JP2003133717A - 電子部品実装方法および実装システム - Google Patents
電子部品実装方法および実装システムInfo
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- JP2003133717A JP2003133717A JP2001330221A JP2001330221A JP2003133717A JP 2003133717 A JP2003133717 A JP 2003133717A JP 2001330221 A JP2001330221 A JP 2001330221A JP 2001330221 A JP2001330221 A JP 2001330221A JP 2003133717 A JP2003133717 A JP 2003133717A
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- H01L2224/01—Means for bonding being attached to, or being formed on, the surface to be connected, e.g. chip-to-package, die-attach, "first-level" interconnects; Manufacturing methods related thereto
- H01L2224/42—Wire connectors; Manufacturing methods related thereto
- H01L2224/47—Structure, shape, material or disposition of the wire connectors after the connecting process
- H01L2224/48—Structure, shape, material or disposition of the wire connectors after the connecting process of an individual wire connector
- H01L2224/4805—Shape
- H01L2224/4809—Loop shape
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- H01L—SEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
- H01L2924/00—Indexing scheme for arrangements or methods for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies as covered by H01L24/00
- H01L2924/30—Technical effects
- H01L2924/301—Electrical effects
- H01L2924/3011—Impedance
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- Electric Connection Of Electric Components To Printed Circuits (AREA)
- Manufacturing Of Printed Wiring (AREA)
- Supply And Installment Of Electrical Components (AREA)
- Wire Bonding (AREA)
- Die Bonding (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】生産性の向上を図りながらも回路基板の基板電
極に対し電子部品を高い接合強度で実装して信頼性を高
めることのできる電子部品実装方法および実装システム
を提供する。 【解決手段】回路基板1の所定箇所11にクリーム半田
12を塗着する半田塗着工程と、チップ部品14をクリ
ーム半田12を介し回路基板1に実装するチップ部品実
装工程と、チップ部品14を実装した回路基板1をリフ
ローするリフロー工程と、リフローした回路基板1を洗
浄する基板洗浄工程と、洗浄した回路基板1に対しIC
チップ3を実装するICチップ実装工程とを有してい
る。
極に対し電子部品を高い接合強度で実装して信頼性を高
めることのできる電子部品実装方法および実装システム
を提供する。 【解決手段】回路基板1の所定箇所11にクリーム半田
12を塗着する半田塗着工程と、チップ部品14をクリ
ーム半田12を介し回路基板1に実装するチップ部品実
装工程と、チップ部品14を実装した回路基板1をリフ
ローするリフロー工程と、リフローした回路基板1を洗
浄する基板洗浄工程と、洗浄した回路基板1に対しIC
チップ3を実装するICチップ実装工程とを有してい
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主として、端子か
らのリード線の引出しを省いたベアチップタイプのIC
チップやその他のチップ部品(表面実装形部品)を回路
基板上に実装するための電子部品実装方法および実装シ
ステムに関するものである。
らのリード線の引出しを省いたベアチップタイプのIC
チップやその他のチップ部品(表面実装形部品)を回路
基板上に実装するための電子部品実装方法および実装シ
ステムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、移動体通信やFTTH(Fiber To
The Home )などに用いられる電子回路では、信号を高
速で伝送することを目的として、一層の高周波化が促進
されつつある。上記ベアチップタイプのICチップやそ
の他のチップ部品を実装してパッケージされた回路基板
では、上述の高周波化に伴ってインピーダンスの特性が
変化し易いため、インピーダンスの調整が必要となる。
上記特性の変化をできるだけ少なくするためには、チッ
プ部品と回路基板の電極とを可及的に短配線で接続する
必要がある。そのため、高周波回路基板では、ベアチッ
プタイプのICチップやその他のチップ部品をフリップ
チップ法やワイヤボンディング法などの工法によって回
路基板の電極に直接接合することが採用されている。
The Home )などに用いられる電子回路では、信号を高
速で伝送することを目的として、一層の高周波化が促進
されつつある。上記ベアチップタイプのICチップやそ
の他のチップ部品を実装してパッケージされた回路基板
では、上述の高周波化に伴ってインピーダンスの特性が
変化し易いため、インピーダンスの調整が必要となる。
上記特性の変化をできるだけ少なくするためには、チッ
プ部品と回路基板の電極とを可及的に短配線で接続する
必要がある。そのため、高周波回路基板では、ベアチッ
プタイプのICチップやその他のチップ部品をフリップ
チップ法やワイヤボンディング法などの工法によって回
路基板の電極に直接接合することが採用されている。
【0003】図5(a)〜(e)は、従来の電子部品実
装方法による高周波回路基板の形成過程を工程順に示し
た側面図であり、図6は上記製造工程を実施するための
実装システムの設備構成を示すブロック構成図である。
先ず、図5(a)に示すように、例えばセラミック製の
回路基板1上には、接着剤2を塗着したのちに、その接
着剤2を介してICチップ3を搭載し、この状態で図示
しないUV(紫外線)を照射して接着剤2を硬化させる
ことにより、ICチップ3が接着手段で実装される。こ
のICチップ3の実装工程は、図6のベアチップ実装機
4によって実施される。
装方法による高周波回路基板の形成過程を工程順に示し
た側面図であり、図6は上記製造工程を実施するための
実装システムの設備構成を示すブロック構成図である。
先ず、図5(a)に示すように、例えばセラミック製の
回路基板1上には、接着剤2を塗着したのちに、その接
着剤2を介してICチップ3を搭載し、この状態で図示
しないUV(紫外線)を照射して接着剤2を硬化させる
ことにより、ICチップ3が接着手段で実装される。こ
のICチップ3の実装工程は、図6のベアチップ実装機
4によって実施される。
【0004】つぎに、図5(b)に示すように、上記接
着固定されたICチップ3のチップ電極7と回路基板1
の基板電極9とは、金ワイヤ8を用いたワイヤボンディ
ングによる配線工程によって相互に接続される。この配
線工程は、図6のワイヤボンダー10によって実施され
る。上記ICチップ3の実装が終了したのちに、図5
(c)に示すように、回路基板1の各ランド部11上に
はクリーム半田12が塗着される。このクリーム半田1
2の塗着工程は図6のディスペンサー13によって実施
される。続いて、図5(d)に示すように、ランド部1
1上には、抵抗やコンデンサなどのチップ部品14がク
リーム半田12を介して仮実装される。このチップ部品
14の仮実装は、図6のチップ部品実装機17によって
実施される。最後に、図5(e)に示すように、仮実装
されたチップ部品14は、図6のリフロー炉18内でク
リーム半田12が加熱されることにより、ランド部11
に確実に接合する状態に実装される。
着固定されたICチップ3のチップ電極7と回路基板1
の基板電極9とは、金ワイヤ8を用いたワイヤボンディ
ングによる配線工程によって相互に接続される。この配
線工程は、図6のワイヤボンダー10によって実施され
る。上記ICチップ3の実装が終了したのちに、図5
(c)に示すように、回路基板1の各ランド部11上に
はクリーム半田12が塗着される。このクリーム半田1
2の塗着工程は図6のディスペンサー13によって実施
される。続いて、図5(d)に示すように、ランド部1
1上には、抵抗やコンデンサなどのチップ部品14がク
リーム半田12を介して仮実装される。このチップ部品
14の仮実装は、図6のチップ部品実装機17によって
実施される。最後に、図5(e)に示すように、仮実装
されたチップ部品14は、図6のリフロー炉18内でク
リーム半田12が加熱されることにより、ランド部11
に確実に接合する状態に実装される。
【0005】ところで、上記の電子部品実装方法では、
ディスペンサー13がクリーム半田12を一括して塗着
できないことに起因して、クリーム半田12の塗着工程
に時間がかかり、生産性が低いという問題を有してい
る。そこで、従来では図7に示すような電子部品実装方
法によって高周波回路基板を製作することも行われてい
る。
ディスペンサー13がクリーム半田12を一括して塗着
できないことに起因して、クリーム半田12の塗着工程
に時間がかかり、生産性が低いという問題を有してい
る。そこで、従来では図7に示すような電子部品実装方
法によって高周波回路基板を製作することも行われてい
る。
【0006】図7(a)〜(e)は、従来の他の電子部
品実装方法による高周波回路基板の形成過程を工程順に
示した側面図であり、図8は上記製造工程を実施するた
めの実装システムの設備構成を示したブロック構成図で
ある。すなわち、この電子部品実装方法では、図7
(a)に示すように、回路基板1の各ランド部11に対
し一括してクリーム半田12を塗着する。このクリーム
半田12の一括塗着工程は、図8の半田印刷機19によ
るスクリーン印刷によって実施される。
品実装方法による高周波回路基板の形成過程を工程順に
示した側面図であり、図8は上記製造工程を実施するた
めの実装システムの設備構成を示したブロック構成図で
ある。すなわち、この電子部品実装方法では、図7
(a)に示すように、回路基板1の各ランド部11に対
し一括してクリーム半田12を塗着する。このクリーム
半田12の一括塗着工程は、図8の半田印刷機19によ
るスクリーン印刷によって実施される。
【0007】つぎに、図7(b)に示すように、クリー
ム半田12を一括塗着した各ランド部11上には、図8
のチップ部品実装機17によってチップ部品14が仮実
装され、そののち、同図(c)に示すように、仮実装さ
れたチップ部品14は、図8のリフロー炉18内でクリ
ーム半田12が加熱されることにより、ランド部11に
確実に接合する状態に実装される。
ム半田12を一括塗着した各ランド部11上には、図8
のチップ部品実装機17によってチップ部品14が仮実
装され、そののち、同図(c)に示すように、仮実装さ
れたチップ部品14は、図8のリフロー炉18内でクリ
ーム半田12が加熱されることにより、ランド部11に
確実に接合する状態に実装される。
【0008】続いて、図7(d)に示すように、回路基
板1上には、接着剤2を塗着したのちに、その接着剤2
上にICチップ3を搭載し、この状態でUVを照射して
接着剤2を硬化させることにより、ICチップ3が接着
手段で取り付けられる。この工程は、図8のベアチップ
実装機4によって実施される。最後に、図7(e)に示
すように、上記接着固定されたICチップ3のチップ電
極7と回路基板1の基板電極9とは、金ワイヤ8を用い
たワイヤボンディングによる配線工程によって相互に接
続される。この配線工程は、図8のワイヤボンダー10
によって実施される。
板1上には、接着剤2を塗着したのちに、その接着剤2
上にICチップ3を搭載し、この状態でUVを照射して
接着剤2を硬化させることにより、ICチップ3が接着
手段で取り付けられる。この工程は、図8のベアチップ
実装機4によって実施される。最後に、図7(e)に示
すように、上記接着固定されたICチップ3のチップ電
極7と回路基板1の基板電極9とは、金ワイヤ8を用い
たワイヤボンディングによる配線工程によって相互に接
続される。この配線工程は、図8のワイヤボンダー10
によって実施される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記図
7の電子部品実装方法による高周波回路基板の形成工程
では、同図(d)のワイヤボンディング工程を行うのに
先立って、同図(c)に示すように、回路基板1が図8
のリフロー炉18内を通過されるために、回路基板1の
基板電極9がクリーム半田12中に含まれるフラックス
によって汚染される。そのため、そののちに実施される
ICチップ3の実装工程において、図8のワイヤボンダ
ー10によって回路基板1の基板電極9とICチップ3
のチップ電極7との間を金ワイヤ8で配線した際には、
フラックスで汚染された基板電極9とこれにワイヤボン
ダー10で接合された金ワイヤ8との接合強度が低下す
るという問題が発生する。
7の電子部品実装方法による高周波回路基板の形成工程
では、同図(d)のワイヤボンディング工程を行うのに
先立って、同図(c)に示すように、回路基板1が図8
のリフロー炉18内を通過されるために、回路基板1の
基板電極9がクリーム半田12中に含まれるフラックス
によって汚染される。そのため、そののちに実施される
ICチップ3の実装工程において、図8のワイヤボンダ
ー10によって回路基板1の基板電極9とICチップ3
のチップ電極7との間を金ワイヤ8で配線した際には、
フラックスで汚染された基板電極9とこれにワイヤボン
ダー10で接合された金ワイヤ8との接合強度が低下す
るという問題が発生する。
【0010】また、図4に示すように、回路基板(この
例ではセラミック製回路基板)1の基板電極9は、一般
に、銅膜9a、ニッケル膜9bおよび金膜9cがこの順
序で下部から積層された構成になっているが、最上層の
金膜9cの膜厚が薄いフラッシュ金(膜厚が約0.05
μm)である場合には、リフロー炉18内を加熱されな
がら通過する際に、金膜9cの下地であるニッケル膜9
bのニッケルが金膜9cの表面上に移動析出するため、
ワイヤボンダー10によって基板電極9の金膜9cとI
Cチップ3のチップ電極7間を金ワイヤ8で配線したと
きに、基板電極9と金ワイヤ8との接合強度が低下する
という問題も生じる。
例ではセラミック製回路基板)1の基板電極9は、一般
に、銅膜9a、ニッケル膜9bおよび金膜9cがこの順
序で下部から積層された構成になっているが、最上層の
金膜9cの膜厚が薄いフラッシュ金(膜厚が約0.05
μm)である場合には、リフロー炉18内を加熱されな
がら通過する際に、金膜9cの下地であるニッケル膜9
bのニッケルが金膜9cの表面上に移動析出するため、
ワイヤボンダー10によって基板電極9の金膜9cとI
Cチップ3のチップ電極7間を金ワイヤ8で配線したと
きに、基板電極9と金ワイヤ8との接合強度が低下する
という問題も生じる。
【0011】そこで、本発明は、上記従来の課題に鑑み
てなされたもので、生産性の向上を図りながらも回路基
板の基板電極に対し電子部品を高い接合強度で実装して
信頼性を高めることのできる電子部品実装方法および実
装システムを提供することを目的とするものである。
てなされたもので、生産性の向上を図りながらも回路基
板の基板電極に対し電子部品を高い接合強度で実装して
信頼性を高めることのできる電子部品実装方法および実
装システムを提供することを目的とするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の電子部品実装方法は、回路基板の所定箇所
にクリーム半田を塗着する半田塗着工程と、チップ部品
を前記クリーム半田を介し前記回路基板に実装するチッ
プ部品実装工程と、前記チップ部品を実装した前記回路
基板をリフローするリフロー工程と、前記リフローした
回路基板を洗浄する基板洗浄工程と、前記洗浄した前記
回路基板に対しベアチップタイプのICチップを実装す
るICチップ実装工程とを有することを特徴としてい
る。
に、本発明の電子部品実装方法は、回路基板の所定箇所
にクリーム半田を塗着する半田塗着工程と、チップ部品
を前記クリーム半田を介し前記回路基板に実装するチッ
プ部品実装工程と、前記チップ部品を実装した前記回路
基板をリフローするリフロー工程と、前記リフローした
回路基板を洗浄する基板洗浄工程と、前記洗浄した前記
回路基板に対しベアチップタイプのICチップを実装す
るICチップ実装工程とを有することを特徴としてい
る。
【0013】この電子部品実装方法では、チップ部品を
実装した回路基板をリフローしたのちに、その回路基板
をICチップの実装に先立って洗浄するので、リフロー
したときに回路基板の基板電極の表面に付着したフラッ
クスなどの有機物を除去することができ、これにより清
浄化された基板電極にICチップを実装するので、基板
電極とICチップとの接合強度または基板電極と配線用
ワイヤとの接合強度が格段に高くなり、信頼性の高い高
周波回路基板を形成することができる。
実装した回路基板をリフローしたのちに、その回路基板
をICチップの実装に先立って洗浄するので、リフロー
したときに回路基板の基板電極の表面に付着したフラッ
クスなどの有機物を除去することができ、これにより清
浄化された基板電極にICチップを実装するので、基板
電極とICチップとの接合強度または基板電極と配線用
ワイヤとの接合強度が格段に高くなり、信頼性の高い高
周波回路基板を形成することができる。
【0014】上記発明における基板洗浄工程は、プラズ
マを利用したプラズマ洗浄であることが好ましい。これ
により、基板電極の表面を汚染している有機物をプラズ
マ照射によるスパッタリング作用および/または分解結
合によって効果的に除去することができる。
マを利用したプラズマ洗浄であることが好ましい。これ
により、基板電極の表面を汚染している有機物をプラズ
マ照射によるスパッタリング作用および/または分解結
合によって効果的に除去することができる。
【0015】また、上記プラズマ洗浄は、酸素ガス、ア
ルゴンガスまたは酸素とアルゴンの混合ガスを用いて行
うことが好ましい。これにより、プラズマ中にさらされ
た回路基板の表面にはプラズマ中に存在する酸素イオン
またはアルゴンイオンが照射され、さらに熱工程を経る
ことにより、回路基板の基板電極における最上層に析出
した有機物を酸素イオンまたはアルゴンイオンの照射に
よるスパッタ作用により吹き飛ばして効果的、且つ効率
的に除去できる。また、回路基板の基板電極上に付着し
たフラックスなどの有機物は、プラズマの照射による酸
素ラジカルが有機物と分解結合する作用によって効果的
に除去できる。
ルゴンガスまたは酸素とアルゴンの混合ガスを用いて行
うことが好ましい。これにより、プラズマ中にさらされ
た回路基板の表面にはプラズマ中に存在する酸素イオン
またはアルゴンイオンが照射され、さらに熱工程を経る
ことにより、回路基板の基板電極における最上層に析出
した有機物を酸素イオンまたはアルゴンイオンの照射に
よるスパッタ作用により吹き飛ばして効果的、且つ効率
的に除去できる。また、回路基板の基板電極上に付着し
たフラックスなどの有機物は、プラズマの照射による酸
素ラジカルが有機物と分解結合する作用によって効果的
に除去できる。
【0016】一方、本発明の電子部品実装システムは、
回路基板の各ランド部に一括してクリーム半田をスクリ
ーン印刷する半田印刷機と、チップ部品を前記クリーム
半田を介し前記回路基板に実装するチップ部品実装機
と、前記チップ部品を実装した前記回路基板をリフロー
するリフロー炉と、前記リフローした前記回路基板を洗
浄する洗浄装置と、前記洗浄した前記回路基板にベアチ
ップタイプのICチップを実装するICチップ実装部と
を備えていることを特徴としている。
回路基板の各ランド部に一括してクリーム半田をスクリ
ーン印刷する半田印刷機と、チップ部品を前記クリーム
半田を介し前記回路基板に実装するチップ部品実装機
と、前記チップ部品を実装した前記回路基板をリフロー
するリフロー炉と、前記リフローした前記回路基板を洗
浄する洗浄装置と、前記洗浄した前記回路基板にベアチ
ップタイプのICチップを実装するICチップ実装部と
を備えていることを特徴としている。
【0017】この電子部品実装システムでは、特に、リ
フローした回路基板を洗浄する洗浄装置を備えているの
で、本発明の電子部品実装方法を忠実に具現化して、実
装方法と同様の効果を確実に得ることができる。
フローした回路基板を洗浄する洗浄装置を備えているの
で、本発明の電子部品実装方法を忠実に具現化して、実
装方法と同様の効果を確実に得ることができる。
【0018】上記発明において、基板洗浄装置は、酸素
ガス、アルゴンガスまたは酸素とアルゴンの混合ガスを
用いたプラズマ洗浄装置であることが好ましい。このプ
ラズマ洗浄装置は、リフローすることによって回路基板
上に付着した有機物を、プラズマ照射によるスパッタリ
ング作用または有機物との分解結合による作用によって
効果的、且つ効率的に除去することができる。
ガス、アルゴンガスまたは酸素とアルゴンの混合ガスを
用いたプラズマ洗浄装置であることが好ましい。このプ
ラズマ洗浄装置は、リフローすることによって回路基板
上に付着した有機物を、プラズマ照射によるスパッタリ
ング作用または有機物との分解結合による作用によって
効果的、且つ効率的に除去することができる。
【0019】上記発明におけるICチップ実装部は、I
Cチップを回路基板に実装するベアチップ実装機と、前
記ICチップと前記回路基板の基板電極とをワイヤで配
線するワイヤボンダーとを備えている構成とすることが
できる。これによれば、洗浄によって清浄化された基板
電極にワイヤを接合するので、基板電極とワイヤとの接
合強度を高くして信頼性の向上を図ることができる。
Cチップを回路基板に実装するベアチップ実装機と、前
記ICチップと前記回路基板の基板電極とをワイヤで配
線するワイヤボンダーとを備えている構成とすることが
できる。これによれば、洗浄によって清浄化された基板
電極にワイヤを接合するので、基板電極とワイヤとの接
合強度を高くして信頼性の向上を図ることができる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好ましい実施の形
態について図面を参照しながら説明する。図1(a)〜
(f)は、本発明の一実施の形態に係る電子部品実装方
法を具現化した高周波回路基板の形成過程を工程順に示
した側面図、図2(a)は上記製造工程を実施するため
の実装システムの設備構成を示したブロック構成図であ
る。なお、図1および図2(a)において、図5ないし
図8と同一若しくは同等のものには同一の符号を付し
て、重複する説明を省略する。
態について図面を参照しながら説明する。図1(a)〜
(f)は、本発明の一実施の形態に係る電子部品実装方
法を具現化した高周波回路基板の形成過程を工程順に示
した側面図、図2(a)は上記製造工程を実施するため
の実装システムの設備構成を示したブロック構成図であ
る。なお、図1および図2(a)において、図5ないし
図8と同一若しくは同等のものには同一の符号を付し
て、重複する説明を省略する。
【0021】この電子部品実装方法では、先ず、図1
(a)に示すように、例えばセラミック製の回路基板1
の各ランド部11上に対し一括してクリーム半田12を
塗着する。このクリーム半田12の一括塗着工程は、図
2(a)の半田印刷機19によるスクリーン印刷によっ
て実施される。つぎに、図1(b)に示すように、クリ
ーム半田12を一括塗着した各ランド部11上には、図
2(a)のチップ部品実装機17によってチップ部品1
4が仮実装され、そののち、同図(c)に示すように、
仮実装されたチップ部品14は、図2(a)のリフロー
炉18内でクリーム半田12が加熱されることにより、
ランド部11に確実に接合する状態で実装される。
(a)に示すように、例えばセラミック製の回路基板1
の各ランド部11上に対し一括してクリーム半田12を
塗着する。このクリーム半田12の一括塗着工程は、図
2(a)の半田印刷機19によるスクリーン印刷によっ
て実施される。つぎに、図1(b)に示すように、クリ
ーム半田12を一括塗着した各ランド部11上には、図
2(a)のチップ部品実装機17によってチップ部品1
4が仮実装され、そののち、同図(c)に示すように、
仮実装されたチップ部品14は、図2(a)のリフロー
炉18内でクリーム半田12が加熱されることにより、
ランド部11に確実に接合する状態で実装される。
【0022】続いて、図1(d)に示すように、チップ
部品14が実装された回路基板1は、図2(a)のプラ
ズマ洗浄装置20によりプラズマを照射されることによ
り、プラズマの表面処理による洗浄が施される。このプ
ラズマ洗浄の詳細については後述する。この洗浄工程の
のち、図1(e)に示すように、回路基板1上には、接
着剤2を塗着したのちに、その接着剤2を介してICチ
ップ3を搭載し、この状態でUVを照射して接着剤2を
硬化させることにより、ICチップ3が接着剤2による
接着手段で取り付けられる。このICチップ3の実装工
程は、図2(a)のベアチップ実装機4によって実施さ
れる。
部品14が実装された回路基板1は、図2(a)のプラ
ズマ洗浄装置20によりプラズマを照射されることによ
り、プラズマの表面処理による洗浄が施される。このプ
ラズマ洗浄の詳細については後述する。この洗浄工程の
のち、図1(e)に示すように、回路基板1上には、接
着剤2を塗着したのちに、その接着剤2を介してICチ
ップ3を搭載し、この状態でUVを照射して接着剤2を
硬化させることにより、ICチップ3が接着剤2による
接着手段で取り付けられる。このICチップ3の実装工
程は、図2(a)のベアチップ実装機4によって実施さ
れる。
【0023】最後に、図1(f)に示すように、上記接
着固定されたICチップ3のチップ電極7と回路基板1
の基板電極9とは、金ワイヤ8を用いたワイヤボンディ
ングによる配線工程によって相互に接続される。この配
線工程は、図2(a)のワイヤボンダー10によって実
施される。
着固定されたICチップ3のチップ電極7と回路基板1
の基板電極9とは、金ワイヤ8を用いたワイヤボンディ
ングによる配線工程によって相互に接続される。この配
線工程は、図2(a)のワイヤボンダー10によって実
施される。
【0024】図2(b)は、図1(d)の洗浄工程に用
いられるプラズマ洗浄装置20の概略構成を示す縦断面
図である。同図において、内部が反応室22となった真
空チャンバ21はガス導入口23と真空排気口24とを
備えている。真空チャンバ21の反応室22の下部に
は、被処理物である回路基板1が載置される高周波電極
27が、絶縁リング28を介在して真空チャンバ21の
反応室22に対し電気絶縁状態に保持して設けられてい
る。また、高周波電極27および絶縁リング28と反応
室22との間はOリング(図示せず)によって気密に保
持されている。このOリングは、真空チャンバ21の下
部に設けられた冷却溝31内を流れる冷却水により冷却
されて、プラズマによる加熱により200°C以上に温
度上昇するのが防止されている。
いられるプラズマ洗浄装置20の概略構成を示す縦断面
図である。同図において、内部が反応室22となった真
空チャンバ21はガス導入口23と真空排気口24とを
備えている。真空チャンバ21の反応室22の下部に
は、被処理物である回路基板1が載置される高周波電極
27が、絶縁リング28を介在して真空チャンバ21の
反応室22に対し電気絶縁状態に保持して設けられてい
る。また、高周波電極27および絶縁リング28と反応
室22との間はOリング(図示せず)によって気密に保
持されている。このOリングは、真空チャンバ21の下
部に設けられた冷却溝31内を流れる冷却水により冷却
されて、プラズマによる加熱により200°C以上に温
度上昇するのが防止されている。
【0025】一方、反応室22内における高周波電極2
7と上方で対向する位置には対向電極29が設けられて
おり、この対向電極29は真空チャンバ21を介して接
地されている。上記高周波電極27と対向電極29との
間には、高周波発振器30からの高周波電力がマッチン
グチューナー(図示せず)および高周波電力供給部(図
示せず)を介して供給されることにより、プラズマが発
生する。
7と上方で対向する位置には対向電極29が設けられて
おり、この対向電極29は真空チャンバ21を介して接
地されている。上記高周波電極27と対向電極29との
間には、高周波発振器30からの高周波電力がマッチン
グチューナー(図示せず)および高周波電力供給部(図
示せず)を介して供給されることにより、プラズマが発
生する。
【0026】上記プラズマ洗浄装置による回路基板1の
洗浄作用について説明する。反応室22は、ガス導入口
23から酸素ガスが10SCCM流入されながら、真空
排気口24から排気されて30Paの真空度に保持され
る。この状態において、高周波電極27と対向電極29
との間には、200Wの高周波電力が印加されることに
より、プラズマが発生し、このプラズマによって回路基
板1が約20秒の間、洗浄処理される。
洗浄作用について説明する。反応室22は、ガス導入口
23から酸素ガスが10SCCM流入されながら、真空
排気口24から排気されて30Paの真空度に保持され
る。この状態において、高周波電極27と対向電極29
との間には、200Wの高周波電力が印加されることに
より、プラズマが発生し、このプラズマによって回路基
板1が約20秒の間、洗浄処理される。
【0027】すなわち、図4に示すように、回路基板1
の基板電極9の最上層が膜厚の薄いフラッシュ金からな
る金膜9cで形成されている場合には、リフロー炉18
内を加熱されながら通過する際に、金膜9cの下地であ
るニッケル膜9bのニッケルが金膜9cの表面上に水酸
化ニッケルとして移動析出するが、上記プラズマ洗浄装
置20においてプラズマ中にさらされた回路基板1の表
面にはプラズマ中に存在する酸素イオンが照射され、さ
らに熱工程を経ることにより、回路基板1の基板電極9
における最上層である金膜9c上に析出した水酸化ニッ
ケルなどは酸素イオンの照射によるスパッタ作用により
吹き飛ばされて除去され、金膜9cが清浄な表面とされ
る。また、回路基板1の基板電極9は、リフロー炉18
中を通過したことによってクリーム半田12中に含まれ
るフラックスなどの有機物(主に炭素との化合物)で汚
染されているが、プラズマの照射による酸素ラジカルが
有機物と分解結合する作用により、フラックスなどの有
機物が分解除去されて、清浄な金表面とされる。
の基板電極9の最上層が膜厚の薄いフラッシュ金からな
る金膜9cで形成されている場合には、リフロー炉18
内を加熱されながら通過する際に、金膜9cの下地であ
るニッケル膜9bのニッケルが金膜9cの表面上に水酸
化ニッケルとして移動析出するが、上記プラズマ洗浄装
置20においてプラズマ中にさらされた回路基板1の表
面にはプラズマ中に存在する酸素イオンが照射され、さ
らに熱工程を経ることにより、回路基板1の基板電極9
における最上層である金膜9c上に析出した水酸化ニッ
ケルなどは酸素イオンの照射によるスパッタ作用により
吹き飛ばされて除去され、金膜9cが清浄な表面とされ
る。また、回路基板1の基板電極9は、リフロー炉18
中を通過したことによってクリーム半田12中に含まれ
るフラックスなどの有機物(主に炭素との化合物)で汚
染されているが、プラズマの照射による酸素ラジカルが
有機物と分解結合する作用により、フラックスなどの有
機物が分解除去されて、清浄な金表面とされる。
【0028】図3は基板電極9とこれにワイヤボンダー
10で接合された金ワイヤ8との接合部の剪断破壊強度
の実測結果を示した特性図であり、上記実施の形態にお
けるプラズマ洗浄を実施して得られた高周波回路基板と
洗浄工程を経ないで得られた従来の高周波回路基板とを
対比して示した。測定回数は何れも50回であり、その
平均値を図示してある。
10で接合された金ワイヤ8との接合部の剪断破壊強度
の実測結果を示した特性図であり、上記実施の形態にお
けるプラズマ洗浄を実施して得られた高周波回路基板と
洗浄工程を経ないで得られた従来の高周波回路基板とを
対比して示した。測定回数は何れも50回であり、その
平均値を図示してある。
【0029】洗浄工程を経ない場合の上記接合部の剪断
破壊強度は217mNであるのに対し、上記実施の形態
による基板電極9と金ワイヤ8との接合部の剪断破壊強
度は、414mNであり、洗浄工程を経ない接合部の約
2倍の強度を得ることができた。また、破壊の状態を観
察したところ、洗浄工程を経ない場合の接合部は剥離モ
ードで破壊したのに対し、上記実施の形態の接合部は金
バンプでの破壊モードで破壊した。
破壊強度は217mNであるのに対し、上記実施の形態
による基板電極9と金ワイヤ8との接合部の剪断破壊強
度は、414mNであり、洗浄工程を経ない接合部の約
2倍の強度を得ることができた。また、破壊の状態を観
察したところ、洗浄工程を経ない場合の接合部は剥離モ
ードで破壊したのに対し、上記実施の形態の接合部は金
バンプでの破壊モードで破壊した。
【0030】上述したように、実施の形態の電子部品実
装方法では、チップ部品14を実装してリフロー炉18
内を通過させたのちに、プラズマ洗浄装置20を用いて
回路基板1の基板電極9を酸素ラジカルおよび酸素イオ
ンで洗浄したことにより、基板電極9と金ワイヤ8との
接合部での接合強度が格段に高い高周波回路基板を形成
することができる。なお、回路基板1の洗浄工程は、上
記実施の形態のプラズマ洗浄に代えて、化学溶液を用い
た洗浄手段によるエッチング作用で有機物などを除去す
るようにしても、上記実施の形態と同様の効果を得るこ
とができる。
装方法では、チップ部品14を実装してリフロー炉18
内を通過させたのちに、プラズマ洗浄装置20を用いて
回路基板1の基板電極9を酸素ラジカルおよび酸素イオ
ンで洗浄したことにより、基板電極9と金ワイヤ8との
接合部での接合強度が格段に高い高周波回路基板を形成
することができる。なお、回路基板1の洗浄工程は、上
記実施の形態のプラズマ洗浄に代えて、化学溶液を用い
た洗浄手段によるエッチング作用で有機物などを除去す
るようにしても、上記実施の形態と同様の効果を得るこ
とができる。
【0031】また、上記実施の形態では、回路基板1と
して、セラミック製のものを用いる場合を例に説明した
が、ガラスエポキシ製や樹脂製の回路基板を用いる場合
にも同様に適用することができる。すなわち、本発明の
電子部品実装方法は、回路基板1の基板材質が限定され
るものではなく、さらに、多層回路基板であっても適用
することができる。
して、セラミック製のものを用いる場合を例に説明した
が、ガラスエポキシ製や樹脂製の回路基板を用いる場合
にも同様に適用することができる。すなわち、本発明の
電子部品実装方法は、回路基板1の基板材質が限定され
るものではなく、さらに、多層回路基板であっても適用
することができる。
【0032】さらに、上記実施の形態では、リフロー炉
18内を通過させたのちに、ICチップ3をワイヤボン
ダー10を用いて実装する場合を例示して説明している
が、ICチップ3を一対の基板電極9上にフリップチッ
プ法によって直接接合する場合においても、この接合工
法の実施に先立ってプラズマ洗浄すれば、基板電極9の
表面を清浄化できるので、上記実施の形態で説明したと
同様の効果を得ることができる。
18内を通過させたのちに、ICチップ3をワイヤボン
ダー10を用いて実装する場合を例示して説明している
が、ICチップ3を一対の基板電極9上にフリップチッ
プ法によって直接接合する場合においても、この接合工
法の実施に先立ってプラズマ洗浄すれば、基板電極9の
表面を清浄化できるので、上記実施の形態で説明したと
同様の効果を得ることができる。
【0033】また、上記実施の形態では、プラズマ洗浄
装置20のガスとして、酸素ガスを用いる場合について
説明しているが、スパッタ性を有するガス、例えば、ア
ルゴンガスまたはアルゴンと酸素の混合ガスを用いて
も、上記実施の形態で説明したと同様の洗浄効果を得る
ことができる。また、上記実施の形態のプラズマ洗浄装
置20では、減圧下での放電によるプラズマ洗浄につい
て説明したが、酸素ガスまたはアルゴンガスを用いた大
気圧下での放電によるプラズマ洗浄であっても、上述し
たと同様の効果を得ることができる。
装置20のガスとして、酸素ガスを用いる場合について
説明しているが、スパッタ性を有するガス、例えば、ア
ルゴンガスまたはアルゴンと酸素の混合ガスを用いて
も、上記実施の形態で説明したと同様の洗浄効果を得る
ことができる。また、上記実施の形態のプラズマ洗浄装
置20では、減圧下での放電によるプラズマ洗浄につい
て説明したが、酸素ガスまたはアルゴンガスを用いた大
気圧下での放電によるプラズマ洗浄であっても、上述し
たと同様の効果を得ることができる。
【0034】
【発明の効果】以上のように、本発明の電子部品実装方
法によれば、チップ部品を実装した回路基板をリフロー
したのちに、その回路基板をICチップの実装に先立っ
て洗浄するようにしたので、リフローしたときに回路基
板の基板電極の表面に付着したフラックスなどの有機物
を除去することができ、これにより清浄化された基板電
極にICチップを実装するので、基板電極とICチップ
との接合強度または基板電極と配線用ワイヤとの接合強
度が格段に高くなり、信頼性の高い高周波回路基板を形
成することができる。
法によれば、チップ部品を実装した回路基板をリフロー
したのちに、その回路基板をICチップの実装に先立っ
て洗浄するようにしたので、リフローしたときに回路基
板の基板電極の表面に付着したフラックスなどの有機物
を除去することができ、これにより清浄化された基板電
極にICチップを実装するので、基板電極とICチップ
との接合強度または基板電極と配線用ワイヤとの接合強
度が格段に高くなり、信頼性の高い高周波回路基板を形
成することができる。
【0035】また、本発明の電子部品実装システムによ
れば、特に、リフローした回路基板を洗浄する洗浄装置
を備えているので、本発明の電子部品実装方法を忠実に
具現化して、実装方法と同様の効果を確実に得ることが
できる。
れば、特に、リフローした回路基板を洗浄する洗浄装置
を備えているので、本発明の電子部品実装方法を忠実に
具現化して、実装方法と同様の効果を確実に得ることが
できる。
【図1】(a)〜(f)は本発明の一実施の形態に係る
電子部品実装方法を具現化した高周波回路基板の形成過
程を工程順に示した側面図。
電子部品実装方法を具現化した高周波回路基板の形成過
程を工程順に示した側面図。
【図2】(a)は同上の製造工程を実施するための電子
部品実装システムの設備構成を示すブロック構成図、
(b)は図1(d)の洗浄工程に用いられるプラズマ洗
浄装置の概略構成を示す縦断面図。
部品実装システムの設備構成を示すブロック構成図、
(b)は図1(d)の洗浄工程に用いられるプラズマ洗
浄装置の概略構成を示す縦断面図。
【図3】基板電極と金ワイヤとの接合部の剪断破壊強度
を示す特性図。
を示す特性図。
【図4】回路基板における基板電極を詳細に示した拡大
側面図。
側面図。
【図5】(a)〜(e)は従来の電子部品実装方法によ
る高周波回路基板の形成過程を工程順に示した側面図。
る高周波回路基板の形成過程を工程順に示した側面図。
【図6】同上の製造工程を実施するための電子部品実装
システムの設備構成を示すブロック構成図。
システムの設備構成を示すブロック構成図。
【図7】(a)〜(e)は従来の他の電子部品実装方法
による高周波回路基板の形成過程を工程順に示した側面
図。
による高周波回路基板の形成過程を工程順に示した側面
図。
【図8】同上の製造工程を実施するための電子部品実装
システムの設備構成を示すブロック構成図。
システムの設備構成を示すブロック構成図。
1 回路基板
3 ICチップ
4 ベアチップ実装機
8 金ワイヤ(ワイヤ)
9 基板電極
10 ワイヤボンダー
11 ランド部
12 クリーム半田
14 チップ部品
17 チップ部品実装機
18 リフロー炉
19 半田印刷機
20 プラズマ洗浄装置
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考)
H05K 13/04 H05K 13/04 B
// H05K 3/32 3/32 C
(72)発明者 瀧口 正敏
大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器
産業株式会社内
Fターム(参考) 5E313 AA03 AA11 FG05 FG06
5E319 AA03 AA07 AB06 AC04 BB05
BB20 CC12 CC36 CD29 CD35
GG03 GG15
5E343 AA02 AA23 EE08 GG11
5F044 AA04
5F047 AA17 BA06 BB13 BB16 FA21
Claims (6)
- 【請求項1】 回路基板の所定箇所にクリーム半田を塗
着する半田塗着工程と、 チップ部品を前記クリーム半田を介し前記回路基板に実
装するチップ部品実装工程と、 前記チップ部品を実装した前記回路基板をリフローする
リフロー工程と、 前記リフローした回路基板を洗浄する基板洗浄工程と、 前記洗浄した前記回路基板に対しICチップを実装する
ICチップ実装工程とを有することを特徴とする電子部
品実装方法。 - 【請求項2】 基板洗浄工程は、プラズマを利用したプ
ラズマ洗浄である請求項1に記載の電子部品実装方法。 - 【請求項3】 プラズマ洗浄は、酸素ガス、アルゴンガ
スまたは酸素とアルゴンの混合ガスを用いて行うように
した請求項2に記載の電子部品実装方法。 - 【請求項4】 回路基板の各ランド部に一括してクリー
ム半田をスクリーン印刷する半田印刷機と、 チップ部品を前記クリーム半田を介し前記回路基板に実
装するチップ部品実装機と、 前記チップ部品を実装した前記回路基板をリフローする
リフロー炉と、 前記リフローした前記回路基板を洗浄する基板洗浄装置
と、 前記洗浄した前記回路基板にベアチップタイプのICチ
ップを実装するICチップ実装部とを備えていることを
特徴とする電子部品実装システム。 - 【請求項5】 基板洗浄装置は、酸素ガス、アルゴンガ
スまたは酸素とアルゴンの混合ガスを用いたプラズマ洗
浄装置である請求項4に記載の電子部品実装システム。 - 【請求項6】 ICチップ実装部は、ICチップを回路
基板に実装するベアチップ実装機と、前記ICチップと
前記回路基板の基板電極とをワイヤで配線するワイヤボ
ンダーとを備えている請求項4または5に記載の電子部
品実装システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001330221A JP2003133717A (ja) | 2001-10-29 | 2001-10-29 | 電子部品実装方法および実装システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001330221A JP2003133717A (ja) | 2001-10-29 | 2001-10-29 | 電子部品実装方法および実装システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003133717A true JP2003133717A (ja) | 2003-05-09 |
Family
ID=19145976
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001330221A Withdrawn JP2003133717A (ja) | 2001-10-29 | 2001-10-29 | 電子部品実装方法および実装システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003133717A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005223088A (ja) * | 2004-02-04 | 2005-08-18 | Stanley Electric Co Ltd | 半導体装置の製造方法及び半導体装置 |
JP2006167735A (ja) * | 2004-12-14 | 2006-06-29 | Hitachi Ltd | 機器、構造材等の製造法 |
JP2008047740A (ja) * | 2006-08-17 | 2008-02-28 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 基板への部品実装方法及び装置 |
US7495344B2 (en) | 2004-03-18 | 2009-02-24 | Sanyo Electric Co., Ltd. | Semiconductor apparatus |
US8399794B2 (en) | 2006-05-30 | 2013-03-19 | Panasonic Corporation | Atmospheric pressure plasma, generating method, plasma processing method and component mounting method using same, and device using these methods |
-
2001
- 2001-10-29 JP JP2001330221A patent/JP2003133717A/ja not_active Withdrawn
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005223088A (ja) * | 2004-02-04 | 2005-08-18 | Stanley Electric Co Ltd | 半導体装置の製造方法及び半導体装置 |
US7495344B2 (en) | 2004-03-18 | 2009-02-24 | Sanyo Electric Co., Ltd. | Semiconductor apparatus |
JP2006167735A (ja) * | 2004-12-14 | 2006-06-29 | Hitachi Ltd | 機器、構造材等の製造法 |
US8399794B2 (en) | 2006-05-30 | 2013-03-19 | Panasonic Corporation | Atmospheric pressure plasma, generating method, plasma processing method and component mounting method using same, and device using these methods |
JP2008047740A (ja) * | 2006-08-17 | 2008-02-28 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 基板への部品実装方法及び装置 |
JP4760609B2 (ja) * | 2006-08-17 | 2011-08-31 | パナソニック株式会社 | 基板への部品実装方法及び装置 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20040824 |
|
A761 | Written withdrawal of application |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761 Effective date: 20061102 |