JP2003134240A - 留守番電話サービスシステム及び携帯電話機 - Google Patents

留守番電話サービスシステム及び携帯電話機

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JP2003134240A
JP2003134240A JP2001332274A JP2001332274A JP2003134240A JP 2003134240 A JP2003134240 A JP 2003134240A JP 2001332274 A JP2001332274 A JP 2001332274A JP 2001332274 A JP2001332274 A JP 2001332274A JP 2003134240 A JP2003134240 A JP 2003134240A
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Hideo Sano
英雄 佐野
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Original Assignee
NEC Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来は、留守番内容分の時間は必ず通信チャ
ネルを長時間使用するという問題があり、また、留守番
内容を聞いている最中、相手がいないにもかかわらず、
留守番内容の音声復号化処理し続けるため、バッテリを
消費してしまう。 【解決手段】 留守番内容は携帯電話機5内の留守番内
容記憶蓄積回路に一時蓄積されるため、携帯電話機5は
リアルタイムに音声復号化処理をしなくてもよく、よっ
て通常の音声データ伝送時に比べて高速データ転送が可
能となる。これにより、通信チャネルを使用する時間を
短縮できる。また、携帯電話機5においては、留守番内
容を受信中は送信電力制御回路41からの制御信号によ
りRF部21から送信アンテナ20bにより送信される
信号中の音声データ部分の送信を停止する。これによ
り、携帯電話機5のバッテリの電力消費を低減でき、長
時間の通話時間を確保することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は留守番電話サービス
システム及び携帯電話機に係り、特に符号拡散多元接続
方式の携帯電話機を使用する留守番電話サービスシステ
ム及び携帯電話機に関する。
【0002】
【従来の技術】符号拡散多元接続方式の携帯電話機を使
用する留守番電話サービスシステムは、一般的に携帯電
話機が交信エリア外(圏外)にある場合や、交信エリア
内(圏内)にある場合でも携帯電話機のバッテリ切れ
や、着呼に対応する応答が直ぐに行えない、あるいは応
答したくない場所や場合において着呼があった場合等の
通話不能の時に、発呼者と携帯電話機所有者が通話する
代わりに、発呼者がメッセージを留守番内容記憶装置に
録音し、携帯電話機所持者が基地局と交信できるように
なった後、その録音されたメッセージを聞き出すことが
できるシステムである。
【0003】例えば、特開平11−32380号公報記
載の携帯電話機と交換機との通信システムに開示されて
いるように、携帯電話機会社の中央基地局(以下、「交
換機」という)の留守番電話装置は、携帯電話機の所持
者(以下、「所持者」という)が所望する時、交換機に
対し、当該携帯電話機のプッシュボタンを介して特定の
番号を操作し、その回線が交換機と接続した後に、交換
機の留守番電話装置に一時記憶されている発呼者(所持
者に対して電話をかけた者)のメッセージ(以下、「留
守番内容」)を聞くことができる通信システムとなって
いる。
【0004】しかして、交換機の留守番電話装置は、一
般に留守番内容記憶機能と留守番内容再生機能とを有し
ている。前者は携帯電話機を使用している所持者に対す
る発呼者からの着信信号を検知した場合において、所持
者に対する通話不能の時に作動する機能である。この留
守番内容記憶機能は、例えば所持者が携帯電話機を使用
中の場合、無線基地局からの電波が当該携帯電話機に通
じない場合、当該携帯電話機の電源がオフの場合等に作
動する。この場合、留守番電話装置は、発呼者に対し
て、「留守録音する旨」の応答メッセージを回線を介して
伝える。そして、発呼者から応答があれば留守番内容を
記憶媒体に記憶する。
【0005】一方、後者は所持者からの積極的な携帯電
話機の特定番号の操作に基づく着信信号を検知すると、
前述した発呼者の留守番内容を再生し、電話回線並びに
無線基地局を介して所持者に記憶保存中の留守番内容を
伝える機能である。
【0006】図3は従来の留守番電話サービスシステム
の一例の概略構成図を示す。この従来の留守番電話サー
ビスシステムは、特開平11−32380号公報記載の
留守番電話サービスシステムで、電子交換機51と通信
路網52を形成する電話回線53を介して接続され適当
な場所に設置された複数の無線基地局54と、これらの
無線基地局54とそれぞれ交信する携帯電話機55と、
例えば不動産の一例としての建物内に設置された有線電
話や公衆電話等の電話機56とから構成されている。電
子交換機51は、通信路網43と信号のやり取りをする
主制御回路57と、主制御回路57に電気的に接続する
留守番内容の記憶蓄積装置58、通話可否確認手段5
9、一時記憶装置60、半固定記憶装置61、走査部6
2及び信号分配部63とから構成されている。
【0007】通話可否確認手段59は、携帯電話機55
の所持者が交信エリアにおいて携帯電話機55の電源ス
イッチをオフの状態からオンの状態にしたとき、電源オ
ンの初期信号であるか否かを確認する。一時記憶装置6
0は、電話回線53あるいは通信路網52交換処理の中
間段階で時々刻々と変わる情報を一時的に記憶したり、
また電話機56と携帯電話機55との間で通話がつなが
った場合に、当該電話機56の使用者である発呼者Aの
識別情報を電話機56との関係で記憶する機能を有す
る。
【0008】半固定記憶装置61は、電話番号の「呼
び」がいかなる中継線を使うのかの識別情報、短縮ダイ
ヤルの交換情報等を記憶する機能を有する。また、この
半固定記憶装置61は、主制御回路57が「呼びの処
理」を行うための手順(ソフトウェア)を格納するため
にも使用されている。また、電話回線53と主制御回路
57の間に介在する走査部62は、加入者の電話回線5
3に流れる電流状態を時分割に走査し、かつ、標本的に
抽出し、それを主制御回路57に伝達する機能を有す
る。信号分配部63は、主制御回路57で処理された通
話接続回線情報を中継線、通信路網52に分配する機能
を有する。
【0009】留守番内容の記憶蓄積装置58は、電話機
56(発呼者A)からの着信信号を主制御回路57で処
理した送信信号が、所持者Bの携帯電話機55につなが
らない時に、発呼者Aの応答した留守番内容を主制御回
路57を介して一時的に記憶・蓄積する機能を有すると
共に、携帯電話機55の電源がオフの状態からオンの状
態になった場合に、主制御回路57を介して発呼者Aの
留守番内容を携帯電話機55に直ちに送信する機能を有
する。更に、実施例如何によっては、所持者が電子交換
機51側から自動的に送られてきた留守番内容をその場
で聞きたくない場合に、「留守番有り」の情報だけを所
持者の視覚に訴えるようにし、留守番内容を所望する場
所で聞けるように構成している。
【0010】従って、主制御回路57は、この留守番内
容の記憶蓄積装置58を作動させる制御、とりあえず
「留守番有り」の情報だけを携帯電話機55側に送信す
る制御、半固定記憶部61に格納されている手順の制
御、発呼者Aと所持者Bとの間で通信がつながった場合
における課金システムの制御、その他通話回線に必要な
制御を行う。
【0011】図4は図3中の主制御回路57を中心とす
る留守番内容の記憶蓄積装置58並びに携帯電話機55
との通話可否を確認する通話可否確認手段59の電気回
路を示すブロック図である。この図4で示す留守番内容
の記憶蓄積装置58と通話可否確認手段59は、携帯電
話機55と電子交換機51との通信システムの主要部を
構成する。
【0012】留守番内容の記憶蓄積装置58は、留守番
内容記憶蓄積部71、留守番内容送出回路72及び留守
番内容消去回路73から構成されている。留守番内容記
憶蓄積部71は、所持者Bの携帯電話機55につながら
ない場合において、前述したように発呼者Aの応答した
留守番内容を主制御回路57を介して一時的に記憶・蓄
積する。
【0013】留守番内容送出回路72は、留守番内容記
憶蓄積部71と主制御回路57とに電気的に接続されて
おり、主制御回路57からの指令を受け、留守番内容記
憶蓄積部71に記憶されている発呼者Aの留守番内容を
読み出して主制御回路57へ送出する。主制御回路57
は電話回線を介して留守番内容を無線機基地局54へ送
信する。
【0014】また、留守番内容消去回路73は、前述し
たように、携帯電話機55の所持者Bが留守番内容の再
生終了(留守番内容を聞いた)後、当該携帯電話機55
の消去スイッチを操作することにより機能し、主制御回
路57の指令に基づき、留守番内容記憶蓄積部71に記
憶保存されている発呼者Aの留守番内容を消去する。こ
の場合、所持者Bが留守番内容の再生中に継続保存スイ
ッチを押すと、当該留守番内容は消去されず、継続保存
される。
【0015】他方、通話可否確認手段59は、電源状態
確認回路81、電話識別信号検出回路82、交信要求信
号検出回路83、携帯電話機判別回路84及び通話状態
確認回路85から構成されている。電源状態確認回路8
1は、所持者Bの携帯電話機55の電源の状態を確認す
る。電話識別信号検出回路82は、携帯電話機55の電
源がオフからオンの状態になった後に、携帯電話機55
のシステムコントローラから自動的に出力される該当携
帯電話機の識別番号(ID番号等)を交換機51が受理
した場合に、その識別番号を検出し、主制御回路57に
検出信号を出力する。従って、この従来例の場合、電話
識別信号検出回路82で検出された識別番号は、主制御
回路57に接続する携帯電話機判別回路84により判別
される。
【0016】ところで、電話識別信号検出回路82は、
携帯電話機55のテンキーの入力に基づく信号との関係
で課金システムの制御のために機能する半固定記憶部6
1とは相違し、留守番内容の記憶蓄積装置58との関係
で機能する回路である。また、交信要求信号検出回路8
3は、交信要求信号を検出する。また、通話状態確認回
路85は、携帯電話機55との通話が可能であるか否か
を最終的に確認する回路である。
【0017】この従来の留守番電話サービスシステムで
は、携帯電話機の電源スイッチをオフの状態からオンの
状態にしたとき、主制御回路57が通話可否確認手段5
9からの電源オンの確認信号に基づき、交信要求信号を
出力し、携帯電話機が通話状態になれば、留守番内容送
出回路72に指令を出力し、留守番内容送出回路72に
より留守番内容記憶蓄積部71に蓄積保存されている発
呼者Aの留守番内容を主制御回路57に出力させ、主制
御回路57が交信エリア内の無線基地局54を介して所
持者Bの携帯電話機55から自動的に発呼者Aの留守番
内容が流れるようにする。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、上記の従来
の留守番電話サービスシステムは、通常の音声通話と同
様に録音された留守番内容がリアルタイムに無線基地局
54より送出され、その送信データを携帯電話機55で
リアルタイムに受信、音声復号化処理していたため、留
守番内容分の時間は必ず通信チャネルを使用するという
問題がある。
【0019】また、携帯電話機55の所持者は留守番内
容を聞いている最中、相手がいないにもかかわらず、無
線基地局54からの留守番内容の送信波を受信して、音
声復号化処理し続けるため、バッテリを消費し、バッテ
リの寿命を短くするという問題がある。
【0020】更に、伝送すべき音声メッセージを携帯電
話機に蓄積し、サービスセンタを介することなく、携帯
電話機のみで音声メッセージの送受信を行うことができ
る留守番電話サービスシステムも従来より知られている
が(特開平11−177679号公報)、この従来シス
テムでは、受信側の携帯電話機で音声メッセージを受信
して音声蓄積メモリに蓄積するだけであり、メモリ容量
を計算して空き容量に音声メッセージを蓄積することは
できない。
【0021】本発明は以上の点に鑑みなされたもので、
留守番内容の送受信のための通信チャネル占有時間を留
守番内容の時間よりも短時間とし得る留守番電話サービ
スシステム及び携帯電話機を提供することを目的とす
る。
【0022】また、本発明の他の目的は、留守番内容の
送受信による携帯電話機のバッテリの電力消費を低減し
得る留守番電話サービスシステム及び携帯電話機を提供
することにある。
【0023】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、第1の発明の留守番電話サービスシステムは、電子
交換機に接続された無線基地局の交信可能エリア内で符
号拡散多元接続方式の携帯電話機と該無線基地局とが無
線通信し、発呼者からの留守番内容を電子交換機内の記
憶蓄積部に一時保持しておき、携帯電話機からの留守番
内容転送要求に基づき、電子交換機がその記憶蓄積部に
記憶している留守番内容を無線基地局を介して携帯電話
機へ転送する留守番電話サービスシステムであって、電
子交換機は、通常の音声サービスを提供するときの伝送
速度よりも高速な伝送速度で、記憶蓄積部に記憶してい
る留守番内容を無線基地局へ転送する伝送速度制御手段
を有し、携帯電話機は、無線基地局を介して受信した電
子交換機からの留守番内容を一時記憶蓄積する留守番内
容記憶蓄積手段と、留守番内容の留守番内容記憶蓄積手
段への蓄積終了後、蓄積した留守番内容を読み出して音
声コーデックに転送し、復号化してメッセージとして出
力させる復号手段とを有する構成としたものである。
【0024】この発明では、携帯電話機からの留守番内
容転送要求に基づき、電子交換機がその記憶蓄積部に記
憶している留守番内容を無線基地局へ転送し、無線基地
局が携帯電話機へ送信し、携帯電話機が無線基地局を介
して受信した電子交換機からの留守番内容を留守番内容
記憶蓄積手段に一時記憶蓄積するようにしたため、留守
番内容を受信とリアルタイムに音声復号化処理をしなく
ても済む。
【0025】また、上記の目的を達成するため、第2の
発明の留守番電話サービスシステムは、第1の発明の携
帯電話機を、留守番内容記憶蓄積手段の空き容量を計算
し、その空き容量から蓄積できる最大受信データサイズ
を決定する容量計算手段と、容量計算手段で決定された
最大受信データサイズを無線基地局を介して電子交換機
へ送信するデータサイズ送信手段とを更に有し、電子交
換機は、最大受信データサイズを受信する受信手段と、
受信した最大受信データサイズに収まる範囲内で電子交
換機内の記憶蓄積部から留守番内容を無線基地局へ出力
する出力制御手段を更に有する構成としたものである。
【0026】この発明では、留守番内容は最大で携帯電
話機の留守番内容記憶蓄積手段に記憶できる容量分しか
電子交換機から送信されないので、常に携帯電話機の留
守番内容記憶蓄積手段に留守番内容を蓄積することがで
きる。
【0027】また、上記の目的を達成するため、第3の
発明の留守番電話サービスシステムは、第1又は第2の
発明の携帯電話機を、留守番内容の受信中は無線基地局
に送信するデータ中の音声データ部分を送信しないよう
に、送信電力を制御する送信電力制御手段を有すること
特徴とする。
【0028】この第3の発明では、携帯電話機が留守番
内容を受信中は通話をするわけではないので、無線基地
局に送信するデータ中の音声データ部分を送信しないよ
うにしているため、携帯電話機のバッテリの電力消費を
低減することができる。
【0029】また、上記の目的を達成するため、第4の
発明の携帯電話機は、電子交換機に接続された無線基地
局の交信可能エリア内で符号拡散多元接続方式で該無線
基地局と無線通信すると共に、発呼者からの留守番内容
を記憶蓄積部に一時保持している電子交換機が、留守番
内容転送要求に基づき送信したその記憶蓄積部に記憶し
ている留守番内容を、無線基地局を介して受信する携帯
電話機であって、電子交換機から通常の音声サービスを
提供するときの伝送速度よりも高速な伝送速度で無線基
地局へ転送された留守番内容を無線基地局から受信する
受信手段と、受信手段により受信した電子交換機からの
留守番内容を一時記憶蓄積する留守番内容記憶蓄積回路
と、留守番内容の留守番内容記憶蓄積回路への蓄積終了
後、蓄積した留守番内容を読み出す読み出し手段と、読
み出し手段により読み出された留守番内容を復号化して
メッセージとして出力させる音声コーデックを含む復号
手段とを有する構成としたものである。
【0030】この発明では、携帯電話機からの留守番内
容転送要求に基づき、電子交換機がその記憶蓄積部に記
憶している留守番内容を無線基地局へ転送し、無線基地
局が携帯電話機へ送信し、携帯電話機が無線基地局を介
して受信した電子交換機からの留守番内容を留守番内容
記憶蓄積手段に一時記憶蓄積するようにしたため、留守
番内容を受信とリアルタイムに音声復号化処理をしなく
ても済む。
【0031】また、上記の目的を達成するため、第5の
発明の携帯電話機は、留守番内容記憶蓄積回路の空き容
量を計算し、その空き容量から蓄積できる最大受信デー
タサイズを決定する容量計算手段と、容量計算手段で決
定された最大受信データサイズを無線基地局を介して電
子交換機へ送信するデータサイズ送信手段とを更に有す
る構成としたものである。
【0032】この発明では、留守番内容は最大で携帯電
話機の留守番内容記憶蓄積手段に記憶できる容量分しか
電子交換機から送信されないようにできるので、常に携
帯電話機の留守番内容記憶蓄積手段に留守番内容を蓄積
することができる。
【0033】また、上記の目的を達成するため、第6の
発明の携帯電話機は、留守番内容の受信中は無線基地局
に送信するデータ中の音声データ部分を送信しないよう
に、送信電力を制御する送信電力制御手段を有する構成
としたものである。
【0034】この発明では、携帯電話機が留守番内容を
受信中は通話をするわけではないので、無線基地局に送
信するデータ中の音声データ部分を送信しないようにし
ているため、携帯電話機のバッテリの電力消費を低減す
ることができる。
【0035】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面と共に説明する。図1は本発明になる留守番電話
サービスシステムの一実施の形態のシステム構成図、図
2は図1中の携帯電話機の一実施の形態のブロック図を
示す。図1において、留守番電話サービスシステムは、
主制御回路1を有する電子交換機4と、携帯電話機5
と、主制御回路1に接続されている無線基地局6と、主
制御回路1に接続されている有線電話あるいは公衆電話
等の電話機7とより構成されている。
【0036】また、本実施の形態では、符号拡散多元接
続方式(CDMA:Code DivisionMultiple Access)の
携帯電話機で留守番内容を聞くために、電子交換機4内
には主制御回路1の他、留守番内容の記憶蓄積装置2及
び通話可否確認手段3を少なくとも有する構成とされて
いる。電子交換機4内の留守番内容の記憶蓄積装置2
は、主制御回路1に接続されており、発呼者からのメッ
セージ、すなわち留守番内容を記憶蓄積する装置で、留
守番内容記憶蓄積部9、留守番内容送出回路10、留守
番内容出力制御回路11及び留守番内容消去回路12よ
り構成されている。留守番内容記憶蓄積部9は、所持者
Bの携帯電話機5につながらない場合において、電話機
7の発呼者の応答した留守番内容を主制御回路1を介し
て一時的に記憶・蓄積する。
【0037】留守番内容送出回路10は、主制御回路1
からの指令を受け、主制御回路1に留守番内容記憶蓄積
部9に記憶保存されている発呼者Aの留守番内容を主制
御回路1に出力(送出)する。そして、主制御回路1
は、留守番内容送出回路10から受理した留守番内容を
電話回線を介して無線基地局6へ送信する。
【0038】留守番内容出力制御回路11は、携帯電話
機5から送られてきた後述する留守番内容記憶蓄積回路
メモリ容量情報を、無線基地局6を介して主制御回路1
から入力し、留守番内容送出回路10が携帯電話機5の
記憶蓄積容量を越えて送出しないように制御する。例え
ば、携帯電話機5の記憶蓄積容量を越えた留守番内容
が、留守番内容記憶蓄積部9に記憶されている場合に
は、留守番内容出力制御回路11は、携帯電話機5から
報告されたメモリ容量情報までの留守番内容を留守番内
容送出回路10から送出させた後に、送出を停止させ
る。再度、留守番内容の紹介の要求が携帯電話機5から
得られるまで、送出を行わないように制御する。
【0039】留守番内容消去回路12は、前述したよう
に、携帯電話機5の所持者Bが留守番内容の再生終了
(留守番内容を聞いた)後、当該携帯電話機5の消去ス
イッチを操作することにより機能し、主制御回路1の指
令に基づき、留守番内容記憶蓄積部9に記憶保存されて
いる発呼者Aの留守番内容を消去する。この場合、所持
者Bが留守番内容の再生中に継続保存スイッチを押す
と、当該留守番内容は消去されず、継続保存される。
【0040】一方、通話可否確認手段3は、電源状態確
認回路13、電話識別信号検出回路14、交信要求信号
検出回路15、携帯電話機判別回路16、通話状態確認
回路17及び伝送速度制御回路18から構成されてお
り、主制御回路1に電気的に接続されている。通話可否
確認手段3の一部を構成する電源状態確認回路13は、
所持者Bの携帯電話機5が電源オフの状態から電源オ
ンの状態になったか、携帯電話機5が交信エリア外
(圏外)から交信エリア内(圏内)に当該携帯電話機5
の電源スイッチをオン状態のまま移動してきたか否か、
発呼者Aからの発呼時に携帯電話機5の電源オン状態
のまま無線基地局6との間で電波(通信)が一時途切れ
た(中断)したか否か等、携帯電話機5の電源状態を確
認する。
【0041】この電源状態の確認は、電子交換機4の主
制御回路1側から無線基地局6を介して携帯電話機5に
対して常に発せられる一定のプロトコルの確認信号、又
は携帯電話機5から交信エリア内の無線基地局6に対し
て発せられる「電源オンの初期信号」、「電源オンの継
続信号」等により実施される。例えば、携帯電話機5内
の後述するシステムコントローラは、その電源が「オフ
状態からオン状態」になった場合に、電子交換機4側の
電話識別信号検出回路14と電気的に接続する主制御回
路1から発せられる携帯電話機5の識別に関する論理値
「0」と「1」とを組み合わせたプロトコルの確認信号
に対し、当該携帯電話機5の識別コードに基づいて、論
理値「0」と「1」の応答信号を出力する。この場合、
上記のプロトコルの確認信号は、具体的には「0」と
「1」の数字を6桁〜8桁に適当に組み合わせた内容の
信号である。携帯電話機5と電子交換機4の主制御回路
1との間で交換することにより電話識別信号の検出が行
われる。
【0042】電話識別信号検出回路14は、携帯電話機
5の電源がオフからオンの状態になった後に、携帯電話
機5のシステムコントローラから自動的に出力される当
該携帯電話機の識別番号(ID番号等)を電子交換機4
が受理した場合に、その識別信号を検出し、主制御回路
1に検出信号を出力する。
【0043】交信要求信号検出回路15は、携帯電話機
5からの交信要求信号を検出する。また、携帯電話機判
別回路16は、電話識別信号検出回路14で検出された
識別信号に基づき、携帯電話機を判別する。通話状態確
認回路17は、携帯電話機5との通話が可能な状態であ
るか否かを最終的に確認する。
【0044】伝送速度制御回路18は、携帯電話機5か
ら送られてきた最大受信レート情報を無線基地局6と主
制御回路1を介して受信し、携帯電話機5の受信可能な
送信伝送レートを決定し、主制御回路1を介して無線基
地局6へ決定した送信伝送レート情報を出力する。ま
た、伝送速度制御回路18は回線の負荷により伝送レー
トを変えることも可能である。無線基地局6は、留守番
内容に対し、受信した送信伝送レート情報に応じた符号
拡散を行い、電波にて携帯電話機5へ情報を送信する。
【0045】次に、携帯電話機5の一実施の形態の構成
について、図2と共に説明する。図2において、携帯電
話機5は受信アンテナ20aで受信した電波をRF部2
1で帯域制限後、受信信号を増幅し、ダウンコンバート
して得たベースバンド帯の受信信号をベースバンド処理
部22内の受信側回路部へ供給し、またベースバンド処
理部22内の送信側回路部から取り出されたベースバン
ド帯の送信信号は、RF部21でRF帯にアップコンバ
ートされ、更に増幅されて送信アンテナ20bより無線
基地局へ送信する。
【0046】ベースバンド処理部22は受信側回路部と
送信側回路部とを有し、それらの動作をシステムコント
ローラ23により統括的に制御する。まず、ベースバン
ド処理部22の受信側回路部の構成及び動作について説
明する。受信側回路部では、RF部21から入力された
ベースバンド帯の受信信号をA−D変換器24でディジ
タル信号に変換し、逆拡散部25で逆拡散によりチップ
レートからシンボルレートの情報を取り出す。
【0047】逆拡散部25から取り出されたシンボルレ
ートの情報は、符号タイミング検出回路26とレイク2
7に入力される。符号タイミング検出回路26は、逆拡
散部25から入力されたシンボルレートの情報を基に、
フレーム周期等の同期信号を生成する。レイク27は、
符号タイミング検出回路26からの同期信号を基に、伝
送路を介して受信された位相の異なる信号と主波の信号
とを同相で合成し、フレーム分解部28に出力する。フ
レーム分解部28は、レイク27で合成された受信信号
をフレーム単位に分解して誤り訂正復号化部29へ出力
する。
【0048】誤り訂正復号化部29は、ビタビ復号やタ
ーボ復号処理を行い、伝送路で生じるエラーを訂正して
出力する。パーソナルコンピュータ等を使用したデータ
通信時には、誤り訂正復号化部29の出力は、データ入
出力部30へ供給され、これより携帯電話機5の外部に
接続されたコンピュータ等にデータ転送される。また、
音声通信・画像データの通信時には、誤り訂正復号化部
29の出力は、スイッチ31を介して音声/画像コーデ
ック32に供給され、ここで復号処理された後、スピー
カ33やディスプレイ34へ出力される。以上がベース
バンド処理部22の受信側回路部の構成の概要である。
【0049】次に、ベースバンド処理部22の送信側回
路部の構成及び動作について説明する。パーソナルコン
ピュータ等を使用したデータ通信の場合、携帯電話機の
外部に接続されたコンピュータからデータ入出力部30
を介して誤り訂正符号化部35にデータが入力される。
また、音声通信や画像通信の場合は、マイク36からの
音声データ又はカメラ等からの画像データが音声/画像
コーデック32に供給され、ここで符号化処理された
後、得られた符号化データが誤り訂正符号化部35に入
力される。
【0050】誤り訂正符号化部35は、データ入出力部
30又は音声/画像コーデック32から入力されたデー
タに畳み込み符号化又はターボ符号等の誤り訂正符号化
処理を施す。誤り訂正符号化部35で誤り訂正符号化処
理されたデータは、フレーム化部37を介してデータ変
調部38に供給され、ここで送信に適した所定の変調方
式で変調処理された後、拡散部39で符号拡散され、D
−A変換器40でアナログ信号に変換されてRF部21
に入力される。RF部21では、ベースバンド処理部2
2から出力された送信データを送信アンテナ20bを介
して電波として送信する。
【0051】上記の受信側回路部及び送信側回路部を備
えた携帯電話機5において、本実施の形態では、留守番
内容に関する回路部として、ベースバンド処理部22内
に留守番内容記憶蓄積回路42、留守番内容送出回路4
3、留守番内容消去回路44及びメモリ容量計算部45
を設けた点に特徴がある。留守番内容記憶蓄積回路42
は、受信された電子交換機4からの留守番内容(発呼者
からの音声メッセージ)を記憶蓄積する。留守番内容送
出回路43は、携帯電話機の所持者の留守番内容送出操
作があったときに、留守番内容記憶蓄積回路42に蓄積
されている留守番内容を送出させる。
【0052】留守番内容消去回路44は、携帯電話機の
所持者の留守番内容消去操作があったときに、留守番内
容記憶蓄積回路42の記憶留守番内容を消去する。メモ
リ容量計算部45は、留守番内容記憶蓄積回路42に新
たに記憶できる空き容量を計算し、そのメモリ容量から
最大受信データサイズ情報を決定して、システムコント
ローラ23及び送信側回路部を介して無線基地局6へ送
信する。また、メモリ容量計算部45は、留守番内容消
去回路44により留守番内容記憶蓄積回路42の記憶留
守番内容が消去されたときには、メモリ容量を更新す
る。
【0053】また、本実施の形態では、留守番内容を聞
く場合や、留守番内容を転送する場合は、送話に対して
データ送出を制限するように制御信号を出力する機能
が、音声/画像コーデック32に設けられている。更
に、留守番内容を受信中は送信データ中の音声データ部
分を送信しない旨の制御信号を生成する機能が、音声/
画像コーデック32に設けられている。
【0054】次に、本実施の形態の留守番内容の受信時
や再生時の動作について図1及び図2と共に説明する。
携帯電話機5の所持者Bが、何らかの都合により電話に
出ることができない場合に、図1の電子交換機4内の留
守番内容記憶蓄積部9は、電話機7の発呼者Aが応答し
た留守番内容(音声メッセージ)を主制御回路1を介し
て一時的に記憶・蓄積する。また、主制御回路1は、無
線基地局6を介して着信先の携帯電話機5へ留守番内容
がある旨通知する。
【0055】携帯電話機5の所持者Bは留守番内容があ
る旨の情報を受けた場合、携帯電話機の所持者の都合が
ついた時点で、留守番内容を聞き出すために、決められ
た電話番号に電話をかける。このとき、図2の携帯電話
機5内のメモリ容量計算部45が留守番内容記憶蓄積回
路42の空き容量を計算して、最大受信データサイズを
決定し、その最大受信データサイズをシステムコントロ
ーラ23へ供給し、これよりデータ入出力部30及び前
述した誤り訂正符号化部35からD−A変換器40に至
る送信側回路部とRF部21及び送信アンテナ20bを
介して、携帯電話機5の能力情報の一部として無線基地
局6へ送信する。無線基地局6では、この最大受信デー
タサイズ情報を電子交換機4へ送信し、留守番電話内容
高速転送時の伝送レート決定の情報として使用させる。
【0056】図1の電子交換機4内の主制御回路1は、
携帯電話機5による決められた電話番号の応答に基づき
留守番内容送出回路10に対して、留守番内容記憶蓄積
部9に記憶保存されている発呼者Aの留守番内容を読み
出し出力させるように制御する。また、このとき、留守
番内容送出回路10は、留守番内容出力制御回路11に
より、携帯電話機5から送られてきた前記最大受信デー
タサイズ情報に基づき、携帯電話機5の留守番内容記憶
蓄積回路42の記憶蓄積容量を越えて、留守番内容記憶
蓄積部9に記憶保存されている発呼者Aの留守番内容を
送出しないように制御される。
【0057】そして、主制御回路1は、留守番内容送出
回路10から受理した留守番内容を電話回線を介して無
線基地局6へ送信する。また、図1の電子交換機4内の
伝送速度制御回路18は、携帯電話機5から送られてき
た最大受信レート情報に基づき、携帯電話機5の受信可
能な送信伝送レートを決定し、主制御回路1を介して無
線基地局6へ決定した送信伝送レート情報を出力する。
【0058】無線基地局6は電子交換機4から受信した
留守番内容を、受信した送信伝送レート情報に応じて符
号拡散を行い、電波にて携帯電話機5へ留守番内容を送
信する。携帯電話機5は、この留守番内容の受信に際し
て、誤り訂正復号化部29の出力を一時保持する留守番
内容記憶蓄積回路42を備えているため、無線基地局6
と携帯電話機5のシステムコントローラ23とのネゴシ
エーションにより決定された、音声通話サービス以外の
データ転送レートを使用して、無線基地局6から音声符
号化データを高速なデータ伝送レートで留守番内容を受
信する。
【0059】無線基地局6から送信された留守番内容
は、図2の受信アンテナ20aで受信され、RF部21
を介してA−D変換器24に入力されて音声データに変
換され、更に逆拡散部25、レイク27、フレーム分解
部28、誤り訂正復号化部29を介して留守番内容記憶
蓄積回路42に蓄積される。最大データサイズ分の留守
番内容の伝送が終了するか、又は留守番内容のデータが
無くなることにより、無線基地局6より携帯電話機5と
の通信チャネル接続が切断される。ここで、留守番内容
は携帯電話機5内の留守番内容記憶蓄積回路42に一時
蓄積されるため、携帯電話機5ではリアルタイムに音声
復号化処理をしなくてもよく、よって通常の音声データ
伝送時に比べて高速データ転送が可能となる。これによ
り、留守番内容を高速送信することができ、これにより
通信チャネルを使用する時間を短縮でき、リソースを有
効利用できる。
【0060】また、携帯電話機5においては、留守番内
容を受信中は通話をするわけではないので、無線基地局
6に送信する音声データ部分は意味を持たない。そこ
で、本実施の形態では、携帯電話機5が留守番内容を受
信中は、送信データ中の音声データ部分を送信しない旨
を示す制御信号を送信電力制御回路41により生成し
て、その制御信号によりRF部21から送信アンテナ2
0bにより送信される信号中の音声データ部分の送信を
停止する。これにより、携帯電話機5において留守番内
容を受信中に無線基地局6に送信するデータ中の音声デ
ータ部分を送信しないので、携帯電話機のバッテリの電
力消費を低減でき、長時間の通話時間を確保することが
できる。すなわち、話相手がいない送話に対してのデー
タの送出を停止し、バッテリの消耗を防ぐことができ
る。
【0061】通信チャネルの切断後に、留守番内容記憶
蓄積回路42より留守番内容送出回路43により留守番
内容の音声データが読み出され、スイッチ31を介して
音声/画像コーデック32に入力されて復号化処理さ
れ、その復号化処理された音声データは、スピーカ33
に供給されて発音される。これにより、携帯電話機5の
所持者Bはスピーカ33より発呼者Aの留守番内容を聞
くことができる。
【0062】所持者Bは留守番内容を聞いた後、その留
守番内容が不要であるならば、携帯電話機5のディスプ
レイ34に表示されている案内又は音声ガイダンスに応
じて、キー操作等により、留守番内容の削除を行う。こ
の留守番内容削除は、キー操作等による削除情報をシス
テムコントローラ23が受けた後、システムコントロー
ラ23からの指示により、留守番内容消去回路44が留
守番内容記憶蓄積回路42に蓄えられたデータの削除を
行う。
【0063】また、留守番内容消去回路44からの削除
指示はメモリ容量計算部45にも供給され、留守番内容
記憶蓄積回路42の空き容量を計算して、最大受信デー
タサイズ情報を更新する。更新後の最大受信データサイ
ズ情報は、システムコンとローラ23、データ入出力
部、送信側回路部を介して無線基地局6へ携帯電話機の
能力情報の一部として送信される。
【0064】更に、図1の電子交換機4内の留守番内容
消去回路12は、前述したように、携帯電話機5の所持
者Bが留守番内容の再生終了(留守番内容を聞いた)
後、当該携帯電話機5の消去スイッチを操作することに
より機能し、主制御回路1の指令に基づき、留守番内容
記憶蓄積部9に記憶保存されている発呼者Aの留守番内
容を消去する。この場合、所持者Bが留守番内容の再生
中に継続保存スイッチを押すと、当該留守番内容は消去
されず、継続保存される。
【0065】なお、本発明は上記の実施の形態に限定さ
れるものではなく、例えば音声/画像コーデック32の
代わりに、システムコントローラ23から送信の停止を
指示する制御信号を出力する構成でも同様の効果を実現
することが可能である。また、本発明の技術思想の範囲
内において、実施の形態は適宜変更され得ることは明ら
かである。
【0066】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
電子交換機がその記憶蓄積部に記憶している留守番内容
を無線基地局を介して携帯電話機へ送信し、携帯電話機
が受信した電子交換機からの留守番内容を留守番内容記
憶蓄積手段に一時記憶蓄積することにより、留守番内容
を受信とリアルタイムに音声復号化処理をしなくても済
むようにしたため、従来の音声通話サービスの伝送レー
トよりも高速な留守番内容の転送ができる。
【0067】また、本発明によれば、留守番内容を高速
で送信できるため、従来に比べて留守番内容受信時の通
信チャネルを使用する時間を短縮でき、これによりリソ
ースを有効活用することができる。
【0068】更に、本発明によれば、携帯電話機の留守
番内容受信中は、無線基地局に送信するデータ中の音声
データ部分を送信しないようにすることにより、携帯電
話機のバッテリの電力消費を低減するようにしたため、
従来に比べてバッテリを長寿命化でき、従来に比べて長
時間の通話時間を確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明になる留守番電話サービスシステムの一
実施の形態のシステム構成図である。
【図2】図1中の携帯電話機の一実施の形態のブロック
図である。
【図3】従来の留守番電話サービスシステムの一例の概
略構成図である。
【図4】図3中の主制御回路を中心とする留守番内容の
記憶蓄積装置並びに携帯電話機との通話可否を確認する
通話可否確認手段の電気回路を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 主制御回路 2 留守番内容の記憶蓄積装置 3 通話可否確認手段 4 電子交換機 5 携帯電話機 6 無線基地局 7 電話機(発呼者) 9 留守番内容記憶蓄積部 10、43 留守番内容送出回路 11 留守番内容出力制御回路 12、44 留守番内容消去回路 13 電源状態確認回路 14 電話識別信号検出回路 15 交信要求信号検出回路 16 携帯電話機判別回路 17 通話状態確認回路 18 伝送速度制御回路 20a 受信アンテナ 20b 送信アンテナ 21 RF部 22 ベースバンド処理部 23 システムコントローラ 25 逆拡散部 26 符号タイミング検出部 29 誤り訂正復号化部 30 データ入出力部 32 音声/画像コーデック 35 誤り訂正符号化部 39 拡散部 41 送信電力制御回路 42 留守番内容記憶蓄積回路 45 メモリ容量計算部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04B 7/26 Q Fターム(参考) 5K015 AA01 AA06 AA10 AD01 AD02 AD05 GA02 GA06 5K024 AA73 BB03 BB05 CC11 DD01 DD04 EE09 FF06 GG01 GG03 GG12 5K027 AA11 BB04 BB17 CC08 GG04 GG08 KK03 5K067 AA14 AA43 BB04 DD51 FF01 FF31 GG08 GG12 HH14

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子交換機に接続された無線基地局の交
    信可能エリア内で符号拡散多元接続方式の携帯電話機と
    該無線基地局とが無線通信し、発呼者からの留守番内容
    を前記電子交換機内の記憶蓄積部に一時保持しておき、
    前記携帯電話機からの留守番内容転送要求に基づき、前
    記電子交換機がその記憶蓄積部に記憶している前記留守
    番内容を前記無線基地局を介して前記携帯電話機へ転送
    する留守番電話サービスシステムであって、 前記電子交換機は、通常の音声サービスを提供するとき
    の伝送速度よりも高速な伝送速度で、前記記憶蓄積部に
    記憶している前記留守番内容を前記無線基地局へ転送す
    る伝送速度制御手段を有し、 前記携帯電話機は、 前記無線基地局を介して受信した前記電子交換機からの
    前記留守番内容を一時記憶蓄積する留守番内容記憶蓄積
    手段と、 前記留守番内容の前記留守番内容記憶蓄積手段への蓄積
    終了後、蓄積した前記留守番内容を読み出して音声コー
    デックに転送し、復号化してメッセージとして出力させ
    る復号手段とを有することを特徴とする留守番電話サー
    ビスシステム。
  2. 【請求項2】 前記携帯電話機は、前記留守番内容記憶
    蓄積手段の空き容量を計算し、その空き容量から蓄積で
    きる最大受信データサイズを決定する容量計算手段と、
    前記容量計算手段で決定された前記最大受信データサイ
    ズを前記無線基地局を介して前記電子交換機へ送信する
    データサイズ送信手段とを更に有し、前記電子交換機
    は、前記最大受信データサイズを受信する受信手段と、
    受信した前記最大受信データサイズに収まる範囲内で前
    記電子交換機内の記憶蓄積部から前記留守番内容を前記
    無線基地局へ出力する出力制御手段を更に有することを
    特徴とする請求項1記載の留守番電話サービスシステ
    ム。
  3. 【請求項3】 前記携帯電話機は、前記留守番内容の受
    信中は前記無線基地局に送信するデータ中の音声データ
    部分を送信しないように、送信電力を制御する送信電力
    制御手段を有すること特徴とする請求項1又は2記載の
    留守番電話サービスシステム。
  4. 【請求項4】 電子交換機に接続された無線基地局の交
    信可能エリア内で符号拡散多元接続方式で該無線基地局
    と無線通信すると共に、発呼者からの留守番内容を記憶
    蓄積部に一時保持している前記電子交換機が、留守番内
    容転送要求に基づき送信したその記憶蓄積部に記憶して
    いる前記留守番内容を、前記無線基地局を介して受信す
    る携帯電話機であって、 前記電子交換機から通常の音声サービスを提供するとき
    の伝送速度よりも高速な伝送速度で前記無線基地局へ転
    送された前記留守番内容を前記無線基地局から受信する
    受信手段と、 前記受信手段により受信した前記電子交換機からの前記
    留守番内容を一時記憶蓄積する留守番内容記憶蓄積回路
    と、 前記留守番内容の前記留守番内容記憶蓄積回路への蓄積
    終了後、蓄積した前記留守番内容を読み出す読み出し手
    段と、 前記読み出し手段により読み出された前記留守番内容を
    復号化してメッセージとして出力させる音声コーデック
    を含む復号手段とを有することを特徴とする携帯電話
    機。
  5. 【請求項5】 前記留守番内容記憶蓄積回路の空き容量
    を計算し、その空き容量から蓄積できる最大受信データ
    サイズを決定する容量計算手段と、前記容量計算手段で
    決定された前記最大受信データサイズを前記無線基地局
    を介して前記電子交換機へ送信するデータサイズ送信手
    段とを更に有することを特徴とする請求項4記載の携帯
    電話機。
  6. 【請求項6】 前記留守番内容の受信中は前記無線基地
    局に送信するデータ中の音声データ部分を送信しないよ
    うに、送信電力を制御する送信電力制御手段を有するこ
    と特徴とする請求項4又は5記載の携帯電話機。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7742187B2 (en) 2005-12-26 2010-06-22 Konica Minolta Business Technologies Inc. Image forming apparatus, image forming method and recording medium having program recorded thereon

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7742187B2 (en) 2005-12-26 2010-06-22 Konica Minolta Business Technologies Inc. Image forming apparatus, image forming method and recording medium having program recorded thereon

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