JP2003134042A - 狭域無線連続通信システム - Google Patents
狭域無線連続通信システムInfo
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- JP2003134042A JP2003134042A JP2001332608A JP2001332608A JP2003134042A JP 2003134042 A JP2003134042 A JP 2003134042A JP 2001332608 A JP2001332608 A JP 2001332608A JP 2001332608 A JP2001332608 A JP 2001332608A JP 2003134042 A JP2003134042 A JP 2003134042A
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Abstract
に通信を行うことができるようにする。 【解決手段】 路側アンテナ101〜105を、隣接す
る互いの通信範囲が一部重なるように、車両進行方向に
隣接して配置し、全路側機で同期を取り、進行方向手前
の路側アンテナのフレーム内最終スロットのタイミング
に、次の路側アンテナのフレーム内先頭スロットを送信
するように全路側機がタイミング制御を行う。車載器1
21、122は、通信フレームで通信するだけでなく、
通信フレームの最終スロットで他のアンテナからの受信
を試みて、他のアンテナと安定して通信ができる状態と
判断できれば、通信する相手を変更する。
Description
テム(ITS:Intelligent Transp
ort Systems)を支える重要な技術の1つで
あるDSRCシステムに関する。
る。
レームの例を図9に示す。
ットと5スロットの2種類があり、通信範囲の大きさに
したがって、適当な長さの通信フレームが使用される。
フレームは、次に示す3種類のスロットで構成される。
(Frame Control Message Sl
ot:フレーム制御スロット)には、そのフレームにお
ける送受信スロットの情報が格納されており、その情報
に従って路車間で通信を行なう。
a Slot:メッセージデータスロット)は、通信デ
ータを格納して送受信を行うスロットであり、通信する
データがない場合には空MDSとして、通信するデータ
がある場合には、ダウンリンクMDSまたはアップリン
クMDSとしてフレーム制御スロットFCMSで指定さ
れる。
t:アクチベーションスロット)は、通信範囲内に進入
してきた車載器が、路側機とリンク確立を行うために使
用されるものであり、通常フレームの最後尾のアップリ
ンクスロットに割り付けされる。
いてノンストップ料金収受システムETCを例にとって
説明する。
側機は、図10に示されるように、路側アンテナ301
と、FTCの料金計算などの処理を行うアプリケーショ
ン部(AP処理部)401と、通信制御を行うDSRC
制御部431と、ベースバンド信号処理を行うベースバ
ンド部421と、RF周波数帯への変復調を行う高周波
部411とからなる。
に進入してきた車載器321は、前記路側アンテナ30
1からのフレーム制御スロットFCMSを受信しはじ
め、フレーム制御スロットFCMSを正常に受信した
ら、路側アンテナ301へアクチベーションスロットA
CTSを用いてリンク確立要求を行い、リンクを確立す
ると、以降、メッセージデータスロットMDSを用いて
データ通信を行うことで高速道路料金の課金処理を行
う。
る。
れ、路側アンテナからのフレーム制御スロットFCMS
を正常に受信することのできる周波数を探す。フレーム
制御スロットFCMSの受信に成功した時に、次のフレ
ームのフレーム制御スロットFCMSの受信を試みて、
n(nは1以上の整数)回連続してフレーム制御スロッ
トFCMSの受信に成功すると、路側アンテナにリンク
確立要求を行い、通信を開始する。通信中は、常にフレ
ーム制御スロットFCMSの受信状態のチェックを行
い、m(mは1以上の整数)回連続してフレーム制御ス
ロットFCMSの正常受信に失敗すると、フレーム制御
スロットFCMSの受信タイミングの固定を外し、再び
フレーム制御スロットFCMSを正常に受信できる周波
数を探す。
並べて配置し、車両が道路を走行している間、連続して
狭域無線通信DSRC通信を行うようなシステムを考え
てみる。車載器は、上記のように、ひとつのアンテナと
通信を行い、そのアンテナと正常に通信ができる限り通
信を継続する。そのアンテナと正常に通信ができなくな
れば、一度状態をリセットして、正常に通信できる路側
アンテナを探す。そのために、あるアンテナの通信範囲
から次のアンテナの通信範囲に入る境目では、必ず通信
が途切れてしまう。
がある。お互いの通信範囲が重なるように設置すれば、
重なっている部分で電波の干渉を起こしてしまい、正常
な通信を行うことができなくなり、通信が途絶えてしま
う。逆に、干渉しないように距離を離して路側アンテナ
を設置すると、やはり間隔があいている部分で正常に通
信を行うことが出来なくなるので、通信が途絶えてしま
う。
入るまではある時間かならず通信が途絶えてしまうこと
が避けられない。
為の技術の従来例として、特開平10−23505号公
報に開示された第1の従来例及び特開2000−318
92号公報に開示された第2の従来例が挙げられる。
され互いに隣接するm個(m:2、3、4、…)のセル
毎に、互いに異なるp種(p:1、2、3、…)の通信
周波数のうちの1つの通信周波数が割り当てられ、各セ
ルのそれぞれにn個(n:1、2、3、…)の呼を収容
し、m×p個のセル毎に、同じ周波数割り当ての組み合
わせが、繰り返されるシステム構成を有し、各セルの各
々にTuv(u:1、2、3、…、i、…n、v:2、
3、4、…、j、…m)で表されるn×m個のTDMA
タイムスロットが割り当てられ、これらm個のセルの中
のセルjにおいて、n個の呼の中の呼iには、TDMA
タイムスロットTijが割り当てられる移動通信システ
ム、である。
信機を道路に沿って配置し、各無線ゾーンに複数の送受
信周波数ft1/fr1及びft2/fr2を用意し、隣接する
無線ゾーンと送受信周波数が重ならないように各無線ゾ
ーンでの使用送受信周波数を複数の送受信周波数内にお
いて所定タイミングで順次切り替え、車載送受信機の割
り当てタイムスロットを適宜切り替えることで、複数の
無線ゾーンにわたって車載送受信機が同一の送受信周波
数を使用して連続通信することができる自動車通信シス
テム、である。
1、第2の従来例は、いづれも異なる路側機のアンテナ
に対して、使用する通信スロットを継続させるように通
信していることから、いづれも路側の通信機は中央制御
されることを前提としている。
システム的に複雑となり、高価となる欠点がある。
研究を重ね、無線通信レベルにおいて隣接する路側機同
志は独立に動作する分散制御システムを提案した。
連続通信システムは、本出願と同一出願人の出願に係る
特願2000−325407号明細書に記載されてい
る。
7号明細書に記載された技術においては、通信フレーム
は1フレーム間隔毎に到来するために、単位時間当たり
の通信量が小さいという欠点があった。
術に内在する上記課題を解決する為になされたものであ
り、従って本発明の目的は、無線通信レベルにおいて隣
接する路側機同志を基本的に独立して動作させることを
ベースとすることによって、DSRCを用いて路車間で
連続して通信することができる新規な環境を提供するこ
とにある。
ベースとして、隣接する基地局との間で同期信号の授受
のみにより、巨大な連続通信ネットワークを構築するこ
とを可能とした新規な通信システムを提供することにあ
る。
に、本発明に係る狭域無線連続通信システムは、進行方
向に連続してアンテナを配置する際に、隣接する路側機
同志で、それぞれの通信範囲が重なるように配置し、か
つ干渉を防ぐためにそれぞれ異なる周波数を使用する。
信号をやりとりすることで、通信フレームの送受信タイ
ミングを1スロットずつずらすように制御を行う。
常に次の路側アンテナからのフレーム制御スロットFC
MSを探し、n(nは1以上の整数)回連続して次のア
ンテナからのフレーム制御スロットFCMSを正しく検
出することができた時に、次の路側アンテナに切り替え
る処理を行う。このようにすることで、路車間で連続し
て通信を行う。
ナの周波数は異なるように設定してお互いの通信範囲の
一部を重ねるようにアンテナを設置し、2つ目は、通信
フレームの送受信タイミングを同期信号を用いて1スロ
ットずつずらしながら運用を行うことであり、3つ目
は、車載器がある路側アンテナと通信を行いながら次の
アンテナからのフレーム制御スロットFCMSも探し、
次のアンテナとの通信路が安定したと判断できる場合に
は、通信する相手である路側アンテナを瞬間的に切り替
えることで、連続して通信を行うことである。
施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
ロック構成図である。
ては、路側アンテナを、車両進行方向に対して連続的
に、かつ各路側アンテナの通信範囲が隣接する路側アン
テナの通信範囲と一部重なるように配置され、隣接する
路側アンテナの周波数は全て異なるように設定される。
各路側機は、隣接する路側機との間の同期信号を用い
て、通信フレームの送受信タイミングを1スロットずつ
ずらしながら通信が行われる。
の動作について説明する。
はそれぞれの通信範囲が一部重なるように配置され、同
期をとって通信が行われる。
る周波数で運用することとする。
ク最終スロットを使用しないこととする。車両の進行す
る方向で次に設けられた路側アンテナは、その手前の路
側アンテナの最終スロットのタイミングでフレーム制御
スロットFCMSを送信するようにフレームの送信タイ
ミングを合わせる。
ナと通信を開始する。本発明において、車載器は、通信
するタイミングでは従来と同じようにデータの送受信を
行い、フレーム内の最終スロットのタイミングでは周波
数を切り替えて、次の路側アンテナからのフレーム制御
スロットFCMSの受信を試みる。次の路側アンテナか
らのフレーム制御スロットFCMSをn(nは1以上の
整数)回連続して正常に受信することができれば、次の
路側アンテナと安定して通信できる領域に入ったものと
して、次の路側アンテナとの通信を開始する。
連続的に通信を行うことが可能となる。
について図面を参照しながら具体的に説明する。
る一実施例を示すブロック構成図である。
ンテナ101〜105は、各路側アンテナの安定して通
信することのできる領域(通信範囲111〜115)が
それぞれ一部重なるように配置されている。
す。
と、その構成は、前記路側アンテナ101と、アプリケ
ーション(AP)処理部201と、DSRC制御部23
1と、ベースバンド部221と、高周波部211と、同
期信号241、242からなる。
た路側機のDSRC制御部と同期信号のやりとりが行わ
れる。この信号をもとに、フレームの送信タイミングが
決定される。フレームタイミングは、図1に示すよう
に、ある路側機のフレーム内の第5スロットタイミング
に、次の路側機のフレーム制御スロットFCMSを送出
するように、タイミング制御が行われる。
隣接する路側アンテナと異なる周波数を用いることとす
る。例えば、前記路側アンテナ101、103、105
は周波数Aを使い、前記路側アンテナ102、104は
周波数Bを使うこととする。これにより、隣接する路側
アンテナ同志は、混信することなく通信をすることがで
きる。
レーム内最終スロットのダウンリンクスロットは必ず空
にし、使用しないこととする。そしてその空にするタイ
ミングに、次の路側アンテナのFCMS送信タイミング
が到来ように、隣接する路側アンテナとの間の同期信号
を用いてタイミング制御を行う。
レームの生成について図4、図5を参照して説明する。
期信号を示すタイミングチャートである。
側アンテナ101〜105を有する路側機の1つを代表
して路側機Aとし、この路側機Aに隣接する路側機を路
側機Bとする。
レーム、(b)は路側機Bの通信フレーム、(c)は路
側機Aの入力同期信号、(d)は路側機Bの入力同期信
号=路側機Aの出力同期信号をそれぞれ示す。
でフレーム送信を行い、各路側機とも、最終スロットの
送信タイミングで出力同期信号にパルスを出力する。
入力同期信号(c)、(d)は、図3に示されたベース
バンド部221、222で生成され、タイムスロットだ
け位相がずれており、その結果、路側機A、Bの通信フ
レームは1タイムスロットの位相差を保って連続して出
力される。
タイミングチャートである。
周波数をXとし、路側機Bの通信フレームの周波数をY
とする。
の切り替えを行う。
ついて詳細に説明する。
アンテナ101の通信範囲111の中にあって、路側ア
ンテナ101と通信を行っている。路側アンテナ101
の通信フレーム例である通信フレーム131を用いて、
路側アンテナ101と前記車載器121は通信を行う。
このフレームの詳細を図2に示す。
第1スロットタイミング141にて送信されるフレーム
制御スロットFCMSを解析し、第2スロットタイミン
グ142および第3スロットタイミング143および第
4スロットタイミング144のダウンリンクまたはアッ
プリンクに割り付けられるメッセージデータスロットM
DSを用いて通信を行う。
ンクは空きスロットとする。図1に示すように、路側ア
ンテナ101の通信フレームの第5スロットタイミング
145で、路側アンテナ102のフレーム制御スロット
FCMSが送信されるように、隣接する路側アンテナ間
で制御を行う。
ング141から144までの間は、路側アンテナ101
との通信を行い、前記スロットタイミング145の間
は、次の路側アンテナ(この場合は前記路側アンテナ1
02)からのフレーム制御スロットFCMSの受信を試
みる。
111の中にいて、路側アンテナ102の通信範囲11
2の中に位置していないので、前記路側アンテナ102
からのフレーム制御スロットFCMSは受信することが
できない。
側アンテナ103の通信範囲である113および路側ア
ンテナ104の通信範囲である114に位置しているの
で、前記路側アンテナ103と通信を行いながら、前記
路側アンテナ104からのフレーム制御スロットFCM
Sを正常に受信することができる。
数)回連続して前記路側アンテナ104からのフレーム
制御スロットFCMSを正常に受信することができれ
ば、前記通信範囲114に入ったと判断し、通信相手を
前記路側アンテナ103から前記路側アンテナ104に
切り替え、路側アンテナ104に対してリンク要求を行
う。
ことなく連続して行うことが可能となる。
ついて説明する。
る一実施例を示すブロック構成図である。
同期信号261を、同期信号処理部251から各DSR
C制御部に出力することで、全てのDSRC制御部を同
期させている。
態と同様の効果を得ることができる。
説明したが、周波数の数は2以上であればいくつでも実
現は可能である。
ものであり、本発明によれば以下に示すような効果が得
られる。
ている車両に搭載される車載器と路側アンテナとで連続
して通信を行うことが可能となり、走行を支援するため
のさまざまな情報提供、車内からのインターネット接続
などいろいろなサービスを提供することができるように
なる。
000−325407号明細書に記載された技術よりも
単位時間当たりのデータ通信量が大きくなるという効果
が得られる。
RC)の一実施の形態の一実施例における路側アンテナ
の通信範囲の重畳を示すと共に、各アンテナの通信フレ
ームを示す図である。
リンク、アップリンク)を示す図である。
ク図である。
すタイミングチャートである。
図である。
ロック図である。
収受システム)の例を示す概略説明図である。
リンク、アップリンク及び3スロットのダウンリンク、
アップリンク)を示す図である。
図である。
Claims (4)
- 【請求項1】 ETC(Electronic Tol
l Collection:ノンストップ料金収受シス
テム)などで使用されるDSRC(Dedicated
Short Range Communicatio
n:狭域無線通信)において、道路側に設置される無線
機である路側機と、車両に搭載される無線機である車載
器との間で、前記路側機の間で同期信号を用いてフレー
ム送信タイミングを1スロットずつずらしながら通信フ
レームの送受信を行い、かつ隣接する路側機をそれぞれ
異なる周波数を用いてそれぞれの通信範囲の一部が重な
るように配置し、前記車載器が2つの前記路側機と通信
を行うことによって、路車間で連続して通信を行うこと
を特徴とする狭域無線連続通信システム。 - 【請求項2】 前記車載器は、前記路側機の路側アンテ
ナと通信しながら常に次の路側機の路側アンテナからの
FCMS(Frame Control Messag
e Slot:フレーム制御スロット)を探し、n(n
は1以上の整数)回連続して該次の路側アンテナからの
前記FCMSを正しく検出したときに、該次の路側アン
テナが切り替え処理を行うことを更に特徴とする請求項
1に記載の狭域無線連続通信システム。 - 【請求項3】 前記路側機は、前記路側アンテナと、前
記ETCの料金計算などの処理を行うアプリケーション
部と、通信制御を行う前記DSRC制御部と、ベースバ
ンド信号処理を行うベースバンド部と、RF周波数帯へ
の変復調を行う高周波部とを備えることを更に特徴とす
る請求項1または2のいずれか一項に記載の狭域無線連
続通信システム。 - 【請求項4】 前記ベースバンド部は、通信フレームを
生成し、隣接する路側機との間で同期信号のやりとりを
することにより、前記通信フレームの送受信タイミング
を1スロットずつずらすように制御することを更に特徴
とする請求項3に記載の狭域無線連続通信システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001332608A JP3622716B2 (ja) | 2001-10-30 | 2001-10-30 | 狭域無線連続通信システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001332608A JP3622716B2 (ja) | 2001-10-30 | 2001-10-30 | 狭域無線連続通信システム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003134042A true JP2003134042A (ja) | 2003-05-09 |
JP3622716B2 JP3622716B2 (ja) | 2005-02-23 |
Family
ID=19148000
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001332608A Expired - Fee Related JP3622716B2 (ja) | 2001-10-30 | 2001-10-30 | 狭域無線連続通信システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3622716B2 (ja) |
-
2001
- 2001-10-30 JP JP2001332608A patent/JP3622716B2/ja not_active Expired - Fee Related
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---|---|
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