像を示すデータと
して出力することが可能である。後述する補正処理にお
いては、このような形式(RAW形式等)で出力された
撮影画像を利用する。
【0022】また、もう一方のデジタルカメラ1bは、
図3に示すような画素配列を有する補色CCDを受光素
子(ないし撮像素子)として有している。すなわち、こ
のデジタルカメラ1bは、C(シアン),M(マゼン
タ),Y(イエロー)の各色のフィルターを通過させた
光をCCD平面内の各位置において受光することによっ
て、カラー画像を撮像することができる。また、このデ
ジタルカメラ1bは、C,M,Yの各画素の階調値をそ
のまま出力する所定の形式(例えばRAW形式)で撮影
画像を出力することが可能である。すなわち、CMYの
各階調値に対するホワイトバランス等の処理や、JPE
G形式への圧縮処理等を行うことなく、各画素の階調値
をそのまま撮影画像を示すデータとして出力することが
可能である。後述する補正処理においては、このような
形式(RAW形式等)で出力された撮影画像を利用す
る。
【0023】このようにこの2台のデジタルカメラ1
a,1bは、そのCCDの分光感度特性(ないし分光特
性)が互いに異なっている。後述するように、互いに異
なる分光感度特性を有する複数台のデジタルカメラ1
a,1bを用いることによって、より高精度の色補正を
行うことが可能になる。
【0024】<B.動作等> <B1.概要>図4は、この発明の動作の概要を示す概
念図である。このシステム100は、2台のデジタルカ
メラ1a,1bを測色装置として用い、出力装置(モニ
ター)105の色出力特性を補正する色出力特性補正デ
ータを作成するシステムである。ここでは、出力装置に
対する各入力値に対してその出力装置において出力され
た色を、機器非依存色(デバイスインディペンデントカ
ラー)による表色系表現(具体的にはXYZ表色系表
現)によって表現することによって、出力装置における
色出力特性補正データ、具体的には、ICC(Internati
onal Color Consotium)プロファイルデータ(以下単に
「ICCプロファイル」ないし「プロファイル」とも称
する)PF1を作成し、その色出力特性の補正を行う場
合を例示する。この動作は、次の3つの処理(1)〜
(3)に大きく分けることができる。
【0025】(1)第1の処理は、図4のICCプロフ
ァイル(入力プロファイル)PF0(注:PF1ではな
い)を作成する処理である。この処理は、2台のデジタ
ルカメラ1a,1bのキャリブレーションを行う処理で
あるとも表現でき、あるいは、第2の処理(ICCプロ
ファイルPF1作成)以降の処理のための準備処理であ
るとも表現できる。
【0026】具体的には、図7に示すように、XYZ表
色系における三刺激値(X,Y,Z)が既知である複数
の色が紙面上に出力された基準チャートBTをこれらの
デジタルカメラ1a,1bで撮影し、デジタルカメラ1
a,1bによる2枚の撮影画像の色データ(Rc,G
c,Bc,Cc,Mc,Yc)と三刺激値(X,Y,
Z)との対応関係を求める。
【0027】このキャリブレーションの実行後におい
て、2台のデジタルカメラ1a、1bからなる撮像シス
テムのプロファイルPFOが生成され、デジタルカメラ
1a,1bによる2枚の撮影画像の色データ(Rc,G
c,Bc,Cc,Mc,Yc)に基づいて、機器非依存
色であるXYZ値を求めることができる。すなわち、2
台のデジタルカメラ1a,1bを測色装置として用いる
ことが可能になる。なお、デジタルカメラ1a,1bに
よる2枚の撮影画像の色データ(Rc,Gc,Bc,C
c,Mc,Yc)は、機器依存色(デバイスディペンデ
ントカラー)である。
【0028】(2)第2の処理は、上記の準備処理すな
わち第1の処理(1)の後において、ICCプロファイ
ル(出力プロファイル)PF1を作成する処理である。
具体的には、まず、表示装置(CRT)105は、コン
ピュータの処理部からの指令に応じて、既知の入力値
(Rm,Gm,Bm)として与えられた複数の色をそれ
ぞれ画面上に出力する。そして、表示装置105に出力
された複数の色のそれぞれを、2台のデジタルカメラ1
a,1bが撮像する。これにより、デジタルカメラ1
a,1bは、それぞれ、撮影画像を取得し、各撮影画像
内の各位置に応じた色データを取得する。
【0029】ここで、このデジタルカメラ1a,1bに
よって撮影された各撮影画像の複数の色データのそれぞ
れに対して、その色のXYZ値を求めること(すなわち
測色)を行う。上述のキャリブレーションによってデジ
タルカメラ1a,1bは、XYZの測色装置として用い
ることが可能になっているからである。この結果、表示
装置105において各入力値に対して出力された色を、
XYZ表色系によって表現することによって、出力装置
における入力値(Rm,Gm,Bm)と出力値(X,
Y,Z)との関係を示すICCプロファイルPF1を作
成することができる。
【0030】また、この実施形態においては、第1の処
理および第2の処理において、分光感度特性が異なる複
数のカラー撮像装置を用いるので、測色結果およびその
測色結果に基づいて作成されたICCプロファイルPF
1を高精度のものにすることができる。なぜなら、複数
のカラー撮像装置における分光感度特性が互いに異なる
ことによって、単一のカラー撮像装置によっては実現す
ることが困難な理想状態の分光感度特性により近い分光
感度特性を実現することができるからである。これにつ
いては後述する。
【0031】(3)そして、第3の処理は、このICC
プロファイルPF1を用いることによって、色出力特性
の補正を行う処理である。すなわち、任意の出力値
(X,Y,Z)を得たい場合に表示装置105に対して
入力すべき値(Rm,Gm,Bm)を定める処理であ
る。これにより、表示装置105において出力される色
を適正に補正することができる。
【0032】また、上記の3つの処理は、各処理に対応
する1つの機能を有する別個のプログラムをそれぞれ実
行することによって実現されてもよく、あるいは、2つ
以上の機能を統合したプログラムを実行することによっ
て実現されても良い。ここでは、3つの機能の全てを有
するプログラムにおいて、所定のメニューを選択するこ
とによって、逐次各機能を実現していくものとして説明
する。
【0033】以下では、このシステム100における上
記の3つの各処理について詳細に説明する。なお、以下
の処理は、所定の標準照明光源の下、あるいは、表示装
置105が使用される環境光の下で行われることが好ま
しい。
【0034】<B2.第1の処理>図5は、第1の処
理、すなわちICCプロファイルPF0の作成処理(言
い換えればキャリブレーション)について説明するフロ
ーチャートである。また、図6は、この処理の際におけ
る各機器等の配置を示す上面図である。
【0035】まず、2台のデジタルカメラ1a,1b
は、図6の上面図に示すように、三脚等によって固定さ
れて所定の位置に並んで設置される。また、これらのデ
ジタルカメラ1a,1bは、紙面上に複数の色が描かれ
た基準チャートBTに正対するように配置される。図6
においては、この基準チャートBTを有する紙が貼り付
けられた薄板の上側面が示されている。
【0036】また、図7は、この基準チャートBTの正
面図である。図7に示すように、基準チャートBTは、
複数のパッチ(図の矩形領域)RAを有しており、各パ
ッチ(矩形領域)RAは、それぞれ、互いに異なる色が
付されている。各矩形領域RAの色は、XYZ表色系に
おける値(X,Y,Z)がそれぞれ既知である。また、
基準チャートBTは、黒色などの単一色の背景色を有し
ており、画像処理によって比較的容易に各矩形領域を背
景から分離することが可能である。
【0037】まず、ステップS11,S12に示すよう
に、コンピュータの処理部(CPU)は、デジタルカメ
ラ1a,1bに対して撮影指示を与え、デジタルカメラ
1a,1bはこの撮影指示に応じて、所定位置に設置さ
れた基準チャートBTを撮影する。これによって、各デ
ジタルカメラ1a,1bは、それぞれ、撮影画像を取得
する。
【0038】次に、ステップS13において、取得され
た各撮影画像において、基準チャートBT内の各パッチ
RAの位置を検出する。具体的には、画像処理により背
景色との相違部分を抽出することによって各パッチRA
を抽出し、さらに、規定数の全部のパッチRAを検出す
ることによって、その相対位置に基づいて各パッチRA
の位置を特定することができる。
【0039】ステップS14においては、各パッチRA
の既知の三刺激値(X,Y,Z)とデジタルカメラ1
a,1bによる2枚の撮影画像における対応位置の色デ
ータ(Rc,Gc,Bc,Cc,Mc,Yc)との関係
を求め、テーブルを作成する。図8は、この関係を表形
式で表現した対応テーブルを示す図である。図8に示す
ように、ステップS13でその位置が特定されたパッチ
の既知の三刺激値(X,Y,Z)に対して、2枚の撮影
画像中における対応領域の色データ(Rc,Gc,B
c,Cc,Mc,Yc)を対応づける。
【0040】その後、ステップS15,S16,S17
において、今度は逆に、任意の色データ(Rc,Gc,
Bc,Cc,Mc,Yc)が与えられたとき(言い換え
れば既知であるとき)に、その色データに対応する三刺
激値(X,Y,Z)を求めるためのテーブルを作成す
る。具体的には、ステップS14で得られたテーブルを
用いて、各成分Rc,Gc,Bc,Cc,Mc,Ycを
所定の順序でソーティングした後、内挿補間技術を用い
ることにより、各テーブルが作成される。
【0041】より詳細には、ステップS15において、
色データ(Rc,Gc,Bc,Cc,Mc,Yc)から
値Xを求めるためのテーブルを作成する。同様に、ステ
ップS16において、色データ(Rc,Gc,Bc,C
c,Mc,Yc)から値Yを求めるためのテーブルを作
成し、ステップS17において、色データ(Rc,G
c,Bc,Cc,Mc,Yc)から値Zを求めるための
テーブルを作成する。
【0042】ステップS18においては、上記のステッ
プS15,S16,S17において求められたテーブル
が、ICCプロファイル(入力プロファイル)PF0と
して記憶部103に記憶される。
【0043】この結果、デジタルカメラ1a,1bによ
る2枚の撮影画像の色データ(Rc,Gc,Bc,C
c,Mc,Yc)に基づいて、三刺激値(X,Y,Z)
を求めることが可能になる。すなわち、デジタルカメラ
1a,1bのICCプロファイル(入力プロファイル)
PF0を用いることによって、2台のデジタルカメラ1
a,1bを測色装置として用いることが可能になる。
【0044】<B3.第2の処理>つぎに、第2の処
理、すなわちICCプロファイルPF1の作成について
説明する。
【0045】図9は、この処理の詳細について説明する
フローチャートである。また、図10は、この処理の際
における各機器等の配置を示す上面図である。
【0046】図10に示すように、2台のデジタルカメ
ラ1a,1bは、第1の処理の際と同様に、三脚等によ
って固定されて所定の位置に並んで設置される。また、
デジタルカメラ1a,1bは、紙面に描かれた基準チャ
ートBTを撮影するためではなく、表示装置105に表
示される基準パターン(カラーテストパターン)PTを
撮影するため、表示装置105に正対するように配置さ
れる。図10の上面図においては、表示装置105の上
面が示されている。
【0047】まず、ステップS21において、表示装置
105は、その画面上に基準パターンPTを表示する。
この基準パターンPTは、基準チャートBTと同様の構
成を有している。すなわち、基準パターンPTは、複数
のパッチ(矩形領域)を有しており、各矩形領域は、そ
れぞれ、互いに異なる色が付されている。ただし、基準
パターンPTは、コンピュータの表示装置105に表示
されるパターンである点において、基準チャートBTと
相違する。
【0048】表示装置(モニター)105は、コンピュ
ータの処理部からの指令に応じて、複数の矩形領域のそ
れぞれにおいて、複数の既知の入力値(Rm,Gm,B
m)で表現される複数の色を基準パターンPTとして表
示する。また、複数の矩形領域のそれぞれは、互いにそ
の色が異なっている。言い換えれば、各矩形領域は、そ
の既知の入力指示の色成分の組合せ(Rm,Gm,B
m)が異なっている。また、基準パターンPTは、黒色
などの単一色の背景色を有しており、画像処理によって
比較的容易に各矩形領域を背景から分離することが可能
である。
【0049】つぎに、ステップS22,S23に示すよ
うに、コンピュータの処理部(CPU)は、デジタルカ
メラ1a,1bに対して撮影指示を与え、デジタルカメ
ラ1a,1bはこの撮影指示に応じて、所定位置に設置
された基準パターンPTを撮影する。これにより、表示
装置105に出力された複数の色のそれぞれが、2台の
デジタルカメラ1a,1bによって撮像される。これに
より、デジタルカメラ1a,1bは、それぞれ、撮影画
像を取得し、各撮影画像内の各位置に応じて、色データ
を取得する。
【0050】次に、ステップS24において、取得され
た各撮影画像において、基準パターンPT内の各パッチ
の位置を検出する。具体的には、画像処理により背景色
との相違部分を抽出することによって各パッチを抽出
し、さらに、規定数の全部のパッチを検出することによ
って、その相対位置に基づいて各パッチの位置を特定す
ることができる。
【0051】ステップS25においては、デジタルカメ
ラ1a,1bを用いた入力システムのプロファイルPF
0を用いて、各パッチ部分に対応する三刺激値(X,
Y,Z)を求める。具体的には、入力プロファイルPF
0に基づいて、デジタルカメラ1a,1bによる2枚の
撮影画像に含まれる各パッチ部分の色データ(Rc,G
c,Bc,Cc,Mc,Yc)に対する三刺激値(X,
Y,Z)をそれぞれ求める。
【0052】次のステップS26においては、各パッチ
についての既知の入力値(Rm,Gm,Bm)とその対
応パッチの三刺激値(X,Y,Z)との関係を求め、テ
ーブルを作成する。この三刺激値(X,Y,Z)は、ス
テップS25において、デジタルカメラ1a,1bによ
る撮影画像における色データ(Rc,Gc,Bc,C
c,Mc,Yc)と入力プロファイルPF0とに基づい
て求められた値である。
【0053】図11は、この関係を表形式で表現した対
応テーブルを示す図である。図11に示すように、各パ
ッチの既知の入力値(Rm,Gm,Bm)に対して、デ
ジタルカメラ1a,1bによる撮影画像と入力プロファ
イルPF0とに基づいて求められた三刺激値(X,Y,
Z)が対応づけられる。
【0054】その後、ステップS27において、今度は
逆に、任意の三刺激値(X,Y,Z)が与えられたとき
(言い換えれば既知であるとき)に、その色を表示装置
105において出力するための入力値(Rm,Gm,B
m)を求めるための各テーブルを作成する。すなわち、
出力用のICCプロファイルPF1を作成する。
【0055】具体的には、ステップS26で得られたテ
ーブルを用いて、三刺激値X,Y,Zを所定の順序でソ
ーティングした後、内挿補間技術を用いることにより、
各テーブルが作成される。より詳細には、まず、三刺激
値(X,Y,Z)から値Rmを求めるためのテーブルを
作成する。また同様に、三刺激値(X,Y,Z)から値
Gmを求めるためのテーブルを作成し、三刺激値(X,
Y,Z)から値Bmを求めるためのテーブルを作成す
る。
【0056】ステップS28においては、上記のステッ
プS27において求められたテーブルが、ICCプロフ
ァイル(出力プロファイル)PF1として記憶部103
に記憶される。
【0057】この結果、三刺激値(X,Y,Z)を表示
装置105において出力するための表示装置105に対
する入力値(Rm,Gm,Bm)を、このICCプロフ
ァイルPF1を用いて決定することが可能になる。
【0058】<B4.第3の処理>第3の処理は、第2
の処理で作成されたICCプロファイルPF1を用い
て、表示装置105の色出力特性の補正を行う処理であ
る。
【0059】具体的には、この第3の処理は、所定のカ
ラー画像を表示する際において、そのカラー画像の各色
を三刺激値(X,Y,Z)に変換した後、その機器非依
存色である三刺激値(X,Y,Z)と上記のICCプロ
ファイルPF1とを用いて、その出力したい色に応じた
適宜の入力値(Rm,Gm,Bm)を決定する処理であ
る。これにより、表示装置105の画面上において様々
な色を忠実に再現することができる。
【0060】詳細には、コンピュータ100に予めイン
ストールされているカラーマネジメントプログラムによ
って、出力すべき色を三刺激値(X,Y,Z)に変換
し、さらにICCプロファイルPF1を用いてこの三刺
激値(X,Y,Z)に対応する表示用信号(Rm,G
m,Bm)を生成する。そして、この生成された表示用
信号(「出力用信号」あるいは「指示信号」とも表現で
きる)は表示装置105のディスプレイドライバによっ
て表示装置(すなわちCRT)105に向けて出力され
る。これにより、表示装置105においては、補正後の
表示用信号を用いた画像が出力される。
【0061】このように、このICCプロファイルPF
1は、OS(オペレイティングシステム)上において一
般的な他のアプリケーションプログラムが実行されてい
る場合や、単にOSのみが動作している状況においても
用いられる。具体的には、様々なアプリケーションプロ
グラムが、直接、あるいはOSを介してこのICCプロ
ファイルPF1を読み出し、その読み出された結果に基
づいて色出力特性の補正を行う。これによれば、色出力
特性を高精度で補正することができる。
【0062】<B5.複数のカラー撮像装置を用いるこ
とによる利点等>ここで、上述したように、このシステ
ムにおいては、互いに異なる分光感度特性を有する複数
のカラー撮像装置が用いられている。具体的には、原色
CCDを有するデジタルカメラ1aと補色CCDを有す
るデジタルカメラ1bとが用いられている。
【0063】図12はデジタルカメラ1aの原色CCD
の分光感度特性を表す図であり、図13はデジタルカメ
ラ1bの補色CCDの分光感度特性を表す図である。
【0064】このように、両者の分光感度特性は、互い
に相異なっているので、補完しあうことが可能である。
すなわち、単一のデジタルカメラで理想的な分光感度特
性を実現することは困難であるが、複数のデジタルカメ
ラを補完的に用いることによって、分光感度特性を理想
状態に近づけることができる。
【0065】また、この実施形態においては、原色CC
D(デジタルカメラ1a)と補色CCD(デジタルカメ
ラ1b)とを用いてこのような補完的機能を発揮させて
いたが、これに限定されず、互いに異なる分光感度特性
の2つの原色CCDを用いてもよい。図14は、異なる
原色CCDの分光感度特性を示す図であるが、各RGB
成分のピーク値の比率等を見ると判るように、図12に
示す分光感度特性とは異なっている。図12の原色CC
Dと図14の原色CCDとは、その分光感度特性が互い
に異なるので、各成分の分光感度特性を相補って分光感
度特性を理想状態に近付けることが可能になる。
【0066】図15は、このことを説明するための概念
図である。図15は、デジタルカメラのCCDの各色成
分RGBの3つの基準成分のうち、R成分についての分
光感度特性を示す図である。なお、他の成分G、Bにつ
いても同様である。
【0067】図15においては、理想状態のR成分の分
光感度特性R0と、デジタルカメラ1aのCCDのR成
分の分光感度特性R1と、デジタルカメラ1bのR成分
の分光感度特性R2と、2台のデジタルカメラ1a,1
bのCCDによる等価的な分光感度特性R3とが示され
ている。
【0068】図15に示すように、デジタルカメラ1a
の分光感度特性R1と理想状態の分光感度特性R0との
隔たりが大きい場合であっても、2つのデジタルカメラ
1a,1bの各分光感度特性R1,R2を用いることに
よって、2つのデジタルカメラ1a,1bを用いたとき
の等価的な分光感度特性R3を理想曲線R0に近づける
ことができるものと考えられる。このように、その分光
感度特性が互いに異なる複数のCCDを用いることによ
って、各成分の分光感度特性を相補って分光感度特性を
理想状態に近付けることが可能になるのである。
【0069】なお、異なる分光感度特性を有する2つの
補色CCDを用いてもよい。
【0070】以上のように、複数のカラー撮像装置にお
ける分光感度特性が互いに異なることによって、単一の
カラー撮像装置によっては実現することが困難な理想状
態の分光感度特性に比較的近い分光感度特性を実現する
ことができる。上記のシステム100においては、上述
したように、異なる分光感度特性を有する複数のカラー
撮像装置(デジタルカメラ1a,1b)が用いられるの
で、測色動作をより高精度に行うことができる。
【0071】<C.その他>上記実施形態においては、
ステップS25において、2台のデジタルカメラ1a,
1bによる2枚の撮影画像中の各色データ(Rc,G
c,Bc,Cc,Mc,Yc)に対応する三刺激値
(X,Y,Z)をICCプロファイルPF0に基づいて
直接的に求める場合を例示していたが、これに限定され
ない。
【0072】たとえば、所定の部分を2台のデジタルカ
メラ1a,1bにより撮影し、その部分についての1台
のデジタルカメラ1aによる撮影画像の色データ(R
c,Gc,Bc)に対応する三刺激値(X1,Y1,Z
1)と同一部分についての他の1台のデジタルカメラ1
bによる撮影画像の色データ(Cc,Mc,Yc)に対
応する三刺激値(X2,Y2,Z2)とをそれぞれ求
め、両者の平均値((X1+X2)/2,(Y1+Y
2)/2,(Z1+Z2)/2)を、求めるべき三刺激
値(X,Y,Z)として算出するようにしても良い。な
お、各デジタルカメラ1aにおける撮影画像の色データ
(Rc,Gc,Bc)と三刺激値(X1,Y1,Z1)
との関係、および各デジタルカメラ1bにおける撮影画
像の色データ(Cc,Mc,Yc)と三刺激値(X2,
Y2,Z2)との関係は、第1の処理においてそれぞれ
別個のICCプロファイルとして求めておけばよい。
【0073】また、上記実施形態においては、色補正デ
ータを用いて出力装置の色出力特性の補正等を行う場合
について例示したが、これに限定されない。たとえば、
上記の技術は、表示装置105以外の測定対象物に対す
る測色技術にも応用することが可能である。
【0074】具体的には、図16に示すように、まず、
上述した第1の処理を行うことによってICCプロファ
イルPF0を作成する。次に、測定対象物(図ではリン
ゴ)を2台のデジタルカメラ1a,1bで撮影し、2枚
の撮影画像における各色(Rc,Gc,Bc,Cc,M
c,Yc)を、そのICCプロファイルPF0を用い
て、機器非依存色である三刺激値(X,Y,Z)に変換
する。このようにして、測定対象物の三刺激値(X,
Y,Z)を求めること、すなわち、測定対象物の測色を
行うことができるのである。言い換えれば、上記のシス
テム100は、入力プロファイルPF0を用いることに
よって、入力装置としてのデジタルカメラ1a,1bに
関する色補正を行う色補正システムとして機能する。
【0075】さらに、上記実施形態においては、表示装
置105としてCRT(モニター)を例示したが、液晶
ディスプレイ(LCD)などであってもよい。また、出
力装置としては、このような表示装置だけでなく、紙媒
体等への出力を行うプリンタ(印刷装置)などであって
も良い。
【0076】また、上記実施形態においては、デジタル
カメラ1a,1b以外の他の入力装置により取得された
カラー画像に対しても本発明を適用して高精度の色補正
を行うため、機器に依存しない標準化された色空間(上
記では三刺激値(X,Y,Z))と入力値(Rm,G
m,Bm)との関係を示す出力用のICCプロファイル
PF1を入力用のプロファイルPF0と分離して別個に
設けておき、そのICCプロファイルPF1を用いて色
補正を行う場合を例示したが、これに限定されない。
【0077】たとえば、カラー複写機器などのように、
その入力装置を所定の複数(たとえば2つ)の撮像装置
(上記実施形態のデジタルカメラ1a,1bに相当)の
みに限定できる場合には、機器非依存色である三刺激値
(X,Y,Z)に変換する必要がない。この場合には、
図17に示すように、上記と同様の2つのICCプロフ
ァイル、すなわち入力用のICCプロファイルPF0と
出力用のICCプロファイルPF1とを別個に求める代
わりに、2つのICCプロファイルPF0,PF1を統
合したプロファイルPF2を得ておき、この統合された
プロファイルPF2を用いて、色補正を行うことが可能
である。
【0078】このプロファイルPF2(図17)は、デ
ジタルカメラ1a,1b(またはこれらと同等の2つの
光学的撮像装置)による2枚の撮影画像の各色データ
(Rc,Gc,Bc,Cc,Mc,Yc)とその色デー
タを忠実な色で再現出力するために出力装置(具体的に
は印字装置)に対して入力すべき値(Rm,Gm,B
m)との関係を示すテーブルとして構成される。言い換
えれば、このプロファイルPF2は、三刺激値(X,
Y,Z)を媒介させることなく、2つの撮像装置によっ
て得られた所定の入力値(Rc,Gc,Bc,Cc,M
c,Yc)と出力装置に対する入力値(Rm,Gm,B
m)とを直接的に対応づけるプロファイルである。
【0079】そして、このプロファイルPF2に基づい
て、2つの撮像装置によって得られた所定の入力値(R
c,Gc,Bc,Cc,Mc,Yc)から直接的に値
(Rm,Gm,Bm)を求め、この値(Rm,Gm,B
m)を出力装置(印字装置)に入力するようにすればよ
い。これによって、入力における色補正と出力における
色補正との両方が行われた状態で出力装置における出力
を行うことができるのである。
【0080】さらに、上記実施形態においては、2台の
デジタルカメラ1a,1bを用いる場合を例示したが、
3台以上のデジタルカメラを用いてもよい。
【0081】また、上記実施形態においては、水平方向
に並んで配置された2台のデジタルカメラ1a,1bに
よって撮影動作等を行う場合を例示したが、同一位置に
順次に配置される2台のデジタルカメラ1a,1bによ
って撮影動作等を行うようにしても良い。
【0082】
【発明の効果】以上のように、請求項1および請求項2
に記載の発明によれば、出力装置において出力されたカ
ラーテストパターンを分光感度特性が異なる複数のカラ
ー撮像装置によって撮像した複数の撮影画像の色データ
が取得され、カラーテストパターンの色データと複数の
撮影画像の色データとに基づいて出力装置の色出力特性
が補正されるので、色出力特性の補正精度を向上させる
ことが可能になる。
【0083】請求項3および請求項4に記載の発明によ
れば、出力装置において出力されたカラーテストパター
ンを分光感度特性が異なる複数のカラー撮像装置によっ
て撮像した複数の撮影画像の色データが取得され、カラ
ーテストパターンの色データとそれらの複数の撮影画像
の色データとに基づいて、出力装置の色出力特性補正デ
ータが作成されるので、色出力特性補正データの精度を
向上させることが可能になる。したがって、色出力特性
の補正精度を向上させることが可能になる。
【0084】請求項5に記載の発明によれば、分光感度
特性が異なる複数のカラー撮像装置における色データと
当該色データの機器非依存色による表色系表現との関係
に基づいて、複数のカラー撮像装置によって取得された
測定対象物についての色データに対応する表色系表現が
求められるので、入力に関する色補正をより高精度に行
うことができる。言い換えれば、色度を高精度に測定す
ることが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る色出力特性補正システ
ム100のハードウエア構成を示す概略図である。
【図2】原色CCDの画素配列を示す図である。
【図3】補色CCDの画素配列を示す図である。
【図4】この発明の概要を示す概念図である。
【図5】第1の処理(キャリブレーション)について説
明するフローチャートである。
【図6】第1の処理の際における各機器等の配置を示す
上面図である。
【図7】基準チャートBTの正面図である。
【図8】各パッチの既知の三刺激値(X,Y,Z)とデ
ジタルカメラ1a,1bによる撮影画像の色データ(R
c,Gc,Bc,Cc,Mc,Yc)との関係を表すテ
ーブルを示す図である。
【図9】第2の処理(ICCプロファイルPF1の作成
処理)について説明するフローチャートである。
【図10】第2の処理の際における各機器等の配置を示
す上面図である。
【図11】基準パターンPT内の各パッチの既知の入力
値(Rm,Gm,Bm)と、各パッチに対応する三刺激
値(X,Y,Z)との関係を表すテーブルを示す図であ
る。
【図12】デジタルカメラ1aの原色CCDの分光感度
特性を表す図である。
【図13】デジタルカメラ1bの補色CCDの分光感度
特性を表す図である。
【図14】さらに異なる原色CCDの分光感度特性を示
す図である
【図15】R成分の分光感度特性について説明する図で
ある。
【図16】変形例を示す概念図である。
【図17】他の変形例を示す概念図である。
【符号の説明】
1a,1b デジタルカメラ 100 色出力特性補正システム(色出力特性補正デー
タ作成システム) 105 出力装置(CRT) 109 記録媒体 BT 基準チャート PF0 入力用プロファイル(ICCプロファイル) PF1 出力用プロファイル(ICCプロファイル) PT 基準パターン R0,R1,R2,R3 各分光感度特性 RA パッチ Rc,Gc,Bc,Cc,Mc,Yc 撮影画像の色デ
ータの各成分値 Rm,Gm,Bm 出力装置への指示値 X,Y,Z 三刺激値
フロントページの続き Fターム(参考) 5B057 BA02 BA11 CA01 CA08 CB01 CB08 CE17 CE18 CH01 CH11 5C061 BB03 BB07 BB11 CC09 5C077 MM03 MM27 MP08 PP32 PP33 PP37 PQ12 PQ22 5C079 HB01 HB02 HB05 HB12 JA23 LB02 MA01 MA10 MA11 NA29

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンピュータを、 出力装置において出力されたカラーテストパターンを分
    光感度特性が異なる複数のカラー撮像装置によって撮像
    した複数の撮影画像の色データを取得する手段と、 前記カラーテストパターンの色データと前記複数の撮影
    画像の色データとに基づいて、前記出力装置の色出力特
    性を補正する手段と、を備える色補正システムとして機
    能させるためのプログラム。
  2. 【請求項2】 色補正システムであって、 出力装置と、 分光感度特性が異なる複数のカラー撮像装置と、 出力装置において出力されたカラーテストパターンを前
    記複数のカラー撮像装置によって撮像した複数の撮影画
    像の色データを取得する手段と、 前記カラーテストパターンの色データと前記複数の撮影
    画像の色データとに基づいて、前記出力装置の色出力特
    性を補正する手段と、を備えることを特徴とする色補正
    システム。
  3. 【請求項3】 コンピュータを、 出力装置において出力されたカラーテストパターンを分
    光感度特性が異なる複数のカラー撮像装置によって撮像
    した複数の撮影画像の色データを取得する手段と、 前記カラーテストパターンの色データと前記複数の撮影
    画像の色データとに基づいて、前記出力装置の色出力特
    性補正データを作成する手段と、を備える色補正データ
    作成システムとして機能させるためのプログラム。
  4. 【請求項4】 色補正データ作成システムであって、 出力装置と、 分光感度特性が異なる複数のカラー撮像装置と、 出力装置において出力されたカラーテストパターンを前
    記複数のカラー撮像装置によって撮像した複数の撮影画
    像の色データを取得する手段と、 前記カラーテストパターンの色データと前記複数の撮影
    画像の色データとに基づいて、前記出力装置の色出力特
    性補正データを作成する手段と、を備えることを特徴と
    する色補正データ作成システム。
  5. 【請求項5】 コンピュータを、 分光感度特性が異なる複数のカラー撮像装置における色
    データと当該色データの機器非依存色による表色系表現
    との関係を記憶する手段と、 前記複数のカラー撮像装置によって取得された測定対象
    物についての色データに対応する前記表色系表現を前記
    関係に基づいて求める手段と、を備える測色システムと
    して機能させるためのプログラム。
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