JP2003133916A - パルストリガ型ラッチを用いたデータ処理装置 - Google Patents

パルストリガ型ラッチを用いたデータ処理装置

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JP2003133916A
JP2003133916A JP2001324274A JP2001324274A JP2003133916A JP 2003133916 A JP2003133916 A JP 2003133916A JP 2001324274 A JP2001324274 A JP 2001324274A JP 2001324274 A JP2001324274 A JP 2001324274A JP 2003133916 A JP2003133916 A JP 2003133916A
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latch
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signal
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Hiroaki Yamamoto
裕明 山本
Susumu Wada
享 和田
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 パルストリガ型ラッチを用いたデータ処理装
置では、動作条件やプロセス条件の変動による誤動作を
防止するために幅の大きいパルス波形を使用する必要が
あり、設計が困難であった。 【解決手段】 外部から入力されたクロック信号に応じ
て所定の幅のパルス信号を生成するパルス生成回路と、
前記パルス生成回路で生成されたパルス信号の入力タイ
ミングで入力信号を保持し、保持した信号を出力するラ
ッチ回路を用いる。パルス生成回路では、ラッチ回路を
用いてクロック信号を遅延させた遅延クロック信号と、
遅延させない元のクロック信号を用いて、ラッチの遅延
時間に相当する時間幅のパルス信号を生成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、クロック信号から
生成したパルス信号を利用し、ラッチ回路をフリップフ
ロップの代わりに用いたパルストリガ型ラッチに関す
る。
【0002】
【従来の技術】データ処理装置においてはデータ保持の
ため、クロック信号に同期してデータ取り込み・保持を
行うフリップフロップ回路が用いられている。低電力化
実現のため、フリップフロップ回路の代わりに、低デュ
ーティのクロックパルスで動作するパルストリガー型ラ
ッチを用いた設計が行われるようになってきた(例えば
特開平11−55081号公報など)。
【0003】パルストリガ型ラッチを用いた設計では、
2個のマスタースレーブラッチ対で構成される従来の代
表的なフリップフロップの代わりに、1個のラッチ回路
を使用する。そのためクロック系の負荷低減による低電
力化、セットアップ時間短縮による高速化、素子数減少
による小面積化が期待できる。パルス生成回路による面
積増加および電力増加を抑えるため、クロックバッファ
ツリーの末端にパルス生成回路を配置し、1個のパルス
生成回路で複数のラッチ回路を制御する構成が一般的で
ある(Lawrence T. Clark, et al., “A Scalable Perf
ormance 32bMicroprocessor”,ISSCC.2001など)。
【0004】パルストリガ型ラッチで構成されたデータ
処理装置の従来例について、以下に説明する。図21〜
図23は従来例を示す。
【0005】図21に示す従来のパルストリガ型ラッチ
を用いたデータ処理装置において、CKはクロック信
号、110はバッファ回路、121,122はパルス生
成回路内蔵バッファ、131〜134は透過型のラッチ
回路である。
【0006】クロックバッファ回路110はツリー状に
接続されたバッファで構成されており、出力の駆動能力
を向上させるために、ここでは1つの入力Aに対して2
つの出力B1,B2が設けられている。入力Aにクロッ
ク信号CKが供給され、クロックバッファ回路110を
介して出力B1から発生した入力信号CK1をパルス生
成回路内蔵バッファ121へ供給し、クロックバッファ
回路110を介して出力B2から発生した入力信号CK
2をパルス生成回路内蔵バッファ122へ供給してい
る。
【0007】パルス生成回路内蔵バッファ121,12
2は、何れも図22に示すように反転回路INVと論理
積回路ANDで構成されており、入力Cに入力信号CK
1またはCK2を入力し、出力パルス端子Pよりパルス
信号を出力する。入力CがLレベルの場合は論理積回路
ANDにより出力パルス端子PはLレベルの信号を出力
する。入力CがLレベルからHレベルに遷移する場合、
ノードCKDは直ちにLレベルには遷移せずに反転回路
INVによって生じる遅延時間だけ遅れてLレベルに遷
移する。入力CがHレベルでかつノードCKDがHレベ
ルの期間は、論理積回路ANDの出力がHレベルとな
り、出力パルス端子PはHレベルの信号を出力する。反
転回路INVによって生じる遅延時間が経過した後、ノ
ードCKDはLレベルとなり、論理積回路ANDの出力
パルス端子PがLレベルとなる。
【0008】このようにしてパルス生成回路内蔵バッフ
ァ121,122では、入力Cの立ち上がりに同期した
パルス信号が生成される。なお、この場合、パルス信号
の幅は反転回路INVの遅延時間により決定される。
【0009】パルス生成回路内蔵バッファ121は入力
信号CK1の立ち上がりエッジに同期したパルス信号を
生成し複数のラッチ回路131,132のラッチ制御端
子Gにパルス信号を供給する。
【0010】パルス生成回路内蔵バッファ122は入力
信号CK2の立ち上がりエッジに同期したパルス信号を
生成し複数のラッチ回路133,134のラッチ制御端
子Gにパルス信号を供給する。
【0011】ラッチ回路131〜134は、何れも図2
3に示すようにPMOSトランジスタP1〜P3、NM
OSトランジスタN1〜N3、反転回路INV1〜IN
V5で構成されており、ラッチ制御端子GがHレベルの
時にデータ入力Dの値D1〜D4を各データ出力Qへ出
力し、ラッチ制御端子GがLレベルの時にはデータ入力
Dの値D1〜D4に関係なくデータ出力Qの内容を保持
する。このようにして、クロック信号CKの立ち上がり
に同期したデータ処理装置が構成される。
【0012】このように低電力化、高速化、小面積化が
期待できるパルストリガ型ラッチであるが、タイミング
検証や動作保証の問題から設計自動化が困難であり、適
用対象はフルカスタム設計可能な箇所(データパス部な
ど)に限られてきた。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】図22で示した従来の
パルス生成回路内蔵バッファ121,122では、パル
ス信号の幅が反転回路INVの遅延時間により決定され
ている。そのため電源電圧やプロセス条件の変動がある
場合、反転回路INVの電源電圧依存やプロセス依存
が、そのままパルス幅の電源電圧依存やプロセス依存に
反映されることになる。
【0014】一方、ラッチ回路131〜134が動作可
能なパルス幅も電源電圧やプロセス条件に依存するが、
反転回路INVとは回路構成が異なるため、反転回路I
NVの電源電圧依存やプロセス依存とは異なった特性を
示す。
【0015】そのため、電源電圧変動やプロセス変動に
対応した設計を行うためには、パルス幅を大きくする必
要がある。ところが、パルス幅が増加すると、クロック
信号から見てデータ取り込みに必要なホールド時間が大
きくなり、タイミング制約を満たす設計が困難になる。
【0016】パルストリガ型ラッチの長所の一つは、ク
ロック系の負荷減少による消費電力低減効果にある。ク
ロック系の電力を低減させるためには、クロック信号の
負荷が小さく、かつクロックの反転信号を使用しない回
路構成のラッチ回路を用いるのが効果的である。図23
の例ではクロック信号につながるラッチ制御端子Gが遷
移した場合、2個の反転回路INV1,INV2と2個
のPMOSトランジスタP2,P3と2個のNMOSト
ランジスタN1,N3の状態が変化することになり、入
力データ信号Dの変化がない場合であってもクロック信
号遷移による消費電力が比較的大きい回路構成となって
いる。
【0017】パルス信号を伝播させるためには、パルス
幅で決まる比較的短い時間で出力負荷の充放電を行う必
要がある。クロックバッファツリーの末端にパルス生成
回路121,122を配置し、1個のパルス生成回路1
21,122で複数のラッチ回路131と132,13
3と134を制御する構成を採る場合、パルス生成回路
から各ラッチ回路までの間の配線負荷によって、伝播可
能なパルス幅の下限が制限される。ラッチ回路の動作を
保証するために必要なパルス幅を生成するためには、配
線負荷も考慮してパルス幅を決める必要がある。
【0018】クロック信号から作成した低デューティの
パルス信号を利用し、ラッチ回路をフリップフロップの
代わりに用いる方法は、従来は主にフルカスタム設計で
のみ実現されてきた。なぜなら、パルス信号を伝播させ
てラッチ回路の動作を保証するためには、パルス信号が
伝播する経路の負荷容量や配線長を厳密に管理する必要
があり、基本セルの自動配置配線でこれらを実現するこ
とは困難なためである。そのため従来は、データパス部
のようなフリップフロップ間の信号伝播遅延が把握し易
く、かつコントロールし易い箇所でのみ用いられてき
た。
【0019】一方、パルス生成回路とラッチ回路を同一
セル内に配置した構成を採る場合は、パルス信号が伝播
する経路を一定に保つことが可能であるが、パルス生成
回路の数が増加するため回路面積および電力が著しく増
加する。
【0020】本発明は、かかる事情に鑑みてなされたも
のであり、セルベースでのLSI設計に適し、かつ電源
電圧変動やプロセス変動などによる動作不具合が起こり
にくく、従来のフリップフロップと置き換えることによ
り低電力で回路面積の小さいデータ処理装置を実現可能
なパルストリガ型ラッチを用いたデータ処理装置を提供
することにある。
【0021】
【課題を解決するための手段】本発明の目的は、動作条
件やプロセス条件の変動によるラッチの誤動作が起こり
にくく、設計が容易なデータ処理装置を提供することに
ある。
【0022】前記目的を達成するために本発明のデータ
処理装置では、外部から入力されたクロック信号に応じ
て所定の幅のパルス信号を生成するパルス生成回路と、
前記パルス生成回路で生成されたパルス信号の入力タイ
ミングで入力信号を保持し、保持した信号を出力するラ
ッチ回路を用いる。パルス生成回路では、ラッチ回路を
用いてクロック信号を遅延させた遅延クロック信号と、
遅延させない元のクロック信号を用いて、ラッチの遅延
時間に相当する時間幅のパルス信号を生成する。
【0023】本発明の請求項1のデータ処理装置は、ラ
ッチ制御端子が第1の値を示す場合にデータ入力の値に
依存した結果をデータ出力に出力し、前記ラッチ制御端
子が第2の値を示す場合に前記データ入力の出力値を維
持して前記データ出力に出力する透過型のラッチ回路
と、前記ラッチ回路のラッチ制御端子に入力クロックに
同期したパルス信号を生成して供給するバッファとから
なるデータ処理装置であって、前記バッファを、前記入
力クロックを入力して前記ラッチ回路の遅延時間に相当
する時間以上遅延させた遅延クロック信号を出力する遅
延回路と、前記入力クロックと前記遅延クロック信号に
基づいて論理演算を行い前記遅延回路の遅延時間に応じ
た幅を有するパルスを出力パルス端子に出力するパルス
生成回路とで構成し、パルス生成回路の前記出力パルス
端子の信号を前記ラッチ回路のラッチ制御端子に供給し
前記ラッチ回路のデータ出力から前記入力クロックのエ
ッジに同期した信号を出力することを特徴とする。
【0024】本発明の請求項2のデータ処理装置は、請
求項1において、前記パルス生成回路を、前記入力クロ
ックを入力して反転信号を出力する第1の反転回路と、
第1の反転回路の出力信号を入力信号とした第2の反転
回路と、第2の反転回路の出力を一方の入力とした論理
積回路とで構成し、前記遅延回路を前記ラッチ回路と同
一構成の透過型のラッチ回路で構成し、前記遅延回路を
構成する透過型のラッチ回路は、データ入力にクロック
信号を反転回路で反転した信号を入力し、ラッチ制御端
子を前記第1の値に固定し、データ出力に発生した信号
を前記論理積回路の他方の入力に供給したことを特徴と
する。
【0025】本発明の請求項3記載のデータ処理装置
は、請求項1において、前記パルス生成回路を、前記入
力クロックを入力して反転信号を出力する反転回路と、
反転回路の出力信号を一方の入力とし他方の入力にクロ
ック信号を入力した論理積回路とで構成し、前記遅延回
路を前記ラッチ回路と同一構成の透過型のラッチ回路で
構成し、前記遅延回路を構成する透過型のラッチ回路
は、データ入力に前記論理積回路の出力信号を入力し、
ラッチ制御端子を前記第1の値に固定し、データ出力に
発生した信号を前記反転回路の入力に供給しすると共に
後段の前記ラッチ回路のラッチ制御端子に供給すること
を特徴とする。
【0026】本発明の請求項4記載のラッチ回路は、ラ
ッチ制御端子が第1の値を示す場合にデータ入力の値に
依存した結果を第2の出力信号として出力しラッチ制御
端子が第2の値を示す場合は出力を高抵抗状態にする入
力部と、入力が前記入力部の出力に接続され前記第2の
出力信号の値に依存した結果をデータ出力に出力し前記
第2の出力信号が高抵抗状態の場合は出力データ信号端
子の出力値を維持する出力部と、前記データ出力の値に
応じて前記第2の出力信号の値を高抵抗状態から特定の
値に遷移させる高抵抗状態防止部とを有することを特徴
とする。
【0027】本発明の請求項5記載のラッチ回路は、請
求項4において、前記入力部を、ゲートにデータ入力が
接続されソースに第1の電源が接続された第1のPMO
Sトランジスタと、ゲートにラッチ制御端子が接続され
ドレインが前記第1のPMOSトランジスタのドレイン
に接続された第1のNMOSトランジスタと、ゲートに
データ入力が接続されソースに第2の電源が接続されド
レインが前記第1のNMOSトランジスタのソースに接
続された第2のNMOSトランジスタと、ゲートが前記
第1のPMOSトランジスタのドレインに接続されソー
スに第1の電源が接続され第2のPMOSトランジスタ
と、ゲートが前記第1のPMOSトランジスタのドレイ
ンに接続されドレインが第2のPMOSトランジスタの
ドレインに接続され第3のNMOSトランジスタと、ゲ
ートにラッチ制御端子が接続されドレインが前記第3の
NMOSトランジスタのソースに接続されソースに第2
の電源が接続された第4のNMOSトランジスタとで構
成し、前記高抵抗状態防止部を、ゲートが前記第2のP
MOSトランジスタのドレインに接続されソースに第1
の電源が接続されドレインが前記第1のPMOSトラン
ジスタのドレインに接続された第3のPMOSトランジ
スタで構成し、前記出力部を、入力が前記第2のPMO
Sトランジスタのドレインに接続された第1の反転回路
と、入力が前記第1の反転回路の出力に接続され出力結
果を前記第1の反転回路の入力に帰還させる第2の反転
回路と、入力が前記第1の反転回路の出力に接続され結
果をデータ出力に出力する第3の反転回路とで構成した
ことを特徴とする。
【0028】本発明の請求項6記載のデータ処理装置
は、複数の種類の単位セルを用いて構成されたデータ処
理装置であって、外部から入力クロック信号端子に入力
された入力クロック信号と入力遅延クロック信号端子に
入力された入力遅延クロック信号に基づいて論理演算を
行い前記入力クロック信号が遷移して前記遅延クロック
信号が遷移するまでの時間に応じた幅を有するパルスを
生成して出力パルス端子に出力するパルス生成セルを有
する第1のセル群と、ラッチ制御端子が第1の値を示す
場合にデータ入力に依存した結果をデータ出力に出力
し、ラッチ制御端子が第2の値を示す場合は前記出力デ
ータ信号端子の出力値を維持する複数のラッチセルを有
する第2のセル群と、前記第2のセル群を構成するラッ
チセルと同一構成のラッチセルを有する第3のセル群と
を有し、第1のセル群の前記パルス生成セルの出力パル
ス端子が前記第3のセル群に属する前記ラッチセルのデ
ータ入力と第2のセル群に属する前記ラッチセルのラッ
チ制御端子に接続され、前記入力遅延クロック信号端子
が前記第3のセル群に属する前記ラッチセルのデータ出
力に接続され、第3のセル群に属する前記ラッチセルの
ラッチ制御端子を前記第1の値を示すように接続し第2
のセル群に属する前記ラッチセルのデータ出力から前記
入力クロック信号のエッジに同期した信号を出力するこ
とを特徴とする。
【0029】本発明の請求項7記載のデータ処理装置
は、請求項6において、前記パルス生成セルを、入力に
入力遅延クロック信号が接続された反転回路と、一方の
入力に入力クロック信号が入力され他方の入力に前記反
転回路の出力が接続され結果を出力に出力する論理積回
路とで構成したことを特徴とする。
【0030】本発明の請求項8記載のデータ処理装置
は、複数の種類の単位セルを用いて構成されたデータ処
理装置であって、ラッチ制御端子が第1の値を示す場合
にデータ入力の値に依存した結果をデータ出力に出力
し、前記ラッチ制御端子が第2の値を示す場合に前記デ
ータ入力の出力値を維持して前記データ出力に出力する
複数の透過型のラッチ回路を有するラッチ部と、前記ラ
ッチ部を構成するラッチ回路と同一構成のラッチ回路で
構成され外部から入力された入力クロック信号を遅延し
た入力遅延クロック信号を出力する遅延生成部と、外部
から入力された入力クロック信号と前記入力遅延クロッ
ク信号に基づいて論理演算を行い前記入力クロック信号
が遷移してから前記遅延クロック信号が遷移するまでの
時間に応じた幅を有するパルスを生成して出力パルス信
号端子に出力するパルス生成部とを有し、前記パルス生
成部の前記出力パルス信号端子が前記ラッチ部に属する
前記ラッチ回路のラッチ制御端子に接続され、前記ラッ
チ部に属する前記ラッチ回路のデータ出力から前記入力
クロック信号のエッジに同期した信号を出力することを
特徴とする。
【0031】本発明の請求項9記載のデータ処理装置
は、請求項8において、前記パルス生成部を、前記入力
クロック信号を入力して反転信号を出力する第1の反転
回路と、反転信号を入力して正転信号を出力する第2の
反転回路と、一方の入力に前記正転信号が入力され出力
が前記ラッチ部のラッチ制御端子に接続された論理積回
路とで構成し、前記遅延生成部を、前記ラッチ部を構成
するラッチ回路と同一構成のラッチ回路を有し、データ
入力に前記反転信号が接続されラッチ制御端子が前記第
1の値を示すように接続されデータ出力に発生した前記
反転遅延信号を前記論理積回路のもう一方の入力に出力
するよう構成したことを特徴とする。
【0032】これらにより、動作条件やプロセス条件の
変動によるラッチの誤動作が起こりにくく、かつ設計も
容易な、パルストリガ型ラッチを用いたデータ処理装置
が得られる。
【0033】
【発明の実施の形態】以下、本発明を各実施の形態に基
づいて説明する。 (実施の形態1)図1〜図5は本発明の(実施の形態
1)を示す。
【0034】図1は本発明の(実施の形態1)のデータ
処理装置を示し、従来例を示す図21のバッファ12
1,122をバッファ121A,122Aに変更したこ
とを特徴とする。その他は図21と同じである。バッフ
ァ121A,122Aは何れも図3に示すように構成さ
れている。
【0035】図2はクロックバッファ回路110を示
し、ツリー状に接続されたバッファ回路201〜203
で構成されており、入力Aに入力されたクロック信号C
Kと等価な2つの信号CK1,CK2を出力B1,B2
へ出力する。
【0036】バッファ121A,122Aを図3に基づ
いて詳しく説明する。図3において、301,302は
反転回路、303は透過型のラッチ回路、304は2入
力の論理積回路である。ここでは反転回路301,30
2と論理積回路304とでパルス生成回路を構成し、ラ
ッチ回路303が遅延回路を構成している。
【0037】入力Cは反転回路301の入力に接続され
る。反転回路301の出力は反転回路302の入力とラ
ッチ回路303のデータ入力Dに接続される。反転回路
302の出力は論理積回路304の一方の入力に接続さ
れる。ラッチ回路303のデータ出力Qには遅延クロッ
ク信号CK3が発生し、これが論理積回路304のもう
一方の入力に接続される。ラッチ回路303のラッチ制
御端子Gは電源VDDに接続される。論理積回路304
の出力は出力パルス端子Pに接続される。
【0038】ここで、クロックバッファ回路110の遅
延時間をD110、反転回路301の遅延時間をD30
1、反転回路302の遅延時間をD302、ラッチ回路
303の遅延時間(ラッチ制御端子GがHレベルの場合
にデータ入力Dの変化がデータ出力Qに伝わるまでの時
間)をD303、論理積回路304の遅延時間をD30
4とする。遅延時間D302は遅延時間D303に比べ
十分小さく、無視できるものとする。
【0039】なお、ここでラッチ回路303は、図1の
ラッチ回路131〜134と同じ回路構成であり、ラッ
チ制御端子GがHレベルの時にデータ入力Dの値をデー
タ出力Qへ出力し、ラッチ制御端子GがLレベルの時に
はデータ入力Dの値に関係なくデータ出力Qの内容を保
持する。
【0040】ラッチ回路303は図4に示すように構成
されている。ラッチ回路303は、PMOSトランジス
タ401,402,406と、NMOSトランジスタ4
03〜405と、反転回路407〜411とを有してい
る。
【0041】データ入力Dがトランジスタ401,40
4のゲートに接続される。トランジスタ401のソース
は電源VDDに接続され、トランジスタ401のドレイ
ンはトランジスタ402のソースに接続される。
【0042】トランジスタ402のドレインはトランジ
スタ403のドレインと反転回路409の入力およびト
ランジスタ405,406のドレインに接続される。ト
ランジスタ403のソースはトランジスタ404のドレ
インに接続される。
【0043】トランジスタ404のソースは接地VSS
に接続される。ラッチ制御端子Gは反転回路407の入
力に接続される。反転回路407の出力は反転回路40
8の入力とトランジスタ402のゲートおよびトランジ
スタ405のゲートに接続される。
【0044】反転回路408の出力はトランジスタ40
3,406のゲートに接続される。反転回路409の出
力は反転回路410の入力に接続される。反転回路41
0の出力は反転回路411の入力とトランジスタ40
5,406のソースに接続される。
【0045】反転回路411の出力はデータ出力Qに接
続される。このようにして、クロック信号CKに同期し
たデータ処置装置が図1に示したように構成されてお
り、動作を詳しく説明する。
【0046】図1において、クロック信号CKはクロッ
クバッファ回路110によりパルス生成回路内蔵バッフ
ァ121A,122Aへ分配される。バッファ121
A,122Aはそれぞれ入力信号CK1,CK2の立ち
上がりに同期しかつラッチ回路の遅延時間に相当する時
間幅のパルス信号に変換し、出力結果をラッチ回路13
1〜134のラッチ制御端子Gに供給することにより、
ラッチ回路131〜134はクロック信号CKの立ち上
がりエッジに同期して動作する。
【0047】図5は図1のデータ処理装置の動作を示す
波形図である。T501はクロック信号CKがLレベル
の状態である。T502はクロック信号CKがHレベル
に遷移した時刻、T503はT502より遅延時間D1
10が経過した時刻、T504はT503より遅延時間
D301が経過した時刻、T505はT504より遅延
時間D302が経過した時刻、T506はT505より
遅延時間D304が経過した時刻、T507はT504
より遅延時間D303が経過した時刻、T508はT5
07より遅延時間D304が経過した時刻である。
【0048】T501では、クロック信号CKがLレベ
ルであるため、反転回路301の出力とラッチ回路30
3のデータ出力QはHレベル、入力信号CK1,CK
2、バッファ121A,122Aの出力パルス端子P、
反転回路302の出力はLレベルである。
【0049】T503では、入力信号CK1,CK2は
クロックバッファ回路110によりHレベルに遷移す
る。T504では、反転回路301の出力は反転回路3
01によりLレベルに遷移する。
【0050】T505では、反転回路302の出力はH
レベルに遷移する。T506では、バッファ121A,
122Aの出力は、反転回路302の出力とラッチ回路
303の出力が共にHレベルであるので、論理積回路3
04によりHレベルに遷移する。
【0051】T507では、ラッチ回路303のデータ
出力Qは、反転回路301の出力がLレベルであるので
ラッチ回路303によりLレベルとなる。T508で
は、バッファ121A,122Aの出力はラッチ回路3
03のデータ出力QがLレベルであるので、論理積回路
304によりLレベルに遷移する。
【0052】以後、次のクロック信号CKの立ち上がり
まで反転回路302の出力もしくはラッチ回路303の
データ出力QのどちらかがLレベルであるので、バッフ
ァ121A,122Aの出力パルス端子PはLレベルを
出力する。
【0053】いまD302はD303に比べて十分小さ
く無視できるため、バッファ121A,122Aの出力
がHレベルを示す時間(パルス幅)はD303とほぼ等
しくなる。このようにして図1のパルス生成回路内蔵バ
ッファ121Aの出力パルス端子Pでラッチ回路13
1,132のラッチ制御端子Gを制御し、バッファ12
2Aの出力パルス端子Pでラッチ回路133,134の
ラッチ制御端子Gを制御して、クロック信号CKに同期
したデータ処理装置が構成されている。
【0054】このようにして図4のラッチ回路303は
ラッチ制御端子GがHレベルの時にデータ入力Dの値を
データ出力Qへ出力し、ラッチ制御端子GがLレベルの
時にはデータ入力Dの値に関係なくデータ出力Qの内容
を保持する。クロック信号CKの立ち上がりエッジに同
期したパルス信号がラッチ回路131〜134のラッチ
制御端子Gに供給されることにより、ラッチ回路131
〜134はクロック信号CKの立ち上がりに同期した動
作を行う。
【0055】本発明の特徴点は次の通りである。図3に
おいて、出力パルス幅を決めるラッチ回路303にラッ
チ回路131〜134と同一構成の回路を使用してい
る。ラッチ回路131〜134の出力データ更新に必要
なパルス幅を、ラッチ回路131〜134の遅延時間
(ラッチ制御端子GがHレベルの場合にデータ入力Dの
変化がデータ出力Qに伝わるまでの時間)より大きくす
る必要はないため、図3の構成でラッチ回路131〜1
34の動作に必要なパルス幅を保証することができる。
従来のようにラッチ回路131〜134と異なる回路構
成のゲートでパルス生成を行わないため、プロセス変動
や電源電圧変動に対応するためのマージンをパルス幅に
上乗せする必要がない。これによりホールド時間制約が
緩和され、タイミング調整が容易になる。ホールド時間
確保のための余分なゲートが削減されることにより、回
路面積および消費電力も削減される。またパルス幅が出
力パルス端子Pの負荷に影響されないため、出力パルス
端子Pの負荷が十分小さい場合にはパルス幅をほぼ一定
に保つことが可能である。
【0056】なお、(実施の形態1)におけるラッチ回
路131〜134,303の回路構成は、図4の構成に
限定されない。また、パルス生成回路内蔵バッファ12
1A,122Aにおいて、図17のようにラッチ回路3
03のラッチ制御端子Gで制御される素子を内部でVD
DまたはVSSに固定する構成に変えてもよい。具体的
には、図17においてトランジスタ402,405のゲ
ートを接地VSSに固定し、トランジスタ403,40
6のゲートを電源VDDに固定することにより、遅延時
間に影響を与えることなく余分な反転回路を削減するこ
とが可能であり、回路面積も低減する。
【0057】(実施の形態2)図6〜図8は本発明の
(実施の形態2)を示す。図6は本発明の(実施の形態
2)のデータ処理装置を示し、図1のバッファ121
A,122Aをバッファ121B,122Bに変更した
ことを特徴とする。その他は図1と同じである。バッフ
ァ121B,122Bは何れも図7に示すように構成さ
れている。
【0058】バッファ121B,122Bを図7に基づ
いて詳しく説明する。図7において、802は反転回
路、803は2入力の論理積回路、804は透過型のラ
ッチ回路で構成されており、ここでは反転回路802と
論理積回路804とでパルス生成回路を構成し、ラッチ
回路804が遅延回路を構成している。
【0059】入力Cは論理積回路803の一方の入力接
続される。論理積回路803の出力はデータ入力Dに接
続される。ラッチ回路804のラッチ制御端子Gは電源
VDDに接続され、ラッチ回路804のデータ出力Q
は、反転回路802を介して論理積回路803のもう一
方の入力に接続される。また、データ出力Qはバッファ
121B,122Bの出力パルス端子Pに接続される。
【0060】ここでクロックバッファ回路110の遅延
時間をD610、反転回路802の遅延時間をD80
2、論理積回路803の遅延時間をD803、ラッチ回
路804の遅延時間をD804とする。遅延時間D80
2は遅延時間D804に比べて十分小さいものとする。
【0061】なお、ラッチ回路804ならびにラッチ回
路131〜134は、(実施の形態1)の図4と同一回
路で構成されたものである。次に、図6の動作について
説明する。
【0062】図6において、クロック信号CKはクロッ
クバッファ回路110を介して入力信号CK1,CK2
となってバッファ121B〜122Bへ分配される。バ
ッファ121B〜122Bは入力信号をCKの立ち上が
りに同期しかつラッチ回路の遅延時間に相当する時間幅
のパルス信号に変換し、バッファ121Bの出力パルス
端子Pでラッチ回路131,132のラッチ制御端子G
を制御し、バッファ122Bの出力パルス端子Pでラッ
チ回路133,134のラッチ制御端子Gを制御して、
クロック信号CKに同期したデータ処理装置が構成され
ている。
【0063】図8は、図6のデータ処理装置の動作を示
す波形図である。T1001はCKがLレベルの状態で
ある。T1002はCKがHレベルに遷移した時刻、T
1003はT1002より遅延時間D610が経過した
時刻、T1004はT1003より遅延時間D803が
経過した時刻、T1005はT1004より遅延時間D
804が経過した時刻、T1006はT1005より遅
延時間D802が経過した時刻、T1007はT100
6より遅延時間D803が経過した時刻、T1008は
T1007より遅延時間D804が経過した時刻、T1
009はT1008より遅延時間D802が経過した時
刻である。
【0064】T1001では、クロック信号CKがLレ
ベルであるため、入力信号CK1,CK2、バッファ1
21B,122Bの出力がLレベル、反転回路802の
出力802がHレベルである。
【0065】T1003では、入力信号CK1,CK2
がクロックバッファ回路110によりHレベルに遷移す
る。T1004では、入力信号CK1もしくは入力信号
CK2と反転回路802の出力が共にHレベルであるた
め、論理積回路803の出力はHレベルに遷移する。
【0066】T1005では、バッファ121B,12
2Bの出力はHレベルに遷移する。T1006では、反
転回路802の出力はLレベルに遷移する。T1007
では、反転回路802の出力S802がLレベルである
ため論理積回路803の出力はLレベルに遷移する。
【0067】T1008では、バッファ121B,12
2Bの出力はラッチ回路804によりLレベルに遷移す
る。T1009では、反転回路802の出力はHレベル
に遷移する。
【0068】以後、次のクロック信号CKの立ち上がり
まで入力Cもしくは反転回路802出力のどちらかがL
レベルであるので論理積回路803の出力はLレベルと
なり、バッファ121B,122BはLレベルを出力す
る。
【0069】いまD802はD804に比べて十分小さ
いため、バッファ121B,122Bの出力がHレベル
を示す時間(パルス幅)はD804とほぼ等しくなる。
このようにしてバッファ121B,122Bは入力信号
CK1,CK2の立ち上がりに同期し、かつラッチ回路
804の遅延時間に相当する時間幅のパルス信号を出力
する。
【0070】このようにして、ラッチ回路131〜13
4はラッチ制御端子GがHレベルの時にデータ入力Dの
値をデータ出力Qへ出力し、ラッチ制御端子GがLレベ
ルの時にはデータ入力Dの値に関係なくデータ出力Qの
内容を保持する。クロック信号CKの立ち上がりエッジ
に同期したパルス信号がラッチ回路131〜134のラ
ッチ制御端子Gに供給されることにより、ラッチ回路1
31〜134はクロック信号CKの立ち上がりに同期し
た動作を行う。
【0071】本発明の特徴点は次の通りである。図7に
おいて、出力パルス幅を決めるラッチ回路804にラッ
チ回路131〜134と同一の回路を使用している。ラ
ッチ回路131〜134の出力データ更新に必要なパル
ス幅を、ラッチ回路131〜134の遅延時間(ラッチ
制御端子GがHレベルの場合にデータ入力Dの変化がデ
ータ出力Qに伝わるまでの時間)より大きくする必要は
ないため、図7の構成でラッチ回路131〜134の動
作に必要なパルス幅を保証することができる。従来のよ
うにラッチ回路と異なる回路構成のゲートでパルス生成
を行わないため、プロセス変動や電源電圧変動に対応す
るためのマージンをパルス幅に上乗せする必要がない。
これによりホールド時間制約が緩和され、タイミング調
整が容易になる。ホールド時間確保のための余分なゲー
トが削減されることにより、回路面積および消費電力も
削減される。
【0072】図3の構成との違いは次の通りである。出
力パルス端子PがHレベルへ遷移させることにより反転
回路802の出力をLレベルに遷移させ、論理積回路8
03で出力パルス端子PをLレベルに遷移させることに
よりパルス信号を生成している。そのため、出力パルス
端子Pの負荷が大きい場合でもパルス信号の振幅を保証
することができる。
【0073】なお、(実施の形態2)におけるラッチ回
路131〜134,804の回路構成は、図4の構成に
限定されない。また、バッファ121B,122Bにお
いて、図18のようにラッチ回路804のラッチ制御端
子Gで制御される素子を内部でVDD又はVSSに固定
する構成に変えてもよい。具体的には、図18において
トランジスタ402,405のゲートを接地VSS、ト
ランジスタ403,406のゲートを電源VDDに固定
することにより、遅延時間に影響を与えることなく余分
な反転回路を削減することが可能であり、回路面積も低
減する。
【0074】(実施の形態3)図9と図10は本発明の
(実施の形態3)を示す。図9は(実施の形態1)にお
けるラッチ回路303,131〜134、ならびに(実
施の形態2)におけるラッチ回路804,131〜13
4として使用できる別のラッチ回路を示す。
【0075】図9において、1101,1104,11
07はPMOSトランジスタ、1102,1103,1
105,1106はNMOSトランジスタ、1108〜
1110は反転回路であり、入力データDとラッチ制御
端子Gを入力してデータ出力Qを出力する回路である。
【0076】トランジスタ1101〜1106で入力部
を形成し、反転回路1108〜1110で出力・保持部
を形成し、トランジスタ1107で高抵抗状態防止部を
形成している。
【0077】データ入力Dがトランジスタ1101,1
102のゲートに接続される。トランジスタ1101の
ソースは電源VDDに接続され、トランジスタ1101
のドレインは、トランジスタ1107のドレインと、ト
ランジスタ1104,1105のゲートおよびトランジ
スタ1102のドレインに接続される。
【0078】トランジスタ1102のソースはトランジ
スタ1103のドレインに接続される。トランジスタ1
103のソースは接地VSSに接続される。ラッチ制御
端子Gは、トランジスタ1102,1106のゲートに
接続される。
【0079】トランジスタ1104のソースは電源VD
Dに接続される。トランジスタ1104のドレインは、
トランジスタ1107のゲートと、トランジスタ110
5のドレインと、反転回路1108の入力と、反転回路
1109の出力とに接続される。
【0080】トランジスタ1105のソースはトランジ
スタ1106のドレインに接続される。トランジスタ1
106のソースは接地VSSに接続される。トランジス
タ1107のソースは電源VDDに接続される。
【0081】反転回路1108の出力は、反転回路11
10,1109の入力に接続される。反転回路1110
の出力はデータ出力Qに接続される。ここでトランジス
タ1107の駆動能力はトランジスタ1102,110
3,1105,1106に比べて十分小さいものとす
る。また反転回路1109の駆動能力はトランジスタ1
104〜1106に比べて十分小さいものとする。
【0082】図10は図9のラッチ回路の要部の波形図
を示す。図10においては、トランジスタ1101のド
レインの信号をS1101、トランジスタ1102のソ
ースの信号をS1102、トランジスタ1104のドレ
インの信号をS1103、反転回路1108の出力の信
号をS1104、トランジスタ1105のソースの信号
をS1105として表示している。T1201〜T12
15は時々のタイミングを表している。
【0083】T1201において、ラッチ制御端子Gは
Hレベル、データ入力DはHレベルであるので、S11
01,S1102,S1104,S1105はLレベ
ル、S1103とデータ出力QはHレベルとなる。
【0084】T1202において、ラッチ制御端子Gが
Lレベルに遷移し、データ入力DがHレベルを保持す
る。T1203において、ラッチ制御端子GがHレベル
に遷移し、データ入力DがHレベルを保持する。
【0085】T1204において、ラッチ制御端子Gが
Hレベルを保持し、データ入力DがLレベルに遷移する
と、S1101,S1102,S1104はHレベル、
S1103とデータ出力QはLレベルに遷移する。
【0086】T1205において、ラッチ制御端子Gが
Hレベルを保持し、データ入力DがHレベルに遷移する
と、S1101,S1102,S1104はLレベル、
S1103とデータ出力QはHレベルに遷移する。
【0087】T1206において、ラッチ制御端子Gが
Lレベルに遷移し、データ入力DがHレベルを保持す
る。T1207において、ラッチ制御端子GがLレベル
を保持し、データ入力DがLレベルに遷移すると、S1
101,S1105はHレベルに遷移する。
【0088】T1208において、ラッチ制御端子Gが
Lレベルを保持し、データ入力DがHレベルに遷移す
る。T1209において、ラッチ制御端子GがLレベル
を保持し、データ入力DがLレベルに遷移する。
【0089】T1210において、ラッチ制御端子Gが
Hレベルに遷移し、データ入力DがLレベルを保持する
と、S1102,S1104はHレベル、S1103,
S1105とデータ出力QはLレベルに遷移する。
【0090】T1211において、ラッチ制御端子Gが
Hレベルを保持し、データ入力DがHレベルに遷移する
と、S1101,S1102,S1104はLレベル、
S1103とデータ出力QはHレベルに遷移する。
【0091】T1212において、ラッチ制御端子Gが
Hレベルを保持し、データ入力DがLレベルに遷移する
と、S1101,S1102,S1104はHレベル、
S1103とデータ出力QはLレベルに遷移する。
【0092】T1213において、ラッチ制御端子Gが
Lレベルに遷移し、データ入力DがLレベルを保持す
る。T1214において、ラッチ制御端子GがLレベル
を保持し、データ入力DがHレベルに遷移するとトラン
ジスタ1101がOFFとなる。トランジスタ1102
はOFF状態を保持するので、S1101はHiz(ハ
イ・インピーダンス)状態になる。しかし、S1104
はHレベル、S1103はLレベルを保持しているの
で、トランジスタ1107はON状態になっているの
で、S1101はHレベルを保持する。
【0093】T1215において、ラッチ制御端子Gが
Lレベルを保持し、データ入力DがLレベルに遷移する
と、S1101〜S1105とデータ出力QはLレベル
を保持する。
【0094】この(実施の形態3)の特徴点は次の通り
である。パルス信号で駆動されるラッチ制御端子Gの接
続先は2個のトランジスタ1102,1106のゲート
だけであり、ラッチ制御端子Gが遷移した場合でもトラ
ンジスタ1102,1106の状態が変化するだけであ
るため、パルス生成信号内蔵バッファの電力が低減され
る。
【0095】また、データ入力Dが変化しない期間はパ
ルス信号によってラッチ制御端子Gの遷移が起こっても
トランジスタ1102,1106が充放電されるだけで
あり、従来例を示す図23の例に比べてラッチ回路自身
で消費される電力も小さくなる。
【0096】また、反転回路1109がCMOS構成
で、ラッチ制御端子GがLレベルの期間でS1103が
Lレベルを保持し、かつデータ入力DがLレベルの場合
(T1214〜T1215)にPMOSトランジスタ1
104と反転回路1109のNMOSトランジスタ間で
生じる貫通電流を防止するため、駆動能力の弱いPMO
Sトランジスタ1107でS1101が高抵抗状態にな
ることを防止している。
【0097】なお、入力部のトランジスタ1102,1
103の接続は、トランジスタ1102のソースがVS
Sに接続され、トランジスタ1102のドレインがトラ
ンジスタ1103のソースに接続され、トランジスタ1
103のドレインがトランジスタ1101のドレインに
接続される構成でもよい。
【0098】また、入力部のトランジスタ1105,1
106の接続は、トランジスタ1105のソースがVS
Sに接続され、トランジスタ1105のドレインがトラ
ンジスタ1106のソースに接続され、トランジスタ1
106のドレインがトランジスタ1104のドレインに
接続される構成でもよい。
【0099】なお、この(実施の形態3)のラッチ回路
を(実施の形態1)に適用する場合、図19のようにラ
ッチ回路のラッチ制御端子Gで制御されるトランジスタ
1102,1106のゲートを内部でVDDに固定する
構成で示しても良い。
【0100】(実施の形態4)図11〜図13は本発明
の(実施の形態4)を示す。この図11のデータ処理装
置は、複数の種類の単位セルを用いて構成されたデータ
処理装置であって、バッファ121C,122Cからな
る第1のセル群と、ラッチ回路131〜134からなる
第2のセル群と、遅延回路を構成するラッチ回路133
5,1336からなる第3のセル群とで構成されてお
り、図1のバッファ121Aをバッファ121Cと透過
型のラッチ回路1335に変更し、バッファ122Aを
バッファ122Cと透過型のラッチ回路1336に変更
したことを特徴とする。その他は図1と同じである。バ
ッファ121C,122Cは何れも図12に示すように
構成されている。
【0101】バッファ121C,122Cを図12に基
づいて詳しく説明する。バッファ121C,122Cは
同一の構成であって、反転回路1501と2入力の論理
積回路1502とで構成されている。
【0102】クロックバッファ回路110の出力B1に
発生してバッファ121Cの入力C1に入力された入力
信号CK1は、論理積回路1502の一方の入力に入力
され、バッファ121Cの出力パルス端子Pとなってい
る前記論理積回路1502の出力はラッチ回路131,
132のラッチ制御端子Gに入力されるとともに、ラッ
チ回路1335のデータ入力Dに入力されている。ラッ
チ回路1335のラッチ制御端子GはVDDに固定され
ている。ラッチ回路1335のデータ出力Qはバッファ
121Cの入力C2に入力されて反転回路1501を介
して論理積回路1502の他方の入力に入力されてい
る。
【0103】クロックバッファ回路110の出力B2に
発生してバッファ122Cの入力C2に入力された入力
信号CK2は、論理積回路1502の一方の入力に入力
され、バッファ122Cの出力パルス端子Pとなってい
る前記論理積回路1502の出力はラッチ回路133,
134のラッチ制御端子Gに入力されるとともに、ラッ
チ回路1336のデータ入力Dに入力されている。ラッ
チ回路1336のラッチ制御端子GはVDDに固定され
ている。ラッチ回路1336のデータ出力Qはバッファ
122Cの入力C1に入力されて反転回路1501を介
して論理積回路1502の他方の入力に入力されてい
る。
【0104】なお、ラッチ回路1335,1336は図
4に示したラッチ回路131〜134と構成が同一であ
る。このように構成したため、図11において、クロッ
ク信号CKはクロックバッファ回路110によりパルス
生成回路内蔵バッファ121C,122Cへ分配され
る。バッファ121Cおよびラッチ回路1335は入力
信号CK1の立ち上がりに同期し、かつラッチ回路13
35自身の遅延時間と、バッファ121Cの出力パルス
端子Pに接続されているラッチ回路1335とラッチ回
路131,132による配線負荷によって生じる遅延時
間と、バッファ121Cの出力パルス端子Pにラッチ回
路1335を介して接続されている前記ラッチ回路13
35のデータ出力Qとバッファ121Cの入力C1の間
の配線負荷によって生じる遅延時間との合計に相当する
時間幅のパルス信号に変換し、出力結果をラッチ回路1
31,132のラッチ制御端子Gに供給することによ
り、ラッチ回路131,132はクロック信号CKの立
ち上がりエッジに同期して動作する。
【0105】バッファ122Cおよびラッチ回路133
6も同様で、入力信号CK2の立ち上がりに同期し、か
つラッチ回路1336自身の遅延時間と、バッファ12
2Cの出力パルス端子Pに接続されているラッチ回路1
336とラッチ回路133,134による配線負荷によ
って生じる遅延時間と、バッファ122Cの出力パルス
端子Pにラッチ回路1336を介して接続されている前
記ラッチ回路1336のデータ出力Qとバッファ122
Cの入力C1の間の配線負荷によって生じる遅延時間と
の合計に相当する時間幅のパルス信号に変換し、出力結
果をラッチ回路133,134のラッチ制御端子Gに供
給することにより、ラッチ回路133,134はクロッ
ク信号CKの立ち上がりエッジに同期して動作する。
【0106】図13は、図11のデータ処理装置の動作
を示す波形図で、バッファ121C,122Cの入力C
1の信号をS1335,S1336として表記されてい
る。クロックバッファ回路110の遅延時間をD11
0、反転回路1501の遅延時間をD1501、論理積
回路1502の遅延時間をD1502、ラッチ回路13
1〜134,1335,1336の遅延時間をD130
0、ラッチ回路1335のデータ出力Qの遷移がバッフ
ァ121Cの入力C1に伝わるまでの時間をD133
5、ラッチ回路1336のデータ出力Qの遷移がバッフ
ァ122Cの入力C1に伝わるまでの時間をD133
6、バッファ121Cの出力パルス端子Pの遷移が13
1,132のラッチ制御端子G、ラッチ回路1335の
データ入力Dに伝わるまでの時間をD1321、122
Cの出力パルス端子Pの遷移がラッチ回路133〜13
4のラッチ制御端子G、ラッチ回路1336のデータ入
力Dに伝わるまでの時間をD1322とする。なお、D
1501はD1300に比べて十分小さいものとする。
【0107】図13において、T1701はクロック信
号CKがLレベルの状態である。T1702は、クロッ
ク信号CKがHレベルに遷移した時刻、T1703は、
T1702よりD1310が経過した時刻、T1704
は、T1703より(D1502+D1321)が経過
した時刻、T1705は、T1704よりD1502が
経過した時刻、T1705は、T1704より(D13
00+D1321+D1335)が経過した時刻、T1
706は、T1705よりD1501が経過した時刻、
T1707は、T1706よりD1502が経過した時
刻、T1708は、T1707より(D1300+D1
321+D1335)が経過した時刻である。
【0108】T1701では、クロック信号CKがLレ
ベルであるため、入力信号CK1,CK2、S133
5,S1336,バッファ121C,122Cの出力パ
ルス端子PがLレベル、反転回路1501がHレベルで
ある。
【0109】T1703では、入力信号CK1,CK2
はHレベルに遷移する。T1704では、反転回路15
01の出力および入力信号CK1,CK2が共にHレベ
ルであるのでバッファ121C,122Cの出力パルス
端子PはHレベルに遷移する。
【0110】T1705では、S1335,S1336
がHレベルに遷移する。T1706では、反転回路15
01の出力がLレベルに遷移する。T1707では、反
転回路1501の出力がLレベルであるためS132
1、S1322はLレベルに遷移する。
【0111】T1708では、S1335、S1336
はLレベルに遷移する。以後、次のクロック信号CKの
立ち上がりまで反転回路1501の出力もしくは入力信
号CK1,CK2のどちらかがLレベルであるので、バ
ッファ121C,122Cの出力パルス端子PはLレベ
ルを出力する。
【0112】いま、D1501は(D1300+D13
21+D1335)に比べて十分小さいため、バッファ
121C,122Cの出力パルス端子PがHレベルを示
す時間(パルス幅)は(D1300+D1321+D1
335)とほぼ等しくなる。
【0113】このようにして図12のパルス生成回路内
蔵バッファ121C,122Cおよびラッチ回路133
5,1336は、入力信号CK1,CK2の立ち上がり
に同期し、かつ(D1300+D1321+D133
5)の遅延時間に相当する時間幅のパルス信号を出力す
る。
【0114】この(実施の形態4)の特徴点は次の通り
である。図11では、出力パルス幅を決める遅延回路と
してのラッチ回路1335,1336にラッチ回路13
1〜134と同一の回路を使用しているが、図1や図6
の例とは異なり、パルス生成回路と遅延回路であるラッ
チセルとが分離した構成になっている。パルス生成回路
内蔵バッファバッファ121Cの出力パルス端子Pから
遅延回路を構成するラッチ回路1335のデータ入力D
への配線は、ラッチ回路131,132のラッチ制御端
子Gにも接続されており、ラッチ回路1335の出力Q
が立ち上がることにより、バッファ121CのPが立ち
下がるため、ラッチ回路131,1332の動作を保証
することが出来る。
【0115】図6の構成ではパルス伝播ノードの負荷が
パルス幅に直接に影響を及ぼすが、図11の場合はバッ
ファ121C,122Cの出力の負荷がパルス幅に直接
に影響しないため、パルス生成回路内蔵バッファの出力
パルス端子Pの負荷が大きい場合にも適用可能であり、
かつ図6の構成に比べて小さいパルス幅でラッチの動作
保証が可能になる。
【0116】なお、この(実施の形態4)におけるラッ
チ回路131〜134,1335,1336の回路構成
は、図4の構成に限定されない。またパルス生成回路内
蔵バッファにおいて、図17におけるラッチ回路と同様
に、ラッチ回路のラッチ制御端子Gで制御される素子を
内部でVDD又はVSSに固定する構成に変えてもよ
い。このようにゲートを接地VSS、電源VDDに固定
することにより、遅延時間に影響を与えることなく余分
な反転回路を削減することが可能であり、回路面積も低
減できることは(実施の形態1)の場合と同様である。
【0117】(実施の形態5)図14〜図16は本発明
の(実施の形態5)を示す。図14は本発明の(実施の
形態5)のデータ処理装置を示す。
【0118】クロックバッファ回路110とパルス生成
回路内蔵ラッチ1821,1822から構成されてい
る。クロックバッファ回路110は(実施の形態1)と
同一の構成である。ラッチ1821,1822は、D
1,D2がデータ入力、Q1,Q2がデータ出力であ
る。
【0119】クロック信号CKはクロックバッファ回路
110を介してラッチ1821,1822の入力Cに入
力されている。ラッチ1821,1822は同一の構成
で、図15に示すように構成されており、反転回路20
01,2002と、ラッチ回路2003,2005,2
006と、2入力の論理積回路2004とで構成されて
おり、反転回路2001,2002と、論理積回路20
04とでパルス生成部を構成し、記遅延生成部をラッチ
回路2003で構成している。
【0120】クロックバッファ回路110から入力信号
CK1またはCK2が入力される入力Cは、反転回路2
001の入力に接続される。反転回路2001の出力は
反転回路2002の入力とラッチ回路2003のデータ
入力Dに接続される。反転回路2002の出力は論理積
回路2004の一方の入力に接続される。ラッチ回路2
003のデータ出力Qは論理積回路2004のもう一方
の入力に接続される。ラッチ回路2003のラッチ制御
端子Gは電源VDDに接続される。論理積回路2004
の出力はラッチ回路2005,2006のラッチ制御端
子Gに入力される。図15のパルス生成回路内蔵ラッチ
は単位セルとして設計されており、論理積回路2004
の出力の負荷容量は一定である。
【0121】ここで、クロックバッファ回路110の遅
延時間D110、反転回路2001の遅延時間をD20
01、反転回路2002の遅延時間をD2002、ラッ
チ回路2003の遅延時間(ラッチ制御端子GがHレベ
ルの場合にデータ出力Dの変化がデータ出力Qに伝わる
までの時間)をD2003、論理積回路2004の遅延
時間をD2004とする。D2002は、D2003に
比べ十分小さく、無視できるものとする。
【0122】ラッチ回路2003,2005,2006
は何れも同一の構成であって、(実施の形態1)の図4
に示すラッチ回路303と同じである。図16は図14
のデータ処理装置の動作を示し、T2201はクロック
信号CKがLレベルの状態である。T2202はクロッ
ク信号CKがHレベルに遷移した時刻、T2203はT
2202よりD1810が経過した時刻、T2204は
T2203よりD2001が経過した時刻、T2205
はT2204よりD2002が経過した時刻、T220
6はT2205よりD2004が経過した時刻、T22
07はT2204よりD2003が経過した時刻、T2
208は、T2207よりD2004が経過した時刻で
ある。
【0123】T2201では、クロック信号CKがLレ
ベルであるため、反転回路2001の出力とラッチ回路
2003の出力はHレベル、入力信号CK1,CK2と
反転回路2002の出力および論理積回路2004の出
力はLレベルである。
【0124】T2203では、クロック信号CKはHレ
ベルに遷移する。T2004では、反転回路2001の
出力はLレベルに遷移する。T2205では、反転回路
2002の出力はHレベルに遷移する。
【0125】T2206では、反転回路2002の出力
とラッチ回路2003のデータ出力Qが共にHレベルで
あるので、論理積回路2004の出力はHレベルに遷移
する。
【0126】T2207では、反転回路2001の出力
がLレベルであるのでラッチ回路2003の出力はLレ
ベルとなる。T2208では、ラッチ回路2003の出
力がLレベルであるので、論理積回路2204の出力は
Lレベルに遷移する。
【0127】以後、次のクロック信号CKの立ち上がり
まで反転回路2002の出力もしくはラッチ回路200
3のデータ出力QのどちらかがLレベルであるので、論
理積回路2204の出力はLレベルを出力する。
【0128】いまD2002はD2003に比べて十分
小さく無視できるため、論理積回路2204の出力がH
レベルを示す時間(パルス幅)はD2003とほぼ等し
くなる。
【0129】このようにして図14のパルス生成回路内
蔵ラッチ1821,1822は、入力信号CK1,CK
2の立ち上がりに同期して動作し、セル内部ではラッチ
回路2003の遅延時間に相当する時間幅のパルス信号
をラッチ回路2005,2006のラッチ制御端子Gに
印加する。
【0130】この(実施の形態5)の特徴点は次の通り
である。図15において、出力パルス幅を決める遅延回
路としてのラッチ回路2003にラッチ回路2005,
2006と同一の回路を使用している。ラッチ回路20
05,2006の出力データ更新に必要なパルス幅を、
ラッチ回路2005,2006の遅延時間(ラッチ制御
端子GがHレベルの場合にデータ入力Dの変化がデータ
出力Qに伝わるまでの時間)より大きくする必要はない
ため、図15の構成でラッチ回路2005,2006の
動作に必要なパルス幅を保証することができる。
【0131】さらに、ラッチ回路2005,2006と
異なる回路構成のゲートでパルス生成を行わないため、
プロセス変動や電源電圧変動に対応するためのマージン
をパルス幅に上乗せする必要がない。図1、図6、図1
1の構成と比べると、この(実施の形態5)では、ラッ
チ回路2005,2006、パルス生成部を構成する反
転回路2001,2002と論理積回路2004および
遅延生成部を構成するラッチ回路2003を同一セル内
に収めることにより互いに近接して配置されるため、論
理積回路2004の出力の配線負荷を小さく、かつ一定
値にすることが可能となる。
【0132】そのため、配線負荷によって決まるパルス
幅の下限が小さくなり、かつ配線負荷のばらつきを保証
するために必要なマージンをパルス幅に上乗せする必要
もない。そのためホールド時間制約がより緩和され、タ
イミング調整がさらに容易になり、回路面積や消費電力
もより低減される。
【0133】なお、(実施の形態5)におけるラッチ回
路2003,2005,2006の回路構成は、図4の
構成に限定されない。またパルス生成回路内蔵ラッチ1
821,1822において、図20のように、図17に
おけるラッチ回路と同様に、ラッチ回路のラッチ制御端
子Gで制御される素子を内部でVDD又はVSSに固定
する構成に変えてもよい。このようにゲートを接地VS
S、電源VDDに固定することにより、遅延時間に影響
を与えることなく余分な反転回路を削減することが可能
であり、回路面積も低減できることは(実施の形態1)
の場合と同様である。
【0134】
【発明の効果】以上のように本発明のデータ処理装置
は、ラッチ制御端子が第1の値を示す場合にデータ入力
の値に依存した結果をデータ出力に出力し、前記ラッチ
制御端子が第2の値を示す場合に前記データ入力の出力
値を維持して前記データ出力に出力する透過型のラッチ
回路と、前記ラッチ回路のラッチ制御端子に入力クロッ
クに同期したパルス信号を生成して供給するバッファと
からなるデータ処理装置であって、前記バッファを、前
記入力クロックを入力して前記ラッチ回路の遅延時間に
相当する時間以上遅延させた遅延クロック信号を出力す
る遅延回路と、前記入力クロックと前記遅延クロック信
号に基づいて論理演算を行い前記遅延回路の遅延時間に
応じた幅を有するパルスを出力パルス端子に出力するパ
ルス生成回路とで構成し、パルス生成回路の前記出力パ
ルス端子の信号を前記ラッチ回路のラッチ制御端子に供
給し前記ラッチ回路のデータ出力から前記入力クロック
のエッジに同期した信号を出力するので、動作条件やプ
ロセス条件の変動によるラッチの誤動作が起こりにく
く、タイミング制約も緩和されるという有利な効果が得
られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の(実施の形態1)におけるデータ処理
装置の構成図
【図2】同実施の形態のクロックバッファ回路110の
構成図
【図3】同実施の形態のバッファ121A,122Aの
構成図
【図4】同実施の形態のラッチ回路303の構成図
【図5】同実施の形態のデータ処理装置の動作を示すタ
イムチャート図
【図6】本発明の(実施の形態2)におけるデータ処理
装置の構成図
【図7】同実施の形態のバッファ121B,122Bの
構成図
【図8】同実施の形態のデータ処理装置の動作を示すタ
イムチャート図
【図9】本発明の(実施の形態3)におけるラッチ回路
の構成図
【図10】同実施の形態のラッチ回路の動作を示すタイ
ムチャート図
【図11】本発明の(実施の形態4)におけるデータ処
理装置の構成図
【図12】同実施の形態のパルス生成回路内蔵バッファ
121c,122cの構成図
【図13】同実施の形態のデータ処理装置の動作を示す
タイムチャート図
【図14】本発明の(実施の形態5)におけるデータ処
理装置の構成図
【図15】同実施の形態のパルス生成回路内蔵ラッチ1
821,1822の構成図
【図16】同実施の形態のデータ処理装置の動作を示す
タイムチャート図
【図17】本発明の(実施の形態1)におけるバッファ
121A,122Aの別の構成図
【図18】本発明の(実施の形態2)におけるパルス生
成回路内蔵バッファ121B,122Bの別の構成図
【図19】本発明の(実施の形態3)のラッチ回路を使
用した本発明の(実施の形態1)におけるパルス生成回
路内蔵バッファの構成図
【図20】本発明の(実施の形態5)におけるパルス生
成回路内蔵ラッチ2005,2006の構成図
【図21】従来のデータ処理装置の構成図
【図22】同従来例のパルス生成回路内蔵バッファの構
成図
【図23】同従来例のラッチ回路の構成図
【符号の説明】
110 クロックバッファ回路 121A,122A バッファ 121B,122B バッファ 121C,122C バッファ 201〜203 バッファ回路 301,302 反転回路(第1,第2の反転回路) 303 透過型のラッチ回路(遅延回路) 304 論理積回路 CK クロック信号 CK1,CK2 入力クロック C1 入力遅延クロック信号端子 C2 入力クロック信号端子 P 出力パルス端子 CK3 遅延クロック信号 P 出力パルス端子 G ラッチ制御端子 D データ入力 Q データ出力 401,402,406 PMOSトランジスタ 403〜405 NMOSトランジスタ 407〜411 反転回路 802 反転回路 803 論理積回路 804 透過型のラッチ回路(遅延回路) 1101 PMOSトランジスタ(第1のPMOSト
ランジスタ) 1102 NMOSトランジスタ(第1のNMOSト
ランジスタ) 1103 NMOSトランジスタ(第2のNMOSト
ランジスタ) 1104 PMOSトランジスタ(第2のPMOSト
ランジスタ) 1105 NMOSトランジスタ(第3のNMOSト
ランジスタ) 1106 NMOSトランジスタ(第4のNMOSト
ランジスタ) 1107 PMOSトランジスタ(第3のPMOSト
ランジスタ) 1108〜1110 反転回路(第1,第2,第3の
反転回路) 1335,1336 ラッチ回路(遅延回路) 1501 反転回路 1502 論理積回路 1821,1822 パルス生成回路内蔵ラッチ 2001,2002 反転回路(第1,第2の反転回
路) 2003 ラッチ回路 2005,2006 ラッチ回路(ラッチ部) 2004 論理積回路 VDD 第1の電源 VSS 第2の電源
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5J001 AA04 AA11 BB05 BB12 DD09 5J043 AA03 AA05 EE01 JJ04 JJ10 KK01 KK02 KK06

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ラッチ制御端子が第1の値を示す場合にデ
    ータ入力の値に依存した結果をデータ出力に出力し、前
    記ラッチ制御端子が第2の値を示す場合に前記データ入
    力の出力値を維持して前記データ出力に出力する透過型
    のラッチ回路と、 前記ラッチ回路のラッチ制御端子に入力クロックに同期
    したパルス信号を生成して供給するバッファとからなる
    データ処理装置であって、 前記バッファを、 前記入力クロックを入力して前記ラッチ回路の遅延時間
    に相当する時間以上遅延させた遅延クロック信号を出力
    する遅延回路と、 前記入力クロックと前記遅延クロック信号に基づいて論
    理演算を行い前記遅延回路の遅延時間に応じた幅を有す
    るパルスを出力パルス端子に出力するパルス生成回路と
    で構成し、パルス生成回路の前記出力パルス端子の信号
    を前記ラッチ回路のラッチ制御端子に供給し前記ラッチ
    回路のデータ出力から前記入力クロックのエッジに同期
    した信号を出力するデータ処理装置。
  2. 【請求項2】前記パルス生成回路を、 前記入力クロックを入力して反転信号を出力する第1の
    反転回路と、 第1の反転回路の出力信号を入力信号とした第2の反転
    回路と、 第2の反転回路の出力を一方の入力とした論理積回路と
    で構成し、 前記遅延回路を前記ラッチ回路と同一構成の透過型のラ
    ッチ回路で構成し、 前記遅延回路を構成する透過型のラッチ回路は、 データ入力にクロック信号を反転回路で反転した信号を
    入力し、 ラッチ制御端子を前記第1の値に固定し、データ出力に
    発生した信号を前記論理積回路の他方の入力に供給した
    請求項1記載のデータ処理装置。
  3. 【請求項3】前記パルス生成回路を、 前記入力クロックを入力して反転信号を出力する反転回
    路と、 反転回路の出力信号を一方の入力とし他方の入力にクロ
    ック信号を入力した論理積回路とで構成し、 前記遅延回路を前記ラッチ回路と同一構成の透過型のラ
    ッチ回路で構成し、 前記遅延回路を構成する透過型のラッチ回路は、 データ入力に前記論理積回路の出力信号を入力し、 ラッチ制御端子を前記第1の値に固定し、 データ出力に発生した信号を前記反転回路の入力に供給
    しすると共に後段の前記ラッチ回路のラッチ制御端子に
    供給する請求項1記載のデータ処理装置。
  4. 【請求項4】ラッチ制御端子が第1の値を示す場合にデ
    ータ入力の値に依存した結果を第2の出力信号として出
    力しラッチ制御端子が第2の値を示す場合は出力を高抵
    抗状態にする入力部と、 入力が前記入力部の出力に接続され前記第2の出力信号
    の値に依存した結果をデータ出力に出力し前記第2の出
    力信号が高抵抗状態の場合は出力データ信号端子の出力
    値を維持する出力部と、 前記データ出力の値に応じて前記第2の出力信号の値を
    高抵抗状態から特定の値に遷移させる高抵抗状態防止部
    とを有するラッチ回路。
  5. 【請求項5】前記入力部を、 ゲートにデータ入力が接続されソースに第1の電源が接
    続された第1のPMOSトランジスタと、 ゲートにラッチ制御端子が接続されドレインが前記第1
    のPMOSトランジスタのドレインに接続された第1の
    NMOSトランジスタと、 ゲートにデータ入力が接続されソースに第2の電源が接
    続されドレインが前記第1のNMOSトランジスタのソ
    ースに接続された第2のNMOSトランジスタと、 ゲートが前記第1のPMOSトランジスタのドレインに
    接続されソースに第1の電源が接続され第2のPMOS
    トランジスタと、 ゲートが前記第1のPMOSトランジスタのドレインに
    接続されドレインが第2のPMOSトランジスタのドレ
    インに接続され第3のNMOSトランジスタと、 ゲートにラッチ制御端子が接続されドレインが前記第3
    のNMOSトランジスタのソースに接続されソースに第
    2の電源が接続された第4のNMOSトランジスタとで
    構成し、 前記高抵抗状態防止部を、 ゲートが前記第2のPMOSトランジスタのドレインに
    接続されソースに第1の電源が接続されドレインが前記
    第1のPMOSトランジスタのドレインに接続された第
    3のPMOSトランジスタで構成し、 前記出力部を、 入力が前記第2のPMOSトランジスタのドレインに接
    続された第1の反転回路と、 入力が前記第1の反転回路の出力に接続され出力結果を
    前記第1の反転回路の入力に帰還させる第2の反転回路
    と、 入力が前記第1の反転回路の出力に接続され結果をデー
    タ出力に出力する第3の反転回路とで構成した請求項4
    記載のラッチ回路。
  6. 【請求項6】複数の種類の単位セルを用いて構成された
    データ処理装置であって、 外部から入力クロック信号端子に入力された入力クロッ
    ク信号と入力遅延クロック信号端子に入力された入力遅
    延クロック信号に基づいて論理演算を行い前記入力クロ
    ック信号が遷移して前記遅延クロック信号が遷移するま
    での時間に応じた幅を有するパルスを生成して出力パル
    ス端子に出力するパルス生成セルを有する第1のセル群
    と、 ラッチ制御端子が第1の値を示す場合にデータ入力に依
    存した結果をデータ出力に出力し、ラッチ制御端子が第
    2の値を示す場合は前記出力データ信号端子の出力値を
    維持する複数のラッチセルを有する第2のセル群と、 前記第2のセル群を構成するラッチセルと同一構成のラ
    ッチセルを有する第3のセル群とを有し、第1のセル群
    の前記パルス生成セルの出力パルス端子が前記第3のセ
    ル群に属する前記ラッチセルのデータ入力と第2のセル
    群に属する前記ラッチセルのラッチ制御端子に接続さ
    れ、 前記入力遅延クロック信号端子が前記第3のセル群に属
    する前記ラッチセルのデータ出力に接続され、 第3のセル群に属する前記ラッチセルのラッチ制御端子
    を前記第1の値を示すように接続し第2のセル群に属す
    る前記ラッチセルのデータ出力から前記入力クロック信
    号のエッジに同期した信号を出力するデータ処理装置。
  7. 【請求項7】前記パルス生成セルを、 入力に入力遅延クロック信号が接続された反転回路と、 一方の入力に入力クロック信号が入力され他方の入力に
    前記反転回路の出力が接続され結果を出力パルス端子に
    出力する論理積回路とで構成した請求項6記載のデータ
    処理装置。
  8. 【請求項8】複数の種類の単位セルを用いて構成された
    データ処理装置であって、 ラッチ制御端子が第1の値を示す場合にデータ入力の値
    に依存した結果をデータ出力に出力し、前記ラッチ制御
    端子が第2の値を示す場合に前記データ入力の出力値を
    維持して前記データ出力に出力する複数の透過型のラッ
    チ回路を有するラッチ部と、 前記ラッチ部を構成するラッチ回路と同一構成のラッチ
    回路で構成され外部から入力された入力クロック信号を
    遅延した入力遅延クロック信号を出力する遅延生成部
    と、 外部から入力された入力クロック信号と前記入力遅延ク
    ロック信号に基づいて論理演算を行い前記入力クロック
    信号が遷移してから前記遅延クロック信号が遷移するま
    での時間に応じた幅を有するパルスを生成して出力パル
    ス信号端子に出力するパルス生成部とを有し、前記パル
    ス生成部の前記出力パルス信号端子が前記ラッチ部に属
    する前記ラッチ回路のラッチ制御端子に接続され、前記
    ラッチ部に属する前記ラッチ回路のデータ出力から前記
    入力クロック信号のエッジに同期した信号を出力するデ
    ータ処理装置。
  9. 【請求項9】前記パルス生成部を、 前記入力クロック信号を入力して反転信号を出力する第
    1の反転回路と、 反転信号を入力して正転信号を出力する第2の反転回路
    と、 一方の入力に前記正転信号が入力され出力が前記ラッチ
    部のラッチ制御端子に接続された論理積回路とで構成
    し、 前記遅延生成部を、 前記ラッチ部を構成するラッチ回路と同一構成のラッチ
    回路を有し、データ入力に前記反転信号が接続されラッ
    チ制御端子が前記第1の値を示すように接続されデータ
    出力に発生した前記反転遅延信号を前記論理積回路のも
    う一方の入力に出力するよう構成した請求項8記載のデ
    ータ処理装置。
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