JP2003133646A - 半導体レーザ素子 - Google Patents

半導体レーザ素子

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JP2003133646A
JP2003133646A JP2001327571A JP2001327571A JP2003133646A JP 2003133646 A JP2003133646 A JP 2003133646A JP 2001327571 A JP2001327571 A JP 2001327571A JP 2001327571 A JP2001327571 A JP 2001327571A JP 2003133646 A JP2003133646 A JP 2003133646A
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gaas substrate
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Masayuki Momose
正之 百瀬
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Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高温での閾値が低く、かつ効率が高い半導体
レーザ素子の提供。 【解決手段】 n導電型のGaAs基板と、GaAs基
板の主面上に順次形成されるn導電型のAlGaInP
からなるn−クラッド層及びアンドープのGaInPか
らなる活性層並びにZnを不純物とするp導電型のAl
GaInPからなるp−クラッド層を有し、活性層とp
−クラッド層との間にZnが活性層に拡散するのを抑止
するGaInAs系化合物半導体層からなる拡散抑制層
が設けられている。例えば、u−GaInPAs拡散抑
制層は、u−Ga0.63In0. 370.95As
0.05となる。この組成では、バンドギャップは2.
01eV(617nm)、歪み量は−0.67%である
ので、GaAs基板に略格子整合し、650nm台のレ
ーザ光は吸バンドギャップは2.01eV(発振波長6
17nm)、歪み量は−0.67%であり、GaAs基
板に格子整合する

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は半導体レーザ素子の
製造技術に関し、例えば、AlGaInP系赤色半導体
レーザ素子の製造技術に適用して有効な技術に関する。
【0002】
【従来の技術】AlGaInP系赤色半導体レーザ等、
情報用半導体レーザの作製に際して、GaAs基板を用
いるが、高性能化のために、結晶面が(001)面から
所定角度傾斜した基板(高傾斜基板)が使われる。しか
し、そのような高傾斜基板を用いると、p型クラッド層
のドーパントとして使われているZnが活性層に拡散
し、レーザ特性に悪影響を与えるという問題がある。
【0003】高傾斜基板は、650nm帯、630nm
帯の波長域のレーザで用いられている。高傾斜基板につ
いては、例えば、JAPANESE JOURNAL OF APPLIED P
HYSICS Vol.29,No.9,SEPTEMBER,1990,pp.L1669−L
1671に記載されている。この文献には、n−GaAs基
板の主面上にいずれもAlGaInPからなるアウター
クラッド層(n型),インナークラッド層(n型),ア
ンドープ活性層(u−活性層),インナークラッド層
(p型),アウタークラッド層(p型)を順次形成した
発振波長が632.7nmとなる可視レーザダイオード
について記載されている。
【0004】また、培風館発行、「3−5族化合物半導
体」、1994年5月20日発行、P311−P312には、GaAs
やAlGaInPへのMg,Znなど2族原子やSeな
どの6族原子のドーピング効率は基板の面方位に依存す
ること、(111)A面方向へ数度から十数度傾斜させ
た基板へのAlGaInP成長はZnのドーピング効率
が高い旨記載されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】高傾斜基板では、Zn
のドーピング効率が高い。このため、レーザダイオード
特性に悪影響を与えないように活性層にZnが拡散しな
いように、活性層近傍のクラッド層のキャリア濃度を少
なくしている。
【0006】しかし、活性層近傍のクラッド層のキャリ
ア濃度が低いと、高温での特性が悪くなる。即ち、高温
でのレーザ発振の閾値が高くなるとともに、効率が低く
なる等の問題が発生する。
【0007】本発明の目的は、高温でのレーザ発振の閾
値が低い半導体レーザ素子を提供することにある。
【0008】本発明の他の目的は、高温でのレーザ発振
の閾値が低く、かつ効率が高い半導体レーザ素子を提供
することにある。
【0009】本発明の前記ならびにそのほかの目的と新
規な特徴は、本明細書の記述および添付図面からあきら
かになるであろう。
【0010】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち代表的なものの概要を簡単に説明すれば、下
記のとおりである。
【0011】(1)GaAs基板と、前記GaAs基板
の主面上に順次積層形成され、いずれもGaInP/A
lGaInP系の化合物半導体層からなる第1導電型の
クラッド層及び活性層並びに第2導電型のクラッド層を
有し、Znを導電型決定不純物原子とする前記一方のク
ラッド層と前記活性層との間に前記Znの前記活性層へ
の拡散を抑制する層としてAsを含む拡散抑制層が設け
られている。
【0012】具体的には、n導電型のGaAs基板と、
前記GaAs基板の主面上に順次形成されるn導電型の
AlGaInPからなるn−クラッド層及びアンドープ
のGaInPからなる活性層並びにZnを不純物とする
p導電型のAlGaInPからなるp−クラッド層を有
し、前記活性層と前記p−クラッド層との間に前記Zn
が前記活性層に拡散するのを抑止するGaInAs系化
合物半導体層からなる拡散抑制層が設けられている。前
記拡散抑制層はAl Ga In1−a−b
1−c で形成されている。この例ではAlの混晶比
aは0であり、Gaの混晶比bは0.63であり、As
の混晶比1−cは0.05である。この結果、この拡散
抑制層のバンドギャップは2.01eV(ホトルミネッ
センス波長617nm)、歪み量は−0.67%であ
り、前記GaAs基板に略格子整合する状態にある。前
記GaAs基板の主面は(001)面より〈111〉A
方向に6度〜7度傾斜した面になり高傾斜基板となって
いる。
【0013】前記(1)の手段によれば、(a)高傾斜
基板であることからZnのドーピング効率は高い。しか
し、活性層上のAlGaInPからなるp−クラッド層
(Zn含有)と活性層との間にはGaInPAsからな
るAs系の拡散抑制層が設けられていることから、Zn
の活性層への拡散は抑制されることになる。
【0014】即ち、GaInAsP混晶のようなAs系
材料はAlGaInP混晶のようなP系材料に比べてZ
nの拡散係数が小さい。そのため、AlGaInP混晶
では活性層にZnが拡散してしまうキャリア濃度でも、
GaInAsP混晶ではZn拡散が抑制できる。その結
果、活性層近傍のp型キャリア濃度を高くできるので、
高温でのレーザ発振の閾値が低く効率が向上するため光
出力向上という高温特性の向上を実現できる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を詳細に説明する。なお、発明の実施の形態を
説明するための全図において、同一機能を有するものは
同一符号を付け、その繰り返しの説明は省略する。
【0016】(実施形態1)図1乃至図4は本発明の一
実施形態(実施形態1)である半導体レーザ素子に係わ
る図であり、図1は半導体レーザ素子の模式的斜視図で
ある。図2は半導体レーザ素子の製造における各工程で
の模式的断面図である。また、図3及び図4は製造され
た半導体レーザ素子の特性を示すグラフであり、図3
(a)は25℃における電流−光出力特性を示すグラ
フ、図3(b)は70℃における電流−光出力特性を示
すグラフ、図4(a)は水平方向遠視野像、図4(b)
は垂直方向遠視野像である。
【0017】本実施形態1では、n導電型のGaAs基
板の主面上にAlGaInP/GaInP系の化合物半
導体層を積層した発振波長が650nmになる半導体レ
ーザ素子に本発明を適用した例について説明する。即
ち、半導体レーザ素子の製造において、アンドープのG
aInPからなる活性層上に、As系の拡散抑制層とし
てGaInPAs層を設け、その後p−AlGaInP
クラッド層を形成する。そして、前記GaInPAs拡
散抑制層によってp−AlGaInPクラッド層から活
性層へのZnの拡散を抑制する。
【0018】図1に示すように、半導体レーザ素子1
は、n−GaAs基板11の主面上にn−AlGaIn
P12、アンドープGaInP活性層13、u−GaI
nPAs拡散抑制層14、p−AlGaInPクラッド
層15を順次形成した構造になっている。
【0019】前記p−AlGaInPクラッド層15は
選択的にエッチングされ、半導体レーザ素子1の中央に
沿って帯状のリッジストライプ19に加工されている。
また、リッジストライプ19が設けられないu−GaI
nPAs拡散抑制層14上にはリッジストライプ19の
高さ域に亘ってn−GaAs層20が埋め込むように形
成されている。前記リッジストライプ19およびn−G
aAs層20上にはp−GaAs層21が形成されてい
る。
【0020】また、p−GaAs層21上にはp側電極
22が設けられるとともに、n−GaAs基板11の裏
面にはn側電極23が設けられている。レーザ光はリッ
ジストライプ19に対応するアンドープGaInP活性
層13の端から出射される。図示はしないが、このレー
ザ光を出射する出射面には保護膜(コーティング膜)が
形成されている。
【0021】つぎに、このような半導体レーザ素子1の
製造について、図2(a)乃至(i)を参照しながら説
明する。
【0022】先ず最初に、図2(a)に示すように、化
合物半導体(GaAs)の主面(上面)が(001)面
より(111)A方向に7°オフ(傾斜)した高傾斜基
板となるn−GaAs基板11を用意する。
【0023】つぎに、図2(b)に示すように、n−G
aAs基板11の主面に有機金属気相成長法(MOCV
D法)により、化合物半導体層を順次形成して多層構造
を作製する。即ち、n−GaAs基板11の主面に、n
−AlGaInPからなるクラッド層(n−AlGaI
nP)12、アンドープ(u)のGaInPからなる活
性層13、アンドープGaInPAsからなる拡散抑制
層(u−GaInPAs)14、p−AlGaInPか
らなるクラッド層(p−AlGaInP)15、n−G
aAsキャップ層(n−GaAs)16を形成する。
【0024】n−AlGaInP12は、n−Al
Ga In1−x−y Pで表記され、本実施形態1で
は、例えば、x=0.37、y=0.16となる。従っ
て、n−AlGaInP12はn−Al0.37Ga
0.16In0.47Pになる。このn−AlGaIn
P12は、厚さ1.2μm、キャリア濃度5E17cm
−3となる。
【0025】アンドープGaInP活性層13は、アン
ドープGa In1−z Pと表記され、例えば、z=
0.43(アンドープGa0.43In0.57P)と
なり、厚さ20nmとなる。
【0026】u−GaInPAs拡散抑制層14は、ア
ンドープAl Ga In1−a −b As
1−c と表記され、本実施形態1ではAl組成(混晶
比)は0、Ga組成が0.63、As組成が0.05で
ある。従って、u−Ga0.63In0.37
0.95As0.05となる。この組成では、バンドギ
ャップは2.01eV(617nm)、歪み量は−0.
67%であるので、GaAs基板に略格子整合し、65
0nm台のレーザ光は吸収しない。u−GaInPAs
14は厚さ30nmとなる。
【0027】なお、Al組成を0とせず、0よりも大き
く0.40程度までとしてもよい。この場合、混晶比が
大きくなる程、バンドギャップが大きくなり、発生する
レーザ光を吸収し難くなるので、レーザ特性が向上す
る。例えば、Al組成を0.21とすることにより、A
0.21Ga0.31In0.480.95As
.05を用いると、バンドギャップは上記GaInPA
sに比べて、0.07eV大きくなるので、一層の特性
向上が見込まれる。
【0028】p−AlGaInPクラッド層15は、n
−AlGaInPクラッド層12と同一組成となる。p
−AlGaInPクラッド層15の厚さは1.2μmで
あり、キャリア濃度は5E17cm−3になる。
【0029】n−GaAsキャップ層16は厚さ0.2
μm、キャリア濃度1E18cm となる。
【0030】つぎに、図2(c)に示すように、積層し
た化合物半導体層上、即ち、n−GaAsキャップ層1
6上に絶縁膜17を例えば、0.2μm積層するととも
に、ホトリソグラフィ技術とエッチング技術によってレ
ジストストライプ18を所定間隔に平行に形成する。こ
の時、ホトレジストのストライプは幅が5μmである。
【0031】つぎに、図2(d)に示すように、レジス
トストライプ18をエッチング用マスクとしてエッチン
グ(ウェットエッチング)して絶縁膜17を選択的にエ
ッチングする。その後レジストストライプ18を除去す
る。
【0032】つぎに、図2(e)に示すように、残留す
るストライプ状の絶縁膜17をエッチング用マスクとし
て塩酸系エッチング液でp−AlGaInPクラッド層
15をエッチングして、リッジストライプ19を作製す
る。この時、u−GaInPAs拡散抑制層14はエッ
チングストップ層としても機能する。ストライプの幅は
4.8μmであった。
【0033】つぎに、図2(f)に示すように、MOC
VD法によりn−GaAs層20を形成する。n−Ga
As層20は絶縁膜17上には形成されず、露出したu
−GaInPAs拡散抑制層14からp−AlGaIn
Pクラッド層15に掛けて形成される。そこで、前記エ
ッチングによって窪んだ部分を埋め込むように形成す
る。例えば、n−GaAs層20は厚さ1.4μm(キ
ャリア濃度1E18cm −3)に選択成長させる。
【0034】つぎに、絶縁膜17をウェットエッチング
で除去した後、図2(g)に示すように、再びMOCV
D法により、p−GaAs層21(厚さ4.1μm、キ
ャリア濃度1E18cm−3)を成長させる。
【0035】つぎに、図2(h)に示すように、p−G
aAs層21上にp側電極22を蒸着形成するととも
に、n−GaAs基板11の裏面側にn側電極23を蒸
着形成しかつパターニングする。なお、必要に応じて、
n側電極23を形成する前にn−GaAs基板11の裏
面側を所定厚さ除去して所定厚さとする。
【0036】つぎに、図示しないが、リッジストライプ
19に直交する方向に所定間隔に劈開して短冊体を形成
する。そして、この短冊体の共振器面となる劈開面にそ
れぞれ被膜(コーティング膜)を形成して所定の屈折率
の反射膜を形成する。その後、再び劈開により短冊体を
所定間隔毎に分割し図2(i)及び図1に示すような半
導体レーザ素子1を製造する。半導体レーザ素子1は幅
250μm、厚さ100μm、長さ600μm(共振器
長)である。
【0037】本実施形態1の半導体レーザ素子(レーザ
素子)の25℃と70℃での電流−光出力特性を図3に
示す。25℃では、従来方法で作製されたレーザ素子
は、閾値43mA、効率0.6W/Aであり、本発明に
よる半導体レーザ素子1は、閾値42mA、効率0.6
1W/Aであるので、両者の間に大きな差は見られな
い。
【0038】しかし、70℃での特性に大きな差が見ら
れる。従来方法で作製した半導体レーザ素子では、閾値
が73mAと高く、効率が0.3W/Aと低いうえ、光
出力が20mWを超えたレベルで飽和してしまう。これ
に対して、本発明で作製した半導体レーザ素子1では、
閾値は62mAで効率は0.51W/Aであり、従来に
比べて特性の向上が見られる。
【0039】さらに、20mWを超えた光出力でも飽和
することが無く、高温でも非常に良好な特性を示してい
る。これは、u−GaInPAs拡散抑制層14を導入
したことにより、活性層直上までp型クラッド層の濃度
を従来よりも高く保つことができたためである。本実施
形態1ではp−クラッド層のキャリア濃度を1E18c
−3としたにもかかわらず、Znが活性層に拡散する
ことなく、レーザダイオード構造を作製できた。
【0040】つぎに、図4に25℃で光出力5mWで測
定した遠視野像を示す。水平方向の遠視野像角度は、従
来方法で作製した半導体レーザ素子は12.2°で、本
発明による半導体レーザ素子は12.9°であり、ほと
んど差が無いことがわかる。これに対して、垂直方向の
遠視野像は、従来方法で作製した半導体レーザ素子では
23.2°であるのに対して、本発明による半導体レー
ザ素子では24.5°となり、約1°大きくなる。これ
は、拡散抑制層に用いたGaInPAs層の屈折率はク
ラッド層であるAlGaInP層に対して大きいためで
あるが実用上支障はない。
【0041】本実施形態1によれば以下の効果を有す
る。(1)本実施形態1の半導体レーザ素子1は、Zn
のドーピング効率が高い高傾斜基板を用いているが、活
性層13上のAlGaInPからなるp−クラッド層
(Zn含有)15と活性層13との間には、GaInP
AsからなるAs系の拡散抑制層14が設けられている
ことから、Znの活性層への拡散は抑制されることにな
り、活性層近傍のキャリア濃度を高くできる。この結
果、活性層近傍のp型キャリア濃度を高くなることか
ら、高温でもキャリアの注入を十分に行うことができ
る。そのため、高温でのレーザ発振の閾値が低く効率が
向上する。従って、光出力向上が図れ高温特性の向上が
実現できる。
【0042】換言するならば、GaInAsP混晶のよ
うなAs系材料はAlGaInP混晶のようなP系材料
に比べてZnの拡散係数が小さい。そのため、AlGa
InP混晶では活性層にZnが拡散してしまうキャリア
濃度でも、GaInAsP混晶ではZn拡散が抑制でき
る。その結果、活性層近傍のp型キャリア濃度を高くで
きるので、高温でのレーザ発振の閾値が低く効率が向上
するため光出力向上という高温特性の向上を実現でき
る。
【0043】(2)本実施形態1の半導体レーザ素子1
は、Znが活性層13に拡散させないように働く拡散抑
制層14として格子定数もGaAsに比較的近くできる
GaInAsP混晶を使用していることから、レーザ光
の吸収も低く光出力の向上が図れる。
【0044】(3)本実施形態1の半導体レーザ素子1
は、Znが活性層13に拡散させないように働く拡散抑
制層14としてAs系混晶層を使用している。As系混
晶は、P系混晶に比べて、塩酸系エッチング液に対する
耐性が高い。そのため、メサストライプを形成するとき
のエッチングストップ層としても用いることができ、高
精度の加工が可能になる。
【0045】(4)情報用の半導体レーザ、即ち、Al
GaInP系赤色半導体レーザ素子は携帯用機器、自動
車搭載用機器に用いられるようになり、従来の60℃で
の動作補償より、70℃での動作補償が求められるよう
になってきた。本発明による半導体レーザ素子1を用い
ることにより、高温で高信頼の半導体レーザの提供がで
きるので、製品の性能向上に寄与できる。
【0046】(5)本発明による半導体レーザ素子1は
高温での信頼性が高いことから、高温対応のシステムに
使用できる。即ち、DVD−RAMシステムは、今後、
通常のデスクトップパソコンと同様に携帯用パソコンに
搭載されるようになると、高温での信頼性が今まで以上
に要求される。
【0047】(6)半導体レーザを組み込んだポインタ
・マーカ等の測量機器も高温で安定して使用できる要求
が強い。従って、本発明による半導体レーザ素子1もこ
のようなポインタ・マーカ等の測量機器にも組み込みが
可能になる。
【0048】(実施形態2)図5乃至図7は本発明の他
の実施形態(実施形態2)である半導体レーザ素子に係
わる図である。図5は半導体レーザ素子の模式的斜視図
である。
【0049】図5に示すように、本実施形態2の半導体
レーザ素子1は、実施形態1の半導体レーザ素子1にお
いて、アンドープGaInP活性層13の厚さを30n
mと厚くするとともに、アンドープGaInP活性層1
3とu−GaInPAs拡散抑制層14との間にn−A
lGaInP12と同一組成のp−AlGaInP層2
5(厚さ20nm)を設ける点が異なる。また、リッジ
ストライプ19の幅は5.2μmと広くなっている。他
の部分は実施形態1の半導体レーザ素子1と同じであ
る。
【0050】このような本実施形態2の半導体レーザ素
子1は以下のような特性を有する。図6(a),(b)
は半導体レーザ素子の電流−光出力特性を示すグラフで
あり、図6(a)は25℃における特性図、図6(b)
は70℃における特性図、図7(a),(b)は半導体
レーザ素子の遠視野像を示すグラフである。
【0051】図6に示すように、25℃では、従来方法
で作製された半導体レーザ素子は、閾値45mA、効率
0.58W/Aであり、本実施形態2の半導体レーザ素
子1は、閾値44mA、効率0.59W/Aであるの
で、両者の間に大きな差は見られない。
【0052】しかし、70℃での特性に大きな差が見ら
れる。従来方法で作製した半導体レーザ素子では、閾値
が78mAと高く、効率が0.29W/Aと低いうえ、
光出力が20mWを超えたレベルで飽和してしまう。こ
れに対して、本実施形態2の半導体レーザ素子1では、
閾値は72mAで効率は0.49W/Aであり、従来に
比べて特性の向上が見られる。さらに、20mWを超え
た光出力でも飽和することが無く、高温でも非常に良好
な特性を示している。
【0053】これは、u−GaInPAs拡散抑制層1
4を導入したことにより、p型クラッド層(p−AlG
aInP層25:p−クラッド層)の濃度を活性層13
近傍まで高い濃度で保つことができたためである。
【0054】つぎに、図7の25℃で光出力5mWで測
定した遠視野像を参照しながら説明する。図7(a)は
水平方向遠視野像、図7(b)は垂直方向遠視野像であ
る。水平方向の遠視野像角度は、従来方法で作製した半
導体レーザ素子は8.8°で、本実施形態2で作製した
半導体レーザ素子1は9.2°であり、ほとんど差が無
いことがわかる。
【0055】これに対して、垂直方向の遠視野像は、従
来方法で作製した半導体レーザ素子では28.4°であ
るのに対して、本実施形態2で作製した半導体レーザ素
子1では30.2°となり、約2°大きくなる。これ
は、u−GaInPAs拡散抑制層14に用いたGaI
nPAs層の屈折率はクラッド層であるp−AlGaI
nP層25に対して大きいためであるが実用上支障はな
い。
【0056】本実施形態2による半導体レーザ素子は、
実施形態1の半導体レーザ素子1と同様に携帯用機器、
自動車搭載用機器等高温での信頼性が要求される情報用
機器に組み込む半導体レーザとして使用することができ
る。また、本実施形態2の半導体レーザ素子は、今後、
高温対応のシステムである携帯用パソコンに搭載される
可能性のあるDVD−RAMシステムの光源としても使
用できる。さらに、本実施形態2の半導体レーザ素子
は、ポインタ・マーカ等の測量機器にも組み込みが可能
になる。
【0057】(実施形態3)図8乃至図10は本発明の
他の実施形態(実施形態3)である半導体レーザ素子に
係わる図である。図8は半導体レーザ素子の模式的斜視
図、図9(a),(b)は半導体レーザ素子の電流−光
出力特性を示すグラフであり、図6(a)は25℃にお
ける特性図、図6(b)は70℃における特性図、図1
0(a),(b)は半導体レーザ素子の遠視野像を示す
グラフであり、図10(a)は水平方向遠視野像、図1
0(b)は垂直方向遠視野像である。
【0058】本実施形態3の半導体レーザ素子1は、図
8に示すように、素子の中央線に沿って傾斜角度が、例
えば12.5度と傾斜した傾斜面31をn−GaAs基
板11の主面に形成し、この傾斜面部分にも活性層やこ
の活性層を挟むように形成されるクラッド層および本発
明による拡散抑制層等の化合物半導体層を多層に形成し
た構成になっている。
【0059】製造工程断面図は省略するが、半導体レー
ザ素子の製造方法を説明することによって半導体レーザ
素子1の構造を説明することにする。
【0060】最初に、n−GaAs基板11を用意す
る。このn−GaAs基板11はその主面(上面)が、
(001)面より(111)A方向に7°オフ(傾斜)
した高傾斜基板となる。
【0061】n−GaAs基板11の主面に活性層とな
る傾斜面を作製するためホトレジストマスクを素子形成
領域の略左側半分に形成し、フッ酸系のエッチング液で
エッチングして結晶面の違いによるエッチング特性を利
用して共振器方向に沿って延在する傾斜面31を作製す
る。傾斜面31は、GaAs基板の主面に対してθ(例
えば、θ=12.5度)の角度をなしている。これは、
(411)A面に相当する。また、その幅bは例えば、
1.1μmである。
【0062】ホトレジストマスクを除去した後、MOC
VD法により、n−GaAs基板11の主面にn型クラ
ッド層32、アンドープの活性層33、GaInPAs
拡散抑制層34、p型クラッド層35、ZnやSeをド
ープしたドープ層36、p型クラッド層37、p型コン
タクト層38を順次積層形成して多層構造を形成する。
【0063】前記n型クラッド層32は、n−Al
Ga In1−x−y P(x=0.37、y=0.1
6)層からなり、厚さ1.2μm、キャリア濃度5E1
7cm−3となる。即ち、n型クラッド層32はn−A
0.37Ga0.16In 0.47Pとなる。
【0064】前記活性層33は、アンドープGa
1−z P(z=0.43)となり、厚さ20nmと
なる。即ち、アンドープGa0.43In0.57Pと
なる。
【0065】前記GaInPAs拡散抑制層34は、A
Ga In1−a−bAs1−c 層で表記
され、本実施形態3ではAl組成(混晶比)は0、Ga
組成が0.63、As組成が0.05である。即ち、u
−Ga0.63In0.3 0.95As0.05
なる。また、GaInPAs拡散抑制層34は厚さ25
μmとなる。この組成では、バンドギャップは2.01
eV(617nm)、歪み量は−0.67%であるの
で、GaAs基板に略格子整合し、650nm台のレー
ザ光は吸収しない。
【0066】なお、Al組成を0とせず、0よりも大き
く0.40程度までとしてもよい。この場合、混晶比が
大きくなる程、前述したとおり、バンドギャップが大き
くなるので、発生するレーザ光を吸収し難くなり、レー
ザ特性の向上が見込まれる。
【0067】前記p型クラッド層35は、n型クラッド
層32と同一組成のp−AlGaInP層となり、厚さ
0.2μm、キャリア濃度6E17cm−3となる。
【0068】前記ドープ層36はZnやSeをドープし
た前記p型クラッド層35と同じ組成になっている。ド
ープ層36は傾斜面31ではp型伝導性を示し、7度O
FF面ではn型伝導性を示すので電流ブロック層の効果
を持つ。
【0069】前記p型クラッド層37は、前記ドープ層
36と同じ組成のp−AlGaInP層となり、厚さは
0.8μmになっている。
【0070】前記p型コンタクト層38は厚さが3μ
m、キャリア濃度が2E18cm−3となるp−GaA
s層からなっている。
【0071】つぎに、p型コンタクト層38上にp側電
極22を蒸着形成するとともに、n−GaAs基板11
の裏面側にn側電極23を蒸着形成しかつパターニング
する。なお、必要に応じて、n側電極23を形成する前
にn−GaAs基板11の裏面側を所定厚さ除去して所
定厚さとする。
【0072】つぎに、傾斜面31の延在方向に直交する
方向に所定間隔に劈開して短冊体を形成する。そして、
この短冊体の共振器面となる劈開面にそれぞれ被膜(コ
ーティング膜)を形成して所定の屈折率の反射膜を形成
する。その後、再び劈開により短冊体を所定間隔毎に分
割し図8に示すような半導体レーザ素子1を製造する。
半導体レーザ素子1は幅300μm、厚さ100μm、
長さ600μm(共振器長)である。
【0073】このような半導体レーザ素子1は以下のレ
ーザ特性を有する。図9に本実施形態3による半導体レ
ーザ素子1(レーザ素子)の25℃と70℃での電流−
光出力特性を示す。25℃では、従来方法で作製したレ
ーザ素子の閾値は34mA、効率は0.92W/Aであ
り、本実施形態3により作製したレーザ素子の閾値は3
3mA、効率は1.03W/Aであるので、ほとんど差
はない。
【0074】しかし、70℃では、従来方法で作製した
レーザ素子の閾値は58mA、効率は0.62W/Aで
あり、本実施形態3により作製したレーザ素子では閾値
は52mA、効率は0.81W/Aであるので、明らか
に従来素子よりも特性が優れている。
【0075】光が発生する領域は、傾斜面31である
が、この面は(411)A面である。(411)A面は
(100)面から19.5度傾いた面である。p型不純
物であるZnのドーピング条件が同じ場合、面の角度が
大きくなるほどZnが高い濃度でドーピングされること
が知られている。従って、同じ結晶成長条件では、面の
角度が大きい程Znが拡散しやすくなる。
【0076】本実施形態3の場合、基板である7度OF
F面よりも光りが放射される傾斜面31の方が面の角度
が大きいので、Znの拡散が起きやすい。そのため、従
来素子では、レーザ特性を悪化させないために、活性層
直上のp型キャリア濃度を低い濃度に抑えなければなら
なかったが、本発明による拡散抑制層を導入したことに
より、活性層近傍のp型キャリア濃度を高濃度に維持す
ることができるようになった。これにより、高温での特
性が大きく向上した。
【0077】本実施形態3による本素子の遠視野像を図
10に示す。水平方向遠視野像では、従来方法で作製し
たレーザ素子は17.4°であり、本発明によるレーザ
素子は18.1°であるので、ほとんど差はない。垂直
方向遠視野像では、従来法で作製したものは20.2度
であり、本発明によるものは22.3度であり、約2度
本発明による素子の方が大きくなっているが、実用上の
問題はない。
【0078】また、本レーザ素子のアスペクト比は1.
2であり、レーザ光のビーム形状はほぼ円形である。よ
って、本発明により、円形レーザの高温での動作特性を
向上できることがわかった。
【0079】本実施形態3による半導体レーザ素子は、
実施形態1の半導体レーザ素子1と同様に携帯用機器、
自動車搭載用機器等高温での信頼性が要求される情報用
機器に組み込む半導体レーザとして使用することができ
る。また、本実施形態3の半導体レーザ素子は、今後、
高温対応のシステムである携帯用パソコンに搭載される
可能性のあるDVD−RAMシステムの光源としても使
用できる。さらに、本実施形態3の半導体レーザ素子
は、ポインタ・マーカ等の測量機器にも組み込みが可能
になる。
【0080】以上本発明者によってなされた発明を実施
形態に基づき具体的に説明したが、本発明は上記実施形
態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範
囲で種々変更可能であることはいうまでもない。本発明
は少なくともAlGaInP系赤色半導体レーザ素子の
製造技術には適用できる。
【0081】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち代表
的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、下
記のとおりである。
【0082】(1)高温でのレーザ発振の閾値が低く、
かつ効率が高い半導体レーザ素子を提供することができ
る。
【0083】(2)高温域においても光出力の大きな半
導体レーザ素子を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態(実施形態1)である半導
体レーザ素子の模式的斜視図である。
【図2】本実施形態1の半導体レーザ素子の製造におけ
る各工程での模式的断面図である。
【図3】本実施形態1の製法で製造した半導体レーザ素
子の電流−光出力特性を示すグラフである。
【図4】本実施形態1の製法で製造した半導体レーザ素
子の遠視野像を示すグラフである。
【図5】本発明の他の実施形態(実施形態2)である半
導体レーザ素子の模式的斜視図である。
【図6】本実施形態2の製法で製造した半導体レーザ素
子の電流−光出力特性を示すグラフである。
【図7】本実施形態2の製法で製造した半導体レーザ素
子の遠視野像を示すグラフである。
【図8】本発明の他の実施形態(実施形態3)である半
導体レーザ素子の模式的斜視図である。
【図9】本実施形態3の製法で製造した半導体レーザ素
子の電流−光出力特性を示すグラフである。
【図10】本実施形態3の製法で製造した半導体レーザ
素子の遠視野像を示すグラフである。
【符号の説明】 1…半導体レーザ素子,11…n−GaAs基板、12
…n−AlGaInP(n−AlGaInPクラッド
層)、13…活性層(アンドープGaInP活性層)、
14…拡散抑制層(u−GaInPAs拡散抑制層)、
15…p−AlGaInP(p−AlGaInPクラッ
ド層)、16…n−GaAs(n−GaAsキャップ
層)、17…絶縁膜、18…レジストストライプ、19
…リッジストライプ、20…n−GaAs層、21…p
−GaAs層、22…p側電極、23…n側電極、25
…p−AlGaInP層、31…傾斜面、32…n型ク
ラッド層、33…活性層、34…GaInPAs拡散抑
制層、35…p型クラッド層、36…ドープ層、37…
p型クラッド層、38…p型コンタクト層。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】GaAs基板と、 前記GaAs基板の主面上に順次積層形成され、いずれ
    もGaInP/AlGaInP系の化合物半導体層から
    なる第1導電型のクラッド層及び活性層並びに第2導電
    型のクラッド層を有し、 Znを導電型決定不純物原子とする前記一方のクラッド
    層と前記活性層との間に前記Znの前記活性層への拡散
    を抑制する層としてAsを含む拡散抑制層が設けられて
    いることを特徴とする半導体レーザ素子。
  2. 【請求項2】n導電型のGaAs基板と、 前記GaAs基板の主面上に順次形成されるn導電型の
    AlGaInPからなるn−クラッド層及びアンドープ
    のGaInP層乃至アンドープのAlGaInP層を含
    む活性層並びにZnを不純物とするp導電型のAlGa
    InPからなるp−クラッド層を有し、 前記活性層と前記p−クラッド層との間に前記Znが前
    記活性層に拡散するのを抑止するGaInAs系化合物
    半導体層からなる拡散抑制層が設けられていることを特
    徴とする半導体レーザ素子。
  3. 【請求項3】前記拡散抑制層はAl Ga In
    1−a−b As1−c で形成され、前記Alの
    混晶比aは0または0より多く0.4までのいずれかの
    数値となっていることを特徴とする請求項2に記載の半
    導体レーザ素子。
  4. 【請求項4】前記拡散抑制層はAl Ga In
    1−a−b As1−c で形成されるとともに、
    前記Alの混晶比aは0、Gaの混晶比bは0.63、
    Asの混晶比1−cは0.05であり、バンドギャップ
    は2.01eV(ホトルミネッセンス波長617n
    m)、歪み量は−0.67%であり、前記GaAs基板
    に略格子整合する状態にあることを特徴とする請求項2
    に記載の半導体レーザ素子。
  5. 【請求項5】前記GaAs基板の主面は(001)面よ
    り〈111〉A方向に6度〜7度傾斜した面になってい
    ることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の半
    導体レーザ素子。
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