JP2003133631A - 光トランシーバ - Google Patents

光トランシーバ

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JP2003133631A
JP2003133631A JP2001332766A JP2001332766A JP2003133631A JP 2003133631 A JP2003133631 A JP 2003133631A JP 2001332766 A JP2001332766 A JP 2001332766A JP 2001332766 A JP2001332766 A JP 2001332766A JP 2003133631 A JP2003133631 A JP 2003133631A
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JP
Japan
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light emitting
light receiving
optical
optical transceiver
ferrule
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Application number
JP2001332766A
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English (en)
Inventor
Masahiro Sato
正啓 佐藤
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Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Electric Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 小型化を十分に図ることが可能な光トランシ
ーバを提供する。 【解決手段】 光トランシーバ10は、発光素子11を
有する発光モジュール12と、受光素子13を有する受
光モジュール14と、互いに対向する一対の主面15
a,15bを有する配線基板15と、を備える。配線基
板15の一対の主面のうち一の主面15a上に発光モジ
ュール12が搭載されており、一の主面15aとは異な
る他の主面15b上に受光モジュール14が搭載されて
いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光トランシーバに
関する。
【0002】
【従来の技術】光トランシーバは、半導体レーザなどの
発光素子を内蔵する発光モジュールと、フォトダイオー
ドなどの受光素子を内蔵する受光モジュールと、を備え
ている。従来の光トランシーバ90は、図8に示すよう
に、かかる発光モジュール91及び受光モジュール92
が配線基板93の同一主面上に並置され、これら全体が
図示しない筐体内に収容されて構成されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来の光トランシーバでは、発光モジュール及び受光
モジュールが配線基板の同一主面上に並置されていたた
め、発光モジュールと受光モジュールを並べた幅よりも
光トランシーバの幅を小さくすることができず、光トラ
ンシーバの小型化には限界があった。
【0004】本発明は、上記問題点を解消する為になさ
れたものであり、小型化を十分に図ることが可能な光ト
ランシーバを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係る光トランシ
ーバは、発光素子を有する発光モジュールと、受光素子
を有する受光モジュールと、互いに対向する一対の主面
を有する配線基板と、を備える。そして、配線基板の一
対の主面のうち一の主面上に発光モジュールが搭載され
ており、一の主面とは異なる他の主面上に受光モジュー
ルが搭載されている。
【0006】この光トランシーバでは、配線基板の一対
の主面のうち一の主面上に発光モジュールが搭載されて
おり、一の主面とは異なる他の主面上に受光モジュール
が搭載されているため、従来のように同一の主面上に発
光モジュールと受光モジュールを並置しない分だけ光ト
ランシーバの幅を小さくすることができ、もって光トラ
ンシーバの小型化を十分に図ることが可能となる。
【0007】本発明に係る光トランシーバでは、配線基
板は、一対の主面に沿って延びる導体層を、一対の主面
間に有すると好ましい。このようにすれば、例えば導体
層をグランドパターン或いは電源パターン等として利用
することで、導体層がシールドとして機能し、配線基板
の発光モジュール側と受光モジュール側とがアイソレー
トされて互いの干渉が抑制され、通信性能の向上が図ら
れる。
【0008】本発明に係る光トランシーバでは、配線基
板の一の主面と対面する発光モジュールの側面は、その
一の主面と密接していると好ましい。このようにすれ
ば、発光モジュールからの放熱が促進される。
【0009】本発明に係る光トランシーバでは、配線基
板の他の主面と対面する受光モジュールの側面は、その
他の主面と密接していると好ましい。このようにすれ
ば、受光モジュールからの放熱が促進される。
【0010】本発明に係る光トランシーバでは、発光モ
ジュールは、発光素子が封止された発光素子封止部と、
光コネクタプラグが係合される係合部と、を有し、係合
部は、フェルールと、フェルールの一端を突出させてフ
ェルールを封止する樹脂封止部と、フェルールに沿って
延びる樹脂封止部の一対の側面に設けられた突起部と、
を含んでいてもよい。このようにすれば、いわゆるEZ
コネクタのような簡易構造の光コネクタプラグを用い
て、発光モジュールと光ファイバとを光学的に容易に結
合することが可能となる。このとき、発光モジュールの
係合部の突起部と光コネクタプラグの係合爪とを係合さ
せれば、光コネクタプラグの抜けが防止される。
【0011】本発明に係る光トランシーバでは、受光モ
ジュールは、受光素子が封止された受光素子封止部と、
光コネクタプラグが係合される係合部と、を有し、係合
部は、フェルールと、フェルールの一端を突出させてフ
ェルールを封止する樹脂封止部と、フェルールに沿って
延びる樹脂封止部の一対の側面に設けられた突起部と、
を含んでいてもよい。このようにすれば、いわゆるEZ
コネクタのような簡易構造の光コネクタプラグを用い
て、受光モジュールと光ファイバとを光学的に容易に結
合することが可能となる。このとき、受光モジュールの
係合部の突起部と光コネクタプラグの係合爪とを係合さ
せれば、光コネクタプラグの抜けが防止される。
【0012】本発明に係る光トランシーバでは、信号速
度が10Gbps以上であることを特徴としてもよい。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して本発明
に係る光トランシーバの実施形態について説明する。な
お、図面の説明において同一の要素には同一の符号を付
し、重複する説明を省略する。
【0014】図1は、本実施形態に係る光トランシーバ
を備えた光リンクモジュールの構成を示す分解斜視図で
ある。また図2は、本実施形態に係る光トランシーバを
備えた光リンクモジュールの構成を示す縦断面図であ
る。図1及び図2に示すように、光リンクモジュール1
は、光トランシーバ10、筐体50、及びホストコネク
タ60を備えている。
【0015】光トランシーバ10は、半導体レーザなど
の発光素子11を内蔵する発光モジュール12と、フォ
トダイオードなどの受光素子13を内蔵する受光モジュ
ール14と、これら発光モジュール12及び受光モジュ
ール14を搭載する配線基板15とを備えている。
【0016】発光モジュール12は、発光素子11が封
止された発光素子封止部16と、光コネクタプラグ70
が係合される係合部17と、を有している。
【0017】発光素子封止部16は、図2に示すよう
に、発光素子11と、発光素子11を搭載するベース部
材18と、ベース部材18上を覆うカバー19と、を含
んでいる。これらベース部材18及びカバー19は、ア
ルミナ等のセラミックから形成されている。また発光素
子封止部16は、複数のリードピン20と、放熱板21
と、を含んでいる。リードピン20のうち信号ライン用
のリードピンは、z−整合するように設計されている。
これら複数のリードピン20と放熱板21は、図3に示
すように、ベース部材18の底面に取り付けられてい
る。複数のリードピン20と放熱板21はコバールとい
った金属から形成されており、接地ライン用の一部のリ
ードピン20は放熱板21と電気的に接続されている
(ここでは、接地ライン用の一部のリードピン20と放
熱板21とが一体的に形成されている)。
【0018】係合部17は、内部に光ファイバ(図示し
ない)が挿入されたフェルール22と、フェルール22
を保持する円筒状のスリーブ23と、フェルール22の
一端を突出させてフェルール22及びスリーブ23を封
止する樹脂封止部24と、を含んでいる。そして、フェ
ルール22に沿って延びる樹脂封止部24の一対の側面
には、光コネクタプラグ70の係合爪76と係合される
突起部25が設けられている。また、これら一対の側面
には、光コネクタプラグ70を取り付ける際にこの両者
の成す角度を規定するためのガイドリブ26が設けられ
ている。このガイドリブ26は、フェルール22と平行
な方向に延びて一端は突起部25に達する。ガイドリブ
26の他端は、樹脂封止部17の前面近傍まで延びてい
る。ガイドリブ26の他端にはテーパが設けられてお
り、光コネクタプラグ70のガイド溝77に挿入し易く
なっている。なお、発光モジュール12と光コネクタプ
ラグ70との結合については後述する。
【0019】この係合部17は、フェルール22内の光
ファイバと発光素子11とが同じ高さに位置するよう
に、発光素子封止部16のカバー19前面に設けられて
いる。そして、カバー19前面の係合部17が設けられ
る部位には、光を通過させるための孔が形成されてお
り、この孔内にはハーメチックガラス27が配置されて
いる。これにより、ハーメチックガラス27を介して、
発光素子11とフェルール22内の光ファイバとが光学
的に結合されている。
【0020】受光モジュール14は、発光モジュール1
2と同様の構成を有する。すなわち、受光モジュール1
4は、受光素子13が封止された受光素子封止部28
と、光コネクタプラグ70が係合される係合部29と、
を有している。受光素子封止部28は、受光素子13
と、受光素子13を搭載するベース部材30と、ベース
部材30上を覆うカバー31と、を含んでいる。これら
ベース部材30及びカバー31はアルミナ等のセラミッ
クから形成されている。また受光素子封止部28は、複
数のリードピン32と、放熱板33と、を含んでいる。
リードピン32のうち信号ライン用のリードピン32
は、z−整合するように設計されている。これら複数の
リードピン32と放熱板33は、図3に示すように、ベ
ース部材30の底面に取り付けられている。複数のリー
ドピン32と放熱板33は、コバールといった金属から
形成されており、接地ライン用の一部のリードピン32
は放熱板33と電気的に接続されている(ここでは、接
地ライン用の一部のリードピン32と放熱板33とが一
体的に形成されている)。
【0021】係合部29は、内部に光ファイバ(図示し
ない)が挿入されたフェルール34と、フェルール34
を保持する円筒状のスリーブ35と、フェルール34の
一端を突出させてフェルール34及びスリーブ35を封
止する樹脂封止部36と、を含んでいる。そして、フェ
ルール34に沿って延びる樹脂封止部36の一対の側面
には、光コネクタプラグ70の係合爪76と係合される
突起部37が設けられている。また、これら一対の側面
には、光コネクタプラグ70を取り付ける際にこの両者
の成す角度を規定するためのガイドリブ38が設けられ
ている。このガイドリブ38は、フェルール34と平行
な方向に延びて一端は突起部37に達する。ガイドリブ
38の他端は、樹脂封止部36の前面近傍まで延びてい
る。ガイドリブ38の他端にはテーパが設けられてお
り、光コネクタプラグ70のガイド溝77に挿入し易く
なっている。なお、受光モジュール14と光コネクタプ
ラグ70との結合については後述する。
【0022】この係合部29は、フェルール34内の光
ファイバと受光素子13とが同じ高さに位置するよう
に、受光素子封止部28のカバー31前面に設けられて
いる。そして、カバー31前面の係合部29が設けられ
る部位には、光を通過させるための孔が形成されてお
り、この孔内にはハーメチックガラス39が配置されて
いる。これにより、ハーメチックガラス39を介して、
受光素子13とフェルール34内の光ファイバとが光学
的に結合されている。
【0023】配線基板15は、上面15a及び下面15
bが長方形状をなす多層ガラスエポキシ基板から構成さ
れている。配線基板15の典型的な厚みは、0.8mm
〜1.5mmである。この配線基板15の上下面15
a,15bには、図示しない配線パターンが施されてい
る。この配線基板15は、図2に示すように、上層40
と下層41とに挟まれた中間層として導体層42を含む
3層構造を有している。導体層42は銅箔などから構成
されており、配線基板15の上下面15a,15bに沿
うように上層40と下層41との間のほぼ全面に設けら
れている。
【0024】この配線基板15の長手方向後縁部には、
その上下面15a,15bに信号ライン用の複数の配線
パターン43が形成されている。そして、複数の配線パ
ターン43を挟むように、電源ライン用の配線パターン
45、及び接地ライン用の配線パターン46が形成され
ている。これら配線パターン45,46は、配線基板1
5の縁部付近まで、配線パターン43よりも長めに形成
されている。
【0025】かかる構成の配線基板15に、上記した発
光モジュール12及び受光モジュール14が搭載され
て、光トランシーバ10が構成されている。すなわち、
発光モジュール12は、配線基板15上面15aの長手
方向前縁部に搭載されており、また受光モジュール14
は、発光モジュール12が搭載された位置に対応するよ
うに、配線基板15下面15bの長手方向前縁部に搭載
されている。このとき、発光モジュール12及び受光モ
ジュール14は、放熱板21,33を介して配線基板1
5の上下面15a,15bとそれぞれ密接するように搭
載されている。
【0026】筐体50は、図1及び図2に示すように、
両開口端51,52が矩形状をなす筒状の金属ケースか
ら構成されている。この筐体50の一対の側壁の内面そ
れぞれには、側壁の長手方向に沿って設けられた一対の
突条からなるレール部53が設けられている。
【0027】ホストコネクタ60は、図1及び図2に示
すように、樹脂製の四角柱状の部材から構成されてい
る。ホストコネクタ60の前面には配線基板15と嵌合
する凹部61が設けられている。この凹部61の側面に
は、配線基板15の上下面15a,15bにそれぞれ設
けられた配線パターン43,45,46と電気的に接続
される金属ばね端子62が複数設けられている。
【0028】上記した構成のホストコネクタ60は、筐
体50内部の後部開口端52付近に固定されている。そ
して、光トランシーバ10は、配線基板15が筐体50
の一対のレール部53に案内されることにより、前部開
口端51から筐体50内にスライド収容されている。こ
のとき、配線基板15の長手方向後縁部は、ホストコネ
クタ60の前面に設けられた凹部61に嵌合されてい
る。これにより、配線基板15の上下面15a,15b
にそれぞれ設けられた配線パターン43,45,46と
金属ばね端子62とが電気的に接続されている。
【0029】なお、本実施形態に係る光リンクモジュー
ル1では、配線基板15の長手方向後縁部の上下面に、
電源ライン用の配線パターン45、及び接地ライン用の
配線パターン46が、信号ライン用の配線パターン43
より長めに形成されている。よって、配線基板15がホ
ストコネクタ60の凹部61に挿脱されるとき、最初に
電源ライン及び接地ラインがON/OFFされる。この
ように、本実施形態に係る光リンクモジュール1は、ホ
ストコネクタ60の凹部61に配線基板15を挿脱する
ことで、通電したままで光トランシーバ10の交換が可
能であるという、いわゆるホットプラグ可能な構成を備
えている。ここで、本実施形態に係る光リンクモジュー
ル1において、信号速度が10Gbps以上であると
き、通常、かかる信号を光トランシーバ10に直接通す
ことは非常に難しい。よって、本実施形態に係る光リン
クモジュール1では、光トランシーバ10の配線基板1
5の上下面15a,15bに、周波数アップ・ダウン変
換回路が内蔵されたIC47がそれぞれ搭載されてい
る。
【0030】本実施形態に係る光リンクモジュール1に
おいて、発光モジュール12或いは受光モジュール14
と光ファイバ71とは、図4及び図5に示すように、光
コネクタプラグ70を用いて光学的に結合される。この
光コネクタプラグ70は、いわゆるEZコネクタと呼ば
れる樹脂製の簡易コネクタである。
【0031】光コネクタプラグ70は、端部がフェルー
ル(図示せず)に挿入固定された光ファイバ71と、こ
のフェルールを位置決めし固定するスリーブ(図示せ
ず)と、一方から光ファイバ71が導入される導入口7
2を有する光コネクタプラグ筐体73とを備えている。
光コネクタプラグ筐体73の導入口72周囲の内壁と上
記スリーブとで挟まれる領域には、圧縮コイルバネ74
が収納されており、光ファイバ71はこの圧縮コイルバ
ネ74の中央を通過している。
【0032】光コネクタプラグ筐体73は、フェルール
に挿入固定されている光ファイバ71の中心軸に沿って
延び、この中心軸と直交する2方向から、発光モジュー
ル12或いは受光モジュール14の係合部17,29を
挟むための一対の弾性部75を有している。弾性部75
の先端部分の内壁面には、発光モジュール12或いは受
光モジュール14の係合部17,29にある突起部2
5,37と係合するための係合爪76が設けられてい
る。係合爪76の先端は、突起部25,37と容易に嵌
合するように、弾性部75の外面から内側に向く方向に
テーパが設けられている。これに対応して、発光モジュ
ール12或いは受光モジュール14の突起部25,37
は、係合部17,29を光コネクタプラグ70の弾性部
75の間に挟むようにしてフェルール22,34をスリ
ーブに挿入固定する際に、光コネクタプラグ70の係合
爪76が当たる部分にテーパが設けられている。このた
め、光コネクタプラグ70の一対の弾性部75の間に係
合部17,29を挿入しようとすると、係合爪76が突
起部25,37を乗り越えるために弾性部75は弾性的
に外向きにやや広がり、係合爪76が突起部25,37
を乗り越えると、再び元に戻る。このため、係合爪76
が突起部25,37を容易に乗り越えて、係合爪76と
突起部25,37とがかみ合う。これにより、光コネク
タプラグ70の抜けが防止される。特に、光コネクタプ
ラグ70のスリーブと光ファイバ71の導入口72の内
壁との間には圧縮コイルバネ74が設けられているの
で、一旦、突起部25,37と係合爪76が噛み合う
と、係合爪76が突起部25,37から受ける力と圧縮
コイルバネ74の反発力とによって、光コネクタプラグ
70の抜けをより一層防止することができる。
【0033】加えて、弾性部75の内壁面にある係合爪
76の一部分には、係合部17,29のガイドリブ2
6,38の位置及び形状に対応するように、ガイド溝7
7が設けられている。このガイド溝77は、光コネクタ
プラグ70を取り付ける際に、発光モジュール12或い
は受光モジュール14に対する光コネクタプラグ70の
挿入角度を規定する。よって、光コネクタプラグ70を
発光モジュール12或いは受光モジュール14に装着す
るとき、フェルール22,34に荷重が加わることを防
止することができる。また、光コネクタプラグ70に発
光モジュール12或いは受光モジュール14が装着され
た後も、フェルール22,34及びガイドリブ26,3
8を含む平面に垂直な方向に向いた荷重がフェルール2
2,34に加わることを防止することができる。
【0034】図5に示すように、発光モジュール12或
いは受光モジュール14に光コネクタプラグ70が取り
付けられると、発光モジュール12或いは受光モジュー
ル14のフェルール22,34は、光コネクタプラグ7
0のスリーブに収納され固定される。また、このスリー
ブには、光コネクタプラグ70の一方から導入された光
ファイバ71が光コネクタプラグ70のフェルールに挿
入固定されて位置決めされている。このため、双方の光
ファイバのコアの中心軸は同軸に合わされて、フェルー
ル22,34に挿入固定された光ファイバの端面と、光
コネクタプラグ70の一端から導入された光ファイバ7
1の端面とが光学的に結合される。
【0035】次に、本実施形態に係る光トランシーバ1
0を備えた光リンクモジュール1の作用及び効果につい
て説明する。
【0036】本実施形態に係る光トランシーバ10で
は、配線基板15の上面15aに発光モジュール12が
搭載されており、下面15bに受光モジュール14が搭
載されているため、従来のように配線基板の同一面上に
発光モジュールと受光モジュールを並置しない分だけ光
トランシーバ10の幅を小さくすることができる。発明
者の実験によれば、かかる構成とすることにより、光ト
ランシーバ10の幅を1インチ(25.4mm)以下に
収めることができることが確認されている。このよう
に、本実施形態に係る光トランシーバ10によれば、小
型化を十分に図ることが可能となる。
【0037】ここで、本実施形態に係る光トランシーバ
10を備えた光リンクモジュール1は、図6に示すよう
に、マザーボード80に複数搭載されてルータやスイッ
チなど光ネットワーク機器を構成する。10Gbpsル
ータでは、マザーボード80の一辺に8個以上の光リン
クモジュール1を並置しなければならない。このとき、
本実施形態に係る光トランシーバ10によれば、その幅
が小さく小型化が十分に図られているため、かかる光ト
ランシーバ10を備える複数の光リンクモジュール1
を、マザーボード80の一辺に高密度で搭載することが
できる。その結果、光ポート密度の向上を図ることが可
能となる。
【0038】また本実施形態に係る光トランシーバ10
では、配線基板15の上面15aと下面15bとの間に
導体層42が設けられているため、例えば導体層42を
グランドパターン或いは電源パターン等として利用する
ことで、導体層42がシールドとして機能し、配線基板
15の発光モジュール12側と受光モジュール14側と
がアイソレートされて互いの干渉が抑制される。その結
果、通信性能の向上を図ることが可能となる。
【0039】また本実施形態に係る光トランシーバ10
では、配線基板15の上面15aと対面する発光モジュ
ール12の側面は上面15aと密接しており、また配線
基板15の下面15bと対面する受光モジュール14の
側面は下面15bと密接しているため、発光モジュール
12及び受光モジュール14からの放熱を促進すること
が可能となる。すなわち、信号速度が10Gbps以上
では、発光素子11及び受光素子13からの発熱、特に
発光素子11からの発熱が非常に大きくなるため、効果
的な放熱対策が必要である。このとき、本実施形態に係
る光トランシーバ10では、空気対流による自然冷却の
他に、発光モジュール12と受光モジュール14とが放
熱板21,33を介して配線基板15に密接されている
ため、配線基板15への放熱が加速される。従って、発
光モジュール12及び受光モジュール14に過度の熱が
蓄積されることが抑制されて、熱的に安定した通信性能
を発揮することが可能となる。
【0040】また本実施形態に係る光トランシーバ10
では、いわゆるEZコネクタのような簡易構造の光コネ
クタプラグ70を用いて、発光モジュール12或いは受
光モジュール14と光ファイバ17とを光学的に容易に
結合することが可能となる。また、発光モジュール12
或いは受光モジュール14の係合部17,29の突起部
25,37と光コネクタプラグ70の係合爪76とを係
合させることで、光コネクタプラグ70の抜けを防止す
ることが可能となる。
【0041】また本実施形態に係る光トランシーバ10
では、配線基板15の上下面15a,15bに周波数ア
ップ・ダウン変換回路が内蔵されたIC47がそれぞれ
搭載されているため、信号速度が10Gbps以上であ
る高速伝送に好適である。特に、配線基板15は小型化
されて信号ラインが極力短くされており、また発光モジ
ュール12及び受光モジュール14のリードピン20,
32もz−整合されているため、かかる高速伝送におい
ても信号ラインは低インピーダンスに維持され、信号の
反射やひずみ等を抑制することが可能となる。
【0042】なお、本発明は上記した実施形態に限定さ
れるものではなく、種々の変形が可能である。
【0043】例えば、上記した実施形態では、図1及び
図2に示すように、光トランシーバ10、筐体50、及
びホストコネクタ60を備える光リンクモジュール1に
ついて説明したが、これに限定されることなく、図7に
示すように、筐体50の代わりに、溝86を備える一対
のレール85を用いて光リンクモジュール1を構成して
もよい。
【0044】
【発明の効果】本発明によれば、小型化を十分に図るこ
とが可能な光トランシーバが提供される。従って、例え
ば、この光トランシーバを複数用いてルータやスイッチ
などの光ネットワーク機器を構成すれば、光ポート密度
の向上を図ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態に係る光トランシーバを備えた光リ
ンクモジュールの構成を示す分解斜視図である。
【図2】本実施形態に係る光トランシーバを備えた光リ
ンクモジュールの構成を示す縦断面図である。
【図3】発光モジュール及び受光モジュールの底面の構
成を示す斜視図である。
【図4】光コネクタプラグとの結合の様子を示す図であ
る。
【図5】光コネクタプラグとの結合の様子を示す図であ
る。
【図6】本実施形態に係る光トランシーバを備えた光リ
ンクモジュールがマザーボードに複数搭載されている様
子を示す斜視図である。
【図7】光トランシーバを備える光リンクモジュールの
変形例の構成を示す分解斜視図である。
【図8】従来の光トランシーバの構成を示す平面図であ
る。
【符号の説明】
1…光リンクモジュール、10…光トランシーバ、11
…発光素子、12…発光モジュール、13…受光素子、
14…受光モジュール、15…配線基板、16…発光素
子封止部、17,29…係合部、21,33…放熱板、
22,34…フェルール、24,36…樹脂封止部、2
5,37…突起部、28…受光素子封止部、40…上
面、41…下面、42…導体層、50…筐体、60…ホ
ストコネクタ、70…光ファイバコネクタ、76…係合
爪。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H037 BA04 BA13 DA03 DA04 DA06 DA15 DA33 DA36 5F073 AB28 BA01 EA29 FA02 FA15 FA30 5F088 AA01 BA15 BB01 EA11 EA20 JA03 JA14

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発光素子を有する発光モジュールと、 受光素子を有する受光モジュールと、 互いに対向する一対の主面を有する配線基板と、を備
    え、 前記配線基板の前記一対の主面のうち一の主面上に前記
    発光モジュールが搭載されており、前記一の主面とは異
    なる他の主面上に前記受光モジュールが搭載されている
    光トランシーバ。
  2. 【請求項2】 前記配線基板は、前記一対の主面に沿っ
    て延びる導体層を、該一対の主面間に有する請求項1に
    記載の光トランシーバ。
  3. 【請求項3】 前記配線基板の前記一の主面と対面する
    前記発光モジュールの側面は、該一の主面と密接してい
    る請求項1に記載の光トランシーバ。
  4. 【請求項4】 前記配線基板の前記他の主面と対面する
    前記受光モジュールの側面は、該他の主面と密接してい
    る請求項1に記載の光トランシーバ。
  5. 【請求項5】 前記発光モジュールは、前記発光素子が
    封止された発光素子封止部と、光コネクタプラグが係合
    される係合部と、を有し、 前記係合部は、フェルールと、該フェルールの一端を突
    出させて該フェルールを封止する樹脂封止部と、該フェ
    ルールに沿って延びる該樹脂封止部の一対の側面に設け
    られた突起部と、を含む請求項1に記載の光トランシー
    バ。
  6. 【請求項6】 前記受光モジュールは、前記受光素子が
    封止された受光素子封止部と、光コネクタプラグが係合
    される係合部と、を有し、 前記係合部は、フェルールと、前記フェルールの一端を
    突出させて該フェルールを封止する樹脂封止部と、該フ
    ェルールに沿って延びる該樹脂封止部の一対の側面に設
    けられた突起部と、を含む請求項1に記載の光トランシ
    ーバ。
  7. 【請求項7】 信号速度が10Gbps以上である請求
    項1に記載の光トランシーバ。
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