JP2003133563A - 光半導体装置 - Google Patents

光半導体装置

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JP2003133563A
JP2003133563A JP2001331907A JP2001331907A JP2003133563A JP 2003133563 A JP2003133563 A JP 2003133563A JP 2001331907 A JP2001331907 A JP 2001331907A JP 2001331907 A JP2001331907 A JP 2001331907A JP 2003133563 A JP2003133563 A JP 2003133563A
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Yoshinari Umetani
良成 梅谷
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Kyocera Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光半導体装置内部で外光の入射による乱反射
光が発生するのを抑制して光半導体素子の受光部に乱反
射光が入り込むのを防ぎ、光半導体装置の受光特性を良
好なものとすること。 【解決手段】 上側主面に凹部2aが形成された基体2
と、凹部2aの底面2bに載置され、上面の中央部に受
光部3aが設けられているとともに外周部に電極4が形
成された光半導体素子3と、上側主面の凹部2aの周囲
の略全周に設けられた樹脂層7と、樹脂層7の上部で接
着されて光半導体素子3を封止する透光性蓋体8とを具
備し、凹部2aの底面2bの光半導体素子3の周囲に光
半導体素子3の上面以下の高さを有する光吸収性部材9
が設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、フォトダイオー
ド,ラインセンサ,イメージセンサ等の受光素子である
光半導体素子またはこれらの受光部を有する光半導体素
子を具備した光半導体装置に関する。 【0002】 【従来の技術】従来のフォトダイオード(PD),ライ
ンセンサ,イメージセンサ等の受光素子である光半導体
素子またはこれらの受光部を有する光半導体素子を具備
した光半導体装置を図4および図5に示す。図4および
図5において、101は、基体102、光半導体素子1
03および透光性蓋体108から主に構成される光半導
体装置である。102aは基体102の上側主面に形成
された凹部、102bは凹部102aの底面、102c
は基体102の側壁部、103は基体102に実装され
る光半導体素子、103aは光半導体素子103の上面
の中央部に設けられた受光部、104は光半導体素子1
03の上面の外周部に設けられた電極である。また、1
05は基体102の凹部102aの底面102bの外周
部に設けられた電極パッド、106はボンディングワイ
ヤ、107は基体102の上側主面の凹部102aの周
囲の略全周に設けられた樹脂層、108はガラス等から
なる透光性蓋体である。 【0003】この光半導体装置101を構成する基体1
02はセラミックス等からなり、基体102の底板部の
上面の外周部に、別体の枠状の側壁部102cが設けら
れている。基体102の底板部と側壁部102cとは一
体的に形成されていてもよい。また、基体102の凹部
102aの底面102bの外周部には電極パッド105
が設けられている。 【0004】光半導体素子103は基体102の底面1
02bに載置され接着固定されており、光半導体素子1
03の上面の外周部には電極104が設けられている。
電極104と電極パッド105とは、Au,Al等から
なるボンディングワイヤ106により電気的に接続され
る。また、透光性蓋体108が樹脂層107を介して基
体102の側壁部102cの上面に接着固定される。そ
して、基体102の凹部102aの底面102bの最外
周部に光半導体素子103を囲むように、Feを主成分
とするFe−Ni−Co合金等からなる遮光板109が
設けられており、その遮光板109は光半導体素子10
3の上面よりも高い位置に設置されている。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の光半導体装置101においては、光半導体装置10
1内の光半導体素子103部に外部より入射する光の一
部が、遮光板109と光半導体素子103との隙間を通
過し、光半導体素子103の側面や光半導体素子103
の下面を固定するための接着剤等で反射し、さらにその
反射光が光半導体装置101内部で乱反射し、その結
果、光半導体素子103の受光部103aに入り込んで
光半導体素子103が正常に作動しない場合があるとい
う問題があった。 【0006】このような問題があることから、例えば光
半導体装置101をカメラ等に組み込んだ場合、光半導
体装置101内部で乱反射光が発生し、画像の取り込み
に不具合が生じるといった問題点が発生していた。 【0007】従って、本発明は上記問題に鑑みて完成さ
れたものであり、その目的は、光半導体装置内部で外光
の入射による乱反射光が発生するのを抑制して光半導体
素子の受光部に乱反射光が入り込むのを防ぎ、光半導体
装置の受光特性を良好なものとすることにある。 【0008】 【課題を解決するための手段】本発明の光半導体装置
は、上側主面に凹部が形成された基体と、前記凹部の底
面に載置され、上面の中央部に受光部が設けられている
とともに外周部に電極が形成された光半導体素子と、前
記上側主面の前記凹部の周囲の略全周に設けられた樹脂
層と、該樹脂層の上部で接着されて前記光半導体素子を
封止する透光性蓋体とを具備した光半導体装置であっ
て、前記凹部の底面の前記光半導体素子の周囲に前記光
半導体素子の上面以下の高さを有する光吸収性部材が設
けられていることを特徴とする。 【0009】本発明の光半導体装置は、上記の構成によ
り、光半導体装置内の光半導体素子部に外部より入射す
る光の一部が、光半導体素子の側面や光半導体素子を固
定するための接着剤等で反射し、その反射光が光半導体
装置内部で乱反射して光半導体素子の受光部に入り込む
のを抑制して、光半導体装置の受光特性を良好にするこ
とができる。その結果、光半導体装置をカメラ等に組み
込んだ場合、画像の取り込みに不具合が生じるといった
問題が解消される。 【0010】 【発明の実施の形態】本発明の光半導体装置について以
下に詳細に説明する。図1は本発明の光半導体装置につ
いて実施の形態の一例を示す断面図、図2は図1の光半
導体装置における光吸収性部材部(A部)の拡大断面
図、図3は図1の光半導体装置の平面図である。これら
の図において、1は、基体2、光半導体素子3、透光性
蓋体8および光吸収性部材9から主に構成される光半導
体装置である。2aは基体2の上側主面に形成された凹
部、2bは凹部2aの底面、2cは基体2の側壁部、3
は基体2に実装される光半導体素子、3aは光半導体素
子3の上面の中央部に設けられた受光部、4は光半導体
素子3の上面の外周部に設けられた入出力用の電極であ
る。また、5は基体2の凹部2aの底面2bの外周部に
設けられた電極パッド、6はAu,Al等から成るボン
ディングワイヤ、7は基体2の上側主面の凹部2aの周
囲の略全周に設けられた樹脂層、8はガラス,石英,サ
ファイヤ,透明樹脂等からなる透光性蓋体である。 【0011】本発明の光半導体装置1は、上側主面に凹
部2aが形成された基体と、凹部2aの底面2bに載置
され、上面の中央部に受光部3aが設けられているとと
もに外周部に電極4が形成された光半導体素子3と、上
側主面の凹部2aの周囲の略全周に設けられた樹脂層7
と、樹脂層7の上部で接着されて光半導体素子3を封止
する透光性蓋体8とを具備し、凹部2aの底面2bの光
半導体素子3の周囲に光半導体素子3の上面よりも高さ
が低い光吸収性部材9が設けられた構成である。 【0012】この光半導体装置1を構成する基体2はセ
ラミックス等からなり、基体2の底板部の上面の外周部
に、別体の枠状の側壁部2cが設けられている。基体2
の底板部と側壁部2cとは一体的に形成されていてもよ
い。また、基体2の凹部2aの底面2bの外周部には電
極パッド5が設けられている。 【0013】光半導体素子3は基体2の底面2bに載置
され接着固定されており、光半導体素子3の上面の外周
部には電極4が設けられている。電極4と電極パッド5
とは、Au,Al等からなるボンディングワイヤ6によ
り電気的に接続される。また、透光性蓋体8が樹脂層7
を介して基体2の側壁部2cの上面に接着固定される。 【0014】本発明の光吸収性部材9は、光半導体素子
3の受光感度波長領域、即ち可視光波長領域から不可視
光波長領域にわたる波長領域のうち光半導体素子3が作
動する波長領域の光の90%以上を吸収するもの(反射
率が10%以下のもの)が好ましい。光の吸収が90%
未満では、光半導体装置内部の乱反射光が光半導体素子
の受光部に入り込み易くなって光半導体装置の受光特性
が劣化する傾向にある。 【0015】光吸収性部材9の形状は光半導体素子3の
周囲の略全周を囲むような枠状体であり、また光吸収性
部材9の高さは光半導体素子3の上面以下である。光吸
収性部材9の高さが光半導体素子3の上面より高くなる
と、光半導体素子3と基体2の電極パッド5を電気的に
接続するボンディングワイヤ6に光吸収性部材9が接触
して光半導体素子3が正常に作動しにくくなる。具体的
には、光半導体素子3の高さが一般に700μm程度で
あることから、光吸収性部材9の高さは150〜700
μmが好ましい。150μm未満の場合、光吸収性部材
9を固定するための接着剤11が光吸収性部材9上面へ
這い上がり、その接着剤によって外部より入射する光の
乱反射が発生し、その結果光半導体装置1をカメラ等に
組み込んだ場合画像の取り込みに不具合が生じ易くな
る。700μmを超える場合、光半導体素子3と基体2
の電極パッド5を電気的に接続するボンディングワイヤ
6に光吸収性部材9が接触して光半導体素子が正常に作
動しにくくなる。 【0016】より好ましくは、光吸収性部材9の高さ
は、光半導体素子3の高さの1/2以上であり光半導体
素子3の上面より低いことがよい。これにより、光の乱
反射を確実に抑制することができ、またボンディングワ
イヤ6への光吸収性部材9の接触を確実に防ぐことがで
きる。 【0017】光吸収性部材9の設置場所は、基体2の凹
部2aの底面2bで光半導体素子3の周囲であり、光吸
収性部材9が光半導体素子3に接触しないように隙間が
あることが好ましい。光吸収性部材9が光半導体素子3
に接触していると、光吸収性部材9の下面を固定するた
めの接着剤11が、毛細管現象により光吸収性部材9の
側面と光半導体素子3の側面との間の僅かな隙間を這い
上がって光吸収性部材9上面に達し、光吸収性を劣化さ
せる場合がある。また、光半導体素子3を固定するため
の接着剤10が、同様に毛細管現象により光吸収性部材
9の側面と光半導体素子3の側面との間の僅かな隙間を
這い上がって光半導体素子3の上面に達した場合、光半
導体素子3の上面に形成されている電気回路が正常に作
動しない場合がある。 【0018】具体的には、図2に示すように、光半導体
素子3の側面と上面に電極パッド5が形成された枠状の
階段部5aとの間の間隔をaとしたときに、光吸収性部
材9の幅bは間隔aの60〜90%であるのがよく、光
半導体素子3の側面と光吸収性部材9との間隔cおよび
光吸収性部材9と階段部5aとの間隔dは、上記の理由
からそれぞれ100〜500μmが好ましい。100μ
m未満の場合、間隔aに対する光吸収性部材9の幅の占
有率が90%を超えて、接着剤10,接着剤11が光半
導体素子3と光吸収性部材9との間および光吸収性部材
9と階段部5aとの間を這い上がり、光半導体素子3の
上面および光吸収性部材9の上面に達した場合、接着剤
10が導電性を有している場合には光半導体素子3上面
の回路配線パターンを短絡させて光半導体素子3が正常
に機能しないといった問題が生じる。500μmを超え
る場合、間隔aに対する光吸収性部材9の占有率が60
%未満に低下し、外部より入射する光の乱反射によって
光半導体装置1の輝度むらが8%を超え、光半導体装置
1で受像した画像が劣化するといった問題が生じ易くな
る。 【0019】なお、光吸収性部材9を設置する際は、エ
ポキシ系樹脂,シリコーン系樹脂,ポリエーテルアミド
系樹脂等から成る接着剤を用いて固定し、光半導体素子
3と光吸収性部材9のいずれか一方を先に接着固定し、
次に他方を接着固定しても良いし、光半導体素子3を搭
載する際に同じ接着剤で同時に光吸収性部材9を接着固
定をしてもよい。 【0020】光吸収性部材9の材料は、樹脂等の有機材
料、セラミックス等の無機材料が良く、有機材料の場
合、透光性蓋体8の下面の外周部に接着されて光半導体
装置1を封止する樹脂層7の封止温度200℃程度によ
って軟化や融解を起こさない材料が好ましい。即ち、樹
脂層7として熱硬化性接着剤を用いた場合、その封止温
度は一般に200℃程度であり、光吸収性部材9は透光
性蓋体8の接着時に200℃で軟化や融解を起こさない
ような耐熱性があることが必要となる。 【0021】光吸収性部材9が有機材料から成る場合、
アクリル系樹脂,エポキシ系樹脂,シリコーン系樹脂,
ポリエーテルアミド系樹脂等から成り、光吸収性を付与
するために、例えば黒色,茶褐色,暗緑色,濃青色等の
暗色系の染料や顔料を混入させる。顔料としては、カー
ボン,チタン,酸化鉄等またはこれらの2種以上の混合
物がよく、この場合黒色系の顔料となり最も光吸収性に
富むものとなる。また、アルミナ等の粒子を用いること
もでき、これはCr等を混入することで濃紫色となる。 【0022】顔料等の粒子を用いる場合、光吸収性部材
9の全固形成分に対する含有量は0.1〜10重量%が
よく、0.1重量%未満では着色が困難であり、10重
量%を超えると、それ以上の色調の変化は現れにくくな
り光吸収性の効果はほとんど変わらない。逆に、顔料の
含有率の増大に伴い光吸収性部材9の加工性が劣化する
傾向にある。例えば、切断加工によって切断面にバリ,
ダレ等が発生したり、加工による光吸収性部材9の変形
等が生じ易くなる。 【0023】また、顔料等の粒子の平均粒径は約0.0
5〜1μmがよく、0.05μm未満では粒子が凝集し
て分散性が低下し易くなる。1μmを超えると、光吸収
性部材9に顔料による色調のムラが生じて光吸収性が劣
化する傾向がある。即ち、半導体素子3の輝度むらが高
くなる傾向がある。 【0024】染料を用いる場合、ゼラチン,グリュー,
ガゼイン等の天然樹脂またはアミン変性ポリビニルアル
コール等の合成樹脂から成る染料基材を酸性染料等の染
料で染色して、それを樹脂に混入させることにより着色
し得る。 【0025】また、光吸収性部材9の表面での光の反射
や散乱を抑制するために、艶消し剤を含有させてもよ
い。 【0026】また無機材料の場合は、FeやAlを主成
分とする合金を素材とし、黒Cr処理、及び黒アルマイ
ト処理等の光を反射し難い表面処理を施したものや、ア
ルミナ(Al23)セラミックス,窒化アルミニウム
(AlN)セラミックス,炭化珪素(SiC)セラミッ
クス,窒化珪素(Si34)セラミックス,ガラスセラ
ミックス等のセラミックスでも良い。但し、セラミック
スの場合、光吸収性部材9としての役割から暗色系のセ
ラミックス、例えば黒色セラミックス(Moを含有)や
赤紫色セラミックス(Mnを含有)等が好ましい。 【0027】本発明の基体2は、アルミナセラミック
ス,窒化アルミニウムセラミックス,炭化珪素セラミッ
クス,窒化珪素セラミックス,ガラスセラミックス等の
セラミックス、またはFe−Ni−Co合金,Fe−N
i合金,Al,Cu等の金属から成る。 【0028】また、熱膨張係数差による熱応力の発生を
防ぐといった点で、側壁部2cも基体2と同様の材料か
ら成るのがよい。基体2の上側主面には、光半導体素子
3を収容し底面2bに載置するための凹部2aが形成さ
れており、凹部2aの底面2bの外周部に電極パッド5
が設けられている。この電極パッド5は、基体2の側壁
部2c外面および基体2の下側主面等に形成されたメタ
ライズ層等から成る配線パターンやリード端子等(図示
せず)を介して外部電気回路等に接続される。 【0029】光半導体素子3は、その上面の中央部に受
光部3aが設けられており、その上面の受光部3aの周
囲である外周部には、入出力用の電極4が設けられてい
る。光半導体素子3は、PD,ラインセンサ,イメージ
センサ,CCD(Charge Coupled Device)、EPRO
M(Erasable and Programmable ROM)等の受光素
子、またはこれらの受光部を有する光半導体素子であ
る。 【0030】樹脂層7は、アクリル系樹脂,エポキシ系
樹脂,シリコーン系樹脂,ポリエーテルアミド系樹脂等
から成る。この樹脂層7は、余計な外光の入射を遮断す
るために、上記したような黒色,茶褐色,暗緑色,濃青
色等の暗色系の顔料や染料を混入させてもよい。 【0031】なお、本発明は上記実施の形態に限定され
るものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲であれ
ば種々の変更は可能である。 【0032】 【実施例】本発明の実施例を以下に説明する。 【0033】(実施例)まず、光半導体素子3としてイ
メージセンサ素子、アルミナセラミックスから成る基体
2、ガラスから成る透光性蓋体8、Auから成るボンデ
ィングワイヤ6、光吸収性部材9としてFeを主成分と
したFe−Ni−Co合金の表面を黒Cr処理を施した
ものを用い、基体2と光半導体素子3をエポキシ樹脂か
ら成る接着剤10で接着固定し、凹部2aの底面2bで
光半導体素子3の周囲に枠状の光吸収性部材9をエポキ
シ樹脂から成る接着剤11で接着固定した。また、光半
導体素子3の電極と基体2の電極パッド5とをボンディ
ングワイヤ6によって電気的に接続した。その後、基体
2と透光性蓋体8とをエポキシ樹脂から成る接着層7で
接着封止することにより、本発明の光半導体装置1(サ
ンプルA)を作製した。 【0034】また、比較例として、上記実施例と同じ光
半導体素子3、基体2、透光性蓋体8、ボンディングワ
イヤ6、光吸収性部材9を用い、光半導体素子3の上面
より上方の位置に光吸収性部材9を凹部2a内に設置す
ることにより、従来構成(図4)の光半導体装置101
(サンプルB)を作製した。なお、光吸収性部材9の設
置は、凹部102aの底面102bの外周部に枠状の階
段部をセラミック積層法や別途作製して形成し、その階
段部上に光吸収性部材9を接着することによって行なっ
た。 【0035】そして、これらのサンプルA,Bの各10
個について、実際に画像を取り込み、輝度むら特性をイ
メージテスタを用いて測定し、各サンプルの輝度むらが
何%であるかを求めた。これらの輝度むら特性の測定結
果を表1に示す。なお、輝度むらの値は全サンプルの受
光感度が同一とみなした場合の値であるが、光半導体素
子3として全て同じものを使用していることから、それ
らの受光感度はほとんど同一であるとみなすことができ
る。 【0036】 【表1】 【0037】表1より、従来品であるサンプルBの輝度
むらが平均して約5%であったのに対し、本発明品であ
るサンプルAは輝度むらが全て2%以内に抑えられてお
り、本発明の光半導体装置が従来のものより優れた輝度
むら特性を有していることが確認された。 【0038】なお、本発明は上記実施の形態および実施
例に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々
の変更を行なうことは何ら差し支えない。 【0039】 【発明の効果】本発明は、上側主面に凹部が形成された
基体と、凹部の底面に載置され、上面の中央部に受光部
が設けられているとともに外周部に電極が形成された光
半導体素子と、上側主面の凹部の周囲の略全周に設けら
れた樹脂層と、樹脂層の上部で接着されて光半導体素子
を封止する透光性蓋体とを具備し、凹部の底面の光半導
体素子の周囲に光半導体素子の上面以下の高さを有する
光吸収性部材が設けられていることにより、光半導体装
置内の光半導体素子部に外部より入射する光の一部が、
光半導体素子の側面や光半導体素子を固定するための接
着剤等で反射し、その反射光が光半導体装置内部で乱反
射して光半導体素子の受光部に入り込むのを抑制して、
光半導体装置の受光特性を良好にすることができる。そ
の結果、光半導体装置をカメラ等に組み込んだ場合、画
像の取り込みに不具合が生じるといった問題が解消され
る。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の光半導体装置について実施の形態の一
例を示す断面図である。 【図2】本発明の光半導体装置における光吸収性部材の
部分(図1のA部)の拡大断面図である。 【図3】図1の光半導体装置の平面図である。 【図4】従来の光半導体装置の断面図である。 【図5】図4の光半導体装置の平面図である。 【符号の説明】 1:光半導体装置 2:基体 2a:凹部 2b:底面 2c:側壁部 3:光半導体素子 3a:受光部 4:電極 5:電極パッド 6:ボンディングワイヤ 7:樹脂層 8:透光性蓋体 9:光吸収性部材

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 上側主面に凹部が形成された基体と、前
    記凹部の底面に載置され、上面の中央部に受光部が設け
    られているとともに外周部に電極が形成された光半導体
    素子と、前記上側主面の前記凹部の周囲の略全周に設け
    られた樹脂層と、該樹脂層の上部で接着されて前記光半
    導体素子を封止する透光性蓋体とを具備した光半導体装
    置であって、前記凹部の底面の前記光半導体素子の周囲
    に前記光半導体素子の上面以下の高さを有する光吸収性
    部材が設けられていることを特徴とする光半導体装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015162506A (ja) * 2014-02-26 2015-09-07 京セラ株式会社 撮像素子実装用基板及び撮像装置

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