JP3396730B2 - 移動体通信システム - Google Patents

移動体通信システム

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JP3396730B2
JP3396730B2 JP06438797A JP6438797A JP3396730B2 JP 3396730 B2 JP3396730 B2 JP 3396730B2 JP 06438797 A JP06438797 A JP 06438797A JP 6438797 A JP6438797 A JP 6438797A JP 3396730 B2 JP3396730 B2 JP 3396730B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、将来の高速道路な
どで必要とされる、自動走行、走行環境情報の提供、危
険警告などに共通に使用される情報通信基盤の実現を目
的とし、道路上を走行する車両と路側の固定通信網との
間で情報伝達を行う通信システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】高速道路などを走行中の車両と路側の通
信網との間に通信路を提供するシステムは、現在開発中
と思われるが、現在までに知られているものとしては、
建設省土木研究所が中心に進めている車間側方コントロ
ールシステムがある。この車間側方コントロールシステ
ムは、路側に沿って連続的に漏洩同軸ケーブルを敷設
し、このケーブルと車両の間で連続的な無線通信路を提
供するシステムであるが、一定数の車両を対象にして固
定の伝送容量を持つ一定数の通信路を提供するものであ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、実際の道路に
おける通信路を検討すると、道路上のトラフィックが高
速走行時には、各車両と路側システムの間でやりとりさ
れる情報の量は多くなるが、車両密度は低くなるため通
信路は少なくてすむ。一方トラフィックが渋滞時には、
各車両と路側システムの間でやりとりされる情報の量は
少なくてすむが、車両密度は高くなるため多くの通信路
が必要となる。このようにトラフィックの状態によっ
て、通信路は少なくてよいが多くの通信情報量を要する
場合と、通信情報量は少なくてよいが多くの通信路を要
する場合とがあり、このため、固定の伝送容量を持つ一
定数の通信路を提供する従来の車間側方コントロールシ
ステムでは、実際の要求に柔軟に対応できないという問
題があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明に係る移動体通信
システムは、道路上を走行する車両に搭載される移動局
と路側に設置された固定通信網との間に、情報通信を行
うための無線通信路を提供する通信システムにおいて、
前記固定通信網は、前記移動局とデータパケットを送受
する無線通信を行う第1の送受信器を有する基地局を含
み、前記移動局は、前記第1の送受信器とデータパケッ
トを送受する無線通信を行う第2の送受信器を有し、前
記第1および第2の送受信器は、それぞれ、相手局にデ
ータパケットを送信する送信器および送信アンテナと、
相手局からデータパケットを受信する受信器および受信
アンテナと、相手局とのデータパケットの送受信を制御
する制御装置とを有し、また前記第2の送受信器は、前
記第1の送受信器の送信するデータパケットの特定の時
間スロットにおける有無の状態の時間経過を記憶する空
き状態表を有し、この空き状態表は、行数がフレーム数
Nmax(最大の送信周期に相当する)、列数がスロット
数(1フレームに収容されるスロット数)に等しい2次
元の表であり、その各欄には最近Nmaxフレームの各ス
ロットの空き状態が記録され、前記第2の送受信器の制
御装置は、前記空き状態表の内容を参照して、ある周期
nで送信すべきデータパケットが他の移動局と基地局の
間の交信と干渉することなく送信できる時間スロットを
空き状態表の1つの列の中にn個離れて空き状態がある
ことにより見付けて、この見付けた時間スロットにデー
タパケットを送信することを特徴とするものである。
の結果、トラフィックの状態に合わせて走行車両と路側
の固定通信網との間に交信周期および通信路数が可変の
パケット通信網が形成され、限られた周波数資源のもと
でも路上のトラフィックの変動に柔軟に対応できる効率
的なデータ伝送が可能になる。
【0005】
【発明の実施の形態】図5は本発明に係る移動体通信シ
ステムの模式図であり、図の1は移動局送受信器、2は
基地局送受信器、3は通信回線である。図5において
は、移動局送受信器1は車両に取り付けられ、基地局送
受信器2は路側に設置された支柱に取り付けられる。基
地局送受信器2と各走行車両の移動局送受信器1との間
に電波による両方向の通信回線3が形成される。
【0006】図1は本発明に係る移動局送受信器の構成
を示すブロック図であり、図の移動局送受信器は、送信
器11、送信アンテナ12、受信アンテナ13、受信器
14、端局制御器15、端末装置16、クロック装置1
7および空き状態表18からなる。
【0007】図1においては、端局制御器15からの指
令により送信器11は周波数f1 の送信信号を発生し、
送信アンテナ12に送り、これを電波に変換して送信す
る。受信アンテナ13は、周波数f2 の信号を受信し、
受信器14に送る。受信器14は、受信信号に含まれて
いるデータを復調する。端末装置16は、一般の情報通
信のために用いられる情報通信端末装置、および車両の
走行のために用いられる走行制御器、警報器、車両の状
態変数を収集しコード化するデータ符号器などを含む制
御端末装置である。クロック装置17は、受信器14か
ら得られる受信信号のタイミング情報および端局制御器
15から送られる時間修正情報に基づき基地局のクロッ
クに同期し、端局制御器15を通して送信器11から送
出される送信信号のタイミングを制御する。空き状態表
18は、受信器14の出力に基づく時間スロットの空き
状態を表す情報を格納するメモリである。
【0008】図2は本発明に係る基地局受信器の構成を
示すブロック図であり、図の基地局送受信器は、送信器
21、送信アンテナ22、受信アンテナ23、受信器2
4、端局制御器25、網接続装置26、クロック装置2
7およびスロット割当表28からなる。
【0009】図2においては、端局制御器25からの指
令により送信器21は周波数f2 の送信信号を発生し、
送信アンテナ22に送り、これを電波に変換して移動局
に向けて送信する。受信アンテナ23は、移動局から送
られてくる周波数f1 の信号を受信し、受信器24に送
る。受信器24は、受信信号に含まれているデータを復
調する。網接続装置26は、路側の固定通信網との間の
相互接続を実現する。クロック装置27は、網接続装置
26から送られる同期情報に基づき、路側の固定通信網
の中の上位局のクロックに同期し、端局制御器25を通
して送信器21から送出される送信信号のタイミングを
制御する。スロット割当表28は、受信器24の出力に
基づく時間スロットの割当状態を表す情報を格納するメ
モリである。
【0010】図3は図1の送信器11の詳細ブロック図
であり、送信器11は、端局制御器15から送られるデ
ータを含むデータパケットを組み立てるパケット構成器
31、データパケットにより無線搬送波を変調する変調
器32および変調器32の出力を電力増幅し送信アンテ
ナ12に送る電力増幅器33からなる。図2の送信器2
1もこれと同様の構成をもつ。
【0011】図4は図1の受信器14の詳細ブロック図
であり、受信器14は、受信アンテナ13の出力を増幅
する増幅器41、その出力をデータの形に復調する復調
器42および復調器42の出力から必要なデータを抜き
出すパケット分解器43からなる。図2の受信器24も
これと同様の構成をもつ。
【0012】図1〜5を参照し、本発明に係る移動体通
信システムの動作を説明する。まず、ある固定時間を基
本周期とする時間フレームを定め、このフレームを多数
の時間スロットに分割する。そして、フルレート交信の
場合には、1つの移動局と基地局との交信は、上記各時
間フレーム毎に1つのスロットを占有して行う。つま
り、交信のための各データリンクにそれぞれ1つのスロ
ットを割り当て、フルレート交信の場合には、各時間フ
レーム毎に、自己の通信路に割り当てられた同一スロッ
トを使用する。しかし、伝送レートを落として通信路を
増やす場合には、ある1つのスロットを、時間フレーム
によって、複数の異なる移動局が順番に使用する。
【0013】図6は本発明に係る時間スロットの割当を
示す図である。図6においては、6番目のスロットSL
OT−6は、3つの通信路(CH−1,CH−2,CH
−3)により順番に使用されている(即ち共用されてい
る)。図6の例では、CH−1はフルレートの2分の
1、CH−2,CH−3はフルレートの4分の1の伝送
容量が割り当てられている。従ってCH-1は、フレーム
1のスロット6、フレーム3のスロット6、フレーム5
のスロット6、…のようにフレーム周期の2倍の周期毎
に交信を行う。同様にCH−2は、フレーム2のスロッ
ト6、フレーム6のスロット6、…のようにフレーム周
期の4倍の周期毎に交信を行う。一般に、一つの通信路
にはフルレートのn分の1の伝送容量が割り当てられ
る。ここで、k=0,1,2,3,…とすると、nは2
のk乗に選ばれる。
【0014】ここで、nの最大値をNmax とする。各移
動局の送受信器1の空き状態表18は、行数がNmax 、
列数がスロット数に等しい2次元の表であり、その各欄
には、受信器14を用いて基地局の送信信号をモニタす
る事により得られる最近Nmax フレームの各スロットの
空き状態が記録される。この空き状態表は、図6の時間
スロットの割当を示す図と同じ構成を持つが、記録され
る内容は空か満の状態を示す2値である。いま、移動局
はフルレートのn分の1の伝送容量を持つ通信路の割当
を要求するものとする。このとき、まず他の移動局の交
信状態を、空き状態表18を参照することにより認識
し、希望する伝送容量を持つ通信路のための空きを見つ
ける(これを初期アクィジションという)。
【0015】つぎに、見つけた空きスロットに対し割当
要求のための質問信号(Q)を発信する。このとき、n
の情報を質問信号の中に含める。この要求に対して基地
局から自局宛の応答信号(R)が返ってきたなら、割当
は成功し、データリンクが形成されたものとみなし、n
フレーム後からnフレーム間隔毎のこのスロットを用い
て交信が開始される。基地局からの応答がない場合に
は、まず、他の移動局の要求と衝突したものとみなし、
見つけた他の空きスロットを選択して再度質問信号を発
信する。これでも応答がない場合には、基地局との間の
電波伝搬の経路が遮られているか、または近くに基地局
が設置されていないと判断し、要求発信の頻度を落と
す。
【0016】一方、基地局は、正しく受信した質問信号
(Q)に対して、スロット割当表28を参照して割当が
可能かどうかを判定し、可能ならば応答信号(R)を返
すと共に、スロット割当表28にこの割り当てを記録す
る。このスロット割当表は、空き状態表18と同じ構成
を持ち、記録される内容は割り当てた移動局のアドレス
である。そしてnフレーム後の同じスロットに、同じ移
動局からデータパケットが送られてきたなら、データリ
ンクが形成され、交信が開始されたものとみなす。最初
の交信ではクロックを同期させるための初期設定を行
い、その後一定の周期(フレーム周期のn倍)で情報伝
達のための交信を行う。つまり、移動局送受信器1から
フレーム周期のn倍の周期で、周波数f1 のデータ伝送
パケット(DT)を送信する。
【0017】移動局送受信器1からデータ伝送パケット
(DT)を受信した基地局の送受信器2は、オフセット
時間(OFF)をおいて周波数f2 の確認パケット(A
C)を返送する。また、これと逆方向、つまり基地局の
送受信器2から移動局送受信器1に対してもデータ伝送
パケットが送られ、それに対して確認パケットが返送さ
れる。ここで、各確認パケットのオフセット時間は、両
方向の伝送においてデータ伝送パケットと確認パケット
が時間的に重なって干渉しないように選ぶ。交信状態に
おいて、各基地局は常に受信信号のタイミングを測定
し、そのタイミングのスロットの境界に対する誤差の値
を、データ伝送パケットのTC部に入れて移動局に知ら
せる。移動局では、クロックの誤差による信号のドリフ
トを修正するために、送られてきたTC部のデータに基
づきクロックの誤差を修正する。
【0018】送信器11では、端局制御器15から送ら
れるデータを基にパケット構成器31でデータリンク層
のパケットが組み立てられ、送信トリガをきっかけとし
てこのパケットがビット直列に変調器32に送られ、こ
こで2相位相変調され、電力増幅器33で電力増幅され
た後、送信アンテナ12から送信される(図3を参
照)。図2の送信器21もこれと同様の動作をする。受
信器14では、受信アンテナ13の出力信号が増幅器4
1で増幅され、復調器42で2値データに復調された
後、パケット分解器43に送られる。パケット分解器4
3は、入力されたパケットを分解し、必要なデータを抽
出し、端局制御器15に送り出す(図4を参照)。図2
の受信器24も同様の動作をする。
【0019】各走行車両は、移動局送受信器1からデー
タ伝送パケットを送出し、確認パケットの到達を持つ。
確認パケットが誤りなく受信されたなら、1回の交信が
終了する。この交信が正常に終了したなら、メッセージ
番号MNを1だけ進め、新しいデータを端局制御装置1
5から取り込み、つぎのデータ伝送パケットを組み立て
る。交信が正常に終了しない場合(確認パケットに回復
できない誤りがある場合、およびこれが受信されない場
合)には、メッセージ番号MNとデータDATAの更新
は行わず、同じデータ伝送パケットをつぎの送信時刻に
再送する。また、これと逆方向の伝送についても同様で
ある。
【0020】交信の周期nの決定法として、つぎの2つ
がある。第1の方法は、各移動局が個別に自分の走行速
度または空き状態表18の記録内容から判断される通信
回線の混み具合に応じて周期nを変えるものであり、低
速走行時または通信回線の混雑時には周期nを大きくし
て伝送速度を落とす。第2の方法は、路側に設置された
トラフィック監視センタが路上のトラフィックを監視
し、トラフィックに応じて交信周期nを変えるように各
移動局に指令を発し、各移動局はこの指令に従って周期
nを変えるものである。
【0021】以上のように、本実施形態によれば、走行
車両と路側の固定通信網との間に交信周期および通信路
数が可変のパケット通信路が形成され、限られた周波数
資源のもとでも路上のトラフィックの変動に柔軟に対応
できる効率的なデータ伝送が可能になる。
【0022】また上記実施形態では、交信周期nとして
2のべき乗を用いた例を示したが、本発明はこれに限定
されるものではなく、例えばn1,n2,n3,…を任
意の整数として、n=n1,n=n1×n2,n=n1
×n2×n3,…のように選んでも良い。また、信号の
変調方式として2相位相変調を用いた例を示したが、変
調方式は、4相位相変調などの他の変調方式を用いるこ
ともできる。また、基地局送受信器の送信アンテナと受
信アンテナを別のアンテナとして説明したが、アンテナ
共用器を介して1つのアンテナを送信と受信に共用する
こともでき、さらにアンテナとして漏洩同軸ケーブルを
用いることもできる。
【0023】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、道路上を
走行する車両に搭載される移動局と路側に設置された固
定通信網との間に、情報通信を行うための無線通信路を
提供する通信システムにおいて、前記固定通信網は、前
記移動局とデータパケットを送受する無線通信を行う第
1の送受信器を有する基地局を含み、前記移動局は、前
記第1の送受信器とデータパケットを送受する無線通信
を行う第2の送受信器を有し、前記第1および第2の送
受信器は、それぞれ、相手局にデータパケットを送信す
る送信器および送信アンテナと、相手局からデータパケ
ットを受信する受信器および受信アンテナと、相手局と
のデータパケットの送受信を制御する制御装置とを有
し、また前記第2の送受信器は、前記第1の送受信器の
送信するデータパケットの特定の時間スロットにおける
有無の状態の時間経過を記憶する空き状態表を有し、
の空き状態表は、行数がフレーム数Nmax(最大の送信
周期に相当する)、列数がスロット数(1フレームに収
容されるスロット数)に等しい2次元の表であり、その
各欄には最近Nmaxフレームの各スロットの空き状態が
記録され、前記第2の送受信器の制御装置は、前記空き
状態表の内容を参照して、ある周期nで送信すべきデー
タパケットが他の移動局と基地局の間の交信と干渉する
ことなく送信できる時間スロットを空き状態表の1つの
列の中にn個離れて空き状態があることにより見付け
て、この見付けた時間スロットにデータパケットを送信
するようにしたので、トラフィックの状態に合わせて走
行車両と路側の固定通信網との間に交信周期および通信
路数が可変のパケット通信路が形成され、限られた周波
数資源のもとでも路上のトラフィックの変動に柔軟に対
応できる効率的なデータ伝送が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る移動局送受信器の構成を示すブロ
ック図である。
【図2】本発明に係る基地局送受信器の構成を示すブロ
ック図である。
【図3】図1の送信器11の詳細ブロック図である。
【図4】図1の受信器14の詳細ブロック図である。
【図5】本発明に係る移動体通信システムの模式図であ
る。
【図6】本発明に係る時間スロットの割当を示す図であ
る。
【符号の説明】
1 移動局送受信器 2 基地局送受信器 3 通信回線 11,21 送信器 12,22 送信アンテナ 13,23 受信アンテナ 14,24 受信器 15,25 端局制御器 16 端末装置 17,27 クロック装置 18 空き状態表 26 網接続装置 28 スロット割当表
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04B 7/24 - 7/26 H04Q 7/00 - 7/36 G08G 1/09

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 道路上を走行する車両に搭載される移動
    局と路側に設置された固定通信網との間に、情報通信を
    行うための無線通信路を提供する通信システムにおい
    て、 前記固定通信網は、前記移動局とデータパケットを送受
    する無線通信を行う第1の送受信器を有する基地局を含
    み、 前記移動局は、前記第1の送受信器とデータパケットを
    送受する無線通信を行う第2の送受信器を有し、 前記第1および第2の送受信器は、それぞれ、相手局に
    データパケットを送信する送信器および送信アンテナ
    と、相手局からデータパケットを受信する受信器および
    受信アンテナと、相手局とのデータパケットの送受信を
    制御する制御装置とを有し、 また前記第2の送受信器は、前記第1の送受信器の送信
    するデータパケットの特定の時間スロットにおける有無
    の状態の時間経過を記憶する空き状態表を有し、この空き状態表は、行数がフレーム数Nmax(最大の送
    信周期に相当する)、列数がスロット数(1フレームに
    収容されるスロット数)に等しい2次元の表であり、そ
    の各欄には最近Nmaxフレームの各スロットの空き状態
    が記録され、 前記第2の送受信器の制御装置は、前記空き状態表の内
    容を参照して、ある周期nで送信すべきデータパケット
    が他の移動局と基地局の間の交信と干渉することなく送
    信できる時間スロットを空き状態表の1つの列の中にn
    個離れて空き状態があることにより見付けて、この見付
    けた時間スロットにデータパケットを送信することを特
    徴とする移動体通信システム。
  2. 【請求項2】 道路上を走行する車両に搭載される移動
    局と路側に設置された固定通信網との間に、情報通信を
    行うための無線通信路を提供する通信システムにおい
    て、 前記固定通信網は、前記移動局とデータパケットを送受
    する無線通信を行う第1の送受信器を有する基地局を含
    み、 前記移動局は、前記第1の送受信器とデータパケットを
    送受する無線通信を行う第2の送受信器を有し、 前記第1および第2の送受信器は、それぞれ、相手局に
    データパケットを送信する送信器および送信アンテナ
    と、相手局からデータパケットを受信する受信器および
    受信アンテナと、相手局とのデータパケットの送受信を
    制御する制御装置とを有し、 また前記第2の送受信器は、前記第1の送受信器の送信
    するデータパケットの特定の時間スロットにおける有無
    の状態の時間経過を記憶する空き状態表を有し、この空き状態表は、行数がフレーム数Nmax(最大の送
    信周期に相当する)、列数がスロット数(1フレームに
    収容されるスロット数)に等しい2次元の表であり、そ
    の各欄には最近Nmaxフレームの各スロットの空き状態
    が記録され、 前記第2の送受信器の制御装置は、前記空き状態表の内
    容を参照して、ある周期で送信すべきデータパケットが
    他の移動局と基地局の間の交信と干渉することなく送信
    できる時間スロットを見付けて、この見付けた時間スロ
    ットにデータパケットを送信するとともに、自己の移動
    局の走行速度に応じて送信するデータパケットの送信周
    期を変更することを特徴とする移動体通信システム。
  3. 【請求項3】 道路上を走行する車両に搭載される移動
    局と路側に設置された固定通信網との間に、情報通信を
    行うための無線通信路を提供する通信システムにおい
    て、 前記固定通信網は、前記移動局とデータパケットを送受
    する無線通信を行う第1の送受信器を有する基地局を含
    み、 前記移動局は、前記第1の送受信器とデータパケットを
    送受する無線通信を行う第2の送受信器を有し、 前記第1および第2の送受信器は、それぞれ、相手局に
    データパケットを送信する送信器および送信アンテナ
    と、相手局からデータパケットを受信する受信器および
    受信アンテナと、相手局とのデータパケットの送受信を
    制御する制御装置とを有し、 また前記第2の送受信器は、前記第1の送受信器の送信
    するデータパケットの特定の時間スロットにおける有無
    の状態の時間経過を記憶する空き状態表を有し、この空き状態表は、行数がフレーム数Nmax(最大の送
    信周期に相当する)、列数がスロット数(1フレームに
    収容されるスロット数)に等しい2次元の表であり、そ
    の各欄には最近Nmaxフレームの各スロットの空き状態
    が記録され、 前記第2の送受信器の制御装置は、前記空き状態表の内
    容を参照して、ある周期で送信すべきデータパケットが
    他の移動局と基地局の間の交信と干渉することなく送信
    できる時間スロットを見付けて、この見付けた時間スロ
    ットにデータパケットを送信するとともに、前記基地局
    の第1の送受信器からの交信周期の変更指令に基づき送
    信するデータパケットの送信周期を変更することを特徴
    とする移動体通信システム。
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